JP2002031250A - メタルシートバタフライ弁の弁体構造 - Google Patents

メタルシートバタフライ弁の弁体構造

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JP2002031250A
JP2002031250A JP2000213561A JP2000213561A JP2002031250A JP 2002031250 A JP2002031250 A JP 2002031250A JP 2000213561 A JP2000213561 A JP 2000213561A JP 2000213561 A JP2000213561 A JP 2000213561A JP 2002031250 A JP2002031250 A JP 2002031250A
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JP
Japan
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valve
valve body
seat
sheet
valve element
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JP2000213561A
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English (en)
Inventor
Naoki Tsukahara
尚起 塚原
Masaaki Kitamura
雅明 北村
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁体の食い込みを防止することができるメタ
ルシートバタフライ弁の弁体構造を提供する。 【解決手段】 弁箱の内部に弁体18を弁棒の軸心廻り
に回転自在に設け、弁体18の周縁部に金属材からなる
弁体シート19を設け、弁体シート19の外周面に弁箱
シート13に水密に摺接する弁体シート面19aを形成
したバタフライ弁において、弁体シート19が弁体シー
ト面19aを有する頭部20と弁体18に固定する基部
21との間に薄肉の括れ部22とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタルシートバタ
フライ弁の弁体構造に関し、全開時における弁箱内の流
れが弁棒の軸心を境とする両側において均しくなるよう
弁体を構成する技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば図3に示すような、メタルシート
バタフライ弁においては、弁箱1の内部の内部に弁体2
を弁棒3の軸心廻りに回転自在に設け、弁体2の周囲に
金属材からなる弁体シート4を設けており、弁体シート
4に摺接する筒状の弁箱シート5を弁箱1の内部にシー
ル材6で保持して設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、メタルシー
トバタフライ弁においては、弁体シート4および弁箱シ
ート5が金属材であるために弾性変形を生じないので、
弁棒3の軸心aを中心する弁体シート4のシート面4a
の各点が描く円運動軌跡は弁箱シート5の内周面を越え
ることはできない。このために、弁体シート4は、弁箱
シート5のシート面5aの法線nに対して所定角度に傾
斜する姿勢で全閉状態となるように、シート面4aに逃
げ角を有している。
【0004】しかし、全閉時に弁棒3に加える操作力に
よっては弁体シート4が弁箱シート5に食い込み、弁体
2が拘束された状態となる場合があり、弁体2の開操作
に支障となる。
【0005】本発明は上記した課題を解決するものであ
り、弁体の食い込みを防止することができるメタルシー
トバタフライ弁の弁体構造を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る本発明のメタルシートバタフライ弁
の弁体構造は、弁箱の内部に弁体を弁棒の軸心廻りに回
転自在に設け、弁体の周縁部に金属材からなる弁体シー
トを設け、弁体シートの外周面に弁箱シートに水密に摺
接する弁体シート面を形成したバタフライ弁において、
弁体シートは弁体シート面を有する頭部と弁体に固定す
る基部との間に薄肉の括れ部を形成したものである。
【0007】上記した構成により、弁体は弁棒の軸心廻
りの90°の反転操作によって、全閉状態と全開状態に
おいて回転し、全閉状態において弁体シートの弁体シー
ト面が弁箱シートの弁箱シート面に水密に摺接する。
【0008】このとき、弁体シートの弁体シート面が弁
箱シートの弁箱シート面に水密に摺接する状態で、双方
のシート面間に所定の面圧を発生させるのに必要なシー
ティングトルク以上の力が弁体に作用する場合には、弁
体に作用する過剰なトルクを頭部と基部との間の括れ部
がその弾性変形によって吸収する。このことにより、弁
体シート面が弁箱シート面に過剰に食い込むことを防止
する。
【0009】請求項2に係る本発明のメタルシートバタ
フライ弁の弁体構造は、頭部および括れ部にスリットを
形成し、このスリットで頭部および括れ部を上流側部位
と下流側部位に分割するとともに、スリットに樹脂材を
配置したものである。
【0010】上記した構成により、弁体シートの頭部と
括れ部がフレキシブルな構造となり、弁体シート面を弁
箱シート面に沿った状態に維持することが容易に行い得
るので、食い込みを防止でき、スリットによる上流側の
弁体シート面と下流側の弁体シート面のすき間を樹脂材
が埋めることで、シート面積の減少による止水性能の減
少は生じない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
るメタルシートバタフライ弁を図面に基づいて説明す
る。図1〜図2において、メタルシートバタフライ弁1
1は弁箱12の内部に弁箱シート13を配置しており、
弁箱シート13は円筒状の薄肉金属材からなり、弁箱1
2の流路軸心と同心状に、かつ相互間に所定の間隙Sを
