JP2002024161A - Pciエージェント集積回路及びその通信方法 - Google Patents

Pciエージェント集積回路及びその通信方法

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JP2002024161A
JP2002024161A JP2000204441A JP2000204441A JP2002024161A JP 2002024161 A JP2002024161 A JP 2002024161A JP 2000204441 A JP2000204441 A JP 2000204441A JP 2000204441 A JP2000204441 A JP 2000204441A JP 2002024161 A JP2002024161 A JP 2002024161A
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Takahiro Seki
孝浩 関
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内蔵されるPCIエージェントの数量に制限
がなく、後から追加及び置き換えが容易で、全体の回路
規模を小さくすることができ、しかも信号線の伝播遅延
を小さくするようにレイアウト設計することが容易なP
CIエージェント集積回路及びその通信方法を提供す
る。 【解決手段】 複数のPCIエージェント2〜4に共通
的に使用される1つのPCIバス制御部5と、各々のP
CIエージェントの機能制御部7〜9と、共通的な使用
を目的としてこれらの間に接続される内部共通バス6と
から構成される。これによりPCIエージェントの構成
の変更、もしくは新規に追加する際の設計変更が容易と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はPCI(Perip
heral Component Interconn
ect)エージェント集積回路及びその通信方法に関
し、特に単一の集積回路に複数のPCIエージェントを
構成するマルチファンクション構成におけるPCIエー
ジェント集積回路及びその通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】PCIでは、規定したバスに接続される
デバイスをPCIエージェントと呼び、そのバスには複
数のPCIエージェントが接続可能であり、PCIエー
ジェント同士の相互間データ通信を可能とする。一般的
には、1つのPCIエージェントは図5の従来の一般的
なPCIエージェントの構成図に示すように、単一の集
積回路100に集積される。PCIエージェント102
は、1つのPCIバス制御部103と、専用バス105
で接続された1つの機能制御部104とを含む。PCI
バス制御部103は、PCIバス101の規格を含み、
専用バス105で接続された機能制御部104とPCI
バス101とのデータ通信の際にどのような手段で転送
するかを規定している信号とプロトコルを管理する。機
能制御部104では、設計された機能を実施するために
必要な、メモリや外部信号を制御する回路などを含む。
【0003】しかし、PCIバス101に接続できる集
積回路の数は電気的に規定されているため、前述した単
一の集積回路に1つのPCIエージェントを構成する場
合、PCIバスに接続できるPCIエージェントの数が
限られてしまう。この解決策として、急速に進歩してい
る近年の集積回路における集積技術を活用して、単一の
集積回路に複数のPCIエージェントを集積する方法が
ある。つまり、複数のPCIエージェントを集積回路内
部で接続し、PCIバスへは電気的に単一の集積回路が
接続することになる。これによってPCIバスに接続出
来るPCIエージェントの数を増やすことが出来る。こ
の単一の集積回路に、複数のPCIエージェントが構成
されることを「マルチファンクション構成」と呼ぶ。
【0004】さて、前述したマルチファンクション構成
における従来技術は、それぞれのPCIエージェントの
回路構成と接続する内部バスの違いから図6と図7の2
種類の方法がある。図6は従来技術の複数のPCIエー
ジェントを構成する第1の例示的な構成図、図7は同複
