JP2002024465A - 映画館座席予約システム,映画館座席予約方法および映画館座席予約センター - Google Patents

映画館座席予約システム,映画館座席予約方法および映画館座席予約センター

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JP2002024465A
JP2002024465A JP2000207102A JP2000207102A JP2002024465A JP 2002024465 A JP2002024465 A JP 2002024465A JP 2000207102 A JP2000207102 A JP 2000207102A JP 2000207102 A JP2000207102 A JP 2000207102A JP 2002024465 A JP2002024465 A JP 2002024465A
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seat
movie
movie theater
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Tamami Nakamura
珠美 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者がインターネットを介して何れの場所
に居ても映画館の座席を予約でき、指定した映画館でチ
ケットを購入できるようにした、映画館座席予約システ
ムを提供する。 【解決手段】 予約時には、予約センター200が、利
用者100に対してネットワーク400を介して映画情
報,映画館情報および映画館座席情報を提示し、利用者
からネットワークを介して送信されてくる座席予約情報
120を受信して、上記座席予約情報を予約毎に設定さ
れる予約者識別情報231と関連付けて、利用者および
指定される映画館受付センターに送信し、また発券時に
は、指定した映画館300の受付センター310が、予
約者識別情報231に基づいて、この予約者識別情報に
関連付けられた座席予約情報130(予約内容232)
により、チケットの発券を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット,
一般公衆回線等のネットワークを利用して利用者が希望
する映画館の座席を予約するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、映画を鑑賞する場合、利用者
は、新聞や各種情報紙の映画欄を見て、見たい映画を上
映している映画館を見つけて、その映画館の上映時間に
合わせて、当該映画館に出向くようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、利用者が確
実に座席に座って映画を鑑賞したい場合には、上映開始
時間より充分前に映画館に到着して、並ばなければなら
ない。また、並んだとしても確実に希望する座席に座る
ことができるとは限らず、次の上映時間にずれ込んでし
まうこともある。これに対して、各映画館は、座席を予
約できる指定席を設けているが、このような指定席は、
一般席よりも料金が高く設定されており、利用者の負担
になっている。また、コンサートホールにおける座席予
約システムは、例えば特開平10−289281号に開
示されているが、映画のように、同時に複数の映画館で
同じ映画が上映されるような場合を考慮しておらず、ま
た個々の映画館でのチケットの発券までを含めたシステ
ムにはなっていない。
【0004】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たものであり、利用者がインターネットを介して何れの
場所に居ても映画館の座席を予約でき、指定した映画館
でチケットを購入できるようにした、映画館座席予約シ
ステムの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の映画館座席予約システム
は、ネットワークを介して利用者からの座席予約情報
を、予約センターのサーバで受信して、予約された座席
情報を予約センターから利用者の指定する映画館受付セ
ンターに配信する、映画館座席予約システムであって、
予約センターが、利用者に対してネットワークを介して
映画情報,映画館情報および映画館座席情報を提示し、
利用者からネットワークを介して送信されてくる座席予
約情報を受信する端末機器と、端末機器からの上記座席
予約情報が予約毎に設定される予約者識別情報と関連付
けて登録され、また映画情報,映画館情報および映画館
座席情報が、個々の映画,映画館に関連付けられて登録
される記憶装置と、上記記憶装置に登録された座席予約
情報を、利用者および指定される映画館受付センターに
送信する処理部と、を設け、映画館受付センターが、予
約センターから座席予約情報および予約者識別情報を受
信する端末機器と、端末機器により受信した座席予約情
報および予約者識別情報が登録される記憶装置と、予約
者が提示した予約者識別情報から、記憶装置に登録され
た座席予約情報を検索して、チケットの発券を行なう発
