JP2002033734A - Atmセル転送型基地局装置及びatmセル転送方式 - Google Patents

Atmセル転送型基地局装置及びatmセル転送方式

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JP2002033734A
JP2002033734A JP2000217239A JP2000217239A JP2002033734A JP 2002033734 A JP2002033734 A JP 2002033734A JP 2000217239 A JP2000217239 A JP 2000217239A JP 2000217239 A JP2000217239 A JP 2000217239A JP 2002033734 A JP2002033734 A JP 2002033734A
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Takayoshi Kashiwagi
隆好 柏木
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セル転送の高効率化を図り、転送に要する遅
延時間を短縮化させ、許容遅延時間を越えることにより
発生するセル廃棄の割合を低減させ、通信品質や信頼性
等を向上させるATMセル転送型基地局装置及びATM
セル転送方式を提供する。 【解決手段】 チャネルカードは送信セルバッファに蓄
えられているセル数をカウントし、同時に全てのセルに
関して送信待機時間をカウントする。送信待機時間がC
PUに設定された閾値を越えた場合、シリアル信号生成
部4は制御カードへ送信待機セル数及び送信待機設定時
間内情報を通知する。制御カードは、接続されている全
てのチャネルカード#0,#1,#2,#3,…から各
々の送信セルバッファ監視情報を調停部にて受信し、全
チャネルカードの状況を把握し、早急な引き取りが必要
であるチャネルカードからセルを引き取るよう動作す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信システムのA
TMセル転送型基地局装置及びATMセル転送方式に関
し、特に、ATMセルを用いた通信システムの基地局装
置において、セル転送の効率化を図るATMセル転送型
基地局装置及びATMセル転送方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ATMを用いた通信システムの基
地局装置は、通信の大容量化に伴い処理しなければなら
ないセル数も大幅に増大している。一般に、通信システ
ムの基地局装置は、図1に示す様に、呼制御等(セルの
スイッチングも含む)を行う制御カード101と、呼処
理等を行うチャネルカード#100,#101,#10
2,…に大別される。
【0003】このような基地局装置では、ユーザからの
信号に対する呼処理を行うチャネルカードが多数実装さ
れ、そのチャネルカードに対する制御を制御カードが行
うよう構成されている為、1つの制御カードに対して複
数チャネルカードが割り当てられるという構成に成って
いる。
【0004】このような構成を有することで、従来の基
地局装置では、多数のユーザから入力された信号を目的
のネットワークへ転送(スイッチング)することを可能
としていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術による構成の場合、一般的に、呼が発生
すると、ユーザからコアネットワークへの上り方向への
セル転送は、基地局の構成上チャネルカードが複数とな
る為、他のチャネルカードの影響があり遅延の発生を回
避することができないという問題が生じる。
【0006】特に、トラヒックが大きく変化した時等
は、セルの送信遅延が大きくなり、許容遅延時間の閾値
を越えるため、セル廃棄率が上昇し、通信品質を劣化さ
せる可能性が非常に高くなってしまう。
【0007】従って、本発明は上記問題に鑑みなされた
もので、ATMセルを用いた通信システムの基地局装置
において、ユーザからコアネットワークへの上り方向に
転送されるセルの滞留状況をモニタすることにより、セ
ル転送の高効率化を図り、転送に要する遅延時間を短縮
化させ、許容遅延時間を越えることにより発生するセル
廃棄の割合を低減させ、通信品質や信頼性等を向上させ
るATMセル転送型基地局装置及びATMセル転送方式
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、受信したデータをセル化す
るセル生成手段と、セル生成手段により生成されたセル
を一時格納する送信セル格納手段と、送信セル格納手段
に格納された1つ以上のセル毎に、送信セル格納手段に
格納されている時間を計測する送信待機時間カウント手
段と、送信セル格納手段からセルを出力させる調停手段
と、送信セル格納手段から出力されたセルを受信し、転
送するセル受信手段と、調停手段に対して送信セル格納
手段に格納されたセルの転送処理を要求するシリアル信
号生成手段と、を有して構成され、送信待機時間カウン
ト手段は、送信セル格納手段に格納されたセルの格納さ
れている時間が、予め設定された第1の閾値より大きく
なった場合、セルの格納されている時間が第1の閾値よ
