JP2002028237A - 穿刺具 - Google Patents
穿刺具Info
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Abstract
針体の針先を収納することができ、廃棄処理等に際し安
全性の高い穿刺具を提供すること。 【解決手段】穿刺具1は、針体2と、針体2の基端部に
固定されたハブ3と、針体2の針先21を収納可能なプ
ロテクタ4と、プロテクタ4が針体2の針先21を収納
したとき、さらに先端方向に向かって移動するのを規制
する規制手段5と、コイルバネ(付勢部材)6とを備え
ている。規制手段5は、可撓性を有する長尺の第1の連
結部材51と第2の連結部材52とで構成され、それぞ
れ、ハブ3とプロテクタ4とを連結し、互いに巻き方向
が反対となるよう螺旋状に、針体2の外周部に配設され
ている。プロテクタ4が針体2の針先21を収納したと
き、第1の連結部材51と第2の連結部材52とは、そ
れぞれ、緊張状態となり、針体2の外周に巻き付き、針
体2をほぼ同等の力で締め付ける。
Description
の際に血管に穿刺して使用される穿刺具に関する。
どには、シリンジの先端部に注射針を装着し、注射針を
患者の血管に穿刺しこれを行う。このような注射針は、
先端に鋭利な針先を有する針(針体)と、針の基端に固
着されたハブとで構成されている。
えるプランジャを操作し、シリンジ内部に血液を吸引す
る。また、患者に薬液を投与する場合には、プランジャ
を操作し、シリンジ内部に収納された薬液を患者の血管
内に注入する。
終了した注射針およびシリンジは、不要となるため、そ
れぞれ別個に廃棄に供されるが、注射針をそのまま廃棄
すると、廃棄作業者等が誤って針先で指等を刺すという
事故が起きるおそれがある。特に、針の表面や内部に
は、血液が付着、残留しているため、このような誤刺に
より、感染を起こすおそれもある。
プを被せて破棄するなどの対策がとられている。
被せる作業に際しても、針に付着、残留している血液が
作業者の手に着いたり、針先で作業者の手を刺したりし
ないようにするために、細心の注意を払わねばならず、
使用後の注射針の廃棄処理に多大な手間を要するという
問題がある。
が簡単であり、また簡単な操作で使用後の針体の針先を
収納することができ、廃棄処理等に際し安全性の高い穿
刺具を提供することにある。
(1)〜(10)の本発明により達成される。
と、前記針体の基端部に固定されたハブと、前記針体に
対し相対的に移動可能に設置され、前記針体の針先を収
納可能なプロテクタと、前記プロテクタが前記針体の針
先を収納したとき、さらに先端方向に向かって移動する
のを規制する規制手段とを有し、前記規制手段は、可撓
性を有する長尺の第1の連結部材と第2の連結部材とで
構成され、該第1の連結部材と該第2の連結部材とは、
互いに巻き方向が反対となるよう螺旋状に、前記針体の
外周部に配設されていることを特徴とする穿刺具。
連結部材とは、ほぼ同じ長さに設定されている上記
(1)に記載の穿刺具。
連結部材とは、巻き数がほぼ同じである上記(1)また
は(2)に記載の穿刺具。
連結部材とは、それぞれ、伸び率が150%以下の材料
で構成されている上記(1)ないし(3)のいずれかに
記載の穿刺具。
2の連結部材は、それぞれ、前記プロテクタと前記ハブ
とを連結している上記(1)ないし(4)のいずれかに
記載の穿刺具。
を収納したとき、前記第1の連結部材と前記第2の連結
部材とは、それぞれ、緊張状態となる上記(1)ないし
(5)のいずれかに記載の穿刺具。
を収納したとき、前記第1の連結部材と前記第2の連結
部材とは、それぞれ、前記針体の外周に巻き付き、前記
針体をほぼ同等の力で締め付ける上記(1)ないし
(6)のいずれかに記載の穿刺具。
先が先端方向に向かって通過するのを阻止するシャッタ
ー部材を備えている上記(1)ないし(7)のいずれか
に記載の穿刺具。
に設置され、前記プロテクタが前記ハブの近傍に位置し
ているとき、前記プロテクタを先端方向に向かって付勢
する付勢部材を有する上記(1)ないし(8)のいずれ
かに記載の穿刺具。
係合する係合手段を有する上記(1)ないし(9)のい
ずれかに記載の穿刺具。
のとして、針体(針)の針先を収納可能なプロテクタを
備える注射針が考えられる。この注射針は、先端部に鋭
利な針先を有する針体と、針体の基端部に固定されたハ
ブと、針体に対し相対的に移動可能に設置された前記の
プロテクタと、プロテクタとハブとを連結する1本のヒ
モとを有している。また、ヒモは、螺旋状に、針体の外
周部に配設されている。
を先端方向に向かって移動させ、プロテクタ内に針体の
針先を収納すると、ヒモが緊張状態で針体の外周に巻き
付き、これにより、プロテクタがそれ以上先端方向に向
かって移動するのを防止する。
