JP2002028236A - 穿刺具 - Google Patents

穿刺具

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JP2002028236A
JP2002028236A JP2000217798A JP2000217798A JP2002028236A JP 2002028236 A JP2002028236 A JP 2002028236A JP 2000217798 A JP2000217798 A JP 2000217798A JP 2000217798 A JP2000217798 A JP 2000217798A JP 2002028236 A JP2002028236 A JP 2002028236A
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JP
Japan
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needle
protector
needle body
shutter
puncture device
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JP2000217798A
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English (en)
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Takahiro Shimazaki
貴裕 島崎
Takahito Murashita
尊人 村下
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構成が簡単であり、簡単な操作で使用後の針体
の針先を収納することができ、一旦収納された針先が突
出するのを確実に防止することができ、廃棄処理等に際
し安全性の高い穿刺具を提供すること。 【解決手段】穿刺具1は、先端部に鋭利な針先21を有
する針体2と、針体2の基端部に固定されたハブ3と、
針体2に対し相対的に移動可能に設置され、針体2の針
先21を収納可能なプロテクタ4と、プロテクタ4の針
体2からの離脱を阻止するヒモ8と、当接部材7と、コ
イルバネ6とを有している。プロテクタ4は、プロテク
タ本体41およびシャッター部材5を備えている。コイ
ルバネ6の付勢力により、当接部材7は、先端方向へ移
動し、これにより、第1の位置にあるシャッター部材5
のシャッター本体51は、第2の位置まで回転し、シャ
ッター本体51でプロテクタ本体41の開口43が閉鎖
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば輸液や採血
の際に血管に穿刺して使用される穿刺具に関する。
【0002】
【従来の技術】患者に対し採血や薬液の投与を行う際な
どには、シリンジの先端部に注射針を装着し、注射針を
患者の血管に穿刺しこれを行う。このような注射針は、
先端に鋭利な針先を有する針(針体)と、針の基端に固
着されたハブとで構成されている。
【0003】患者から採血する場合には、シリンジが備
えるプランジャを操作し、シリンジ内部に血液を吸引す
る。また、患者に薬液を投与する場合には、プランジャ
を操作し、シリンジ内部に収納された薬液を患者の血管
内に注入する。
【0004】ところで、患者に対し採血や薬液の投与を
終了した注射針およびシリンジは、不要となるため、そ
れぞれ別個に廃棄に供されるが、注射針をそのまま廃棄
すると、廃棄作業者等が誤って針先で指等を刺すという
事故が起きるおそれがある。特に、針の表面や内部に
は、血液が付着、残留しているため、このような誤刺に
より、感染を起こすおそれもある。
【0005】従って、使用済みの注射針は、針にキャッ
プを被せて破棄するなどの対策がとられている。
【0006】しかしながら、このような針にキャップを
被せる作業に際しても、針に付着、残留している血液が
作業者の手に着いたり、針先で作業者の手を刺したりし
ないようにするために、細心の注意を払わねばならず、
使用後の注射針の廃棄処理に多大な手間を要するという
問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、構成
が簡単であり、簡単な操作で使用後の針体の針先を収納
