JP2002023715A - 表示制御方法、表示装置および方法、情報処理装置、ならびに、表示装置制御方法 - Google Patents

表示制御方法、表示装置および方法、情報処理装置、ならびに、表示装置制御方法

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JP2002023715A
JP2002023715A JP2000210886A JP2000210886A JP2002023715A JP 2002023715 A JP2002023715 A JP 2002023715A JP 2000210886 A JP2000210886 A JP 2000210886A JP 2000210886 A JP2000210886 A JP 2000210886A JP 2002023715 A JP2002023715 A JP 2002023715A
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video signal
display
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video
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JP2000210886A
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English (en)
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Hirotaka Takekoshi
弘孝 竹腰
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種多様なビデオ信号フォーマットに対応で
き、ドットクロックが高い周波数であっても精度よく表
示を行う。 【解決手段】 コンピュータ2からモニタ1に対して、
ビデオケーブル3を介して、ビデオ信号と、水平および
垂直同期信号とが供給される。ビデオ信号は、A/D変
換されメモリ15に書き込まれる。水平および垂直同期
信号の周波数が計測部11で計測される。計測結果に基
づきEEPROM18に格納されたテーブルが参照さ
れ、信号のドット数×ライン数が推定される。コンピュ
ータ2からモニタ1に対して通信ケーブル4を介して送
信された、ビデオ信号のドットクロック、アクティブ区
間のサイズ情報を含む信号フォーマットデータが、通信
部12に受信される。ドットクロックにより、A/D変
換の際のPLLが設定される。ドット数×ライン数と、
アクティブ区間のサイズ情報とに基づき、メモリ15へ
のビデオ信号の書き込みタイミングが設定される。コン
ピュータ1から供給される信号フォーマットによりモニ
タ2が表示制御され、高精度の表示が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、表示データの詳
細な情報を表示装置に送信し、より正確な表示を行える
ようにした表示制御方法、表示装置および方法、情報処
理装置、ならびに、表示装置制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、例えばコンピュータ装置に接
続されて用いられる表示装置は、多様な表示フォーマッ
トに対応できるようにされている。このような、多様な
表示フォーマットに対応された表示装置は、マルチシン
クモニタと称される。マルチシンクモニタは、複数の表
示解像度やリフレッシュレート(垂直同期周波数)など
の、複数の表示フォーマットに対応している。表示デバ
イスとしては、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liq
uid Crystal Display)が用いられる。
【0003】図8は、従来技術によるマルチシンクモニ
タの一例の構成を示す。表示装置100は、例えばLC
Dを表示デバイスとして用いる。表示装置100とコン
ピュータ装置101とがビデオケーブル102で接続さ
れる。コンピュータ装置101から、例えばアナログR
GB信号からなるビデオ信号103と、水平同期信号1
04および垂直同期信号105とが表示装置100に供
給される。
【0004】これらの信号のうち、ビデオ信号103
は、A/D変換部106に供給され、ディジタルRGB
信号からなるディジタルビデオ信号に変換される。この
ディジタルビデオ信号は、解像度変換部107に供給さ
れると共に、ビデオ信号検出部108に供給される。水
平同期信号104および垂直同期信号105は、解像度
変換部107、ビデオ信号検出部108および周波数計
測部109に供給される。また、水平同期信号104
は、A/D変換部106にも供給される。
【0005】解像度変換部107に供給されたディジタ
ルビデオ信号は、後述するCPU112により書き込み
タイミングを制御されてメモリ110に一旦溜め込まれ
る。メモリ110から読み出されたディジタルビデオ信
号は、解像度変換部107により、例えば間引きや補間
などの処理をされ所望の解像度を有する信号に変換さ
れ、LCD表示部111に供給され表示される。
【0006】一方、ビデオ信号検出部108では、水平
同期信号104および垂直同期信号105とを用いて、
供給されたディジタルビデオ信号のアクティブ区間の開
始および終了位置を検出する。検出結果は、CPU(Cen
tral Processing Unit)112に供給される。また、周
波数計測部109では、供給された水平同期信号104
および垂直同期信号105の周波数をそれぞれ計測す
る。計測結果の周波数情報は、CPU112に供給され
る。
【0007】CPU112では、上述のようにして供給
された各情報に基づき、A/D変換部106に対してP
LLのドットクロック情報を設定する。なお、ドットク
ロックは、ビデオ信号の1ドットを表示するためのクロ
ックであり、1ドットの表示期間に対応する。また、C
PU112では、供給された各情報に基づき、解像度変
換部107に対して、供給されたディジタルビデオ信号
のメモリ110への取り込みのタイミング情報を設定す
る。さらに、CPU112では、供給された周波数情報
に基づき、入力されたビデオ信号103の凡そのライン
数を求めることができ、これにより入力ビデオ信号10
3のフォーマットを知ることができる。
【0008】なお、この表示装置には、例えば前面に各
種設定を手動で行うための操作部113が設けられる。
操作部113の操作に対応した制御信号がCPU112
に供給される。また、EEPROM(Electrically Eras
able Programmable Read Only Memory)114は、工場
調整値が予め記憶されると共に、例えば操作部113に
