JP2002022439A - フェールセーフ機能を有する車外監視装置 - Google Patents

フェールセーフ機能を有する車外監視装置

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JP2002022439A JP2000211835A JP2000211835A JP2002022439A JP 2002022439 A JP2002022439 A JP 2002022439A JP 2000211835 A JP2000211835 A JP 2000211835A JP 2000211835 A JP2000211835 A JP 2000211835A JP 2002022439 A JP2002022439 A JP 2002022439A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】弱逆光等の光の影響により、撮像された画像に
異常が生じた場合に、そのような画像異常を正確に検出
することにより、フェールセーフを確実に行うことであ
る。 【解決手段】フェールと判定された場合にフェールセー
フを行う車外監視装置において、車外の景色を撮像する
一対のカメラ1,2と、マイクロコンピュータ9とを有
する。このマイクロコンピュータ9は、一対のカメラ
1,2により得られたステレオ画像の水平方向における
輝度分布特性を算出する。そして、算出された輝度分布
特性をシャッタースピードにより正規化したパラメータ
に基づいて、フェールを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弱逆光等の光の影
響により、撮像された画像に異常が生じた場合に、フェ
ールセーフを行う車外監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CCD等の固体撮像素子を内蔵し
た車載カメラを用いた車外監視装置が注目されている。
この装置は、車載カメラにより撮像された画像に基づい
て、走行環境(例えば、自車輌から先行車までの距離
等)を認識し、必要に応じて、ドライバーに注意を喚起
したり、シフトダウン等の車輌制御を行う。例えば、ス
テレオ法による距離計測技術を用いて走行状況の認識を
行う場合、一対の撮像画像におけるある対象物の位置的
な差(視差)を求め、三角測量の原理を用いて、先行車
までの距離(距離情報)を算出する。
【0003】このような車外監視装置を実用化するにあ
たっては、監視装置の安全動作を保証するために、フェ
ールセーフ機能を設ける必要がある。この類の装置で検
出すべきフェールの一つとして、太陽から車載カメラに
直接弱い光が射し込み、先行車が認識不能になるような
撮像状況(弱逆光状況)が挙げられる。
【0004】例えば、図14に示すような車輌前方の撮
像画像について考える。弱逆光状況においては、図15
に示すように、輝度が飽和したリング状の領域(以下、
「逆光円」という)が、撮像画像の一部(同図左側)に
発生する。このような逆光円が画像中に生じると、その
画像領域およびその付近における画素の輝度が飽和レベ
ルに達してしまうため、正しい画像情報を得ることがで
きなくなってしまう。その結果、その領域内に先行車等
が存在していたとしても、それが逆光円によりマスクさ
れてしまうため、正常な車外監視が困難になる。さら
に、逆光円のエッジ(境界部分)は、水平方向の隣接画
素間の輝度変化が大きいので、そのエッジ部において誤
った距離情報が算出されてしまうことがある。
【0005】図16は、図14のような画像を有するス
テレオ画像(基準画像と比較画像)から得られる距離情
報を示した図である。同図において、黒点で示した部分
は、画像の水平方向において互いに隣接した画素間の輝
度変化が大きい部分であり、この部分が距離情報(奥行
き)を有している。逆光円が発生したエリア内は、大半
の画素の輝度が飽和レベルに達しているため、算出され
るべき距離データが算出されない(ロスト状態)。ま
た、逆光円のエッジ部分では、水平方向の輝度変化が大
きいため、誤った距離データが算出されてしまう。車外
監視装置の安全性を高い次元で確保するという観点でい
えば、弱逆光により正しい距離画像が得られないような
状況では、監視制御を一時的に中断させるフェールセー
フを行う必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、車
外監視装置の実用化において不可欠なフェールセーフ機
能が確立されておらず、車外監視の信頼性を高い次元で
確保するための課題が残されていた。
【0007】そこで、本発明の目的は、弱逆光等の光の
影響により、撮像画像に異常が生じた場合に、そのよう
な画像異常を正確に検出することにより、確実なフェー
ルセーフを行い得る車外監視装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、第1の発明は、フェールと判定された場合にフェ
ールセーフを行う車外監視装置において、車外の景色を
撮像する撮像手段と、撮像手段により得られた撮像画像
の水平方向における輝度分布特性を示す輝度分布特性値
を算出する算出手段と、算出手段により算出された輝度
分布特性値をシャッタースピードで正規化したパラメー
タに基づいて、フェールを判定する判定手段とを有する
フェールセーフ機能を有する車外監視装置を提供する。
【0009】ここで、第1の発明において、輝度分布特
性値は、輝度和最大値または輝度和分散のいずれかであ
ることが好ましい。
【0010】第2の発明は、フェールと判定された場合
