JPH1115630A - 自動スクロール装置 - Google Patents
自動スクロール装置Info
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- JPH1115630A JPH1115630A JP16454997A JP16454997A JPH1115630A JP H1115630 A JPH1115630 A JP H1115630A JP 16454997 A JP16454997 A JP 16454997A JP 16454997 A JP16454997 A JP 16454997A JP H1115630 A JPH1115630 A JP H1115630A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cursor
- display area
- display
- mouse cursor
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- Prior art date
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- Digital Computer Display Output (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- User Interface Of Digital Computer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンピュータ側では面倒な設定を行うことな
く、表示装置側でコンピュータ画像の中に重畳されるマ
ウスカーソルの動きに合わせて非表示エリアを表示エリ
アにスクロールして表示することができる自動スクロー
ル装置を提供すること。 【解決手段】 パソコン画像を表示する表示装置１７の
画素数（解像度）が、パソコン１１から出力される映像
信号の画素数より少ない場合、パソコン映像信号に重畳
されるマウスカーソルを動画検出回路１４，マウスカー
ソル判別回路１５及びマウスカーソル識別設定回路１６
を用いて判別し、更にそのマウスカーソルの位置が表示
装置１７に表示されない非表示エリア内にあるか否かを
検出し、マウスカーソルが表示エリア内にあるときは非
表示エリア内にくるようにマウスカーソルを移動させる
ことにより、該カーソル移動に伴い自動で非表示エリア
を表示エリアにスクロールして表示することが可能にな
る。
く、表示装置側でコンピュータ画像の中に重畳されるマ
ウスカーソルの動きに合わせて非表示エリアを表示エリ
アにスクロールして表示することができる自動スクロー
ル装置を提供すること。 【解決手段】 パソコン画像を表示する表示装置１７の
画素数（解像度）が、パソコン１１から出力される映像
信号の画素数より少ない場合、パソコン映像信号に重畳
されるマウスカーソルを動画検出回路１４，マウスカー
ソル判別回路１５及びマウスカーソル識別設定回路１６
を用いて判別し、更にそのマウスカーソルの位置が表示
装置１７に表示されない非表示エリア内にあるか否かを
検出し、マウスカーソルが表示エリア内にあるときは非
表示エリア内にくるようにマウスカーソルを移動させる
ことにより、該カーソル移動に伴い自動で非表示エリア
を表示エリアにスクロールして表示することが可能にな
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ映像信号
の画素数より少ない表示画素数を有した表示装置にコン
ピュータ映像信号を表示する際、表示装置の画面に表示
されない非表示エリアを、マウスなどによるカーソルの
移動により表示エリアにスクロールして表示することが
可能なようにした自動スクロール装置に関する。
の画素数より少ない表示画素数を有した表示装置にコン
ピュータ映像信号を表示する際、表示装置の画面に表示
されない非表示エリアを、マウスなどによるカーソルの
移動により表示エリアにスクロールして表示することが
可能なようにした自動スクロール装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、大型のコンピュータのほかに、会
社，学校，及び一般家庭に至るまでパーソナルコンピュ
ータ（以下パソコン）が普及している。以下、パソコン
を例としてそのパソコン画像の表示について説明する。
社，学校，及び一般家庭に至るまでパーソナルコンピュ
ータ（以下パソコン）が普及している。以下、パソコン
を例としてそのパソコン画像の表示について説明する。
【０００３】パソコン・モニタなどの表示装置における
パソコン画像の表示については、表示装置とパソコンの
画素数が異なる場合例えば表示装置の表示画素数（解像
度）よりパソコンから出力される映像信号の画素数が多
