JP2002018404A - 微生物を用いた有機性廃棄物の処理方法及びその装置 - Google Patents

微生物を用いた有機性廃棄物の処理方法及びその装置

Info

Publication number
JP2002018404A
JP2002018404A JP2000204900A JP2000204900A JP2002018404A JP 2002018404 A JP2002018404 A JP 2002018404A JP 2000204900 A JP2000204900 A JP 2000204900A JP 2000204900 A JP2000204900 A JP 2000204900A JP 2002018404 A JP2002018404 A JP 2002018404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organic waste
vertical container
microorganisms
transport cylinder
treatment apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000204900A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryozo Koshida
亮三 越田
Yasuhiko Onari
康彦 大成
Shigeaki Takahara
成明 高原
Hidetomo Koriya
秀友 郡谷
Tomoharu Asahara
伴治 麻原
Masami Uchi
正美 内
Yasuo Nemoto
康生 根本
Akikazu Nakasaki
昭和 中崎
Masaaki Haga
正明 芳賀
Toshio Tonai
俊生 藤内
Futoshi Horie
太 堀江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denki Shizai Kk
KOSHIDA TEC KK
Kankyo Engineering Co Ltd
Nittetsu Yawata Engineering Co Ltd
Original Assignee
Denki Shizai Kk
KOSHIDA TEC KK
Kankyo Engineering Co Ltd
Nittetsu Yawata Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denki Shizai Kk, KOSHIDA TEC KK, Kankyo Engineering Co Ltd, Nittetsu Yawata Engineering Co Ltd filed Critical Denki Shizai Kk
Priority to JP2000204900A priority Critical patent/JP2002018404A/ja
Publication of JP2002018404A publication Critical patent/JP2002018404A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 担体と有機性廃棄物との混合効率が高く多量
の有機性廃棄物を安定して短時間に処理でき、悪臭発生
がなく、メンテナンスが容易な微生物を用いた有機性廃
棄物の処理方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 竪型容器11の側壁上側に移送方向が搬
送用筒体13の外壁と竪型容器11の内壁との間を向い
ている混合フィーダ14を複数台設けて、有機性廃棄物
を含む微生物担体を竪型容器11内を上から下へ搬送用
筒体13の周囲に旋回しながら移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ごみ、糞尿、食
品加工工場から排出される産業廃棄物等の有機性廃棄物
を微生物の働きを利用して分解するための処理方法及び
その処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生ごみ、糞尿、食品加工工場から排出さ
れる産業廃棄物等の有機性廃棄物を処理する場合、従来
の焼却処分や海洋投棄等に代わって、微生物を利用して
有機性廃棄物を分解する処理方法が採用されるようにな
ってきている。微生物を利用した有機性廃棄物の処理
は、おが屑、木材チップ等の微生物を担持している担体
と有機性廃棄物とを内部に螺旋状の撹拌羽根を備えた横
型処理容器に入れ、微生物の活動が活発化する環境下で
撹拌羽根により担体と有機性廃棄物とを同時に左右に移
動させて撹拌しながら十分に混合し静置することによ
り、微生物の活動により有機性廃棄物を二酸化炭素と水
に分解するものである。このような担体と有機性廃棄物
とが水平方向に強制的に移送されて撹拌される横型処理
装置を使用した方法では、有機性廃棄物を数十時間でほ
ぼ完全に分解することができる。
【0003】しかし、従来の横型処理装置では、担体と
有機性廃棄物との撹拌効率を上げるため強い撹拌を行な
うと担体が相互に擦れ合って損傷し、微生物を担持する
能力が急激に低下して、有機性廃棄物を処理する能力も
低下するという問題が生ずる。そのため、撹拌力をある
程度弱くして撹拌を行なう必要があるが、撹拌力を弱く
すると容器内の担体と有機性廃棄物とを理想的な状態で
均一に撹拌することが困難になるという問題が生じる。
以上のことから、横型処理装置では装置の占有面積が一
般に広くなり、設置場所に制約がある場合は設置が困難
になるという問題が生じる。これらの問題を解決するた
めに、担体と有機性廃棄物とを上方向に強制的に移送す
る上昇流と上方から自然落下している下降流からなる循
環流を形成して撹拌する竪型処理装置が開発されてい
る。この竪型処理装置では、担体と有機性廃棄物は圧密
されないので、担体が相互に擦れ合って損傷することが
なく担体の寿命が長くなるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
竪型処理装置では、有機性廃棄物の投入部が上部に設け
られているため有機性廃棄物は竪型処理容器内の担体上
に自然落下するだけなので、担体と有機性廃棄物との混
合効率は極めて悪く、処理容器内での担体の流動性が低
下して担体の偏析、固化、処理容器内壁面への付着等の
問題が発生し易い。また、湿度調整を温度と空気吹き込
み量で調整するため、温度、空気吹き込み量、湿度をそ
れぞれ独立に制御できず、微生物の最適活動環境を維持
することが困難であった。そのため、多量の有機性廃棄
物を安定して短時間で処理することができないという問
題につながっていた。更に、有機性廃棄物の分解を促進
するために竪型処理装置内に空気を吹き込むので、処理
装置内が正圧となって周囲に悪臭が漏れたり、担持能力
が低下した担体を交換する場合に担体の飛散と悪臭発生
が起こるという環境上の問題や、空気吹き込みのための
空気供給管が担体等により閉塞し易く、清掃等に多くの
時間を費やすというメンテナンス上の問題が存在してい
る。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、担体
と有機性廃棄物との混合効率が高く多量の有機性廃棄物
を安定して短時間に処理でき、悪臭発生がなく、メンテ
ナンスが容易な微生物を用いた有機性廃棄物の処理方法
及びそれを利用した有機性廃棄物の処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う第1の発
明に係る微生物を用いた有機性廃棄物の処理方法は、内
部に撹拌フィーダが設けられた搬送用筒体が中央部分に
配置されている竪型容器に、破砕した有機性廃棄物と該
有機性廃棄物を分解する微生物を担持している微生物担
体とを入れ、該有機性廃棄物と該微生物担体とを該撹拌
フィーダによって該搬送用筒体の下部の入口より該搬送
用筒体内を上方向に移動し、更に該搬送用筒体の出口よ
り該竪型容器内を上から下に移動する循環流を該竪型容
器内に形成して該有機性廃棄物と該微生物担体との混合
を行い、該有機性廃棄物の分解を行なう微生物を用いた
有機性廃棄物の処理方法において、前記竪型容器の側壁