にフェールセーフを行う車外監視装置において、車外の
景色を撮像する撮像手段と、撮像手段により得られた撮
像画像の所定の監視エリア内における輝度エッジに関連
するデータ数を算出する算出手段と、算出手段により算
出されたデータ数に基づいて、フェールを判定する判定
手段とを有するフェールセーフ機能を有する車外監視装
置を提供する。
【0011】ここで、第2の発明において、輝度エッジ
に関連するデータ数は、輝度エッジ数であることが好ま
しい。また、一対の撮像手段による一対の撮像画像から
得られる距離データ数であってもよい。
【0012】また、上記の監視エリアは、撮像画像の上
部に設定され、走行時に自車輌前方の先行車が映し出さ
れるエリアであることが好ましい。
【0013】第3の発明は、フェールと判定された場合
にフェールセーフを行う車外監視装置において、車外の
景色を撮像する撮像手段と、撮像手段により得られた撮
像画像の水平方向において輝度が特定の水平位置に集中
したと考えた場合におけるその水平位置を輝度重心とし
て算出する第1の算出手段と、第1の算出手段により算
出された輝度重心を考慮して、水平方向における輝度分
布状態を評価することにより、フェールを判定する判定
手段とを有するフェールセーフ機能を有する車外監視装
置を提供する。
【0014】ここで、第3の発明において、輝度重心を
基準とした水平方向における輝度の分布状態を示す輝度
モーメントを算出する第2の算出手段をさらに設けても
よい。この場合、判定手段は、第2の算出手段により算
出された輝度モーメントに基づいて、フェールを判定す
ることが好ましい。
【0015】第4の発明は、フェールと判定された場合
にフェールセーフを行う車外監視装置において、車外の
景色を撮像する撮像手段と、撮像手段により得られた撮
像画像の水平方向における輝度分布特性を示す輝度分布
特性値をシャッタースピードにより正規化することによ
り、第1のパラメータを算出する第1のパラメータ算出
手段と、撮像画像に設定された監視エリア内の輝度エッ
ジに関連するデータ数を第2のパラメータとして算出す
る第2のパラメータ算出手段と、第1のパラメータと第
2のパラメータとに基づいてフェールを判定する判定手
段とを有するフェールセーフ機能を有する車外監視装置
を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本実施形態に係る車外監
視装置のブロック図である。CCD等のイメージセンサ
を内蔵した一対のカメラ1,2は、自動車等の車輌の車
幅方向において所定の間隔(カメラ基線長に相当)で取
り付けられており、車輌前方の景色を撮像する。メイン
カメラ1(右カメラ)は、ステレオ処理を行う際に必要
な基準画像を撮像し、サブカメラ2(左カメラ)は、比
較画像を撮像する。一対のカメラ1,2が互いに同期し
ている状態において、カメラ1,2から出力された各ア
ナログ画像は、A/Dコンバータ3,4により、所定の
輝度階調(例えば、256階調のグレースケール)に変換
される。このようにしてデジタル化された画像は、画像
補正部5により、輝度の補正や画像の幾何学的な変換等
が行われる。通常、一対のカメラ1,2の取付位置は、
程度の差こそあれ誤差が存在するため、それに起因した
ずれが左右の画像に存在している。このずれを補正する
ために、アフィン変換等を用いて、画像の回転や平行移
動等の幾何学的な変換が行われる。画像補正部5におい
て補正された1フレーム相当のステレオ画像(基準画像
と比較画像)の輝度データは、元画像メモリ8に格納さ
れる。
【0017】ステレオ画像処理部6は、画像補正部5に
おいて補正された輝度データに基づき、距離データ(対
象物毎の視差)を算出する。この距離データは、ステレ
オ画像における同一対象物の位置的なずれ(視差)に相
当し、その対象物までの実際の距離は、三角測量の原理
を用いて視差から一意に特定される。このようにして算
出された1フレーム相当の距離データが距離データメモ
リ7に格納される。
【0018】マイクロコンピュータ9での処理を機能的
に捉えた場合、マイクロコンピュータ9は、道路認識部
10、立体物認識部11、フェール判定部12、および
処理部13を有する。元画像メモリ8および距離データ
メモリ7に格納された各データに基づき、道路認識部1
0は、自車輌前方の道路形状を認識し、立体物認識部1
1は、自車輌前方の立体物(走行車)を認識する。そし
て、処理部13は、これらの認識部10,11からの情
報に基づき、ドライバーへの警報が必要と判断した場
合、表示装置やスピーカー等の警報装置19を介してド
ライバーに対して注意を促す。また、処理部13は、必
要に応じて、各種制御部14〜18を制御する。例え
ば、AT(自動変速機)制御部14に対して、シフトダ
ウンの実行を指示したり、エンジン制御部18に対し
て、エンジンの出力低下を指示する。また、アンチロッ
クブレーキシステム(ABS)制御部15、トラクショ
ンコントロールシステム(TCS)制御部16、或い
は、各車輪のトルク配分や回転数を制御する車輌挙動制
御部17に対して、適切な車輌制御を指示してもよい。
【0019】さらに、フェール判定部12は、元画像メ
モリ8に格納された輝度データと距離データメモリ7に
格納された距離データとに基づいて、弱逆光状況の検出
とフェール判定とを行う。フェールと判定されている
間、すなわち、後述するフェールフラグNGが「1」の
間は、監視精度の低下に伴う誤動作等を防ぐために、車
輌制御や警報制御が一時的に中断される(フェールセー
フ)。
【0020】図2および図3は、弱逆光判定ルーチンの
フローチャートである。フェール判定部12は、このル
ーチンは所定間隔(例えば100ms毎のサイクル)で繰り
