JP2002034085A - 車載オーディオ装置の遠隔制御方法及び車載システム - Google Patents

車載オーディオ装置の遠隔制御方法及び車載システム

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JP2002034085A
JP2002034085A JP2001133950A JP2001133950A JP2002034085A JP 2002034085 A JP2002034085 A JP 2002034085A JP 2001133950 A JP2001133950 A JP 2001133950A JP 2001133950 A JP2001133950 A JP 2001133950A JP 2002034085 A JP2002034085 A JP 2002034085A
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audio
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infrared
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ディアズ メルビン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線リモコンユニットにより制御される車
載オーディオ装置を無線リモコンユニットを用いて遠隔
制御できるようにする。 【解決手段】 赤外線リモコンユニットからの指示に従
って制御される車載オーディオ装置３０を無線リモコン
ユニット２０で遠隔制御する。セキュリティ装置１０は
無線リモコンユニット２０から送られてくるコマンドを
受信し、セキュリティ制御モードにおいて該コマンドに
基づいてセキュリティ制御を行い、オーディオ制御モー
ドにおいて該コマンドをオーディオ制御インタフェース
部５０に送り、オーディオ制御インタフェース部はセキ
ュリティ装置より送られてくるコマンドを赤外線リモコ
ンユニット用のコマンドに変換し、該コマンドに基づい
て赤外線エミッタ４０を駆動して赤外線を出射し、該赤
外線でオーディオ装置を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は赤外線リモコンユニ
ットからの指示に従って制御される車載オーディオ装置
の遠隔制御方法及び該オーディオ装置を遠隔制御する車
載システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】車載用のオーディオ装置は操作パネルか
らの操作で制御できると共に赤外線リモコンユニットの
操作で制御できるようになっている。図８は車載用オー
ディオ装置の構成図であり、ヘッドユニット１はFM/AM
チューナ１ａ、CDチェンジャ１ｂ、MDプレーヤあるいは
テーププレーヤ１ｃを備えている。ソース切換部２はオ
ーディオコントロール部３からの切換指示に従って所定
のオーディオソースから出力するオーディオ信号を選択
して音質制御部４に出力する。音質制御部４は入力オー
ディオ信号の音質を制御するもので、オーディオコント
ロール部３からの指示に従ってイコライザ制御／高域及
び低域のトーンコントロール制御等を行う。音量制御部
５は音量を制御するものでオーディオコントロール部３
からの指示に従ってボリューム制御／ラウドネス制御／
ミュートオン/オフ制御等を行う。アンプ６は入力オー
ディオ信号を増幅し、スピーカ７は音声を車室内空間に
放射する。操作部８は、(1) パワーオン/オフ操作、(2)
ソース切換操作、(3) 音質特性の設定操作、(4) ボリ
ュームアップ／ダウン操作、(5) AM/FMのバンド切換、
(6) 放送局の選局操作、(7) CDプレーヤ/MDプレーヤの
プレイ/ストップ/ポーズ操作、(8) fowarrd/reverse送
り操作、(9) CDプレーヤ/MDプレーヤの曲送り操作等を
行う。赤外線リモコンユニット９は、操作部８と同様に
オーディオ装置に各種操作指示を赤外線で行うもので、
赤外線はオーディオコントロール部３のリモコン受信部
３ａにより受信される。オーディオコントロール部３
は、操作部８あるいは赤外線リモコンユニット９からの
指示に従って、パワーオン/オフ制御、ソース切換制
御、ボリュームアップ／ダウン制御、プレイ/ストップ/