数のPCIエージェントを構成する第2の例示的な構成
図である。
【0005】従来技術の図6は、集積回路200の内部
に3つのPCIエージェント203〜205を構成する
例示的なマルチファンクション構成を示している。夫々
のPCIエージェント203〜205のPCIバス制御
部206〜208は、PCIバス201に接続された集
積回路200の内部の内部PCIバス202に接続さ
れ、集積回路200の内部に複数のPCIエージェント
203〜205を構成している。この構成は、従来の単
一の集積回路に構成されたPCIエージェントを内部P
CIバス202に接続するもので、複数のPCIエージ
ェントを構成する工程が容易である長所がある。しか
し、この構成手段の場合には、以下に説明する2つの短
所がある。
【0006】1つ目は、図6に示すように、個々のPC
Iエージェント203〜205は必ずPCIバス制御部
206〜208を持つが、これはかなり重複した回路と
言える。つまり、PCIバス制御部206〜208に
は、個々の機能制御部に接続する専用バスを制御する回
路を除く以外は、ほとんど同じ回路が使用されている。
集積回路は常に限られたスペースなかで回路を集積する
ため、重複するような回路は極力に省くように設計する
ことが望ましい。
【0007】もう1つの短所は、PCIバス201に直
接的に接続された内部PCIバス202に接続すること
で、集積回路200上に回路の配置を行うレイアウト設
計が非常に困難になることである。通常、集積回路上へ
の回路の配置を行うレイアウト設計は、外部のバスに接
続する集積回路の端子とその端子に接続される集積回路
内部の回路は、極力近くに配置するように行われる。こ
れは、集積回路の端子とそれに接続される回路との間の
信号線が短くすることで伝播遅延を小さくすることにあ
る。しかし、従来技術の図6では、PCIエージェント
203〜205の数が増えるにしたがって、幾つかのP
CIバス制御部206〜208は、PCIバス201に
接続する集積回路200の端子から遠く配置されること
になり、PCIバス制御部206〜208とPCIバス
201と直接に接続している内部PCIバス202にお
ける伝搬遅延が大きくなってしまう問題が発生する。こ
のため、従来技術の図6による構成手段では、レイアウ
ト設計が非常に困難なものとなってしまう。
【0008】一方、従来技術の図7は、前述した従来技
術の図6での2つの短所を解決したものである。ここで
も従来技術の図6と同様に3つのPCIエージェントを
構成したマルチファンクション構成を例に説明する。
【0009】集積回路300は3つのPCIエージェン
ト302〜304の共通的なPCIバス制御部305を
含み、PCIエージェント302の機能制御部309
と、PCIエージェント303の機能制御部310と、
PCIエージェント304の機能制御部311とは専用
バス306〜308で接続される。さらにPCIバス制
御部305は、PCIバス301と直接に接続されてお
り、それぞれのPCIエージェント302〜304の機
能制御部309〜311とPCIバス301との通信を
行う共通な制御回路となっている。
【0010】従来技術の図7は、PCI制御回路の共通
化を図ることで、従来技術の図6の短所である集積回路
における重複した回路を無くし、全体の回路規模を小さ
くすることに成功している。また、PCI制御回路を共
通としたことで、PCIバスに接続する集積回路の端子
と1対1の接続となることでレイアウト設計を容易なも
のとした。しかし、従来技術の図7では従来技術の図6
と比較して以下の短所がある。
【0011】従来技術の図6では、PCIエージェント
203〜205はPCIバス制御部206〜208と機
能制御部212〜214とで1つの完結したブロックと
なっているため、集積回路におけるPCIエージェント
の構成の組み替えが容易であった。しかし、従来技術の
図7では、PCIバス制御部305を共通としたため
に、それぞれの機能制御部309〜311を接続する特
化された専用バス306〜308を設ける必要があり、
PCIバス制御部305に接続される機能制御部309
〜311が限定されてしまう。このため、新たにPCI
エージェントの追加として機能制御部を増やす場合、も
