JP2002041010A - 表示制御方法、表示装置および方法、ならびに、情報処理装置 - Google Patents

表示制御方法、表示装置および方法、ならびに、情報処理装置

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JP2002041010A
JP2002041010A JP2000227052A JP2000227052A JP2002041010A JP 2002041010 A JP2002041010 A JP 2002041010A JP 2000227052 A JP2000227052 A JP 2000227052A JP 2000227052 A JP2000227052 A JP 2000227052A JP 2002041010 A JP2002041010 A JP 2002041010A
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JP
Japan
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video signal
display
adjustment
signal
output
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JP2000227052A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Takekoshi
弘孝 竹腰
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置の起動時や、表示装置に入力される
ビデオ信号の切替時にも、表示装置において確実に正し
く表示調整が行われるようにする。 【解決手段】 コンピュータ2から出力されたビデオ信
号がビデオケーブル3を介してモニタ1に供給される。
また、モニタ1とコンピュータ装置2とが通信ケーブル
4で接続される。コンピュータ装置2から出力されるビ
デオ信号の信号フォーマットが変化したことがモニタ1
に検知されたら、モニタ1からコンピュータ装置2に対
して、表示調整用ビデオ信号を出力するように、通信ケ
ーブル4を介して要求される。この要求に基づき、コン
ピュータ装置2から、例えばアクティブ区間の上下端の
1ラインずつが白線であるような調整用ビデオ信号が出
力される。モニタ1では、この調整用ビデオ信号を用い
て、ドットクロック位相、表示位置などの表示調整を自
動的に行う。操作部16の操作によっても、同様の処理
が行える。簡単な操作でモニタ1の表示調整を行うこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、起動時やビデオ
信号の切換時などの表示調整を、自動的に且つ適切に行
うようにした表示制御方法、表示装置および方法、なら
びに、情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、例えばコンピュータ装置に接
続されて用いられる表示装置は、多様な表示フォーマッ
トに対応できるようにされている。このような、多様な
表示フォーマットに対応された表示装置は、マルチシン
クモニタと称される。マルチシンクモニタは、複数の表
示解像度やリフレッシュレート(垂直同期周波数)など
の、複数の表示フォーマットに対応している。表示デバ
イスとしては、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liq
uid Crystal Display)が用いられる。
【0003】図8は、従来技術によるマルチシンクモニ
タの一例の構成を示す。表示装置100は、例えばLC
Dを表示デバイスとして用いる。表示装置100とコン
ピュータ装置101とがビデオケーブル102で接続さ
れる。コンピュータ装置101から、例えばアナログR
GB信号からなるビデオ信号103と、水平同期信号1
04および垂直同期信号105とが表示装置100に供
給される。
【0004】これらの信号のうち、ビデオ信号103
は、A/D変換部106に供給され、ディジタルRGB
信号からなるディジタルビデオ信号に変換される。この
ディジタルビデオ信号は、解像度変換部107に供給さ
れると共に、ビデオ信号検出部108に供給される。水
平同期信号104および垂直同期信号105は、解像度
変換部107、ビデオ信号検出部108および周波数計
測部109に供給される。また、水平同期信号104
は、A/D変換部106にも供給される。
【0005】解像度変換部107に供給されたディジタ
ルビデオ信号は、メモリ110に一旦溜め込まれ、解像
度変換部107により所望の解像度を有する信号に変換
され、LCD表示部111に供給され、変換された解像
度での表示がなされる。
【0006】一方、ビデオ信号検出部108では、供給
されたディジタルビデオ信号のアクティブ区間の開始お
よび終了位置を検出する。検出結果は、CPU(Central
Processing Unit)112に供給される。また、周波数
計測部109では、供給された水平同期信号104およ
び垂直同期信号105の周波数をそれぞれ測定する。測
定結果の周波数情報は、CPU112に供給される。
【0007】CPU112では、上述のようにして供給
された各情報に基づき、A/D変換部106に対してP
LLのドットクロック情報を設定する。なお、ドットク
ロックは、ビデオ信号の1ドットを表示するためのクロ
ックであり、1ドットの表示期間に対応する。また、C
PU112では、供給された各情報に基づき、解像度変
換部107に対して、供給されたディジタルビデオ信号
のメモリ110への取り込みのタイミング情報を設定す
る。さらに、CPU112では、供給された周波数情報
に基づき、入力されたビデオ信号103の凡そのライン
数を求めることができ、これにより入力ビデオ信号10
3のフォーマットを知ることができる。
【0008】なお、この表示装置には、例えば前面に各
種設定を手動で行うための操作部113が設けられる。
操作部113からの操作情報は、CPU112に供給さ
れる。また、EEPROM(Electrically Erasable Pro
grammable Read Only Memory)114は、工場調整値が
予め記憶されると共に、例えば操作部11により設定さ
れたユーザプリセット値などが記憶される。さらに、C
PU112は、図示されないROM(Read Only Memory)
を有する。ROMには、入力ビデオ信号103の周波数
情報と、水平および垂直ドット数との対応表が予め格納
される。
【0009】図9は、上述した入力ビデオ信号103、
水平同期信号104および垂直同期信号105の一例を
概略的に示す。このように、入力ビデオ信号103に画
像データが含まれ、実際に画像が表示される垂直アクテ
ィブ区間Vactは、垂直同期信号105の同期パルス
の位置よりライン数L1だけ下から開始され、同期パル
スの位置からライン数L2だけ下がって終了する。
【0010】図10は、図9の水平同期信号104によ
り示される1水平同期区間を拡大して示す。入力ビデオ
信号103の水平同期区間、すなわち、1ラインにおい
て画像データが含まれ、実際に画像が表示される水平ア
クティブ区間Hactは、水平同期信号104の同期パ
ルスの位置より時間T1だけ遅れて開始される。また、
水平アクティブ区間Hactは、次の水平同期パルスの
位置より前に終了される。ここでは、終了位置は、例え
ば図9に示されるように、水平同期パルスの位置から時
間T2だけ経過した位置とする。これらの時間T1およ
びT2は、表示画面上のドット数に対応付けることがで
き、それぞれドット数N1およびN2とする。
【0011】ところで、近年では、コンピュータ装置か
ら出力されるビデオ信号は、解像度、水平および垂直周
波数、ビデオ信号のドットクロックなどのバリエーショ
ンが多く、ビデオ信号のフォーマットが多種多様となっ
ている。マルチシンクモニタにおいては、これらの様々
なフォーマットのビデオ信号を正確に画面表示できるよ
うに、入力ビデオ信号103をA/D変換部106でA
