JP2002028037A - 調理台ユニット - Google Patents

調理台ユニット

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JP2002028037A
JP2002028037A JP2000213036A JP2000213036A JP2002028037A JP 2002028037 A JP2002028037 A JP 2002028037A JP 2000213036 A JP2000213036 A JP 2000213036A JP 2000213036 A JP2000213036 A JP 2000213036A JP 2002028037 A JP2002028037 A JP 2002028037A
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JP
Japan
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storage
cooking table
opening
unit
section
Prior art date
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JP2000213036A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Suga
哲夫 修家
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納部を備えつつも、調理台の利用者が椅子
に着座した状態で快適に作業を行える調理台ユニットを
提供する。 【解決手段】 調理台ユニット1は、収納部2と、調理
台部6とを備えて構成されている。収納部2は、立設さ
れる二つの縦収納部3と、二つの縦収納部3の上部を架
け渡して設けられる上収納部4と、を備えて、中央に開
口部20が設けられるよう門型に構成されている。調理
台部6は、収納部2の開口部20内に、下方に中空部1
0が設けられた状態で、二つの縦収納部3の中部を架け
渡して設けられている。調理台部6の少なくとも一方の
側部61が、収納部2の開口部20から突出するように
設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収納部と調理台部
とを備えて構成される調理台ユニットに関する。
【0002】
【背景の技術】従来より、システムキッチンを施工する
際の簡便化を図るため、システムキッチンの吊戸棚を天
井に固定せずに設置する自立型のシステムキッチンが提
案されている。
【0003】例えば、特開平11―244068号公報
に記載の自立型キッチン装置は、シンクを有する流し台
キャビネットと、この流し台キャビネットの両側に立設
された吊戸棚保持用キャビネットと、両吊戸棚キャビネ
ット上部間に挟持される吊戸棚と、から構成されてい
る。吊戸棚保持用キャビネットの上部に剛体フレームが
架設固定されており、この剛体フレームに吊戸棚が固着
されているので、吊戸棚の強度と耐久性を向上させるこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の自立型
キッチン装置においては、シンク手前の流し台の縁部
と、流し台キャビネット下方に設けられた収納扉とが、
ほぼ同じ位置に配置されているため、流し台の利用者が
椅子に着座した状態でシンクを使用する際に、収納扉が
邪魔になって作業性が悪い、という問題があった。特
に、車椅子を利用する者にとっては、収納扉が邪魔にな
ってシンクに近づくことができず、流し台が使用できな
い場合があった。
【0005】本発明の課題は、収納部を備えつつも、調
理台の利用者が椅子に着座した状態で快適に作業を行え
る調理台ユニットを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明である調理台ユニットは、例え
ば、図1に示すように、立設される二つの縦収納部3
と、この二つの縦収納部3の上部を架け渡して設けられ
る上収納部4と、を備えて、中央に開口部20が設けら
れるよう門型に構成される収納部2と、この収納部2の
開口部20内に、下方に中空部10が設けられた状態
で、前記二つの縦収納部3の中部を架け渡して設けられ
る調理台部6と、を備えて構成され、この調理台部6の
少なくとも一方の側部61が、前記収納部2の開口部2
0から突出するように設けられていることを特徴とす
る。
【0007】請求項1記載の発明によれば、調理台部6
の下方に中空部10が設けられているので、調理台部6
の利用者が、椅子に着座した状態で作業を行う際に、中
空部10に足を投げ出すことができる。したがって、調
理台ユニット1に収納部2を備えつつも、調理台部6の
