JP2002029341A - 自動車の衝撃吸収部材 - Google Patents
自動車の衝撃吸収部材Info
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Abstract
い自動車の衝撃吸収部材を提供する。 【解決手段】 バンパーフェイシア2の内側と車体との
間にバンパーコア3を介在する。バンパーコア3は、熱
可塑性樹脂をブロー成形した中空二重壁構造で中空部を
有するとともに、バンパーフェイシア2の前後方向に対
して起立した側壁7を有し、側壁7の一部を中空部側に
凹ませてリブ状部分12を形成した成形体である。
Description
て外部からの衝撃に対してその衝撃吸収性が要求される
バンパー、ピラーエアコンダクトなどの内部に収納され
る自動車の衝撃吸収部材に関するものである。
有する部材としてはバンパーがある。従来、バンパーフ
ェイシアの内側に衝撃吸収部材と前後のチャンネル部材
から成る角筒状の強度部材を介在させた自動車のバンパ
ーとしては、特開平3−125649号公報に記載され
ているものが知られている。
649号公報に記載されているような自動車のバンパー
にあっては、バンパーフェイシアの内側で衝撃吸収部材
と強度部材とを前後に並べた構造となっているが、バン
パーフェイシアと車体との間隔は狭いので、衝撃吸収部
材と強度部材とを合わせた前後方向の厚みを、外部から
の衝撃吸収のうえで十分にとることは、殊にリヤーバン
パーのようにバンパー自体が浅い彎曲形状のものにおい
て困難である。
バンパーフェイシアなどの表皮材の内部にあって表皮材
への衝撃を吸収する自動車の衝撃吸収部材を、熱可塑性
樹脂をブロー成形した中空二重壁構造で中空部を有する
とともに、表皮材の衝撃方向に対して起立した側壁を有
し、かつ側壁の一部を中空部側に凹ませてリブ状とした
成形体としたことにより、バンパーやピラーの厚みが小
さくても衝撃に対する剛性と変形時の復元性にすぐれた
ものとし、殊に衝撃吸収のストロークが小さいこれらの
部材にあっても、外部からの衝撃吸収性と安全性の向上
を図ることを目的とするものである。
め、本発明の請求項1に係る自動車の衝撃吸収部材は、
ピラーガーニッシュやバンパーフェイシアなどの表皮材
の内部にあって表皮材への衝撃を吸収する自動車の衝撃
吸収部材であって、衝撃吸収部材は、熱可塑性樹脂をブ
ロー成形した中空二重壁構造で中空部を有するととも
に、表皮材の衝撃方向に対して起立した側壁を有し、か
つ側壁の一部を中空部側に凹ませてリブ状とした成形体
であることを特徴とするものである。
撃吸収部材は、請求項1記載の構成において、衝撃吸収
部材の側壁の一部を中空部側に凹ませて形成したリブ状
部分は半円形であり、リブ状部分は衝撃吸収部材の表面
壁または裏面壁の開口端から中空部方向に縮径してい
て、その縮径角αは5〜30°、開口端の半径βは5〜
20mmであることを特徴とするものである。
して、リヤーバンパーを例示している。図1はリヤーバ
ンパーを内側からみた全体の斜視図、図2はバンパーコ
アの正面図、図3は図2のX−X線矢視方向の断面図で
ある。
る。リヤーバンパー1は、表皮材であるバンパーフェイ
シア2と、その内側左右部位に、車体との間に介在して
外部からの衝撃を吸収する衝撃吸収部材であるバンパー
コア3,3をそれぞれ装着して成るものである。バンパ
ーフェイシア2の両側部は、車体の側面に沿うように彎
曲状に形成されており、その彎曲部4,4の内側にはそ
れぞれ車体に対する固着部5を備えている。バンパーフ
ェイシア2は樹脂製である。
ェイシア2の内側からみて右側のバンパーコア3は、熱
可塑性樹脂をブロー成形した中空二重壁構造で中空部6
を有し、かつバンパーフェイシア2の前後方向に対して
起立した側壁7を有する閉じた中空状の成形体である。
このバンパーコア3は、バンパーフェイシア2の内側に
対応する表面壁8と車体(図示せず)に対応する裏面壁
9とをつなぐ凹リブ10が多数形成されている。この凹
リブ10は表面壁8と裏面壁9からそれぞれ中空部6に
向けて突出形成されており、表面壁8と裏面壁9間の略
中間位置で互いに溶着して一体状として溶着板状部11
を形成している。
部6側に凹ませてリブ状部分12が適当な間隔で複数形
成されている。このリブ状部分12は半円形であってバ
ンパーコア3の表面壁8または裏面壁9の開口端から中
空部方向に縮径していて、その縮径角αは5〜30°、
開口端の半径βは5〜20mmである。図示のリブ状部
分12にあっては、表面壁8と裏面壁9の略中間部に板
状部13を形成して補強効果を高くしている。リブ状部
分12を上記数値の範囲に形成することにより、リヤー
バンパー1が受ける衝撃に対するバンパーコア3,3の
緩衝効果が最も高くなることが実験上分かっている。
ブ10は、表面壁8または裏面壁9の開口端から中空部
6方向に縮径していて、その縮径角α′は5〜30°で
あり、開口端の直径β′は10〜40mmである。凹リ
ブ10をこの数値の範囲に形成することにより、リヤー
バンパー1が受ける衝撃に対するバンパーコア3,3の
