JP2002030994A - Egrクーラー - Google Patents

Egrクーラー

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JP2002030994A
JP2002030994A JP2000212182A JP2000212182A JP2002030994A JP 2002030994 A JP2002030994 A JP 2002030994A JP 2000212182 A JP2000212182 A JP 2000212182A JP 2000212182 A JP2000212182 A JP 2000212182A JP 2002030994 A JP2002030994 A JP 2002030994A
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plate
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exhaust gas
egr cooler
cooling water
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Hirotsugu Miwa
洋嗣 三輪
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Toyota Industries Corp
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換通路を開閉する遮蔽部材及び、同遮蔽
部材を駆動させる装置を備え、かつ、従来のものと比べ
て大型化しないEGRクーラーを提供する。 【解決手段】 回転板14と、支持棒15及び同支持棒
15に連結された圧受け板16が、セパレート板11を
挟んで両側に、リベット18によって同セパレート板1
1に取り付けられている。又、回転板14及び支持棒1
5は、リベット18によって互いに連結固定された状態
で、同リベット18を支点として、セパレート板11の
面に沿って移動可能である。更に、圧受け板16は、冷
却水流入通路9より流入してくる冷却水の圧力に晒され
る。そして、圧受け板16が冷却水の圧力によって移動
すると、それに伴ない回転板14も摺動し、同回転板1
4がセパレート板11に形成された第1貫通孔12を開
閉することで、複数の細管13の内、一部の細管13の
開閉を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のEGR
システムに用いられるEGRクーラーに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車において、内燃機関から排
出される排気ガスをそのまま外部に放出せずに、その一
部を再び内燃機関の吸気系に還流させるためのシステム
である、EGR(イグゾースト・ガス・リサイキュレイ
ション)システムが採用されている。
【0003】EGRシステムは、排気通路と吸気通路を
結ぶ還流通路と、その還流通路の途中に配置したEGR
バルブから構成されていて、内燃機関から排出される排
気通路中の排気ガスの一部を還流通路を経由させて、吸
気通路に再循環させ、又、再循環する排気ガス流量をE
GRバルブによって制御しようというものである。
【0004】又、排気ガスを高温のままで再循環させる
と、還流通路の途中に設けたEGRバルブが熱損してし
まうので、それを防ぐため、EGRバルブの手前にEG
Rクーラーを備えることによって、再循環させる排気ガ
スを冷却する手段も提案されている。
【0005】しかし、従来のEGRクーラーにおいて
は、例えばアイドリング時のように、還流される排気ガ
スの流量が少ない場合には、排気ガスの流速が低下し、
その結果、排気ガスに含まれるカーボン、パティキュレ
ートといった異物が熱交換通路内に堆積し、熱交換通路
の腐食を誘発するという問題があった。
【0006】又、実開平4―49755号公報には、上
記した問題点を解決するための装置が開示されている。
【0007】図7に示すように、実開平4―49755
号公報に開示されている熱交換装置50には、遮蔽部材
としてのチューブ開閉装置52が、チューブ集合室51
内に、左右へ摺動可能に取り付けられている。そして、
チューブ開閉装置52を、図7において左方に移動させ
ることで、排気ガス入口管53と全ての熱交換チューブ
54の開口端部を開通させることができ、そして、逆
に、チューブ開閉装置52を右方に移動させることで、
一部の熱交換チューブ54の開口端部を遮蔽することが
できる。