ポーズ制御等を行う。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】以上のように車載オー
ディオ装置ではリモコンユニットとして赤外線リモコン
ユニットを使用する。赤外線リモコンユニットから出射
する赤外線の到達距離は短いが、車室内で操作する限り
では何ら問題はない。ところで、米国等においてドライ
バー等は車載オーディオを鳴らしながら車外でピクニッ
クを楽しむ。かかる状況において、車載オーディオ装置
をリモート操作する必要が頻繁に発生するが、到達距離
の短い赤外線リモコンユニットではユーザがリモート操
作できないことが多い。これは、赤外線リモコンユニッ
トから出射する赤外線の最大到達距離が25フィート程度
しかなく、しかも、日中は光の影響でさらに届く距離が
短くなり、更には、赤外線を受光部に向けて操作する必
要があるためである。
【０００４】以上より、本発明の目的は、赤外線リモコ
ンユニットからの指示に従って制御される車載オーディ
オ装置を無線リモコンユニットを用いてリモートコント
ロールできるようにすることである。本発明の別の目的
は、セキュリティ装置に無線でセキュリティ制御コマン
ドを送信する無線リモコンユニットを用いて車載オーデ
ィオ装置をリモートコントロールできるようにすること
である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明によれ
ば、(1) オーディオ装置を制御するコマンドを高周波の
無線信号で送信し、(2) 該無線信号で送られてくるオー
ディオ制御コマンドを復調し、(3) 該オーディオ制御コ
マンドに基づいて赤外線リモコン信号を出力する車載オ
ーディオ装置の遠隔制御方法により達成される。又、上
記目的は、本発明によれば、(1) 車載用セキュリティ装
置の無線リモコンユニットを用いてオーディオ制御モー
ド／セキュリティ制御モードの切換を指示し、(2) モー
ド切換が指示された場合、制御モードを切り替え、オー
ディオ制御モードに切り替わった時、以後無線リモコン
ユニットから受信するオーディオ制御コマンドを赤外線
リモコンユニット用のコマンドに変換する遠隔制御方法
により達成される。
【０００６】又、上記目的は本発明によれば、(1) 赤外
線で遠隔制御されるオーディオ装置、(2) 赤外線を発生
する赤外線エミッタ、(3) 無線リモコンユニットから送
られてくるコマンドを受信し、セキュリティ制御モード
において該コマンド(セキュリティコマンド)に基づいて
セキュリティ制御を行い、オーディオ制御モードにおい
て無線リモコンユニットから送られてくるコマンドをオ
ーディオ制御コマンドとして外部に出力するセキュリテ
ィ装置、(4) セキュリティ装置に接続され、セキュリテ
ィ装置より出力されるオーディオ制御コマンドを赤外線
リモコンユニット用のコマンドに変換し、該コマンドに
基づいて赤外線エミッタを駆動するオーディオ制御イン
タフェース部、を備えた車載システムにより達成され
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】（Ａ）全体の構成 図１は本発明の車載システムの全体構成図であり、１０
は車両の盗難を防止するための車載セキュリティ装置、
２０は無線で車載セキュリティ装置１０に各種制御信号
を送信する無線リモコンユニットである。無線リモコン
ユニット２０はキー操作により、セキュリティ制御/
オーディオ制御のモード切換を指示するコマンド、セ
キュリティの開始／解除などを指示するセキュリティ制
御コマンド、オーディオ装置のパワーオン/オフ、ソ
ース切換、ボリュームアップ／ダウン等を指示するオー
ディオ制御コマンドを送信する。車載セキュリティ装置
１０は、無線リモコンユニット２０から制御モードの
切換が指示されたか判別し、切換が指示されると制御モ
ードを切り替え、セキュリティ制御モードにおいて無
線リモコンユニット２０から送られてくるコマンドをセ
キュリティ制御用コマンドと見なしてセキュリティ制御
を行い、オーディオ制御モードにおいて無線リモコン
ユニット２０から送られてくるコマンドをオーディオ制
御用のコマンドと見なして外部に出力する。
【０００８】３０はオーディオ装置であり、赤外線リモ
コンユニット（図示せず）や赤外線エミッタから出射す
る赤外線を受信する赤外線レシーバ（IRレシーバ)３０