な欠点を有する。すなわち、プロテクタは、針体に対し
て相対的に回転可能であり、例えば、プロテクタが、針
体の針先を収納した状態で、ヒモの針体への巻き数が減
少する方向に、針体に対して相対的に回転すると、必要
以上に先端方向へ移動し、針体の針先から離脱して(外
れて)しまう場合がある。
消するために、プロテクタとハブとを連結する2本の長
尺の連結部材を、互いに巻き方向が反対となるよう螺旋
状に針体の外周部に配設することにより、プロテクタの
針体に対する相対的な回転を実質的に防止できることを
見い出し、本発明を完成するに至った。
適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
刺具を注射針に適用した場合の実施形態を示す縦断面図
である。なお、以下の説明では、図1および図2中の右
側を「基端」、左側を「先端」と言う。
に鋭利な針先21を有する針体2と、この針体2の基端
部に固定されたハブ3と、この針体2に対し相対的に移
動可能に設置され、針体2の針先21を収納可能なプロ
テクタ4と、このプロテクタ4が針体2の針先21を収
納したとき、さらに先端方向へ向かって移動するのを規
制する規制手段5と、プロテクタ4がハブ3の近傍に位
置しているとき、プロテクタ4を先端方向へ向かって付
勢するコイルバネ(付勢部材)6とを備えている。以
下、各部の構成について説明する。
レス鋼、アルミニウムまたはアルミニウム合金、チタン
またはチタン合金のような金属材料で構成されている。
針体2の先端部には、鋭利な針先21が形成されてい
る。この針先21の形状は特に限定されず、本実施形態
では、針体2の軸線に対し所定角度傾斜した刃面を有す
る形状をなしている。
(固定)され、針体2の内腔とハブ3の内部とが連通し
ている。
は、例えば、カシメ、融着(熱融着、高周波融着等)、
接着剤による接着等の方法が挙げられる。
ましくは透明(無色透明)、着色透明または半透明の樹
脂で構成され、内部の視認性が確保されている。
径および内径が漸増するテーパ状をなしている。このテ
ーパ状部分には、例えば、シリンジ(図示しない)の先
端部が挿入され、穿刺具1がシリンジに装着される。
たフランジ31が形成されている。例えば、シリンジに
穿刺具1を装着する操作の際に、フランジ31に指を引
っ掛けてこの操作を行うこともできる。
って突出した凸部33が形成されている。この凸部33
は、後述するプロテクタ本体41に形成された凹部44
に係合する。
の構成材料は、特に限定されず、それぞれ、例えば、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポリ塩化
ビニル、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリメチルメタ
クリレート、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等の
ポリエステル、アクリル系樹脂、ABS樹脂、AS樹
脂、アイオノマー、ポリアセタール、ポリフェニレンサ
ルファイド、ポリエーテルエーテルケトン等の各種樹脂
材料が挙げられる。
れたプロテクタ本体41と、後述するシャッター部材
(シャッター手段)47とを備えている。プロテクタ本
体41の中心部には、針体2が挿通される針体通路42
が、プロテクタ本体41の基端側から先端まで貫通して
形成されている。
り、針体通路42の内径は、針体2の外径と等しいか、
またはそれより若干大きい値に設定されている。
体通路42が拡径した空間43が形成されている。
凸部33に対応した形状の凹部44が形成されている。
プロテクタ4を最も基端側に位置させ、凸部33と凹部
44とを係合する。これにより、ハブ3とプロテクタ4
とは接合した状態、すなわち、図1に示す状態(以下、
この状態を「組み立て状態」と言う。)となる。
4とハブ3とを係合する係合手段が構成される。このよ
うな凸部33と凹部44との係合は、ハブ3に対してプ
ロテクタ4を相対的に若干回転させることにより、例え
ば、ハブ3を固定し、プロテクタ4の上部を図1中、紙
面奥側に向かって若干回転させることにより、解除する
ことができる。なお、穿刺具1は、この組み立て状態で
使用される。
通路42の途中には、針体通路42を拡径した収納空間
45が形成されている。この収納空間45内には、後述
するシャッター部材47が収納される。
基端側に位置する針体2の針先21が先端方向に向かっ
て通過するのを阻止する機能を有する。このシャッター
部材47は、くの字状に折り曲げられた板状の弾性片で
構成されている。
が変わることによって、針体2が針体通路42を挿通
(貫通)可能な第1の姿勢(図1に示す姿勢)と、針体
2の針先21の通過を阻止する第2の姿勢(図2に示す
姿勢)とに変形(変位)する。