利用者が椅子に着座した状態で快適に作業を行える。
【0008】また、調理台部6の少なくとも一方の側部
61が、開口部20から突出しているので、調理台部6
の奥行きを、収納部2の奥行きよりも大きく設定でき
る。したがって、収納部2の奥行きを比較的大きく設定
しない場合にも、調理台部6の奥行きを大きく設定で
き、調理のための広いスペースを確保できる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の調
理台ユニットにおいて、調理台部6には、シンク63ま
たは加熱機器(コンロ台66)が設けられ、前記調理台
部6の両側部61のうち、前記シンク63または加熱機
器66を利用可能である側の側部61が、収納部2の開
口部20から突出するように設けられていることを特徴
とする。
【0010】ここで、加熱機器は、主に調理に利用され
るものであり、例えば、電気、ガスなどを使用したコン
ロ台66や、オーブンレンジなどがあげられる。
【0011】請求項2記載の発明によれば、シンク63
または加熱機器66を利用可能である側の調理台部6の
側部61が、開口部20から突出しているので、シンク
63または加熱機器66の利用者が、椅子に着座した状
態で作業を行う際に、突出した調理台部6の側部61の
下のスペースに足を投げ出すことができる。したがっ
て、シンク63または加熱機器66の利用者が、椅子に
着座した状態で快適に作業を行える。
【0012】請求項3記載の発明である調理台ユニット
は、例えば、図14に示すように、立設される二つの縦
収納部3と、この二つの縦収納部3の上部を架け渡して
設けられる上収納部4’と、前記二つの縦収納部3の下
部を架け渡して設けられる下収納部5と、を備えて、中
央に開口部20が設けられるよう口型に構成される収納
部2’と、この収納部2’の開口部20内に、前記二つ
の縦収納部3の中部を架け渡して設けられる調理台部6
と、を備えて構成され、この調理台部6には、シンク6
3または加熱機器66が設けられ、前記調理台部6の両
側部61のうち、前記シンク63または加熱機器66を
利用可能である側の側部61が、前記収納部2’の開口
部20から突出するように設けられていることを特徴と
する。
【0013】請求項3記載の発明によれば、シンク63
または加熱機器66を利用可能である側の調理台部6の
側部61が、開口部20から突出しているので、シンク
63または加熱機器66の利用者が、椅子に着座した状
態で作業を行う際に、突出した調理台部6の側部61の
下のスペースに足を投げ出すことができる。したがっ
て、調理台ユニット1’に収納部2’を備えつつも、シ
ンク63または加熱機器66の利用者が、椅子に着座し
た状態で快適に作業を行える。
【0014】また、調理台部6の側部61が開口部20
から突出しているので、調理台部6の奥行きを、収納部
2’の奥行きよりも大きく設定できる。したがって、収
納部2’の奥行きを比較的大きく設定しない場合にも、
調理台部6の奥行きを大きく設定でき、調理のための広
いスペースを確保できる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の調理台ユニットにおいて、例えば、図2
に示すように、収納部2の開口部20から突出する調理
台部6の側部61下方には、下へ向かうに従い前記収納
部2側へ近づくように傾斜した傾斜部62が設けられて
いることを特徴とする。
【0016】ここで、調理台部6の側部61下方とは、
調理台部6の側部61のうちの、下の方に位置する部分
のことを意味する。
【0017】請求項4記載の発明によれば、開口部20
から突出する調理台部6の側部61下方に傾斜部62が
設けられているので、傾斜部62の下が、調理台部6の
利用者が足を投げ出せるスペースとなり、また、傾斜部
62の収納部2開口部20側が、例えば、図3に示すよ
うに、排水管71などの機器を設置するためのスペース
となる。したがって、利用者が足を投げ出せるスペース
を確保しつつも、機器を設置するスペースを確保でき、
調理台部6の下の空間を効率的に利用できる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかに記載の調理台ユニットにおいて、例えば、図
3、図5、図6に示すように、上収納部4の下部42に
は、照明装置44または換気装置(ダクト43、レンジ
フード45)が、開口部20内側に面するように設けら
れていることを特徴とする。
【0019】ここで、換気装置は、空気を入れ換える装
置のみならず、吸気のみを行う装置も含むものとする。
【0020】請求項5記載の発明によれば、上収納部4
の下部42に、照明装置44または換気装置43・45
が設けられているので、施工現場において調理台ユニッ
ト1を、例えば、建築物などの床91上に設置した後
に、照明装置44または換気装置43・45を調理台ユ
