JP2002032077A - コード進行修正装置、コード進行修正方法及び同装置に適用されるプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体、並びに自動作曲装置、自動作曲方法及び同装置に適用されるコンピュータ読取り可能な記録媒体 - Google Patents

コード進行修正装置、コード進行修正方法及び同装置に適用されるプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体、並びに自動作曲装置、自動作曲方法及び同装置に適用されるコンピュータ読取り可能な記録媒体

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JP2002032077A
JP2002032077A JP2000218107A JP2000218107A JP2002032077A JP 2002032077 A JP2002032077 A JP 2002032077A JP 2000218107 A JP2000218107 A JP 2000218107A JP 2000218107 A JP2000218107 A JP 2000218107A JP 2002032077 A JP2002032077 A JP 2002032077A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 与えられたコード列のうちの一部のコードを
変更しても、コード列の繋がりが音楽的に不自然になら
ないようにする。 【解決手段】 ユーザは、コード列a,b,c,d,
e,fからなるコード列を含む1曲分のコード列を選択
する。そして、ユーザの好みにより又は与えられたモチ
ーフメロディに合致させるために、コード列a,b,
c,d,e,fの一部であるコードセットc,dの部分
が他のコードに変更される。この場合、コードa及び変
更されたコードcに自然に繋がるコードb*が自動的に
決定されて、コードbが同決定コードb*に自動的に変
更される。また、変更されたコードd及びコードfに自
然に繋がるコードe*が自動的に決定されて、コードe
が同決定コードe*に自動的に変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、与えられた複数の
コードからなるコード列の一部を音楽的に適合するよう
に変更するコード進行修正装置、コード進行修正方法及
び同装置に適用されるプログラムを記録したコンピュー
タ読取り可能な記録媒体に関する。また、、本発明は、
楽曲中のさび部分を含むメロディ生成用データ及び複数
のコードからなるコード列が与えられて、メロディを自
動作曲する自動作曲装置、自動作曲方法及び同装置に適
用されるコンピュータ読取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、所定のコード進行に従った複
数のコードからなる多数組のコード列を予め用意してお
き、これらの多数組のコード列から一組のコード列を選
択して、ユーザによるメロディ演奏又は自動的なメロデ
ィ演奏に前記選択した一組のコード列を付加することは
行われていた。また、前記多数組のコード列から一組の
コード列を選択するとともに、曲想、調、モチーフメロ
ディ、楽曲の構成、ピッチに関する情報(音域、ピッチ
変動状態など)などのメロディ生成用データを入力し、
これらの一組のコード列及びメロディ生成用データを用
いて一曲分のメロディを自動的に作曲することも知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ユーザによるメロ
ディ演奏又は自動的なメロディ演奏に一組のコード列を
付加する場合でも、メロディを自動的に作曲する場合で
も、上記選択した一組のコード列中、楽曲のモチーフ部
分、「さび」などに対応する部分のコードを変更して楽
曲に特徴をもたせたいことが生じる。しかし、上記選択
した一組のコード列中の一部のコードが、ユーザの好み
により、又は与えられたモチーフメロディに合致させる
ために変更されると、その前後においてコードの繋がり
が悪く、不自然なコード進行となることがある。また、
従来においては、上記のような「さび」を考慮して自動
作曲することは提案されていない。
【0004】
【発明の概要】本発明は、上記問題に対処するためにな
されたもので、その目的は、一組のコード列中の一部の
コードを変更しても繋がりの良好なコード進行を実現す
るコード進行修正装置、コード進行修正方法及び同装置
に適用されるプログラムを記録したコンピュータ読取り
可能な記録媒体を提供することにある。また、「さび」
を考慮した自動作曲装置、自動作曲方法及び同装置に適
用されるプログラムを記録したコンピュータ読取り可能
な記録媒体を提供することにもある。
【0005】上記目的を達成するために、本発明の第1
の特徴は、与えられた複数のコードからなるコード列の
うちの一部のコードを変更するコード変更手段を備えた
コード進行修正装置において、前記コード変更手段によ
って前記与えられたコード列のうちの一部のコードが変
更されたとき、同コード列のうちで前記変更された一部
のコードに隣接するコードを変更して、コードの繋がり
が音楽的に自然である新たなコード列を生成するコード
修正手段を設けたことにある。
【0006】この場合、前記コード修正手段は、例え
ば、コードの繋がりが音楽的に自然である条件を記憶し
たテーブルと、前記テーブルを参照し、前記コード変更
手段によって変更されたコードと前記与えられたコード
列に含まれていて前記コード変更手段によって変更され
たコードに隣接しないコードとに基づいて、前記隣接す
るコードを決定するコード決定手段とにより構成され
る。
【0007】また、本発明の第1の特徴は、他の観点か
ら見れば、前記コード進行修正装置に対応した技術思想
を有するコード進行修正方法及びプログラムを記録した
コンピュータ読取り可能な記録媒体にもある。
【0008】このような本発明の第1の特徴によれば、
ユーザの好みにより又は与えられたモチーフメロディに
合致させるために、与えられたコード列中の一部が変更
されても、前記与えられたコード列のうちの前記変更さ
れた一部のコードに隣接するコードが変更されて、コー
ドの繋がりが音楽的に自然である新たなコード列が自動
的に生成されるので、常に良好なコード進行が実現され
る。
【0009】また、本発明の第2の特徴は、与えられた
複数のコードからなるコード列のうちの一部のコードを
与えられたメロディに対応するコードに置換するコード
進行修正装置において、前記与えられたメロディに適合
しかつ前記与えられたコード列との繋がりが音楽的に自
然であるコードを検出するコード検出手段と、前記与え
られたコード列のうちの一部のコードを前記検出したコ
ードで置換する置換手段とを設けたことにある。
【0010】この場合、前記コード検出手段は、前記与
えられたメロディに適合する複数のコードを選択する複
数コード選択手段と、前記選択された複数のコードの中
から前記与えられたコード列との繋がりが音楽的に自然
である一つのコードを決定するコード決定手段とにより
構成される。
【0011】また、本発明の第2の特徴は、他の観点か
ら見れば、前記コード進行修正装置に対応した技術思想
を有するコード進行修正方法及びプログラムを記録した
コンピュータ読取り可能な記録媒体にもある。
【0012】このような本発明の第2の特徴において
は、与えられた複数のコードからなるコード列のうちの
一部のコードを与えられたメロディに対応するコードに
置換する場合に、前記与えられたメロディに適合しかつ
前記与えられたコード列との繋がりが音楽的に自然であ
るコードが検出され、同検出されたコードが前記与えら
れたコード列のうちの一部のコードに置換される。した
かって、この第2の特徴によれば、自動作曲システムな