その一端部が針体2の外周部に当接している。また、第
2の姿勢では、収納空間45内において広がり(折り曲
げ角度が増大し)、針先21の通過を阻む。
1の通過を阻止し得るものであれば、いかなるものでも
よく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブ
タジエン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレ
フィン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリスチレ
ン、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポ
リアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート等のポリエステル、アクリル系樹脂、A
BS樹脂、AS樹脂、アイオノマー、ポリアセタール、
ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケ
トン等の各種樹脂材料、ステンレス鋼、アルミニウム合
金、銅または銅系合金、チタンまたはチタン合金等の各
種金属材料等が挙げられる。
材として、コイルバネ6が設置されている。
3の近傍に位置しているとき、すなわち、組み立て状態
では、空間43内に圧縮状態で設置され、その両端部が
それぞれハブ3およびプロテクタ本体41に当接してい
る。これにより、コイルバネ6は、プロテクタ4を先端
方向に向かって付勢している。
と、コイルバネ6は、自らの弾性力により、伸張してプ
ロテクタ4を先端方向に向かって移動させる。これによ
り、プロテクタ4は、針体2の針先21をより確実かつ
円滑に収納することができる。
応じて省略することができる。この場合、例えば、プロ
テクタ本体41を手で把持して操作者がプロテクタ4を
先端方向に向かって移動させるようにしてもよいし、穿
刺具1を鉛直下方に向け、プロテクタ4の自重によりプ
ロテクタ4を先端方向に向かって移動させるようにして
もよい。
体2の針先21を収納したとき、すなわち、図2に示す
状態(以下、この状態を「針先収納状態」と言う。)の
とき、さらに先端方向に向かって移動するのを規制する
規制手段5を有している。
第2の連結部材52とで構成されている。これらの第1
の連結部材51および第2の連結部材52は、ぞれぞ
れ、可撓性を有する長尺の部材(例えば、ヒモ、ベルト
等)で構成され、その基端はハブ3の先端部に、その先
端はプロテクタ4(プロテクタ本体41)に固着されて
いる。
52のプロテクタ4およびハブ3に対する固着方法とし
ては、例えば、埋入、融着、接着剤による接着等の方法
を用いることができる。
結部材52は、互いに巻き方向が反対となるよう螺旋状
に、針体2の外周部に配設されている。
52は、組み立て状態(図1参照)では、空間43内に
おいて弛緩した状態で、針体2の周りに緩やかに巻き付
いている。このように、第1の連結部材51および第2
の連結部材52は、空間43内に収納され、外部に露出
していないので、例えば、患者に対する採血や薬液の投
与の操作や、プロテクタ4内に針体2の針先21を収納
する操作等に際して、第1の連結部材51および第2の
連結部材52が、操作者の手等に当たって邪魔になるよ
うなことが防止される。これにより、穿刺具1の操作性
が低下するのを防止することができる。
の連結部材52とは、ほぼ同じ長さ、ほぼ同じ巻き数に
設定され、針先収納状態では、それぞれ、針体2の外周
に巻き付き、緊張状態となるように構成されている。
かって移動し、針先収納状態(図2参照)となると、第
1の連結部材51および第2の連結部材52は、それぞ
れ、ピンと張られるため、それ以上プロテクタ4がハブ
3から離間することができず、よって、プロテクタ4が
先端方向に向かって移動するのを規制(阻止)する。す
なわち、プロテクタ4が針体2の針先21から離脱する
(外れる)ことが防止される。
部材51と第2の連結部材52とは、針体2をほぼ同等
の力で、かつ、互いに逆方向に締め付けるため、プロテ
クタ4の針体2に対する相対的な回転が実質的に防止
(阻止)される。すなわち、例えば、針体2が固定され
た状態で、プロテクタ4の上部が図2中、紙面手前側に
回転しようとすると、第2の連結部材52は、それ以上
伸張することができないため、針体2をさらに強く締め
付け、プロテクタ4が回転するのを実質的に防止(阻
止)する。逆に、例えば、針体2が固定された状態で、
プロテクタ4の上部が図2中、紙面奥側に回転しようと
すると、第1の連結部材51は、それ以上伸張すること
ができないため、針体2をさらに強く締め付け、プロテ
クタ4が回転するのを実質的に防止(阻止)する。この
ため、プロテクタ4は、針先収納状態では、針体2に対
