JP2002030570A - 軽運動時の蒸れ感を低減したセルロース系繊維又はセルロース系繊維製品及びそれらの加工方法 - Google Patents

軽運動時の蒸れ感を低減したセルロース系繊維又はセルロース系繊維製品及びそれらの加工方法

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JP2002030570A
JP2002030570A JP2000211260A JP2000211260A JP2002030570A JP 2002030570 A JP2002030570 A JP 2002030570A JP 2000211260 A JP2000211260 A JP 2000211260A JP 2000211260 A JP2000211260 A JP 2000211260A JP 2002030570 A JP2002030570 A JP 2002030570A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、高温多湿下(34℃、90%RH)の
吸湿率を向上し、かつ着用感の良好な、特に軽運動時に
おける蒸れ感を低減したセルロース系繊維又はセルロー
ス系繊維製品(特に肌着用セルロース系繊維若しくはセ
ルロース系繊維製品又はセルロース系繊維製肌着)及び
それらの加工方法を提供する。 【解決手段】 本発明は、セルロース系繊維又はセルロ
ース系繊維製品を親水化処理する軽運動時の蒸れ感を低
減したセルロース系繊維又はセルロース系繊維製品の加
工方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽運動時における
蒸れ感を低減したセルロース系繊維又はセルロース系繊
維製品(特に肌着用セルロース系繊維若しくはセルロー
ス系繊維製品又はセルロース系繊維製肌着)及びそれら
の加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、肌着等の衣服を着用した状態
で運動等を行うと、衣服内の温度や湿度が上昇し、蒸れ
感を伴って不快な状態になるということがあった。そこ
で、通気性等を向上させる目的で、樹脂加工等により処
理された肌着等が提案されているが、風合いが硬くなり
着用感が損なわれるといった問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
を解決するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、高温多湿下(34℃、90%RH)の吸湿率を向上
し、かつ着用感の良好な、特に軽運動時における蒸れ感
を低減したセルロース系繊維又はセルロース系繊維製品
(特に肌着用セルロース系繊維若しくはセルロース系繊
維製品又はセルロース系繊維製肌着)及びそれらの加工
方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、セルロース系
繊維又はセルロース系繊維製品を親水化処理することを
特徴とする軽運動時の蒸れ感を低減したセルロース系繊
維又はセルロース系繊維製品の加工方法にある。
【0005】本発明は、セルロース系繊維又はセルロー
ス系繊維製品を親水化処理して標準状態下(20℃、65%
RH)の吸湿率を7.1〜20%とする加工方法にある。
【0006】本発明は、セルロース系繊維又はセルロー
ス系繊維製品に親水基を導入して親水化処理する加工方
法にある。
【0007】本発明は、親水基が、COOH基、NH2
基及びSO3基並びにこれらから選択される1種又は2
種以上を有する基からなる群から選択される1種又は2
種以上である加工方法にある。
【0008】本発明は、セルロース系繊維又はセルロー
ス系繊維製品をカルボキシメチル化することによりCO
OH基を導入する加工方法にある。
【0009】本発明は、カルボキシメチル化度が0.1〜1
0モル%である加工方法にある。
【0010】本発明は、セルロース系繊維又はセルロー
ス系繊維製品にモノクロル酢酸又はモノクロル酢酸のア
ルカリ金属塩を含有する処理液を接触させた状態で熱処