しくは今までの機能制御部とを入れ替える場合には、P
CIバス制御部の変更が余儀なくされ、再設計による誤
りと、膨大な時間の消費というデメリットが生じる。
【0012】一方、この種の従来技術の他の例が特開平
11−110340号公報(以下、文献1という)、特
開平8−235103号公報(以下、文献2という)及
び特開平8−115292号公報(以下、文献3とい
う)に開示されている。文献1開示の技術は多重PCI
エージェント集積回路装置に関するものであり、これは
前述した従来の技術に含まれるものである。文献2開示
の技術はコンピュータ・システムの2つのバス間のブリ
ッジ回路に関するものであり、これは単にPCIブリッ
ジ回路における発明が開示されているだけである。文献
3開示の技術はインタフェースボード及び命令処理装置
に関するものであり、これは文献2と同様に、単にPC
Iブリッジ回路における発明が開示されているに過ぎな
い。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記で説明したよう
に、従来技術ではそれぞれのPCIエージェントの構成
に短所があり、単一の集積回路に複数のPCIエージェ
ントを効果的に内蔵することが出来ていない。複数のP
CIエージェントを効果的に単一の集積回路に内蔵する
のに必要とされることは、単一の集積回路に内蔵される
複数のPCIエージェントを構成する数量に制限がな
く、なおかつ後から新規に追加、及び置き換えが容易に
出来る仕組みを備えることにある。そして、集積する回
路の重複を無くし、全体の回路規模を小さくすると共
に、集積回路の端子とそれに接続される回路との信号線
の伝播遅延を小さくするように、回路を構築する際のレ
イアウト設計を容易に出来る回路構成が必要である。
【0014】そこで本発明の目的は、内蔵されるPCI
エージェントの数量に制限がなく、後から追加及び置き
換えが容易で、全体の回路規模を小さくすることがで
き、しかも信号線の伝播遅延を小さくするようにレイア
ウト設計することが容易なPCIエージェント集積回路
及びその通信方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、1個の集積回路内に複数のPCIエージェ
ントが設けられその各々がPCIバスに接続されるPC
Iエージェント集積回路であって、その回路は前記各々
のPCIエージェントに設けられる複数の機能制御手段
と、前記複数のPCIエージェントに共通に設けられ前
記PCIバスに接続される1個のPCIバス制御手段
と、前記機能制御手段と前記PCIバス制御手段間に接
続され前記機能制御手段の各々が前記PCIバス制御手
段を共通に使用するための内部共通バス手段とを有する
ことを特徴とする。
【0016】又、本発明による他の発明は、1個の集積
回路内に複数のPCIエージェントが設けられその各々
がPCIバスに接続されるPCIエージェント集積回路
の通信方法であって、その方法は前記PCIバスによっ
て外部から前記集積回路に対して通信要求が発生した
時、共通のPCIバス制御部が複数の機能制御部との間
に接続された内部共通バスを使用して、接続される前記
機能制御部に対して通信要求を知らせる第1ステップ
と、この通信要求を受けた前記機能制御部が自身に対す
る通信要求か否かを判定する第2ステップと、自身に対
する通信要求であれば、通信要求に対して応答する第3
ステップと、その応答に従って、前記PCIバス制御部
が前記PCIバスを通して外部とのデータのやり取りを
行う第4ステップと、そのデータのやり取りを前記PC
Iバス制御部から前記内部共通バスを通じて前記機能制
御部へ引き渡す第5ステップとを含むことを特徴とす
る。
【0017】本発明及び本発明による他の発明によれ
ば、PCIエージェント集積回路を複数の機能制御手段
と、PCIバスに接続される1個のPCIバス制御手段
と、前記機能制御手段と前記PCIバス制御手段とを接
続する内部共通バス手段とから構成したため、内蔵され
るPCIエージェントの数量に制限がなく、後から追加
及び置き換えが容易で、全体の回路規模を小さくするこ
とができ、しかも信号線の伝播遅延を小さくするように
レイアウト設計することが容易となる。