ニット1に取付ける必要がない。したがって、施工にか
かる時間を短縮できる。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれかに記載の調理台ユニットにおいて、例えば、図
3、図4および図15に示すように、排気管72、給水
管、給湯管、排水管71のうちのいずれかの管を、床9
1または天井93へ誘導するためのパイプスペース22
・21が、収納部(縦収納部3)の内部に設けられてい
ることを特徴とする。
【0022】請求項6記載の発明によれば、パイプスペ
ース21・22が収納部2の内部に設けられているの
で、パイプスペース22・21を利用して、排気管7
2、給水管、給湯管、排水管71を、上収納部4や調理
台部6から、床91または天井93へ誘導できる。した
がって、上記の各種管が収納部2や調理台部6の外に露
出しないので、調理台ユニット1の外観を向上できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0024】〔第1の実施の形態〕まず、構成を説明す
る。図1〜図3に示すように、第1の実施の形態例であ
る調理台ユニット1は、門型の収納部2と、収納部2中
央の開口部20内に設けられる調理台部6と、を備えて
構成されている。図1は、調理台ユニット1を示す斜視
図、図2は、調理台ユニット1の側面図、図3は、調理
台ユニット1の設置状態を示す正面図である。
【0025】収納部2は、立設される二つの縦収納部3
と、二つの縦収納部3の上部を架け渡して設けられる上
収納部4と、を備えて、中央に開口部20が設けられる
よう門型に構成されている。また、調理台部6は、収納
部2の開口部20内に、下方に中空部10が設けられた
状態で、二つの縦収納部3の中部を架け渡して設けられ
ている。
【0026】図1に示すように、縦収納部3および上収
納部4には、正面側および背面側に収納扉31a・31
b・41a・41bがそれぞれ取り付けられている。収
納扉31a・41aには、例えば、開き戸が用いられて
いる。なお、これに限らず、収納扉に引き違い戸などを
用いたり、収納部2に引き出し収納などを適用する構成
としても良い。
【0027】図2に示すように、調理台部6の両側部6
1は、開口部20から突出するように設けられている。
調理台部6の両側部61下方(側部61のうちの、下の
方に位置する部分)には、下へ向かうに従い収納部2側
へ近づくように傾斜した傾斜部62が形成されている。
【0028】また、図1に示すように、調理台部6は、
縦収納部3の側板32に設けられた上下方向に延在する
レール32aに対して摺動可能とされ、上下方向に高さ
を調節できるようになっている(矢印Y)。
【0029】図4に示すように、調理台部6には、シン
ク63と、加熱機器であるコンロ台66と、作業スペー
ス67とが設けられている。図4は、図1中に示すA−
A’の断面図である。シンク63、コンロ台66、作業
スペース67は、調理台部6上面の中央よりも、調理台
部6の一方の側部61側に設置されている。これによ
り、この一方の側部61側から、シンク63、コンロ台
66、作業スペース67が利用可能とされている。
【0030】図1に示すように、コンロ台66には、電
気やガスなどを使用した、大、中、小のコンロ(A〜C
コンロ66a〜66c)が設けられている。また、シン
ク63の一内側面には、水、お湯が流出する流出口64
が形成されている。
【0031】シンク63の底面には、排水口65が設け
られている。図3に示すように、シンク63の排水口6
5には、排水管71が接続されている。排水管71は、
水勾配がかけられた状態で、調理台部6内部から縦収納
部3内部へ誘導されている。また、排水管71は、図4
中に示す縦収納部3の内部に設けられたパイプスペース
21の内側に配置され、床91へ誘導されている。
【0032】また、図示はしないが、前記流出口64に
は、給水管、給湯管が接続されている。給水管、給湯管
は、調理台部6内部から縦収納部3内部へ誘導されてい
る。また、給水管、給湯管は、パイプスペース21の内
側に配置され、床91へ誘導されている。また、給水管
および給湯管には、それぞれ給水栓、給湯栓が設置され
ている。給水栓、給湯栓の開閉動作により、流出口64
から水、お湯を流出したり、水、お湯の流出を止めたり
することができる。
【0033】図3および図5に示すように、シンク63
および作業スペース67の上方において、上収納部4の
下部42には、換気装置であるダクト43が、開口部2
0の内側に面するように設けられている。図5は、図3
中に示すB−B’の断面図である。ダクト43は、上収
納部4の長手方向に沿って長尺な、溝形状の吸気孔であ
る。また、上収納部4の下部42には、ハロゲンランプ
などの照明装置44が、開口部20内側に面するように
設置されている。
【0034】また、図3および図6に示すように、コン
