JP2002024832A - 指紋データの管理方法および装置 - Google Patents
指紋データの管理方法および装置Info
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- JP2002024832A JP2002024832A JP2000200293A JP2000200293A JP2002024832A JP 2002024832 A JP2002024832 A JP 2002024832A JP 2000200293 A JP2000200293 A JP 2000200293A JP 2000200293 A JP2000200293 A JP 2000200293A JP 2002024832 A JP2002024832 A JP 2002024832A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 管理責任者が遠隔地の支店/営業所に赴くこ
となく、指紋データを、本社(または特定支社)から遠
隔地のシステムに対して自由に登録、消去できるように
する。 【解決手段】 管理本部と遠隔地のセキュリティロック
・システムに、それぞれ指紋認証装置と端末装置とを配
し、各端末装置に、指紋認証装置との間で指紋データを
交換するデータ制御部を設ける。遠隔地の端末装置は管
理本部の端末を通してのみ指紋データに関する処理が行
えるようにしておく。この状態で、管理本部の端末と遠
隔地の端末を通信回線で接続し、現地における指紋デー
タの登録、消去、移動を、本部の端末装置を通して管理
責任者が操作する。
となく、指紋データを、本社(または特定支社)から遠
隔地のシステムに対して自由に登録、消去できるように
する。 【解決手段】 管理本部と遠隔地のセキュリティロック
・システムに、それぞれ指紋認証装置と端末装置とを配
し、各端末装置に、指紋認証装置との間で指紋データを
交換するデータ制御部を設ける。遠隔地の端末装置は管
理本部の端末を通してのみ指紋データに関する処理が行
えるようにしておく。この状態で、管理本部の端末と遠
隔地の端末を通信回線で接続し、現地における指紋デー
タの登録、消去、移動を、本部の端末装置を通して管理
責任者が操作する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠隔地の営業所や支社
に設けられたセキュリティロック・システムの運用効率
と安全性を高める指紋データの管理技術に関する。
に設けられたセキュリティロック・システムの運用効率
と安全性を高める指紋データの管理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】建物のドア、金庫扉、窓など、安全性を
高度に保証する必要がある場合、必要な箇所に電気式ロ
ック装置を配し、これを解除する際には、予め指紋が登
録されている特定者の指紋照合を要求するセキュリティ
ロック・システムが広く採用されるに至った。
高度に保証する必要がある場合、必要な箇所に電気式ロ
ック装置を配し、これを解除する際には、予め指紋が登
録されている特定者の指紋照合を要求するセキュリティ
ロック・システムが広く採用されるに至った。
【0003】特定者の指紋を読み取って登録保存する技
術は各種ある(例えば特開2000−090248号公
報)。この特開2000−090248号は、三角プリ
ズムと光源の配置に特徴があり、指紋データの検出精度
を高める。また特開2000−076450号公報に
は、指紋以外の生体情報(瞳孔データ等)を不要とでき
る信頼性の高い指紋認証装置が開示されている。この特
開2000−076450号に係る発明は、検出時の指
紋照合を2回行うことで、照合の信頼性を高めるもので
ある。
術は各種ある(例えば特開2000−090248号公
報)。この特開2000−090248号は、三角プリ
ズムと光源の配置に特徴があり、指紋データの検出精度
を高める。また特開2000−076450号公報に
は、指紋以外の生体情報(瞳孔データ等)を不要とでき
る信頼性の高い指紋認証装置が開示されている。この特
開2000−076450号に係る発明は、検出時の指
紋照合を2回行うことで、照合の信頼性を高めるもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、指紋
