JP2002025141A - 磁気ヘッド支持機構 - Google Patents

磁気ヘッド支持機構

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JP2002025141A
JP2002025141A JP2000213173A JP2000213173A JP2002025141A JP 2002025141 A JP2002025141 A JP 2002025141A JP 2000213173 A JP2000213173 A JP 2000213173A JP 2000213173 A JP2000213173 A JP 2000213173A JP 2002025141 A JP2002025141 A JP 2002025141A
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magnetic head
objective lens
support
disk
tracking direction
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JP2000213173A
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Toshiyuki Tanaka
利之 田中
Seiichi Nagatome
誠一 永留
Tomoyuki Miyake
知之 三宅
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ光をディスクに追従させるトラッキン
グ方向が鉛直方向とした時においても、ディスクにおけ
るビームスポットと、コア領域とを正しく対向させるこ
とができる磁気ヘッド支持機構を提供する。 【解決手段】 可動支持部6は固定支持部11に板バネ
10・10を介して連結されている。トラッキング方向
が鉛直方向になる場合、磁気ヘッド5、サスペンション
7等の自重により板バネ10は変形し、これにより、磁
気ヘッド5が鉛直下方に平行移動する。また、この時対
物レンズ9もトラッキング方向に重力を受け、このた
め、対物レンズ9、対物レンズホルダ等の自重により、
対物レンズ9は鉛直下方に移動する。板バネ10の長さ
及び厚さを、板バネ10の変形による磁気ヘッド5の移
動の変位量と、対物レンズ9の移動における変位量とが
略一致するように設計することにより、対物レンズ9
と、磁気ヘッドコア8とを正しく対向させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気記録媒体等
の記録媒体用の磁気ヘッドを支持する磁気ヘッド支持機
構に係り、特に、レーザ光をディスクに追従させるトラ
ッキング方向を鉛直方向とした時においても、ディスク
におけるビームスポットと、磁気ヘッドコアがディスク
に対向しているコア領域とを正しく対向させることがで
きる磁気ヘッド支持機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8(a)ないし(c)は、従来の光磁
気記録再生装置の要部の概略構成図である。スピンドル
モータ83はメカシャーシ82に固定されている。スピ
ンドルモータ83に設けられ回転駆動するターンテーブ
ル81に、光磁気ディスク(以下、ディスクと称する)
86をチャッキングし、ディスク86の一方の面に所定
の距離を置いて光ピックアップ84を設け、ディスク8
6の他方の面上の光ピックアップ84に対向する位置に
内部に磁気ヘッドコア80を一体的に持つ磁気ヘッド8
5を配置する。
【0003】光ピックアップ84は磁気ヘッド85とと
もに、メカシャーシ82に固定された送り機構87によ
りディスク86の径方向(以下、トラッキング方向と称
する)に直線移動される。また、光ピックアップ84は
レーザ光源88が内設されており、レーザ光源88から
出射する光を対物レンズ89によりディスク86上に集
光させる。対物レンズ89は図示しない対物レンズホル
ダに保持されており、その対物レンズホルダは図示しな
いアクチュエータ内のケースに、ワイヤにより支持され
ている。アクチュエータ内に設けられたコイルが発生す
る電磁力により対物レンズ89は、磁気ヘッド85と対
物レンズ89とを結ぶ方向(以下、フォーカス方向と称
する)及びトラッキング方向に駆動される。
