JP2002019649A - リヤランプ用整流装置 - Google Patents

リヤランプ用整流装置

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JP2002019649A
JP2002019649A JP2000203617A JP2000203617A JP2002019649A JP 2002019649 A JP2002019649 A JP 2002019649A JP 2000203617 A JP2000203617 A JP 2000203617A JP 2000203617 A JP2000203617 A JP 2000203617A JP 2002019649 A JP2002019649 A JP 2002019649A
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rear lamp
vehicle body
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rectifier
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JP2000203617A
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English (en)
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Koji Ando
幸司 安藤
Kazunori Noba
一則 野場
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Kojima Industries Corp
Uchihama Kasei Co Ltd
Original Assignee
Kojima Press Industry Co Ltd
Uchihama Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体の側壁面に沿って流れる空気を従来より
多くリヤランプの表面に沿わせることができるリヤラン
プ用整流装置の提供。 【解決手段】 車体30の側壁面31に沿って流れる空
気をリヤランプ20の表面22に沿うように流れの向き
を変える整流壁40を有し、整流壁40の後端部42の
車体30に対向する面42aの向きが面42aの接線L
2 がリヤランプ20と接触するかまたは交差するように
設定されているリヤランプ用整流装置10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リヤランプへの
雪、ほこり等の付着を防止するリヤランプ用整流装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】リヤランプへの雪、ほこり等の付着を防
止するリヤランプ用整流装置は、たとえば実開昭49−
131627号公報や特開平10−114258号公報
に開示されている。従来のリヤランプ用整流装置は、図
7に示すように、車体の側壁面1に沿って流れる空気を
リヤランプ2の表面に沿うように流れの向きを変える整
流壁3を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のリヤラ
ンプ用整流装置にはつぎの問題がある。整流壁3が車体
の側壁面1に沿って流れる空気をリヤランプ2の表面に
沿わせるのに適した角度となっていないので、リヤラン
プ2の表面途中で流れが剥離(図7のA)し、十分な
雪、ほこり等の付着防止効果が得られず、車両後方から
リヤランプを視認することが困難になる他、整流壁3の
後方にも流れの剥離(図7のB)が生じ、騒音上問題と
なる。本発明の目的は、車体の側壁面に沿って流れる空
気を従来より多くリヤランプの表面に沿わせることがで
きるリヤランプ用整流装置を提供することにある。本発
明のもう一つの目的は、上記の目的に加えて、整流装置
自体の後方の流れの剥離を軽減できるリヤランプ用整流
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明はつぎの通りである。 (1) 車体の側壁面に沿って流れる空気をリヤランプ
の表面に沿うように流れの向きを変える整流壁を有し、
前記整流壁の後端部の車体に対向する面の向きが該面の
接線が前記リヤランプと接触するかまたは交差するよう
に設定されているリヤランプ用整流装置。 (2) 前記整流壁の前端部の壁厚中心線の向きが車体
側面に沿って流れる流れの方向に対して、上流側ほど車
体側面から離れる側に5°、上流側ほど車体側面に接近
する側に20°の範囲内にあり、前記前端部の外面と前
記後端部の外面をなめらかな湾曲面からなる外面で接続
した(1)記載のリヤランプ用整流装置。
【0005】上記(1)のリヤランプ用整流装置では、
整流壁の後端部の車体に対向する面の向きが該面の接線
がリヤランプと接触するかまたは交差するように設定さ
れているので、車体の側壁面に沿って流れる空気のうち
整流壁によって流れの向きを変えられた空気を、従来よ
り多くリヤランプの表面に沿わせることができる。上記
(2)のリヤランプ用整流装置では、上記の作用に加え
て、整流壁の前端部の壁厚中心線の向きが車体側面に沿
って流れる流れの方向に対して、上流側ほど車体側面か
ら離れる側に5°、上流側ほど車体側面に接近する側に
20°の範囲内にあり、整流壁の前端部の外面と後端部
の外面をなめらかな湾曲面からなる外面で接続したの
で、整流壁の後方の流れの剥離を従来に比べて軽減でき
る。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜図4は、本発明の第1実施
