JP2002028363A - 遊技管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 麻雀など同一種類の遊技設備を備える会員制
の遊技店舗系列において、各遊技者の成績などの遊技情
報を、全国規模で統括して、遊技の管理に寄与するシス
テムを提供すること。 【解決手段】 同一種類の遊技設備を備える会員制の遊
技店舗が多数存在し、各店舗には、会員に関する情報を
入出力する情報端末が備わり、その端末が、無線或いは
有線の通信手段を介して、ホストコンピューターに接続
されているシステムであって、会員の個人情報から、会
員を識別する会員識別手段と、会員の遊技状況から、各
店舗における会員の遊技状況をリアルタイムで出力する
遊技状況処理手段と、会員の遊技結果から、会員全体の
遊技結果を統括して統計処理して出力する会員管理手段
と、会員の遊技結果から、会員各人の遊技成績を統計処
理して個別に出力する個人成績処理手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、麻雀やパチンコ、
各種ゲームなど、同一種類の遊技設備を備える会員制の
遊技店舗が多数存在する遊技を対象とし、その遊技を管
理するシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】麻雀などの遊技において、各遊技者は、
自分の成績、特に、成績の推移や全国規模での成績がわ
かれば、遊技の意欲が向上する。店舗側にとっても、各
遊技者の成績や来店頻度などの遊技情報は、遊技者の管
理と経営に有益である。しかし、そのような遊技者個々
の成績などの情報を管理する技術、特に、全国規模で統
括して管理する技術は、従来にはなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の有する問題点に鑑みて創出されたものであり、その
目的は、麻雀など同一種類の遊技設備を備える会員制の
遊技店舗系列において、各遊技者の成績などの遊技情報
を、全国規模で統括して、遊技の管理に寄与するシステ
ムを提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の遊技管理システムでは、インターネット等
の通信手段を利用して、次のように課題の解決を図る。
すなわち、同一種類の遊技設備を備える会員制の遊技店
舗が多数存在し、各店舗には、会員に関する情報を入出
力する情報端末が備わり、その端末が、無線或いは有線
の通信手段を介して、ホストコンピューターに接続され
ているシステムであって、会員の個人情報から、会員を
識別する会員識別手段と、会員の遊技状況から、各店舗
における会員の遊技状況をリアルタイムで出力する遊技
状況処理手段と、会員の遊技結果から、会員全体の遊技
結果を統括して統計処理して出力する会員管理手段と、
会員の遊技結果から、会員各人の遊技成績を統計処理し
て個別に出力する個人成績処理手段とを備えることを特
徴とする。

【０００５】ここで、会員識別手段を、会員番号をバー
コードで印字した会員カードを、バーコードリーダーで
読み取って、会員番号に対応する会員の個人情報を照会
することで構成して、会員の識別の迅速性と正確性に寄
与させてもよい。

【０００６】会員の遊技状況から、各店舗における会員
の遊技状況をリアルタイムで出力する遊技状況処理手段
を設けて、店舗側の管理に寄与させてもよい。

【０００７】遊技を、麻雀として、遊技状況処理手段で
出力される会員の遊技状況を、各店舗の各卓の各席に着
席している会員名とし、端末から入力される会員の遊技
結果を、各遊技における着順とし、会員管理手段で出力
される会員の遊技情報を、所定の期間内に所定の数の遊
技をした会員を母集団とする成績上位者名とし、個人成
績処理手段で出力される会員の遊技情報を、成績の推移
として、麻雀の店舗の管理と遊技者の意欲向上に寄与さ
せてもよい。

【０００８】麻雀の場合、その成績を、 （３ａ＋２ｂ＋ｃ）／３（ａ＋ｂ＋ｃ＋ｄ） ｛ただし、ａ＝１着の数、ｂ＝２着の数、ｃ＝３着の
数、ｄ＝４着の数｝ で示される勝率で指標して、麻雀の競技性に寄与させて
もよい。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
示した実施例に基づいて説明する。ここでは、遊技とし
て麻雀を挙げるが、本発明は、同一種類の遊技設備を備
える会員制の遊技店舗が多数存在する任意の遊技に適用
することができる。例えば、パチンコであれば、後述の
実施例と同様にして、各店舗の各席に着席している会員
名と、その遊技者の賞球の収支などから、各遊技者の成
績などの情報を管理することができる。なお、実施形態
は、本発明の主旨から逸脱しない限り適宜設計変更可能
なものである。

