JP2002027502A - 3次元画像入力装置 - Google Patents

3次元画像入力装置

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JP2002027502A JP2000209448A JP2000209448A JP2002027502A JP 2002027502 A JP2002027502 A JP 2002027502A JP 2000209448 A JP2000209448 A JP 2000209448A JP 2000209448 A JP2000209448 A JP 2000209448A JP 2002027502 A JP2002027502 A JP 2002027502A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3次元形状の検出に不足する3次元画像を容
易に確認する。 【解決手段】 点G1 、G2 、G3 から被写体の3次元
画像を撮影する。各点で撮影した3次元画像を合成して
被写体の3次元形状を検出する。3次元画像の合成はリ
アルタイムモードまたは一括接続モードによって制御す
る。リアルタイムモードでは、撮影した3次元画像を撮
影動作毎に合成して画面上に表示する。一括接続モード
では、撮影した3次元画像を画面上に同時に表示する。
そして表示された3次元画像から合成すべき画像を選択
し、一括して合成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光伝播時間測定法を
用いて被計測物体の3次元形状等を検出する3次元画像
入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パルス変調されたレーザ光を被写
体に照射し、被写体までの距離に応じた反射光を2次元
CCDセンサによって電気信号に変換して被写体の3次
元画像を検出する3次元画像入力装置が知られている。
この装置によると、一回の検出動作では被写体の一方向
からの3次元形状しか検出されないため、被写体全周の
3次元形状を検出するには、異なる方向から検出した複
数の3次元画像を合成する必要がある。
【0003】3次元画像の合成は、従来3次元画像入力
装置によって検出された3次元画像をコンピュータに入
力して、コンピュータのディスプレイ上において表示し
て行っていた。すなわち合成された3次元画像はコンピ
ュータのディスプレイ上において初めて表示され、検出
動作中において合成に不足する3次元画像を認識するこ
とはできず、また表示画面において、どの部分の3次元
画像が不足するのかを確認するのは困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、被写体の3
次元形状の検出に必要な3次元画像が容易に確認できる
ように3次元画像を合成し、表示する3次元画像入力装
置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる3次元画
像入力装置は、被写体の表面各点までの距離を示す距離
データによって形成される3次元画像を撮影可能なカメ
ラであって、被写体を異なる方向から撮影して得られた
複数の3次元画像を合成して1つの3次元画像を形成す
るために座標変換を行なう座標変換手段と、複数の3次
元画像を画面上に表示する画像表示手段とを備え、座標
変換手段と画像表示手段が、撮影された3次元画像を撮
影動作毎に合成するリアルタイムモードまたは、撮影さ
れた3次元画像を同時に表示して、選択された画像を合
成する一括接続モードによって制御されることを特徴と
する。
【0006】好ましくは画像表示手段が、第1の撮影動
作におけるカメラの光軸方向に沿って被写体を見たよう
にして3次元画像を画面上に表示する。
【0007】好ましくは画像表示手段が、カメラの光軸
方向に従って表示した3次元画像を、カメラの光軸方向
とは異なる方向から被写体を見たようにして画面上に表
示するように操作可能な手段を備える。
【0008】例えば座標変換手段が、第1の撮影動作に
おける3次元画像と第2の撮影動作における3次元画像
とを、第1の撮影動作におけるカメラの位置を原点と
し、カメラの光軸方向を1つの座標軸をする座標系に変
換する。
【0009】好ましくは座標変換手段が、第1の撮影動
作におけるカメラの位置から第2の撮影動作におけるカ
メラの位置に至るまでのカメラの角速度を検出する角速
度検出手段と、第1の撮影動作におけるカメラの位置か
ら第2の撮影動作におけるカメラの位置に至るまでのカ
