JP2002021911A - 膝関節用の油圧緩衝装置 - Google Patents

膝関節用の油圧緩衝装置

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JP2002021911A
JP2002021911A JP2000207464A JP2000207464A JP2002021911A JP 2002021911 A JP2002021911 A JP 2002021911A JP 2000207464 A JP2000207464 A JP 2000207464A JP 2000207464 A JP2000207464 A JP 2000207464A JP 2002021911 A JP2002021911 A JP 2002021911A
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shock absorber
hydraulic shock
rod
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Fumio Kawahara
文雄 河原
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Showa Corp
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    • A61F2002/5006Dampers, e.g. hydraulic damper

Abstract

(57)【要約】 【課題】 膝関節用の油圧緩衝装置において、コンパク
トで、膝の曲げ角度(位置)に依存した減衰力を常時確
実に発生すること。 【解決手段】 膝関節用の油圧緩衝装置10において、
内筒22の側壁の軸方向に沿う一定範囲に形成され、ピ
ストン側油室33Bをリザーバ室41に連通し、ピスト
ンロッド31の圧縮時にピストン32の側壁により順次
閉塞されるオリフィス流路60(61〜63)を有する
もの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は義足やロボット脚等
に用いて好適な膝関節用の油圧緩衝装置に関する。
【0002】
【従来の技術】膝関節用の油圧緩衝装置は、膝の振り戻
し行程(屈曲時)では圧縮行程となり、膝の踏み出し行
程(伸展時)では伸長行程となる。そして、この油圧緩
衝装置では、膝の振り戻し行程で、膝の曲げ角度と歩行
速度等の走行モードによって変動する下腿部の慣性力に
基づく膝下の振り戻しエネルギを、膝の一定の曲げ角度
範囲においてスムースに減衰せしめ、次の踏み出し行程
に際し下腿部を速やかに直立位置に戻すことができるよ
うに、適度な減衰力を発生させる必要がある。
【0003】従来の膝関節用の油圧緩衝装置として、US
P2859451に記載のものがある。USP2859451の油圧緩衝装
置は、シリンダ10にハウジング16を収容し、ハウジング
16内に円筒状のブッシング(又は、コントロールハウジ
ング)26を螺合し、ブッシング26内にピストンロッド38
に固定されたピストン40の両側に区画される油室を設
け、ブッシング26の下部油室に開口する複数の穴47を軸
方向に間隔をおいて形成し、穴47はチャンネル49を介し
てブッシング26の上端部とカバースクリュウ30の間に形
成された上部円錐状の隙間、一方向シール37を介しピス
トン40の上部油室に連なる。上部油室には複数の穴48が
開口し、穴48はチャンネル50を通り、下部円錐状の隙
間、一方向シール24を介し下部油室に連なる。ブッシン
グ26内の油室とシリンダ10内の油室はリリーフ.ベント
19を介して連通し、カバースクリュウ30の進退に伴うブ
ッシング26内の油室の容積変化、温度補償を行なってい
る。尚、ロッド38のピストン39は、ロッド38のハウジン
グ16からシリンダ10に突出した端部に固定されている。
この油圧緩衝器においては、カバースクリュウ30を180
度以内の角度で回動することにより、上部円錐状の隙間
を調節し、それ以上の角度を回動することにより下部円
錐状の隙間を調節して減衰力を調整する。
【0004】この油圧緩衝装置では、圧縮行程と伸長行
程の両方で、ピストン40の側壁がブッシング26の油室の
複数の開口47又は48を順次閉塞することにより、ピスト
ン40がそれらの行程端に向かうにつれて油室からの作動
油の退出流路面積を減じ、減衰力をピストンの位置に応
じて増加せしめる。即ち、この油圧緩衝装置を用いた義
足は、減衰力の位置依存性を備えることにより、膝下を
直立状態から振り戻し始めるときの減衰力は小として屈
曲開始せしめ、一定の曲げ角度では減衰力を大としてそ
の振り戻しを制止せしめる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】USP2859451では、下記
、の問題点がある。 減衰力の位置依存性を備えるものの、ピストン40のロ
ッド38が上下両方の油室を貫通する両ロッド型であり、
油圧緩衝装置の軸方向長さが大型になって大腿部と下腿
部の間の狭いスペースへの格納が難しい。
【0006】ブッシング26に形成した複数の穴47又は
穴48が全部塞がれた状態で、或いはブッシング26の上部
隙間又は下部隙間を誤って閉じた状態にしたときには、
油圧緩衝装置は伸縮をロックされてしまう虞がある。
【0007】本発明の課題は、膝関節用の油圧緩衝装置
において、コンパクトで、膝の曲げ角度(位置)に依存
した減衰力を常時確実に発生することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、揺動
自在に枢支される大腿部と下腿部の間に配設される膝関
節用の油圧緩衝装置において、前記油圧緩衝装置は、外
筒及び内筒と、内筒の一方の端部を貫通して内筒に挿入
されるピストンロッドと、ピストンロッドの先端部に設
けられ、内筒内を摺動するピストンと、ピストンによっ
て内筒内に区画形成され、ピストンロッドを収容するロ
ッド側油室とロッドを収容しないピストン側油室と、外
筒と内筒の間に形成されたリザーバ室と、ピストン又は
ピストンロッドに設けられ、ロッド側油室とピストン側
油室を連通する第1の流路と、ピストン側油室とリザー
バ室を常時連通するオリフィス孔と、ロッド側油室と前
記リザーバ室を常時連通する第2の流路と、リザーバ室
内に設けられ、気体室を密封区画する可撓性の体積補償
部材と、第1の流路に、ピストンロッドの圧縮時に閉じ