理することを特徴とする加工方法にある。
【0011】本発明は、セルロース系繊維又はセルロー
ス系繊維製品に親水性分子をグラフトさせて親水化処理
する加工方法にある。
【0012】本発明は、重合して親水性分子を形成する
単量体をセルロース系繊維又はセルロース系繊維製品と
接触させた状態で重合反応させることにより親水性分子
をグラフトさせる加工方法にある。
【0013】本発明は、重合して親水性分子を形成する
単量体が、メタクリル酸又はメタクリルアミドである加
工方法にある。
【0014】本発明は、セルロース系繊維又はセルロー
ス系繊維製品が肌着用セルロース系繊維若しくはセルロ
ース系繊維製品又はセルロース系繊維製肌着である加工
方法にある。
【0015】本発明は、親水基を有し、標準状態下(20
℃、65%RH)の吸湿率が7.1〜20%である軽運動時の
蒸れ感を低減したセルロース系繊維又はセルロース系繊
維製品にある。
【0016】本発明は、親水基が、COOH基、NH2
基及びSO3基並びにこれらから選択される1種又は2
種以上を有する基からなる群から選択される1種又は2
種以上である軽運動時の蒸れ感を低減したセルロース系
繊維又はセルロース系繊維製品にある。
【0017】本発明は、カルボキシメチル基を有し、標
準状態下(20℃、65%RH)の吸湿率が7.1〜20%であ
る軽運動時の蒸れ感を低減したセルロース系繊維又はセ
ルロース系繊維製品にある。
【0018】本発明は、カルボキシメチル基を有し、カ
ルボキシメチル化度が0.1〜10モル%である軽運動時の
蒸れ感を低減したセルロース系繊維又はセルロース系繊
維製品にある。
【0019】本発明は、セルロース系繊維又はセルロー
ス系繊維製品にモノクロル酢酸又はモノクロル酢酸のア
ルカリ金属塩を含有する処理液を接触させた状態で熱処
理してなる軽運動時の蒸れ感を低減したセルロース系繊
維又はセルロース系繊維製品にある。
【0020】本発明は、親水性分子がグラフトし、標準
状態下(20℃、65%RH)の吸湿率が7.1〜20%である
軽運動時の蒸れ感を低減したセルロース系繊維又はセル
ロース系繊維製品にある。
【0021】本発明は、親水性分子がグラフトし、グラ
フト率が1〜30%である軽運動時の蒸れ感を低減したセ
ルロース系繊維又はセルロース系繊維製品にある。
【0022】本発明は、親水性分子が、メタクリル酸若
しくはメタクリルアミドの重合体若しくは共重合体又は
メタクリル酸若しくはメタクリルアミドの少なくとも1
種と他の単量体との共重合体である軽運動時の蒸れ感を
低減したセルロース系繊維又はセルロース系繊維製品に
ある。
【0023】本発明は、高温多湿下(34℃、90%RH)
の吸湿率と標準状態下(20℃、65%RH)の吸湿率との
差が、5〜20%である軽運動時の蒸れ感を低減したセル
ロース系繊維又はセルロース系繊維製品にある。
【0024】本発明は、セルロース系繊維又はセルロー
ス系繊維製品が肌着用セルロース系繊維若しくはセルロ
ース系繊維製品又はセルロース系繊維製肌着である軽運
動時の蒸れ感を低減したセルロース系繊維又はセルロー
ス系繊維製品にある。
【0025】
【発明の実施の形態】セルロース系繊維又はセルロース
系繊維製品(以下「セルロース系繊維等」ともいう)に
は、単繊維及び単繊維を使用した製品が包含され、単繊
維を使用した製品には、糸、例えば、綿糸、綿混紡糸
等、糸からつくられる製品、例えば、綿布、綿スライバ
ー(束)等、綿布等からつくられる製品、例えば、肌着
等が包含される。
【0026】また、本発明において、軽運動時とは、は
や歩きや少し汗ばむ程度の運動のことであり、心拍出数
としては100bpm前後である。
【0027】本発明においては、セルロース系繊維又は
セルロース系繊維製品(特に肌着用セルロース系繊維若
しくは肌着用セルロース系繊維製品又はセルロース系繊
維製肌着)を親水化処理することにより、高温多湿下
(34℃、90%RH)の吸湿率を向上することができる。
好ましい実施の形態では、セルロース系繊維等を親水化
処理して標準状態下(20℃、65%RH)の吸湿率を7.1
%以上、好ましくは7.5%以上とし、20%以下、好まし
くは15%以下とする。