い場合、表示装置の画像をパソコン出力と同じ画素で画
質劣化なく表示しようとすると、表示装置の画面上には
パソコン画像が全て表示されることがなく表示されない
部分つまり非表示部分が発生する。一方、この非表示部
分までを表示装置の画面上に全て表示するためには、パ
ソコン出力に間引きなどして垂直および水平方向の圧縮
を行う必要があり表示画像に画質劣化が生じる。
パソコン画像の表示については、表示装置とパソコンの
画素数が異なる場合例えば表示装置の表示画素数（解像
度）よりパソコンから出力される映像信号の画素数が多
い場合、表示装置の画像をパソコン出力と同じ画素で画
質劣化なく表示しようとすると、表示装置の画面上には
パソコン画像が全て表示されることがなく表示されない
部分つまり非表示部分が発生する。一方、この非表示部
分までを表示装置の画面上に全て表示するためには、パ
ソコン出力に間引きなどして垂直および水平方向の圧縮
を行う必要があり表示画像に画質劣化が生じる。
【０００４】具体的には、パソコンの映像出力信号の画
素数が８００×６００（ＳＶＧＡ）であるとし、表示装
置の画素数が６４０×４８０であった場合、水平方向に
１６０画素分、垂直方向に１２０画素分、非表示エリア
が発生してしまう。また、この問題を解決するため、ソ
フトウェア的にマウスカーソルの動きに合わせてスクロ
ールを実現するドライバーやユーティリティーが開発さ
れており、それら専用ドライバーやユーティリティーを
パソコン側にインストールすれば、マウスカーソルの動
きに合わせて非表示エリアを表示エリアにスクロールす
ることが可能である。しかしながら、パソコン側に専用
ドライバーやユーティリティーをインストールする方法
では、パソコンごとにインストールなどの設定が必要と
なり作業が面倒である。
素数が８００×６００（ＳＶＧＡ）であるとし、表示装
置の画素数が６４０×４８０であった場合、水平方向に
１６０画素分、垂直方向に１２０画素分、非表示エリア
が発生してしまう。また、この問題を解決するため、ソ
フトウェア的にマウスカーソルの動きに合わせてスクロ
ールを実現するドライバーやユーティリティーが開発さ
れており、それら専用ドライバーやユーティリティーを
パソコン側にインストールすれば、マウスカーソルの動
きに合わせて非表示エリアを表示エリアにスクロールす
ることが可能である。しかしながら、パソコン側に専用
ドライバーやユーティリティーをインストールする方法
では、パソコンごとにインストールなどの設定が必要と
なり作業が面倒である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来は、
表示装置の画素数よりパソコンから出力される画素数が
多い場合、非表示部分が生じるので、画質劣化を伴うが
垂直および水平方向の圧縮を行い非表示部分を解消する
か、非表示部分を発生させるかのいずれかである。この
問題を解決するため、専用ドライバーやユーティリティ
ーをパソコン側にインストールする方法では、パソコン
ごとの設定が必要となり面倒である。
表示装置の画素数よりパソコンから出力される画素数が
多い場合、非表示部分が生じるので、画質劣化を伴うが
垂直および水平方向の圧縮を行い非表示部分を解消する
か、非表示部分を発生させるかのいずれかである。この
問題を解決するため、専用ドライバーやユーティリティ
ーをパソコン側にインストールする方法では、パソコン
ごとの設定が必要となり面倒である。
【０００６】そこで、本発明は、上記の問題に鑑み、コ
ンピュータ側には何ら手を加えずコンピュータ映像信号
に重畳したカーソルの動きに合わせて表示装置側で非表
示エリアを表示エリアにスクロールすることが可能な自
動スクロール装置を提供することを目的とする。
ンピュータ側には何ら手を加えずコンピュータ映像信号
に重畳したカーソルの動きに合わせて表示装置側で非表
示エリアを表示エリアにスクロールすることが可能な自
動スクロール装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の自動スクロール
装置は、コンピュータ映像信号及びその同期信号を発生
する信号発生手段と、前記コンピュータ映像信号の画素
数より少ない表示画素数を有し、前記コンピュータ映像
信号を表示する表示装置と、前記信号発生手段に接続
し、前記コンピュータ映像信号上に移動可能なカーソル
を発生するためのカーソル発生手段と、前記コンピュー
タ映像信号を入力し、その中から動画情報を検出する動
画検出回路と、前記動画検出回路からの動画情報に基づ
き、該情報からカーソルを判別するカーソル判別回路
と、前記カーソル判別回路に対して、カーソルを識別さ
せるための要素を設定するカーソル識別設定回路と、前
記信号発生手段からの同期信号と前記カーソル判別回路
からのカーソル判別信号に基づき、前記コンピュータ映
像信号に重畳されているカーソルの位置が前記表示装置