【0004】また、従来の光磁気記録再生装置において
は、ディスク86にレーザ光を照射し、ディスク86の
温度を上昇させ、ディスク86の保磁力を小さくすると
ともに、磁気ヘッドコア80によりディスク86上の磁
化の向きを変えてディスク86に情報を記録する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成では、次のような問題がある。
【0006】上記のようにディスク86に情報を記録す
るには、記録周波数が高くなるにしたがって、磁気ヘッ
ドコア80におけるディスク86に対向する領域である
コア領域の面積を小さくする必要がある。一方、ディス
ク86に情報を記録するのに有効な磁界が得られる領域
は、ほぼコア領域である。そこで、このコア領域の面積
を小さくすることによって、ビームスポットが、コア領
域から外れないようにする必要がある。
【0007】また、ポータブル機器においては、トラッ
キング方向が鉛直方向になるような姿勢も考慮しなけれ
ばならない。このような姿勢では、対物レンズ89はト
ラッキング方向に重力を受けることとなる。上述したよ
うに、対物レンズホルダはワイヤにより変位自在の構造
となっているため、対物レンズ89は鉛直下方へと移動
する。このように、トラッキング方向が鉛直方向になる
場合、磁気ヘッドコア80が対物レンズ89の対向位置
からずれ、これにより、対物レンズ89によるビームス
ポットがコア領域から外れ、情報の記録ができなくなる
という問題が生じる。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、レーザ光をディスクに追従させるト
ラッキング方向が鉛直方向とした時においても、ディス
クにおけるビームスポットと、磁気ヘッドコアがディス
クに対向しているコア領域とを正しく対向させることが
できる磁気ヘッド支持機構を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ヘッド支持
機構は、上記の課題を解決するために、レーザ光をディ
スクに集束して照射する対物レンズを有する光ピックア
ップとディスクをはさんで対向するように、ディスクに
磁界を付与する磁気ヘッドを支持する支持部材を備えた
磁気ヘッド支持機構において、レーザ光をトラックに追
従させるトラッキング方向を鉛直方向としたときに生じ
る対物レンズ可動体の自重による変位と、支持部材の自
重により生じる磁気ヘッドの変位量とが略一致するよう
に、磁気ヘッド及び支持部材を光ピックアップに対しト
ラッキング方向に変位させる変位手段を備えていること
を特徴としている。
【0010】上記の構成によれば、レーザ光をトラック
に追従させるトラッキング方向を鉛直方向としたときに
生じる対物レンズ可動体の自重による変位と、支持部材
の自重により生じる磁気ヘッドの変位量とが略一致する
ように、磁気ヘッド及び支持部材を光ピックアップに対
し、トラッキング方向に変位させる変位手段を備えてい
るので、例えば、磁気ヘッド支持機構がポータブル機器
に組み込まれた場合に、トラッキング方向が鉛直方向と
なる姿勢で使用されても、対物レンズと磁気ヘッドとの
対向位置関係を保つことができる。これにより、磁気ヘ
ッドコアのディスクに対向するコア領域の面積を小さく
しても、レーザ光のディスクに対する照射領域がコア領
域から外れないようにすることができる。
【0011】前記記載の発明における磁気ヘッド支持機
構は、変位手段が、弾性を有する板部材からなることが
好ましい。
【0012】上記の構成によれば、変位手段が、弾性を
有する板部材からなるので、トラッキング方向が鉛直方
向になる際の、磁気ヘッドと対物レンズとの移動は1次
元方向のみを考慮すればよい。従って、磁気ヘッドの移
動の予測、検知、修正を簡単に行うことができる。
【0013】前記記載の発明における磁気ヘッド支持機
構は、板部材と支持部材とが一体に形成されていること
が好ましい。
【0014】上記の構成によれば、板部材と支持部材と
が一体に形成されているので、部品点数の削減を図るこ
とができる。
【0015】前記記載の発明における磁気ヘッド支持機
構は、変位手段がトーションバーであることが好まし
い。
【0016】上記の構成によれば、変位手段がトーショ
ンバーであるので、磁気ヘッド支持機構の構造が単純に
なる。
【0017】前記記載の発明における磁気ヘッド支持機
構は、変位手段は、光ピックアップに支持されたトラッ