開けて設けている。
【0012】弁箱12の内面と弁箱シート13の外周面
との間には弾性材からなるシール材として一対の弁箱O
リング14を弁箱シート13の上流側および下流側の位
置に配置しており、弁箱Oリング14は弁箱12の内面
に形成した環状溝15に装着している。弁箱シート13
の上流側端部および下流側端部には必要に応じてストッ
パー(図示省略)を配置する。弁棒17は弁箱12およ
び弁箱シート13を流路軸心方向と直交する方向に貫通
している。
【0013】弁体18は弁箱シート13の内部に弁棒1
7の軸心廻りに回転自在に配置しており、弁体18の周
縁部に弁体シート19を設けている。弁体シート19は
金属材からなり、その外周面に形成した弁体シート面1
9aおいて弁箱シート13の弁箱シート面13aに水密
に摺接する。弁体シート19は、弁体18を弁箱流路断
面aと平行に配置する全閉状態において、弁体シート面
19aの中心線を含む平面bが弁箱流路断面aに対して
所定角度に傾斜する形状を有している。
【0014】弁体シート19は弁体シート面19aを有
する頭部20と弁体18に固定する基部21との間に薄
肉の括れ部22を設けたものであり、括れ部22は弁体
シート19の表裏面にスリット23を形成したものであ
る。さらに、頭部20および括れ部22には弁体18の
表裏方向の中央部にスリット24を形成し、このスリッ
ト24で頭部20および括れ部22を上流側部位と下流
側部位に分割しており、スリット24に樹脂材(4フッ
化エチレン樹脂等)25を配置している。
【0015】以下、上記した構成における作用を説明す
る。弁箱Oリング14が弁箱12の内面と弁箱シート1
3の外周面との間隙Sをシールすることで、弁箱12に
流入する流体の全量が弁箱シート13の内部流路を通過
する。
【0016】弁棒17を正方向もしくは逆方向に回転駆
動することにより、弁体18は弁箱シート13の内部に
おいて全閉位置と全開位置とにわたって弁棒17の軸心
廻りに90度の角度で反転し、全閉位置において弁体シ
ート19の弁体シート面19aが弁箱シート13の弁箱
シート面13aに水密に摺接し、弁箱シート13の内部
流路を閉栓する。
【0017】このとき、弁体シート19の弁体シート面
19aが弁箱シート13の弁箱シート面13aに水密に
摺接する状態で、双方のシート面間に所定の面圧を発生
させるのに必要なシーティングトルク以上の力が弁体1
8に作用する場合には、弁体18に作用する過剰なトル
クを頭部20と基部21との間の括れ部22が撓んでそ
の弾性変形によって吸収する。このことにより、弁体シ
ート面19aが弁箱シート面13aに過剰に食い込むこ
とを防止する。
【0018】また、弁体シート19の頭部20と括れ部
22はスリット24によって分割されているので、さら
にフレキシブルな構造となり、弁体シート面19aを弁
箱シート面13aに沿った状態に維持することが容易に
行い得る。このとき、スリット24による上流側の弁体
シート面19aと下流側の弁体シート面19aのすき間
を樹脂材25が埋めるので、シート面積の減少による止
水性能の減少は生じない。
【0019】弁体18は全閉状態において弁箱12の流
路軸心と直角の姿勢となり、90°の反転操作を行なっ
た全開状態において弁箱12の流路軸心と平行な姿勢と
なり、弁体18が流路軸心を境として左右対称となるの
で、弁箱流路における流体の流れが流路の左右において
均衡する。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、弁体シー
トの弁体シート面と弁箱シートの弁箱シート面との間に
所定の面圧を発生させるのに必要なシーティングトルク
以上の力が弁体に作用する場合に、弁体に作用する過剰
なトルクを頭部と基部との間の括れ部がその弾性変形に
よって吸収するので、弁体シート面が弁箱シート面に過
剰に食い込むことを防止できる。
【0021】頭部および括れ部をスリットで上流側部位
と下流側部位に分割するとともに、スリットに樹脂材を
配置することにより、弁体シートの頭部と括れ部がより
フレキシブルな構造となり、弁体シート面を弁箱シート
面に沿った状態に維持することが容易に行い得るので、
食い込みを防止でき、スリットによる上流側の弁体シー
ト面と下流側の弁体シート面のすき間を樹脂材が埋める
ことで、シート面積の減少による止水性能の減少を防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるメタルシートバタ
フライ弁を示す模式図である。
【図2】図1のA部の拡大図である。
【図3】従来のメタルシートバタフライ弁を示す模式図
である。
【符号の説明】
11 メタルシートバタフライ弁 12 弁箱 13 弁箱シート 13a 弁箱シート面 17 弁棒 18 弁体 19 弁体シート 19a 弁体シート面 20 頭部 21 基部 22 括れ部 23 スリット 24 スリット 25 樹脂材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱の内部に弁体を弁棒の軸心廻りに回
    転自在に設け、弁体の周縁部に金属材からなる弁体シー
    トを設け、弁体シートの外周面に弁箱シートに水密に摺
    接する弁体シート面を形成したバタフライ弁において、 弁体シートは弁体シート面を有する頭部と弁体に固定す
    る基部との間に薄肉の括れ部を形成したことを特徴とす
    るメタルシートバタフライ弁の弁体構造。
  2. 【請求項2】 頭部および括れ部にスリットを形成し、
    このスリットで頭部および括れ部を上流側部位と下流側
    部位に分割するとともに、スリットに樹脂材を配置した
    ことを特徴とする請求項1に記載のメタルシートバタフ
    ライ弁の弁体構造。
JP2000213561A 2000-07-14 2000-07-14 メタルシートバタフライ弁の弁体構造 Pending JP2002031250A (ja)

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