JP2002024925A - 自動販売機の梱包装置 - Google Patents

自動販売機の梱包装置

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JP2002024925A JP2000202880A JP2000202880A JP2002024925A JP 2002024925 A JP2002024925 A JP 2002024925A JP 2000202880 A JP2000202880 A JP 2000202880A JP 2000202880 A JP2000202880 A JP 2000202880A JP 2002024925 A JP2002024925 A JP 2002024925A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 梱包装置に要求される機能を維持しながら、
梱包材の使用量および廃棄量を可能な限り削減すること
で、省資源化を促進することができる自動販売機の梱包
装置を提供する。 【解決手段】販売機本体2の底面の複数の角部に上下方
向に進退自在にそれぞれ螺合するとともに、販売機本体
2を支持する複数の支持脚3と、これら複数の支持脚3
の各々を、底面から下方に所定長さ突出しかつ回転を阻
止した状態に保持するスペーサ4と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機を、そ
の製造終了後から設置までの間に、保管や輸送、移動に
適した状態で梱包する自動販売機の梱包装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来一般に用いられている自
動販売機の梱包装置を示している。同図に示すように、
この梱包装置41は、自動販売機42を立てた状態で載
せるパレット43と、自動販売機42に上方からかぶせ
られ、その前後左右の外面および上面を覆うビニールな
どからなるカバー袋44と、その状態で自動販売機42
の頭部にはめられる、段ボールなどからなるキャップ4
5と、パレット43、カバー袋44およびキャップ45
を固定するために、それらをまとめて縛り付ける2本の
PPバンド46、46などで構成されている。自動販売
機42は、同図に示すように梱包された状態で、保管、
輸送、およびフォークリフト(図示せず)による移動な
どが行われ、保管については、2段に積み上げた状態
(以下「段積み」という)で行われる場合もある。
【0003】パレット43は、フォークリフトによる移
動・運搬に用いられるものであり、複数の木製の板材
を、釘を用いて所定形状に組み立てて構成されている。
このパレット43は、概ね次のような機能を有してい
る。すなわち、フォークリフトのフォークを挿入可能
なスペースC(例えば高さ60mm以上)を確保する、
自動販売機42の重量およびフォークからの荷重を支
持する、などの機能である。また、パレット43の上面
の四隅には、収容孔43aがそれぞれ形成されており、
自動販売機42を梱包した際には、これらの収容孔43
aに、自動販売機42の底面の四隅にねじ込まれた図示
しない支持脚(レベリング)が収容されるようになって
いる。なお、各支持脚は、自動販売機42を設置場所の
基礎に固定するとともに、その水平調整を行うために、
自動販売機42に一般的に設けられているものである。
【0004】また、カバー袋44は、自動販売機42を
ほこりや湿気などから保護するとともに、PPバンド4
6の締め付けによる損傷などを防止する役割を果たす。
さらに、キャップ45は、自動販売機42、42を段積
みした際に、それらが相互に直接、接触しないようにす
ることで、自動販売機42の特に天面の損傷などを防止
する他、隣合せに置かれた自動販売機42、42の相互
間に隙間を確保するなどの機能も有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の梱包装
置41では、パレット43、カバー袋44、キャップ4
5およびPPバンド46、46はすべて、使い捨てのも
のとなっており、自動販売機42の設置後に廃棄されて
いるのが現状である。このことは、最近の資源の再生あ
るいは再利用の要請に反するものであり、梱包装置41
においても改善を施すことが望ましい。特に、パレット
43については、そのまま再利用するためには、その再
利用時に備えて広い保管スペースが必要となる一方、再
生や廃棄を行うためには釘抜きを含む解体作業が必要と
なる。しかも、パレット43には、木材を多量に使用し
ているため、自然環境保全の観点から、パレット43の
使用を廃止することが好ましい。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであり、梱包装置に要求される機能を
維持しながら、梱包材の使用量および廃棄量を可能な限
り削減することで、省資源化を促進することができる自
動販売機の梱包装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動販売機
の梱包装置は、販売機本体の底面の複数の角部に上下方
向に進退自在にそれぞれ螺合するとともに、販売機本体
を支持する複数の支持脚と、これら複数の支持脚の各々
を、底面から下方に所定長さ突出しかつ回転を阻止した
