JP2002028791A - 中空軸を製造する装置と方法 - Google Patents
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Abstract
製造に関する。 【解決手段】 向き合った長さ方向の縁部の間で画定さ
れる開放継ぎ目を持つ軸を溶接する方法であって、複数
の別々の場所で軸の表面と接触し、軸に対して内側に向
けられた半径方向の力を加えることにより軸を圧縮する
圧力ローラのアレーの間を通過して、軸をその長さ方向
の軸線に沿って通過させる段階を含む。電気抵抗溶接組
立部品は、軸が前記圧力ローラによって閉じている間に
継ぎ目を溶接する。
Description
を持つ中空軸の製造に関する。
シート材を、開放継ぎ目を持つが目標とする完成軸と実
質的には同じ形である(ここでは、「開放軸」と呼ぶ)
ほぼ円筒構造に形成することを含む。成形は、湾曲した
雌雄の鍛造型を用いた一連の型打ち作業を使用して行う
か、又は、平らなシーを、一連のロールフォーミング機
の間に通して給送し、連続的にシートを湾曲することに
よって行われる。次に、開放継ぎ目を持つ開放軸は、ロ
ールフォーミング機から、開放継ぎ目を閉じて溶接する
溶接機に供給され、閉じた軸が形成される。
す。開放軸10は、1対の円筒形ローラ12及び14の
間に給送され、継ぎ目16を閉じるように両側から圧縮
される。継ぎ目の向き合った縁部20が、ローラ12及
び14から継ぎ目16に加わる力により接触して閉じる
帯域18において、溶接が行われる。図2は、図1のロ
ーラを線II−IIに沿って切断した断面図である。ロ
ーラ12及び14は、互いに平行で、軸10の軸線に垂
直な回転軸22を持つ。図1で示す通り、軸10は、矢
印24で示すその軸線方向に沿って移動する。円筒形ロ
ーラ12及び14は、矢印26及び28で示す方向に回
転する(図1)。ローラ12及び14は、互いにすぐ近
くに隣接し、それらの湾曲面30も互いに近接してい
る。軸10を収容するために、各ローラは、閉じた軸の
断面の半分を画定する溝32をその湾曲面30に持つ。
すなわち、図2のように、軸の軸線に沿って見ると、実
質的に円形の凹みは、軸10を収容して無理やり閉じさ
せ、向き合った縁部20が互いに溶接されることを可能
にしている。
この円形凹部の帯域は、軸が通過して給送される時に軸
の直径の増加を受け入れるために広がる必要があること
は明らかであろう(軸が幅の狭い端部つまり先端を先
に、広い端部つまりバットを後になるように給送される
として)。これは、ローラ12及び14の各々の湾曲し
た円筒形表面30の溝32が、円筒周面のまわりで連続
的に大きくなる必要があるということを意味する。軸が
給送されローラが回転する時に、向き合った溝の間の凹
部が大きくなり、テーパの増大を受け入れる。すなわ
ち、図2から分かる通り、互いに最も離れたローラ12
及び14の所での溝32は、最も近い所での溝に比べて
相当に大きい。開放軸の継ぎ目を閉じるための十分な力
を維持するために、円筒の回転は遅くされる。さもなけ
れば、テーパ軸は、溝の間の増大する凹部により軸のテ
ーパが容易に受け入れられるようになる場所まで、ロー
ラを単に空転させるだけになる。
は、1対のグリップ孔34(図1)において、駆動台車
に設置された1対のジョー(図示しない)により掴まれ
る。台車は、矢印24の方向に沿ってローラから離れる
ように駆動され、ローラ間を通して軸を引張る。ローラ
の抵抗力に打ち勝ちローラを通して軸を引くためには、
大きな力を発生させる必要がある。大きな直径の軸を閉
じるために必要な力が小さな直径の軸を閉じるのに必要
なそれよりも大きいので、この力は、軸のテーパの増大
につれて増加する。ジョーが孔34と先端との間の金属
を裂くことがないように、グリップ孔34は、軸の先端
に十分な構造強度をもたらすため、十分な距離x(図
1)だけ軸の先端から間隔をおいて作られる必要があ
る。
属が溶融し接合部が生成されるように、帯域18の向き
合った縁部20に沿って電流を与えることにより達成さ
れる。しかし連続した溶接を開始できる前に、ジョーが
グリップ孔34を掴める場所に(図1に示すように)ロ
ーラを通して軸を給送する必要がる。これは、必然的
に、完成した軸から切り取る必要のあるかなりの長さの
使用不能な軸が先端近くにあるということである。前記
ローラ12及び14は、必要な一貫した閉じ力を得るた
めに、焼き入れ鋼(または、他の類似の硬化された材
料)で作る必要がある。それらは1つの鉄の固まりから
加工され、適切な硬さにするために加熱及び冷却を施さ
れる。そのようなローラは、その大きさのために正確に
製造することは非常に困難である。焼き入れ処理は、非
常に大きな鉄の固まりを加工し、亀裂が入らないように
一様に加熱及び冷却する必要がある。これらのローラを
製造する過程での不成功率は通常50%であるが、それ
は、ローラの製造を成功させるためのコストが、このよ
うな寸法のスチールローラを加工及び焼き入れするのに
必要な既に高いコストをはるかに超えて増加することを
意味する。
することはまた、現実に作ることができるローラの大き
さに関して、つまり結果的には、圧力ローラを使って開
放軸を閉塞する溶接処理により製作される軸の大きさに
関して、その上限に到達するという欠点を持つ。別の欠
点は、どのような特定の組のローラをとってみても、1
つの型のポール又は軸の製造に限定されるという点であ
る。新しい組のローラを設計及び製造することなしに異
