JP2002026490A - 基板処理装置と該装置で得られた処理基板 - Google Patents

基板処理装置と該装置で得られた処理基板

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JP2002026490A JP2000205760A JP2000205760A JP2002026490A JP 2002026490 A JP2002026490 A JP 2002026490A JP 2000205760 A JP2000205760 A JP 2000205760A JP 2000205760 A JP2000205760 A JP 2000205760A JP 2002026490 A JP2002026490 A JP 2002026490A
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和久 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多機能化・高密度化・細線化・薄型化に対応
できるプリント配線板等をプラスチックフィルム、硝子
繊維膜、金属箔又は紙等のシート状の材料から製造する
ためのエッチング等の基板処理装置を提供すること。 【解決手段】 エッチング液が常時充満したタンク上室
2a側の底壁面18及び下室2b側の天井壁面19を含
む壁面によりタンク2を貫通する基板搬送路1を設け、
該基板搬送路1内に上下壁面の複数の傾斜状スリット
5、6から基板搬送方向にエッチング液を噴出させて基
板3を浮上搬送させる。基板3は液の流れの中で搬送さ
れるため、基板3が薄いフィルム状のものであっも、そ
の表面にしわや打痕等が発生すことがなく、また、特に
プリント配線板の微細導体回路パターンは装置部材に接
触することがないので損傷を受けることがない。さら
に、基板表面のエッチング液による処理がまんべんなく
行えるので、基板表面を全体に均一に処理できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、短尺または長尺の
プリント配線板等に用いる薄いシート状のプラスチック
フィルム、硝子繊維膜、金属箔又は紙等のシート状の材
料(以下、これらを単に基板ということがある)を支持
部材に接触させないで、薬品等による洗浄処理、加工処
理等の液体による処理装置あるいはこれらの処理装置を
用いられる基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】前記基板を化学薬品または水(以下、こ
れらを処理液ということがある)により洗浄又は加工処
理する場合には、従来は図12に示す洗浄又は加工装置
を使用していた。図12は基板の処理液による洗浄又は
加工を行う装置の代表例であるエッチング装置であり、
以下特に断らない限り、エッチング装置について説明す
る。
【0003】図12(a)はエッチング装置の側面概略
図、図12(b)は図12(a)のA−A線矢視図を示
す。図12に示すエッチング装置には、該装置の基板搬
入口61と出口62にそれぞれ配置された基板3を搬送
させる搬送ローラ64がエッチング装置内部の基板搬送
方向に複数列配置され、さらに基板3を間に挟み込んで
搬送する一対の搬送ローラ66と該エッチング装置内を
搬送中の基板3の上下方向から基板3に向けてエッチン
グ液を噴出するノズル68が装置内部の基板搬送方向に
複数列配置されている。
【0004】上下一対の搬送ローラ66は図12(b)
の平面図に示すように、基板搬送方向に直交する方向に
複数個間隔をあけて配置されており、また基板搬送方向
に隣接して配置される上下一対の搬送ローラ66、・・
・は平面視で千鳥状に配置されており、さらに、エッチ
ング液スプレノズル68はこれらの搬送ローラ66の間
から基板3上にエッチング液を噴出できるように配置さ
れている。また、図示していないが基板3をエッチング
液に浸漬しながら搬送することで基板のエッチング処理
を行う場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図12に示す構成から