どにおいて、モチーフメロディを与えてコード列の一部
を変更する場合にも、音楽的に自然なコード列を自動的
かつ比較的簡単に得られる。
【0013】また、本発明の第3の特徴は、楽曲中のさ
び部分を含むメロディ生成用データ及び複数のコードか
らなるコード列が与えられてメロディを自動作曲する自
動作曲装置において、前記さび部分を楽曲中の一部に追
加することを指示する追加指示手段と、前記追加指示手
段によりさび部分が追加されたとき、前記与えられたメ
ロディ生成用データ及びコード列中の同さび部分に対応
するメロディ生成用データ及びコードを前記追加したさ
び部分に設定する設定手段とを設けたことにある。
【0014】この第3の特徴によれば、与えられたさび
部分を楽曲の始め又は終わりに設定したり、同さび部分
を繰り返したりすることにより、種々の箇所で盛り上が
りをもつ楽曲を簡単に構成できるようになり、変化に富
んだ楽曲を自動作曲することができるようになる。
【0015】また、この第3の特徴において、前記追加
したさび部分に設定されたコードを前記与えられたコー
ド列との繋がりが音楽的に自然であるコードに修正する
コード修正手段を設けるようにするとよい。これによれ
ば、さび部分を追加しても、与えられたコード進行が不
自然になることはなく、音楽的に良好な楽曲を自動的に
生成できる。
【0016】また、この第3の特徴において、前記追加
したさび部分に設定されたメロディ生成用データに移調
を表す移調データを追加する移調データ追加手段を設け
るようにするとよい。これによれば、さび部分にさらに
変化をもたせることができ、より音楽的に豊かな楽曲を
自動的に作曲できるようになる。
【0017】さらに、このような本発明の第3の特徴
は、他の観点から見れば、前記自動作曲装置に対応した
技術思想を有する自動作曲方法及びプログラムを記録し
たコンピュータ読取り可能な記録媒体にもある。
【0018】
【発明の実施の形態】a.構成例 以下、本発明の実施形態に係る構成例について図面を用
いて説明すると、図1は、同実施形態に係り本発明のコ
ード進行修正装置及び自動作曲装置が適用される楽音発
生装置の全体をブロック図により示している。
【0019】この楽音発生装置は、演奏操作子群11、
パネル操作子群12及びディスプレイ13を備えてい
る。演奏操作子群11は、例えば複数の鍵からなる鍵盤
などで構成されており、それらの操作により楽音の発生
を指示するとともに発生楽音の音高を指示して楽曲の演
奏などに利用される。パネル操作子群12は、操作パネ
ルにそれぞれ配設され、それらの操作により発生楽音の
音色、音量などを指定したり、ディスプレイ14の表示
内容を指示したり、コード進行の修正及び自動作曲を制
御するためのデータ入力に利用される。なお、このパネ
ル操作子群12には、テンキー、カーソル移動キー、マ
ウスなどの操作子も含まれる。これらの演奏操作子群1
1及びパネル操作子群12の各操作は、バス20に接続
された検出回路14,15によりそれぞれ検出されるよ
うになっている。ディスプレイ13は、CRT表示器、
液晶表示器などで構成されており、各種情報を文字又は
数字表示するものである。このディスプレイ13は、バ
ス20に接続された表示回路16により表示制御される
ようになっている。
【0020】また、この楽音発生装置は、バス20に接
続された音源回路17及び効果回路18を備えている。
音源回路17は、バス20を介して供給された演奏情報
(キーコード、キーオン信号、キーオフ信号、音色情報
など)に基づいて楽音信号をそれぞれ形成するための複
数の楽音信号形成チャンネルを備えており、同時に複数
の楽音信号を形成出力することを可能としている。効果
回路18は、音源回路17から出力された楽音信号に対
して、バス20を介して供給された効果制御パラメータ
に応じた効果を付与して出力する。この効果回路18の
出力には、D/A変換器、アンプ、スピーカからなるサ
ウンドシステム19が接続されており、同システム19
は前記効果の付与された楽音信号を楽音として放音す
る。
【0021】また、バス20には、マイクロコンピュー
タ本体部を構成するCPU21,ROM22及びRAM
23が接続されている。CPU21は、この楽音発生装
置を制御するための各種プログラムを実行して各種制御
を行う。また、CPU21にはタイマ24も接続されて
おり、同タイマ24は前記プログラムの実行にとって必
要な時間情報をCPU21に供給する。ROM22は、
前記CPU21によって実行される各種プログラムの一
部、及び同プログラムの実行時に利用される各種データ
の一部又は全部を記憶している。RAM23は、前記各
種プログラムの一部及び各種データの一部又は全部をそ
の実行時に転送されて記憶したり、同各種プログラムの
実行に必要な変数を一次的に記憶する。
【0022】さらに、バス20には、外部記憶装置3
1、MIDI(Musical Instrument Digital Interfac
e)インターフェース32及び通信インターフェース3
3も接続されている。外部記憶装置31は、着脱可能又
は着脱不能に組み込まれたハードディスク、フレキシブ
ルディスク、CD−ROM、MO、DVD、半導体メモ
リなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体、及び同記
録媒体に対してプログラム及びデータの読み書きを可能
とするドライブ装置からなる。この外部記憶装置31
も、前記各種プログラムの一部(ROM22に記憶され
ている以外のプログラム)、及び前記各種データの一部
又は全部(ROM22に記憶されている以外のデータ)
を記憶している。これらの外部記憶装置31に記憶され
た各種プログラム及びデータは、CPU21によって直
接アクセスされることもあるが、主に一旦RAM23に
転送されてその後に利用される。
【0023】MIDIインターフェース32は、鍵盤な
どの演奏装置、他の楽器、パーソナルコンピュータ、自
動演奏装置(シーケンサ)などの他のMIDI対応機器
34に接続されて、同機器34からMIDI情報を受信
し、又は同機器34にMIDI情報を送信するためのイ
ンターフェースである。
【0024】通信インターフェース33は、有線又は無
線の通信ネットワーク35を介してサーバコンピュータ
36などに接続されるもので、同サーバコンピュータ3
6に対してデータ及びプログラムの授受を行う。そし
て、このサーバコンピュータ36から通信ネットワーク
35及び通信インターフェース33を介して、前記各種
プログラム及びデータを、外部記憶装置31又はRAM
23に転送して利用することもできる。
【0025】b.コード進行修正の適用例 本発明に直接関係したコード進行修正の具体例を説明す
る前に、同コード進行修正の必要性をも含めてコード進
行修正処理の適用されるコード進行生成処理について説
明する。
【0026】ユーザによるメロディ演奏又は自動的なメ
ロディ演奏に一連のコード列を付加しようとする場合、
ユーザはROM22又は外部記憶装置31に記憶されて
いる図2の「コード進行生成プログラム」を起動する。
この「コード進行生成プログラム」の実行は、ステップ
100にて開始され、ステップ102にて一組のコード
列を決定する。
【0027】この一組のコード列の決定においては、C
PU21は一組のコード列を選択することの指示をディ
スプレイ13に表示し、ユーザは、これに応答して、予
め用意されて外部記憶装置31内に記憶されている多数
組のコード列の中から一組のコード列を選択パネル操作
子群12を用いて選択する。なお、前記「コード進行生
成プログラム」の起動時に外部記憶装置31に記憶され
る多数組のコード列をRAM23に転送しておいて、同
RAM23内のコード列を選択するようにしてもよい。
各コード列は、所定のコード進行に従った複数のコード
(音楽的に自然な繋がりを有する複数のコード)からな