認証装置を用いたセキュリティロック・システムは、図
3に示すように、ある特定の指紋認証装置1によって人
間の指紋照合を行い、その照合結果が予め登録されてい
る指紋データと一致するときは、指紋認証装置1に接続
させた制御装置2を介して電気式ロック3を解除する。
認証装置を用いたセキュリティロック・システムは、図
3に示すように、ある特定の指紋認証装置1によって人
間の指紋照合を行い、その照合結果が予め登録されてい
る指紋データと一致するときは、指紋認証装置1に接続
させた制御装置2を介して電気式ロック3を解除する。
【0005】つまり従来のセキュリティロック・システ
ムは、ロック3を解除できる特定者が予め指紋認証装置
1に自己の指紋を登録しておくことにより、例えば自
宅、事務所、会社内設備のロック3を解除できるとする
ものであり、指紋データの管理は専らその場所の指紋認
証装置1を使う人間と組織内管理者の責任に委ねられて
いる。勿論、それ自体に問題があるわけではない。
ムは、ロック3を解除できる特定者が予め指紋認証装置
1に自己の指紋を登録しておくことにより、例えば自
宅、事務所、会社内設備のロック3を解除できるとする
ものであり、指紋データの管理は専らその場所の指紋認
証装置1を使う人間と組織内管理者の責任に委ねられて
いる。勿論、それ自体に問題があるわけではない。
【0006】しかし、日常的に多額の現金や宝石貴金属
等の高額商品を取り扱う営業組織であって、支店を遠隔
地に多数もつ営業主体の場合、支店や営業所の単位で独
自にセキュリティロック・システムの安全を絶対保障す
るこは困難である。そこで、通常は組織内で決めた一名
〜数名の管理責任者が、ロックシステムが設けられてい
る現地に赴き、特定者の指紋データの登録に立ち会う。
この場合の指紋データの登録は、管理責任者の立ち会い
の下で指紋認証装置1の登録作動キーを物理的に操作
し、特定者の左右の人差指、親指など、必要種類の指紋
登録を行う。
等の高額商品を取り扱う営業組織であって、支店を遠隔
地に多数もつ営業主体の場合、支店や営業所の単位で独
自にセキュリティロック・システムの安全を絶対保障す
るこは困難である。そこで、通常は組織内で決めた一名
〜数名の管理責任者が、ロックシステムが設けられてい
る現地に赴き、特定者の指紋データの登録に立ち会う。
この場合の指紋データの登録は、管理責任者の立ち会い
の下で指紋認証装置1の登録作動キーを物理的に操作
し、特定者の左右の人差指、親指など、必要種類の指紋
登録を行う。
【0007】問題は、指紋の新規登録の度に、本社(ま
たは特定支社)から管理責任者が遠隔地の支店や営業所
に赴き、指紋の登録操作に立ち会う必要があるという点
にある。これは安全の保障のためにやむを得ないことで
はあるが、管理コストを考慮すると大きな問題である。
また管理責任者は組織内でも重要な地位にあり、時間的
な制約の中で遠隔地に列車や飛行機で移動することが事
実上困難な場合が少なくない。
たは特定支社)から管理責任者が遠隔地の支店や営業所
に赴き、指紋の登録操作に立ち会う必要があるという点
にある。これは安全の保障のためにやむを得ないことで
はあるが、管理コストを考慮すると大きな問題である。
また管理責任者は組織内でも重要な地位にあり、時間的
な制約の中で遠隔地に列車や飛行機で移動することが事
実上困難な場合が少なくない。
【0008】そこで本発明の目的は、管理責任者が遠隔
地の支店/営業所に赴くことなく、現場のロックシステ
ムの解除を行う特定者の指紋データを、本社(または特
定支社)から遠隔地のシステムに対して自由に登録、消
去し、或いは異なる支店へ指紋データを移転可能とする
ことにある。
地の支店/営業所に赴くことなく、現場のロックシステ
ムの解除を行う特定者の指紋データを、本社(または特
定支社)から遠隔地のシステムに対して自由に登録、消
去し、或いは異なる支店へ指紋データを移転可能とする
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る指紋データの管理方法は、管理本部と
遠隔地のセキュリティロック・システムに、それぞれ、
指紋認証装置と端末装置とを配するとともに、端末装置
に、指紋認証装置との間で指紋データを交換するデータ
制御部を設け、遠隔地の指紋認証装置に特定者の指紋を