てピストン側油室からロッド側油室への流れを阻止し、
伸長時にロッド側油室からピストン側油室への流れを許
すチェック弁と、内筒の側壁の軸方向に沿う一定範囲に
形成され、ピストン側油室をリザーバ室に連通し、ピス
トンロッドの圧縮時にピストンの側壁により順次閉塞さ
れるオリフィス流路と、を有するようにしたものであ
る。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て更に、前記オリフィス流路が前記内筒の側壁で、ピス
トンロッドの最伸長時にピストンが停留する位置から所
定の間隔をおいた、所定の範囲内の複数位置に設けられ
た複数のオリフィス孔により形成されるようにしたもの
である。
【0010】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て更に、前記オリフィス流路が前記内筒の側壁で、ピス
トンロッドの最伸長時にピストンが停留する位置から所
定の間隔をおいた、所定の範囲内に設けられた長孔によ
り形成されるようにしたものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項1又は2の発明
において更に、前記オリフィス流路の形成範囲が、膝関
節の大腿部と下腿部が一直線になる直立位置を基準とす
るとき、大腿部と下腿部の曲げ角度が約30度から60度の
曲げ角度になる範囲に設定されるようにしたものであ
る。
【0012】
【作用】請求項1の発明によれば下記(1)〜(3)の作用が
ある。 (1)内筒の側壁の軸方向に沿う一定範囲に、ピストンロ
ッドの圧縮時にピストンの側壁により順次閉塞されるオ
リフィス流路を設けたから、ピストン側油室からの作動
油の退出流路面積を次第に減じ、減衰力をピストンの位
置に応じて増加させる位置依存性を具備する。従って、
膝下を直立状態から振り戻し始めるときの減衰力を小と
してスムースに屈曲開始し、オリフィス流路の形成範囲
に対応する一定の曲げ角度範囲でその減衰力を曲げ角度
位置に依存させて次第に大とし、適正曲げ角度位置でそ
の振り戻しをスムースに制止して次の踏み出し行程に移
行できる。
【0013】(2)ピストン側油室をオリフィス孔により
常時リザーバ室に連通し、かつロッド側油室を第2の流
路により常時リザーバ室に連通しているから、油圧緩衝
装置はピストンの全ストロークでその伸縮をロックされ
ることがなく、膝下が直立状態から180度屈曲する全曲
げ角度範囲で減衰力を発生できる。
【0014】(3)油圧緩衝装置はオリフィス流路とオリ
フィス孔により減衰力を発生させるものであり、これら
は作動油の流速の二乗に比例した減衰力を発生させる二
乗孔であるから、歩行速度に依存する減衰力を発生さ
せ、歩行速度によって変動する下腿部の慣性力に基づく
膝下の振り戻しエネルギを合理的に吸収できる。
【0015】請求項2の発明によれば下記(4)の作用が
ある。 (4)オリフィス流路が内筒の側壁の軸方向に沿う一定範
囲に設けられる、複数のオリフィス孔により形成される
から、減衰力をピストンの位置に応じて段階的に増加さ
せることができる。
【0016】
【0017】請求項3の発明によれば下記(5)の作用が
ある。 (5)オリフィス流路が内筒の側壁の軸方向に沿う一定範
囲に設けられる、長孔により形成されるから、減衰力を
ピストンの位置に応じて無段階に、滑らかに増加させる
ことができる。
【0018】請求項4の発明によれば下記(6)の作用が
ある。 (6)オリフィス流路の形成範囲を、大腿部と下腿部の曲
げ角度が約30度から60度の曲げ角度になる範囲に設定し
た。従って、膝下が直立状態から振り戻し始めるときの
減衰力は小としてスムースに屈曲開始せしめ、オリフィ
ス流路の形成範囲に対応する30度〜60度の曲げ角度範囲
ではその減衰力をその曲げ角度位置に依存させて次第に
大とし、60度の曲げ角度位置でその振り戻しをスムース
に制止させる。膝下は必要以上の過大曲げ角度まで振り
戻されることなく制止され、次の踏み出し行程にスムー
スに移行できる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は図1は義足の歩行状態を示
す模式図、図2は第1実施形態の油圧緩衝装置を示し、
(A)は断面図、(B)はチェックバルブの要部を示す
断面図、図3はニードル弁を示し、(A)は半断面図、
(B)は平面図、図4は係合板を示す平面図、図5は第
2実施形態の油圧緩衝装置を示し、(A)は断面図、
(B)はチェックバルブの要部を示す断面図、図6は図
5のVI-VI線に沿う断面図である。
【0020】(第1実施形態)(図1〜図4) 義足1は、図1に示す如く、脚を大腿部で切断された膝
のない人に供されるものであり、大腿部の切断端が挿入
される大腿ソケット部2に枢軸4を介して下腿部3を揺
動自在に結合するとともに、大腿ソケット部2と下腿部
3の間に膝関節用油圧緩衝装置10を介装したものであ
る。義足1は、大腿ソケット部2と下腿部3の中心軸を
同一軸上に設定した直立状態で、その中心軸の後方に枢
軸4を配置し、油圧緩衝装置10の上取付部材11を枢
軸4の更に後方で軸11Aにより大腿ソケット部2に枢
着し、油圧緩衝装置10の下取付部材12をその中心軸
の前方で軸12Aにより下腿部3に枢着している。義足
1の大腿ソケット部2、下腿部3に対する油圧緩衝装置
10の取付姿勢は、油圧緩衝装置10のピストンロッド
31の側を大腿ソケット部2に結合するものに限らず、
ピストンロッド31の側を下腿部3に結合するように天
地逆にしても良い。
【0021】油圧緩衝装置10は、図2に示す如く、外
筒21の内部の同一軸上に内筒22を設けた複筒式であ
り、外筒21の一端開口から順に係合板23、隔壁部材
24、内筒22、ヘッドカバー25、オイルシール26
を挿入し、それらを外筒21の他端段差部21Aと一端
かしめ部21Bにより挟圧固定化する。
【0022】油圧緩衝装置10は、外筒21と内筒22
の一端側を封止するヘッドカバー25を貫通して内筒2
2の内部に挿入されるピストンロッド31を備え、ピス
トンロッド31の先端部に固定されるピストン32をそ
の外周のラビリンス溝を介して内筒22の内部に摺動自
在に設け、内筒22の内部にピストンロッド31が収容
されるロッド側油室33Aと、ピストンロッド31が収
容されないピストン側油室33Bを区画し、油室33
A、33Bに作動油を充満している。ピストンロッド3
1は内筒22への挿入端の段差部にリバウンドストッパ
