JP2002035422A - 情報処理装置および方法、並びに提示システム - Google Patents

情報処理装置および方法、並びに提示システム

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JP2002035422A
JP2002035422A JP2000220928A JP2000220928A JP2002035422A JP 2002035422 A JP2002035422 A JP 2002035422A JP 2000220928 A JP2000220928 A JP 2000220928A JP 2000220928 A JP2000220928 A JP 2000220928A JP 2002035422 A JP2002035422 A JP 2002035422A
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JP
Japan
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data
swing
terminal device
signal
component
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Application number
JP2000220928A
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English (en)
Inventor
Tetsushi Kokubo
哲志 小久保
Kazuyuki Marukawa
和幸 丸川
Norifumi Yoshihara
典文 吉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 状況に応じて、簡単に、利用者に与える揺動
を変更する。 【解決手段】 揺動生成レベル生成装置22は、端末装
置が送信する、ゲームクリア回数情報の受信を制御す
る。画像処理装置21は、映像信号を基に、画像に対応
する揺動信号を生成する。揺動生成レベル生成装置22
は、ゲームクリア回数情報に対応させて、揺動生成レベ
ル信号の記録を制御するとともに、ゲームクリア回数情
報を基に、揺動生成レベル信号を選択する。画像処理装
置21は、選択された揺動生成レベル信号を基に、揺動
信号の振幅を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び方法、並びに提示システムに関し、特に、画像に対応
させて揺動を提示する情報処理装置および方法、並びに
提示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】アミューズメントパーク、ゲームセン
タ、または遊技場などにおいて、画像を表示すると共
に、画像に対応する振動または揺動を利用者に与えるこ
とにより、利用者が感じる臨場感を増加させる装置が利
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな装置の揺動を制御するための揺動信号は、加速度セ
ンサまたは振動センサなど各種のセンサを使用して生成
されるので、揺動信号の取得には、大変な手間が必要で
ある。そのため、ゲームの進行状況に対応しても、同一
の揺動信号を使用しなければならず、利用者に与える揺
動が変化することは無かった。
【0004】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、状況に応じて、簡単に、利用者に与える揺
動を変更することができるようにすることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、端末装置が送信する、端末装置の利用状況を
示す第1のデータの受信を制御する第1の受信制御手段
と、端末装置が表示する画像を基に、画像に対応する揺
動信号を生成する生成手段と、第1のデータに対応させ
て、揺動信号の振幅を補正する第2のデータの記録を制
御する記録制御手段と、第1のデータを基に、記録され
ている第2のデータを選択する選択手段と、選択された
第2のデータを基に、揺動信号の振幅を補正する補正手
段とを含むことを特徴とする。
【0006】第1のデータは、ゲームのクリア回数を含
むようにすることができる。
【0007】情報処理装置は、端末装置が送信する、揺
動信号の提供に対する課金情報の受信を制御する第2の
受信制御手段と、課金情報を基に、課金の処理を実行す
る課金処理手段とを更に設けることができる。
【0008】記録制御手段は、揺動信号に含まれる成分
毎に振幅を補正する第2のデータの記録を制御し、補正
手段は、第2のデータを基に、揺動信号に含まれる成分
毎に振幅を補正するようにすることができる。
【0009】請求項5に記載の情報処理方法は、端末装
置が送信する、端末装置の利用状況を示す第1のデータ
の受信を制御する受信制御ステップと、端末装置が表示
する画像を基に、画像に対応する揺動信号を生成する生
成ステップと、第1のデータに対応させて、揺動信号の
振幅を補正する第2のデータの記録を制御する記録制御
ステップと、第1のデータを基に、記録されている第2
のデータを選択する選択ステップと、選択された第2の
データを基に、揺動信号の振幅を補正する補正ステップ
とを含むことを特徴とする。
【0010】請求項6に記載の提示システムは、端末装
置が、利用状況を示す第1のデータの送信を制御する送
信制御手段とを含み、情報処理装置が、端末装置の利用
状況を示す第1のデータの受信を制御する第1の受信制
御手段と、端末装置が表示する画像を基に、画像に対応
する揺動信号を生成する生成手段と、第1のデータに対
応させて、揺動信号の振幅を補正する第2のデータの記
録を制御する記録制御手段と、第1のデータを基に、記
録されている第2のデータを選択する選択手段と、選択
された第2のデータを基に、揺動信号の振幅を補正する
補正手段とを含むことを特徴とする。
【0011】請求項1に記載の情報処理装置、および請
求項5に記載の情報処理方法においては、端末装置が送
信する、端末装置の利用状況を示す第1のデータの受信
が制御され、端末装置が表示する画像を基に、画像に対
応する揺動信号が生成され、第1のデータに対応させ