することができ、一旦収納された針先が突出するのを確
実に防止することができ、廃棄処理等に際し安全性の高
い穿刺具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(17)の本発明により達成される。
【0009】(1) 先端に鋭利な針先を有する針体
と、前記針体の基端部に固定されたハブと、前記針体に
対し相対的に移動可能に設置され、前記針体の針先を収
納可能なプロテクタとを有する穿刺具であって、前記プ
ロテクタは、前記針体を挿通可能な針体通路を有するプ
ロテクタ本体と、前記針体が前記針体通路に挿通可能な
第1の位置と前記針体の針先の通過を阻止する第2の位
置とに変位可能なシャッター部材とを有し、前記シャッ
ター部材を前記第2の位置へ変位させるシャッター作動
手段を設けたことを特徴とする穿刺具。
【0010】(2) 前記シャッター作動手段は、前記
針体に沿って移動可能に設けられ、前記シャッター部材
に当接し、その移動により前記シャッター部材を前記第
2の位置へ変位させる当接部と、前記当接部を移動させ
る移動手段とを有する上記(1)に記載の穿刺具。
【0011】(3) 前記当接部が先端方向に向って移
動することにより、前記シャッター部材が前記第2の位
置へ変位するよう構成されている上記(2)に記載の穿
刺具。
【0012】(4) 前記移動手段は、前記当接部を付
勢する付勢部材である上記(2)または(3)に記載の
穿刺具。
【0013】(5) 前記移動手段は、前記プロテクタ
が前記ハブの近傍に位置しているとき、前記当接部およ
び前記プロテクタを先端方向に向って付勢する付勢部材
である上記(2)または(3)に記載の穿刺具。
【0014】(6) 前記プロテクタの前記針体からの
離脱を阻止する離脱阻止手段を有する上記(1)ないし
(5)のいずれかに記載の穿刺具。
【0015】(7) 前記離脱阻止手段は、前記ハブま
たは前記針体と、前記プロテクタとを連結する線状体ま
たは帯状体で構成されている上記(6)に記載の穿刺
具。
【0016】(8) 前記針体に設けられた凸部と、前
記針体に沿って移動可能に設けられ、前記凸部に係合し
得る第1の係合部と、前記プロテクタに設けられ、前記
当接部または前記第1の係合部に係合し得る第2の係合
部とで構成され、前記プロテクタの前記針体からの離脱
を阻止する離脱阻止手段を有する上記(2)ないし
(5)のいずれかに記載の穿刺具。
【0017】(9) 前記第1の係合部は、管体であ
り、該管体に前記針体が挿通している上記(8)に記載
の穿刺具。
【0018】(10) 前記第1の係合部は、前記当接
部と、少なくとも前記針体の針先をそれらの間に収納可
能な距離離間して連結されている上記(8)または
(9)に記載の穿刺具。
【0019】(11) 前記当接部の前記針体からの離
脱を阻止する離脱阻止手段を有する上記(2)ないし
(5)のいずれかに記載の穿刺具。
【0020】(12) 前記シャッター部材は、前記プ
ロテクタ本体に対し、前記第1の位置と前記第2の位置
とに回動自在に設けられたシャッター本体を有する上記
(1)ないし(11)のいずれかに記載の穿刺具。
【0021】(13) 前記シャッター部材は、シャッ
ター本体と、該シャッター本体と前記プロテクタ本体と
を連結する柔軟な薄肉部とで構成されている上記(1)
ないし(11)のいずれかに記載の穿刺具。
【0022】(14) 前記シャッター部材は、前記第
1の位置および前記第2の位置のとき、いずれも前記プ
ロテクタ本体内に存在している上記(1)ないし(1
3)のいずれかに記載の穿刺具。
【0023】(15) 前記シャッター部材は、前記プ
ロテクタ本体の先端部に位置している上記(1)ないし
(14)のいずれかに記載の穿刺具。
【0024】(16) 前記プロテクタ本体は、その先
端部に、前記針体通路に連通する開口を有し、前記シャ
ッター部材は、前記プロテクタ本体の前記開口を開閉す
るものである上記(1)ないし(15)のいずれかに記
載の穿刺具。
【0025】(17) 前記プロテクタと前記ハブとを
係合する係合手段を有する上記(1)ないし(16)の
いずれかに記載の穿刺具。
【0026】
【発明の実施の形態】前述した従来の問題を解決するも
のとして、針体(針)の針先を収納可能なプロテクタを
備える注射針が考えられる。この注射針は、先端部に鋭
利な針先を有する針体と、針体の基端部に固定されたハ