るものである。また、ユーザが、メジャー系又はマイナ
系のコードとか、明るい又は暗い曲想にマッチしたコー
ド、指定調にマッチしたコードなどのように、入力され
た各種条件で検索する検索機能を用いて多数組のコード
列を徐々に絞り込んでいくようにしてもよい。なお、前
記方法に代えて、演奏操作子群11又はパネル操作子群
12を用いて一組のコード列を入力するようにしてもよ
い。
【0028】次に、CPU21は、ステップ104に
て、ディスプレイ13にてコード列の変更をユーザに促
す表示をして、ユーザによる前記決定したコード列の一
部の変更を許容する。メロディ演奏又は自動的なメロデ
ィ演奏に一組のコード列を付加する場合、前記決定した
一組のコード列中、楽曲のモチーフ部分、「さび」の部
分などに対応する部分のコードを変更して楽曲に対し曲
想に合った特徴をもたせたいことが生じる。この場合、
ユーザは、演奏操作子群11又はパネル操作子群12を
用いて、前記決定したコード列中の一部のコードを他の
コードに変更したり、同コード列中に新たなコードを挿
入したり、同コード列中の一部のコードを削除したり、
同コード列中のある部分のコードを別の部分にコピーし
たりする。
【0029】前記ステップ104の処理後、ステップ1
06にて前記変更されたコードの前後のコードを自動的
に修正してコードの繋がりを良好にし、ステップ108
にてこの「コード進行生成プログラム」の実行を終了す
る。このステップ106の処理は、本発明に直接関係す
るものでコードの自動修正として詳しく後述する。そし
て、このような「コード進行生成プログラム」の実行に
より、最終的な一組のコード列が決定される。
【0030】次に、メロディを自動的に作曲する自動作
曲装置に本発明に係るコード進行修正を適用した場合に
ついて説明する。
【0031】この場合、ユーザは、ROM22又は外部
記憶装置31に記憶されている図3の「自動作曲プログ
ラム」を起動する。この「自動作曲プログラム」の実行
は、ステップ120にて開始され、ステップ122にて
メロディ生成用データを入力する。
【0032】このメロディ生成用データの入力において
は、CPU21はメロディ生成用データの入力指示をデ
ィスプレイ13に表示し、ユーザは、これに応答して、
演奏操作子群11又はパネル操作子群12を用いてメロ
ディ生成用データを入力する。メロディ生成用データと
は、曲想、調、モチーフメロディ、楽曲の構成(複数の
楽節の組み合わせ)、ピッチに関する情報(音域、ピッ
チ変動状態など)、リズムに関する情報(音数、シンコ
ペーションの有無など)などである。
【0033】次に、CPU21は、ステップ124に
て、コード進行生成処理を実行する。このコード進行生
成処理は、全体的には前記図2の「コード進行生成プロ
グラム」とほぼ同じであり、前記ステップ102、10
4の一部において異なる。すなわち、ステップ102の
処理においては、前述した処理に加えて、前記ステップ
122にて入力した曲想、調、モチーフメロディ、楽曲
の構成などを用いて、一組のコード列の決定するように
してもよい。この方法は、特に、外部記憶装置31に記
憶されている多数組のコードの中から一組のコード列を
選択する場合に有効である。
【0034】また、ステップ104の処理においては、
前記演奏操作子群11又はパネル操作子群12を用いた
一部のコードの変更処理に代え又は加えて、前記ステッ
プ122にて入力したメロディ生成用データに基づいて
前記決定した一組のコード列の一部を自動的に変更する
ようにしてもよい。具体的な例としては、前記ステップ
122にて入力されたモチーフメロディに基づいて、同
モチーフメロディに最適なコード(又はコード進行)を
検出する。そして、前記検出コードを前記ステップ10
2の処理によって決定した一組のコード列中の適当な箇
所に挿入したり、同適当な箇所のコードと置換するよう
にする。
【0035】前記ステップ124の処理後、ステップ1
26にて、前記ステップ124の処理により決定した一
組のコード列に基づいて楽曲のスケール(アイオニア
ン、リディアン、ミクソリディアン、ドリアンなどのス
ケール)を検出する。このスケール検出は、本発明に直
接関係しないので詳しい説明を省略するが、各スケール
で用いられるコードの種類は限定されるので、前記決定
コード列を構成するコード種類に応じてスケールが検出
される。
【0036】次に、ステップ128にてメロディを自動
的に生成して、ステップ130にてこの「自動作曲プロ
グラム」の実行を終了する。このステップ128の処理
は、前記入力したメロディ生成用データ、前記決定した
コード列及び前記検出したスケールに基づいてメロディ
を自動的に作曲する。この自動作曲の具体的な方法も本
発明のコード進行修正に直接関係しないので、詳しい説
明を省略する
【0037】c.第1のコード修正方法 次に、前記のように曲のモチーフ部分などに対応して手
動的又は自動的にコードを変更した場合に、変更したコ
ードの前後コードを図2のステップ106の処理によっ
て自動的に修正する第1のコード修正方法について詳し
く説明する。
【0038】図4は、前記ステップ102の処理によっ
て決定された一組のコード列・・a,b,c,d,e,
f・・を示している。ただし、コードc,dは、前記ス
テップ104の処理によって手動的又は自動的に変更さ
れたコードである。コードaより前の部分及びコードf
より後の部分は供給されたコード列をそのまま利用する
部分であり、コードb,eがコードb*,e*に自動修正
されるコードである。コードbはコードa及びコードc
との各繋がりが音楽的に自然になるようなコードb*に
修正され、コードeはコードd及びコードfとの各繋が
りが音楽的に自然になるようなコードe*に修正され
る。
【0039】なお、前記各コードa,b,c,d,e,
fは、1つのコードを示すもので、その長さ(小節や拍
数)は一定でなくてもよい。例えば、コードe単独で1小
節の場合もあれば、コードeとコードfとで1小節を構
成し、コードeはその中の前半2拍のコードの場合もあ
る。
【0040】c1.修正コードe*の決定 まず、コードeの修正例について説明する。この場合、
変更されたコードc,dは曲のモチーフ部分などであ
り、このモチーフ部分はメロディ部A及びメロディ部B
すなわちブロックの先頭であることが通常である。した
がって、ブロックの先頭から間もないコードdは区切り
にならないために、コードdからコードeへのコードの
進行は終止感にとらわれずに繋いでよい。なお、メロデ
ィ部A及びメロディ部Bとは、この説明では1楽曲を構
成する複数の楽節のうちの1楽節を示している。
【0041】以下、具体的な手順(ステップ106内の
処理手順)を説明する。
【0042】(手順1)前記図2のステップ102の処
理により決定された一つのコード列のコード進行を分析
して、その特徴を自動的に検出する。この特徴として
は、例えば、コード列の各和音が、ダイアトニックコー
ド(ダイアトニックスケールを構成する7音階のいずれ
かのみを構成音とするコード)のみからなるか、3和音
(3音からなる和音)のみからなるかなどである。な
お、前記ステップ102の一組のコード列の決定の際
に、ユーザが検索機能を利用してコード列の特徴を入力
している場合には、この入力したコード列の特徴を、前
記コード列の特徴の検出に代えて、又は検出したコード
列の特徴に加えて用いるようにするとよい。
【0043】(手順2)下記表1を参照して、コードd
からコードe*への繋がり(d−e*)及びコードe*か
らコードfへの繋がり(e*−f)が音楽的に自然となる
ようなコードe*を決定する。表1の「d−e*」及び
「e*−f」のコード進行欄は、コードの進行における1
対の根音間の音程及び同音程変化の方向を示しており、
例えば「+完4」、「−短2」、「−長2」は、コード
の根音が完全4度上昇し、短2度下降し、長2度下降す