していずれの方向にも相対的に回転することが実質的に
防止される。
は、プロテクタ4が針体2に対して相対的に回転するの
を完全に防止するのみならず、自由に制限なく(例えば
360°以上)回転するのを防止することを含む。すな
わち、第1の連結部材51および第2の連結部材52の
針体2への巻き数が大幅に減少しない程度であれば、プ
ロテクタ4が針体2に対して若干回転することを許容す
るものである。
タ4の針体2に対する相対的な回転が実質的に防止され
ることにより、第1の連結部材51および第2の連結部
材52の緊張状態が保持されるため、プロテクタ4を所
定位置、すなわち、針先収納状態の位置により確実に止
めることができる。
針先収納状態において、第1の連結部材51および第2
の連結部材52の緊張状態が保持されることにより、プ
ロテクタ4の先端方向への移動の規制や、プロテクタ4
の針体2に対する相対的な回転の実質的な防止がなされ
る。
2の連結部材52は、それぞれ、伸び率が小さい材料で
構成されているのが好ましい。すなわち、伸び率として
は、特に限定されないが、例えば、150%以下である
のが好ましく、100〜110%程度であるのがより好
ましい。第1の連結部材51および第2の連結部材52
を、伸び率が前記の範囲内の材料で構成することによ
り、針先収納状態において、プロテクタ4の先端方向へ
の移動の規制や、プロテクタ4の針体2に対する相対的
な回転の実質的な防止がより確実になされる。
チレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネ
ート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリアセタ
ール、ポリフェニレンサルファイド等の樹脂材料、カー
ボンファイバー、合成繊維、天然繊維、ステンレス等の
各種金属材料、もしくはカーボン繊維複合材料、ガラス
繊維複合材料、充填材配合材料などの強化複合材料等が
挙げられる。
結部材52として金属線を用いる場合には、例えば、前
述した樹脂材料で被覆したものを用いることができる。
結部材52の巻き数としては、特に限定されないが、例
えば、3〜30程度であるのが好ましい。第1の連結部
材51および第2の連結部材52の巻き数が前記の下限
値より少ないと、第1の連結部材51および第2の連結
部材52の伸び率が比較的大きい場合には、プロテクタ
4の針体2に対する相対的な回転を実質的に防止できな
いことがある。一方、第1の連結部材51および第2の
連結部材52の巻き数が前記の上限値より多いと、第1
の連結部材51および第2の連結部材52の体積が増大
し、組み立て状態とする際に嵩張り、空間43内に収納
するのに不利である。
て、図1および図2に基づいて詳細に説明する。
す状態)とし、ハブ3の基端部にシリンジ(図示せず)
の先端部を挿入し、穿刺具1をシリンジに装着する。こ
の状態で、針体2を患者の血管(静脈または動脈)に穿
刺し、シリンジが備えるプランジャを操作し、患者に対
して血液の採取あるいは薬液を注入する。
了すると、針体2を患者の血管から抜き取る。
方の手でプロテクタ4を把持し、ハブ3に対してプロテ
クタ4の上部を図1中、紙面奥側に向かって若干回転さ
せる。これにより、凸部33と凹部44との係合が解除
される。
は、その弾性力により伸張し、プロテクタ4を先端方向
に向かって移動させる。
が針体2の針先21を通過するまでは、シャッター部材
47は、前記第1の姿勢を維持し、その一端部が針体2
の外周面に当接する(図1参照)。
し、収納空間45が針体2の針先21を通過すると、シ
ャッター部材47は、自らの弾性力により、収納空間4
5内で開き、その一端部が収納空間45の底部に当接す
る。これにより、シャッター部材47は、第2の姿勢と
なる(図2参照)。
姿勢となると、針体2の針先21が先端方向へ移動しよ
うとしても、針先21にシャッター部材47が当接し、
それ以上先端方向へ移動することができない。
よび第2の連結部材52は、それぞれ、針体2の外周に
巻き付き、緊張状態となり、針体2をほぼ同等の力で、
かつ、逆方向に締め付ける。この状態では、プロテクタ
4が針体2に対していずれの方向にも相対的に回転する
のが実質的に防止される。これにより、プロテクタ4
は、針先収納状態から、さらに先端方向に向かって移動
することが規制される。すなわち、プロテクタ4は、針
体2の針先21から離脱する(外れる)ことが防止され
る。
れたら、ハブ3に装着しているシリンジを取り外し、穿
刺具1とシリンジとを分離する。そして、穿刺具1およ
びシリンジは、それぞれ別個に廃棄に供される。この穿
刺具1は、針先21がプロテクタ4内に収納されてお
り、特に、針先21がプロテクタ4の先端から突出する