/D変換するための、入力ビデオ信号103のサンプリ
ングクロックと装置のクロックとの位相情報や、ディジ
タル変換されたビデオ信号のうちのアクティブ区間だけ
をメモリ110に取り込むためのタイミング情報とを正
確に把握する必要がある。
【0012】従来では、そのために、周波数計測部10
9より得た水平および垂直周波数と、ビデオ信号検出部
108から得たアクティブ区間の開始位置および終了位
置情報に基づき、A/D変換部106のサンプリングク
ロックの設定および解像度変換部107へのタイミング
の設定を行っていた。
【0013】図11は、これらA/D変換部106およ
び解像度変換部107の設定を行う処理の一例のフロー
チャートである。先ず、最初のステップS100で、周
波数計測部109によって入力ビデオ信号103の水平
および垂直周波数が測定される。測定結果は、CPU1
12に供給される。次のステップS101で、測定され
た周波数情報に基づき、CPU112が有する図示され
ないROMに格納された、上述したテーブルを参照し、
ビデオ信号103の水平ドット数および垂直ライン数が
推定される。なお、水平ドット数および垂直ライン数
は、上述した水平アクティブ区間Hactおよび垂直ア
クティブ区間Vactにそれぞれ対応する。
【0014】ステップS102では、ビデオ信号検出部
108によって、入力ビデオ信号103の時間T1、T
2、L1およびL2が測定される。測定結果は、CPU
112に供給される。次のステップS103で、A/D
変換部106のPLLに設定するドットクロックが算出
される。例えば、上述した図10に示されるように時間
T1およびT2を定義すると、ドットクロックfdot
は、fdot=Hac /(T2−T1)として求めら
れる。
【0015】求められたドットクロックfdotは、A
/D変換部106のPLLに対して設定される(ステッ
プS104)。そして、解像度変換部107に対して、
メモリ110にディジタルビデオ信号を取り込むための
タイミング情報を設定する。水平方向の取り込み位置
は、ドット数で数えて開始位置がN1=fdot×T
1、終了位置がN2=fdot×T2である。また、垂
直位置に関しては、例えば上述の図9に示されるよう
に、垂直同期信号105の同期パルスから垂直アクティ
ブ区間が始まるまでのライン数L1、垂直同期信号10
5の同期パルスから垂直アクティブ区間が終了するまで
のライン数L2がそれぞれ設定される(ステップS10
5)。
【0016】最後に、ステップS106で、A/D変換
部106のPLLにおけるサンプリングクロックの位相
が調整される。サンプリングクロックの位相の調整は、
例えば次のようになされる。図12は、コンピュータ装
置から出力されたビデオ信号と、A/D変換部106の
サンプリングクロックとの関係を概略的に示す。なお、
図12は、水平アクティブ区間の両端のドットだけがO
Nとされ、点灯されており、残りのドットが全てOFF
とされているようなビデオ信号の例である。
【0017】コンピュータ装置から出力されるビデオ信
号は、理想的には、図12Cに示されるように、ドット
がONとされ点灯されるタイミングで立ち上がる矩形波
からなる。しかしながら、実際には、コンピュータ装置
から出力されるビデオ信号は、ビデオケーブル102の
インピーダンスなどの影響により、理想的なビデオ信号
よりも鈍った波形となる(図12D)。
【0018】そこで、従来では、LCDを表示デバイス
とするLCDモニタなどの表示装置100では、図12
Eに示されるように、サンプリングクロックの位相を位
相P1から位相P2まで変化させ、得られるサンプリン
グ値が最大値となる位相Pcを検出することで、ビデオ
信号の鈍りに対する対策を行っていた。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述したような表示調
整は、表示装置100の起動時およびビデオ信号の変化
時に行われる。ところが、上述の従来の方法では、起動
時あるいは信号切替時に、例えば図13に一例が示され
ているような、黒地に白い窓が表示されているような状
態においては、ビデオ検出部108が正常に作動せず、
設定を誤ってしまい、画像を表示できない場合があると
いう問題点があった。
【0020】また、A/D変換部106のPLLの位相
調整に関しても、ノイズなどの影響により、全体に暗い
画面のときにサンプリング値の最大値検出で誤差が生じ
る可能性がある。この場合には、表示画面においてドッ
トずれが発生してしまうことがあるという問題点があっ
た。
【0021】さらに、電源投入後の機内温度上昇による
PLLの位相ずれや、コンピュータ装置など情報処理装
置のビデオ出力回路の温度上昇による出力特性の変化な
どにより、位相ずれが発生するという問題点があった。
【0022】これらの不具合を解決するためには、表示
装置100において確実に正しく調整が行われるよう
に、表示装置100の例えば前面に設けられた操作部1
13をユーザが操作する必要があった。すなわち、ユー
ザがコンピュータ装置101上のアプリケーションソフ
トを起動させて、表示調整専用に作られた画像をビデオ
信号としてコンピュータ装置101から出力させる。そ
の後、ユーザは、操作部113を操作して表示調整を行
っていた。例えば、画面を目視しながら縦横のサイズや
PLLの位相を手動で微調整するなどの操作を行って、
表示調整がなされていた。このように、従来では、表示
装置100の表示調整を行うために煩雑な操作が必要と
なり、ユーザの不満を招いていたという問題点があっ
た。
【0023】したがって、この発明の目的は、表示装置
の起動時や、表示装置に入力されるビデオ信号の切替時
および時間経過による機器特性の変化の微調整時にも、
表示装置において確実に正しく表示調整が行われるよう
にした表示制御方法、表示装置および方法、ならびに、
情報処理装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、情報処理装置から供給されるビデ
オ信号を表示する表示装置の表示制御方法において、情
報処理装置から供給されるビデオ信号を表示する表示装
置から情報処理装置に対して、表示装置の表示調整を行
うための調整用ビデオ信号を出力するように要求する要
求のステップと、要求のステップによる要求に応じて情
報処理装置から出力された調整用ビデオ信号を用いて表
示装置の表示を調整する表示調整のステップとを有する
ことを特徴とする表示制御方法である。
【0025】また、この発明は、情報処理装置から供給
されるビデオ信号を表示する表示装置において、情報処
理装置から供給されるビデオ信号を表示する表示手段
と、情報処理装置に対して、表示手段による表示を調整
するための調整用ビデオ信号の出力を要求する出力要求
信号を送信する送信手段と、調整用ビデオ信号を用いて
表示手段による表示を調整する表示制御手段とを有する
ことを特徴とする表示装置である。
【0026】また、この発明は、情報処理装置から供給
されるビデオ信号を表示する表示方法において、情報処
理装置から供給されるビデオ信号を表示手段に表示する
ステップと、情報処理装置に対して、表示手段による表
示を調整するための調整用ビデオ信号の出力を要求する
出力要求信号を送信する送信のステップと、調整用ビデ
オ信号を用いて表示手段による表示を調整する表示制御
のステップとを有することを特徴とする表示方法であ
る。
【0027】また、この発明は、ビデオ信号を出力する
ことができる情報処理装置において、表示装置に対して
ビデオ信号を出力する出力手段と、表示装置で表示を調
整するために用いられる調整用ビデオ信号を生成する信
号生成手段と、表示装置から送信された、調整用ビデオ
信号を出力するように要求する要求信号を受信する受信
手段と、受信手段で受信された要求信号に基づき信号生
成手段によって調整用ビデオ信号を生成し、生成された
調整用ビデオ信号を出力手段により出力するように制御
する制御手段とを有することを特徴とする情報処理装置
である。
【0028】上述したように、請求項1に記載の発明
は、情報処理装置から供給されたビデオ信号を表示する
表示装置から情報処理装置に対して、表示装置の表示調
整を行うための調整用ビデオ信号を出力するように要求
