JP2002029727A - 太陽電池用シリコンの製造方法および装置 - Google Patents

太陽電池用シリコンの製造方法および装置

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JP2002029727A
JP2002029727A JP2000220298A JP2000220298A JP2002029727A JP 2002029727 A JP2002029727 A JP 2002029727A JP 2000220298 A JP2000220298 A JP 2000220298A JP 2000220298 A JP2000220298 A JP 2000220298A JP 2002029727 A JP2002029727 A JP 2002029727A
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祐吾 八尾
Shinichi Takase
真一 高瀬
Yuji Watanabe
裕二 渡辺
Hiroaki Oka
浩章 様 岡
Katsuhiko Murakami
勝彦 村上
Kazuki Morita
一樹 森田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性が高い太陽電池用シリコンの製造。 【解決手段】 原料金属シリコンをを酸洗処理してF
e,Tiなどの酸可溶性金属不純物を除去する酸洗精錬
と、酸洗精錬を経た粒体シリコンを真空中で溶解してM
nなどの蒸気圧の低い不純物金属を蒸発により除去する
真空精錬と、真空精錬を経た溶融体シリコンをアルゴン
ガス中で酸素または/および水蒸気を添加してC,Bな
どの酸化性不純部を酸化して除去する酸化精錬と、酸化
精錬を経た溶融体シリコンを一方向凝固を行ってFe,
Tiなどの残部不純物を除去する凝固精錬とを、誘導加
熱のコールドクルーシブルによりスカル溶解した溶融状
態で連続して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属シリコン原料
から、純度の高い太陽電池用シリコンを製造する製造方
法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】太陽電池用シリコンとしては、シックス
ナイン程度の高純度のシリコンが要求される。通常、原
料金属シリコンが98〜99.5%程度の純度であるた
め、太陽電池に使用するためにはこれを要求純度まで精
錬しなければならない。
【0003】従来は、例えば図3および図4に示す装置
を使用して精錬することが行われている。以下、これら
の図に基づいて従来の精錬方法について説明する。
【0004】まず、図3の真空精錬について説明する。
図において、原料金属シリコンSは樋2から真空チャン
バ1中に配設された第1黒鉛ハース3に装入され溶融さ
れる。第1黒鉛ハース3により溶解された溶融シリコン
Sは第1黒鉛ハース3をオーバーフローして第2黒鉛ハ
ース4に流れ、さらにオーバーフローして水冷銅るつぼ
5に流出する。これらの第1、第2黒鉛ハース3、4お
よび水冷銅るつぼ5は電子銃6、7により加熱されてい
る。
【0005】この間、溶融状態のシリコンは第1、第2
黒鉛ハース3、4と水冷銅るつぼ5において表面が真空
に曝されて、Mn、Sn,Sbなどの蒸気圧の低い不純
物が蒸発して溶融シリコンの純度が向上する。この真空
精錬されたシリコンは水冷銅るつぼ5で冷却されて半精
錬されたシリコンインゴットにされ、粉砕されて次の酸
化精錬の原料にされる。
【0006】次に図4の酸化精錬について説明する。図
において、酸化精錬の精錬装置は、真空チャンバ10中
に配設されたプラズマトーチ12により加熱されるるつ
ぼ炉11と、誘導加熱される黒鉛鋳型14と、黒鉛鋳型
14中の溶融シリコンの上方を加熱しながら下方より冷
却することにより一方向凝固させる凝固装置15とから
なる。
【0007】前記真空精錬されたシリコンは粉砕され
て、るつぼ炉11の石英るつぼに装入され、プラズマト