状態に保持する支持脚保持手段と、を備えていることを
特徴とする。
【0008】この構成によれば、販売機本体の底面の複
数の角部にそれぞれ螺合する複数の支持脚は、販売機本
体を支持するとともに、これらの上下方向の突出量を調
整することによって、販売機本体が水平に調整に調整さ
れる。また、各支持脚を、支持脚保持手段によって、下
方に所定長さ突出しかつ回転が阻止された状態に保持す
るので、自動販売機の輸送時や移動・運搬時の振動など
による支持脚の回転を阻止し、回転に伴う上下方向の進
退を防止することで、支持脚を所定長さ突出した状態に
保つことができる。つまり、自動販売機を設置する際に
支持脚を調整するまでは、各支持脚を、常に、販売機本
体の底面から所定長さ突出させた状態に保つことができ
るので、販売機本体の支持面と底面との間に、所定高さ
の隙間を確実に確保することができる。したがって、そ
の隙間の寸法を、フォークリフトのフォークが挿入可能
な寸法に設定することによって、その状態で、自動販売
機をフォークリフトで移動させることができる。このよ
うに、既存の複数の支持脚と、これらを上記状態に保持
する支持脚保持手段との協働により、従来のパレットに
要求される前述した機能を確保することができるので、
パレットを使用しなくても、フォークリフトによる自動
販売機の移動・運搬を安定して行うことができ、パレッ
トを省略できる分、梱包材の使用量および廃棄量を削減
し、省資源化を促進することができる。
【0009】請求項2に係る自動販売機の梱包装置は、
請求項1において、複数の角部の各々には、ナット部が
一体に設けられており、各支持脚は、ナット部に螺合
し、上下方向に延びる雄ねじ部と、この雄ねじ部の下端
部に設けられ、雄ねじ部の径よりも幅広のねじ頭部とを
有しており、支持脚保持手段は、雄ねじ部を収容可能な
筒状に構成され、雄ねじ部を収容した状態で各支持脚に
装着されたときに、上端部および下端部がナット部およ
びねじ頭部にそれぞれ回り止め状態で係合するスペーサ
を有していることを特徴とする。
【0010】この構成によれば、筒状のスペーサを支持
脚に装着したときに、スペーサの上端部および下端部
が、販売機本体と一体のナット部とねじ頭部とにそれぞ
れ回り止め状態で係合するので、スペーサを介して、ナ
ット部に対する支持脚の相対的な回転、つまり、販売機
本体に対する支持脚の回転を確実に阻止し、支持脚を所
定長さ突出させた状態に保つことができる。また、スペ
ーサを支持脚に装着したときには、雄ねじ部がスペーサ
に収容されるので、スペーサが雄ねじ部のカバーとして
の役割を果たし、雄ねじ部を保護することができる。こ
れにより、自動販売機をフォークリフトで移動・運搬す
る際に、フォークが雄ねじ部に直接、接触することや、
これに起因する雄ねじ部の損傷などを防止することがで
きる。
【0011】請求項3に係る自動販売機の梱包装置は、
請求項2において、ねじ頭部は、スペーサを支持脚に装
着したときにスペーサの下端部に圧入される雄ねじ側圧
入部を有していることを特徴とする。
【0012】この構成によれば、スペーサを支持脚に装
着したときには、ねじ頭部の雄ねじ側圧入部がスペーサ
の下端部に圧入されるので、スペーサの内面と雄ねじ側
圧入部との間の摩擦力をきわめて大きくすることができ
る。これにより、スペーサの下端部とねじ頭部とを簡単
に回り止め状態で係合させることができ、その結果、ス
ペーサと支持脚との相対的な回転を容易に防止すること
ができる。
【0013】請求項4に係る自動販売機の梱包装置は、
請求項2または3において、ナット部は、スペーサを支
持脚に装着したときにスペーサの上端部に圧入される雌
ねじ側圧入部を有していることを特徴とする。
【0014】この構成によれば、スペーサを支持脚に装
着したときには、ナット部の雌ねじ側圧入部がスペーサ
の上端部に圧入されるので、スペーサの内面と雌ねじ側
圧入部との間の摩擦力をきわめて大きくすることができ
る。これにより、スペーサの上端部をナット部に簡単に
回り止め状態で係合させることができ、その結果、ナッ
ト部に対するスペーサの回転を容易に防止することがで
きる。また、上記請求項3の構成と相俟って、ナット部
に対する支持脚の回転を容易に防止することができる。
【0015】請求項5に係る自動販売機の梱包装置は、
請求項4において、雌ねじ側圧入部の下端部は、下方に
向かって狭まるテーパ状に形成されていることを特徴と
する。
【0016】この構成によれば、雌ねじ側圧入部の下端
部が、下方に向かって狭まるテーパ状に形成されている
ので、スペーサの装着の際に、雌ねじ側圧入部をスペー
サの上端部に圧入させるよう、スペーサを雌ねじ側圧入
部に向かって上方に押圧すると、雌ねじ側圧入部の下端
部をスペーサの上端部に容易に挿入させることができ、
そのテーパ状の、雌ねじ側圧入部の下端部をガイドにし
ながら、さらに続けてスペーサを押圧することで、雌ね
じ側圧入部をスペーサの上端部に容易に圧入させること
ができる。
【0017】請求項6に係る自動販売機の梱包装置は、
請求項2ないし5のいずれか1項において、ナット部
は、スペーサを支持脚に装着したときにスペーサの上面
が係合する回り止め用の突起を有していることを特徴と
する。
【0018】この構成によれば、スペーサを支持脚に装