なるテーパ特性を持つポールを作ることはできない。従
って前記処理は、ローラの高いコストが軸あたりのコス
トに反映され、ローラの設計及び製造に関わる時間が短
期間に新しい形状の軸を製造することを妨げるので、小
口注文を実行できるための必要な融通性に欠ける。本発
明の目的は、溶接機械及び従来技術の欠点の少なくとも
いくつかを克服する溶接方法を提供することである。
れた半径方向の力を軸に作用させ、前記の力により閉じ
ている間に継ぎ目を溶接することによって軸の継ぎ目を
閉じる段階を含む、向き合った長さ方向の縁部の間に形
成される開放継ぎ目を持つ軸を溶接する方法を提供す
る。本発明はまた、向き合った長さ方向の縁部の間に形
成される開放継ぎ目を持つ軸を溶接する手段を持ち、内
側に向けられた半径方向の力を軸に作用させる手段と、
前記の力により閉じている間に継ぎ目を溶接する溶接手
段とを含む溶接装置を提供する。内側に向けられた半径
方向の力は、好ましくは軸の表面上で複数の分離した場
所に作用される。溶接手段は、好ましくは電気抵抗溶接
装置を含む。
表面上の複数の分離した場所に作用させる手段は、好ま
しくは、軸が通過給送される開口部を画定する複数の圧
力ローラと、開口部の位置を変化させ、それによって開
口部の寸法を変化させる手段とを含む。随意的に、各々
の組が開口部を画定する、ローラの多くの組を設け、軸
が各々の開口部を順番に連続的に通過する。更に装置
は、内向きの半径方向の力を作用させる手段を通して開
放軸を移動させ、開放軸が連続的に閉じられてその長さ
に沿って溶接されるようにする供給手段を含むことが好
ましい。本発明は、添付の図面を参照し、ただ例示的に
準備された本発明の実施形態の以下の記述により更に解
説される。
台44、中央部46、及び、搬出台48といった主な組
立品を含む本発明による装置は、40として一般に示さ
れている。搬送台42は、溶接される多くの軸を保持
し、搬入台44上にこれらの軸を順番に装荷するために
使用される。1つのそのような軸50が搬送台42の位
置に示されている。図4は、開放軸50を全体図で示
す。軸50は、向き合った縁部56及び58の間に画定
される開放継ぎ目54を持ってほぼ閉じた円筒形に形成
されたシート材料52を含む。開放軸50を形成するた
めに、薄鋼板の1区画が薄鋼板ロールから台形状に切断
され、その寸法が軸の長さ60、軸50の先端62及び
バット64の直径、従って、更に軸50のテーパ角度を
定める。
雄の圧縮成形部材の間の一連の圧縮成型作動により閉じ
た円筒形に形成される。開放軸50で閉じた軸またはポ
ールを製造するために、装置40により、継ぎ目54を
閉じ、向き合った縁部56及び58を互いに溶接する必
要がある。図5は、軸50が搬入台44上に装荷された
時の状況を示す。搬入台は、継ぎ目が最上部に来るまで
軸を回転し、この方向のまま中央部46の方に先端を先
にして軸を搬送する。軸50が中央部46にある時(図
6)、軸は、搬出台48の方に中央部を通過して連続的
に移動しながら、継ぎ目を閉じ、向き合った縁部を互い
に溶接される。
去るための引抜台(図示しない)を駆動する駆動モータ
66を持つ。軸が搬出台(図6及び図7)の中に移動す
ると、閉じた軸全体が搬出台(図7)に位置するまで継
ぎ目が溶接され連続的に閉じられる。それから引抜台は
軸を解放し、軸は、引抜台が次の軸の先端に取りかかる
ために前方に移動できるよう搬出部内で下に降ろされ
(図8)、そして最終的に軸は、次の工程のために搬出
台から搬出されるが(図9)、次の工程の内容は、軸の
最終的な使用目的によって判断されることになる。主な
組立部品の各々を、以下に更に詳細に説明する。
台42である。搬送台は、共通軸70から駆動される5
つのローラチェーン・コンベヤ68を持つ。図11は、
そのようなコンベヤの1つを示す簡略側面図である。コ
ンベヤ68は、軸50を支持する多くのロケータ・ペグ
74を持つチェーン72を含む。図11において、軸5
0のうちの1つの先端62及びバット64が示され、他
の軸のうちの1つの開放継ぎ目20も示されている。チ
ェーン72は、1対のスプロケット76及び78に取り
付けられる。共通駆動軸70が回転する時、軸50は、
駆動軸70の方へ搬送台の上方に運ばれる。前記台の先
端に到達すると軸は、以下に更に詳細に説明する一連の
ステーションとして図10で示されている搬入台44に
配置される。図10では、5つのコンベヤ68のうち4
つのみに装荷された3つの図解された軸が分かる。第5
のコンベヤは、より長尺の軸を保持するために用意され
ている。搬送台は、軸の先端62を位置合わせするため
に位置決定はり80が用意されており、軸が搬入台44
に沿って正しい位置に配置されることを確実にしてい
る。
9に沿って位置する一連のステーション82、84aか
ら84c、86aから86c、及び、88aから88c
として搬入台44の各位置を示す。搬入台は、軸を共に
保持し、継ぎ目が最上部になるように方向付けし、中央
部の方に軸を駆動する4つの異なる型のステーションか
ら成る。4つの異なる型のステーションは、軸が保持さ
れるローラの型によって定められる。第1のステーショ
ン(中央部から最も離れた搬入台44の先端から数え
て)は、長尺軸のバットを保持するのみに使用される無
動力支持ローラ・ステーション82である。
は、継ぎ目が最上部になるまで、その軸線に関して軸を
回転するために使用される方向付けローラ・ステーショ
