JP2002031936A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2002031936A
JP2002031936A JP2000214158A JP2000214158A JP2002031936A JP 2002031936 A JP2002031936 A JP 2002031936A JP 2000214158 A JP2000214158 A JP 2000214158A JP 2000214158 A JP2000214158 A JP 2000214158A JP 2002031936 A JP2002031936 A JP 2002031936A
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toner
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JP2000214158A
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English (en)
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Kimitaka Ichinose
公孝 一瀬
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Canon Inc
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再転写の発生を抑制して常に正確な色再現性
を確保することができるカラー画像形成装置を提供す
る。 【構成】 カラー画像形成装置において、第1のトナー
像が第1の転写によって転写材に転写された直後の第1
のトナーの帯電量をQ11(C/g)、第2のトナー像
が第2の転写によって転写材に転写された直後の第2の
トナーの帯電量をQ22(C/g)、第3のトナー像が
第3の転写によって転写材に転写された直後の第3のト
ナーの帯電量をQ33(C/g)、転写材に転写された
第1のトナー像の第2の転写通過後の帯電量をQ12
(C/g)としたとき、関係式: |Q33|>|Q22|>|Q11| 且つ、 |Q33|>|Q12| を満たすようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術を用
いた複写機やレーザービームプリンタ等のカラー画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に電子写真技術を用いたタンデム方
式のカラー画像形成装置について概説する。
【0003】カラー画像形成装置においては、中央部に
4つの像担持体を等間隔で配置し、これら4つの像担持
体を全て同方向に同一スピードで移動させる。そして、
それぞれの像担持体に対応させて帯電手段、露光装置、
現像装置及びクリーニング手段を配置しており、各現像
装置にはイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナ
ー、ブラックトナーをそれぞれ充填しておく。
【0004】次に、画像形成工程について説明する。
【0005】一般に、静電潜像上にトナーを保持する像
担持体は、アルミニウム等の金属の基体上に光導電体を
塗布して感光層を形成したドラム或はベルトで構成され
ている。ここで、光導電体としては、OPC(有機光半
導体)、A−Si(アモルファスシリコン)、Cds
(硫化カドミウム)、Se(セレン)等を使用すること
ができる。
【0006】而して、プリント開始の信号によって像担
持体は一定方向に駆動され、ローラ、コロナ等の既存の
帯電手段によって像担持体表面が一定の電位までチャー
ジアップされる(帯電)。このときの像担持体の電位を
VD電位と称する。そして、コントローラからの信号に
基づいてON/OFF制御されたレーザー光(露光手
段)を長手方向に走査しながら像担持体表面に照射する
(露光)。このとき、像担持体の電位をVL電位と称す
る。像担持体の光照射位置は露光量に応じた分だけチャ
ージダウンするため、像担持体表面に静電潜像が形成さ
れる。
【0007】上記静電潜像は現像装置によって現像され
てトナー像として可視化される。ここで、現像装置は、
像担持体に当接されて像担持体の移動方向に対して順方
向に一定の周速差で回転してトナーを薄層コートする現
像ローラと、トナーに一定の電荷を与えるトナー規制部
材等で構成されている。そして、現像ローラの表面電位
をVD電位とVL電位の間の適当な値となるように制御
することにより、像担持体上のVL部のみに帯電された
トナーが付着して静電潜像が現像される。
【0008】ここで、像担持体上のトナー像の転写材へ
の転写方法について述べる。
【0009】4つの像担持体全てに対して当接し、且
つ、像担持体の移動方向に対して順方向に略同速度で移
動する静電搬送ベルトが配置されている。ここで、静電
搬送ベルトとしては、例えば厚さ50〜300μm、体
積抵抗率109 〜1016Ω・cm程度のPVdF(ポリ
フッ化ビニリデン)、ポリアミド、ポリイミド、PET
(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネート等
の樹脂材料や厚さ0.5〜2mm、体積抵抗率109
1016Ω・cm程度のCR(クロロプレーンゴム)、E
PDM(エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合
体)、NBR(ニトリルブタジエンゴム)、ウレタンゴ
ム等のゴム材料が用いられる。尚、場合によっては、こ
れらの材料にカーボン、ZnO、SnO2 、TiO2
の導電性充填材を分散させて体積抵抗率を107 〜10
11Ω・cm程度に調整することもある。
【0010】又、静電搬送ベルトの裏面の像担持体との
対向部に各像担持体に対応させて4つの転写部材が配置
される。ここで、転写部材としては、弾性ローラ、コロ
ナ、ブレード、ブラシ等が挙げられ、トナー像の転写材
への転写は各転写部材に独立で適当な正のDCバイアス
を印加することによって行われる。
【0011】而して、給紙された転写材は静電搬送ベル
トへと運ばれ、吸着ローラ等の既存の手段によって転写
材が静電搬送ベルトに静電吸着される。そして、転写材
は静電搬送ベルトに吸着されたまま各像担持体の対向部
に搬送され、転写部材に印加された正のDCバイアスの
作用で像担持体と転写材の間に電界が形成され、トナー
像が転写材に順次転写される。このようにして4色のト
ナー像の転写材への転写が全て完了した後、転写材は静
電搬送ベルトから分離される。そして、静電搬送ベルト
から分離された転写材は定着ユニットへ運ばれ、一対の
ローラで加熱及び加圧されてトナー像が該転写材上に永
久像として定着される。
【0012】ところで、現在の技術では、像担持体から
転写材にトナーを100%転移させることは不可能であ
り、像担持体上に残ったトナーはブレード、ブラシ等の
既存のクリーニング手段によって像担持体から機械的に