ーチ12により加熱、溶融される。この溶融シリコンに
水蒸気が吹き付けられ、C,Bなどの不純物が酸化され
て除去される。この酸化精錬された溶融シリコンは、樋
13を介して破線の位置にある黒鉛鋳型14中に移送さ
れる。
【0008】黒鉛鋳型14が図3の実線の位置に移動さ
れ、溶融シリコンを一方向凝固させる。これにより、前
の精錬によりなお残存するFe,B,Cなどの不純物が
除去され、精錬されたシリコン板が得られる。なお、太
陽電池用シリコンとしての純度を得るためには、従来方
法では2回以上の凝固精錬が行われた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の精製方法には下記のような問題点があった。 1.従来方法は真空精錬と酸化精錬を別の工程で行うた
めに、一度凝固させて再溶解する電力が必要である。 2.従来方法はプラズマなどで表面から加熱するため
に、溶解の投入電力効率が低い。 3.従来方法では1回の酸化精錬では、Feなどの除去
が十分に行われないので2回以上の凝固精錬が必要であ
る。 4.従来は石英るつぼ、黒鉛鋳型を使用するので、これ
らからの不純物の混入が問題になる。 5 工程が長いためシリコンも蒸発してシリコンの収率
が低下する。
【0010】そこで本発明は、上記問題点を解決し、安
価に高純度の太陽電池用シリコンの製造方法と装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の太陽電池用シリコンの製造方法は、原料金
属シリコンを粉砕した後、該粒体シリコンを酸洗処理し
てFe,Tiなどの酸可溶性金属不純物を除去する酸洗
精錬と、該酸洗精錬を経た粒体シリコンをコールドクル
ーシブルにより誘導加熱溶解して、真空中でMnなどの
蒸気圧の低い不純物金属を蒸発させて除去する真空精錬
と、該真空精錬を経た溶融体シリコンをコールドクルー
シブルにより誘導加熱溶解して、アルゴンガス中で酸素
または/および水蒸気を添加してC,Bなどの酸化性不
純物を酸化して除去する酸化精錬と、該酸化精錬を経た
溶融体シリコンをコールドクルーシブルにより誘導加熱
溶解し一方向凝固を行ってFe,Tiなどの残部不純物
を除去する凝固精錬とを溶融状態で連続して行うことに
より高純度金属シリコンを製造することを特徴とするも
のである。この各精練における溶解は、スカル溶解によ
ることが不純物の混入を減少させるために望ましい。
【0012】すなわち、本発明の方法では、真空精錬と
酸化精錬を行う前に、まず原料金属シリコンを粉砕して
酸洗処理を行う。これにより、表面に偏析出しているF
e,Tiなどの不純物の約50%以上が除去される。こ
のため、従来これらの不純物を除くために2回以上必要
であった凝固精錬が1回で済む。そのために、大幅な電
力使用量の低減ができる。
【0013】また、真空精錬と酸化精錬と凝固精錬とが
連続して行われるので、所要電力が少なくて済む。さら
に、シリコンの溶解は誘導加熱するコールドクルーシブ
ルで、かつるつぼ壁にシリコンの凝固殻を形成させて溶
解するスカル溶解をすることにより、るつぼからの不純
物の混入が少なくなり、純度の高いシリコンが得られや
すい。
【0014】上記目的を達成する本発明の太陽電池用シ
リコンの製造装置としては、原料金属シリコンを装入す
る原料装入装置と真空中で該原料金属シリコンを溶解す
る第1誘導溶解炉とを備えた真空チャンバからなる第1
精錬室と、真空あるいはアルゴンガス中で酸素または/
および水蒸気を添加できるガス添加手段が設けられた第
2誘導溶解炉を備えたチャンバからなる第2精錬室と、
真空中で一方向凝固させる一方向凝固手段を備えた凝固
精錬室とを有し、前記第1精錬室と第2精錬室とは第1
真空遮断室により連結され、前記第2精錬室と凝固精錬
室とは第2真空遮断室により連結されたことを特徴とす
るものである。
【0015】前記第1真空遮断室と第2真空遮断室のい
ずれかまたは双方には、相隣る精錬室との真空を遮断す
る真空遮断手段が設けられることが望ましい。
【0016】このように、真空精錬を行う第1精錬室
と、酸化精錬を行う第2精錬室と、凝固精錬を行う凝固