し、要求に応じて情報処理装置から出力された調整用ビ
デオ信号を用いて表示装置の表示を調整するようにして
いるため、簡単な操作で表示装置の表示調整を行うこと
ができる。
【0029】また、請求項9および17に記載の発明
は、情報処理装置に対して、情報処理装置から供給され
るビデオ信号を表示する表示手段による表示を調整する
ための調整用ビデオ信号の出力要求が送信され、表示手
段による表示が調整用ビデオ信号を用いて調整されるた
め、表示装置からの操作だけで調整用ビデオ信号を用い
た表示調整を行うことができる。
【0030】また、請求項18に記載の発明は、表示装
置から送信された、調整用ビデオ信号を出力するように
要求する要求信号が受信されると、調整用ビデオ信号が
生成され、生成された調整用ビデオ信号が出力されるた
め、表示装置に対する操作だけで調整用ビデオ信号を出
力することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の第1の形
態について説明する。この発明では、モニタ装置と、モ
ニタ装置にビデオ信号を供給するコンピュータ装置との
間で通信を行う通信手段を設ける。この通信手段を用い
て、モニタ装置からコンピュータ装置に対して、表示調
整用のビデオ信号の出力を要求する。モニタ装置は、こ
の要求に基づきコンピュータ装置から出力された調整用
のビデオ信号を用いて、自動的に表示の調整を行う。
【0032】図1は、実施の第1の形態によるモニタ装
置1の一例の構成を示す。これは、表示デバイスとして
LCD(Liquid Crystal Display)を用いた、LCDモニ
タの例である。また、モニタ装置1は、ビデオ信号の複
数のモードに対応可能なマルチシンクモニタである。モ
ニタ装置1とコンピュータ装置2とがビデオケーブル3
および通信ケーブル4によりそれぞれ接続される。コン
ピュータ装置2から出力された、例えばアナログRGB
信号からなるビデオ信号がビデオケーブル3を介してモ
ニタ装置1に送信される。それと共に、ビデオ信号の水
平および垂直同期信号がコンピュータ装置2から出力さ
れ、ビデオケーブル3を介してモニタ装置1に供給され
る。
【0033】モニタ装置1に入力された水平および垂直
同期信号は、それぞれ周波数計測部11および解像度変
換部13に供給されると共に、ビデオ検出部19にも供
給される。水平同期信号は、A/D変換部10にも供給
される。周波数計測部11で、水平および垂直周波数が
それぞれ測定され、測定結果が、モニタ装置1の全体を
制御するCPU(Central Processing Unit)14に供給
される。
【0034】一方、モニタ装置1に入力されたビデオ信
号は、A/D変換部10に供給されディジタルビデオ信
号に変換される。A/D変換部10から出力されたディ
ジタルビデオ信号は、解像度変換部13に供給されると
共に、ビデオ検出部19に供給される。
【0035】A/D変換部10でディジタルビデオ信号
に変換され、解像度変換部13に供給されたディジタル
ビデオ信号は、メモリ15に一旦、書き込まれる。この
とき、後述するCPU14から供給される入力ビデオ信
号のアクティブ区間情報に基づき、ディジタルビデオ信
号がメモリ15に書き込まれる際の書き込みタイミング
が制御される。
【0036】メモリ15に書き込まれたディジタルビデ
オ信号は、解像度変換部13によって読み出され、所望
の解像度に変換されて出力される。解像度の変換は、例
えば、メモリに書き込まれたビデオ信号を所定に間引い
て読み出したり、読み出したビデオ信号を適切に補間す
ることでなされる。このようにして解像度変換などをさ
れ、解像度変換部13から出力されたディジタルビデオ
信号は、LCDからなる表示部17に供給され表示され
る。
【0037】一方、ビデオ検出部19では、供給された
水平および垂直同期信号、ならびに、ディジタルビデオ
信号に基づき、入力ビデオ信号のアクティブ区間が取得
される。例えば、水平方向には、水平同期信号の開始か
ら画像データの開始および終了までの時間が、それぞれ
時間T1およびT2として求められる。同様に、垂直方
向には、垂直同期信号の開始位置から画像データの開始
位置および終了位置までのライン数が、それぞれライン
数L1およびL2として求められる。これら時間T1お
よびT2、ならびに、ライン数L1およびL2は、入力
ビデオ信号のアクティブ区間情報としてCPU14に供
給される。この、ビデオ検出部19におけるアクティブ
区間の取得方法の詳細については、後述する。
【0038】CPU14は、所定のプログラムに基づ
き、このモニタ装置1の全体を制御する。CPU14に
は、書き替え可能なメモリであるEEPROM(Electri
callyErasable Programmable Read Only Memory)18が
接続される。EEPROM18には、CPU14に対す
るプログラムデータや、モニタ装置1に関する工場調整
値や各種設定値のユーザプリセット値などが格納され
る。
【0039】また、EEPROM18には、ビデオ信号
の水平周波数および垂直周波数と、アクティブ区間の水
平ドット数Hactおよび垂直ライン数Vactとをそ
れぞれ対応付ける内部テーブルが予め格納されている。
CPU14で、周波数計測部11の測定結果に基づきこ
の内部テーブルを参照し、入力ビデオ信号の水平ドット
数Hactおよび垂直ライン数Vactが推定される。
【0040】CPU14において、水平ドット数H
actおよび垂直ライン数Vactと、ビデオ検出部1
9で求められた、入力ビデオ信号のアクティブ区間の情
報とに基づき、入力ビデオ信号のドットクロックf
dotが求められる。ドットクロックfdotは、A/
D変換部10に供給される。A/D変換部10では、供
給されたドットクロックfdotに基づき、PLLに対
してサンプリングクロックの設定を行う。A/D変換部
10に入力されたアナログビデオ信号は、設定されたサ
ンプリングクロックに基づき、ディジタルビデオ信号に
変換される。
【0041】なお、後述する方法によりコンピュータ装
置2から所定の調整用ビデオ信号が入力された場合に
は、この調整用ビデオ信号を用いて、サンプリングクロ
ックの位相を調整することができる。
【0042】なお、モニタ装置1には、例えば前面パネ
ルに操作部16が設けられ、モニタ装置1に対するユー
ザによる各種の設定が可能なようにされている。例え
ば、上述したビデオ信号の表示部17に対する表示の際
の解像度や表示位置を、この操作部16からの操作によ
り設定することができる。また、入力ディジタルビデオ
信号に対するサンプリングクロックの位相調整を、操作
部16の操作により行うことができる。
【0043】すなわち、上述したA/D変換部10に対
するPLLの設定や解像度変換部13に対するビデオ信
号のメモリ15への書き込みタイミングの設定、ならび
に、A/D変換部10におけるサンプリングクロックの
位相調整は、上述したように、周波数計測部11による
周波数測定結果やビデオ検出部19による検出結果に基
づきなされると共に、この操作部16の操作によっても
行うことができる。
【0044】一方、モニタ装置1は、通信ケーブル4で
コンピュータ装置2と接続され、CPU14に接続され
た通信部12によって、通信ケーブル4を介してコンピ
ュータ装置2と通信を行うことができる。通信部12
は、通信インターフェイスとして、例えばUSB(Unive
rsal Serial Bus)を用いることができる。
【0045】この発明では、この通信部12を利用し
て、モニタ装置1からコンピュータ装置2に対して、表
示調整のための調整用ビデオ信号を要求する信号(調整
用信号要求信号とする)や、調整用ビデオ信号の出力を
停止するように要求する信号(調整用信号停止要求信号
とする)を、通信ケーブル4を介して送信する。一方、
コンピュータ装置2には、これら調整用信号要求信号お
よび調整用信号停止要求信号に対応したプログラムが予
め搭載され、これらの信号が受信されると、プログラム
に従い、モニタ装置1の表示調整用のビデオ信号が出力
される。
【0046】コンピュータ装置2から出力された調整用
ビデオ信号は、ビデオケーブル3を介してモニタ装置1