ン84a、84b、及び、84cである。第3、第4、
及び、第6のステーションは、中央部の方に軸を前進さ
せるために使用される継ぎ目なし動力ローラ・ステーシ
ョン86a、86b、及び、86cである。最後に、第
8、第9、及び、第10のステーションは、継ぎ目を最
上部に保持しながら中央部の方に軸を前進させるために
使用される継ぎ目誘導動力ローラ・ステーション88
a、88b、及び、88cである。
の型を軸の軸線(図示しない)方向に沿って示す立面図
である。図12は、1対の下部ローラ92(最も近いも
のだけが見えている)と1つの上部ローラ94を持つ支
持台枠90を含む無動力支持ローラ・ステーション82
を示す。ローラ92及び94の各々は、軸用に浅いV字
型の支持を備える1対の当接する半円錐台形をしてい
る。これらのローラによって、軸が中央部の方へ軸線方
向に沿って移動することができる。上部及び下部ローラ
92及び94は、ローラ92及び94の間隔を広げたり
狭めたりするために垂直方向に油圧駆動可能な下部ロー
ラ支持組立部品96及び上部ローラ支持組立部品98に
各々取り付けられる。
90と、上部及び下部ローラ支持組立部品96及び98
(異なる型のローラが取り付けられる)とを持ち、10
個のステーションの各々が、他のステーションと独立し
て開かれたり閉じたりできる。方向付けローラ・ステー
ション84において(図13)、下部ローラ支持組立部
品96は、駆動チェーン102によって駆動される4つ
の方向付けローラ100を持つ。方向付けローラ100
は、無動力支持ローラ・ステーション82のローラ92
及び94と交わる方向に取り付けられ、例えば方向付け
ローラの軸線は、軸の軸線と平行である。1対の方向付
け被駆動ローラ104は、ステーション84の上部ロー
ラ支持組立部品に取り付けられる。軸が方向付けローラ
ステーション84a、84b、及び、84cのみによっ
て支えられ、軸表面がローラ100によりその下側と、
ローラ104によりその上部と接触するように上部及び
下部のローラ支持組立部品が合わさる時、これらのロー
ラ100及び104の回転は、軸をそれ自身の軸線周り
に回転させる。
軸の継ぎ目を検知するためにステーション88aの支持
台枠に取り付けられる。継ぎ目が軸周辺部の最上部にあ
ると近接センサ・アレーが検知すると、方向付けローラ
は、軸の正しい方向を維持するために停止される。図1
4は、無動力ステーション82に類似しているが、下部
の1対のローラ108(ここでもまた、図14に1対の
より近いローラのみが見えている)を駆動する下部ロー
ラ支持組立部品94上の駆動モータ106を持つ継ぎ目
なし動力駆動ローラ・ステーション86を示す。このス
テーションの上部ローラ110は駆動されない。
ら延長する継ぎ目誘導114を持つ点を除けば図14の
継ぎ目なし駆動ローラ・ステーション86と同一の、動
力継ぎ目誘導駆動ローラ・ステーション88を示す。方
向付けローラ100及び104(図13)が最上部に軸
の継ぎ目を置く時、軸に係合するためにステーション8
8aの上部及び下部ローラ支持組立部品96及び98が
合わさって、そのため、継ぎ目誘導114が軸の継ぎ目
内に位置し、軸が中央部の方に前進させられる時に軸が
その軸線に関して回転するのを防ぐ。他の2つの動力継
ぎ目誘導駆動ローラ・ステーション88b及び88cも
また、同じ方法で軸に続いて係合する。このことは、以
下で説明する通り、溶接電極が中央部における継ぎ目に
対して正しく位置することを約束する。
センサは、ステーションが軸を受け入れるために正しく
開いていることを測定する。連続作動において、各々の
ステーションは、軸のバットがそのステーションのロー
ラを通過すると開くことになり、従って図3に示す長さ
の軸に対しては、4番目から8番目までのステーション
84a、84c、86b、86c、及び、88aだけが
装荷される軸に対して開かれる必要がある。センサが搬
入台は次の軸を受け取る用意ができたと判断した時、先
行する軸は、まだ第9及び第10のステーション88b
及び88cによって前進させられる工程にあることが可
能である。明らかに、より長尺の軸に対しては、第1、
第2、及び、第3のステーションもまた開く必要があ
る。
ラ上に設置される。次に、方向付けローラ・ステーショ
ン84の上部及び下部ローラ支持組立部品96及び98
は、軸を掴むために共に油圧で駆動される。下部支持組
立部品94が降下する上部支持組立部品96に接触する
ために上方へ動かされると、軸は、おおよそ基準位置ま
で持ち上げられる。基準位置において軸は水平に保持さ
れ、その軸線は、搬入台の線に沿う方向に向けられる。
つまり、全ての平行移動及び回転運動のための基準線
は、軸の中心軸である(そして、中心軸とある角度を持
つ、テーパによって決められる継ぎ目の線ではない)。
空気圧シリンダは、軸の上部表面近くまで近接センサ・
アレー105を降ろす。方向付けローラ100及び10
4は次に、近接センサ・アレー105が継ぎ目が最上部
であると判断するまで、軸をその長さ方向軸線周りに回
転するために回転される。近接センサ・アレーに隣接し
て取り付けられた継ぎ目誘導(図示しない)は、回転滑
りを防止するために継ぎ目内に降ろされる。
ン86b、86c、及び、88aの動力駆動ローラ支持
組立部品96及び98は、上下から軸と係合するために
合わせられ、ステーション88aの継ぎ目誘導114が
軸の継ぎ目内に位置する。方向付けローラ・ステーショ
ンは次に開かれ、それらの開始位置に戻る。ステーショ