着したときには、ナット部の回り止め用の突起が、スペ
ーサの上面に食い込むことなどによって係合するので、
スペーサの上端部をナット部に簡単に回り止め状態で係
合させることができ、その結果、ナット部に対するスペ
ーサの回転を容易に防止することができる。
【0019】請求項7に係る自動販売機の梱包装置は、
請求項2ないし6のいずれか1項において、スペーサ
は、その中心軸に沿って分割された複数のスペーサ片で
構成されており、支持脚保持手段は、複数のスペーサ片
を、互いに組み合わされた状態の筒状に保持するための
スペーサ保持手段を、更に有していることを特徴とす
る。
【0020】この構成によれば、スペーサが、その中心
軸に沿って分割された複数のスペーサ片で構成されてい
るので、複数のスペーサ片を支持脚の周囲から組み合わ
せるようにして取り付けた後、それらを、スペーサ保持
手段によって、筒状に保持することにより、支持脚への
スペーサの装着を行う。逆に、スペーサ保持手段による
スペーサ片の保持を解除することにより、スペーサを複
数のスペーサ片に分割して支持脚から取り外す。したが
って、自動販売機の製造終了後にスペーサを支持脚に装
着する場合や、自動販売機を設置する際に支持脚からス
ペーサを取り外す場合には、支持脚をナット部にねじ込
んだ状態のまま、すなわち、支持脚を販売機本体から取
り外すことなく、スペーサの装着および取り外しを容易
に行うことができる。
【0021】請求項8に係る自動販売機の梱包装置は、
請求項7において、スペーサ保持手段は、互いに組み合
わされた複数のスペーサ片の外側に嵌合する筒部材から
なることを特徴とする。
【0022】この構成によれば、互いに組み合わされた
複数のスペーサ片の外側に、筒部材を嵌合させるという
簡単な操作で、複数のスペーサ片からなるスペーサを筒
状に容易に保持することができる。逆に、筒状に保持さ
れた複数のスペーサ片から、筒部材を取り外すだけで、
スペーサ片の保持を容易に解除することができる。
【0023】請求項9に係る自動販売機の梱包装置は、
請求項1において、複数の角部の各々には、下向きのス
ペーサ嵌合口部と、このスペーサ嵌合口部の上側に形成
された雌ねじとを有するナット部が一体に設けられてお
り、各支持脚は、雌ねじに螺合し、上下方向に延びる雄
ねじ部と、この雄ねじ部の下端部に設けられ、雄ねじ部
の径よりも幅広のねじ頭部とを有しており、支持脚保持
手段は、雄ねじ部を嵌挿可能な中空状に形成されるとと
もに、スペーサ嵌合口部に嵌合可能な弾性材からなる弾
性部を上端部に有するスペーサを有し、このスペーサ
は、弾性部をスペーサ嵌合口部に嵌合した状態で、各支
持脚の雄ねじ部をナット部の雌ねじにねじ込むことによ
り、ねじ頭部とナット部との間に挟持されるとともに、
弾性部がスペーサ嵌合口部の内周面に押圧された状態
で、ナット部に装着されることを特徴とする。
【0024】この構成によれば、スペーサの弾性部をナ
ット部のスペーサ嵌合口部に嵌合した状態で、支持脚の
ねじ部をナット部の雌ねじにねじ込むと、そのスペーサ
は、ねじ頭部とナット部との間に挟持されるとともに、
弾性部がスペーサ嵌合口部の内周面に押圧された状態と
なる。つまり、支持脚のねじ込みに伴って、スペーサが
支持脚のねじ頭部とナット部との間に上下から挟持さ
れ、これによって、弾性部が、スペーサ嵌合口部の周面
を押圧するように、かつ、スペーサに嵌挿する支持脚の
雄ねじ部を締めるように弾性変形する。これにより、ス
ペーサは、弾性部を介して、ナット部に対し回り止め状
態で係合し、かつ、支持脚の雄ねじ部は、弾性部におけ
る雄ねじ部が嵌挿した部位の締まりによって、スペーサ
に対し回り止め状態で係合する。したがって、上記構成
により、販売機本体に対する支持脚の回転を確実に阻止
し、支持脚を所定長さ突出させた状態に保つことができ
る。
【0025】請求項10に係る自動販売機の梱包装置
は、請求項9において、スペーサは、全体が弾性材で構
成されていることを特徴とする。
【0026】この構成によれば、スペーサ全体が弾性材
で構成されるので、複数の材料で構成する場合に比べ
て、スペーサの成形を簡単に行うことができる。また、
上記構成のスペーサを、ねじ頭部とナット部との間で挟
持したときには、スペーサ全体が圧縮されるので、ナッ
ト部に対する支持脚の回り止めをより確実に行うことが
できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1および図
2は、本発明の第1実施形態による自動販売機の梱包装
置1を示している。同図に示すように、この梱包装置1
は、前述した図12に示す従来のパレット43を廃止
し、これに代えて販売機本体2の底面の四隅に設けられ
た支持脚(レベリング)3に、スペーサ4をそれぞれ装
着するものであり(図1に前側の2個のみ図示)、図1
には図示しないが、図12に示す従来のカバー袋44、
キャップ45およびPPバンド46、46は同様に用い
られている。なお、各支持脚3にそれぞれ装着されたス
ペーサ4は、構成が互いに同一であるので、以下の説明
では、それらの一つについてのみ説明する。
【0028】販売機本体2の底面に設けられた4つの支
持脚3は、自動販売機を設置場所の基礎に固定するとと
もに、その水平調整を行うために、販売機本体2に一般
的に設けられているものである。図2(a)などに示す