りも大きくなったことをシリアル信号生成手段に通知
し、シリアル信号生成手段は、送信待機時間カウント手
段からセルの格納されている時間が第1の閾値よりも大
きくなったことが通知された場合、調停手段に対してセ
ルの転送を要求する第1の要求信号を通知し、調停手段
は、第1の要求信号を基に、送信セル格納手段からセル
を出力させることを特徴とする。
【0009】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載のATMセル転送型基地局装置において、送信
セル格納手段に格納されているセルの数を計測する送信
待機セル数カウント手段をさらに有し、送信待機セル数
カウント手段は、送信セル格納手段に格納されているセ
ルの数が予め設定された第2の閾値よりも大きくなった
場合、送信セル格納手段に格納されているセルの数が第
2の閾値よりも大きくなったことをシリアル信号生成手
段に通知し、シリアル信号生成手段は、送信待機セル数
カウント手段から格納されているセルの数が第2の閾値
よりも大きくなったことが通知された場合、調停手段に
対して送信セル格納手段に格納されているセルの転送を
要求する第2の要求信号を通知し、調停手段は、第2の
要求信号を基に、送信セル格納手段からセルを出力させ
ることを特徴とする。
【0010】また、請求項3記載の発明は、専用の回線
に接続されるチャネルカードと、チャネルカードから受
信したセルを任意の回線に接続されたチャネルカードに
転送する制御カードと、を有するATMセル転送型基地
局装置であって、チャネルカードは、1つの制御カード
に対して1つ以上接続され、チャネルカードは、受信し
たデータをセル化するセル生成手段と、セル生成手段に
より生成されたセルを一時格納する送信セル格納手段
と、送信セル格納手段に格納された1つ以上のセル毎
に、送信セル格納手段に格納されている時間を計測する
送信待機時間カウント手段と、送信セル格納手段からセ
ルを出力させる調停手段と、送信セル格納手段から出力
されたセルを受信し、転送するセル受信手段と、調停手
段に対して送信セル格納手段に格納されたセルの転送処
理を要求するシリアル信号生成手段と、を有して構成さ
れ、送信待機時間カウント手段は、送信セル格納手段に
格納されたセルの格納されている時間が、予め設定され
た第1の閾値より大きくなった場合、セルの格納されて
いる時間が第1の閾値よりも大きくなったことをシリア
ル信号生成手段に通知し、シリアル信号生成手段は、送
信待機時間カウント手段からセルの格納されている時間
が第1の閾値よりも大きくなったことが通知された場
合、調停手段に対してセルの転送を要求する第1の要求
信号を通知し、調停手段は、1つ以上のシリアル信号生
成手段から入力された第1の要求信号を基に、実際にセ
ルを転送させるチャネルカードを選択し、選択したチャ
ネルカードに格納された送信セル格納手段からセルを出
力させることを特徴とする。
【0011】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項3記載のATMセル転送型基地局装置において、送信
セル格納手段に格納されているセルの数を計測する送信
待機セル数カウント手段をさらに有し、送信待機セル数
カウント手段は、送信セル格納手段に格納されているセ
ルの数が予め設定された第2の閾値よりも大きくなった
場合、送信セル格納手段に格納されているセルの数が第
2の閾値よりも大きくなったことをシリアル信号生成手
段に通知し、シリアル信号生成手段は、送信待機セル数
カウント手段から格納されているセルの数が第2の閾値
よりも大きくなったことが通知された場合、調停手段に
対して送信セル格納手段に格納されているセルの転送を
要求する第2の要求信号を通知し、調停手段は、1つ以
上のシリアル信号生成手段から入力された第2の要求信
号をを基に、実際にセルを転送させるチャネルカードを
選択し、選択したチャネルカードに格納された送信セル
格納手段からセルを出力させることを特徴とする。
【0012】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項3または4記載のATMセル転送型基地局装置におい
て、調停部は、複数のシリアル信号生成手段から第1の
要求信号が通知された場合、対応する送信待機時間カウ
ント手段に設定された第1の閾値から格納時間が最も経
過しているセルに関する第1の要求信号を基に、実際に
セルを転送させるチャネルカードを選択することを特徴
とする。
【0013】また、請求項6記載の発明によれば、請求
項4または5記載のATMセル転送型基地局装置におい
て、調停部は、複数のシリアル信号生成手段から第2の
要求信号が通知された場合、対応する送信待機セル数カ
ウント手段に設定された第2の閾値から格納されている
セル数が最も超過している送信セル格納手段に関する第
2の要求信号を基に、実際にセルを転送させるチャネル
カードを選択することを特徴とする。
【0014】また、請求項7記載の発明によれば、請求
項2、4から6のいずれか1項に記載のATMセル転送
型基地局装置において、調停部は、複数のシリアル信号
生成手段から第1の要求信号及び第2の要求信号が通知
された場合、第1の要求信号を通知したシリアル信号生
成手段を格納するチャネルカードを選択することを特徴