ン88aの継ぎ目誘導114がこの時点で継ぎ目を最上
部に保持するであろうから、センサ・アレー105及び
滑り防止のため最初に降ろされた付随する継ぎ目誘導も
また、引き揚げることができる。次に、動力駆動ローラ
・ステーション86b、86c、及び、88aの上部及
び下部のローラ支持組立部品96及び98を駆動する油
圧シリンダは、基準線に沿って軸の中心軸を正確に位置
決めするために作動する。一旦軸が正確に位置される
と、あまりにもきつく掴んで摩擦力が中央ステーション
への軸の平行移動の動きを妨げることのないよう、しか
もしっかりと軸を保持するようにローラ支持組立部品の
油圧は緩められる。
入ってくるまで軸は、動力駆動ステーション86b、8
6c、及び、88aの動力下部ローラによって前進させ
られる。大きな軸の慣性のため、軸を滑らかに中央部4
4内に入れるよう加速及び減速しながらローラは駆動さ
れ、中央部のセンサは、接近を検知し、溶接を開始する
ために軸の先端を正しく位置決めする。軸が前進させら
れると、搬入台ステーションの各々の上部及び下部ロー
ラ支持組立部品が、軸のテーパによって決められる速度
で動き離れる。ステーション88b及び88cは、軸が
これらのステーションに入ると軸に係合するように設定
され、軸を前進させる間、同様に動いて離れるように設
定される。前述の通り、軸のバットが個々のステーショ
ンを通過する時、そのステーションの上部及び下部ロー
ラ支持組立部品は、次の軸を待ち受けるために十分に開
いている。溶接処理は、前述の実施形態における電気抵
抗溶接処理である(適切であれば他の溶接技術も使用で
きるが)。図16は、電気抵抗溶接処理で使用される中
央部の主要構成部品を概略的に示したものである。
ている。図16で概略的に表されている圧力ローラ11
6及び118の配置を通過して軸が矢印24の方向に動
く時、向き合った縁部20の間で画定される開放継ぎ目
16は、力によって閉じられる。ローラの配置は、図1
7の端部立面図及び図18の全体図において更に詳細に
見ることができる。圧力ローラ116及び118は、軸
の外面で内側に向く半径方向の力を発生させるために油
圧で作動される。この圧縮力により向き合った縁部が1
20で示す溶接場所において力によって接触させられ
る。すなわちすぐ上流側に(矢印24の方向と逆の、搬
入台の方向に)、向き合った縁部は、鋭角の「V」字形
を形成する。フィンパス122は、少なくとも所定量で
「V」字形の開口部を維持するために、溶接場所の上流
側の開放継ぎ目内に位置し、所定量は、溶接パラメータ
と、鋼及び他の溶接される材料の特性とに左右されるで
あろう。必要でれば、所要の角度で正しく継ぎ目を閉
じ、必要とされる追加の閉塞力を作用させるために、1
つまたはそれ以上の圧力ローラ、及び/又は、フィンパ
スの配置が準備される。
ンパス122と溶接場所120との間の[V」字の付近
で、向き合った縁部20に隣接する軸の外面に接触す
る。溶接電極は、高周波数の低電圧・高電流電源に接続
される。高電流は、軸の縁部に電極によって加えられ、
選択的に一方の縁部に沿って接触場所(溶接場所12
0)を通過して流れ、他方の縁部に沿って戻る。溶接場
所の局所抵抗は、材料の溶解点以上に温度を上昇させ、
接触する縁部を融かせ、融合させる。直径がより小さい
軸では(またはテーパ軸の先端部では)、電流が「V」
字の縁部に沿うよりもむしろ接触部の間で軸周辺の周り
に流れやすくなる可能性がある。この場合、フィンパス
から延長し、軸の開放継ぎ目を通過して下流に延びる、
すなわち中空開放軸の内部の、アーム上に障害物が置か
れる。障害物は、フィンパスの前方方向に、一般に溶接
電極下方の場所に向かって延長する一般に円筒形体であ
り、フェライト棒で満たされている。これらのロッド
は、軸周辺の誘導フィールドを打ち消すように働いて電
流が周辺から流れ去るのを抑制し、それによって「V」
字の縁部に沿う電流の流れを促す。
力により強化される。そのため、溶解した縁部が押し合
って、軸の上下部で隆起した継ぎ目128を形成する。
隆起した継ぎ目の外側(見える)部分は、まだ柔らかい
うちにスカーファにより除去されるか、後の時点で加工
して除くことが可能である。スカーファは、圧力ローラ
116のすぐ下流側に置かれることが好ましい。ローラ
116(図16及び図17)は、凹部116aを画定す
る階段状表面を持つことを見ることができる。これは、
継ぎ目がローラの下を通過する時、まだ溶けている継ぎ
目を収容するためである。加えられる実際の電流は、溶
接される材料の特性及び軸が電極を通り越して移動する
速度に左右されるであろう。溶接場所120の上方に位
置する高温計(図示しない)は、溶解する材料の色(す
なわち溶接温度)を監視し、電流は、適切な溶接温度を
保つように制御される。
順序は、以下の通りである。先端が中央部に入ってくる
と、フィンパスが軸の継ぎ目内を通過するように正しく
位置決めされることを確実にするために、フィンパス
(もし障害物があればそれも)の位置は固定される。前
述の通り、搬入台の駆動ローラは、中央部内に先端を正
しく位置決めするために軸を加速及び減速する。軸は、
自身の油圧シリンダ132を各々経由した圧力ローラ1
16及び118が装着されているセンタプレート130
(図17及び図18において上流側から見る)の下流側
で先端が突き出た状態で止められる。各々の油圧シリン
ダ132は、センタプレート130における開口部13
6の中心134(図17)に向かってまたは離れる方向