ることをそれぞれ表している。なお、後述する各表のコ
ードの進行欄においても、前記と同様にコードの根音の
音程及び同音程変化の方向を表しており、これらの表に
関するデータはテーブルの形で外部記憶装置31に記憶
されている。そして、表1中において、優先度1の左右
欄(d−e*,e*−fの両欄)に該当するコードe*が存
在すれば、該当する全てのコードをリストアップする。
また、優先度1の欄に該当するコードe*が存在しなけ
れば、優先度を順次下げて、各優先度毎に該当する全て
のコードをリストアップする。
【0044】
【表1】
【0045】(手順3)前記リストアップしたコードの
中に、前記ステップ102の処理により決定したコード
eが含まれていれば、同コードeを修正コードe*とす
る。また、コードeがリストアップしたコード中に含ま
れてない場合には、前記リストアップしたコードの中か
ら前記手順1で検出した特徴を満足するコードを選択
し、それを修正コードe*とする。この特徴を満足する
コードが複数存在する場合には、同特徴を満足する複数
のコードの中からランダムにいずれか一つのコードを選
択するか、ユーザにいずれか一つを選択させる。
【0046】(手順4)コードdが特別なコード(例え
ば、ディミニッシュコードdim)のときには、前記手順
2及び手順3によるコード選択方法を採用しないで、下
記表2の優先度に従って該当するコードを修正コードe
*とする。
【0047】
【表2】
【0048】(手順5)前記決定された一組のコード列
中のコードeを、前記手順3又は手順4で決定された修
正コードe*に変更する。
【0049】c2.修正コードb*の決定 この場合、コードbは前記変更されたコードc、dの前
のブロックの最後に位置することになり、修正されるべ
きコードbを含むコードaからコードbへのコードの進
行、及びコードbからコードcへのコードの進行は、前
記コードeの決定の条件に加えて終止感を与える条件を
含ませる必要がある。
【0050】以下、具体的な手順(ステップ106内の
処理手順)を説明する。
【0051】(手順1)前記コードe*の決定の手順1
の場合と同様に、前記決定された一つのコード列の特徴
を検出する。
【0052】(手順2)下記表3を参照して、コードa
からコードb*への繋がり(a−b*)及びコードb*か
らコードcへの繋がり(b*−c)が終止感を与えかつ
音楽的に自然となるようなコードb*を決定する。この
表3の表記方法に関しては前記表1と同じであるが、優
先度が終止感を考慮した値に設定されている。また、表
3の参照の仕方も前記コードe*の決定の手順2の場合
と同じである。
【0053】
【表3】
【0054】(手順3)前記コードe*の決定の手順3
の場合と同様に、前記手順2でリストアップしたコード
の中に、前記ステップ102の処理により決定したコー
ドbが含まれていれば、同コードbを修正コードb*と
する。また、コードbがリストアップしたコード中に含
まれてない場合には、前記リストアップしたコードの中
から前記第1手順で検出した特徴を満足するコードを選
択し、それを修正コードb*とする。この特徴を満足す
るコードが複数存在する場合には、同特徴を満足する複
数のコードの中からランダムにいずれか一つのコードを
選択するか、ユーザにいずれか一つを選択させる。
【0055】(手順4)コードbが特別なコード(例え
ば、ディミニッシュコードdim)のときには、前記手順
2及び手順3によるコード選択方法を採用しないで、下
記表4の優先度に従って該当するコードを修正コードb
*とする。ただし、この表4は、優先度に関しては1ラ
ンクのみである。
【0056】
【表4】
【0057】(手順5)前記決定された一組のコード列
中のコードbを、前記手順3又は手順4で決定された修
正コードb*に変更する。
【0058】c3.コードe,bの修正の具体例 図5に示すように、コード列の一部のコードa,b,
c,d,e,fが、それぞれEマイナ(Em)、Aマイナ
(Am)、Cメジャ(C)、Fメジャ(F)、Dマイナ(D
m)、Aマイナ(Am)である場合を例にして、コード
e,bを修正する具体例について説明しておく。なお、
コードa,b,e,fは前記ステップ102の処理によ
って決定された一組のコードの一部であり、コードc,
dは前記ステップ104の処理によってモチーフ部分な
どに関係して変更されたコードである。また、前記手順
1にて検出されたコード列の特徴は、「ダイアトニック
コードのみ」であり、かつ「3和音のみ」である。さら
に、前記ステップ122の処理などによって入力された
調はハ長調である。
【0059】まず、コードeの修正について説明する
と、コードe(Dm)の両側のコードはd(F)、f(Am)
であるので、手順2により、表1に基づいて、d−e*
及びe*−fの各根音の関係が「+長2」及び「+長
2」の関係にあるコードe*としてGメジャ(G)、Gマ
イナ(Gm)、Gセブンス(G7)、Gマイナセブンス(Gm
7)がリストアップされる。なお、これらのコードG,G
m,G7,Gm7は、表1中の優先度1に対応するもので
ある。この場合、リストアップしたコードの中にコード
e(Dm)が含まれていないので、手順3により、手順1
で検出した「ダイアトニックコードのみ」かつ「3和音
のみ」という条件に従ってGメジャ(G)が修正コードe
*として決定される。また、コードeの前のコードdは
Fメジャ(F)であって前記表2に示された特別のコード
ではないので、手順4によるコード指定は適用されな
い。その結果、手順5により、コード例中のコードe
(Dm)は修正コードe*(G)に変更される。
【0060】次に、コードbの修正について説明する。
コードb(Am)の両側のコードはa(Em)、c(C)であ
るのて、手順2により、表3に基づいて、a−b*及び
b*−cの各根音の関係が「+短3」及び「+完4」の
関係にあるコードb*としてGメジャ(G)、Gマイナ(G
m)、Gセブンス(G7)、Gマイナセブンス(Gm7)と、
「+完4」及び「+短3」の関係にあるコードb*とし
てAメジャ(A)、Aマイナ(Am)、Aセブンス(A7)、
Aマイナセブンス(Am7)とがリストアップされる。な
お、これらのコードG,Gm,G7,Gm7,A,Am,
A7,Am7は、表3中の優先度2に対応するものであ
る。この場合、リストアップしたコードの中にコードb
(Am)が含まれているので、手順3により、このAマイ
ナ(Am)が修正コードe*として決定される。また、コ
ードbの前のコードaはEマイナ(Em)であって前記表
4に示された特別のコードではないので、手順4による
コード指定は適用されない。その結果、手順5により、
コード例中のコードb(Am)は実質的にもとのままに保
たれる。
【0061】以上、詳細に説明したように、この第1の
コード修正方法においては、与えられた一組のコード列
の一部を変更するシステムにおいて、前記コード列中の
コードであって前記変更したコードc,dと隣接するコ
ードb,eが同変更したコードと音楽的に自然な繋がり
をもつように、前記隣接するコードb,eを修正コード
b*,e*に変更するようにした。したがって、この第1
のコード修正方法によれば、与えられたコード列の一部
を変更する自動作曲システムなどの種々のシステムにお
いて、音楽的に自然なコード列を自動的かつ比較的簡単
に提供できるようになる。
【0062】c4.変形例 前記第1のコード修正例においては、変更したコード
c,dの両側の一つずつのコードb,eを修正するよう
にしたが、これを広げてコードa,bやコードe,fな
どの複数のコードを修正するようにしてもよい。この場
合、前のコードとの自然な繋がりを実現するとともに次
のコードへの自然な繋がりを実現する前記表1,3と同
様なテーブルを用意しておき、同テーブルを順次参照す
ることによって各一つのコードに対して優先付けられた
複数のコードをリストアップする処理を順次行い、その