とする。
【0015】また、請求項8記載の発明は、専用の回線
に接続されるチャネルカードと、チャネルカードから受
信したセルを任意の回線に接続されたチャネルカードに
転送する制御カードと、を用いるATMセル転送方式で
あって、チャネルカードは、1つの制御カードに対して
1つ以上接続され、制御カードは、早急なセル転送が必
要となるチャネルカードが存在するか否かを判定するセ
ル転送判定工程と、第1のセル転送判定工程において、
早急なセル転送が必要となるチャネルカードが存在する
と判定された場合、チャネルカードから早急なセル転送
を必要とするセルを引き取る第1のセル引取工程と、第
1のセル転送判定工程において、早急なセル転送が必要
となるチャネルカードが存在しないと判定された場合、
1つ上のチャネルカードにおいて、予め個々に設定され
ているセル格納数閾値を超えてセルを格納しているチャ
ネルカードが存在するか否かを判定する超閾値セル数判
定工程と、第1の超閾値セル数判定工程において、セル
格納数閾値を超えてセルを格納しているチャネルカード
が存在しないと判定された場合、ポーリングによりセル
を引き取るチャネルカードを決定し、決定したチャネル
カードよりセルを引き取る第2のセル引取工程と、第1
の超閾値セル数判定工程において、セル格納数閾値を超
えてセルを格納しているチャネルカードが存在すると判
定された場合、存在するチャネルカードの数を検知する
超閾値チャネルカード数検知工程と、超閾値チャネルカ
ード数検知工程において、検知されたチャネルカードが
単数である場合、検地されたチャネルカードよりセルを
引き取る第3のセル引取工程と、超閾値チャネルカード
数検知工程において、検知されたチャネルカードが複数
である場合、最もセル格納数閾値を超えてセルを格納し
ているチャネルカードを検知する最超閾値チャネルカー
ド検知工程と、最超閾値チャネルカード検知工程におい
て検地されたチャネルカードからセルを引き取る第4の
セル引取工程と、を有することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明は、ATMセルを用いた通
信システムにおける基地局装置内部でのユーザ側からコ
アネットワークへの上り方向となるセル転送において、
セルの滞留状況をモニタリングし、このモニタリングの
結果に基づいてスイッチングを実行することで、セル転
送の高効率化を図ることを目的としたATMセル転送型
基地局装置及びATMセル転送方式である。従って、本
発明により、転送に要する遅延時間が短縮される。これ
により、許容遅延時間を越えることで発生するセル廃棄
の回数が減少し、通信品質や信頼性を向上することがで
きるという効果が得られる。
【0017】このことを踏まえて、以下、本発明のAT
Mセル転送型基地局装置及びATMセル転送方式を図面
を用いて詳細に説明する。
【0018】〔第1の実施形態〕先ず、本発明の第1の
実施形態について図面を参照して説明する。図1は従来
技術による基地局装置内部の構成を示すブロック図であ
る。これは、ATMセルを用いた通信システムにおける
基地局装置として一般的なものを示している。図1にお
いて、基地局装置内は呼制御等(スイッチング処理も含
む)を主な機能とする制御カード101と、呼処理を主
な機能とするチャネルカード#100,#101,#1
02,…と、に大別され、制御カード101と複数のチ
ャネルカード#100,#101,#102,…それぞ
れとがバスを介して接続されている。
【0019】従来技術の場合、上記構成において、ユー
ザ#,…、#I,…、#i,…からコアネットワーク
(図1においては制御カード101方向)への上り方向
のセル転送を実行するためには、あるチャネルカード
(#100,#101,#102,…のいずれか)がセ
ル送信を実行するためには、少なくとも他のチャネルカ
ード(上記のチャネルカード以外のチャネルカードの内
1つ以上)のセル送信が実行されていないことが条件と
なり、これを満たさない場合はセル送信を待機せざるを
得ない構成となっている。
【0020】また、図2は各々のチャネルカード#10
0,#101,#102,…それぞれにおける送信待機
セル数を示している。ここで、送信待機セルとは、チャ
ネルカード#100,#101,#102,…それぞれ
における送信セルバッファ(図示せず)に格納され、制
御カード101におけるセル受信部102への送信を待
機しているセルである。
【0021】従って、図2に示す図には、送信待機セル
数が、全てのチャネルカード#100,#101,#1
02,…において等しい場合が示されている。
【0022】{第1の実施形態の構成}次に、図1に示
した従来技術による基地局装置の内部構成に対して、図
3に、本発明の第1の実施形態によるATMセル転送型
基地局装置及びATMセル転送方式のブロック図を示
す。図3を参照すると、本発明の第1の実施形態では、
本発明による効果を実現するチャネルカード#0,#
1,#2,#3,…と、制御カード1と、の構成が示さ
れている。
【0023】本構成において、チャネルカード#0(チ
ャネルカード#0,#1,#2,#3,…それぞれは同
様な構成であるためチャネルカード#0についてのみ説
明する)は、ユーザより受信したデータをATMセルに
変換するセル生成部9と、生成されたATMセルを一時
