JP2002025275A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2002025275A
JP2002025275A JP2000208699A JP2000208699A JP2002025275A JP 2002025275 A JP2002025275 A JP 2002025275A JP 2000208699 A JP2000208699 A JP 2000208699A JP 2000208699 A JP2000208699 A JP 2000208699A JP 2002025275 A JP2002025275 A JP 2002025275A
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time
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JP2000208699A
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Yasushi Kameda
田 靖 亀
Makoto Segawa
川 真 瀬
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DDRモードを有する同期型半導体記憶装置
のデータ転送効率のさらなる向上を目的とする。 【解決手段】 本発明に係る半導体記憶装置は、クロッ
ク信号のアップエッジ及びダウンエッジをデータ転送制
御に用いるDDRモードを有する同期型半導体記憶装置
において、書込サイクルから読出サイクルへ遷移しアド
レス信号が取り込まれたタイミングから読出データが読
み出されて出力されるまでの遅延時間と同等の時間だ
け、読出サイクルから書込サイクルへ遷移しアドレス信
号が取り込まれたタイミングから遅延して、書込データ
の取り込みが行われるようにタイミング制御されるもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体記憶装置に係
り、特に、DDR(Double Data Rate)モードを有する
同期型半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高速同期型SRAMであるパイプライン
バースト(Pipeline Burst)SRAMは、これまで主と
してCPUのキャッシュメモリとして使用されていた
が、ネットワーク通信用にも使用されるようになってき
ている。また、データ転送効率をさらに向上させるため
にクロック信号のアップエッジだけでなくダウンエッジ
もデータ転送に利用するDDR(Double Data Rate)S
RAMも広く使用されるようになってきている。
【0003】SRAMがCPUのキャッシュメモリとし
て使用される場合には、読出(Read)サイクルから書込
(Write)サイクルへの遷移が頻繁に起こることはない
ので、読出サイクルから書込サイクルへの遷移の際には
ダミーサイクルを挿入し、読出データと書込データとの
衝突を回避していた。
【0004】図6は、従来の第1の構成に係るSRAM
の動作のタイミングチャートであり、図7は、従来の第
2の構成に係るSRAMの動作のタイミングチャートで
ある。具体的には、図6は、読出サイクルから書込サイ
クルへの遷移の際にダミーサイクルを挿入する従来のS
RAMの動作のタイミングチャートであり、図7は、読
出サイクルから書込サイクルへの遷移の際にダミーサイ
クルを挿入しない従来のSRAMの動作のタイミングチ
ャートである。
【0005】図6及び図7のタイミングチャートに示さ
れている各信号波形は、クロック信号CLK,第1の制
御信号B1,第2の制御信号B2,アドレス信号Addres
s,データ信号Dataのものである。
【0006】データ信号Dataとして示されているデータ
Q,Dは、メモリセルから読み出され出力される読出デ
ータQと、メモリセルに入力され書き込まれる書込デー
タDである。
【0007】第1の制御信号B1は、アドレス等のロー
ド/コンティニュー制御信号である。DDRSRAM
は、この第1の制御信号B1がL(Low)レベルになっ
たときに、第2の制御信号B2,アドレス信号Address
及びデータ信号Dataを取り込む。これらの信号の取り込
みを制御するのが、第1の制御信号B1である。
【0008】第2の制御信号B2は、読出/書込制御信
号である。DDRSRAMの仕様では、第1の制御信号