精錬室とを第1、第2真空遮断室を介して接続すること
により、従来のように真空精錬後に冷却凝固させること
なく、真空精錬、酸化精錬、凝固精錬を連続的に行うこ
とができる。また、第1真空遮断室と第2真空遮断室に
真空遮断手段を設けることにより、第1精錬室、第2精
錬室、凝固精錬の雰囲気をそれぞれ変えることが容易に
なる。
【0017】また、前記第1誘導溶解炉と第2誘導溶解
炉は、コイル形状を角型水平巻きとし、該コイルにより
仕切られて1以上のるつぼが形成されたコイル一体型コ
ールドクルーシブル炉であることが望ましい。
【0018】このようにすることにより、1炉で2つ以
上のるつぼを形成することができて、狭い場所でシリコ
ンの溶湯の表面積を増すことができるので、真空精錬の
反応速度を上げることができ、また、装置の小形化と設
備費の低減が可能になる。
【0019】また、誘導加熱することにより、表面から
プラズマなどで加熱する従来炉より効率よく加熱でき、
かつ誘導電流による溶湯の撹拌効果により溶融シリコン
が真空に曝される機会を多くし、精錬効果を増すことが
できる。また、るつぼをコールドクルーシブルにし、ス
カル溶解することにより、るつぼからの不純物の混入を
減少できる。また、コールドクルーシブルをコイル一体
型にすることにより、一層電力効率を上げることができ
る。
【0020】前記第2誘導溶解炉には酸素または/およ
び水蒸気を導入するガス導入手段が設け、これらのガス
によるバブリング効果と誘導電流による撹拌効果とあい
まって、一層精錬効果を上げることができる。
【0021】さらに、前記第1誘導溶解炉と第2誘導溶
解炉のいずれかに、誘導加熱と併用して加熱するプラズ
マ加熱手段を設けることもできる。これにより、炉内に
水蒸気を添加したとき、水蒸気を酸化ガス化できる。
【0022】前記第1真空遮断室と第2真空遮断室に
は、溶融体シリコンを保持する誘導加熱炉が設けられる
ことが連続操業を円滑に行うために望ましい。このよう
にすれば、例えば第1真空遮断室の真空遮断手段を閉鎖
して、第1精錬室で真空精錬を終了した溶融シリコンを
第1真空遮断室の誘導加熱炉に保持しておき、第2精錬
室のアルゴン雰囲気を調整することなどが容易にでき
る。第2真空遮断室も同様である。
【0023】前記誘導加熱炉はコイル一体型コールドク
ルーシブル炉であることがるつぼからの不純物の混入を
減少するために望ましい。
【0024】前記第1誘導溶解炉には、スタート時に該
溶解炉の加熱コイル内に黒鉛棒を挿入し、該黒鉛棒を誘
導加熱して前記粒体シリコンを溶解するように、加熱コ
イル内に黒鉛棒を挿入、抽出できる黒鉛棒挿入手段を備
えることが初期溶解を簡易に行うために望ましい。
【0025】すなわち、粉体金属シリコン素材は電気抵
抗が大きいために、第1誘導溶解炉で最初に溶解する場
合に、誘導加熱では加熱され難く溶解が困難である。そ
こでスタート時に加熱コイル内に黒鉛棒を挿入してこの
黒鉛棒を誘導加熱し、この熱でシリコンを溶解する。シ
リコンが溶融すると電気抵抗が減じて誘導加熱ができる
ので、溶融後は黒鉛棒をコイルから引き抜いて誘導加熱
に移行すればよい。
【0026】前記凝固精錬室には、前記第2誘導溶解炉
から連続供給される溶融体シリコンを受け、該溶融体シ
リコンを上部は加熱しながら底部から冷却して連続的に
抽出し一方向凝固させるように、前記第2誘導溶解炉か
ら連続供給される溶融体シリコンを受ける誘導炉と、該
誘導炉の底部から冷却されたシリコンブロックを抽出す
る抽出手段とからなる一方向凝固手段を備えることが望
ましい。
【0027】このようにすれば、ゾーンメルティング効
果によって、真空精錬、酸化精錬によって除去されなか
った残存不純物が溶融体上部のスカルの中に残って精錬
できるので、凝固精錬を簡易な構造で果たすことができ
る。
【0028】前記誘導溶解炉はスカル溶解可能なことが
望ましい。すなわち、スカル溶解によれば、るつぼ壁に
シリコンの凝固殻が形成されるので、この断熱効果によ
りコールドクルーシブルが形成され、かつ不純物の混入
が減少する。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の1実施形態