34、ピストン32を組付け、これらをピストンナット
35でピストンロッド31に固定する。ピストンロッド
31はリバウンドストッパ34の直上にストッパラバー
34Aを装着しており、リバウンドストッパ34は内筒
22の一端側に設けたヘッドカバー25の端面との間で
ストッパラバー34Aを挟んで最伸長時の緩衝をなす。
【0023】油圧緩衝装置10は、ピストン32にロッ
ド側油室33Aとピストン側油室33Bを連通する第1
の流路36を備え、ピストン32のピストン側油室33
B側の端面に第1の流路36を開閉する板バルブからな
る2枚のチェック弁37、バルブスプリング38を積層
し、これらをピストンナット35のバルブストッパ部3
5Aでバックアップする。2枚のチェック弁37は、油
圧緩衝装置10の圧縮時に閉じてピストン側油室33B
からロッド側油室33Aへの流れを阻止し、伸長時にロ
ッド側油室33Aからピストン側油室33Bへの流れを
許す。本実施形態では、ピストン32の端面に接する側
のチェック弁37aは第1の流路36の閉塞面の一部を
切り欠いて、ピストン側油室33Bを流路36、ロッド
側油室33Aに常時連通するオリフィス孔39を備える
(図2(B))。これにより、油圧緩衝装置10の圧縮
時には、ピストン側油室33Bの油はチェック弁37a
のオリフィス孔39を通って第1の流路36からロッド
側油室33Aに移行し、オリフィス孔39に基づく減衰
力を発生する。伸長時には、ロッド側油室33Aの油は
バルブスプリング38に抗してチェック弁37をリフト
して第1の流路36に大きな開口を形成し、減衰力を発
生させずにピストン側油室33Bに移行する。
【0024】油圧緩衝装置10は、外筒21と内筒22
の間の環状空間をリザーバ室41としている。リザーバ
室41は油圧緩衝装置10の伸縮によってロッド側油室
33A、ピストン側油室33Bに進入、退出するピスト
ンロッド31のロッド体積分の作動油を、ロッド側油室
33A、ピストン側油室33Bとの間で相互に移行可能
とする。そして、外筒21と内筒22の間で、ロッド側
油室33Bとリザーバ室41を連通する流路42を有す
る隔壁部材24を内筒22の下端面に設け、この流路4
2を後述のニードル弁53により開度調整されるオリフ
ィス孔43として用いる。このオリフィス孔43は、ニ
ードル弁53により常時連通状態として用いることがで
きる。44は隔壁部材24に設けた連絡路である。ま
た、油圧緩衝装置10は、ロッド側油室33Aとリザー
バ室41を常時連通する第2の流路45を備える。
【0025】油圧緩衝装置10は、リザーバ室41の内
部に設けられ、気体室46Aを密封区画する可撓性の体
積補償部材46を備える。体積補償部材46は、内筒2
2の外周において流路45、後述するオリフィス孔61
〜63を閉塞することのないようなC字断面状をなして
該内筒22の外周に接着固定され、独立した非貫通状
(袋小路)の気体室46Aを有する発泡ラバーにて構成
される。油圧緩衝装置10は、体積補償部材46の気体
室46Aの膨張、収縮により、ロッド側油室33A、ピ
ストン側油室33Bに進入、退出するピストンロッド3
1のロッド体積分の作動油の体積補償と、作動油の油温
変化による体積補償とを行なう。体積補償部材46は発
泡ラバーにて気体室46Aを構成することにより、油圧
緩衝装置10の取付姿勢が上下、横置きのいずれにあっ
ても上述の体積補償を営む。
【0026】油圧緩衝装置10は、外筒21の他端側に
蓋部材51をOリング52を介して液密に設け、外筒2
1を蓋部材51に対して相対回転可能とする。油圧緩衝
装置10は、隔壁部材24の流路42(オリフィス孔4
3)に先端部を臨み、下端部を蓋部材51に螺合するニ
ードル弁53を設ける。外筒21に一体回転可能に設け
た係合板23は、ニードル弁53の外周の二面巾部53
Aをその異形孔状係合部23Aに軸方向には移動可能に
かつ回転方向には係合可能に嵌合し、外筒21の回動に
よるニードル弁53の軸方向移動により、流路42(オ
リフィス孔43)の開度を調整し、減衰力を調整する。
係合板23の外筒21との一体回転可能構造は、係合板
23を外筒21に圧入する他、係合板23を隔壁部材2
4、内筒22、ヘッドカバー25、オイルシール26と
ともに外筒21に軸方向で挟圧一体化することにより構
成される。
【0027】油圧緩衝装置10は、内筒22の側壁の軸
方向に沿う一定範囲で、ピストン32のストローク範囲
内にオリフィス流路60を形成してある。オリフィス流
路60は、ピストン側油室33Bをリザーバ室41に連
通可能とし、ピストンロッド31の圧縮時にピストン3
2の側壁により順次閉塞される。オリフィス流路60
は、具体的には、内筒22の側壁で、ピストンロッド3
1の最伸長時にピストン32が停留する位置から所定の
間隔を置いた、所定の範囲内の複数位置に設けられた複
数のオリフィス孔61〜63により形成される。
【0028】尚、オリフィス流路60は、内筒22の側
壁で、ピストンロッド31の最伸長時にピストン32が
停留する位置から所定の間隔を置いた、所定の範囲内に
設けられる長孔により形成されても良い。
【0029】また、内筒22におけるオリフィス流路6
0の形成範囲は、義足1の膝関節の大腿ソケット部2と
下腿部3が一直線となる直立位置を基準とするとき、大
腿ソケット部2と下腿部3の曲げ角度θ(図1)が約30
度から60度の曲げ角度になる範囲に設定されるのが良
い。
【0030】尚、油圧緩衝装置10は、ピストンロッド
31の端部に上取付部材11を、蓋部材51の外端部に
下取付部材12を設け、これらの取付部材11、12を
油圧緩衝装置10の単一軸線上に設けてある。
【0031】義足1の油圧緩衝装置10は以下の如く動
作する。義足1にあっては、義足1の一方の脚に着目し
たとき、一方の脚の踵が地についてから再び地につくま
での1サイクルの間で、(a)踵が接地状態から爪先が地
面から離れる直前までの立脚相(図1(A)〜(B))
では、大腿ソケット部2と下腿部3がほぼ一直線になっ
ていて油圧緩衝装置10は最大伸長状態を保ち、(b)爪
先が地面から離れ、踵が設置するまでの遊脚相(図1
(B)〜(C)〜(D)〜(C)〜(B))では、下腿
部3が振り戻し行程で大腿ソケット部2に対して枢軸4
を中心に一旦後方へ揺動した後、続く踏み出し行程で前
方へ揺動されて大腿ソケット部に対して再びほぼ一直線
となり、油圧緩衝装置10は伸長状態から圧縮状態に至
り、続いて伸長状態となる。そして、油圧緩衝装置10
は、膝の振り戻し行程(屈曲時)で下記(1)の圧縮行程