【0028】セルロース系繊維等を親水化処理して、例
えば、吸湿率を、原料として使用するセルロース系繊維
等の吸湿率の110%以上、好ましくは120%以上(通常は
250%以下、更には200%以下、特には150%以下)とす
ることにより、高温多湿下(34℃、90%RH)の吸湿率
を向上することができる。
【0029】標準状態下(20℃、65%RH)の吸湿率
は、いわゆる公定水分率であり、絶乾重量に対する公定
重量の増加率であり、以下の計算式によって算出され
る。
【0030】
【数1】
【0031】絶乾重量は、例えば、セルロース系繊維等
を秤量ビンに入れて105℃で2時間乾燥させた後に秤量
し、あらかじめ秤量しておいた秤量ビンの重量を差し引
くことにより、測定・算出することができる。
【0032】公定重量は、例えば、秤量ビンに入れて絶
乾重量を測定したセルロース繊維等を温度20℃、湿度65
%RHの雰囲気に24時間放置した後に秤量し、秤量ビン
の重量を差し引くことにより、測定・算出することがで
きる。
【0033】絶乾重量及び公定重量の測定には、例え
ば、10cm×20cm程度の大きさの生地小片を使用すること
ができる。秤量は、重量が一定になるまで繰り返し測定
する。
【0034】セルロース系繊維又はセルロース系繊維製
品に親水基を導入することにより、親水化処理すること
ができる。好ましい実施の形態では、親水基を、セルロ
ース系繊維又はセルロース系繊維製品に、好ましくはセ
ルロース系繊維の全体に亘って、更に好ましくは均一に
導入する。親水基は、例えば、セルロース系繊維を構成
するセルロースの水酸基の水素と置換した形態で導入す
ることができる。
【0035】親水基として、例えば、COOH基、NH
2基、SO3基等の極性基又はこれらの基を有する基を導
入することにより、親水化処理することができる。好ま
しい実施の形態では、セルロース系繊維又はセルロース
系繊維製品に、COOH基を有する基、具体的にカルボ
キシメチル基を導入(カルボキシメチル化:CM化)
し、好ましくはカルボキシメチル化度(CM化度)を0.
1モル%以上、より好ましくは1モル%以上とし、10モ
ル%以下、より好ましくは5モル%以下とする。
【0036】CM化度は、CM化反応したセルロースの
OH基の割合(%)、即ち、未処理のセルロースのOH
基の数に対するCM化した後のCOO基の数の割合
(%)を示す。
【0037】COO基の数は、セルロース系繊維等の全
COO基をCOOH基とし、水酸化ナトリウム水溶液
(0.1N)に浸漬した後、その置換に使用されたNaを
定量することにより、求めることができる。置換に使用
されたNa量は、セルロース系繊維等を浸漬した水酸化
ナトリウム水溶液を、例えば、塩酸(0.1N)を使用し
て滴定することにより、定量することができる。具体的
には、以下の測定方法を採用することができる。
【0038】(1)セルロース繊維等(例えば、生地小
片)を、0.3Nの塩酸に、浴比1:50、液温20℃の条件
で1時間浸漬して全COO基をCOOH基とし、脱水
し、乾燥して残留HClを除去し、約4gをサンプリン
グして絶乾重量(W(g))を秤量する。
【0039】(2)絶乾重量を秤量したセルロース繊維
等を、精秤した0.1Nの水酸化ナトリウム水溶液50ml
(B(ml))に浸漬して液温20℃で1晩放置することに
より、全COOH基をCOONaに置換する。
【0040】(3)置換に使用されたNaを定量するた
め、0.1N塩酸を使用して液を滴定し、滴定値をX(m
l)とする。指示薬としてはフェノールフタレインを使
用することができる。
【0041】CM化度は、セルロース系繊維等の絶乾重
量(W(g))、水酸化ナトリウム水溶液の体積(B
(ml))、滴定に要した塩酸の体積(X(ml))から、
以下の計算式に従って算出することができる。
【0042】
【数2】
【0043】セルロース系繊維又はセルロース系繊維製
品にモノクロル酢酸又はモノクロル酢酸のアルカリ金属
塩(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩)を含有する処
理液を接触させた状態で熱処理することにより、CM化