券部と、を有する構成としてある。
【0006】映画館座席予約システムをこのような構成
とすると、利用者は、予約センターから送信され、自分
の端末機器の画面上に表示される映画情報,映画館情報
および映画館座席情報を見ながら、見たい映画を選択し
て、その日付,映画,映画館,上映時間そして座席を選
択して、予約センターに送信することにより、希望する
座席を予約することができる。そして、指定した映画館
に上映開始時間の直前に到着することにより、映画館受
付センターの発券部にて予約者識別情報を提示すること
により、迅速にチケットを購入することができる。した
がって、利用者は、上映開始時間まで長い時間並ぶ必要
がなく、希望する座席に座って見たい映画を鑑賞するこ
とができる。
【0007】請求項2記載の映画館座席予約システム
は、上記予約センターが、映画情報に含まれる各映画の
予告編の動画データを記憶装置に登録しており、予約セ
ンターが利用者に映画情報を提示する際、利用者からの
要求に応じて、指定された映画の予告編の動画データを
記憶装置から読み出して、ネットワークを介して利用者
に送信する構成としてある。映画館座席予約システムを
このような構成とすると、座席を予約する前に、映画情
報と共に、興味のある映画の予告編を自分の端末機器の
画面上で見ることができるので、映画に関するより多い
情報を得ることができる。
【0008】請求項3記載の映画館座席予約システム
は、上記予約者識別情報が、チケット代金支払いに関す
る決済情報を含んでおり、映画館受付センターが、発券
部によりチケットを発券する際に、当該決済情報に基づ
いて、決済を行なう構成としてある。映画館座席予約シ
ステムをこのような構成とすると、利用者は、指定した
映画館でチケットを購入する際に、現金を必要とせず、
クレジットカードやデビットカードあるいは口座引き落
とし等の決済方法によって、所謂キャッシュレスでチケ
ットを購入することができる。
【0009】請求項4記載の映画館座席予約システム
は、上記映画館座席情報が、指定された映画館の座席表
および個々の座席の予約状況を含んでいる構成としてあ
る。映画館座席予約システムをこのような構成とする
と、利用者は、自分の端末機器の画面上にて、映画館座
席情報を見ながら、個々の座席の予約状況によって、空
いている座席を容易に探すことができる。
【0010】請求項5記載の映画館座席予約システム
は、利用者の端末機器の画面に提示される映画館座席情
報が、既に予約されている座席に関して、色付けされて
いる構成としてある。映画館座席予約システムをこのよ
うな構成とすると、利用者は、自分の端末機器の画面上
にて、映画館座席情報を見ながら、個々の座席の予約状
況を色により判断することができるので、空いている座
席をより一層容易に探すことができる。
【0011】請求項6記載の映画館座席予約システム
は、利用者の端末機器の画面に提示される映画館座席情
報が、既に予約されている座席に関して、利用者が選択
できない構成としてある。映画館座席予約システムをこ
のような構成とすると、利用者は、自分の端末機器の画
面上にて、映画館座席情報を見ながら、希望の座席を選
択する際に、誤って既に予約されている座席を選択しよ
うとしても、当該座席を選択することができないので、
空いている座席を確実に選択することができる。
【0012】また、この目的を達成するため、本発明の
請求項7記載の映画館座席予約方法は、ネットワークを
介して利用者からの座席予約情報を、予約センターのサ
ーバで受信して、予約された座席情報を予約センターか
ら利用者の指定する映画館受付センターに配信する、映
画館座席予約方法であって、予約時には、予約センター
が、利用者に対してネットワークを介して映画情報,映
画館情報および映画館座席情報を提示し、利用者からネ
ットワークを介して送信されてくる座席予約情報を受信
し、予約センターが、上記座席予約情報を予約毎に設定
される予約者識別情報と関連付けて記憶装置に登録する
と共に、この座席予約情報および予約者識別情報を、利
用者および指定される映画館受付センターに送信し、ま
た発券時には、指定した映画館の受付センターが、予約
者識別情報に基づいて、予約センターから受信した予約
者識別情報を検索して、この予約者識別情報に関連付け
られた座席予約情報により、チケットの発券を行なう方
法としてある。
【0013】映画館座席予約方法をこのような構成とす
ると、利用者は、予約センターから送信され、自分の端
末機器の画面上に表示される映画情報,映画館情報およ
び映画館座席情報を見ながら、見たい映画を選択して、
その日付,映画,映画館,上映時間そして座席を選択し
て、予約センターに送信することにより、希望する座席
を予約することができる。そして、指定した映画館に上
映開始時間の直前に到着することにより、映画館受付セ
ンターの発券部にて予約者識別情報を提示することによ
り、迅速にチケットを購入することができる。したがっ
て、利用者は、上映開始時間まで長い時間並ぶ必要がな
く、希望する座席に座って見たい映画を鑑賞することが
できる。
【0014】請求項8記載の映画館座席予約方法は、上
記予約センターが、映画情報に含まれる各映画の予告編
の動画データを記憶装置に登録しており、予約センター