となり、膝の踏み出し行程(伸長時)で下記(2)の伸長
行程となる。
【0032】(1)圧縮行程(義足1の振り戻し行程) 油圧緩衝装置10の圧縮行程では、ピストン32によ
り圧縮されるピストン側油室33Bの油が、ピストン3
2のチェック弁37に設けた固定オリフィス孔39を経
由してロッド側油室33Aに移行するとともに、ニード
ル弁53により開度調整された可変オリフィス孔43、
ピストン32により順次閉塞されるオリフィス孔61〜
63を経由してリザーバ室41に移行し、適度な減衰力
を得る。
【0033】ピストン32がオリフィス孔61〜63
を順次閉塞することにより、ピストン32の位置に依存
する減衰力が得られる。
【0034】ニードル弁53がオリフィス孔43を全
閉することがあっても、チェック弁37のオリフィス孔
39により、油圧緩衝装置10の伸縮をロックしない。
【0035】ロッド側油室33A、ピストン側油室3
3Bへ進入するピストンロッド31のロッド体積分の作
動油は、リザーバ室41へ排出されて体積補償部材46
により吸収される。
【0036】(2)伸長行程(義足1の踏み出し行程) 油圧緩衝装置10の伸長行程では、ピストン32によ
り圧縮されるロッド側油室33Aの油が、ピストン32
のチェック弁37をリフトして第1の流路36に形成さ
れる大きな開口からピストン側油室33Bへ移行し、減
衰力を発生させない。
【0037】ロッド側油室33A、ピストン側油室3
3Bから退出するピストンロッド31のロッド体積分の
作動油は、リザーバ室41の体積補償部材46から補給
される。
【0038】油圧緩衝装置10は、上述(b)の遊脚相の
振り戻し行程で、下腿部3がその慣性力により必要以上
に振り戻されると(構造上180度付近まで曲がる)、次
の踏み出し時に戻らなくなる。これを回避するため、油
圧緩衝装置10では、上述(1)の圧縮行程で位置依存性
のある減衰力が作用し、振り戻し始めは下腿部3をスム
ースに屈曲開始し、常に適正位置(本実施形態ではオリ
フィス孔63がピストン32により閉じられた圧縮位
置)で下腿部3を制止し、次の踏み出し行程に移行可能
とする。また、オリフィス孔39、43、61〜63の
二乗孔に基づく速度依存性のある減衰力により、歩行速
度に対応しながら、振り戻しエネルギを吸収するもので
もある。そして、踏み出し行程に入るときには、上述
(2)の伸長行程で減衰力が発生しないから、下腿部3は
速やかに直立位置に戻り、上述(a)の立脚相に移行する
ことができる。
【0039】これにより、油圧緩衝装置10は、膝の曲
げ角度等、歩行速度等の走行モードによって変動する下
腿部3の慣性力に基づく膝下の振り戻しエネルギを、膝
の一定の曲げ角度範囲においてスムースに減衰せしめ、
次の踏み出し行程に際し下腿部3を速やかに直立位置に
戻すことができるように、適度な減衰力を発生させるよ
うに動作する。
【0040】本実施形態によれば、油圧緩衝装置10が
外筒21の回動操作により減衰力を調整可能としたか
ら、以下の作用がある。 (1)外筒21の回動によって減衰力を調整でき、工具を
必要としない。
【0041】(2)減衰力調整の操作部となる外筒21が
油圧緩衝装置10の外周に広く露出して存在するもので
あり、操作性が良い。
【0042】(3)減衰力調整の操作部が、複筒式油圧緩
衝装置が本来的に備える外筒21を用いるものであり、
減衰力調整装置の構造が簡素になり、油圧緩衝装置10
を小型化できる。
【0043】(4)膝関節に用いられる油圧緩衝装置10
において、ニードル弁53からなる減衰力調整手段を具
備するものとしたから、広範囲の走行モードのそれぞれ
に対し適度な減衰力を発生できる。
【0044】(5)油圧緩衝装置10の外周に広く露出し
て存在する外筒21を回動するだけで減衰力を調整でき
るから、義足1を装着したままで、装着者自身が工具を
用いずに、手で容易に調整できる。
【0045】(6)油圧緩衝装置10が本来的に備える外
筒21が減衰力調整の操作部を兼ねるので、減衰力調整
装置の構造が簡素になり、油圧緩衝装置10を小型化で
き、大腿ソケット部2と下腿部3の間の狭いスペースに
設置できる。
【0046】(7)ピストンロッド31の側の取付部材1
1と、外筒21に設けた蓋部材51の側の取付部材12
を単一軸線上に配置したから、例えば、外筒21の両側
部にトラニオン支持用ピンを設ける必要がなく、油圧緩
衝装置10の取付スペースを小型化できる。
【0047】また、本実施形態によれば、油圧緩衝装置
10を複筒式としたから以下の作用がある。 (1)油圧を用いているから、ピストン32の受圧径を大
きくする必要がない。また、ピストンロッド31を片ロ
ッド型とし、外筒21と内筒22の間にリザーバ室41
を設けたから、油圧緩衝装置10の軸方向長さを短く小
型化でき、大腿ソケット部2と下腿部3の間の狭いスペ
ースへの格納性が良い。
【0048】(2)油圧を用いているため、減衰力を確実
に発生できる。従って、膝の曲げ角度と歩行速度に依存
する膝下の振り戻しエネルギをスムースに減衰できる。
【0049】(3)可撓性の体積補償部材46で気体室4
6Aを密封区画したから、片ロッド型をなすピストンロ
ッド31の内筒22への進入、退出に伴うロッド体積の
補償、油温変化に伴う作動油の体積変化を補償でき、オ
イル漏れを生じない。また、気体室46Aは体積補償部
材46により密封されるから、膝を180度付近まで曲げ
て座り、油圧緩衝装置10が横置きとなった場合にも、
気体室46Aのエアが作動油中に混入することがない。
従って、安定した作動性を確保できる。
【0050】(4)可撓性の体積補償部材46が独立した
気体室46Aを有する発泡ラバーからなるものとしたか
ら、体積補償部材46を簡易に構成できる。
【0051】(5)膝下の振り戻し行程から踏み出し行程
を経て、直立状態に戻る油圧緩衝装置10の最伸長時
に、リバウンドストッパ34が大腿ソケット部2と下腿
部3が接触することを防止し、最伸長時の緩衝をなす。
【0052】また、本実施形態によれば、油圧緩衝装置
10がオリフィス流路60(オリフィス孔61〜63)
を備えたから、以下の作用がある。 (1)内筒22の側壁の軸方向に沿う一定範囲に、ピスト
ンロッド31の圧縮時にピストン32の側壁により順次
閉塞されるオリフィス流路60(61〜63)を設けた
から、ピストン側油室33Bからの作動油の退出流路面
積を次第に減じ、減衰力をピストン32の位置に応じて
増加させる位置依存性を具備する。従って、膝下を直立
状態から振り戻し始めるときの減衰力を小としてスムー