キング方向に平行な軸と、上記支持部材を上記軸に対し
摺動自在に支持する摺動支持部とを有することを特徴と
している。
【0018】上記の構成によれば、変位手段は、光ピッ
クアップに支持されたトラッキング方向に平行な軸と、
上記支持部材を上記軸に対し摺動自在に支持する摺動支
持部とを有するので、トラッキング方向を鉛直方向とし
たときに、磁気ヘッドがディスク上を摺動し磁気ヘッド
には摩擦力がかかるが、磁気ヘッドとサスペンションと
が軸受け部を中心として回転することはないので、磁気
ヘッドと対物レンズとの移動は1次元方向のみを考慮す
ればよい。従って、磁気ヘッドの移動の予測、検知、修
正を簡単に行うことができる。
【0019】前記記載の発明における磁気ヘッド支持機
構は、変位手段が、摺動支持部の変位を所定量に制限す
る弾性部材を有することが好ましい。
【0020】上記の構成によれば、変位手段が摺動支持
部の変位を所定量に制限する弾性部材を有するので、ト
ラッキング方向が鉛直方向になる場合、弾性部材が変形
することにより、対物レンズと磁気ヘッドとの対向位置
関係を保つことができる。また、トラッキング方向が水
平方向になる場合、弾性部材により摺動支持部が軸の中
央に保持されるので、対物レンズと磁気ヘッドとの対向
位置関係を保つことができる。
【0021】前記記載の発明における磁気ヘッド支持機
構は、変位手段が、支持部材と磁気ヘッドとの重心を、
上記軸上に位置させるように上記摺動支持部に取り付け
られる重り部を有することが好ましい。
【0022】上記の構成によれば、支持部材と磁気ヘッ
ドとの重心を、上記軸上に位置させるように上記摺動支
持部に取り付けられる重り部を有するので、磁気ヘッド
は、振動、衝撃に対してモーメントを受けなくなる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図1
ないし図7に基づいて説明する。
【0024】〔実施の形態1〕本発明の第1の実施の形
態について図1ないし図4に基づいて説明すれば、以下
の通りである。
【0025】図1(a)ないし(d)は、本発明の実施
の一形態である磁気ヘッド支持機構の構成図である。図
1(a)は、上記磁気ヘッド支持機構の平面図であり、
図1(b)は、上記磁気ヘッド支持機構の側面図、図1
(c)は、上記磁気ヘッド支持機構のトラッキング方向
が水平方向の場合における正面図、図1(d)は、上記
磁気ヘッド支持機構のトラッキング方向が鉛直方向の場
合における正面図である。
【0026】磁気ヘッド支持機構は、光ピックアップ4
と、可動支持部6と、光ピックアップ4と可動支持部6
とを連結する板バネ10・10と、磁気ヘッドコア8を
内設した磁気ヘッド5を付勢するサスペンション7とを
備えている。
【0027】ディスク1の一方の面には所定の距離を置
いて光ピックアップ4が設けられ、ディスク1の他方の
面上の光ピックアップ4に対向する位置には磁気ヘッド
5が配置されている。光ピックアップ4と磁気ヘッド5
とは、磁気ヘッド5を支持する支持部材である可動支持
部6とサスペンション7とを介して一体的に固定されて
いる。
【0028】光ピックアップ4には、レーザ光を出射す
るレーザ光源2と、レーザ光を反射させてその向きを変
える反射鏡3が内設されている。また、光ピックアップ
4の上部には対物レンズ9が設けられている。
【0029】また、図2に示すように、対物レンズ9は
対物レンズホルダ103によって保持され、対物レンズ
ホルダ103は、図示しないアクチュエータ内のケース
101に、互いに平行に配置された4本の支持ワイヤ1
02…によって支持されている。アクチュエータ内に設
けられたコイルが発生する電磁力により対物レンズ9
は、フォーカス方向及びトラッキング方向に変位自在に
駆動され、磁気ヘッド支持機構に振動等が与えられて
も、ディスク1の面振れやディスク1上に形成されたト
ラックの偏心に追従できるようになっている。
【0030】図3(磁気ヘッドコアとレーザ光照射位置
との詳細図)に示すように、磁気ヘッドコア8にはコイ
ル104が巻装されており、ディスク1に情報を記録す
る際、ディスク1上に照射されるレーザ光がディスク基
板1aに形成された記録媒体1bの温度を上げることに
よって、記録媒体1bの保磁力を小さくする。このと
き、このコイル104により磁界が発生しディスク1に
磁界を与えることになる。また、ディスク1におけるレ
