JP3235831B2 - ステレオ式車外監視装置 - Google Patents
ステレオ式車外監視装置Info
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Description
況、特に濡れた路面を撮像画像対から検出するステレオ
式車外監視装置に関する。
た一対の車載カメラ(ステレオカメラ)を用いたステレ
オ式車外監視装置が注目されている。この監視装置は、
車載カメラにより撮像された一対の画像に基づいて、走
行環境(例えば、車外の対象物と自車輌との間の距離
等)を認識する。そして、必要に応じてドライバーに注
意を喚起したり、シフトダウンによる減速等の車輌制御
を行う。走行環境の認識手法としては、まず、撮像され
た画像対における同一対象物の位置的なずれ(視差)を
ステレオマッチング法により求める。そして、算出され
た視差から三角測量の原理を用いて、走行路の道路形状
(直線またはカーブの状態)や先行車との車間距離など
を特定することができる。
たっては、装置の安全動作を保証するために、走行路の
路面状況や道路形状を的確に検出することが重要であ
る。検出すべき路面状況には様々なものがあるが、その
一つとして、降雨等により路面が濡れている状況が挙げ
られる。路面が濡れていると、路面が乾いている場合と
比べて路面の摩擦係数μが著しく低下する。したがっ
て、路面の摩擦係数μが低い状況でシフトダウン等の制
動力を発揮しようとする場合、車輌がスリップしてしま
わないように、通常制御時よりも緩やかな制動を行う必
要がある。
次元で確保するという観点で言えば、濡れた路面を的確
に検出することが重要である。それとともに、路面の状
況に応じてフェールセーフを含めた適切な制御を行うこ
とも重要である。なお、本明細書でいう「フェールセー
フ」とは、通常制御と異なる監視制御を行うという広い
概念である。したがって、通常の監視制御を一時的に中
断することはもとより、通常制御時よりも緩やかな制動
力で車輌制御を行うような制御も、ここでいう「フェー
ルセーフ」の概念に含まれる。
外監視装置においては、路面の状況を的確に検出するた
めの手法が確立されておらず、装置の安全性を高い次元
で確保するための課題が残されていた。
像画像から精度よく検出することができるステレオ式車
外監視装置を提供することである。
必要に応じて適切な制御を行い得るステレオ式車外監視
装置を提供することである。
めに、本発明は、撮像された画像対から道路の路面状況
を検出するステレオ式車外監視装置において、車外の景
色を撮像することにより、一対の画像データを得るステ
レオ撮像手段と、画像データ対における対象物の視差に
基づいて、当該対象物の距離データを算出する距離算出
手段と、画像データと距離データとに基づいて、道路の
三次元的な形状を認識する認識手段と、認識手段により
認識された道路領域内に距離データ監視領域を設定する
設定手段と、距離データ監視領域内に存在する距離デー
タのうち、認識手段により認識された道路の路面位置よ
りも下側に存在する距離データの数をウェットデータ数
として算出すると共に、当該ウェットデータ数に基づい
て路面状況を検出する検出手段とを有するステレオ式車
外監視装置を提供する。
状から自車輌が進むべき走行経路を予測した予測走行線
を算出することが好ましい。この場合、設定手段は、予
測走行線を基準として、車幅方向における範囲と車長方
向における範囲とを規定することにより、距離データ監
視領域を設定する。
に存在する距離データのうち、認識手段により認識され
た道路の路面位置に存在する距離データの数をドライデ
ータ数として算出すると共に、ドライデータ数とウェッ
トデータ数との比を、判定しきい値と比較することによ
り、路面が濡れているか否かを判定することが好まし
い。
づいて、車輌制御に関する制御パラメータを変更しても
よい。
視装置のブロック図である。CCD等のイメージセンサ
を内蔵した一対のカメラ1,2は、自動車等の車輌の車
幅方向において所定の間隔で、ルームミラーの近傍に取
り付けられており、車輌前方の景色を撮像する。メイン
カメラ1は、ステレオ処理を行う際に必要な基準画像
(右画像)を撮像し、サブカメラ2は、この処理におけ
る比較画像(左画像)を撮像する。互いの同期している
状態において、カメラ1,2から出力された各アナログ
画像は、A/Dコンバータ3,4により、所定の輝度階
調(例えば、256階調のグレースケール)のデジタル