に入力され、A/D変換部10でディジタル信号に変換
され、解像度変換部13に供給されると共に、ビデオ検
出部19に供給される。ビデオ検出部19では、供給さ
れたこの調整用のディジタルビデオ信号を用いて、アク
ティブ区間の開始位置および終了位置を検出する。
【0047】図2は、コンピュータ装置2の一例の構成
を概略的に示す。CPU21は、コンピュータバス20
を介して通信I/F24、グラフィックコントローラ2
5およびハードディスクドライブ(HDD)23とそれ
ぞれ接続される。また、CPU21とメモリ22とがC
PUバス26を介して接続される。HDD23には、プ
ログラムデータや、各種のデータなどが格納される。例
えば、上述した調整用信号要求信号および調整用信号停
止用信号に対応したプログラムが、HDD23に予め格
納される。HDD23に格納されるプログラムデータが
メモリ22に読み込まれ、当該プログラムがCPU21
によって実行される。
【0048】なお、図示しないが、キーボードやマウス
といった入力デバイスや、フロッピー(登録商標)ディ
スクドライブ(FDD)や光磁気ディスクドライブ、C
D−ROMドライブなどの外部記憶装置がコンピュータ
バス20に接続される。
【0049】通信I/F24は、上述のモニタ装置1の
通信部12に対応して、例えばUSBの通信インターフ
ェイスであって、上述した通信ケーブル4でモニタ装置
1の通信部12と接続される。グラフィックコントロー
ラ25は、グラフィック制御チップやビデオメモリを有
し、CPU21からバス20を介して供給された表示制
御信号に基づき、例えばRGB信号からなるビデオ信号
を生成する。生成されたビデオ信号は、ビデオケーブル
3を介してモニタ装置1に供給される。当該ビデオ信号
に対応した水平および垂直同期信号も、それぞれビデオ
ケーブル3を介してモニタ装置1に供給される。これら
通信I/F24およびグラフィックコントローラ25
は、メモリ22に読み込まれたプログラムデータがCP
U21に実行されることで、制御される。
【0050】このような構成において、モニタ装置2か
ら送信された、上述の調整信号要求信号および調整用信
号停止用信号は、通信I/F24によって受信され、コ
ンピュータバス20を介してCPU21に供給される。
CPU21では、供給されたこれらの調整信号要求信号
および調整用信号停止用信号に従い、例えば、後述する
ような、表示調整を行うのに適した画面を表示する、調
整用ビデオ信号の出力を指示する表示制御信号が生成さ
れる。生成された表示制御信号は、コンピュータバス2
0を介してグラフィックコントローラ25に供給され
る。この表示制御信号に基づき、グラフィックコントロ
ーラ25によって調整用ビデオ信号が生成される。生成
された調整用ビデオ信号は、ビデオケーブル3を介して
モニタ装置1に対して出力される。
【0051】調整用ビデオ信号は、例えば、ビデオ信号
のアクティブ区間が検出可能なようにされた、白色の枠
状の描画を行うようなビデオ信号を用いることができ
る。この実施の第1の形態では、図3に一例が示される
ような、アクティブ区間の上端および下端のそれぞれ
に、アクティブ区間の水平方向の幅一杯の長さで、1ラ
イン分の白線を描画するようなビデオ信号を用いる。
【0052】なお、図3では、調整状態を示す調整状態
表示30が表示されている。詳細は後述するが、調整状
態表示30は、調整用ビデオ信号に基づく表示調整がモ
ニタ装置1において行われている間、表示されるように
できる。
【0053】図4は、図3に示されるような表示を行う
ための、調整用ビデオ信号の一例を示す。水平アクティ
ブ区間Hactの幅と等しい幅で白線を表示するような
信号が、垂直アクティブ区間Vactの上端および下端
それぞれの1ラインに挿入される。アクティブ区間にお
いて、これら以外のラインは、他の信号でもかまわな
い。すなわち、図3に示されるように、通常の表示画面
中に、調整用ビデオ信号による表示を行うことができ
る。
【0054】図5は、実施の第1の形態による表示調整
の一例の処理を示すフローチャートである。なお、この
フローチャートによる処理は、モニタ装置1の起動時、
コンピュータ装置2から出力されるビデオ信号のフォー
マットの変更時および操作パネル16の操作により表示
調整が指示されたときなどに実行される。
【0055】先ず、最初のステップS10で、コンピュ
ータ装置2からビデオケーブル3を介して入力された水
平および垂直同期信号の周波数が、周波数計測部11で
測定される。測定結果は、CPU14に供給される。
【0056】次のステップS11では、ステップS10
での測定結果に基づき、CPU14に接続されたEEP
ROM18に格納された、アクティブ区間の水平ドット
数H actおよび垂直ライン数Vactと、周波数計測
部11での測定結果とを対応付ける内部テーブルを参照
し、ビデオケーブル3を介して入力されたビデオ信号の
水平ドット数Hactおよび垂直ライン数VactがC
PU14により推定される。
【0057】例えば、内部テーブルの値に対して所定範
囲のしきい値をそれぞれ設け、測定結果が該当する範囲
に対応した値を、当該ビデオ信号の水平ドット数H
actおよび垂直ライン数Vactと推定する。推定さ
れた水平ドット数Hactおよび垂直ライン数Vact
は、解像度変換部13に供給される。
【0058】次に、ステップS12で、モニタ装置1か
らコンピュータ装置2に対して、表示調整用の調整用ビ
デオ信号を出力するように要求される。CPU14から
調整用ビデオ信号を要求する調整用信号要求信号が出力
される。この調整用信号要求信号は、通信部12に供給
され、通信ケーブル4を介してコンピュータ装置1に対
して送信される。
【0059】コンピュータ装置2において、この要求信
号が通信I/F24によって受信され、コンピュータバ
ス20を介してCPU21に供給される。CPU21に
より、供給された調整用信号要求信号に従い、例えば上
述の図3および図4に示されるような調整用ビデオ信号
を描画させる表示制御信号が生成され、生成された信号
がグラフィックコントローラ25に供給される。CPU
21による表示制御信号は、所定のプログラムに基づき
生成させるようにしてもよいし、調整用ビデオ信号の表
示パターンをHDD23などに予め格納しておき、要求
信号に基づきこれを読み出すようにしてもよい。
【0060】グラフィックコントローラ25において、
供給された表示制御信号に基づき調整用ビデオ信号が生
成され、出力される。なお、上述したように、調整用ビ
デオ信号は、コンピュータ装置2による通常の画像を表
示させるビデオ信号に挿入して出力することができる。
図3および図4の例では、通常のビデオ信号における上
下端のそれぞれ1ラインずつが、調整用ビデオ信号と置
き換えられる。出力された調整用ビデオ信号は、ビデオ
ケーブル3を介してモニタ装置1に供給される。
【0061】次のステップS13では、ステップS12
の処理でコンピュータ装置2から供給された調整用ビデ
オ信号に基づき、入力ビデオ信号のアクティブ区間の開
始位置および終了位置が検出される。ステップS13
で、入力ビデオ信号のアクティブ区間の、水平方向の開
始位置を示す時間T1および終了位置を示す時間T2、
ならびに、アクティブ区間の垂直方向の開始位置を示す
ラインL1およびL2が検出される。
【0062】検出は、例えば以下のようにしてなされ
る。図4を参照し、垂直同期信号の後に最初に現れる白
レベルの信号を検出し、この白レベルの信号が続けて1
ライン連続して検出されれば、当該ラインが垂直アクテ
ィブ区間の開始のラインL1とされる。水平同期信号か
ら当該ラインの最初に白レベルの信号が検出されるまで
の時間が水平アクティブ区間の開始時間T1とされ、水
平同期信号から連続した白レベルが終了するまでの時間
が水平アクティブ区間の終了時間T2とされる。垂直ア
クティブ区間の終了ラインは、また、1画面内の上述の
開始ラインL1より下方に、1ライン分の白レベル信号
が検出されたら、そのラインを垂直アクティブ区間の終
了ラインL2とする。なお、これは検出方法の一例であ
って、この方法に限定されるものではない。
【0063】次のステップS14では、上述のステップ