登録する場合は、まず管理本部の指紋認証装置に指紋デ
ータを登録し、これを管理本部の端末装置に読み込んで
から、通信回線を介して当該指紋データを遠隔地の端末
装置に転送し、転送された指紋データを遠隔地の端末装
置が備えるデータ制御部を介して当該地の指紋認証装置
に登録する一方、遠隔地の指紋認証装置から特定者の指
紋を消去する場合は、まず遠隔地の指紋認証装置に登録
されている指紋データを、通信回線を介して当該地の端
末装置に接続させた管理本部の端末装置によって消去ま
たは吸い上げる。
め、本発明に係る指紋データの管理方法は、管理本部と
遠隔地のセキュリティロック・システムに、それぞれ、
指紋認証装置と端末装置とを配するとともに、端末装置
に、指紋認証装置との間で指紋データを交換するデータ
制御部を設け、遠隔地の指紋認証装置に特定者の指紋を
登録する場合は、まず管理本部の指紋認証装置に指紋デ
ータを登録し、これを管理本部の端末装置に読み込んで
から、通信回線を介して当該指紋データを遠隔地の端末
装置に転送し、転送された指紋データを遠隔地の端末装
置が備えるデータ制御部を介して当該地の指紋認証装置
に登録する一方、遠隔地の指紋認証装置から特定者の指
紋を消去する場合は、まず遠隔地の指紋認証装置に登録
されている指紋データを、通信回線を介して当該地の端
末装置に接続させた管理本部の端末装置によって消去ま
たは吸い上げる。
【0010】かかる方法を実施するため、本発明に係る
指紋データの管理装置は、管理本部と遠隔地のセキュリ
ティロック・システムに、それぞれ、指紋認証装置と当
該地の指紋認証装置に接続させた端末装置とを配する一
方、各端末装置は、指紋認証装置に登録された指紋デー
タを読み込むデータ読取部と、読み取った指紋データを
暫時格納するデータ格納部と、通信回線を介して遠隔地
の端末装置に指紋データを送出するデータ転送部と、指
紋データを指紋認証装置に対して送出するデータ登録転
送部とを備えるとともに、管理本部の端末装置は、通信
回線を介して遠隔地の端末装置を直接駆動できる端末コ
ントローラを備え、遠隔地の端末装置は、当該地の指紋
認証装置との間で管理本部の端末装置からのコマンドを
介してのみ特定種類の処理が可能となる制限コントロー
ラを備える。
指紋データの管理装置は、管理本部と遠隔地のセキュリ
ティロック・システムに、それぞれ、指紋認証装置と当
該地の指紋認証装置に接続させた端末装置とを配する一
方、各端末装置は、指紋認証装置に登録された指紋デー
タを読み込むデータ読取部と、読み取った指紋データを
暫時格納するデータ格納部と、通信回線を介して遠隔地
の端末装置に指紋データを送出するデータ転送部と、指
紋データを指紋認証装置に対して送出するデータ登録転
送部とを備えるとともに、管理本部の端末装置は、通信
回線を介して遠隔地の端末装置を直接駆動できる端末コ
ントローラを備え、遠隔地の端末装置は、当該地の指紋
認証装置との間で管理本部の端末装置からのコマンドを
介してのみ特定種類の処理が可能となる制限コントロー
ラを備える。
【0011】
【作用】本発明に係る指紋データの管理方法は、遠隔地
の指紋認証装置に登録する特定者の指紋データを、すべ
て管理本部を通して登録管理する。他の支店への指紋デ
ータの移転も管理本部を通して行う。
の指紋認証装置に登録する特定者の指紋データを、すべ
て管理本部を通して登録管理する。他の支店への指紋デ
ータの移転も管理本部を通して行う。
【0012】このため、新規に指紋登録を行うに際して
管理責任者がいちいち遠隔地に赴く必要がなくなり、セ
キュリティの管理コストを格段に低減できる。指紋デー
タを消去し、或いは他店に移動させる場合も、すべて管
理本部でコントロールすることが出来る。
管理責任者がいちいち遠隔地に赴く必要がなくなり、セ
キュリティの管理コストを格段に低減できる。指紋デー
タを消去し、或いは他店に移動させる場合も、すべて管
理本部でコントロールすることが出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る指紋データ
の管理方法を例示するものである。図において符号10
は管理本部、20、30は遠隔地のセキュリティロック
・システム、符号Nは通信ネットワーク回線である。管
理本部10は、端末装置11、指紋認証装置14、およ