上側に移送方向が前記搬送用筒体の外壁と前記竪型容器
の内壁との間を向いている混合フィーダを複数台設け
て、前記有機性廃棄物を含む前記微生物担体を前記竪型
容器内を上から下へ前記搬送用筒体の周囲に旋回しなが
ら移動する。有機性廃棄物と微生物担体とを、竪型容器
内を上から下へ搬送用筒体の周囲に旋回しながら移動さ
せるので、有機性廃棄物と微生物担体との間の均一混合
を促進することができる。
【0006】前記目的に沿う第2の発明に係る微生物を
用いた有機性廃棄物の処理方法は、内部に撹拌フィーダ
が設けられた搬送用筒体が中央部分に配置されている竪
型容器に、破砕した有機性廃棄物と該有機性廃棄物を分
解する微生物を担持している微生物担体とを入れ、該有
機性廃棄物と該微生物担体とを該撹拌フィーダによって
該搬送用筒体の下部の入口より該搬送用筒体内を上方向
に移動し、更に該搬送用筒体の出口より該竪型容器内を
上から下に移動する循環流を該竪型容器内に形成して該
有機性廃棄物と該微生物担体との混合を行い、該有機性
廃棄物の分解を行なう微生物を用いた有機性廃棄物の処
理方法において、前記竪型容器内に空気を送気すると共
に前記竪型容器内のガスを排気して前記竪型容器内を大
気圧より若干低圧に保持する。竪型容器内の圧力を大気
圧より若干低圧に保持することにより、竪型容器内のガ
スが竪型容器の外部に漏れ出すことがなく、悪臭発生を
防止できる。
【0007】前記目的に沿う第3の発明に係る微生物を
用いた有機性廃棄物の処理装置は、有機性廃棄物及び該
有機性廃棄物を分解する微生物を担持している微生物担
体を収納し処理を行なう竪型容器と、該竪型容器の中央
部分に設けられ内部に撹拌フィーダを備えた搬送用筒体
とを有する微生物を用いた有機性廃棄物の処理装置にお
いて、前記撹拌フィーダにより前記搬送用筒体の内部を
上方向に移動する前記有機性廃棄物を含む前記微生物担
体が前記搬送用筒体の内部から溢れ出る孔を前記搬送用
筒体の側壁に複数段にわたって多数設けている。搬送用
筒体の入口から上昇して搬送用筒体の出口より竪型容器
内を上から下に移動する有機性廃棄物と微生物担体との
混合物の循環流を形成すると同時に、搬送用筒体の側壁
から直接流出する有機性廃棄物と微生物担体との混合物
の副流を形成させることにより、竪型容器内の循環流を
複雑化して、有機性廃棄物と微生物担体との間の均一混
合を更に促進することができる。
【0008】前記目的に沿う第4の発明に係る微生物を
用いた有機性廃棄物の処理装置は、有機性廃棄物及び該
有機性廃棄物を分解する微生物を担持している微生物担
体を収納し処理を行なう竪型容器と、該竪型容器の中央
部分に設けられ内部に撹拌フィーダを備えた搬送用筒体
とを有する微生物を用いた有機性廃棄物の処理装置にお
いて、前記竪型容器の下端に前記竪型容器内の収納物を
搬出する密閉式搬出手段が設けられている。密閉式搬出
手段を設けることにより、担体の飛散と悪臭発生を防止
して効率よく担持能力が低下した担体を交換することが
できる。
【0009】前記目的に沿う第5の発明に係る微生物を
用いた有機性廃棄物の処理装置は、有機性廃棄物及び該
有機性廃棄物を分解する微生物を担持している微生物担
体を収納し処理を行なう竪型容器と、該竪型容器の中央
部分に設けられ内部に撹拌フィーダを備えた搬送用筒体
とを有する微生物を用いた有機性廃棄物の処理装置にお
いて、前記竪型容器内に空気を供給する空気供給手段が
前記竪型容器の側壁に1段以上の段状でしかも各段当た
り複数個設けられている。微生物に酸素を供給して有機
性廃棄物の分解を促進すると同時に、竪型容器の側壁に
1段以上の段状でしかも各段当たり複数個設けられてい
る空気を供給する多数の空気供給手段より、例えば、竪
型容器内に空気を噴射することにより、竪型容器の内壁
と搬送用筒体の外壁に付着した微生物担体や有機性廃棄
物を空気流で除去することができる。
【0010】第5の発明に係る微生物を用いた有機性廃
棄物の処理装置において、各前記空気供給手段が下方向
に空気を放出する空気放出孔を備えたノズル部と、空気
通過部を備え該ノズル部を保護する外筒とを有している
構成とすることができる。空気供給手段を下方向に空気
を放出する空気放出孔を備えたノズル部と、空気通過部
を備えノズル部を保護する外筒とを有する二重管構造に
することにより、微生物担体や有機性廃棄物による空気
放出孔の閉塞が発生しにくくなり、竪型容器内に確実に
空気を吹き込むことができる。このため、空気の吹き込
み効果が十分に達成されるように、空気供給手段は竪型
容器内で水平又は斜め方向に取付けることができる。
【0011】また、第5の発明に係る微生物を用いた有
機性廃棄物の処理装置において、各前記空気供給手段は
各段毎に設けられている複数の段別空気配管に接続さ
れ、各該段別空気配管は共通の空気供給配管から分岐し
ている構成とすることができる。各段専用の段別空気配
管に空気供給手段を接続することにより、空気供給手段
の閉塞が発生した段に集中して空気を供給することがで
き、閉塞物を空気供給手段から除去することができる。
【0012】前記目的に沿う第6の発明に係る微生物を
用いた有機性廃棄物の処理装置は、有機性廃棄物及び該
有機性廃棄物を分解する微生物を担持している微生物担
体を収納し処理を行なう竪型容器と、該竪型容器の中央
部分に設けられ内部に撹拌フィーダを備えた搬送用筒体
とを有する微生物を用いた有機性廃棄物の処理装置にお
いて、前記竪型容器の側壁内側及び前記搬送用筒体の側
壁外側を濡らす水供給手段が前記竪型容器の側壁内側及
び前記搬送用筒体の側壁外側にそれぞれ複数個設けられ
ている。竪型容器内に湿度調整用の水分を供給する際、
竪型容器の側壁内側及び搬送用筒体の側壁外側にそれぞ
れ複数個設けられている水供給手段により、竪型容器の
側壁内側及び搬送用筒体の側壁外側を濡らすようにする
ことにより、竪型容器内の湿度調整と共に微生物担体や
有機性廃棄物が竪型容器の側壁内側及び搬送用筒体の側
壁外側を移動する時の摩擦抵抗を減じて、微生物担体や
有機性廃棄物を竪型容器の内壁及び搬送用筒体の外壁に
付着しにくくすることができる。
【0013】前記目的に沿う第7の発明に係る微生物を
用いた有機性廃棄物の処理装置は、有機性廃棄物及び該
有機性廃棄物を分解する微生物を担持している微生物担
体を収納し処理を行なう竪型容器と、該竪型容器の中央
部分に設けられ内部に撹拌フィーダを備えた搬送用筒体
とを有する微生物を用いた有機性廃棄物の処理装置にお
いて、前記有機性廃棄物を含む前記微生物担体を前記竪
型容器内を上から下へ前記搬送用筒体の周囲を旋回しな
がら移動する移動流を形成する複数の混合フィーダが前
記竪型容器の側壁上側に移送方向を前記搬送用筒体の外
壁と前記竪型容器の内壁との間を向けて設けられてい
る。このような構成とすることにより、竪型容器内を上
から下へ自然落下する有機性廃棄物を含む微生物担体の
流れを、搬送用筒体の周囲を旋回しながら下降する移動
流に効率的に変化させることができる。
【0014】第7の発明に係る微生物を用いた有機性廃
棄物の処理装置において、前記混合フィーダが前記竪型
容器に上下方向に、しかも、段違いに複数設けられてい
る構成とすることができる。混合フィーダを段違いに相
互に搬送方向を変えて複数段にわたって設ける構成とす
ることにより、竪型容器内を上から下へ自然落下する有
機性廃棄物を含む微生物担体の流れを、搬送用筒体の周
囲を旋回しながら下降する移動流により効果的に変化さ
せることができる。
【0015】前記目的に沿う第8の発明に係る微生物を
用いた有機性廃棄物の処理装置は、有機性廃棄物及び該
有機性廃棄物を分解する微生物を担持している微生物担
体を収納し処理を行なう竪型容器と、該竪型容器の中央
部分に設けられ内部に撹拌フィーダを備えた搬送用筒体
とを有する微生物を用いた有機性廃棄物の処理装置にお
いて、前記撹拌フィーダに上流側から下流側に向かうに
つれて搬送体積が増加するスクリュー構造を有するスク
リューコンベアを使用する。例えば、スクリューのピッ
チを下部より上部に向かうに従い長くすることにより微
生物担体と破砕された有機性廃棄物との混合物の圧密を
防止することができ、スクリュー角度を下部より上部に
向かうに従い大きくすることにより、また、スクリュー
のサイズを下部より上部に向かうに従いテーパー状に拡
大することにより、搬送用筒体の出口から微生物担体と
