JP2002024332A - 環境指標算定方法およびその装置、並びに記録媒体 - Google Patents

環境指標算定方法およびその装置、並びに記録媒体

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JP2002024332A JP2000209620A JP2000209620A JP2002024332A JP 2002024332 A JP2002024332 A JP 2002024332A JP 2000209620 A JP2000209620 A JP 2000209620A JP 2000209620 A JP2000209620 A JP 2000209620A JP 2002024332 A JP2002024332 A JP 2002024332A
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Yoshiyuki Kuroda
惠之 黒田
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品の全ライフサイクルにおける環境指標に
係る排出物の排出量を容易に算定する。 【解決手段】 製品識別記号に対応するその製品の部品
表を蓄積した部品表データベース11と、製品の製品仕
様とに係るデータを蓄積した製品仕様データベース12
と、製品を構成する部品の材質を示す材質記号毎の加工
歩留と環境指標係数とを蓄積した材質記号変換テーブル
14および規格部品別変換テーブル15が記憶装置2に
記憶されており、入力された製品識別記号に基づき、C
PU1において、各データベース11,12を参照する
ことにより部品番号を抽出し、各テーブル14,15を
参照することにより抽出された部品番号の部品に係る材
質記号毎に加工歩留と環境指標係数とを演算し、かつそ
の得られた加工歩留と環境指標係数とに基づき各材質記
号毎に当該環境指標に係る排出物の排出量を演算すると
ともに、この排出量の製品全体の総計を演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環境指標算定技術
に関し、例えば建設機械の製造から廃棄にわたる全ライ
フサイクルにおけるCO等の環境指標に係る排出物の
排出量を算定する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、地球温暖化、酸性雨、オゾンホー
ルなどの地球環境問題への関心の高まりの中で、ライフ
サイクル・アセスメント(環境ライフサイクル評価;L
CA)の考え方が注目されてきている。このライフサイ
クル・アセスメントは、例えばCOの発生量について
見れば、このCOを直接発生している工場や自動車だ
けを考慮するのではなく、製品のライフサイクル(資源
採取、製造、使用、リサイクル廃棄)において必要な全
ての環境負荷を考慮するという考え方に基づくものであ
る。
【0003】このようなことから、製品が環境に及ぼす
影響を予測するための「環境指標」の確立が要求され、
各種製品を生み出す企業に対し、その製品の評価をその
「環境指標」という新たなものさしで行うことが要求さ
れつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この環
境指標をどのように設定し、また如何なる手法により算
定し、評価するかについては、未だ十分に確立されたも
のがないのが実状である。また、例えば建設機械のよう
な製品の場合、その部品点数が数万点にも及ぶことか
ら、このような製品の環境指標の算定を人手により行っ
ていたのでは、非効率で、多大の労力と時間とが必要に
なるという問題点がある。
【0005】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、例えば建設機械等の製品の全ライ
フサイクルにおける環境指標に係る排出物の排出量を容
易に算定することのできる環境指標算定方法およびその
装置を提供し、併せてその環境指標算定方法をコンピュ
ータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前記目
的を達成するために、第1発明による環境指標算定方法
は、製品識別記号に対応するその製品の部品表と製品仕
様とに係るデータを蓄積したデータベースと、前記製品
を構成する部品の材質を示す材質記号毎の加工歩留と環
境指標係数とを蓄積したデータテーブルとを記憶装置に