画像に変換される。デジタル化された画像は、画像補正
部5において、輝度の補正や画像の幾何学的な変換等が
行われる。通常、一対のカメラ1,2の取付位置は、程
度の差こそあれ誤差があるため、それに起因したずれが
左右の画像に存在している。このずれを補正するため
に、アフィン変換等を用いて、画像の回転や平行移動等
の幾何学的な変換が行われる。このようにして補正され
た基準画像および比較画像は、元画像メモリ8に格納さ
れる。
部5により補正された基準画像および比較画像から、画
像中の同一対象物の三次元位置(自車輌から対象物まで
の距離を含む)を算出する。この距離は、4×4画素の
画素ブロック単位で算出され、左右画像における同一対
象物(画素ブロック)の位置に関する相対的なずれか
ら、三角測量の原理に基づき算出することができる。こ
のようにして算出された画像の距離情報は、距離データ
メモリ7に格納される。
8および距離データメモリ7に格納された各情報に基づ
き、白線検出を含めた車輌前方の道路形状(直線やカー
ブ曲率)を認識する(道路認識部10)。また、車輌前
方の立体物(走行車)等も認識する(立体物認識部1
1)。処理部13は、これらの認識部10,11からの
情報から警報が必要と判定された場合、モニタやスピー
カー等の警報装置19によりドライバーに注意を促した
り、或いは、必要に応じて、各種制御部14〜18を制
御する。例えば、AT(自動変速機)制御部14に対し
て、シフトダウンを実行すべき旨を指示する。また、エ
ンジン制御部18に対してエンジン出力を低下すべき旨
を指示してもよい。その他にも、アンチロックブレーキ
システム(ABS)制御部15、トラクションコントロ
ールシステム(TCS)制御部16、或いは、各車輪の
トルク配分や回転数を制御する車輌挙動制御部17に対
して、適切な車輌制御を指示することも可能である。
モリ8に記憶された画像データ、距離データメモリ7に
記憶された距離データ、および道路認識部10で算出さ
れた予測走行線Lに基づいて、後述するルーチンに従っ
てフェール判定を行う。フェール判定部12からフェー
ルセーフが指示された場合、処理部13はフェールセー
フを実行する。これにより、例えば、道路等の誤認識に
ともなう装置の誤動作を防ぐために、上述した車輌制御
等が一時的に中断される。また、通常制御時よりも緩や
かな車輌制動力が生じるように、上記の制御部14〜1
8の各種制動パラメータを変更する。
ルーチンを示したフローチャートである。このフローチ
ャートは、所定の制御周期ごとに繰り返し実行される。
このルーチンにより、現在の走行環境がフェール条件に
合致すると判断された場合、フェール判定部12は処理
部13に対して、フェールセーフの実行を指示する。
部12は、元画像メモリ8に記憶された画像データと、
距離データメモリ7に記憶された距離データと、道路認
識部10にて算出された予測走行線Lとを読み込む。予
測走行線Lは、自車輌が進むべき走行経路を予測したラ
インであり、検出された白線に基づいて算出される。予
測走行線Lは、図3に示したように、認識された道路形
状から算出される。すなわち、ステレオカメラ1,2に
より得られた画像対に映し出されたある対象物(例えば
道路や先行車)の視差dが算出されると、下式に基づい
て、その対象物までの距離Zを算出することができる。
ここで、rは、ステレオカメラ1,2間の取り付け間
隔、fはステレオカメラ1,2の焦点距離である。
下隅を原点として、水平方向をi座標軸、垂直方向をj
座標軸とする(単位は画素)。一方、自車輌の位置を基
準に設定された実空間の座標系は、ステレオカメラ1,
2の中央真下の道路面を原点として、車幅方向をX軸
(右方向を正)、車高方向をY軸(上方向を正)、車長
方向をZ軸(前方向を正)とする。したがって、走行路
が水平ならば、XZ平面(Y=0)は路面と一致する。
撮像画像に映し出された対象物の距離データ(i,j,
Z)が特定されると、下式の座標変換式に従って、その
三次元位置(X,Y,Z)も一意に特定することができ
る。ここで、同式におけCHはステレオカメラ1,2の
取り付けた高さ(定数)、rはステレオカメラ1,2の
取り付け間隔(定数)、PWは1画素当たりの視野角
(定数)、そして、IV、JVは車輌の真正面における
無限遠点の画像上のiまたはj座標の値(定数)であ
る。
から撮像画像の二次元座標(i,j)への変換式は下式
のようになる。