の表示エリアか非表示エリアかを検出し、カーソルの位
置が前記非表示エリアと判別したとき前記表示装置に供
給する前記同期信号のタイミングを変化することによ
り、前記コンピュータ映像信号中の表示エリアを縦方向
又は横方向に移動し、非表示エリアを表示エリアにスク
ロールする表示エリア制御回路とを具備したものであ
る。
装置は、コンピュータ映像信号及びその同期信号を発生
する信号発生手段と、前記コンピュータ映像信号の画素
数より少ない表示画素数を有し、前記コンピュータ映像
信号を表示する表示装置と、前記信号発生手段に接続
し、前記コンピュータ映像信号上に移動可能なカーソル
を発生するためのカーソル発生手段と、前記コンピュー
タ映像信号を入力し、その中から動画情報を検出する動
画検出回路と、前記動画検出回路からの動画情報に基づ
き、該情報からカーソルを判別するカーソル判別回路
と、前記カーソル判別回路に対して、カーソルを識別さ
せるための要素を設定するカーソル識別設定回路と、前
記信号発生手段からの同期信号と前記カーソル判別回路
からのカーソル判別信号に基づき、前記コンピュータ映
像信号に重畳されているカーソルの位置が前記表示装置
の表示エリアか非表示エリアかを検出し、カーソルの位
置が前記非表示エリアと判別したとき前記表示装置に供
給する前記同期信号のタイミングを変化することによ
り、前記コンピュータ映像信号中の表示エリアを縦方向
又は横方向に移動し、非表示エリアを表示エリアにスク
ロールする表示エリア制御回路とを具備したものであ
る。
【０００８】本発明においては、コンピュータ画像を表
示する表示装置の画素数が、コンピュータから出力され
る映像信号の画素数より少ない場合、表示装置に表示さ
れない非表示エリアにカーソルを移動することにより自
動で非表示エリアを表示エリアにスクロールすることが
可能になる。従って、コンピュータごとにソフトウェア
のインストールなどの面倒な設定を行うことなく、カー
ソルの動きに応じて非表示エリアを表示エリアにスクロ
ールすることができる。
示する表示装置の画素数が、コンピュータから出力され
る映像信号の画素数より少ない場合、表示装置に表示さ
れない非表示エリアにカーソルを移動することにより自
動で非表示エリアを表示エリアにスクロールすることが
可能になる。従って、コンピュータごとにソフトウェア
のインストールなどの面倒な設定を行うことなく、カー
ソルの動きに応じて非表示エリアを表示エリアにスクロ
ールすることができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図１は、本発明の一実施の形態の自
動スクロール装置を示すブロック図である。
参照して説明する。図１は、本発明の一実施の形態の自
動スクロール装置を示すブロック図である。
【００１０】図１において、自動スクロール装置は、信
号発生手段としてのパソコン１１と、カーソル発生手段
としてのマウス１２と、表示エリア制御回路１３と、動
画検出回路１４と、マウスカーソル判別回路１５と、マ
ウスカーソル識別設定回路１６と、表示装置１７とで構
成されている。
号発生手段としてのパソコン１１と、カーソル発生手段
としてのマウス１２と、表示エリア制御回路１３と、動
画検出回路１４と、マウスカーソル判別回路１５と、マ
ウスカーソル識別設定回路１６と、表示装置１７とで構
成されている。
【００１１】パソコン１１は、パソコン映像信号及びそ
の同期信号を発生して、出力する。パソコン１１から出
力される映像信号の画素数は例えば８００×６００（Ｓ
ＶＧＡ）である。パソコン１１にはマウス１２が接続し
ており、これによってパソコン映像信号上にマウスカー
ソルを重畳できると共に、そのマウスカーソルをマウス
１２の移動と共にパソコン映像信号上に移動できるよう
になっている。
の同期信号を発生して、出力する。パソコン１１から出
力される映像信号の画素数は例えば８００×６００（Ｓ
ＶＧＡ）である。パソコン１１にはマウス１２が接続し
ており、これによってパソコン映像信号上にマウスカー
ソルを重畳できると共に、そのマウスカーソルをマウス
１２の移動と共にパソコン映像信号上に移動できるよう
になっている。
【００１２】表示装置１７はパソコン映像信号の画素数
より少ない表示画素数（解像度）のディスプレイ装置、
例えばＶＧＡ用のディスプレイ装置であって、その表示
画素数（解像度）は例えば６４０×４８０である。な
お、表示装置１７はＣＲＴディスプレイ装置であっても
よいし、液晶ディスプレイ装置であってもよい。
より少ない表示画素数（解像度）のディスプレイ装置、
例えばＶＧＡ用のディスプレイ装置であって、その表示
画素数（解像度）は例えば６４０×４８０である。な
お、表示装置１７はＣＲＴディスプレイ装置であっても
よいし、液晶ディスプレイ装置であってもよい。
【００１３】動画検出回路１４は、パソコン１１からの