除去される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにタンデム
方式のカラー画像形成装置においては、各像担持体(各
色のトナー)に対応させて4つの転写部材を配置し、そ
れぞれの転写部材の作用で各色のトナーを転写する構成
が採用されている。
【0014】ところが、上記構成おいては、転写材上に
一旦転写されたトナーの一部が後段の転写部位で像担持
体に戻ってしまう所謂「再転写」が発生してしまうこと
がある。特に、転写材上に2色以上のトナーが重なった
状態における最上層のトナーが再転写され易い傾向にあ
る。これは、その部位におけるトナーの絶対量(層厚)
が大きいこともその一因であるが、上層部のトナーと下
層部のトナーの特性の違いによる原因もある。これまで
の検討によれば、転写材上に転写されたトナーのうちの
下層部のトナーの帯電量に比べて上層部のトナーの帯電
量が小さいときに再転写は発生し易いことが分かった。
これは、上層部のトナーの帯電量不足による転写材に対
する保持力(鏡映力)の低下、下層部のトナーによる反
発力の増大、後段の転写ニップ通過時におけるニップ内
放電によるトナー帯電量の更なる低下(場合によって
は、帯電量の反転)等の要因によるものである。
【0015】このようなトナーの選択的な再転写は、濃
度の低下のみならず、混色性の低下を引き起こすことと
なり、忠実な色再現性が阻害されることになる。
【0016】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、再転写の発生を抑制して常に
正確な色再現性を確保することができるカラー画像形成
装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、表層が感光層で構成された
移動自在な像担持体と、該像担持体表面を均一に帯電す
る帯電手段と、該帯電手段によって均一に帯電された前
記像担持体上に第1、第2、第3及び第4の静電潜像を
形成するための露光手段と、前記像担持体上に形成され
た第1、第2、第3及び第4の静電潜像を第1、第2、
第3及び第4のトナー像として現像する第1、第2、第
3及び第4の現像装置と、前記像担持体に当接して該像
担持体の移動方向に対して順方向に略同速度で移動しな
がら転写材を搬送する転写材搬送手段と、前記像担持体
上に形成された第1、第2、第3及び第4のトナー像を
この順に転写材に転写する転写手段を有するカラー画像
形成装置において、前記第1のトナー像が第1の転写に
よって転写材に転写された直後の第1のトナーの帯電量
をQ11(C/g)、第2のトナー像が第2の転写によ
って転写材に転写された直後の第2のトナーの帯電量を
Q22(C/g)、第3のトナー像が第3の転写によっ
て転写材に転写された直後の第3のトナーの帯電量をQ
33(C/g)、転写材に転写された第1のトナー像の
前記第2の転写通過後の帯電量をQ12(C/g)とし
たとき、関係式: |Q33|>|Q22|>|Q11| 且つ、 |Q33|>|Q12| を満たすことを特徴とする。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、表層が感光層で構成された移動自在な第
1、第2、第3及び第4の像担持体と、第1、第2、第
3及び第4の像担持体表面を均一に帯電する第1、第
2、第3及び第4の帯電手段と、第1、第2、第3及び
第4の帯電手段によって均一に帯電された第1、第2、
第3及び第4の像担持体上に第1、第2、第3及び第4
の静電潜像を形成するための第1、第2、第3及び第4
の露光手段と、第1、第2、第3及び第4の像担持体上
に形成された第1、第2、第3及び第4の静電潜像を第
1、第2、第3及び第4のトナー像として現像する第
1、第2、第3及び第4の現像装置と、第1、第2、第
3及び第4の像担持体に当接して該像担持体の移動方向
に対して順方向に略同速度で移動しながら転写材を搬送
する転写材搬送手段と、第1、第2、第3及び第4の像
担持体上に形成された第1、第2、第3及び第4のトナ
ー像をこの順に転写材に転写する第1、第2、第3及び
第4の転写手段を有するカラー画像形成装置において、
前記第1のトナー像が第1の転写によって転写材に転写
された直後の第1のトナーの帯電量をQ11(C/
g)、第2のトナー像が第2の転写によって転写材に転
写された直後の第2のトナーの帯電量をQ22(C/
g)、第3のトナー像が第3の転写によって転写材に転
写された直後の第3のトナーの帯電量をQ33(C/
g)、転写材に転写された第1のトナー像の前記第2の
転写通過後の帯電量をQ12(C/g)としたとき、関
係式: |Q33|>|Q22|>|Q11| 且つ、 |Q33|>|Q12| を満たすことを特徴とする。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記第4のトナーの像担持体上にお
ける帯電量の絶対値が第1のトナーの像担持体上におけ
る帯電量の絶対値、第2のトナーの像担持体上における
帯電量の絶対値及び第3のトナーの像担持体上における
帯電量の絶対値の何れよりも小さいことを特徴とする。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、前記第1〜第4の現像装置のう
ちの少なくとも1つに対してトナー電荷付与手段を配置
し、該トナー電荷付与手段によってトナーを帯電させる
ことを特徴とする。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、少なくともトナー電荷付与手段を配置した
前記現像装置の使用履歴を検出する使用履歴検出手段を
設け、該使用履歴検出手段の検出値に応じて前記トナー
電荷付与手段の動作を制御することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0023】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係るタンデム方式のカラー画像形成装置の概略構
成を示す断面図であり、図示のように、画像形成装置中
央部には直径30mmの像担持体である4つの感光ドラ
ム1が等間隔で配置され、これら4つの感光ドラム1は
全て同方向に周速94mm/secで回転駆動される。
そして、各感光ドラム1の周囲には、帯電ローラ5、露
光装置7、現像装置8、クリーニングブレード11がそ
れぞれ配置されている。尚、各現像装置8内には、図1
の右(転写上流側)からマゼンタトナー、シアントナ
ー、イエロートナー、ブラックトナーがそれぞれ充填さ
れている。
【0024】次に、画像形成工程について説明する。
【0025】感光ドラム1はアルミシリンダ上に感光層
を塗布して構成されるが、感光層は通常は絶縁体であ
り、特定の波長の光を照射することによって導電体とな
るという特徴を有する光導電体であれば特に物質は限定
されない。感光層としては主にOPC(有機光半導
体)、A−Si(アモルファスシリコン)、CdS(硫
化カドミウム)、Se(セレン)等が良く用いられる。
【0026】図2は本実施の形態で採用した感光ドラム
1の層構成を示す断面図であり、感光ドラム1はアルミ
