JP2002024918A - 情報加工自動販売機 - Google Patents

情報加工自動販売機

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JP2002024918A
JP2002024918A JP2000210780A JP2000210780A JP2002024918A JP 2002024918 A JP2002024918 A JP 2002024918A JP 2000210780 A JP2000210780 A JP 2000210780A JP 2000210780 A JP2000210780 A JP 2000210780A JP 2002024918 A JP2002024918 A JP 2002024918A
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vending machine
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JP2000210780A
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Kimiyasu Mizuno
公靖 水野
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ディジタルカメラ等で撮影した画
像を印刷する画像印刷自動販売装置に関し、例えば、領
収書に印刷する店名等の固定情報の設定変更、装置のメ
ンテナンス等の特別な保守点検動作の実行、装置の制御
ROMのバージョンアップ等の装置の制御を容易に行う
ことができる画像印刷自動販売装置を提供するものであ
る。 【解決手段】 メモリ5には領収書に印刷する店舗名や
店舗の住所、メッセージ等の情報が記載されている。メ
インコントローラ6はメモリ5から上記情報を読み出
し、領収書プリンタ8を利用して領収書の印刷を行う。
一方、情報加工自動販売機の設置場所を変えた場合、メ
ディアインターフェイス(メディアI/F)7を介して
変更データを入力し、メモリ5の記憶情報を書き換え
る。この場合、PCカード、フロッピィディスク等の各
種記録メディアが使用でき、記録メディアから変更デー
タを読み出して使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動販売装置に関
し、特にユーザがディジタルカメラ等で撮影した画像を
自動販売機型のプリンタで印刷するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、飲料水の自動販売機等さまざ
まな自動販売機が市販されている。それらのひとつに、
自動販売機型のプリンタ(以降、自販機プリンタで示
す)がある。この装置はディジタルカメラ等で撮影した
画像を記憶したメディア(例えば、PCカード、コンパ
クトフラッシュ(登録商標)等)を、ユーザに自販機プ
リンタに直接挿入してもらい、その記憶メディアの印刷
データを印刷することにより、所定の印刷料金を徴収す
るものである。この自販機プリンタは、従来の銀塩写真
における撮影から現像までの流れと同様である。
【0003】ところで、自販機プリンタでは印刷料金の
授受を行うため、販売に対する領収書(レシートも含
む)発行の機能は必須である。また、領収書には、自販
機プリンタの設置店や業者のロゴなどの画像、店舗名又
は業者名、住所、電話番号の情報を印刷すると有効であ
る。すなわち、領収書やレシートはユーザの手元に直接
渡るため、情報伝達手段として、設置店舗におけるキャ
ンペーン情報や、セールス情報となり、高い宣伝効果が
期待できる。
【0004】従来、上記設定は、自販機プリンタの製造
時に行うか、もしくは自販機プリンタの設置場所で行う
かのどちらか一方であり、また設定方法として定型文書
をメモリ上で任意のものに変更可能とする方法や記憶メ
ディアを介して、任意の定型文書情報をレジスタメモリ
に登録する方法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自販機
プリンタの製造時に設定を行う場合、自動販売機は設置
場所が1台ごとに異なり、且つ、設置場所もさまざまで
あるため、入力情報のデータ管理などの手間が非常にか
かってしまう。一方、自販機プリンタの設置場所におい