に、付随する圧力ローラ116及び118を放射状に動
かすために独立して作動可能である。
成部品をいくつか省いた中央部を側面図で示す。支持台
枠138は、センタプレート130を装着するために使
用され、このセンタプレート上に、垂直方向に装着され
た圧力ローラ116及び118が、基準線89から等間
隔に配置されているのを見ることができる。図19はま
た、フィンパス122が装着されているフィンパス組立
部品140を示している。フィンパス組立部品は、油圧
シリンダ142により油圧で垂直方向に移動可能であ
る。別のフィンパスまたは継ぎ目誘導144は、搬入台
の方向にフィンパス組立部品140に装着される。溶接
組立部品及び障害物は、わかり易くするために省略され
ている。溶接組立部品は、フィンパス組立部品140と
圧力シリンダ116間の隙間146内に降下される。
示す)は、軸の先端に隣接して位置する1対のグリップ
孔を掴むために作動可能な1対のジョー150を装備し
ている。軸が搬入台に入ってくると引抜台148は、中
央部の方へ搬出台に沿って動き、一旦先端が正しく位置
付けされるとジョー150は、センタプレート130を
ちょうど超えた場所でグリップ孔に係合する。次に、各
圧力シリンダ118(圧力シリンダ116ではない)
は、継ぎ目を閉じるために軸上に集まる。9つのシリン
ダが作用する圧力により接触する縁部が上方に押し上げ
られ、そのため軸は、非常にわずかに「涙形」をした断
面を持つ。最後に、圧力シリンダ116は、接触する縁
部を押し下げるために降下し、円形断面をもたらす。
及び下降される溶接組立部品(図16に電極の周囲を点
線で囲った外形線で概略表示)上に準備される。圧力シ
リンダ116及び118が軸に接触して閉じるまで、溶
接組立部品は、軸表面から離して保持される。次に、油
圧シリンダが軸の表面に向かって溶接組立部品を降下さ
せる。電極は、溶接組立部品と比べて短い距離で空気圧
により作動可能であり、そのため、溶接接触が作られる
か、または壊されるか、溶接組立部品全体を引き込むこ
となしに瞬時にできる。溶接接触をする時、冷却水が溶
接組立部品に加えられ、溶接領域を例えば800から8
50℃で予熱するために、電極に予熱電流を加える信号
が電流発生器に送られる。少し経って(例えば予熱電流
を加えた後、1秒から2秒)、搬出台(図6)上のベク
トル駆動モータ66が起動し、軸の先端を保持している
引抜台を搬出台から離すように加速し始める。引抜台の
加速と同時に、溶接の全電力が溶接電極に送られ、それ
により溶接温度一杯(例えば、1250度から1350
度)に溶接場所を加熱する。
下で駆動される。モータの正確な回転子位置は、中央部
に対して正確な引抜台の位置を決めるために監視され
る。コンピュータは、軸のテーパ特性によってプログラ
ムされており、従って圧力シリンダのアレー、溶接電極
位置、フィンパス位置、及び、各搬入台ステーションに
おいて軸の直径が測定される。引抜台が移動すると圧力
シリンダが、テーパを考慮し、軸を閉じるための十分な
圧力を維持するために必要な正確な速度で外側に移動す
る。同様に、溶接組立部品を制御する油圧シリンダは、
軸の接触を保つために溶接電極を上向きに移動させ、フ
ィンパス及び障害物は、軸の継ぎ目に対するそれらの位
置を維持するために適切な速度で上向きに移動する。搬
入台ステーションのローラ支持組立部品を制御する油圧
シリンダの位置もまた、コンピュータによって制御さ
れ、軸のテーパを考慮して変えられる。
25メートル毎分まで、またそれを超過する速度でも一
般に作動可能である。軸のバットが所定場所を通過する
時に溶接力が取り除かれ、引抜台は、軸全体が搬出台上
に運ばれるまで軸を引き続ける。図20は、搬出台48
の側面図を示す。引抜台148は(中央部の方に向けら
れたジョー150と共に)、1対のスプロケット154
の周囲でチェーン(図示しない)を駆動する駆動モータ
66の作用のもと、チェーンレール152に沿って移動
する。
い)を圧力ローラから離すように直接引き寄せながら基
準線に沿って移動する。軸のバットが中央部の圧力ロー
ラを出て行くと、多くのクレードル・ローラ156は、
クレードル・ローラ上に降下する軸に接触するように上
向きに枢転するため搬出台内に配置された油圧シリンダ
157によって油圧で作動される。次に、ジョー150
は軸から離され、クレードル・ローラ156が図20で
示す位置に再び下げられる。クレードル・ローラが完全
に降下する少し前に軸は、搬出台の底面で1組の被駆動
ローラ158と接触し、それにより軸は、被駆動ローラ
上に移される(図8も参照され度い)。この時点でモー
タ166は、次の軸に備えて、搬出台に引抜台を送り戻
すために反転する。次の軸が引抜台により前方へ引き寄
せられ始めると、次に被駆動ローラは、搬出台の先端か
ら軸を搬送する(図9で示した方法で)ために作動す
る。本発明の装置の作動が高速なため、軸が搬入台上に
積まれるときから搬出台に降下するまでにかかる時間
は、45秒程度である。
使用される制御回路である。シリコン制御整流器(SC
R)160は電源として働く。3相入力電源は、回路遮
断器及び電磁接触器を経由して、ゲート点火シーケン
ス、位相角、及び、タイミングを調節することにより出
力電圧を0%から100%まで制御するサイリスタ・ス
タックに供給される。自動電圧調整器は、直流出力電圧
を安定させ、入力電圧変動から保護する働きをする。S
CR160からの電力は、電圧を高電圧に変圧する主変