格納するステップと、入力された製品識別記号に基づき
前記データベースを参照することにより部品番号を抽出
するステップと、前記データテーブルを参照することに
より前記抽出された部品番号の部品に係る材質記号毎に
加工歩留と環境指標係数とを演算するステップと、得ら
れた加工歩留と環境指標係数とに基づき各材質記号毎に
当該環境指標に係る排出物の排出量を演算するととも
に、この排出量の製品全体の総計を演算するステップと
を備えることを特徴とするものである。
【0007】本発明においては、記憶装置におけるデー
タベースに、製品識別記号に対応するその製品の部品表
と製品仕様とに係るデータが格納されるとともに、デー
タテーブルに、前記製品を構成する部品の材質を示す材
質記号毎の加工歩留と環境指標係数とが格納され、製品
識別記号が入力されると、この製品識別記号に基づき前
記データベースを参照することにより部品番号が抽出さ
れ、次いで前記データテーブルを参照することによりそ
の抽出された部品番号の部品に係る材質記号毎に加工歩
留と環境指標係数とが演算される。次いで、この得られ
た加工歩留と環境指標係数とに基づき各材質記号毎に当
該環境指標に係る排出物の排出量が演算されるととも
に、この排出量の製品全体の総計が演算される。こうし
て、製品識別記号を入力するだけで、環境指標に係る排
出物の排出量(例えばCO排出量)を容易に算定する
ことができ、例えば部品点数が数万点にも及ぶ製品であ
ってもその製品のライフサイクルに係るデータを短時間
で得ることができる。また、この得られたデータを、製
品システムの環境への影響度を評価するのに役立てるこ
とができる。また、この方法は、現行機種の製品におけ
るライフサイクル・アセスメントのためのデータのみな
らず、新機種製品に対してもそのCAD/CAMデータ
を利用することで、シミュレーションのためのデータと
して利用することができる。
【0008】次に、第2発明による環境指標算定装置
は、製品識別記号に対応するその製品の部品表と製品仕
様とに係るデータを蓄積したデータベースと、前記製品
を構成する部品の材質を示す材質記号毎の加工歩留と環
境指標係数とを蓄積したデータテーブルと、入力された
製品識別記号に基づき前記データベースを参照すること
により部品番号を抽出し、前記データテーブルを参照す
ることにより前記抽出された部品番号の部品に係る材質
記号毎に加工歩留と環境指標係数とを演算し、かつその
得られた加工歩留と環境指標係数とに基づき各材質記号
毎に当該環境指標に係る排出物の排出量を演算するとと
もに、この排出量の製品全体の総計を演算する演算手段
とを備えることを特徴とするものである。
【0009】この第2発明は、前記第1発明による環境
指標算定方法をより具体的に実現するための装置に関わ
るものであって、第1発明と同様の作用効果を奏するも
のである。
【0010】前記第2発明において、前記演算手段によ
り演算される排出量は、部品の素材準備時の排出量、部
品加工・製品組立時の排出量、製品輸送・使用時の排出
量および製品解体・廃棄時の排出量を含むものであるの
が好ましい(第3発明)。こうすることで、製品が製造
されるまでの活動のみならず、その製品が客先に届いて
稼動し、さらには使用済みとなってライフを終えるまで
の全工程における環境対応に係るデータを総合的に得る
ことができ、得られたデータを有効活用することができ
る。
【0011】前記第2発明または第3発明において、さ
らに、不正に付与された材質記号を真正な材質記号に変
換する不正記号変換テーブルが設けられ、この不正記号
変換テーブルの参照により不正材質記号が真正材質記号
に変換された後に前記加工歩留と環境指標係数の演算が
実行されるのが好ましい(第4発明)。このようにすれ
ば、異なる付与者により付与されて統一されていない不
正材質記号に対してもその不正材質記号を真正な材質記
号に変換して各種演算を実行することができるので、集
計、演算等にミスが生じるのを未然に防ぐことができ
る。
【0012】次に、第5発明においては、入力された製
品識別記号に基づき、その製品識別記号に対応するその
製品の部品表と製品仕様とに係るデータを蓄積したデー
タベースを参照することにより部品番号を抽出するステ
ップと、前記製品を構成する部品の材質を示す材質記号
毎の加工歩留と環境指標係数とを蓄積したデータテーブ
ルを参照することにより、前記抽出された部品番号の部
品に係る材質記号毎に加工歩留と環境指標係数とを演算
するステップと、得られた加工歩留と環境指標係数とに
基づき各材質記号毎に当該環境指標に係る排出物の排出