破砕された有機性廃棄物との混合物の圧密を防止すると
共に落下を容易にすることができる。
【0016】前記目的に沿う第9の発明に係る微生物を
用いた有機性廃棄物の処理装置は、有機性廃棄物及び該
有機性廃棄物を分解する微生物を担持している微生物担
体を収納し処理を行なう竪型容器と、該竪型容器の中央
部分に設けられ内部に撹拌フィーダを備えた搬送用筒体
とを有する微生物を用いた有機性廃棄物の処理装置にお
いて、前記撹拌フィーダに付着している前記有機性廃棄
物を含む前記微生物担体を掻き落す掻き落とし手段が前
記搬送用筒体の上方に複数個設けられている。このよう
な構成とすることにより、付着物が除去され空間が確保
されて搬送用筒体内での移送中の微生物担体と破砕され
た有機性廃棄物との混合物の圧密が防止でき、搬送用筒
体の出口から微生物担体と破砕された有機性廃棄物との
混合物の落下を容易にすることができる。
【0017】前記目的に沿う第10の発明に係る微生物
を用いた有機性廃棄物の処理装置は、有機性廃棄物及び
該有機性廃棄物を分解する微生物を担持している微生物
担体を収納し処理を行なう竪型容器と、該竪型容器の中
央部分に設けられ内部に撹拌フィーダを備えた搬送用筒
体とを有する微生物を用いた有機性廃棄物の処理装置に
おいて、前記竪型容器の内面に付着している前記有機性
廃棄物を含む前記微生物担体を取り除くための加振手段
が前記竪型容器の側壁外側に複数台設けられている。こ
のような構成とすることにより、竪型容器内に衝撃力や
振動を伝播させて、竪型容器の内壁と搬送用筒体の外壁
に付着した微生物担体や有機性廃棄物を除去することが
できる。
【0018】前記目的に沿う第11の発明に係る微生物
を用いた有機性廃棄物の処理装置は、有機性廃棄物及び
該有機性廃棄物を分解する微生物を担持している微生物
担体を収納し処理を行なう竪型容器と、該竪型容器の中
央部分に設けられ内部に撹拌フィーダを備えた搬送用筒
体とを有する微生物を用いた有機性廃棄物の処理装置に
おいて、前記搬送用筒体の出口の下側の前記搬送用筒体
の外周面と前記竪型容器の内壁面との間に前記竪型容器
の内壁側に向かうにつれて篩目が次第に広くなるフィル
ターが前記搬送用筒体側を高く、かつ、前記竪型容器の
内壁側を低くして取付けられている。
【0019】微生物担体は処理中に徐々に細粉化し、更
に細粉化したものは時間と共に凝集して大粒径の造粒体
を形成する。このような大粒径の造粒体を形成した担体
(造粒担体)は有機性廃棄物を処理する能力が消失して
いるため、竪型容器内から除去する必要がある。搬送用
筒体の出口の下側の搬送用筒体の外周面と竪型容器の内
壁面との間に竪型容器の内壁側に向かうにつれて篩目が
次第に広くなるフィルターを設置し、造粒担体を含む微
生物担体と破砕された有機性廃棄物との混合物を搬送用
筒体の出口から落下する際にこの篩目が次第に広くなる
フィルターを通過させると、微生物担体と破砕された有
機性廃棄物は容易に篩目が次第に広くなるフィルターを
通過できるが、造粒担体は篩目が次第に広くなるフィル
ターで捕捉され篩目が次第に広くなるフィルター上を竪
型容器の内壁側に移動し、通過できる篩目サイズの位置
にきたときに通過して落下する。このため、竪型容器の
内壁側になる程粒径の大きな造粒担体を偏析させて分離
することができる。また、スプーンやフォーク等の異物
混入も防止できる。
【0020】前記目的に沿う第12の発明に係る微生物
を用いた有機性廃棄物の処理装置は、有機性廃棄物及び
該有機性廃棄物を分解する微生物を担持している微生物
担体を収納し処理を行なう竪型容器と、該竪型容器の中
央部分に設けられ内部に撹拌フィーダを備えた搬送用筒
体とを有する微生物を用いた有機性廃棄物の処理装置に
おいて、前記竪型容器内の湿度調整を行なうための複数
の湿度調整手段が前記竪型容器の上部に設けられてい
る。このような構成とすることで、湿度調整を独立に行
なうことができる。
【0021】前記目的に沿う第13の発明に係る微生物
を用いた有機性廃棄物の処理装置は、有機性廃棄物及び
該有機性廃棄物を分解する微生物を担持している微生物
担体を収納し処理を行なう竪型容器と、該竪型容器の中
央部分に設けられ内部に撹拌フィーダを備えた搬送用筒
体とを有する微生物を用いた有機性廃棄物の処理装置に
おいて、前記竪型容器内に収納されている前記微生物担
体中に破砕した前記有機性廃棄物を直接装入する密閉式
装入手段が前記竪型容器に設けられている。密閉式装入
手段により有機性廃棄物を竪型容器内に装入することが
できるため、装入時の悪臭発生が防止できる。
【0022】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の第1の実施
の形態に係る微生物を用いた有機性廃棄物の処理装置の
側面図、図2は同有機性廃棄物の処理装置の平面図、図
3は本発明の第2の実施の形態に係る微生物を用いた有
機性廃棄物の処理装置の構成図、図4は同有機性廃棄物
の処理装置の変形例に係る空気供給手段の拡大図、図5
は本発明の第3の実施の形態に係る微生物を用いた有機
性廃棄物の処理装置の部分拡大図、図6は本発明の第4
の実施の形態に係る微生物を用いた有機性廃棄物の処理
装置の部分拡大図、図7は本発明の第5の実施の形態に
係る微生物を用いた有機性廃棄物の処理装置の部分拡大
図、図8は本発明の第6の実施の形態に係る微生物を用
いた有機性廃棄物の処理装置の部分拡大図、図9は同有
機性廃棄物の処理装置の変形例に係るスクリューコンベ
アの部分拡大図、図10は本発明の第7の実施の形態に
係る微生物を用いた有機性廃棄物の処理装置の部分拡大
図、図11は本発明の第8の実施の形態に係る微生物を
用いた有機性廃棄物の処理装置の部分拡大図、図12
(a)、(b)はそれぞれ本発明の第9の実施の形態に
係る微生物を用いた有機性廃棄物の処理装置の部分平断
面図、部分側断面図、図13は本発明の第10の実施の
形態に係る微生物を用いた有機性廃棄物の処理装置の部
分拡大図、図14は本発明の第11の実施の形態に係る
微生物を用いた有機性廃棄物の処理装置の部分拡大図で
ある。
【0023】本発明の第1の実施の形態に係る微生物を
用いた有機性廃棄物の処理装置10は、図1、図2に示
すように、有機性廃棄物及び有機性廃棄物を分解する微
生物を担持している微生物担体を収納し処理を行なう竪
型容器11と、有機性廃棄物及び微生物担体を竪型容器
11の下部から上部に移送する撹拌フィーダの一例であ
るスクリューコンベア12を内部に備え竪型容器11の
中央部分に設けられている搬送用筒体13を備えた構成
(以下、竪型処理装置の構成と称する)と、移送方向を
搬送用筒体13の外壁と竪型容器11の内壁との間に向
けて竪型容器11の側壁上側に上下方向に、しかも、段
違いに、搬送方向を相互に変えて複数段にわたって設け
られている複数の混合フィーダの一例であるスクリュー
式フィーダ14とを有している。以下、これらについて
詳しく説明する。
【0024】竪型容器11は、例えば、円筒形状をした
上円筒15と、上円筒15に接続しテーパー状(逆円錐
台状)となって下端に行くに従い径が縮小しているテー
パー状筒体16と、テーパー状筒体16に接続している
下円筒17と、上円筒15に取付けられている上蓋18
と、下円筒17に取付けられている下蓋19と、固定用
支持体19aとを有し、ベース架台19b上に設置され
ている。竪型容器11は耐食性を考慮して、例えば、ス
テンレス鋼板で形成されている。竪型容器11の中間部
がテーパー状筒体16となっていることにより、微生物
担体及び有機性廃棄物をテーパー状筒体16の内面に沿
って移動させ竪型容器11の底部に集積することができ
る。なお、竪型容器11の側壁上側とは、上円筒15の
側壁部をいう。
【0025】搬送用筒体13は、耐食性及び耐摩耗性を
考慮して、例えば、ステンレス鋼(SUS304)で形
成されており、搬送用筒体13には、上蓋18に設けら
れ搬送用筒体13を、例えば4箇所で連結して支持する
支持体20が備えられている。スクリューフィーダー1
2は、例えば、回転軸21と、回転軸21に取付けられ
ている螺旋状羽根22とを有しており、回転軸21の一
方端部23は下蓋19に近接する位置まで伸びて、他方
端部24は上蓋18上に設けられた減速機25に連結さ
れており、減速機25の入力軸は減速機25の側部に設