ロ台66の上方において、上収納部4の下部42には、
換気装置であるレンジフード45が、開口部20内側に
面するように設けられている。図6は、図3中に示すC
−C’の断面図である。レンジフード45は、上収納部
4の下部42内に収納されて、正面側および背面側から
見えないようになっている。レンジフード45内には、
図示しない換気扇が設けられている。
【0035】図3に示すように、レンジフード45に
は、排気管72が接続されている。排気管72は、上収
納部4内部から縦収納部3内部へ誘導されている。ま
た、排気管72は、図4中に示す縦収納部3の内部に設
けられたパイプスペース22の内部に配置され、床91
へ誘導されている。
【0036】図7に示すように、縦収納部3の下部に
は、上方が開口した箱形の土台部33が取り付けられて
いる。図7は、縦収納部3の下部正面側の部材(収納扉
31aおよびカバー33cの一部)を取り除いた状態を
示す要部斜視図である。
【0037】図7および図8に示すように、土台部33
は、矩形枠状に組まれた四枚の側板33aと、矩形枠の
下方となる側面に取り付けられた底板33bと、矩形枠
の四側面の下半分を覆うカバー33cと、を備えて構成
されている。図8は、土台部33を示す斜視図である。
【0038】図9に示すように、土台部33の側板33
aの外面上半分は、縦収納部3の側板32に当接されて
いる。この状態で、土台部33の側板33aが、縦収納
部3の側板32に対して、ビス34により固定されてい
る。図9は、縦収納部3の下部を床91上に固定した状
態を示す要部縦断面図である。
【0039】調理台ユニット1を建築物の内部などに設
置する際には、土台部33の底板33bを、床91に対
して、ビス35により固定する。これにより、図3に示
すように、縦収納部3の下部が、床91上に固定され、
調理台ユニット1が床91上に設置される。
【0040】なお、図9において、床91に固定するビ
ス35を二本のみ図示したが、縦収納部3を床91上に
固定して調理台ユニット1を設置するのに十分な強度が
得られるよう、適宜、固定するビス35の数を変更す
る。
【0041】調理台ユニット1には、図10に示す音声
認識システム8が設置されている。音声認識システム8
は、音声認識ユニット81に、集音マイク82が接続さ
れて構成されている。音声認識ユニット81および集音
マイク82は、調理台部6内部、または、収納部2内部
に組み込まれている。音声認識ユニット81は、AC電
源83と、無電圧接点a〜iのそれぞれに接続されてい
る。
【0042】音声認識ユニット81は、集音マイク82
を通じて音声を認識する音声認識手段と、認識された音
声を音声データとし、音声データと図11に示す登録ワ
ードとをマッチングするマッチング手段と、音声データ
とマッチした登録ワードに対応した経由接点を経由し
て、前記登録ワードに対応した動作制御を行う制御手段
と、を備えている。
【0043】音声認識システム8の作用について説明す
る。音声認識ユニット81は、音声認識手段により、集
音マイク82を通じて音声を認識する。また、マッチン
グ手段により、認識された音声から得られる音声データ
を、登録ワードとマッチングさせる。また、制御手段に
より、音声データとマッチした登録ワードに対応する経
由接点(無電圧接点a〜i)を経由して、A〜Cコンロ
66a〜66c、手元灯(照明装置44など)、給水栓
および給湯栓の動作制御を行う。
【0044】例えば、音声認識ユニット81は、登録ワ
ードである「大コンロ弱火」を、集音マイク82を通じ
て認識すると、無電圧接点aを経由して、Aコンロ66
aを50%点灯させる。また、登録ワードである「お湯
出して」を集音マイク82を通じて認識すると、無電圧
接点iを経由して、給湯栓を開く。なお、お湯の温度な
どは、あらかじめ調理台ユニット1の利用者により設定
可能な構成となっている。
【0045】以上のように、第1の実施の形態例である
調理台ユニット1によれば、調理台部6の下方に中空部
10が設けられ、また、調理台部6の側部61が開口部
20から突出して設けられているので、調理台部6の利
用者が、椅子に着座した状態で作業を行う際に、中空部
10や、突出した側部61の下のスペースに足を投げ出
すことができる。したがって、調理台ユニット1に収納
部2を備えつつも、調理台部6の利用者が椅子に着座し
た状態で快適に作業を行える。
【0046】特に、車椅子の利用者が調理台部6を使用
する際に、車椅子の前輪や足乗せ部などを中空部10内
に配置できるので、調理台部6をテーブル感覚で使用で
き、調理台部6上で快適に作業を行える。
【0047】また、シンク63、コンロ台66、作業ス
ペース67が、調理台部6上面の中央よりも、開口部2
0から突出した調理台部6の側部61側に設置されてい
るので、利用者が椅子に着座した状態で、快適にシンク