より設定されたユーザプリセット値などが記憶される。
EEPROM114には、さらに、入力ビデオ信号10
3の周波数情報と、水平および垂直ドット数との対応表
が予め格納される。
【0009】図9は、上述した入力ビデオ信号103、
水平同期信号104および垂直同期信号105の一例を
概略的に示す。このように、入力ビデオ信号103に画
像データが含まれ、実際に画像が表示されるラインに対
応する区間である垂直アクティブ区間Vactは、垂直
同期信号105の同期パルスの位置から数えてライン数
L1から開始され、同期パルスの位置からライン数L2
の位置で終了する。
【0010】図10は、図9の水平同期信号104によ
り示される1水平同期区間を拡大して示す。入力ビデオ
信号103の水平同期区間、すなわち、1ラインにおい
て画像データが含まれ、実際に画像が表示されるドット
に対応する区間である水平アクティブ区間Hactは、
水平同期信号104の同期パルスの位置より時間T1経
過して開始され、同期パルスの位置から時間T2経過し
て終了する。すなわち、水平アクティブ区間H
actは、次の水平同期パルスの位置より前に終了され
る。これらの時間T1およびT2は、表示画面上のドッ
トに対応付けることができ、それぞれ、画面左端からの
ドット数で、ドット数N1およびN2とする。
【0011】ところで、近年では、コンピュータ装置か
ら出力されるビデオ信号は、解像度、水平および垂直周
波数、ビデオ信号のドットクロックなどのバリエーショ
ンが多く、ビデオ信号のフォーマットが多種多様となっ
ている。マルチシンクモニタにおいては、これらの様々
なフォーマットのビデオ信号を正確に画面表示できるよ
うに、入力ビデオ信号103をA/D変換部106でA
/D変換するための、入力ビデオ信号103のドットク
ロックと装置のクロックとの位相情報や、ディジタル変
換されたビデオ信号のうちのアクティブ区間だけをメモ
リ110に取り込むためのタイミング情報を正確に把握
する必要がある。
【0012】従来では、そのために、周波数計測部10
9より得た水平および垂直周波数と、ビデオ信号検出部
108から得たアクティブ区間の開始位置および終了位
置情報とに基づき、A/D変換部106のドットクロッ
クの設定および解像度変換部107へのタイミングの設
定を行っていた。
【0013】図11は、これらA/D変換部106およ
び解像度変換部107の設定を行う処理の一例のフロー
チャートである。先ず、最初のステップS100で、周
波数計測部109によって入力ビデオ信号103の水平
および垂直周波数が計測され、計測結果がCPU112
に供給される。次のステップS101で、計測された周
波数情報に基づき、CPU112により、EEPROM
114に格納された上述したテーブルが参照され、ビデ
オ信号103の水平ドット数(水平アクティブ区間H
act)および垂直ライン数(垂直アクティブ区間V
act)が推定される。
【0014】ステップS102では、ビデオ信号検出部
108によって、入力ビデオ信号103の時間T1、T
2、L1およびL2が計測される。計測結果は、CPU
112に供給される。次のステップS103で、A/D
変換部106のPLLに設定するドットクロックが算出
される。例えば、上述した図10に示されるように時間
T1およびT2を定義すると、ドットクロックfdot
は、fdot=Hac /(T2−T1)として求めら
れる。
【0015】求められたドットクロックfdotがA/
D変換部106のPLLに対して設定される(ステップ
S104)。そして、解像度変換部107に対して、メ
モリ110にディジタルビデオ信号を取り込むためのタ
イミング情報が設定される。水平方向の取り込み位置
は、ドット数で数えて開始位置がドット数N1=fdo
×T1、終了位置がット数N2=fdot×T2であ
る。また、垂直位置に関しては、例えば上述の図9に示
されるように、垂直同期信号105の同期パルスから垂
直アクティブ区間が始まるまでのライン数L1、垂直同
期信号105の同期パルスから垂直アクティブ区間が終
了するまでのライン数L2がそれぞれ設定される(ステ
ップS105)。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
コンピュータ装置から出力されるビデオ信号のドットク
ロックが300MHzを越えるものが出現している。上
述した従来の方法によりこのような周波数の信号を検出
するためには、信号の検出回路が少なくとも300MH
zよりも高速で動作する必要がある。
【0017】しかしながら、このような高速で動作する
検出回路は、非常に高価なものであるため、コンピュー
タ装置、特に個人での使用を前提としたパーソナルコン
ピュータ装置に採用することができない。そこで、実際
には、ビデオ信号の検出には100MHz程度の周波数
で動作する検出回路が用いられており、精度のよいビデ
オ検出ができなかった。そのため、ドットクロックの誤
差によりドット表示がずれたり、上述の時間T1、T
2、ラインL1、L2の誤差により画サイズや画位置が
ずれてしまうことがあった。これを修正するためには、
操作部113を用いてユーザが手動で画像の取り込み位
置(表示位置)などの調整を行わなければならず、不便
であるという問題点があった。
【0018】従来において、このような問題点を解決す
るために、現存するビデオ信号のフォーマットデータを
EEPROM114に予め格納することで、このような
問題点を解決することも行われていた。すなわち、検出
回路によって検出されたビデオ信号の周波数、時間T
1、T2、ラインL1およびL2の値に対応するフォー
マットを、EEPROM114に格納されたデータを参
照して求める。ところが、現存のビデオ信号のフォーマ
ットデータは、膨大な量に上り、全てのデータをEEP
ROM114に格納するためには、EEPROM114
の容量を大きくする必要が生じ、コストアップに繋がっ
てしまうという問題点があった。
【0019】また、EEPROM114へのデータの書
き込みは、例えばEEPROM114が組み込まれる表
示装置の生産工場の調整ラインで行われる。上述のよう
に膨大なフォーマットデータをEEPROM114に書
き込むためには、書き込みに要する時間だけタクトタイ
ムが長くなり、生産コストの上昇を招いていたという問
題点があった。
【0020】さらに、例えば図12に一例が示されるよ
うな、黒地に白い窓が表示されているような状態におい
ては、ビデオ検出部108が正常に作動せず、設定を誤
ってしまい、画像を正しく表示できない場合があるとい
う問題点があった。
【0021】したがって、この発明の目的は、多種多様
なビデオ信号フォーマットに対応でき、ドットクロック
が高い周波数であっても精度よく表示が行えるようにし
た表示制御方法、表示装置および方法、情報処理装置、