【0008】従って、アイドリング時のように、還流さ
れる排気ガスの流量が少ない場合には、チューブ開閉装
置52を右方に移動させて、一部の熱交換チューブ54
の開口端部を遮蔽し、排気ガスを残りの熱交換チューブ
54内にのみ流すことで、排気ガスの流速を一定以上に
保つことができ、異物が熱交換チューブ54内に堆積す
ることを防止することができる。
【0009】そして、還流される排気ガスの流量が増加
した場合には、チューブ開閉装置51を左方に移動させ
ることで、全ての熱交換チューブ54に排気ガスを流入
させ、多くの排気ガスを還流させることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た、実開平4―49755号公報に開示された熱交換装
置50に設けられたチューブ開閉装置52は、手動によ
るため、人間がその煩雑な操作をしなくてはならなかっ
た。又、単にチューブ開閉装置52を駆動するため、モ
ータ等の駆動源を新たに導入した場合、熱交換装置50
が大型化してしまうという問題があった。
【0011】従って、本発明の目的は、遮蔽部材を駆動
させる装置を備え、かつ、従来のものと比べて大型化し
ないEGRクーラーを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、内燃機関の排気通路と吸気通路に連通する排気還流
通路の一部を、冷却媒体との熱交換のために複数の通路
に分割したEGRクーラーにおいて、前記複数の通路の
内、少なくとも一つの通路を開閉させる遮蔽部材を備
え、前記遮蔽部材は、前記冷却媒体から受ける圧力によ
って、前記複数の通路の内、少なくとも一つの通路を遮
蔽する位置から、前記通路を開通させる位置に移動する
ことをその要旨とした。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のEGRクーラーにおいて、前記遮蔽部材は、前記冷却
媒体から圧力を受けて作動する圧受け部及び、該圧受け
板に連結され、前記通路を開閉する遮蔽部から構成され
ることをその要旨とした。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のEGRクーラーにおいて、前記遮蔽部材を、前記複数
の通路の内、少なくとも一つの通路を遮蔽する位置に向
けて付勢する弾性部材を設けたことをその要旨とした。
【0015】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
内燃機関の動力を用いて作動する圧送機によって前記冷
却媒体を循環させた場合、内燃機関の回転数の低い状態
においては、冷却媒体の流量は少ないので、遮蔽部材が
冷却媒体から受ける圧力は低く、よって、遮蔽部材は複
数の通路の内少なくとも一つを遮蔽する位置に配置され
る。又、内燃機関の回転数が低いと、還流する排気ガス
の流量も少ないが、複数の通路の内少なくとも一つの通
路が、遮蔽部材によって遮蔽されているため、残りの通
路を通る排気ガスの流速は一定以上に維持される。そし
て、内燃機関の回転数が上昇すると、循環される冷却媒
体の流量が多くなるので、冷却媒体から受ける圧力によ
って前記遮蔽部材は、遮蔽していた少なくとも一つの通
路を開通させる位置に移動する。又、内燃機関の回転数
が上昇すると、還流する排気ガスの流量は増加するの
で、遮蔽部材が前記通路を開通しても排気ガスの流速は
一定以上に維持される。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、前記圧受
け部と前記遮蔽部を連結することで、冷却媒体の圧力を
受ける圧受け部の作動を遮蔽部に伝えるようにしたの
で、その構造を単純化することができる。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、冷却媒体
の流速が上昇すると、前記遮蔽部材は徐々に移動し、前
記通路を徐々に開通させるので、排気ガスの流速が一時
的に低下してしまうのを防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のEGRクーラー
を具体化した一実施形態を図1から図6に従って説明す
る。
【0019】図1には、EGR装置を配置したエンジン
周辺の構成図を示す。
【0020】図1に示すように、エンジン1には吸気通
路2及び排気通路3が設けられている。
【0021】前記吸気通路2及び前記排気通路3に連通
するように排気還流通路4が配置されている。前記排気
還流通路4を経由して、前記排気通路3内を流れる排気
ガスの一部が、前記吸気通路2内に流入する構造になっ