保管する送信セルバッファ6と、この送信セルバッファ
6に蓄えられているATMセルの数をカウントする送信
待機セル数カウント部5と、同じく送信セルバッファ6
に蓄えられているATMセルの格納されてからの時間
(送信待機時間)をカウントする送信待機時間カウント
部8と、送信待機セル数カウント部5と送信待機時間カ
ウント部8とからの情報を基に、制御カード1に対して
セル転送の許可を要求するシリアル信号を送信するシリ
アル信号生成部4と、上記各構成要素の制御を行うCP
U7と、を有して構成されている。
【0024】従って、上記のチャネルカード#0にユー
ザから送信されたデータが入力されると、チャネルカー
ド#0は、セル生成部9において入力されたデータを基
にATMセルを生成し、この生成されたATMセルを送
信セルバッファ6に一度蓄える。
【0025】また、チャネルカード#0は、送信セルバ
ッファ6に蓄えられているATMセルの数を送信待機セ
ル数カウント部5においてカウントしており、また、同
時に、送信待機時間カウント部8において、送信セルバ
ッファ6に存在する全てのセルそれぞれに関して送信待
機時間をカウントしている。また、CPU7はセル送信
待機時間の閾値等の設定も行い、送信待機時間カウント
部8において送信待機時間の閾値を超えた場合に、シリ
アル信号生成部4より制御カード1へシリアル信号を送
信するよう制御する。
【0026】従って、送信待機時間がCPU7に設定さ
れた閾値を越えた場合、送信待機時間カウント部8は、
シリアル信号生成部4に対して送信待機時間の閾値を超
えたことを通知する。これに対して、シリアル信号生成
部4では、送信待機セル数カウント部5及び送信待機時
間カウント部8からの情報に基づきシリアル信号を生成
し、制御カード1へ送信セルバッファ6に蓄えられてい
る送信待機セル数及び送信セルバッファ6内に蓄えられ
ている送信待機セルそれぞれの待機時間である送信待機
設定時間内情報を通知する。以下、この送信待機セル数
及び送信待機設定時間内情報を含むシリアル信号を送信
セルバッファ監視情報という。
【0027】このように送信セルバッファ監視情報(シ
リアル信号)が入力された制御カード1は、接続されて
いる全てのチャネルカード#0,#1,#2,#3,…
から各々の送信セルバッファ監視情報を調停部3にて受
信し、全チャネルカードの状況を把握する。
【0028】その後、調停部3が送信セルバッファ監視
情報より把握された情報を基にセルの早急な引き取りが
必要であるチャネルカードが存在すると判断した場合、
制御カード1は、セル受信部2に対して、早急な引き取
りが必要と判断されたチャネルカードからセルを引き取
る様に動作を行う。但し、この動作において、早急にセ
ル転送が必要と判断されるチャネルカードが複数存在す
る場合、先ず、先に最も早急なセル転送が必要であるチ
ャネルカードを選択する。
【0029】これに対し、通常の引取動作では、セル受
信部2がポーリングにより送信セルバッファ6内に格納
されたセルの有無を検出し、有ると検出された場合に蓄
えられているATMセルを引き取るよう動作している。
従って、上記のような早急な引き取りが必要であると調
停部3から指示があったときのみ、セル受信部2は、指
示されたチャネルカードからセルを引き取るよう動作す
る。
【0030】{第1の実施形態の動作}次に図面を用い
て、第1の実施形態の動作を詳細に説明する。図4は、
第1の実施形態によるチャネルカード#0,#1,#
2,#3,…の動作を示すフローチャートであり、図5
は、第1の実施形態による制御カード1の動作を示すフ
ローチャートである。
【0031】先ず、図4のチャネルカードの動作フロー
チャートについて説明する。第1の実施形態によるチャ
ネルカード#0,#1,#2,#3,…は、ユーザより
送信されたデータを受信すると、セル生成部9にて受信
したデータを基にATMセルを生成し、この生成したA
TMセルを送信セルバッファ6に蓄える。
【0032】従って、図4を参照すると、第1の実施形
態によるチャネルカード#0,#1,#2,#3,…
は、送信セルバッファ6に蓄えられたATMセル数のカ
ウント、及び、このATMセル全てに対する送信待機時
間のカウントを定期的、又は連続的に行う(ステップA
1:送信セルバッファのモニタ)。
【0033】更に、ステップA1でモニタリングされる
それぞれのATMセルに対する送信待機時間について、
CPU7で設定された送信待機時間の閾値を超えている
ATMセルがあるか否かを判断する(ステップA2:送
信待機時間が限界値のセルの有無)。
【0034】ステップA2において、送信待機時間の閾
値を超えているATMセルが無い場合(ステップA2の
無)、チャネルカードは、送信セルバッファ6に蓄えら
れたセル数を送信待機セル数カウンタ部5より読み出
し、この読み出した値をシリアル信号生成部4に送信
し、シリアル信号生成部4においてシリアル信号(送信
セルバッファ監視情報)に変換して制御カード1におけ
る調停部3へ送信する(ステップA3:送信セルバッフ
ァに蓄えられたセル数を制御カードに通知)。
【0035】これに対して、ステップA2において、送
信待機時間が閾値を超えているセルが存在する場合は
(ステップA2の有)、送信セルバッファ6に蓄えられ
たセル数の他に送信待機時間が限界に来ている事を通知