ように、支持脚3は、金属製のさら付き六角ボルトであ
り、所定の長さを有するとともに外周面に雄ねじが形成
された軸部11(雄ねじ部)と、この軸部11の一端部
(図2(a)では下端部)に設けられたさら付き頭部1
2(ねじ頭部)とによって構成されている。このさら付
き頭部12は、軸部11の直径よりも幅広の六角頭部1
2a(雄ねじ側圧入部)と、これよりも幅広のさら部1
2bとによって構成されている。このように構成された
支持脚3は、販売機本体2の底面の四隅に固定されたナ
ット部材13(ナット部)に、上下方向に進退自在に螺
合している。
【0029】このナット部材13は、図3(a)に示す
ように、全体がほぼ円筒状に形成されるとともに、上記
支持脚3の軸部11に螺合する雌ねじを内周面に有して
おり、折り曲げ加工した鋼板などで構成された販売機本
体2のベース部2aに、取付孔2bを介して下から収容
される本体部14と、これに連なる六角ナット部15
(雌ねじ側圧入部)と、これら両者の境界周囲に設けら
れたフランジ部16とにより構成されている。六角ナッ
ト部15は、上記支持脚3の六角頭部12aとほぼ同じ
大きさになっており、先端部がテーパ状に形成されてい
る。
【0030】また、フランジ部16は、その上半部が、
複数の鋼板を組み合わせて構成された上記取付孔2bの
形状にぴったりと合うような所定形状に形成されてお
り、フランジ部16を取付孔2bに合わせた状態で、フ
ランジ部16の縁部が溶接され、これによって、ナット
部材13がベース部2aにしっかりと固定されている。
また、フランジ部16の下面には、支持脚3をナット部
材13にねじ込む際の回転方向(図3では時計方向)と
同じ向きの楔状で下方に若干突出した突起16aが、環
状に多数形成されている。
【0031】スペーサ4は、紙(板紙)や、樹脂、ゴム
などからなり、図2に示すように、円筒状に形成されて
いる。このスペーサ4は、ある程度の厚みを有するとと
もに断面形状が一定になっており、ほぼ次のような寸法
で構成されている。すなわち、まず、高さ寸法Hについ
ては、フォークリフトのフォークの厚みよりも長く、か
つ、支持脚3の軸部11よりも短くなっている。また、
外径D1については、支持脚3のさら部12bおよびナ
ット部材13のフランジ部16の最大径よりも一回り小
さくなっている。さらに、内径D2については、支持脚
3の軸部11の直径よりも大きく、かつ、支持脚3の六
角頭部12aおよびナット部材13の六角ナット部15
の最大径よりも若干小さくなっている。
【0032】このように構成されたスペーサ4を支持脚
3に装着する場合には、例えば次のようにして行う。す
なわち、ナット部材13への支持脚3のねじ込みに先立
ち、まず、スペーサ4にその一端から支持脚3の軸部1
1を挿入し、続けて六角頭部12aも挿入する。上述し
たように、スペーサ4の内径D2は、六角頭部12aの
最大径よりも若干小さいので、六角頭部12aを挿入す
る際には、支持脚3を、さら付き頭部12側からスペー
サ4に向かって押圧しながら、あるいはこの押圧ととも
に回しながら、六角頭部12aをスペーサ4に圧入す
る。これにより、六角頭部12aがスペーサ4の一端部
に回り止め状態で係合することとなり、したがって、支
持脚3およびスペーサ4は、ある程度の大きな力が作用
しない限り、互いに相対的に回転することがない状態と
なる。またこの場合、スペーサ4の一端には、支持脚3
のさら部12bが当接した状態になるとともに、スペー
サ4の他端から、軸部11の先端部が突出した状態とな
る。
【0033】次いで、スペーサ4から突出した軸部11
の先端部を、ナット部材13の六角ナット部15に下か
ら挿入し、支持脚3をナット部材13にねじ込む。この
場合、スペーサ4は、支持脚3と一体となって回りなが
ら上方に移動し、六角ナット部15に接近する。上述し
たように、六角ナット部15の下端部はテーパ状に形成
されているため、支持脚3のねじ込みに伴い、スペーサ
4が更に上方に移動すると、六角ナット部15のテーパ
状の下端部が、スペーサ4にその上端から円滑に挿入す
る。また、上述したように、スペーサ4の内径D2は、
六角ナット部15の最大径よりも若干小さいので、より
大きな力で支持脚3を更にねじ込み、図2(b)に示す
ように、スペーサ4の上端がフランジ部16に当接する
まで六角ナット部15をスペーサ4に圧入させて、スペ
ーサ4の装着が完了する。
【0034】この場合、スペーサ4の他端部(上端部)
が六角ナット部15に回り止め状態で係合することとな
り、したがって、スペーサ4は、ある程度の大きな力が
作用しない限り、ナット部材13に対して回転すること
がない状態となる。またこの場合、フランジ部16の多
数の突起16aがスペーサ4の上端に食い込み、しかも
各突起16aは、支持脚3をねじ込む際の回転方向に向
いた楔状に形成されているので、スペーサ4をその回転
方向と逆方向に回転させるには、より大きな力が必要と
なる。さらにこの場合、スペーサ4がフランジ部16と
支持脚3のさら部12bとの間に挟持された状態となる
ので、スペーサ4の強度にもよるが、支持脚3は、ねじ
込まれる際の回転方向への回転が、より確実に阻止され
た状態となる。
【0035】以上のように、この第1実施形態によれ
ば、スペーサ4を支持脚3に装着することによって、支