B1がLレベルになったときに、第2の制御信号B2が
LレベルであればSRAMは書込動作を行い、第2の制
御信号B2がH(High)レベルであればSRAMは読出
動作を行う。さらに、第1の制御信号B1及び第2の制
御信号B2が共にHレベルであれば、直前の動作状態が
保持され(コンティニュー)、第1の制御信号B1がH
レベルかつ第2の制御信号B2がLレベルであれば、読
出動作も書込動作も行わないダミーサイクルとなる。
【0009】図6のタイミングチャートに示されている
従来の第1の構成に係るSRAMの動作は、例えば、S
RAMがCPUのキャッシュメモリとして使用される場
合のものである。このような用途の場合、読出サイクル
から書込サイクルへの遷移が頻繁に起こることはない。
【0010】そこで、読出サイクルから書込サイクルへ
の遷移の際にはダミーサイクルDummyを挿入し、読出デ
ータQと書込データDとの衝突を回避している。この点
について、図6に示した例に基づき説明する。
【0011】先ず、時刻t0において、第2の制御信号
B2がHレベルの状態で第1の制御信号B1がLレベル
になると、その後の1サイクル、即ち、時刻t0から時
刻t1までの1サイクルが読出サイクルReadとされる。
また、時刻t0において、読出サイクルReadになると同
時にアドレス信号Amが取り込まれる。さらに、時刻t1
になったときに、第1の制御信号B1及び第2の制御信
号B2の双方がHレベルになっているので、その後の1
サイクル、即ち、時刻t1から時刻t2までの1サイクル
は、直前の動作サイクル、ここでは読出サイクルReadが
継続される。アドレス信号Addressが取り込まれたタイ
ミングから読出データQが読み出されて出力されるまで
には、この例では1.5サイクルの遅延時間が発生する
ので、時刻t1と時刻t2との中間の時刻から時刻t3ま
での1.5サイクルの間に、読出データQm,Qm+1,Q
m+2,Qm+3が順次出力されている。ここで、書込サイク
ルWriteから読出サイクルReadへ遷移しアドレス信号Am
が取り込まれたタイミングから読出データQmが読み出
されて出力されるまでに1.5サイクルの遅延時間が発
生しているのは、データ出力経路上における遅延要素に
起因するものであり、この遅延時間をこれ以上短縮する
ことは通常は困難である。
【0012】時刻t2において2サイクルの読出サイク
ルReadが終了するが、直ちに書込サイクルWriteに遷移
せず、時刻t2から時刻t3までの1サイクルだけダミー
サイクルDummyが挿入されている。即ち、時刻t2になっ
たときに、第1の制御信号B1はHレベル、第2の制御
信号B2はLレベルになっており、このときは、その後
の1サイクル、即ち、時刻t2から時刻t3までの1サイ
クルは、読出動作も書込動作も行わないダミーサイクル
Dummyとされる。
【0013】そして、時刻t3において、第2の制御信
号B2がLレベルの状態で第1の制御信号B1がLレベ
ルになると、ダミーサイクルDummyから書込サイクルWri
teに遷移して、その後の1サイクル、即ち、時刻t3か
ら時刻t4までが書込サイクルWriteとされる。また、時
刻t3において、書込サイクルWriteになると同時にアド
レス信号Anが取り込まれる。さらに、時刻t4になった
ときに、第1の制御信号B1及び第2の制御信号B2の
双方がHレベルになっているので、その後の1サイク
ル、即ち、時刻t4から時刻t5までの1サイクルは、直
前の動作サイクル、ここでは書込サイクルWriteが継続
される。従来のSRAMにおいては、アドレス信号An
が取り込まれたタイミングから書込データDの取り込み
が行われるまでには、1サイクルの遅延時間が発生する
ので、時刻t4から時刻t5と時刻t6との中間の時刻ま
での1.5サイクルの間に、書込データDn,Dn+1,D
n+2,Dn+3が順次取り込まれている。ここで、読出サイ
クルReadから書込サイクルWriteへ遷移しアドレス信号
Anが取り込まれたタイミングから書込データQnの取り
込みが行われるまでに1サイクルの遅延時間が発生して
いるのは、従来のSRAMが、この遅延時間を可能な限
り最小限に抑制するという発想に従って構成されていた
からである。従って、アドレス信号Anが取り込まれた
後、クロック信号CLKの最初のアップエッジ(Up Edg
e)により、書込データの取り込みが開始されている。
また、取り込まれた書込データのメモリセルへの書込が