メラの加速度を検出する加速度検出手段を備える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態である
3次元画像入力装置を備えたカメラの斜視図である。
【0011】カメラ本体10の前面において、撮影レン
ズ11の左上にはファインダ窓12が設けられ、右上に
はストロボ13が設けられている。カメラ本体10の上
面において、撮影レンズ11の真上には、測距光である
レーザ光を照射する発光装置(光源)14が配設されて
いる。発光装置14の左側にはレリーズスイッチ15と
液晶表示パネル16が設けられ、また右側にはリアルタ
イムモード設定ダイヤル17と作動スイッチ18が設け
られている。カメラ本体10の側面には、ICメモリカ
ード等の記録媒体を挿入するためのカード挿入口19が
形成され、また、ビデオ出力端子20とインターフェー
スコネクタ21が設けられている。
【0012】図2は、図1の3次元画像入力装置を備え
たカメラの背面図である。カメラ本体10の背面におい
て、画面表示LCDパネル37が設けられている。画面
表示LCDパネル37の右側には操作ボタン61、メニ
ューボタン62およびセットボタン63が配設され、画
面表示LCDパネル37の上部にはファインダ接眼部1
2bが設けられている。
【0013】図3は図1および図2に示すカメラの回路
構成を示すブロック図である。撮影レンズ11の中には
絞り25が設けられている。絞り25の開度はアイリス
駆動回路26によって調整される。撮影レンズ11の焦
点調整動作およびズーミング動作はレンズ駆動回路27
によって制御される。
【0014】撮影レンズ11の光軸上には撮像素子(C
CD)28が配設されている。CCD28には、撮影レ
ンズ11によって被写体像が形成され、被写体像に対応
した電荷が発生する。CCD28における電荷の蓄積動
作、電荷の読出動作等の動作はCCD駆動回路30によ
って制御される。CCD28から読み出された電荷信号
すなわち画像信号はアンプ31において増幅され、A/
D変換器32においてアナログ信号からデジタル信号に
変換される。デジタルの画像信号は撮像信号処理回路3
3においてガンマ補正等の処理を施され、画像メモリ3
4に一時的に格納される。アイリス駆動回路26、レン
ズ駆動回路27、CCD駆動回路30、撮像信号処理回
路33はシステムコントロール回路35によって制御さ
れる。
【0015】画像信号は画像メモリ34から読み出さ
れ、LCD駆動回路36に供給される。LCD駆動回路
36は画像信号に応じて動作し、これにより画像表示L
CDパネル37には、画像信号に応じた画像が表示され
る。
【0016】さらに、画像メモリ34から読み出された
画像信号はTV信号エンコーダ38に送られ、ビデオ出
力端子20を介して、カメラ本体10の外部に設けられ
たモニタ装置39に伝送可能である。システムコントロ
ール回路35はインターフェース回路40に接続されて
おり、インターフェース回路40はインターフェースコ
ネクタ21に接続されている。したがって、画像メモリ
34から読み出された画像信号は、インターフェースコ
ネクタ21に接続されたコンピュータ41に伝送可能で
ある。また、システムコントロール回路35は、記録媒
体制御回路42を介して画像記録装置43に接続されて
いる。したがって画像メモリ34から読み出された画像
信号は、画像記録装置43に装着されたICメモリカー
ド等の記録媒体Mに記録可能である。
【0017】システムコントロール回路35には、発光
素子制御回路44が接続されている。発光装置14には
発光素子14aと照明レンズ14bが設けられ、発光素
子14aの発光動作は発光素子制御回路44によって制
御される。発光素子14aは測距光であるレーザ光を照
射するものであり、このレーザ光は照明レンズ14bを
介して被計測物体に照射される。被計測物体において反
射した光は撮影レンズ11に入射する。この光をCCD
28によって検出することにより、後述するように被計
測物体の3次元画像が計測される。
【0018】カメラ本体10には角速度センサ46およ
び加速度センサ48が配設されている。角速度センサ4
6は互いに直交する3軸(X軸、Y軸、Z軸)回りの回
転角速度を検出するものであり、加速度センサ48は直
交する3軸それぞれの移動加速度を検出するものであ
る。角速度センサ46、加速度センサ48により検出さ
れたデータは角速度検出回路47、加速度検出回路49
にそれぞれ入力され、カメラ本体10の移動が3次元の
角加速度データとして検出される。3次元の角加速度デ
ータはシステムコントロール回路35に入力され、この