シリンダ1a上に電荷発生層1bと誘電層である電荷輸
送層1cを塗布して構成されており、光照射によって電
荷発生層1b内に正孔−電子対が生成され、それらが電
荷の流れの担い手となるようになっている。尚、電荷発
生層1bは膜厚0.2μm程度のフタロシニアン化合物
で構成され、電荷輸送層1cは膜厚17μm程度のヒド
ラゾン化合物を分散したポリカーボネートで構成されて
いる。
【0027】本実施の形態では、感光ドラム1の表面を
均一に帯電する帯電部材として帯電ローラ5を用いてい
るが、この帯電ローラ5は、例えば金属の芯金を厚さ3
mm程度の導電弾性ゴムで覆い、その上に厚さ200〜
600μm、体積抵抗率10 6 Ω・cm程度の中抵抗層
を設け、更にその上に厚さ10μm程度の保護層を設け
て構成されている。そして、この帯電ローラ5は、その
両端芯金部がバネ加圧されることによって表層が感光ド
ラム1に当接されており、感光ドラム1に対して従動回
転される。
【0028】而して、帯電ローラ5の芯金部に放電開始
電圧(約550V)以上のバイアスを印加すると、該帯
電ローラ5と感光ドラム1のニップ近傍で放電が発生
し、この放電によって感光ドラム1の電荷輸送層1c表
面に電荷が蓄積される。このとき、感光ドラム1の表面
電位は(印加バイアス−放電開始電圧)に略等しい値と
なる。尚、本実施の形態では、印加バイアスを−125
0Vとし、感光ドラム1表面を−700Vにチャージア
ップするようにした。この帯電工程後の感光ドラム1の
表面電位をVd電位と呼ぶ。
【0029】帯電ローラ5の放電によってVd電位に保
たれた感光ドラム1表面に対して、露光装置7を用いて
コントローラからの信号に基づいて光源をON/OFF
制御しながら走査露光することによって、感光ドラム1
表面に静電潜像が形成される。即ち、感光ドラム1上の
光照射位置では電荷発生層1bに正孔−電子対が形成さ
れ、正孔が電荷輸送層1cを通って感光ドラム1表面に
蓄積されている電子と再結合することによってその部位
がチャージダウンする(つまり、感光ドラム1の表面電
位の絶対値が下がる)。尚、本実施の形態では、光源と
して半導体レーザーを用いた。光照射位置の感光ドラム
1上の電位をVL電位と呼ぶ。ここで、VL電位は光照
射における電荷発生量(即ち、電荷発生層1bの膜厚や
レーザー露光量等)に依存することになる。本実施の形
態においては、VL電位が−150Vとなるように電荷
発生量を制御した。
【0030】その後、感光ドラム1と対向する位置に配
置された現像装置8によって感光ドラム1上の静電潜像
が可視化されるが、これは以下のようにして行われる。
【0031】各現像装置8内にはトナーが蓄えられてい
るが、本実施の形態ではトナーとして非磁性1成分トナ
ーを用いた。尚、トナーについての詳細は後述する。
【0032】各現像装置8において、トナーは撹拌部材
等によって現像ローラ3に供給されるが、現像ローラ3
は感光ドラム1に当接配置され、感光ドラム1の回転方
向に対して順方向に180%程度の周速差をもって回転
駆動される。ここで、現像ローラ3としては、例えば金
属の芯金を導電弾性ゴムで覆い、その上に誘電層をコー
トしたもの等が用いられる。
【0033】現像ローラ3上の感光ドラム1当接部の上
流側にはトナー規制ブレード23が線圧20g程度の力
でカウンタ方向に当接されており、このトナー規制ブレ
ード23によって現像ローラ3上にトナーが薄層コート
される。又、トナー規制ブレード23は、トナーが通過
する際に該トナーを負に帯電させるという役割も果た
す。この場合のトナーの帯電量については後述する。
【0034】尚、トナー規制ブレード23としては、例
えば燐青銅やSUS等の弾性を有する金属の板バネ、或
は金属板バネにより支持されたウレタンゴム、シリコン
ゴム、更にはゴム表面をナイロンコートしたもの等が用
いられる。
【0035】而して、現像ローラ3の芯金部にVdとV
Lの間の適当なバイアス(以下、現像バイアスと呼ぶ)
を印加すると、感光ドラム1と現像ローラ3の間に形成
される電界の作用によって感光ドラム1上のVL部分に
対応する現像ローラ3上のトナーだけが感光ドラム1上
に転移して静電潜像の現像が完了する。
【0036】続いて、感光ドラム1上のトナー像の転写
材への転写方法について述べる。
【0037】4つの感光ドラム1の全てに対して当接す
るように静電搬送ベルト4が配置されており、該静電搬
送ベルト4は駆動ローラ14とテンションローラ13に
よって支持されて適当なテンションが付与されようにな
っている。そして、駆動ローラ14を駆動することによ
って静電搬送ベルト4は感光ドラム1に対して順方向に
略同速度で移動する。尚、静電搬送ベルト4としては、
例えば厚さ50〜300μm、体積抵抗率109 〜10
16Ω・cm程度のPVdF(ポリフッ化ビニリデン)、
ポリアミド、ポリイミド、PET(ポリエチレンテレフ
タレート)、ポリカーボネート等の樹脂材料や厚さ0.
5〜2mm、体積抵抗率109 〜1016Ω・cm程度の
CR(クロロプレーンゴム)、EPDM(エチレン−プ
ロピレン−ジエン三元共重合体)、NBR(ニトリルブ
タジエンゴム)、ウレタンゴム等のゴム材料が用いられ
る。又、場合によっては、これらの材料にカーボン、Z
nO、SnO2 、TiO2 等の導電性充填材を分散させ
て体積抵抗率を107 〜1011Ω・cm程度に調節する
こともある。
【0038】又、静電搬送ベルト4の裏面の感光ドラム
1との対向部にそれぞれの感光ドラム1に対応させて転
写部材としての4つの転写ローラ12が配置されてい
る。尚、転写部材としては、ローラ、ブレード、ブラ
シ、コロナ等の多様な部材を用いることができるが、本
実施の形態では外径12mmの転写ローラ12を用い
た。転写ローラ12としては、例えば金属の芯金を体積
抵抗率を105 〜108 Ω・cmに調整したEPDM、
ウレタンゴム、CR、NBR等の弾性体で覆って構成し
たものを用いることができる。転写ローラ12は、感光
ドラム1に対して10〜50g/cm程度の線圧で当接
され、静電搬送ベルト4の移動方向に対して順方向に略
同速度で回転駆動される。そして、トナー像の転写材へ
の転写に際しては、それぞれの転写ローラ12に独立で
適当な正のDCバイアスを印加するが、印加すべき転写
バイアスについては後述する。
【0039】而して、カセット20や不図示のマルチフ
ィーダから給紙された転写材は、レジストローラ21に
よってレーザー露光による静電潜像の作像と同期を取る
ように搬送を制御されながら静電搬送ベルト4へと運ば
れる。そして、転写材は、静電搬送ベルト4を介して駆
動ローラ14に対向する直径12mmの吸着ローラ19
と静電搬送ベルト4のニップ部を通過する。このとき、
駆動ローラ14を接地させる。尚、吸着ローラ19とし
ては、例えば金属の芯金を体積抵抗率106 Ω・cmに
調整したEPDM、ウレタンゴム、CR、NBR等の弾
性体で覆って構成されるものを用いることができる。場
合によって、駆動ローラ14表面への汚れ防止のための
保護層を設けても良い。
【0040】吸着ローラ19は駆動ローラ14に対して
10〜100g/cm程度の線圧で当接され、これには