映像信号及びその同期信号を入力し、パソコン映像信号
の中から動画情報を検出するものである。
映像信号及びその同期信号を入力し、パソコン映像信号
の中から動画情報を検出するものである。
【００１４】マウスカーソル判別回路１５は、動画検出
回路１４からの動画情報に基づき、マウスカーソルを判
別するものである。
回路１４からの動画情報に基づき、マウスカーソルを判
別するものである。
【００１５】マウスカーソル識別設定回路１６は、マウ
スカーソル判別回路１５に対して、マウスカーソルを識
別するための要素例えばマウスカーソルの移動時間，面
積，色，形のいずれか１つ又は全てを設定するものであ
る。
スカーソル判別回路１５に対して、マウスカーソルを識
別するための要素例えばマウスカーソルの移動時間，面
積，色，形のいずれか１つ又は全てを設定するものであ
る。
【００１６】表示エリア制御回路１３は、信号発生手段
であるパソコン１１からの同期信号とマウスカーソル判
別回路１５からのマウスカーソル判別信号に基づき、判
別されるマウスカーソルの位置が表示装置１７の表示エ
リアか非表示エリアかを検出し、マウスカーソルの位置
が非表示エリアと判別したときマウスカーソルが表示エ
リアに入るように表示装置１７に供給する同期信号のタ
イミングを変化することにより、パソコン映像信号中の
表示エリアを縦・横方向に移動し、非表示エリアを表示
エリアにスクロールするものである。
であるパソコン１１からの同期信号とマウスカーソル判
別回路１５からのマウスカーソル判別信号に基づき、判
別されるマウスカーソルの位置が表示装置１７の表示エ
リアか非表示エリアかを検出し、マウスカーソルの位置
が非表示エリアと判別したときマウスカーソルが表示エ
リアに入るように表示装置１７に供給する同期信号のタ
イミングを変化することにより、パソコン映像信号中の
表示エリアを縦・横方向に移動し、非表示エリアを表示
エリアにスクロールするものである。
【００１７】以上の構成においては、パソコン１１から
の映像信号ａを表示装置１７に供給する一方動画検出回
路１４に供給し、パソコン１１からの水平，垂直の同期
信号ｂを表示エリア制御回路１３と動画検出回路１４に
供給する。そして、動画検出回路１４で検出した動画情
報をマウスカーソル判別回路１５に供給する。マウスカ
ーソル判別回路１５では、マウスカーソル識別設定回路
１６にて設定されるマウスカーソルの移動時間と面積と
色と形又はそれらの内のいずれか１つの設定情報をもと
に、マウスカーソルであるかどうかを判別し、判別した
マウスカーソルの位置情報を表示エリア制御回路１３に
供給する。表示エリア制御回路１３では、表示装置１７
の表示エリア及び非表示エリアを検出していると共に、
マウスカーソルの位置が表示装置１７の表示エリアか非
表示エリアかを検出し、例えば、マウスカーソルの位置
が非表示エリアと判別すると、前記の水平，垂直の同期
信号ｂをもとに非表示エリアが表示エリアに入るように
水平，垂直の同期信号ｃのタイミングを変化することに
より、映像信号ａ中の表示エリアを縦・横方向に移動
し、非表示エリアを表示エリアに自動スクロールする。
の映像信号ａを表示装置１７に供給する一方動画検出回
路１４に供給し、パソコン１１からの水平，垂直の同期
信号ｂを表示エリア制御回路１３と動画検出回路１４に
供給する。そして、動画検出回路１４で検出した動画情
報をマウスカーソル判別回路１５に供給する。マウスカ
ーソル判別回路１５では、マウスカーソル識別設定回路
１６にて設定されるマウスカーソルの移動時間と面積と
色と形又はそれらの内のいずれか１つの設定情報をもと
に、マウスカーソルであるかどうかを判別し、判別した
マウスカーソルの位置情報を表示エリア制御回路１３に
供給する。表示エリア制御回路１３では、表示装置１７
の表示エリア及び非表示エリアを検出していると共に、
マウスカーソルの位置が表示装置１７の表示エリアか非
表示エリアかを検出し、例えば、マウスカーソルの位置
が非表示エリアと判別すると、前記の水平，垂直の同期
信号ｂをもとに非表示エリアが表示エリアに入るように
水平，垂直の同期信号ｃのタイミングを変化することに
より、映像信号ａ中の表示エリアを縦・横方向に移動
し、非表示エリアを表示エリアに自動スクロールする。
【００１８】図１におけるマウスカーソル検出方法で
は、従来からある動画検出回路を用いて動画情報を得た
後、その動画情報の中から、マウスカーソル以外を誤検
出しないような判別を行うための識別設定手段として、
マウスカーソル識別設定回路１６が設けられている。マ
ウスカーソル識別設定回路１６としては、例えば一定時
間動いていてかつ或る面積よりも小さい面積のものをマ
ウスカーソルと判別できるように、マウスカーソルの移
動時間及びマウスカーソルの面積を所定値に設定するた
めの回路が設けられる。このようなマウスカーソル識別