って映し出されている場合、先行車や白線の位置情報
(高さY)を利用して白線だけを分離して抽出すること
で、「道路形状の認識」を行う。三次元空間において白
線は路面位置にあり(理想的な状態ではY=0)、先行
車などの立体物は路面よりも高い位置にある(理想的な
状態ではY>0)。したがって、路面の高さ、すなわち
Y座標の値が特定できれば、白線と立体物とを区別する
ことができる。ここで、「道路形状の認識」とは、道路
形状を表現した関数(道路モデル)の各パラメータを、
三次元的な道路形状と合致するように設定することであ
る。本実施例における道路モデルは、認識範囲(例えば
カメラ位置から車輌前方84m先まで)の走行路におけ
る左右の白線(サイドライン)を、所定区間ごとに三次
元の直線式で近似し、これを折れ線状に連結することに
より表現される。図3の例では、認識範囲を所定の距離
(Z1〜Z7)ごとに7つの区間に分けて、それぞれの
区間において、下式で近似された直線式のパラメータ
a,b,c,dが走行路のサイドライン毎に導出され
る。そして、左右のサイドラインで挟まれた領域が走行
路ということになる。なお、この道路モデルは、水平方
向(X方向)のみならず、垂直方向(Y方向)の直線式
をも有しているため、道路の勾配や起伏といった上下方
向の道路形状も表現している。
インから予測走行線Lを算出することができる。予測走
行線Lは、走行路の中央線、すなわち、上記の数式4に
より近似された左右のサイドラインの中間線として求め
ることができる。このようにして算出された予測走行線
Lがフェール判定部12に出力される。
離データ監視領域Rが設定される。この監視領域Rは、
距離データの出力数をカウントする対象範囲である。図
4は、距離データ監視領域Rを説明するための図であ
る。この監視領域Rは、演算量の増加を抑えるために、
ステップ1で読み込まれた予測走行線Lを基準として、
自車輌の前方向に40m(0≦Z≦40)、左右の幅を
それぞれ2m(−2≦X≦2)として設定される。な
お、図4には、Z方向に直線的に延在した予測走行線L
が図示されているが、カーブにおいて、予測走行線Lは
X方向への変位量をもつ。
視領域R内に存在する距離データから有効距離データが
特定される。有効距離データとは、画像の水平方向(横
方向)の輝度エッジを所定数以上有する画素ブロックに
関する距離データをいう。図6は、距離データの算出単
位である画素ブロックに関する横方向の輝度エッジの算
出手法を説明するための図である。上述したように、距
離データは、4×4の画素ブロック単位で1つ算出され
る。この画素ブロックにおいて、まず、横方向に隣接し
た画素対の輝度変化量(絶対値)ΔPを算出する。ただ
し、一番左側の画素列(P11,P12,P13,P14)に関
しては、左側に隣接した画素ブロックにおける一番右側
の画素列とから輝度変化量ΔPを算出する。したがっ
て、1つの画素ブロックに関して16個の輝度変化量Δ
Pが算出される。次に、これらの16個の輝度変化量Δ
Pのうち、所定のしきい値(以下、DCDXしきい値と
いう)以上のものの数をカウントする。このDCDXし
きい値は、3から7の範囲において適切に設定された値
である。そして、このDCDXしきい値以上の輝度変化
量ΔPの数が4つ以上の画素ブロックに関する距離デー
タを有効距離データとする。路面状況の評価は、監視領
域R内に存在するすべての距離データに基づいて行うの
ではなく、横方向の輝度変化に関して特徴を有する画素
ブロックに係る有効距離データのみを対象としている。
これにより、路面の凹凸等に起因して算出されたノイズ
的な距離データを除外できるため、路面状況の評価に関
する精度を向上させることができる。
のステップ3で算出された距離データ監視領域R内の有
効距離データから、ドライデータ数DRYおよびウェッ
トデータ数WETがそれぞれカウントされる。図5は、
距離データ監視領域R内における距離データの分布を説
明するための図である。なお、同図は、予測走行線Lの
高さ方向(Y方向)の変位をZ軸上に正規化して図示し
ている。上述した数式2の変換式から、距離データ
(i,j,Z)は、実空間の三次元座標(X、Y、Z)
に変換でき、両者は一対一の関係にある。そこで、距離
データをその高さ(Yの値)に基づいて以下の3つに分
類する。
れた距離データである。理想的な状態では、立体物に関
する距離データを上記の数式2で変換するとY>0(す
なわち路面より上側)となる。しかしながら、実際の走
