JP2002024617A - インターネット小口ロット分割販売斡旋仲介方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】商品の取引において販売者（メーカー）が販売
する最小ロットは、購入者（バイヤーや消費者）からす
ると大ロットになる。販売者と購入者が望む量には大き
な格差がある。購入者は、販売者から販売最小ロットを
購入するが、商品によっては思惑がはずれ不良在庫とし
て経営を圧迫する状況がでてくる場合もある。 【解決手段】本発明は、登録販売者と登録購入者の仲介
業者として、販売者が求める販売最小ロット数に諸経費
をプラスし、仲介業者が独自に設定した［小口ロット分
割販売斡旋販売価格］と［斡旋募集期間設定］を公開
し、更に［小口ロット分割販売総口数分の購入予約数状
況］や購入予約者の業態、県別データーを提示すること
で、パスワードとＩＤナンバーでアクセスしてきた登録
購入者は、市場の動向を見ながら少ないロットで購入で
き、また、登録販売者は、いままでロット購入で躊躇し
ていた購入者まで購入してもらえるため、販売実績が伸
びる。また、購入者の予約状況を眺めていると自社の製
品の市場性が判断できる一因にもつかえる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】インターネット上において購
入者と販売者間の商品販売斡旋仲介をするものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、商品を流通させるには、電話やフ
ァックス等の通信機能を利用して取引が行われている。
卸問屋はメーカー提示のロットを購入し在庫を持ちなが
ら、販売地域・販売路に沿って小売業者に小分けして販
売を行っている。また、オンライン上においての販売方
法は、さまざまなショッピングモールが存在する。ショ
ッピングモールは、対個人販売である。それらは、アク
セス者（購入者）が任意のお店に入り、通販という方法
で物を購入する。また、インターネットには登録された
バイヤー（購入者）と同じく登録されたメーカー（販売
者）だけが取引を行う仲介業者のウエブサイトがある
が、これらは、単に仲介業者のウエブサイト上にお互い
が掲載され紹介表示されているだけで、取引や営業につ
いては、仲介業者自体が斡旋仲介するのではなく販売者
と購入者が双方、直接おこなうものである。

【０００３】

【発明が解決しょうとする課題】メーカー（販売者）
は、商品を大量販売を願う。バイヤー（購入者）は、メ
ーカー提示の販売ロットに沿って大量に商品を購入し、
在庫を大量に抱えて小売業に販売する。予測をはずれて
市場性のない商品を持ったバイヤーによっては、不良在
庫を大量に抱え倒産する場合もある。倒産するとバッタ
物と称して適正な価格を異常に割って市場に商品が流通
する。倒産していない企業が販売している同じ商品まで
影響し、メーカーも思惑を離れた価格で取引され流通す
ることで、商品価値までなくなっていくのが現状でよく
ある事象である。また、メーカーから購入する問屋には
販売テリトリーがありその中で凌ぎを削っている。更
に、消費者の人口密度テリトリーから考えると必要以上
の在庫覚悟で購入する場合もありえる。常に目新しい商
品を探しているバイヤー側は、目新しい商品の場合大量
ロット数購入への不安もある。ヒット商品であっても、
たくさんの量を抱えることへの不安等々を考えると購入
に対して躊躇することになる。また、メーカー（販売
者）から、直接全国の小売業者・問屋相手に直接商品を
販売することは、従来行われてきた販売網ではできな
い。よって、新商品の流通は大手が手を出さない限りな
かなか流通しにくい。中小企業の弱点である。

【０００４】そこで、このような課題を解決するべく鋭
意研究した結果、本発明に到達した。

【０００５】

【課題を解決するための手段】仲介業者のウエブサイト
上に出展希望メーカー（販売者）を募集・登録し、メー
カー名と販売希望商品及び商品データーを公開する。公
開するにあたっては、メーカー希望最低販売ロット数と
価格を元に仲介業者が送料・分割手数料・諸経費や、輸
入に関しては関税・輸入消費税などを考慮して総額を決
め、それを小口ロットに分け、その価格を設定し、総販
売口数を表示する。さらに、販売斡旋期間を設定する。
こうすることによってメーカー（販売者）が提示する大
ロットではなく、小口に分割された量であるために、全
国及び世界からサイトに見に来ている購入者は購入しや
すくなる。他品種を小口ロットで購入でき商品の回転が
早くなる。