なる従来のエッチング装置では次のような問題点があっ
た。すなわち、搬送ローラ66の表面と基板3の接触部
分の摩擦抵抗により基板3を搬送していたため、基板3
の表面に多少の傷が付くことは避けられない。また、エ
ッチング液スプレノズル68からのエッチング液は多数
の搬送ローラ66の間から基板3上に噴出されるため
に、搬送ローラ66が基板3表面の一部を覆い隠し、基
板3の平面全体に、まんべんなく均一にエッチング液が
噴出されないことがある。
【0006】また、基板3をエッチング液に浸漬させな
がらエッチング処理する場合にも基板3が搬送ローラ6
6に接触しているために基板3の搬送ローラ66との接
触部分にはエッチング液が当たらず、基板全体にわたり
均一にエッチングすることはできなかった。
【0007】基板全体のエッチングの均一処理性を高め
るためには、エッチング液スプレノズル68の設置個数
を多くする必要があるが、設置コストが高くなるだけで
なく、ノズル68の詰まりを防ぐためのメインテナンス
作業の負担が増える。さらに、比較的薄いフィルムから
なる基板3であっても搬送ローラ66を利用してエッチ
ング処理をするため、搬送ローラ66の押し付け力が基
板3の表面に打痕等を発生させていた。
【0008】また、図13に前記搬送ローラ66部分の
拡大斜視図を示すが、表面にはOリング70が取り付け
られた搬送ローラ66がシャフト受け71を介してシャ
フト72に固着されている。搬送ローラ66は、その基
板3との当接面の摩擦抵抗力で基板3を搬送しているた
め、シャフト受け71とシャフト72の僅かな隙間に前
記摩擦によりOリング70などから剥離した小さな固形
物が入り込むことがある。そのため搬送ローラ66の回
転がスムーズにできなくなり、また回転しない搬送ロー
ラ66が生じることもある。スムーズに回転しない搬送
ローラ66又は回転しない搬送ローラ66と基板3の間
の摩擦力が大きくなると、基板3上のレジストが不用意
に剥離することがあった。
【0009】ところで、近年、各種電子機器にプリント
配線板が数多く用いられるが、電子機器の発達ととも
に、多機能化・高密度化・細線化・薄型化に対応できる
プリント配線板の製造装置を開発する要請が強くなって
いる。このようなプリント配線板に対する高性能化の要
求に対応するためには、図12に示すエッチング装置の
前述の問題点は大きな障害になっており、導体回路の欠
損が原因となり、製品不良が増加する傾向にあり、不良
品発生によるコストが増加してきている。その導体回路
の欠損はプリント配線板製造過程での配線板表面のレジ
ストや導体回路の擦れによる前記回路の損傷等が原因で
あり、微細な配線回路の品質に大きな影響を及ぼし、プ
リント配線板製造コストの増加の大きな原因となってい
る。さらに、プリント配線板を薄型化すると、しわや打
痕が発生しやすく、また、その品質基準も厳しくなって
いるため、不良品の発生率が高く、導体回路の欠損同
様、プリント配線板製造コストの増加要因となってい
る。
【0010】そこで、本発明の課題は、前記多機能化・
高密度化・細線化・薄型化に対応できるプリント配線板
等で用いられる処理基板をプラスチックフィルム、硝子
繊維膜、金属箔又は紙等のシート状の材料から製造する
ための基板処理装置、及び、該装置を用いて得られる高
性能処理基板を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は次の
構成により解決される。すなわち、両端部に基板入口と
基板出口を備え、天井壁面及び底壁面を含む壁面により
構成される基板搬送路と、該基板搬送路を構成する天井
壁面及び底壁面に基板搬送方向に向けて傾斜角度をもっ
て処理液を噴出する複数のスリット又は基板搬送方向に
対して垂直方向に処理液を噴出する複数のスリットを設
けたことを基板処理装置である。
【0012】本発明の基板処理装置は、例えば、処理液
が常時充満した上室と下室からなる処理液収納タンクを
設け、該タンクの上室側の底壁面及び下室側の天井壁面
を含む壁面によりタンクを貫通する基板搬送路を構成