びデータ制御部16を備える。
の管理方法を例示するものである。図において符号10
は管理本部、20、30は遠隔地のセキュリティロック
・システム、符号Nは通信ネットワーク回線である。管
理本部10は、端末装置11、指紋認証装置14、およ
びデータ制御部16を備える。
【0014】符号27,37は、遠隔地に配してある指
紋認証装置24,34の照合結果に基づいて後段のロッ
ク装置28,38へ制御信号(例えばロック解除の信
号)を送出する制御盤である。なお遠隔地のシステム
(20,30)は、端末装置21、31、指紋認証装置
24、34、およびデータ制御部26、36を備える。
データ制御部16,26,36は、指紋認証装置14,
24,34との間で指紋データの交換(読み取り/書き
込み)を行う。
紋認証装置24,34の照合結果に基づいて後段のロッ
ク装置28,38へ制御信号(例えばロック解除の信
号)を送出する制御盤である。なお遠隔地のシステム
(20,30)は、端末装置21、31、指紋認証装置
24、34、およびデータ制御部26、36を備える。
データ制御部16,26,36は、指紋認証装置14,
24,34との間で指紋データの交換(読み取り/書き
込み)を行う。
【0015】管理本部10と、遠隔地のセキュリテロッ
ク・システム20,30とをこのように構成すると、通
信ネットワーク回線Nを介して管理本部10の端末装置
11を介して遠隔地の端末装置21、31をコントロー
ルできる。遠隔地の端末装置21,31は、データ制御
部26,36を介して指紋認証装置24,34との間で
指紋データの交換が出来る。勿論、管理本部10の端末
装置も、データ制御部16を介して指紋認証装置14と
の間で指紋データの交換が出来る。
ク・システム20,30とをこのように構成すると、通
信ネットワーク回線Nを介して管理本部10の端末装置
11を介して遠隔地の端末装置21、31をコントロー
ルできる。遠隔地の端末装置21,31は、データ制御
部26,36を介して指紋認証装置24,34との間で
指紋データの交換が出来る。勿論、管理本部10の端末
装置も、データ制御部16を介して指紋認証装置14と
の間で指紋データの交換が出来る。
【0016】システムをこのように構成した場合、指紋
データを新規に登録する場合、指紋データを消去する場
合、指紋データを他店に移動する場合は、それぞれ次の
ような操作を行う。
データを新規に登録する場合、指紋データを消去する場
合、指紋データを他店に移動する場合は、それぞれ次の
ような操作を行う。
【0017】指紋データを新規に登録する場合 この場合は、まず新規登録者は管理本部10に出向き、
管理責任者が立ち会って指紋認証装置14に指紋データ
を登録する。この場合の操作は指紋認証装置14の種類
によっても異なるが、例えば管理責任者が物理的キーを
用いて指紋認証装置14を登録可能な状態にモード切り
替えし、その条件下で指紋データを指紋認証装置14に
登録させる。登録する指の種類や本数は限定されない。
管理責任者が立ち会って指紋認証装置14に指紋データ
を登録する。この場合の操作は指紋認証装置14の種類
によっても異なるが、例えば管理責任者が物理的キーを
用いて指紋認証装置14を登録可能な状態にモード切り
替えし、その条件下で指紋データを指紋認証装置14に
登録させる。登録する指の種類や本数は限定されない。
【0018】この後、管理責任者は、指紋認証装置14
に登録された指紋データをデータ制御部16を介して端
末装置11に読み取り、その指紋データを通信ネットワ
ーク回線Nを介して遠隔地の端末装置21(31)に送
出する。必要に応じ、指紋認証装置14内の指紋データ
は消去してよい。
に登録された指紋データをデータ制御部16を介して端
末装置11に読み取り、その指紋データを通信ネットワ
ーク回線Nを介して遠隔地の端末装置21(31)に送
出する。必要に応じ、指紋認証装置14内の指紋データ
は消去してよい。
【0019】指紋データの転送を受けた遠隔地では、端
末装置21(31)に入った指紋データを、当該地の責
任者がデータ制御部26(36)を介して指紋認証装置
24(34)に登録する。以上で登録操作が終了する。
登録者が管理本部(10)に出向く必要はあるが、管理
責任者は管理本部(10)から動く必要がないので管理
上のコストは確実に低減できる。