ならびに、表示装置制御方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、複数の信号フォーマットのビデオ
信号を表示可能な表示装置の表示制御方法において、表
示装置に供給されるビデオ信号の信号フォーマットを示
す情報を表示装置に通知し、表示装置では、通知された
信号フォーマットを示す情報に基づきビデオ信号の表示
制御を行うようにしたことを特徴とする表示制御方法で
ある。
【0023】また、この発明は、複数の信号フォーマッ
トのビデオ信号を表示可能な表示装置において、入力さ
れたビデオ信号を表示する表示手段と、ビデオ信号の信
号フォーマットを示す情報を受信する通信手段と、通信
手段によって得られた信号フォーマットを示す情報に基
づき、表示手段による表示を制御する表示制御手段とを
有することを特徴とする表示装置である。
【0024】また、この発明は、複数の信号フォーマッ
トのビデオ信号を表示可能な表示方法において、入力さ
れたビデオ信号を表示する表示のステップと、ビデオ信
号の信号フォーマットを示す情報を受信する通信のステ
ップと、通信のステップによって得られた信号フォーマ
ットを示す情報に基づき、表示のステップによる表示を
制御する表示制御のステップとを有することを特徴とす
る表示方法である。
【0025】また、この発明は、ビデオ信号を出力する
ことができる情報処理装置において、出力されるビデオ
信号の信号フォーマットを示す情報を内部から取得する
信号フォーマット取得手段と、信号フォーマット取得手
段で取得された信号フォーマットを示す情報を、ビデオ
信号が表示される表示装置に通知する通信手段とを有す
ることを特徴とする情報処理装置である。
【0026】また、この発明は、出力されたビデオ信号
が表示される表示装置を制御する表示装置制御方法にお
いて、出力されるビデオ信号の信号フォーマットを示す
情報を内部から取得する信号フォーマット取得のステッ
プと、信号フォーマット取得のステップで取得された信
号フォーマットを示す情報を、ビデオ信号が表示される
表示装置に通知する通信のステップとを有することを特
徴とする表示装置制御方法である。
【0027】上述したように、請求項1に記載の発明
は、表示装置に供給されるビデオ信号の信号フォーマッ
トを示す情報を表示装置に通知し、表示装置では、通知
された信号フォーマットを示す情報に基づきビデオ信号
の表示制御を行うようにしているため、表示装置は、複
数のビデオ信号のフォーマットに容易に対応することが
できと共に、ドットクロックの周波数が高いビデオ信号
が入力されても、精度のよい表示ができる。
【0028】また、請求項5および請求項10に記載の
発明は、ビデオ信号の信号フォーマットを示す情報を受
信し、受信された信号フォーマットを示す情報に基づ
き、入力されたビデオ信号を表示する表示手段が制御さ
れるため、複数のビデオ信号のフォーマットに容易に対
応することができると共に、ドットクロックの周波数が
高いビデオ信号が入力されても、精度のよい表示ができ
る。
【0029】また、請求項11および請求項16に記載
の発明は、出力されるビデオ信号の信号フォーマットを
示す情報を内部から取得し、取得された信号フォーマッ
トを示す情報を、ビデオ信号が表示される表示装置に通
知するようにしているため、表示装置側では、複数のビ
デオ信号のフォーマットに容易に対応することができる
と共に、ドットクロックの周波数が高いビデオ信号が入
力されても、精度のよい表示ができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の第1の形
態を、図面を参照しながら説明する。図1は、実施の第
1の形態によるモニタ装置1の一例の構成を示す。これ
は、表示デバイスとしてLCD(Liquid Crystal Displa
y)を用いた、LCDモニタの例である。モニタ装置1と
コンピュータ装置2とがビデオケーブル3および通信ケ
ーブル4によりそれぞれ接続される。コンピュータ装置
2から出力された、例えばアナログRGB信号からなる
ビデオ信号がビデオケーブル3を介してモニタ装置1に
送信される。それと共に、ビデオ信号の水平および垂直
同期信号がコンピュータ装置2から出力され、ビデオケ
ーブル3を介してモニタ装置1に供給される。
【0031】さらに、この発明の実施の第1の形態で
は、ビデオケーブル3を介してモニタ装置1に供給され
るビデオ信号に対応する信号フォーマットデータがコン
ピュータ装置2から出力され、通信ケーブル4を介して
モニタ装置1に送信される。モニタ装置1では、この信
号フォーマットデータを用いて、コンピュータ装置2か
ら供給されたビデオ信号における、ドットクロックf
dotと、アクティブ区間の開始位置を示すドット数N
1およびN2、ならびに、終了位置を示すライン数L1
およびL2を取得する。
【0032】なお、ドットクロックfdotと、アクテ
ィブ区間の開始位置および終了位置N1、N2、L1お
よびL2は、従来技術の説明で用いた、図9および図1
0にそれぞれ示されるものと同一である。すなわち、ド
ットクロックfdotは、ビデオ信号の1ドットを表示
するためのクロック周波数を示す。また、アクティブ区
間の開始位置および終了位置N1、N2、L1およびL
2は、それぞれ、表示領域内における有効表示領域の、
表示領域左端から水平方向の開始位置のドット数N1、
終了位置のドット数N2、ならびに、表示領域上端から
の垂直方向の開始位置のライン数L1、終了位置のライ
ン数L2を示す。
【0033】モニタ装置1に供給されたビデオ信号は、
A/D変換部10に供給される。また、モニタ装置1に
入力された水平および垂直同期信号は、それぞれ周波数
計測部11および解像度変換部13に供給される。水平
同期信号は、A/D変換部10にも供給される。周波数
計測部11で、水平および垂直周波数がそれぞれ計測さ
れ、計測結果が、モニタ装置1の全体を制御するCPU
(Central ProcessingUnit)14に供給される。
【0034】CPU14には、書き替え可能なメモリで
あるEEPROM(Electrically Erasable Programmabl
e Read Only Memory)18が接続される。EEPROM
18には、工場調整値やモニタ装置1の各種設定値のユ
ーザプリセット値などが予め格納される。また、EEP
ROM18には、アクティブ区間の水平ドット数H
ctおよび垂直ライン数Vactと、ビデオ信号の水平
周波数および垂直周波数とをそれぞれ対応付ける内部テ
ーブルが予め格納されている。
【0035】CPU14では、周波数計測部11の計測
結果に基づきこの内部テーブルを参照し、入力ビデオ信
号のアクティブ区間の水平ドット数Hactおよび垂直
ライン数Vactを推定する。
【0036】一方、コンピュータ装置2から送信された