ａを有している。４０は赤外線を出射する赤外線エミッ
タであり、赤外線レシーバ３０ａが赤外線を受信できる
位置、例えば、車室内の天井部等に設置される。５０は
セキュリティ装置に接続されたオーディオ制御インタフ
ェース部であり、セキュリティ装置１０から受信するオ
ーディオ制御コマンドを赤外線リモコン用のコマンドに
コード変換し、該コード変換により得られたコマンドに
基づいて赤外線リモコン信号を発生し、該赤外線リモコ
ン信号で赤外線エミッタ４０を駆動する。６０はカーバ
ッテリー、７０は車のイグニッションスイッチで、各部
にバッテリー電圧を入力する。
【０００９】電源投入の初期状態において、車載セキュ
リティ装置１０はセキュリティ制御モードにあり、無線
リモコンユニット２０から送られてくるセキュリティ制
御コマンドに基づいてセキュリティ制御を行う。かかる
状態において、無線リモコンユニット２０より制御モー
ド切換コマンドが送信されてくると、セキュリティ装置
はオーディオ制御モードに切り替わり、以後、無線リモ
コンユニット２０から受信するコマンドをオーディオ制
御用コマンドと見なしてオーディオ制御インタフェース
部５０に送信する。
【００１０】オーディオ制御インタフェース部５０は、
セキュリティ装置１０より受信したオーディオ制御用コ
マンドを赤外線リモコンユニット用のコマンドにコード
変換し、該コード変換により得られたコマンドに基づい
て赤外線リモコン信号を発生し、赤外線エミッタ４０に
入力する。赤外線エミッタ４０は該赤外線リモコン信号
により赤外線を出射する。オーディオ装置３０の赤外線
レシーバ３０ａは赤外線エミッタ４０から出射する赤外
線を受信し、オーディオ装置３０は無線リモコンユニッ
ト２０が指示したオーディオ制御（パワーオン/オフ、
ソース切換、ボリュームアップ／ダウン等）を行う。無
線リモコンユニット２０から出射する無線信号は100〜2
00フィートの到達範囲があり、しかも無指向性であるた
めオーディオ装置に向けて操作する必要もなく、車外ピ
クニックにおいて何ら支障もなく車載オーディオ装置を
リモート制御することができる。
【００１１】（Ｂ）無線リモコンユニット 図２は無線リモコンユニットの外観図である。無線リモ
コンユニット２０はセキュリティ制御を基本として設計
されており、制御モードの切換によりオーディオ装置の
リモート制御用にも使用できるようになっている。２１
はLCD表示部、２２はキー部である。LCD表示部２１はリ
モコン装置の表面上部に配設され、時刻や日時、各種設
定状態を表示するようになっている。キー部２２は、
(1) ア−ミング／ディスア−ミングを交互に指令するTX
/PANICキー２２ａ、(2) 第１〜第３拡張キー（EXT1キ
ー,EXT2/EXT3キー,EXT4キー）２２ｂ〜２２ｄ、モード
キー２２ｅ、短押し毎に順次表示部に時刻→日付→セキ
ュリティ動作経過時間の順で表示するデート／タイマ−
キー２２ｆ、短押毎に制御する車両番号を１→２→３→
４→１・・・の順に切り替えるカ−ＮＯ．キー２２ｇを
有している。モードキー２２ｅは短押しによりタイムモ
ードからプログラムモードにするものであり、タイムモ
ードにおいて前述のように時刻や日時などの表示、時刻
調整ができる。又、プログラムモードにおいて、第１拡
張キー２２ｂを押す毎にサイレンのオン／オフ、第２拡
張キー２２ｃを押す毎にセンサースキャンのオン／オ
フ、第３拡張キー２２ｄを押す毎にチャープ音のオン/
オフを切り替えることができる。
【００１２】無線リモコンユニット２０は、制御モード
切換によりオーディオ装置のリモート制御用にも使用で
き、その切換は、TX/PANICキー２２ａとEXT1/VALETキー
２２ｂを同時に押下して解放することにより行う。すな
わち上記キー操作により、無線リモコンユニット２０
は、TX/PANICキーとEXT1/VALETキーの２つのキーコード
を制御モード切換コマンドとしてセキュリティ装置１０
に送信する。セキュリティ装置１０はこの切換コマンド
の受信により制御モードをセキュリティ制御モードから
オーディオ制御モードに、あるいは逆に切り替える。セ
キュリティ制御モードにおける無線リモコンユニット２
０の各キーの機能は上述の通りであるが、オーディオ制
御モードにおける各キーの機能は図３に示す通りであ
る。例えば、TX/PANICキーを押下/解放することにより
パワーオン/オフを行うことができ、TX/PANICキーを押