行環境では、自車輌のピッチングや路面の起伏により、
白線等の距離データ(理想的にはY=0)がY>0とな
ることがある。そこで、このような点を考慮して、Y>
0.3(単位はm)の距離データを立体物データとして
いる。
砂利等)に起因して算出された距離データである。理想
的な状態では、白線等に関する距離データを数式2で変
換するとY=0(すなわち路面)となる。しかしなが
ら、上述したように実際の走行環境では、そのような距
離データが高さ方向に正や負の値を有することがあるの
で、−0.4≦Y≦0.3の距離データをドライデータ
としている。
とがあるため、それに起因した距離データが算出され
る。映り込みにより生じたこの偽りの距離データは、理
想的な状態ではY<0となるが、実際の走行環境を考慮
して、Y<−0.4の距離データをウエットデータとし
ている。
イデータ数DRYは、予測走行線Lを基準とした場合
に、以下の条件を満たす有効距離データの個数である。
ータ数WETは、予測走行線Lを基準とした場合に、以
下の条件を満たす有効距離データの個数である。
イデータ数DRYおよびウエットデータ数WETから、
下式にしたがって、ウエットデータ率RTが算出される
(ステップ6)。ウエットデータ率RTは、立体物が路
面へ映り込む程度を示しており、濡れた路面に映り込む
立体物が多くなるほど、ウエットデータ率RTが高くな
る。
エットデータ率RTが、適切に設定された判定しきい値
RTthよりも大きいか否かが判定される(ステップ
7)。ステップ7で肯定判定された場合、すなわち、路
面に立体物が多く映り込んでいる場合は、濡れた路面で
あると判断して、フェールフラグNGが1にセットされ
る(ステップ8)。フェールフラグNGが1にセットさ
れている期間において、フェール判定部12は、処理部
13に対してフェールセーフの実行を指示する。これに
より、通常の監視制御が中止され、フェールセーフとし
て、例えば通常制御時よりも緩やかな制動力を発揮する
ように、車輌制御に関する各種制御パラメータが変更さ
れる。また、ワイパーが作動している場合においては、
降雨であると判断して、それを考慮した車両制御(例え
ば、より緩やかな制動力の設定等)を行ってもよい。一
方、ステップ7で否定判定された場合、すなわち、路面
に映り込む立体物が少ない場合は、乾いた路面であると
判断して、フェールフラグNGが0にセットされる(ス
テップ9)。フェールフラグNGが0にセットされてい
る期間においては、通常の監視制御が継続される。
にかかるステレオ式車外監視装置は、道路が存在するで
あろうと予測される自車輌の前方に距離データ監視領域
Rを設定し、この監視領域R内に存在する距離データに
関して、高さ方向の分布を評価している。すなわち、算
出された距離データに関する三次元空間における高さ
(Y方向の値)を求め、立体物が路面に映り込んでいる
ことに起因した距離データ数をウエットデータ数として
カウントしている。濡れた路面では、ドライな路面と比
べて、多数の距離データが路面位置より下に算出される
という特性がある。このような特性に鑑み、距離データ
監視領域R内にウェットデータが多数存在する場合、ウ
ェットな路面状況にあると判断している。これにより、
車外監視の信頼性および制御の安全性を高い次元で確保
することができる。発明者が実際に走行テストを繰り返
した結果、以上の判定手順で良好な判定結果を得られる
ことが確認できた。
性の双方を確保する観点でいえば、ウエットデータ率R
Tが判定しきい値RTthより大きくなる状況が複数の制
御周期に渡って継続した場合に(例えば10秒相当)、
フェールフラグNGを1にセットすることが好ましい。
同様の観点から、ウエットデータ率RTが判定しきい値
RTth以下になる状況が複数の制御周期に渡って継続し
たならば(例えば20秒相当)、フェールフラグNGを
0にセットする。
るために、上記のフェール判定ルーチンは走行状況に応
じて実行するようにしてもよい。例えば、自車輌と先行
車との車間距離が13m以上、車速が20km/h以上、か
つ、舵角±23°以下の場合のみフェール判定を実行す
る。先行車との車間距離が短い場合、ウェットな路面へ
の映り込みが生じていたとしても、その大半が先行車に
よってマスクされてしまうため、そのような状況を精度
よく検出することが困難となる。また、特に、各フレー
ム毎にウェットデータ率RTを算出し、所定のフレーム