スに屈曲開始し、オリフィス流路60(61〜63)の
形成範囲に対応する一定の曲げ角度範囲でその減衰力を
曲げ角度位置に依存させて次第に大とし、適正曲げ角度
位置でその振り戻しをスムースに制止して次の踏み出し
行程に移行できる。
【0053】(2)ピストン側油室33Bをオリフィス孔
43により常時リザーバ室41に連通し、かつロッド側
油室33Aを第2の流路45により常時リザーバ室41
に連通しているから、油圧緩衝装置10はピストン32
の全ストロークでその伸縮をロックされることがなく、
膝下が直立状態から180度屈曲する全曲げ角度範囲で減
衰力を発生できる。
【0054】(3)油圧緩衝装置10はオリフィス流路6
0(61〜63)とオリフィス孔43により減衰力を発
生させるものであり、これらは作動油の流速の二乗に比
例した減衰力を発生させる二乗孔であるから、歩行速度
に依存する減衰力を発生させ、歩行速度によって変動す
る下腿部の慣性力に基づく膝下の振り戻しエネルギを合
理的に吸収できる。
【0055】(4)オリフィス流路が内筒22の側壁の軸
方向に沿う一定範囲に設けられる、複数のオリフィス孔
61〜63により形成されるから、減衰力をピストン3
2の位置に応じて段階的に増加させることができる。
【0056】(5)オリフィス流路が内筒22の側壁の軸
方向に沿う一定範囲に設けられる、長孔により形成する
ものとすれば、減衰力をピストン32の位置に応じて無
段階に滑らかに増加させることができる。
【0057】(6)オリフィス流路60(61〜63)の
形成範囲を、大腿ソケット部2と下腿部3の曲げ角度が
約30度から60度の曲げ角度になる範囲に設定した。従っ
て、膝下が直立状態から振り戻し始めるときの減衰力は
小としてスムースに屈曲開始せしめ、オリフィス流路6
0(61〜63)の形成範囲に対応する30度〜60度の曲
げ角度範囲ではその減衰力をその曲げ角度位置に依存さ
せて次第に大とし、60度の曲げ角度位置でその振り戻し
をスムースに制止させる。膝下は必要以上の過大曲げ角
度まで振り戻されることなく制止され、次の踏み出し行
程にスムースに移行できる。
【0058】(第2実施形態)(図5、図6) 第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、油圧緩衝装
置10を油圧緩衝装置110に代えたことにある。
【0059】油圧緩衝装置110は、図5に示す如く、
外筒111の内部の同一軸上に内筒112を設けた複筒
式であり、内筒112の下端部に形成した蓋部材113
を外筒111の下端側段差部111AにOリング114
を、内筒112の上端部を外筒部111の上端部にOリ
ング115を介して嵌合し、外筒111の下端側段差部
111Aから突出する蓋部材113の外端部にスラスト
プレート116、ストッパリング117を係着し、外筒
111を内筒112(蓋部材113)に軸方向に一体
に、且つ回転方向には相対回転可能に結合してある。
【0060】油圧緩衝装置110は、内筒112の上端
開口部にストッパリング118、ヘッドカバー119、
オイルシール120を装着し、これらを内筒112の上
端かしめ部112Aにより挟圧保持している。
【0061】油圧緩衝装置110は、ヘッドカバー11
9を貫通して内筒112内に挿入されるピストンロッド
121を備え、ピストンロッド121の端部に固定され
るピストン122をその外周のラビリンス溝を介して内
筒112の内部に摺動自在に設け、内筒112の内部に
ピストンロッド121が収容されるロッド側油室123
Aと、ピストンロッド121が収容されないピストン側
油室123Bを区画し、油室123A、123Bに作動
油を充満している。ピストンロッド121は内筒112
への挿入端の段差部にリバウンドストッパ124、ピス
トン122を組付け、これらをピストンナット125で
ピストンロッド121に固定する。ピストンロッド12
1はリバウンドストッパ124の直上にストッパラバー
124Aを装着しており、リバウンドストッパ124は
内筒112の一端側に設けたヘッドカバー119の端面
との間でストッパラバー124Aを挟んで最伸長時の緩
衝をなす。
【0062】油圧緩衝装置110は、ピストン122に
ロッド側油室123Aとピストン側油室123Bを連通
する第1の流路126を備え、ピストン122のピスト
ン側油室123B側の端面に流路126を開閉する板バ
ルブからなる2枚のチェック弁127、バルブスプリン
グ128を積層し、これらをピストンナット125のバ
ルブストッパ部125Aでバックアップする。2枚のチ
ェック弁127は、油圧緩衝装置110の圧縮時に閉じ
てピストン側油室123Bからロッド側油室123Aへ
の流れを阻止し、伸長時にはロッド側油室123Aから
ピストン側油室123Bへの流れを許す。本実施形態で
は、ピストン122の端面に接する側のチェック弁12
7aは第1の流路126の閉塞面の一部を切欠き、ピス
トン側油室123Bを流路126、ロッド側油室123
Aに常時連通するオリフィス孔129を備える(図5
(B))。これにより、油圧緩衝装置110の圧縮時に
は、ピストン側油室123Bの油はチェック弁127a
のオリフィス孔129を通って第1の流路126からロ
ッド側油室123Aに移行し、オリフィス孔129に基
づく減衰力を発生する。伸長時には、ロッド側油室12
3Aの油はバルブスプリング128に抗してチェック弁
127をリフトして第1の流路126に大きな開口を形
成し、減衰力を発生させずにピストン側油室123Bに
移行する。
【0063】油圧緩衝装置110は、外筒111と内筒
112の間の環状空間をリザーバ室131としている。
リザーバ室131は油圧緩衝装置110の伸縮によって
ロッド側油室123A、ピストン側油室123Bに進
入、退出するピストンロッド121のロッド体積分の作
動油を、油室123A、123Bとの間で相互に移行可
能とする。そして、外筒111と内筒112の間で、ピ
ストン側油室123Bとリザーバ室131を連通する流
路132を、内筒112の最下端側の側壁(ピストン1
22のストローク範囲外の位置)に設ける。流路132
は、内筒112の同一円周上の複数位置(4等配位置)
に形成された、互いに開口面積の異なる複数(4個)の
オリフィス孔132A〜132Dからなり、これらオリ
フィス孔132A〜132Dから選択された1つ(例え
ば132A)を後述するスリーブ160の開口164に
より常時連通状態として用いることができる。また、油
圧緩衝装置110は、ロッド側油室123Aとリザーバ