けられている電動機26に連結されている。なお、螺旋
状羽根22は、回転軸21の一方端部23から搬送用筒
体13の上端と同一の高さの区間にわたって設けられて
いる。
【0026】電動機26を回転させて減速機25を介し
て回転軸21を、例えば、15〜20rpmの回転速度
で回転させると、竪型容器11の底部に堆積している有
機性廃棄物を含む微生物担体は螺旋状羽根22により掻
き上げられながら上方向に移動し、搬送用筒体13の下
端から内部を上昇する。搬送用筒体13の高さまで上昇
した有機性廃棄物を含む微生物担体は搬送用筒体13の
上端から搬送用筒体13の外部に押し出されて自然落下
し、竪型容器11内に再び堆積する。このように、搬送
用筒体13を竪型容器11の中央部に設けることによ
り、竪型容器11内において有機性廃棄物を含む微生物
担体からなる循環流を形成することができる。
【0027】次に、移送方向を搬送用筒体13の外壁と
竪型容器11の内壁との間に向けて、上円筒15の上下
方向に設けられている複数のスクリュー式フィーダ14
について説明する。図1に示すように、スクリュー式フ
ィーダ14は、例えば、減速機付の電動機27に連結さ
れた回転軸28に設けられている螺旋状羽根29を有し
ている。また、スクリュー式フィーダ14は、例えば、
上円筒15の上下方向に4段にわたって、周方向に等間
隔に、各段1台ずつ、搬送用筒体13を挟んで搬送方向
が相互に反対方向となるように設けられている。このよ
うにスクリュー式フィーダ14を配置し、各スクリュー
式フィーダ14の電動機27を駆動して回転軸28に設
けられた螺旋状羽根29を回転させると、搬送用筒体1
3の上端から搬送用筒体13の外部に押し出されて自然
落下している有機性廃棄物を含む微生物担体の自然落下
流を、搬送用筒体13の周囲を旋回させながら落下する
移動流(旋回流)に変化させることができる。
【0028】本発明の第1の実施の形態に係る微生物を
用いた有機性廃棄物の処理装置10を使用した第1の実
施の形態に係る微生物を用いた有機性廃棄物の処理方法
では、竪型容器11の中央部に設置されたスクリューコ
ンベア12と、移送方向を搬送用筒体13の外壁と竪型
容器11の内壁との間に向けて竪型容器11の側壁上側
に上下方向に、しかも、段違いに、搬送方向を相互に変
えて複数段にわたって設けられている複数のスクリュー
式フィーダ14とを組み合わせることにより、有機性廃
棄物を含む微生物担体を搬送用筒体13の下端の入口か
ら上端の出口に向けて上昇させ、搬送用筒体13の上端
の出口から竪型容器11内を上から下へ搬送用筒体13
の周囲に旋回しながら下降させることができる。従っ
て、撹拌効果により有機性廃棄物と微生物担体との間の
混合をより促進することができ、有機性廃棄物の微生物
担体中への均一分散化が高まる。このため、微生物担体
の偏析、固化、及び竪型容器11の内壁面への付着が防
止でき、多量の有機性廃棄物を安定して短時間で処理す
ることができる。
【0029】本発明の第2の実施の形態に係る微生物を
用いた有機性廃棄物の処理装置30は、図3に示すよう
に、竪型処理装置の構成に、竪型容器11内に酸素を供
給するための空気供給手段の一例である空気噴射孔31
が竪型容器11の側壁に複数段にわたって設けられ、更
に竪型容器11内のガスを排気する排気手段32が設け
られていることが特徴となっている。従って、空気噴射
孔31及び排気手段32について説明する。図3に示す
ように、空気噴射孔31は、例えば、上円筒15からテ
ーパー状筒体16にわたって複数段、しかも各段当たり
複数個設けられている。また、各段別に設けられた各空
気噴射孔31は各接続配管33を介して各段毎に設けら
れている段別空気配管34と連通しており、各段別空気
配管34はバルブ35を介して共通の空気供給配管36
に接続している。空気接続配管36は図示しない空気供
給装置の一例である送風機に接続されている。このよう
な構成とすることにより、空気噴射孔31が閉塞した場
合、閉塞が発生した空気噴射孔31の属する段に集中し
て空気を供給することにより空気噴射孔31の閉塞物を
吹き飛ばすことができ、使用不能となっている空気噴射
孔31を再生させることができる。排気手段32は、例
えば、竪型容器11の上蓋18に設けられている排気口
37と、排気口37に接続された排気管38と、排気管
38が連結している排気装置の一例である排気ブロア3
9とを有している。排気ブロア39を稼働させることに
より、有機性廃棄物の分解により発生したガスを、竪型
容器11内より外部に排出することができる。
【0030】また、図4に示すように、第2の実施の形
態に係る微生物を用いた有機性廃棄物の処理装置30の
空気供給手段の変形例である複数の空気供給手段41
は、例えば、上円筒15からテーパー状筒体16にわた
って複数段において水平に支持され下側に下方向に空気
を放出する空気放出孔42を備えたノズル部43と、ノ
ズル部43を覆い下側に空気通過部44を備えた外筒4
5とを有している。各空気供給手段41は各接続配管4
6を介して空気供給配管47に接続している。また、空
気接続配管47は図示しない空気供給装置の一例である
送風機に接続されている。空気供給手段41をノズル部
43と、ノズル部43を覆って保護し下側に空気通過部
44を備えた外筒45とを有する二重管構造にすること
により、微生物担体や有機性廃棄物による空気放出孔4
2の閉塞を防止して、竪型容器11内に確実に空気を吹
き込むことができる。
【0031】本発明の第2の実施の形態に係る微生物を
用いた有機性廃棄物の処理装置30を使用した第2の実
施の形態に係る微生物を用いた有機性廃棄物の処理方法
では、空気噴射孔31又は空気供給手段41と排気手段
32とを組み合わせることで、竪型容器11内の圧力を
大気圧より若干低圧、例えば、大気圧との差が10mm
水柱以下の圧力となるように保持することにより、竪型
容器11内のガスが竪型容器11の外部に漏れ出すこと
を防止して、悪臭発生を防止することができる。更に、
有機性廃棄物の分解により発生した分解ガス(二酸化炭
素ガス、水蒸気)の除去と酸素(空気中の酸素)の供給
により有機性廃棄物の分解を促進させることができる。
【0032】本発明の第3の実施の形態に係る微生物を
用いた有機性廃棄物の処理装置48は、図5に示すよう
に、竪型処理装置の構成においてスクリューコンベア1
2により有機性廃棄物を含む微生物担体を搬送用筒体1
3aの内部を上方向に移動する際に、有機性廃棄物を含
む微生物担体が搬送用筒体13aの内部から溢れ出るこ
とが可能な孔49を搬送用筒体13aの側壁に複数段に
わたって多数設けていることが特徴となっている。従っ
て、孔49について説明する。図5に示すように、搬送
用筒体13aの側壁に設ける孔49は、微生物担体が通
過る際に粉砕されない形状を有することが必要であり、
例えば、径が150〜210mmの円形状としている。
孔49の径が150mm未満になると、微生物担体中に
は、例えば長さが20〜30mm程度の有機性廃棄物が
含まれているため閉塞し易くなり、孔49の径が210
mmを超えると、有機性廃棄物を含む微生物担体が容易
に溢れ出ることができるため、スクリューコンベア12
による搬送用筒体13aの内部に形成される有機性廃棄
物を含む微生物担体の上方向移動流が少なくなり、有機
性廃棄物と微生物担体との混合の観点からは好ましくな
い。また、搬送用筒体13aの側壁に設ける孔49の位
置と個数は、スクリューコンベア12による搬送用筒体
13aの内部における有機性廃棄物を含む微生物担体の
上方向移動流の形成が保証されることを前提に決定する
ことが必要であり、孔49の配置の位置が低過ぎると副
流が下部に形成され、位置が高過ぎると副流が上部に形
成されて、いずれも循環流が複雑化しない。また、孔4
9の個数が多過ぎると搬送用筒体13a内に形成される
上昇流が少なくなり、個数が少な過ぎると副流が少なく
なり、いずれも循環流が複雑化しない。このため、搬送
用筒体13aの側壁全面にわたって孔49を設けること
が必要で、例えば、周上に等間隔に6個、4段にわたっ
て設けている。
【0033】搬送用筒体13aの側壁に複数の孔49を
複数段にわたって設けることにより、スクリューコンベ
ア12を駆動すると、搬送用筒体13aの入口から上昇
して搬送用筒体13aの出口より竪型容器11内を上か