データに基づいてカメラの位置、姿勢、レンズの向きの
変化が判断される。
【0019】システムコントロール回路35には、レリ
ーズスイッチ15、リアルタイムモード設定ダイヤル1
7、作動スイッチ18、操作ボタン61、メニューボタ
ン62、セットボタン63から成るスイッチ群45と液
晶表示パネル(表示素子)16とが接続されている。
【0020】次に図4および図5を参照して、本実施形
態における距離測定の原理について説明する。なお図5
において横軸は時間tである。
【0021】距離測定装置Bから出力された測距光は被
写体Sにおいて反射し、図示しないCCDによって受光
される。測距光は所定のパルス幅Hを有するパルス状の
光であり、したがって被写体Sからの反射光も、同じパ
ルス幅Hを有するパルス状の光である。また反射光のパ
ルスの立ち上がりは、測距光のパルスの立ちあがりより
も時間δ・t(δは遅延係数)だけ遅れる。測距光と反
射光は距離測定装置Bと被写体Sの間の2倍の距離rを
進んだことになるから、その距離rは r=δ・t・C/2 により得られる。ただしCは光速である。
【0022】例えば測距光のパルスの立ち上がりから反
射光を検知可能な状態に定め、反射光のパルスが立ち下
がる前に検知不可能な状態に切換えるようにすると、す
なわち反射光検知期間Tを設けると、この反射光検知期
間Tにおける受光量Aは距離rの関数である。すなわち
受光量Aは、距離rが大きくなるほど(時間δ・tが大
きくなるほど)小さくなる。
【0023】本実施形態では上述した原理を利用して、
CCD28に設けられ、2次元的に配列された複数のフ
ォトダイオードにおいてそれぞれ受光量Aを検出するこ
とにより、カメラ本体10から被写体Sの表面の各点ま
での距離をそれぞれ検出し、被写体Sの3次元形状を示
す3次元画像のデータを一括して入力している。
【0024】次に、複数の方向から被写体を撮影し、各
方向からの撮影により検出された距離データを合成する
合成モードについて説明する。
【0025】図6は、合成モードにおける撮影動作の一
例を示すものであり、1つのカメラを用いて3個所から
被写体であるビルを撮影している。第1の撮影動作は、
点G 1 からビルの正面を撮影している。第2の撮影動作
は点G2 からビルの右側面を撮影しており、第3の撮影
動作は点G3 からビルの左斜め後を撮影している。半直
線Lp1 、Lp2 、Lp3 は、点G1 、G2 、G3 の撮
影においてカメラのレンズが向けられた向きを表してお
り、撮影時のカメラの光軸に一致する。また点G1 、G
2 、G3 は、撮影時におけるカメラの撮影光学系の焦点
に一致する。
【0026】一点(一方向)からの撮影により検出され
る被写体の3次元形状は、被写体の一部についてのみで
ある。例えば第1の撮影動作では、ビルの正面部分の3
次元形状しか検出されない。ビル全体の3次元形状を検
出するには、図のように複数の方向からビルを撮影し、
各点G1 、G2 、G3 の撮影により検出されたビルの3
次元形状を1つに合成しなければならない。合成モード
では、点G1 を基準として、各点G2 、G3 の位置、カ
メラの姿勢、光軸が向いている向きを角速度センサ4
6、加速度センサ48を用いて検出し、これらのデータ
をもとに点G1 、G2 、G3 をそれぞれ原点として検出
されたビルの3次元形状に関する座標データを1つの座
標系に変換する。これにより各点G1 、G2 、G3 にお
いて別々に検出された被写体の3次元形状が、1つの座
標系によって一体的に表される。なお本実施形態では、
合成モード設定後、初めて撮影が行なわれたときの座標
系、すなわち点G1 を座標原点とし、光軸方向Lp1
Z軸とした座標系を世界座標系として採用する。
【0027】図7〜図11を用いて本実施形態の3次元
画像の撮影、合成および表示の動作について説明する。
図7は画面表示LCDパネル37に表示されるメニュー
画面を示す図である。メニュー画面はカメラの電源がオ
ン状態にされたときには自動的に、又は3次元画像の検
出開始後においてもメニューボタン62をオン状態にす
ることによって画面表示LCDパネル37上に表示され
る。
【0028】メニュー画面には2次元画像撮影モードを
示す文字「2D撮影」37a、3次元画像撮影モードを
示す文字「3D撮影」37b、画像設定モードを示す文
字「設定」37c、一括接続モードを示す文字「3D一
括接続」37dがぞれぞれ表示される。これらの項目は
操作ボタン61の操作によって選択され、セットボタン
63によって決定される。2次元画像撮影モードは撮影
レンズ11を介して得られる2次元画像を撮影するモー
ドである。3次元画像撮影モードは上述の距離測定の原