開始されるのは、書込データが取り込まれてから1サイ
クル後である。このメモリセルへのデータ書込開始タイ
ミングは、後述する入力データレジスタの構成によって
決まる。従って、従来の第1の構成に係るSRAMの動
作においては、アドレス信号Anが取り込まれた時刻t3
から起算すると、2サイクル後の時刻t5に、メモリセ
ルへのデータ書込が開始される。
【0014】図7のタイミングチャートに示されている
従来の第2の構成に係るSRAMの動作は、図6のタイ
ミングチャートに示されている従来の第1の構成に係る
SRAMの動作と比較すると、読出サイクルから書込サ
イクルへの遷移の際にダミーサイクルが挿入されていな
い点のみが異なっている。
【0015】図7のタイミングチャートに示すように、
読出サイクルから書込サイクルへの遷移の際にダミーサ
イクルDummyが挿入されていなければ、アドレス信号An
は時刻t2に取り込まれることになり、従って、書込デ
ータDn,Dn+1,Dn+2,Dn+3の取り込みが時刻t3に
開始されることとなる。
【0016】しかし、時刻t3の時点では、まだ読出デ
ータQm+3が出力されているところであるので、読出デ
ータQm+3と書込データDnとの間でデータ衝突エラーが
発生することとなる。
【0017】そこで、図6のタイミングチャートに示す
ように、読出サイクルから書込サイクルへの遷移の前の
時刻t2から時刻t3までの1サイクルだけダミーサイク
ルDummyを挿入すると、アドレス信号Anは時刻t3にな
ってから取り込まれる。その結果、図7のタイミングチ
ャートでは時刻t3であった書込データDnの取り込み開
始時刻が、図6のタイミングチャートでは時刻t4とな
っており、これにより読出データQm+3と書込データDn
との衝突が回避されている。
【0018】図8は、従来のSRAMの入力データレジ
スタの一構成例を示したブロック図である。具体的に
は、図8(a)が、入力データレジスタの構成を示した
ブロック図であり、図8(b)が、入力データレジスタ
を構成する第1のレジスタの構成を示した回路図であ
り、図8(c)が、入力データレジスタを構成する第2
のレジスタの構成を示した回路図である。
【0019】先ず、第1及び第2のレジスタの構成につ
いて説明する。第1のレジスタは、電源電位ノードVDD
と接地電位ノードGNDとの間に直列接続されたPチャ
ネルMOSトランジスタP1,P2及びNチャネルMO
SトランジスタN1,N2と、電源電位ノードVDDと接
地電位ノードGNDとの間に直列接続されたPチャネル
MOSトランジスタP3,P4及びNチャネルMOSト
ランジスタN3,N4と、インバータINVとを備えて
いる。そして、PチャネルMOSトランジスタP2とN
チャネルMOSトランジスタN1との接続ノードにイン
バータINVの入力ノードが接続され、インバータIN
Vの出力ノードにPチャネルMOSトランジスタP4及
びNチャネルMOSトランジスタN3のゲートが接続さ
れ、インバータINVの入力ノードにPチャネルMOS
トランジスタP4とNチャネルMOSトランジスタN3
との接続ノードが接続されている。また、PチャネルM
OSトランジスタP2及びNチャネルMOSトランジス
タN1のゲートがデータ入力ノードINとされ、インバ
ータINVの出力ノードがデータ出力ノードOUTとさ
れ、PチャネルMOSトランジスタP1及びNチャネル
MOSトランジスタN4のゲートにクロック信号CLK
が入力され、NチャネルMOSトランジスタN2及びP
チャネルMOSトランジスタP3のゲートに反転クロッ
ク信号/CLK(信号名の前に付された記号“/”は、
論理反転を意味するものとする。)が入力されている。
【0020】第2のレジスタは、回路構成は第1のレジ
スタと全く同様であるが、PチャネルMOSトランジス
タP1及びNチャネルMOSトランジスタN4のゲート
に反転クロック信号/CLKが入力され、NチャネルM
OSトランジスタN2及びPチャネルMOSトランジス
タP3のゲートにクロック信号CLKが入力されている
点のみが異なっている。
【0021】次に、入力データレジスタの構成について
説明する。入力データレジスタは、入力バッファBF
と、第1のレジスタであるレジスタR11,R12,R
13,R14と、第2のレジスタであるレジスタR2
1,R22,R23,R24とを備えている。入力バッ
ファBFの入力ノードはデータ入出力ポートI/Oに接
続されており、入力バッファBFの出力ノードには、ク
ロック信号CLKのアップエッジにより駆動される第1