末装置21(31)に入った指紋データを、当該地の責
任者がデータ制御部26(36)を介して指紋認証装置
24(34)に登録する。以上で登録操作が終了する。
登録者が管理本部(10)に出向く必要はあるが、管理
責任者は管理本部(10)から動く必要がないので管理
上のコストは確実に低減できる。
【0020】指紋データを消去する場合 この場合は、まず遠隔地の端末装置21(31)が、デ
ータ制御部26(36)を介し、指紋認証装置24(3
4)に登録されている指紋データを吸い上げる。本明細
書において「吸い上げる」というのは、端末装置21
(31)に指紋データを読み込むと同時に指紋認証装置
24(34)内にあった当該指紋データを消去すること
を意味する。吸い上げを行う方が事故の発生をより確実
に防止できるが、吸い上げは本発明の必須の条件ではな
い。
ータ制御部26(36)を介し、指紋認証装置24(3
4)に登録されている指紋データを吸い上げる。本明細
書において「吸い上げる」というのは、端末装置21
(31)に指紋データを読み込むと同時に指紋認証装置
24(34)内にあった当該指紋データを消去すること
を意味する。吸い上げを行う方が事故の発生をより確実
に防止できるが、吸い上げは本発明の必須の条件ではな
い。
【0021】次に、通信ネットワーク回線Nを介して遠
隔地の端末装置21(31)が、管理本部10の端末装
置11に対して当該指紋データを転送する。ここで端末
装置11は、管理責任者の確認と通常操作により当該指
紋データを消去する。従来はかかる消去作業にも、本部
の管理責任者が立ち会ったが、本発明によればその必要
はない。
隔地の端末装置21(31)が、管理本部10の端末装
置11に対して当該指紋データを転送する。ここで端末
装置11は、管理責任者の確認と通常操作により当該指
紋データを消去する。従来はかかる消去作業にも、本部
の管理責任者が立ち会ったが、本発明によればその必要
はない。
【0022】指紋データを他店に移動する場合 この場合は、まず遠隔地の端末装置21(31)が、デ
ータ制御部26(36)を介し、指紋認証装置24(3
4)に登録されている指紋データを吸い上げる。次に、
通信ネットワーク回線Nを介して遠隔地の端末装置21
(31)が、管理本部10の端末装置11に対して当該
指紋データを転送する。本部の端末装置11は、転送さ
れた指紋データを任意の他店に配してある端末装置31
(21)に送り、遠隔地においてと同様の登録操作を
行う。
ータ制御部26(36)を介し、指紋認証装置24(3
4)に登録されている指紋データを吸い上げる。次に、
通信ネットワーク回線Nを介して遠隔地の端末装置21
(31)が、管理本部10の端末装置11に対して当該
指紋データを転送する。本部の端末装置11は、転送さ
れた指紋データを任意の他店に配してある端末装置31
(21)に送り、遠隔地においてと同様の登録操作を
行う。
【0023】従来は、このデータ抹消→新規登録の際に
も管理責任者がそれぞれの遠隔地に赴いて立ち会う必要
があったが、すべて本部において管理可能となる。
も管理責任者がそれぞれの遠隔地に赴いて立ち会う必要
があったが、すべて本部において管理可能となる。
【0024】図2は、本発明に係る指紋データの管理装
置を例示するものである。図1と同様の部分は同一符号
を附して重複する説明を省略する。
置を例示するものである。図1と同様の部分は同一符号
を附して重複する説明を省略する。
【0025】管理本部10および遠隔地(20、30)
の端末装置21(31)は、少なくとも、次の手段を備
える。
の端末装置21(31)は、少なくとも、次の手段を備
える。
【0026】 指紋認証装置14、24(34)に登
録されている指紋データを読み取るデータ読取部41、
51(61) 指紋認証装置14、24(34)に対して指紋デー
タを書き込み登録するデータ登録転送部42、52(6
2) 指紋認証装置14,24(34)の指紋データを読
み取るデータ読取部41、51(61)、または通信ネ
ットワーク回線Nを介して外部から転送された指紋デー
タを読み取るデータ読取部49、59(69)のデータ
を暫時格納するデータ格納部44,54(64) データ格納部44、54(64)に格納されたデー
タを、通信補助装置(TA、モデム等)71,81(9
1)を介して外部の通信接続装置に送出するデータ転送