理を利用した3次元画像の撮影を行うモードである。画
像設定モードは画像の解像度の調整を行うモードであ
る。一括接続モードは後述する3次元画像の合成に関す
るモードである。
【0029】図8、9はメニュー画面において2次元画
像の撮影または3次元画像の撮影が選択されたときに実
行される撮影動作のフローチャートである。
【0030】ステップ100において変数nが初期値0
に定められる。ステップ101においてレリーズスイッ
チ15が全押しされていることが確認されるとステップ
102が実行され、CCD28による通常の撮影動作
(CCDビデオ制御)がオン状態に定められ、被写体の
2次元画像が撮影され画像データとして検出される。検
出された画像データは、ステップ103において画像メ
モリ34に一時的に記憶される。2次元画像撮影モード
が選択されている場合は、画像記録装置43を介して画
像記録媒体Mのデータファイルに記録され撮影動作が終
了する。
【0031】ステップ104においてCCDのビデオ制
御がオフ状態に定められた後、ステップ105において
垂直同期信号が出力されるとともに測距光制御が開始さ
れる。すなわち発光装置14が駆動され、パルス状の測
距光が断続的に出力される。次いでステップ106が実
行され、CCD28による検知制御が開始される。
【0032】ステップ107では、距離情報検出動作の
開始から1フィールド期間が終了したか否か、すなわち
新たに垂直同期信号が出力されたか否かが判定される。
1フィールド期間が終了するとステップ108に進み、
積分された距離情報の信号電荷がCCD28から出力さ
れる。この信号電荷はステップ109において画像メモ
リ34に一時的に記憶される。
【0033】ステップ110では測距光制御がオフ状態
に切換えられ、発光装置14の発光動作が停止する。ス
テップ111では、距離データの演算処理が行なわれ、
画像メモリ34に一時的に記憶される。
【0034】ステップ112では、取得された距離デー
タのキャリブレーションとして例えばディストーション
補正が行なわれ、3次元画像のデータの歪みが修正され
る。
【0035】ステップ113では、ステップ111で算
出された距離データから撮影点を原点とした被写体の位
置の座標が算出され、座標データとして画像メモリ34
に一時的に記憶される。
【0036】ステップ114では角速度センサ46、加
速度センサ48によって検出された角速度、加速度のデ
ータからカメラの位置、姿勢、レンズの方向に関する座
標変換のパラメータが算出され、画像メモリ34に一時
的に記憶される。
【0037】ステップ115では、変数nが1だけイン
クリメントされる。すなわち検出された各データが何番
目に撮影された3次元画像に関するものかが設定され
る。
【0038】ステップ116では、画像データ、座標デ
ータ、座標変換のパラメータおよび変数nの数値が画像
記録装置43を介して画像記録媒体Mのデータファイル
に記録される。
【0039】ステップ117においてリアルタイムモー
ドが設定されているか否かが判断される。リアルタイム
モードとは3次元画像の合成に関するモードの種類であ
って、検出された座標データを撮影動作毎に合成して表
示するモードである。リアルタイムモードの設定は、リ
アルタイムモード設定ダイヤル17を手動でオン状態に
設定することによっておこなう。
【0040】リアルタイムモードが設定されていないと
判断されたときは、ステップ118に移行し、撮影を終
了するか否かが判断される。撮影の終了は作動スイッチ
18をOFFに設定することにより選択される。撮影の
終了が選択されないときは、ステップ101に戻り次の
撮影が実行されるまで、すなわちレリーズスイッチが押
されるまで待機する。
【0041】ステップ117においてリアルタイムモー
ドが設定されていると判断されたときは、ステップ20
1に移行し、3次元画像の合成に関するリアルタイムモ
ードの処理に移行する。
【0042】ステップ201では、n=1であるか否か
が判定される。すなわち実行されている3次元画像の撮
影動作が、最初(1枚目)の撮影動作によるものか否か
が判定される。n=1のときは処理はステップ202に
移り、ステップ113において得られた座標データが第
1の座標データに定められる。
【0043】ステップ201でn=1でないと判定され
ると、ステップ203が実行され、ステップ113にお
いて得られた座標データが第2の座標データとして定め
られ、ステップ114において求められた座標変換のパ
ラメータを用いて、世界座標系に変換される。世界座標
は第1の座標データが得られたときのカメラの位置を原