て設定を行う場合、データ管理などの手間は減るが、情
報の入力手段をどうするかという問題が生じてしまう。
また、画像スキャナやキーボードなどの入力手段を新た
に用意することにすると、コストアップになる。
【0006】また、自販機プリンタ本体のキーボードな
ど操作して情報入力を行うようにすると、その情報入力
の操作中は自販機プリンタを占有してしまうことにな
り、その間は自販機プリンタ本来の機能であるプリント
販売を行うことができない。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、ユーザが印刷したい画像を記録したメディアを
読み取らせるための読取手段を画像データの読み取り以
外の用途、例えば、領収書の定型文書データの書換デー
タ入力用、保守点検用の特殊モード動作起動手段用、制
御ROMのバージョンアップのための書換データ入力用
として用いることで、制御操作を容易にすることができ
る自販機プリンタを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は請求項1記載
の発明によれば、記憶媒体の装填手段と、該装填手段に
装填された記憶媒体から情報を読み取る情報読取手段と
を有し、前記読み取られた情報に基づき該情報の処理を
実行する情報加工自動販売機において、前記装填手段
は、画像情報の記憶媒体の他に、装置の設定変更を行う
制御情報の記憶媒体の装填が可能であり、前記情報読取
手段は前記装置の設定変更を行う制御情報の記憶媒体の
情報を読み取り、前記装置の設定変更を行う情報加工自
動販売機を提供することによって達成できる。
【0009】このように構成することにより、前記情報
読取手段は画像データの読み取り以外のデータを読み取
ることができ、例えばオペレータによる装置の設定変更
指示がある場合、装填手段に装置の設定変更を行う制御
情報の記憶媒体を装填し、装填された記憶媒体から情報
を読み取ることによって、例えば前の記憶された領収書
の記載内容を書き換え、例えば自販機プリンタの設置店
や業者のロゴなどの画像、店舗名又は業者名、住所、電
話番号の情報を変更することができる。
【0010】また、この時行う変更作業は、記憶媒体を
装填手段に装填するだけの作業でよく、極めて簡単に行
うことができ、コストアップにもならない。また、作業
時間は極めて短く、ユーザによる写真印刷の妨げにはな
らない。
【0011】上記課題は請求項2記載の発明によれば、
記憶媒体の装填手段と、該装填手段に装填された記憶媒
体から情報を読み取る情報読取手段とを有し、前記読み
取られた情報に基づき該情報の処理を実行する情報加工
自動販売機において、電源投入前、前記装填手段に記憶
媒体が装填されていることを識別すると、前記情報読取
手段が前記記憶媒体に記憶された情報を読み出し、該読
み出された情報が装置の設定変更を行う制御プログラム
である場合、該プログラムを実行し、装置の設定変更を
行う情報加工自動販売機を提供することによって達成で
きる。
【0012】本発明は情報加工自動販売機の領収書にお
ける記載内容等を変更する際、上記装填手段に装填した
記憶媒体に装置の設定変更を行う制御プログラムが含ま
れている場合、このプログラムを実行し、装置の設定変
更を行う構成である。
【0013】このように構成することによっても、前に
記憶された領収書の記載内容を書き換え、例えば自販機
プリンタの設置店や業者のロゴなどの画像、店舗名又は
業者名、住所、電話番号の情報を変更することができ、
また変更作業も簡単であり、コストアップにもならず、
作業時間は極めて短く、ユーザによる写真印刷の妨げに
はならない。
【0014】請求項3の記載は、上記請求項1又は2記
載の発明において、前記装置の設定変更は、例えば領収
書を発行する際の印字情報である。このように構成する
ことにより、領収書の印字情報を情報加工自動販売機を
設置した場所において、装填手段に記憶媒体を充填する
だけで可能となる。
【0015】請求項4の記載は、上記請求項1又は2記
載の発明において、前記装置の設定変更は、例えば保守
点検用プログラム情報である。このように構成すること
により、例えば現像剤の残量、定着器の温度点検等を情
報加工自動販売機を設置した場所において、簡単に行う
ことができる。
【0016】請求項5の記載は、上記請求項1又は2記
載の発明において、前記装置の設定変更は、例えば制御