正負何れかのDCバイアスが印加される。尚、本実施の
形態では吸着ローラ19に−1.0kVのバイアスを印
加した。これにより、転写材には吸着ローラ19からの
負電荷の流れ込みがある。この負電荷と静電搬送ベルト
4に発生する正の鏡映電荷の作用によって転写材は静電
搬送ベルト4に対して静電吸着し、静電搬送ベルト4に
よって安定して転写ニップへ搬送される。そして、転写
ローラ12に印加した正のDCバイアスの作用によって
電界が発生し、各色のトナー像が順に転写材に転写さ
れ、4色のトナー像の転写が全て完了した後、転写材は
テンションローラ13において曲率分離される。
【0041】一方、現在の技術では、感光ドラム1から
転写材にトナーを100%転移させることは不可能であ
る。感光ドラム1上に残ったトナーをそのまま放置する
と、感光ドラム1の次回転目にトナーが転写材に転写さ
れて画像の乱れが発生する。これを防止するため、本実
施の形態では、感光ドラム1の回転方向に対してカウン
ターの向きでクリーニングブレード11を当接させ、こ
のクリーニングブレード11によって転写残トナーを感
光ドラム1から機械的に除去するようにしており、除去
されたトナーは廃トナー回収部に回収される。
【0042】ところで、トナー像の転写を受けた転写材
は定着装置15に送られ、定着装置15において定着ロ
ーラ9と加圧ローラ10による加熱及び加圧によってト
ナー像が転写材に定着されてフルカラー画像が形成され
る。
【0043】尚、現像装置8はそれぞれ一体成形型カー
トリッジとして構成されており、交換可能な消耗部品と
されている。場合によっては、現像装置8、感光ドラム
1、帯電ローラ5、クリーニングブレード11を一体化
してプロセスカートリッジとして構成しても良い。
【0044】次に、本実施の形態で用いたトナーについ
て説明する。
【0045】本実施の形態で用いたトナーは懸濁重合法
によって製造されるものであって、重合時に極性樹脂及
び重合性単量体に対して5〜30重量%の低軟化点物質
を添加して重合された粒径5〜7μmの非磁性1成分ト
ナーであり、その製造方法は以下の通りである。
【0046】先ず、重合性単量体中に低軟化点物質、極
性樹脂、着色剤、荷電制御剤、重合開始剤、その他の添
加剤を加え、ホモジナイザー、超音波分散機等によって
均一に溶解又は分散せしめた単量体系を含有する水相中
に通常の攪拌機又はホモミキサー、ホモジナイサー等に
より分散せしめる。この際、好ましくは単量体液滴が所
望の現像剤粒子のサイズを有するように撹拌速度と時間
を調整して造粒する。その後は分散安定剤の作用によっ
て粒子状態が推移され、且つ、粒子の沈降が防がれる程
度の撹拌を行えば良い。重合温度は50〜90℃に設定
しておく。反応終了後、生成した現像剤粒子を洗浄・濾
過により回収して乾燥させる。
【0047】上述の工程を経て製造されたトナーを重合
トナーと呼ぶが、この重合トナーは、図3に示すよう
に、エステル系ワックスが内包されたコアと、スチレン
−ブチルアクリレートから成る樹脂層及びスチレン−ポ
リエステルから成る表層で構成されている。コアに内包
されたワックスの効果によって定着装置15の定着ロー
ラ9とトナーの離型性が増すため、本重合トナーを用い
ることによって、従来行っていた定着ローラ9と加圧ロ
ーラ10へのオイル塗布を行う必要がなくなった。
【0048】重合トナーの製造において用いられる荷電
制御剤としては、ネガ系としてサリチル酸、ナフトエ
酸、ダイカルボン酸の金属化合物、スルホン酸、カルゴ
ン酸を側鎖に持つ高分子型化合物、ホウ素化合物、尿素
化合物、ケイ素化合物、カリークスアレーン等を使用す
ることができ、ポジ系として四級アンモニウム塩、該四
級アンモニウム塩を側鎖に有する高分子型化合物、グア
ニジン化合物、イミダゾール化合物等が好ましく用いら
れる。荷電制御剤は、単量体100重量部に対して0.
5〜10重量部が好ましい。尚、後述するトナーの帯電
量は、荷電制御剤の量で制御することができる。
【0049】以上のようにして製造されたトナーに対し
て現像性、耐久性、クリーニング性、転写性、定着性向
上等を目的として数種類の外添剤を添加することもでき
る。ここで、外添剤としては、その用途に応じて無機微
粉体、無機粉体、有機粒子や複合粒子、滑剤粉末等を用
いることができる。無機微粉体としては、シリカ、アル
ミナ等が挙げられる。これらは、場合によっては、シラ
ンカップリング剤、チタンカップリング剤、シリコーン
オイル等で表面処理しても良い。又、無機粉体として
は、マグネシウム、亜鉛、アルミニウム、セリウム、コ
バルト、鉄、ジルコニウム、クロム、マンガン、ストロ
ンチウム、錫、アンチモン等の金属酸化物;チタン酸カ
ルシウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸ストロンチ
ウム等の複合金属酸化物;硫酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、炭酸アルミニウム等の金属塩;
カオリン等の粘土鉱物;アパタイト等のリン酸化合物;
シリカ、炭化ケイ素、窒化ケイ素等のケイ素化合物;カ
ーボンブラックやグラファイト等の炭素粉末が挙げられ
る。中でも、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化コバル
ト、二酸化マンガン、チタン酸マグネシウム、チタン酸
ストロンチウム等が好ましい。
【0050】又、有機粒子や複合粒子としては、ポリア
ミド樹脂粒子、シリコーン樹脂粒子、シリコーンゴム粒
子、ウレタン粒子、メラミン−ホルムアルデヒド粒子、
アクリル樹脂粒子等の樹脂粒子;ゴム、ワックス、脂肪
酸系化合物、樹脂等と金属、金属酸化物、塩、カーボン
ブラック等の無機粒子とから成る複合粒子が挙げられ
る。滑剤粉末としては、テフロン(登録商標)、ポリフ
ッ化ビニリデン等のフッ素樹脂;フッ化カーボン等のフ
ッ素化合物;ステアリン酸亜鉛等の脂肪酸金属塩;脂肪
酸、脂肪酸エステル等の脂肪酸誘導体;硫化モリブテ
ン、アミン酸及びアミン酸誘導体等が挙げられる。本実
施の形態では、これらの中から必要に応じて2〜3種類
の外添剤をトナー100質量部に対して0.1〜3質量
部添加した。後述するトナーの帯電量はこれらの外添剤
の種類や量によっても変化させることができる。
【0051】ところで、重合トナーは、その製造形態か
ら形状が略球形となるという特徴を有している。
【0052】球状物質の形状の丸さの割合を示す数値で
ある形状係数SF1は、本重合トナーにおいては100
〜120となる。図4に示すように、形状係数SF1と
は球状物質を2次元平面上に投影してできる楕円状図形
の最大長MXLNGの2乗を図形面積AREAで割って
100π/4を乗じた値である。
【0053】SF1={(MXLNG)2 /AREA}
×(100π/4) このような略球形のトナーは、トナー同士或は他の帯電
部材との接触面積が増大するためにトナーの帯電量を高
くすることが可能であり、又、それも均一になり易いと
いうことが分かっている。
【0054】以下、本実施の形態におけるトナーの帯電
量について説明する。
【0055】前述のように、現像ローラ3上のトナーは