し続けることによりボリュームアップ、EXT2/EXT3キー
を押し続けることによりボリュームダウンすることがで
き、EXT2/EXT3キーを押下/解放することによりCD/MD/テ
ープ等の再生/停止を指示することができる。
【００１３】図４は無線リモコンユニットの回路構成図
であり、２１はLCD表示部、２２はキー部、２３はマイ
コン構成のリモコン処理部であり、キー操作に応じた処
理、送信データの作成処理、送信データのマンチェスタ
ーコード化処理等を行うと共に、セキュリティ装置１０
より送られてくるマンチェスターコード化された応答デ
ータの復元、該応答データに応じた処理等を行う。２４
はIDコードなどを記憶する不揮発性のE2PROM、２５は送
信データに基づいて搬送波をＦＳＫ変調等の所定の変調
方式によりデジタル変調して送信する送信部、２６はセ
キュリティ装置１０から送信されたデータを受信、復調
する受信部、２７は送受信兼用のアンテナである。
【００１４】（Ｃ）車載セキュリティ装置 図５はセキュリティ装置１０の構成図である。セキュリ
ティ装置１０において、１１は送受信兼用のアンテナ、
１２は高周波増幅、周波数変換、デジタル復調等を行い
無線リモコンユニット２０から送られてくるデータの受
信、復調を行う受信部、１３はセキュリティコントロー
ラから入力されたデータに基づいて搬送波をＦＳＫ変調
等の所定の変調方式によりデジタル変調して無線リモコ
ンユニットに送信する送信部、１４はマイコン構成のセ
キュリティコントローラである。セキュリティコントロ
ーラ１４は、(1) 無線リモコンユニット２０から制御モ
ードの切換が指示されたか判別し、切換が指示されると
制御モードを切り替え、(2) セキュリティ制御モードに
おいて、無線リモコンユニット２０から送られてくるセ
キュリティ制御用のコマンドに基づいてセキュリティ制
御を行い、(3) オーディオ制御モードにおいて、無線リ
モコンユニット２０から送られてくるオーディオ制御用
のコマンドをオーディオ制御インタフェース部５０に送
出する。
【００１５】１５は通信インタフェース部であり無線リ
モコンユニットから送られてきたオーディオ制御コマン
ドをオーディオ制御インタフェース部５０に送信するも
の、１６は異常検出センサーであり、ドアの開閉状態を
検出するドアセンサ１６ａ、自車フード（ボンネット）
／トランクの開閉を検出するフード／トランクセンサ１
６ｂ、車両に加えられたショックを検出するショックセ
ンサ１６ｃ、フロントガラス等のガラスが破壊されるの
を検出するガラスセンサ１６ｄ等を有している。１７は
警報ユニットであり、サイレン駆動回路１７ａ、ヘッド
ライト点滅回路１７ｂを有している。１８はセキュリテ
ィコントローラ１４からの指示によりドアのロック／ア
ンロックを行うドアロック装置である。
【００１６】図６は制御モード切換の処理フローであ
る。イグニッションスイッチがオンした初期状態におい
て、セキュリティコントローラ１４はセキュリティ制御
モードになっており（ステップ１０１）、無線リモコン
ユニット２０から送られてくるセキュリティ制御用コマ
ンドに基づいてセキュリティ制御を行う（ステップ１０
２）。かかるセキュリティ制御モードにおいて、セキュ
リティコントローラ１４は、TX/PANICキー２２ａとEXT1
/VALETキー２２ｂの同時押下により無線リモコンユニッ
ト２０より制御モード切換コマンドが送られてきたかか
監視する（ステップ１０３）。制御モード切換コマンド
を受信しなければ、セキュリティ制御モードを維持し、
無線リモコンユニット２０のキー操作によりセキュリテ
ィ制御を行う。
【００１７】しかし、制御モード切換コマンドを受信す
れば、セキュリティコントローラ１４は制御モードを、
セキュリティ制御モード→オーディオ制御モードに切り
替える（ステップ１０４）。かかるオーディオ制御モー
ドにおいて、無線リモコンユニット２０よりオーディオ
制御用のコマンドを受信すれば、該オーディオ制御コマ
ンドを通信インタフェース部１５を介してオーディオ制
御インタフェース部５０（図１）に送出する（ステップ
１０５）。オーディオ制御インタフェース部５０はオー
ディオ制御コマンドを受信すれば、該コマンドを赤外線
リモコン用のコマンドにコード変換し、該コード変換に
より得られたコマンドに基づいて赤外線リモコン信号を
発生して赤外線エミッタ４０を駆動する。