S13で検出されたアクティブ区間の開始位置および終
了位置に基づき、入力ビデオ信号のドットクロックf
dotが算出される。ドットクロックfdotは、例え
ば、fdot=Hact/(T2−T1)このようにし
て求められる。算出されたドットクロックfdotは、
ステップS15で、A/D変換部10にPLLのサンプ
リングクロックとして設定される。
【0064】次のステップS16では、上述のステップ
S13で検出されたアクティブ区間の開始位置および終
了位置に基づき、解像度変換部13に対して、入力ビデ
オ信号をメモリ15へ書き込む際の書き込みのタイミン
グが設定される。入力ビデオ信号の水平方向の取り込み
位置は、図4を参照し、水平同期信号の位置からドット
数で数えて、開始位置N1がN1=fdot×T1、終
了位置N2がN2=f dot×T2である。また、垂直
方向については、図4を参照し、垂直同期信号の開始位
置から垂直アクティブ区間が始まるまでのライン数L
1、垂直同期信号の開始位置から垂直アクティブ区間が
終了するまでのライン数L2がそれぞれ設定される。
【0065】次に、ステップS17で、A/D変換部1
0のPLLのサンプリングクロックの位相が決定され、
A/D変換部10に設定される。これにより、A/D変
換部10のPLLのサンプリングクロックの位相が調整
される。例えば、サンプリングクロックを、サンプリン
グ位置を左右にスキャンしながらサンプリングし、各サ
ンプリング位置それぞれでの総和をとることでピーク位
置を求め、このピーク位置と、調整用ビデオ信号との位
相差を求める。得られた位相差に基づき、A/D変換部
10のPLLに対するサンプリングクロックの位相が決
定される。
【0066】そして、次のステップS18で、モニタ装
置1からコンピュータ装置2に対して、調整用ビデオ信
号の出力を停止が要求される。モニタ装置1において、
CPU14から出力され、調整用信号停止要求信号が通
信部12に供給され、通信部12によって通信ケーブル
4を介してコンピュータ装置2に送信される。この調整
用信号要求信号は、コンピュータ装置2側で、通信I/
F24によって受信され、CPU21に供給される。こ
の信号に基づき、CPU14からグラフィックコントロ
ーラ25に対して、調整用ビデオ信号の出力を停止する
旨の制御信号が供給される。これにより、コンピュータ
装置2からモニタ装置1への調整用ビデオ信号の供給が
停止され、一連の処理が終了される。
【0067】なお、この図5のフローチャートは、既に
述べたように、モニタ装置1の起動時や、入力ビデオ信
号のフォーマット変更時などのように、モニタ装置1に
入力されるビデオ信号の各周波数が変更される場合に対
応可能なものである。モニタ装置1において、操作部1
6を操作して表示調整を行うような場合には、入力ビデ
オ信号の周波数の変更がないので、図5のフローチャー
トにおける対応する部分を省略することができる。例え
ば、操作部16の操作により図5のフローチャートが実
行される場合には、ステップS12、ステップS17お
よびステップS18だけを実行すればよい。
【0068】また、入力ビデオ信号の周波数が変更され
たことは、例えば図5のフローチャートにおけるステッ
プS10の処理を巡回的に行い、測定される周波数の変
化を調べることで、自動的に判断できる。
【0069】さらに、図5のフローチャートは、上述に
限らず、所望の表示制御が可能であれば、処理の順番を
入れ替えることもできる。
【0070】さらにまた、図3を用いて既に説明した
が、図5のフローチャートによる処理の間、モニタ装置
1の表示部17に対して、調整状態表示30を表示させ
ることができる。調整状態表示30は、モニタ装置1の
OSD(On Screen Display)機能を用いて表示させるこ
とができる。例えば、モニタ装置1に、OSDによる表
示データを生成するためのキャラクタジェネレータをさ
らに設け、CPU14の指示に基づきキャラクタジェネ
レータで生成された、所定のOSD表示を行うためのキ
ャラクタデータを解像度変換部13において、コンピュ
ータ装置2からのビデオ信号に対して重畳するようにす
る。また例えば、コンピュータ装置2側において、調整
用信号要求信号に応じてメッセージ表示用のビデオ信号
を生成し、このビデオ信号を調整用ビデオ信号と共にモ
ニタ装置1に供給するようにしてもよい。
【0071】調整状態表示30は、上述した図5のフロ
ーチャートの起動条件、すなわち、入力ビデオ信号の信
号フォーマットの変更時、モニタ装置1の起動時および
操作部16の所定の操作時などに表示され、フローチャ
ート中のステップS18の処理の際に消去される。
【0072】また、図5のフローチャートでは、ステッ
プS18でモニタ装置1からコンピュータ装置1に対し
て、調整用ビデオ信号の出力を停止する調整用信号停止
要求信号が送信され、コンピュータ装置1では、この信
号が受信されたら、調整用ビデオ信号の出力を停止する
ようにしているが、これはこの例に限定されない。例え
ば、コンピュータ装置2は、調整用ビデオ信号を所定時
間だけ出力するようにしてもよい。
【0073】例えば、モニタ装置1が調整用ビデオ信号
による表示調整を行うために要する時間を、コンピュー
タ装置2に搭載された調整用ビデオ信号出力のためのプ
ログラム中で予め見込んで設定しておき、モニタ装置1
から送信された調整用信号要求信号により調整用ビデオ
信号が出力されてから設定された時間が経過したら、自
動的に調整用ビデオ信号の出力を停止する。
【0074】次に、この発明の実施の第2の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図6に示されるモニ
タ装置200は、上述の図1に示す構成に対し、表示部
17の表示デバイスとしてCRT32を用いた例であ
る。表示部17にCRT32が用いられるのに伴い、C
RT32へのビデオ信号入力およびCRT32における
電子ビームの偏向制御のための、ビデオアンプ30、偏
向ヨークDY31、偏向回路33が設けられる。また、
モニタ装置200は、ビデオ信号の複数のモードに対応
可能なマルチシンクモニタである。なお、図6におい
て、上述の図1と共通する部分には同一の符号を付し、
詳細な説明を省略する。
【0075】この図6の例では、コンピュータ装置2か
らビデオケーブル3を介してディジタル方式でビデオ信
号が出力され、例えばLVDS(Low Voltage Different
ialSingnaling)によってシリアル伝送される。このディ
ジタルビデオ信号は、ディジタルI/F部40でシリア
ルデータがパラレルデータに変換され、解像度変換部1
3に供給される。また、ディジタルI/F部40から出
力されたビデオ信号は、ビデオ検出部19にも供給され
る。
【0076】解像度変換部13に供給されたディジタル
ビデオ信号は、CPU14の指示に基づき解像度変換部
13に書き込みタイミングを制御されて、一旦、メモリ
15に書き込まれる。メモリ15から読み出されたディ
ジタルビデオ信号は、解像度変換部13で所望に解像度
変換され、図示されないD/A変換部によりアナログビ
デオ信号に変換される。
【0077】解像度変換部13から出力されたアナログ
ビデオ信号は、ビデオアンプ30で所定に増幅されると
共に、CPU14から供給される表示調整信号により、
例えばRGB各色の信号のバランスや強度が調整される
などして表示調整される。ビデオアンプ30から出力さ
れたビデオ信号は、CRT32からなる表示部17に供
給される。
【0078】一方、コンピュータ装置2からビデオケー
ブル3を介して入力された水平および垂直同期信号は、
ディジタルI/F部40、周波数計測部11、解像度変
換部13およびビデオ検出部19に供給されると共に、
偏向回路33にも供給される。また、水平同期信号は、
ディジタルI/F部40にも供給される。偏向回路33
では、供給された水平および垂直同期信号から、水平お
よび垂直偏向信号がそれぞれ発生される。このとき、上
述したCPU14の制御により、水平および垂直偏向信
号は、所定に偏向補正される。偏向回路33から出力さ
れた水平および垂直の偏向信号は、偏向ヨークDY31
に供給され、上述したビデオ信号に基づく電子ビームを