が利用者に映画情報を提示する際、利用者からの要求に
応じて、指定された映画の予告編の動画データを、ネッ
トワークを介して利用者に送信する構成としてある。映
画館座席予約方法をこのような構成とすると、座席を予
約する前に、映画情報と共に、興味のある映画の予告編
を自分の端末機器の画面上で見ることができるので、映
画に関するより多い情報を得ることができる。
【0015】請求項9記載の映画館座席予約方法は、上
記予約者識別情報が、チケット代金支払いに関する決済
情報を含んでおり、映画館受付センターが、発券部によ
りチケットを発券する際に、当該決済情報に基づいて、
決済を行なう構成としてある。映画館座席予約方法をこ
のような構成とすると、利用者は、指定した映画館でチ
ケットを購入する際に、現金を必要とせず、クレジット
カードやデビットカードあるいは口座引き落とし等の決
済方法によって、所謂キャッシュレスでチケットを購入
することができる。
【0016】さらにまた、この目的を達成するため、本
発明の請求項10記載の映画館座席予約センターは、ネ
ットワークを介して利用者からの座席予約情報を、予約
センターのサーバで受信して、予約された座席情報を予
約センターから利用者の指定する映画館受付センターに
配信する、映画館座席予約センターであって、利用者に
対してネットワークを介して映画情報,映画館情報およ
び映画館座席情報を提示し、利用者からネットワークを
介して送信されてくる座席予約情報を受信する端末機器
と、端末機器からの上記座席予約情報が予約毎に設定さ
れる予約者識別情報と関連付けて登録され、また映画情
報,映画館情報および映画館座席情報が、個々の映画,
映画館に関連付けられて登録される記憶装置と、上記記
憶装置に登録された座席予約情報を、利用者および指定
される映画館受付センターに送信する処理部と、を設け
た構成としてある。
【0017】映画館座席予約センターをこのような構成
とすると、利用者は、予約センターから送信され、自分
の端末機器の画面上に表示される映画情報,映画館情報
および映画館座席情報を見ながら、見たい映画を選択し
て、その日付,映画,映画館,上映時間そして座席を選
択して、予約センターに送信することにより、希望する
座席を予約することができる。したがって、利用者は、
端末機器の画面上で、希望する映画を上映する映画館の
座席を予約することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態に
おける予約センターの情報処理装置での処理は、プログ
ラムに制御されたコンピュータにより実行される。記録
媒体としては、例えば磁気ディスク,半導体メモリ,そ
の他の任意のコンピュータで読み取り可能なものを使用
することができる。また、記録媒体に記録されたプログ
ラムは、記録媒体を直接コンピュータに装着して当該コ
ンピュータに読み込ませてもよく、またネットワークを
介してコンピュータに読み込ませてもよい。
【0019】本発明の映画館座席予約システムの一実施
形態について、図1乃至図5を参照して説明する。図1
は、本実施形態の映画館座席予約システムの構成を示す
ブロック図である。
【0020】図1に示すように、映画館座席予約システ
ムは、利用者100と、映画館座席予約センター200
と、映画館300と、ネットワーク400と、を設けて
ある。なお、図1においては、利用者100,映画館3
00は、一つだけ図示されているが、一つに限定される
ものではない。
【0021】また、ネットワーク400は、インターネ
ット,携帯電話を含む一般公衆回線網あるいは専用回線
網等のネットワークであって、インターネット接続サー
ビスを提供するものである。
【0022】利用者100は、映画館座席予約センター
200により映画館の座席を予約しようとする者であっ
て、インターネットや一般公衆回線網あるいは専用回線
網等のネットワーク400を介して映画館座席予約セン
ター200にアクセスし、映画館座席予約センター20
0のサーバにログインすることができる。なお、利用者
100は、映画館座席予約センター200にアクセスす
るための入力装置として、パーソナルコンピュータや、
携帯電話,PHSを含む各種情報端末機器や映画館座席
予約専用端末機器等の端末機器110を使用することが
でき、この端末機器110の画面上に表示される予約受
付用のホームページ情報211(後述)に基づいて、座
席予約したい映画等に関する各項目を入力できるように
なっている。
【0023】さらに、利用者100は、映画館座席予約
センター200にアクセスするために、あらかじめ利用
者情報(住所,氏名,電話番号等そしてクレジットカー
ド番号)を届け出て会員登録しておき、当該利用者10
0を一意に特定できる利用者識別コード101を有して
いる。これにより、利用者100は、映画館座席予約セ
ンター200のサーバにログインする際、利用者識別コ
ード101を送信することによって、一意に特定される
ことにより、利用者情報をその都度入力する必要がな
い。
【0024】映画館座席予約センター200は、適宜の
箇所に設けられたワークステーション,サーバ等の情報
処理装置から構成されており、入出力装置としての端末