について具体的に説明する。図1は本発明実施形態の製
造工程のフローチャート、図2は本発明実施形態の太陽
電池用シリコンの製造設備の断面図である。
【0030】まず図1によって、製造工程の全体につい
て説明する。図1において、原料金属シリコンは、通常
の粉砕機で1mm程度の粒度に粉砕される。その後、こ
の粒体シリコンは酸洗処理される。この酸洗処理により
原料金属シリコンに偏析しているFe,Tiなどの不純
物の50%以上が除かれる。
【0031】次に、この酸洗処理された粒体シリコン
は、誘導加熱により溶解されて真空精錬され、Mnなど
の蒸気圧の低い不純物元素が除去される。ついでこの溶
解された溶融体シリコンは、酸化精錬されてC,Bなど
の元素が酸化されて除去される。さらに、溶融体シリコ
ンは凝固精錬されて残存不純物が除かれて純度が上がり
太陽電池用シリコンが得られる。本発明の製造方法で
は、上記の真空精錬、酸化精錬、凝固精錬がシリコンの
溶融の状態で一つの装置内で連続して行われる。以下、
上記真空精錬、酸化精錬、凝固精錬について、図2を用
いて詳細に説明する。
【0032】図2において、最上部の第1精錬室20に
は、真空チャンバ21の内部に第1誘導加熱炉22が配
設され、第1誘導加熱炉22に樋25aを介して前記酸
洗処理された原料粒体シリコンを装入する原料供給装置
25が設けられている。材料供給装置25は、真空チャ
ンバ21の真空度を保持しながら原料シリコンを連続供
給できるようになっている。
【0033】前記第1誘導溶解炉22は、角型水平巻き
のコイル23を横置きにして内側に仕切り23a,23
b,23cが設けられ、この仕切りによりコールドクル
ーシブル24a、24bが形成され、このクルーシブル
の内壁に形成されるスカル上に溶融シリコンを貯めるよ
うになっている。仕切り23a,23b,24cは順次
高さが低くなるようにされ、原料供給により溶解された
溶融シリコンが、るつぼ24aからるつぼ24bにオー
バーフローして流入し、るつぼ24bの仕切り23cを
越えて流出するようにされている。
【0034】真空チャンバ21に黒鉛棒挿入手段27が
設けられ、黒鉛棒28に連結された制御棒29を図示し
ない駆動装置により図の水平方向に移動して、第1誘導
加熱炉22のコイル23内に挿入抽出できるようになっ
ている。これにより、スタート時にコイル23内に黒鉛
棒28を挿入して、誘導加熱される黒鉛棒28の熱によ
り粒体シリコンを溶解するようになっている。
【0035】真空チャンバ21は、図示しない真空ポン
プにより排気口26から排気されて真空になるようにさ
れており、真空チャンバ21の下部には、開口部21a
が開口し、第1真空遮断室30に接続されている。
【0036】第1真空遮断室30の真空チャンバ31は
図示しない真空ポンプにより排気口32から排気されて
真空になるようにされている。真空チャンバ31内に
は、第1誘導加熱炉22のるつぼ24bからオーバーフ
ローする溶融シリコンを受ける位置に誘導溶解炉33が
設けられている。誘導溶解炉33は、スカル溶解する縦
型のコイル一体型のコールドクルーシブルで構成され、
下部に溶融シリコンを流出できるオリフィス34が設け
られている。真空チャンバ31の下部には開口部36を
有する底板35が設けられ底板35の上面が誘導溶解炉
33の底部と気密に接している。底板35にスライドバ
ルブなど真空遮断手段を設けてもよい。
【0037】第2精錬室40は、前記底板35の下面に
接する上部開口部42と第2真空遮断室50に接する下
部開口部を有する真空チャンバ41からなる。真空チャ
ンバ41の内部には、第1真空遮断室30の誘導溶解炉
33のオリフィス34から流出する溶融シリコンを受け
る位置に第2誘導加熱炉44が配設されている。第2誘
導加熱炉44も第1誘導加熱炉22と同様に角型水平巻
きのコイル45を横置きにして内側に仕切り45a,4
5b,45cが設けられ、この仕切りによりコールドク
ルーシブル46a、46bが形成されている。そして、
溶融シリコンは仕切り45b,45cを越えてるつぼ4