【００１８】ついで、セキュリティコントローラ１４
は、無線リモコンユニット２０のTX/PANICキー２２ａと
EXT1/VALETキー２２ｂの同時押下により、無線リモコン
ユニット２０から制御モード切換コマンドが送られてき
たか監視する（ステップ１０６）。制御モード切換コマ
ンドを受信しなければ、オーディオ制御モードを維持
し、受信すれば、ステップ１０１に戻り以降処理を繰り
返す。セキュリティ装置１０のセキュリティコントロー
ラ１４はステップ１０１のセキュリティ制御モードにお
いて以下のセキュリティ制御を行う。すなわち、セキュ
リティ制御モードにおいて、無線リモコンユニット２０
のTX/PANICキー２２ａ（図２）を押圧するとアーミング
状態になる。
【００１９】アーミング状態において、セキュリティコ
ントローラ１４は、ドアセンサー１６ａ、トランクセン
サー１６ｂ、ショックセンサー１６ｃ、ガラスセンサ１
６ｄ等の各種異常検出センサの出力を監視し、所定のセ
ンサーが動作した時アラーム発生する。例えば、アーミ
ング中に、ドアセンサ１６ａがドアのオープンを検知し
たとき、セキュリティコントローラ１４は警報発生ユニ
ット１７に異常発生を通知し、警報発生ユニット１７は
サイレンを駆動すると共に、ヘッドランプの点滅制御を
行って賊の退治を行う。
【００２０】一方、車両に戻った運転者がTX/PANICキー
２２ａを押圧すると、無線リモコンユニットはIDコード
やディスアーミングを指示するコマンドコード等により
搬送波をデジタル変調して送信する。送信信号はセキュ
リティ本体のアンテナでキャッチされ、受信機１２に入
力されて受信、復調される。しかる後、セキュリティコ
ントローラ１４は受信IDコードが予め登録されているID
コードと一致するかチェックし、一致すればチャープ音
を発生すると共にアーミング状態を解除し、ドアロック
装置１８に対しドアアンロック制御を行う。
【００２１】（Ｄ）オーディオ制御インタフェース部 図７はオーディオ制御インタフェース部５０の構成図で
あり、５１はセキュリティ制御部１０よりオーディオ制
御コマンドを受信するコマンド受信部、５２は受信した
オーディオ制御コマンドを赤外線リモコンユニット用の
コマンドにコード変換するコマンド変換部、５３はコー
ド変換により得られた赤外線リモコンユニット用のコマ
ンドに基づいて赤外線リモコン信号を発生する赤外線リ
モコン信号発生部、５４は赤外線リモコン信号で赤外線
エミッタ４０を駆動する赤外線エミッタ駆動部である。
赤外線リモコン信号は図示するように、(1) leader Cod
e、(2) 8 bitsのCustom Code、(3) Custom Codeの反転
コード*Custom Code、(4)8 bitsのData Code、(5) Data
Codeの反転コード*DATA Code、で構成されており、
各コードはPPM (パルス位置変調)方式を採用しパルス間
の時間により1と0を区別する。
【００２２】オーディオ制御インタフェース部５０は、
セキュリティ装置１０より受信したオーディオ制御用コ
マンドを赤外線リモコンユニット用のコマンドにコード
変換し、該コード変換により得られたコマンドに基づい
て赤外線リモコン信号を発生し、赤外線エミッタ４０に
入力する。赤外線エミッタ４０は該赤外線リモコン信号
により赤外線を出射し、オーディオ装置３０（図１）の
赤外線レシーバ３０ａは赤外線エミッタ４０から出射す
る赤外線を受信し、オーディオ装置３０は無線リモコン
ユニット２０から指示されたオーディオ制御を行う。以
上、本発明を実施例により説明したが、本発明は請求の
範囲に記載した本発明の主旨に従い種々の変形が可能で
あり、本発明はこれらを排除するものではない。
【００２３】
【発明の効果】以上、本発明によれば、無線リモコンユ
ニットからオーディオ制御コマンドを発生し、該コマン
ドを赤外線リモコンユニット用のコマンドに変換し、該
コマンドに基づいてオーディオ装置の近傍に取付けた赤
外線エミッタより赤外線を出射するように構成したか
ら、車外において、何ら支障なくオーディオ装置を遠隔
制御がすることができる。又、本発明によれば、車載セ
キュリティ装置用の無線リモコンユニットを用いてオー
ディオ制御コマンドを送信するようにしたから、無線リ
モコンユニットを別途設ける必要がない。又、本発明に
よれば、無線リモコンユニットから送られてくるオーデ
ィオ制御コマンドを赤外線リモコンユニット用のコマン