緩衝効果が最も高くなることが実験上確かめられてい
る。この凹リブ10は長円形であってもよい。
000Kg/cm2〜40000Kg/cm2の熱可塑性
樹脂で構成され、その全体の平均肉厚が0.5mm〜
4.0mmであり、曲げ弾性率と平均肉厚の積が100
0Kg/cm〜10000Kg/cmである。曲げ弾性
率は、JISK7113に準拠し、2号試験片を用い、
引張速度2mm/分で測定される数値である。
て左側のバンパーコア3も、右側のバンパーコア3と形
状が対称となるだけで同構造である。バンパーコア3,
3は、バンパーフェイシア2の内側に接着または粘着に
よる仮付けなどの手段で装着される。
脂としては、高密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタート樹
脂、ポリブチレンテレフタート樹脂、ポリカーボネート
樹脂、アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂
(ABS樹脂)、アクリルニトリル・スチレン樹脂(A
S樹脂)、アクリルニトリル・アクリルゴム・スチレン
共重合体(AAS樹脂)、ポリフェニレンエーテル樹脂
(PPO樹脂)またはこれらのブレンド体などである。
実施の形態として例示したリヤーバンパー1のバンパー
コア3,3のほか、フロントバンパー、ピラー、エアコ
ンダクトなどに衝撃吸収性能を付与するするためにバン
パーフェイシア、ピラーガーニッシュ、トリムなどの表
皮材で覆われた部材であり、この衝撃吸収部材は熱可塑
性樹脂をブロー成形した中空二重壁構造で中空部を有す
るとともに、表皮材の衝撃方向に対して起立した側壁を
有し、かつ側壁の一部を中空部側に凹ませてリブ状部分
を形成した閉じた成形体であるから、バンパー、ピラ
ー、エアコンダクトなどのように厚みが小さい構造であ
っても、外部からの衝撃吸収性と安全性の向上を図るこ
とができる。
0000Kg/cm2〜40000Kg/cm2の熱可塑
性樹脂で構成し、その全体の平均肉厚を0.5mm〜
4.0mm、曲げ弾性率と平均肉厚の積を1000Kg
/cm〜10000Kg/cmとしたものとすることに
より、衝撃に対する剛性と変形時の復元性にすぐれたも
のとなり、さらに、衝撃吸収部材の側壁の一部を中空部
側に凹ませたリブ状部分とすることにより、衝撃球種部
材自体の衝撃吸収機能が飛躍的に向上させることができ
る。
バンパーフェイシアなどの表皮材の内部にあって表皮材
への衝撃を吸収する自動車の衝撃吸収部材を、熱可塑性
樹脂をブロー成形した中空二重壁構造で中空部を有する
とともに、表皮材の衝撃方向に対して起立した側壁を有
し、かつ側壁の一部を中空部側に凹ませてリブ状部分と
した成形体としたことにより、バンパーやピラーの厚み
が小さくても衝撃に対する剛性と変形時の復元性にすぐ
れたものとし、特に衝撃吸収のストロークが小さいこれ
らの部材にあっても、外部からの衝撃吸収性と安全性の
向上を図ることができる。
ンパーを例示し、リヤーバンパーを内側からみた全体の
斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ピラーガーニッシュやバンパーフェイシ
アなどの表皮材の内部にあって表皮材への衝撃を吸収す
る自動車の衝撃吸収部材であって、衝撃吸収部材は、熱
可塑性樹脂をブロー成形した中空二重壁構造で中空部を
有するとともに、表皮材の衝撃方向に対して起立した側
壁を有し、かつ側壁の一部を中空部側に凹ませてリブ状
とした成形体であることを特徴とする自動車の衝撃吸収
部材。 - 【請求項2】 衝撃吸収部材の側壁の一部を中空部側に
凹ませて形成したリブ状部分は半円形であり、リブ状部
分は衝撃吸収部材の表面壁または裏面壁の開口端から中
空部方向に縮径していて、その縮径角αは5〜30°、
開口端の半径βは5〜20mmであることを特徴とする
請求項1記載の自動車の衝撃吸収部材。
Priority Applications (8)
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JP2009023521A (ja) * | 2007-07-20 | 2009-02-05 | Kyoraku Co Ltd | 車両用衝撃吸収体 |
US7618082B2 (en) | 2003-11-28 | 2009-11-17 | Kyoraku Co., Ltd. | Vehicle shock absorber |
US8915536B2 (en) | 2010-05-28 | 2014-12-23 | Kyoraku Co., Ltd. | Impact absorbing member and method of manufacturing the same |
-
2000
- 2000-07-14 JP JP2000215085A patent/JP4464539B2/ja not_active Expired - Lifetime
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