て、揺動信号の振幅を補正する第2のデータの記録が制
御され、第1のデータを基に、記録されている第2のデ
ータが選択され、選択された第2のデータを基に、揺動
信号の振幅が補正される。
【0012】請求項6に記載の提示システムにおいて
は、利用状況を示す第1のデータの送信が制御され、端
末装置の利用状況を示す第1のデータの受信が制御さ
れ、端末装置が表示する画像を基に、画像に対応する揺
動信号が生成され、第1のデータに対応させて、揺動信
号の振幅を補正する第2のデータの記録が制御され、第
1のデータを基に、記録されている第2のデータが選択
され、選択された第2のデータを基に、揺動信号の振幅
が補正される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るゲームシス
テムの一実施の形態を示す図である。端末装置1は、利
用者の操作に対応して、例えば、自動車のレースゲー
ム、オートバイのレースゲーム、またはスキー、若しく
はスノーボードなどのゲームを実行する。端末装置1
は、ゲームを実行するとき、画像を表示すると共に、揺
動を利用者に提示する。
【0014】端末装置1は、内部に画像データ記録部1
1が設けられている。画像データ記録部11は、端末装
置1が表示する画像に対応するデータを記録している。
端末装置1の図示せぬカウンタは、ゲームのステージの
クリア回数を記憶している。端末装置1の図示せぬメモ
リは、ゲームクリア回数情報(クリア回数を含む情報)
を記憶している。
【0015】端末装置1は、ゲームを実行するとき、利
用者から利用料金を徴収するとともに、利用者の操作の
対応するデータ(以下、操作データと称する)を取得す
る。
【0016】端末装置1が利用者から徴収する利用料金
は、端末装置1の使用料金、揺動信号生成装置2の揺動
信号生成の料金、および端末装置3から供給される部品
特性データの利用の料金が含まれる。
【0017】端末装置1は、図示せぬ、専用通信回線、
公衆電話回線、またはインターネットなどの有線または
無線による伝送経路を介して、画像データ記録部11に
記録されている画像データ(ゲームを実行するとき表示
される画像に対応する)を、予め、揺動信号生成装置2
に送信する。
【0018】端末装置1は、利用者からゲームの開始が
要求されたとき、揺動信号生成装置2に、揺動信号生成
装置2の揺動信号の生成に対応する料金、および端末装
置3から供給される部品特性データの利用に対応する料
金を示す、利用料金のデータ、および操作データ(ショ
ックアブソーバ、サスペンション用スプリング、ホイ
ル、またはタイヤなどの部品の選択に対応する情報(以
下、選択部品情報と称する)を含む)と共に、ゲームを
クリアした回数を示すゲームクリア回数情報を送信す
る。
【0019】揺動信号生成装置2は、端末装置1から送
信された、利用料金のデータ、操作データ、およびゲー
ムクリア回数情報を受信する。揺動信号生成装置2は、
利用料金のデータ、操作データ、およびゲームクリア回
数情報を受信したとき、図示せぬ、専用通信回線、公衆
電話回線、またはインターネットなどの有線または無線
による伝送経路を介して、端末装置3から供給される部
品特性データの利用の料金を示す、利用料金のデータを
端末装置3に送信する。
【0020】端末装置3は、ショックアブソーバ、サス
ペンション用スプリング、ホイル、またはタイヤなどの
部品を製造している製造者が管理している装置である。
端末装置3は、揺動信号生成装置2が送信した利用料金
のデータ受信したとき、伝送経路を介して、製造者が製
造している(または販売している)ショックアブソー
バ、サスペンション用スプリング、ホイル、またはタイ
ヤなどの部品の特性を示す部品特性データを揺動信号生
成装置2に送信する。
【0021】揺動信号生成装置2は、端末装置3から受
信した部品特性データ、予め記録している画像データ、
並びに端末装置1から受信した操作データ、およびゲー
ムクリア回数情報を基に、揺動信号を生成する。揺動信
号生成装置2は、伝送路を介して、生成した揺動信号を
端末装置1に供給する。
【0022】端末装置1は、画像を利用者に提示すると
共に、揺動信号生成装置2から受信した揺動信号を基
に、画像に対応する揺動を利用者に提示する。
【0023】図2は、揺動信号生成装置2の構成例を示
す図である。揺動信号生成装置2は、画像処理装置2
1、揺動生成レベル生成装置22、および表示部23で
構成されている。
【0024】画像処理装置21は、特徴量検出部41、
特徴量処理部42、およびゲインコントローラ42から
構成される。
【0025】画像処理装置21は、操作データを基に選
択された画像に対応する映像信号が入力され、揺動生成
レベル生成装置22から供給された揺動生成レベル信
号、および映像信号に対応する揺動信号を生成する。
【0026】揺動生成レベル生成装置22は、変換部5
1を含み、ゲームクリア回数情報および選択部品情報を
基に、揺動信号の振幅を制御するための揺動生成レベル
信号を生成して、生成した揺動生成レベル信号を画像処
理装置21に供給する。
【0027】表示部23は、CRT(Cathode-Ray Tube)
または液晶表示装置などの画像表示装置で構成され、操
作データを基に選択された画像に対応する映像信号を基
に、画像を表示する。
【0028】次に、画像処理装置21および揺動生成レ
ベル生成装置22の詳細について説明する。
【0029】図3は、画像処理装置21の特徴量検出部
41の構成を示すブロック図である。特徴量検出部41
に入力された映像信号は、遅延部71により1フレーム
分遅延された後、フレームバッファ72−1に供給され
る。特徴量検出部41に入力された映像信号は、フレー
ムバッファ72−2にも供給される。
【0030】読み出し部73−1および73−2は、メ
モリ74に記憶されている所定のパターンに従って、そ
れぞれ対応するフレームバッファ72−1および72−
2から、映像信号を読み出し、動きベクトル検出部75
に出力する。
【0031】動きベクトル検出部75は、供給された映
像信号から動きベクトルを検出し、て検出した動きベク
トルを特徴量処理部42に出力する。
【0032】次に、図3に示した特徴量検出部41の動
作について説明する。時刻tにおいて、特徴量検出部4
1に入力された映像信号は、遅延部71とフレームバッ