【0018】
【発明の実施の形態】まず、本発明の概要について説明
する。図1を参照すると、本発明のPCIエージェント
集積回路は、PCIバス1に接続する単一の集積回路1
0で、その集積回路10には各々の独立した機能を実行
する複数のPCIエージェント2〜4が内蔵されてい
る。
【0019】この複数のPCIエージェント2〜4に
は、各々が使用出来る共通的な1つのPCIバス制御部
5が含まれ、そのPCIバス制御部5はPCIバス1と
直接に接続され、PCI規格に従ってPCIバス1との
相互間通信の制御を行う。又、各々のPCIエージェン
ト2〜4には、機能を実行するための制御回路である機
能制御部7〜9が含まれる。
【0020】これらの複数のPCIエージェント2〜4
が持つ機能制御部7〜9は、PCIバス制御部5と共通
の内部バス6に接続される。つまり、本発明は複数のP
CIエージェント2〜4が1つの共通なPCIバス制御
部5を持つことで、重複する回路を無くし、全体の回路
規模を小さくし、なおかつPCIバス1に接続される集
積回路10の端子とPCIバス制御部5とを1対1で接
続することで信号線の伝播遅延を小さくすることを特徴
とする。
【0021】又、複数のPCIエージェント2〜4の機
能制御部7〜9と共通に使用される1つのPCIバス制
御部5との接続を、共通的な使用を目的として定義され
た内部バス6によって接続することで、PCIエージェ
ント2〜4の構成の変更、もしくは新規に追加する際の
設計変更を容易にしたことを特徴とする。
【0022】以下、本発明の実施の形態について添付図
面を参照しながら説明する。先ず、本発明の単一の集積
回路における複数のPCIエージェントの構成を説明す
る。図1は本発明に係るPCIエージェント集積回路の
最良の実施の形態の構成図である。ここでは例として単
一の集積回路に3つのPCIエージェントを内蔵する場
合について説明する。なお、集積回路の数は3つに限定
されるものではなく任意の数に設定することが可能であ
る。
【0023】同図を参照すると、PCIバス1に接続す
る集積回路10には、PCIバス1と相互間通信するた
めの制御回路であるPCIバス制御部5が1つ内蔵され
ており、PCIバス1と直接に接続されている。このP
CIバス制御部5は、集積回路10が含む3つのPCI
エージェント2〜4におけるPCIバス1を制御する回
路であり、共通に使用される。そしてPCIエージェン
ト2〜4の各々の機能の動作を実現する制御回路である
機能制御部7〜9はPCIバス制御部5と共通的に使用
されることを目的として定義された内部共通バス6によ
って接続されている。
【0024】外部から集積回路10が含むPCIエージ
ェント2〜4のいずれかに対して通信要求がきた場合に
は、このPCIバス制御部5がこれを受けて内部共通バ
ス6を通して目的のPCIエージェント2〜4のいずれ
かの機能制御部7〜9に対して通信を行う。又、集積回
路10に含まれるPCIエージェント2〜4の機能制御
部7〜9から外部、又は同じ集積回路10に内蔵するP
CIエージェント2〜4の機能制御部7〜9に対して通
信要求があった場合にはPCIバス制御部5を通して、
相互間通信が可能となる。
【0025】次に、PCIエージェント集積回路の構成
についてさらに詳細に説明する。便宜上、PCIエージ
ェントの数が2つの場合について説明する。図2はPC
Iエージェント集積回路の詳細構成図である。同図を参
照すると、PCIエージェント集積回路22は、PCI
制御部23と、そのPCI制御部23と内部共通バス2
4を介して接続されPCIエージェントの機能制御を行
う2つの機能制御部28,29によって構成される。
【0026】PCI制御部23はさらにPCIバス21
と通信を行うためのPCIバス信号を制御するPCI制
御部PCIバス信号制御回路26と、内部共通バス24
を使用して機能制御部28,29とのデータのやり取り
を行うためのPCI制御部内部共通バス制御回路27
と、機能制御部28,29からのPCIバス21への通
信要求に対して内部共通バス24のバスの調停を行うP
CI制御部バス調停制御回路25とで構成されている。
【0027】さらに各々の機能制御部28,29は、内
部共通バス24とのデータのやり取りを行う機能制御部