することができる。
【0044】熱処理温度は、例えば、40℃、好ましくは
60℃以上とし、通常は150℃以下、好ましくは130℃以下
とすることができる。例えば、パッドスチーム法等の水
蒸気加熱により熱処理することができる。また、熱処理
せず、コールドパッドバッチ法等により室温で放置して
もよい。
【0045】処理液中のモノクロル酢酸又はモノクロル
酢酸のアルカリ金属塩の濃度は、目的の加工度が得られ
るよう処理液の条件を適宜定めればよいが、例えば10g
/l以上、好ましくは50g/l以上、より好ましくは10
0g/l以上とし、例えば500g/l以下、好ましくは30
0g/l以下、より好ましくは200g/l以下とすること
ができる。
【0046】セルロース系繊維又はセルロース系繊維製
品を接触させる処理液には、例えば、アルカリ金属の水
酸化物、具体的には水酸化ナトリウム等を使用すること
ができる。例えば、水酸化ナトリウムを使用する場合に
は、NaOH濃度を上げる程、反応度は上がる傾向があ
り、通常はNaOH濃度を20g/l以上とする必要があ
るが、NaOH濃度が上がると、風合いが硬化する方向
にいく。
【0047】セルロース系繊維又はセルロース系繊維製
品に処理液を接触させる方法としては、例えば、処理液
中で回転させる液流法、浸漬させた後にパディング(絞
り)する方法がある。使用効率の点で、浴比(処理液の
使用割合)を下げることが有効であり、この点で浸漬さ
せた後にパディングする方法が有効である。
【0048】セルロース系繊維又はセルロース系繊維製
品を処理液に浸漬させる際の温度条件は、常温でよく、
例えば5℃〜50℃の範囲内とすることができる。
【0049】セルロース系繊維又はセルロース系繊維製
品に親水性分子をグラフトさせることにより、親水化処
理することができる。親水性分子として、例えば、メタ
クリルアミドのビニル系共重合体をグラフトさせること
により、親水化処理することができる。
【0050】例えば、重合して親水性分子を形成する単
量体(例えば、メタクリル酸、メタクリルアミド等)
を、セルロース系繊維又はセルロース系繊維製品と接触
させた状態で、重合反応させることによって、単量体の
重合体(親水性分子)がグラフトしたセルロース系繊維
又はセルロース系繊維製品とすることができる。
【0051】具体的には、例えば、重合して親水性分子
を形成する単量体(例えば、メタクリル酸、メタクリル
アミド等)及び重合開始剤(例えば、ペルオキソ2硫酸
アンモニウム等)を含有する液中に、セルロース系繊維
又はセルロース系繊維製品を浸漬して絞った後、加熱す
ることにより、親水性分子がグラフトしたセルロース系
繊維又はセルロース系繊維製品とすることができる。
【0052】グラフトさせる親水性分子の量について
は、親水性分子の種類、セルロース系繊維等に要求され
る特性(吸湿率)等を考慮して適宜選択することがで
き、例えばグラフト率が1%以上、好ましくは2%以上
となり、通常は30%以下、更には25%以下、特には20%
以下となる量とすることができる。
【0053】グラフト率は、グラフトさせる前のセルロ
ース系繊維等の絶乾重量(処理前絶乾重量)とグラフト
させた後の絶乾重量(処理後絶乾重量)から、以下の計
算式に従って算出することができる。絶乾重量は、セル
ロース系繊維等(例えば、10cm×20cm程度の大きさの生
地小片)を、秤量ビンに入れ105℃で2時間乾燥後、秤
量し、あらかじめ秤量しておいた秤量ビンの重量を差し
引いくことにより、算出することができる。
【0054】
【数3】
【0055】本発明のセルロース系繊維又はセルロース
系繊維製品(例えば、肌着用セルロース系繊維若しくは
肌着用セルロース系繊維製品又はセルロース系繊維製肌
着)は、親水基(例えば、COOH基、NH2基及びS
3基並びにこれらから選択される1種又は2種以上を
有する基からなる群から選択される1種又は2種以上)
を有し、標準状態下(20℃、65%RH)の吸湿率が7.1
%以上、好ましくは7.5%以上であり、20%以下、好ま
しくは15%以下である。
【0056】好ましい実施の形態では、カルボキシメチ
ル基を有し、標準状態下(20℃、65%RH)の吸湿率が