用フラッシュROMのバージョンアップ情報である。こ
のように構成することにより、情報加工自動販売機の制
御ROMを変更する際に、情報加工自動販売機を設置し
た場所において、簡単に変更することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。 <第1の実施形態>図1は本発明を適用する自販機プリ
ンタ(情報加工自動販売機)の外観を示す図である。同
図において、記憶メディア挿入口1は、ユーザが印刷し
たい画像を記録したメディアを挿入する箇所である。ま
た、ディスプレイタッチパネル2は、ユーザやオペレー
タとのI/Fであり、ユーザやオペレータへの操作を要
求する画面を表示し、又キー入力を受け付ける。
【0018】料金挿入・返却口3は、印刷料金の徴収や
返却、釣り銭の払い出しを行う箇所であり、後述する領
収書もこの料金挿入・返却口3から出力され、挿入・返
却口3から排出される。
【0019】写真取り出し口4は、印刷が終了したプリ
ント(写真)が出力するボックスであり、ユーザはこの
写真取り出し口4に出力される写真を取り出す。図2は
上記自販機プリンタの制御部のシステムブロック図であ
る。同図において、自販機プリンタはメモリ5、メイン
コントローラ6、メディアインターフェイス(メディア
I/F)7、領収書プリンタ8で構成されている。ここ
で、メモリ5には後述する領収書の記載内容が記憶され
る。例えば、自販機プリンタの設置店や業者のロゴなど
の画像、店舗名又は業者名、住所、電話番号等の情報で
ある。
【0020】また、メインコントローラ6は本例の処理
を制御する要であり、CPU18及びROM19を内蔵
し、ROM19に記憶するプログラムに従ってシステム
制御を行う。また、CPU18はメモリ5に後述する設
置店や業者のロゴなどの画像情報や、店舗名又は業者
名、住所、電話番号等の情報を書き込み、メモリ5から
上記設置店や業者のロゴなどの画像情報や、店舗名又は
業者名、住所、電話番号等の情報を読み出す。
【0021】メディアインターフェイス(メディアI/
F)7は、前述の記憶メディア挿入口1に装着されるメ
ディアからのデータを読み出しを行うインターフェイス
である。尚、前述の図1には単一の記憶メディア挿入口
を設けたが、複数の記憶メディア挿入口を設けた構成で
あってもよい。一方、領収書プリンタ8は、写真印刷の
後に領収書を印刷する際駆動するプリンタであり、後述
する各種記載を行う。
【0022】次に、上記構成の自販機プリンタを使用す
る際の印刷処理を説明する。先ず、利用者は、記憶メデ
ィア挿入口1に画像を記憶したメディアを挿入する。す
ると、自販機プリンタは、ディスプレイタッチパネル2
に、記憶メディア内の全ての画像をプリントするか、又
は記憶メディア内の一部の画像をプリントをするかを選
択させる画面を表示する。
【0023】次に、ユーザは当該表示の何れかを選択す
る。この場合、例えばタッチパネルに触れることで選択
できる。尚、ここでは、簡単のため全ての印刷画像を印
刷する場合の例で説明し、全印刷枚数が50枚と仮定す
る。全印刷であるので、自販機プリンタは記憶メディア
内の全ての画像ファイル数を計数し、プリント料金の合
計を計算する。そして、ディスプレイタッチパネル2に
計算した料金を表示し、併せて、料金挿入・返却口3へ
料金を投入するように促すメッセージを表示する。
【0024】例えば、プリント単価を10円とし、印刷
枚数を50枚とすると、料金は500円を表示する。利
用者はその表示に従い、料金を投入する。自販機プリン
タは料金の投入を確認すると、プリントを開始する。
【0025】尚、この時点では、投入された金額がお釣
りの必要な額であった場合でも、お釣りの払い出しは行
わない。そして、全てのプリントが終了すると、自販機
プリンタはお釣りの払い出しが必要か否かを判断し、お
釣りが必要であるならば釣り銭の計算を行い、料金挿入
・返却口3はから釣り銭の出力を行う。
【0026】一方、全ての画像プリントが終了する前、
自販機プリンタが印刷不能な状態になった場合、利用者
が投入した金額から、プリントが完了した枚数分の料金
のみを徴収し、残りをお釣りとして返却する。そして、
正常終了した場合、異常終了した場合共に、お釣りの返
却と同時にレシートの印刷も行い、料金挿入・返却口3
に出力する。
【0027】次に、領収書に印刷を行う。上記のよう
に、写真プリントが完了したら、自販機プリンタのメモ