設定回路１６としては、第１にマウスカーソルの移動時
間を設定する回路、第２にマウスカーソルの面積として
特定面積以下を設定する回路、第３にマウスカーソルの
色として特定色を設定する回路、第４にマウスカーソル
の形として特定形を設定する回路、第５にマウスカーソ
ルの移動時間と特定面積以下と特定色と特定形の全てを
設定する回路、のいずれか１つ又は第１〜第４の回路の
２つ或いは３つの任意の組み合わせを設けることが必要
である。
は、従来からある動画検出回路を用いて動画情報を得た
後、その動画情報の中から、マウスカーソル以外を誤検
出しないような判別を行うための識別設定手段として、
マウスカーソル識別設定回路１６が設けられている。マ
ウスカーソル識別設定回路１６としては、例えば一定時
間動いていてかつ或る面積よりも小さい面積のものをマ
ウスカーソルと判別できるように、マウスカーソルの移
動時間及びマウスカーソルの面積を所定値に設定するた
めの回路が設けられる。このようなマウスカーソル識別
設定回路１６としては、第１にマウスカーソルの移動時
間を設定する回路、第２にマウスカーソルの面積として
特定面積以下を設定する回路、第３にマウスカーソルの
色として特定色を設定する回路、第４にマウスカーソル
の形として特定形を設定する回路、第５にマウスカーソ
ルの移動時間と特定面積以下と特定色と特定形の全てを
設定する回路、のいずれか１つ又は第１〜第４の回路の
２つ或いは３つの任意の組み合わせを設けることが必要
である。
【００１９】図２は、表示エリアを垂直方向に移動し
て、画面下部に隠れている非表示エリアを表示エリアに
スクロールする際の、垂直同期信号ｂとこれを遅延して
タイミングを変えた垂直同期信号ｃとの関係を示すタイ
ミングチャートを示している。
て、画面下部に隠れている非表示エリアを表示エリアに
スクロールする際の、垂直同期信号ｂとこれを遅延して
タイミングを変えた垂直同期信号ｃとの関係を示すタイ
ミングチャートを示している。
【００２０】図２において、ａ，ｂはそれぞれ、パソコ
ン１１から出力される映像信号，垂直同期信号を示して
いる。表示エリア制御回路１３でこの垂直同期信号ｂを
そのまま表示装置１７への垂直同期信号として用いる
と、表示装置１７の画面に表示されるパソコン映像信号
ａにおける表示エリアは図２のｂ1 に示す範囲Ａとな
る。これは、パソコン映像信号ａの画面上端から垂直下
方向への一定範囲Ａに相当している。このときの表示装
置１７の画面の状態は図４に示すようになっており、パ
ソコン映像信号ａの非表示エリア（斜線にて示す部分）
が画面下部に隠れた状態となっている。このときは、パ
ソコン画像上のマウスカーソルの位置は、表示エリア内
にある場合に相当している。この状態から、マウス１２
を移動して画面上のマウスカーソルの位置を非表示エリ
ア内に入るように下方に移動させると（例えば非表示エ
リアの最下端に移動させると）、そのマウスカーソルの
位置が非表示エリアの或る位置（即ち非表示エリアの最
下方位置）にあることが表示エリア制御回路１３で検出
され、これに基づいて前記パソコン１１からの垂直同期
信号ｂを所定時間遅延させることにより、パソコン映像
信号ａのタイミングに対して図２のｃに示すようなタイ
ミングの垂直同期信号ｃを生成して、表示装置１７に供
給する。表示装置１７では、この垂直同期信号ｃに基づ
いたタイミングで垂直偏向信号或いは垂直走査信号を作
成して、表示を行うので、図２のｂ1 に示した表示エリ
アが、図２のａに示したパソコン映像信号ａに対して図
２のｃ1 に示すタイミングの表示エリアに移動する。従
って、パソコン映像信号ａにおける表示エリアは図２の
ｃ1 に示す範囲Ａとなる。これは、パソコン映像信号ａ
の画面下端から垂直上方向への一定範囲Ａに相当してい
る。
ン１１から出力される映像信号，垂直同期信号を示して
いる。表示エリア制御回路１３でこの垂直同期信号ｂを
そのまま表示装置１７への垂直同期信号として用いる
と、表示装置１７の画面に表示されるパソコン映像信号
ａにおける表示エリアは図２のｂ1 に示す範囲Ａとな
る。これは、パソコン映像信号ａの画面上端から垂直下
方向への一定範囲Ａに相当している。このときの表示装
置１７の画面の状態は図４に示すようになっており、パ
ソコン映像信号ａの非表示エリア（斜線にて示す部分）
が画面下部に隠れた状態となっている。このときは、パ
ソコン画像上のマウスカーソルの位置は、表示エリア内
にある場合に相当している。この状態から、マウス１２
を移動して画面上のマウスカーソルの位置を非表示エリ
ア内に入るように下方に移動させると（例えば非表示エ
リアの最下端に移動させると）、そのマウスカーソルの
位置が非表示エリアの或る位置（即ち非表示エリアの最
下方位置）にあることが表示エリア制御回路１３で検出
され、これに基づいて前記パソコン１１からの垂直同期
信号ｂを所定時間遅延させることにより、パソコン映像