7.1%以上、好ましくは7.5%以上であり、20%以下、好
ましくは15%以下である。他の実施の形態では、カルボ
キシメチル基を有し、CM化度が0.1モル%以上、好ま
しくは1モル%以上であり、10モル%以下、好ましくは
5モル%以下である。
【0057】カルボキシメチル基を有するセルロース系
繊維又はセルロース系繊維製品は、セルロース系繊維又
はセルロース系繊維製品にモノクロル酢酸又はモノクロ
ル酢酸のアルカリ金属塩を含有する処理液を接触させた
状態で熱処理することにより製造することができる。
【0058】他の好ましい実施の形態では、親水性分子
がグラフトし、標準状態下(20℃、65%RH)の吸湿率
が7.1%以上、好ましくは7.5%以上であり、20%以下、
好ましくは15%以下である。更に他の実施の形態では、
親水性分子がグラフトし、グラフト率が1%以上、好ま
しくは2%以上であり、30%以下、好ましくは25%以
下、更に好ましくは20%以下である。
【0059】親水性分子としては、メタクリル酸若しく
はメタクリルアミドの重合体若しくは共重合体又はメタ
クリル酸若しくはメタクリルアミドの少なくとも1種と
他の単量体との共重合体がある。
【0060】
【実施例】以下、実施例を挙げて更に詳細に説明する。
なお、以下の各実施例は本発明を限定するものではな
い。
【0061】(実施例1〜3〔CM化:液流法〕及び比
較例1)元生地として通常の綿布(元生地1)を使用
し、モノクロル酢酸ナトリウム(175g/l)及び水酸
化ナトリウム(175〜60g/l)の水溶液〔処理液〕中
に浸漬し(浴比1:20)、60℃に加熱して1時間処理を
行った後、水洗して未反応物を除去した。
【0062】処理液の水酸化ナトリウム(NaOH)の濃度
並びに得られた親水化処理綿布のカルボキシメチル(C
M)化度、及び吸湿率を表1に示す。比較例1として、
元生地1(未処理)についての結果を示す。
【0063】(実施例4〜6〔CM化:パッドスチーム
法(PS法)〕及び比較例2)元生地として通常の綿布
(元生地2)を使用し、モノクロル酢酸ナトリウム(17
5g/l)及び水酸化ナトリウム(175〜60g/l)の水
溶液〔処理液〕中に浸漬(常温)し、パッダーで絞った
後、スチーム(100℃)で10分間熱処理して反応させた
後、水洗して未反応物を除去した。
【0064】処理液の水酸化ナトリウム(NaOH)の
濃度並びに得られた親水化処理綿布のCM化度、及び吸
湿率を表1に示す。比較例2として、元生地2(未処
理)についての結果を示す。
【0065】(実施例7〔CM化:パッドバッチ法(P
B法)〕)元生地として通常の綿布(元生地2)を使用
し、モノクロル酢酸ナトリウム(175g/l)及び水酸
化ナトリウム(75g/l)の水溶液〔処理液〕中に浸漬
(常温)し、パッダーで絞った後、常温(20℃)で24時
間放置して反応させた後、水洗して未反応物を除去し
た。得られた親水化処理綿布のCM化度、及び吸湿率を
表1に示す。
【0066】
【表1】
【0067】(実施例8〔グラフト加工:メタクリル
酸〕及び比較例3)元生地として精練漂白後の綿100%
フライス編生地(元生地3)を使用し、メタクリル酸モ
ノマー(150g/l)及びペルオキソ2硫酸アンモニウ
ム〔開始剤〕(7.5g/l)の水溶液(処理液)中に常
温(20℃)で1分間浸漬させ、p.u.120%で絞った後、1
00℃で10分間スチーミングし、水洗して未反応物を除去
した。得られた親水化処理綿布のグラフト率、及び吸湿
率を表2に示す。比較例3として、元生地3(未処理)
についての結果を示す。
【0068】(実施例9〔グラフト加工:メタクリルア
ミド〕)処理液として、メタクリルアミドモノマー(15
0g/l)及びペルオキソ2硫酸アンモニウム〔開始
剤〕(7.5g/l)の水溶液を使用した他は、実施例8
と同様にした。結果を表2に示す。
【0069】(実施例10〔グラフト加工:メタクリルア
ミド〕)処理液として、メタクリルアミドモノマー(20
0g/l)及びペルオキソ2硫酸アンモニウム〔開始
剤〕(10g/l)の水溶液を使用した他は、実施例8と
同様にした。結果を表2に示す。
【0070】
【表2】