のデータ経路と、クロック信号CLKのダウンエッジに
より駆動される第2のデータ経路とが接続されている。
第1のデータ経路は、レジスタR11,R21,R1
2,R22が縦続接続されたものである。第2のデータ
経路は、レジスタR23,R13,R14,R24が縦
続接続されたものである。
【0022】この入力データレジスタを用いると、入力
データレジスタに取り込まれた書込データのメモリセル
への書込が開始されるのは、書込データが取り込まれて
から1サイクル後である。
【0023】また、データ入出力ポートI/Oは、入力
データレジスタと出力データレジスタとにより共用され
ているので、読出データと書込データとの衝突を回避す
る必要がある。
【0024】そこで、従来は、上述のように、読出サイ
クルから書込サイクルへの遷移の際にダミーサイクルを
挿入することにより、読出データと書込データとの衝突
を回避していた。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかし、SRAMがネ
ットワーク通信用に使用される場合には、読出サイクル
から書込サイクルへの遷移が頻繁に起こる。また、SR
AMがネットワーク通信用に使用される場合には、デー
タ転送効率をさらに向上させるため、読出サイクルから
書込サイクルへの遷移の際にダミーサイクルを挿入しな
いことが望ましい。
【0026】本発明は、DDRモードを有する同期型半
導体記憶装置のデータ転送効率のさらなる向上を目的と
するものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体記憶
装置によれば、クロック信号のアップエッジ及びダウン
エッジをデータ転送制御に用いるDDRモードを有する
同期型半導体記憶装置において、書込サイクルから読出
サイクルへ遷移しアドレス信号が取り込まれたタイミン
グから読出データが読み出されて出力されるまでの遅延
時間と同等の時間だけ、読出サイクルから書込サイクル
へ遷移しアドレス信号が取り込まれたタイミングから遅
延して、書込データの取り込みが行われるようにタイミ
ング制御されることを特徴とし、この構成により、読出
サイクルから書込サイクルへの遷移の際にダミーサイク
ルを挿入することなく、読出データと書込データとの衝
突を回避することが可能となり、DDRモードを有する
同期型半導体記憶装置のデータ転送効率のさらなる向上
を達成することができる。
【0028】一例として、上記遅延時間は、クロック信
号の2サイクルであるものとし、かつ、書込データの取
り込みが行われたタイミングからメモリセルへの書込デ
ータの書込が行われるまでの遅延時間を1サイクルとす
る。
【0029】一方、上記遅延時間は、クロック信号の
1.5サイクルであるものとし、かつ、書込データの取
り込みが行われたタイミングからメモリセルへの書込デ
ータの書込が行われるまでの遅延時間を0.5サイクル
とすると、データのコヒーレンシ制御の複雑化並びに消
費電力の増加及びやサイクル時間の延長を回避しなが
ら、データ転送効率200%を達成することができる。
【0030】動作サイクルが読出サイクルであるか書込
サイクルであるかを決定する制御信号の取り込みが行わ
れるタイミングから1サイクルだけ遅延して、アドレス
信号の取り込みが行われるようにタイミング制御される
こととすると、半導体記憶装置内部で予め次の状態の準
備をしておくことができ、動作の高速化や消費電力の低
減を図ることが可能となり得る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る半導体記憶装
置の実施の形態について、図面を参照しながら説明す
る。
【0032】本発明に係る半導体記憶装置は、クロック
信号のアップエッジ及びダウンエッジをデータ転送制御
に用いるDDRモードを有する同期型半導体記憶装置に
おいて、書込サイクルから読出サイクルへ遷移しアドレ
ス信号が取り込まれたタイミングから読出データが読み
出されて出力されるまでの遅延時間と同等の時間だけ、
読出サイクルから書込サイクルへ遷移しアドレス信号が
取り込まれたタイミングから遅延して、書込データの取
り込みが行われるようにタイミング制御される点に特徴
があるものである。
【0033】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
半導体記憶装置の動作のタイミングチャートである。
【0034】図1のタイミングチャートに示されている