機器210と、記憶装置220と、データ処理装置23
0と、を有している。
【0025】上記端末機器210は、あらかじめ登録さ
れた座席予約受付用のホームページ情報211を、ネッ
トワーク400を介してアクセスしてきた利用者100
に提示すると共に、利用者100から送られた座席予約
情報120を記憶装置220に登録する。このホームペ
ージ情報211は、端末機器210に登録されていて
も、また後述する記憶装置220に登録されていてもよ
い。
【0026】ここで、上記ホームページ情報211は、
映画情報212,映画館情報213および映画館座席情
報214の三つの情報を、それぞれネットワーク400
を介して当該利用者100の端末機器110の画面上に
提示する。このうち、映画情報212は、利用者100
がアクセスしてきたとき最初に提示される情報であっ
て、例えば図2に示すように、現在上映中または上映予
定の映画のタイトル212a,監督名212b,出演者
212c,上映期間212d,見所212e,映画指定
欄212f等、そして予告編指定欄212g,日付入力
欄212hの各データから成る。
【0027】ここで、図2においては、上記映画指定欄
212fは、各映画に対する通し番号欄として表示され
る。また、日付入力欄は、映画を見たい日付として例え
ば年月日を示す6桁の数字から成る日付データを入力す
るものであり、デフォルト値として当日の日付があらか
じめ入力されていてもよい。
【0028】利用者100の端末機器110にて、この
映画情報212の日付入力欄に日付データが入力され、
映画指定欄すなわち通し番号欄212fがチェックされ
たとき、利用者の端末機器110は、この日付及び通し
番号を映画指定指令として、ネットワーク400を介し
て映画館座席予約センター200に送信する。これに対
して、映画館座席予約センター200の端末機器210
は、利用者100の端末機器110からの映画指定指令
に基づいて、当該映画に関する指定日付における映画館
情報213を、記憶装置220から読み出して、ネット
ワーク400を介して、利用者100の端末機器110
の画面上に提示する。
【0029】なお、利用者100の端末機器110に
て、この映画情報212の予告編指定欄212gがチェ
ックされたとき、端末機器210は、利用者100の端
末機器110からの予告編指定指令に基づいて、当該映
画の予告編の動画データ212iを、記憶装置220か
ら読み出して、ネットワーク400を介して、利用者1
00の端末機器110の画面上で再生する。
【0030】また、映画館情報213は、指定日付にお
ける特定の映画を上映中の映画館に関する情報であっ
て、例えば図3に示すように、利用者100により上記
映画情報にて映画指定欄のチェックにより指定された映
画に関して、指定日付における上映中の映画館での上映
時間および空席情報の各データから成る。ここで、図3
においては、映画館情報213は、指定された日付21
3a,各映画館213bに関して上映時間213cに対
する通し番号欄213dを有していると共に、空席情報
欄213eは、例えば空席が充分にある場合には
「○」,空席が少ない場合には「△」そして満席の場合
には「×」の各印が表示されるようになっている。
【0031】利用者100の端末機器110にて、この
映画館情報213の希望する映画館の上映時間に対する
通し番号欄213dがチェックされたとき、利用者10
0の端末機器110は、当該上映時間に対する通し番号
を映画館指定指令として、ネットワーク400を介し
て、映画館座席予約センター200に送信する。これに
対して、映画館座席予約センター200の端末機器21
0は、利用者100の端末機器110からの映画館指定
指令に基づいて、当該映画館の指定日付,上映時間にお
ける映画館座席情報214を、記憶装置220から読み
出して、ネットワーク400を介して、利用者100の
端末機器110の画面上に提示する。
【0032】上記映画館座席情報214は、特定の映画
館における指定日付および上映時間における映画館座席
予約状況に関する情報であって、例えば図4に示すよう
に、映画館情報にて指定された映画名214a,映画館
214bおよび日付214c,上映時間214dにおけ
る当該映画館の座席表214e,座席情報214fと、
利用者情報入力欄214gおよび予約ボタン214hの
各データから成る。上記座席表214eは、当該映画館
におけるスクリーンに対する大まかな座席のブロック配
置を示すものである。また、上記座席情報214fは、
各ブロックにおける個々の座席の予約状況を示すもので
ある。予約状況は、個々の座席に関して、既に予約され
ている座席を色付けすることにより、表示される。
【0033】上記利用者情報入力欄214gは、図示の
場合、住所,氏名,電話番号およびクレジットカード番
号の各欄から構成されている。なお、利用者100自身
に関する利用者情報130(例えば、利用者の住所,氏
名,電話番号等や支払い方法)は、前述したように前以
て映画館座席予約センター200の記憶装置220に登
録されている場合には、例えば利用者情報入力欄214
cの氏名欄に利用者識別情報101を入力すればよい。
【0034】利用者100の端末機器110にて、この