ブと、針体に対し相対的に移動可能に設置された前記の
プロテクタとを有している。
【0027】プロテクタには、板バネで構成されたシャ
ッター部材が弾性変形した状態で設置されている。
【0028】このような注射針では、使用後、プロテク
タを先端方向に向かって移動させ、プロテクタ内に針体
の針先を収納すると、シャッター部材自身の復元力によ
り、そのシャッター部材が針先の先端側に位置し、これ
により、針先がプロテクタの先端から突出することを阻
止することができる。
【0029】しかしながら、このような注射針では、特
に長期間保存しておくと、シャッター部材に曲りくせが
付いてしまい、これにより、シャッター部材が針体の針
先の先端側に位置せず、針先がプロテクタの先端から突
出するのを阻止することができないおそれがある。
【0030】そこで、本発明者は、このような欠点を解
消するために、シャッター部材を針体の針先の通過を阻
止する第2の位置へ変位させるシャッター作動手段を設
けることにより、確実にシャッター部材を前記第2の位
置へ変位させることができることを見い出し、本発明を
完成するに至った。
【0031】以下、本発明の穿刺具を添付図面に示す好
適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0032】<第1実施形態>図1および図2は、それ
ぞれ、本発明の穿刺具を注射針に適用した場合の第1実
施形態を示す縦断面図である。なお、以下の説明では、
図1および図2中の右側を「先端」、左側を「基端」と
言う。
【0033】これらの図に示すように、穿刺具1は、先
端部に鋭利な針先21を有する針体2と、この針体2の
基端部に固定されたハブ3と、針体2に対し相対的に移
動可能に設置され、針体2の針先21を収納可能なプロ
テクタ4と、当接部材7およびコイルバネ(移動手段)
6で構成されたシャッター作動手段と、このプロテクタ
4の針体2からの離脱を阻止するヒモ(離脱阻止手段)
8とを有している。以下、各部の構成について説明す
る。
【0034】針体2は、中空針であり、例えば、ステン
レス鋼、アルミニウムまたはアルミニウム合金、チタン
またはチタン合金のような金属材料で構成されている。
針体2の先端部には、鋭利な針先21が形成されてい
る。この針先21の形状は特に限定されず、本実施形態
では、針体2の軸線に対し所定角度傾斜した刃面を有す
る形状をなしている。
【0035】針体2の基端部には、ハブ3が液密に固着
(固定)され、針体2の内腔とハブ3の内部とが連通し
ている。
【0036】針体2のハブ3に対する固着方法として
は、例えば、カシメ、融着(熱融着、高周波融着等)、
接着剤による接着等の方法が挙げられる。
【0037】ハブ3は、ほぼ筒状の部材で構成され、好
ましくは透明(無色透明)、着色透明または半透明の樹
脂で構成され、内部の視認性が確保されている。
【0038】このハブ3は、基端方向に向かってその外
径および内径が漸増するテーパ状をなしている。このテ
ーパ状部分には、例えば、シリンジ(図示せず)の先端
部が挿入され、穿刺具1がシリンジに装着される。
【0039】ハブ3の基端外周には、リング状に突出し
たフランジ31が形成されている。ハブ3の先端側に
は、その基端側より外径の小さい縮径部32が形成され
ている。この縮径部32は、後述するプロテクタ4の基
端側の内部に形成された針体通路42内に挿入される。
【0040】また、ハブ3の縮径部32の基端側には、
外側に向かって突出した凸部33が形成されている。こ
の凸部33は、後述するプロテクタ本体41に形成され
た凹部44に係合する。
【0041】ハブ3、後述するプロテクタ本体41、シ
ャッター部材5および当接部材7の構成材料は、特に限
定されず(例えば、シャッター部材5の構成材料は、針
体2の針先21の通過を阻止し得るものであれば、いか
なるものでもよく)、それぞれ、例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、エチレン−酢酸
ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、
ポリウレタン、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエス
テル、アクリル系樹脂、ABS樹脂、AS樹脂、アイオ
ノマー、ポリアセタール、ポリフェニレンサルファイ