室131を常時連通する第2の流路135を備える。
【0064】油圧緩衝装置110は、リザーバ室131
の内部に設けられ、気体室136Aを密封区画する可撓
性の体積補償部材136を備える。体積補償部材136
は、後述するスリーブ160の外周において後述する開
口161〜164を閉塞することのないようなC字断面
状をなして該スリーブ160の外周に接着固定され、独
立した非貫通代(袋小路)の気体室136Aを有する発
泡ラバーにて構成される。油圧緩衝装置110は、体積
補償部材136の気体室136Aの膨張、収縮により、
ロッド側油室123A、ピストン側油室123Bに進
入、退出するピストンロッド121のロッド体積分の作
動油の体積補償と、作動油の油温変化による体積補償と
を行なう。体積補償部材136は発泡ラバーにて気体室
136Aを構成することにより、油圧緩衝装置110の
取付姿勢が上下、横置きのいずれにあっても上述の体積
補償を営む。
【0065】油圧緩衝装置110は、前述した如く、外
筒111を内筒112(蓋部材113)の外周に回動自
在に設け、蓋部材113の外周の周方向の一カ所にスプ
リング141によって弾発されるボール142を外方突
出方向に付勢して内蔵し、外筒111の下端側段差部1
11Aの周方向の複数位置(4等配位置)に穿設した係
止孔143A〜143Dのそれぞれにボール142を選
択的に係止可能としている。従って、外筒111は、そ
れらの係止孔143A〜143Dを順次ボール142に
係止させるように回動操作でき、内筒112に対する回
転角度位置を選択可能とする。
【0066】油圧緩衝装置110は、内筒112の側壁
の軸方向に沿う一定範囲で、ピストン122のストロー
ク範囲内にオリフィス流路151〜153を形成してい
る。オリフィス流路151〜153は、具体的には、内
筒112の側壁で、ピストンロッド121の最伸長時に
ピストン122が停留する位置から所定の間隔をおい
た、所定の範囲内の複数位置(3位置)に設定した複数
(3個)のオリフィス孔151〜153により形成され
る。
【0067】尚、オリフィス流路151〜153は、内
筒112の側壁で、ピストンロッド121の最伸長時に
ピストン122が停留する位置から所定の間隔をおい
た、所定の範囲内に設けられる長孔150(不図示)に
より形成しても良い。
【0068】このとき、オリフィス流路151〜153
のそれぞれは、図6に示す如く、内筒112の同一円周
上の異なる位置(4等配位置)に互いに開口面積の異な
る複数(4個)のオリフィス孔151A〜151D、1
52A〜152D、153A〜153Dからなる。尚、
オリフィス孔151A〜151D、152A〜152
D、153A〜153Dが設けられた内筒112の周方
向の4等配位置は、前述のオリフィス孔132A〜13
2Dが設けられた内筒112の周方向の4等配位置と同
一角度位置に設定される。
【0069】油圧緩衝装置110は、外筒111にスリ
ーブ160を圧入等によって固定している。スリーブ1
60は、外筒111が内筒112に対して回動せしめら
れるとき、内筒112の外周に摺接し、上述のオリフィ
ス孔151A〜151D、152A〜152D、153
A〜153D、132A〜132Dを閉塞可能とし、且
つ、外筒111が係止孔143A〜143Dのいずれか
を蓋部材113のボール142に係止させて回転角度位
置を選択したときに、それらのオリフィス孔151A〜
151Dの1つ、オリフィス孔152A〜152Dの1
つ、オリフィス孔153A〜153Dの1つ、オリフィ
ス孔132A〜132Dの1つのそれぞれを選択的に連
通し、ピストン側油室123Bとリザーバ室131をそ
れら選択されたオリフィス孔(例えば151A、152
A、153A、132A)によって連通させる開口16
1〜164を備える。そして、オリフィス孔151A〜
151D、152A〜152D、153A〜153Dの
うちから選択されたオリフィス孔(例えば151A、1
52A、153A)は、ピストン側油室123Bをリザ
ーバ室131に連通可能とし、ピストンロッド121の
圧縮時にピストン122の側壁により順次閉塞される。
【0070】これにより、油圧緩衝装置110にあって
は、外筒111の係止孔143A〜143Dを蓋部材1
13のボール142に選択的に係止せしめる外筒111
の回動によってスリーブ160を回転し、スリーブ16
0の開口161〜164を、前記同一円周上のオリフィ
ス孔151A〜151D、152A〜152D、153
A〜153D、132A〜132Dのいずれかに選択的
に連通せしめることにより、ピストン側油室123Bと
リザーバ室131を当該選択されたオリフィス孔(例え
ば151A、152A、153A、132A)により連
通させて減衰力を調整する。
【0071】内筒112における、オリフィス孔151
A〜151D、152A〜152D、153A〜153
D、132A〜132Dの軸方向の形成範囲は、義足1
の膝関節の大腿ソケット部2と下腿部3が一直線となる
直角位置を基準とするとき、大腿ソケット部2と下腿部
3の曲げ角度θ(図1)が約30度から60度の曲げ角度に
なる範囲に設定されるのが良い。
【0072】尚、油圧緩衝装置110は、ピストンロッ
ド121の基端部に取付部材11を、内筒112の蓋部
材113の外端部に取付部材12を設け、それらの取付
部材11、12を油圧緩衝装置110の単一軸線上に設
け、義足1の大腿ソケット部2と下腿部3の間に揺動自
在に枢支される。
【0073】油圧緩衝装置110は以下の如く動作す
る。義足1にあっては、義足1の一方の脚に着目したと
き、一方の脚の踵が地についてから再び地につくまでの
1サイクルの間で、(a)踵が接地状態から爪先が地面か
ら離れる直前までの立脚相(図1(A)〜(B))で
は、大腿ソケット部2と下腿部3がほぼ一直線になって
いて油圧緩衝装置110は最大伸長状態を保ち、(b)爪
先が地面から離れ踵が設置するまでの遊脚相(図1
(B)〜(C)〜(D)〜(C)〜(B))では、下腿
部3が振り戻し行程で大腿ソケット部2に対して枢軸4
を中心に一旦後方へ揺動した後、続く踏み出し行程で前
方へ揺動されて大腿ソケット部2に対して再びほぼ一直
線となり、油圧緩衝装置110は伸長状態から圧縮状態
に至り、続いて伸長状態になる。そして、油圧緩衝装置
110は、膝の振り戻し行程(屈曲時)で下記(1)の圧
縮行程となり、膝の踏み出し行程(伸展時)で下記(2)
の伸長行程となる。
【0074】(1)圧縮行程(義足1の振り戻し行程) 油圧緩衝装置110の圧縮行程では、ピストン122