ている。又、前記排気還流通路4上には、EGRバルブ
5が配置されていて、前記排気還流通路4内を流れる排
気ガスの流量を調整する。
【0022】前記エンジン1には、圧送機としてのポン
プ6が配置されている。前記ポンプ6は、エンジン1の
(図示しない)クランクシャフトに連結されて作動す
る。
【0023】前記ポンプ6の上流側には、ラジエータ7
が配置されていて、前記ポンプ6が作動することで、前
記ラジエータ7内で冷やされた冷却媒体としての冷却水
が循環される。
【0024】前記ポンプ6によって循環される冷却水
は、先ず、前記エンジン1内に形成された(図示しな
い)冷却水通路を通り、エンジン1を冷却する。次に、
エンジン1を冷却した冷却水は、前記排気還流通路4上
に配置されたEGRクーラー8内に流入して排気還流通
路4内の排気ガスを冷却する。そして、排気ガスを冷却
した冷却水は、EGRクーラー8より流出し、再び、前
記ラジエータ7に戻る。
【0025】次に、前記EGRクーラー8の詳細な説明
をする。
【0026】図2は、前記EGRクーラー8の斜視図で
ある。
【0027】図2に示すように、前記EGRクーラー8
は筒状の本体部8a及び、同本体部8aの両端部に結合
された第1円錐部8b、第2円錐部8cより構成される。
【0028】前記本体部8aの第1円錐部8b側には、
冷却水流入通路9が連結されていて、同冷却水流入通路
9よりEGRクーラー8内に冷却水が流入する。又、前
記本体部8aの前記第2円錐部8c側で、本体部8aの
軸線に対して前記冷却水流入通路9の反対側には、冷却
水流出通路10が連結されていて、同冷却水流出通路1
0より冷却水が流出する。
【0029】前記第1円錐部8bには、前記排気還流通
路4が連結していて、同排気還流通路4よりEGRクー
ラー8内に排気ガスが流入する。又、前記第2円錐部8
cにも同様に前記排気還流通路4が連結していて、同排
気還流通路4から排気ガスが流出する。
【0030】次に、図3及び図4に従い、排気ガスの流
路に沿って、EGRクーラー8の内部構造の説明をす
る。
【0031】図3は、図2におけるA−A線断面図を示
す。図4は、図2におけるB−B線断面図を示す。
【0032】図3において、右手側に配置された排気還
流通路4より、排気ガスが前記第1円錐部8b内に流入
してくる。
【0033】前記本体部8aと前記第1円錐部8bの間
には、円形のセパレート板11が配置されていて、冷却
水と排気ガスの隔離をしている。又、前記セパレート板
11には、図4に示すように、多数の第1貫通孔12が
形成されている。
【0034】図3に示すように、前記本体部8aの内部
には、複数の細管13が配置されている。細管13の端
部は、前記セパレート板11に形成された第1貫通孔1
2の位置に対応して、同セパレート板11に取り付けら
れている。そして、図3における右手側排気還流通路4
より流入した排気ガスは、前記セパレート板11に形成
された第1貫通孔12より、前記細管13内に流入す
る。
【0035】前記細管13の他端も同様に、前記第2円
錐部8cと前記本体部8aとの間に配置されたセパレー
ト板11に形成された(図示しない)貫通孔の位置に対
応して、同セパレート板11に取り付けられている。よ
って、前記細管13内を流れてきた排気ガスは、(図示
しない)貫通孔より、前記第2円錐部8c内を通り、更
に、同第2円錐部8cと連結する前記排気還流通路4よ
り流出する。
【0036】次に、図3及び図4に従って、EGRクー
ラー8内の冷却水の流路を説明をする。
【0037】図3において、前記第1円錐部8b側にお
ける前記本体部8aには、(2点鎖線で示す)冷却水流
入通路9が連結されていて、同冷却水流入通路9より本
体部8a内に冷却水が流入する。そして、本体部8a内
に流入した冷却水は、前記細管13の外壁と接すること
で、同細管13内を流れる排気ガスを冷却する。更に、
排気ガスを冷却した冷却水は、前記本体部8aの前記第
2円錐部8c側に連結された前記冷却水流出通路10よ
り流出する。
【0038】前記第1円錐部8bと前記本体部8aとの
間に配置されたセパレート板11には、図3に示すよう
に、遮蔽部材として、遮蔽部としての回転板14、支持
棒15及び圧受け部としての圧受け板16が配置されて
いる。
【0039】前記回転板14は、図4に示すように扇型
をした板状のものであり、前記セパレート板11の、第
1円錐部8b側に配置されている。又、回転板14に
は、複数の(図においては4個の)第2貫通孔14aが
形成されている。更に、前記回転板14は、同回転板1
4と前記セパレート板11との間にワッシャ17を挟ん
だ状態で、リベット18によって同セパレート板11に