後に複数のコードに対してそれぞれリストアップされた
各コードの組の中から最も優先順位の高いコード列を採
用するようにすればよい。また、自然な繋がりを実現し
た複数のコードからなる多数組のコードセットを記憶し
たテーブルを用意しておき,同テーブルから一組のコー
ドセットを導き出すようにしてもよい。
【0063】また、モチーフメロディからコードを検出
する場合、検出したコードc,dに適したコード進行を
表すコード列を選択し直せば、より自然な進行が得られ
る。例えば、モチーフメロディから「ダイアトニックコ
ードのみ」又は「3和音のみ」が検出され、現在選択さ
れているコード列がこの検出結果に該当していなかった
ら、「ダイアトニックコードのみ」及び「3和音のみ」
からなるコード列を選択し直す。選択の方法としては、
予めコードの特徴として「ダイアトニックコードの
み」、「3和音のみ」などの特徴を登録しておき、それ
を検索するようにしてもよいし、各コード列のコード進
行を評価して「ダイアトニックコードのみ」、「3和音
のみ」などの特徴を抽出し、該当するものを選択するよ
うにしてもよい。
【0064】また、前記第1のコード修正例において
は、変更したコードc,dの前後のコードb,eを修正
コードb*,e*で置換するようにしたが、同前後のコー
ドb,eの長さを短くして、前記変更したコードc,d
と隣接する部分に修正コードを挿入するようにしてもよ
い。すなわち、決定したコード列がコードb,eを含ま
ない複数のコードa,c,d,fからなり、同コード列
のうちのコードc,dをモチーフ部分に対応して変更し
た場合、コードa及びコードfをそれそれ2分割して、
コードaの後半部分を前述した修正コードb*に変更す
るとともに、コードfの前半部分を前述した修正コード
e*に変更するようにしてもよい。
【0065】また、前述したコード列a,b,c,d,
e,f(コードc,dはモチーフ部分に対応して変更し
たコード)の例において、コードbよりも前及びコード
eよりも後の部分を変更しないで、コードb,cの間及
びコードd,eの間に所定長さ(例えば、1小節)の長
さのコードを挿入し、この挿入したコードを前後コード
と自然につながるように新規に作成するようにしてもよ
い。
【0066】また、前記第1のコード修正方法や、これ
らのコード修正の各種変形例による方法の中から何れか
をユーザが選択できるようにしてもよい。
【0067】さらに、前記説明では、コードを変更する
区間や、モチーフメロディのコード区間に関しては具体
的に述べなかったが、これらの区間は何小節であっても
よい。また、1小節内のコード数はいくつあってもよ
い。
【0068】d.第2のコード修正方法 次に、第2のコード修正方法について説明する。この第
2のコード修正方法は、モチーフメロディを入力してメ
ロディを生成するシステムに適用されるもので、決定さ
れたコード列のモチーフ部分に対応するコードを、同コ
ードに隣接するコードと自然な繋がりをもつモチーフメ
ロディに適したコードで置換する。
【0069】このため、ユーザは、図2の「コード進行
生成プログラム」に代えて、ROM22又は外部記憶装
置31に記憶されている図6の「コード進行生成プログ
ラム」を起動する。この「コード進行生成プログラム」
の実行は、ステップ140にて開始され、ステップ14
2にて前記図2の場合と同様に一組のコード列を決定す
る。次に、ステップ144にて、CPU21はモチーフ
メロディの入力指示をディスプレイ13に表示し、ユー
ザは、これに応答して、演奏操作子群11及びパネル操
作子群12を用いて、モチーフメロディ及び前記コード
列内におけるモチーフメロディの対応部分を入力する。
【0070】前記ステップ144の処理後、CPU21
は、ステップ146にて前記コード列のモチーフメロデ
ィに対応した部分のコードを自動的に修正してコードの
繋がりを良好にし、ステップ148にこの「コード進行
生成プログラム」の実行を終了する。このステップ14
6の処理は、本発明に直接関係するもので第2のコード
修正方法として詳しく後述する。そして、このような
「コード進行生成プログラム」の実行により、最終的な
一組のコード列が決定される。
【0071】また、メロディを自動的に作曲する自動作
曲装置に第2のコード進行修正方法を適用した場合につ
いては、上述した図3の「自動作曲プログラム」を実行
する。この場合、図3のステップ124のコード進行生
成処理として、前記図6の「コード進行生成プログラ
ム」を実行する。また、この場合、図3の「自動作曲プ
ログラム」においては、ステップ122にて、モチーフ
メロディに関する情報を入力する必要はなく、前記図6
のステップ144にて入力したものを利用できる。
【0072】次に、前記ステップ146のモチーフメロ
ディ部のコードを自動的に修正する手順について詳しく
説明する。図7は、上記第1のコード修正方法の場合と
同様に、前記ステップ142の処理によって決定された
一組のコード列・・a,b,c,d,e,f・・を示し
ている。そして、コードc,dは、前記ステップ144
の処理によって入力されたモチーフメロディ部に対応し
た部分である。なお、この場合も、前記各コードa,
b,c,d,e,fは、それぞれ1つのコードを示すも
ので、その長さ(小節や拍数)は一定でなくてもよい。以
下、第2のコード修正の手順を詳しく説明する。
【0073】(手順1)上記第1のコード修正方法の場
合と同様に、前記ステップ142の処理により決定され
た一つのコード列のコード進行を分析して、上記第1の
コード修正方法の場合と同様に、その特徴を自動的に検
出する。
【0074】(手順2)前記ステップ144の処理によ
って入力したモチーフメロディに基づいて、同メロディ
に適したコード進行の候補である複数組のコードセット
c',d'(コードc,dに対応)をリストアップする。
この場合、モチーフメロディに現れる少なくとも一つの
音高を構成音のうちの少なくとも一つとするとともに、
音楽的に自然に繋がるコード列が前記リストアップの対
象となる。
【0075】(手順3)前記リストアップしたコードの
中から前記手順1で検出した特徴を満足するコードセッ
トc',d'を選択し、同リストアップしたコードセット
c',d'を絞り込んで候補となるコードセットc',d'
の数を減らす。例えば、「ダイアトニックコード」又は
「3和音」のみであるコードに絞る。
【0076】(手順4)下記表5,6を参照して、前記
手順3で絞り込んだコードセットc',d'の中から、コ
ードbから自然に繋がる修正コードc*及びコードeへ
自然に繋がる修正コードd*を決定する。なお、下記表
5,6は外部記憶装置31内にテーブルの形で記憶され
ているデータであり、表5はコードbからコードc*へ
の進行の自然な繋がりに対する評価点を表し、表6はコ
ードd*からコードeへの進行の自然な繋がりに対する
評価点を表している。この場合も、「b−c*」及び
「d-e*」のコード進行欄は、コード進行における根音
の音程及び同音程変化の方向を示しており、例えは「−
長2」、「+長2」、「−短3」は、コードの根音が長
2度下降し、長2度上昇し、短3度下降することをそれ
ぞれ表している。
【0077】
【表5】
【0078】
【表6】
【0079】前記コード修正コードc*,d*の決定方法
を具体的に説明すると、前記手順3で絞り込んだコード
セットを一組ずつ取り出し、前記ステップ142の処理
によって決定したコード列中のコードbと前記取り出し
た一組のコードセットc',d'の前半部分のコードc'
(コードc*に対応)との進行関係(各根音間の音程)
b−c’に対応した評価値を表5を用いて導出する。ま
た、前記取り出した一組のコードセットc',d'の後半
部分のコードd'(コードd*に対応)と前記ステップ1
42の処理によって決定したコード列中のコードeとの
進行関係(各根音間の音程)d’−eに対応した評価値