ドに変換するオーディオ制御インタフェース部と該コマ
ンドにより駆動される赤外線エミッタを追加するだけで
無線リモコンユニット対応の遠隔制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の車載システムの全体構成図である。
【図２】セキュリティ用の無線リモコンユニットの外観
図である。
【図３】オーディオ制御モードにおける無線リモコンユ
ニットの各キーの機能及びキーアクション説明図であ
る。
【図４】無線リモコンユニットの回路構成図である。
【図５】セキュリティ装置の構成図である。
【図６】制御モード切換の処理フローである。
【図７】オーディオ制御インタフェース部の構成図であ
る。
【図８】車載オーディオ装置の構成図である。
【符号の説明】
１０ 車載セキュリティ装置 ２０ 無線リモコンユニット ３０ オーディオ装置 ３０ａ 赤外線レシーバ（IRレシーバ) ４０ 赤外線エミッタ ５０ オーディオ制御インタフェース部 ６０ カーバッテリー ７０ イグニッションスイッチ

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 赤外線リモコンユニットからの指示に従
    って制御される車載オーディオ装置の遠隔制御方法にお
    いて、 オーディオ装置を制御するコマンドを高周波の無線信号
    で送信し、 該無線信号で送られてくるオーディオ制御コマンドを復
    調し、 該オーディオ制御コマンドに基づいて赤外線リモコン信
    号を出力する、 ことを特徴とする車載オーディオ装置の遠隔制御方法。
  2. 【請求項２】 赤外線リモコン信号で駆動される赤外線
    エミッタを設け、該赤外線エミッタより赤外線を発生す
    る、 ことを特徴とする請求項１記載の車載オーディオ装置の
    遠隔制御方法。
  3. 【請求項３】 赤外線リモコンユニットから出射する赤
    外線を受信する受信部で、前記赤外線エミッタから出射
    する赤外線を受信する、 ことを特徴とする請求項２記載の車載オーディオ装置の
    遠隔制御方法。
  4. 【請求項４】 前記赤外線エミッタを車室内の天井部に
    配設する、 ことを特徴とする請求項２記載の車載オーディオ装置の
    遠隔制御方法。
  5. 【請求項５】 車載用セキュリティ装置に無線でセキュ
    リティ制御コマンドを送信する無線リモコンユニットを
    用いてオーディオ制御コマンドを送信する、 ことを特徴とする請求項１記載の車載オーディオ装置の
    遠隔制御方法。
  6. 【請求項６】 前記無線リモコンユニットからオーディ
    オ制御／セキュリティ制御のモード切換が指示されたか
    判別し、 モード切換が指示されている場合には制御モードを切り
    替え、 オーディオ制御モードに切り替わった時、以後無線リモ
    コンユニットから受信するコマンドをオーディオ制御コ
    マンドと見なし、該コマンドを赤外線リモコンユニット
    用のコマンドに変換する、 ことを特徴とする請求項５記載の車載オーディオ装置の
    遠隔制御方法。
  7. 【請求項７】 無線リモコンユニットの所定のキー操作
    により、オーディオ制御／セキュリティ制御の制御モー
    ドの切換を指示する、 ことを特徴とする請求項６記載の車載オーディオ装置の
    遠隔制御方法。
  8. 【請求項８】 赤外線リモコン信号を発生するオーディ
    オ制御インタフェース部をセキュリティ装置に接続し、 オーディオ制御モードにおいて、セキュリティ装置より
    オーディオ制御インタフェース部に対し無線リモコンユ
    ニットから受信したオーディオ制御コマンドを送信し、 オーディオ制御インタフェース部において、該オーディ
    オ制御コマンドを赤外線リモコンユニット用のコマンド
    に変換し、該コマンドに基づいて赤外線リモコン信号を
    出力する、 ことを特徴とする請求項６記載の車載オーディオ装置の
    遠隔制御方法。
  9. 【請求項９】 オーディオ装置を遠隔制御する車載シス
    テムにおいて、 赤外線で遠隔制御されるオーディオ装置、 赤外線を発生する赤外線エミッタ、 無線リモコンユニットから送られてくるコマンドを受信
    し、セキュリティ制御モードにおいて該コマンドをセキ