リ5に登録してある、例えば店のロゴなどのヘッダ画像
を読み出し(S2)、領収書プリンタ8の印刷処理によ
って、ヘッダ画像10を印刷する(S3)。この処理に
よって具体的には、図4に示すヘッダ画像10の部分を
印刷する。
【0028】次に、同図に示すヘッダテキスト11につ
いても、自販機プリンタのメモリ5に登録したデータを
読み出し(S4)、領収書プリンタ8によって印刷を行
う(S5)。この処理によって、図4に示す店舗名、住
所、電話番号の印刷が行われる。尚、この部分にキャン
ペーンの広告情報等を印刷する構成としてもよい。
【0029】次に、合計金額、預かり金額、お釣りなど
の明細部分12の印刷を行う(S6)。この印刷処理は
メインコントローラ6によって投入金額や、印刷枚数が
認識され、当該情報に従って計算した結果を印刷する。
【0030】最後に、メモリ5からフッタテキスト13
のデータを読み出し(S7)、印刷を行う(S8)。フ
ッタテキスト13には、店の店舗名、住所、キャンペー
ンの広告情報等のうちヘッダテキスト11で印刷してい
ない情報等が印刷される。そして、フッタテキスト13
の印刷が完了すると、領収書プリンタ8の制御を行い、
領収書の用紙フィード、及び用紙カットを行う(S9、
S10)。
【0031】次に、図5に示すフローチャートを用い
て、領収書への記載内容の変更処理を説明する。先ず、
自販機プリンタのオペレータや設置店舗の店員から、領
収書に印刷する情報の変更要求がある(S11)。この
変更要求は、例えば自販機プリンタをメンテナンスする
ための特殊なモードにおいてオペレータや店員が操作す
ることで行える。
【0032】この変更要求があると、前述のメインコン
トローラ6は、記録メディアの挿入を促すメッセージ表
示を行う(S12)。図6(a)はこの表示状態を示
す。次に、この状態で記録メディアが挿入されるのを待
つ(S13がNO)。
【0033】その後、記録メディアが挿入されると(S
13がYES)、メディアI/F7を制御しながら、変
更に必要なファイルが入っているか検索する(S14、
S15)。ここで、記録メディア挿入口1が複数ある場
合(例えば、PCカード、フロッピィディスク毎に挿入
口が用意してある場合)、複数ある記憶メディア挿入口
1の中から記憶メディアが挿入された場所を探し、挿入
された記憶メディアに対してファイルの検索を行う。
尚、この検索処理(S14)は、予め変更用ファイルに
つける名前を決めておくなどするれば簡単に行うことが
できる。
【0034】ここで、上記検索の結果、変更用のファイ
ルが存在しない場合、存在しない旨のメッセージ表示を
行う(S16)。尚、この表示状態を示す図が、図6
(b)である。一方、上記検索の結果、変更用のファイ
ルが存在する場合(S15がYES)、メディアI/F
7を介して、記録メディアからファイルの内容を読み出
し(S17)、ファイルの書き換え処理を行う(S1
8)。そして、例えば図6(c)に示す表示を行う(S
19)。
【0035】したがって、以上のように処理することに
よって、自販機プリンタの設置場所に対応する店舗名、
住所を変更することができ、また自販機プリンタの設置
場所を変えない場合であっても、キャンペーン広告の変
更等を行うことができる。
【0036】尚、本実施形態では、最初に領収書に記載
する店舗名、住所、キャンペーン広告の内容が決まって
いる場合について説明したが、工場出荷時にはメモリ5
には記憶されておらず、設置した場所において上記と同
じ方法で記憶されたものである。
【0037】尚、記録メディアに格納するファイルと自
販機プリンタ内のメモリ5のフォーマットとを同じ形式
のものにしておくと都合がよい。例えば、ヘッダテキス
ト11を変更するファイルの場合、印刷する文字のコー
ドはシフトJISコードで表現することにし、ファイル
はテキストファイル形式と決めておく。そして、自販機
プリンタ内のメモリ5でも、ヘッダテキスト11のデー
タはシフトJISコードのテキストファイル形式で格納
しておく。このように設定しておくことにより、領収書
に印刷する情報を格納するメモリ5へ、記録メディアか
ら読み出した変更用ファイルの内容を単に上書きするだ
けでファイルの書き換えを行うことができる。
【0038】また、この例のように、印刷する文字コー
ドを一般的なコード(例えば、シフトJISやEUCな
ど)とし、ファイルはテキスト形式と決めると、印刷す