内部共通バス制御回路30,31と、PCIバス21か
らの通信要求に対してPCI制御部23を通して、その
アドレス判定によって自身への要求かを判別する機能制
御部アドレス・デコード制御回路34,35と、各々の
機能制御部30,31がPCIバス21に対する通信の
制御方法等を設定する機能制御部コンフィグレーション
制御回路36,37と、各々の機能制御部28,29の
機能信号を制御する機能制御部機能信号制御回路32,
33とによって構成される。
【0028】次に外部から集積回路22に内蔵する任意
のPCIエージェントに対する通信要求があった場合を
想定した動作について図3を参照しながら説明する。図
3は外部から通信要求があった場合の集積回路22の動
作を示すフローチャートである。図2及び図3を参照す
ると、PCIバス21によって外部から集積回路22に
対して通信要求が発生した時(図3のS1参照)、PC
I制御部PCIバス信号制御回路26がPCI制御部内
部共通バス制御回路27から、内部共通バス24を使用
して、接続される機能制御部28、29に対して通信要
求を知らせる(同図のS2参照)。次に、各々の機能制
御部28,29は、内蔵する機能制御部アドレス・デコ
ード制御回路34,35によって自身に対する通信要求
か否かを判定して(同図のS3参照)、自身に対する通
信要求であれば(同図のS3にてYの場合)、機能制御
部内部共通バス制御回路30,31を使って通信要求に
対して応答する(同図のS4参照)。次に、その応答に
従って、PCI制御部内部共通バス制御回路27はPC
I制御部PCIバス信号制御回路26を使ってPCIバ
ス21を通して外部とのデータのやり取りを行う(同図
のS5参照)。次に、このデータのやり取りはPCI制
御部内部共通バス制御回路27から内部共通バス24を
通じて機能制御部30、31へ引き渡される(同図のS
6参照)。一方、S3にて自身に対する通信要求でない
場合は(同図のS3にてNの場合)、動作は終了する。
【0029】次に集積回路22に内蔵する任意のPCI
エージェントから外部に対する通信要求があった場合を
想定した動作について図4を参照しながら説明する。図
4は任意のPCIエージェントから外部に対する通信要
求があった場合の集積回路22の動作を示すフローチャ
ートである。図2及び図4を参照すると、任意の機能制
御部28,29の機能制御部機能信号制御回路32,3
3に転送要求が発生した場合(図4のS11参照)、機
能制御部内部共通バス制御回路30,31を使用して内
部共通バス24へ転送要求を行う(同図のS12参
照)。次に、PCI制御部バス調停制御回路25は、各
々の機能制御部28,29からの要求が同時に発生した
場合に調停を行う(同図のS13参照)。次に、PCI
制御部内部共通バス制御回路27は、機能制御部28,
29の転送要求をPCI制御部PCIバス信号制御回路
26を使用して、PCIバス21に接続する外部へ転送
要求を行う(同図のS14参照)。次に、この転送要求
が受理された時、データのやり取りはPCI制御部内部
共通バス制御回路27から内部共通バス24を通じて機
能制御部28,29へ引き渡される(同図のS15参
照)。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、1個の集積回路内に複
数のPCIエージェントが設けられその各々がPCIバ
スに接続されるPCIエージェント集積回路であって、
その回路は前記各々のPCIエージェントに設けられる
複数の機能制御手段と、前記複数のPCIエージェント
に共通に設けられ前記PCIバスに接続される1個のP
CIバス制御手段と、前記機能制御手段と前記PCIバ
ス制御手段間に接続され前記機能制御手段の各々が前記
PCIバス制御手段を共通に使用するための内部共通バ
ス手段とを有するため、内蔵されるPCIエージェント
の数量に制限がなく、後から追加及び置き換えが容易
で、全体の回路規模を小さくすることができ、しかも信
号線の伝播遅延を小さくするようにレイアウト設計する
ことが容易となる。
【0031】即ち、本発明は、複数のPCIエージェン
トを効果的に単一の集積回路に内蔵する仕組みを持つ。
本発明によれば、複数のPCIエージェントを1つの共