トナー規制ブレード23を通過する際に負に帯電され
る。そのときの帯電量は、トナーの特性(荷電制御剤、
着色剤や外添剤の種類と量)、トナー規制ブレード23
の材質や圧等の要因で変動する。更に、トナーを転写材
へ転写すると、その際に転写電界の影響で感光ドラム1
上の負電荷が転写材に引っ張られ、トナーの帯電量が増
加するという現象が発生する。このため、転写時の転写
電界(転写バイアス)が大きい程、感光ドラム1上の多
くの負電荷を引っ張ってくることができるため、それだ
けトナーの帯電量も大きくなる。
【0056】しかしながら、トナーが保持できる電荷量
には限度があるため、転写バイアスを大きくすればする
程トナーの帯電量は増大する訳ではなく、或る程度のと
ころで飽和する。その飽和する量はトナーの特性(荷電
制御剤、着色剤や外添剤の種類と量)で決まることにな
る。
【0057】図5に本実施の形態で用いたシアントナー
の転写材上のトナーの帯電量と転写バイアスとの関係の
一例を示す。これは、温度23℃/湿度60%RHの環
境下で、107 Ω・cm程度の静電搬送ベルト4と10
6 Ω・cm程度の転写ローラ12を用い、転写材として
坪量75g/m2 の普通紙を用いた場合の結果である。
トナーの帯電量は−57μC/g程度で飽和しているこ
とが分かる。以下、トナーが帯電し得る最大の帯電量を
飽和帯電量と呼ぶ。尚、以下に示す飽和帯電量は図5に
示したトナー帯電量と転写バイアスとの関係から求め
た。
【0058】本実施の形態においては、多色重ねの画像
を形成する際に、転写材上に後段で転写されたトナー
(上層部のトナー)の帯電量が前段で転写されたトナー
(下層部のトナー)の帯電量よりも大きくなるような構
成とする。即ち、以下のような構成とする。
【0059】第1のトナー像(マゼンタトナー像)が転
写材に転写された直後の帯電量をQ11(C/g)、第
2のトナー像(シアントナー像)が転写材に転写された
直後の第2のトナーの帯電量をQ22(C/g)とした
とき、 |Q22|>|Q11| …(1) の関係が満たされるようにする。これにより、転写材上
に転写されたトナーのうち、1色目(マゼンタ)のトナ
ーの帯電量に比べて、その上に転写された2色目のトナ
ー(シアントナー)の帯電量が大きくなるため、第3及
び第4転写部位でのシアントナーの再転写を抑制するこ
とが可能である。これは、上層部のトナーが十分な帯電
量を持っているため、転写材に対する保持力(鏡映力)
が下層部のトナーによる反発力に打ち勝つためである。
又、後段の転写ニップ通過時におけるニップ内放電が発
生し、トナー帯電量が少々低下しても十分な鏡映力を保
つことができることになる。尚、上述したように、トナ
ーが転写部位を通過すると転写電界の影響でトナーの帯
電量は増加するが、多色重ねの場合には、上層部のトナ
ーによってシールドされるために下層部のトナーの帯電
量は殆ど変化しない。従って、マゼンタとシアンのトナ
ーが重ねられた直後のマゼンタトナーの帯電量はマゼン
タトナーが転写材に転写された直後の帯電量Q11にほ
ぼ等しい。
【0060】同様にして、第3のトナー像(イエロート
ナー像)が転写材に転写された直後の第3のトナーの帯
電量をQ33(C/g)としたときには、 |Q33|>|Q22| …(2) の関係が満たされるようにする。これにより、同様の理
由から2色目(シアン)の上に3色目(イエロー)を転
写した場合に第4転写部位でのイエロートナーの再転写
を抑制することができる。
【0061】更に、転写材に転写された第1のトナー像
(マゼンタトナー像)の前記第2の転写部位通過後の帯
電量をQ12(C/g)としたとき、 |Q33|>|Q12| …(3) の関係式が満たされるようにする。これにより、1色目
(マゼンタ)の上に3色目(イエロー)を転写した場合
に第4転写部位でのイエロートナーの再転写を抑制する
ことができる。1色目と3色目の色重ねにおける1色目
のトナーの帯電量は、1色目のトナーが転写された直後
の帯電量ではなく、第2の転写部位を通過してその転写
電界により一定量増加した帯電量となる。
【0062】本実施の形態では、式(1)〜(3)を満
たす構成とするため、各色毎にトナーの飽和帯電量を制
御するようにした。
【0063】前述の帯電制御剤、着色剤や外添剤の種類
と量を変化させることにより、1色目(マゼンタ)、2
色目(シアン)、3色目(イエロー)の飽和帯電量をそ
れぞれ−50μC/g、−57μC/g、−65μC/
gとした。このトナーを用いた場合には、本実施の形態
で示した現像装置8の構成(現像ローラ3、トナー規制
ブレード23等)によれば、感光ドラム1上における各
色の帯電量はそれぞれ−40μC/g、−43μC/
g、−45μC/gであった。このときの転写による影
響でのトナー帯電量の変化を表1に示す。これは、温度
23℃/湿度60%RHの環境下で、107 Ω・cm程
度の静電搬送ベルト4と106 Ω・cm程度の転写ロー
ラ12を用い、転写材として坪量75g/m2 の普通紙
を用いた場合の結果である。
【0064】表1 転写バイアスとしては、1色目から順に1.0kV、
1.25kV、1.5kVを印加した。色重ねにおける
転写効率を確保するために、転写バイアスは順次アップ
している。
【0065】即ち、 Q11=45、Q22=51、Q33=60、Q12=
48 であり、式(1)〜(3)を満たしていることが分か
る。この場合には、色重ねにおける再転写の発生はな
く、忠実な色再現を実現することができた。
【0066】本実施の形態では、各色の現像装置8の構
成を同一とすることにより、各色の感光ドラム1上での
帯電量をほぼ一定に保ちつつ、各色のトナーの飽和帯電
量を変化させることによって式(1)〜(3)が満たさ
れるような構成としたが、この方式に限定されるもので
はない。現像装置8の構成(例えば、トナー規制ブレー
ド23の材質や圧)を各色毎に変化させ、感光ドラム1
上での帯電量が1色目から順に大幅に高くなるような構
成としても、式(1)〜(3)が満たされれば同様の効
果が得られる。
【0067】トナーの飽和帯電量はトナー自体で決まる
一方、感光ドラム上のトナー帯電量はトナー及び現像装
置構成の影響を受けるため、環境変動、使用履歴等で均
一になるように制御するのが難しくなる。このため、本
実施の形態では上述のような構成を採用した。
【0068】尚、本実施の形態では、転写部材として転
写ローラ12を用いたが、例えば転写部材として以下に
示すブレード部材を用いた場合でも同様の効果が得られ
ることが確認されている。即ち、使用したブレード部材
は、金属のホルダーに厚み50〜300μm、体積抵抗
率を106 Ω・cm以下に調整した導電フィルムを自由
長が3.0〜7.0mm程度、ブレードと静電搬送ベル
ト4とのニップが0〜4mm程度になるように導電テー
プを用いて貼り付けて構成されたものである。場合によ
って、導電フィルム上の静電搬送ベルト4の非当接部分
には絶縁テープを貼り付けてある。又、金属のホルダー
の導電フィルム貼付け面と静電搬送ベルト4の角度が3
0°〜90°となるように転写ブレード部材を構成し
た。