間隔でその評価を行う手法を用いた場合において、車速
が低いとフェール判定精度が低下してしまう可能性があ
る。車速が低い場合は自車輌の移動量の少ないので、局
所的な路面しか監視対象にならない。この局所的な路面
が、偶然、フェール状況に合致してしまうような未想定
の状態である場合、適切でないフェール判定がなされて
しまうおそれがある。車速が高いことをフェール判定の
実行条件とすれば、このような路面が局所的に存在した
としても、誤ってフェールと判定してしまうことを回避
できる。さらに、舵角を考慮した理由は、カメラの視野
に入る景色のパターンをある程度限定することで、判定
精度を向上させるためである。
ータは、横方向の輝度エッジが大きい画素ブロックに関
する距離データのみを対象としている。そのため、ノイ
ズ等に起因して算出された誤った距離データを除外する
ことができ、濡れた路面状況を一層精度よく検出するこ
とが可能となる。
エットデータ数との比に基づいて、路面の状況を判断し
ている。しかしながら、本発明は、これに限定されるも
のではなく、ウェットデータ数に基づいて路面状況を判
定する手法について、広く適用することができる。例え
ば、ドライデータ数をカウントすることなく、ウエット
データ数を所定のしきい値と比較するような手法を用い
てもよい。
視領域内に存在する距離データのうち、路面位置よりも
下側に存在する距離データの数(ウェットデータ数)に
基づいて、路面が濡れているか否かを判定している。こ
れにより、路面の状況を撮像画像から精度よく検出する
ことができ、路面状況に応じて適切な車輌制御を行うこ
とが可能となる。その結果、車外監視装置の安全性をよ
り高い次元で確保することが可能となる。
フローチャート
するための図
の図
4 A/Dコンバータ、 5 画像補正部、6 ステ
レオ画像処理部、 7 距離データメモリ、8 元
画像メモリ、 9 マイクロコンピュータ、
10 道路認識部、 11 立体物認識部、
12 フェール判定部、 13 処理部、14
AT制御部、 15 ABS制御部、16
TCS制御部、 17 車輌挙動制御、18
エンジン制御部、 19 警報装置
Claims (4)
- 【請求項1】撮像された画像対から道路の路面状況を検
出するステレオ式車外監視装置において、 車外の景色を撮像することにより、一対の画像データを
得るステレオ撮像手段と、 前記画像データ対における対象物の視差に基づいて、当
該対象物の距離データを算出する距離算出手段と、 前記画像データと前記距離データとに基づいて、道路の
三次元的な形状を認識する認識手段と、 前記認識手段により認識された道路領域内に距離データ
監視領域を設定する設定手段と、 前記距離データ監視領域内に存在する前記距離データの
うち、前記認識手段により認識された道路の路面位置よ
りも下側に存在する前記距離データの数をウェットデー
タ数として算出すると共に、当該ウェットデータ数に基
づいて路面状況を検出する検出手段とを有することを特
徴とするステレオ式車外監視装置。 - 【請求項2】前記認識手段は、道路の三次元的な形状か
ら自車輌が進むべき走行経路を予測した予測走行線を算
出し、 前記設定手段は、前記予測走行線を基準として、車幅方
向における範囲と車長方向における範囲とを規定するこ
とにより、前記距離データ監視領域を設定することを特
徴とする請求項1に記載されたステレオ式車外監視装
置。 - 【請求項3】前記検出手段は、前記距離データ監視領域
内に存在する前記距離データのうち、前記認識手段によ
り認識された道路の路面位置に存在する前記距離データ
の数をドライデータ数として算出すると共に、 前記ドライデータ数と前記ウェットデータ数との比を、
判定しきい値と比較することにより、路面が濡れている
か否かを判定することを特徴とする請求項1に記載され
たステレオ式車外監視装置。 - 【請求項4】前記検出手段は、前記判定結果に基づい
て、車輌制御に関する制御パラメータを変更することを
特徴とする請求項3に記載されたステレオ式車外監視装
置。
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1999
- 1999-07-30 JP JP21671399A patent/JP3235831B2/ja not_active Expired - Lifetime
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