を表6を用いて導出する。そして、両評価値を合算して
一時記憶しておく。そして、前記手順3で絞り込んだコ
ード列の各組のコードセットc',d'のうちで、前記合
算値が最大なコードセットc',d'を表5,6による修
正コードセットc*,d*として決定する。また、同一評
価点のコードセットが複数組存在するときはランダムに
選択するか、ユーザにいずれか一つを選択される。
【0080】(手順5)コードb,eが特別なコード
(例えば、ディミニッシュコードdim)のときには、前
記手順3及び手順4によるコードセットの選択方法を採
用しないで、下記表7,8の評価点に従う。下記表7,
8も外部記憶装置31内にテーブルの形で記憶されてい
るデータであり、表7は、コードbが特別なコードであ
る場合におけるコードbからコードc*への進行の自然
な繋がりに対する評価点を表している。表8は、コード
eが特別なコードである場合におけるコードd*からコ
ードeへの進行の自然な繋がりに対する評価点を表して
いる。なお、コード進行欄が根音の音程及び同音程変化
の方向を表している点は前記表5,6の場合と同じであ
る。
【0081】
【表7】
【0082】
【表8】
【0083】このコードb,eが特別なコードである場
合における評価点の導出方法について具体例をあげて説
明する。前記ステップ142にて決定された一組のコー
ド列中のコードbが前記特別なコードであるとき、前記
手順4によるコードの進行関係b−c’に対応した評価
値を表7を用いて導出する。また、前記一組のコード列
中のコードeが前記特別なコードであるとき、前記手順
4によるコードの進行関係d’−eに対応した評価値を
表8を用いて導出する。そして、各評価値の合算及び同
合算後のコードセットc*,d*の決定においては、前記
手順4に従う。
【0084】次に、前記手順1〜5によるコードの具体
的修正例について説明する。図8に示すように、前記ス
テップ142の処理により決定されたコード列の一部の
コードa,b,c,d,e,fのうちで、コードb,e
が、それぞれBマイナセブンスフラットファイブ(Bm7b
5)、Aマイナ(Am)である場合を例にして、コードc,
dを修正する具体例について説明しておく。コードc,
dは前記ステップ144の処理によって入力されたモチ
ーフメロディに対応する部分で各1小節ずつの2小節で
あるものとする。また、モチーフメロディとして、第1
小節にE,Gが与えられ、第2小節にA,Gが与えられ
たものとし、さらに、前記ステップ122の処理などに
よって入力された調はハ長調である。
【0085】また、前記手順1により検出されたコード
列の特徴は「ダイアトニックコードのみ」であり、前記
手順2によりモチーフメロディから検出した修正コード
セットc*−d*の候補は、Am7−Dm7,Em−C6,C7
−F,G6−Am,C−F,Em−D7,A7−Dm7の7組
が選択される。そして、手順1により検出した「ダイア
トニックコードのみ」というコードの特徴により、手順
3の絞り込みを行うと、前記7組のコードセットのうち
でAm7−Dm7,Em−C6,G6−Am,C−Fの4組のコ
ードセットに絞られる。
【0086】そして、手順4により、コードb(Bm7b5)
から前記4組のコードセットの各第1小節目のコードA
m7,Em,G6,Cへの繋がりの各評価点は、各根音間の
音程変化がそれぞれ「−長2」、「+完4」、「−長
3」、「+短2」であるので、「4」、「4」、
「3」、「0」となる。一方、前記4組のコードセット
の各第2小節目のコードDm7,C6,Am,Fから,コー
ドe(Am)への繋がりの各評価点は、各根音間の音程変
化がそれぞれ「+完5」、「−短3」、「1」、「長
3」であるので、「3」、「4」、「0」、「0」とな
る。なお、表5,6に存在しないコードの繋がりに関し
ては、評価点を「0」とする。
【0087】そして、前記4組のコードセットAm7−D
m7,Em−C6,G6−Am,C−Fの各評価点の前後の合
算値を計算すると、各合算値は、それぞれ「7」、
「8」、「3」、「0」となる。したがって、最高合算
値「8」に対応したコードセットEm−C6が修正コード
セットc*−d*として決定される。なお、コードb,e
が特別なコード(例えば、ディミニッシュコードdim)
ではないので、前記例では手順5による表7,8は参照
されない。
【0088】以上、詳細に説明したように、この第2の
コード修正方法は、与えられた一組のコード列に対して
モチーフメロディを与えるシステムにおいて、モチーフ
メロディに適するとともに隣接するコード列と音楽的に
自然な繋がりをもつコードセットc*,d*を決定し、前
記コード列中のモチーフメロディに対応した部分c,d
のコードを前記決定したコードセットc*,d*で置換す
るようにした。したがって、この第2のコード修正方法
によれば、自動作曲システムなどにおいて、音楽的に自
然なコード列を自動的かつ比較的簡単に提供できるよう
になる。
【0089】なお、前記第2のコード修正方法において
は、モチーフメロディ部に対応するコードセットを2つ
のコードで構成するようにしたが、このコードセットを
1つ又は3つ以上のコードで構成するようにしてもよ
い。1つのコードでコードセットを構成する場合、同1
つのコードと決定した1組のコード列中の隣接するコー
ドの繋がりを上記の方法で評価するようにすればよい。
また、3つ以上のコードでコードセットを構成する場
合、同3つのコードのうちの両端のコードと決定した1
組のコード列中の隣接するコードの繋がりを上記の方法
で評価するようにすればよい。
【0090】また、前記第2のコード修正方法において
は、合算した評価点が最大な1つのコードセットを必ず
決定するようにした。しかし、合算した評価点が所定値
以上にならない場合には、コード列を決定し直したり、
同決定したコード列中のモチーフメロディに対応する部
分に隣接するコードb,eも上記第1のコード修正方法
を用いて修正するようにしてもよい。
【0091】また、前記第2のコード修正方法において
は、モチーフメロディに対応したコードセットの両端の
音楽的な繋がりを考慮するようにしたが、モチーフ部分
が楽曲の頭などの端部にある場合には、同部分のコード
の繋がりを考慮する必要はない。
【0092】e.自動作曲に対するコード修正の適用 楽曲は区間毎に固有の音楽性をもたせ、全体として起伏
のある音楽を構成するのが一般的である。そこで、本明
細書では、固有の音楽性に関して、「さび」という用語
を以下のように定義付けて導入する。
【0093】「さび」とは、「楽曲の一部において、他
とは異なった固有の音楽表現をする部分」である。例え
ば、盛り上がる部分、反対に盛り下がる部分、盛り上が
り部分や盛り下がり部分を目立たせるために控えめの表
現をする部分などをすべて「さび」という用語で表して
いる。なお、前述のような固有の音楽性をもった区間に
対して「さび」以外の用語を当てはめてもよい。また、
異なる音楽性を有した複数の区間に対して別々の用語を
当てはめてもよい。言いかえれば、「さび」部分とは、
楽曲中の特定区間ということもできる。
【0094】以下の実施形態では、固有の音楽性のうち
の「盛り上がる」音楽性について「さび」という用語を
用いた例を示した。この「さび」(ある固有の音楽性を
有した区間)を曲中で活用するために、「さび」部分を
曲の頭に複製(コピー)して「さび始まり」の曲にした
り、曲最後に複製(コピー)して「さび終了」、あるい
はさらに複数回繰り返して「さび繰り返し終了」させた
りする。この適用例では、前記第1及び第2のコード修
正方法を、「さび」を有する自動作曲に応用した。
【0095】図9は、自動作曲システムにおける曲構成
決定方法の例である。イントロ1、エンディング9では
いくつかのタイプを選べる。例えば、イントロやエンデ
ィングにおいて、派手な伴奏や地味な伴奏を指示する。
3,4と6,7はいわゆる曲の主たる部分であり、歌で