返し実行する。このルーチンの具体的な処理の流れを説
明する前に、フェールセーフの介入条件について説明す
る。ステップ1からステップ6までに規定された各条件
は、本実施形態におけるフェールセーフの介入条件であ
る。この介入条件を具備する場合は、撮像画像中に弱逆
光が生じていると判断し、ステップ12以降の手順に進
む。一方、いずれかのステップにおいて否定判定された
場合は、フェールセーフ介入すべき撮像状況ではないと
判断し、ステップ7以降の手順に進む。
【0021】後述する説明から分かるように、フェール
判定部12は、「介入条件」および「解除条件」を判定
し、判定結果に応じてカウンタを適宜インクリメント/
デクリメントする。ここで、「介入条件」は、フェール
セーフを行うべき弱逆光状況になったか否かの判定条件
に相当し、この条件を具備する場合にカウンタのインク
リメントが開始される。フェールセーフは、「介入条
件」を具備するだけでは実行されず、カウンタの値が所
定値に到達した時点で実行される。また、「解除条件」
は、カウンタのインクリメントを中断するか否かの判定
条件に相当する。さらに、本実施形態においては、「介
入条件」を具備することにより開始されたカウンタのイ
ンクリメントは、「介入条件」を具備しない撮像状況に
変わったとしても「解除条件」を具備しない限り継続さ
れるようにしている。
【0022】なお、本実施形態では、フェールセーフの
介入条件の一例として、以下の6つの判定条件を挙げて
いるが、これらの一つ以上を適宜組み合わせて介入条件
を規定してもよく、それ以外の条件を追加してもよい。
【0023】[第1の判定条件]先行車が認識されてい
ないこと、すなわち、先行車との車間距離が算出されて
いないこと(ステップ1) 本実施形態に係るフェールセーフの目的は、本来存在す
るはずの先行車をロストしてしまうような逆光状況にお
いてフェールセーフを行うことである。したがって、逆
光円が生じていても先行車が認識されている状況では、
フェールセーフを行う必要はない。そこで、先行車が認
識されていないことをフェールセーフ介入の前提条件と
している。ただし、自車輌前方に先行車が存在しない走
行状況であってもこの判定条件を具備する。そこで、ス
テップ1の条件を具備する場合には、弱逆光状況にある
か否かをさらに判定するためにステップ2に進む。
【0024】ここで、ステップ1での判定対象となる車
間距離は、ステレオ法による距離計測技術と画像認識技
術とを併用することにより算出される。概略的に説明す
ると、まず、自車輌前方の道路の三次元的な形状を示す
車線モデルを算出する。撮像画像に映し出された左右の
車線(白線)は、道路面の輝度よりも高輝度で、かつ、
道路面との境界において輝度エッジを有する領域として
抽出される。このようにして抽出された車線に関する視
差を、例えば4×4画素の画素ブロック単位で算出する。
車線が映し出されている一画素ブロックに関して、撮像
画像中の二次元的な位置と視差とが特定できれば、周知
の座標変換式より、その車線部分の三次元的な位置(距
離を含む)を算出することができる。つぎに、算出され
た車線の三次元的な分布を所定の区間(セグメント)毎
に直線で近似し、各直線を折れ線状に連結することによ
り、車線モデルが算出される。自車輌前方の先行車は、
左右の車線モデルで挟まれた領域(すなわち道路面)上
に存在する立体物として認識され、その車間距離は、そ
の立体物の視差より算出される。なお、以上の点に関す
る詳細については、本出願人の先願である特願平11−
269578号(道路認識手法について開示)または特
開平5−265547号公報(先行車認識手法について
開示)を参照されたい。
【0025】[第2の判定条件]シャッタースピードa
が判定値以下であること(ステップ2) 先行車をロストするような逆光状況においては、通常状
況よりもシャッタースピードが速くなる傾向がある。こ
のような特性に鑑み、適正な判定値(例えば、2000[μs
ec])を予め設定しておき、シャッタースピードaがこ
の判定値以下になることをフェールセーフ介入の条件と
している。ただし、真夏等のように日差しが強い走行状
況では、通常の状況でもシャッタースピードが著しく速
くなることがある(例えば200[μsec]以下)。そこで、
ステップ1およびステップ2の判定条件を具備する場合
には、弱逆光状況にあるか否かをさらに判定するために
ステップ3に進む。
【0026】[第3の判定条件]上部輝度飽和率LR1
が下部輝度飽和率LR2よりも大きいこと(ステップ
3) 先行車をロストするような逆光状況では、画像上部に逆
光円が発生するため、画像上部の一部が輝度飽和状態と
なる傾向がある。そこで、図4に示すように、基準画像
の上方および下方に上部エリア、下部エリアをそれぞれ
設定し、上部輝度飽和率LR1が下部輝度飽和率LR2よ
りも大きいことをフェールセーフ介入の条件としてい
る。ここで、輝度飽和率LR1,LR2は、そのエリア内
のトータル画素数に対して、輝度飽和状態(例えば輝度
値が240以上)に達した画素数が占める割合をいう。た
だし、晴天時や陸橋上等のように遮蔽物が存在しない走
行状況では、逆光円が生じていないにも拘わらず、この
条件を具備してしまうことがある。そこで、ステップ1
からステップ3までの判定条件を具備する場合には、弱
逆光状況にあるか否かをさらに判定するためにステップ
4に進む。
【0027】なお、輝度飽和率LR1,LR2の値は走行
状況によって大きく変動する傾向があり、通常走行時に
おいても、下部輝度飽和率LR2はほぼ0になることも
多い。このような理由により、本実施形態では、各輝度
