JP2002031123A - 気化器のケーブルアジャスト機構 - Google Patents

気化器のケーブルアジャスト機構

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JP2002031123A
JP2002031123A JP2000213784A JP2000213784A JP2002031123A JP 2002031123 A JP2002031123 A JP 2002031123A JP 2000213784 A JP2000213784 A JP 2000213784A JP 2000213784 A JP2000213784 A JP 2000213784A JP 2002031123 A JP2002031123 A JP 2002031123A
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JP
Japan
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cable
cable holder
nut
insertion hole
carburetor
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000213784A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Wada
紳一郎 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TK Carburetor Co Ltd
Original Assignee
TK Carburetor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 片手で簡単に短時間で調整でき、しかも低コ
ストなケーブルアジャスト機構を提供する。 【解決手段】 ケーブルホルダ支持部20に前記ケーブル
ホルダの挿通孔22を設けると共に該挿通孔上へナットを
合致させるためのナット取付溝28を穿設し、該ナット取
付溝にばねリング32を具えたナット30を嵌合させる。こ
のナット30によって前記ケーブルホルダの螺合をおこな
うと共に前記ケーブルホルダ21に自由回動を阻止する摩
擦トルクを付与する。これにより前記ケーブルホルダが
所定の抵抗をもって螺合されるのでケーブルホルダを固
定するナットが不要となると共にケーブルホルダの調整
を片手で簡単におこなうことができる。また、ケーブル
ホルダの挿通孔にねじを切る必要がなくなる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気化器の絞り弁等
に連結される操作ケーブルのアジャスト機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のケーブルアジャスト機構は、図5
に示すようにインナーケーブル23が挿通する筒部25
とアウターケーブル26の一端を保持するアウターケー
ブル嵌合部27を有するケーブルホルダ21をケーブル
ホルダ支持部50に螺合し、インナーケーブル23を絞
り弁レバー12の一側に回転可能に軸支されたスウィベ
ル13に連結している。そして前記ケーブルホルダ21
を回転させて進退させることによって前記インナーケー
ブル23の遊びを調整し、前記調整後は前記筒部25に
螺合されたナット51によって該ケーブルホルダ21を
固定している。
【0003】また、従来はナット51を締め込むことに
よってケーブルホルダ支持部50に大きな力が作用する
ため、ケーブルホルダ支持部50を金属板で形成し、こ
れを本体カバー52に重ねて気化器本体2に固定するこ
とがおこなわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記ケーブルホルダ2
1を固定する際は、該ケーブルホルダ21をスパナで固
定しながらもう1本のスパナでナット51を締込むた
め、両手で作業する必要があり、その作業が非常に煩わ
しく、しかも作業時間が長くなる欠点がある。
【0005】また、前記ケーブルホルダ支持部50に
は、前記ケーブルホルダ21を螺合させるためのねじ孔
53が形成されるが、このねじ孔53のねじ加工を省く
ことができれば製造コストの低減を図ることができる。
【0006】また、ケーブルホルダ支持部50を金属板
で形成し、これを本体カバー52に重ねて気化器本体2
に固定する構成は、製造時の加工工程及び部品数が多く
なり気化器のコスト高を招く欠点がある。
【0007】本発明は片手で簡単に短時間で調整でき、
しかも低コストなケーブルアジャスト機構を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1の本発明は、前記ケーブルホルダ支持部
に前記ケーブルホルダの挿通孔を設けると共に該挿通孔
上へナットを合致させるためのナット取付溝を穿設し、
該ナット取付溝にばねリングを具えたナットを嵌合さ
せ、該ナットによって前記ケーブルホルダの螺合をおこ
なうと共に前記ケーブルホルダに自由回動を阻止する摩
擦トルクを付与する。これにより前記ケーブルホルダが
ケーブルホルダ支持部に所定の抵抗をもって螺合される
のでケーブルホルダを固定するナットが不要となると共
にケーブルホルダの調整を片手で行うことができる。ま
た、前記ケーブルホルダ挿通孔にねじを切る必要がなく
なる。
【0009】また、請求項2の発明は、前記ケーブルホ
ルダ支持部を気化器本体のカバーと一体に形成する。こ
れにより部品数及び加工の低減を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の本発明の実施の形態を、
添付図面の図1乃至図4に例示した本発明の一実施例に
基づいて具体的に説明する。1は回転絞り弁式気化器で
あって、そのボデー本体2には吸気通路3が貫通して設
けられ、該吸気通路3の中間部には円筒形状の絞り弁室
4が直交して設けられている。該絞り弁室4には、前記
吸気通路3と整合する絞り孔5を備えた円筒状の絞り弁
6が回転可能に収容され、該絞り弁6は前記絞り弁室4
の上端を塞ぐ本体カバー7と前記絞り弁6との間に配設
したバネ8により閉じ方向に付勢させると共に下方に付