【０００６】更に、仲介業者に登録されたバイヤー（購
入者）には、配布されているパスワードとＩＤナンバー
をサイト上のＣＧＩのフォーム欄に入力することで、販
売状況の情報を閲覧することができる、その情報とは、
総販売口数分の本日の予約数、購入者の県別表、購入者
の業態などが閲覧できるために市場における商品のニー
ズを読みとれることができる。そして、仲介業者は、募
集ロット数に達した段階でメーカーに発注する。バイヤ
ーは、このようにいままで見えなかった市場情報と共に
売れ筋商品を購入できることになる。

【０００７】

【発明の実施形態】

【図１】の１、２、３、４、５、６、７は、仲介業者の
作業を表す。１は、仲介業者がウエブサイトに出展契約
している販売者からの商品データ（商品名・販売ロット
数及びその価格・商品説明・納品日数）をもらい、仲介
斡旋に掛かる経費（国外なら輸入に派生する諸経費及び
商品分配発送諸経費、手数料など。国内なら、商品分配
発送諸経費、手数料など）を加味し総額を決定し、それ
を小口ロットに分割し販売をおこなう。このウエブサイ
トに公開する内容は、各商品毎に商品名・商品番号・一
個当たりの定価・商品説明・総販売口総数・小口斡旋価
格・斡旋販売期間とＣＧＩシステムでつくられた発注フ
ォーム欄及び購入者のデーター入力を行うフォーム欄が
ある。

【０００８】８．９．１０．１１．１２．１３は、購入
者（バイヤーなど）を表す。８の購入者は、当ウエブサ
イトに自由に訪れ公開されているページを自由に閲覧す
ることができる。各商品に付けられた情報を元に購入の
意志があれば登録する必要がある。当該ウエブサイトに
あるバイヤー登録フォームに指定項目を入力し、登録完
了後、パスワードとＩＤナンバーの配布を受けた時から
発注予約を行うことができる。９の登録購入者は、各商
品毎にＣＧＩで設置してある発注フォーム欄に必要購入
数とパスワード・ＩＤナンバーを入力することで発注予
約が完了する。１０は、パスワード・ＩＤナンバーを入
力することで、その商品の販売状況情報を入手できる。
それを見ながら新規の購入等の策を練ることもできる。
１１は、新規の購入者を示す。１２は、総販売口数に満
ちてきた時、仲介業者からの購入意志確認を示す。販売
期間内において、購入意志が変化をする場合があるから
である。１３は、購入者に商品を納品する状況を表して
いる。

【０００９】発注予約を受けた２では、購入者の所在県
毎に業態・口数の一覧表を作成する。この集成作業は、
ＣＧＩやＳＳＩでシステムを組むまで手作業であるが、
集成データは、自動返信メールに書き込むか、又は、ウ
エブサイト上のサーバーデーターとして送り込みパスワ
ードとＩＤナンバーを配布されている登録購入者や登録
販売者のみ閲覧できるシステムをとる。

【００１０】３は、ウエブサイトに保管された情報示
し、登録購入者が必要としたときに自動返信メールで送
られてきたり、情報が入力されているホームページに入
ることができ情報が取得できる。

【００１１】４の商品発注予約は、ページにあるＣＧＩ
で組まれたショッピングフォームの指示通り入力するこ
とで発注できる。

【００１２】５は、発注状況が、総販売小口ロット数に
近づき、ある一定数以上に達する見込みに入れば、１２
の購入予約者に購入意志を確認及び代金支払い条件、商
品納品条件をメールにて連絡し返答をもらう。指定期限
以内に総販売小口ロット数に到底及ばない商品について
は、期限を延ばすか、又は、販売をキャンセルするか、
販売者に希望ロット数に満たなくとも販売するのか否か
の交渉を行う。