は1番、2番などと呼ばれる(第1コーラス、第2コー
ラスという言い方もある)。2番が不要なときは、省略
してもかまわない(「OFF」にする)。
【0096】ここで「さび」といわれる部分は、多くは
主たる部分の後半部分(Bメロディ部)が受け持つ。そ
こで、この「さび」を曲中で活用するために、次のよう
な曲構成決定方法が取られ得る。第1の方法は、「さ
び」を曲の頭にもってきて、いきなり盛り上げて曲を始
める方法である。第2の方法は、「さび」を曲の最後に
もってきて、曲を盛り上げて終わる方法である。第3の
方法は、「さび」を繰り返す方法である。図9は、前記
第2及び第3の両方法を採用して、「さび」を繰り返す
とともに曲の最後にもってきた場合を図示したものであ
る。また、劇的な効果を与えるために、「さび」を移調
して繰り返す処理が取られることもある。エンディング
でフェードアウトを指示したときは、曲の最後を繰り返
しながら徐々に音量を小さくして終わるが、このとき
「さび繰り返し」を指示してあると、当然この「さび」
を繰り返ししながらフェードアウトする。
【0097】次に、前記方法を採用した自動作曲システ
ムについて説明する。この自動作曲システムは、上述し
た図1のマイクロコンピュータを主体とした構成によっ
て実現される。そして、図10に示す自動作曲プログラ
ムはROM22又は外部記憶装置31に記憶されている
とともに、同プログラムはCPU21によって実行され
る。
【0098】この自動作曲プログラムの実行は、ステッ
プ200にて開始される。このプログラムの実行開始
後、ステップ202にて、上述した図3のステップ12
2の処理と同様にして、メロディ生成用データを入力す
る。この場合、楽曲中に「さび」の部分を生成するため
に、「さび」を表すメロディデータ、同「さび」の楽曲
構成中の箇所を指定するデータ、同「さび」の部分のピ
ッチを他の部分のピッチよりも高くするためのピッチデ
ータなどのメロディ生成用データを入力したりする。こ
れにより、例えば、図9の3〜5に示すように、1番を
構成するメロディ部A,B、間奏、及び2番を構成する
メロディ部A,Bからなる基本的な楽曲構造に加え、メ
ロディ部Bが「さび」であること表すメロディ生成用デ
ータが与えられる。
【0099】次に、ステップ204にて、上述した図2
のステップ102の処理と同様にして、一組のコード列
を与える。この場合には、前記「さび」に対応した部分
のコードが派手な伴奏となるように、同部分には、テン
ションの多いコード進行などを採用する。
【0100】前記ステップ202,204の処理後、ス
テップ206にて、CPU21は、ディスプレイ13上
に「さび」などの区間を指定するための画面を表示し
て、ユーザに前記区間の指定を促す。この画面の一例を
図11に示す。この画面によれば、イントロを派手にす
るか、地味にするか、またイントロをなくすかが表示さ
れる。2番のメロディ部をなくすか否かも表示される。
「さび」始まりにするか、「さび」を繰り返すかも表示
される。また、前記繰り返しの「さび」を移調するか、
移調するならばどの程度(何度)移調するかも表示され
る。エンディングを派手にするか、地味にするかが表示
されるとともに、同エンディングをフェードアウトする
かも表示される。
【0101】このような表示に従って、ユーザがパネル
操作子群12を用いて前記区間の設定を行うことによ
り、1曲分の楽曲構成が決定される。例えば、図11に
黒印で示すような選択指示をすれば、図9に示す複数の
楽節からなる楽曲構成が得られる。この場合、「さび」
始まり、「さび」繰り返しの指定により、もともとメロ
ディ部Bに対応したコードセットがイントロの直後及び
エンディングの直前にコピーされることになり、すなわ
ち前記ステップ204にて決定したコード列が変更され
るので、前記ステップ206の「さび」区間などの設定
後のコード列は音楽的に自然な繋がりを有しないものに
なっている可能性が高い。
【0102】前記ステップ206の処理後、ステップ2
08にて、前記繋がりの不自然になったコード部分を修
正する。このコード修正処理においては、上述した第1
及び第2のコード修正方法を採用すればよい。これによ
り、楽曲中の種々の箇所に「さび」を付加するようにし
ても、コードの繋がりは音楽的に自然になる。
【0103】次に、ステップ210,212にて、上記
図3のステップ126,128の処理と同様にして、楽
曲のスケールを検出するとともに、メロディを生成し
て、ステップ130にてこの自動作曲プログラムの実行
を終了する。その結果、この例によれば、「さび」を適
当に含んだメロディ及びコードからなる楽曲が自動的に
作曲される。
【0104】このような自動作曲方法によれば、前記ス
テップ206の処理により、与えられたさび部分を楽曲
の始め又は終わりに設定したり、同さび部分を繰り返し
たりすることにより、種々の箇所で盛り上がりをもつ楽
曲を簡単に構成できるようになり、変化に富んだ楽曲を
自動作曲することができるようになる。また、さび追加
部分に設定されたメロディ生成用データに移調を表すデ
ータを追加することもできるので、さび部分にさらに変
化をもたせることができ、より音楽的に豊かな楽曲を自
動的に作曲できるようになる。
【0105】また、前記ステップ208の処理により、
前記さび追加部分に設定されたコードと前記与えられた
コード列との繋がりも音楽的に自然であるように修正さ
れるので、さび部分を追加しても、与えられたコード進
行が不自然になることはなく、音楽的に良好な楽曲を自
動的に生成できる。
【0106】なお、前記自動作曲の例では、ディスプレ
イ13に楽曲構成を選択するための表示を行って、パネ
ル操作子群12の操作により楽曲構成を設定するように
した。しかし、これに代えて、図11の表示状態に対応
した操作スイッチを操作パネル上に配置しておき、同操
作スイッチの操作によって楽曲構成を設定するようにし
てもよい。
【0107】なお、上記各種実施形態においては、本発
明を上記図1のように構成した楽音発生装置に適用し
た。しかし、本発明は、これに限らず、電子楽器や、パ
ソコンとアプリケーションソフトウェアを組み合わせた
形態の装置にも適用されるとともに、カラオケ装置や、
ゲーム装置、携帯電話等の携帯型通信端末、自動演奏ピ
アノにも適用される。携帯型通信端末に適用した場合、
端末のみで所定の機能が完結している場合に限らず、機
能の一部をサーバ側にもたせ、端末とサーバとからなる
システム全体として所定の機能を実現するようにしても
よい。
【0108】また、電子楽器の形態を取った場合でも、
その形態は鍵盤楽器に限らず、弦楽器タイプ、管楽器タ
イプ、打楽器タイプ等の形態でもよい。さらに、音源装
置、自動演奏装置等を1つの電子楽器本体に内蔵したも
のに限らず、それぞれが別体の装置であり、MIDIや
各種ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接続す
るものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る楽音発生装置の全体
を示すブロック図である。
【図2】 図1のCPUによって実行され、第1のコー
ド修正方法の適用されるコード進行生成プログラムのフ
ローチャートである。
【図3】 図1のCPUによって実行され、第1のコー
ド修正方法の適用される自動作曲プログラムのフローチ
ャートである。
【図4】 第1のコード修正方法を説明するためのコー
ドの配列状態を示す図である。
【図5】 図4のコードの配列状態の具体例を示す図で
ある。
【図6】 図1のCPUによって実行され、第2のコー
ド修正方法の適用されるコード進行生成プログラムのフ
ローチャートである。
【図7】 第2のコード修正方法を説明するためのコー
ドの配列状態を示す図である。
【図8】 図7のコードの配列状態の具体例を示す図で
ある。