ド、ポリエーテルエーテルケトン等の各種樹脂材料、ス
テンレス鋼、アルミニウム合金、銅または銅系合金、チ
タンまたはチタン合金等の各種金属材料等が挙げられ
る。
【0042】プロテクタ4は、ほぼ筒状の部材で構成さ
れたプロテクタ本体41と、シャッター部材(シャッタ
ー手段)5とを備えている。
【0043】本実施形態では、このプロテクタ4は、プ
ロテクタ本体41の主要部を構成する部材と、プロテク
タ本体41の一部(残部)を構成するとともにシャッタ
ー部材5が形成された部材とで構成されているが、プロ
テクタ4、すなわち、プロテクタ本体41とシャッター
部材5とが一体的に形成されているのが好ましい。これ
により、部品点数を削減することができ、組立工数を減
少させることができ、また、コストを低減することがで
きる。
【0044】プロテクタ本体41の先端部の中心部に
は、針体2が挿通される開口43が形成され、また、プ
ロテクタ本体41の中心部には、針体2が挿通され、前
記開口43に連通し、かつ基端側に開放した針体通路4
2が形成されている。
【0045】針体通路42および開口43の横断面形状
は、それぞれ、円形である。この針体通路42の内径
(直径)は、コイルバネ6の外径および針体2の外径
(直径)より大きい値に設定され、また、開口43の内
径は、針体2の外径と等しいか、またはそれより若干大
きい値に設定されている。
【0046】このプロテクタ本体41の基端側の針体通
路42内には、ハブ3の縮径部32およびその近傍の部
分が挿入される。
【0047】また、プロテクタ本体41の基端部には、
ハブ3の凸部33に対応した形状の凹部44が形成され
ている。プロテクタ4を最も基端側に位置させ、凸部3
3と凹部44とを係合する。これにより、ハブ3とプロ
テクタ4とは接合した状態、すなわち、図1に示す状態
(以下、この状態を「組み立て状態」と言う。)とな
る。
【0048】この凹部44と凸部33とで、プロテクタ
4とハブ3とを係合する係合手段が構成される。このよ
うな凸部33と凹部44との係合は、ハブ3に対してプ
ロテクタ4を相対的に回転させることにより、例えば、
ハブ3を固定し、プロテクタ4の上部を図1中、紙面奥
側に向かって回転させることにより、解除することがで
きる。なお、穿刺具1は、この組み立て状態で使用され
る。
【0049】シャッター部材5は、シャッター本体51
と、シャッター本体51とプロテクタ本体41とを連結
する柔軟な薄肉部52とで構成されており、シャッター
本体51より基端側に位置する針体2の針先21が先端
方向へ向かって通過するのを阻止(防止)する機能、す
なわち、針体2の針先21がプロテクタ本体41の開口
43から突出するのを阻止する機能を有する。
【0050】このシャッター部材5は、プロテクタ本体
41の内部、すなわち、針体通路42内であって、プロ
テクタ本体41の先端部に設けられており、後述する第
1の位置および第2の位置のとき、いずれもプロテクタ
本体41(プロテクタ4)内に存在している。
【0051】シャッター本体51は、針体2が針体通路
42を挿通(貫通)可能な図1に示す第1の位置(第1
の姿勢)と、針体2の針先21の通過を阻止する図2に
示す第2の位置(第2の姿勢)とに、プロテクタ本体4
1に対し、一端を中心にして回動自在(変位可能)に設
置されている。
【0052】そして、シャッター本体51は、プロテク
タ本体41の開口43を覆う(閉じる)ことができるよ
うな形状(例えば、横断面形状は、円形)および寸法を
なしており、このシャッター本体51の回動により、プ
ロテクタ本体41の開口43を開閉することができるよ
うになっている。
【0053】また、シャッター本体51の図2中左側に
は、テーパ状の凸部511が形成されている。
【0054】当接部材7は、シャッター部材51に当接
する筒状の当接部71と、当接部71の基端側に同心的
に形成された筒体72とで構成されている。なお、筒体
72の外径は、当接部71の外径より小さく設定されて
いる。
【0055】当接部材7は、プロテクタ本体41の内
部、すなわち、針体通路42内であって、当接部71の
基端側(図2中左側)に位置している。
【0056】そして、この当接部材7には針体2が挿通
しており、当接部材7は、針体2に沿って移動し得るよ
うになっている。
【0057】また、当接部71の先端側(図2中右側)
には、前記シャッター本体51の凸部511に対応した