ら下に移動する有機性廃棄物と微生物担体との混合物の
循環流を形成すると同時に、搬送用筒体13aの側壁に
設けられている複数の孔49から流出する有機性廃棄物
と微生物担体との混合物の副流を形成させることがで
き、竪型容器11内の循環流をより複雑化して有機性廃
棄物と微生物担体との間の均一混合を更に促進すること
が可能となる。
【0034】本発明の第4の実施の形態に係る微生物を
用いた有機性廃棄物の処理装置50は、図6に示すよう
に、竪型処理装置の構成に、竪型容器11の下端に竪型
容器11内の収納物を搬出する密閉式搬出手段の一例で
あるスクリューコンベア51が設けられていることが特
徴となっている。従って、スクリューコンベア51につ
いて説明する。図6に示すように、スクリューコンベア
51は、内部を搬送物が通過する筒状のケーシング52
と、ケーシング52内部に設けられ搬送力を発生する螺
旋状羽根53と、螺旋状羽根53が取付けられている回
転軸54と、回転軸54とフランジ55を介して接続さ
れ回転軸54を駆動する減速機付きの電動機56とを有
している。なお、ケーシング52では、一方端側の側面
下部に密閉用蓋57を備えた搬送出口58が設けられ、
他方端側には中央にシール機構を備えた挿通孔が設けら
れている止蓋59が取付けられ、更にケーシング52の
他方端側の側面上部には搬送物受入用のフランジを備え
た受入口60が設けられている。螺旋状羽根53が取付
けられている回転軸54の一端はケーシング52の搬送
出口近傍まで伸び、他端は止蓋59の挿通孔よりケーシ
ング52外に延伸している。
【0035】また、竪型容器11の下円筒17に取付け
られている下蓋18には、竪型容器11内の収納物を取
り出すための図示しないスライド可能な仕切り板を備え
た取出口61が設けられており、この取出口61と受入
口60とをフランジを介して連結することにより、スク
リューコンベア51を竪型容器11に取付けている。竪
型容器11内で有機性廃棄物の分解処理を行なう場合
は、取出口61に備えられている仕切り板で取出口61
が閉じられているため、分解処理時に竪型容器11内の
微生物担体と破砕された有機性廃棄物とは竪型容器11
内からスクリューコンベア51側に移動することはな
い。また、スクリューコンベア51を介して竪型容器1
1内の臭気が漏れ出ることはない。
【0036】竪型容器11内に収納している微生物担体
が使用中に細粉化すると、微生物を担持する能力が低下
し有機性廃棄物を分解する効率が低下する。また、細粉
化した微生物担体が使用中に造粒されて大粒径の担体に
なると、有機性廃棄物を分解する能力が消失する。この
ため、竪型容器11内で有機性廃棄物を継続的に処理し
ていると、例えば、半年〜1年に1回程度の頻度で竪型
容器11内に収納している微生物担体を竪型容器11か
ら取り出し、新しい微生物担体に入れ換える必要があ
る。
【0037】使用済み微生物担体を竪型容器11から取
り出す場合、先ず、スクリューコンベア51の密閉用蓋
57を取り外し、電動機56を駆動し回転軸54を回転
させて螺旋状羽根53を回転させる。その後、仕切り板
をスライドさせ取出口60を開口状態として、スクリュ
ーコンベア12の電動機26を逆駆動させて螺旋状羽根
22を逆回転させる。竪型容器11内の使用済み微生物
担体は、重力とスクリューコンベア12の搬送力とによ
り、取出口61からスクリューコンベア51の受入口6
0を経由してケーシング52内に落下し、螺旋状羽根5
3の回転によりスクリューコンベア51の搬送出口58
側に移送され搬送出口58から排出される。スクリュー
コンベア51という密閉式の搬出方法を採用しているの
で、使用済み微生物担体を竪型容器11から取り出す際
の微生物担体の飛散と悪臭発生を防止することができ
る。更に、スクリューコンベア51の搬送出口58には
密閉用蓋57が設けられているため、スクリューコンベ
ア51内の残留物による悪臭の漏れを防止できる。
【0038】本発明の第5の実施の形態に係る微生物を
用いた有機性廃棄物の処理装置62は、図7に示すよう
に、竪型処理装置の構成に、竪型容器11の側壁内側及
び搬送用筒体13の側壁外側を濡らす水供給手段63
が、上円筒15の側壁内側及び搬送用筒体13の側壁外
側にそれぞれ複数個設けられていることが特徴となって
いる。従って、これらの水供給手段63について説明す
る。図7に示すように、水供給手段63は、例えば、上
円筒15の側壁内側の周上に取付けられ複数の水分滴下
孔64を備えた環状配管65と、搬送用筒体13の側壁
外側の上端に取付けられ複数の水分滴下孔66を備えた
環状配管67とを有している。環状配管65から分岐し
た接続配管68は上円筒15の側壁を貫通して水供給配
管69に接続している。また、環状配管67から分岐し
た接続配管70は上蓋18を貫通して水供給配管69に
接続している。このような構成とすることにより、水分
滴下孔64、66から所定量の水を所定時間毎に供給す
ることができ、竪型容器11の側壁内側及び搬送用筒体
13の側壁外側を常に湿潤した状態に保持して、竪型容
器11の側壁内側及び搬送用筒体13の側壁外側におけ
る微生物担体や有機性廃棄物の移動時の摩擦抵抗を減じ
て、微生物担体や有機性廃棄物が竪型容器11の内壁及
び搬送用筒体13の外壁に付着しにくくすることができ
る。
【0039】本発明の第6の実施の形態に係る微生物を
用いた有機性廃棄物の処理装置71は、図8に示すよう
に、竪型処理装置の構成において、攪拌フィーダの一例
であるスクリューコンベア12aに上流側から下流側に
向かうにつれて搬送体積が増加するスクリュー構造の一
例として、スクリューのピッチが下部より上部に向かう
に従って長くなる螺旋状羽根72を有していることを特
徴としている。螺旋状羽根72のピッチが長くなること
により、回転軸73に設けられた螺旋状羽根72の1回
転で送り出される体積が徐々に大きくなる。このため、
搬送用筒体13内を上昇するに連れて搬送物の充填率は
低下し崩れやすくなるため、微生物担体と破砕された有
機性廃棄物との混合物は搬送用筒体13の出口から落下
の際に分散し易くなる。
【0040】図9に示すように、第6の実施の形態に係
る微生物を用いた有機性廃棄物の処理装置71のスクリ
ューコンベア12aの変形例であるスクリューコンベア
12bのスクリュー構造は、例えば、スクリューのサイ
ズを下部より上部に向かうに従いテーパー状に拡大する
螺旋状羽根75を有している。螺旋状羽根75の外径が
徐々に大きくなることにより、回転軸76に設けられた
螺旋状羽根75の1回転で送り出される体積も徐々に大
きくなる。このため、搬送用筒体13内を上昇するに連
れて搬送物の充填率は低下し崩れやすくなるため、微生
物担体と破砕された有機性廃棄物との混合物は搬送用筒
体13の出口から落下の際に分散し易くなる。
【0041】本発明の第7の実施の形態に係る微生物を
用いた有機性廃棄物の処理装置77は、図10に示すよ
うに、竪型処理装置の構成において、スクリューコンベ
ア12に付着している有機性廃棄物を含む微生物担体を
掻き落す掻き落とし手段の一例であるスクレーパー78
が搬送用筒体13の上方に複数個設けられていることを
特徴としている。図10に示すように、スクレーパー7
8は、例えば、最上段の螺旋状羽根22の上端位置79
に近接している先部には板状の掻き落とし部材80と、
搬送用筒体13の支持体20に取付けられ掻き落とし部
材80を支持している支持部材81とを有している。ま
た、スクレーパー78は、掻き落とし部材80が螺旋状
羽根22の回転方向と直交する方向に取付けられてい
る。搬送用筒体13の上端から落下せずにスクリューコ
ンベア12の螺旋状羽根22に付着して最上端まで上昇
してきた微生物担体と有機性廃棄物はこのスクレーパー
78に衝突することにより螺旋状羽根22から掻き取ら
れて竪型容器11内に落下する。従って、搬送用筒体1
3の上方には常に空間が確保されていることになるた
め、搬送用筒体13内を移送される微生物担体と破砕さ
れた有機性廃棄物との混合物は圧密されずに、搬送用筒
体13出口から落下することができる。なお、スクレー
パー78は板状の掻き落とし部材80を有していたが、
棒状の先部を有する構成とすることも可能である。
【0042】本発明の第8の実施の形態に係る微生物を
用いた有機性廃棄物の処理装置82は、図11に示すよ