持脚3は、自動販売機の輸送時や移動・運搬時の振動な
どによるナット部材13に対する回転が阻止されるの
で、その回転に伴う支持脚3の上下方向の進退を確実に
防止することができる。つまり、自動販売機を設置する
際に支持脚3を調整するまでは、各支持脚3を、常に、
販売機本体2の底面から所定長さ突出させた状態に保つ
ことができるので、販売機本体2とその支持面との間
に、所定寸法(例えば60mm)以上の隙間を確実に確
保することができる。したがって、その隙間にフォーク
リフトのフォークを挿入することによって、この状態の
自動販売機をフォークリフトで移動させることができ
る。このように、既存の4つの支持脚3と、これらを上
記状態に保持する4つのスペーサ4との協働により、従
来のパレット43に要求される機能を確保することがで
きるので、パレット43を使用しなくても、フォークリ
フトによる自動販売機の移動・運搬を安定して行うこと
ができ、パレット43を省略できる分、梱包材の使用量
および廃棄量を削減し、省資源化を促進することができ
る。また、スペーサ4は、支持脚3の軸部11のカバー
としての役割も果たし、軸部11を保護するので、自動
販売機をフォークリフトで移動・運搬する際に、フォー
クが軸部11に直接、接触することや、これに起因する
軸部11の損傷などを防止することができる。
【0036】なお、自動販売機の設置は次のようにして
行う。すなわち、まず、自動販売機を設置場所の基礎上
に位置させるとともに、従来と同様に、カバー袋44、
キャップ45およびPPバンド46を取り外す。そし
て、支持脚3を、ねじ込みの際の回転方向と逆方向に回
しながら、ナット部材13から引き抜いた後、支持脚3
からスペーサ4を取り外し、その支持脚3をナット部材
13に再度ねじ込んで、自動販売機の水平調整を行う。
その後、固定金具およびアンカーボルト(いずれも図示
せず)を用い、固定金具と基礎の間に支持脚3のさら部
12bを挟持することで、自動販売機が基礎に固定され
て、設置が完了する。
【0037】図4および図5は、本発明の第2実施形態
を示している。この実施形態は、スペーサが分割タイプ
になっているものである。図4に示すように、このスペ
ーサ4は、厚肉の六角筒がその中心軸に沿って2分割さ
れた、互いに同一の2つのスペーサ片21、21によっ
て構成されている。各スペーサ片21の分割面21aに
は、支持脚3がナット部材13にねじ込まれた状態のと
きの、支持脚3および六角ナット部15の外形の半部に
嵌合する凹部22が形成されている。すなわち、この凹
部22は、スペーサ片21の上端から下端にわたり、六
角ナット部15、軸部11、六角頭部12aおよびさら
部12bの半部に嵌合するように形成されている。した
がって、分割面21a、21a同士がぴったりと合うよ
うに、両スペーサ片21、21を組み合わせてスペーサ
4を構成すると、その内部の上端から下端にわたり、六
角ナット部15、軸部11、六角頭部12aおよびさら
部12bの外形と同じ形状のスペースが形成される。こ
れにより、支持脚3を間にして、その両側から両スペー
サ片21、21を組み合わせ、スペーサ4を構成したと
きには、そのスペーサ4の上端部および下端部におい
て、六角ナット部15および六角頭部12aがスペーサ
4に回り止め状態で係合することとなる。
【0038】上記のように構成された分割タイプのスペ
ーサ4において、両スペーサ片21、21を単に組み合
わせただけでは、両スペーサ片21、21が互いに簡単
に離れてしまうので、支持脚3へのスペーサ4の装着時
には、両スペーサ片21、21が離れないようにするた
めに、すなわちスペーサ4の形態を保持するために、ス
ペーサ4には、その下方から円筒状のスペーサ保持部材
23(スペーサ保持手段、筒部材)を嵌合する。このス
ペーサ保持部材23は、高強度を有する材料で構成さ
れ、スペーサ4の最大径とほぼ同一の内径を有するとと
もに、高さ寸法がスペーサ4のそれよりも大きくなって
いる。
【0039】支持脚3にスペーサ4を装着する場合に
は、ナット部材13にあらかじめねじ込まれ支持脚3を
間にして、その両側から、両スペーサ片21、21を組
み合わせ、スペーサ4を構成する。そして、このスペー
サ4に、その下方からスペーサ保持部材23を嵌合す
る。この場合、図5に示すように、スペーサ保持部材2
3の下端が支持脚3のさら部12bよりも下位に位置
し、スペーサ保持部材23によって、販売機本体2が支
持されることになる。
【0040】以上のように、この第2実施形態によれ
ば、スペーサ4およびスペーサ保持部材23によって、
自動販売機の輸送時や移動・運搬時の振動などによる支
持脚3の回転を阻止することで、上記第1実施形態と同
様の効果を得ることができる。また、スペーサ4が分割
タイプのものであるので、支持脚3へのスペーサ4の装
着および取り外しは、上記第1実施形態と異なり、支持
脚3をナット部材13から取り外すことなく、簡単に行
うことができる。すなわち、支持脚3を間にして、その
両側から両スペーサ片21、21を組み合わせ、これに
スペーサ保持部材23を嵌合させたり、逆に、スペーサ
保持部材23をスペーサ4から取り外すという簡単な操
作を行うだけで、スペーサ4の装着および取り外しを簡
単に行うことができる。さらに、スペーサ4の装着時に
は、自動販売機がスペーサ保持部材23によって支持さ