し、該基板搬送路の基板入口と基板出口をそれぞれタン
クの対向する二つの側壁面に設け、前記基板搬送路を構
成する天井壁面及び底壁面に基板搬送方向に向けて傾斜
角度をもって処理液を噴出する複数のスリット又は基板
搬送方向に対して垂直方向に処理液を噴出する複数のス
リットを設けた基板処理置である(図1参照)。
【0013】以下、この方式の基板処理装置をスリット
方式の基板処理装置と呼ぶことにする。ここで、基板搬
送路を構成する天井壁面及び底壁面に、基板搬送方向に
向けて傾斜角度をもって処理液を噴出する複数のスリッ
トを有するスリット方式の基板処理装置について、まず
説明する。
【0014】前記基板のエッチング処理等に用いられる
基板搬送路に設けられたスリットからエッチング液等の
処理液が基板搬送路の入口側から出口側に向けて噴出す
るようにスリットが基板搬送路平面に対して傾斜して設
けられているので、処理液は前記搬送路内を基板入口側
から基板出口側に向けて流れる。前記基板搬送路の入口
側から基板を適宜の手段で導入すると、基板は上下から
の処理液の噴出流により搬送路内のほぼ中央部を基板出
口に向けて搬送される。このとき、基板搬送路内を搬送
される基板は搬送路を構成する上下壁面には接触するこ
となく搬送され、しかも、その搬送中に処理液で目的と
する処理が行われる。
【0015】従って、本発明の基板処理装置では図12
に示す従来技術等のように、基板は搬送ローラなどとの
摩擦力で搬送されるのではなく、処理液の流れの中で、
処理液により搬送されるため、基板が薄いフィルム状の
ものであっも、その表面にしわや打痕等が発生すことが
ない。また、特にプリント配線板の導体回路パターン等
の微細パターンは装置部材に接触することがないので損
傷を受けることがない。さらに、基板表面の処理液によ
る処理がまんべんなく行えるので、基板表面を全体に均
一に処理できる。
【0016】本発明のスリット方式の基板処理装置で基
板を処理液上に浮上させるためのスリットの設置個数、
各スリット間の間隔(ピッチ)、スリットからの液噴出
速度、噴出液の液圧力、搬送路壁面に対するスリット傾
斜角度、スリット流路の長さ等のスリット設定条件を目
的の基板処理態様に応じて適切なものにする必要があ
る。しかし、基板搬送路内での処理液の流速に基づき基
板は搬送されるので、基板の処理時間がコントロールで
きず、不安定になり、精度の良い再現性のある基板処理
が難しくなるおそれがある。そのため、基板の搬送速度
を正確にコントロールするために、流体的または、機械
的に補助的な搬送装置を付与する必要がある。
【0017】例えば、前記スリット方式の基板処理装置
の基板搬送路内での処理液の流速は基板搬送路の基板入
口側から基板出口側に向けて順次速くなるので、基板搬
送路は、その入口側から出口側に向けて搬送路を昇り勾
配となるように傾斜状に設けることで基板搬送速度を調
整することができる(図4、図5参照)。この搬送路の
昇り勾配は調整可能にすることが望ましい。
【0018】また、本発明では、以下のような基板搬送
速度調整手段等からなる基板搬送補助手段を設けても良
い。すなわち、基板搬送路に進退自在のピンなどからな
る基板搬送速度調整手段を設け、該基板搬送速度調整手
段を搬送速度が速過ぎる基板の先端部などに当接可能に
しておけば、基板の搬送を一時的に停止させることがで
き、複数の基板を全体として調和した搬送全体としての
搬送速度を自在に調整することができる(図5参照)。
【0019】また、前記基板搬送路の基板の搬送方向に
直交する基板幅方向の基板両端より外側から基板の前方
又は後方に基板厚さ方向の側面に向けて伸びて、前記基
板側面に当接可能な基板搬送速度を調整する手段を設け
ても良い(図9、図10参照)。
【0020】本発明の基板搬送装置において、前記基板
搬送速度調整手段等からなる基板搬送補助手段を設ける
場合には基板搬送路を構成する天井壁面及び底壁面には
基板搬送方向に対して垂直方向に処理液を噴出する複数
のスリットを設けた構成でも良い。
【0021】さらに、本発明には次の構成からなる基板