飽和率LR1,LR2に関する判定値は設定しない。
【0028】[第4の判定条件]先行車エリアの輝度エ
ッジ数ENが判定値よりも小さいこと(ステップ4) 先行車をロストするような逆光状況では、逆光円が存在
する画像領域の輝度エッジ数ENが著しく低下する傾向
がある。ここで、輝度エッジ数ENとは、画像の水平方
向における隣接画素対の輝度変化量が所定値以上のもの
の数をいう。本実施形態では、図5に示すように、基準
画像の上部中央部分(走行時に先行車が映し出されるで
あろう画像領域)に先行車エリアを設定し、このエリア
内の輝度エッジ数ENが適切に設定された判定値よりも
小さいことをフェールセーフ介入の条件としている。た
だし、夜間、トンネル、霧、煙、雪道等の走行時には、
この条件を具備してしまうことがある。そこで、ステッ
プ1からステップ4までの判定条件を具備する場合に
は、弱逆光状況にあるか否かをさらに判定するためにス
テップ5に進む。
【0029】なお、輝度エッジ数ENの代わりに、先行
車エリア内の距離データの算出数を用いてもよい。ステ
レオマッチングの特性上、輝度エッジ数と距離データの
算出数との間には大きな相関があり、基本的に、輝度エ
ッジ数が多いほど、算出される距離データ数も多くなる
からである。
【0030】[第5の判定条件]シャッタースピードa
により正規化された輝度分布特性パラメータが判定条件
を具備すること(ステップ5) まず、図6に示すように、画像の水平方向に配列された
複数の縦短冊状の監視エリアNiを基準画像の上部に設
定する。画像の上部に関しエリアNiを設定した理由
は、弱逆光時における輝度状態の特徴は画像上部に強く
出現するからである。この監視エリアNiは、撮像画像
の水平方向における輝度分布特性を評価するために設け
られたものである。一例として、基準画像のサイズが縦
200画素で横512画素である場合、基準画像を水平方向に
16画素ずつ分割していく。これにより、200×16画素サ
イズの監視エリアNiが32個設定される。
【0031】つぎに、監視エリアNi毎に輝度和Aiが算
出される。ある監視エリアNiにおける輝度和Aiは、そ
の監視エリアNi内において均一に分布するサンプル画
素の輝度を加算した値(加算値の平均値であってもよ
い)として算出することができる。一例として、水平/
垂直方向ともに4画素ごとにサンプルを抽出し、各サン
プルの輝度を加算した値を輝度和Aiとする。監視エリ
アNi内において均一に分布するようなサンプルを用い
れば、その監視エリアNiの全体的な輝度状態を、少な
い演算量で適切に算出することができる。なお、演算量
を考慮しないのであれば、監視エリアNi内に含まれる
全画素を演算対象として輝度和Aiを算出してもよい。
このようにして算出された32個の輝度和Aiの分布特性
は、画像の水平方向(横方向)の分布特性に相当する。
【0032】そして、輝度和Aiに関する輝度分布特性
を示すパラメータ(輝度分布特性値)をシャッタースピ
ードaで正規化する。この輝度分布特性値として、例え
ば、輝度和Aiのばらつきの程度を示す輝度和分散VA
Rを用いる場合、シャッタースピードaにより正規化さ
れた輝度和分散VAR'(以下、「正規化輝度和分散」
という)は下式に基づき算出される。ここで、aはシャ
ッタースピード、nは監視エリアAiの数(n=32)、
そしてAaveは輝度和Aiの平均値である。
【数1】VAR'=VAR/a VAR2={(A1−Aave2+(A2−Aave2+ ・・・
+(An−Aave2}/n=Σ(Ai2)/n−(ΣAi
n)2
【0033】輝度分布特性パラメータとして正規化輝度
和分散VAR'を用いる場合、正規化輝度和分散VAR'
が適切に設定された判定値よりも大きいことがフェール
セーフ介入の条件となる。
【0034】また、輝度分布特性パラメータとして、輝
度和Aiの最大値(ピーク)を示す輝度和最大値Amaxを
用いてもよい。この場合、シャッタースピードaにより
正規化された輝度和最大値Amax'(=Amax/a)(以
下、「正規化輝度和最大値」という)が適切に設定され
た判定値よりも大きいことがフェールセーフ介入の条件
となる。なお、正規化輝度和分散VAR'が判定値より
大きく、かつ、正規化輝度和最大値Amax'も判定値より
大きいことをフェールセーフ介入の条件としてもよい。
【0035】正規化輝度和分散VAR'および正規化輝
度和最大値Amax'が弱逆光判定に有効な理由を、図7お
よび図8を参照して説明する。図7は、正規化されてい
ない輝度分布特性パラメータ(輝度和分散VAR、輝度
和最大値Amax)の計測特性図である。この特性は、実
際の走行実験により得られた計測結果である。計測開始
後、約300秒から約340秒までが弱逆光状況である。輝度
和最大値Amaxに関する計測結果から分かるように、大
半の時間において輝度和最大値Amaxが一定の範囲内に
収まっているため、この計測結果を見る限り、弱逆光に
関する顕著な傾向を見出すことは困難である。一方、輝
度和分散VARについて見た場合、計測開始後270秒付
近において特徴的なピークが発生しているが、このピー
クは弱逆光とは無関係に生じたものである。したがっ
て、この輝度和分散VARの計測結果を見る限り、弱逆
光時における顕著な傾向を見出すことは困難である。
【0036】これに対して、図8は、シャッタースピー
ドaで正規化した輝度分布特性パラメータ(正規化輝度
和分散VAR'、正規化輝度和最大値Amax')の特性図
である。この特性より、弱逆光状況では、正規化輝度和
最大値Amax'および正規化輝度分散VAR'の値が著し
く増大するという顕著な傾向を見出すことができる。こ