各信号波形は、クロック信号CLK,第1の制御信号B
1,第2の制御信号B2,アドレス信号Address,デー
タ信号Dataのものである。
【0035】データ信号Dataとして示されているデータ
Q,Dは、メモリセルから読み出され出力される読出デ
ータQと、メモリセルに入力され書き込まれる書込デー
タDである。
【0036】第1の制御信号B1は、アドレス等のロー
ド/コンティニュー制御信号である。DDRモードの半
導体記憶装置は、この第1の制御信号B1がLレベルに
なったときに、第2の制御信号B2,アドレス信号Addr
ess及びデータ信号Dataを取り込む。これらの信号の取
り込みを制御するのが、第1の制御信号B1である。
【0037】第2の制御信号B2は、読出/書込制御信
号である。DDRモードの半導体記憶装置では、第1の
制御信号B1がLレベルになったときに、第2の制御信
号B2がLレベルであれば半導体記憶装置は書込動作を
行い、第2の制御信号B2がHレベルであれば半導体記
憶装置は読出動作を行う。また、第1の制御信号B1が
Hレベルである間は、直前の動作状態が保持される。
【0038】本発明の第1の実施の形態に係る半導体記
憶装置は、クロック信号のアップエッジ及びダウンエッ
ジをデータ転送制御に用いるDDRモードを有する同期
型半導体記憶装置において、書込サイクルWriteから読
出サイクルReadへ遷移しアドレス信号Addressが取り込
まれたタイミングから読出データQが読み出されて出力
されるまでの遅延時間である2サイクルと同等の時間だ
け、読出サイクルReadから書込サイクルWriteへ遷移し
アドレス信号Addressが取り込まれたタイミングから遅
延して、書込データDの取り込みが行われるようにタイ
ミング制御される点に特徴があるものである。
【0039】上記従来の第1の構成に係るSRAMにお
いては、書込サイクルWriteから読出サイクルReadへ遷
移しアドレス信号Addressが取り込まれたタイミングか
ら読出データQが読み出されて出力されるまでの遅延時
間は、1.5サイクルであった。この遅延時間は、前述
の通り、データ出力経路上における遅延要素に起因する
ものであり、この遅延時間をこれ以上短縮することは通
常は困難である。
【0040】そこで、本発明の第1の実施の形態に係る
半導体記憶装置においては、書込サイクルWriteから読
出サイクルReadへ遷移しアドレス信号Addressが取り込
まれたタイミングから読出データQが読み出されて出力
されるまでの遅延時間が2サイクルとなるようにタイミ
ング制御されるようにする。さらに、この遅延時間であ
る2サイクルと同等の時間だけ、読出サイクルReadから
書込サイクルWriteへ遷移しアドレス信号Addressが取り
込まれたタイミングから遅延して、書込データDの取り
込みが行われるようにタイミング制御されるようにす
る。
【0041】このように、本発明の第1の実施の形態に
係る半導体記憶装置においては、アドレス信号Address
が取り込まれてから読出データQが読み出されて出力さ
れるまでの遅延時間と、アドレス信号Addressが取り込
まれたタイミングから書込データDの取り込みが行われ
るまでの遅延時間とを、いずれも2サイクルとしてい
る。その結果、読出サイクルから書込サイクルへの遷移
の際にダミーサイクルを挿入することなく、読出データ
と書込データとの衝突を回避することが可能となり、D
DRモードを有する同期型半導体記憶装置のデータ転送
効率のさらなる向上を達成することができる。
【0042】図2は、本発明の第2の実施の形態に係る
半導体記憶装置の動作のタイミングチャートである。
【0043】図2のタイミングチャートに示されている
各信号波形は、クロック信号CLK,第1の制御信号B
1,第2の制御信号B2,アドレス信号Address,デー
タ信号Dataのものである。データ信号Dataとして示され
ているデータQ,Dは、メモリセルから読み出され出力
される読出データQと、メモリセルに入力され書き込ま
れる書込データDである。第1の制御信号B1はアドレ
ス等のロード/コンティニュー制御信号であり、第2の
制御信号B2は読出/書込制御信号である。
【0044】本発明の第2の実施の形態に係る半導体記
憶装置は、クロック信号のアップエッジ及びダウンエッ
ジをデータ転送制御に用いるDDRモードを有する同期
型半導体記憶装置において、書込サイクルWriteから読
出サイクルReadへ遷移しアドレス信号Addressが取り込