ファ72−2に供給される。フレームバッファ72−2
は、入力された1フレーム分の映像信号を記憶する。遅
延部71は、映像信号を1フレーム分だけ遅延するの
で、時刻tにおいて、フレームバッファ72−1には、
時刻tより前の時刻t−1における映像信号(時刻tよ
り1フレーム前の映像信号)が記憶されている。
【0033】フレームバッファ72−1に記憶された時
刻t−1における映像信号は、読み出し部73−1によ
り、フレームバッファ72−2に記憶された時刻tにお
ける映像信号は、読み出し部73−2により、それぞれ
読み出される。
【0034】読み出し部73−1および73−2は、そ
れぞれ対応するフレームバッファ72−1または72−
2に記憶されている映像信号のうち、メモリ74に記憶
されているパターンに対応する部分の映像信号を読み出
す。ここで、メモリ74に記憶されているパターンにつ
いて、図4を参照して説明する。
【0035】図4は、メモリ74に記憶されているパタ
ーンの一例を示す図である。1フレームを構成する画素
のなかで、揺動に関係のない部分、例えば、図5に示し
たような、自動車のダッシュボードまたはボンネットに
対応する部分などは揺動に関係のない領域と判断し、そ
の領域を取り除いた領域の中心に位置する画素を収束点
Pとする。収束点Pを中心として上下左右に対称な代表
点Q、例えば、25個(収束点を含む)を設定する。各
代表点Q毎に、その代表点Qが中心に位置する所定の画
素数からなるブロックB、例えば、33×33画素から
なるブロックBを設定する。メモリ74には、このよう
なフレームの画面内における各代表点Qの座標と、ブロ
ックBの大きさが、パターンとして記憶されている。
【0036】読み出し部73−1は、フレームバッファ
72−1に記憶されている時刻t−1における映像信号
のうち、メモリ74に記憶されている上述したようなパ
ターンに対応する画素データ、すなわち、代表点Qの座
標とブロックBの大きさをもとに、各ブロックB内の画
素データを読み出し、動きベクトル検出部75に、参照
ブロックのデータとして出力する。同様に、読み出し部
73−2は、フレームバッファ72−2に記憶されてい
る時刻tにおける映像信号のうち、メモリ74に記憶さ
れているパターンに対応する画素データを読み出し、動
きベクトル検出部75に探索ブロックのデータとして出
力する。
【0037】動きベクトル検出部75は、入力された参
照ブロックのデータと探索ブロックのデータとを用い
て、ブロックマッチングを行うことにより、各代表点Q
における動きベクトルを検出する。従って、この例の場
合、25個の動きベクトルが検出される。
【0038】特徴量演算部76は、動きベクトル検出部
75により検出された25個の動きベクトルを用いて、
そのフレーム(画面)の揺動の水平成分u、垂直成分
v、拡大成分vzoom、および回転成分vrotの合計4成
分を、以下に示す式に基づいて算出する。 水平成分u=(1/n)Σui ・・・(1) 垂直成分v=(1/n)Σvi ・・・(2) 拡大成分vzoom=(1/n)Σvzoomi/di ・・・(3) 回転成分vrot=(1/n)Σvroti/di ・・・(4) なお、添え字のiは、代表点Qiに付けられた番号を示
し、この例では1乃至25まで変化する。また、nは代
表点の個数であるので、この例では25である。式
(1)乃至式(4)により求められる値は、25個の動
きベクトルから得られる各成分u、v、vzoom、vrot
の平均値である。
【0039】上述した各成分u、v、vzoom、vrot
関係を図6を参照して説明する。処理対象となっている
代表点Qiの動きベクトルTの水平方向の成分をui
し、垂直方向の成分をviとする。diは、収束点Pか
ら代表点Qiまでの距離を表すスカラ量である。また、
(Px,Py)は、収束点Pの座標を表し、この座標値
を基準として座標(Qix,Qiy)の代表点Qiまでの
距離が算出される。
【0040】この動きベクトルTの成分(ui,vi
は、代表点Qiを原点としたときの成分である。動きベ
クトルTの、収束点Pと代表点Qiとを結ぶ直線と平行
な方向の成分vzoomiとし、収束点Pと代表点Qiとを結
ぶ直線と直交する方向の成分をvrotiとする。また、収
束点Pと代表点Qiとを結ぶ直線と動きベクトルTとが
なす角度をθとする。このとき、vzoomiとvrotiは、
次式に従って求められる。 vzoomi=(ui 2+vi 2(1/2)COSθ ・・・(5) vroti =(ui 2+vi 2(1/2)SINθ ・・・(6)
【0041】特徴量演算部76は、動きベクトル検出部
75から出力された動きベクトルから、式(1)乃至式
(4)を用いて、特徴量として4成分のデータu、v、
zo om、vrotを算出する。算出された4成分のデータ
u、v、vzoom、vrotは、特徴量処理部42に供給さ
れる。
【0042】ここで、例えば、利用者に対して自動車に
乗っている感じを疑似体験させる場合、どのような揺動
を利用者が座っている椅子に対して加えればよいのかを
考える。自動車の椅子に加えられる揺動には、自動車が
坂道などの勾配のある道を走っているときの路面の前後
方向の傾き、でこぼこした道の上を走っているときの路
面から受ける振動、傾いた路面を走っているときの路面
の左右方向の傾きなどがある。
【0043】これらの揺動は、揺動信号を生成するセン
サが搭載された自動車に対して、実際に加えられた刺激
(実刺激)であり、映像を観察する利用者の椅子に対し
ても、この実刺激と同様な揺動を加えればよい。例え
ば、実刺激が右方向への傾きであれば、利用者の椅子も
右に傾ければよい。これらの揺動は、アクチュエータな
どを利用することにより、利用者用の椅子に加えること
ができる揺動である。
【0044】これに対して、自動車がカーブを曲がると
きの遠心力、加速や減速のときの慣性力、自動車が曲が
る時の自動車首振りに対応する力は、利用者に人工的に
引力を加えることは物理的に不可能であるため、代替的
な揺動(代替刺激)として利用者に加える必要がある。
例えば、加速時の慣性力を表現するために、椅子を加速
に対応して前に移動させて利用者に慣性力を加えること
はできないので、後ろ方向の傾きなどの代替刺激を利用
者の椅子に加える必要がある。
【0045】以下に、上述した実刺激と代替刺激に関す
