JP2002029931A - 薄膜形成性化粧料 - Google Patents

薄膜形成性化粧料

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JP2002029931A
JP2002029931A JP2001180754A JP2001180754A JP2002029931A JP 2002029931 A JP2002029931 A JP 2002029931A JP 2001180754 A JP2001180754 A JP 2001180754A JP 2001180754 A JP2001180754 A JP 2001180754A JP 2002029931 A JP2002029931 A JP 2002029931A
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La Poterie Valerie De
ヴァレリー・ドゥ・ラ・ポテリー
Jean Mondet
ジャン・モンデ
Frederic Auguste
フレデリク・オーギュスト
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    • A61Q1/10Preparations containing skin colorants, e.g. pigments for eyes, e.g. eyeliner, mascara

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温水で除去が可能である一方、冷水には抵抗
性を示す化粧品組成物を提供すること。 【解決手段】 薄膜形成性ポリマーと、25°C乃至8
0°Cの範囲内の温度において選択した転移温度Ttに
おいて状態変化を行う熱転移剤とを含む組成物。この熱
転移剤は、当該転移温度Tt未満の温度に維持された水
に不溶性であり、当該薄膜形成性ポリマー及び当該熱転
移剤は、当該組成物がケラチン物質の温度において薄膜
を形成することができるものである。更にこれは、40
°Cに維持された温水に対する水摂取(Rc)が15%
以上であり、20°Cに維持された冷水に対する水摂取
(Rf)が、Rc-Rf≧3%となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜形成性ポリマ
ーおよび熱転移剤からなる、冷水に対しては良好な抵抗
性を持ち、温水で除去することのできる薄膜を形成する
化粧品組成物に関する。本発明はまた、皮膚、まつげ、
眉毛、毛髪および爪などのケラチン物質、特に人間のも
のに対する美容上のケアまたはメーキャップ方法に関す
る。
【0002】当該組成物は、マスカラ、アイライナー、
唇のための製品、ブラッシャー、アイシャドー、ファン
デーション、ボディー用メーキャップ用品、コンシーラ
ー製品、ネイル製品、抗−日光剤(antisun agent)、
皮膚着色製品またはスキンケア製品の形態であってよ
い。本発明は、さらにとりわけマスカラに関する。
【0003】
【従来の技術】界面活性剤を含む水中ワックス型エマル
ジョンの形態のマスカラ組成物は、国際公開WO−A−
95/15741から公知である。しかしながら、これ
らの組成物から得られるメーキャップ薄膜は良好な水抵
抗性を示さないし、薄膜が水と接触すると、たとえば風
呂に浸かるかシャワーを浴びると、それは、すれること
によって、または目の周りに広がることによって、部分
的に崩れる。該薄膜がすり減ると、メーキャップの色強
度の実質的な減少をもたらし、消費者をしてマスカラの
使用をやり直さざるを得なくする。薄膜の広がりに関し
ては、これが、メーキャップを適用した部位の周りに非
常に見苦しい輪環を形成する。涙や汗もこれらと同様の
欠点を引き起こす。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】メーキャップの水抵抗
性を向上させるために、水性分散のアクリルポリマーを
使用することが米国特許US−A−4423031から
知られるやり方である。しかしながら、そのマスカラ
は、除去することが難しく、油または有機溶媒をベース
とした特殊の除去剤の使用を必要とする。さて、これら
のメーキャップ除去剤は、目には刺激的であり、特に痛
みを起こすか、目の上にベールを残すこともあり、また
は別のケースでは、目(目蓋)の周りの皮膚に不快な脂
ぎった残存薄膜を残すこともある。
【0005】このような特別のメーキャップ除去剤の使
用を避けるためには、国際公開WO−A−96/336
90に開示されているように、水不溶性ポリマーおよび
水溶性薄膜形成性ポリマーを含むマスカラを提供するこ
とによって、石鹸と水を使用することが可能となる。し
かし、石鹸の使用は、痛みのために、または目の上に覆
いが付着するために、目に不快感を与える。石鹸は、ま
たメーキャップの薄膜を溶解し、それが目の周りに広が
り、見苦しい輪環を作り、皮膚を汚くする。
【0006】温水、すなわち35℃(大気圧で測定した
温度)以上の温度の、特に約35℃〜50℃の範囲の湯
の使用は、今までに知られているメーキャップ除去剤の
欠点を避けることを可能にするが、先に記載した冷水抵
抗性マスカラ組成物は、温水では除去することができな
い。
【0007】したがって、本発明の目的は、温水で除去
することができ、同時に良好な冷水抵抗性を持つ化粧品
組成物を提案することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な組成物が薄膜形成性ポリマーおよび特殊な熱転移剤を
使用して得られることを発見した。該組成物をケラチン
物質、特にまつげに適用すると、得られたメーキャップ
は、冷水、すなわち、たとえば入浴時の30℃以下また
はそれに等しい温度の水、および/または涙および/ま
たは汗、に対して良好な抵抗性を示す。該メーキャップ
は、温水で、特に脱脂綿またはガーゼで擦ることによっ
て、容易に除去することができる。メーキャップは、ま
つげから容易に離れ、断片化しないで(鞘状で)また
は、小片または破片の形でまつげから除去される。こう
して除去された該メーキャップは、皮膚の上に広がら
ず、目の周りの輪環形成が避けられる。メーキャップを
除去したとき、皮膚は、汚れず、きれいなままである。
該メーキャップは、温水で、特に石鹸などの界面活性剤
を含まない温水で、非常に簡単に除去される。該メーキ
ャップ除去のために使用する温水は、35℃以上の温
度、特に約35℃〜50℃の範囲の温度に上げた水道
水、脱塩水または鉱水である。
【0009】さらに特定すれば、本発明の主題は、生理
学的に許容できる媒体中に、薄膜形成性ポリマーおよび
25℃〜80℃の範囲にある温度内で選択された転移温
度Ttで状態変化を起こす熱転移剤を含む組成物であっ
て、上記転移剤は、上記転移温度Tt未満の温度に維持
された水には不溶であり、薄膜形成性ポリマーおよび熱
転移剤は、十分な量であって、その組成物が、ケラチン
物質の温度(特に室温)で薄膜を形成することができ、
40℃に保った温水の水摂取(Rc)が15%以上であ
り、20℃に保った冷水の水摂取(Rf)がRc−Rf
≧3%であるような、量で存在する。
【0010】
【発明の実施の態様】本発明の主題は、上に記載したよ
うな組成物をケラチン物質に適用することを含むケラチ
ン物質に対する美容上のケアまたはメーキャップ方法で
もある。
【0011】本発明の主題は、冷水に抵抗性があり、お
よび/または温水で除去できる、ケラチン物質の上に付
着した薄膜を得るための、上に記載の組成物の使用でも
ある。
【0012】本発明の一つの目的は、また、35℃以上
の温度で保った温水でメーキャップしたケラチン物質を
濯ぐという少なくとも1の工程を含む、上に記載した組
成物でメーキャップしたケラチン物質からメーキャップ
を除去する美容上の方法である。
【0013】「生理学的に許容されうる」という表現
は、化粧用媒体のような、ケラチン物質と親和性の媒体
を意味すると理解されなければならない。
【0014】本発明によれば、「薄膜の水摂取」という
表現は、薄膜を20℃または40℃の水に10分間浸漬