信号フォーマットデータは、例えばUSB(Universal S
erial Bus)を通信インターフェイスとして、通信ケーブ
ル4を介して通信部12に受信され、通信部12からC
PU14に供給される。信号フォーマットデータは、上
述したように、コンピュータ装置2から出力されたビデ
オ信号のドットクロックfdotと、水平アクティブ区
間の開始および終了ドット数N1およびN2、垂直アク
ティブ区間の開始および終了ライン数L1およびL2と
が含まれるデータである。
【0037】ドットクロックfdotは、A/D変換部
10に供給され、A/D変換部10のPLLが設定され
る。A/D変換部10に入力されたビデオ信号は、この
ドットクロックfdotと上述の水平同期信号とに基づ
きディジタルビデオ信号に変換され、解像度変換部13
に供給され、解像度変換部13に接続されるメモリ15
に一旦、書き込まれる。このとき、CPU14から解像
度変換部13に対し、受信された信号フォーマットデー
タに基づき、A/D変換部10から解像度変換部13に
供給されたディジタルビデオ信号の、メモリ15への書
き込みのタイミングが設定される。
【0038】解像度変換部13では、メモリ15に書き
込まれたビデオ信号を読み出し、所望の解像度に変換し
て出力する。解像度の変換は、例えば、メモリに書き込
まれたビデオ信号を所定に間引いて読み出したり、読み
出したビデオ信号を適切に補間することでなされる。こ
のようにして解像度変換などをされ、解像度変換部13
から出力されたディジタルビデオ信号は、LCDからな
る表示部17に供給され表示される。
【0039】なお、モニタ装置1には、例えば前面パネ
ルに操作部16が設けられ、モニタ装置1に対するユー
ザによる各種の設定が可能なようにされている。例え
ば、上述したビデオ信号の表示部17に対する表示の際
の解像度を、この操作部16からの操作により設定する
ことができる。また、ビデオ信号の、表示部17に対す
る表示位置の設定を、この操作部16の操作により設定
することができる。
【0040】すなわち、上述したA/D変換部10に対
するPLLの設定や解像度変換部13に対するビデオ信
号のメモリ15への書き込みタイミングの設定は、上述
したように、周波数計測部11による周波数計測結果や
通信部12により受信される信号フォーマットデータに
基づきなされると共に、この操作部16の操作によって
も行われる。
【0041】図2は、コンピュータ装置2の一例の構成
を概略的に示す。CPU21は、コンピュータバス20
を介して通信I/F24、グラフィックコントローラ2
5およびハードディスクドライブ(HDD)23とそれ
ぞれ接続される。また、CPU21とメモリ22とがC
PUバス26を介して接続される。なお、図示しない
が、キーボードやマウスといった入力デバイスや、フロ
ッピー(登録商標)ディスクドライブ(FDD)や光磁
気ディスクドライブ、CD−ROMドライブなどの外部
記憶装置がコンピュータバス20に接続される。
【0042】通信I/F24は、上述のモニタ装置1に
対応して、例えばUSBの通信インターフェイスであっ
て、上述した通信ケーブル4でモニタ装置1と接続され
る。コンピュータ装置2からモニタ装置1に対する、上
述の信号フォーマットデータの送信は、この通信I/F
24によって制御される。グラフィックコントローラ2
5は、グラフィック制御チップやビデオメモリを有し、
CPU21からバス20を介して供給された表示制御信
号に基づき、ビデオ信号を生成する。生成されたビデオ
信号は、ビデオケーブル3を介してモニタ装置1に供給
される。それと共に、水平および垂直同期信号も、それ
ぞれビデオケーブル3を介してモニタ装置1に供給され
る。これら通信I/F24およびグラフィックコントロ
ーラ25は、メモリ22に読み込まれたプログラムデー
タがCPU21に実行されることで、制御される。
【0043】このような構成において、ビデオ信号のフ
ォーマットがグラフィックコントローラ25によって決
定される場合、信号フォーマットの詳細な情報は、グラ
フィックコントローラ25上のレジスタに存在する。そ
こで、CPU21により、先ず、グラフィックコントロ
ーラ25上の当該レジスタの内容が読み込まれ、出力さ
れるビデオ信号の信号フォーマットが取得される。取得
された信号フォーマットデータは、一旦、メモリ22上
に保持される。その後、通信I/F24がCPU21に
よって制御され、メモリ22に格納された信号フォーマ
ットデータが通信I/F24からモニタ装置1に対して
送信される。
【0044】なお、出力されるビデオ信号のフォーマッ
トがCPU21で実行されるプログラムによって決定さ
れている場合には、グラフィックコントローラ25上の
レジスタから信号フォーマットデータを読み込む必要
は、無い。この場合には、CPU21がプログラム実行
時にメモリ22上に記憶した信号フォーマットデータ
を、直接的に通信I/F24に供給し、送信すればよ
い。
【0045】図3は、この実施の第1の形態による、表
示設定の一例の処理のフローチャートである。このフロ
ーチャートによる処理は、例えば、モニタ装置1の起動
時や、コンピュータ装置2から供給されるビデオ信号の
信号フォーマットが変更された場合に実行される。先
ず、最初のステップS10で、コンピュータ装置2から
ビデオケーブル3を介して供給された水平および垂直同
期信号の周波数が、周波数計測部11で計測される。
【0046】次のステップS11では、ステップS10
での計測結果に基づき、CPU14に接続されたEEP
ROM18に格納された、アクティブ区間の水平ドット
数H actおよび垂直ライン数Vactと、周波数計測
部11での計測結果とを対応付ける内部テーブルを参照
し、ビデオケーブル3を介して入力されたビデオ信号の
水平ドット数Hactおよび垂直ライン数VactがC
PU14により推定される。
【0047】例えば、内部テーブルの値に対して所定範
囲のしきい値をそれぞれ設け、計測結果が該当する範囲
に対応した値を、当該ビデオ信号の水平ドット数H
actおよび垂直ライン数Vactと推定する。推定さ
れた水平ドット数Hactおよび垂直ライン数Vact
は、解像度変換部13に供給される。
【0048】ステップS12では、コンピュータ装置2
から通信ケーブル4を介して送信された信号フォーマッ
トデータが通信部12によって受信される。受信された
信号フォーマットデータに基づき、ビデオケーブル3を
介してモニタ装置1に入力されたビデオ信号の、上述し
た、ドットクロックfdot、アクティブ区間の水平方
向での開始位置であるドット数N1および終了位置であ
るドット数N2、ならびに、アクティブ区間の垂直方向
での開始位置であるライン数L1および終了位置である
ライン数L2が、それぞれ取得される。
【0049】そして、次のステップS13で、ステップ