【００１０】図１は、本発明のシステムの要部を示すブ
ロック図である。会員制の麻雀店舗が多数存在し、各店
舗には、会員に関する情報を入出力する情報端末が、少
なくとも１台備わる。それらの端末は、インターネット
などの無線或いは有線の通信手段を介して、ホストコン
ピューターに接続されている。各端末には、少なくと
も、ホストコンピューターと通信する手段と、会員の個
人情報から、会員を識別する会員識別手段と、会員の遊
技状況から、各店舗における会員の遊技状況をリアルタ
イムで出力する遊技状況処理手段と、会員の遊技結果か
ら、会員全体の遊技結果を統括して統計処理して出力す
る会員管理手段と、会員の遊技結果から、会員各人の遊
技成績を統計処理して個別に出力する個人成績処理手段
を実行するソフトが格納されている。なお、このソフト
の格納は、各端末の固定ディスクに常駐されていても、
端末の起動時にホストコンピューターからＲＡＭ等へダ
ウンロードされる形態でもよい。ここで、遊技状況処理
手段で出力される会員の遊技状況は、少なくとも、各店
舗の各卓の各席に着席している会員名を含み、端末から
入力される会員の遊技結果は、少なくとも、各遊技にお
ける着順を含み、会員管理手段で出力される会員の遊技
情報は、少なくとも、所定の期間内に所定の数の遊技を
した会員を母集団とする成績上位者名を含み、個人成績
処理手段で出力される会員の遊技情報は、少なくとも、
成績の推移を含む。

【００１１】図２は、本発明システムのメインメニュー
を示す説明図であり、各端末のディスプレイに表示され
る。マスタメンテを選択すると、図３に示すマスタメン
テナンスの階層に移行する。ここで、新規登録を選択す
ると、会員を登録する階層に移行する。ある一つの店舗
に訪れた遊技者は、氏名、生年月日、住所、連絡先等の
個人情報を入力して、会員番号を付与してもらう。この
会員番号は、会員を識別する会員識別手段を成すもので
あり、ホストコンピューターに個人情報と対応させて記
憶される。そのため、会員が、会員登録した店舗とは異
なる店舗へ訪れた場合でも、会員識別手段により、その
店舗の端末を介してホストコンピューターへ照会できる
ので、どの店舗でも全く同様に遊技を行うことができ
る。

【００１２】会員番号をバーコードで印字した会員カー
ドを、各会員に配布してもよい。すると、各店舗に設け
たバーコードリーダーで会員カードを読み取って、会員
番号に対応する会員の個人情報をホストコンピューター
に照会することで、会員の識別を迅速かつ正確に行うこ
とができる。

【００１３】所望の店舗に訪れた会員は、まず、ゲーム
登録を行う。それには、各会員が、会員カードを、各卓
の各席に設けられた挿入口に差し込み、各卓に設けられ
たバーコードリーダーで会員カードを読み取られせ、ホ
ストコンピューターに照会することで、会員の識別を行
う。または、店員が、会員カードを、端末に接続された
バーコードリーダーに読み取られせるか、端末に会員番
号を入力する。端末に会員番号を入力して会員登録する
場合は、図２に示したメインメニューで、ゲーム登録を
選択する。すると、図４に示すゲーム登録の階層に移行
する。

【００１４】このゲーム登録の階層で、各卓の各席に着
席する会員の会員番号を入力して、各会員の登録を確定
する。なお、この階層で、ゲームの結果である各会員の
順位を入力して、そのゲームの終了を確定することもで
きる。

【００１５】図２に示したメインメニューで、競技者一
覧または状況確認を選択すると、遊技状況処理手段によ
り、図５に示す競技者一覧の階層、または、図６に示す
状況確認の階層に移行する。図５に示す競技者一覧の階
層で出力される画面表示によると、各卓の各席にどの会
員が着席しているか、店舗全体の状況をリアルタイムで
把握することができる。

【００１６】図６に示す状況確認の階層で出力される画
面表示によると、各卓の各席にどの会員が着席して、各
会員が何着であったかの成績をリアルタイムで把握する
ことができる。また、この画面で、ゲームの結果を入力
したり、データを修正することも可能である。このよう
に、１ゲームが終わる度に着順が入力され、ゲーム結果
処理が行われることで。そのゲームの終了が確定され
る。