したのち、その薄膜によって吸収された水のパーセンテ
ージを意味する。水摂取は、プレートの上に置かれた厚
さ300μm(乾燥前)の組成物の層であって、30
℃、相対湿度50%で24時間乾燥したものに対して測
定する。乾燥した薄膜から切り出した約1cm2の切片
の重量を測定し(重量測定値M1)、ついで10分間水
に浸漬し、浸漬の後、薄膜の切片を拭いて、表面から過
剰の水を除き、重量を測定する(質量測定値M2)。
差、M2−M1が、薄膜によって吸収された水の量に相
当する。
【0015】水摂取は、[(M2−M1)/M1]×1
00に等しく、薄膜の重量に対する水の重量パーセント
で表現される。
【0016】好都合なことに、本発明による組成物は、
20℃に保持された冷水に対する水摂取(Rf)が30
%以下、好ましくは、25%以下、さらに良いのは20
%以下、もっと良いのは12%以下である薄膜を形成す
ることができる。
【0017】特に、該薄膜は、40℃に保持された温水
に対する水摂取(Rc)が、150%までにも、または
100%までにさえなることができる。薄膜が温水の中
で完全に溶解するか分解する場合には、150%の水摂
取の値が帰属される。
【0018】好都合なことに、本発明による組成物に
は、乳化剤(界面活性剤)が、ほとんどなくまたは全く
なく、特に組成物の全重量に対して0.5重量%未満の
量しか含まれていない。こうして、該組成物は、冷水に
対して良好な抵抗性を持っている。
【0019】「乳化剤」という用語は、10以上のHL
B(親水−親油バランス)を持つ非イオン性両親媒性化
合物、および親油性部分が50g/mol以上のモル質
量を持つ対イオンを含むイオン性両親媒性化合物から選
択された両親媒性化合物を意味する。
【0020】温水でのメーキャップ除去は、25℃〜8
0℃、好ましくは25℃〜60℃、さらによいのは、3
0℃〜60℃の、範囲にある温度内で選択した温度Tt
で状態変化を起こす熱転移剤を使用して達成される。
【0021】その熱転移温度Ttを越える温度では、状
態変化後の該転移剤が、薄膜の水感受性を上げる。メー
キャップの薄膜は、温水と接触するともろくなり、たと
えば指または布または脱脂綿で擦ると、薄膜は容易に分
解するか、またはその土台から離れる。
【0022】「水溶性」という用語は、1重量%を越え
て溶解する化合物を意味する。
【0023】状態変化は、原子の配置の変化であった
り、原子のイオン化の変化であったり、あるいは原子の
結合(cohesion)における変化であったりする。
【0024】本発明の最初の具体例によれば、その状態
変化は、おそらく固体状態から(溶融によっての)液体
状態への推移である。熱転移剤は、特に、25℃〜80
℃、好ましくは25℃〜60℃、さらに良いのは30℃
〜60℃の範囲の融点を持つ結晶性または半結晶性化合
物である。この融点は、示差走査熱量計(DSC)を用
いて測定することができる。
【0025】使用することができる結晶性化合物は、ポ
リエチレンワックス、特に分子量が400以下のポリエ
チレンワックス、たとえばペトロライト社(Petro
lite)が「パフォーマレン 400(Perfor
malene 400)」という名前で販売している製
品である。
【0026】本発明の2番目の具体化によれば、その状
態変化は、おそらく、温水の供給による、会合状態から
解離状態への推移であろう。特に、状態変化は、水和に
よってもたらされ、転移剤の解離を引き起こす。
【0027】都合よくするには、熱転移剤は、ヒドロキ
シル数が5以上(特に5〜300の範囲にある)、さら
に好ましくは、25以上(特に25〜200の範囲の)
化合物、特にポリマーである。したがって、該熱転移剤
は、乳化剤を使用しないで、容易に水に溶解することが
できる。
【0028】ヒドロキシル数が5以上のポリマーは、好
ましくはその重量平均分子量が10,000以下であ
り、特に500〜5000の範囲とすることができる。
【0029】「化合物のヒドロキシル数」という表現
は、アセチル化した化合物1gの加水分解後に遊離した
酢酸を中和するために要した水酸化カリウム(KOH)
の量(単位mg)を意味する。
【0030】特に、該熱転移剤はポリカプロラクトンで
ある。ポリカプロラクトンは、ε−カプロラクトンホモ
ポリマー類から選択することができる。単独重合反応
は、ジオールで、特に、ジエチレングリコール、1,4
−ブタンジオールまたはネオペンチルグリコールなどの
2〜10個の原子を持つジオールで開始させることがで
きる。
【0031】たとえば、ソルベー社(Solvay)か
らカパ(Capa(商標))240、223、222、
217、215、212、210および205、ならび
にユニオンカーバイド社(Union Carbid
e)からPCL−300およびPCL−700という名
前で販売されているポリカプロラクトンを使用すること
ができる。
【0032】熱転移剤は、組成物の総重量に対して重量
で0.1%〜30%の、好ましくは0.5%〜25%
の、さらに良いのは1%〜20%の、または3〜15%
でさえある、範囲の量で存在する。
【0033】本発明による組成物の一具体例によれば、
該薄膜形成性ポリマーと熱転移剤は、一の同じ化合物で
ありうる。
【0034】本発明によれば、組成物には、第一薄膜形
成性ポリマーとしても知られている、薄膜形成ポリマー
が含まれる。
【0035】本明細書において、「薄膜形成性ポリマ
ー」という用語は、それ自体で、または薄膜形成補助剤
の存在下で、土台、特にケラチン物質、に密着する連続
的薄膜を形成することのできるポリマーを意味する。
【0036】本発明による組成物の一具体例によれば、
該薄膜形成性ポリマーおよび該熱転移剤は、一の同一の
化合物であることができる。
【0037】薄膜形成性ポリマーは、疎水性、または水
溶性の薄膜形成性ポリマーである。
【0038】「疎水性ポリマー」という用語は、25℃
の水における溶解度が1重量%未満であるポリマーを意
味する。
【0039】疎水性薄膜形成ポリマーは、薄膜形成性ポ
リマーとして好ましく用いられ、良好な冷水抵抗性をも
つ薄膜が得られる。
【0040】第1薄膜形成性ポリマーは、合成ポリマ
ー、特にフリーラジカルポリマーまたは重縮合体、およ
び天然由来のポリマー、ならびにそれらの混合物から選
択することができる。
【0041】「フリーラジカル薄膜形成性ポリマー」と
いう用語は、(重集合体と違って)不飽和結合、特にエ
チレン性不飽和結合を含むモノマーの重合によって得ら
れるポリマーを意味する。
【0042】フリーラジカル型の薄膜形成性ポリマー
は、特にビニルポリマーまたはコポリマー、とりわけア
クリルポリマーであることができる。
【0043】ビニル系薄膜形成性ポリマーは、少なくと
も1個の酸性基および/またはこれらの酸性モノマーの
エステルおよび/またはこれらの酸性モノマーのアミド
を含むエチレン性不飽和結合を持つモノマーの重合に由
来する。
【0044】酸性基を持つモノマーとして、アクリル
酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸またはイタ
コン酸などの、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸を
使用することが可能である。(メタ)アクリル酸および
クロトン酸が好ましく用いられ、さらに好ましくは、
(メタ)アクリル酸が用いられる。
【0045】酸性モノマーのエステル類は、(メタ)ア
クリル酸エステル((メタ)アクリレートとも称す
る)、とりわけアルキル(メタ)アクリレート、特にC
1〜C30アルキルのもの(好ましくは、C1〜C20の線
状、分岐、または環状アルキル)、アリール(メタ)ア
クリレート(特にC6〜C10アリールのもの)およびヒ
ドロキシアルキル(メタ)アクリレート(特にC2〜C6
ヒドロキシアルキルのもの)から都合よく選択される。
【0046】名を挙げることのできるアルキル(メタ)
アクリレートの中には、メチルメタクリレート、エチル
メタクリレート、ブチルメタクリレート、イソブチルメ
タクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレートおよ
びラウリルメタクリレートがある。
【0047】名を挙げることのできるヒドロキシルアル
キル(メタ)アクリレートの中には、ヒドロキシエチル
アクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、
ヒドロキシエチルメタクリレートおよび2−ヒドロキシ
プロピルメタクリレートがある。
【0048】名を挙げることのできるアリール(メタ)
アクリレートの中には、ベンジルアクリレートおよびフ
ェニルアクリレートがある。
【0049】特に好まれる(メタ)アクリル酸エステル
は、アルキル(メタ)アクリレートである。
【0050】本発明によると、エステル類のアルキル基
は、フルオロ化またはパーフルオロ化されてもよい。す
なわちアルキル基の水素原子のいくつかまたは全てがフ
ッ素原子で置換される。
【0051】名を挙げることできる酸性モノマーのアミ
ド類の例は、(メタ)アクリルアミド類、およびとりわ
けN−アルキル(メタ)アクリルアミド、特にC1〜C
20アルキルのものである。名を挙げることのできるN−
アルキル(メタ)アクリルアミドの中には、N−エチル
アクリルアミド、N−t−ブチルアクリルアミド、N−
t−オクチルアクリルアミドおよびN−ウンデシルアク
リルアミドがある。
【0052】ビニル系薄膜形成性ポリマーは、ビニルエ
ステル、オレフィン類(フルオロオレフィンを含む)、
ビニルエーテル類およびスチレンモノマー類から選択さ
れた少なくとも1のモノマーの単独重合または共重合か
らも生成する。特に、これらのモノマー類は、上に挙げ
たような、酸性モノマーおよび/またはそのエステル類
および/またはそのアミド類と重合させることもでき
る。
【0053】名を挙げることのできるビニルエステルの
例は、酢酸ビニル、ネオデカン酸ビニル、ピバリン酸ビ
ニル、安息香酸ビニルおよびt−ブチル安息香酸ビニル
である。
【0054】名を挙げることのできるオレフィンの中に
は、エチレン、プロピレン、ブテン、イソブテン、オク
テン、オクタデセン;テトラフルオロエチレン、フッ化
ビニリデン、ヘキサフルオロプロペンまたはクロロトリ
フルオロエチレンなどのポリフルオロ化オレフィンがあ
る。
【0055】名を挙げることのできるスチレンモノマー
は、スチレンおよびα−メチルスチレンである。
【0056】掲げたモノマーリストは限定的ではなく、
アクリル酸モノマーおよびビニルモノマー(シリコーン
鎖で修飾したモノマーを含む)のカテゴリーに入る、当
業者に知られているあらゆるモノマーを使用することが
可能である。
【0057】薄膜形成性ポリマーとして使用できる重縮
合体の中には、アニオン性、カチオン性、非イオン性、
または両性の、ポリウレタン、ポリウレタン−アクリ
ル、ポリウレタン−ポリビニルピロリドン、ポリエステ
ル−ポリウレタン、ポリエーテル−ポリウレタン、ポリ
ウレアおよびポリウレア/ポリウレタンならびにそれら
の混合物を挙げることができる。
【0058】薄膜形成性ポリウレタンは、たとえば、脂
肪族、環状脂肪族または芳香族の、ポリウレタン、ポリ
ウレア/ウレタンまたはポリウレアコポリマーであり、 −脂肪族および/または環状脂肪族および/または芳香
族ポリエステル由来の少なくとも1の配列および/また
は −少なくとも1個の分岐した、または分岐していないシ
リコーン配列(例:ポリジメチルシロキサンまたはポリ
メチルフェニルシロキサン)、および/または −フッ素化した基を含む、少なくとも1個の配列を、単
独でまたは混合物として含むものである。
【0059】さらに名を挙げることのできる薄膜形成性
縮重合体の中には、ポリエステル、ポリエスエテルアミ
ド、脂肪鎖ポリエステル、ポリアミドおよびエポキシエ
ステル樹脂、ホルムアルデヒドとアリルスホンアミドと
の縮合体から生成する樹脂、ならびにアリールスルホン
アミド−エポキシ樹脂がある。
【0060】ポリエステル類は、既知の方法で、ジカル
ボン酸とポリオール、特にジオールとの重縮合によって
得られる。
【0061】ジカルボン酸は、脂肪族、脂環式、または
芳香族である。名を挙げることのできる、そのような酸
の例は、シュウ酸、マロン酸、ジメチルマロン酸、コハ
ク酸、グルタール酸、アジピン酸、ピメリン酸、2,2
−ジメチルグルタール酸、アゼライン酸、スベリン酸、
セバシン酸、フマール酸、マレイン酸、イタコン酸、フ
タル酸、ドデカン2酸、1,3−シクロヘキサンジカル
ボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、イソフ
タル酸、テレフタル酸、ジグリコール酸、チオジプロピ
オン酸、2,5−ナフタレンジカルボン酸または2,6
−ナフタレンジカルボン酸である。これらのジカルボン
酸モノマーは、単独で、または少なくとも2個のジカル
ボン酸モノマーの組合せとして使用することができる。
これらのモノマーの中で特に好んで選択されるものは、
フタル酸、イソフタル酸およびテレフタル酸である。
【0062】ジオールは、脂肪族、脂環式および芳香族
ジオールから選択することができる。使用されるジオー
ルは、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、1,3−プロパンジオール、シ
クロヘキサンジメタノールおよび4−ブタンジオールか
ら好ましく選択することができる。使用することのでき
る他のポリオールは、グリセロール、ペンタエリスリト
ール、ソルビトールおよびトリメチロールプロパンであ
る。
【0063】ポリエステルアミドは、二酸とジアミンま
たはアミノアルコールとの重縮合によって、ポリエステ
ルの場合と類似の方法で得ることができる。使用するこ
とのできるジアミンには、エチレンジアミン、ヘキサメ
チレンジアミン、m−フェニレンジアミンおよびp−フ
ェニレンジアミンがある。使用することのできるアミノ
アルコールは、モノエタノールアミンである。
【0064】ポリエステルは、少なくとも1個の−SO
3M基(Mは、水素イオン、アンモニウムイオンN
4 +、または、たとえばNa+、Li+、K+、Mg2+
Ca2+、Cu2+、Fe2+またはFe3+イオンなどの金属
イオンを示す)をもつ少なくとも1個のモノマーを含ん
でもよい。このような−SO3M基を含む二官能性芳香
族モノマーは、特に使用することができる。
【0065】上述のような−SO3M基をも持つ二官能
性芳香族モノマーの芳香族核としては、たとえば、ベン
ゼン核、ナフタレン核、アントラセン核、ビフェニル
核、オキシビフェニル核、スルフォニルビフェニル核お
よびメチレンビフェニル核から選択することができる。
名を挙げることできる、−SO3M基をも持つ二官能性
芳香族モノマーの例には、スルホイソフタル酸、スルホ
テレフタル酸、スルホフタル酸、4−スルホナフタレン
−2,7−ジカルボン酸が含まれる。
【0066】本発明の目的である組成物において、イソ
フタル酸エステル/スルホイソフタル酸エステルに基づ
いたコポリマー、さらに特異的にはジエチレングリコー
ル、シクロヘキサンジメタノール、イソフタル酸または
スルホイソフタル酸の縮合によって得られるコポリマー
を使用することが好ましい。このようなポリマーは、た
とえば、イーストマンケミカルプロダクツ社(East
man Chemical Products)によっ
てイーストマン AQ(Eastman AQ)の商標
のもとに市販されている。
【0067】疎水性の合成ポリマーは、シリコーンポリ
マー(例:ポリオルガノシロキサン)であってもよい。
【0068】任意に修飾される天然由来のポリマーは、
シェラック樹脂、サンダラックゴム、ダンマー樹脂、エ
レミゴム、コーパル樹脂;ニトロセルロース、酢酸セル
ロース、アセト酪酸セルロース、アセトプロピオン酸セ
ルロースまたはエチルセルロースなどのセルロース誘導
体のポリマー、ならびにそれらの混合物から選択するこ
とができる。
【0069】本発明の第1の態様の変形例によれば、第
1ポリマーは、水性媒体の中に分散した粒子の形で存在
することができる。「水性分散液中の粒子状態のポリマ