る文字の編集を一般的なパソコンのワープロソフトやテ
キストファイルエディタ等を使って編集でき、編集が終
了した時、例えばフロッピィディスクに保存し、それを
自販機プリンタへ持って行き、ファイルの上書き操作だ
けをすれば設定が完了することになる。つまり、本例に
よれば、編集作業は使い慣れた、且つ操作性に優れたパ
ソコンなどで行い、その編集結果だけを自販機プリンタ
に持っていくだけで設定が完了することになる。
【0039】したがって、設定ファイルの編集作業の自
由度は非常に高くなり、更に自販機プリンタをファイル
の設定、変更のために占有している時間は短時間で済
む。 <第2の実施形態>次に、本発明の第2の実施形態につ
いて説明する。
【0040】本例は、上記とは別な方法として、装置の
メンテナンスなどの際に、特別な保守点検動作を実行さ
せるためのプログラムを読み込ませる起動装置として
も、記憶メディアを使用するものである。
【0041】通常、写真画像自動販売装置のメインコン
トローラは、内部のCPUが内蔵されたハードディスク
に格納されるOSを起動して基本処理動作を実行し、更
に所定のプログラムを実行して販売機の動作制御を実行
する。販売動作中、装置の電源はオン状態で、継続的に
ハードディスクに記憶されたプログラムが処理される。
【0042】一方、本発明の装置における保守点検処理
の際、記憶メディア挿入口1に、保守点検用のプログラ
ムを記憶したメディアを差し込み、装置電源を投入す
る。ここで、記憶メディア挿入口1が最優先のブートド
ライブに設定されており、メインコントローラ6のCP
U18は、ブートドライブにある記憶メディアのOSを
読み出して起動処理し、特殊なメンテナンスモードプロ
グラムを実行する。メンテナンスモードのプログラム
は、例えば、ディスプレイタッチパネル2にメンテナン
ス操作用の表示を行うプログラムや、バージョンアップ
した制御プログラムの書換処理を行わせる操作用プログ
ラムや、プリンタの動作チェック用プログラム等々、一
般ユーザが用いることがない保守点検用の制御プログラ
ムによって、装置の制御動作が実行される。
【0043】ところで、CPU18がOSを起動する際
の処理順序は次のようになる。以下、図7に示すフロー
チャートに従った処理を行う。先ず、装置の電源を投入
すると、CPU18は、ROM19に書かれている命令
に従って動作を開始する(S20)。次に、CPU18
はメディア挿入口1に挿入されているメディア17が存
在するかを調査する(S21)。
【0044】この調査(S21)は、メディアに対して
読み込み動作を行い、その結果、正常に読み込めば「挿
入あり」と判断し(S21がNO)、正常に読み込まれ
なければ「挿入なし」と判断する(S21がYES)。
尚、この場合、メディア17が挿入されていると、CP
U18のI/Oポートにつながっている信号がHIG
H、挿入されていないとLOWになることを利用して判
断してもよい。
【0045】さて、調査中に「挿入あり」のメディアが
見つかると、そのメディアの先頭アドレスから書き込ま
れているファイルのファイル名を読み出す(S22、S
23)。ファイル名が予め決めてある特定の名前(例え
ば、「os start」)であった場合、そのファイ
ルの読み込み処理を行う(S24)。この特定の名前の
ファイルには、OSを起動するためのプログラムが収め
られている。そこで、CPU18は読み出したファイル
を元にOSの起動をする(S25)。
【0046】一方、メディアに特定ファイルが格納され
ていない場合(S23がNO)、又はどのメディア17
も挿入されていない場合(S21がNO)、CPU18
はハードディスクの読み出しを行う。起動するOSは、
ハードディスクの先頭アドレスの領域に格納されてお
り、CPU18はハードディスクの先頭アドレスからこ
のファイルを読み込み(S28)、OSの起動をを行う
ことができる(S29)。
【0047】以上の処理によって、電源投入時にメディ
アが装着されていればメディアのOSを起動し、電源投
入時にメディアが装着されていなければハードディスク
のOSが起動し。本発明を実現することができる。
【0048】また、通常は電源投入時に、一般ユーザの
メディアが記憶メディア挿入口1に入った状態になるこ
とはあり得ないので、保守点検業者が意識的に保守用の
特殊なメディアを装着部に装着して装置電源を投入しな
