JP2002027837A - ネットプランター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】植物栽培及び移植のための網状の容器 【構成】移植先に植物を植え込んだ状態で設置すべく、
移植先と同一形状の容器内に設置する、網状の容器であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、金属やプラスチック等の網で製作した植物
栽培及び移植用の容器に関するものである。従来の植物
栽培用の容器は陶器やプラスチック等で出来ており、移
植先の形状と同一の形状の容器で生育した植物を、容器
のまま植栽することはないのが一般的であり、移植の現
場で容器から外して新しい培養土に移すため、うまく根
付かせるには大変な苦労を要する。本発明は、その欠点
を除くためになされたもので、これを図面で説明すれ
ば、予め移植先と同一の形状をした栽培容器（２）とネ
ットプランター（１）に培養土（３）を入れ、植物
（４）を植えて育てる。｛（６）は底面の水を排水する
ための排水材｝ 植物が充分成育してから、容器ごと植物を移動し、移植
現場で容器とネットプランターとを外し、（５）の移植
場所にネットプランターごと設置すれば植栽完了。この
ように本発明は、植物の生育環境の整った圃場で栽培し
た植物を、そのまま移植できることから、植物の痛み
が少なく、活着率が飛躍的に高まる。移植のための現
場作業が減り、大幅な工期の短縮が可能となる。植物
の根が充分張った後ネットプランターごと植栽するた
め、土壌の流亡がなく、急傾斜地での植栽も可能。工
事完了後でも、生育の悪い部分の取り替えが容易に行な
え、管理が容易である。設備の整った圃場で大量生産
が可能で、トータルコストが少なくてすむ。材質は金属
やプラスチックなどの外、腐食にくい布など何でもよ
く、形状も成形出来るものに限らず、単に柔らかい網か
布を移植先の形状と同じ容器内に敷き込んだ程度でも、
植物の根が絡めば充分効果がある。以上の様な特徴か
ら、従来工法では困難な屋上や屋根の緑化を、安易に且
つ安価に実現、普及させる事が可能であり、昨今叫ばれ
ている地球環境の改善への大きな一助となる画期的な発
明である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図である。

【図２】本発明の圃場での使用中の斜視図である。

【図３】本発明の移植時の使用中斜視図である。

【符号の説明】

（１）はネットプランター （２）は栽培容器
（３）は培養土 （４）は植物 （５）は移植場所 （６）
は排水材

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】植物栽培及び移植用の網状の容器
2. 【請求項２】予め植栽する場所と同一の形状に成形した
   栽培容器の内側に、同形状に成形した網状の容器又は布
   状の網を設置して植物を栽培し、充分活着した後ネット
   ごと移植する。