信号ａのタイミングに対して図２のｃに示すようなタイ
ミングの垂直同期信号ｃを生成して、表示装置１７に供
給する。表示装置１７では、この垂直同期信号ｃに基づ
いたタイミングで垂直偏向信号或いは垂直走査信号を作
成して、表示を行うので、図２のｂ1 に示した表示エリ
アが、図２のａに示したパソコン映像信号ａに対して図
２のｃ1 に示すタイミングの表示エリアに移動する。従
って、パソコン映像信号ａにおける表示エリアは図２の
ｃ1 に示す範囲Ａとなる。これは、パソコン映像信号ａ
の画面下端から垂直上方向への一定範囲Ａに相当してい
る。
【００２１】なお、図２では、表示エリアを垂直方向に
移動させる場合について説明したが、表示エリアを水平
方向に移動させるタイミングチャートも図２と同様であ
る。水平方向移動の場合のタイミングチャートは、図２
における垂直周期，垂直同期信号をそれぞれ、水平周
期，水平同期信号に置き換えたものとなる。
移動させる場合について説明したが、表示エリアを水平
方向に移動させるタイミングチャートも図２と同様であ
る。水平方向移動の場合のタイミングチャートは、図２
における垂直周期，垂直同期信号をそれぞれ、水平周
期，水平同期信号に置き換えたものとなる。
【００２２】図３は、図１の装置の動作を説明するフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【００２３】図３について、ステップＳ１では、マウス
カーソル位置が表示エリアの外であるか否かが判定さ
れ、マウスカーソル位置が表示装置１７の表示エリアの
外である場合は、ステップＳ２に移行し、表示エリアを
縦・横方向にスクロールさせる。ステップＳ１で、マウ
スカーソル位置が表示エリア内である場合は表示エリア
をスクロールさせることなくそのままとする。
カーソル位置が表示エリアの外であるか否かが判定さ
れ、マウスカーソル位置が表示装置１７の表示エリアの
外である場合は、ステップＳ２に移行し、表示エリアを
縦・横方向にスクロールさせる。ステップＳ１で、マウ
スカーソル位置が表示エリア内である場合は表示エリア
をスクロールさせることなくそのままとする。
【００２４】次に、表示装置上での表示エリアのスクロ
ール動作を図４及び図５を参照して説明する。
ール動作を図４及び図５を参照して説明する。
【００２５】図４は画面下部に非表示エリアがある状態
を示し、図５は図４の状態の非表示エリアの画像を表示
エリアにスクロールした状態を示す図である。
を示し、図５は図４の状態の非表示エリアの画像を表示
エリアにスクロールした状態を示す図である。
【００２６】まず、図４で説明すると表示装置１７の画
素数６４０×４８０（ＶＧＡ）、パソコン映像信号１８
の画素数８００×６００（ＳＶＧＡ）としたとき、表示
画面の水平方向に１６０画素，垂直方向に１２０画素分
の非表示エリアが発生する。そこで、例えば表示装置１
７の画面より下にある非表示エリアを表示装置１７に表
示エリアとして表示するためには、マウスを移動するこ
とによりマウスカーソル１９を表示装置１７の画面下端
部（または非表示エリア）に移動させる。これにより、
図５に示すように、図４では画面下部の非表示エリアで
あった画像が表示エリアにスクロールすることができ
る。画面横方向についてもマウスカーソル１９を表示装
置１７の画面右端部（または非表示エリア）に移動する
ことにより同様な動作で非表示エリアから表示エリアに
スクロールすることができる。
素数６４０×４８０（ＶＧＡ）、パソコン映像信号１８
の画素数８００×６００（ＳＶＧＡ）としたとき、表示
画面の水平方向に１６０画素，垂直方向に１２０画素分
の非表示エリアが発生する。そこで、例えば表示装置１
７の画面より下にある非表示エリアを表示装置１７に表
示エリアとして表示するためには、マウスを移動するこ
とによりマウスカーソル１９を表示装置１７の画面下端
部（または非表示エリア）に移動させる。これにより、
図５に示すように、図４では画面下部の非表示エリアで
あった画像が表示エリアにスクロールすることができ
る。画面横方向についてもマウスカーソル１９を表示装
置１７の画面右端部（または非表示エリア）に移動する
ことにより同様な動作で非表示エリアから表示エリアに
スクロールすることができる。
【００２７】尚、上記実施の形態では、ＶＧＡ用表示装
置（６４０×４８０）にＳＶＧＡ（８００×６００）の
パソコン画像を表示する場合について説明したが、本発
明はこれに限定されることなく、例えばＮＴＳＣ用表示
装置にＳＶＧＡ（８００×６００）のパソコン画像を表
示する場合や、ＳＶＧＡ用表示装置（８００×６００）
にＸＧＡ（１０２４×７６８）のパソコン画像を表示す
る場合などに対ても、広く応用することができる。
置（６４０×４８０）にＳＶＧＡ（８００×６００）の
パソコン画像を表示する場合について説明したが、本発