【0069】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図6及び図7に基づいて説明する。
【0070】本実施の形態では、4色目のトナー(ブラ
ックトナー)の帯電量について説明する。本実施の形態
に係るカラー画像形成装置の構成は図1に示したものと
同一であるため、これについての説明は省略する。
【0071】4色目のトナー転写後は転写材が転写部位
を通過することはないため、4色目のトナーが再転写さ
れることはない。このため、4色目のトナーは、他のト
ナーとは違い、転写材上での帯電量を制御する必要はな
い。即ち、4色目のトナーとの色重ねを実行したときに
4色目のトナーの帯電量が下層部のトナーの帯電量より
も小さくても問題ないことになる。
【0072】実施の形態1で説明したように、色重ねに
おいて高い転写効率を確保するために転写バイアスは順
次アップするのが一般的である。
【0073】しかしながら、転写バイアスを高くする
と、種々の問題(例えば、以下に示す「突き抜け現象」
や「サメハダ現象」)が発生し易くなることが良く知ら
れている。
【0074】図6に示すように、転写ローラ12に転写
バイアスを印加すると、転写材と感光ドラム1の間で形
成される電界は転写ニップ外のエアーギャップ領域まで
拡がっている。場合によっては、その部分で異常放電現
象が発生することがある。放電は閾値以上の電位差があ
るとき発生するものであり、転写バイアスが高いときに
発生し易い。
【0075】転写ニップ前において、感光ドラム1上の
VL部分に対して異常放電が発生すると、対応する部位
のトナーが正電荷を受けて反転してしまうことになり、
転写ニップでの電界の作用に反発してしまうために転写
しなくなる。この現象が「突き抜け現象」である。たと
え感光ドラム1のVL部分との異常放電が発生しない値
まで転写バイアスを低くすることが可能であって、突き
抜け現象を抑制することができたとしても、感光ドラム
1上のVd部分との間で異常放電現象を抑制することが
できるまで転写バイアスを低くすることができない場合
もある。像形成においては階調パターンの作像を行うこ
とになるが、実際、これはレーザー露光時間を変化させ
たり、特定面積におけるレーザー露光のON/OFF比
率(Vd部/VL部比率)を変化させる等の方法によ
り、ハーフトーンに対応させた静電潜像を形成する。即
ち、階調パターンでは、感光ドラム1上の電位はVLと
Vdが混在した状態にあることが分かる。
【0076】上記状態で転写材とVd部分との間で異常
放電が起こると、その電荷の回り込みの影響で周りのト
ナー像が乱れる現象が発生する。特に、転写ニップ部の
前側で異常放電が発生すると感光ドラム1は正電荷を受
けることになり、周りのトナーの帯電量の減少、更には
帯電の反転が起こる。そのようなトナーは、転写ニップ
においても電界の影響を受けないために転写材に転写し
なくなる。即ち、転写ニップの前後で異常放電が発生す
ると(特に、転写ニップ前)、画像の乱れが生じること
になる。この現象が「サメハダ現象」である。
【0077】更に、転写バイアスが高くなり過ぎると、
再転写現象も悪くするということが確認されている。図
7(a)に示すようにトナー像が転写部位を通過する
と、感光ドラム1から負電荷を受けることによって全体
としては帯電量が増加する。
【0078】しかしながら、上層部のトナーの帯電量に
比べて下層部のトナーの帯電量がかなり小さい場合に
は、転写電界の影響で図7(b)に示すような転写ニッ
プ内でのトナー間での放電現象が発生することがある。
即ち、図7(c)に示すように、この放電現象によって
電荷を失ったトナーが再転写されてしまうことがあり得
る。
【0079】上記種々の弊害を取り除くためには、最も
高い転写バイアスを必要とする4色目について転写バイ
アスを低くすることが重要になってくる。転写バイアス
には、転写ニップでトナーを十分に転写できるだけの電
界を形成できるような値が最低限必要となる。これは、
静電搬送ベルト4の抵抗、転写材の抵抗、トナーの感光
ドラム1に対する保持力(鏡映力)の強さ等で決まって
くる。このうち、トナーの感光ドラム1に対する鏡映力
はトナーの感光ドラム1上での帯電量で決まる。即ち、
トナーの感光ドラム1上での帯電量が小さければ鏡映力
は小さくなり、転写バイアスを低くすることが可能にな
る。
【0080】本実施の形態では、4色目のトナー(ブラ
ックトナー)の感光ドラム1上での帯電量が他の3色の
トナーの帯電量よりも低くなるような構成とした。これ
を実現するための手段として、本実施の形態では、ブラ
ックトナーの飽和帯電量が他の3色のトナーのそれより
も低くなるようにトナーの特性を制御した。実施の形態
1で述べたように、トナーの飽和帯電量は電荷制御剤、
着色剤や外添剤の種類と量を変化させることによって変
化させることができる。その中で、本実施の形態では、
ブラックトナーの着色剤としてカーボンブラックを採用
した。カーボンブラックは、他の色のトナーで用いてい
る着色剤に比べて抵抗がかなり低いという特徴を有して
いる。これにより、それだけでも飽和帯電量は他の色よ
り低くなっている。従って、電荷制御剤や外添剤の種類
と量の大幅な変更を要することなく、飽和帯電量を低く
抑えることが可能となる。本実施の形態ではブラックト
ナーを4色目に配置したが、その最も大きな理由はこれ
にある。
【0081】具体的には、ブラックトナーの飽和帯電量
は−40μC/gとなるようにした。このときの感光ド
ラム1上における各色の帯電量は−30μC/gとなっ
た。尚、ブラックトナーの現像装置8の構成は実施の形
態1で述べた他の色の現像装置8の構成と同様のものを
用いた。現像装置8の構成が同一であれば、感光ドラム
1上のトナーの帯電量は飽和帯電量に応じた値に収束す
ることになる。各色の感光ドラム1上のトナーの帯電量
と多色重ねも含めた各転写時の必要転写バイアスの値を
表2に示す。
【0082】表2 表2から分かるように、ブラック(4色目)のトナーの
感光ドラム1上の帯電量を低くすることにより、4色目
のバイアスを3色目のそれよりアップしなくても十分な
転写効率が得られる。即ち、本実施の形態によれば、突
き抜け、サメハダ現象、再転写等の発生を抑制すること
が可能となる。
【0083】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3を図8及び図9に基づいて説明する。
【0084】本実施の形態に係るカラー画像形成装置
は、現像装置8を除いて実施の形態1に係るカラー画像
形成装置のそれと同一である。
【0085】実際のトナーの帯電量は、消耗交換部品で
ある現像装置8の使用履歴によって変化する。通常は、
トナー等の劣化によって飽和帯電量と感光ドラム1上の
帯電量が共に変化する。図8は長期使用したシアン現像
装置8を用いた場合の転写バイアスと転写材上のトナー
の帯電量との関係を示したものである。
【0086】図8を図5と対比して見れば分かるよう
に、現像装置8が新品のときに対し、感光ドラム1上の
帯電量は−43μC/g→−30μC/gまで減少して
おり、飽和帯電量は−57μC/g→−51μC/gに