量を演算するとともに、この排出量の製品全体の総計を
演算するステップとを有する環境指標算定方法をコンピ
ュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体を提供するものである。
【0013】この記録媒体は、前記第1発明による環境
指標算定方法をコンピュータに実行させるために、一連
の処理手順をプログラムの形態で表現して記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体である。したがって、
この記録媒体をコンピュータに読み取らせることによっ
て環境指標の算定がより容易に行えることになる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明による環境指標算定
方法およびその装置、並びに記録媒体の具体的な実施の
形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0015】本実施形態では、製品として建設機械
(例:油圧ショベル)を例にとり、この建設機械の製造
に際しての素材準備および加工・組立、製造後の
輸送・使用および解体・廃棄の各工程における環境中
へのCO排出量を算定する場合について説明する。
【0016】図1には、本発明の一実施形態による環境
指標算定システムのハードウェア構成図が示されてい
る。
【0017】本実施形態による環境指標算定システム
は、システム全体を統括的に制御する中央処理装置(以
下、「CPU」という。)1と、このCPU1に接続さ
れる記憶装置2とを備えている。また、前記CPU1に
は、入出力制御部3を介してキーボードやマウス等のポ
インティングデバイスからなる入力装置4、入力データ
のモニタとしての表示装置5および各種集計結果等のデ
ータを出力する出力装置6が接続されている。
【0018】前記CPU1は、オペレーティングシステ
ム等の制御プログラムを含む各種プログラムおよび所要
データを格納するためのメモリ7を有するとともに、数
値演算や判断を行う演算部(演算手段)8、プログラム
の解読や全体のコントロールを行う制御部9、命令等を
一時的に記憶するレジスタ部10を有している。
【0019】一方、記憶装置2は、ハードディスクやフ
レキシブルディスクあるいは光ディスク等のストレージ
手段であって、この記憶装置2には、製品機種・型名も
しくはユニット品番等の製品識別記号に対応するその製
品の部品表を蓄積した部品表データベース11、同じく
製品識別記号に対応するその製品の製品仕様に係るデー
タを蓄積した製品仕様データベース12、更には不正に
付与された材質記号を真正な材質記号に変換するための
不正記号変換テーブル13、旧材質記号を新材質記号に
変換するための材質記号変換テーブル14、社内用の規
格部品品番を規格部品用の材質記号に変換する規格部品
別変換テーブル15、機種別のCO排出量を算出する
ためのCO排出量計算テーブル16等が格納されてい
る。ここで、材質記号変換テーブル14および規格部品
別変換テーブル15には、当該材質記号に対応する加工
歩留と環境指標係数(本実施形態ではCO係数)とが
登録されている。
【0020】ところで、建設機械におけるCO排出量
の算定に際して準備すべき情報は、前述のように、次の
4つのステップに分けて考えることができる。まず、製
品が製造されるまでの活動に関して、 素材準備時において、対象製品を作り上げるのにどの
ような材料をどれだけ必要とするか。 加工・組立時において、その材料を使用して部品を作
り上げ、さらに製品として組立てるのにどの位のエネル
ギーや副資材を消費するか。さらに、製品が客先に届い
た後、稼動し、使用済みとなってライフを終えるまでの
活動に関して、 輸送・使用時において、客先まで製品を届けるのにど
の位のエネルギーを消費するか、客先で製品が稼動し耐
用寿命を終えるまでに、どの位のエネルギーや資材を消
費するか。 廃棄・解体時において、使用済みとなりスクラップ処
理をされライフサイクルを終える際に、どの位のエネル
ギーが資材を消費するか。
【0021】したがって、これら各ステップ毎にCO
排出質量(kg)を算出することが必要となる。まず、
素材準備時におけるCO排出質量Yは、次式によっ
て求めることができる。 Y=Σ(Bi×Wi/Ai) ……(1) ここで、Ai:素材別加工歩留 Bi:素材別CO排出係数 Wi:素材別部品質量(kg) なお、前記素材別CO排出係数Biについては、公的