まれたタイミングから読出データQが読み出されて出力
されるまでの遅延時間である1.5サイクルと同等の時
間だけ、読出サイクルReadから書込サイクルWriteへ遷
移しアドレス信号Addressが取り込まれたタイミングか
ら遅延して、書込データDの取り込みが行われるように
タイミング制御される点に特徴があるものである。
【0045】上記本発明の第1の実施の形態に係る半導
体記憶装置においては、アドレス信号Addressが取り込
まれたタイミングから書込データDの取り込みが行われ
るまでの遅延時間を2サイクルとしているため、アドレ
ス信号Addressが取り込まれたタイミングからメモリセ
ルへの書込データDの書込が行われるまでの遅延時間が
3サイクルとなっている。従って、アドレス信号Addres
sが取り込まれたタイミングからメモリセルへの書込デ
ータDの書込が行われるまでの遅延時間が、従来の第1
の構成に係るSRAMよりも1サイクル長くなってしま
っている。その結果、データのコヒーレンシ制御がより
複雑になり、消費電力の増加やサイクル時間の延長を招
くことが懸念される。
【0046】本発明の第2の実施の形態に係る半導体記
憶装置においては、書込サイクルWriteから読出サイク
ルReadへ遷移しアドレス信号Addressが取り込まれたタ
イミングから読出データQが読み出されて出力されるま
での遅延時間が1.5サイクルとなるようにタイミング
制御されるようにする。さらに、この遅延時間である
1.5サイクルと同等の時間だけ、読出サイクルReadか
ら書込サイクルWriteへ遷移しアドレス信号Addressが取
り込まれたタイミングから遅延して、書込データDの取
り込みが行われるようにタイミング制御されるようにす
る。
【0047】このように、本発明の第2の実施の形態に
係る半導体記憶装置においては、アドレス信号Address
が取り込まれてから読出データQが読み出されて出力さ
れるまでの遅延時間と、アドレス信号Addressが取り込
まれたタイミングから書込データDの取り込みが行われ
るまでの遅延時間とを、いずれも1.5サイクルとして
いる。その結果、読出サイクルから書込サイクルへの遷
移の際にダミーサイクルを挿入することなく、読出デー
タと書込データとの衝突を回避することが可能となり、
DDRモードを有する同期型半導体記憶装置のデータ転
送効率のさらなる向上を達成することができる。
【0048】また、アドレス信号Addressが取り込まれ
たタイミングからメモリセルへの書込データDの書込が
行われるまでの遅延時間を2サイクルとすることができ
るので、データのコヒーレンシ制御の複雑化並びに消費
電力の増加及びやサイクル時間の延長を回避しながら、
データ転送効率を200%にすることが可能となる。即
ち、クロック信号CLKのダウンエッジを用いることに
より、アドレス信号Addressが取り込まれたタイミング
から書込データDの取り込みが行われるまでの遅延時間
を1.5サイクルとし、かつ、一例として後述する構成
の入力データレジスタを採用して入力データレジスタに
書込データDの取り込みが行われたタイミングからメモ
リセルへの書込データDの書込が行われるまでの遅延時
間を0.5サイクルとすることで、読出サイクルから書
込サイクルへの遷移の際にダミーサイクルを挿入するこ
となく、DDRモードの動作を行うことにより、データ
のコヒーレンシ制御の複雑化並びに消費電力の増加及び
やサイクル時間の延長を回避しながら、データ転送効率
200%を達成することができる。
【0049】図3は、本発明の第2の実施の形態に係る
半導体記憶装置の入力データレジスタの一構成例を示し
たブロック図である。具体的には、図3(a)が、入力
データレジスタの構成を示したブロック図であり、図3
(b)が、入力データレジスタを構成する第1のレジス
タの構成を示した回路図であり、図3(c)が、入力デ
ータレジスタを構成する第2のレジスタの構成を示した
回路図である。
【0050】第1及び第2のレジスタの構成は、図8
(b)及び(c)に示した第1及び第2のレジスタの構
成と全く同様である。
【0051】図3(a)に示した入力データレジスタ
は、入力バッファBFと、第1のレジスタであるレジス
タR11,R12と、第2のレジスタであるレジスタR
21,R22,R23,R24とを備えている。入力バ
ッファBFの入力ノードはデータ入出力ポートI/Oに
接続されており、入力バッファBFの出力ノードには、