減少している。表3にマゼンタ及びイエローの現像装置
8が新品、シアン現像装置8が長期使用品である場合の
転写による影響でのトナー帯電量の変化を示す。
【0087】表3 表3の結果は表1における検討条件と全く同一にしてあ
る。即ち、温度23℃/湿度60%RHの環境下で、1
7 Ω・cm程度の静電搬送ベルト4と106Ω・cm
程度の転写ローラ12を用い、転写材として坪量75g
/m2 の普通紙を用いた。転写バイアスとして1色目か
ら順に1.0kV、1.25kV、1.5kVを印加し
た。
【0088】即ち、 Q11=45、Q22=42、Q33=60、Q12=
48 となり、式(1)が満たされなくなっていることが分か
る。この場合には、1色目の上に2色目を転写した場合
には2色目が再転写してしまい、忠実な色再現を実現す
ることができなくなってしまう。
【0089】本実施の形態では、現像装置8の長期使用
によるトナーの帯電量の低下が感光ドラム1上での帯電
量に比べて飽和帯電量ではその割合が小さいことに着目
して下記の構成とした。尚、この帯電量の低下の割合の
違いは、飽和帯電量はその帯電量低下の原因がトナー劣
化によるものであるのに対して、感光ドラム1上の帯電
量はトナー劣化のみならず、トナー規制ブレード23等
の現像装置8の構成部材の劣化も関係してくるからであ
る。即ち、飽和帯電量の低下がそれ程大きくないため、
感光ドラム1上での帯電量を高くすることさえできれ
ば、転写後のトナーの帯電量もそれに応じて高くするこ
とができる。
【0090】図9に示すように、現像装置8内のトナー
規制ブレード23に対向する部位の下流側で、且つ、感
光ドラム1への当接部の上流側にトナーチャージローラ
6が現像ローラ3に当接させて配置されている。このト
ナーチャージローラ6は、例えば金属の芯金を厚さ1.
5mm程度の導電弾性ゴムで覆い、その上に厚さ200
μm程度で体積抵抗率が106 Ω・cm程度の中抵抗層
を設け、更にその上に厚さ10μm程度の保護層を設け
て構成されている。
【0091】そして、トナーチャージローラ6は、その
両端芯金部をバネ加圧して表層を現像ローラ3に当接さ
せることによって現像ローラ3に対して従動回転する。
このトナーチャージローラ6の芯金部に放電開始電圧
(0.5〜1kV)以上のバイアスを印加すると、該ト
ナーチャージローラ6と現像ローラ3のニップ近傍で放
電が発生し、この放電によって現像ローラ3上のトナー
が帯電される。このように、強制的にトナーに電荷を与
える手段を追加することによって感光ドラム1上のトナ
ーの帯電量を高くすることができ、これによって現像装
置8の使用履歴等の変動によらず、感光ドラム1上のト
ナーの帯電量を略一定に制御することが可能となる。例
として、表3に示した長期使用により感光ドラム1上で
−30μC/gまでトナー帯電量が落ち込んだ現像装置
8に対して、本実施の形態で示したトナーチャージロー
ラ6を付加し、これに−1.5kVの高圧を印加する
と、感光ドラム1上での帯電量を−40μC/gまで引
き上げることができた。
【0092】表4にマゼンタ及びイエローの現像装置8
が新品、シアン現像装置8が長期使用品であり、且つ、
トナーチャージローラ6に−1.5kVの高圧を印加し
た場合の転写による影響でのトナー帯電量の変化を示
す。この結果も、表1における検討条件と全く同一にし
てある。即ち、温度23℃/湿度60%RHの環境下
で、107 Ω・cm程度の静電搬送ベルト4と106 Ω
・cm程度の転写ローラ12を用い、転写材として坪量
75g/m2 の普通紙を用いた。転写バイアスとして1
色目から順に1.0kV、1.25kV、1.5kVを
印加した。
【0093】表4 而して、トナーチャージローラ6による感光ドラム1上
でのトナー帯電の効果により、Q22=46まで引き上
げることができ、式(1)を満たすことができた。これ
により、1色目の上に2色目を転写した場合にも再転写
を抑制することができるようになった。
【0094】本実施の形態では、トナーチャージローラ
6に対するバイアス印加によるトナーの帯電は長期使用
の現像装置8のみについて行い、新品の現像装置8に対
しては実施していない。新品の現像装置8に対して行う
と、感光ドラム1上のトナー帯電量が高くなり過ぎて却
って式(1)〜(3)が満たされなくなったり、感光ド
ラム1に対する鏡映力が大きくなり、前記転写バイアス
では十分な転写効率が得られなくなることがあるからで
ある。
【0095】本実施の形態のように、長期使用済みの現
像装置8に対してのみトナーチャージローラ6によるト
ナー帯電を実施するのではなく、現像装置8の使用履歴
に応じてトナーチャージローラ6に印加するバイアスを
可変制御し、現像装置8の使用状況によらず、常に感光
ドラム1上の帯電量が一定になるように制御するように
しても良い。
【0096】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、表層が感光層で構成された移動自在な像担持体
と、該像担持体表面を均一に帯電する帯電手段と、該帯
電手段によって均一に帯電された前記像担持体上に第
1、第2、第3及び第4の静電潜像を形成するための露
光手段と、前記像担持体上に形成された第1、第2、第
3及び第4のの静電潜像を第1、第2、第3及び第4の
トナー像として現像する第1、第2、第3及び第4の現
像装置と、前記像担持体に当接して該像担持体の移動方
向に対して順方向に略同速度で移動しながら転写材を搬
送する転写材搬送手段と、前記像担持体上に形成された
第1、第2、第3及び第4のトナー像をこの順に転写材
に転写する転写手段を有するカラー画像形成装置におい
て、前記第1のトナー像が第1の転写によって転写材に
転写された直後の第1のトナーの帯電量をQ11(C/
g)、第2のトナー像が第2の転写によって転写材に転
写された直後の第2のトナーの帯電量をQ22(C/
g)、第3のトナー像が第3の転写によって転写材に転
写された直後の第3のトナーの帯電量をQ33(C/
g)、転写材に転写された第1のトナー像の前記第2の
転写通過後の帯電量をQ12(C/g)としたとき、関
係式: |Q33|>|Q22|>|Q11| 且つ、 |Q33|>|Q12| を満たすようにしたため、再転写の発生を抑制して常に
正確な色再現性を確保することができるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るカラー画像形成装
置の概略構成を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るカラー画像形成装
置の感光ドラムの層構成を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るカラー画像形成装
置に使用される重合トナーの層構成図である。
【図4】形状係数SF1の説明図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係るカラー画像形成装
置におけるトナー帯電量と転写バイアスとの関係を示す
図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係るカラー画像形成装