うに、竪型処理装置の構成に、竪型容器11の内面に付
着している有機性廃棄物を含む微生物担体を取り除くた
めの加振手段83がテーパー状筒体16の側壁外側に複
数台設けられていることが特徴となっている。図11に
示すように、加振手段83は、例えば、加振源となるエ
アノッカー84と、エアノッカー84の出力端に取付け
られた衝撃棒85とを有している。衝撃棒85は、テー
パー状筒体16の側壁外部に設けられ衝撃棒85が挿通
している取付けスリーブ86を介して、衝撃棒85の先
端がテーパー状筒体16の外壁に当接するように取付け
られている。エアノッカー84を駆動すると、衝撃棒8
5が往復運動を行いその際に衝撃棒85の先端がテーパ
ー状筒体16の外壁に当接するため竪型容器11の側壁
に振動が伝達され、竪型容器11の内壁と搬送用筒体1
3の外壁に付着した微生物担体や有機性廃棄物を除去す
ることができる。
【0043】本発明の第9の実施の形態に係る微生物を
用いた有機性廃棄物の処理装置87は、図12に示すよ
うに、竪型処理装置の構成において、搬送用筒体13の
出口の下側の搬送用筒体13の外周面と竪型容器11の
内壁面との間に、竪型容器11の内壁側に向かうにつれ
て篩目が次第に広くなるフィルター88が搬送用筒体1
3側を高く竪型容器11の内壁側を低くして取付けられ
ていることを特徴としている。図12(a)、(b)に
示すように、篩目が次第に広くなるフィルター88は、
例えば、搬送用筒体13の外壁と竪型容器11の内壁と
の間に、搬送用筒体13の外壁側を高く竪型容器11の
内壁側を低くして放射状に配設した多数の支持棒89と
各支持棒89を搬送用筒体13と同心状となり搬送用筒
体13の外壁側から竪型容器11の内壁側に向かうにつ
れて間隔が徐々に広がるように配設した多数の環状棒9
0とを有している。支持棒89と環状棒90は、耐食性
を考慮してステンレス鋼を使用するのが好ましい。ま
た、各支持棒89と各環状棒90とにより構成される網
目サイズは、例えば、搬送用筒体13の外壁側で20m
m×20mm、竪型容器11の内壁側で80mm×80
mmとしている。なお、篩目が次第に広くなるフィルタ
ー88としては、搬送用筒体13の外壁と竪型容器11
の内壁との間に傘状のステンレス鋼板を設置して、この
ステンレス鋼板に搬送用筒体13の外壁側から竪型容器
11の内壁側に向かうに連れて、外径が20mm〜80
mmの範囲で徐々に大きくなる多数の孔を設けるように
してもよい。
【0044】微生物担体は有機性廃棄物の処理中に徐々
に細粉化し、更に細粉化したものは時間と共に凝集して
大粒径の造粒体を形成する。このような大粒径の造粒体
を形成した担体(造粒担体)は有機性廃棄物を処理する
能力が消失しているため、竪型容器11内から除去する
必要がある。搬送用筒体13の出口の下側で搬送用筒体
13の外壁と竪型容器11の内壁との間に篩目が次第に
広くなるフィルター88を設置し、造粒担体を含む微生
物担体と破砕された有機性廃棄物との混合物を搬送用筒
体13の出口から落下する際にこの篩目が次第に広くな
るフィルター88を通過させると、微生物担体と破砕さ
れた有機性廃棄物は容易にこの網状のフィルター88を
通過できるが、造粒担体は篩目が次第に広くなるフィル
ター88で捕捉され篩目が次第に広くなるフィルター8
8上を竪型容器11の内壁側に移動し、通過できる篩目
サイズの位置にきたときに落下する。このため、竪型容
器11の内壁側になる程粒径の大きな造粒担体を偏析さ
せることができる。なお、篩目が次第に広くなるフィル
ター88で分離された造粒担体を収納する空洞部を竪型
容器11の内壁の全周に設けることにより、造粒担体を
この空間部に収納して分離回収することも可能となる。
【0045】本発明の第10の実施の形態に係る微生物
を用いた有機性廃棄物の処理装置91は、図13に示す
ように、竪型処理装置の構成に、竪型容器11内の湿度
調整を行なうための複数の湿度調整手段92が竪型容器
11の上部に設けられていることを特徴としている。図
13に示すように、湿度調整手段92は、例えば、上円
筒15の側壁上部位置の周上に取付けられ水噴霧孔93
を備えた複数のノズル部94と、各ノズル部94に水を
供給する水供給配管95とを有している。各水噴霧孔9
3から所定量の水を所定時間毎に供給することにより、
竪型容器11内の湿度調整を独立に行なうことができ、
微生物の活動に最適な環境を維持することが可能とな
る。更に、湿度センサーを設けてセンサー出力を湿度調
整手段92に入力することにより、自動湿度調整を行な
うことも可能である。
【0046】本発明の第11の実施の形態に係る微生物
を用いた有機性廃棄物の処理装置96は、図14に示す
ように、竪型処理装置の構成に、竪型容器11内に収納
されている微生物担体中に破砕した有機性廃棄物を直接
装入する密閉式装入手段の一例であるスクリューコンベ
ア97が、例えば、上円筒15側壁に設けられているこ
とを特徴としている。図14に示すように、スクリュー
コンベア97は、破砕された有機性廃棄物を投入する蓋
98付のホッパー99と、ホッパー99の流出口100
に接続され破砕された有機性廃棄物が搬送される筒状の
ケーシング101と、ケーシング101の内部に設けら
れ搬送力を発生する螺旋状羽根102と、螺旋状羽根1
02が取付けられている回転軸103と、回転軸103
に接続され回転軸103を駆動する減速機付きの電動機
104とを有している。電動機104を駆動し螺旋状羽
根102を回転させて、ホッパー99の蓋98を開けて
粉砕された有機性廃棄物をホッパー99に投入して蓋9
8をする。ホッパー99に投入された有機性廃棄物は流
出口100からケーシング101内に落下し、螺旋状羽
根102の回転により竪型容器11内に送り込まれる。
破砕された有機性廃棄物をホッパー99に投入するとき
以外はホッパー99の蓋98は閉じられた状態であるた
め、有機性廃棄物を竪型容器11内に装入するときに悪
臭発生が防止できる。更に、破砕された有機性廃棄物を
直接竪型容器11内の微生物担体の中に装入するので、
微生物担体と破砕された有機性廃棄物との混合が容易と
なる。
【0047】以上、本発明の実施の形態を個々の発明毎
に説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるも
のではなく、例えば、混合フィーダ、密閉式搬出手段、
密閉式装入手段にいずれも螺旋状羽根を有するスクリュ
ー式の機構を採用したが、プッシャー式の機構を使用し
てもよい。また、加振手段としてエアノッカーの代わり
に電磁式バイブレータ、エアブラスター等も使用でき
る。更に、本発明における個々の発明を任意に組み合わ
せて実施することも可能である。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の微生物を用いた有機性廃
棄物の処理方法においては、竪型容器の側壁上側に移送
方向が搬送用筒体の外壁と竪型容器の内壁との間を向い
ている混合フィーダを複数台設けて、有機性廃棄物を含
む微生物担体を竪型容器内を上から下へ搬送用筒体の周
囲に旋回しながら移動するので、微生物担体と有機性廃
棄物との混合効率が向上し、微生物担体の偏析、固化、
及び竪型容器の内壁面への付着が防止でき、多量の有機
性廃棄物を安定して短時間で処理することができる。
【0049】請求項2記載の微生物を用いた有機性廃棄
物の処理方法においては、竪型容器内に空気を送気する
と共に竪型容器内のガスを排気して竪型容器内を大気圧
より若干低圧に保持するので、竪型容器内のガスが外部
に漏れ出ることがなく悪臭発生を防止し、分解ガスの除
去と酸素の供給により有機性廃棄物の分解を促進させる
ことができる。
【0050】請求項3記載の微生物を用いた有機性廃棄
物の処理方法においては、撹拌フィーダにより搬送用筒
体の内部を上方向に移動する有機性廃棄物を含む微生物
担体が搬送用筒体の内部から溢れ出る孔を搬送用筒体の
側壁に複数段にわたって多数設けているので、竪型容器
内の循環流の複雑化により微生物担体と有機性廃棄物と
の混合効率が向上し、多量の有機性廃棄物を安定して短
時間で処理することができる。
【0051】請求項4記載の微生物を用いた有機性廃棄
物の処理装置においては、竪型容器の下端に竪型容器内
の収納物を搬出する密閉式搬出手段が設けられているの