れるので、そのスペーサ保持部材23を、支持脚3のさ
ら部12bよりも摩擦係数の大きな材料で構成すれば、
自動販売機の輸送時や段積みなどにおける滑り止めとし
ても機能させることができる。加えて、支持脚3の底面
(さら部12b)の損傷や、段積み時に上側の自動販売
機の支持脚3が下側の自動販売機に直接、当接すること
による下側自動販売機の損傷を防止することもできる。
【0041】図6〜図8は、上述した第2実施形態の変
形例を示している。図6に示す変形例は、第2実施形態
と比較し、スペーサ片21の分割面21aに形成された
凹部22の形状が異なっている。具体的には、ナット部
材13における六角ナット部15の省略に対応して、六
角ナット部15の半部に嵌合する凹部が省略されている
点、および支持脚3の六角頭部12aに嵌合する凹部の
平面形状が、六角頭部12aの最大径を直径とする半円
状に形成されている点が異なっている。このように形成
されたスペーサ4の支持脚3への装着時には、ナット部
材13のフランジ部16の多数の突起16aが、スペー
サ4の上端に食い込むことで、スペーサ4がナット部材
13に対して回り止め状態となる。一方、両スペーサ片
21、21の凹部22、22によって、支持脚3の六角
頭部12aが挟持されることで、スペーサ4が支持脚3
に対しても回り止め状態となる。したがって、これらに
より、本変形例においても、上述した第2実施形態と同
様の効果を得ることができる。
【0042】一方、図7に示す変形例は、第2実施形態
と比較し、スペーサ保持部材23が底付きになっている
点のみが異なっている。この場合には、図8に示すよう
に、支持脚3へのスペーサ4の装着時には、スペーサ保
持部材23の円形の底面全体が、自動販売機の支持面に
接することとなる。したがって、本変形例では、底無し
のスペーサ保持部材23によって自動販売機を支持する
上記第2実施形態などの場合に比べて、自動販売機を支
持する面積が大きくなるので、第2実施形態と同様の効
果に加えて、自動販売機の輸送時や段積みなどにおける
滑り止め機能を、安定してより効果的に発揮させること
ができる。
【0043】図9は、本発明の第3実施形態を示してい
る。この実施形態は、スペーサが分割タイプになってい
るものであるが、上記第2実施形態と異なり、スペーサ
片同士の一部が互いに連なったものである。同図(a)
に示すように、このスペーサ4は、互いに同一かつ連な
った2つの樹脂製スペーサ片21、21からなる薄肉の
六角筒で構成されている。また、このスペーサ4の内面
形状は、支持脚3の六角頭部12aおよびナット部材1
3の六角ナット部15に嵌合するように形成されてい
る。さらに、スペーサ4は、スペーサ片21、21が互
いに連なった部位を中心として、その部位と反対側の部
位(以下「開口部位」という)が、同図(a)に示すよ
うに、大きく開口できるようになっている。
【0044】支持脚3にスペーサ4を装着する場合に
は、同図(a)に示すように、スペーサ4の開口部位を
開口させた状態で、スペーサ4を支持脚3にその横から
取り付ける。そして、開口部位を閉鎖して、スペーサ4
を六角筒とした後、同図(b)に示すように、粘着テー
プ24を開口部位に張り付ける。
【0045】以上のように、この第3実施形態によれ
ば、スペーサ4によって、自動販売機の輸送時や移動・
運搬時の振動などによる支持脚3の回転を阻止すること
で、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができ
る。また、このスペーサ4は分割タイプのものであるの
で、スペーサ4を支持脚3から取り外す場合には、支持
脚3をナット部材13から取り外すことなく、粘着テー
プ24をスペーサ4から剥がすだけで、スペーサ4を支
持脚3から簡単に取り外すことができる。
【0046】図10は、上述した第3実施形態の変形例
を示している。この変形例は、第3実施形態と比較し、
スペーサ4に、支持脚3のさら部12b用のキャップ2
5を一体に設けた点が異なっている。同図(a)に示す
ように、このスペーサ4には、その下端部に、ゴムなど
からなる長さの短い連結バンド26を介して、樹脂など
からなる底付き円筒状のキャップ25が設けられるとと
もに、このキャップ25の連結バンド26と反対側の部
位に、長尺の取付バンド27が設けられている。また、
スペーサ4の上記開口部位には、外側に突出した取付部
21bが形成されており、支持脚3へのスペーサ4の装
着時において、この取付部21bに、取付バンド27の
取付孔27aが係合することにより、支持脚3のさら部
12bに下から嵌合したキャップ25がしっかりと保持
されるとともに、スペーサ4が六角筒に保持される。
【0047】したがって、この変形例では、上記第3実
施形態と同様の効果に加えて、自動販売機の輸送時や段
積みなどにおける滑り止め機能を発揮させることができ
るとともに、さら部12bの損傷や、段積み時に上側の
自動販売機の支持脚3が下側の自動販売機に直接、当接
することによる下側自動販売機の損傷を防止することも
できる。
【0048】図11は、本発明の第4実施形態を示して
いる。この実施形態は、スペーサとして、ゴム製のもの
を用いたものである。同図(a)に示すように、このス
ペーサ4は、全体がほぼ円筒状に形成されており、支持