映画館座席情報214の希望する一つまたは複数の座席
がチェックされ、予約ボタン214hがチェックされた
とき、利用者100の端末機器110は、画面上の当該
映画館座席情報214の当該指定座席を色付けすると共
に、日付,映画館,上映時間および指定座席の各データ
から成る座席予約情報120を、ネットワーク400を
介して、映画館座席予約センター200に送信する。な
お、映画館座席情報214は、前述したように、既に予
約されている座席に関して色付けされており、利用者1
00は当該色付けされた座席すなわち既に予約されてい
る座席をチェックすることができないようになってい
る。
【0035】このようにして、映画館座席予約センター
200の端末機器210は、利用者100が自分の端末
機器110上で入力した各入力項目、すなわち利用者が
指定した日付,映画,映画館,上映時間および座席の各
データから成る座席予約情報120を、ネットワーク4
00を介して受信して、記憶装置220に登録する。
【0036】上記記憶装置220は、上述した座席予約
情報120、そして前述した映画情報212,映画館情
報213および映画館座席情報214、さらに利用者識
別コード101または利用者情報130が登録されてお
り、特に座席予約情報120に関しては、後述する予約
者識別情報と関連付けて、予約者識別情報から関連する
座席予約情報120を読み出せるように、記憶してい
る。さらに、記憶装置220は、新たな座席予約情報1
20が登録された場合、その旨をデータ処理装置230
に対して通知する。なお、記憶装置220に登録される
映画情報212,映画館情報213および映画館座席情
報214は、個々の映画館における映画,上映時間等が
変わった場合には、その都度情報提供者によって更新さ
れる。
【0037】上記データ処理装置230は、記録装置2
20から新たな座席予約情報120の登録が通知された
とき、記憶装置220からこの座席予約情報120およ
び利用者識別コード101または利用者情報130を読
み出して、座席予約情報120および利用者識別コード
101または利用者情報130に基づいて、予約者識別
情報231を生成する。そして、データ処理装置230
は、この座席予約情報120による予約内容232を予
約者識別情報231に関連付けて、記憶装置220に記
憶させると共に、予約者識別情報231および予約内容
232を、ネットワーク400を介して、利用者100
の端末機器110と、予約内容232で指定される映画
館(指定映画館)300の受付センター310(後述)
に送信する。なお、上記予約者識別情報231は、一回
の予約毎に、個々の予約に対する固有の情報として生成
されるものである。
【0038】これに対して、映画館300は、複数箇所
に設けられていると共に、各映画館300は、それぞれ
受付センター310を備えている。この受付センター3
10は、それぞれネットワーク400を介して、上記映
画館座席予約センター200と接続されている端末機器
320と、記憶装置330と、発券部340と、を有し
ている。
【0039】上記端末機器320は、映画館座席予約セ
ンター200から送られて来る予約者識別情報231お
よび予約内容232を受信して、記憶装置330に登録
する。そして、座席予約した利用者(予約者)が当該映
画館300に来館して、予約者識別情報231を提示し
たとき、映画館300の受付センター310は、係員ま
たは予約者自身により、その発券部340から、この予
約者識別情報が入力される。
【0040】上記発券部340は、各映画館300に設
けられており、当該映画館300の端末機器320から
予約者の予約者識別情報231が入力されたとき、記憶
装置330に登録されている予約者識別情報231を検
索・照合して、当該予約者識別情報231に関連付けら
れた予約内容232を、記憶装置330から読み出す。
【0041】そして、発券部340は、この予約内容2
32に基づいて、チケットを発券し、販売する。その
際、発券部340は、予約者識別情報231に含まれる
利用者情報のうちクレジットカード番号に基づいて、当
該クレジットカード番号,利用者名及び映画鑑賞料金を
クレジットカード会社の決済センターに送信して、クレ
ジットカード決済を行なう。
【0042】次に、本実施形態の映画館座席予約システ
ム10の動作について、図5および図6を参照して説明
する。映画館座席予約システム10は、図5に示す利用
者100の映画館の座席予約作業および図6に示す発券
作業の処理の各ステップで利用される。
【0043】まず、利用者100の予約作業について図
5を参照して説明する。図3において、利用者100
は、符号A1で示すように、端末機器110により、ネ
ットワーク400を介して、映画館座席予約センター2
00のサーバにログインして、座席予約受付用のホーム
ページにアクセスする。
【0044】これにより、符号A2で示すように、映画
館座席予約センター200の端末機器210からホーム
ページ情報211が利用者100の端末機器110に送
信され、端末機器110の画面上に、符号A3で示すよ
うに、座席予約受付用のホームページのうち映画情報2
12が開かれる。そして、利用者100は、端末機器1