により圧縮されるピストン側油室123Bの油が、ピス
トン122のチェック弁127に設けた固定オリフィス
孔129を経由してロッド側油室123Aに移行すると
ともに、スリーブ160により回動調整された可変オリ
フィス孔132(132A〜132D)、ピストン12
2により順次閉塞されるオリフィス流路151〜153
(151A〜151D、152A〜152D、153A
〜153D)を経由してリザーバ室131に移行し、適
度な減衰力を得る。
【0075】ピストン122がオリフィス流路151
〜153(151A〜151D、152A〜152D、
153A〜153D)を順次閉塞することにより、ピス
トン122の位置に依存する減衰力が得られる。
【0076】スリーブ160がオリフィス孔132を
全閉することがあっても、チェック弁127のオリフィ
ス孔129により、油圧緩衝装置110の伸縮をロック
しない。
【0077】ロッド側油室123A、ピストン側油室
123Bへ進入するピストンロッド121のロッド体積
分の作動油は、リザーバ室131へ排出されて体積補償
部材136により吸収される。
【0078】(2)伸長行程(義足1の踏み出し行程) 油圧緩衝装置110の伸長行程では、ピストン122
により圧縮されるロッド側油室123Aの油が、ピスト
ン122のチェック弁127をリフトして第1の流路1
26に形成される大きな開口からピストン側油室123
Bへ移行し、減衰力を発生させない。
【0079】ロッド側油室123A、ピストン側油室
123Bから退出するピストンロッド121のロッド体
積分の作動油は、リザーバ室131の体積補償部材13
6から補給される。
【0080】油圧緩衝装置110は、上述(b)の遊脚相
の振り戻し行程で、下腿部3がその慣性力により必要以
上に振り戻されると(構造上180度付近まで曲がる)、
次の踏み出し時に戻らなくなる。これを回避するため、
油圧緩衝装置110では、上述(1)の圧縮行程で位置依
存性のある減衰力が作用し、振り戻し始めは下腿部3を
スムースに屈曲開始し、常に適正位置(本実施形態では
オリフィス流路153がピストン122により閉じられ
た圧縮位置)で下腿部3を制止し、次の踏み出し行程に
移行可能とする。また、オリフィス孔129、132
(132A〜132D)、オリフィス流路151〜15
3(151A〜151D、152A〜152D、153
A〜153D)の二乗孔に基づく速度依存性のある減衰
力により、歩行速度に対応しながら、振り戻しエネルギ
を吸収するものでもある。そして、踏み出し行程に入る
ときには、上述(2)の伸長行程で減衰力が発生しないか
ら、下腿部3を速やかに直立位置に戻り、上述(a)の立
脚相に移行することができる。
【0081】これにより、油圧緩衝装置110は、膝の
曲げ角度と歩行速度等の走行モードによって変動する下
腿部3の慣性力に基づく膝下の振り戻しエネルギを、膝
の一定の曲げ角度範囲においてスムースに減衰せしめ、
次の踏み出し行程に際し下腿部3を速やかに直立位置に
戻すことができるように、適度な減衰力を発生させるよ
うに動作する。
【0082】本実施形態によれば、油圧緩衝装置110
が外筒111の回動操作により減衰力を調整可能とした
から、以下の作用がある。 (1)外筒111の回動によって減衰力を調整でき、工具
を必要としない。
【0083】(2)減衰力調整の操作部となる外筒111
が油圧緩衝装置110の外周に広く露出して存在するも
のであり、操作性が良い。
【0084】(3)減衰力調整の操作部が、複筒式油圧緩
衝装置110が本来的に供える外筒111を用いるもの
であり、減衰力調整装置の構造が簡素になり、油圧緩衝
装置110を小型化できる。
【0085】また、本実施形態によれば、油圧緩衝装置
110を複筒式としたから、以下の作用がある。 (1)油圧を用いているから、ピストン122の受圧径を
大きくする必要がない。また、ピストンロッド121を
片ロッド型とし、外筒111と内筒112の間にリザー
バ室131を設けたから、油圧緩衝装置110の軸方向
長さを短く小型化でき、大腿ソケット部2と下腿部3の
間の狭いスペースへの格納性が良い。
【0086】(2)油圧を用いているため、減衰力を確実
に発生できる。従って、膝の曲げ角度と歩行速度に依存
する膝下の振り戻しエネルギをスムースに減衰できる。
【0087】(3)可撓性の体積補償部材136で気体室
136Aを密封区画したから、片ロッド型をなすピスト
ンロッド121の内筒112への進入、退出に伴うロッ
ド体積の補償、油温変化に伴う作動油の体積変化を補償
でき、オイル漏れを生じない。また、気体室136Aは
体積補償部材136により密封されるから、膝を180度
付近まで曲げて座り、油圧緩衝装置110が横置きとな
った場合にも、気体室136Aのエアが作動油中に混入
することがない。従って、安定した作動性を確保でき
る。
【0088】(4)可撓性の体積補償部材136が独立し
た気体室136Aを有する発泡ラバーからなるものとし
たから、体積補償部材136を簡易に構成できる。
【0089】(5)膝下の振り戻し行程から踏み出し行程
を経て、直立状態に戻る油圧緩衝装置110の最伸長時
に、リバウンドストッパ124が大腿ソケット部2と下
腿部3が接触することを防止し、最伸長時の緩衝をな
す。
【0090】また、本実施形態によれば、油圧緩衝装置
110がオリフィス流路151〜153(151A〜1
51D、152A〜152D、153A〜153D)を
備えたから、以下の作用がある。 (1)内筒112の側壁の軸方向に沿う一定範囲に、ピス
トンロッド121の圧縮時にピストン122の側壁によ
り順次閉塞されるオリフィス流路151〜153を設け
たから、ピストン側油室123Bからの作動油の退出流
路面積を次第に減じ、減衰力をピストン122の位置に
応じて増加させる位置依存性を具備する。従って、膝下
を直立状態から振り戻し始めるときの減衰力を小として
スムースに屈曲開始し、オリフィス流路151〜153
の形成範囲に対応する一定の曲げ角度範囲でその減衰力
を曲げ角度位置に依存させて次第に大とし、適正曲げ角
度位置でその振り戻しをスムースに制止して次の踏み出
し行程に移行できる。
【0091】(2)ピストン側油室123Bをオリフィス
孔132(132A〜132D)により常時リザーバ室
に連通し、かつロッド側油室123Aを第2の流路13
5により常時リザーバ室に連通しているから、油圧緩衝
装置はピストン122の全ストロークでその伸縮をロッ