ーザ光の照射領域をビームスポット、そのビームスポッ
トに対向している磁気ヘッドコア8の領域をコア領域と
いう。
【0031】図1(b)に示すように、光ピックアップ
4はレーザ光源2から出射されたレーザ光を反射鏡3で
反射させ、対物レンズ9により集束させてディスク1に
照射する。上述したようにディスク1の保磁力を小さく
するとともに、磁気ヘッドコア8から磁界が与えられる
ことによりディスク1上の磁化の向きを変える。この
時、磁気ヘッド5と光ピックアップ4とは一体的に駆動
される。これにより、ディスク1に情報の記録が行われ
る。
【0032】可動支持部6は、光ピックアップ4の端部
に固定された固定支持部11に、板バネ10・10を介
して連結されている。可動支持部6には、弾性部材から
なるサスペンション7が固定され、サスペンション7の
先端部には磁気ヘッド5が取り付けられている。磁気ヘ
ッド5は、サスペンション7の弾性撓みにより可動支持
部6に対してディスク面の垂直方向に揺動可能に支持さ
れており、ディスク1の面振れに追従する。
【0033】板バネ10は、板部材であり、弾性を有す
る材料からなる平板である。また、図1(c)に示すよ
うに2枚の板バネ10は、可動支持部6と固定支持部1
1との間に隙間を持つように、可動支持部6の両側面と
固定支持部11の両側面とをそれぞれ連結している。ト
ラッキング方向が鉛直方向になる場合、磁気ヘッド5、
サスペンション7等の自重により図1(d)に示すよう
に板バネ10は変形し、これにより、図4(b)に示す
ように磁気ヘッド5が鉛直下方に平行移動する。また、
この時同時に、対物レンズ9もトラッキング方向に重力
を受け、このため、対物レンズ可動体である対物レンズ
9や対物レンズホルダ103等の自重により、図4
(b)に示すように、対物レンズ9は鉛直下方に移動す
る。また、図4(a)は、トラッキング方向が水平方向
になる場合における磁気ヘッド5、サスペンション7、
対物レンズ9等の位置を示す図である。
【0034】板バネ10の長さ及び厚さは、板バネ10
の変形による磁気ヘッド5の移動の変位量と、対物レン
ズ9の移動における変位量とが略一致するように設計さ
れている。これにより、図4(b)に示すように、対物
レンズ9が鉛直下方に移動しても、板バネ10の変形に
よって磁気ヘッド5も鉛直下方に移動する。従って、こ
のような状態においても、対物レンズ9と、磁気ヘッド
コア8と正しく対向させることができる。
【0035】また、トラッキング方向が鉛直方向になる
場合、磁気ヘッド5、サスペンション7、可動支持部6
とが、鉛直下方に平行移動するため、ディスク面と平行
かつトラッキング方向と垂直な方向(以下、タンジェン
シャル方向と称する)への移動は無い。従って、トラッ
キング方向のみの移動を考慮するだけで良いので磁気ヘ
ッド5の位置の予測、検知、修正を簡単に行うことがで
きる。
【0036】以上のように、対物レンズ9と磁気ヘッド
コア8との安定した対向位置関係が保たれるので、磁気
ヘッドコア8がディスク1に対向するコア領域を小さく
することができる。これにより、記録周波数を高くする
ことができ、記録周波数の広帯域化を図ることができ
る。また、磁気ヘッド5のインピーダンスを下げること
ができ、これにより、消費電力の削減を図ることができ
る。
【0037】〔実施の形態2〕本発明の第2の実施の形
態について、図5及び図6に基づいて説明すれば、以下
の通りである。なお、本実施の形態を含む以降の各実施
の形態において、実施の形態1における構成要素と同等
の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記
してその説明を省略する。
【0038】図5(a)ないし(c)は、本発明の実施
の一形態である磁気ヘッド支持機構の構成図である。図
5(a)は、上記磁気ヘッド支持機構の平面図であり、
図5(b)は、上記磁気ヘッド支持機構の側面図であ
り、図5(c)は、上記磁気ヘッド支持機構の正面図で
ある。
【0039】本実施の形態に係る磁気ヘッド支持機構
は、図5(b)に示すように、実施の形態1と同様光ピ
ックアップ4と、光ピックアップ4に連結されている可
動支持部6と、磁気ヘッドコア8を内設した磁気ヘッド
5を付勢するサスペンション7とを備えている。
【0040】光ピックアップ4の端部に固定された固定
支持部11と可動支持部6とは、トーションバー20を
介して連結されている。トラッキング方向が鉛直方向に