勢させている。絞り弁室4底部には燃料ノズル9が起立
され、上端を前記絞り孔5内に突出させると共に基端側
を図示しないメインジェットを経て図示しない燃料室に
接続している。絞り弁6の上部には操作軸11が形成さ
れ、該操作軸11の先端は前記本体カバー7を貫通して
気化器外へ突出し、該操作軸11外端には一側にスウィ
ベル13を回動可能に設けた絞り弁レバー12が取り付
けられる。前記絞り弁6には、先端側を燃料ノズル9へ
嵌入し且つ前記絞り弁6と連動して回転するニードル1
5が挿入され、該ニードル15の回転に応じて燃料ノズ
ル9の側面に設けられた燃料噴口17の開度が増減され
る。
【0011】前記本体カバー7は一側にケーブルホルダ
支持部20が形成され、該ケーブルホルダ支持部20に
は前記絞り弁レバー12の回転軸線L−Lと交差する方
向にケーブルホルダ21の挿通孔22が設けられる。前
記ケーブルホルダ21は、インナーケーブル23を挿通
すると共に外周にねじ部24を設ける筒体25とアウタ
ーケーブル26の端部を嵌合すると共に工具を係合する
ために外周を六角体形成したアウターケーブル嵌合部2
7で構成される。
【0012】前記ケーブルホルダ支持部20は、前記挿
通孔22上にナットを嵌入させるため該挿通孔22の側
方向に開口する有底のナット取付溝28が穿設され、該
ナット取付溝28にナット30を嵌入させることによ
り、前記挿通孔22にねじ孔31が整合した状態にナッ
ト30が設置され、前記挿通孔22に挿入されたケーブ
ルホルダ21の筒体25外周のねじ部24が前記ナット
30のねじ孔31に螺合される。前記ナット取付溝28
は、底部中央に六角ナットの角部30a、側面に辺30
bが当接する半六角形状に形成され、ナット30の回り
止めがおこなわれる。
【0013】ナット30は、その出口側(スィベル13
側)に該ケーブルホルダ21のねじ部24に係合し該ケ
ーブルホルダ21をナット30入口側(アウターケーブ
ル嵌合部27側)に押すことにより該ケーブルホルダ2
1の自由回動を阻止する摩擦トルクを付与するばねリン
グ32が固着されている。
【0014】前記ケーブルホルダ21の筒体25を挿通
するインナーケーブル23は先端を前記絞り弁レバー1
2のスウィベル13に係合し、このインナーケーブル2
3が引かれると絞り弁レバー12が回動される。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明は、ケーブルホルダ支持
部に前記ケーブルホルダの挿通孔を設けると共に該挿通
孔上へナットを合致させるためのナット取付溝を穿設
し、該ナット取付溝にばねリングを具えたナットを嵌合
させ、該ナットによって前記ケーブルホルダの螺合をお
こなうと共に前記ケーブルホルダに自由回動を阻止する
摩擦トルクを付与し、前記ケーブルホルダがケーブルホ
ルダ支持部に所定の抵抗をもって螺合されるようにした
ので、ケーブルホルダを固定するナットが不要となると
共にケーブルホルダの調整を片手で行うことができ、該
ケーブルホルダの調整が簡便となる。
【0016】また、前記ケーブルホルダ挿通孔の側方か
らナット取付溝を穿設して該ナット取付溝にナットを嵌
合させ、該ナットにケーブルホルダを螺合させたので、
前記ケーブルホルダ挿通孔にねじを切る必要がなくな
り、製造コストの低減を図ることができる。
【0017】請求項2の発明は、前記ケーブルホルダ支
持部を気化器本体のカバーと一体に形成したので、部品
数及び加工の低減を図ることができ、製造コストの低減
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図である。
【図2】本発明の実施例を示す上面図である。
【図3】本発明のケーブルアジャスト機構の要部を示す
拡大図である。
【図4】図3のA−A線断面矢視図で、ケーブルホルダ
を取り外した状態を示す。
【図5】従来のケーブルアジャスト機構を示す要部の縦
断面図である。
【符号の説明】
6 絞り弁 7 本体カバー 12 絞り弁レバー 13 スウィベル 20 ケーブルホルダ支持部 21 ケーブルホルダ 22 挿通孔 24 ねじ部 25 筒体 27 アウターケーブル嵌合部 28 ナット取付溝 30 ナット 32 ばねリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インナーケーブルを挿通する筒部とアウタ
    ーケーブルの一端を保持するアウターケーブル嵌合部と
    を具え、前記筒部外周のねじ部をケーブルホルダ支持部
    に螺着する気化器のケーブルアジャスト機構において、
    前記ケーブルホルダ支持部に前記ケーブルホルダの挿通
    孔を設けると共に該挿通孔上へナットを合致させるため
    のナット取付溝を穿設し、該ナット取付溝にばねリング
    を具えたナットを嵌合させ、該ナットによって前記ケー
    ブルホルダの螺合をおこなうと共に前記ケーブルホルダ
    に自由回動を阻止する摩擦トルクを付与してなることを
    特徴とする気化器のケーブルアジャスト機構。
  2. 【請求項2】前記ケーブルホルダ支持部は気化器本体の
    カバーに一体に形成されることを特徴とする請求項1に
    記載の気化器のケーブルアジャスト機構。
JP2000213784A 2000-07-14 2000-07-14 気化器のケーブルアジャスト機構 Pending JP2002031123A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10250435A1 (de) * 2002-10-30 2004-05-19 Sram Deutschland Gmbh Nachstellvorrichtung
CN1309945C (zh) * 2002-03-25 2007-04-11 本田技研工业株式会社 操作用线缆的固定结构

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CN1309945C (zh) * 2002-03-25 2007-04-11 本田技研工业株式会社 操作用线缆的固定结构
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