のことから、これらのパラメータVAR',Amax'が弱
逆光状態の検出に有効なことが分かる。
【0037】以上のような理由により、輝度分布特性パ
ラメータAmax,VARがシャッタースピードaの関数
であることを考慮して、これをシャッタースピードaで
正規化したパラメータAmax',VAR'を弱逆光判定の
判定パラメータとして用いる。そして、パラメータAma
x',VAR'が判定値よりも大きくなることをフェール
セーフ介入の条件とすれば、フェールセーフ介入に関す
る判定精度の一層の向上を図ることができる。ただし、
晴天時の昼間等では、シャッタースピードは総じて速く
なる傾向があるため、ステップ1からステップ5までの
判定条件を具備する場合には、弱逆光状況にあるか否か
をさらに判定するためにステップ6に進む。
【0038】[第6の判定条件]輝度モーメントを輝度
総和で割った値が判定値以下であること(ステップ6) このステップ6では、図6に示した監視エリアNi毎の
輝度和Aiの分布状態が、ステップ5とは別の観点より
評価される。図9は、通常状況における輝度和Aiの分
布特性図である。ここで、同図(a)は、高速道路の入
り口のように、画像上部全体に空が映し出されているよ
うな走行状況における分布特性の一例を示している。ま
た、同図(b)は、画像中央に積雪していない道路面が
映し出されており、かつ、それ以外の地表部分が積雪し
ている走行状況における分布特性の一例を示したもので
ある。これに対して、図10は、弱逆光状況における輝
度和Aiの分布特性図である。弱逆光状況では、高輝度
部分が画像の水平方向における一カ所(逆光円に相当す
る部分)に集中する傾向がある。同図(a)は、そのよ
うな高輝度部分が中央に存在する場合の分布特性を示し
ており、同図(b)は、それが右側に存在する場合の分
布特性を示している。
【0039】このステップ6では、図9に示した分布特
性を示す正常状況と図10に示した分布特性を有する弱
逆光状況とを区別することが目的である。そのために、
下式で表される「輝度重心LC」、「輝度モーメントL
M」という概念を導入する。ステップ5の場合と同様
に、iは画像左端を基準とした監視エリアNiの番号(0
〜31)であり、Aiはi番目の監視エリアNiの輝度和A
iである。
【数2】LC=Σ(i×Ai)/ΣAi LM=Σ(|i−LC|×Ai)
【0040】ここで、「輝度重心」とは、水平方向の各
輝度和Aiが一点に集中したと考えた場合におけるその
点の水平位置をいい、輝度和Aiと水平位置iとの積の
総和を輝度和Aiの総和で割った値である。例えば、図
11(a)に示すように、すべての輝度和Aiが同じ値
である場合、輝度重心LCは0から31の中間である15.5
となる。また、同図(b)に示すように、A0からA15
が0で、A16からA31が一定値(≠0)である場合、輝度
重心LCは23.5となる。
【0041】また、「輝度モーメント」とは、輝度重心
LCから水平位置iまでの距離に輝度和Aiを乗じた値
の総和をいい、輝度重心LCを基準とした水平方向の輝
度和Aiの分布状態を示す。輝度和Aiが全体的に小さい
場合、または、輝度重心LC近傍に輝度が集中している
場合に、輝度モーメントLMは小さな値となる。
【0042】そして、下式に示すように、輝度モーメン
トLCを輝度総和ΣAiで割った値、すなわち、輝度総
和ΣAiにより正規化された輝度モーメントLM'(以
下、「正規化輝度モーメント」という)を算出する。
【数3】 LM'=LM/ΣAi =Σ(|i−LC|×Ai)/ΣAi
【0043】図11(a)のような分布特性を有する通
常走行時には、輝度が水平方向に全体的に分布している
ので、輝度モーメントLMは大きくなる傾向がある。逆
に、図11(c)のような分布特性を有する逆光時に
は、輝度が輝度重心LC付近に集中する傾向があるた
め、輝度モーメントLMは小さくなる傾向がある。しか
しながら、逆光時であっても、画像全体が明るい場合に
は輝度モーメントLMが大きくなるため、通常走行時と
の区別が困難な場合がある。そこで、輝度モーメントL
Mを輝度和Aiの総和で割ることにより、輝度の分布状
態のみに依存した正規化輝度モーメントLM'を用い
る。図9および図10のケースについて考えると、正規
化輝度モーメントLM'は、図9の分布特性では大きく
なる傾向があり、図10の分布特性では小さくなる傾向
がある。そこで、正規化輝度モーメントLM'を適切に
設定された判定値と比較することにより、図10の特性
を示す弱逆光状況を検出することができる。
【0044】なお、下式で示すように、上記の数式3を
変形して、輝度和Aiの重みを大きくして輝度和Aiの分
布状態を評価してもよい。
【数4】LM'=Σ(|i−LC|×Ai2)/ΣAi LC=Σ(i×Ai2)/ΣAi
【0045】図2に示したステップ1からステップ6ま
でに規定されたすべての条件を具備する場合、すなわ
ち、フェールセーフの介入条件を具備する場合には、弱
逆光状況であると判断され、カウントフラグFcntが
「1」にセットされる(ステップ12)。カウントフラ
グFcntは、カウンタKが下限値0に到達した場合に
「0」にリセットされ、カウンタKがインクリメント/
デクリメントされている状態(K≠0)では、「1」に
設定されている。
【0046】続くステップ13において、カウンタKに
カウントアップ値αがインクリメントされる。このカウ
ンタKは、図12のフェール判定ルーチンに示すよう
に、フェールセーフを実行すべきか否かを判定するため
のものである。弱逆光判定ルーチンにおけるカウンタK
のインクリメントにより、カウンタKが上限値Klimに
到達した場合には、ステップ30の判断を経て、フェー