例のリヤランプ用整流装置を示しており、図5、図6
は、本発明の第2実施例のリヤランプ用整流装置を示し
ている。本発明の第1実施例と第2実施例に共通する部
分には、本発明の第1実施例と第2実施例にわたって同
じ符号を付してある。まず、本発明の第1実施例と第2
実施例にわたって共通する部分を、図1〜図4を参照し
て、説明する。
【0007】本発明実施例のリヤランプ用整流装置10
は、図1、図2に示すように、リヤランプ20の車両前
方側端部21にまたがる位置に設けられている。リヤラ
ンプ用整流装置10は、たとえば、樹脂製、金属製であ
る。リヤランプ用整流装置10が樹脂製である場合、ブ
ロー成形または射出成形にて成形される。リヤランプ用
整流装置10は、車体30の側壁面31に沿って流れる
空気をリヤランプ20の表面22に沿うように流れの向
きを変える整流壁40を有している。リヤランプ用整流
装置10は、さらに、整流壁40を車体30に固定する
接合部50と、整流壁40の剛性を高めるために設けら
れたリブ60とを、有していてもよい。
【0008】整流壁40と、車体30または接合部50
との間に、空気が通る空気通路70がある。整流壁40
の前端部41の壁厚中心線L1 の向きは、図3、図4に
示すように、車体30の側壁面31に沿って流れる空気
の流れの方向に対して、上流側ほど側壁面31から離れ
る側に5°、上流側ほど側壁面31に接近する側に20
°の範囲内にある。整流壁40の前端部41は、図3に
示すように、断面R形状(断面半円形状)となっている
か、または、図4に示すように、整流壁40の後端部4
2側にいくにつれて車体30から離れる側に傾斜する断
面テーパ形状となっている。
【0009】整流壁40の後端部42の車体30に対向
する面(以下、後端部内面という)42aは、図2に示
すように、後端部内面42aの接線L2 がリヤランプ2
0と接触するかまたは交差するように設定されている
(本発明図示例では交差する場合を示している)。整流
壁40の後端部42は、整流壁40の後端部42の後縁
42cにおける剥離を軽減するために、断面R形状(断
面半円形状)となっている。ただし、整流壁40の後端
部42の後縁42cにおいて、剥離が生じないか、また
は、剥離が生じても無視できる程度である場合、後端部
42は断面R形状となっていなくてもよく、後端部42
は断面コ字状形状となっていてもよい。具体的には、整
流壁40の後端部42を断面コ字状形状とした場合であ
っても、整流壁40の後端部42の壁厚が11mmの場
合、整流壁40の後端部42の空気流れ方向下流側にお
いて発生する乱流は無視できる程度であり、後端部42
の後縁42cにおいて空気流の剥離は起こらないことが
確認されている。したがって、整流壁40の後端部42
の壁厚が11mm以下であれば、整流壁40の後端部4
2は断面コ字状形状であってもよい。
【0010】整流壁40の車体30と対向する面(以
下、内面という)43は、車体30から離れる方向に凸
となる、なめらかな湾曲面からなる。内面43は、整流
壁40の前端部41の車体30と対向する面(以下、前
端部内面という)41aと、整流壁40の後端部内面4
2aとを接続している。整流壁40の車体30と反対側
の面(以下、外面という)44は、車体30から離れる
方向に凸となる、なめらかな湾曲面からなる。外面44
は、整流壁40の前端部41の車体30と反対側の面
(以下、前端部外面という)41bと、整流壁40の後
端部42の車体30と反対側の面(以下、後端部外面と
いう)42bとを接続している。
【0011】作用を説明する。整流壁40の後端部内面
42bが後端部内面42bの接線Lがリヤランプ20と
接触するかまたは交差するように設定されているので、
後端部内面42bが接線L2 がリヤランプ20と接触す
るかまたは交差するように設けられていない場合(従来
の場合)に比べて、車体30の側壁面31に沿って流れ
る空気をより多くリヤランプ20の表面22に沿わせる
ことができる。その結果、リヤランプ20に雪、ほこり
等が付着することを従来より防止できる。
【0012】整流壁40の前端部41の壁厚中心線L1
の向きは、車体30の側壁面31に沿って流れる空気の
流れの方向に対して、上流側ほど側壁面31から離れる
側に5°、上流側ほど側壁面31に接近する側に20°
の範囲内にあり、また、整流壁40の前端部外面41b
と後端部外面42bとをなめらかな湾曲面からなる外面
44で接続しているので、整流壁40の後方の流れの剥
離(図7におけるB)を従来に比べて軽減することがで
きる。そのため、剥離が原因で生じる騒音を低減するこ
とができる。また、外面44の後方の空気の流れはリヤ
ランプ20に沿う空気の流れに追従し、外面44が剥離
域となり空気通路70内を流れリヤランプ20に沿う空
気の流れに剥離を誘起することを軽減することができ
る。
【0013】また、本発明実施例に示すような空気通路
70には、一般的に、通風抵抗があることが知られてい
る。そのため、空気通路70の外に逃げる空気の流れが
存在する。しかし、整流壁40の車両前方側端部41
は、図3に示すように、断面R形状(断面半円形状)と
なっているか、または、図4に示すように、車両後方側
にいくにつれて車体30から離れる側に傾斜する断面テ
ーパ形状となっているので、空気通路70の外に逃げる
空気の流れの変化を緩やかにすることができる。そのた
め、整流壁40の前端部外面41bでの空気の剥離の発
生を防ぐことができる。
【0014】つぎに、本発明の各実施例に特有な部分を
説明する。本発明の第1実施例では、図1、図2に示す
ように、接合部50とリブ60とが設けられている場合
を示している。また、空気通路70が、整流壁40と接
合部50との間にある場合を示している。接合部50
は、整流壁40と一体に形成されるか、または、別体に