通なPCIバス制御部をもつことで、重複する回路を無
くし、全体の回路規模を小さくし、なおかつPCIバス
に接続する集積回路の端子とPCIバス制御部を1対1
で接続することで信号線の伝播遅延を小さくすることが
出来る。さらに、複数のPCIエージェントの機能制御
部と共通に使用される1つのPCIバス制御部との接続
を、共通的な使用を目的として定義された内部バスによ
って接続することで、PCIエージェントの構成の変
更、もしくは新規に追加する際の設計変更を容易にする
ことが出来る。
【0032】又、本発明による他の発明によれば、1個
の集積回路内に複数のPCIエージェントが設けられそ
の各々がPCIバスに接続されるPCIエージェント集
積回路の通信方法であって、その方法は前記PCIバス
によって外部から前記集積回路に対して通信要求が発生
した時、共通のPCIバス制御部が複数の機能制御部と
の間に接続された内部共通バスを使用して、接続される
前記機能制御部に対して通信要求を知らせる第1ステッ
プと、この通信要求を受けた前記機能制御部が自身に対
する通信要求か否かを判定する第2ステップと、自身に
対する通信要求であれば、通信要求に対して応答する第
3ステップと、その応答に従って、前記PCIバス制御
部が前記PCIバスを通して外部とのデータのやり取り
を行う第4ステップと、そのデータのやり取りを前記P
CIバス制御部から前記内部共通バスを通じて前記機能
制御部へ引き渡す第5ステップとを含むため、上記本発
明と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るPCIエージェント集積回路の最
良の実施の形態の構成図である。
【図2】PCIエージェント集積回路の詳細構成図であ
る。
【図3】外部から通信要求があった場合の集積回路22
の動作を示すフローチャートである。
【図4】任意のPCIエージェントから外部に対する通
信要求があった場合の集積回路22の動作を示すフロー
チャートである。
【図5】従来の一般的なPCIエージェントの構成図で
ある。
【図6】従来技術の複数のPCIエージェントを構成す
る第1の例示的な構成図である。
【図7】同複数のPCIエージェントを構成する第2の
例示的な構成図である。
【符号の説明】
1,21 PCIバス 2〜4 PCIエージェント 5,23 PCIバス制御部 6,24 内部共通バス 7〜9,28,29 機能制御部 25 PCI制御部バス調停制御回路 26 PCI制御部PCIバス信号制御回路 27 PCI制御部内部共通バス制御回路 30,31 機能制御部内部共通バス制御回路 32,33 機能制御部機能信号制御回路 34,35 機能制御部アドレス・デコード制御回路 36,37 機能制御部コンフィグレーション制御回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個の集積回路内に複数のPCIエージ
    ェントが設けられその各々がPCIバスに接続されるP
    CIエージェント集積回路であって、 前記各々のPCIエージェントに設けられる複数の機能
    制御手段と、前記複数のPCIエージェントに共通に設
    けられ前記PCIバスに接続される1個のPCIバス制
    御手段と、前記機能制御手段と前記PCIバス制御手段
    間に接続され前記機能制御手段の各々が前記PCIバス
    制御手段を共通に使用するための内部共通バス手段とを
    有することを特徴とするPCIエージェント集積回路。
  2. 【請求項2】 前記機能制御手段は前記PCIエージェ
    ントの各々の機能の動作を実現する制御回路であること
    を特徴とする請求項1記載のPCIエージェント集積回
    路。
  3. 【請求項3】 前記PCIバス制御手段は前記PCIバ
    スと前記機能制御手段間の通信を制御することを特徴と
    する請求項1又は2記載のPCIエージェント集積回
    路。
  4. 【請求項4】 前記PCIバス制御手段は外部から前記
    PCIエージェントに対して通信要求がきた場合は、そ
    の通信要求を受け前記内部共通バス手段を通じて所定の
    前記機能制御手段に対して通信を行うことを特徴とする