る揺動、実際に利用者用の椅子に対して加える揺動信号
の成分、並びに、上述した特徴量演算部76により演算
された4成分の関係を示す。 実刺激 表現される成分 揺動信号成分 4成分との関係 路面の前後の傾き pitch Σvの低周波成分 路面からうける振動 z −Σvの高周波成分 路面の左右の傾き roll −Σvrot 代替刺激 表現される成分 揺動信号成分 4成分との関係 曲がる時の遠心力 roll u 加減速による遠心力 pitch dvzoom/dtの低周波成分 曲がる時の自動車首振り yaw −u
【0046】特徴量処理部42は、上述した関係を用い
て、ゲインコントローラ3に供給する揺動信号を生成す
る。
【0047】図7は、特徴量処理部42の構成を示すブ
ロック図である。特徴量検出部41から出力された4成
分のうち、回転成分vrotは、加算器91−1に、水平
成分uは、加算器91−2と符号反転器92−1に、垂
直成分vは、加算器91−3に、拡大成分vzoomは、加
算器91−5と遅延器93−3に、それぞれ入力され
る。加算器91−1には、加算器91−1から出力され
たデータが、遅延器93−1で1クロック分遅延された
後、入力される。同様に、加算器91−3にも、加算器
91−3から出力されたデータが、遅延器93−2で1
クロック分遅延された後、入力される。
【0048】遅延器93−1から出力されたデータは、
加算器91−2に入力される。遅延器93−2から出力
されたデータは、符号反転器92−2を介してHPF(Hig
h Pass Filter)94に出力されると共に、LPF(Low Pa
ss Filter)95−1を介して加算器91−4にも出力
される。加算器91−5に入力された拡大成分v
zoomは、遅延器93−3により1クロック分遅延された
拡大成分vzoomが減算され、LPF95−2を介して加算
器91−4に入力される。
【0049】次に、特徴量処理部42が行う揺動信号成
分roll、yaw、z、およびpitchの算出について説明す
る。特徴量処理部42に入力された回転成分vrotは、
加算器91−1に入力される。加算器91−1は、時刻
tにおいて入力された回転成分vrotと、遅延器93−
1より出力される1単位時間前の時刻t−1のデータと
を加算する。加算器91−1は、このようにして、回転
成分vrotを累積加算(積分)していくことにより、路
面の左右の傾きを表現する揺動信号成分roll(Σ
rot)を算出する。しかしながら、路面の左右の傾き
を表現する揺動信号成分rollは、−Σvrotなので、加
算器91−2は、遅延器93−1から入力されたデータ
の符号を反転したデータを演算に用いる。
【0050】揺動信号成分roll(水平成分u)は、カー
ブ時の遠心力を表現するのにも用いられる。そこで、加
算器91−2は、遅延器93−1から入力されたデータ
の符号を反転したデータと、水平成分uとを加算する
(水平成分uから遅延器93−1の出力を減算する)こ
とにより、ゲインコントローラ43に供給する揺動信号
成分rollを算出する。
【0051】曲がる時の自動車首振りの揺動信号成分ya
wは、水平成分uの値を反転することにより得られるの
で、特徴量処理部42は、入力された水平成分uの値
を、符号反転器92−1により、符号を反転させること
に揺動信号成分yawを算出する。
【0052】加算器91−3には、時刻tにおいて入力
された垂直成分vと、遅延器93−2より出力された1
単位時間前の時刻t−1の垂直成分vを加算する。この
ようにして、加算器91−3において、垂直成分vが累
積加算(積分)される。そして、加算器91−3と遅延
器93−2により累積加算されたデータは、符号反転器
92−2に入力され、符号が反転され、さらにHPF94
により、高周波成分のみが取り出される。このようにし
て、路面から受ける振動を表現する揺動信号成分zが算
出される。
【0053】また、遅延器93−2から出力されたデー
タは、LPF95−1にも出力され、低周波成分が取り出
される。このようにして、路面の前後の傾きを表現する
揺動信号成分pitchが算出される。揺動信号成分pitch
は、加減速による慣性力を表現する揺動信号成分として
も用いられる。そのため、LPF95−1から出力された
揺動信号成分pitchは、加算器91−4により、慣性力
を表現する揺動信号成分pitchと加算される。
【0054】慣性力を表現する揺動信号成分pitchは、
特徴量処理部42に入力された拡大成分vzoomから算出
される。特徴量処理部42に入力された拡大成分vzoom
は、加算器91−5と遅延器93−3に入力される。加
算器91−5には、時刻tにおいて入力された拡大成分
zoomtと、遅延器93−3により1単位時間遅延され
た時刻t−1における拡大成分vzoomt-1が入力され
る。加算器91−5は、入力された時刻tにおける拡大
成分vzoomtから、時刻t−1における拡大成分vzoomt
-1を減算することで、拡大成分vzoomを微分する。そし
て、加算器91−5から出力された値から、LPF95−
2により、低周波成分が抽出されることにより、加減速
による慣性力を表現する揺動信号成分pitchが算出され
る。
【0055】加算器91−4により、LPF95−1から
出力された値と、LPF95−2から出力された値とが加
算されることにより、提示装置3に供給される揺動信号
成分pitchが算出される。
【0056】図8は、揺動生成レベル生成装置22の変
換部51の構成を示す図である。変換部51は、変換処
理部101、変換テーブル102、変換処理部103、
変換テーブル104、および乗算器105で構成され
る。
【0057】変換処理部101は、ゲームクリア回数情
報が入力され、入力されたゲームクリア回数情報を基
に、変換テーブル102から揺動生成レベル信号を取得
する。変換テーブル102は、例えば、図9に示すよう
に、ゲームクリア回数に対応して、揺動生成レベルを記
録している。
【0058】変換テーブル102が記録している、1つ
の揺動生成レベル(1つのゲームクリア回数に対応す
る)は、roll,yaw,z、およびpitchのそれぞれに対応す
る、4つのレベル値(実数値)から構成される。
【0059】図9に示す例において、変換テーブル10
2は、0であるゲームクリア回数に対応して、(0.00,0.