ー」という表現は、通常ラテックスまたは擬似ラテック
スとして知られているが、中にポリマーが粒子の形で直
接分散している、水および任意的に水溶性化合物を含む
相を意味する。
【0070】水性分散におけるポリマー粒子のサイズ
は、10〜500nm、好ましくは20〜300nmで
ある。
【0071】水性媒体は、水を必須としてなり、または
水と水混和性溶媒(例:1〜5個の炭素原子を含む低級
モノアルコール、2〜8個の炭素原子を含むグリコー
ル、C 3〜C4ケトンまたはC2〜C4アルデヒド)との混
合物を含むこともできる。実際には、それは、組成物の
総重量に対して5重量%〜94.9重量%を占める。
【0072】使用することのできる、水性分散の薄膜形
成性ポリマーには、ゼネカ(Zeneca)社からネオ
クリル XK−90(Neocryl XK−90(商
標))、ネオクリル A−1070(Neocryl
A−l070(商標))、ネオクリル A−1090
(Neocryl A−l090(商標))、ネオクリ
ル BT−62(Neocryl BT−62(商
標))、ネオクリル A−1079(Neocryl
A−l079(商標))およびネオクリル A−523
(Neocryl A−523(商標))、ダウ・ケミ
カル(Dow Chemical)社からダウ ラテッ
クス 432(Dow Latex 432(商標))
という名前で販売されているアクリルポリマー、または
グッドリッチ(Goodrich)社から「アヴァリュ
ア UR−405(Avalure UR−405(商
標))、「アヴァリュア UR−410(Avalur
e UR−4l0(商標))」、「アヴァリュア UR
−425(Avalure UR−425(商標))」
および「サンキュア 2060(Sancure 20
60(商標))」という名前で販売されているポリエス
テル−ポリウレタンなどのポリウレタン類、グッドリッ
チ(Goodrich)社から「サンキュア 878
(Sancure 878(商標))」および「アヴァ
リュア UR−450(Avalure UR−450
(商標))」、ならびにアイ・シー・アイ(ICI)社
から「ネオレズ R−970(Neorez R−97
0(商標))」という名前で販売されているポリエーテ
ル−ポリウレタン、ならびにゼネカ(Zeneca)社
からネオレズ R−989(Neorez R−989
(商標))という名前で販売されているポリウレタン−
アクリルが含まれている。
【0073】「アルカリ溶解性」ポリマーを水性分散の
粒子の形に保つように、組成物のpHを調整することを
注意しながら、それを使用することも可能である。
【0074】本発明による組成物には、薄膜形成性ポリ
マーの粒子による薄膜の形成を促進する薄膜形成補助剤
を含めてもよい。そのような薄膜形成補助剤は、望む機
能を遂行することができると当業者が知っている化合物
から選択することができ、特に可塑剤および凝集剤から
選択することができる。
【0075】本発明の第2の態様の変形例によれば、第
1薄膜形成性ポリマーは、液状の脂肪相に分散した表面
安定化粒子の形で存在することができる。液状の脂肪相
に分散した第1薄膜形成性ポリマーの粒子サイズは、1
0nm〜500nmの範囲、好ましくは20nm〜30
0nmの範囲にある。
【0076】好ましくは、液状脂肪相には、任意的に不
揮発性の液状脂肪相と混合した、揮発性の液状脂肪相が
含まれる。
【0077】「揮発性脂肪相」という表現は、1時間未
満に皮膚から揮発することのできる非水性媒体を意味す
る。この揮発性相は特に、室温および常圧で、10-3
300mmHg(0.13Pa〜40,000Pa)の
範囲にある蒸気圧のオイルが含まれる。
【0078】ポリマーが分散している液状脂肪相は、
(それらが均一で安定な混合物を形成するならば、かつ
意図した用途に適合するならば)単独または混合物とし
て、特に、鉱物、動物、植物又は合成由来のオイル、炭
素ベースのオイル、炭化水素ベースのオイル、フルオロ
オイルおよび/またはシリコーンオイルから特に選択し
た生理学的に許容でき、特に化粧品として許容できるオ
イルから成る。
【0079】組成物の全液状脂肪相は、組成物の全重量
に対して5〜98重量%、好ましくは20〜85%に相
当する。不揮発性部分は、総組成物重量の0〜80重量
%(特に0.1%〜80%)、さらに良好には、1%〜
50%に相当する。
【0080】本発明に使用することのできる液状脂肪相
として、脂肪酸エステル、高級脂肪酸、高級脂肪アルコ
ール、ポリジメチルシロキサン(PDMS)(これら
は、フェニルトリメチコーンのように任意にフェニル化
されるか、または脂肪族および/または芳香族基で任意
に置換されるか、フッ素化されるか、またはヒドロキシ
ル基、チオール基および/またはアミン基のような官能
基で任意に置換されうる);脂肪酸、脂肪アルコール、
またはポリオキシアルキレン、フルオロシリコーンおよ
びパーフルオロオイルで修飾したポリシロキサン類を挙
げることができる。
【0081】室温で揮発性の1種または複数種のオイル
を都合良く使用することができる。これらのオイルを蒸
発させた後、べたつきのない、柔軟な薄膜形成性堆積物
が得られる。これらの揮発性オイルは、本組成物をまつ
げのようなケラチン繊維につけることをより容易にもす
る。
【0082】これらの揮発性オイルは、炭化水素ベース
のオイル、またはシリコーン鎖の末端にある、または鎖
にぶらさがったアルキル基またはアルコキシ基を任意に
含むシリコンオイルである。
【0083】本発明に使用することのできる揮発性シリ
コンオイルとして、2〜7個のケイ素原子を含む線状ま
たは環状シリコーンを挙げることができ、これらのシリ
コーンは、1〜10個の炭素原子を含むアルキル基また
はアルコキシ基を任意に含む。特に、オクタメチルシク
ロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサ
ン、ヘキサメカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘプタ
メチルヘキシルトリシロキサンおよびヘプタメチルオク
チルトリシロキサンを挙げることができる。
【0084】名を挙げることのできる炭化水素ベースの
揮発性オイルは、イソパース(Isopars)および
パーメチルス(Permetyls)のようなC8〜C
16イソパラフィン、特にイソドデカンである。
【0085】これらの揮発性オイルは、組成物の総重量
に対して5〜94.9%、さらに良好には20%〜85
%の範囲にある含量で、組成物中に存在することができ
る。
【0086】本発明の一つの特殊具体例においては、液
状脂肪相は、下記の群から選択される: −ハンセンの溶解度空間による、全溶解度変数が17
(MPa)1/2より小さい、非水性液状化合物、 −またはハンセンの溶解度空間による、全溶解度変数が
20(MPa)1/2以下のモノアルコール −またはそれらの混合物。
【0087】ハンセンの溶解度空間による全溶解度変数
δグローバルは、「ポリマーハンドブック(Polym
er Handbook)」第3版、第VII章、519
〜559頁の、エリック・A・グルルケ(Eric
A.Grulke)による論文「溶解パラメータ値(So
lubility parameter values)」において、次式によっ
て定義されている。 δ=(dD 2+dP 2+dH 21/2 ここにおいて −dDは、分子衝突の間に誘起する双極子の形成に由来
するロンドン(London)の分散力を表し、 −dPは、永久双極子間のデバイ(Debye)の相互
作用力を表し、 −dHは、特殊相互作用(例:水素結合、酸/塩基、ド
ナー/アクセプターなど)の力を表す。ハンセン(Ha
nsen)による三次元溶解度空間における溶媒の定義
は、C・M・ハンセン(C.M.Hansen)著「3
次元溶解パラメータ(The three−dimen
sional solubilityparamete
rs)」ジャーナル・オブ・ペイント・テクノロジー
(J.Paint Technol.)39巻105頁
(1967年)に記載されている。
【0088】液状脂肪相の中に使用することのできるオ