S12で取得されたドットクロックfdotがA/D変
換部10のPLLに設定され、アクティブ区間の開始位
置および終了位置N1、N2、L1およびL2が解像度
変換部13に設定される。A/D変換部10では、アナ
ログ信号として入力されたビデオ信号が、設定されたド
ットクロックfdotに基づき、ディジタルビデオ信号
に変換される。また、解像度変換部13では、上述した
水平ドット数Hactおよび垂直ライン数V ctと、
アクティブ区間の開始位置および終了位置N1、N2、
L1およびL2とに基づき、供給されたビデオ信号のメ
モリ15への書き込みタイミングが制御される。
【0050】なお、コンピュータ装置2から通信ケーブ
ル4に対し、コンピュータ装置2から出力されるビデオ
信号の周波数情報を送信するようにできる。この場合、
モニタ装置1において、通信部12を介してこの周波数
情報を得るようにすれば、周波数計測部11を省略する
ことができる。
【0051】また、HtotalおよびV
totalを、ドットクロックfdotと共に、コンピ
ュータ装置2からモニタ装置1に対して、通信ケーブル
4を介して送信するようにしても、周波数計測部11を
省略することができる。なお、Vtota は、垂直同
期信号Vの1周期に対応した、表示部32の表示エリア
の縦方向の総ライン数を示す。この場合、水平周波数f
=fdot/Htotal、垂直周波数f=f
totalとしてそれぞれ求めることができる。
【0052】次に、この発明の実施の第2の形態を、図
面を参照しながら説明する。図4は、実施の第2の形態
によるモニタ装置200の一例の構成を示す。実施のこ
の第2の形態では、モニタ装置200において、CRT
(Cathode Ray Tube)が表示部32における表示デバイス
として用いられている例である。表示部32にCRTが
用いられるのに伴い、CRTへのビデオ信号入力および
CRTにおける電子ビームの偏向制御のための、ビデオ
アンプ30、偏向ヨークDY31、偏向回路33が設け
られる。なお、図4において、上述の図1と共通する部
分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0053】コンピュータ装置2から出力され、ビデオ
ケーブル3を介してモニタ装置200に入力されたビデ
オ信号がA/D変換部10に供給される。また、ビデオ
ケーブル3を介して、コンピュータ装置2からモニタ装
置200に対して水平および垂直同期信号がそれぞれ入
力される。これら水平および垂直同期信号は、周波数計
測部11および解像度変換部13に供給されると共に、
偏向回路33にも供給される。なお、偏向回路33は、
水平および垂直偏向回路を含むものとする。水平同期信
号がA/D変換部10に供給される。周波数計測部11
で、供給された水平および垂直同期信号の周波数がそれ
ぞれ計測され、計測結果がCPU14に供給される。
【0054】一方、コンピュータ装置2から送信された
信号フォーマットデータが通信ケーブル4を介してモニ
タ装置200に供給され、通信部12で受信される。受
信された信号フォーマットデータは、通信部12からC
PU14に供給される。
【0055】上述の実施の第1の形態で説明したよう
に、CPU14によって、周波数計測部11の計測結果
に基づきEEPROM18に格納されている内部テーブ
ルが参照され、アクティブ区間の水平ドット数Hact
×垂直ライン数Vactが推定される。また、通信部1
2で受信された信号フォーマットデータにより、ドット
クロックfdotアクティブ区間の開始および終了位置
N1、N2、L1およびL2とが取得される。CPU1
4によって、これら周波数計測部11および通信部12
から供給された情報、ならびに、操作部16から供給さ
れた制御信号に基づき、A/D変換部10のPLLに対
するドットクロックfdotの設定および解像度変換部
13に対するメモリ15へのビデオ信号の書き込みタイ
ミングの設定が行われる。
【0056】また、この実施の第2の形態では、CPU
14によって、周波数計測部11および通信部12から
供給された情報、ならびに、操作部16から供給された
制御信号に基づき、偏向回路33に対する同期データの
設定や、画歪み、画サイズおよび画位置などの偏向補正
データの設定が行われる。
【0057】A/D変換部10に供給されたビデオ信号
は、PLLに対して設定されたドットクロックfdot
に基づきディジタルビデオ信号に変換される。このディ
ジタルビデオ信号は、解像度変換部13に供給され、C
PU14から供給された情報に基づき所定に書き込みタ
イミングを制御されて、メモリ15に書き込まれる。こ
のディジタルビデオ信号は、解像度変換部13の制御に
よりメモリ15から読み出され、解像度変換部13によ
り所望の解像度に変換され、図示されないD/A変換部
によりディジタルビデオ信号がアナログビデオ信号に変
換される。
【0058】解像度変換部13から出力されたこのビデ
オ信号は、ビデオアンプ30で所定に増幅されると共
に、CPU14から供給される表示調整信号により、例
えばRGB各色の信号のバランスや強度が調整されるな
どして表示調整される。ビデオアンプ30から出力され
たビデオ信号は、CRTからなる表示部32に供給され
る。
【0059】一方、コンピュータ装置2からビデオケー
ブル3を介して入力された水平および垂直同期信号は、
A/D変換部10、周波数計測部11および解像度変換
部13に供給されると共に、偏向回路33にも供給され
る。偏向回路33では、供給された水平および垂直同期
信号から、水平および垂直偏向信号がそれぞれ発生され
る。このとき、上述したCPU14の制御により、水平
および垂直偏向信号は、所定に偏向補正される。偏向回
路33から出力された水平および垂直の偏向信号は、偏
向ヨークDY31に供給され、上述したビデオ信号に基
づく電子ビームを所定に偏向させ、表示部32における
表示画面が得られる。
【0060】なお、この実施の第2の形態においても、
上述した実施の第1の形態と同様、コンピュータ装置2
から通信ケーブル4に対し、コンピュータ装置2から出
力されるビデオ信号の周波数情報を送信することで、モ
ニタ装置200において、周波数計測部11を省略する
ことができる。
【0061】また、HtotalおよびV
totalを、ドットクロックfdotと共に、コンピ
ュータ装置2からモニタ装置200に対して、通信ケー
ブル4を介して送信するようにしても、周波数計測部1
1を省略することができる。この場合、水平および垂直
周波数は、上述の実施の第1の形態で説明した方法と同
様にして求めることができる。
【0062】次に、この発明の実施の第3の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図5は、実施の第3
の形態によるモニタ装置201の一例の構成を示す。こ