所定に偏向させ、表示部32における表示画面が得られ
る。
【0079】CPU14と通信部12とが接続され、例
えばCPU14から出力された、上述の調整用信号要求
信号が通信部12に供給され、通信ケーブル4を介して
コンピュータ装置2に対して送信される。
【0080】コンピュータ装置2には、調整用信号要求
信号に応じて所定の調整用ビデオ信号を出力するプログ
ラムが予め搭載されている。このプログラムに基づき、
モニタ装置1から送信された調整用信号要求信号に応じ
て、コンピュータ装置2において調整用ビデオ信号が生
成される。この調整用ビデオ信号は、コンピュータ装置
2から出力され、ビデオケーブル3を介してモニタ装置
1に供給される。モニタ装置1では、この調整用ビデオ
信号が供給されると、上述の図5のフローチャートに従
い調整用ビデオ信号を用いた表示調整を行う。
【0081】例えば、コンピュータ装置2から出力され
るビデオ信号の信号フォーマットが変更されると、周波
数計測部11において水平および垂直同期信号の周波数
がそれぞれ測定され、測定結果に基づきEEPROM1
8に格納された内部テーブルが参照され、入力ビデオ信
号の水平および垂直のドット数がそれぞれ推定される。
【0082】次に、モニタ装置1から通信ケーブル4を
介して送信された調整用信号要求信号に基づき、コンピ
ュータ装置2から調整用ビデオ信号が出力される。調整
用ビデオ信号としては、上述の実施の第1の形態で図3
および図4を用いて説明したようなビデオ信号を用いる
ことができる。モニタ装置1では、ビデオ検出部19に
おいて、この調整用ビデオ信号に基づき入力ビデオ信号
の水平および垂直アクティブ区間がそれぞれ求められ
る。そして、求められたアクティブ区間に基づき入力ビ
デオ信号のドットクロックfdotが算出される。算出
されたドットクロックfdotは、ディジタルI/F部
40に対して、シリアル/パラレル変換の際のサンプリ
ングクロックとして設定される。
【0083】そして、ビデオ検出部19により、ディジ
タルI/F部40から出力されたビデオ信号の位相が検
出される。検出結果は、CPU14に供給され、検出結
果に基づきCPU14によりディジタルI/F部40に
対してサンプリングクロックの位相の設定がなされる。
こうして位相が適切に調整されたビデオ信号が解像度変
換部13に供給され、所定にタイミングを制御されてメ
モリ15に書き込まれる。位相の設定がなされると、モ
ニタ装置1からコンピュータ装置2に対して、調整用信
号停止要求信号が通信ケーブル4を介して送信される。
【0084】また、この実施の第2の形態では、上述し
た、調整用ビデオ信号の検出による、水平および垂直方
向のドット数の推定結果や、水平および垂直のアクティ
ブ区間の検出結果に基づき、CPU14の制御により偏
向回路33における画歪み、画サイズおよび画位置など
の偏向補正データの設定を行うことができる。例えば、
検出された調整用ビデオ信号に基づき、入力ビデオ信号
による画像がCRT32の中央部に、CRT32の表示
可能領域一杯に表示されるように、CPU14の指示に
より偏向回路33で、偏向補正される。
【0085】なお、この実施の第2の形態においても、
上述した実施の第1の形態と同様に、表示調整を行って
いる間、モニタ装置200側のOSD、あるいは、コン
ピュータ装置2側のメッセージ表示を用いて、表示調整
中を示す調整状態表示30を画面上に表示させることが
できる。
【0086】次に、この発明の実施の第3の形態を、図
7を参照しながら説明する。この実施の第3の形態で
は、モニタ装置201は、上述の実施の第2の形態と同
様に、表示部17の表示デバイスとしてCRTが用いら
れ、コンピュータ装置2から出力されたビデオ信号は、
アナログ方式でモニタ装置1に入力される。また、モニ
タ装置201は、上述の第1および第2の形態と同様
に、ビデオ信号の複数のモードに対応可能なマルチシン
クモニタである。なお、図7で、上述の図1および図6
と共通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省
略する。
【0087】コンピュータ装置2から出力されたアナロ
グビデオ信号は、ビデオケーブル3を介してモニタ装置
1に入力される。このアナログビデオ信号は、モニタ装
置1において、ビデオアンプ30に供給され所定に増幅
されると共に、CPU14の指示に従い例えばRGB各
色の強度バランス調整や輝度調整などの表示調整をさ
れ、CRT32に印可される。また、入力されたアナロ
グビデオ信号は、ビデオ検出部19にも供給される。
【0088】なお、CPU14による表示調整は、例え
ば操作部16の操作に応じて出力される制御信号に基づ
きなされる。
【0089】コンピュータ装置2から、上述のアナログ
ビデオ信号と共に、水平および垂直同期信号がそれぞれ
ビデオケーブル3を介して出力される。水平および垂直
同期信号は、モニタ装置1において、周波数計測部1
1、ビデオ検出部19および偏向回路33に供給され
る。周波数計測部11では、供給された水平および垂直
同期信号の周波数をそれぞれ測定する。測定結果は、モ
ニタ装置1の全体を制御するCPU14に供給される。
【0090】偏向回路33では、供給された水平および
垂直同期信号から、水平および垂直偏向信号がそれぞれ
発生される。このとき、後述するCPU14の制御によ
り、水平および垂直偏向信号は、所定に偏向補正され
る。偏向回路33から出力された水平および垂直の偏向
信号は、偏向ヨークDY31に供給され、上述したCR
T32に印可されたアナログビデオ信号に基づく電子ビ
ームを所定に偏向させ、表示部32における表示画面が
得られる。
【0091】CPU14と通信部12とが接続され、例
えばCPU14から出力された、上述の調整用信号要求
信号が通信部12に供給され、通信ケーブル4を介して
コンピュータ装置2に対して送信される。
【0092】コンピュータ装置2には、調整用信号要求
信号に応じて所定の調整用ビデオ信号を出力するプログ
ラムが予め搭載されている。このプログラムに基づき、
モニタ装置1から送信された調整用信号要求信号に応じ
てコンピュータ装置2において調整用ビデオ信号が生成
される。この調整用ビデオ信号は、コンピュータ装置2
から出力され、ビデオケーブル3を介してモニタ装置1
に供給される。モニタ装置1では、この調整用ビデオ信
号が供給されると、ビデオ検出部19により調整用ビデ
オ信号が検出され、検出結果を用いて表示部17の表示
調整を行う。
【0093】例えば、コンピュータ装置2から出力され
るビデオ信号の信号フォーマットが変更されると、周波
数計測部11において水平および垂直同期信号の周波数
がそれぞれ測定され、測定結果に基づきEEPROM1
8に格納された内部テーブルが参照され、入力ビデオ信
号の水平および垂直のドット数がそれぞれ推定される。
【0094】次に、モニタ装置1から通信ケーブル4を
介して送信された調整用信号要求信号に基づき、コンピ
ュータ装置2から調整用ビデオ信号が出力される。調整
用ビデオ信号としては、上述の実施の第1の形態で図3
および図4を用いて説明したようなビデオ信号を用いる
ことができる。モニタ装置1では、ビデオ検出部19に
おいて、この調整用ビデオ信号に基づき入力ビデオ信号
の水平および垂直アクティブ区間がそれぞれ求められ
る。
【0095】ビデオ検出部19で求められた、入力ビデ
オ信号のアクティブ区間の情報は、CPU14に供給さ
れる。CPU14では、このアクティブ区間の情報に基
づき、偏向回路33に対して、水平および垂直の偏向を
それぞれ所定に制御するように指示する制御信号を出力
する。例えば、入力ビデオ信号による画像がCRT32
の中央部に、CRT32の表示可能領域一杯に表示され
るように偏向補正するような指示が、この制御信号によ
ってCPU14から偏向回路33に対して出される。
【0096】この制御信号に従い、偏向回路33におい
て画歪み、画サイズおよび画位置などの偏向補正データ
が設定される。偏向回路33では、設定された偏向補正
データに基づき水平および垂直偏向信号が生成され、生
成された水平および垂直偏向信号が偏向ヨークDY31
に供給される。