イルは、たとえば、特許EP−A−749747に記載
されている。また使用することのできる非水性媒体は、
L.V.M.H.の特許FR−A−2710646に開
示されているものである。
【0089】非水性媒体の選択は、以下に示すように、
ポリマーを構成しているモノマーの性質および/または
安定剤の性質を基に当業者によってなされる。
【0090】ポリマー分散体は、特許EP−A−749
747に開示されているやり方で製造することができ
る。重合は、分散した形で、すなわち安定剤で粒子が保
護された状態で、生成すると共にポリマーを沈澱させる
ことによって、行うことができる。
【0091】ポリマー粒子は、単独のまたは混合物とし
てのブロックポリマー、グラフト化ポリマーおよび/ま
たはランダムポリマーでありうる安定剤によって表面安
定化をすることができる。
【0092】名を挙げることのできるグラフト化ポリマ
ーの中には、炭化水素ベースの鎖でグラフトしたシリコ
ーンポリマーならびにシリコーン鎖でグラフトした炭化
水素ベースのポリマーがある。
【0093】適当なコポリマーは、たとえば、ポリ(1
2−ヒドロキシステアリン酸)タイプの溶解性グラフト
の付いたポリアクリルタイプの不溶性骨格を持つグラフ
トコポリマーである。
【0094】ポリオルガノシロキサンタイプの少なくと
も1ブロックおよびフリーラジカルポリマー、たとえば
アクリル/シリコーンタイプのグラフトコポリマーの少
なくとも1のブロックを含むグラフト化コポリマーまた
はブロックコポリマー(これは、特に非水性媒体がシリ
コーン媒体であるとき使用することができる)もまた使
用することができる。
【0095】安定剤は、ポリオルガノシロキサンタイプ
の少なくとも1のブロックおよびポリエーテルの少なく
とも1のブロックを含むグラフト化sコポリマーおよび
ブロックコポリマーから選択することができる。ポリオ
ルガノシロキサンブロックは、特にポリジメチルシロキ
サンまたはポリ(C2〜C18)アルキルメチルシロキサ
ンでありうる。ポリエーテルブロックは、ポリ(C2
18)アルキレン、特にポリオキシエチレンおよび/ま
たはポリオキシプロピレンでありうる。特に、ジメチコ
ンコポリオールまたは(C2〜C18)アルキルメチコン
コポリオールを使用することができる。たとえば、ダウ
・コーニング(Dow Corning)社から「ダウ
コーニング 3225C(Dow Corning
3225C)」という名前で販売されているジメチコー
ンコポリオール、またはダウ・コーニング(Dow C
orning)社から「ダウ コーニング Q2−52
00(Dow Corning Q2−5200)」と
いう名前で販売されているラウリルメチコーンコポリオ
ールを使用することが可能である。
【0096】使用することのできるグラフト化ブロック
コポリマーまたはブロックコポリマーには、1またはそ
れ以上の任意的に共役したエチレン結合(例:エチレ
ン、ブタジエンまたはイソプレン)を含む少なくとも1
のエチレンモノマーの、ならびにスチレンモノマーの少
なくとも1ブロックの、重合から生成する少なくとも1
のブロックを含むコポリマーが含まれる。エチレンモノ
マーがいくつかの任意的に共役したエチレン結合を含む
とき、重合後の残ったエチレン性不飽和は、通常水素化
される。したがって、既知の方法では、イソプレンの重
合は、水素化の後、エチレン−プロピレンブロックの生
成へとつながり、ブタジエンの重合は、水素化の後、エ
チレン−ブチレンブロックの生成へとつながる。名を挙
げることのできるこれらのブロックコポリマーの中に
は、BASFから「ルヴィトール HSB(Luvit
ol HSB)」という名前で販売されているコポリマ
ーなどの、ポリスチレン/ポリイソプレンまたはポリス
チレン/ポリブタジエンのような「ジブロック」または
「トリブロック」タイプのコポリマー、シェル・ケミカ
ル社(Shell Chemical Co.)から
「クラトン(Kraton)」という名前で販売されて
いるもののようなポリスチレン/コポリ(エチレンプロ
ピレン)タイプのコポリマー、またはポリスチレン/コ
ポリ(エチレン−ブチレン)タイプのコポリマーがあ
る。
【0097】少なくとも1のエチレンモノマー(例:エ
チレンまたはイソブチレン)の重合およびアクリルポリ
マー(例:メチルメタクリレート)の1のブロックの重
合から生成する少なくとも1のブロックを含むグラフト
化ブロックコポリマーまたはブロックコポリマーとして
は、ポリ(メチルメタクリレート)/ポリイソブチレン
ジブロックまたはトリブロックコポリマー、またはポリ
(メチルメタクリレート)骨格およびポリイソブチレン
グラフトを含むグラフト化コポリマーの名を挙げること
ができる。
【0098】少なくとも1のエチレンモノマーの重合お
よびC2〜C18ポリオキシアルキレン、特にポリオキシ
エチレンおよび/またはポリオキシプロピレンなどのポ
リエーテルの少なくとも1のブロックの重合から生成す
る少なくとも1のブロックを含むグラフト化ブロックコ
ポリマーまたはブロックコポリマーとして、ポリオキシ
エチレン/ポリブタジエンまたはポリオキシエチレン/
ポリイソブチレンジブロックまたはトリブロックのコポ
リマーを挙げることができる。
【0099】C1〜C4アルキル(メタ)アクリレートお
よびC8〜C30アルキル(メタ)アクリレートのコポリ
マーを使用することが可能である。特にステアリルメタ
クリレート/メチルメタクリレートのコポリマーを挙げ
ることができる。
【0100】この場合に、より良い界面活性力を得るた
めに、安定剤としてグラフト化ポリマーまたはブロック
ポリマーを使用することが望ましい。その理由は、合成
溶媒に不溶のブロックまたはグラフトによって、粒子の
表面がより大きく被覆されるからである。
【0101】液状脂肪相が少なくとも1のシリコーンオ
イルを含むとき、安定剤は、好ましくは、ポリオルガノ
シロキサンタイプの少なくとも1のブロック、およびフ
リーラジカルポリマーまたはポリエーテルまたはポリエ
ステルの少なくとも1のブロック、たとえばポリオキシ
(C2〜C18)アルキレンブロック、特にポリオキシプ
ロピレン化および/またはポリオキシエチレン化ブロッ
クを含むグラフト化ブロックコポリマーまたはブロック
コポリマーから選択される。
【0102】液状脂肪相にシリコーンオイルが含まれて
いないとき、安定剤は、好ましくは、(a)ポリオルガ
ノシロキサンタイプの少なくとも1のブロックおよびフ
リーラジカルポリマーまたはポリエーテルまたはポリエ
ステルの少なくとも1のブロックを含むグラフトブロッ
クコポリマーまたはブロックコポリマー、(b)C1
4アルキルアクリレートまたはメタクリレートおよび
8〜C13アルキルアクリレートまたはメタクリレート
のコポリマー、(c)共役エチレン結合を含む少なくと
も1個のエチレンモノマーの重合から生成する少なくと
も1ブロック、ならびにポリエーテルまたはポリエステ
ルのビニルまたはアクリルポリマー、またはこれらの混
合物の少なくとも1のブロックを含有するグラフトブロ
ックコポリマーまたはブロックコポリマー、から構成さ
れる群から選択される。
【0103】ジブロックポリマーは、安定剤として好ま
しく使用される。
【0104】本発明の第3の態様の変形例によれば、第
1薄膜形成性ポリマーは、上に定義したように、液状脂
肪相中に分散した形で存在することができ、それは脂溶
性ポリマーとも称される。
【0105】名を挙げることのできる脂溶性ポリマーの
例は、化学式(I)に相当するポリマーである。
【0106】
【化1】
【0107】ここで、 −R1は、1〜19個の炭素原子を含む線状または分岐
の飽和炭化水素ベースの鎖を示し、 −R2は、下記の項目 a)−O−CO−R4(R4は同一コポリマー中でR1
同じ意味を持つがR1とは異なる) b)−CH2−R5(R5は、5〜25個の炭素原子を含
む線状または分岐の飽和炭化水素ベースの鎖を示す) c)−O−R6(R6は、2〜18個の炭素原子を含む飽
和炭化水素ベースの鎖を示す)、および d)−CH2−O−CO−R7(R7は、1〜19個の炭
素原子を含む線状または分岐の飽和炭化水素ベースの鎖