圧器(TR)162に供給される。高電圧は、最初に高
周波発振ユニット(HF OSC)164に供給され、
そこで変圧器162からの高電圧交流電源を直流に変換
し、更にこの直流電圧を高周波出力を発生するために発
振器に供給する。次にこの出力は、電源を溶接接触先端
または溶接電極124及び126に加えられる低電圧・
高電流電力に変換する高周波出力変圧器(o/p T
R)166に供給される。
溶接の色を監視し、電極への電源を変化させることで正
しい溶接温度を維持するために、変圧器162の作動を
変化させるプログラムできる論理制御器(三菱製制御
器)170に信号を供給する。プログラムできる産業用
コンピュータ(ギディングス・アンド・ルイス PIC
900)172は、ハードウェア及びソフトウェア部
品を含む。ハードウェアは、中央演算処理装置の制御下
でシステム・ラック、ハードウェア・モジュール、入出
力コネクタを含む。ソフトウェアは、オペレータ入力及
びプログラム命令に応答して命令を作り出すためにタッ
チ・スクリーンのようなオペレータ入出力装置を用いて
対話し、それらの命令がハードウェア出力モジュールに
送られ、ハードウェア出力モジュールは次に、プログラ
ムできる産業用コンピュータに接続された実際の装置を
制御する。
オペレータ・インタフェース174及び176が準備さ
れている。スクリーン174は、(例えば溶接温度のよ
うな)溶接パラメータを変化させて、制御器170の作
動を制御するために使用される。スクリーン176は、
様々な油圧駆動装置、空気圧駆動装置、及び、モータな
ど、PICの制御下にある全ての装置の運動制御を変化
させるPIC172を制御するために使用される。セジ
ェレク・ベクトル駆動ユニット178は、モータ回転速
度またはスリップ・アングル情報、及び、モータ特性モ
デルを、全てのモータ回転速度及び負荷におけるモータ
180の巻線のための最適フィールド指向方向を維持す
る出力波形を計算するために使用する。モータ180
は、200馬力出力を持つ6極、1000回転毎分の4
49TCフレームの大きさのバルドー・モータで、フラ
ンジを装着した遊星歯車箱組立部品である。
計算された引抜台の位置は、搬入台ローラ組立部品、フ
ィンパス組立部品、溶接組立部品、及び、圧力ローラの
位置を制御するために使用される。これらは各々、付随
するAEC(Absolute to Encoder Converter)184
を持つ油圧シリンダ182を使用する。AEC184
は、単一の線形変位トランスデューサの出力を得て、信
号を段階的エンコーダ直角位相(直角位相の方形波)に
変換する。AECは、トランスデューサから2つの位置
を取る。差異つまり変化は、次に油圧シリンダの動きを
制御するのに使用される直角位相パルスに変換される。
このシステムにより、位置に対して0.01ミリメート
ルの精度が可能になる。
動するようにプログラムされ得る。第1モードにおいて
シリンダは、現在の引抜台の位置に必要な設定によりシ
リンダを位置決めするために、線形変位トランスデュー
サからのフィードバックを使用して軸の位置まで従動さ
れる。前述した説明は、このモードに関する。第2モー
ドにおいて圧力ローラは、制御器により開始位置に位置
決めされ、PICは、位置のロックから外れてその代わ
りに開ループ制御に行き、所定の電圧ランプに従って所
定の圧力を油圧供給バルブに加える。軸の如何なる特定
の組に対しても、軸が搬出台を通過する時の正しいロー
ラ圧力を維持するために油圧供給バルブに加えられる圧
力量は、時と共に自然と決めることができる。2つのモ
ードは、様々なシリンダについて互いに独立して使用で
き、例えば同一のモードを、シリンダ全てに使用する必
要はない。例えば、ある限られた数の圧力ローラが先細
の先端を持つ軸に使用される場合、テーパが増すにつれ
て追加のローラを次第にライン上に導入することができ
る。これらの追加ローラは、軸に損傷を与えたり歪める
可能性のある圧力の突然の増加を避けるために、圧力制
御下で作動され得る。
ら、一旦、先端の直径、軸の長さ、及び、バットの直径
がわかると、圧力シリンダ、溶接組立部品、フィンパス
組立部品、及び、搬入台ステーションの正しい位置は、
引抜台の位置に基づいて計算することが可能である。該
システムは、異なる型の軸を溶接でき、このように極め
て汎用性がある。図1及び図2の装置との対比で重要な
更なる利点は、本発明の装置が比較的摩擦がないことで
ある。従来技術の装置は、軸が通過して引き寄せられる
時に軸上でかなりの減速摩擦を発生する。それと比較す
ると本発明の圧力ローラにより作用する力は、ほとんど
全域に亘って半径方向に向けられ、軸が中央部を通過す
る時に圧力ローラが自由に回転するので、軸方向の摩擦
力は最小限になる。これは、低い維持費、低い必要電
力、そして装置の構成部品に歪みを与えないことを意味
する。更に、先端近くのグリップ孔で作用する牽引力が
より少ないので、距離x(図1)をかなり減らすことが
でき、それにより完了した軸をトリミングする時の削り
くずを低減させる。図1の円筒形ローラの寸法もまた、
軸の先端と溶接開始点(グリップがグリップ孔に係合で
きた後にのみ開始できる)との間で生じる最小量の削り
くずを余儀なくさせる。
の一方の側にあり、グリップ孔は、溶接を開始する時に
その反対側にある必要がある。従ってローラの直径は、
軸の先端において溶接されない継ぎ目の長さに重大な影
響を及ぼす。比較上、本発明の実施形態のグリップは、