10の画面上にて、上記映画情報212を参照し、予告
編が見たい場合には、予告編指定欄212gをチェック
する。映画座席予約センター200の端末機器210
は、符号A3−1で示すように、予告編指定指令を利用
者100の端末機器110から受信した場合、記憶装置
220から当該映画の予告編の動画データ212iを読
み出して、符号A3−2で示すように、ネットワーク4
00を介して利用者100の端末機器110に送信し、
その画面上で再生する。
【0045】このようにして、利用者100は、端末機
器110の画面上にて、映画情報212及び予告編の動
画データ212iを参照しながら、符号A4で示すよう
に、見たい映画の座席を予約するか否かを判定する。座
席の予約を希望しない場合には、利用者100は、端末
機器110上のキャンセルボタンを操作する等によっ
て、そのまますべての処理が終了する。これに対して、
座席の予約を希望する場合には、利用者100は、端末
機器110の画面上にて、映画を見たい日付を日付入力
欄に入力すると共に、見たい映画の映画指定欄すなわち
通し番号欄212fをチェックする。
【0046】これにより、利用者100の端末機器11
0は、符号A5で示すように、ネットワーク400を介
して映画館座席予約センター200の端末機器210に
対して、映画指定指令を送信する。
【0047】これを受けて、映画館座席予約センター2
00の端末機器210は、符号A6で示すように、指定
された日付における映画館情報213を記憶装置220
から読み出して、ネットワーク400を介して利用者1
00の端末機器110に送信し、その端末機器110の
画面上に表示する。
【0048】これに対して、利用者100は、端末機器
110の画面上に表示された映画館情報213を見なが
ら、空席情報欄213eの表示を参照して、希望の映画
館及び上映時間を選択する。そして、利用者100は、
端末機器110の画面上に表示される映画館情報213
のうち、希望する映画館及び上映時間に対応する通し番
号欄213dをチェックする。これにより、端末機器1
10は、当該通し番号欄213dに対応する映画館指定
指令をネットワーク400を介して映画館座席予約セン
ター200の端末機器210に送信する。
【0049】これを受けて、映画館座席予約センター2
00の端末機器210は、符号A8で示すように、指定
された映画館及び上映時間における映画館座席情報21
4を記憶装置220から読み出して、ネットワーク40
0を介して利用者100の端末機器110に送信し、そ
の端末機器110の画面上に表示する。
【0050】これに対して、利用者100は、端末機器
110の画面上に表示された映画館座席情報214を見
ながら、符号A9で示すように、希望する座席を選ん
で、当該座席情報214fの座席位置をチェックし、利
用者情報入力欄214gに利用者情報130または利用
者識別コード101を入力した後、予約ボタン214h
をチェックする。この際、端末機器110は、予約ボタ
ン214hがチェックされるまで、その他の入力項目に
関するデータを一時的に記憶している。これにより、端
末機器110は、符号A10で示すように、当該座席情
報214bの座席位置に対応する座席予約情報120及
び利用者情報130または利用者識別コード101を、
ネットワーク400を介して映画館座席予約センター2
00の端末機器210に送信する。
【0051】映画館座席予約センター200の端末機器
210は、符号A11で示すように、利用者100の端
末機器110からの座席予約情報120及び利用者情報
130または利用者識別コード101を受信して、記憶
装置220に記憶すると共に、新たな座席予約情報12
0を受信した旨を、データ処理装置230に通知する。
これにより、データ処理装置230は、端末機器210
から上記通知を受けると、記憶装置220から当該座席
予約情報120を読み出すと共に、関連する利用者情報
130または利用者識別コード101に関連付けられた
利用者情報を読み出して、符号A12で示すように、こ
れらの座席予約情報120及び利用者情報130に基づ
いて、予約者識別情報231を生成する。
【0052】そして、データ処理装置230は、この座
席予約情報120による予約内容232を予約者識別情
報231に関連付けて、記憶装置220に記憶させると
共に、符号A13で示すように、予約者識別情報231
および予約内容232を、ネットワーク400を介し
て、利用者100の端末機器110と、予約内容232
で指定される指定映画館300の受付センター310に
送信する。ここで、指定映画館300の端末機器320
は、受信した予約者識別情報231および予約内容23
2を、記憶装置330に登録する。以上で、予約作業が
完了する。
【0053】次に、指定映画館300での発券作業につ
いて図6を参照して説明する。図6において、まず、予
約者が指定映画館300に来館して、映画館300の係
員に予約者識別情報231を提示する。映画館300の
係員は、ステップB1にて、発券部340に対して、予
約者識別情報231を入力する。これにより、発券部3
40は、ステップB2にて、予約者が提示した予約者識
別情報231に基づいて、既に映画館座席予約センター