を示す)から成る群から選ばれた基を示し、 −R3は、R2が基a)、b)またはc)を示すときは、
水素原子を表し、又はR2が基d)を示すときは、メチ
ル基を表し、該コポリマーは、飽和または分岐炭化水素
ベースの鎖が少なくとも7個の炭素原子を含んでいる、
ユニット(Ia)またはユニット(Ib)から誘導され
る少なくとも1のモノマーの少なくとも15重量%から
なることを必要とする。
【0108】化学式(I)のコポリマーは、少なくとも
1のビニルエステル(ユニットIaに相当する)と少な
くとも1の他のモノマー(α−オレフィン、アルキルビ
ニルエーテル、またはアリルまたはメタリルエステルで
ある)(ユニットIbに相当する)との共重合から生成
する。
【0109】ユニット(Ib)において、R2が、上に
記載したラジカル−CH2−R5、−O−R6または−C
2−O−CO−R7から選択されるとき、化学式(I)
のコポリマーは、少なくとも1のユニット(Ia)の5
0モル%〜95モル%および少なくとも1のユニット
(Ib)の5モル%〜50モル%からなることができ
る。
【0110】化学式(I)のコポリマーは、少なくとも
1のビニルエステルと第1エステルとは異なる少なくと
も1の他のビニルエステルとの共重合から生成させるこ
ともできる。この場合、これらのコポリマーは、10モ
ル%〜90モル%の少なくとも1のユニット(Ia)お
よび10モル%〜90モル%の少なくとも1のユニット
(Ib)(ここで、R2は−O−CO−R4基を示す)か
らなる。
【0111】化学式(Ia)またはR2=−O−CO−R
4である化学式(1b)のユニットに導くビニルエステ
ルの中には、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ブタン
酸ビニル、オクタン酸ビニル、デカン酸ビニル、ラウリ
ン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、イソステアリン酸ビ
ニル、2,2−ジメチルオクタン酸ビニルおよびジメチ
ルプロピオン酸ビニルを挙げることができる。
【0112】R2=−CH2−R5である化学式(Ib)
のユニットに導くα−オレフィンの中には、1−オクテ
ン、1−ドデセン、1−オクタデセンおよび1−エイコ
セン、ならびに22〜28個の炭素原子を含むα−オレ
フィンの混合物を挙げることができる。
【0113】R2=−O−R6である化学式(Ib)のユ
ニットに導くアルキルビニルエーテルの中には、エチル
ビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、イソブチ
ルビニルエーテル、デシルビニルエーテル、ドデシルビ
ニルエーテル、セチルビニルエーテルおよびオクタデシ
ルビニルエーテルを挙げることができる。
【0114】R2=−CH2−O−CO−R7である化学
式(Ib)のユニットに導くアリルまたはメタリルエス
テルの中には、アリルおよびメタリルの、アセテート、
プロピオネート、ジメチルプロピオネート、ブチレー
ト、ヘキサノエート、オクタノエート、デカノエート、
ラウレート、2,2−ジイメチルペンタノエート、ステ
アレートおよびエイコサノエートを挙げることができ
る。
【0115】化学式(I)のコポリマーは、その分子量
を実質的に上げることを意図するある種の架橋剤を用い
て架橋することができる。
【0116】この架橋は、共重合反応中に行われ、架橋
剤は、ビニルタイプ、またはアリルまたはメタリルタイ
プのいずれかである。特に名を挙げることのできる架橋
剤の中には、テトラアリルオキシエタン、ジビニルベン
ゼン、オクタン2酸ジビニル、ドデカン2酸ジビニルお
よびオクダデカン2酸ジビニルがある。
【0117】本発明による組成物に使用することのでき
る化学式(I)の種々のコポリマーの中には、以下のコ
ポリマーを挙げることができる:酢酸ビニル/ステアリ
ン酸アリル、酢酸ビニル/ラウリン酸ビニル、酢酸ビニ
ル/ステアリン酸ビニル、酢酸ビニル/オクタデセン、
酢酸ビニル/オクタデシルビニルエーテル、プロピオン
酸ビニル/ラウリル酸アリル、プロピオン酸ビニル/ラ
ウリル酸ビニル、ステアリン酸ビニル/1−オクタデセ
ン、酢酸ビニル/1−ドデセン、ステアリン酸ビニル/
エチルビニルエーテル、プロピオン酸ビニル/セチルビ
ニルエーテル、ステアリン酸ビニル/酢酸アリル、2,
2−ジメチルオクタン酸アリル/ラウリン酸ビニル、
2,2−ジメチルペンタン酸アリル/ラウリン酸ビニ
ル、ジメチルプロピオン酸ビニル/ステアリン酸ビニ
ル、ジメチルプロピオン酸アリル/ステアリン酸ビニ
ル、0.2%ジビニルベンゼンで架橋したプロピオン酸
ビニル/ステアリン酸ビニル、0.2%ジビニルベンゼ
ンで架橋したジメチルプロピオン酸ビニル/ラウリン酸
ビニル、0.2%テトラアリルオキシエタンで架橋した
酢酸ビニル/オクタデシルビニルエーテル、0.2%ジ
ビニルベンゼンで架橋した酢酸ビニル/ステアリン酸ア
リル、0.2%ジビニルベンゼンで架橋した酢酸ビニル
/1−オクタデセンおよび0.2%ジビニルベンゼンで
架橋したプロピオン酸アリル/ステアリン酸アリル。
【0118】名を挙げることもできる脂溶性薄膜形成性
ポリマーには、脂溶性ホモポリマー、特に、9〜22個
の炭素原子を含むビニルエステル、またはアクリル酸若
しくはメタクリル酸アルキル(このアルキル基は10〜
20個の炭素原子を含む)の単独重合から生成するポリ
マーがある。
【0119】このような脂溶性ホモポリマーは、ポリス
テアリン酸ビニル、(ジビニルベンゼン、ジアリルエー
テルまたはフタル酸ジアリルで架橋した)ポリステアリ
ン酸ビニル、ポリ(メタ)アクリル酸ステアリル、ポリ
ラウリル酸ビニルまたはポリ(メタ)アクリル酸ラウリ
ル(これらのポリ(メタ)アクリル酸エステルは、ジメ
タクリル酸エチレングリコールまたはジメタクリル酸テ
トラエチレングリコールの助けによって架橋されている
ようである)から選択することができる。
【0120】上に記載した脂溶性コポリマーおよびホモ
ポリマーは、公知であり、特に特許明細書FR−A−2
262303に開示されている。これらは、2000〜
500,000、好ましくは4000〜200,000
の範囲の重量平均分子量を持っている。
【0121】本発明に使用することのできる脂溶性薄膜
形成性ポリマーとして、ポリアルキレン、特にC2〜C
20アルキレンコポリマー((a)に記載したポリオレフ
ィンワックスを除く)、たとえば、ポリブテン、線状ま
たは分岐、飽和または不飽和のC1〜C8アルキルラジカ
ルの付いたアルキルセルローズ(例:エチルセルロース
およびプロピルセルロース)、ビニルピロリドン(V
P)コポリマー、特にビニルピロリドンとC2〜C
40の、さらに良好なのはC3〜C20のアルケンとのコポ
リマーがある。本発明に使用することのできるVPコポ
リマーの例として、VP/酢酸ビニル、VP/メタクリ
ル酸エチル、ブチル化ポリビニルピロリドン(PV
P)、VP/メタクリル酸エチル/メタクリル酸、VP
/エイコセン、VP/ヘキサデセン、VP/トリアコン
テン、VP/スチレン、またはVP/アクリル酸/メタ
クリル酸ラウリル等のコポリマーを挙げることができ
る。
【0122】第1薄膜形成性ポリマーは、組成物の総重
量に対して重量で5%〜60%、好ましくは10%〜4
5%、さらに良好なのは、15%〜35%の範囲にある
固体含量で組成物中に存在する。
【0123】第1薄膜形成性ポリマーおよび熱転移剤
は、第1薄膜形成性ポリマー/熱転移剤の重量比率が好
都合には0.1〜20、好ましくは0.5〜10、さら
に良好なのは1〜8の範囲で組成物中に存在することが
できる。
【0124】組成物は、少なくとも1の染料、たとえば
微紛状化合物および/または脂溶性色素を、たとえば組
成物の総重量に対して0.01〜50%の比率で、含有
することができる。微紛状化合物は、化粧品組成物に通
常使用される顔料および/または真珠箔から選択するこ
とができる。微粉状化合物は、組成物の総重量に対して
好都合には0.1〜25%、より良好なのは1%〜20
%に相当する。
【0125】顔料は、白色または有色、そして鉱物性お