形状、すなわち、テーパ状の凹部711が形成されてい
る。これにより、シャッター部材51を目的の位置へ位
置決めすることができる。
【0058】ハブ3と、当接部材7との間には、付勢部
材として、コイルバネ6が設置されている。
【0059】このコイルバネ6は、プロテクタ4がハブ
3の近傍に位置しているとき、すなわち、穿刺具1の組
み立て状態において、針体通路42内に、圧縮状態で設
置されている。コイルバネ6の基端部は、ハブ3に当接
し、また、コイルバネ6の先端部には、当接部材7の筒
体72が挿入され、かつその当接部71が当接してい
る。これにより、コイルバネ6は、当接部材7およびプ
ロテクタ4を先端方向に向かって付勢している。
【0060】一方、凸部33と凹部44との係合を解除
すると、コイルバネ6は、自らの弾性力により、伸張し
て当接部材7およびプロテクタ4を先端方向に向かって
移動させる。これにより、プロテクタ4に、針体2の針
先21をより確実かつ円滑に収納することができる。
【0061】図2に示すように、プロテクタ本体51の
基端部には、線状体で構成されたヒモ8の一端が固着さ
れ、このヒモ8の他端は、ハブ3に固着されている。す
なわち、プロテクタ本体51とハブ3とは、ヒモ8で連
結されている。
【0062】このヒモ8は、プロテクタ4が針体2の針
先21を収納したとき、ほぼ完全に伸びきる程度の長さ
とされている。
【0063】このため、図2に示すように、プロテクタ
4に針体2の針先21が収納されると、そのヒモ8によ
り、プロテクタ4が、針体21に対し、さらに先端方向
に向かって移動することが規制(防止)され、プロテク
タ4および当接部材7の針体2からの離脱が阻止(防
止)される。
【0064】なお、プロテクタ4がハブ3の近傍に位置
しているとき、すなわち、穿刺具1の組み立て状態で
は、図示しないが、ヒモ8は、例えば、弛緩した状態
で、邪魔にならない所定の位置に位置している。
【0065】このようなヒモ8のプロテクタ本体41お
よびハブ3に対する固着方法としては、例えば、埋入、
融着、接着剤による接着等の方法を用いることができ
る。
【0066】また、ヒモ8の構成材料としては、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポ
リ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリカー
ボネート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリア
セタール、ポリフェニレンサルファイド等の樹脂材料、
カーボンファイバー、木綿糸等の繊維材料、不織布、織
物等の繊維材料加工品、合成繊維、天然繊維、各種金属
材料等を用いることができる。
【0067】このような穿刺具1では、シャッター部材
5および当接部材7は、プロテクタ本体41(プロテク
タ4)内に設置され、かつ、プロテクタ本体41内のみ
で移動または回動する。このような構成により、例え
ば、患者に対する採血や薬液の投与の操作や、プロテク
タ4内に針体2の針先21を収納する操作等に際して、
シャッター部材5や当接部材7が、操作者の手等に当た
って邪魔になるようなことが防止される。すなわち、穿
刺具1の操作性が良い。
【0068】次に、穿刺具1の使用方法の一例につい
て、図1および図2に基づいて詳細に説明する。
【0069】まず、穿刺具1を組み立て状態(図1に示
す状態)とし、ハブ3の基端部にシリンジ(図示せず)
の先端部を挿入し、穿刺具1をシリンジに装着する。こ
の状態で、針体2を患者の血管(静脈または動脈)に穿
刺し、シリンジが備えるプランジャを操作し、患者に対
して血液の採取あるいは薬液を注入する。
【0070】次に、血液の採取あるいは薬液の注入を終
了すると、針体2を患者の血管から抜き取る。
【0071】この後、ハブ3が装着されたシリンジを手
で把持して固定し、指でプロテクタ4を把持し、ハブ3
に対してプロテクタ4の上部を図1中、紙面奥側に向か
って回転させる。
【0072】これにより、凸部33と凹部44との係合
が解除され、圧縮状態にあったコイルバネ6が元の形状
に戻る際の弾性力により、当接部材7およびプロテクタ
4は、針体2に沿って先端方向に向かって移動する。
【0073】この際、針体2と当接部材7との摩擦力に
より、コイルバネ6が伸張する速度、すなわち、当接部