63、コンロ台66、作業スペース67を利用すること
ができる。
【0048】また、調理台部6の高さを上下方向に調節
できるので、調理台部6の利用者が利用しやすい高さに
調理台部6を設定できる。特に、利用者が椅子に着座し
た状態で調理台部6を利用する際に、調理台部6を利用
しやすい高さに設定できるので、利用者が椅子に着座し
た状態で、より快適に作業を行える。
【0049】また、調理台部6の両側部61が、開口部
20から突出しているので、調理台部6の奥行きを、収
納部2の奥行きよりも大きく設定できる。したがって、
収納部2の奥行きを比較的大きく設定しない場合にも、
調理台部6の奥行きを大きく設定でき、調理のための広
いスペースを確保できる。
【0050】また、調理台部6の側部61下方に傾斜部
62が設けられているので、傾斜部62の下が、調理台
部6の利用者が足を投げ出せるスペースとなる。また、
傾斜部62の収納部2開口部20側が、例えば、図3に
示すように、排水管71などの機器を設置するためのス
ペースとなる。したがって、利用者が足を投げ出せるス
ペースを確保しつつも、排水管71などの機器を設置す
るスペースを確保でき、調理台部6の下の空間を効率的
に利用できる。
【0051】また、上収納部4の下部42に、ダクト4
3、照明装置44、レンジフード45が設けられている
ので、施工現場において調理台ユニット1を建築物に設
置した後に、ダクト43、照明装置44、レンジフード
45を調理台ユニット1に取付ける必要がない。したが
って、施工にかかる時間を短縮できる。また、ダクト4
3、照明装置44、レンジフード45が、上収納部4の
下部42内に一体収納されているので、調理台ユニット
1を、すっきりとした外観とすることができる。
【0052】また、パイプスペース21・22が収納部
2の内部に設けられているので、パイプスペース22・
21を利用して、排気管72、給水管、給湯管、排水管
71を、上収納部4や調理台部6から、床91へ誘導で
きる。したがって、上記の各種管が収納部2や調理台部
6の外に露出しないので、調理台ユニット1の外観を向
上できる。
【0053】また、パイプスペース21・22により、
排水管71、排気管72などを床91へ誘導できるの
で、天井高が高い部屋に調理台ユニット1を設置する場
合などに、天井へ排気管72などを誘導する必要がな
い。したがって、天井空間が排気管72により遮られ
ず、室内全体に広がりが感じられるようになる。
【0054】また、調理台ユニット1は音声認識システ
ム8を備えているので、調理台部6の利用者が、「大コ
ンロ弱火」「お湯出して」などの登録ワードを発声する
だけで、Aコンロ66aを50%点灯したり、給湯栓を
開いたりするなどの各種動作を行える。したがって、利
用者が調理台部6を利用する際に、コンロのつまみをひ
ねったり、給湯のコックを開いたりするなどの手作業を
省略できる。
【0055】また、音声認識システム8により、例え
ば、コンロ台66や給湯栓などの動作を制御できるの
で、コンロのつまみや、給湯のコックなどの各種操作装
置を、調理台ユニット1に設ける必要がない。したがっ
て、調理台ユニット1の外観がすっきりとしたものとな
り、意匠性を高めることができる。
【0056】また、流出口64がシンク63の一内側面
に形成されているので、従来、蛇口が調理台上面に突出
して設けられていたのに比べて、調理台部6上面の外観
をすっきりとさせることができる。
【0057】また、縦収納部3、上収納部4の正面側お
よび背面側に、収納扉31a、31b、41a、41b
が設けられているので、収納部2の正面側と背面側とか
ら、収納部2を使用することができる。
【0058】なお、上述の調理台ユニット1において
は、収納部2の正面側および背面側に収納扉が設けられ
ているものとしたが、これに限らず、例えば、縦収納部
3の側部に収納扉を設けて、側方から収納部2を使用で
きる構成としても良い。
【0059】また、例えば、図12に示すように、収納
部2(縦収納部3)に冷蔵庫36などの電化製品を組み
込んだり、また、調理台部6に、オーブンレンジなどを
組み込む構成としても良い。
【0060】また、調理台部6の両側部61が開口部2
0から突出しているものとしたが、これに限らず、例え
ば、図13に示すように、一方の側部61のみが開口部
20から突出している構成としても良い。この場合に
は、調理台部6の側部が突出していない側の収納部2の
一面を、壁92に当接させて、壁面に沿って調理台ユニ
ット1を設置させることができる。図13中の93は、
天井である。
【0061】また、図11に、音声認識システム8にお
ける登録ワード、動作および経由接点の対応表を示した
が、この例に限らず、適宜、登録ワードを追加したり、
動作の内容を変更するなどして、設定内容が変更される
構成としても良い。
【0062】また、排気管72を床91へ誘導するもの