よび/または有機性であってよい。名を挙げることので
きる鉱物顔料には、任意に表面処理した二酸化チタン、
酸化ジルコニウム、および酸化セリウム、ならびに酸化
鉄、酸化クロム、マンガンバイオレット、ウルトラマリ
ンブルー、水和クロムおよびフェリックブルー(fer
ric blue)である。名を挙げることのできる有
機顔料には、カーボンブラック、D&Cタイプの顔料、
ならびにコチニールカルミン、またはバリウム、ストロ
ンチウムまたはアルミニウムに基づいたレーキである。
【0126】真珠箔は、チタンまたはオキシ塩化ビスマ
スで被覆した雲母などの白色真珠箔、酸化鉄入りチタン
雲母、特にフェリックブルー入りまたは酸化クロム入り
チタン雲母、上記のタイプの有機顔料入りチタン雲母な
どの有色真珠箔、ならびにまたオキシ塩化ビスマスベー
スの真珠箔、から選択することができる。
【0127】組成物には、当業者によく知られており、
かつ化粧品組成物に通常使用されている充填剤から選択
することのできる充填剤を含めることができる。その充
填剤は、鉱物性または有機性、および層状または球状で
あってもよい。タルク、雲母、シリカ、カオリン、ナイ
ロン粉末(アトケム(Atochem)のオーガソル
(Orgasol))、ポリβ−アラニン粉末、ポリエ
チレン粉末、テフロン(登録商標)、ラウロイルリシ
ン、澱粉、窒化ホウ素、テトラフルオロエチレンポリマ
ー粉末、エクスパンセル(Expancel)(ノーベ
ル・インダストリー(Nobel Industri
e))のような中空ミクロスフェア、ポリトラップ(P
olytrap)(ダウ・コーニング(Dow Cor
ning))、シリコーン樹脂ミクロビーズ(例:東芝
のトスパールス(Tospearls))、沈降炭酸カ
ルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸水素(hydrocarbona
te)マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、中空シリカ
ミクロスフェア(マプレコス(Maprecos)のS
ilica Beads)、ガラスまたはセラミックの
ミクロカプセル、8〜22個の、好ましくは12〜18
個の炭素原子を含む有機カルボン酸から誘導された金属
石鹸(例:ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸リチウム、ラウリン酸亜鉛またはミリ
スチン酸マグネシウム)を挙げることができる。
【0128】組成物はまた、このような組成物において
通常使用される添加剤、たとえば、芳香剤、保存剤、増
粘剤、界面活性剤、可塑剤、金属イオン封鎖剤、ビタミ
ン、タンパク質、セラミド、酸性化またはアルカリ性化
試剤、皮膚軟化剤、日焼け止め剤、フリーラジカル補足
剤、ワックス、オイルまたは保湿剤を含んでもよい。
【0129】言うまでもないが、当業者は、本発明によ
る組成物の有益な性質が、予定された添加によって逆効
果、または実質的な逆効果にならないように、このまた
はこれらの任意の添加剤および/またはその量を注意し
て選択することであろう。
【0130】本発明を下記の実施例においてより詳細に
説明する。
【実施例】(実施例1−3)下記の性質を持つ4種のポ
リカプロラクトン(PCLと記す)を試験した。
【0131】
【表1】
【0132】各ポリカプロラクトンは、下記の組成で試
験した。 −ポリウレタン、水性分散体の形状。(グッドリッチ社(Goodrich) の商品「アヴァリュア UR 425(Avalure UR 425)、有効 成分49重量%) 24.5gA.M. −ポリカプロラクトン 10g −ヒドロキシエチルセルロース 2g −プロピレングリコール 5g −黒色酸化鉄 5g −保存剤 qs −水 qsp 100g
【0133】各組成について、厚さ300μmの層(乾
燥前)をガラス板の上に塗布し、30℃、相対湿度50
%で24時間放置乾燥させた。乾燥後、そのプレートを
室温(RT)(20℃)または40℃の水を入れた結晶
化用たらいに入れ、薄膜の上に磁気棒を置いた。マグネ
チックスターラーを用いてその磁気棒を回し、薄膜が分
解し始めた時間(分で表示)を測定した。
【0134】冷水(20℃)および温水(40℃)の水
摂取も、前に記載したプロトコールにしたがって、各組
成に対して測定した。下の結果が得られた。
【0135】
【表2】
【0136】各組成に関して、薄膜は、20℃よりも4
0℃で水をより多く取り込む。薄膜の耐水性は、また、
室温の水(冷水)の存在におけるよりも40℃の水(温
水)の存在下で、はるかに小さい。薄膜は、温水ではが
れやすいが、冷水にはより大きい抵抗性を持つ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フレデリク・オーギュスト フランス・94550・シェヴィリィ−ラリ ュ・リュ・デュ・ペール・マズリエ・18 Fターム(参考) 4C083 AA081 AA121 AA161 AB232 AC011 AC122 AC811 AD021 AD071 AD091 AD092 AD151 AD261 AD282 AD411 AD611 BB13 BB21 BB41 BB42 BB43 BB45 BB46 BB47 BB48 BB51 BB60 CC12 CC13 CC14 CC19 CC28

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生理学的に許容されうる媒体中に、薄膜
    形成性ポリマーと、25°C乃至80°Cの範囲内の温
    度において選択した転移温度Ttにおいて状態変化を行
    う熱転移剤とを含む組成物であって、当該熱転移剤は、
    当該転移温度Tt未満の温度に維持された水に不溶性で
    あり、当該薄膜形成性ポリマー及び当該熱転移剤は、当
    該組成物がケラチン物質の温度において薄膜を形成する
    ことができ、40°Cに維持された温水に対する水摂取
    (Rc)が15%以上であり、20°Cに維持された冷
    水に対する水摂取(Rf)が、Rc-Rf≧3%となる
    ことが可能な十分な量で存在することを特徴とする組成
    物。
  2. 【請求項2】 前記の薄膜は、20°Cに維持された冷
    水に対する水摂取(Rf)が、30%以下であることを
    特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記の薄膜は、20°Cに維持された冷
    水に対する水摂取(Rf)が、25%以下、好ましくは
    20%以下であることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記の熱転移剤が、25°C乃至60°
    C、好ましくは30°C乃至60°Cの範囲内の転移温
    度を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    一項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記の熱転移剤が、25°C乃至80°
    Cの範囲内の融点を有する結晶質又は半結晶質の化合物
    であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項
    に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 前記の融点が、30°C乃至60°Cの
    範囲内にあることを特徴とする請求項5に記載の組成
    物。
  7. 【請求項7】 前記の熱転移剤が、5以上のヒドロキシ
    ル数を有するポリマーであることを特徴とする請求項1
    乃至6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 前記のヒドロキシル数が、25以上であ
    ることを特徴とする請求項7に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 5以上のヒドロキシル数を有する前記の