6aから46bを経て第2真空遮断室50の誘導溶解炉
33´に流出するようにされている。
【0038】るつぼ46aおよび46bには、底部から
アルゴンガスとともに酸素あるいは水蒸気を供給するガ
スノズルを有するガス導入管48が設けられている。真
空チャンバ41は、図示しない真空ポンプにより排気口
43aから排気されて真空にされ、またガス導入口43
bからアルゴンガスなどが供給されるようになってい
る。
【0039】真空チャンバ41の下部の開口部47が、
第2真空遮断室50に接続されている。第2真空遮断室
50は第1真空遮断室30と同一であるので、同一記号
に´を付した記号を使用し、詳細の説明を省略する。第
2真空遮断室50の真空チャンバ31´も図示しない真
空ポンプにより排気されて真空になるようにされてい
る。
【0040】凝固精錬室60は、上部開口部63が第2
真空遮断室50の底35´の下面に接して配設された真
空チャンバ61からなり、真空チャンバ61の内部に第
2真空遮断室50の誘導溶解炉33´から流出する溶融
シリコンを受ける位置に縦型の誘導加熱炉64が配設さ
れている。真空チャンバ61の下部にはゲートバルブが
設けられた底板65が設けられている。真空チャンバ6
1は排気口63から排気されて真空に保持されるように
なっている。
【0041】誘導加熱炉64は底のないコールドクルー
シブルにされ、第2真空遮断室50の誘導溶解炉33´
のオリフィス34´から流出する溶融シリコンを受ける
ようにされている。誘導加熱炉64の底部は一方向凝固
装置69の引下げ棒67の先端に設けられた受け板66
によりふさがれ、引下げ棒67は底板65に密接した保
持部材68に気密に上下移動できるように保持されてい
る。
【0042】こうして、第2誘導溶解炉44から連続供
給されて誘導加熱炉64により受けられた溶融体シリコ
ンは、上部は加熱された溶融状態で、引下げ棒67によ
り底部から冷却して連続的に下方に引き下げられて一方
向凝固する。これにより、前の精錬により除去されなか
ったFe,Tiなどの残存不純物が上方のスカル中に残
ってシリコンの純度が向上する。
【0043】以下上記本発明実施形態のシリコン製造装
置を使用して、太陽電池用シリコンを製造する方法につ
いて説明する。
【0044】まず、前述したように原料金属シリコン
は、ほぼ1mm以下の粒度に粉砕されて酸洗処理され
る。これにより、偏析しているFe,Tiなどの不純物
金属が除去される。以下の工程は図2に基づいて説明す
る。
【0045】まず第1、第2精錬室20、40と第1、
第2真空遮断室30、50および凝固精錬室60をすべ
て、図示しない真空ポンプにより排気して真空にする。
そして、前記の酸洗処理された粒体を原料供給装置25
に装入し、樋25aを介して第1誘導溶解炉22のるつ
ぼ24aに装入する。この状態でコイル23に通電して
も、粒体シリコンは電気抵抗が高いので誘導加熱による
溶解はできない。そこで、まず黒鉛棒装入手段27を駆
動して黒鉛棒28を第1誘導溶解炉22のコイル23中
に挿入し、コイル23に通電して黒鉛棒28を誘導加熱
し、この熱により原料シリコンを溶解する。
【0046】シリコンが溶解すると、溶融したシリコン
は電気抵抗が減じて誘導加熱されるので、黒鉛棒をコイ
ル23から引き抜く。そして、継続して原料供給装置2
5から原料金属シリコンを装入すると、溶融したシリコ
ンはるつぼ24aからあふれて仕切り23bを越え、る
つぼ24bに流出する。さらに溶融シリコンが増すとる
つぼ24bの仕切り23cを越えて第1真空遮断室30
の誘導溶解炉33内に流出する。
【0047】溶融シリコンが第1真空遮断室30の誘導
溶解炉33に流入してオリフィス34が溶融シリコンに
より塞がれると、第1精錬室20と第2精錬室40の雰
囲気が遮断される。そこで第2精錬室40の真空チャン
バ41にガス導入口43bからアルゴンガスを導入す
る。
【0048】誘導溶解炉33のオリフィス34から流出
した溶融シリコンは第2誘導溶解炉44のるつぼ46a
に流入し、さらにるつぼ46bを充満する。この状態
で、ガス導入管48からアルゴンガスとともに酸素ある