【0097】偏向回路33への設定がなされると、モニ
タ装置1からコンピュータ装置2に対して、調整用信号
停止要求信号が通信ケーブル4を介して送信される。
【0098】なお、この実施の第3の形態においても、
上述した実施の第1および第2の形態と同様に、表示調
整を行っている間、モニタ装置201側のOSD、ある
いは、コンピュータ装置2側のメッセージ表示を用い
て、表示調整中を示す調整状態表示30を画面上に表示
させることができる。
【0099】なお、上述した実施の第1、第2および第
3の形態では、信号フォーマットデータを送信する際の
インターフェイスをUSB(Universal Serial Bus)であ
るとして説明したが、これはこの例に限定されない。こ
こで用いられる通信インターフェイスは、モニタ装置1
(あるいはモニタ装置200、201)がコンピュータ
装置2から、所望の信号フォーマット情報を得られるよ
うなものであれば、どんなインターフェイスでも用いる
ことができる。例えば、RS−232Cなどのシリアル
インターフェイス、ディスプレイ情報を伝送するための
インターフェイスであるDDC(Display Data Channe
l)、赤外線信号を用いるIrDA(Infrared Data Assoc
iation)など、様々なインターフェイスを用いることが
できる。
【0100】また、調整用ビデオ信号の形態は、上述し
た図3および図4に示す例に限られない。例えば、上下
端の1ラインを1ドット毎にON/OFFするようなビ
デオ信号を、調整用ビデオ信号として用いることができ
る。さらに、アクティブ区間の4隅それぞれの1ドット
だけが白レベルの信号であるような信号も、調整用ビデ
オ信号として用いることが可能である。さらにまた、R
GB各色の信号をそれぞれ1ラインずつに分けて表示さ
せたような信号でもよい。すなわち、表示デバイスの調
整に使用可能な信号であれば、どのような信号を調整用
ビデオ信号としてコンピュータ装置2から出力してもよ
い。
【0101】また、表示デバイスの表示調整を行う項目
としては、上述したサンプリングクロックの位相や画サ
イズ、画位置などに限られない。この発明は、例えば、
ホワイトバランス調整、画歪調整、コンバージェンス調
整、フォーカス調整など、表示デバイスの表示調整項目
であれば、どのようなものにも適用可能である。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、モニタ装置とコンピュータ装置とが通信ケーブルで
接続され、モニタ装置からコンピュータ装置に対して、
通信ケーブルを介して調整用ビデオ信号を要求し、それ
により供給された調整用ビデオ信号を用いて、モニタ装
置側で自動的に表示調整を行うようにしている。そのた
め、モニタの電源投入時や、コンピュータ装置から出力
されるビデオ信号の信号フォーマットが切り替えられた
ような場合でも、ユーザがどのような画面表示を行って
いても、正確な画サイズ、画位置での表示を行うことが
できるという効果がある。
【0103】また、この発明によれば、モニタ装置から
コンピュータ装置に対して、通信ケーブルを介して調整
用ビデオ信号を要求し、それにより供給された調整用ビ
デオ信号を用いて、モニタ装置側で自動的に表示調整を
行うようにしているため、例えば時間経過による特性変
化に対する微調整など、ユーザがモニタ装置に設けられ
た操作部を操作して、手動で表示調整を行う場合でも、
ユーザがどのような画面表示を行っていても、モニタの
操作部の操作ボタン一つで、正確な画サイズ、画位置で
の表示を行うことができる効果がある。
【0104】さらに、この発明の実施の第1、第2およ
び第3の形態では、モニタ装置からの要求に応じてコン
ピュータ装置から出力される、調整用ビデオ信号による
調整表示を、モニタ装置の表示画面の一部分に表示する
に留めるようにしている。そのため、ユーザが表示させ
ている画面表示を殆ど損なわずに表示調整を行うことが
できるため、ユーザに対して、表示調整時の違和感を与
えないという効果がある。
【0105】さらにまた、この発明の実施の第1、第2
および第3の形態では、表示調整中であることを、モニ
タ装置のOSD、あるいは、コンピュータから出力され
るメッセージ画面で表示することができるため、ユーザ
に安心感を与えることができるという効果がある。
【0106】また、これらにより、ユーザに対して快適
な使用環境を提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の第1の形態によるモニタ装置の一例の構
成を示すブロック図である。
【図2】コンピュータ装置の一例の構成を概略的に示す
ブロック図である。
【図3】調整用ビデオ信号による表示の一例を示す略線
図である。
【図4】調整用ビデオ信号の一例を示す略線図である。
【図5】実施の第1の形態による表示調整の一例の処理
を示すフローチャートである。
【図6】実施の第2の形態によるモニタ装置の一例の構
成を示すブロック図である。
【図7】実施の第3の形態によるモニタ装置の一例の構
成を示すブロック図である。
【図8】従来技術によるマルチシンクモニタの一例の構
成を示すブロック図である。
【図9】入力ビデオ信号、水平同期信号および垂直同期
信号の一例を概略的に示す略線図である。
【図10】水平同期信号により示される1水平同期区間
を拡大して示す略線図である。
【図11】従来技術により、A/D変換部および解像度
変換部の設定を行う処理の一例のフローチャートであ
る。
【図12】コンピュータ装置から出力されたビデオ信号
とA/D変換部のサンプリングクロックとの関係を概略
的に示す略線図である。
【図13】ビデオ検出部が正常にしない表示の例を示す
略線図である。
【符号の説明】
1,200,201・・・モニタ装置、2・・・コンピ
ュータ装置、10・・・A/D変換部、11・・・周波
数変換部、12・・・通信部、13・・・・解像度変換
部、14・・・CPU、15・・・メモリ、16・・・
操作部、17・・・LCDによる表示部、18・・・E
EPROM、19・・・ビデオ検出部、30・・・ビデ
オアンプ、31・・・偏向ヨークDY、32・・・CR
Tによる表示部、33・・・偏向回路、40・・・ディ
ジタルI/F部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 17/04 G09G 5/00 520W Fターム(参考) 5C025 BA01 BA05 BA30 CA09 5C061 BB15 CC05 5C068 AA20 BA02 BA11 HB02 HB11 LA01 5C082 AA01 AA02 BB02 BC03 BC16 CA81 CB01 CB10 DA76 DA86 MM10

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置から供給されるビデオ信号
    を表示する表示装置の表示制御方法において、 情報処理装置から供給されるビデオ信号を表示する表示
    装置から上記情報処理装置に対して、該表示装置の表示
    調整を行うための調整用ビデオ信号を出力するように要
    求する要求のステップと、 上記要求のステップによる上記要求に応じて上記情報処
    理装置から出力された上記調整用ビデオ信号を用いて上
    記表示装置の上記表示を調整する表示調整のステップと
    を有することを特徴とする表示制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の表示制御方法におい
    て、 上記調整用ビデオ信号を用いた上記表示の調整は、上記
    表示装置によって自動的になされることを特徴とする表
    示制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の表示制御方法におい
    て、 上記表示装置は、上記調整用ビデオ信号による上記調整
    が終了したら、上記情報処理装置に対して上記調整用ビ
    デオ信号の出力を停止するように要求することを特徴と
    する表示制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の表示制御方法におい