研究機関(工業技術院資源環境技術研究所)において発
表されている値を用いることとする。これら素材別加工
歩留Aiの値および素材別CO排出係数Biの値は前
記材質記号変換テーブル14および規格部品別変換テー
ブル15に登録される。
【0022】次に、部品加工・組立時におけるCO
出質量Yについては、本来は材料切出し・溶接・鍛造
・機械加工・熱処理・表面処理・塗装・運搬・組立・整
備の各工程別に消費される資材のCO排出量を積み上
げて算出すべきであるが、本実施形態では、簡易的に自
動車において経験的に得られているY:Yの比率を
用いて素材準備時におけるCO排出質量Yに所定の
係数a乗じて次式によって算出することとした。 Y=a×Y ……(2)
【0023】また、輸送・使用時におけるCO排出質
量Yについては、次式で示されるように、輸送・使用
時の燃料に対するCO排出質量Y31と、輸送・使用
時の作動油・潤滑油に対するCO排出質量Y32との
和で与えられる。 Y=Y31+Y32 ……(3) ここで、Y31およびY32は、次式(4)〜(8)に
よって求められる。 Y31=(C+D)×(V+V+V) ……(4) Y32=(C+D)×(T×V)/T0 ……(5) V=(500×2×W)/(2.5×20) ……(6) V=E×T ……(7) V=(2.5×2×W)/(2.5×20) ……(8) ただし、Cj:資材製造時のCO排出係数(kg/
L) Dj:資材消費時のCO排出係数(kg/L) V:工場から現場までの輸送時の燃料消費容積(L) V:使用時の燃料消費容積(L) V:現場間輸送時の燃料消費容積(L) W:機械質量(L) E:使用中の燃費(L/h)、典型的な作業モードで
の燃費 V:充填容積(L) T:車体有効耐用寿命(h) T0:交換時間(h) とし、V,Vの算出に当たっては、工場と現場間の
距離を500km、20t積載時の燃費を2.5L/k
m、現場間の移動距離を25kmとし、トレーラの燃費
は積載質量に比例するとした。
【0024】さらに、廃棄・解体時におけるCO排出
質量Yについては、次式で示されるように、廃棄時の
燃料に対するCO排出質量Y41と、解体時のアセチ
レンガス・酸素ガスに対するCO排出質量Y42との
和で与えられる。 Y=Y41+Y42 ……(9) ここで、Y41およびY42は、次式(10)〜(1
4)によって求められる。 Y41=(C+D)×V ……(10) Y42=(C+D)×V+(C+D)×V ……(11 ) V=(150×2×W)/(2.5×20) ……(12) V=0.65×t×L ……(13) V=10×V ……(14) ただし、V:現場から解体場所までの輸送時の燃料消
費容積(L) V:解体時のアセチレンガス消費容積(L) V:解体時の酸素ガス消費容積(L) t:板厚(mm) L:溶断長さ(m) とし、Vの算出に当たっては、現場から解体場所まで
の距離を150kmとした。
【0025】こうして、CO排出質量合計Yは次式に
よって求められる。 Y=Y+Y+Y+Y ……(15) また、必要に応じて、時間当たりのCO排出量、作業
量当たりのCO排出量、更には各工程におけるCO
排出量の寄与率も算出される。なお、これら各種演算に
より用いられる係数値等は、建設機械の機種別に前記C
排出量計算テーブル16内に格納されている。
【0026】次に、環境中へ排出されるCO量を算定
するためのフローについて、図2に示されるフローチャ
ートに従って順を追って説明する。なお、図3〜図7
は、CPU1におけるメモリ7内のテンプレート(技術
構成TEMP)に格納されたデータを各テーブルデータ
の具体例とともに示すフローである。
【0027】S1:算定対象となる建設機械の機種名・
型名もしくはユニット品番を入力する。この場合、入力
される機種名等は、既に製造を行っている機種名は勿論
のこと、新規に開発される機種名等であっても良い。こ
の新規開発機種名等が入力された場合には、当該機種の
CO排出量が開発段階でのシミュレーションにより求
められる。なお、この新機種に対しては、予めCAD/
CAMデータが、部品表データベース11および製品仕
様データベース12に取り込まれていることが必要であ
る。
【0028】S2〜S3:入力されたデータに基づき、
部品表データベース11および製品仕様データベース1
2を検索して製品仕様および部品表を展開する。そし
て、その内容をCPU1におけるメモリ7内のテンプレ
ート(技術構成TEMP)に格納する。このテンプレー
トに格納されたデータの一例が図3(a)に示されてい