材7およびプロテクタ4の移動速度が抑えられる。
【0074】さらに、当接部材7およびプロテクタ4が
先端方向へ移動すると、シャッター部材5のシャッター
本体51が針体2の針先21を通過する。そして、これ
とほぼ同時に、図2に示すように、ヒモ8は、ほぼ完全
に伸びきった状態となり、これにより、プロテクタ4が
さらに先端方向に向かって移動するのが阻止(防止)さ
れる。すなわち、プロテクタ4および当接部材7の針体
2からの離脱が阻止(防止)される。
【0075】一方、当接部材7は、さらに先端方向へ移
動し、これにより、第1の位置にあるシャッター部材5
のシャッター本体51は、図2に示すように、その薄肉
部52が湾曲または屈曲することにより、図2中、反時
計回りに、第2の位置まで、すなわち、そのシャッター
本体51がプロテクタ本体41の先端側の端面に当接す
るまで回動する。これにより、シャッター本体51でプ
ロテクタ本体41の開口43が閉鎖される。
【0076】このように、シャッター本体51が第2の
位置に位置すると、針体2の針先21が先端方向へ移動
しようとしても、針先21にシャッター本体51が当接
し、それ以上先端方向へ移動することができない。
【0077】以上説明したように、この穿刺具1によれ
ば、簡単な操作で、確実に、針体2の針先21をプロテ
クタ4内に収納することができる。
【0078】また、針先21がプロテクタ4内に収納さ
れており、特に、針先21がプロテクタ4の先端から突
出することや、プロテクタ4が針先21から外れてしま
うことがないため、廃棄処理を行なう者等が針先21で
誤って手指等を刺すという事故が防止される。
【0079】また、シャッター部材を板バネで構成し、
それを弾性変形させた状態で設置し、プロテクタが針体
の針先を収納する位置に移動したとき、シャッター部材
自身の復元力により、そのシャッター部材が針先の先端
側に位置するように構成されている場合には、特に長期
間保存しておくと、曲りくせが付いてしまい、これによ
り、シャッター部材が針先の先端側に位置せず、針先が
プロテクタの先端から突出するのを阻止することができ
ないおそれがあるが、この穿刺具1では、シャッター作
動手段により、強制的にシャッター部材5のシャッター
本体51を回動させるので、針体2の針先21がプロテ
クタ4の先端から突出するのをより確実に防止するこが
できる。
【0080】また、この穿刺具1では、コイルバネ6に
より、当接部材7およびプロテクタ4をそれぞれ付勢
(移動)するように構成されているので、当接部材7お
よびプロテクタ4を付勢する専用のコイルバネをそれぞ
れ設ける場合に比べ、部品点数を削減することができ、
組立工数を減少させることができ、また、コストを低減
することができる。
【0081】なお、本発明では、離脱阻止手段は、図示
のものに限定されず、例えば、ベルト等の帯状体で構成
されたものであってもよい。また、その一端は、ハブに
代わり、例えば、針体の所定位置に固着するようにして
もよい。また、本発明では、離脱防止手段は、省略され
ていてもよい。
【0082】<第2実施形態>次に、本発明の穿刺具の
第2実施形態について説明する。
【0083】なお、以下の説明では、前述した第1実施
形態と相違する事項を中心に説明し、共通する事項につ
いては、説明を省略する。
【0084】図3および図4は、それぞれ、本発明の穿
刺具を注射針に適用した場合の第2実施形態を示す縦断
面図である。なお、以下の説明では、図3および図4中
の右側を「先端」、左側を「基端」と言う。
【0085】これらの図に示すように、第2実施形態の
穿刺具1では、針体2の針先21の近傍に、リブ(凸
部)22が形成されており、これは一体成形もしくは変
形させる(圧縮プレス等)ことにより形成されているの
が好ましい。
【0086】また、当接部材7の筒体72の基端部であ
って、その内周部には、前記リブ22に係合し得る第1
の管体(第1の係合部)91が固着されている。すなわ
ち、当接部71と第1の管体91とは、筒体72で連結
されている。
【0087】この第1の管体91は、針体2の針先21
を該第1の管体91と当接部71との間に収納可能な距
離、当接部71から離間している。
【0088】また、第1の管体91には、針体2が挿通
している。第1の管体91の構成材料は、特に限定され
ず、例えば、前述したハブ3、プロテクタ本体41、シ
ャッター部材5、当接部材7と同様のものを用いること