00,0.00,0.00)である揺動生成レベル(1番目のレベル
値は、rollに対応し、2番目のレベル値は、yawに対応
し、3番目のレベル値は、zに対応し、4番目のレベル
値は、pitchに対応する)を記録し、1であるゲームク
リア回数に対応して、(0.10,0.10,0.10,0.10)である揺
動生成レベルを記録し、2であるゲームクリア回数に対
応して、(0.20,0.20,0.20,0.20)である揺動生成レベル
を記録し、3であるゲームクリア回数に対応して、(0.3
0,0.30,0.30,0.30)である揺動生成レベルを記録する。
【0060】同様に、図9に示す例において、変換テー
ブル102は、3乃至10であるゲームクリア回数のそ
れぞれに対応する揺動生成レベルを記録している。
【0061】変換処理部101は、入力されたゲームク
リア回数情報に対応する揺動生成レベルを変換テーブル
102から読み出す。すなわち、例えば、ゲームクリア
回数情報が2であるとき、変換処理部101は、変換テ
ーブル102に記録されている、2であるゲームクリア
回数に対応する、(0.20,0.20,0.20,0.20)である揺動生
成レベルを取得する。
【0062】変換処理部101は、取得した揺動生成レ
ベルを揺動生成レベル信号として、乗算器105に出力
する。
【0063】変換処理部103は、選択部品情報が入力
され、入力された選択部品情報を基に、変換テーブル1
04から揺動生成レベル信号を取得する。変換テーブル
104は、例えば、図10に示すように、選択部品に対
応して、揺動生成レベルを記録している。
【0064】変換テーブル104が記録している、1つ
の揺動生成レベル(1つの選択部品に対応する)は、ro
ll,yaw,z、およびpitchのそれぞれに対応する、4つの
レベル値(実数値)から構成される。
【0065】図10に示す例において、変換テーブル1
04は、Aである選択部品に対応して、(1.10,1.00,1.0
0,0.90)である揺動生成レベル(1番目のレベル値は、r
ollに対応し、2番目のレベル値は、yawに対応し、3番
目のレベル値は、zに対応し、4番目のレベル値は、pit
chに対応する)を記録し、Bである選択部品に対応し
て、(1.00,1.10,1.10,1.00)である揺動生成レベルを記
録し、Cである選択部品に対応して、(0.90,1.10,1.00,
1.10)である揺動生成レベルを記録し、Dである選択部
品に対応して、(1.00,1.00,1.10,1.10)である揺動生成
レベルを記録している。
【0066】変換処理部103は、入力された選択部品
情報に対応する揺動生成レベルを変換テーブル104か
ら読み出す。すなわち、例えば、選択部品情報がAであ
る選択部品を示すとき、変換処理部103は、変換テー
ブル104に記録されている、Aである選択部品に対応
する、(1.10,1.00,1.00,0.90)である揺動生成レベルを
取得する。
【0067】変換処理部103は、取得した揺動生成レ
ベルを揺動生成レベル信号として、乗算器105に出力
する。
【0068】乗算器105は、変換処理部101から供
給された揺動生成レベル信号と、変換処理部103から
供給された揺動生成レベル信号とを、roll,yaw,z、また
はpitchに対応するレベル毎に乗じて、求められた揺動
生成レベル信号として画像処理装置21に出力する。
【0069】例えば、乗算器105は、変換処理部10
1から(0.20,0.20,0.20,0.20)である揺動生成レベル信
号が供給され、変換処理部103から、(1.10,1.00,1.0
0,0.90)である揺動生成レベル信号が供給された場合、
(0.22,0.20,0.20,0.18)である揺動生成レベル信号を生
成して画像処理装置21に供給する。
【0070】なお、変換処理部103および変換テーブ
ル104は、部品のカテゴリ毎(例えば、ショックアブ
ソーバ、スプリング、ホイル、またはタイヤなど)に揺
動生成レベル信号を生成して、乗算器105は、部品の
カテゴリ毎の揺動生成レベル信号を乗ずるようにしても
よい。
【0071】図11は、画像処理装置21のゲインコン
トローラ43の構成を説明する図である。ゲインコント
ローラ43は、乗算器121を含む。
【0072】乗算器121は、特徴量処理部42から供
給された揺動信号(roll,yaw,z、またはpitchに対応す
る成分を含む)と、揺動生成レベル生成装置22から供
給された揺動生成レベル信号(roll,yaw,z、またはpitc
hに対応するレベル値を含む)とを、roll,yaw,z、また
はpitchに対応する成分のそれぞれに、roll,yaw,z、ま
たはpitchに対応するそれぞれのレベル値を乗じて、揺
動生成レベル信号を基に、振幅が補正された揺動信号を
生成する。
【0073】画像処理装置21は、揺動生成レベル信号
を基に、振幅が補正された揺動信号を、伝送路を介し
て、端末装置1に供給する。
【0074】図12は、端末装置1の一部を構成する、
提示装置131の構成を示す図である。情報入力部14
1から入力された映像信号(端末装置1自身が生成す
る)および揺動信号(揺動信号生成装置2から供給され
る)は、情報蓄積部142に記録される。
【0075】情報蓄積部142は、記録されている映像
信号を画像提示部143に供給するとともに、記録され
ている揺動信号(画像提示部143に供給される映像信
号に対応する)を揺動提示部144に供給する。
【0076】画像提示部143は、プロジェクタ、CR
T、または液晶表示装置などの画像表示装置で構成さ
れ、映像信号を基に、画像を表示する。
【0077】揺動提示装置144は、揺動信号を基に、
利用者に揺動を提示する。
【0078】図13は、画像提示部143を構成するス
クリーン151(図示せぬプロジェクタなどにより画像
が投影される)と、揺動提示部144を構成する椅子1
52との関係の例を示す図である。
【0079】画像提示部143は、スクリーン151に
映像信号に対応する画像を表示する。揺動提示部144
は、揺動信号に対応して、椅子152を揺動させて、椅
子152に座る利用者に揺動を感じさせる。
【0080】この揺動は、上述したように、X,Y,Z