る。この例では、職番、追番、機種、材質記号、親品
番、構成品番、数量、重量、累計重量、総重量の各項目
毎にデータが記録されている。
【0029】S4:前記テンプレートに格納されたデー
タから、社内における規格部品品番を抽出するために、
各データが規格部品品番であるか否かを判定する。そし
て、規格部品品番でない場合にはステップS5に進み、
規格部品品番である場合にはステップS8へ進む。こう
して、規格部品品番のデータのみを抽出してテンプレー
トに格納された状態が図3(c)に示され、規格部品品
番以外のデータをテンプレートに格納された状態が図3
(b)に示されている。この例では、親品番の頭に
「0」の付く品番が規格部品品番として抽出される。
【0030】S5:規格部品品番以外のデータ(一般部
品品番のデータ)については、例えばJIS規格部品に
ついて、「JISSS40B」のように頭に「JIS」
の表記をしたり、あるいは「9SS40B」のようにJ
IS規格部品であることを示す数字「9」を頭に付けた
り、更には「9 SS41P」のように数字「9」と材
質記号を示す「SS41P」との間にブランクを入れた
りというように記述の統一がなされていない場合が多い
ため、図4(b)に示されるような不正記号変換テーブ
ル13を用いて材質記号の統一を行う。なお、この材質
記号統一後にテンプレートに格納されたデータ例が図4
(a)に示されている。
【0031】S6〜S7:材質記号が変更されているこ
とを考慮し、新・旧の材質記号の変換を、図4(d)に
示される材質記号変換テーブル14を用いて行う。な
お、この材質記号変換後にテンプレートに格納されたデ
ータ例が図4(c)に示されている。ここで、材質記号
変換テーブル14には、材質記号毎に加工歩留とCO
係数とが登録されているので、前記材質記号変換後のデ
ータにはそれら加工歩留とCO係数のデータが含まれ
ており、この変換によって材質記号毎に加工歩留とCO
係数とが算出されることになる。
【0032】S8:ステップS4にて抽出された規格部
品品番のデータについて、図5(c)に示される規格部
品別変換テーブル15を用いて材質記号毎の加工歩留と
CO 係数とを算出する。なお、この規格部品品番デー
タについての材質記号は、この規格部品品番データの頭
に付されている5桁の数字データに設定される。この算
出結果は図5(a)に示されるようなデータになる。
【0033】S9:規格部品品番データと一般部品品番
データとを合体し、図5(b)に示されるように、材質
記号別の累積重量を、式[累積重量=数量×重量]によ
って算出する。 S10:図6(a)に示されるように、前のステップS
9にて得られたデータを元に、職番、追番、機種、材質
記号単位に集計を行う。この例では、図5(b)に示さ
れるデータのうち、第1行目のデータと第3行目のデー
タ、第2行目のデータと第4行目のデータは、職番、追
番、機種、材質記号がそれぞれ同一であるので、これら
を1つのデータに合体する。
【0034】S11:このようにして得られたデータに
基づき、図6(b)に示されるように、素材質量を、式
[素材質量=累計重量÷加工歩留]にて算出するととも
に、CO排出量を、式[CO排出量=素材質量×C
係数]にて算出する。
【0035】S12:図6(c)に示されるように、総
累積重量を算出し、この総累積重量に対する累積重量の
割合を、式[割合=累積重量÷総累積重量×100]に
て算出する。
【0036】S13:図6(d)に示されるような機種
別排出量計算テーブルおよび図7(b)に示されるよう
な係数パラメータテーブルを用いて、前記式(1)〜
(15)の各値が算出され、図7(a)に示されるよう
な計算結果が得られる。
【0037】本実施形態によれば、機種名・型名等を入
力するだけで、素材準備、加工・組立、輸送・使
用および解体・廃棄の各工程における環境中へのCO
排出量を自動的に算出することができ、実施効果が極
めて大きいシステムであると言える。勿論、本発明の技
術思想は、建設機械に限らず、あらゆる製品に対しても
適用することができる。
【0038】本実施形態においては、COの排出量を
例にとって説明したが、本発明は、その他、SOx、N
Ox等の廃棄物、あるいはPCB、アスベスト、特定フ
ロン等の有害物質等の環境指標に係る排出物の排出量並
びにリサイクル可能率(廃棄に際してのリサイクル可能
な部品重量と全体重量の比率)の算定にも応用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態による環境指標算