するシリアル信号(送信セルバッファ管理情報)をシリ
アル信号生成部4において生成し制御カード1における
調停部3へ送信する(ステップA4:セル送信待機時間
が限界であることを制御カードに通知)。
【0036】上記のように、ステップA3、若しくはス
テップA4において、現時点での送信セルバッファに格
納されているセルの状態を通知後、チャネルカードは、
ステップA1に帰還し、以降同様な監視動作を繰り返
す。
【0037】次に、図5に示す制御カード1の動作フロ
ーチャートについて説明する。図5を参照すると、先
ず、制御カード1の動作が開始されると、調停部3は、
送信待機時間が限界となっているセルが存在することを
通知しているチャネルカードの有無をチェックする(セ
ル送信待機時間が限界に達し制御カード1にそのことを
通知するシリアル信号(送信セルバッファ監視情報)を
以下LIM信号と定義する)(ステップB1:LIMチ
ャネルカードの有無)。
【0038】ステップB1のチェックにおいて、送信待
機時間が限界に達しているセルを含むチャネルカードが
存在する場合(ステップB1の有)、調停部3は、この
LIM信号を通知したチャネルカードより、送信待機時
間が限界状態であるセルを引取るようにセル受信部2に
指示し、これに対して、セル受信部2において、対象の
セルが引き取られる(ステップB2:LIMチャネルカ
ードからのセルの取り引き)。但し、上記のチェック時
において、LIM信号を通知しているチャネルカードが
複数ある場合は(ステップB1の有)、それらのチャネ
ルカード内でラウンドロビンを行い順次セルを引き取る
よう構成する。
【0039】また、ステップB1のチェックにおいて、
LIM信号を通知しているチャネルカードが無い場合は
(ステップB1の無)、送信待ちセル数が閾値を越えた
ことを通知しているチャネルカードの有無を確認する
(ステップB3:送信待ちセル数閾値越えチャネルカー
ド)。
【0040】ステップB3の確認において、送信待ちセ
ル数が閾値を超えたことを通知しているチャネルカード
が無い場合は(ステップB3の無)、各々のチャネルカ
ードに対して送信セルバッファ6内に格納された送信待
機セルの有無をポーリングにより確認し、ラウンドロビ
ンにチャネルカードを選択することで順次セルを引き取
る(ステップB4:ポーリング及びセルの引き取り)。
【0041】これに対して、ステップB3の確認におい
て、送信待機セル数が閾値を越えたことを通知している
チャネルカードが有る場合は(ステップB3の有)、送
信待機セル数が閾値を越えたことを通知しているチャネ
ルカードの数が単数か複数かを調べる(ステップB5:
送信待ちセル数閾値越えチャネルカード枚数)。
【0042】ステップB5において、送信待機セル数が
閾値を超えたことを通知しているチャネルカードが単数
である場合は(ステップB5の単数)、該当するチャネ
ルカードからセルを引き取る(ステップB6:セルの引
き取り)。
【0043】その後、LIM信号を通知しているチャネ
ルカードの有無を再度チェックし(ステップB7:LI
Mチャネルカードの有無)、ステップB7のチェックに
おいて、LIM信号を通知しているチャネルカードが有
る場合(ステップB7の有)、ステップB1と同様に、
LIM信号を通知しているチャネルカードが単数であれ
ば、該当するチャネルカードよりセルを引き取り、ま
た、LIM信号を通知しているチャネルカードが複数で
あれば、ラウンドロビンにチャネルカードを選択して順
次セルを引き取り(ステップB8:LIMチャネルカー
ドからのセルの引き取り)、ステップB7に帰還する。
【0044】また、ステップB7のチェックにおいて、
LIM信号を通知しているチャネルカードがない場合
(ステップB7の無)、ステップB3に帰還して、送信
待ちセル数が閾値を越えたことを通知しているチャネル
カードの有無の確認に戻る。
【0045】また、ステップB5において、送信待機セ
ル数が閾値を超えたことを通知しているチャネルカード
が複数存在する場合は(ステップB5の複数)、調停部
3において最も送信待ちセル数が多いチャネルカードを
優先的に選択する送信待ちセル数最大値優先の調停を行
い(ステップB9:調停)、調停部3において決定した
チャネルカードからセルを引取るようにセル受信部2に
指示し送信セルバッファよりセルを引き取る(ステップ
B10)。
【0046】その後、LIM信号を通知しているチャネ
ルカードの有無を再度チェックし(ステップB11:L
IMチャネルカードの有無)、ステップB11のチェッ
クにおいて、LIM信号を通知しているチャネルカード
が有る場合(ステップB11の有)、ステップB1と同
様に、LIM信号を通知しているチャネルカードが単数
であれば、該当するチャネルカードよりセルを引き取
り、また、LIM信号を通知しているチャネルカードが
複数であれば、ラウンドロビンにチャネルカードを選択
して順次セルを引き取り(ステップB12:LIMチャ
ネルカードからのセルの引き取り)、ステップB11に
帰還する。
【0047】また、ステップB11のチェックにおい
て、LIM信号を通知しているチャネルカードがない場
合(ステップB11の無)、ステップB5に帰還して、
送信待機セル数が閾値を越えたことを通知しているチャ
ネルカードの数が単数か複数かを再度調べる。