なる場合、トーションバー20はねじれ、これにより、
図5(a)に二点鎖線で示すように磁気ヘッド5、サス
ペンション7、可動支持部6とがトーションバー20を
中心に鉛直下方に回転する。この回転によって、磁気ヘ
ッド5は鉛直下方にほぼ平行移動する。また、この時同
時に、対物レンズ9もトラッキング方向に重力を受ける
ため鉛直下方に移動する(図4(b)参照)。
【0041】トーションバー20の長さ及び直径は、ト
ーションバー20の回転による磁気ヘッド5の移動の変
位量と、対物レンズ9の移動における変位量とが略一致
するように設計されている。これにより、対物レンズ9
と、磁気ヘッドコア8とを正しく対向させることができ
る。
【0042】一般に、対物レンズ駆動装置のラジアル方
向の1次共振周波数fr は、数十(Hz)である。仮
に、1次共振周波数fr を40(Hz)とすると、対物
レンズ9の自重によるラジアル方向変位x(m)は、次
式のように表される。
【0043】 x=g/(2πfr )2=9.8/(2π×40)2=1.55×10-4(m) ただし、gは重力加速度である。
【0044】トーションバー20を長さl=0.5 (m
m)の鉄製丸棒としたときにその直径dを求める。磁気
ヘッド5の質量を、0.3 (g)とし、トーションバー2
0から磁気ヘッド5までの距離L=35(mm)のところ
に集中荷重として重力が加わるとすると、トーションバ
ー20に加わる捩れモーメントMt は、 Mt =0.3 ×10-3×35=1.05×10-2(kgf・mm) …(1) この捩れモーメントMt による捩れにより発生する磁気
ヘッド5のトラッキング方向の変位が、先に示した0.15
5 (mm)と略一致するように設計すればよい。
【0045】また、トーションバーの捩れ角θは、 θ=0.155 /35=4.4 ×10-3(rad) …(2) また、材料力学によれば、トーションバーの捩れ角θ、
捩れモーメントMt は次の式で表される。
【0046】 Mt =G ・IP ・θ/l …(3) ここで、Gはトーションバー20の材料の剪断弾性係
数、IP はトーションバー20の断面の極慣性モーメン
ト、lはトーションバー20の長さである。
【0047】トーションバー20の材料が鉄の場合、剪
断弾性係数Gは7000(kgf/mm2) である。また、トーショ
ンバー20の断面の極慣性モーメントIP は、丸棒の場
合、トーションバーの直径をdとすれば、次式で与えら
れる。
【0048】 IP =π・d4 /64 …(4) 式(1)〜(4)より、対物レンズ9の自重変位量と同
じ変位量を磁気ヘッド5に与える磁気ヘッド支持機構の
トーションバー20の直径dは、 d=[ (64 ・Mt ・l)/(π・G ・θ)]1/4 =[ (64 ×1.05×10-2×0.5)/(π×7000×4.4 ×10-3)]1/4 =0.24(mm) となる。このように、トーションバー20は長さ0.5
(mm)、直径0.24(mm)の鋼線で形成することが可
能となる。
【0049】また、本実施の形態では、必要な変位量を
確保するためのトーションバー20の長さによっては、
トーションバー20の回転における捩れ角が大きくな
り、実施の形態1と比較して磁気ヘッド5はタンジェン
シャル方向へもある程度移動してしまうが、磁気ヘッド
支持機構の構造をより簡単にすることが可能となるた
め、製造時間及び製造コストの削減を図ることができ
る。
【0050】〔実施の形態3〕本発明の第3の実施の形
態について、図6に基づいて説明すれば、以下の通りで
ある。
【0051】図6(a)ないし(c)は、本発明の実施
の一形態である磁気ヘッド支持機構の構成図である。図
6(a)は、上記磁気ヘッド支持機構の平面図であり、
図6(b)は、上記磁気ヘッド支持機構の側面図、図6
(c)は、上記磁気ヘッド支持機構の正面図である。
【0052】本実施の形態に係る磁気ヘッド支持機構
は、図6(b)に示すように、実施の形態1と同様光ピ
ックアップ4と、光ピックアップ4に固定されている固
定支持部11と、磁気ヘッドコア8を内設した磁気ヘッ
ド5を付勢するサスペンション7とを備えている。
【0053】サスペンション7には、サスペンション7
における固定支持部11付近の側面部にサスペンション
7を折り曲げて形成した板バネ側面部30・30が設け
られている。
【0054】トラッキング方向が鉛直方向になる場合、