点とする。ステップ204において、世界座標系に変換
された第2座標データが第1の座標データに合成され
る。第1の座標データと第2の座標データの重複する部
分は一方が削除される。
【0044】ステップ205では合成された座標データ
は3次元画像として、最初の撮影動作時の光軸方向視線
で画面表示LCDパネル37に表示される。ステップ2
06では撮影を終了するか否かが判断される。終了が選
択されるとリアルタイムモードのルーチンは終了する。
一方、ステップ206において撮影の終了が選択されな
いときはステップ101に戻り次の撮影が実行されるま
で、すなわちレリーズスイッチが押されるまで待機す
る。
【0045】次に、図10、図11を用いて一括接続モ
ードが選択された場合について説明する。本実施形態に
おける3次元画像の合成には、上述のリアルタイムモー
ドの他に、各撮影点からの撮影により検出された3次元
画像を同時に一覧表示して、表示された3次元画像の中
から選択した画像のみを合成する一括接続モードがあ
る。
【0046】メニュー画面(図7参照)において一括接
続モードが選択されると、ステップ301において3次
元画像が一覧表示される。3次元画像の一覧表示は、図
11に示すように、3次元画像の撮影が開始されてから
一括接続モードが選択されるまでに各撮影点で得られた
3次元画像が全て表示される。図11の例では図8の3
次元画像の撮影のプログラムを6回実行し、第1〜第6
の3次元画像が検出されてメニュー画面に表示されてい
る。第1〜第6の3次元画像には撮影された順番に対応
した〜の番号が付されている。
【0047】ステップ302において、オペレータの操
作によって合成の対象とする3次元画像が選択される。
一覧表示された3次元画像の中から操作ボタン61の操
作により合成する3次元画像を選択してセットボタン6
3の操作により合成する3次元画像を決定することがで
きる。図11の例ではとの3次元画像が選択されて
いる。選択された3次元画像は太い線で囲まれて表示さ
れる。
【0048】ステップ303では選択された3次元画像
の合成処理が行われる。すなわち、選択された3次元画
像は、リアルタイムモードにおける合成と同様に世界座
標に座標変換されて合成される。ここで世界座標は最初
の撮影動作におけるカメラの位置を原点とし、最初の撮
影動作におけるカメラの光軸をZ軸とする。
【0049】ステップ304において、画面表示LCD
パネル37画面から3次元画像の一覧表示が消去され、
合成された3次元画像が表示される。合成された3次元
画像は、世界座標に統一されており、最初の撮影動作に
おける光軸方向視線で表示される。
【0050】ステップ305において、一括接続モード
を終了するか否かが判断される。一括接続モードを終了
するときは、作動スイッチ18をOFFに設定すること
により選択される。一括接続モードの終了が選択されな
いときは、ステップ301に戻り合成された3次元画像
の表示が消去されて再び各撮影点で撮影された3次元画
像が一覧表示される。
【0051】以上のようにリアルタイムモードおよび一
括接続モードによって合成された3次元画像は、画面表
示LCDパネル37上において最初に撮影された3次元
画像の撮影時のカメラ光軸方向視線と一致するように表
示される。また合成された3次元画像は、操作ボタン6
1の操作により回転させ、別方向から表示することも可
能である。合成された画像を別角度から表示することに
より、データを既に取り込んでいる部分と取り込んでい
ない部分との判別が可能となる。すなわち撮影されてい
ない部分は表示されないため、データの不足する部分の
確認が容易となる。
【0052】本実施形態においてはカメラの位置、姿
勢、向きの検出に角速度・加速度センサを用いたが、例
えば磁気センサ、多軸式アームを用いてもよい。
【0053】リアルタイムモードにおいて合成された3
次元画像は世界座標を原点として表示、すなわち第1の
撮影動作におけるカメラの光軸方向視線で画面表示LC
Dパネル37上に表示されるが、最後(最新)の撮影動
作におけるカメラの光軸方向視線で表示されてもよい。
この場合、3次元画像は世界座標に変換されて合成され
た後、最後の撮影動作におけるカメラの位置を原点と
し、最後の撮影動作におけるカメラの光軸方向をZ軸と
する座標系に変換されて画面上に表示される。
【0054】3次画像の合成及び表示はコンピュータ4
1の操作によってモニタ装置39上に表示されてもよ
い。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、被写体の
3次元形状の検出に必要な3次元画像が容易に確認でき