ちょうど圧力ローラを過ぎた辺りに間隔を取って作るこ
とができ、これらのローラのすぐ前に溶接電極があるこ
とから、削りくずの量を1桁減少させる。更に別の利点
は、本発明の装置及び方法によって製造され得る軸の寸
法が、大きいローラ寸法についての上限によって(図1
の型の装置におけるように)制限されないことである。
単に正しい寸法の十分な数の圧力ローラを準備すること
により、どんな大きさの軸も製作できる。極端なテーパ
は、随意的に溶接の開始時に軸と接触する圧力ローラの
数を減らし、軸の直径が増えるにつれて追加のローラを
導入することにより考慮することが可能である。
断面図である。
よる装置の全体図である。
全体図である。
る段階を示す図3と類似の全体図である。
る段階を示す図3と類似の全体図である。
る段階を示す図3と類似の全体図である。
る段階を示す図3と類似の全体図である。
る段階を示す図3と類似の全体図である。
る。
る。
側面図である。
側面図である。
側面図である。
側面図である。
平面図である。
の正面図である。
の全体図である。
る。
図である。
Claims (38)
- 【請求項1】 向き合った長さ方向の縁部の間に形成さ
れる開放継ぎ目を持つ軸を溶接する方法であって、 前記軸に対して内側に向けられた半径方向の力を加える
ことにより前記軸の前記継ぎ目を閉じる段階と、 前記力により閉じている間に前記継ぎ目を溶接する段階
と、を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項2】 前記内側に向けられた半径方向の力は、
前記軸の表面の複数の別々の場所に加えられることを特
徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記軸は、溶接装置に対して軸の長さ方
向の軸線に沿って移動され、前記継ぎ目は、軸が前記溶
接装置を通過する時に連続的に溶接されることを特徴と
する請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 内側に向けられた半径方向の力を加える
前記段階は、前記軸を、前記継ぎ目が前記装置を通過す
る時に連続的に閉じられるように圧縮部材配置の間を通
過させる段階を含むことを特徴とする請求項3に記載の
方法。 - 【請求項5】 内側に向けられた半径方向の力を加える
前記段階は、前記圧縮部材により前記軸に作用する前記
力を、前記軸が前記圧縮部材を通過する時に制御する段
階を含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。 - 【請求項6】 前記力を制御する前記段階は、前記軸の
テーパを考慮して前記圧縮部材の位置を変動させる段階
を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】 前記力を制御する前記段階は、所定のテ
ーパ・プロフィールに応じて、前記圧縮部材に対する前
記軸の前記長さ方向の位置に応答して前記圧縮部材の前
記位置を変動させる段階を含むことを特徴とする請求項
6に記載の方法。 - 【請求項8】 前記圧縮部材の前記位置は、コンピュー
タの制御下にあり、前記テーパ・プロフィールは、前記
コンピュータに付随するメモリに記憶されることを特徴
とする請求項7に記載の方法。 - 【請求項9】 前記力を制御する前記段階は、前記圧縮
部材により前記軸に作用する前記力を感知する段階と、
前記作用する力を、所定の圧力プロフィールに応じて変
動させる段階とを含むことを特徴とする請求項6に記載
の方法。 - 【請求項10】 前記圧縮部材の前記位置は、コンピュ
ータの制御下にあり、前記圧力プロフィールは、前記コ
ンピュータに付随するメモリに記憶されることを特徴と
する請求項9に記載の方法。 - 【請求項11】 前記軸は、テーパ軸であり、前記軸に
接触する圧力部材の数は、前記軸の前記テーパを考慮し
て変動されることを特徴とする請求項4に記載の方法。 - 【請求項12】 前記圧縮部材は、前記軸の表面に接触
するローラであることを特徴とする請求項4に記載の方
法。 - 【請求項13】 前記ローラは、前記軸が軸の長さ方向
の軸線に沿って移動する時に自由に回転することができ
ることを特徴とする請求項12に記載の方法。 - 【請求項14】 前記継ぎ目の前記溶接は、前記閉じた
軸の表面に形成される隆起した溶接部をもたらし、前記
ローラのうちの前記隆起した継ぎ目を収納する溝を準備
された1つは、前記継ぎ目に沿って前記軸に接触するよ
うに位置されることを特徴とする請求項12に記載の方
法。 - 【請求項15】 前記軸の前記向き合った長さ方向の縁
部は、縁部が接触する場所で「V」字形を形成し、前記
溶接する段階は、溶接が電気抵抗溶接を使用して達成さ
れるように、電流を前記「V」字形の一方の辺から
「V」字型の先端を通過して「V」字型の他方の辺に沿
って通電する段階を含むことを特徴とする請求項1に記
載の方法。 - 【請求項16】 前記「V」字形の角度は、前記半径方
向の閉じる力が加えられる場所の上流側において継ぎ目
の前記向き合った長さ方向の縁部の間に位置するフィン
パス組立部品により維持されることを特徴とする請求項
15に記載の方法。 - 【請求項17】 向き合った長さ方向の縁部の間に形成
される開放継ぎ目を持つ軸を溶接する装置であって、 内側に向けられた半径方向の力を前記軸に加える圧縮手
段と、 前記力により閉じている間に前記継ぎ目を溶接する溶接