いは水蒸気を、るつぼ46a,46bの底のガスノズル
から溶融シリコンに供給する。これによって、酸化精錬
が行われ、シリコン中のC,Bなどが酸化されて、ガス
あるいはスカムとなって除去される。
【0049】第2精錬室で酸化精錬された溶融シリコン
は、コイル45の仕切り45cを越えて第2真空遮断室
50の誘導溶解炉33´内に流出する。誘導溶解炉33
´のオリフィス34´から流出した溶融シリコンは凝固
精錬室60の誘導溶解炉64に流入する。このとき、引
下げ棒67の先端の受け板66は誘導溶解炉64の上面
に近い位置にある。誘導溶解炉64に溶融シリコンが流
入していくと、それにしたがって引下げ棒67を下方に
移動する。すると溶融シリコンは上方が溶融状態で下方
から凝固し一方向凝固が行われる。これによって、前記
第1、2工程の精錬で除去されなかったFe,Tiなど
の不純物がスカムに残って除去され、純度の高いシリコ
ンのインゴットが得られる。
【0050】引下げ棒67が引き下げられ、凝固精錬さ
れたインゴットが所定の大きさになると、底板65のゲ
ートバルブを閉めて凝固精錬室60の機密を保持した
後、保持部材68を取り外して、新しい一方向凝固装置
69に取り替えて操業を再開する。こうして、連続して
精錬を行うことができる。
【0051】[実施例]以下本発明の1実施例について
説明する。本実施例の原料としては、純度99.0%の
金属シリコンを1mm以下の粒度に粉砕して使用し、こ
れを酸洗処理を行った。
【0052】次に、この酸洗処理した粒体シリコンを、
原料供給装置25から1kg/minの供給量で第1精
錬室20の第1誘導溶解炉24に供給して、真空度10
-4torrに保持して1630℃で溶解して連続操業し
た。
【0053】第2精錬室40における酸化精錬では、真
空度10〜0.1torr、1575℃において、ガス
導入管48からアルゴンと酸素、またはアルゴンと水蒸
気の混合ガスを送気した。
【0054】凝固精錬室60における凝固精錬において
は、炉内径を150mmφにし、ホットトップにより一
方向凝固させた。そして、150mmφ×250mmL
のインゴットが得られたとき、一方向凝固手段69の保
持部材68を取り替えて、新しく操業を継続した。これ
らの一連の精錬工程を経ることにより、このときのトッ
プ切り捨て量は50mmであった。
【0055】上記本実施例の各工程における不純物量の
変化を表1に示す。
【0056】
【表1】
【0057】表に示すように、酸洗処理によりP,M
g,Ca,B,Fe,Ti,などの酸可溶性の金属不純
物は50%以上大幅に低減できた。また、酸洗処理によ
り除かれなかったC,Alなどは真空精練、酸化精錬に
より除去され、続く1回の凝固精錬によって、目標数値
の不純物除去が達成され、太陽電池用シリコンに要求さ
れるシックスナイン以上の純度のシリコンが得られた。
【0058】以上説明したように、本発明の太陽電池用
シリコンの製造方法および装置によれば、溶融状態で連
続操業ができ、所要の純度の太陽電池用シリコンが得ら
れた。これにより、下記の効果が認められた。 1.乾式精錬前に、前置工程で酸洗処理を行うことによ
り粒界に偏析している金属不純物をあらかじめ除去する
ので、従来方法では2回の凝固精錬を必要とした純度の
シリコンが1回の凝固精錬で得られる。 2.誘導加熱炉はコイル一体型コールドクルーシブル炉
であるので、投入電力効率が高いとともに、シリコンス
カル溶解するので、不純物の混入が防止できる。 3.第1、第2誘導溶解炉は、角型水平巻きコイルの複
数るつぼ型なので、反応表面積が拡大され、かつ誘導加
熱により強撹拌が行われるので、反応速度が増し反応時
間を大幅に短縮できる。 4.従来工程のように中間冷却工程がなく、シリコンの
溶融状態のまま全精錬工程を連続で行うので、生産性の
向上と電力源単位の低減ができる。 5.溶湯温度、雰囲気の制御が容易であるので、最適な
反応条件に設定でき、反応時間を短縮し効率化できる。 6.酸化精錬において、溶湯下方から酸素などを吹き込
んでバブリングと水蒸気のプラズマガス化を行うので、
他の方法では除去しにくいBを効率的に除去でき純度を