の実施の第3の形態においては、上述の実施の第2の形
態と同様に表示部32の表示デバイスとしてCRTを用
いる。一方、コンピュータ装置2から供給されるアナロ
グビデオ信号は、そのままビデオアンプ30に供給さ
れ、表示部32に供給される。したがって、この実施の
第3の形態では、CPU14によって偏向回路33を制
御することで、表示部32に対する表示制御を行うこと
になる。なお、図5において、上述の図1および図4と
共通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略
する。
【0063】コンピュータ装置2から出力されたビデオ
信号は、ビデオケーブル3を介してモニタ装置201に
入力され、ビデオアンプ30に供給される。ビデオアン
プ30において、CPU14の制御に基づき所定の表示
調整をされたビデオ信号は、CRTからなる表示部32
に供給される。
【0064】コンピュータ装置2から上述のビデオ信号
と共に出力された水平および垂直同期信号は、周波数計
測部11に供給されると共に、水平および垂直偏向回路
が含まれる偏向回路33に供給される。周波数計測部1
1による、水平および垂直同期信号の周波数の計測結果
が、それぞれCPU14に供給される。CPU14によ
って、周波数計測部11の計測結果に基づきEEPRO
M18に格納されている内部テーブルが参照され、アク
ティブ区間の水平ドット数Hact×垂直ライン数V
actが推定される。
【0065】一方、コンピュータ装置2から送信され
た、信号フォーマットデータが通信ケーブル4を介して
モニタ装置201に供給され、通信部12に受信され
る。受信された信号フォーマットデータは、通信部12
からCPU14に供給される。この信号フォーマットデ
ータにより、ドットクロックfdotアクティブ区間の
開始および終了位置N1、N2、L1およびL2が取得
される。
【0066】また、操作部16に対する操作に応じた制
御信号が操作部16からCPU14に供給される。
【0067】CPU14では、これらの、周波数計測部
11、通信部12および操作部16から供給される情報
あるいは制御信号に基づき、偏向回路33に対する同期
データの設定や、画歪み、画サイズおよび画位置といっ
た偏向補正データの設定を行う。
【0068】図6は、表示部32に表示される画サイズ
および画位置の制御方法を示す原理図である。CRTに
おいては、偏向回路33から出力される水平および垂直
出力によって、表示される画像の画サイズおよび画位置
を制御し、画像が画面の中央部に表示されるようにして
いる。なお、ここでは、標準状態において、水平同期信
号の1周期が画面の横幅と等しくなるように偏向制御す
るものとする。
【0069】図6Aに一例が示されるように、水平同期
信号Hの1周期に等しい、表示部32の表示可能な領域
(表示エリアと称する)の横幅の総ドット数を、H
tota とする。これに対し、ビデオ信号のアクティ
ブ区間のドット数をHactとし、水平同期信号の開始
位置、すなわち、表示部32の表示エリアの左端からア
クティブ区間の中央までのドット数をHcentとす
る。図6Aの例では、ビデオ信号のアクティブ区間が表
示部32の表示エリアよりも縮んでしまい、且つ、表示
エリアの中心位置から右方向にずれて表示されている。
【0070】これは、図6Bに一例が示されるように、
ビデオ信号のアクティブ区間は、表示部32の表示エリ
アに対して略幅一杯となり、ビデオ信号による画像が中
央部に表示されることが望ましい。そこで、この実施の
第3の形態では、上述した表示エリアの水平方向の総ド
ット数Htotal、ビデオ信号のアクティブ区間のド
ット数Hactおよびアクティブ区間の中央位置の、表
示エリア左端からのドット数Hcentを、コンピュー
タ装置2からそれぞれ送信し、通信ケーブル4を介し
て、モニタ装置201の通信部12で受信する。受信さ
れたこれらのデータを用いることで、図6Bに一例が示
されるように、ビデオ信号のアクティブ区間を表示エリ
アの中央に、エリア幅一杯に表示することが可能にな
る。
【0071】図7のフローチャートを用いて、この実施
の第3の形態による表示制御の処理について説明する。
このフローチャートの処理に先立って、コンピュータ装
置2において、出力されるビデオ信号に関する、上述し
た各ドット数Htotal、HactおよびHcent
が取得される。
【0072】例えば、上述の図2の構成を参照して、ビ
デオ信号のフォーマットがグラフィックコントローラ2
5によって決定される場合、CPU21により、グラフ
ィックコントローラ25上のレジスタに格納されている
ビデオ信号のフォーマット情報が読み取られる。読み取
られたフォーマット情報に基づき、CPU21により、
各ドット数Htotal、HactおよびHcent
取得される。取得された各データは、信号フォーマット
データとして通信I/F24に供給され、送信される。
【0073】なお、出力されるビデオ信号のフォーマッ
トがCPU21で実行されるプログラムによって決定さ
れている場合には、CPU21により、プログラム実行
時にメモリ22上に記憶した信号フォーマットデータが
直接的に通信I/F24に供給され、送信される。
【0074】図7のフローチャートの説明に戻り、ステ
ップS20で、コンピュータ装置2から送信された信号
フォーマットデータが通信ケーブル4を介してモニタ装
置201に供給され、通信部12に受信される。受信さ
れた信号フォーマットデータは、通信部12からCPU
14に供給され、CPU14により、各ドット数H
otal、HactおよびHcentが取得される。
【0075】ステップS21では、水平方向の画サイズ
の調整が行われる。上述の図6で分かるように、ビデオ
信号のアクティブ区間の、1水平周期に占める割合は、
ct/Htotalである。したがって、サイズ調
整が行われていない標準時、例えば図6Aのときの画サ
イズをHSIZE0とすると、求める画サイズHSI
ZEは、 HSIZE=HSIZE0×(Htotal
act) このように求められる。求められた画サイズHSIZE
が偏向回路33に設定される。すなわち、偏向回路33
において、水平出力信号によるスキャン幅が画サイズH
SIZEになるように、設定される。
【0076】次のステップS22では、画位置の調整が
行われる。1水平周期の中心位置とビデオ信号のアクテ
ィブ区間の中心位置とのずれの割合は、図6を参照し
て、1/2−(Hcent/Htotal)で表され
る。したがって、画位置をこの分だけずらせば、ビデオ
信号による画像が表示部32に表示される画位置を、画
面の中央にすることができる。
【0077】ここで、水平方向の画位置を制御するデー
タをHPHASEとし、画位置の調整が行われていない
標準時、例えば図6Aのときの画位置をHPHASE
とし、また、1ステップ当たりの画位置の移動量を1水