部46,56(66)である。
録されている指紋データを読み取るデータ読取部41、
51(61) 指紋認証装置14、24(34)に対して指紋デー
タを書き込み登録するデータ登録転送部42、52(6
2) 指紋認証装置14,24(34)の指紋データを読
み取るデータ読取部41、51(61)、または通信ネ
ットワーク回線Nを介して外部から転送された指紋デー
タを読み取るデータ読取部49、59(69)のデータ
を暫時格納するデータ格納部44,54(64) データ格納部44、54(64)に格納されたデー
タを、通信補助装置(TA、モデム等)71,81(9
1)を介して外部の通信接続装置に送出するデータ転送
部46,56(66)である。
【0027】また管理本部の端末装置11には、遠隔地
の端末装置21(31)を制御するための端末コントロ
ーラ47を設ける。一方、遠隔地の端末装置21(3
1)は、本部の端末コントローラ47を介してのみ作動
できるよう、制限コントローラ57(67)を設けてあ
る。これにより、遠隔地の端末装置21(31)は、本
部の端末コントローラ47を介さない限り指紋認証装置
24(34)に対して自由な登録/消去操作が出来な
い。尚、制限コントローラ57(67)は、設定により
本部装置以外の特定の端末装置からもアクセスできるよ
うにすることは可能であり、本発明はかかる状況を除外
するものではない。
の端末装置21(31)を制御するための端末コントロ
ーラ47を設ける。一方、遠隔地の端末装置21(3
1)は、本部の端末コントローラ47を介してのみ作動
できるよう、制限コントローラ57(67)を設けてあ
る。これにより、遠隔地の端末装置21(31)は、本
部の端末コントローラ47を介さない限り指紋認証装置
24(34)に対して自由な登録/消去操作が出来な
い。尚、制限コントローラ57(67)は、設定により
本部装置以外の特定の端末装置からもアクセスできるよ
うにすることは可能であり、本発明はかかる状況を除外
するものではない。
【0028】かかる構成によれば、管理責任者は本部の
端末装置11および指紋認証装置14を用いて、遠隔地
の指紋認証装置24(34)を駆動でき、登録/消去の
ために遠隔地に赴く必要がなくなる。具体的には次の通
りである。
端末装置11および指紋認証装置14を用いて、遠隔地
の指紋認証装置24(34)を駆動でき、登録/消去の
ために遠隔地に赴く必要がなくなる。具体的には次の通
りである。
【0029】指紋データを新規に登録する場合 新規登録者は管理本部10に出向き、管理責任者が立ち
会って指紋認証装置14に指紋データを登録する。この
後、管理責任者は、指紋認証装置14に登録された指紋
データをデータ読取部41に読み込み、その指紋データ
をデータ転送部46、通信補助装置71、通信ネットワ
ーク回線Nを介して遠隔地の端末装置21(31)に送
出する。必要に応じ、指紋認証装置14内の指紋データ
は消去する。指紋データの転送を受けた遠隔地では、制
限コントローラ57(67)を通してデータ読取部59
(69)に入った指紋データを、データ登録転送部52
(62)を介して指紋認証装置24(34)に登録す
る。
会って指紋認証装置14に指紋データを登録する。この
後、管理責任者は、指紋認証装置14に登録された指紋
データをデータ読取部41に読み込み、その指紋データ
をデータ転送部46、通信補助装置71、通信ネットワ
ーク回線Nを介して遠隔地の端末装置21(31)に送
出する。必要に応じ、指紋認証装置14内の指紋データ
は消去する。指紋データの転送を受けた遠隔地では、制
限コントローラ57(67)を通してデータ読取部59
(69)に入った指紋データを、データ登録転送部52
(62)を介して指紋認証装置24(34)に登録す
る。
【0030】指紋データを消去する場合 まず、指紋認証装置24(34)に登録された指紋デー
タをデータ読取部51(61)に読み込み、その指紋デ
ータをデータ格納部54(64)に落としてからデータ
転送部56(66)、通信補助装置81(91)、通信
ネットワーク回線Nを介して管理本部の端末装置11に
転送する。遠隔地の端末装置21(31)は、指紋デー
タの処理に関して制限コントローラ57(67)による
制約を受けており、本部に転送した指紋データはすべて
消去され、データは一切残らない。一方、本部の端末装