処理装置も含まれる。すなわち、両端部に基板入口と基
板出口を備え、天井壁面及び底壁面を含む壁面により構
成される基板搬送路と、該基板搬送路を構成する天井壁
面及び底壁面に基板搬送方向に向けて傾斜角度をもって
処理液を噴出する複数のスリット又は基板搬送方向に対
して垂直方向に処理液を噴出する複数のスリットを設け
た単位基板搬送装置が複数組並列配置され、各単位基板
搬送装置の間には基板を上下方向から挟み込みながら搬
送する基板搬送路を形成する一対の搬送ローラを設け、
前記単位基板搬送装置の基板搬送路と前記一対の搬送ロ
ーラの間に形成される基板搬送路により全体として一つ
の基板搬送路を構成した基板処理装置である(図11参
照)。
【0022】また、前記基板搬送路の出口部に、均一に
処理液を噴出させて処理液吐出膜を形成する円筒状の多
孔質の処理液吐出装置を各処理液吐出膜形成面を互いに
向き合うように上下に配置し、該上下一対の多孔質の処
理液吐出装置の間を基板が通るだけの間隔を設けてスリ
ットからの処理液が基板搬送路出口からむやみに飛散し
ないようにすることもできる(図5参照)。
【0023】基板の処理を均一にするため、スリットか
らの処理液の噴出方向を基板搬送方向に対して±45度
にスリットの長手方向を傾斜させ、しかもこれらの傾斜
角度の異なる複数のスリットを一つの搬送路内で各種組
合せることもできる(図2参照)。
【0024】また、本発明には前記基板搬送装置を用い
て製造される処理基板も含まれる。なお、本発明の処理
液に浮上させた状態で、基板を精密加工処理を行うスリ
ット方式の基板処理装置の前後の基板搬送工程では、従
来技術の搬送ローラ方式の搬送装置を用いることができ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面と共に
説明する。本実施の形態では、処理液として主としてエ
ッチング液を用いるエッチング装置について説明する。
【0026】図1に示す実施の形態のエッチング装置の
模式的な概略側断面図(図1(a))と図1(a)のA
−A線矢視図(図1(b))である。図1に示すエッチ
ング装置は、中央部を貫通して基板搬送路1を形成した
タンク2からなる。前記基板搬送路1は、タンク2の対
向する二つの側壁面にそれぞれ入口1aと出口1bを有
し、前記入口1a側から出口1b側に向けて処理液(エ
ッチング液)を噴出させて基板3を浮上搬送させる複数
のスリット5、6を壁面に備えている。本実施の形態で
は、基板3は、例えば合成樹脂製の材料の両面に金属箔
とレジスト膜をそれぞれ積層したプリント配線用の基板
(例えば250×610mm、厚み0.1〜2.0m
m)であり、図1のエッチング装置は、この基板3の両
面のレジスト膜を塩化第二銅水溶液等のエッチング液で
処理する場合に用いられる装置である。
【0027】タンク2内は基板搬送路1により上下二つ
の室に分けられ、それぞれの室内にはエッチング液が充
満するようにそれぞれエッチング液供給配管8、9が接
続されている。各エッチング液供給配管8、9には流量
調節弁10、11と加圧状態でエッチング液を各タンク
2a、2b内に供給するための液供給ポンプ12、1
3、圧力計14、15及び流量計16、17がそれぞれ
設けられている。
【0028】前記各エッチング液供給配管8、9を構成
し、かつ上室2aの底壁面18及び下室2bの天井壁面
19には適宜のピッチで設けられた複数のスリット5、
6がそれぞれ形成されている。前記スリット5、6は、
基板3の搬送方向に直交する方向に、その長手方向を有
し、かつエッチング液が基板搬送路1の入口1a側から
出口1b側に向けて噴出するように傾斜して設けられて
いる。従って前記基板搬送路1内に噴出されたエッチン
グ液は基板搬送路1内を入口1a側から出口1b側に向
けて流れる。
【0029】基板搬送路1内を流れるエッチング液に向
けて基板3を適宜の手段で、その入口1a側から導入す
ると、基板3は基板搬送路1の上下方向からのエッチン
グ液の噴出流により、基板搬送路1内の中央部を搬送さ
れることになる。このとき基板搬送路1内の中央部を搬