組立部品と、を含むことを特徴とする装置。 - 【請求項18】 前記圧縮手段は、前記軸に接触し、前
記内側に向けられた半径方向の力を前記軸の表面の複数
の別々の場所に加えることを特徴とする請求項17に記
載の装置。 - 【請求項19】 継ぎ目が前記溶接組立部品を通過する
時に連続的に溶接されるように、前記軸を前記溶接組立
部品に対して軸の長さ方向の軸線に沿って移動する軸駆
動機構を更に含むことを特徴とする請求項17に記載の
装置。 - 【請求項20】 前記圧縮手段は、継ぎ目が装置を通過
する時に連続的に閉じられるような、前記軸がその間を
移動する圧縮部材装置を含むことを特徴とする請求項1
9に記載の装置。 - 【請求項21】 前記圧縮部材は、一般に円形のアレー
に配置され、各々の圧縮部材は、軸に加える圧縮力を変
動させるために軸に対して半径方向に移動可能であるこ
とを特徴とする請求項20に記載の装置。 - 【請求項22】 前記軸のテーパを考慮して前記圧縮部
材の前記位置を変動させる制御器を更に含むことを特徴
とする請求項21に記載の装置。 - 【請求項23】 前記制御器は、所定のテーパ・プロフ
ィールに応じて、前記圧縮部材に対する前記軸の前記長
さ方向の位置に応答し、前記圧縮部材の前記位置を変動
するようになっていることを特徴とする請求項22に記
載の装置。 - 【請求項24】 前記制御器は、コンピュータであり、
前記テーパ・プロフィールは、前記コンピュータに付随
するメモリに記憶されることを特徴とする請求項23に
記載の装置。 - 【請求項25】 前記制御器が所定の圧力プロフィール
に応じて圧縮部材の位置を変動するようになっている前
記圧縮部材により、前記軸に作用する前記力を感知する
複数のセンサを更に含むことを特徴とする請求項22に
記載の装置。 - 【請求項26】 前記制御器は、コンピュータであり、
前記圧力プロフィールは、前記コンピュータに付随する
メモリに記憶されることを特徴とする請求項25に記載
の装置。 - 【請求項27】 前記軸は、テーパ軸であり、個々の圧
縮部材は、前記軸の前記テーパを考慮して前記軸に接触
したり離れたりすることができることを特徴とする請求
項21に記載の装置。 - 【請求項28】 前記圧縮部材は、前記軸の表面に接触
するローラであることを特徴とする請求項21に記載の
装置。 - 【請求項29】 前記ローラは、前記軸が軸の長さ方向
の軸線に沿って移動する時に自由に回転することができ
ることを特徴とする請求項28に記載の装置。 - 【請求項30】 前記ローラのうち、前記閉じた軸の表
面に形成される隆起した溶接部を収納する溝を準備され
た1つは、前記継ぎ目に沿って前記軸に接触するように
位置されることを特徴とする請求項28に記載の装置。 - 【請求項31】 前記軸の前記向き合った長さ方向の縁
部は、縁部が接触する場所で「V」字形を形成し、前記
溶接する段階は、溶接が電気抵抗溶接を使用して達成さ
れるように、電流を前記「V」字形の一方の辺から
「V」字型の先端を通過して「V」字型の他方の辺に沿
って通電する段階を含むことを特徴とする請求項17に
記載の装置。 - 【請求項32】 前記「V」字形の前記角度がフィンパ
ス組立部品により維持されるように、前記半径方向の閉
じる力が加えられる場所の上流側において前記継ぎ目の
前記向き合った長さ方向の縁部の間に位置するフィンパ
ス組立部品を更に含むことを特徴とする請求項31に記
載の装置。 - 【請求項33】 前記圧縮手段は、各々の組が開口部を
画定し、使用中に前記軸が順番に各々の開口部を連続的
に通過するような多くのローラの組を含むことを特徴と
する請求項17に記載の装置。 - 【請求項34】 溶接前に前記開放軸を受け入れ、前記
継ぎ目を前記溶接組立部品に対して正しく位置決めする
ために前記開放軸を開放軸の長さ方向の軸線に関して回
転させる搬入台を更に含むことを特徴とする請求項17
に記載の装置。 - 【請求項35】 溶接後に前記閉じた軸がその上に受け
入れられる搬出台を更に含むことを特徴とする請求項1
7に記載の装置。 - 【請求項36】 実行されると、向き合った長さ方向の
縁部の間に画定される開放継ぎ目を持つ軸に対して溶接
装置に段階を遂行させる命令を包含する機械読取可能形
式のコンピュータ・プログラム製品であって、前記段階
は、 前記軸の表面上に半径方向に向けられた力を加え、それ
により前記継ぎ目を閉じるようになっている圧縮部材装
置を通過して前記軸を軸の長さ方向の軸線に沿って移動
する段階と、 前記力により閉じている間に前記継ぎ目を溶接する段階
と、 前記軸のテーパを考慮して前記圧縮部材により前記軸に
作用する前記半径方向の力を制御する段階と、を含むこ
とを特徴とするコンピュータ・プログラム製品。 - 【請求項37】 前記半径方向の力を制御する前記段階
は、所定のテーパ・プロフィールに応じて、前記圧縮部
材に対する前記軸の前記長さ方向の位置に応答して前記
圧縮部材の前記位置を変動させる段階を含むことを特徴
とする請求項36に記載のコンピュータ・プログラム製
品。 - 【請求項38】 前記半径方向の力を制御する前記段階
は、前記圧縮部材により前記軸に作用する前記力を感知
する段階と、所定の圧力プロフィールに応じて前記作用
する力を変動させる段階とを含むことを特徴とする請求
項36に記載のコンピュータ・プログラム製品。
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