【００１７】図２に示したメインメニューで、条件検索
を選択すると、会員管理手段により、図７に示す条件検
索の階層に移行する。会員管理手段は、全会員の遊技結
果から、会員全体の遊技結果を統括して統計処理して出
力する機能を備える。この図７に示す条件検索の階層で
は、検索の対象となる年や月を指定し、抽出する会員の
条件となる成績やゲーム数を指定して入力する。

【００１８】ここで、成績としては、着順を基にして次
式で示される勝率で指標する。 勝率＝（３ａ＋２ｂ＋ｃ）／３（ａ＋ｂ＋ｃ＋ｄ） ｛ただし、ａ＝１着の数、ｂ＝２着の数、ｃ＝３着の
数、ｄ＝４着の数｝ 点数を基にして成績を指標してもよいが、上式による
と、着順のみを変数にしているので、麻雀を競技と見な
すことになるので、健全な競技性が向上する。なお、勝
率の他に、連帯率や偏差値を成績の指標としてもい。

【００１９】図７に示した条件検索の階層で、所望の条
件を選択すると、会員管理手段により、図８に示す検索
結果の階層に移行する。この検索結果の階層で出力され
る画面表示によると、会員の遊技情報として、対象月な
どの所定の期間内に、１０１〜２００ゲームなど所定の
数の遊技をした会員を母集団とする成績上位者を把握す
ることができる。このデータは、成績上位者の表彰など
に利用される。

【００２０】一旦検索されたデータは、ホストコンピュ
ーターに記憶されるので、再び同じ検索をしたい場合
は、端末からホストコンピューターへ照会するのみで、
即時に情報を得られる。例えば、図２に示したメインメ
ニューで、現在順位を選択すると、会員管理手段による
演算を必要とすることなく、図９に示す順位確認の階層
に移行する。この順位確認の階層で出力される画面表示
によると、会員の遊技情報として、所望の期間内に、所
定の数の遊技をした会員を母集団とする成績上位者を把
握することができる。なお、初めて検索を行う場合は、
検索データがホストコンピューターに記憶されていない
ので、図２に示したメインメニューで、現在順位を選択
すると、会員管理手段によって演算が行われた後に、図
９に示す順位確認の階層に移行する。

【００２１】各会員は、端末に会員番号を入力して個人
成績を要求すると、個人成績処理手段により、会員番号
を基にしてホストコンピューターに記憶されている自分
のデータが条件検索されて、遊技成績が個別に統計処理
され、図１０に示す会員個別の勝率の階層に移行する。
この勝率の階層で出力される画面表示によると、自分の
遊技情報として、着順の度数分布や、成績の推移、会員
全体を母集団としての相対評価、その評価に対応したコ
メントを得ることができて、遊技意欲の向上に寄与す
る。

【００２２】図１０に示されるコメントは、図３に示す
マスタメンテナンスの階層で、コメントマスタを選択す
ることで、その文句を入力する階層へ移行する。また、
そのコメントをどの成績の会員に与えるかは、図２に示
したメインメニューで、コメント設定を選択して、図１
１に示すコメント設定の階層へ移行し、そこで、勝率５
４〜５６％など所望の勝率帯を指定して決める。

【００２３】図１２及び１３は、バーコードを用いた制
御を行なう際に利用されるバーコードシートを示すもの
であり、図１２は、メインメニュー制御シートを示す説
明図、図１３は、卓制御シートを示す説明図である。メ
インメニュー制御シートの機能は、図２に示した前述の
メインメニューと同様であり、シートに印刷された複数
のバーコードから、所望のバーコードを選択して読みと
ることで、各バーコードに対応する下層のメニューに移
行することができる。

【００２４】その下層のメニューの一例が、図１３の卓
制御の階層である。各卓のどの席に誰が着席するかや、
卓毎のゲーム処理を、会員カードや卓制御シートのバー
コードを読みとって制御する。