    て、 上記情報処理装置は、上記要求のステップによる上記要
    求に応じて、上記調整用ビデオ信号を所定時間だけ出力
    するようにしたことを特徴とする表示制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の表示制御方法におい
    て、 上記情報処理装置から出力される上記ビデオ信号による
    表示領域の所定領域に対応する信号が上記調整用ビデオ
    信号に置き換えられて上記表示装置に供給されることを
    特徴とする表示制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の表示制御方法におい
    て、 上記所定領域は、上記ビデオ信号による有効表示領域の
    外縁部を用いることを特徴とする表示制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の表示制御方法におい
    て、 上記表示装置は、上記調整用ビデオ信号による上記表示
    調整を行っている間、該表示調整を行っている旨を表示
    することを特徴とする表示制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の表示制御方法におい
    て、 上記情報処理装置は、上記調整用ビデオ信号と共に、所
    定のメッセージを上記ビデオ信号による表示領域の所定
    領域に表示するビデオ信号を出力するようにしたことを
    特徴とする表示制御方法。
  9. 【請求項9】 情報処理装置から供給されるビデオ信号
    を表示する表示装置において、 情報処理装置から供給されるビデオ信号を表示する表示
    手段と、 上記情報処理装置に対して、上記表示手段による上記表
    示を調整するための調整用ビデオ信号の出力を要求する
    出力要求信号を送信する送信手段と、 上記調整用ビデオ信号を用いて上記表示手段による上記
    表示を調整する表示制御手段とを有することを特徴とす
    る表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の表示装置において、 上記表示制御手段による上記調整用ビデオ信号を用いた
    上記表示の調整は、自動的になされることを特徴とする
    表示制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の表示装置において、 上記表示制御手段による上記調整用ビデオ信号を用いた
    上記調整が終了したら、上記調整用ビデオ信号の出力の
    停止を要求する停止要求信号を、上記送信手段により上
    記情報処理装置に対して送信することを特徴とする表示
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項9に記載の表示装置において、 上記調整用ビデオ信号は、所定時間だけ出力されること
    を特徴とする表示装置。
  13. 【請求項13】 請求項9に記載の表示装置において、 上記ビデオ信号による表示領域の所定領域に対応する信
    号が上記調整用ビデオ信号に置き換えられて上記情報処
    理装置から供給されることを特徴とする表示装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の表示制御方法にお
    いて、 上記所定領域は、上記ビデオ信号による有効表示領域の
    外縁部を用いることを特徴とする表示装置。
  15. 【請求項15】 請求項9に記載の表示装置において、 上記調整用ビデオ信号による上記調整を行っている間、
    上記表示手段に対して該調整を行っている旨を表示する
    他の表示制御手段をさらに有することを特徴とする表示
    装置。
  16. 【請求項16】 請求項9に記載の表示装置において、 上記情報処理装置から、上記調整用ビデオ信号と共に、
    所定のメッセージを上記ビデオ信号による表示領域の所
    定領域に表示するビデオ信号が供給され、上記所定のメ
    ッセージを上記所定領域に表示するようにしたことを特
    徴とする表示装置。
  17. 【請求項17】 情報処理装置から供給されるビデオ信
    号を表示する表示方法において、 情報処理装置から供給されるビデオ信号を表示手段に表
    示するステップと、 上記情報処理装置に対して、上記表示手段による上記表
    示を調整するための調整用ビデオ信号の出力を要求する
    出力要求信号を送信する送信のステップと、 上記調整用ビデオ信号を用いて上記表示手段による上記
    表示を調整する表示制御のステップとを有することを特
    徴とする表示方法。
  18. 【請求項18】 ビデオ信号を出力することができる情
    報処理装置において、 表示装置に対してビデオ信号を出力する出力手段と、 上記表示装置で表示を調整するために用いられる調整用
    ビデオ信号を生成する信号生成手段と、 上記表示装置から送信された、上記調整用ビデオ信号を
    出力するように要求する要求信号を受信する受信手段
    と、 上記受信手段で受信された上記要求信号に基づき上記信
    号生成手段によって上記調整用ビデオ信号を生成し、生
    成された該調整用ビデオ信号を上記出力手段により出力
    するように制御する制御手段とを有することを特徴とす
    る情報処理装置。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の情報処理装置にお
    いて、 上記受信手段は、上記表示装置から送信された上記調整
    用ビデオ信号の出力の停止を要求する停止要求信号を受
    信し、上記制御手段は、受信された該停止要求信号に基
    づき上記調整用ビデオ信号の出力を停止するように制御
    することを特徴とする表示装置。
  20. 【請求項20】 請求項18に記載の情報処理装置にお
    いて、 上記調整用ビデオ信号は、所定時間だけ出力されること
    を特徴とする情報処理装置。
  21. 【請求項21】 請求項18に記載の情報処理装置にお
    いて、 上記ビデオ信号による表示領域の所定領域に対応する信
    号を上記調整用ビデオ信号に置き換えて上記表示装置に
    対して出力するようにしたことを特徴とする表示装置。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の情報処理装置にお
    いて、 上記所定領域は、上記ビデオ信号による有効表示領域の
    外縁部を用いることを特徴とする情報処理装置。
  23. 【請求項23】 請求項18に記載の情報処理装置にお
    いて、 所定のメッセージを上記ビデオ信号による表示領域の所
    定領域に表示するビデオ信号を、上記調整用ビデオ信号
    と共に出力するようにしたことを特徴とする情報処理装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004120637A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Hitachi Kokusai Electric Inc 監視用カメラ装置
JP2008122631A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Kowa Co 映像処理システム
JP2015146532A (ja) * 2014-02-03 2015-08-13 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法、システム、並びにプログラム
US10762871B2 (en) 2017-04-13 2020-09-01 Nec Display Solutions, Ltd. Image control method and image display device

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