ことや、プロテクタ4が針先21から外れてしまうこと
がないため、廃棄処理を行なう者等が針先21で誤って
手指等を刺すという事故が防止される。
ついて説明したが、本発明は、これらに限定されるもの
ではなく、穿刺具を構成する各部は、同様の機能を発揮
し得る任意の構成のものと置換することができる。
らず、例えば、留置針(外針)と組み合わせて用いる留
置針組立体にも適用することができる。
単な構成、簡単な操作で、プロテクタ内に針体の針先を
収納することができる。
材を、針体の外周部に互いに巻き方向が反対となるよう
螺旋状に配設したことにより、回転を実質的に防止し、
プロテクタをより確実に所定位置に止めることができ
る。
た場合には、一旦プロテクタ内に収納された針先が再度
プロテクタの先端から突出するのが確実に防止され、廃
棄処理等に際し安全性が高い。
実かつ円滑にプロテクタ内に針体の針先を収納すること
ができる。
形態(組み立て状態)を示す縦断面図である。
形態(針先収納状態)を示す縦断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 先端部に鋭利な針先を有する針体と、 前記針体の基端部に固定されたハブと、 前記針体に対し相対的に移動可能に設置され、前記針体
の針先を収納可能なプロテクタと、 前記プロテクタが前記針体の針先を収納したとき、さら
に先端方向に向かって移動するのを規制する規制手段と
を有し、 前記規制手段は、可撓性を有する長尺の第1の連結部材
と第2の連結部材とで構成され、該第1の連結部材と該
第2の連結部材とは、互いに巻き方向が反対となるよう
螺旋状に、前記針体の外周部に配設されていることを特
徴とする穿刺具。 - 【請求項2】 前記第1の連結部材と前記第2の連結部
材とは、それぞれ、伸び率が150%以下の材料で構成
されている請求項1に記載の穿刺具。 - 【請求項3】 前記第1の連結部材および前記第2の連
結部材は、それぞれ、前記プロテクタと前記ハブとを連
結している請求項1または2に記載の穿刺具。 - 【請求項4】 前記プロテクタが前記針体の針先を収納
したとき、前記第1の連結部材と前記第2の連結部材と
は、それぞれ、緊張状態となる請求項1ないし3のいず
れかに記載の穿刺具。 - 【請求項5】 前記プロテクタが前記針体の針先を収納
したとき、前記第1の連結部材と前記第2の連結部材と
は、それぞれ、前記針体の外周に巻き付き、前記針体を
ほぼ同等の力で締め付ける請求項1ないし4のいずれか
に記載の穿刺具。 - 【請求項6】 前記プロテクタは、前記針体の針先が先
端方向に向かって通過するのを阻止するシャッター部材
を備えている請求項1ないし5のいずれかに記載の穿刺
具。 - 【請求項7】 前記ハブと前記プロテクタとの間に設置
され、前記プロテクタが前記ハブの近傍に位置している
とき、前記プロテクタを先端方向に向かって付勢する付
勢部材を有する請求項1ないし6のいずれかに記載の穿
刺具。
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JP2002028237A true JP2002028237A (ja) | 2002-01-29 |
JP4464540B2 JP4464540B2 (ja) | 2010-05-19 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007215900A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Kaneka Corp | 長尺状医療用具保持システムおよびその方法 |
WO2013023435A1 (zh) * | 2011-08-12 | 2013-02-21 | Zhang Yaping | 一种安全型静脉穿刺针 |
CN109350516A (zh) * | 2018-11-21 | 2019-02-19 | 江苏苏云医疗器材有限公司 | 防针刺安全配药针 |
-
2000
- 2000-07-18 JP JP2000217797A patent/JP4464540B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
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WO2013023435A1 (zh) * | 2011-08-12 | 2013-02-21 | Zhang Yaping | 一种安全型静脉穿刺针 |
CN109350516A (zh) * | 2018-11-21 | 2019-02-19 | 江苏苏云医疗器材有限公司 | 防针刺安全配药针 |
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