板バネ側面部30・30が変形し、図6(a)に二点鎖
線で示すように、磁気ヘッド5及びサスペンション7は
鉛直下方にほぼ平行移動する。板バネ側面部30の変形
による磁気ヘッド5の移動の変位量と、対物レンズ9の
移動における変位量(図4(b)参照)とが略一致する
ように設計されている。これにより、対物レンズ9と、
磁気ヘッドコア8とを正しく対向させることができる。
【0055】このように、トラッキング方向が鉛直方向
になる場合、磁気ヘッド5、サスペンション7とが、鉛
直下方に平行移動するため、タンジェンシャル方向への
移動は無い。従って、トラッキング方向のみの移動を考
慮するだけで良いので磁気ヘッド5の位置の予測、検
知、修正を簡単に行うことができる。また、サスペンシ
ョン7と板バネ側面部30・30とが一体に形成される
ので、実施の形態1における可動支持部6や板バネ10
・10のような付加部品を製造、取り付けする必要がな
く、部品点数の削減を図ることができる。
【0056】〔実施の形態4〕本発明の第4の実施の形
態について、図7に基づいて説明すれば、以下の通りで
ある。
【0057】図7(a)ないし(c)は、本発明の実施
の一形態である磁気ヘッド支持機構の構成図である。図
7(a)は、上記磁気ヘッド支持機構の平面図であり、
図7(b)は、上記磁気ヘッド支持機構の側面図、図7
(c)は、上記磁気ヘッド支持機構の正面図である。
【0058】本実施の形態に係る磁気ヘッド支持機構
は、図7(b)に示すように、光ピックアップ4と、そ
の一端に立設されている固定支持部11と、磁気ヘッド
コア8を内設した磁気ヘッド5を付勢するサスペンショ
ン7とを備えている。
【0059】固定支持部11は上端縁部に矩形状の凹部
11bを有し、また、凹部11bの両側端部に軸支持部
11a・11aを有する。両軸支持部11a・11a間
にはユニットガイド軸41が支持されており、ユニット
ガイド軸41は軸受け部40を遊貫している。軸受け部
40は、サスペンション7における磁気ヘッド5側と反
対側の端部に固定されている。これにより、サスペンシ
ョン7は、図7(a)の矢印A方向に自在に変位するこ
とができる。また、軸支持部11aと軸受け部40との
間にはスプリング42・42が介装されており、スプリ
ング42はその弾性により、軸支持部11a及び軸受け
部40を押圧している。さらに、軸受け部40における
サスペンション7と反対側の端部には、カウンターウェ
イト43が固定されている。
【0060】カウンターウェイト43の重さ及び大きさ
は、磁気ヘッド5とサスペンション7との重心がユニッ
トガイド軸41上に位置するように設定されている。従
って、振動、衝撃に対してモーメントを受けなくなり、
これにより、振動等に対して磁気ヘッド5は安定して位
置を保つことができる。
【0061】また、トラッキング方向が鉛直方向になる
場合、磁気ヘッド5、サスペンション7、軸受け部40
との自重により、スプリング42は変形する。これによ
り、磁気ヘッド5、サスペンション7、軸受け部40と
は図7(a)に示すように鉛直下方に移動する。
【0062】スプリング42のバネ定数を、スプリング
42の変形による磁気ヘッド5の移動の変位量と、対物
レンズ9の移動における変位量(図4(b)参照)とが
略一致するように設定する。これにより、対物レンズ9
と、磁気ヘッドコア8とを正しく対向させることができ
る。また、トラッキング方向が水平方向になる場合は、
摺動支持部である軸受け部40が、弾性部材であるスプ
リング42・42によって凹部11bの中央に保持され
るので、磁気ヘッド5は対物レンズ9と正しく対向す
る。
【0063】さらに、磁気ヘッド5がディスク1上を摺
動する際、磁気ヘッド5には摩擦力がかかるが、軸受け
部40にはユニットガイド軸41が貫通しているので、
サスペンション7が磁気ヘッド5にかかる摩擦力に引っ
張られることによって磁気ヘッド5とサスペンション7
とが軸受け部40を中心として回転することはなく、対
物レンズ9と磁気ヘッドコア8との対向位置関係を保つ
ことができる。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明の磁気ヘッド支持
機構は、レーザ光をトラックに追従させるトラッキング
方向を鉛直方向としたときに生じる対物レンズ可動体の
自重による変位と、支持部材の自重により生じる磁気ヘ
ッドの変位量とが略一致するように、磁気ヘッド及び支