【0048】{第1の実施形態による効果}以上説明し
たように、本発明の第1の実施形態によれば、各チャネ
ルカードの送信待ちセル数の監視情報を基に制御カード
がセルを引取る為、図6に示す様に、ある特定チャネル
カードだけ送信待機セル数が極端に多くなることを防止
し、図2に示す様に各チャネルカード同士の送信待ちセ
ル数を平均化することができ、極端なセルの滞留を防ぐ
ことができる。これにより許容遅延を越えてしまうセル
数を減らすことができ、セル廃棄率の低減や通信の信頼
性の向上に繋がる効果が得られる。
【0049】〔第2の実施形態〕また、第1の実施形態
では、早急なセル転送の必要性の有無に依存することな
く、シリアル信号(送信セルバッファ監視情報)をチャ
ネルカード#0,#1,#2,#3,…から制御カード
1へ送信するよう構成されていたが、本第2の実施形態
では、この構成を早急なセル転送を必要とする場合のみ
に限定する。即ち、第1の実施形態におけるLIM信号
のみを送信するよう構成したものである。
【0050】従って、第2の実施形態による基地局装置
の構成は、第1の実施形態による基地局装置の構成と同
様なものとなる。但し、第1の実施形態におけるシリア
ル信号生成部4の動作としては、送信待機時間カウント
部8よりCPU7が設定した閾値を超えたセルが存在す
ることを通知された場合にのみ、制御カード1に対して
LIM信号を通知するよう動作する。
【0051】図7は、本実施形態におけるチャネルカー
ド#0,#1,#2,#3,…の動作を示すフローチャ
ートである。
【0052】先ず、図7を参照すると、本実施形態によ
るチャネルカード#0,#1,#2,#3,…は、送信
セルバッファ6に蓄えられたATMセル数のカウント、
及び、このATMセル全てに対する送信待機時間のカウ
ントを定期的、又は連続的に行う(ステップC1:送信
セルバッファのモニタ)。
【0053】更に、ステップA1でモニタリングされる
それぞれのATMセルに対する送信待機時間について、
CPU7で設定された送信待機時間の閾値を超えている
ATMセルがあるか否かを判断する(ステップC2:送
信待機時間が限界値のセルの有無)。
【0054】ステップC2において、送信待機時間の閾
値を超えているATMセルが無い場合(ステップC2の
無)、チャネルカードは、そのままステップC1に帰還
する。
【0055】これに対して、ステップC2において、送
信待機時間が閾値を超えているセルが存在する場合は
(ステップC2の有)、送信セルバッファ6に蓄えられ
たセル数の他に送信待機時間が限界に来ている事を通知
するシリアル信号(送信セルバッファ管理情報)をシリ
アル信号生成部4において生成し制御カード1における
調停部3へ送信する(ステップC3:セル送信待機時間
が限界であることを制御カードに通知)。
【0056】上記のようにステップA4において現時点
での送信セルバッファに格納されているセルの状態を通
知後、チャネルカードは、ステップC1に帰還し、以降
同様な監視動作を繰り返す。
【0057】また、本実施形態による制御カード1の動
作としては、上述した第1の実施形態における図5に示
す動作と同様なもので実施することが可能であるため、
ここでは、説明を省略する。
【0058】{第2の実施形態による効果}以上説明し
たように、本実施形態によれば、第1の実施形態を基地
局装置の構成を簡略化した場合や消費電力の低減を重視
するケースに対して適用することが可能となる。
【0059】〔他の実施形態〕又、上記した第1及び第
2の実施形態では、対象となる処理レイヤをATMセル
が担う物理層(OSI参照モデルにおける第1層)及び
データリンク層におけるMAC層(OSI参照モデルの
第2層におけるMAC層)としていたが、対象となる処
理レイヤをOSI参照モデルにおけるより上位のレイヤ
に発展することも可能である。
【0060】又、本発明によるATMセル転送型基地局
装置及びATMセル転送方式は、本発明の趣旨を逸脱し
ない限り、種々変形して実施することが可能である。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の実
施形態によれば、各チャネルカードの送信待ちセル数の
監視情報を基に制御カードがセルを引取る為、図6に示
す様に、ある特定チャネルカードだけ送信待機セル数が
極端に多くなることを防止し、図2に示す様に各チャネ
ルカード同士の送信待ちセル数を平均化することがで
き、極端なセルの滞留を防ぐことができる。これにより
許容遅延を越えてしまうセル数を減らすことができ、セ
ル廃棄率の低減や通信の信頼性の向上に繋がる効果が得
られる。
【0062】更に、本発明の第1の実施形態によれば、
第1の実施形態を基地局装置の構成を簡略化した場合や
消費電力の低減を重視するケースに対して適用すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による基地局装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】基地局装置の各チャネルカードにおける送信セ
ルバッファが格納するセル数を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態による基地局装置の構