置は、端末コントローラ47のデータ読取部を介してデ
ータ格納部44に入った指紋データを通常処理によって
消去する。
タをデータ読取部51(61)に読み込み、その指紋デ
ータをデータ格納部54(64)に落としてからデータ
転送部56(66)、通信補助装置81(91)、通信
ネットワーク回線Nを介して管理本部の端末装置11に
転送する。遠隔地の端末装置21(31)は、指紋デー
タの処理に関して制限コントローラ57(67)による
制約を受けており、本部に転送した指紋データはすべて
消去され、データは一切残らない。一方、本部の端末装
置は、端末コントローラ47のデータ読取部を介してデ
ータ格納部44に入った指紋データを通常処理によって
消去する。
【0031】指紋データを他店に移動する場合 まず、指紋認証装置24(34)に登録された指紋デー
タをデータ読取部51(61)に読み込み、その指紋デ
ータをデータ格納部54(64)に落としてからデータ
転送部56(66)、通信補助装置71、通信ネットワ
ーク回線Nを介して管理本部の端末装置11に転送す
る。遠隔地の端末装置21(31)は、指紋データの処
理に関して制限コントローラ57(67)による制約を
受けており、本部に転送した指紋データはすべて消去さ
れ、データは一切残らない。一方、本部の端末装置は、
端末コントローラ47のデータ読取部を介してデータ格
納部44に入った指紋データを、データ転送部46、通
信補助装置71、通信ネットワーク回線Nを介して、他
店の端末装置31(21)に転送する。この後の他店で
の処理は、新規登録の場合と同様である。
タをデータ読取部51(61)に読み込み、その指紋デ
ータをデータ格納部54(64)に落としてからデータ
転送部56(66)、通信補助装置71、通信ネットワ
ーク回線Nを介して管理本部の端末装置11に転送す
る。遠隔地の端末装置21(31)は、指紋データの処
理に関して制限コントローラ57(67)による制約を
受けており、本部に転送した指紋データはすべて消去さ
れ、データは一切残らない。一方、本部の端末装置は、
端末コントローラ47のデータ読取部を介してデータ格
納部44に入った指紋データを、データ転送部46、通
信補助装置71、通信ネットワーク回線Nを介して、他
店の端末装置31(21)に転送する。この後の他店で
の処理は、新規登録の場合と同様である。
【0032】尚、通信ネットワーク回線Nは公衆回線で
も専用線でも良い。
も専用線でも良い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、管
理責任者が遠隔地の支店/営業所に赴くことなく、現場
のロックシステムの解除を行う特定者の指紋データを、
本社(または特定支社)から遠隔地のシステムに対して
自由に登録、消去し、或いは異なる支店へ移動させるこ
とが可能となる。
理責任者が遠隔地の支店/営業所に赴くことなく、現場
のロックシステムの解除を行う特定者の指紋データを、
本社(または特定支社)から遠隔地のシステムに対して
自由に登録、消去し、或いは異なる支店へ移動させるこ
とが可能となる。
【図1】本発明に係る指紋データの管理方法を例示する
原理図である。
原理図である。
【図2】本発明に係る指紋データの管理装置を例示する
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】従来のセキュリティロックシステムを例示する
図である。
図である。
【符号の説明】 10 管理本部 11、21,31 端末装置 14、24,34 指紋認証装置 16、26,36 データ制御部 20、30 遠隔地のセキュリティロック・システム 27,28 制御盤 28,38 ロック装置 41、51(61) データ読取部 42、52(62) データ登録転送部 49、59(69) 第二のデータ読取部 44,54(64) データ格納部 71,81(91) 通信補助装置(TA、モデム等) 46,56(66) データ転送部 47 端末コントローラ 57(67) 制限コントローラ N 通信ネットワーク回線
Claims (2)
- 【請求項1】指紋画像の読取手段と照合手段とを備える
指紋認証装置を用い、遠隔地のセキュリティロック・シ
ステムを管理本部において統括管理する指紋データの管
理方法であって、 管理本部と遠隔地のセキュリティロック・システムに、