形成されて整流壁40に取り付けられる。接合部50の
車体30側の面51は、車体30に固定されている。接
合部50の面51と車体30との固定は、図示略の両面
テープ、接着剤等による接着により行なわれていてもよ
く、また、図1、図2に示すように、金属製の取付けア
ーム80を用い、ボルト・ナット81による取付けによ
り行われていてもよい。接合部50と車体30との固定
が取付けアーム80を用いボルト・ナット81により行
われる場合、車体30に形成されるボルト挿通用の穴
は、リヤランプ20のカバー23やリヤスポイラー90
等により覆われ、カバー23やリヤスポイラー90等を
車体30から取り外さないかぎり視認不可能とされる部
位に形成される。
【0015】リブ60は、図1に示すように、整流壁4
0および接合部50と一体に形成されるか、または、整
流壁40および接合部50と別体に形成されて整流壁4
0および接合部50に取り付けられる。リブ60は、1
個または複数個設けられており、整流壁40と接合部5
0との間に配置される。
【0016】本発明の第2実施例では、図5、図6に示
すように、接合部50とリブ60とが設けられていない
場合を示している。また、空気通路70が、整流壁40
と車体30との間にある場合を示している。整流壁40
は、車体30に固定される。整流壁40と車体30との
固定は、図示略の両面テープ、接着剤等による接着によ
り行なわれていてもよく、また、図5、図6に示すよう
に、金属製の取付けアーム80を用い、ボルト・ナット
81あるいはクリップ等による取付けにより行われてい
てもよい。整流壁40と車体30との固定が取付けアー
ム80を用いボルト・ナット81により行われる場合、
車体30に形成されるボルト挿通用の穴は、リヤランプ
20のカバー23やリヤスポイラー90等により覆わ
れ、カバー23やリヤスポイラー90等を車体30から
取り外さないかぎり視認不可能とされる部位に形成され
る。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載のリヤランプ用整流装置に
よれば、整流壁の後端部の車体に対向する面の向きが該
面の接線がリヤランプと接触するかまたは交差するよう
に設定されているので、車体の側壁面に沿って流れる空
気のうち整流壁によって流れの向きを変えられた空気
を、従来より多くリヤランプの表面に沿わせることがで
きる。請求項2記載のリヤランプ用整流装置によれば、
上記の効果に加えて、整流壁の前端部の壁厚中心線の向
きが車体側面に沿って流れる流れの方向に対して、上流
側ほど車体側面から離れる側に5°、上流側ほど車体側
面に接近する側に20°の範囲内にあり、整流壁の前端
部の外面と後端部の外面をなめらかな湾曲面からなる外
面で接続したので、整流壁の後方の流れの剥離を従来に
比べて軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のリヤランプ用整流装置と
その近傍を示す斜視図である。
【図2】図1のC−C断面図である。
【図3】本発明の第1実施例のリヤランプ用整流装置
の、整流壁の前端部の壁厚中心線の向きが車体の側壁面
に沿って流れる空気の流れの方向に対して車体側と反対
側に向いている場合を示し、さらに、整流壁の車両前方
側端部がR形状となっている場合を示す断面図である。
【図4】本発明の第1実施例のリヤランプ用整流装置
の、整流壁の前端部の壁厚中心線の向きが車体の側壁面
に沿って流れる空気の流れの方向に対して車体側に向い
ている場合を示し、整流壁の車両前方側端部がテーパ形
状となっている場合を示す断面図である。
【図5】本発明の第2実施例のリヤランプ用整流装置と
その近傍を示す斜視図である。
【図6】図5のD−D断面図である。
【図7】従来のリヤランプ用整流装置とその近傍を示す
断面図である。
【符号の説明】
10 リヤランプ用整流装置 20 リヤランプ 21 リヤランプの表面 30 車体 31 車体の側壁面 40 整流壁 41 整流壁の車両前方側端部 42 整流壁の車両後方側端部 L1 整流壁の前端部の壁厚中心線 L2 整流壁の後端部内面の接線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野場 一則 愛知県豊田市四郷町宮下河原1番地 内浜 化成株式会社内 Fターム(参考) 3D025 AA04 AC06 AD11 3K080 AA01 AB04 BE00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の側壁面に沿って流れる空気をリヤ
    ランプの表面に沿うように流れの向きを変える整流壁を
    有し、 前記整流壁の後端部の車体に対向する面の向きが該面の
    接線が前記リヤランプと接触するかまたは交差するよう
    に設定されているリヤランプ用整流装置。
  2. 【請求項2】 前記整流壁の前端部の壁厚中心線の向き
    が車両側面に沿って流れる流れの方向に対して、上流側
    ほど車体側面から離れる側に5°、上流側ほど車体側面
    に接近する側に20°の範囲内にあり、 前記前端部の外面と前記後端部の外面をなめらかな湾曲
    面からなる外面で接続した請求項1記載のリヤランプ用
    整流装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102011003340A1 (de) * 2011-01-28 2012-08-02 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Heckleuchte für ein Kraftfahrzeug
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