送される基板3は該搬送路1を構成する上下壁面には接
触することなく搬送され、しかも、その搬送中にエッチ
ング液でエッチングが行われる。
【0030】図1に示すスリット方式の基板処理装置で
は、エッチング液による基板3に対する浮上力と搬送推
力はスリット5、6までのエッチング液の水深(上室2
a、下室2b内のエッチング液の液圧、スリット5、6
の設置個数、各壁面18、19での複数のスリット5、
6のピッチ、スリット5、6からの液噴出速度、噴出液
の液圧力、搬送路1の壁面に対するスリット傾斜角度、
スリット水路の長さ、エッチング液供給ポンプ12、1
3の吐出圧等を基板3の重量、形状などに応じて適切に
設定することが必要である。また、エッチング液の種類
・密度、エッチング処理の程度に対するレジスト材質、
レジスト膜厚などの関係も考慮する必要がある。
【0031】スリット方式の基板処理装置での処理液に
よる加工処理を基板3の表面全体で均一にするために、
基板搬送路1の搬送方向に対してスリット5、6の長手
方向の傾斜角度を±45度等に基板搬送路1の適宜位置
で変化させて、これらの各種傾斜角度を組み合わせるこ
とができる。
【0032】図2に図1(a)のA−A線矢視図の一部
の変形例を示すが、これは基板搬送路1の搬送方向に対
してスリット5、6の長手方向の傾斜角度を±45度に
した例である。
【0033】また、タンク2の下室2bは図3のタンク
側断面図(図1のB−B線断面図)に示すように、側断
面が、例えば逆L字形状(L字形状でも良い)をしてお
り、上室2aの一側面側に位置し、上室2aと同一高さ
の下室延長部2b’がある。上室2aと下室2bにエッ
チング液が満杯である場合には、下室延長部2b’内の
エッチング液の液深が上室2aの液深とほぼ同じにな
り、他の前記設定条件が同じであれば、下室2bの天井
壁面19のスリット6からの噴出エッチング液圧を、上
室2aの底壁面18のスリット5からの噴出液圧とほぼ
同一にすることができる。
【0034】この図3に示すタンク2を用いる場合で
も、例えばポンプ12、13により、上下のスリット圧
を調整することで、エッチング液の流速及び基板3の浮
上状態を調整する。図3に示すように基板搬送路1の水
平方向両端壁面部には基板搬送路1の中心部を基板3が
流れるように誘導する基板ガイド20を設ける。
【0035】図1に示すスリット方式の基板処理装置の
基板搬送路1内のエッチング液は該搬送路入口1a側か
ら出口1b側に向けて流れるので、入口1aに搬入され
る基板3はエッチング液の流れにより吸引されるように
引き込まれる。
【0036】なお、基板搬送路入口1aは基板3を搬入
し易いように図1(a)に示すように末広がり状の断面
を有する壁面とするか又は基板搬送路1の入口1aが他
の領域の基板搬送路1と同一断面積を有する場合には図
示していない末広がり状の断面を有する基板搬入補助部
材を基板搬送路入口1aに付設させてもよい。
【0037】スリット方式の基板処理装置は、図12に
示す従来技術のように基板3が搬送ローラ66との摩擦
力で搬送されるのではなく、エッチング液の流れの中
で、エッチング液により搬送されるため、基板3は基板
処理装置構成部材に接触することなくエッチングされる
ので基板は損傷を受けることはない。
【0038】また、スリット方式の基板処理装置の基板
搬送路出口1bでのエッチング液の流速はスリット5、
6からの液噴出速度、タンク上室2aと下室2bからの
液圧、スリット幅、流体密度、スリット5、6の搬送路
に対する傾斜角度等の設定条件で決定されるが、これら
の設定条件が全てのスリット5、6で同一であるならば
基板搬送路1内でのエッチング液の流速は中心部が周辺
部より速くなり、搬送路入口1a側から出口1b側に向
けて順次速くなる。また、逆にエッチング液の液圧は搬
送路入口1a側から出口1b側に向けて順次小さくな
る。
【0039】前記搬送路入口1a側から出口1b側に向
けてエッチング液の流速が順次速くなるので、図4に示
すように基板3の搬送速度をコントロールするためにエ
ッチング液搬送路1を入口1a側から出口1b側に向け