それぞれ、指紋認証装置と端末装置とを配するととも
に、端末装置に、指紋認証装置との間で指紋データを交
換するデータ制御部を設け、 遠隔地の指紋認証装置に特定者の指紋を登録する場合
は、 まず管理本部の指紋認証装置に指紋データを登録し、こ
れを管理本部の端末装置に読み込んでから、通信回線を
介して当該指紋データを遠隔地の端末装置に転送し、転
送された指紋データを遠隔地の端末装置が備えるデータ
制御部を介して当該地の指紋認証装置に登録する一方、 遠隔地の指紋認証装置から特定者の指紋を消去する場合
は、 まず遠隔地の指紋認証装置に登録されている指紋データ
を、通信回線を介して当該地の端末装置に接続させた管
理本部の端末装置によって消去または吸い上げる、こと
を特徴とする指紋データの管理方法。 - 【請求項2】管理本部と遠隔地のセキュリティロック・
システムに、それぞれ、指紋認証装置と当該地の指紋認
証装置に接続させた端末装置とを配する一方、 各端末装置は、 指紋認証装置に登録された指紋データを読み込むデータ
読取部と、 読み取った指紋データを暫時格納するデータ格納部と、 通信回線を介して遠隔地の端末装置に指紋データを送出
するデータ転送部と、 指紋データを指紋認証装置に対して送出するデータ登録
転送部とを備えるとともに、 管理本部の端末装置は、通信回線を介して遠隔地の端末
装置を直接駆動できる端末コントローラを備え、 遠隔地の端末装置は、当該地の指紋認証装置との間で管
理本部の端末装置からのコマンドを介して特定種類の処
理が可能となる制限コントローラを備えることを特徴と
する指紋データの管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000200293A JP2002024832A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 指紋データの管理方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000200293A JP2002024832A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 指紋データの管理方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002024832A true JP2002024832A (ja) | 2002-01-25 |
Family
ID=18698184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000200293A Withdrawn JP2002024832A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 指紋データの管理方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002024832A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9155751B2 (en) | 2005-06-08 | 2015-10-13 | The University Of Tokyo | Solution for tissue adhesion prevention and method for tissue adhesion prevention |
-
2000
- 2000-06-30 JP JP2000200293A patent/JP2002024832A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9155751B2 (en) | 2005-06-08 | 2015-10-13 | The University Of Tokyo | Solution for tissue adhesion prevention and method for tissue adhesion prevention |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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