【図9】 「さび」を含む楽曲の構成例を示す図であ
る。
【図10】 図1のCPUによって実行され、第1及び
第2のコード修正方法の適用される他の自動作曲プログ
ラムのフローチャートである。
【図11】 図10の自動作曲プログラムに従ったディ
スプレイの表示例を示す図である。
【符号の説明】
11…演奏操作子群、12…パネル操作子群、13…デ
ィスプレイ、17…音源回路、20…バス、21…CP
U、22…ROM、23…RAM、31…外部記憶装
置、32…MIDIインターフェース、33…通信イン
ターフェース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 コード進行修正装置、コード進行修正方法及び同装置に適用されるプログラムを記録したコンピ ュータ読取り可能な記録媒体、並びに自動作曲装置、自動作曲方法及び同装置に適用されるコン ピュータ読取り可能な記録媒体

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】与えられた複数のコードからなるコード列
    のうちの一部のコードを変更するコード変更手段を備え
    たコード進行修正装置において、 前記コード変更手段によって前記与えられたコード列の
    うちの一部のコードが変更されたとき、同コード列のう
    ちで前記変更された一部のコードに隣接するコードを変
    更して、コードの繋がりが音楽的に自然である新たなコ
    ード列を生成するコード修正手段を設けたことを特徴と
    するコード進行修正装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載したコード進行修正装
    置において、 前記コード修正手段を、 コードの繋がりが音楽的に自然である条件を記憶したテ
    ーブルと、 前記テーブルを参照し、前記コード変更手段によって変
    更されたコードと前記与えられたコード列に含まれてい
    て前記コード変更手段によって変更されたコードに隣接
    しないコードとに基づいて、前記隣接するコードを決定
    するコード決定手段とにより構成したコード進行修正装
    置。
  3. 【請求項3】与えられた複数のコードからなるコード列
    のうちの一部のコードを変更することを可能とするコー
    ド進行修正方法において、 前記与えられたコード列のうちの一部のコードが変更さ
    れたとき、同コード列のうちの前記変更された一部のコ
    ードに隣接するコードを変更して、コードの繋がりが音
    楽的に自然である新たなコード列を生成するようにした
    ことを特徴とするコード進行修正方法。
  4. 【請求項4】与えられた複数のコードからなるコード列
    のうちの一部のコードを変更することを可能とするコー
    ド進行修正装置に適用され、 前記与えられたコード列のうちの一部のコードが変更さ
    れたとき、同コード列のうちで前記変更された一部のコ
    ードに隣接するコードを変更して、コードの繋がりが音
    楽的に自然である新たなコード列を生成するようにした
    プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒
    体。
  5. 【請求項5】与えられた複数のコードからなるコード列
    のうちの一部のコードを与えられたメロディに対応する
    コードに置換するコード進行修正装置において、 前記与えられたメロディに適合しかつ前記与えられたコ
    ード列との繋がりが音楽的に自然であるコードを検出す
    るコード検出手段と、 前記与えられたコード列のうちの一部のコードを前記検
    出したコードで置換する置換手段とを設けたことを特徴
    とするコード進行修正装置。
  6. 【請求項6】前記請求項5に記載したコード進行修正装
    置において、 前記コード検出手段を、 前記与えられたメロディに適合する複数のコードを選択
    する複数コード選択手段と、 前記選択された複数のコードの中から前記与えられたコ
    ード列との繋がりが音楽的に自然である一つのコードを
    決定するコード決定手段とにより構成したコード進行修
    正装置。
  7. 【請求項7】与えられた複数のコードからなるコード列
    のうちの一部のコードを与えられたメロディに対応する
    コードに置換するコード進行修正方法において、 前記与えられたメロディに適合しかつ前記与えられたコ
    ード列との繋がりが音楽的に自然であるコードを検出
    し、 前記与えられたコード列のうちの一部のコードを前記検
    出したコードで置換するようにしたことを特徴とするコ
    ード進行修正方法。
  8. 【請求項8】与えられた複数のコードからなるコード列
    のうちの一部のコードを与えられたメロディに対応する
    コードに置換するコード進行修正装置に適用され、 前記与えられたメロディに適合しかつ前記与えられたコ
    ード列との繋がりが音楽的に自然であるコードを検出
    し、 前記与えられたコード列のうちの一部のコードを前記検
    出したコードで置換するようにしたプログラムを記録し
    たコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】楽曲中のさび部分を含むメロディ生成用デ
    ータ及び複数のコードからなるコード列が与えられてメ
    ロディを自動作曲する自動作曲装置において、 前記さび部分を楽曲中の一部に追加することを指示する
    追加指示手段と、 前記追加指示手段によりさび部分が追加されたとき、前
    記与えられたメロディ生成用データ及びコード列中の同
    さび部分に対応するメロディ生成用データ及びコードを
    前記追加したさび部分に設定する設定手段とを設けたこ
    とを特徴とする自動作曲装置。
  10. 【請求項10】前記請求項9に記載した自動作曲装置に
    おいて、 前記追加したさび部分に設定されたコードを前記与えら
    れたコード列との繋がりが音楽的に自然であるコードに
    修正するコード修正手段を設けたことを特徴する自動作
    曲装置。
  11. 【請求項11】前記請求項9に記載した自動作曲装置に
    おいて、 前記追加したさび部分に設定されたメロディ生成用デー
    タに移調を表す移調データを追加する移調データ追加手
    段を設けたことを特徴する自動作曲装置。
  12. 【請求項12】楽曲中のさび部分を含むメロディ生成用
    データ及び複数のコードからなるコード列が与えられて
    メロディを自動作曲する自動作曲方法において、 前記さび部分を楽曲中の一部に追加することを指示可能
    とし、同さび部分の追加が指示されたとき、前記与えら
    れたメロディ生成用データ及びコード列中の同さび部分
    に対応するメロディ生成用データ及びコードを前記追加
    したさび部分に設定するようにしたことを特徴とする自
    動作曲方法。
  13. 【請求項13】楽曲中のさび部分を含むメロディ生成用
    データ及び複数のコードからなるコード列が与えられて
    メロディを自動作曲する自動作曲装置に適用され、 前記さび部分を楽曲中の一部に追加することを指示可能
    とし、同さび部分の追加が指示されたとき、前記与えら
    れたメロディ生成用データ及びコード列中の同さび部分
    に対応するメロディ生成用データ及びコードを前記追加
    したさび部分に設定するようにしたプログラムを記録し
    たコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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