いと、このような点検モードの処理動作は実行されな
い。
【0049】また、図8は自販機プリンタのシステム構
成を示す図であるが、同図に示すように自販機プリンタ
が、無線によりセンタと接続されている場合、上記情報
設定手段を記録メディアではなく、当該の無線で行って
もよい。 <第3の実施形態>次に、本発明の第3の実施形態につ
いて説明する。
【0050】本例は上記領収書に印刷する情報に関する
ものであり、先ず従来技術によるレシート印刷処理を図
10のフローチャートを用いて簡単に説明する。先ず、
プリント処理が終了するのを待ち(S31がNO)、プ
リント処理が終了すると、店名や住所等の印刷を行う
(S31がYES、S32)。続いて、実際にプリント
した枚数の印刷(S33)、及びプリント単価の印刷を
行い(S34)、プリントの合計金額として、(プリン
トした枚数)×(プリント単価)の金額を印刷する(S
35)。さらに、プリント注文時に預かった金額を印刷
し(S36)、お釣り金額として(預かり金額)ー(合
計金額)の金額を印刷して終了する(S37)。
【0051】さて、上記のような処理において、利用者
はプリント不能になった場合、非常に不便を強いられる
ことになる。すなわち、従来技術によるレシート印刷で
は、全てのプリントが正常に完了したときには問題ない
が、プリントできないページが存在する場合問題とな
る。
【0052】そこで、本発明では印刷不能などの障害発
生時においても、実際にプリントされた枚数、実際の販
売額、お釣りの金額などが明確であるレシートの発行手
段を提案する。尚、自販機プリンタの構成は前述の図1
と同じであり、説明を省略する。
【0053】先ず、図9は、本例により発行したレシー
ト21の例を示す図である。また、図10は、従来例に
より発行したレシート22の例を示す図である。図9に
示すレシート21を見ると図10に示すレシート22に
比べ、明らかにプリントの詳細が分かり易いと言える。
すなわち、図9に示すレシート21では、図10に示す
レシート22には印刷されていない、注文枚数、プリン
ト不能枚数も印刷されている。以下、具体的に説明す
る。
【0054】図11は、上記図9に示すレシート21を
実現するためのフローチャートである。本例のレシート
印刷ルーチンは、写真画像のプリント処理の終了を待ち
(S31がNO)、以下の処理を行う。尚、このプリン
ト処理の終了とは、全ての注文に対するプリントが完了
した場合、及びプリント不能などの異常な終了の場合も
含まれる。
【0055】さて、プリント処理が終了すると(S31
がYES)、レシートへ店名や住所等の印刷を行う(S
32)。次に、プリント受付時の注文枚数を印刷する
(S33)。そして、実際に成功したプリント枚数(正
常にプリントできた枚数)を印刷する(S34)。
【0056】次に、プリント不能だった枚数を印刷する
(S35)。これらの印刷が終了すると、プリント単価
の印刷を行う(S36)。このプリント合計額は、(実
際に成功したプリント枚数)×(プリント単価)の金額
を印刷する(S37)。
【0057】次に、プリント受付時の預かり金額を印刷
し(S38)、お釣り金額として(預かり金額)−(プ
リント合計金額)の金額を印刷して終了する(S3
9)。以上のように処理することによって、印刷に失敗
したプリント枚数は計数されず、確実に印刷処理された
場合のみプリント枚数が印刷されるので、合計金額の計
算が明確になり、正確なお釣りを受け取ることもでき
る。 <第4の実施形態>次に、本発明の第4の実施形態につ
いて説明する。
【0058】従来、全ての利用者がレシートを必要とし
ているわけではなく、利用者の中には出てきたレシート
を受け取らずにそのまま放置し、又は受け取ってもすぐ
に棄ててしまう人もいる。そのため、毎回レシートを印
刷すると、料金挿入・返却口3に不要なレシートが溜ま
る。
【0059】この問題に対し、図12に示すようにレシ
ート印刷用ボタン23を用意し、レシートが必要な利用
者にはレシート印刷ボタン23を押してもらう装置も提
案されている。図13はこの場合の処理を説明するフロ
ーチャートである。
【0060】先ず、前述のプリント処理が終了し(S4
0がYES)、レシート印刷ボタン23を押すとレシー
トが出てくる旨のメッセージを表示する(S41)。そ
して、メッセージ表示後所定時間を経過してもレシート
印刷ボタン23が押されなかった場合、そのまま処理を