て登り勾配θ1になるように直方体形状のタンク2を傾
斜自在にすることもできる。傾斜角度は水平に対して最
高約10度までとすることで、元の傾斜角度θ1=0の
場合の基板搬送速度が20〜60mm/秒であるときの
基板搬送速度を約5〜20mm/秒の範囲に減速させる
ことができる。
【0040】前記傾斜角度θ1は図示していないが基板
搬送路1のエッチング液流速計又は基板3の搬送速度計
の測定値に基づき、微調整することができる構成を備え
ている。
【0041】前記スリット方式の基板処理装置で基板3
を加工処理を行う前後の基板搬送工程では、図1に示す
ように従来から基板搬送用に用いられる搬送ローラ25
を使用する搬送装置を用いることができる。
【0042】また、より具体化した基板処理装置とし
て、図5(エッチング装置の模式的な概略側断面図)、
図6(図5のA−A線矢視図)、図7(図5の円S内の
拡大図)、図8(図5のB−B線矢視図)に示すスリッ
ト方式とポーラス方式の基板処理装置を組合せた基板処
理装置を用いても良い。
【0043】図5〜図8に示す基板処理装置のスリット
方式の基板処理装置部分は図5に示す装置と同じ構成で
あるので、部材番号は図4に示す装置と同じにして、そ
の説明は省略する。
【0044】図5〜図8に示す基板処理装置の図1に示
すスリット方式の基板処理装置の基板搬送路1と異なる
所は、図5に示すように基板搬送路1を形成する上室2
aの底壁面18には基板搬送路1内に矢印aに示すよう
に進退自在に構成したピン41を複数個配置して、基板
搬送路1内をは搬送中の基板3の前進を一旦停止させる
ことができるようにする。このピン41を基板搬送路1
内に進出させることで速過ぎる搬送速度の基板を一時的
に停止させることで、搬送中の複数の基板3を全体的に
調和した速度で搬送させることができる。ただし、前記
ピン41は後述の基板3の搬送速度を減速させるために
傾斜角度調整用支点45を中心に基板搬送路傾斜角度を
調整することで対応できる場合には設置する必要はな
い。
【0045】スリット方式の基板処理装置を基板搬送路
1の出口1bを出た基板3は、基板3を挟み込むように
配置された一対の円筒状多孔質体からなる搬送ローラ4
2の間を通る。この円筒状搬送ローラ42は軸芯部から
供給され、ローラ円筒部外周にエッチング液吐出膜を形
成する円筒状多孔質体である。
【0046】一対の円筒状搬送ローラ42はスリット方
式の基板搬送装置1から排出したエッチング液が後方に
流れ込むのを防ぎながら、基板3の両面のエッチング処
理をするものである。一対の円筒状搬送ローラ42の後
方には複数の搬送ローラ25が配置されている。これら
の搬送ローラ42、25はブラケット44により回転軸
が支持されている。
【0047】また、スリット方式の基板搬送装置のタン
ク2は基板の搬送速度を減速させるために、一対の傾斜
角度調整用支点45を中心に基板搬送路傾斜角度調整用
ジャッキ46により図5の矢印U方向に上下動可能にな
っている。前記搬送ローラ支持用ブラケット44はスリ
ット方式の基板搬送装置のタンク2の壁面2cに固着し
ているので前記タンク2が傾斜するとこれと一体的に動
く。
【0048】傾斜角度調整用支点45を中心に基板搬送
路傾斜角度を調整することで基板3の搬送速度を十分調
整することができれば前記ピン41は設置する必要はな
い。
【0049】また、前記タンク2の傾斜角度は図示して
いないが基板搬送路1のエッチング液流速計又は基板3
の搬送速度計の測定値に基づき、微調整することができ
る構成を備えている。
【0050】また、図9にスリット方式の基板搬送装置
のタンク2の部分のみの拡大断面図を示し、図10(斜
視図)に、その補助搬送手段の要部を示すが、基板搬送
路1の基板3の搬送方向の端部側面に当接する一対のバ
ー47をエンドレスベルト48に等間隔に固定して設け
ることで、基板搬送路1内を搬送中の基板3の搬送方向
の後方端部の厚み方向の側面を後押しするか又は基板3
の搬送方向の前方の厚み方向の側面に当接して基板搬送
速度を調整することもできる。
【0051】一対のバー47は図示しない別部材で基板