上げることができる。 7.石英るつぼを使用しないので、不純物の混入を防止
でき、かつコスト低減できる。 8.シリコンの蒸発を抑制でき、製品歩留まりが向上す
る。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の太陽電池用
シリコンの製造方法および装置によれば、工程短縮によ
り生産性が向上し、電力消費量を低減でき、高い製品歩
留まりが得られるので、安価に高純度のシリコンが得ら
れて太陽電池の発達に寄与でき、近年のクリーンエネル
ギー問題の解決に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の太陽電池用シリコンの製造工程のフ
ローチャート
【図2】 本発明の太陽電池用シリコンの製造装置の断
面図
【図3】 従来の太陽電池用シリコンの製造の真空処理
装置の断面図
【図4】 従来の太陽電池用シリコンの製造の酸化処理
装置の断面図
【符号の説明】
1 真空チャンバ、2 樋、3、4 黒鉛ハース、5
水冷銅るつぼ、6、7電子銃、10 真空チャンバ、1
1 石英るつぼ、12 プラズマトーチ、13 樋、1
4 黒鉛鋳型、15 引上げ装置、20 第1精錬室、
21 真空チャンバ、22 第1誘導溶解炉、23 コ
イル、24 るつぼ、25 原料供給装置、26 排気
口、27 黒鉛棒挿入手段、28 黒鉛棒、29 挿入
棒、30 第1真空遮断室、31、31´ 真空チャン
バ、32、32´ 排気口、33、33´ 誘導溶解
炉、 34、34´ オリフィス、35、35´ 底
板、36、36´ 開口部、40 第2精錬室、41
真空チャンバ、42 開口部、43 排気口、44 第
2誘導溶解炉、45 コイル、46 るつぼ、47開口
部、50 第2真空遮断室、60 凝固精錬室、61
真空チャンバ、62排気口、63 開口部、64 誘導
溶解炉、65 底板、66 当て板、67引下げ棒、6
8 保持部材、69一方向凝固装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F27D 11/06 F27D 11/06 B 11/08 11/08 E // C22B 9/04 C22B 9/04 9/22 9/22 (72)発明者 高瀬 真一 神奈川県平塚市田村5893高周波熱錬株式会 社内 (72)発明者 渡辺 裕二 神奈川県平塚市田村5893高周波熱錬株式会 社内 (72)発明者 岡 浩章 様 神奈川県横浜市金沢区福浦2−4−2産機 電業株式会社内 (72)発明者 村上 勝彦 神奈川県横浜市金沢区釜利谷西6−9−20 (72)発明者 森田 一樹 千葉県山武郡成東町成東2582−11 Fターム(参考) 4G072 AA01 BB01 GG03 GG04 HH01 MM08 MM38 RR25 UU02 4K001 AA23 BA23 CA01 DA05 DA06 DB02 EA02 EA03 EA05 FA12 FA14 GA15 GA17 JA01 JA10 4K046 AA01 AA03 BA05 CC01 CC03 CD02 CD04 4K063 AA03 AA12 AA15 AA16 BA03 BA12 CA03 DA06 DA19 FA34 FA56

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料金属シリコンを粉砕した後、該粒体
    シリコンを酸洗処理してFe,Tiなどの酸可溶性金属
    不純物を除去する酸洗精錬と、該酸洗精錬を経た粒体シ
    リコンをコールドクルーシブルにより誘導加熱溶解し
    て、真空中でMnなどの蒸気圧の低い不純物金属を蒸発
    させて除去する真空精錬と、該真空精錬を経た溶融体シ
    リコンをコールドクルーシブルにより誘導加熱溶解し
    て、アルゴンガス中で酸素または/および水蒸気を添加
    してC,Bなどの酸化性不純物を酸化して除去する酸化
    精錬と、該酸化精錬を経た溶融体シリコンをコールドク
    ルーシブルにより誘導加熱溶解し一方向凝固を行ってF
    e,Tiなどの残部不純物を除去する凝固精錬とを溶融