【0071】(実施例11〜14〔CM化:液流法〕及び比
較例4)元生地として通常の綿布(元生地4)を使用
し、モノクロル酢酸ナトリウム(300g/l)及び水酸
化ナトリウム(100〜30g/l)の水溶液〔処理液〕中
に浸漬し(浴比1:20)、60℃に加熱して45分間処理を
行った後、水洗して未反応物を除去した。
【0072】処理液の水酸化ナトリウム(NaOH)の濃度
並びに得られた親水化処理綿布のカルボキシメチル(C
M)化度、及び高温多湿下(34℃、90%RH)と標準状
態下(20℃、65%RH)の吸湿率を表3に示す。比較例
4として、元生地4(未処理)についての結果を示す。
【0073】
【表3】
【0074】表3から明らかなように、本発明の加工方
法により得られたCM化綿布(実施例11〜14)は、吸湿
率の差が大きい、即ち、高温多湿下(34℃、90%RH)
における吸湿性に優れていることが分かる。
【0075】(実施例15)実施例12で得られたCM化綿
布、及び比較例4の綿布を常法により裁断、縫製して肌
着を得た。これら得られた肌着を着用し、軽運動試験を
行なって、衣服内の湿度変化を調べた。軽運動試験は、
気温28℃、湿度50%RHの大室で行ない、0〜15分:椅
座安静、15〜20分:軽運動、20〜30分:休憩、30〜35
分:軽運動、35分〜45分:休憩の順で計45分間行なっ
た。なお、軽運動時の心拍出数は100bpmとした。得られ
た結果を図1、図2に示す。
【0076】図1、図2から明らかなように、本発明の
加工方法により得られたCM化綿布(肌着)は、軽運動
後においても胸側及び背中側ともに未加工のものに比
べ、衣服内の湿度上昇は低く抑えられていることが分か
る。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高温多湿下(34℃、90%RH)の吸湿率を向上し、かつ
着用感の良好な、特に軽運動時における蒸れ感を低減し
たセルロース系繊維又はセルロース系繊維製品(特に肌
着用セルロース系繊維若しくはセルロース系繊維製品又
はセルロース系繊維製肌着)及びそれらの加工方法を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】軽運動試験における衣服内(胸側)の湿度変化
を表したグラフである。
【図2】軽運動試験における衣服内(背中側)の湿度変
化を表したグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // A41B 9/00 A41B 9/00 Z D06M 101:06 D06M 101:06 (72)発明者 石川 賢三 京都府宮津市惣262番地 グンゼ株式会社 アパレル事業本部内 (72)発明者 田畑 忍 京都府宮津市惣262番地 グンゼ株式会社 アパレル事業本部内 Fターム(参考) 3B028 DA00 3B029 HB03 4L033 AA02 AB01 AB04 AC07 BA16 CA18 CA23 DA07

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース系繊維又はセルロース系繊維
    製品を親水化処理することを特徴とする軽運動時の蒸れ
    感を低減したセルロース系繊維又はセルロース系繊維製
    品の加工方法。
  2. 【請求項2】 セルロース系繊維又はセルロース系繊維
    製品を親水化処理して標準状態下(20℃、65%RH)の
    吸湿率を7.1〜20%とする請求項1に記載の加工方法。
  3. 【請求項3】 セルロース系繊維又はセルロース系繊維
    製品に親水基を導入して親水化処理する請求項1又は2
    に記載の加工方法。
  4. 【請求項4】 親水基が、COOH基、NH2基及びS
    3基並びにこれらから選択される1種又は2種以上を
    有する基からなる群から選択される1種又は2種以上で
    ある請求項3に記載の加工方法。
  5. 【請求項5】 セルロース系繊維又はセルロース系繊維
    製品をカルボキシメチル化することによりCOOH基を
    導入する請求項4に記載の加工方法。