【００２５】

【発明の効果】本発明の遊技管理システムは、以上の構
成を備えるので次の効果を奏する。請求項１に記載のシ
ステムによると、会員制の遊技店舗系列において、各店
舗には、会員に関する情報を入出力する情報端末が備わ
り、その端末が、無線或いは有線の通信手段を介して、
ホストコンピューターに接続されている。そして、会員
の個人情報から、会員を識別する会員識別手段と、会員
の遊技状況から、各店舗における会員の遊技状況をリア
ルタイムで出力する遊技状況処理手段と、会員の遊技結
果から、会員全体の遊技結果を統括して統計処理して出
力する会員管理手段と、会員の遊技結果から、会員各人
の遊技成績を統計処理して個別に出力する個人成績処理
手段とが備わる。そのため、各遊技者は、自分の成績、
特に、成績の推移や全国規模での成績を容易に知ること
ができ、遊技の意欲が向上する。また、店舗側にとって
は、各遊技者の成績や来店頻度などの遊技情報を簡易に
知ることができるので、遊技者の管理と経営に寄与す
る。特に、各店舗に備わる端末がホストコンピューター
に接続されていることで、店舗及び会員の双方が、全国
規模の所望のデータを即座に得られる利点がある。

【００２６】請求項２に記載のシステムによると、会員
識別手段が、会員番号をバーコード化してあるので、会
員の識別を迅速にかつ正確に行うことができる。

【００２７】請求項３に記載のシステムによると、各店
舗における会員の遊技状況がリアルタイムで出力される
ので、店舗側の管理が容易になる。

【００２８】請求項４に記載のシステムによると、麻雀
遊技において、遊技状況処理手段で、各店舗の各卓の各
席に着席している会員が把握され、会員管理手段で、所
望の対象から成績上位者を検索できるので、店舗側にと
っては、遊技者の管理に寄与し、他方、個人成績処理手
段で、遊技者各人の成績の推移を検知できるので、遊技
者にとっては意欲向上に寄与する。

【００２９】請求項５に記載のシステムによると、麻雀
の成績を単純な勝率で指標できるので、麻雀の競技性に
寄与する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のシステムの要部を示すブロック図

【図２】本発明システムのメインメニューを示す説明図

【図３】マスタメンテナンスの階層を示す説明図

【図４】ゲーム登録の階層を示す説明図

【図５】競技者一覧の階層を示す説明図

【図６】状況確認の階層を示す説明図

【図７】条件検索の階層の階層を示す説明図

【図８】検索結果の階層を示す説明図

【図９】順位確認の階層を示す説明図

【図１０】会員個別の勝率の階層を示す説明図

【図１１】コメント設定の階層を示す説明図

【図１２】メインメニュー制御シートを示す説明図

【図１３】卓制御シートを示す説明図

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】同一種類の遊技設備を備える会員制の遊技
   店舗が多数存在し、 各店舗には、会員に関する情報を入出力する情報端末が
   備わり、その端末が、無線或いは有線の通信手段を介し
   て、ホストコンピューターに接続されているシステムで
   あって、 会員の個人情報から、会員を識別する会員識別手段と、 会員の遊技結果から、会員全体の遊技結果を統括して統
   計処理して出力する会員管理手段と、 会員の遊技結果から、会員各人の遊技成績を統計処理し
   て個別に出力する個人成績処理手段とを備えることを特
   徴とする遊技管理システム。
2. 【請求項２】会員識別手段が、 会員番号をバーコードで印字した会員カードを、バーコ
   ードリーダーで読み取って、会員番号に対応する会員の
   個人情報を照会することである請求項１に記載の遊技管
   理システム。
3. 【請求項３】会員の遊技状況から、各店舗における会員
   の遊技状況をリアルタイムで出力する遊技状況処理手段
   を備える請求項１または２に記載の遊技管理システム。
4. 【請求項４】遊技が、麻雀であり、 遊技状況処理手段で出力される会員の遊技状況が、各店
   舗の各卓の各席に着席している会員名であり、 端末から入力される会員の遊技結果が、各遊技における
   着順であり、 会員管理手段で出力される会員の遊技情報が、所定の期
   間内に所定の数の遊技をした会員を母集団とする成績上
   位者名であり、 個人成績処理手段で出力される会員の遊技情報が、成績
   の推移である請求項１ないし３に記載の遊技管理システ
   ム。
5. 【請求項５】麻雀における成績が、 （３ａ＋２ｂ＋ｃ）／３（ａ＋ｂ＋ｃ＋ｄ） ｛ただし、ａ＝１着の数、ｂ＝２着の数、ｃ＝３着の
   数、ｄ＝４着の数｝ で示される勝率である請求項４に記載の遊技管理システ
   ム。