脚3へのスペーサ4の装着時に、ナット部材13の後述
するスペーサ嵌合口部13aに嵌合される円筒状の嵌合
部31(弾性部)と、この嵌合部31から下方に延び、
これよりも大きな径を有する円筒状の本体部32と、こ
の本体部32から下方に末広がりで延び、支持脚3のさ
ら付き頭部12を収容するための収容部33とにより構
成されている。そして、このスペーサ4は、その内部
に、収容部33側から支持脚3が嵌挿されるようになっ
ている。また、ナット部材13は、上記図3(a)のも
のに比較して、フランジ部16の突起16aが省略され
るとともに、六角ナット部15に代えて、スペーサ4の
上記嵌合部31が下から嵌合するスペーサ嵌合口部13
aを有している点が異なっている。
【0049】上記構成のスペーサ4を支持脚3に装着す
る場合には、例えば上記第1実施形態とほぼ同様に、雄
ねじ部材13への支持脚3のねじ込みに先立ち、まず、
スペーサ4に、その収容部33側から、支持脚3の軸部
11を挿入することによって、収容部33に支持脚3の
さら付き頭部12を収容するとともに、軸部11の先端
部をスペーサ4の嵌合部31から突出させる。次いで、
その突出した軸部11の先端部を、ナット部材13のス
ペーサ嵌合口部13aに下から挿入し、支持脚3をナッ
ト部材13にねじ込む。そして、支持脚3のねじ込みに
伴い、スペーサ4が上方に移動し、スペーサ4の嵌合部
31がナット部材13のスペーサ嵌合口部13aに下か
ら嵌合する。支持脚3のねじ込みに伴って、スペーサ4
が支持脚3のさら付き頭部12とナット部材13との間
に上下から挟持され、これによって、嵌合部31が、ス
ペーサ嵌合口部13aの周面を押圧するように、かつ、
軸部11を締めるように弾性変形する。これにより、ス
ペーサ4は、嵌合部31を介して、ナット部材13に対
し回り止め状態で係合し、かつ、支持脚3の軸部11
は、嵌合部31における軸部11が嵌挿した部位の締ま
りによって、スペーサ4に対し回り止め状態で係合す
る。つまり、支持脚3は、スペーサ4の嵌合部31を介
して、ナット部材13に対し回り止め状態となる。
【0050】以上のように、この第4実施形態によれ
ば、スペーサ4によって、自動販売機の輸送時や移動・
運搬時の振動などによる支持脚3の回転を阻止すること
で、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができ
る。また、スペーサ4は、その収容部33によって、支
持脚3のさら付き頭部12を収容するので、その損傷を
防止することができる。なお、上記スペーサ4において
は、少なくとも嵌合部31が弾性材で構成されていれば
よいので、それ以外の部分、すなわち本体部32や収容
部33を他の硬質な材料などで構成してもよい。
【0051】なお、上述した実施形態や変形例で示した
スペーサ4、支持脚3およびナット部材13の細部の構
成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内
で適宜、変更することができる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の自動販売
機の梱包装置は、梱包装置に要求される機能を維持しな
がら、梱包材の使用量および廃棄量を可能な限り削減す
ることで、省資源化を促進することができるなどの効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による梱包装置を取り付
けた自動販売機の正面図である。
【図2】支持脚へのスペーサの装着を説明するための斜
視図であり、(a)は装着前の状態、(b)は装着後の
状態を示す。
【図3】販売機本体の底部へのナット部材の取り付けを
説明するための斜視図であり、(a)は取付前の状態、
(b)は取付後の状態を示す。
【図4】第2実施形態によるスペーサの斜視図であり、
支持脚への装着前の状態を示す。
【図5】図4のスペーサの支持脚への装着後の状態を示
す斜視図である。
【図6】第2実施形態の変形例によるスペーサの斜視図
であり、支持脚への装着前の状態を示す。
【図7】図4と同様のスペーサの保持を、有底筒で行う
ことを説明するための斜視図である。
【図8】図7のスペーサの支持脚への装着後の状態を示
す斜視図である。
【図9】第3実施形態によるスペーサの支持脚への装着
を説明するための斜視図であり、(a)は装着前の状
態、(b)は装着後の状態を示す。
【図10】第3実施形態の変形例によるスペーサの支持
脚への装着を説明するための斜視図であり、(a)は装
着前の状態、(b)は装着後の状態を示す。
【図11】第4実施形態によるスペーサの装着を説明す
るための斜視図であり、(a)は装着前の状態、(b)
は装着後の状態を示す。
【図12】従来の一般的な自動販売機の梱包装置を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 梱包装置 2 販売機本体 3 支持脚 4 スペーサ(支持脚保持手段) 11 軸部(雄ねじ部) 12 さら付き頭部(ねじ頭部) 12a 六角頭部(雄ねじ側圧入部) 12b さら部 13 ナット部材(ナット部) 13a スペーサ嵌合口部 15 六角ナット部(雌ねじ側圧入部) 16 フランジ部 16a 突起 21 スペーサ片 23 スペーサ保持部材(スペーサ保持手段、筒部