【００１３】６は販売者に対して発注を行う。５におい
て購入辞退者を予測しながら総販売小口ロット数以上を
確保するか、または、販売者に当初連絡を受けていた販
売ロット数を下げてもらう事を交渉し、それらの条件が
満たされたときに発注を行う。

【００１４】１５の販売者から発注商品が７の仲介業者
に送られ、１３の購入者に購入数を分配、発送する。

【００１５】１４は、当該ウエブサイトに出展募集をし
た登録販売者を示し、ウエブサイトに掲載する商品の写
真、説明、価格、納期などデーターを仲介業者に提出し
てもらう。毎月の商品の入れ替え等は、一定の条件の下
で自由に依頼できる。１５は、登録販売者が自社に与え
られているパスワードとＩＤナンバーによってデーター
ページにアクセスができ、自社の商品の販売状況を確認
できる。１６は、仲介業者からの発注を示している。１
７は、仲介業者に一括納品をするか、場合によっては販
売者から購入者の小口ロットに合わせた数を直送する場
合もありうる。

【００１６】

【図面の簡単な説明】

【図１】方式体系図

【００１７】

【符号の説明】

１〜仲介業者のウエブサイトを表す。 ２〜仲介業者のウエブサイトを表し、登録購入者からの
予約受付を表す。 ３〜仲介業者のウエブサイトを表し、発注予約を受けた
データーを集計及び公開。 ４〜仲介業者のウエブサイトを表し、予約を示す。 ５〜仲介業者のウエブサイトを表し、発注予約者に購入
意志を確認する。 ６〜仲介業者から販売者に発注する。 ７〜販売者から送られてきた商品を分配発送する。 ８〜登録、未登録など購入者を示す。 ９〜仲介業者に登録した購入者が購入予約を示す。 １０〜登録購入者が情報を求め仲介業者にアクセスする
状態を表す。 １１〜登録購入者が発注することを表す。 １２〜仲介業者から発注登録購入者対して購入意志を確
認する事を示す。 １３〜購入者に商品が到着する事を示す。 １４〜登録販売者を示す。 １５〜登録販売者が仲介業者のウエブサイトに情報を閲
覧にいける事を示す。 １６〜仲介業者から発注を受けた登録販売者を示す。 １７〜登録販売者が商品を納品する事を示す。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】仲介業者のウエブサイトに登録されている
   販売者の販売希望商品の各ロット数及び価格を元に仲介
   業者が諸経費を加算した上で小口ロット、及びその価格
   と総販売口数・販売期間を設定し、それを、購入者に対
   して仲介業者のウエブサイト上で公開・販売する事を特
   徴とするインターネット小口ロット分割販売斡旋仲介方
   式。
2. 【請求項２】購入者は、請求項１を参照し同じページに
   あるＣｏｍｍｏｎ ＧａｔｅｗａｙＩｎｔｅｒｆａｃｅ
   （ＣＧＩ）によって設定された商品購入注文システムの
   フォーム欄に購入希望商品数及び必要事項を入力するこ
   とで仲介業者に届き、その入力データーを元に仲介業者
   は［総販売口数分の本日の予約口数］を集計しサイトペ
   ージに保管することで、登録販売者及び登録購入者は、
   事前に配布されているパスワードとＩＤナンバーを指定
   個所に入力することでそのページにアクセスでき情報を
   見られることを特徴とするインターネット小口ロット分
   割販売斡旋仲介方式。
3. 【請求項３】登録販売者及び登録購入者が見られる情報
   は、請求項２以外に購入予約を行った登録購入者の業態
   や県別を表示することを特徴とするインターネット小口
   ロット分割販売斡旋仲介方式。
4. 【請求項４】総販売口数の予約が確保できた時に、購入
   者に返信メールにて購入意思再確認後、販売者に対して
   発注することを特徴とするインターネット小口ロット分
   割販売斡旋仲介方式。