ルフラグNGが「1」がセットされる(ステップ3
1)。一方、カウンタKが下限値0に到達した場合に
は、ステップ30,32の判断を経て、カウントフラグ
Fcnt、フェールフラグNGが「0」にリセットされる
(ステップ33,34)。
【0047】また、カウンタKが下限値0から上限値K
limの範囲内においては、ステップ30,32の判断を
経て、カウントフラグFcnt、フェールフラグNGの指
示内容の変更を行うことなく処理を終了する。したがっ
て、フェールセールにより車外監視制御が中断されてい
る状態では(NG=「1」)、カウンタKがデクリメン
トされて下限値0に到達しない限り、車外監視制御は再
開されない(フェールセーフは解除されない)。一方、
車外監視制御が行われている状態では(NG=
「0」)、カウンタKがインクリメントされて上限値K
limに到達しない限り、フェールセーフは行われない
(車外監視制御が継続される)。
【0048】このように、フェールセーフの介入条件を
具備するような走行状況になった場合には、カウンタK
のインクリメントが開始される。そして、このような走
行状況が所定時間(この時間は上限値Klimとカウント
アップ量αによって決定される)継続した場合に、フェ
ールフラグNGが「1」にセットされ、フェールセーフ
の実行が指示される。これにより、車外監視制御が一時
的に中断されるため、弱逆光状況下における監視制御の
信頼性低下を防止することができる。
【0049】なお、カウントアップ量αの値は、図13
に示すカウントアップ量設定ルーチンにより決定され、
具体的には、距離分散と左右カメラの輝度差とに応じて
設定される(ステップ20)。一般に、逆光状況では、
カメラに直接太陽光が入っているため、算出距離のばら
つきが正常状況時よりも大きくなる傾向がある。そこ
で、画像の所定エリア(例えば、画像の垂直方向に延在
するエリア)内における距離分散を求め、この分散が大
きい場合にはカウントアップ量αを大きく設定する。ま
た、逆光状況では、正常状況時よりも左右のカメラの輝
度差が大きくなる傾向があるため、カウントアップ量α
を大きく設定する。
【0050】つぎに、フェールセーフの介入条件を具備
しない場合、すなわち、図2に示したステップ1からス
テップ6までに規定された各条件を一つでも具備しない
場合は、弱逆光状況ではないと判断される。この場合
は、図3に示したステップ7に進み、カウントフラグF
cntが「0」であるか否か、すなわち、カウンタKがイ
ンクリメント/デクリメントされている状態であるか否
かが判断される。ステップ7において否定判定された場
合(K=0)、それ以降の処理を行うことなく本ルーチ
ンを終了する。
【0051】このように、弱逆光が生じていない正常な
走行状況であり、かつ、カウントKが下限値0に到達し
ている場合、フェールフラグNGは「0」であるから、
車外監視制御が継続される。
【0052】一方、フェールセーフの介入条件を具備し
ないが、カウンタKが下限値0でない場合、ステップ7
における肯定判定を経て、ステップ8に進む。ステップ
8からステップ10は、カウンタKのカウントアップま
たはカウントダウンのどちらを行うかを判定するフェー
ルセーフの解除条件を規定しており、この解除条件を具
備する場合にはカウントダウンが行われ、解除条件を具
備しない場合にはカウントアップが行われる。なお、こ
の解除条件は上述した介入条件と比べて緩和された条件
となっている。その理由は、解除条件を介入条件よりも
緩和することで、先行車のロストと捕捉とが繰り返され
る状況下におけるフェールセーフのハンチングの発生を
防止するためである。
【0053】フェールセーフの解除条件として、まず、
シャッタースピードaが3000[μsec]以下であるか否か
が判断される(ステップ8)。このステップ8において
否定判定された場合、すなわち、フェールセーフの解除
条件を具備する場合には、ステップ11に進み、カウン
タKからカウントダウン値βがデクリメントされる。
【0054】一方、ステップ8において肯定判定された
場合は、ステップ9に進み、上述した輝度和分散VAR
が判定値以上であるか否かが判断される。強い逆光状況
では、スミヤまたは逆光円により画像に輝度飽和部分が
出現する反面、暗転する部分も出現する。そのため、逆
光状況では輝度和分散VARは大きくなる傾向がある。
しかしながら、輝度和分散VARは、このような逆光状
況時のみ大きくなるわけではない。例えば、太陽光の強
い快晴時には、日の当たっている部分と日陰とのコント
ラストが強くなるため、輝度和分散VARが大きくなる
傾向にある。特に、道路面上にガードレールや街路樹等
の陰がある場合、輝度和分散VARは大きくなりやす
い。このような傾向から、正規化輝度和分散VAR'よ
りも弱逆光との関連性が低い輝度和分散VARを用い、
フェールセーフの解除条件を介入条件よりも緩和するこ
とにより、上述したハンチングの発生を防止する。この
ステップ9において肯定判定された場合、すなわち、フ
ェールセーフの解除条件を具備しない場合には、ステッ
プ13に進み、カウンタKのカウントアップが行われ
る。
【0055】一方、ステップ9において否定判定された
場合は、さらに、白線信頼度が低いか否かが判断される
(ステップ10)。弱逆光状況であっても、道路面部分
は正常に映し出されており、白線(車線)認識の信頼性
はそれほど低下していないことも多い。そこで、白線認
識の信頼性を解除条件とすることにより、上述したハン
チングの発生を防止することができる。白線の信頼性が
低下している場合には、ステップ13に進み、カウント
Kのカウントアップが行われる。これに対して、白線の