明はこれに限定されることなく、例えばＮＴＳＣ用表示
装置にＳＶＧＡ（８００×６００）のパソコン画像を表
示する場合や、ＳＶＧＡ用表示装置（８００×６００）
にＸＧＡ（１０２４×７６８）のパソコン画像を表示す
る場合などに対ても、広く応用することができる。
【００２８】また、上記実施の形態では、パソコン画像
上にマウスに基づくカーソルを重畳して表示する場合に
ついて説明したが、本発明はマウス以外のカーソル発生
手段（通常、ポインティングデバイスと呼ばれる）とし
て例えばトラックボールやジョイスティックを用いてカ
ーソルを表示する場合であってもよいことは勿論であ
る。
上にマウスに基づくカーソルを重畳して表示する場合に
ついて説明したが、本発明はマウス以外のカーソル発生
手段（通常、ポインティングデバイスと呼ばれる）とし
て例えばトラックボールやジョイスティックを用いてカ
ーソルを表示する場合であってもよいことは勿論であ
る。
【００２９】さらに、上記実施の形態では、パーソナル
コンピュータ（パソコン）からの映像信号について説明
したが、本発明はこれに限定されず大型コンピュータか
らの映像信号を、端末としての表示装置に表示する場合
にも応用することができる。
コンピュータ（パソコン）からの映像信号について説明
したが、本発明はこれに限定されず大型コンピュータか
らの映像信号を、端末としての表示装置に表示する場合
にも応用することができる。
【００３０】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、コン
ピュータ画像を表示する表示装置の画素数が、コンピュ
ータから出力される映像信号の画素数より少ない場合、
表示画像の解像度を低下させることなく、かつ、コンピ
ュータ側に特別な設定を施す必要なくカーソル移動に伴
い自動で非表示エリアを表示エリアにスクロールするこ
とが可能となる。
ピュータ画像を表示する表示装置の画素数が、コンピュ
ータから出力される映像信号の画素数より少ない場合、
表示画像の解像度を低下させることなく、かつ、コンピ
ュータ側に特別な設定を施す必要なくカーソル移動に伴
い自動で非表示エリアを表示エリアにスクロールするこ
とが可能となる。
【図１】 本発明の一実施の形態の自動スクロール装置
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図２】 図１の装置で、表示エリアを垂直方向に移動
して、画面下部に隠れている非表示エリアを表示エリア
にスクロールする際の、垂直同期信号ｂとこれをタイミ
ング的に変化させた垂直同期信号ｃとの関係を示すタイ
ミングチャート。
して、画面下部に隠れている非表示エリアを表示エリア
にスクロールする際の、垂直同期信号ｂとこれをタイミ
ング的に変化させた垂直同期信号ｃとの関係を示すタイ
ミングチャート。
【図３】 図１の装置の動作を説明するフローチャー
ト。
ト。
【図４】 表示装置の画面下部に非表示エリアがある状
態を示す図。
態を示す図。
【図５】 図４の状態から、画面下部の非表示エリアを
表示エリアにスクロールした状態を示す図。
表示エリアにスクロールした状態を示す図。
１１…パソコン（信号発生手段） １２…マウス（カーソル発生手段） １３…表示エリア制御回路 １４…動画検出回路 １５…マウスカーソル判別回路 １６…マウスカーソル識別設定回路 １７…表示装置
Claims (6)
- 【請求項１】 コンピュータ映像信号及びその同期信号
を発生する信号発生手段と、 前記コンピュータ映像信号の画素数より少ない表示画素
数を有し、前記コンピュータ映像信号を表示する表示装
置と、 前記信号発生手段に接続し、前記コンピュータ映像信号
上に移動可能なカーソルを発生するためのカーソル発生
手段と、 前記コンピュータ映像信号を入力し、その中から動画情
報を検出する動画検出回路と、 前記動画検出回路からの動画情報に基づき、該情報から
カーソルを判別するカーソル判別回路と、 前記カーソル判別回路に対して、カーソルを識別させる
ための要素を設定するカーソル識別設定回路と、 前記信号発生手段からの同期信号と前記カーソル判別回
路からのカーソル判別信号に基づき、前記コンピュータ
映像信号に重畳されているカーソルの位置が前記表示装
置の表示エリアか非表示エリアかを検出し、カーソルの
位置が前記非表示エリアと判別したとき前記表示装置に
供給する前記同期信号のタイミングを変化することによ
り、前記コンピュータ映像信号中の表示エリアを縦方向
又は横方向に移動し、非表示エリアを表示エリアにスク
ロールする表示エリア制御回路とを具備したことを特徴
とする自動スクロール装置。 - 【請求項２】 前記カーソル識別設定回路は、カーソル
の移動時間を設定するものであることを特徴とする請求
項１記載の自動スクロール装置。 - 【請求項３】 前記カーソル識別設定回路は、カーソル
の面積が特定面積であることを設定するものであること