定システムのハードウェア構成図である。
【図2】図2は、環境中へ排出されるCO量を算定す
るためのフローを示すフローチャートである。
【図3】図3は、CO量算定過程を具体的データ例に
て示すフロー(1)である。
【図4】図4は、CO量算定過程を具体的データ例に
て示すフロー(2)である。
【図5】図5は、CO量算定過程を具体的データ例に
て示すフロー(3)である。
【図6】図6は、CO量算定過程を具体的データ例に
て示すフロー(4)である。
【図7】図7は、CO量算定過程を具体的データ例に
て示すフロー(5)である。
【符号の説明】
1 CPU 2 記憶装置 3 入出力制御部 4 入力装置 5 表示装置 6 出力装置 7 メモリ 8 演算部(演算手段) 9 制御部 10 レジスタ部 11 部品表データベース 12 製品仕様データベース 13 不正記号変換テーブル 14 材質記号変換テーブル 15 規格部品別変換テーブル 16 CO排出量計算テーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品識別記号に対応するその製品の部品
    表と製品仕様とに係るデータを蓄積したデータベース
    と、前記製品を構成する部品の材質を示す材質記号毎の
    加工歩留と環境指標係数とを蓄積したデータテーブルと
    を記憶装置に格納するステップと、 入力された製品識別記号に基づき前記データベースを参
    照することにより部品番号を抽出するステップと、 前記データテーブルを参照することにより前記抽出され
    た部品番号の部品に係る材質記号毎に加工歩留と環境指
    標係数とを演算するステップと、 得られた加工歩留と環境指標係数とに基づき各材質記号
    毎に当該環境指標に係る排出物の排出量を演算するとと
    もに、この排出量の製品全体の総計を演算するステップ
    とを備えることを特徴とする環境指標算定方法。
  2. 【請求項2】 製品識別記号に対応するその製品の部品
    表と製品仕様とに係るデータを蓄積したデータベース
    と、 前記製品を構成する部品の材質を示す材質記号毎の加工
    歩留と環境指標係数とを蓄積したデータテーブルと、 入力された製品識別記号に基づき前記データベースを参
    照することにより部品番号を抽出し、前記データテーブ
    ルを参照することにより前記抽出された部品番号の部品
    に係る材質記号毎に加工歩留と環境指標係数とを演算
    し、かつその得られた加工歩留と環境指標係数とに基づ
    き各材質記号毎に当該環境指標に係る排出物の排出量を
    演算するとともに、この排出量の製品全体の総計を演算
    する演算手段とを備えることを特徴とする環境指標算定
    装置。
  3. 【請求項3】 前記演算手段により演算される排出量
    は、部品の素材準備時の排出量、部品加工・製品組立時
    の排出量、製品輸送・使用時の排出量および製品解体・
    廃棄時の排出量を含むものである請求項2に記載の環境
    指標算定装置。
  4. 【請求項4】 さらに、不正に付与された材質記号を真
    正な材質記号に変換する不正記号変換テーブルが設けら
    れ、この不正記号変換テーブルの参照により不正材質記
    号が真正材質記号に変換された後に前記加工歩留と環境
    指標係数の演算が実行される請求項2または3に記載の
    環境指標算定装置。
  5. 【請求項5】 入力された製品識別記号に基づき、その
    製品識別記号に対応するその製品の部品表と製品仕様と
    に係るデータを蓄積したデータベースを参照することに
    より部品番号を抽出するステップと、 前記製品を構成する部品の材質を示す材質記号毎の加工
    歩留と環境指標係数とを蓄積したデータテーブルを参照
    することにより、前記抽出された部品番号の部品に係る
    材質記号毎に加工歩留と環境指標係数とを演算するステ
    ップと、 得られた加工歩留と環境指標係数とに基づき各材質記号
    毎に当該環境指標に係る排出物の排出量を演算するとと
    もに、この排出量の製品全体の総計を演算するステップ
    とを有する環境指標算定方法をコンピュータに実行させ
    るためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
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