の3軸回りの回転成分(roll,pitch,yaw)と3軸方向の
並進成分(x,y,z)により構成される。
【0081】揺動提示部144の構成例を図14および
図15に示す。図14は、揺動提示部144の側面図で
あり、図15は、揺動提示部144の上面図である。揺
動提示部144は、6本のピストン171−1乃至17
1−6を備えており、これらのピストンにより台座17
2が支えられている。台座172には、椅子152が固
定されており、この椅子152の上に利用者173が座
るようになされている。
【0082】ピストン171−1乃至171−6は、エ
アシリンダまたは油圧シリンダなどで構成され、それぞ
れの中心軸に沿って伸縮する。ピストン171−1乃至
171−6が伸縮することにより、台座172が揺動
し、さらに台座172に固定されている椅子152が揺
動する。ピストン171−1乃至171−6を制御する
ための信号は、上述したように、揺動信号生成装置2に
より供給される。
【0083】次に、本発明に係るゲームシステムによる
提示の処理を図16のフローチャートを参照して説明す
る。
【0084】ステップS101において、端末装置1
は、利用者から入力された、端末装置1の使用料金、揺
動信号生成装置2の揺動信号生成の料金、および端末装
置3から供給される部品特性データの利用の料金を含
む、利用料金を取得する。
【0085】ステップS102において、端末装置1
は、利用者の操作に対応する、部品の選択、ゲームのス
タートの指示などのデータを読み取る。
【0086】ステップS103において、端末装置1
は、端末装置1の使用料金の課金の処理を実行する。
【0087】ステップS104において、端末装置1
は、利用料金のデータ(揺動信号生成装置2の揺動信号
生成の料金、および端末装置3から供給される部品特性
データの利用の料金から成る)、操作に対応するデー
タ、選択部品情報、およびゲームクリア回数情報を、伝
送路を介して、揺動信号生成装置2に送信する。
【0088】ステップS201において、揺動信号生成
装置2は、端末装置1から送信された、利用料金のデー
タ、操作に対応するデータ、選択部品情報、およびゲー
ムクリア回数情報を受信する。ステップS202におい
て、揺動信号生成装置2は、揺動信号の生成に対応する
料金の課金の処理を実行する。
【0089】ステップS203において、揺動信号生成
装置2は、部品特性データの利用の料金に対応する利用
料金のデータを、伝送路を介して、端末装置3に送信す
る。
【0090】ステップS301において、端末装置3
は、揺動信号生成装置2から送信された利用料金のデー
タを受信する。ステップS302において、端末装置3
は、部品特性データの利用に対応する料金の課金の処理
を実行する。
【0091】ステップS303において、端末装置3
は、伝送路を介して、部品特性データを揺動信号生成装
置2に送信する。
【0092】ステップS204において、揺動信号生成
装置2は、端末装置3から送信された部品特性データを
受信する。受信した部品特性データは、変換テーブル1
04に格納される。ステップS205において、揺動信
号生成装置2は、ステップS201の処理で受信した操
作に対応するデータに基づき、画像を選択する。
【0093】ステップS206において、揺動信号生成
装置2の変換部51は、揺動生成レベル信号を算出す
る。
【0094】ステップS207において、揺動信号生成
装置2の画像処理装置21は、選択された画像に対応す
る映像信号、およびステップS206の処理で算出され
た揺動生成レベル信号を基に、揺動信号を生成する。ス
テップS207における、揺動信号を生成する処理の詳
細は、図17のフローチャートを参照して後述する。
【0095】ステップS208において、揺動信号生成
装置2は、伝送路を介して、生成した揺動信号を端末装
置1に送信する。
【0096】ステップS105において、端末装置1
は、揺動信号生成装置2から送信された揺動信号を受信
する。ステップS106において、端末装置1は、内部
で生成された映像信号に基づいて、画像を利用者に提示
すると共に、ステップS105の処理で受信した揺動信
号に基づいて揺動を利用者に提示して、処理は終了す
る。
【0097】このように、揺動信号生成装置2は、映像
信号、およびゲームクリア回数または部品特性データに
基づいて、揺動信号を生成し、生成した揺動信号を端末
装置1に供給する。端末装置1は、揺動信号生成装置2
から供給された揺動信号に基づいて、利用者に揺動を提
示することができる。
【0098】例えば、利用者がゲームを行い、ゲームの
ステージをクリアしていくと、クリアする度に、揺動の
振幅が増加する。例えば、最初のステージにおいては、
端末装置1は、揺動を提示しないが、ステージをクリア
していくに従って、より強い、または細かな揺動を利用
者に提示する。
【0099】次に、揺動信号生成装置2が実行する、図
16のステップS207の揺動信号の生成の処理の詳細
を、図17のフローチャートを参照して説明する。
【0100】ステップS11において、画像処理装置2
1の特徴量検出部41は、映像信号に対応する画像を基
に、特徴量を抽出する。ステップS12において、画像
処理装置21の特徴量処理部42は、特徴量を基に、揺
動信号を生成する。
【0101】ステップS13において、画像処理装置2
1は、揺動生成レベル信号を基に、ステップS12で生
成された揺動信号の振幅を補正して、処理は終了する。
【0102】このように、揺動信号生成装置2は、映像
信号、ゲームクリア回数情報、および選択部品情報を基
に、振幅が補正された揺動信号を生成することができ
る。
【0103】なお、揺動信号の各成分において、成分の
揺動生成レベルを変化させることで、その成分の影響を
0、つまり、その成分の振幅を0とし、結果として、各
成分の使用または不使用を選択するようにしてもよい。
【0104】上述した一連の処理は、ハードウェアによ
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより
実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプロ
グラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコン
ピュータ、または、各種のプログラムをインストールす
ることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば
汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からイ
ンストールされる。
【0105】図18は、上述した一連の処理を実行する
パーソナルコンピュータの構成の例を説明する図であ
る。CPU(Central Processing Unit)401は、図
16、または図17のフローチャートを参照して説明し
た処理を実行するアプリケーションプログラムや、OS
(Operating System)を実際に実行する。ROM(Read-
only Memory)402は、一般的には、CPU401が
使用するプログラムや演算用のパラメータのうちの基本
的に固定のデータを格納する。RAM(Random-Access
Memory)403は、CPU401の実行において使用す
るプログラムや、その実行において適宜変化するパラメ
ータを格納する。これらはCPUバスなどから構成され
るホストバス404により相互に接続されている。
【0106】ホストバス404は、ブリッジ405を介
して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Int
erface)バスなどの外部バス406に接続されている。
【0107】キーボード408は、CPU401に各種
の指令を入力するとき、使用者により操作される。ポイ
ンティングデバイス409は、マウス、トラックボー
ル、またはデジタイザなどから構成され、ディスプレイ
410の画面上のポイントの指示や選択を行うとき、使
用者により操作される。ディスプレイ410は、液晶表
示装置またはCRT(Cathode Ray Tube)などから成
り、各種情報をテキストやイメージで表示する。HDD
(Hard Disk Drive)411は、ハードディスクを駆動
し、それらにCPU401によって実行するプログラム
や情報を記録または再生させる。
【0108】ドライブ412は、装着されている磁気デ
ィスク451、光ディスク452、光磁気ディスク45
3、または半導体メモリ454に記録されているデータ
またはプログラムを読み出して、そのデータまたはプロ
グラムを、インターフェース407、外部バス406、
ブリッジ405、およびホストバス404を介して接続
されているRAM403に供給する。これらのキーボー
ド408乃至ドライブ412は、インターフェース40
7に接続されており、インターフェース407は、外部
バス406、ブリッジ405、およびホストバス404
を介してCPU401に接続されている。
【0109】通信部413は、モデムまたはNIC(Netwo
rk Interface Card)などから構成され、公衆電話回
線、ネットワーク、または衛星通信回線などの伝送路が
接続される。通信部413は、CPU401、またはH
DD411から供給されたデータを、所定の方式のパケ
ットに格納して、伝送路を介して、送信するとともに、
伝送路を介して、受信したパケットに格納されているデ
ータをCPU401、RAM403、またはHDD41
1に出力する。
【0110】通信部413は、外部バス406、ブリッ
ジ405、およびホストバス404を介してCPU40
1に接続されている。
【0111】一連の処理を実行させるプログラムが格納
されている記録媒体は、図18に示すように、コンピュ
ータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配
布される、プログラムが記録されている磁気ディスク4
51(フロッピディスクを含む)、光ディスク452
(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Di
gital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク45
3(MD(Mini-Disc)を含む)、若しくは半導体メモリ
454などよりなるパッケージメディアにより構成され
るだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態で
ユーザに提供される、プログラムが記録されているROM
402や、HDD411などで構成される。
【0112】なお、本明細書において、記録媒体に格納
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0113】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0114】
【発明の効果】請求項1に記載の情報処理装置、および
請求項5に記載の情報処理方法によれば、端末装置が送
信する、端末装置の利用状況を示す第1のデータの受信
が制御され、端末装置が表示する画像を基に、画像に対
応する揺動信号が生成され、第1のデータに対応させ
て、揺動信号の振幅を補正する第2のデータの記録が制
御され、第1のデータを基に、記録されている第2のデ
ータが選択され、選択された第2のデータを基に、揺動
信号の振幅が補正されるようにしたので、端末装置は、
状況に応じて、簡単に、利用者に与える揺動を変更する
ことができるように成る。
【0115】請求項6に記載の提示システムによれば、
利用状況を示す第1のデータの送信が制御され、端末装
置の利用状況を示す第1のデータの受信が制御され、端
末装置が表示する画像を基に、画像に対応する揺動信号
が生成され、第1のデータに対応させて、揺動信号の振
幅を補正する第2のデータの記録が制御され、第1のデ
ータを基に、記録されている第2のデータが選択され、
選択された第2のデータを基に、揺動信号の振幅が補正
されるようにしたので、状況に応じて、簡単に、利用者
に与える揺動を変更することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゲームシステムの一実施の形態を