を特徴とする請求項１記載の自動スクロール装置。 - 【請求項４】 前記カーソル識別設定回路は、カーソル
の色を設定するものであることを特徴とする請求項１記
載の自動スクロール装置。 - 【請求項５】 前記カーソル識別設定回路は、カーソル
の形を設定するものであることを特徴とする請求項１記
載の自動スクロール装置。 - 【請求項６】 前記カーソル識別設定回路は、カーソル
の移動時間と面積と色と形を設定するものであることを
特徴とする請求項１記載の自動スクロール装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16454997A JPH1115630A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 自動スクロール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16454997A JPH1115630A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 自動スクロール装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1115630A true JPH1115630A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15795278
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16454997A Pending JPH1115630A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 自動スクロール装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1115630A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000338946A (ja) * | 1999-06-01 | 2000-12-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | コンピュータ、ディスプレイ装置、および両者を使用したディスプレイシステム |
| US6906756B1 (en) | 1999-10-29 | 2005-06-14 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Display and video producing apparatus, and displaying method and video producing method |
| JP2011114573A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Canon Inc | 映像処理装置及び映像処理方法 |
| JP2018031950A (ja) * | 2016-08-26 | 2018-03-01 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置およびプログラム |
-
1997
- 1997-06-20 JP JP16454997A patent/JPH1115630A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000338946A (ja) * | 1999-06-01 | 2000-12-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | コンピュータ、ディスプレイ装置、および両者を使用したディスプレイシステム |
| US6906756B1 (en) | 1999-10-29 | 2005-06-14 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Display and video producing apparatus, and displaying method and video producing method |
| JP2011114573A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Canon Inc | 映像処理装置及び映像処理方法 |
| JP2018031950A (ja) * | 2016-08-26 | 2018-03-01 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置およびプログラム |
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