取り付けられていると共に、同セパレート板11の前記
本体部8a側(図3において左側)には、同リベット1
8によって前記支持棒15が同セパレート板11との間
にワッシャ17を挟んで固定されている。
【0040】又、前記回転板14及び前記支持棒15
は、前記リベット18によってお互いが連結固定された
状態で、前記リベット18を支点として、セパレート板
11の面に沿って移動可能である。
【0041】前記支持棒15の他端に連結された前記圧
受け板16は、長方形をした板状のものであり、同圧受
け板16の広い面は、前記冷却水流入通路9側に向いて
いて、冷却水流入通路9より流入する冷却水の圧力に晒
される。
【0042】図4に示すように、前記圧受け板16より
前記冷却水流入通路9側には、第1ストッパ20が、セ
パレート板11の前記本体部8a側の面(図3における
セパレート板11の左側の面)に固定されている。
【0043】又、前記圧受け板16より前記冷却水流出
通路10側(図3における右側)には、第2ストッパ2
1が、第1ストッパ20と同様、セパレート板11の前
記本体部8a側の面に固定されている。
【0044】更に、前記圧受け板16より前記第2スト
ッパ21側で、セパレート板11の前記本体部8a側の
面及び前記本体部8aの内周面に当接して、支持部材2
2が固定されている。
【0045】前記支持部材22と前記同圧受け板16の
先端部との間には、弾性部材としてのバネ23が配置さ
れている。バネ23は、前記圧受け板16を、図4に示
すように、第1ストッパ20と当接する方向に付勢す
る。
【0046】次に、上記のように構成したEGRクーラ
ー8の作動を説明する。
【0047】先ず始めに、例えばアイドリング時のよう
に、前記エンジン1の回転数が低い状態について説明す
る。
【0048】エンジン1の回転数が低い状態において
は、前記ポンプ6は、エンジン1の(図示しない)クラ
ンクシャフトに連結されて作動するので、同ポンプ6に
よって圧送される冷却水の流量は少ない状態にある。
【0049】冷却水の流量が少ないと、前記圧受け板1
6は、冷却水から受ける圧力が弱いので、前記バネ23
に付勢されて、図4に示すように、第1ストッパ20に
当接する位置に配置される。
【0050】前記圧受け板16が、第1ストッパ20に
当接する位置に配置されると、同圧受け板16と連結さ
れた回転板14は、図4において点線で示す複数の(図
においては4個の)セパレート板11に形成された第1
貫通孔12を遮蔽する位置に配置される。
【0051】又、エンジン1の回転数が低い状態におい
ては、排気還流通路4内を流れる排気ガスの流量は少な
いが、上述したように、幾つかの第1貫通孔12は回転
板14によって遮蔽されているので、排気ガスは残りの
第1貫通孔12より細管13内を流れなくてはならず、
結果、同細管13内を流れる排気ガスの流速は一定以上
に維持される。
【0052】次に、上記した状態から、エンジン1の回
転数が上昇した状態について図5及び図6に従って説明
する。
【0053】図5には、図4の状態から回転板14が移
動した状態を示す。図6には、図5の状態から更に回転
板14が移動した状態を示す。
【0054】エンジン1の回転数が上昇すると、前記ポ
ンプ6によって圧送される冷却水の流量は増加する。
【0055】冷却水の流量が増加すると、前記圧受け板
16が冷却水から受ける圧力が高くなり、圧受け板16
は徐々にバネ23の力に対抗する方向(図4〜図6にお
ける左回り方向)へ移動を始める。
【0056】前記圧受け板16が移動すると、同圧受け
板16に連結された前記回転板14も同じ様に移動す
る。
【0057】そして、回転板14が移動していくと、図
5に示すように、前記回転板14に形成された第2貫通
孔14aと、それまでは同回転板14によって遮蔽され
ていた第1貫通孔12が重なり始める。
【0058】すると、第2貫通孔14aと第1貫通孔12
の重なった部分から、排気ガスが前記細管13内に流入
する。
【0059】前記圧受け板16が更に移動すると、図6
に示すように、同圧受け板16が前記第2ストッパ21
に当接する。
【0060】前記圧受け板16が前記第2ストッパ21
に当接した状態では、第2貫通孔14aと第1貫通孔1
2は完全に重なり合った状態となる。
【0061】又、エンジン1の回転数が高くなると、還
流される排気ガスの流量は増えるので、回転板14が第
1貫通孔12を開通した状態であっても、排気ガスの流
速は一定以上に維持される。
【0062】そして再び、エンジン1の回転数が減少す
ると、前記圧受け板16が冷却水から受ける圧力も減少
し、同圧受け板16は前記バネ23に付勢されて、第1