るように合成、表示する3次元画像入力装置を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である3次元画像入力装置を
備えたカメラの斜視図である。
【図2】本発明の実施形態である3次元画像入力装置を
備えたカメラの背面図である。
【図3】図1、2に示すカメラの回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】測距光による距離測定の原理を説明するための
図である。
【図5】測距光、反射光、ゲートパルス、およびCCD
が受光する光量分布を示す図である。
【図6】合成モードで複数の方向から被写体を撮影し、
被写体の全体的な3次元形状を検出する方法について説
明した図である。
【図7】メニュー画面を示す図である。
【図8】3次元画像検出動作のフローチャートである。
【図9】リアルタイムモードの3次元画像合成動作のフ
ローチャートである。
【図10】一括接続モードの3次元画像合成動作のフロ
ーチャートである。
【図11】一括接続モードにおける3次元画像を一覧表
示する画面を示す図である。
【符号の説明】
10 カメラ本体 37 画面表示LCDパネル 61 操作ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/387 H04N 1/387 5C076 5/225 5/225 B Fターム(参考) 2F065 AA04 BB05 FF04 GG04 JJ26 LL06 QQ24 QQ31 5B050 BA04 BA07 BA09 BA10 EA19 EA27 5B057 BA19 CA13 CA16 CB13 CB16 CD14 CE08 DA06 DB03 5C022 AA13 AB15 AC02 AC03 AC12 AC32 AC42 AC54 AC56 AC69 AC74 5C061 AB06 AB08 AB14 5C076 AA11 BA01 CA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の表面各点までの距離を示す距離
    データによって形成される3次元画像を撮影可能なカメ
    ラであって、 前記被写体を異なる方向から撮影して得られた複数の3
    次元画像を合成して1つの3次元画像を形成するために
    座標変換を行なう座標変換手段と、 前記複数の3次元画像を画面上に表示する画像表示手段
    とを備え、 前記座標変換手段と前記画像表示手段が、撮影された前
    記3次元画像を撮影動作毎に合成するリアルタイムモー
    ドまたは、撮影された前記3次元画像を同時に表示し
    て、選択された前記画像を合成する一括接続モードによ
    って制御されることを特徴とする3次元画像入力装置。
  2. 【請求項2】 前記画像表示手段が、第1の撮影動作に
    おける前記カメラの光軸方向に沿って前記被写体を見た
    ようにして前記3次元画像を前記画面上に表示すること
    を特徴とする請求項1に記載の3次元画像入力装置。
  3. 【請求項3】 前記画像表示手段が、前記カメラの光軸
    方向に従って表示した前記3次元画像を、前記カメラの
    光軸方向とは異なる方向から前記被写体を見たようにし
    て前記画面上に表示するように操作可能な手段を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の3次元画像入力装
    置。
  4. 【請求項4】 前記座標変換手段が、第1の撮影動作に
    おける3次元画像と第2の撮影動作における3次元画像
    とを、前記第1の撮影動作における前記カメラの位置を
    原点とし、前記カメラの光軸方向を1つの座標軸をする
    座標系に変換することを特徴とする請求項1に記載の3
    次元画像入力装置。
  5. 【請求項5】 前記座標変換手段が、第1の撮影動作に
    おける前記カメラの位置から第2の撮影動作における前
    記カメラの位置に至るまでの前記カメラの角速度を検出
    する角速度検出手段と、前記第1の撮影動作における前
    記カメラの位置から第2の撮影動作におけるカメラの位
    置に至るまでの前記カメラの加速度を検出する加速度検
    出手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の3次
    元画像入力装置。
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