材)
フロントページの続き (72)発明者 桑子 久史 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3E044 AA01 FB02 FB15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 販売機本体の底面の複数の角部に上下方
    向に進退自在にそれぞれ螺合するとともに、当該販売機
    本体を支持する複数の支持脚と、 これら複数の支持脚の各々を、前記底面から下方に所定
    長さ突出しかつ回転を阻止した状態に保持する支持脚保
    持手段と、 を備えていることを特徴とする自動販売機の梱包装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の角部の各々には、ナット部が
    一体に設けられており、 前記各支持脚は、前記ナット部に螺合し、上下方向に延
    びる雄ねじ部と、この雄ねじ部の下端部に設けられ、当
    該雄ねじ部の径よりも幅広のねじ頭部とを有しており、 前記支持脚保持手段は、前記雄ねじ部を収容可能な筒状
    に構成され、当該雄ねじ部を収容した状態で前記各支持
    脚に装着されたときに、上端部および下端部が前記ナッ
    ト部および前記ねじ頭部にそれぞれ回り止め状態で係合
    するスペーサを有していることを特徴とする請求項1に
    記載の自動販売機の梱包装置。
  3. 【請求項3】 前記ねじ頭部は、前記スペーサを前記支
    持脚に装着したときに当該スペーサの下端部に圧入され
    る雄ねじ側圧入部を有していることを特徴とする請求項
    2に記載の自動販売機の梱包装置。
  4. 【請求項4】 前記ナット部は、前記スペーサを前記支
    持脚に装着したときに当該スペーサの上端部に圧入され
    る雌ねじ側圧入部を有していることを特徴とする請求項
    2または3に記載の自動販売機の梱包装置。
  5. 【請求項5】 前記雌ねじ側圧入部の下端部は、下方に
    向かって狭まるテーパ状に形成されていることを特徴と
    する請求項4に記載の自動販売機の梱包装置。
  6. 【請求項6】 前記ナット部は、前記スペーサを前記支
    持脚に装着したときに当該スペーサの上面が係合する回
    り止め用の突起を有していることを特徴とする請求項2
    ないし5のいずれか1項に記載の自動販売機の梱包装
    置。
  7. 【請求項7】 前記スペーサは、その中心軸に沿って分
    割された複数のスペーサ片で構成されており、 前記支持脚保持手段は、前記複数のスペーサ片を、互い
    に組み合わされた状態の筒状に保持するためのスペーサ
    保持手段を、更に有していることを特徴とする請求項2
    ないし6のいずれか1項に記載の自動販売機の梱包装
    置。
  8. 【請求項8】 前記スペーサ保持手段は、互いに組み合
    わされた前記複数のスペーサ片の外側に嵌合する筒部材
    からなることを特徴とする請求項7に記載の自動販売機
    の梱包装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の角部の各々には、下向きのス
    ペーサ嵌合口部と、このスペーサ嵌合口部の上側に形成
    された雌ねじとを有するナット部が一体に設けられてお
    り、 前記各支持脚は、前記雌ねじに螺合し、上下方向に延び
    る雄ねじ部と、この雄ねじ部の下端部に設けられ、当該
    雄ねじ部の径よりも幅広のねじ頭部とを有しており、 前記支持脚保持手段は、前記雄ねじ部を嵌挿可能な中空
    状に形成されるとともに、前記スペーサ嵌合口部に嵌合
    可能な弾性材からなる弾性部を上端部に有するスペーサ
    を有し、 このスペーサは、前記弾性部を前記スペーサ嵌合口部に
    嵌合した状態で、前記各支持脚の前記雄ねじ部を前記ナ
    ット部の前記雌ねじにねじ込むことにより、前記ねじ頭
    部と前記ナット部との間に挟持されるとともに、前記弾
    性部が前記スペーサ嵌合口部の内周面に押圧された状態
    で、前記ナット部に装着されることを特徴とする請求項
    1に記載の自動販売機の梱包装置。
  10. 【請求項10】 前記スペーサは、全体が弾性材で構成
    されていることを特徴とする請求項9に記載の自動販売
    機の梱包装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014181877A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Hoshizaki Electric Co Ltd ハンドリフト輸送用脚部の機器への取付構造

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JP2009299746A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Hiroyasu Minayoshi 孔閉塞用埋込栓および該孔閉塞用埋込栓を用いた孔閉塞方法
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