信頼性が低下していない場合、すなわち、フェールセー
フの解除条件を具備する場合には、ステップ11に進
み、カウンタKのカウントダウンが行われる。
【0056】なお、白線の信頼性の算出手法について
は、本出願人の先願である特願平11−269578号
公報に開示されている。概略的には、ある撮像画像から
検出された白線の信頼性は、その白線に起因した輝度エ
ッジ数、従前の撮像画像において検出された白線位置と
の関係(連続性)、左右の白線の平行性等に基づいて算
出される。基本的には、輝度エッジ数が多いほど、従前
の白線位置との連続性が高いほど、または、検出された
左右の白線が平行であるほど、白線の信頼性は高くな
る。
【0057】以上の説明から分かるように、フェールセ
ーフの解除条件(カウンタKのカウントダウン条件)を
まとめると以下のようになる。 [解除条件] 1.シャッタースピードaが3000[μsec]よりも大きい
こと 2.シャッタースピードaが3000[μsec]以下の場合に
は、輝度和分散VARが判定値よりも小さく、かつ、白
線信頼度が低くないこと
【0058】このように、本実施形態では、輝度分布特
性パラメータ、輝度エッジ数、上下の輝度飽和率、輝度
モーメント等をモニタリングし、これらのパラメータに
基づき、弱逆光状況の検出を行っている。これにより、
弱逆光状況においてフェールセーフを適切に行うことが
できるため、車外監視装置の安全性をより高い次元で確
保することが可能となる。
【0059】特に、本実施形態では、画像を分割して画
像の垂直方向に延在する長方形状(縦短冊状)の監視領
域を複数設定し、画像の水平方向(横方向)の輝度分布
特性値(輝度和分散VARや輝度和最大値Amax)を求
め、この値をシャッタースピードaにより正規化してい
る。これにより、弱逆光との関連性が高いパラメータ
(正規化輝度和分散VAR'や正規化輝度和最大値Ama
x')を得ることができる。そして、このような正規化さ
れたパラメータVAR',Amax'を用いてフェールセー
フの介入条件を設定すれば、正規化していない輝度分布
特性パラメータVAR,Amaxを用いる場合よりも、弱
逆光状況の検出精度の向上を図ることができる。
【0060】また、上述したように、フェールセーフの
解除条件を、弱逆光状況の特徴を忠実に規定した介入条
件よりも緩やかな条件(弱逆光以外の状況も含みうる条
件)に設定している。これにより、先行車等のロストと
捕捉とが繰り返される状況下におけるフェールセーフの
ハンチングの発生を抑制できるため、ドライバーに違和
感を与えるような車輌制御や警報を防止することができ
る。
【0061】特に、本実施形態では、フェールセーフの
介入条件として正規化された輝度分布特性値VAR',
Amax'を用いているのに対して、フェールセーフの解除
条件では、別個のパラメータである輝度分布特性値VA
R,Amax(正規化されていない)を用いている。ま
た、フェールセーフの解除条件で用いられている白線信
頼度は、フェールセーフの介入条件では用いられていな
い。このように、フェールセーフの介入条件と解除条件
とで異なるパラメータを用いれば、同一パラメータの判
定値を変えるといった一般的な手法と比べて、実際の走
行状況に的確に合致するような条件設定をフレキシブル
に行うことができる。
【0062】さらに、本実施形態では、左右カメラの輝
度差や算出距離の分散等を考慮して、カウントアップ量
αの値を調整している。これにより、フェールセーフの
介入条件を具備した時点からフェールセーフ実行までの
判定継続時間を可変に設定することができるので、実際
の状況に応じた判定継続時間でフェールセーフを行うこ
とができる。
【0063】なお、本実施形態では、フェールセーフを
行う状況として、画像に逆光円が生じている弱逆光状況
を例に説明した。弱逆光状況は、本発明に係る検出手法
を適用することにより最も有効に検出し得る典型例であ
るが、それ以外の光学的な影響を受けた画像(例えば、
スミアの発生等)に適用することも可能である。
【0064】
【発明の効果】このように、本発明では、光学的な影響
などによって、撮像された画像に異常が生じた場合であ
っても、そのような画像異常を正確に検出することがで
きる。したがって、撮像画像に異常が生じたとしても、
それに的確に応答してフェールセーフを行えるため、車
外監視装置の安全性をより高い次元で確保することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る車外監視装置のブロック図
【図2】弱逆光判定ルーチンのフローチャート
【図3】弱逆光判定ルーチンのフローチャート
【図4】上部エリアおよび下部エリアの説明図
【図5】先行車エリアの説明図
【図6】監視エリアの説明図
【図7】輝度分布特性パラメータの計測特性図
【図8】正規化された輝度分布特性パラメータの特性図
【図9】通常状況における輝度和の分布特性図
【図10】弱逆光状況における輝度和の分布特性図
【図11】輝度重心の説明図
【図12】フェール判定ルーチンのフローチャート
【図13】カウントアップ量設定ルーチンのフローチャ
ート
【図14】正常な画像の一例を示した図
【図15】逆光円が発生した異常画像の一例を示した図
【図16】逆光円により誤った距離情報を含む距離画像
を示した図
【符号の説明】
1 メインカメラ、 2 サブカメラ、3,
4 A/Dコンバータ、 5 画像補正部、6 ステ
レオ画像処理部、 7 距離データメモリ、8 元
画像メモリ、 9 マイクロコンピュータ、
10 道路認識部、 11 立体物認識部、
12 フェール判定部、 13 処理部、14
AT制御部、 15 ABS制御部、16