示す図である。
【図2】揺動信号生成装置2の構成例を示す図である。
【図3】特徴量検出部41の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】メモリ74に記憶されているパターンを説明す
る図である。
【図5】画像の例を示す図である。
【図6】揺動の成分を説明する図である。
【図7】特徴量処理部42の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】揺動生成レベル生成装置22の変換部51の構
成を示す図である。
【図9】変換テーブル102に記録されているデータの
例を示す図である。
【図10】変換テーブル104に記録されているデータ
の例を示す図である。
【図11】画像処理装置21のゲインコントローラ43
の構成を説明する図である。
【図12】提示装置131の構成を示す図である。
【図13】スクリーン151と椅子152との関係の例
を示す図である。
【図14】揺動提示部144の側面図である。
【図15】揺動提示部144の上面図である。
【図16】本発明に係るゲームシステムによる提示の処
理を説明するフローチャートである。
【図17】揺動信号の生成の処理を説明するフローチャ
ートである。
【図18】パーソナルコンピュータの構成の例を説明す
る図である。
【符号の説明】
1 端末装置, 2 揺動信号生成装置, 3 端末装
置, 11 画像データ記録部, 21 画像処理装
置, 22 揺動生成レベル生成装置, 41特徴量検
出部, 42 特徴量処理部, 43 ゲインコントロ
ーラ, 51変換部, 75 動きベクトル検出部,
76 特徴量演算部, 101 変換処理部, 102
変換テーブル, 103 変換処理部, 104 変
換テーブル, 105 乗算器, 121 乗算器,
131 提示装置, 143画像提示部, 144 揺
動提示部, 401 CPU, 402 ROM,40
3 RAM, 411 HDD, 451 磁気ディス
ク, 452 光ディスク, 453 光磁気ディス
ク, 454 半導体メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉原 典文 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2C001 AA00 AA03 AA09 BC00 BC10 BD00 BD05 BD07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揺動を提示する端末装置に揺動信号を提
    供する情報処理装置において、 前記端末装置が送信する、前記端末装置の利用状況を示
    す第1のデータの受信を制御する第1の受信制御手段
    と、 前記端末装置が表示する画像を基に、前記画像に対応す
    る揺動信号を生成する生成手段と、 前記第1のデータに対応させて、前記揺動信号の振幅を
    補正する第2のデータの記録を制御する記録制御手段
    と、 前記第1のデータを基に、記録されている前記第2のデ
    ータを選択する選択手段と、 選択された前記第2のデータを基に、前記揺動信号の振
    幅を補正する補正手段とを含むことを特徴とする情報処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のデータは、ゲームのクリア回
    数を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記端末装置が送信する、前記揺動信号
    の提供に対する課金情報の受信を制御する第2の受信制
    御手段と、 前記課金情報を基に、課金の処理を実行する課金処理手
    段とを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の情報
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記記録制御手段は、前記揺動信号に含
    まれる成分毎に振幅を補正する前記第2のデータの記録
    を制御し、 前記補正手段は、前記第2のデータを基に、前記揺動信
    号に含まれる成分毎に振幅を補正することを特徴とする
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 揺動を提示する端末装置に揺動信号を提
    供する情報処理装置の情報処理方法において、 前記端末装置が送信する、前記端末装置の利用状況を示
    す第1のデータの受信を制御する受信制御ステップと、 前記端末装置が表示する画像を基に、前記画像に対応す
    る揺動信号を生成する生成ステップと、 前記第1のデータに対応させて、前記揺動信号の振幅を
    補正する第2のデータの記録を制御する記録制御ステッ
    プと、 前記第1のデータを基に、記録されている前記第2のデ
    ータを選択する選択ステップと、 選択された前記第2のデータを基に、前記揺動信号の振
    幅を補正する補正ステップとを含むことを特徴とする情
    報処理方法。
  6. 【請求項6】 揺動を提示する端末装置、および前記端
    末装置に揺動信号を提供する情報処理装置から成る提示
    システムにおいて、 前記端末装置は、 利用状況を示す第1のデータの送信を制御する送信制御
    手段とを含み、 前記情報処理装置は、 前記端末装置の利用状況を示す第1のデータの受信を制
    御する第1の受信制御手段と、 前記端末装置が表示する画像を基に、前記画像に対応す
    る揺動信号を生成する生成手段と、 前記第1のデータに対応させて、前記揺動信号の振幅を
    補正する第2のデータの記録を制御する記録制御手段
    と、 前記第1のデータを基に、記録されている前記第2のデ
    ータを選択する選択手段と、 選択された前記第2のデータを基に、前記揺動信号の振
    幅を補正する補正手段とを含むことを特徴とする提示シ
    ステム。
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