としたが、後述する第2の実施の形態例のように、天井
へ排気管72を誘導する構成としても良い。
【0063】〔第2の実施の形態〕図14、図15に示
すように、第2の実施の形態例である調理台ユニット
1’は、第1の実施の形態例の調理台ユニット1の収納
部2の中空部10に、下収納部5を配置した構成となっ
ている。図14は、調理台ユニット1’を示す斜視図、
図15は、調理台ユニット1’の設置状態を示す正面図
である。
【0064】収納部2’は、二つの縦収納部3と、上収
納部4’と、二つの縦収納部3の下部を架け渡して設け
られる下収納部5と、を備えて、中央に開口部20が設
けられるよう口型に構成されている。縦収納部3は、第
1の実施の形態例の調理台ユニット1の縦収納部3とほ
ぼ同様の構成である。
【0065】上収納部4’の上面には、排気管72を通
すための穴72aが形成されている。また、下収納部5
の正面側には収納扉51aが、背面側には図示しない収
納扉が、それぞれ取り付けられている。
【0066】また、調理台部6は、収納部2’の開口部
20内に、二つの縦収納部3の中部を架け渡して設けら
れている。調理台部6の構成は、第1の実施の形態例の
調理台ユニット1の調理台部6とほぼ同様の構成である
ので、その説明を省略する。
【0067】図15および図16に示すように、上収納
部4’の下部42’には、レンジフード45’が、開口
部20内側に面するように設けられている。図16は、
図15中に示すD−D’の断面図である。レンジフード
45’の両側部は、開口部20から突出するように設け
られている。
【0068】図15に示すように、レンジフード45’
には、排気管72’が接続されている。排気管72’
は、上収納部4’内部に設けられた図示しないパイプス
ペースの内部に配置され、穴72aへ誘導されている。
また、排気管72’は、穴72aを通って、天井93へ
誘導されている。穴72aと天井93との間に配置され
た排気管72’の外面は、パイプカバー72bによって
覆われている。
【0069】以上のように、第2の実施の形態例である
調理台ユニット1’によれば、シンク63、コンロ台6
6、作業スペース67の利用者が、椅子に着座した状態
で作業を行う際に、突出した調理台部6の側部61の下
のスペースに足を投げ出すことができる。したがって、
シンク63、コンロ台66、作業スペース67の利用者
が、椅子に着座した状態で快適に作業を行える。
【0070】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、調理台部
の利用者が、椅子に着座した状態で作業を行う際に、中
空部に足を投げ出すことができ、快適に作業を行える。
また、調理台部の奥行きを比較的大きく設定でき、調理
のための広いスペースを確保できる。
【0071】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、シン
クまたは加熱機器の利用者が、椅子に着座した状態で快
適に作業を行える。
【0072】請求項3記載の発明によれば、シンクまた
は加熱機器の利用者が、椅子に着座した状態で作業を行
う際に、突出した調理台部の側部の下のスペースに足を
投げ出すことができ、快適に作業を行える。また、調理
台部の奥行きを比較的大きく設定でき、調理のための広
いスペースを確保できる。
【0073】請求項4記載の発明によれば、請求項1〜
3のいずれかに記載の発明と同様の効果が得られるのは
勿論のこと、調理台部の下に調理台部の利用者が足を投
げ出せるスペースを確保しつつも、排水管などの機器を
設置するスペースを確保でき、調理台部の下の空間を効
率的に利用できる。
【0074】請求項5記載の発明によれば、請求項1〜
4のいずれかに記載の発明と同様の効果が得られるのは
勿論のこと、施工現場において照明装置または換気装置
を調理台ユニットに取付ける作業を省略でき、施工にか
かる時間を短縮できる。
【0075】請求項6記載の発明によれば、請求項1〜
5のいずれかに記載の発明と同様の効果が得られるのは
勿論のこと、排気管、給水管、給湯管、排水管が収納部
や調理台部の外に露出せず、調理台ユニットの外観を向
上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態例の調理台
ユニットを示す斜視図である。
【図2】図1中の調理台ユニットを示す側面図である。
【図3】図1中の調理台ユニットの設置状態を示す正面
図である。
【図4】図1中の調理台ユニットのA−A’断面図であ
る。
【図5】図3中の調理台ユニットのB−B’断面図であ
る。
【図6】図3中の調理台ユニットのC−C’断面図であ
る。
【図7】図1中の縦収納部の下部構造を説明するための
要部斜視図である。
【図8】図7中の土台部の斜視図である。
【図9】図1中の縦収納部の固定構造を示す要部縦断面