平周期のp%とする。この場合、求める画位置H
PHASEは、 HPHASE=HPHASE0+[1/2−(H
cent/Htotal)]×(100/p) このように与えられる。求められた画位置制御データH
PHASEが偏向回路33に設定される。すなわち、偏
向回路33において、この画位置制御データH
HASEにより、水平出力信号によるスキャンが画面の
略中央で行われるように、設定される。
【0078】なお、上述では、水平方向の処理のみ説明
したが、垂直方向の処理についても、同様に処理するこ
とができる。例えば、コンピュータ装置2から、出力さ
れるビデオ信号に関し、表示部32の表示エリアの総ラ
イン数Vtotal、アクティブ区間のライン数V
actおよび垂直同期信号の開始位置からアクティブ区
間の中心位置までのライン数Vcentを、信号フォー
マットデータとして、上述の水平方向に関するデータと
共に、通信ケーブル4を介して送信するようにする。モ
ニタ装置201側で、これら垂直方向に関する各データ
を受信し、図7を用いて説明したのと同様にして処理を
行うことで、垂直方向に関して、画面の表示エリア一杯
に画像を表示することができる。
【0079】この実施の第3の形態においても、上述し
た実施の第1および第2の形態と同様、コンピュータ装
置2から通信ケーブル4に対し、コンピュータ装置2か
ら出力されるビデオ信号の周波数情報を送信すること
で、モニタ装置201において、周波数計測部11を省
略することができる。
【0080】また、HtotalおよびV
totalを、ドットクロックfdotと共に、コンピ
ュータ装置2からモニタ装置201に対して、通信ケー
ブル4を介して送信するようにしても、周波数計測部1
1を省略することができる。この場合、水平および垂直
周波数は、上述の実施の第1および第2の形態で説明し
た方法と同様にして求めることができる。
【0081】なお、上述した実施の第1、第2および第
3の形態では、信号フォーマットデータを送信する際の
インターフェイスをUSB(Universal Serial Bus)であ
るとして説明したが、これはこの例に限定されない。こ
こで用いられる通信インターフェイスは、モニタ装置1
(あるいはモニタ装置200、201)がコンピュータ
装置2から、所望の信号フォーマット情報を得られるよ
うなものであれば、どんなインターフェイスでも用いる
ことができる。例えば、RS−232Cなどのシリアル
インターフェイス、ディスプレイ情報を伝送するための
インターフェイスであるDDC(Display Data Channe
l)、赤外線信号を用いるIrDA(Infrared Data Assoc
iation)など、様々なインターフェイスを用いることが
できる。
【0082】また、通信ケーブル4を介してコンピュー
タ装置2からモニタ装置1、200あるいは201に送
信される信号フォーマットデータの内容は、上述のデー
タに限られない。すなわち、モニタ装置1、200ある
いは201側において、表示制御に用いることができる
情報であれば、他の情報をコンピュータ装置2から送信
するようにしてもよい。
【0083】例えば、ビデオ信号のアクティブ区間のド
ット数Hactやライン数Lactそのものを、コンピ
ュータ装置2からモニタ装置1、200あるいは201
に対して送信するようにしてもよい。また例えば、同期
信号や、フロントポーチおよびバックポーチの幅をコン
ピュータ装置2から送信してもよい。
【0084】さらにまた、コンピュータ装置2からモニ
タ装置1、200あるいは201への、信号フォーマッ
トデータの通知頻度は、例えばコンピュータ装置2やモ
ニタ装置1、200あるいは201の電源投入時、コン
ピュータ装置2において表示解像度が変更されたときな
ど、通知が必要となったときにだけとすることができ
る。これに限らず、常時、コンピュータ装置2から出力
することもできる。さらに、モニタ装置1、200ある
いは201側からコンピュータ装置2に対して、通信ケ
ーブル4を介して信号フォーマットデータを要求するよ
うにしてもよい。
【0085】また、モニタ装置に入力されるビデオ信号
は、アナログRGB信号に限られず、LVDS信号など
のディジタルビデオ信号でもよい。この場合、実施の第
1および第2の形態におけるA/D変換部11が省略で
きる。実施の第3の形態においては、モニタ装置201
に対してD/A変換部を設ける必要がある。
【0086】さらに、上述した図3および図7に示した
フローチャートは、所望の表示制御が可能であれば、処
理の順序が異なっていてもよい。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、コンピュータ装置から、ビデオ信号の信号フォーマ
ット情報がモニタ装置に対して送信され、モニタ装置で
は、送信された信号フォーマット情報を受信し、受信さ
れた信号フォーマット情報に基づき、ビデオ信号の表示
サイズや表示位置などが制御される。そのため、モニタ
装置では、高価なビデオ検出回路や大容量のEEPRO
Mなどを必要とせず、且つ、どのような信号フォーマッ
トのビデオ信号がコンピュータ装置からモニタ装置へ供
給されても、コンピュータ装置から供給されたビデオ信
号による画像を、常に、画面の略中央に、略一杯の大き
さで表示させることができる効果がある。
【0088】また、この発明の実施の第1および第2の
形態によれば、LCDを表示デバイスとして用いるLC
Dモニタなどの、入力されたアナログビデオ信号をA/
D変換するようなモニタ装置において、ドットクロック
の不一致によるドットずれが生じることが無いという効
果がある。
【0089】さらに、黒地に白色の窓を表示するような
場合においても、正確な画サイズおよび画位置で、画面
表示することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の第1の形態によるモニタ装置の一例の構
成を示すブロック図である。
【図2】コンピュータ装置の一例の構成を概略的に示す
ブロック図である。
【図3】実施の第1の形態による、表示設定の一例の処
理のフローチャートである。
【図4】実施の第2の形態によるモニタ装置の一例の構
成を示すブロック図である。
【図5】実施の第3の形態によるモニタ装置の一例の構
成を示すブロック図である。
【図6】表示部に表示される画サイズおよび画位置の制
御方法を示す原理図である。
【図7】実施の第3の形態による表示制御の一例の処理
を示すフローチャートである。
【図8】従来技術によるマルチシンクモニタの一例の構
成を示すブロック図である。
【図9】入力ビデオ信号、水平同期信号および垂直同期
信号の一例を概略的に示す略線図である。
【図10】水平同期信号により示される1水平同期区間
を拡大して示す略線図である。
【図11】A/D変換部および解像度変換部の設定を行