ができるが、それらのうちでは、金属材料が好ましい。
【0089】なお、第1の管体91は、当接部材7と一
体的に形成されていてもよい。また、プロテクタ本体4
1の内周部には、当接部材7の当接部71に係合し得る
第2の管体(第2の係合部)92が固着されている。
【0090】第2の管体92は、当接部材7の当接部7
1より基端側に位置している。また、第2の管体92の
内径は、当接部材7の当接部71の外径よりも小さくな
っている。
【0091】第2の管体92の構成材料は、特に限定さ
れず、例えば、前述したハブ3、プロテクタ本体41、
シャッター部材5、当接部材7と同様のものを用いるこ
とができる。
【0092】なお、第2の管体92は、プロテクタ本体
41と一体的に形成されていてもよく、当接部材7の当
接部71に係合し得れば、管状以外のリブ形状等でも構
わない。
【0093】前記針体2のリブ22、第1の管体91お
よび第2の管体92により、プロテクタ4の針体2から
の離脱を阻止する離脱阻止手段が構成される。
【0094】また、前記針体2のリブ22および第1の
管体91により、当接部材7(当接部71)の針体2か
らの離脱を阻止する離脱阻止手段が構成される。
【0095】次に、穿刺具1の作用について、前述した
第1実施形態の穿刺具1と相違する点を中心に説明す
る。
【0096】穿刺具1のハブ3の凸部33とプロテクタ
4の凹部44との係合が解除されると、圧縮状態にあっ
たコイルバネ6が元の形状に戻る際の弾性力により、当
接部材7およびプロテクタ4は、針体2に沿って先端方
向に向かって移動する。
【0097】さらに、当接部材7およびプロテクタ4が
先端方向へ移動すると、シャッター部材5のシャッター
本体51が針体2の針先21を通過する。
【0098】当接部材7は、さらに先端方向へ移動し、
これにより、第1の位置にあるシャッター部材5のシャ
ッター本体51は、図4に示すように、その薄肉部52
が湾曲または屈曲することにより、図4中、反時計回り
に、第2の位置まで、すなわち、そのシャッター本体5
1がプロテクタ本体41の先端側の端面に当接するまで
回動する。これにより、シャッター本体51でプロテク
タ本体41の開口43が閉鎖される。
【0099】そして、当接部材7の第1の管体91が針
体2のリブ22に係合(当接)し、これにより、当接部
材7が停止する。
【0100】すなわち、第1の管体91がリブ22に係
合することにより、当接部材7がさらに先端方向に向か
って移動するのが阻止(防止)される。
【0101】さらに、プロテクタ4の第2の管体92が
当接部材7の当接部71に係合(当接)することによ
り、プロテクタ4がさらに先端方向に向かって移動する
のが阻止(防止)される。
【0102】このようにして、プロテクタ4および当接
部材7の針体2からの離脱が阻止(防止)される。
【0103】この穿刺具1によれば、前述した第1実施
形態の穿刺具1と同様の効果が得られる。
【0104】なお、本発明では、離脱阻止手段は、図示
のものに限定されず、例えば、第2の係合部が、第1の
係合部に係合し得るように構成されていてもよい。
【0105】以上、本発明の穿刺具を、図示の各実施形
態に基づいて説明したが、本発明は、これらに限定され
るものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任
意の構成のものに置換することができる。
【0106】例えば、本発明では、前記各実施形態の任
意の構成を適宜組み合わせてもよい。
【0107】また、本発明では、例えばコイルバネ(移
動手段)6の先端部分が当接部材7(当接部71)を兼
ねることで、独立した部材として当接部材7を設ける必
要はない。
【0108】また、本発明の穿刺具は、各種注射針に限
らず、例えば、留置針(外針)と組み合わせて用いる留
置針組立体にも適用することができる。
【0109】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、簡
単な構成、簡単な操作で、プロテクタ内に針体の針先を
収納することができる。
【0110】特に、シャッター作動手段により、強制的
にシャッター部材を第2の位置へ変位させるので、一旦
プロテクタ内に収納された針先が再度プロテクタの先端
から突出するのが確実に防止され、廃棄処理等に際し安