搬送装置の構成部材に支持固定されたエンドレスベルト
48に等間隔に固定されており、しかも図10に示すよ
うに基板3の搬送方向に直交する基板3の幅方向の基板
両端の外方から搬送中の基板3の後方または前方の厚み
方向の側面に当接するようなL字状の部材である。
【0052】図11には本発明の他の実施の形態のエッ
チング装置の模式的な概略側断面図である。タンク2の
内部には複数のスリット方式の単位基板搬送装置51が
上下一対設けられている。各単位基板搬送装置51の天
井壁面52と底壁面53にそれぞれ設けられる傾斜状ス
リット54、55は、前記天井壁面52と底壁面53に
それぞれ対を成して設けられる。そして前記一対の傾斜
状スリット54、55が基板搬送路57内に複数組設け
られ、各組の傾斜状スリット54、55の間には基板3
を上下方向から挟み込みながら搬送する一対の補助的な
一対の搬送ローラ56を設ける。
【0053】一対の搬送ローラ56は、図示していない
が基板搬送路1のエッチング液流速計又は基板3の搬送
速度計の測定値に基づきその搬送速度を微調整すること
ができる構成を備えている。
【0054】なお、前記上下の各単位基板搬送装置5
1、51にはそれぞれエッチング液が充満するようにエ
ッチング液供給配管8、9が接続されている。各エッチ
ング液供給配管8、9には流量調節弁10、11と加圧
状態でエッチング液を各タンク2a、2b内に供給する
ための液供給ポンプ12、13、圧力計14、15及び
流量計16、17がそれぞれ設けられている。
【0055】本発明の上記実施の形態の基板搬送装置に
おいて、前記バー47とエンドレスベルト48の組合わ
せ、またはピン41等の基板3の搬送速度調整手段を設
ける場合には基板搬送路を構成する天井壁面及び底壁面
には基板搬送方向に対して垂直方向に処理液を噴出する
複数のスリットを設けた構成を採用しても良い。
【0056】なお、本発明は基板処理装置は上記プリン
ト配線板作成用の基板のエッチング処理に用いられるだ
けでなく、現像処理、水洗浄処理、剥離処理など、その
他の基板を炭酸ソーダ、カセイ・ソーダ等の処理液によ
り処理する液体処理装置に適用できる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、前記高密度化・細線化
・薄型化に対応したプリント配線板等の各種処理基板を
製造することができるようになり、前記処理基板の製造
コストの改善と同様に精密化へ大きく貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のスリット方式の基板処
理装置を用いるエッチング装置の模式的な概略側断面図
(図1(a))と図1(a)のA−A線矢視図(図1
(b))である。
【図2】 本発明の図1(a)のA−A線矢視図の一部
の変形例を示す平面図である。
【図3】 図1のエッチング装置のタンク側断面図(図
1のB−B線断面図)である。
【図4】 図1の傾斜状に配置したエッチング装置のタ
ンク側面図である。
【図5】 本発明の実施の形態のエッチング装置の模式
的な概略側断面図である。
【図6】 図5のA−A線矢視図である。
【図7】 図5の円S内の拡大図である。
【図8】 図5のB−B線矢視図である。
【図9】 図5の変形例のエッチング装置の基板処理装
置部分の模式的な概略側断面図である。
【図10】 図9の基板搬送速度調整用バー部分を示す
斜視図である。
【図11】 本発明の実施の形態のエッチング装置の模
式的な概略側断面図である。
【図12】 図12(a)はエッチング装置の側面概略
図、図12(b)は図12(a)のA−A線矢視図であ
る。
【図13】 図12に示すエッチング装置の搬送ローラ
部分の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1、57 基板搬送路 1a 基板搬送
路入口 1b 基板搬送路出口 2 タンク 2a タンク上室 2b タンク下
室 2c タンク壁面 3 基板 5、6、54、55 スリット 8、9 エッチ
ング液供給配管 10、11 流量調節弁 12、13 液