200から送信されて記憶装置330に登録されている
予約者識別情報231を検索・照合し、ステップB3に
て、この予約者識別情報231と関連付けられた予約内
容232を記憶装置330から読み出す。そして、発券
部340は、ステップB4にて、この予約内容232に
従って、チケットを発券し、予約者に対して販売する。
その際、発券部340は、ステップB5にて、予約者識
別情報231に含まれる利用者情報130のうちクレジ
ットカード番号に基づいて、当該クレジットカード番
号,利用者名及びチケット代金を、クレジットカード会
社の決済センターに送信して、クレジットカード決済を
行なう。なお、予約者は、チケット販売時に、チケット
と引き換えに、現金で支払うようにしてもよい。以上
で、チケットの発券が完了する。
【0054】このようにして、本実施形態による映画館
座席予約システム10によれば、利用者100は、端末
機器110から映画館座席予約センター200にアクセ
スすることにより、希望する日付における上映中の映画
情報を得て、必要であれば予告編の動画データを再生し
て、見たい映画を選択することができる。さらに、利用
者100は、端末機器110から見たい映画を上映中の
映画館における希望する座席を予約することができる。
したがって、利用者は、端末機器110があれば、どこ
に居ても、希望する映画を見るために映画館の座席予約
を行なうことができるので、上映開始時刻前に映画館に
出かけて並ぶ必要もなく、希望する座席に座って見たい
映画を鑑賞することができ、最大の顧客満足度を得るこ
とができる。
【0055】上述した実施形態においては、予約者は、
指定映画館300の係員に予約者識別情報231を提示
することにより、係員が発券部340にて予約者識別情
報231を入力するようになっているが、予約者自身が
発券部340にて予約者識別情報231を入力するよう
にしてもよい。この場合、発券部340は、チケット自
動販売機として構成されていてもよい。また、上述した
実施形態においては、チケット代金の支払い方法は、ク
レジットカード決済により行なわれているが、これに限
らず、例えば現金または口座引き落としやデビットカー
ド決済も可能である。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、利用者
は、予約センターから送信される映画情報,映画館情報
および映画館座席情報を、自分の端末機器の画面上で見
ながら、日付,映画,映画館,上映時間そして座席を選
択して、予約センターに送信することにより、希望する
座席を予約することができる。そして、映画館受付セン
ターの発券部にて予約者識別情報を提示することによ
り、迅速にチケットを購入することができる。したがっ
て、利用者は、上映開始時間まで長い時間並ぶ必要がな
く、希望する座席に座って見たい映画を鑑賞することが
できる。また、利用者は、映画情報を見ながら、必要に
応じて予告編の動画データを予約センターから受信して
自分の端末機器の画面上で再生することができ、興味の
ある映画についてより多くの情報を得ることができる。
さらに、利用者は、指定した映画館でチケットを購入す
る際に、現金を必要とせず、クレジットカードやデビッ
トカードあるいは口座引き落とし等の決済方法によっ
て、所謂キャッシュレスでチケットを購入することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の映画館座席予約システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の映画館座席予約システムにおける映画情
報の内容を示す図である。
【図3】図1の映画館座席予約システムにおける映画館
情報の内容を示す図である。
【図4】図1の映画館座席予約システムにおける映画館
座席情報の内容を示す図である。
【図5】図1の映画館座席予約システムにおける予約作
業を示すフローチャートである。
【図6】図1の映画館座席予約システムにおける発券作
業を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 利用者 110 端末機器 120 座席予約情報 200 映画館座席予約センター 210 端末機器 211 ホームページ情報 212 映画情報 213 映画館情報 214 映画館座席情報 220 記憶装置 230 データ処理装置 300 映画館 310 端末機器 400 ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07B 1/00 G07B 1/00 Z 5/00 5/00 A

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して利用者からの座席
    予約情報を、予約センターのサーバで受信して、予約さ
    れた座席情報を予約センターから利用者の指定する映画
    館受付センターに配信する、映画館座席予約システムで
    あって、 予約センターが、 利用者に対してネットワークを介して映画情報および映
    画館座席情報を提示し、利用者からネットワークを介し
    て送信されてくる座席予約情報を受信する端末機器と、 端末機器からの上記座席予約情報が予約毎に設定される