全性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の穿刺具を注射針に適用した場合の第1
実施形態(組み立て状態)を示す縦断面図である。
【図2】本発明の穿刺具を注射針に適用した場合の第1
実施形態(プロテクタに針先が収納された状態)を示す
縦断面図である。
【図3】本発明の穿刺具を注射針に適用した場合の第2
実施形態(組み立て状態)を示す縦断面図である。
【図4】本発明の穿刺具を注射針に適用した場合の第2
実施形態(プロテクタに針先が収納された状態)を示す
縦断面図である。
【符号の説明】
1 穿刺具 2 針体 21 針先 22 リブ 3 ハブ 31 フランジ 32 縮径部 33 凸部 4 プロテクタ 41 プロテクタ本体 42 針体通路 43 開口 44 凹部 5 シャッター部材 51 シャッター本体 511 凸部 52 薄肉部 6 コイルバネ 7 当接部材 71 当接部 711 凹部 72 筒体 8 ヒモ 91 第1の管体 92 第2の管体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に鋭利な針先を有する針体と、 前記針体の基端部に固定されたハブと、 前記針体に対し相対的に移動可能に設置され、前記針体
    の針先を収納可能なプロテクタとを有する穿刺具であっ
    て、 前記プロテクタは、前記針体を挿通可能な針体通路を有
    するプロテクタ本体と、 前記針体が前記針体通路に挿通可能な第1の位置と前記
    針体の針先の通過を阻止する第2の位置とに変位可能な
    シャッター部材とを有し、 前記シャッター部材を前記第2の位置へ変位させるシャ
    ッター作動手段を設けたことを特徴とする穿刺具。
  2. 【請求項2】 前記シャッター作動手段は、前記針体に
    沿って移動可能に設けられ、前記シャッター部材に当接
    し、その移動により前記シャッター部材を前記第2の位
    置へ変位させる当接部と、 前記当接部を移動させる移動手段とを有する請求項1に
    記載の穿刺具。
  3. 【請求項3】 前記移動手段は、前記当接部を付勢する
    付勢部材である請求項2に記載の穿刺具。
  4. 【請求項4】 前記プロテクタの前記針体からの離脱を
    阻止する離脱阻止手段を有する請求項1ないし3のいず
    れかに記載の穿刺具。
  5. 【請求項5】 前記離脱阻止手段は、前記ハブまたは前
    記針体と、前記プロテクタとを連結する線状体または帯
    状体で構成されている請求項4に記載の穿刺具。
  6. 【請求項6】 前記針体に設けられた凸部と、 前記針体に沿って移動可能に設けられ、前記凸部に係合
    し得る第1の係合部と、 前記プロテクタに設けられ、前記当接部または前記第1
    の係合部に係合し得る第2の係合部とで構成され、前記
    プロテクタの前記針体からの離脱を阻止する離脱阻止手
    段を有する請求項2または3に記載の穿刺具。
  7. 【請求項7】 前記シャッター部材は、前記プロテクタ
    本体に対し、前記第1の位置と前記第2の位置とに回動
    自在に設けられたシャッター本体を有する請求項1ない
    し6のいずれかに記載の穿刺具。
  8. 【請求項8】 前記シャッター部材は、シャッター本体
    と、該シャッター本体と前記プロテクタ本体とを連結す
    る柔軟な薄肉部とで構成されている請求項1ないし6の
    いずれかに記載の穿刺具。
  9. 【請求項9】 前記プロテクタ本体は、その先端部に、
    前記針体通路に連通する開口を有し、 前記シャッター部材は、前記プロテクタ本体の前記開口
    を開閉するものである請求項1ないし8のいずれかに記
    載の穿刺具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108113883A (zh) * 2016-11-29 2018-06-05 南方医科大学珠江医院 抽液容器及抽液方法
CN113679454A (zh) * 2021-08-26 2021-11-23 佳县中医院(佳县红十字会医院) 一种腹腔穿刺置管引流装置
CN115006653A (zh) * 2022-06-16 2022-09-06 四川大学华西第二医院 一种适用于婴幼儿的手环式血管显露仪

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