成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態によるチャネルカード
の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施形態による制御カードの動
作を示すフローチャートである。
【図6】基地局装置の各チャネルカードにおける送信セ
ルバッファが格納するセル数を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態におけるチャネルカー
ドの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1 制御カード 2 セル受信部 3 調停部 4 シリアル信号生成部 5 送信待機セル数カウント部 6 送信セルバッファ 7 CPU 8 送信待機時間カウント部 9 セル生成部 #0,#1,#2,#3,… チャネルカード

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したデータをセル化するセル生成手
    段と、 該セル生成手段により生成されたセルを一時格納する送
    信セル格納手段と、 該送信セル格納手段に格納された1つ以上の前記セル毎
    に、該送信セル格納手段に格納されている時間を計測す
    る送信待機時間カウント手段と、 前記送信セル格納手段から前記セルを出力させる調停手
    段と、 前記送信セル格納手段から出力された前記セルを受信
    し、転送するセル受信手段と、 前記調停手段に対して前記送信セル格納手段に格納され
    た前記セルの転送処理を要求するシリアル信号生成手段
    と、 を有して構成され、 前記送信待機時間カウント手段は、前記送信セル格納手
    段に格納された前記セルの前記格納されている時間が、
    予め設定された第1の閾値より大きくなった場合、該セ
    ルの前記格納されている時間が前記第1の閾値よりも大
    きくなったことを前記シリアル信号生成手段に通知し、 前記シリアル信号生成手段は、前記送信待機時間カウン
    ト手段から前記セルの前記格納されている時間が前記第
    1の閾値よりも大きくなったことが通知された場合、前
    記調停手段に対して前記セルの転送を要求する第1の要
    求信号を通知し、 前記調停手段は、前記第1の要求信号を基に、前記送信
    セル格納手段から前記セルを出力させることを特徴とす
    るATMセル転送型基地局装置。
  2. 【請求項2】 前記送信セル格納手段に格納されている
    セルの数を計測する送信待機セル数カウント手段をさら
    に有し、 該送信待機セル数カウント手段は、前記送信セル格納手
    段に格納されているセルの数が予め設定された第2の閾
    値よりも大きくなった場合、該送信セル格納手段に格納
    されている前記セルの数が前記第2の閾値よりも大きく
    なったことを前記シリアル信号生成手段に通知し、 前記シリアル信号生成手段は、前記送信待機セル数カウ
    ント手段から前記格納されているセルの数が前記第2の
    閾値よりも大きくなったことが通知された場合、前記調
    停手段に対して前記送信セル格納手段に格納されている
    セルの転送を要求する第2の要求信号を通知し、 前記調停手段は、前記第2の要求信号を基に、前記送信
    セル格納手段からセルを出力させることを特徴とする請
    求項1記載のATMセル転送型基地局装置。
  3. 【請求項3】 専用の回線に接続されるチャネルカード
    と、該チャネルカードから受信したセルを任意の回線に
    接続されたチャネルカードに転送する制御カードと、を
    有するATMセル転送型基地局装置であって、 前記チャネルカードは、1つの前記制御カードに対して
    1つ以上接続され、 前記チャネルカードは、 受信したデータをセル化するセル生成手段と、 該セル生成手段により生成されたセルを一時格納する送
    信セル格納手段と、 該送信セル格納手段に格納された1つ以上の前記セル毎
    に、該送信セル格納手段に格納されている時間を計測す
    る送信待機時間カウント手段と、 前記送信セル格納手段から前記セルを出力させる調停手
    段と、 前記送信セル格納手段から出力された前記セルを受信
    し、転送するセル受信手段と、 前記調停手段に対して前記送信セル格納手段に格納され
    た前記セルの転送処理を要求するシリアル信号生成手段
    と、 を有して構成され、 前記送信待機時間カウント手段は、前記送信セル格納手
    段に格納された前記セルの前記格納されている時間が、
    予め設定された第1の閾値より大きくなった場合、該セ
    ルの前記格納されている時間が前記第1の閾値よりも大
    きくなったことを前記シリアル信号生成手段に通知し、 前記シリアル信号生成手段は、前記送信待機時間カウン
    ト手段から前記セルの前記格納されている時間が前記第
    1の閾値よりも大きくなったことが通知された場合、前
    記調停手段に対して前記セルの転送を要求する第1の要
    求信号を通知し、 前記調停手段は、1つ以上の前記シリアル信号生成手段
    から入力された前記第1の要求信号を基に、実際にセル