  6. 【請求項6】 カルボキシメチル化度が0.1〜10モル%
    である請求項5に記載の加工方法。
  7. 【請求項7】 セルロース系繊維又はセルロース系繊維
    製品にモノクロル酢酸又はモノクロル酢酸のアルカリ金
    属塩を含有する処理液を接触させた状態で熱処理するこ
    とを特徴とする請求項5又は6に記載の加工方法。
  8. 【請求項8】 セルロース系繊維又はセルロース系繊維
    製品に親水性分子をグラフトさせて親水化処理する請求
    項1又は2に記載の加工方法。
  9. 【請求項9】 重合して親水性分子を形成する単量体を
    セルロース系繊維又はセルロース系繊維製品と接触させ
    た状態で重合反応させることにより親水性分子をグラフ
    トさせる請求項8に記載の加工方法。
  10. 【請求項10】 重合して親水性分子を形成する単量体
    が、メタクリル酸又はメタクリルアミドである請求項9
    に記載の加工方法。
  11. 【請求項11】 セルロース系繊維又はセルロース系繊
    維製品が肌着用セルロース系繊維若しくはセルロース系
    繊維製品又はセルロース系繊維製肌着である請求項1〜
    10のいずれかに記載の加工方法。
  12. 【請求項12】 親水基を有し、標準状態下(20℃、65
    %RH)の吸湿率が7.1〜20%である軽運動時の蒸れ感
    を低減したセルロース系繊維又はセルロース系繊維製
    品。
  13. 【請求項13】 親水基が、COOH基、NH2基及び
    SO3基並びにこれらから選択される1種又は2種以上
    を有する基からなる群から選択される1種又は2種以上
    である請求項12に記載の軽運動時の蒸れ感を低減した
    セルロース系繊維又はセルロース系繊維製品。
  14. 【請求項14】 カルボキシメチル基を有し、標準状態
    下(20℃、65%RH)の吸湿率が7.1〜20%である軽運
    動時の蒸れ感を低減したセルロース系繊維又はセルロー
    ス系繊維製品。
  15. 【請求項15】 カルボキシメチル基を有し、カルボキ
    シメチル化度が0.1〜10モル%である軽運動時の蒸れ感
    を低減したセルロース系繊維又はセルロース系繊維製
    品。
  16. 【請求項16】 セルロース系繊維又はセルロース系繊
    維製品にモノクロル酢酸又はモノクロル酢酸のアルカリ
    金属塩を含有する処理液を接触させた状態で熱処理して
    なる請求項14又は15に記載の軽運動時の蒸れ感を低
    減したセルロース系繊維又はセルロース系繊維製品。
  17. 【請求項17】 親水性分子がグラフトし、標準状態下
    (20℃、65%RH)の吸湿率が7.1〜20%である軽運動
    時の蒸れ感を低減したセルロース系繊維又はセルロース
    系繊維製品。
  18. 【請求項18】 親水性分子がグラフトし、グラフト率
    が1〜30%である軽運動時の蒸れ感を低減したセルロー
    ス系繊維又はセルロース系繊維製品。
  19. 【請求項19】 親水性分子が、メタクリル酸若しくは
    メタクリルアミドの重合体若しくは共重合体又はメタク
    リル酸若しくはメタクリルアミドの少なくとも1種と他
    の単量体との共重合体である請求項17又は18に記載
    の軽運動時の蒸れ感を低減したセルロース系繊維又はセ
    ルロース系繊維製品。
  20. 【請求項20】 高温多湿下(34℃、90%RH)の吸湿
    率と標準状態下(20℃、65%RH)の吸湿率との差が、
    5〜20%である軽運動時の蒸れ感を低減したセルロース
    系繊維又はセルロース系繊維製品。
  21. 【請求項21】 セルロース系繊維又はセルロース系繊
    維製品が肌着用セルロース系繊維若しくはセルロース系
    繊維製品又はセルロース系繊維製肌着である請求項12
    〜20のいずれかに記載の軽運動時の蒸れ感を低減した
    セルロース系繊維又はセルロース系繊維製品。
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