クロック信号CLKのアップエッジにより駆動される第
1のデータ経路と、クロック信号CLKのダウンエッジ
により駆動される第2のデータ経路とが接続されてい
る。第1のデータ経路は、レジスタR21,R11,R
22が縦続接続されたものである。第2のデータ経路
は、レジスタR12,R23,R24が縦続接続された
ものである。
【0052】この入力データレジスタを用いると、入力
データレジスタに取り込まれた書込データのメモリセル
への書込が開始されるのは、書込データが取り込まれて
から0.5サイクル後である。
【0053】図4は、本発明の第3の実施の形態に係る
半導体記憶装置の動作のタイミングチャートである。
【0054】本発明の第3の実施の形態に係る半導体記
憶装置は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶
装置に対して、アドレス信号Addressを取り込むタイミ
ングを1サイクルだけ遅延させている点が異なってい
る。
【0055】アドレス信号Address及びデータ信号Data
の取り込みは、第1の制御信号B1により制御されてい
るが、半導体記憶装置内部における処理により、アドレ
ス信号Address及びデータ信号Dataの取り込みの指令が
伝達されるタイミングを1サイクルだけ遅延させるよう
にする。一方、第2の制御信号B2だけは、第1の制御
信号B1がLレベルになったときに取り込んでおく。
【0056】このように、第2の制御信号B2だけを第
1の制御信号B1がLレベルになったタイミングで取り
込んでおき、そのタイミングから1サイクルだけ遅延し
てアドレス信号Addressを取り込むようにすると、アド
レス信号Address及びデータ信号Dataを取り込むまでに
既に読出サイクルReadであるか書込サイクルWriteであ
るかが判明しているので、半導体記憶装置内部で予め次
の状態の準備をしておくことができる。例えば、次に読
出動作を行うことが予め分かっていれば、センスアンプ
の入出力をイコライズして、データを初期化しておくこ
となどができる。このように、予め次の状態の準備のた
めに、第2の制御信号B2の取り込みをアドレス信号Ad
dressの取り込みに対して1サイクル先行させることに
より、動作の高速化や消費電力の低減を図ることが可能
となり得る。
【0057】図5は、本発明の第4の実施の形態に係る
半導体記憶装置の動作のタイミングチャートである。
【0058】本発明の第4の実施の形態に係る半導体記
憶装置は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体記憶
装置に対して、アドレス信号Addressを取り込むタイミ
ングを1サイクル遅延させている点が異なっている。
【0059】従って、本発明の第4の実施の形態に係る
半導体記憶装置は、本発明の第2の実施の形態に係る半
導体記憶装置の効果に加えて、本発明の第3の実施の形
態に係る半導体記憶装置の効果をも得ることができる。
【0060】
【発明の効果】本発明に係る半導体記憶装置によれば、
DDRモードを有する同期型半導体記憶装置のデータ転
送効率のさらなる向上を達成することができる。
【0061】動作サイクルが読出サイクルであるか書込
サイクルであるかを決定する制御信号の取り込みが行わ
れるタイミングから1サイクルだけ遅延して、アドレス
信号の取り込みが行われるようにタイミング制御される
こととすると、半導体記憶装置内部で予め次の状態の準
備をしておくことができ、動作の高速化や消費電力の低
減を図ることが可能となり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装
置の動作のタイミングチャート。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る半導体記憶装
置の動作のタイミングチャート。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る半導体記憶装
置の入力データレジスタの一構成例を示したブロック
図。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る半導体記憶装
置の動作のタイミングチャート。
【図5】本発明の第4の実施の形態に係る半導体記憶装
置の動作のタイミングチャート。
【図6】従来の第1の構成に係るSRAMの動作のタイ
ミングチャート。
【図7】従来の第2の構成に係るSRAMの動作のタイ