持部材を光ピックアップに対しトラッキング方向に変位
させる変位手段を備えている構成である。
【0065】これにより、例えば、磁気ヘッド支持機構
がポータブル機器に組み込まれた場合に、トラッキング
方向が鉛直方向となる姿勢で使用されても、対物レンズ
と磁気ヘッドとの対向位置関係を保つことができる。従
って、磁気ヘッドコアのディスクに対向するコア領域の
面積を小さくしても、レーザ光のディスクに対する照射
領域が、コア領域から外れないようにすることができ
る。コア領域の面積を小さくすることで記録周波数を高
くすることができ、記録周波数の広帯域化を図ることが
できるといった効果を奏する。また、磁気ヘッドのイン
ピーダンスを下げることができ、これにより、消費電力
を下げることができるといった効果を奏する。
【0066】本発明の磁気ヘッド支持機構は、上記変位
手段が、弾性を有する板部材からなる構成である。
【0067】これにより、トラッキング方向が鉛直方向
になる際の、磁気ヘッドと対物レンズとの移動は1次元
方向のみを考慮すればよい。従って、磁気ヘッドの移動
の予測、検知、修正を簡単に行うことができるといった
効果を奏する。
【0068】上記磁気ヘッド支持機構は、板部材と支持
部材とが一体に成形されていることにより、部品点数の
削減を図ることができる。また、トラッキング方向が鉛
直方向になる際の、磁気ヘッドと対物レンズとの移動は
1次元方向のみを考慮すればよい。従って、磁気ヘッド
の移動の予測、検知、修正を簡単に行うことができると
いった効果を奏する。
【0069】あるいは、上記変位手段が、トーションバ
ーであることにより、磁気ヘッド支持機構の構造を単純
にすることができる。従って、製造コスト及び製造時間
の削減を図ることができるといった効果を奏する。
【0070】あるいは、変位手段が、光ピックアップに
支持されたトラッキング方向に平行な軸と、上記支持部
材を上記軸に対し摺動自在に支持する摺動支持部とを有
する構成である。
【0071】これにより、トラッキング方向を鉛直方向
としたときに、磁気ヘッドがディスク上を摺動し、磁気
ヘッドには摩擦力がかかるが、磁気ヘッドとサスペンシ
ョンとが軸受け部を中心として回転することはないの
で、磁気ヘッドと対物レンズとの移動は1次元方向のみ
を考慮すればよい。従って、磁気ヘッドの移動の予測、
検知、修正を簡単に行うことができるといった効果を奏
する。
【0072】さらに、上記変位手段が、摺動支持部の変
位を所定量に制限する弾性部材を有することにより、ト
ラッキング方向が鉛直方向になる場合、対物レンズと磁
気ヘッドとの対向位置関係を保つことができる。また、
トラッキング方向が水平方向になる場合、弾性部材によ
り摺動支持部が軸の中央に保持されるので、対物レンズ
と磁気ヘッドとの対向位置関係を保つことができる。こ
れにより、コア領域の面積を小さくすることが可能とな
る。従って、記録周波数を高くすることができ、記録周
波数の広帯域化を図ることができるといった効果を奏す
る。また、磁気ヘッドのインピーダンスを下げることが
でき、これにより、消費電力を下げることができるとい
った効果を奏する。
【0073】また、上記磁気ヘッド支持機構は、変位手
段が、支持部材と磁気ヘッドとの重心を、上記軸上に位
置させるように上記摺動支持部に取り付けられる重り部
を有する構成である。
【0074】これにより、磁気ヘッドは、振動、衝撃に
対してモーメントを受けなくなる。従って、磁気ヘッド
の位置が安定するといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)ないし(d)は、本発明の実施の形態1
に係る磁気ヘッド支持機構の構成をそれぞれ示す平面
図、側面図、トラッキング方向が水平方向の場合におけ
る正面図、トラッキング方向が鉛直方向の場合における
正面図である。
【図2】対物レンズの支持機構の詳細図である。
【図3】磁気ヘッドコアとレーザ光照射位置との詳細図
である。
【図4】(a)及び(b)は、対物レンズの移動を示す
詳細図である。
【図5】(a)ないし(c)は、本発明の実施の形態2
に係る磁気ヘッド支持機構の構成をそれぞれ示す平面
図、側面図、正面図である。
【図6】(a)ないし(c)は、本発明の実施の形態3
に係る磁気ヘッド支持機構の構成をそれぞれ示す平面
図、側面図、正面図である。
【図7】(a)ないし(c)は、本発明の実施の形態4