終了する(S42がYES)。一方、所定時間内にレシ
ート印刷ボタン23が押された場合(S42がNO)、
レシートの印刷を行う。尚、レシートの印刷部分のルー
チンは、前述の実施形態で説明した通りであるので、説
明を省略する。
【0061】しかし、上記の従来手法をそのまま適用す
ると、次のような問題が生じる。例えば、ある利用者が
プリント中に画像印刷自動販売装置に障害が発生してプ
リントが正常に終わらなかった場合を考える。前述した
ように、自販機プリンタは注文を受けた枚数と同数のプ
リントをできずに終わってしまっても、利用者側ではプ
リントが正常に終了したのか否かが分かりづらい。
【0062】上記の利用者は、レシート印刷ボタン23
を押さない限り自動的に出ないようになっていたため、
プリントされた写真だけを持ってその場から立ち去った
とする。そして、利用者があとでプリントを確認する
と、注文した枚数よりも少ないことに気づく。しかし、
その詳細を説明するものは手元には残っていないという
状態になる。このような状況は、利用者に対して極めて
不快な思いをさせてしまうといえる。これは重大な問題
である。
【0063】そこで本発明は、利用者にレシート印刷ボ
タン23を押してもらうことによりレシートを印刷する
画像印刷自動販売装置において、受け付けた枚数と同数
のプリントを行えずに終了した場合、レシート印刷ボタ
ン23が押されなくても、自動的にレシートを印刷する
ようにするものである。
【0064】図14は、本例を説明するフローチャート
である。先ず、プリント処理が終了すると(S43がY
ES)、プリント処理は注文枚数の全てを印刷すること
ができたのかを判断する(S44)。もし印刷すること
ができなかった場合、レシート印刷ボタン23が押され
たか否かにかかわらず、強制的にレシートの印刷を行
う。したがって、この場合には判断(S44がNO)で
あり、前述と同じレシートの印刷処理に移行する。
【0065】一方、プリント処理が注文枚数の全てを印
刷することができた場合、ディスプレイタッチパネル2
にレシート印刷ボタン23を押せばレシートが出てくる
旨のメッセージを表示する(S45)。そして、メッセ
ージ表示後所定時間を経過してもレシート印刷ボタン2
3が押されなかった場合、そのまま処理を終了する(S
46)。また、所定時間内にレシート印刷ボタン23が
押された場合、レシートの印刷を行う。尚、レシートの
印刷部分のルーチンは前述と同様であるので、説明は省
略する。
【0066】以上のように処理することによって、プリ
ント注文枚数の全てを印刷することができなかった場
合、レシート印刷ボタン23が押下の有無に関わらず、
強制的にレシートの印刷を行うので、後の利用者に迷惑
をかけることがない。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
領収書に印刷する情報を変更したい場合には、一般的な
パソコンソフト等で変更ファイルの編集作業を行って記
録メディアに保存し、画像印刷自動販売装置の記録メデ
ィア挿入口に入れて上書き操作をするだけでできるよう
になる。
【0068】また、自販機プリンタには必ず記録メディ
アの挿入口があるので、本発明を適用することによるコ
ストアップはほとんど無い。また、編集作業そのものは
画像印刷自動販売装置を使わずに行うので編集の自由度
は非常に高くなり、画像印刷自動販売装置を占有する時
間も短くなるので販売機会損失が少なくなるという利点
もある。
【0069】これにより、例えば画像印刷自動販売装置
の設置作業をする作業現場で設定したり、設置店舗にお
いて店員が領収書にキャンペーン情報を入れたりするこ
とが容易に行えるようになる。
【0070】また、画像印刷自動販売装置が発行するレ
シートに、プリントの詳細を示すことができることよ
り、受け付けた注文枚数と同じ枚数のプリントができな
かった場合でも、利用者にそれを明確に示すことがで
き、不便な思いをさせずに済むようになる。
【0071】さらに、レシートが必要な利用者にはレシ
ート印刷ボタン23を押してもらうようになっているこ
とより、受け付けた枚数と同数のプリントを行えずに終
了した場合には、レシートの印刷ボタンが押されなくて
も、自動的にレシートを印刷するようにするものであ
る。これにより、万が一印刷が失敗したような場合で