    ュリティ制御コマンドとしてセキュリティ制御を行い、
    オーディオ制御モードにおいて無線リモコンユニットか
    ら送られてくるコマンドをオーディオ制御コマンドとし
    て外部に出力するセキュリティ装置、 セキュリティ装置に接続され、セキュリティ装置より出
    力されるオーディオ制御コマンドを赤外線リモコンユニ
    ット用のコマンドに変換し、該コマンドに基づいて前記
    赤外線エミッタを駆動するオーディオ制御インタフェー
    ス部、 を備えることを特徴とする車載システム。
  10. 【請求項１０】 前記セキュリティ装置は、 無線リモコンユニットからオーディオ制御モードとセキ
    ュリティ制御モードのモード切換が指示されたか判別す
    る制御モード判別部、 オーディオ制御モードにおいて無線リモコンユニットか
    ら受信するオーディオ制御コマンドを前記オーディオ制
    御インタフェース部に送信する送信部、 を備えたことを特徴とする請求項９記載の車載システ
    ム。
  11. 【請求項１１】 赤外線リモコンユニットから出射する
    赤外線を受信する受信部で、前記赤外線エミッタから出
    射する赤外線を受信する、 ことを特徴とする請求項９記載の車載システム。
  12. 【請求項１２】 前記赤外線エミッタを車室内の天井に
    配設する、 ことを特徴とする請求項１１記載の車載システム。
  13. 【請求項１３】 無線リモコンユニットにより遠隔制御
    されるセキュリティ装置と赤外線により遠隔制御される
    オーディオ装置を備えた車輌におけるオーディオ装置の
    遠隔制御方法において、 オーディオ制御モード／セキュリティ制御モードの一方
    を選択するように無線リモコンユニットを操作し、 前記選択にしたがって、高周波無線信号でセキュリティ
    制御コマンドまたはオーディオ制御コマンドを送信し、 セキュリティ制御コマンドが送信されれば、該セキュリ
    ティ制御コマンドにしたがってセキュリティ装置を操作
    し、 オーディオ制御コマンドが送信されれば、前記オーディ
    オ装置を操作するために高周波オーディオ制御コマンド
    を赤外線リモコン制御コマンドに変換する、 ことを特徴とする車載オーディオ装置の遠隔制御方法。
  14. 【請求項１４】 車輌において高周波オーディオ制御コ
    マンドを赤外線リモコン制御コマンドに変換する、 ことを特徴とする請求項１３記載の車載オーディオ装置
    の遠隔制御方法。
  15. 【請求項１５】 前記赤外線リモコン制御コマンドを車
    室内の天井部から出射する、 ことを特徴とする請求項１４記載の車載オーディオ装置
    の遠隔制御方法。
  16. 【請求項１６】 前記送信された信号がセキュリティ制
    御コマンドであるかオーディオ制御コマンドであるかの
    判別を車載のセキュリティ装置で行なう、 ことを特徴とする請求項１３記載の車載オーディオ装置
    の遠隔制御方法。
  17. 【請求項１７】 無線リモコンユニットの所定のキー操
    作により、オーディオ制御／セキュリティ制御の制御モ
    ードの切換を指示する、 ことを特徴とする請求項１３記載の車載オーディオ装置
    の遠隔制御方法。
  18. 【請求項１８】 オーディオ装置を遠隔制御する車載シ
    ステムにおいて、 赤外線制御コマンド信号で遠隔制御される車載オーディ
    オ装置、 高周波無線制御コマンド信号で遠隔制御される車載セキ
    ュリティ装置、 セキュリティ装置とオーディオ装置を制御する高周波無
    線信号を選択的に発生するリモコンユニット、 リモコンユニットより発生したオーディオ装置制御用の
    高周波無線信号に応答してオーディオ装置を制御するよ
    うに赤外線制御コマンドを出力するインタフェースユニ
    ット、 を備えることを特徴とする車載システム。
  19. 【請求項１９】 前記セキュリティ装置はリモコンユニ
    ットより高周波無線信号を受信し、該無線信号がオーデ
    ィオ装置制御用であれば、前記インタフェースユニット
    に対し赤外線コマンド信号を出力するように指示する、 ことを特徴とする請求項１８記載の車載システム。
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