TCS制御部、 17 トルクバランス制御
部、18 エンジン制御部、 19 警報装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 15/00 G03B 15/00 V 5C054 G08G 1/16 G08G 1/16 E 5H180 H04N 5/225 H04N 5/225 C 5/235 5/235 7/18 7/18 J K Fターム(参考) 2F065 AA02 AA06 BB05 BB15 CC11 DD11 FF05 FF09 HH02 JJ02 JJ05 JJ25 MM02 QQ03 QQ24 QQ38 QQ41 2F112 AC03 AC06 BA01 BA07 CA05 CA12 FA03 FA07 FA21 FA33 FA41 2H002 DB19 DB25 HA04 HA13 JA08 3D044 BA16 BA20 BA21 BB01 BD01 5C022 AA04 AC42 AC69 5C054 AA01 CA04 CC02 CG02 CH01 EA01 EA05 FC03 FC14 FC15 FC16 HA30 5H180 AA01 CC04 LL01 LL04 LL07 LL08 LL09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フェールと判定された場合にフェールセー
    フを行う車外監視装置において、 車外の景色を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段により得られた撮像画像の水平方向におけ
    る輝度分布を示す輝度分布特性値を算出する算出手段
    と、 前記算出手段により算出された輝度分布特性値をシャッ
    タースピードで正規化したパラメータに基づいて、フェ
    ールを判定する判定手段とを有することを特徴とするフ
    ェールセーフ機能を有する車外監視装置。
  2. 【請求項2】前記輝度分布特性値は、輝度和最大値であ
    ることを特徴とする請求項1に記載されたフェール機能
    を有する車外監視装置。
  3. 【請求項3】前記輝度分布特性値は、輝度和分散である
    ことを特徴とする請求項1に記載されたフェール機能を
    有する車外監視装置。
  4. 【請求項4】フェールと判定された場合にフェールセー
    フを行う車外監視装置において、 車外の景色を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段により得られた撮像画像の所定の監視エリ
    ア内における輝度エッジに関連するデータ数を算出する
    算出手段と、 前記算出手段により算出されたデータ数に基づいて、フ
    ェールを判定する判定手段とを有することを特徴とする
    フェールセーフ機能を有する車外監視装置。
  5. 【請求項5】前記データ数は、輝度エッジ数であること
    を特徴とする請求項4に記載されたフェール機能を有す
    る車外監視装置。
  6. 【請求項6】前記データ数は、一対の撮像手段による一
    対の撮像画像から得られる距離データ数であることを特
    徴とする請求項4に記載されたフェール機能を有する車
    外監視装置。
  7. 【請求項7】前記所定の監視エリアは、前記撮像画像の
    上部に設定され、走行時に自車輌前方の先行車が映し出
    されるエリアであることを特徴とする請求項4に記載さ
    れたフェール機能を有する車外監視装置。
  8. 【請求項8】フェールと判定された場合にフェールセー
    フを行う車外監視装置において、 車外の景色を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段により得られた撮像画像の水平方向におい
    て輝度が特定の水平位置に集中したと考えた場合におけ
    る当該水平位置を輝度重心として算出する第1の算出手
    段と、 前記第1の算出手段により算出された輝度重心を考慮し
    て、水平方向における輝度分布状態を評価することによ
    り、フェールを判定する判定手段とを有することを特徴
    とするフェールセーフ機能を有する車外監視装置。
  9. 【請求項9】前記輝度重心を基準とした水平方向におけ
    る輝度の分布状態を示す輝度モーメントを算出する第2
    の算出手段をさらに有し、 前記判定手段は、前記第2の算出手段により算出された
    輝度モーメントに基づいて、フェールを判定することを
    特徴とする請求項8に記載されたフェールセーフ機能を
    有する車外監視装置。
  10. 【請求項10】フェールと判定された場合にフェールセ
    ーフを行う車外監視装置において、 車外の景色を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段により得られた撮像画像の水平方向におけ
    る輝度分布特性を示す輝度分布特性値をシャッタースピ
    ードにより正規化することにより、第1のパラメータを
    算出する第1のパラメータ算出手段と、 前記撮像画像に設定された監視エリア内の輝度エッジに
    関連するデータ数を第2のパラメータとして算出する第
    2のパラメータ算出手段と、 前記第1のパラメータと前記第2のパラメータとに基づ
    いてフェールを判定する判定手段とを有することを特徴
    とするフェールセーフ機能を有する車外監視装置。
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