に係る磁気ヘッド支持機構の構成をそれぞれ示す平面
図、側面図、正面図である。
【図8】(a)ないし(c)は、従来の光磁気記録再生
装置の要部の概略構成図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 レーザ光源 3 反射鏡 4 光ピックアップ 5 磁気ヘッド 6 可動支持部(支持部材) 7 サスペンション(支持部材) 8 磁気ヘッドコア 9 対物レンズ(対物レンズ可動体) 10 板バネ(板部材、変位手段) 11 固定支持部 20 トーションバー(変位手段) 30 板バネ側面部 40 軸受け部(摺動支持部、変位手段) 41 ユニットガイド軸(軸、変位手段) 42 スプリング(弾性部材) 43 カウンターウェイト(重り部) 101 ケース 102 支持ワイヤ 103 対物レンズホルダ(対物レンズ可動
体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 知之 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5D075 AA03 AA08 CF08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光をディスクに集束して照射する対
    物レンズを有する光ピックアップと上記ディスクをはさ
    んで対向するように、上記ディスクに磁界を付与する磁
    気ヘッドを支持する支持部材を備えた磁気ヘッド支持機
    構において、 レーザ光をトラックに追従させるトラッキング方向を鉛
    直方向としたときに生じる対物レンズ可動体の自重によ
    る変位と、上記支持部材の自重により生じる磁気ヘッド
    の変位量とが略一致するように、上記磁気ヘッド及び上
    記支持部材を、上記光ピックアップに対しトラッキング
    方向に変位させる変位手段を備えていることを特徴とす
    る磁気ヘッド支持機構。
  2. 【請求項2】上記変位手段が、弾性を有する板部材から
    なることを特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッド支持
    機構。
  3. 【請求項3】上記板部材と上記支持部材とが一体に形成
    されていることを特徴とする請求項2に記載の磁気ヘッ
    ド支持機構。
  4. 【請求項4】上記変位手段が、トーションバーであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッド支持機構。
  5. 【請求項5】上記変位手段は、上記光ピックアップに支
    持されたトラッキング方向に平行な軸と、上記支持部材
    を上記軸に対し摺動自在に支持する摺動支持部とを有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッド支持機
    構。
  6. 【請求項6】上記変位手段が、上記摺動支持部の変位を
    所定量に制限する弾性部材を有することを特徴とする請
    求項5に記載の磁気ヘッド支持機構。
  7. 【請求項7】上記変位手段が、上記支持部材と上記磁気
    ヘッドとの重心を、上記軸上に位置させるように上記摺
    動支持部に取り付けられる重り部を有することを特徴と
    する請求項5または6に記載の磁気ヘッド支持機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005312208A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Japan Science & Technology Agency 無反動型変位拡大位置決め装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005312208A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Japan Science & Technology Agency 無反動型変位拡大位置決め装置
JP4623547B2 (ja) * 2004-04-22 2011-02-02 国立大学法人名古屋大学 無反動型変位拡大位置決め装置

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