    請求項1乃至3いずれかに記載のPCIエージェント集
    積回路。
  5. 【請求項5】 前記PCIバス制御手段は所定の前記機
    能制御手段から外部又は他の前記機能制御手段に対して
    通信要求があった場合はその通信を行わせることを特徴
    とする請求項1乃至4いずれかに記載のPCIエージェ
    ント集積回路。
  6. 【請求項6】 前記PCIバス制御手段は前記PCIバ
    スと通信を行うためのPCIバス信号を制御するPCI
    制御部PCIバス信号制御回路と、前記内部共通バス手
    段を使用して前記機能制御手段とのデータのやり取りを
    行うためのPCI制御部内部共通バス制御回路と、前記
    機能制御手段からの前記PCIバスへの通信要求に対し
    て前記内部共通バス手段のバスの調停を行うPCI制御
    部バス調停制御回路とを有することを特徴とする請求項
    1乃至5いずれかに記載のPCIエージェント集積回
    路。
  7. 【請求項7】 前記機能制御手段は前記内部共通バス手
    段とのデータのやり取りを行う機能制御部内部共通バス
    制御回路と、前記PCIバスからの通信要求に対して前
    記PCI制御手段を通して、そのアドレス判定によって
    自身への要求かを判別する機能制御部アドレス・デコー
    ド制御回路と、前記PCIバスに対する通信の制御方法
    等を設定する機能制御部コンフィグレーション制御回路
    と、各々の機能信号を制御する機能制御部機能信号制御
    回路とを有することを特徴とする請求項1乃至6いずれ
    かに記載のPCIエージェント集積回路。
  8. 【請求項8】 1個の集積回路内に複数のPCIエージ
    ェントが設けられその各々がPCIバスに接続されるP
    CIエージェント集積回路の通信方法であって、 前記PCIバスによって外部から前記集積回路に対して
    通信要求が発生した時、共通のPCIバス制御部が複数
    の機能制御部との間に接続された内部共通バスを使用し
    て、接続される前記機能制御部に対して通信要求を知ら
    せる第1ステップと、この通信要求を受けた前記機能制
    御部が自身に対する通信要求か否かを判定する第2ステ
    ップと、自身に対する通信要求であれば、通信要求に対
    して応答する第3ステップと、その応答に従って、前記
    PCIバス制御部が前記PCIバスを通して外部とのデ
    ータのやり取りを行う第4ステップと、そのデータのや
    り取りを前記PCIバス制御部から前記内部共通バスを
    通じて前記機能制御部へ引き渡す第5ステップとを含む
    ことを特徴とするPCIエージェント集積回路の通信方
    法。
  9. 【請求項9】 任意の機能制御部に転送要求が発生した
    場合、前記機能制御部から前記内部共通バスへ転送要求
    を行う第11ステップと、前記PCI制御部が、各々の
    前記機能制御部からの要求が同時に発生した場合に調停
    を行う第12ステップと、前記PCI制御部が、前記機
    能制御部の転送要求を、前記PCIバスに接続する外部
    に対して行う第13ステップと、この転送要求が受理さ
    れた時、データのやり取りを前記PCI制御部から前記
    内部共通バスを通じて前記機能制御部へ引き渡す第14
    ステップとを含むことを特徴とする請求項8記載のPC
    Iエージェント集積回路の通信方法。
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JP2006522414A (ja) * 2003-04-03 2006-09-28 エミュレックス デザイン アンド マニュファクチュアリング コーポレーション 仮想周辺コンポーネントインターコネクト多重ファンクション装置
JP4869065B2 (ja) * 2003-04-03 2012-02-01 エミュレックス デザイン アンド マニュファクチュアリング コーポレーション 仮想周辺コンポーネントインターコネクト多重ファンクション装置

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