    ポリマーが、10,000以下の重量平均分子量を有す
    ることを特徴とする請求項7又は8に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 5以上のヒドロキシル数を有する前記
    のポリマーが、500乃至5000の範囲の重量平均分
    子量を有することを特徴とする請求項7乃至9のいずれ
    か一項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 前記の熱転移剤が、ポリカプロラクト
    ンであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか
    一項に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 前記の薄膜形成性ポリマー及び前記の
    熱転移剤が、同一の一の化合物であることを特徴とする
    請求項1乃至11のいずれか一項に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 前記の熱転移剤が、組成物の全重量に
    対して0.1乃至30重量%、好ましくは0.5乃至25
    重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項1
    乃至12のいずれか一項に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 前記の薄膜形成性ポリマーが、フリー
    ラジカルポリマー、天然起源の、重縮合物及びポリマ
    ー、並びにこれらの混合物からなる群より選択されるこ
    とを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載
    の組成物。
  15. 【請求項15】 前記の薄膜形成性ポリマーが、ビニル
    ポリマー、ポリウレタン、ポリエステル、及びセルロー
    スポリマーからなる群より選択されることを特徴とする
    請求項1乃至14のいずれか一項に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 前記の薄膜形成性ポリマーが、水性の
    媒体中に分散した粒子の形態で存在することを特徴とす
    る請求項1乃至15のいずれか一項に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 前記の薄膜形成性ポリマーが、水性の
    分散液中の粒子の形態にあるポリウレタンであることを
    特徴とする請求項1乃至16のいずれか一項に記載の組
    成物。
  18. 【請求項18】 前記の薄膜形成性ポリマーが、液体脂
    肪相中に分散した表面安定化粒子の形態で存在すること
    を特徴とする請求項1乃至15のいずれか一項に記載の
    組成物。
  19. 【請求項19】 前記のポリマー粒子が、ブロックポリ
    マー、グラフト化ポリマー、ランダムポリマー、及びこ
    れらの混合物より選択される安定化剤で安定化されてい
    ることを特徴とする請求項18に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 前記の安定化剤が、グラフト化ブロッ
    クポリマー又はブロックポリマーであって、1以上の適
    宜共役したエチレン性結合を含むエチレン性モノマーの
    重合により得られる少なくとも1のブロック、及び少な
    くとも1のスチレンポリマーブロックを含むポリマーで
    あることを特徴とする請求項19に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 前記の液体脂肪相が、鉱物起源、動物
    起源、植物起源、又は合成起源の油、あるいは炭化水素
    ベースの油、フッ素化油、及び/又はシリコーン油の1
    又は組合せからなることを特徴とする請求項18乃至2
    0のいずれか一項に記載の組成物。
  22. 【請求項22】 前記の液体脂肪相が、 ・ハンセンの溶解度空間による全溶解度変数が、17
    (MPa)1/2未満である非水性の液体化合物;又は ・ハンセンの溶解度空間による全溶解度変数が、20
    (MPa)1/2以下であるモノアルコール;又は ・上記のものの混合物 からなる群より選択されることを特徴とする請求項18
    乃至21のいずれか一項に記載の組成物。
  23. 【請求項23】 前記の脂肪相が、室温において揮発性
    である少なくとも1の油を含むことを特徴とする請求項
    18乃至22のいずれか一項に記載の組成物。
  24. 【請求項24】 前記の薄膜形成性ポリマーが、当該組
    成物の全重量に対して5乃至60重量%、好ましくは1
    0乃至45重量%の範囲内の固形分で存在することを特
    徴とする請求項1乃至23のいずれか一項に記載の組成
    物。
  25. 【請求項25】 前記の薄膜形成性ポリマー及び熱転移
    剤は、薄膜形成性ポリマー/熱転移剤の重量比が、0.
    1乃至20、好ましくは0.5乃至10、更に好ましく
    は1乃至8の範囲において、当該組成物中に存在するこ
    とを特徴とする請求項1乃至24のいずれか一項に記載
    の組成物。
  26. 【請求項26】 増粘剤、染料、保存剤、香料、サンス
    クリーン、フリーラジカル捕捉剤、ワックス、オイル、
    モイスチャライザー、ビタミン、蛋白質、可塑剤、金属
    イオン封鎖剤、蛋白質、セラミド、酸性化剤、塩基性化
    剤、及び皮膚軟化剤からなる群より選択される少なくと
    も1の添加物を更に含むことを特徴とする請求項1乃至
    25のいずれか一項に記載の組成物。
  27. 【請求項27】 マスカラ、アイライナー、唇用製品、
    ブラッシャ−、アイシャドー、ファウンデーション、ボ
    ディー用メーキャップ製品、コンシーラー製品、爪用製
    品、抗−日光組成物、皮膚着色組成物、又はスキンケア
    製品の形態であることを特徴とする請求項1乃至26の
    いずれか一項に記載の組成物。
  28. 【請求項28】 生理学的に許容される媒体中に、薄膜
    形成性ポリマーと、25°C乃至80°Cの範囲内の温
    度において選択した転移温度Ttにおいて状態変化を行
    う熱転移剤とを含むマスカラであって、当該転移剤は、
    当該転移温度Tt未満の温度に維持された水に不溶性で
    あり、当該薄膜形成性ポリマー及び当該熱転移剤は、当
    該組成物がケラチン物質の温度において薄膜を形成する
    ことができ、40°Cに維持された温水に対する水摂取
    (Rc)が15%以上であり、20°Cに維持された冷
    水に対する水摂取(Rf)が、Rc-Rf≧3%となる
    ことが可能な十分な量で存在することを特徴とするマス
    カラ。
  29. 【請求項29】 請求項1乃至27のいずれか一項に記
    載の組成物を、ケラチン物質へ適用することを含むこと
    を特徴とするケラチン物質を化粧的にケア又はメークア
    ップする方法。
  30. 【請求項30】 冷水に抵抗性があり及び/又は温水で
    除去が可能な、ケラチン物質に堆積した薄膜を得るため
    の、請求項1乃至27のいずれか一項に記載の組成物の
    使用。
  31. 【請求項31】 メークアップされたケラチン物質を、
    35°C以上の温度に維持された温水で濯ぐ少なくとも
    1の工程を含む、請求項1乃至27のいずれか一項に記
    載の組成物でメークアップされたケラチン物質から、当
    該メークアップを除去するための化粧的方法。
  32. 【請求項32】 前記の温水が、界面活性剤を一切含ま
    ないことを特徴とする請求項31に記載の方法。
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