ミングチャート。
【図8】従来のSRAMの入力データレジスタの一構成
例を示したブロック図。
【符号の説明】
CLK クロック信号 B1 第1の制御信号(アドレス等のロード/コンティ
ニュー制御信号) B2 第2の制御信号(読出/書込制御信号) Address アドレス信号 Data データ信号 Q 読出データ D 書込データ I/O データ入出力ポートI/O BF 入力バッファ R レジスタ INV インバータ P PチャネルMOSトランジスタ N NチャネルMOSトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B015 HH01 HH03 JJ21 KB35 KB83 NN04 5B024 AA01 AA15 BA25 CA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロック信号のアップエッジ及びダウンエ
    ッジをデータ転送制御に用いるDDRモードを有する同
    期型半導体記憶装置において、書込サイクルから読出サ
    イクルへ遷移しアドレス信号が取り込まれたタイミング
    から読出データが読み出されて出力されるまでの遅延時
    間と同等の時間だけ、読出サイクルから書込サイクルへ
    遷移しアドレス信号が取り込まれたタイミングから遅延
    して、書込データの取り込みが行われるようにタイミン
    グ制御されることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】前記遅延時間は、クロック信号の2サイク
    ルであることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶
    装置。
  3. 【請求項3】書込データの取り込みが行われたタイミン
    グからメモリセルへの書込データの書込が行われるまで
    の遅延時間を1サイクルとすることを特徴とする請求項
    2に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】前記遅延時間は、クロック信号の1.5サ
    イクルであることを特徴とする請求項1に記載の半導体
    記憶装置。
  5. 【請求項5】書込データの取り込みが行われたタイミン
    グからメモリセルへの書込データの書込が行われるまで
    の遅延時間を0.5サイクルとすることを特徴とする請
    求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】動作サイクルが読出サイクルであるか書込
    サイクルであるかを決定する制御信号の取り込みが行わ
    れるタイミングから1サイクルだけ遅延して、アドレス
    信号の取り込みが行われるようにタイミング制御される
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の半
    導体記憶装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009030169A1 (en) * 2007-08-30 2009-03-12 Byd Company Limited Method for controlling sram data read-write, integrated circuit and liquid crystal display device with the integrated circuit
US8339894B2 (en) 2010-03-31 2012-12-25 SK Hynix Inc. Address delay circuit of semiconductor memory apparatus

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WO2009030169A1 (en) * 2007-08-30 2009-03-12 Byd Company Limited Method for controlling sram data read-write, integrated circuit and liquid crystal display device with the integrated circuit
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