    を転送させる前記チャネルカードを選択し、該選択した
    チャネルカードに格納された前記送信セル格納手段から
    前記セルを出力させることを特徴とするATMセル転送
    型基地局装置。
  4. 【請求項4】 前記送信セル格納手段に格納されている
    セルの数を計測する送信待機セル数カウント手段をさら
    に有し、 該送信待機セル数カウント手段は、前記送信セル格納手
    段に格納されているセルの数が予め設定された第2の閾
    値よりも大きくなった場合、該送信セル格納手段に格納
    されている前記セルの数が前記第2の閾値よりも大きく
    なったことを前記シリアル信号生成手段に通知し、 前記シリアル信号生成手段は、前記送信待機セル数カウ
    ント手段から前記格納されているセルの数が前記第2の
    閾値よりも大きくなったことが通知された場合、前記調
    停手段に対して前記送信セル格納手段に格納されている
    セルの転送を要求する第2の要求信号を通知し、 前記調停手段は、1つ以上の前記シリアル信号生成手段
    から入力された前記第2の要求信号をを基に、実際にセ
    ルを転送させる前記チャネルカードを選択し、該選択し
    たチャネルカードに格納された前記送信セル格納手段か
    らセルを出力させることを特徴とする請求項3記載のA
    TMセル転送型基地局装置。
  5. 【請求項5】 前記調停部は、複数の前記シリアル信号
    生成手段から前記第1の要求信号が通知された場合、対
    応する前記送信待機時間カウント手段に設定された前記
    第1の閾値から格納時間が最も経過しているセルに関す
    る前記第1の要求信号を基に、前記実際にセルを転送さ
    せるチャネルカードを選択することを特徴とする請求項
    3または4記載のATMセル転送型基地局装置。
  6. 【請求項6】 前記調停部は、複数の前記シリアル信号
    生成手段から前記第2の要求信号が通知された場合、対
    応する前記送信待機セル数カウント手段に設定された前
    記第2の閾値から格納されているセル数が最も超過して
    いる前記送信セル格納手段に関する前記第2の要求信号
    を基に、前記実際にセルを転送させるチャネルカードを
    選択することを特徴とする請求項4または5記載のAT
    Mセル転送型基地局装置。
  7. 【請求項7】 前記調停部は、複数の前記シリアル信号
    生成手段から前記第1の要求信号及び前記第2の要求信
    号が通知された場合、前記第1の要求信号を通知した前
    記シリアル信号生成手段を格納するチャネルカードを選
    択することを特徴とする請求項2、4から6のいずれか
    1項に記載のATMセル転送型基地局装置。
  8. 【請求項8】 専用の回線に接続されるチャネルカード
    と、該チャネルカードから受信したセルを任意の回線に
    接続されたチャネルカードに転送する制御カードと、を
    用いるATMセル転送方式であって、 前記チャネルカードは、1つの前記制御カードに対して
    1つ以上接続され、 前記制御カードは、 早急なセル転送が必要となる前記チャネルカードが存在
    するか否かを判定するセル転送判定工程と、 前記第1のセル転送判定工程において、早急なセル転送
    が必要となる前記チャネルカードが存在すると判定され
    た場合、該チャネルカードから前記早急なセル転送を必
    要とするセルを引き取る第1のセル引取工程と、 前記第1のセル転送判定工程において、前記早急なセル
    転送が必要となるチャネルカードが存在しないと判定さ
    れた場合、1つ上の前記チャネルカードにおいて、予め
    個々に設定されているセル格納数閾値を超えてセルを格
    納しているチャネルカードが存在するか否かを判定する
    超閾値セル数判定工程と、 該第1の超閾値セル数判定工程において、前記セル格納
    数閾値を超えてセルを格納している前記チャネルカード
    が存在しないと判定された場合、ポーリングによりセル
    を引き取るチャネルカードを決定し、該決定したチャネ
    ルカードよりセルを引き取る第2のセル引取工程と、 前記第1の超閾値セル数判定工程において、前記セル格
    納数閾値を超えてセルを格納している前記チャネルカー
    ドが存在すると判定された場合、該存在するチャネルカ
    ードの数を検知する超閾値チャネルカード数検知工程
    と、 該超閾値チャネルカード数検知工程において、検知され
    たチャネルカードが単数である場合、該検地されたチャ
    ネルカードよりセルを引き取る第3のセル引取工程と、 前記超閾値チャネルカード数検知工程において、検知さ
    れたチャネルカードが複数である場合、最も前記セル格
    納数閾値を超えてセルを格納している前記チャネルカー
    ドを検知する最超閾値チャネルカード検知工程と、 該最超閾値チャネルカード検知工程において検地された
    前記チャネルカードからセルを引き取る第4のセル引取
    工程と、 を有することを特徴とするATMセル転送方式。
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