も、利用者はレシートを見れば容易に状況が把握できる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る自販機プリンタの外観を示
す図である。
【図2】自販機プリンタ内のシステム構成図である。
【図3】第1の実施形態を説明するフローチャートであ
る。
【図4】領収書に印刷状態を説明する図である。
【図5】第1の実施形態を説明するフローチャートであ
る。
【図6】(a)〜(c)は、表示状態を説明する図であ
る。
【図7】第2の実施形態を説明するフローチャートであ
る。
【図8】変形例を説明する図である。
【図9】第3の実施形態を説明する図である。
【図10】従来技術によるレシート印刷例を説明する図
である。
【図11】第3の実施形態を説明するフローチャートで
ある。
【図12】第3の実施形態を説明する図である。
【図13】従来技術によるレシート印刷例を説明する図
である。
【図14】第4の実施形態を説明するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 記録メディア挿入口 2 ディスプレイタッチパネル 3 料金挿入・返却口 4 印刷写真取り出し口 5 メモリ 6 メインコントローラ 7 メディアI/F 8 領収書プリンタ 9 領収書イメージ 10 ヘッダ画像 11 ヘッダテキスト 12 明細部分 13 フッタテキスト 14 メッセージ 15 メッセージ 16 メッセージ 17 メディア 18 CPU 19 ROM 20 ハードディスク 21 レシート 22 レシート 23 レシート印刷ボタン
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07G 5/00 G07G 5/00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶媒体の装填手段と、該装填手段に装
    填された記憶媒体から情報を読み取る情報読取手段とを
    有し、前記読み取られた情報に基づき該情報の処理を実
    行する情報加工自動販売機において、 前記装填手段は、画像情報の記憶媒体の他に、装置の設
    定変更を行う制御情報の記憶媒体の装填が可能であり、
    前記情報読取手段は前記装置の設定変更を行う制御情報
    の記憶媒体の情報を読み取り、前記装置の設定変更を行
    うことを特徴とする情報加工自動販売機。
  2. 【請求項2】 記憶媒体の装填手段と、該装填手段に装
    填された記憶媒体から情報を読み取る情報読取手段とを
    有し、前記読み取られた情報に基づき該情報の処理を実
    行する情報加工自動販売機において、 電源投入前、前記装填手段に記憶媒体が装填されている
    ことを識別すると、前記情報読取手段が前記記憶媒体に
    記憶された情報を読み出し、該読み出された情報が本装
    置の設定変更を行う制御プログラムである場合、該プロ
    グラムを実行し、本装置の設定変更を行うことを特徴と
    する情報加工自動販売機。
  3. 【請求項3】 前記装置の設定変更は、領収書を発行す
    る際の印字情報であることを特徴とする請求項1、又は
    2記載の情報加工自動販売機。
  4. 【請求項4】 前記装置の設定変更は、保守点検用プロ
    グラム情報であることを特徴とする請求項1、又は2記
    載の情報加工自動販売機。
  5. 【請求項5】 前記装置の設定変更は、制御用フラッシ
    ュROMのバージョンアップ情報であることを特徴とす
    る1、又は2記載の情報加工自動販売機。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009076079A (ja) * 2003-08-29 2009-04-09 Ricoh Co Ltd 領収書発行装置及び画像形成管理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009076079A (ja) * 2003-08-29 2009-04-09 Ricoh Co Ltd 領収書発行装置及び画像形成管理装置
JP4701277B2 (ja) * 2003-08-29 2011-06-15 株式会社リコー 領収書発行装置及び画像形成管理装置

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