ストッパ20の方向へ移動する。
【0063】そして、それに伴ない、前記回転板14も
移動して、前記第1貫通孔12を遮蔽する位置に配置さ
れる。
【0064】次に、上記のように構成したEGRクーラ
ー8の特徴を以下に記載する。
【0065】(1)回転板14を冷却水より受ける圧力
によって作動するようにしたので、回転板14を駆動す
る装置を新たに導入する必要がなく、EGRクーラー8
が大型化するのを防止することができる。
【0066】(2)圧受け板16と回転板14をリベッ
ト18によって連結することで、圧受け板16の作動を
回転板14に伝達するようにしたので、その構造を単純
化することができる。
【0067】(3)圧受け板16と支持部材22の間
に、バネ23を配置しない場合、冷却水の流速が上昇す
ると、前記回転板14は前記細管13を全開する位置へ
直だちに移動してしまうので、全開した直後は、排気ガ
スの流速が遅くなってしまい、異物が細管13の内壁に
付着する恐れがある。しかし、本実施形態においては、
圧受け板16と支持部材22との間にバネ23を配置し
たので、前記回転板14は、冷却水の流速が上昇する
と、前記細管13を全開する位置へ徐々に移動するよう
になり、細管13内の排気ガスの流速が落ちることを防
止することができる。
【0068】(4)第1ストッパ20及び、第2ストッ
パ21によって、圧受け板14の移動範囲の規制をした
ので、圧受け板14が必要以上に移動することによっ
て、同圧受け板16が細管13に接触し、同細管13を
損傷させるのを防止することができる。
【0069】○尚、本実施形態においては、冷却媒体と
して冷却水を使用したが、冷却水の代わりに冷却油等、
冷却水以外の冷却媒体を使用しても同じ効果が得られ
る。
【0070】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、前記遮
蔽部材を冷却水によって作動させるようにしたので、遮
蔽部材を駆動するために新たに別の駆動手段を導入する
必要がなく、EGRクーラーの大型化を防止することが
できる。
【0071】加えて、請求項2に記載の発明によれば、
遮蔽部材を構成する圧受け部と遮蔽部を連結構造とした
ので、その構造を単純化できる。
【0072】加えて、請求項3に記載の発明によれば、
通路内への排気ガス中の異物の付着を、更に、防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態におけるEGR装置の構成図。
【図2】 図1におけるEGRクーラー8の斜視図。
【図3】 図2におけるA―A線断面図。
【図4】 図2におけるB―B線断面図。
【図5】 EGRクーラー8の作動を説明するための図
2におけるB―B線断面図。
【図6】 同じく、EGRクーラー8の作動を説明する
ための図2におけるB―B線断面図。
【図7】 従来の熱交換装置。
【符号の説明】
1…エンジン、2・・・吸気通路、3…排気通路、4・・・排
気還流通路、8…EGRクーラー、13…排気ガスの通
路としての細管、14…遮蔽部としての回転板、16…
圧受け部としての圧受け板、23…弾性部材としてのバ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気通路と吸気通路に連通す
    る排気還流通路の一部を、冷却媒体との熱交換のために
    複数の通路に分割したEGRクーラーにおいて、 前記複数の通路の内、少なくとも一つの通路を開閉させ
    る遮蔽部材を備え、前記遮蔽部材は、前記冷却媒体から
    受ける圧力によって、前記複数の通路の内、少なくとも
    一つの通路を遮蔽する位置から、前記通路を開通させる
    位置に移動するEGRクーラー。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のEGRクーラーにおい
    て、 前記遮蔽部材は、前記冷却媒体から圧力を受けて作動す
    る圧受け部及び、該圧受け板に連結され、前記通路を開
    閉する遮蔽部から構成されるEGRクーラー。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のEGRクーラーにおい
    て、 前記遮蔽部材を、前記複数の通路の内、少なくとも一つ
    の通路を遮蔽する位置に向けて付勢する弾性部材を設け
    たEGRクーラー。
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Cited By (3)

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