    予約者識別情報と関連付けて登録され、また映画情報,
    映画館情報および映画館座席情報が、個々の映画,映画
    館に関連付けられて登録される記憶装置と、 上記記憶装置に登録された座席予約情報を、利用者およ
    び指定される映画館受付センターに送信する処理部と、 を設け、 映画館受付センターが、 予約センターから座席予約情報および予約者識別情報を
    受信する端末機器と、 端末機器により受信した座席予約情報および予約者識別
    情報が登録される記憶装置と、 予約者が提示した予約者識別情報から、記憶装置に登録
    された座席予約情報を検索して、チケットの発券を行な
    う発券部と、 を有することを特徴とする、映画館座席予約システム。
  2. 【請求項2】 上記予約センターが、映画情報に含まれ
    る各映画の予告編の動画データを記憶装置に登録してお
    り、 予約センターが利用者に映画情報を提示する際、利用者
    からの要求に応じて、指定された映画の予告編の動画デ
    ータを記憶装置から読み出して、ネットワークを介して
    利用者に送信することを特徴とする請求項1記載の映画
    館座席予約システム。
  3. 【請求項3】 上記予約者識別情報が、チケット代金支
    払いに関する決済情報を含んでおり、 映画館受付センターが、発券部によりチケットを発券す
    る際に、当該決済情報に基づいて、決済を行なうことを
    特徴とする請求項1記載の映画館座席予約システム。
  4. 【請求項4】 上記映画館座席情報が、指定された映画
    館の座席表および個々の座席の予約状況を含んでいるこ
    とを特徴とする請求項1記載の映画館座席予約システ
    ム。
  5. 【請求項5】 利用者の端末機器の画面に提示される映
    画館座席情報が、既に予約されている座席に関して、色
    付けされていることを特徴とする請求項4記載の映画館
    座席予約システム。
  6. 【請求項6】 利用者の端末機器の画面に提示される映
    画館座席情報が、既に予約されている座席に関して、利
    用者が選択できないことを特徴とする請求項4記載の映
    画館座席予約システム。
  7. 【請求項7】 ネットワークを介して利用者からの座席
    予約情報を、予約センターのサーバで受信して、予約さ
    れた座席情報を予約センターから利用者の指定する映画
    館受付センターに配信する、映画館座席予約方法であっ
    て、 予約時には、予約センターが、利用者に対してネットワ
    ークを介して映画情報,映画館情報および映画館座席情
    報を提示し、利用者からネットワークを介して送信され
    てくる座席予約情報を受信し、 予約センターが、上記座席予約情報を予約毎に設定され
    る予約者識別情報と関連付けて記憶装置に登録すると共
    に、この座席予約情報および予約者識別情報を、利用者
    および指定される映画館受付センターに送信し、 また発券時には、指定した映画館の受付センターが、予
    約者識別情報に基づいて、予約センターから受信した予
    約者識別情報を検索して、この予約者識別情報に関連付
    けられた座席予約情報により、チケットの発券を行な
    う、 ことを特徴とする、映画館座席予約方法。
  8. 【請求項8】 上記予約センターが、映画情報に含まれ
    る各映画の予告編の動画データを記憶装置に登録してお
    り、 予約センターが利用者に映画情報を提示する際、利用者
    からの要求に応じて、指定された映画の予告編の動画デ
    ータを、ネットワークを介して利用者に送信することを
    特徴とする請求項7記載の映画館座席予約方法。
  9. 【請求項9】 上記予約者識別情報が、チケット代金支
    払いに関する決済情報を含んでおり、 映画館受付センターが、発券部によりチケットを発券す
    る際に、当該決済情報に基づいて、決済を行なうことを
    特徴とする請求項7記載の映画館座席予約システム。
  10. 【請求項10】 ネットワークを介して利用者からの座
    席予約情報を、予約センターのサーバで受信して、予約
    された座席情報を予約センターから利用者の指定する映
    画館受付センターに配信する、映画館座席予約センター
    であって、 利用者に対してネットワークを介して映画情報,映画館
    情報および映画館座席情報を提示し、利用者からネット
    ワークを介して送信されてくる座席予約情報を受信する
    端末機器と、 端末機器からの上記座席予約情報が予約毎に設定される
    予約者識別情報と関連付けて登録され、また映画情報,
    映画館情報および映画館座席情報が、個々の映画,映画
    館に関連付けられて登録される記憶装置と、 上記記憶装置に登録された座席予約情報を、利用者およ
    び指定される映画館受付センターに送信する処理部と、 を設けたことを特徴とする、映画館座席予約センター。
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