図である。
【図10】図1中の調理台ユニットに用いられる音声認
識システムを示す概略図である。
【図11】図10中の音声認識システムにおける登録ワ
ード、動作および経由接点の対応表である。
【図12】図1中の縦収納部の変形例を示す要部正面図
である。
【図13】図1中の調理台ユニットの変形例を示す概略
側面図である。
【図14】本発明を適用した第2の実施の形態例の調理
台ユニットを示す斜視図である。
【図15】図14中の調理台ユニットの設置状態を示す
正面図である。
【図16】図15中の調理台ユニットのD−D’断面図
である。
【符号の説明】
1 調理台ユニット 1’ 調理台ユニット 2 収納部 2’ 収納部 3 縦収納部 4 上収納部 5 下収納部 6 調理台部 10 中空部 20 開口部 21、22 パイプスペース 42 下部 43 ダクト(換気装置) 44 照明装置 45 レンジフード(換気装置) 61 側部 62 傾斜部 63 シンク 66 コンロ台(加熱機器) 71 排水管 72 排気管 91 床 93 天井
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E03C 1/00 E03C 1/00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立設される二つの縦収納部と、この二つ
    の縦収納部の上部を架け渡して設けられる上収納部と、
    を備えて、中央に開口部が設けられるよう門型に構成さ
    れる収納部と、 この収納部の開口部内に、下方に中空部が設けられた状
    態で、前記二つの縦収納部の中部を架け渡して設けられ
    る調理台部と、を備えて構成され、 この調理台部の少なくとも一方の側部が、前記収納部の
    開口部から突出するように設けられていることを特徴と
    する調理台ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の調理台ユニットにおい
    て、 調理台部には、シンクまたは加熱機器が設けられ、 前記調理台部の両側部のうち、前記シンクまたは加熱機
    器を利用可能である側の側部が、収納部の開口部から突
    出するように設けられていることを特徴とする調理台ユ
    ニット。
  3. 【請求項3】 立設される二つの縦収納部と、この二つ
    の縦収納部の上部を架け渡して設けられる上収納部と、
    前記二つの縦収納部の下部を架け渡して設けられる下収
    納部と、を備えて、中央に開口部が設けられるよう口型
    に構成される収納部と、 この収納部の開口部内に、前記二つの縦収納部の中部を
    架け渡して設けられる調理台部と、を備えて構成され、 この調理台部には、シンクまたは加熱機器が設けられ、 前記調理台部の両側部のうち、前記シンクまたは加熱機
    器を利用可能である側の側部が、前記収納部の開口部か
    ら突出するように設けられていることを特徴とする調理
    台ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の調理台
    ユニットにおいて、 収納部の開口部から突出する調理台部の側部下方には、
    下へ向かうに従い前記収納部側へ近づくように傾斜した
    傾斜部が設けられていることを特徴とする調理台ユニッ
    ト。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の調理台
    ユニットにおいて、 上収納部の下部には、照明装置または換気装置が、開口
    部内側に面するように設けられていることを特徴とする
    調理台ユニット。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の調理台
    ユニットにおいて、 排気管、給水管、給湯管、排水管のうちのいずれかの管
    を、床または天井へ誘導するためのパイプスペースが、
    収納部の内部に設けられていることを特徴とする調理台
    ユニット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006223644A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Yamaha Livingtec Corp システムキッチン
JP2015021235A (ja) * 2013-07-16 2015-02-02 大和ハウス工業株式会社 室内構造
WO2022062475A1 (zh) * 2020-09-23 2022-03-31 山西红鸽餐饮管理有限公司 一种具有清洁功能的多功能桌

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