    状態で連続して行うことにより高純度金属シリコンを製
    造することを特徴とする太陽電池用シリコンの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記各精練における溶解は、スカル溶解
    によることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池用シ
    リコンの製造方法。
  3. 【請求項3】 原料金属シリコンを装入する原料装入装
    置と真空中で該原料金属シリコンを溶解する第1誘導溶
    解炉とを備えた真空チャンバからなる第1精錬室と、真
    空あるいはアルゴンガス中で酸素または/および水蒸気
    を添加するガス添加手段が設けられた第2誘導溶解炉を
    備えたチャンバからなる第2精錬室と、真空中で一方向
    凝固させる一方向凝固手段を備えた凝固精錬室とを有
    し、前記第1精錬室と第2精錬室とは第1真空遮断室に
    より連結され、前記第2精錬室と凝固精錬室とは第2真
    空遮断室により連結されたことを特徴とする太陽電池用
    シリコンの製造装置。
  4. 【請求項4】 前記第1真空遮断室と第2真空遮断室の
    いずれかまたは双方には、相隣る精錬室との真空を遮断
    する真空遮断手段が設けられたことを特徴とする請求項
    3に記載の太陽電池用シリコンの製造装置。
  5. 【請求項5】 前記第1誘導溶解炉と第2誘導溶解炉
    は、コイル形状を角型水平巻きとし、該コイルにより仕
    切られて1以上のるつぼが形成されたコイル一体型コー
    ルドクルーシブル炉であることを特徴とする請求項3ま
    たは4に記載の太陽電池用シリコンの製造装置。
  6. 【請求項6】 前記第2誘導溶解炉には酸素または/お
    よび水蒸気を導入するガス導入手段が設けられているこ
    とを特徴とする請求項5に記載の太陽電池用シリコンの
    製造装置。
  7. 【請求項7】 前記第1誘導溶解炉と第2誘導溶解炉の
    いずれかには、誘導加熱と併用して加熱するプラズマ加
    熱手段が設けられていることを特徴とする請求項3から
    6のいずれかに記載の太陽電池用シリコンの製造装置。
  8. 【請求項8】 前記第1真空遮断室と第2真空遮断室に
    は、溶融体シリコンを保持する誘導加熱炉が設けられて
    いることを特徴とする請求項3から7のいずれかに記載
    の太陽電池用シリコンの製造装置。
  9. 【請求項9】 前記誘導加熱炉はコイル一体型コールド
    クルーシブル炉であることを特徴とする請求項9に記載
    の太陽電池用シリコンの製造装置。
  10. 【請求項10】 前記第1誘導溶解炉には、スタート時
    に該溶解炉の加熱コイル内に黒鉛棒を挿入し、該黒鉛棒
    を誘導加熱して前記粒体シリコンを溶解するように加熱
    コイル内に黒鉛棒を挿入抽出できる黒鉛棒挿入手段を備
    えたことを特徴とする請求項3から9のいずれかに記載
    の太陽電池用シリコンの製造装置。
  11. 【請求項11】 前記凝固精錬室には、前記第2誘導溶
    解炉から連続供給される溶融体シリコンを受け、該溶融
    体シリコンを上部は加熱しながら底部から冷却して連続
    的に抽出し一方向凝固させるように、前記第2誘導溶解
    炉から連続供給される溶融体シリコンを受ける誘導炉
    と、該誘導炉の底部から冷却されたシリコンブロックを
    抽出する抽出手段とからなる一方向凝固手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項3から10のいずれかに記載の太
    陽電池用シリコンの製造装置。
  12. 【請求項12】 前記誘導溶解炉はスカル溶解可能なこ
    とを特徴とする請求項3から11のいずれかに記載の太
    陽電池用シリコンの製造装置。
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