供給ポンプ 14、15 圧力計 16、17 流
量計 18、55 タンク上室底壁面 19、54 タ
ンク下室天井壁面 20 基板ガイド 25 搬送ロー
ラ 41 ピン 42 円筒状搬
送ローラ 44 ブラケット 45 傾斜角度
調整用支点 46 基板搬送路傾斜角度調整用ジャッキ 47 バー 48 エンドレ
スベルト 51 スリット方式の単位基板搬送装置 56 搬送ロール

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部に基板入口と基板出口を備え、天
    井壁面及び底壁面を含む壁面により構成される基板搬送
    路と、該基板搬送路を構成する天井壁面及び底壁面に基
    板搬送方向に向けて傾斜角度をもって処理液を噴出する
    複数のスリット又は基板搬送方向に対して垂直方向に処
    理液を噴出する複数のスリットを設けたことを特徴とす
    る基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記基板搬送路は基板搬送方向に向けて
    傾斜角度調整自在の昇り勾配を有することを特徴とする
    請求項1記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記基板搬送路に進退自在の基板搬送速
    度調整手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の基
    板処理装置。
  4. 【請求項4】 前記基板搬送路の基板の搬送方向に直交
    する基板幅方向の基板両端より外側から基板の前方又は
    後方に基板厚さ方向の側面に向けて伸びて、前記基板側
    面に当接可能な基板搬送速度を調整する手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  5. 【請求項5】 前記基板搬送路の基板出口部に、均一に
    処理液を噴出させて処理液吐出膜を形成する円筒状の多
    孔質の処理液吐出装置を各処理液吐出膜形成面を互いに
    向き合うように上下に配置し、該上下一対の円筒状多孔
    質の処理液吐出装置の間を基板が通るだけの間隔を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】 両端部に基板入口と基板出口を備え、天
    井壁面及び底壁面を含む壁面により構成される基板搬送
    路と、該基板搬送路を構成する天井壁面及び底壁面に基
    板搬送方向に向けて傾斜角度をもって処理液を噴出する
    複数のスリット又は基板搬送方向に対して垂直方向に処
    理液を噴出する複数のスリットを設けた単位基板搬送装
    置が複数組並列配置され、 各単位基板搬送装置の間には基板を上下方向から挟み込
    みながら搬送する基板搬送路を形成する一対の搬送ロー
    ラを設け、 前記単位基板搬送装置の基板搬送路と前記一対の搬送ロ
    ーラの間に形成される基板搬送路により全体として一つ
    の基板搬送路を構成したことを特徴とする基板処理装
    置。
  7. 【請求項7】 処理液が常時充満した上室と下室からな
    る処理液収納タンクを設け、該タンクの上室側の底壁面
    及び下室側の天井壁面を含む壁面によりタンクを貫通す
    る基板搬送路を構成し、該基板搬送路の基板入口と基板
    出口をそれぞれタンクの対向する二つの側壁面に設け、
    前記基板搬送路を構成する天井壁面及び底壁面に基板搬
    送方向に向けて傾斜角度をもって処理液を噴出する複数
    のスリット又は基板搬送方向に対して垂直方向に処理液
    を噴出する複数のスリットを設けたことを特徴とする基
    板処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1、6又は8記載の基板処理装置
    により得られたことを特徴とする処理基板。
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