クされることがなく、膝下が直立状態から180度屈曲す
る全曲げ角度範囲で減衰力を発生できる。
【0092】(3)油圧緩衝装置はオリフィス流路151
〜153とオリフィス孔132(132A〜132D)
により減衰力を発生させるものであり、これらは作動油
の流速の二乗に比例した減衰力を発生させる二乗孔であ
るから、歩行速度に依存する減衰力を発生させ、歩行速
度によって変動する下腿部の慣性力に基づく膝下の振り
戻しエネルギを合理的に吸収できる。
【0093】(4)オリフィス流路151〜153が内筒
112の側壁の軸方向に沿う一定範囲に設けられる、複
数のオリフィス孔132(132A〜132D)により
形成されるから、減衰力をピストン122の位置に応じ
て段階的に増加させることができる。
【0094】(5)オリフィス流路151〜153が内筒
112の側壁の軸方向に沿う一定範囲に設けられる、長
孔により形成するものとすれば、減衰力をピストン12
2の位置に応じて無段階に滑らかに増加させることがで
きる。
【0095】(6)オリフィス流路151〜153の形成
範囲を、大腿ソケット部2と下腿部3の曲げ角度が約30
度から60度の曲げ角度になる範囲に設定した。従って、
膝下が直立状態から振り戻し始めるときの減衰力は小と
してスムースに屈曲開始せしめ、オリフィス流路151
〜153の形成範囲に対応する30度〜60度の曲げ角度範
囲ではその減衰力をその曲げ角度位置に依存させて次第
に大とし、60度の曲げ角度位置でその振り戻しをスムー
スに制止させる。膝下は必要以上の過大曲げ角度まで振
り戻されることなく制止され、次の踏み出し行程にスム
ースに移行できる。
【0096】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0097】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、膝関節用
の油圧緩衝装置において、コンパクトで、膝の曲げ角度
(位置)に依存した減衰力を常時確実に発生することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は義足の歩行状態を示す模式図である。
【図2】図2は第1実施形態の油圧緩衝装置を示し、
(A)は断面図、(B)はチェックバルブの要部を示す
断面図である。
【図3】図3はニードル弁を示し、(A)は半断面図、
(B)は平面図である。
【図4】図4は係合板を示す平面図である。
【図5】図5は第2実施形態の油圧緩衝装置を示し、
(A)は断面図、(B)はチェックバルブの要部を示す
断面図である。
【図6】図6は図5のVI-VI線に沿う断面図である。
【符号の説明】
2 大腿ソケット部(大腿部) 3 下腿部 10、110 油圧緩衝装置 21、111 外筒 22、112 内筒 31、121 ピストンロッド 32、122 ピストン 33A、123A ロッド側油室 33B、123B ピストン側油室 34、124 リバウンドストッパ 36、126 第1の流路 37、127 チェック弁 41、131 リザーバ室 43、132A〜132D オリフィス孔 45、135 第2の流路 46、136 体積補償部材 46A、136A 気体室 60(60〜63)、151〜153(151A〜15
1D、152A〜152D、153A〜153D) オ
リフィス流路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揺動自在に枢支される大腿部と下腿部の
    間に配設される膝関節用の油圧緩衝装置において、 前記油圧緩衝装置は、 外筒及び内筒と、 内筒の一方の端部を貫通して内筒に挿入されるピストン
    ロッドと、 ピストンロッドの先端部に設けられ、内筒内を摺動する
    ピストンと、 ピストンによって内筒内に区画形成され、ピストンロッ
    ドを収容するロッド側油室とロッドを収容しないピスト
    ン側油室と、 外筒と内筒の間に形成されたリザーバ室と、 ピストン又はピストンロッドに設けられ、ロッド側油室
    とピストン側油室を連通する第1の流路と、 ピストン側油室とリザーバ室を常時連通するオリフィス
    孔と、 ロッド側油室と前記リザーバ室を常時連通する第2の流
    路と、 リザーバ室内に設けられ、気体室を密封区画する可撓性
    の体積補償部材と、 第1の流路に、ピストンロッドの圧縮時に閉じてピスト
    ン側油室からロッド側油室への流れを阻止し、伸長時に
    ロッド側油室からピストン側油室への流れを許すチェッ
    ク弁と、 内筒の側壁の軸方向に沿う一定範囲に形成され、ピスト
    ン側油室をリザーバ室に連通し、ピストンロッドの圧縮
    時にピストンの側壁により順次閉塞されるオリフィス流
    路と、を有することを特徴とする膝関節用の油圧緩衝装
    置。
  2. 【請求項2】 前記オリフィス流路が前記内筒の側壁
    で、ピストンロッドの最伸長時にピストンが停留する位
    置から所定の間隔をおいた、所定の範囲内の複数位置に
    設けられた複数のオリフィス孔により形成される請求項
    1に記載の膝関節用の油圧緩衝装置。
  3. 【請求項3】 前記オリフィス流路が前記内筒の側壁
    で、ピストンロッドの最伸長時にピストンが停留する位
    置から所定の間隔をおいた、所定の範囲内に設けられた
    長孔により形成される請求項1に記載の膝関節用の油圧
    緩衝装置。
  4. 【請求項4】 前記オリフィス流路の形成範囲が、膝関
    節の大腿部と下腿部が一直線になる直立位置を基準とす
    るとき、大腿部と下腿部の曲げ角度が約30度から60度の
    曲げ角度になる範囲に設定される請求項1又は2に記載
    の膝関節用の油圧緩衝装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN106122164A (zh) * 2016-08-23 2016-11-16 国家康复辅具研究中心 一种用于假肢关节的摆速调节装置
CN110116423A (zh) * 2019-06-19 2019-08-13 重庆大学 一种传动轴保护装置、步行机器人关节结构及步行机器人
CN114046329A (zh) * 2021-11-24 2022-02-15 浙江路得坦摩汽车部件股份有限公司 一种压缩阻尼力自调节的减振器

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