う処理の一例のフローチャートである。
【図12】ビデオ検出部が正常に作動しない一例の画面
を示す略線図である。
【符号の説明】
1,200,201・・・モニタ装置、2・・・コンピ
ュータ装置、10・・・A/D変換部、11・・・周波
数変換部、12・・・通信部、13・・・・解像度変換
部、14・・・CPU、15・・・メモリ、16・・・
操作部、17・・・LCDによる表示部、18・・・E
EPROM、30・・・ビデオアンプ、31・・・偏向
ヨークDY、32・・・CRTによる表示部、33・・
・偏向回路

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の信号フォーマットのビデオ信号を
    表示可能な表示装置の表示制御方法において、 表示装置に供給されるビデオ信号の信号フォーマットを
    示す情報を上記表示装置に通知し、該表示装置では、通
    知された上記信号フォーマットを示す情報に基づき上記
    ビデオ信号の表示制御を行うようにしたことを特徴とす
    る表示制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の表示制御方法におい
    て、 上記信号フォーマットを示す情報は、上記ビデオ信号
    の、水平同期信号に対する表示位置情報であることを特
    徴とする表示制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の表示制御方法におい
    て、 上記信号フォーマットを示す情報は、上記ビデオ信号の
    ドットクロック情報であることを特徴とする表示制御方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の表示制御方法におい
    て、 上記信号フォーマットを示す情報は、上記ビデオ信号の
    表示サイズを示す情報であることを特徴とする表示制御
    方法。
  5. 【請求項5】 複数の信号フォーマットのビデオ信号を
    表示可能な表示装置において、 入力されたビデオ信号を表示する表示手段と、 上記ビデオ信号の信号フォーマットを示す情報を受信す
    る通信手段と、 上記通信手段によって得られた上記信号フォーマットを
    示す情報に基づき、上記表示手段による表示を制御する
    表示制御手段とを有することを特徴とする表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の表示装置において、 上記信号フォーマットを示す情報は、上記ビデオ信号
    の、水平同期信号に対する表示位置情報であることを特
    徴とする表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の表示装置において、 上記信号フォーマットを示す情報は、上記ビデオ信号の
    ドットクロック情報であることを特徴とする表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の表示装置において、 上記信号フォーマットを示す情報は、上記ビデオ信号の
    表示サイズを示す情報であることを特徴とする表示装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載の表示装置において、 上記通信手段は、USBをインターフェイスとして用い
    ることを特徴とする表示装置。
  10. 【請求項10】 複数の信号フォーマットのビデオ信号
    を表示可能な表示方法において、 入力されたビデオ信号を表示する表示のステップと、 上記ビデオ信号の信号フォーマットを示す情報を受信す
    る通信のステップと、 上記通信のステップによって得られた上記信号フォーマ
    ットを示す情報に基づき、上記表示のステップによる表
    示を制御する表示制御のステップとを有することを特徴
    とする表示方法。
  11. 【請求項11】 ビデオ信号を出力することができる情
    報処理装置において、 出力されるビデオ信号の信号フォーマットを示す情報を
    内部から取得する信号フォーマット取得手段と、 上記信号フォーマット取得手段で取得された上記信号フ
    ォーマットを示す情報を、上記ビデオ信号が表示される
    表示装置に通知する通信手段とを有することを特徴とす
    る情報処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の情報処理装置にお
    いて、 上記信号フォーマットを示す情報は、上記ビデオ信号
    の、水平同期信号に対する表示位置情報であることを特
    徴とする表示装置。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の情報処理装置にお
    いて、 上記信号フォーマットを示す情報は、上記ビデオ信号の
    ドットクロック情報であることを特徴とする情報処理装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載の情報処理装置にお
    いて、 上記信号フォーマットを示す情報は、上記ビデオ信号の
    表示サイズを示す情報であることを特徴とする情報処理
    装置。
  15. 【請求項15】 請求項11に記載の表示装置におい
    て、 上記通信手段は、USBをインターフェイスとして用い
    ることを特徴とする情報処理装置。
  16. 【請求項16】 出力されたビデオ信号が表示される表
    示装置を制御する表示装置制御方法において、 出力されるビデオ信号の信号フォーマットを示す情報を
    内部から取得する信号フォーマット取得のステップと、 上記信号フォーマット取得のステップで取得された上記
    信号フォーマットを示す情報を、上記ビデオ信号が表示
    される表示装置に通知する通信のステップとを有するこ
    とを特徴とする表示装置制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100612301B1 (ko) 2003-11-24 2006-08-11 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널과 그 구동방법
US8558757B2 (en) 2004-01-19 2013-10-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Display system
JP2015135388A (ja) * 2014-01-16 2015-07-27 キヤノン株式会社 映像信号判定装置

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