置における転写電界の模式図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係るカラー画像形成装
置におけるトナーの帯電形態とその挙動を示す説明図で
ある。
【図8】本発明の実施の形態3に係るカラー画像形成装
置の長期使用済み現像装置とトナー帯電量との関係を示
す図である。
【図9】本発明の実施の形態3に係るカラー画像形成装
置の概略構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 4 静電搬送ベルト(転写材搬送手段) 5 帯電ローラ(帯電手段) 6 トナーチャージローラ(トナー帯電付与手
段) 7 露光装置(露光手段) 8 現像装置 12 転写ローラ(転写手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/16 103 G03G 15/16 103 21/00 510 21/00 510 Fターム(参考) 2H005 AA21 EA01 2H027 DE01 DE07 DE10 EA18 EB04 EC06 EC09 HB02 HB13 2H030 AB02 AD02 AD05 BB02 BB21 BB43 BB44 BB71 2H032 AA05 AA15 BA05 BA11 BA15 CA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表層が感光層で構成された移動自在な像
    担持体と、該像担持体表面を均一に帯電する帯電手段
    と、該帯電手段によって均一に帯電された前記像担持体
    上に第1、第2、第3及び第4の静電潜像を形成するた
    めの露光手段と、前記像担持体上に形成された第1、第
    2、第3及び第4の静電潜像を第1、第2、第3及び第
    4のトナー像として現像する第1、第2、第3及び第4
    の現像装置と、前記像担持体に当接して該像担持体の移
    動方向に対して順方向に略同速度で移動しながら転写材
    を搬送する転写材搬送手段と、前記像担持体上に形成さ
    れた第1、第2、第3及び第4のトナー像をこの順に転
    写材に転写する転写手段を有するカラー画像形成装置に
    おいて、 前記第1のトナー像が第1の転写によって転写材に転写
    された直後の第1のトナーの帯電量をQ11(C/
    g)、第2のトナー像が第2の転写によって転写材に転
    写された直後の第2のトナーの帯電量をQ22(C/
    g)、第3のトナー像が第3の転写によって転写材に転
    写された直後の第3のトナーの帯電量をQ33(C/
    g)、転写材に転写された第1のトナー像の前記第2の
    転写通過後の帯電量をQ12(C/g)としたとき、関
    係式: |Q33|>|Q22|>|Q11| 且つ、 |Q33|>|Q12| を満たすことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 表層が感光層で構成された移動自在な第
    1、第2、第3及び第4の像担持体と、第1、第2、第
    3及び第4の像担持体表面を均一に帯電する第1、第
    2、第3及び第4の帯電手段と、第1、第2、第3及び
    第4の帯電手段によって均一に帯電された第1、第2、
    第3及び第4の像担持体上に第1、第2、第3及び第4
    の静電潜像を形成するための第1、第2、第3及び第4
    の露光手段と、第1、第2、第3及び第4の像担持体上
    に形成された第1、第2、第3及び第4の静電潜像を第
    1、第2、第3及び第4のトナー像として現像する第
    1、第2、第3及び第4の現像装置と、第1、第2、第
    3及び第4の像担持体に当接して該像担持体の移動方向
    に対して順方向に略同速度で移動しながら転写材を搬送
    する転写材搬送手段と、第1、第2、第3及び第4の像
    担持体上に形成された第1、第2、第3及び第4のトナ
    ー像をこの順に転写材に転写する第1、第2、第3及び
    第4の転写手段を有するカラー画像形成装置において、 前記第1のトナー像が第1の転写によって転写材に転写
    された直後の第1のトナーの帯電量をQ11(C/
    g)、第2のトナー像が第2の転写によって転写材に転
    写された直後の第2のトナーの帯電量をQ22(C/
    g)、第3のトナー像が第3の転写によって転写材に転
    写された直後の第3のトナーの帯電量をQ33(C/
    g)、転写材に転写された第1のトナー像の前記第2の
    転写通過後の帯電量をQ12(C/g)としたとき、関
    係式: |Q33|>|Q22|>|Q11| 且つ、 |Q33|>|Q12| を満たすことを特徴とする請求項1記載のカラー画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 前記第4のトナーの像担持体上における
    帯電量の絶対値が第1のトナーの像担持体上における帯
    電量の絶対値、第2のトナーの像担持体上における帯電
    量の絶対値及び第3のトナーの像担持体上における帯電
    量の絶対値の何れよりも小さいことを特徴とする請求項
    1又は2記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第1〜第4の現像装置のうちの少な
    くとも1つに対してトナー電荷付与手段を配置し、該ト
    ナー電荷付与手段によってトナーを帯電させることを特
    徴とする請求項1,2又は3記載のカラー画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 少なくともトナー電荷付与手段を配置し
    た前記現像装置の使用履歴を検出する使用履歴検出手段
    を設け、該使用履歴検出手段の検出値に応じて前記トナ
    ー電荷付与手段の動作を制御することを特徴とする請求
    項4記載のカラー画像形成装置。
JP2000214158A 2000-07-14 2000-07-14 カラー画像形成装置 Withdrawn JP2002031936A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008292687A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Brother Ind Ltd 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008292687A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP4737145B2 (ja) * 2007-05-23 2011-07-27 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

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