で、担持能力が低下した担体の交換時に担体の飛散と悪
臭発生を防止して、効率よい担体交換ができ、多量の有
機性廃棄物の安定処理が可能となる。
【0052】請求項5〜7記載の微生物を用いた有機性
廃棄物の処理装置においては、竪型容器内に空気を供給
する空気供給手段が竪型容器の側壁に1段以上の段状で
しかも各段当たり複数個設けられているので、竪型容器
の内壁と搬送用筒体の外壁に付着した微生物担体や有機
性廃棄物を除去して、多量の有機性廃棄物を安定して短
時間で処理することができる。
【0053】特に、請求項6記載の微生物を用いた有機
性廃棄物の処理装置においては、各空気供給手段が下方
向に空気を放出する空気放出孔を備えたノズル部と、空
気通過部を備えノズル部を保護する外筒とを有してお
り、請求項7記載の微生物を用いた有機性廃棄物の処理
装置においては、各空気供給手段は各段毎に設けられて
いる複数の段別空気配管に接続され、各段別空気配管は
共通の空気供給配管から分岐しているので、空気供給手
段の閉塞を防止して必要なときに確実に空気を供給し、
竪型容器の内壁と搬送用筒体の外壁に付着した微生物担
体や有機性廃棄物を除去することができる。
【0054】請求項8記載の微生物を用いた有機性廃棄
物の処理装置においては、竪型容器の側壁内側及び搬送
用筒体の側壁外側を濡らす水供給手段が竪型容器の側壁
内側及び搬送用筒体の側壁外側にそれぞれ複数個設けら
れているので、微生物担体や有機性廃棄物が竪型容器の
内壁及び搬送用筒体の外壁に付着しにくくして、多量の
有機性廃棄物を安定して短時間で処理することができ
る。
【0055】請求項9及び10記載の記載の微生物を用
いた有機性廃棄物の処理装置においては、有機性廃棄物
を含む微生物担体を竪型容器内を上から下へ搬送用筒体
の周囲を旋回しながら移動する移動流を形成する複数の
混合フィーダが竪型容器の側壁上側に移送方向を搬送用
筒体の外壁と竪型容器の内壁との間を向けて設けられて
いるので、搬送用筒体の周囲を旋回しながら下降する移
動流を効率的に形成し、微生物担体や有機性廃棄物を竪
型容器の内壁及び搬送用筒体の外壁に付着しにくくし
て、多量の有機性廃棄物を安定して処理することができ
る。
【0056】特に、請求項10記載の記載の微生物を用
いた有機性廃棄物の処理装置においては、混合フィーダ
が竪型容器に上下方向に、しかも、段違いに複数設けら
れているので、搬送用筒体の周囲を旋回しながら下降す
る移動流を更に効率的に形成し、微生物担体や有機性廃
棄物が竪型容器の内壁及び搬送用筒体の外壁により付着
しにくくして、多量の有機性廃棄物を安定して短時間で
処理することができる。
【0057】請求項11記載の微生物を用いた有機性廃
棄物の処理装置においては、撹拌フィーダに上流側から
下流側に向かうにつれて搬送体積が増加するスクリュー
構造を有するスクリューコンベアを使用するので、撹拌
フィーダによる微生物担体と破砕された有機性廃棄物と
の混合物の移送時の圧密を防止し搬送用筒体の出口から
の落下を容易にして、竪型容器内での微生物担体と破砕
された有機性廃棄物との混合物の流動性を向上でき、多
量の有機性廃棄物を安定して短時間で処理することがで
きる。
【0058】請求項12記載の微生物を用いた有機性廃
棄物の処理装置においては、撹拌フィーダに付着してい
る有機性廃棄物を含む微生物担体を掻き落す掻き落とし
手段が搬送用筒体の上方に複数個設けられているので、
搬送用筒体内での移送中の微生物担体と破砕された有機
性廃棄物との混合物の圧密を防止して、搬送用筒体の出
口から微生物担体と破砕された有機性廃棄物との混合物
の落下を容易として、流動性の向上による有機性廃棄物
の処理を促進することができる。
【0059】請求項13記載の微生物を用いた有機性廃
棄物の処理装置においては、竪型容器の内面に付着して
いる有機性廃棄物を含む微生物担体を取り除くための加
振手段が竪型容器の側壁外側に複数台設けられているの
で、竪型容器の内壁及び搬送用筒体の外壁に付着した微
生物担体や有機性廃棄物を除去して、多量の有機性廃棄
物を安定して短時間で処理することができる。
【0060】請求項14記載の微生物を用いた有機性廃
棄物の処理装置においては、搬送用筒体の出口の下側の
搬送用筒体の外周面と竪型容器の内壁面との間に竪型容
器の内壁側に向かうにつれて篩目が次第に広くなるフィ
ルターが搬送用筒体側を高く、かつ、竪型容器の内壁側
を低くして取付けられているので、竪型容器の内壁側に
造粒担体を偏析させて、微生物担体や有機性廃棄物が竪
型容器の内壁に付着することが防止できる。
【0061】請求項15記載の微生物を用いた有機性廃
棄物の処理装置においては、竪型容器内の湿度調整を行
なうための複数の湿度調整手段が竪型容器の上部に設け
られているので、湿度調整を独立して行なうことで、有
機性廃棄物を分解する微生物の最適活動環境を維持する
ことが容易となる。
【0062】請求項16記載の微生物を用いた有機性廃
棄物の処理装置においては、竪型容器内に収納されてい
る微生物担体中に破砕した有機性廃棄物を直接装入する
密閉式装入手段が竪型容器に設けられているので、有機
性廃棄物の装入時の悪臭発生を防止して、微生物担体と
の混合が容易になるように有機性廃棄物を装入すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る微生物を用い
た有機性廃棄物の処理装置の側面図である。
【図2】同有機性廃棄物の処理装置の平面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る微生物を用い
た有機性廃棄物の処理装置の構成図である。
【図4】同有機性廃棄物の処理装置の変形例に係る空気
供給手段の拡大図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る微生物を用い
た有機性廃棄物の処理装置の部分拡大図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係る微生物を用い
た有機性廃棄物の処理装置の部分拡大図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態に係る微生物を用い
た有機性廃棄物の処理装置の部分拡大図である。
【図8】本発明の第6の実施の形態に係る微生物を用い
た有機性廃棄物の処理装置の部分拡大図である。
【図9】同有機性廃棄物の処理装置の変形例に係るスク
リューコンベアの部分拡大図である。
【図10】本発明の第7の実施の形態に係る微生物を用
いた有機性廃棄物の処理装置の部分拡大図である。
【図11】本発明の第8の実施の形態に係る微生物を用
いた有機性廃棄物の処理装置の部分拡大図である。
【図12】(a)、(b)はそれぞれ本発明の第9の実
施の形態に係る微生物を用いた有機性廃棄物の処理装置
の部分平面図、部分側断面図である。
【図13】本発明の第10の実施の形態に係る微生物を
用いた有機性廃棄物の処理装置の部分拡大図である。
【図14】本発明の第11の実施の形態に係る微生物を
用いた有機性廃棄物の処理装置の部分拡大図である。
【符号の説明】
10:有機性廃棄物の処理装置、11:竪型容器、1
2、12a、12b:スクリューコンベア(撹拌フィー
ダ)、13、13a:搬送用筒体、14:スクリュー式
フィーダ(混合フィーダ)、15:上円筒、16:テー
パー状筒体、17:下円筒、18:上蓋、19:下蓋、
19a:固定用支持体、19b:ベース架台、20:支
持体、21:回転軸、22:螺旋状羽根、23:一方端
部、24:他方端部、25:減速機、26:電動機、2
7:電動機、28:回転軸、29:螺旋状羽根、30:
有機性廃棄物の処理装置、31:空気噴射孔、32:排
気手段、33:接続配管、34:段別空気配管、35:
バルブ、36:空気供給配管、37:排気口、38:排
気管、39:排気ブロア、41:空気供給手段、42:
空気放出孔、43:ノズル部、44:空気通過部、4
5:外筒、46:接続配管、47:空気供給管、48:
有機性廃棄物の処理装置、49:孔、50:有機性廃棄
物の処理装置、51:スクリューコンベア、52:ケー
シング、53:螺旋状羽根、54:回転軸、55:フラ
ンジ、56:電動機、57:密閉用蓋、58:搬送出
口、59:止蓋、60:受入口、61:取出口、62:
有機性廃棄物の処理装置、63:水供給手段、64:水
分滴下孔、65:環状配管、66:水分滴下孔、67:
環状配管、68:接続配管、69:水供給配管、70:
接続配管、71:有機性廃棄物の処理装置、72:螺旋
状羽根、73:回転軸、75:螺旋状羽根、76:回転
軸、77:有機性廃棄物の処理装置、78:スクレーパ
ー(掻き落とし手段)、79:上端位置、80:掻き落
とし部材、81:支持部材、82:有機性廃棄物の処理
装置、83:加振手段、84:エアノッカー、85:衝
撃棒、86:取付けスリーブ、87:有機性廃棄物の処
理装置、88:フィルター、89:支持棒、90:環状
棒、91:有機性廃棄物の処理装置、92:湿度調整手
段、93:水噴霧孔、94:ノズル部、95:水供給配
管、96:有機性廃棄物の処理装置、97:スクリュー
コンベア、98:蓋、99ホッパー、100:流出口、
101:ケーシング、102:螺旋状羽根、103:回
転軸、104:電動機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000156581 環境エンジニアリング株式会社 東京都千代田区東神田一丁目9番8号 (72)発明者 越田 亮三 東京都港区東新橋2−2−9 株式会社コ シダテック内 (72)発明者 大成 康彦 東京都港区東新橋2−2−9 株式会社コ シダテック内 (72)発明者 高原 成明 東京都港区東新橋2−2−9 株式会社コ シダテック内 (72)発明者 郡谷 秀友 東京都千代田区有楽町1丁目7番1号 電 機資材株式会社内 (72)発明者 麻原 伴治 福岡県北九州市戸畑区飛幡町2番2号 ニ ッテツ八幡エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 内 正美 福岡県北九州市戸畑区飛幡町2番2号 ニ ッテツ八幡エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 根本 康生 福岡県北九州市戸畑区飛幡町2番2号 ニ ッテツ八幡エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 中崎 昭和 福岡県北九州市戸畑区飛幡町2番2号 ニ ッテツ八幡エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 芳賀 正明 東京都千代田区東神田1丁目9番8号 環 境エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 藤内 俊生 東京都千代田区東神田1丁目9番8号 環 境エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 堀江 太 東京都千代田区東神田1丁目9番8号 環 境エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA02 BA04 CA04 CA15 CA19 CA48 CB04 CB06 CB27 CB42 CB44 CC08 4G078 AA04 AB20 BA05 CA07 DA09 DA28 EA01 EA20

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に撹拌フィーダが設けられた搬送用
    筒体が中央部分に配置されている竪型容器に、破砕した
    有機性廃棄物と該有機性廃棄物を分解する微生物を担持
    している微生物担体とを入れ、該有機性廃棄物と該微生
    物担体とを該撹拌フィーダによって該搬送用筒体の下部
    の入口より該搬送用筒体内を上方向に移動し、更に該搬
    送用筒体の出口より該竪型容器内を上から下に移動する
    循環流を該竪型容器内に形成して該有機性廃棄物と該微
    生物担体との混合を行い、該有機性廃棄物の分解を行な
    う微生物を用いた有機性廃棄物の処理方法において、前
    記竪型容器の側壁上側に移送方向が前記搬送用筒体の外
    壁と前記竪型容器の内壁との間を向いている混合フィー
    ダを複数台設けて、前記有機性廃棄物を含む前記微生物
    担体を前記竪型容器内を上から下へ前記搬送用筒体の周
    囲に旋回しながら移動することを特徴とする微生物を用
    いた有機性廃棄物の処理方法。
  2. 【請求項2】 内部に撹拌フィーダが設けられた搬送用
    筒体が中央部分に配置されている竪型容器に、破砕した
    有機性廃棄物と該有機性廃棄物を分解する微生物を担持
    している微生物担体とを入れ、該有機性廃棄物と該微生
    物担体とを該撹拌フィーダによって該搬送用筒体の下部
    の入口より該搬送用筒体内を上方向に移動し、更に該搬
    送用筒体の出口より該竪型容器内を上から下に移動する
    循環流を該竪型容器内に形成して該有機性廃棄物と該微
    生物担体との混合を行い、該有機性廃棄物の分解を行な
    う微生物を用いた有機性廃棄物の処理方法において、前
    記竪型容器内に空気を送気すると共に前記竪型容器内の
    ガスを排気して前記竪型容器内を大気圧より若干低圧に
    保持することを特徴とする微生物を用いた有機性廃棄物
    の処理方法。
  3. 【請求項3】 有機性廃棄物及び該有機性廃棄物を分解
    する微生物を担持している微生物担体を収納し処理を行
    なう竪型容器と、該竪型容器の中央部分に設けられ内部
    に撹拌フィーダを備えた搬送用筒体とを有する微生物を
    用いた有機性廃棄物の処理装置において、前記撹拌フィ
    ーダにより前記搬送用筒体の内部を上方向に移動する前
    記有機性廃棄物を含む前記微生物担体が前記搬送用筒体
    の内部から溢れ出る孔を前記搬送用筒体の側壁に複数段
    にわたって多数設けていることを特徴とする微生物を用
    いた有機性廃棄物の処理装置。
  4. 【請求項4】 有機性廃棄物及び該有機性廃棄物を分解
    する微生物を担持している微生物担体を収納し処理を行
    なう竪型容器と、該竪型容器の中央部分に設けられ内部
    に撹拌フィーダを備えた搬送用筒体とを有する微生物を
    用いた有機性廃棄物の処理装置において、前記竪型容器
    の下端に前記竪型容器内の収納物を搬出する密閉式搬出
    手段が設けられていることを特徴とする微生物を用いた
    有機性廃棄物の処理装置。
  5. 【請求項5】 有機性廃棄物及び該有機性廃棄物を分解
    する微生物を担持している微生物担体を収納し処理を行
    なう竪型容器と、該竪型容器の中央部分に設けられ内部
    に撹拌フィーダを備えた搬送用筒体とを有する微生物を
    用いた有機性廃棄物の処理装置において、前記竪型容器
    内に空気を供給する空気供給手段が前記竪型容器の側壁
    に1段以上の段状でしかも各段当たり複数個設けられて
    いることを特徴とする微生物を用いた有機性廃棄物の処
    理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の微生物を用いた有機性廃
    棄物の処理装置において、各前記空気供給手段が下方向
    に空気を放出する空気放出孔を備えたノズル部と、空気
    通過部を備え該ノズル部を保護する外筒とを有している
    ことを特徴とする微生物を用いた有機性廃棄物の処理装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の微生物を用いた有機性廃
    棄物の処理装置において、各前記空気供給手段は各段毎
    に設けられている複数の段別空気配管に接続され、各該
    段別空気配管は共通の空気供給配管から分岐しているこ
    とを特徴とする微生物を用いた有機性廃棄物の処理装
    置。
  8. 【請求項8】 有機性廃棄物及び該有機性廃棄物を分解
    する微生物を担持している微生物担体を収納し処理を行
    なう竪型容器と、該竪型容器の中央部分に設けられ内部
    に撹拌フィーダを備えた搬送用筒体とを有する微生物を
    用いた有機性廃棄物の処理装置において、前記竪型容器
    の側壁内側及び前記搬送用筒体の側壁外側を濡らす水供
    給手段が前記竪型容器の側壁内側及び前記搬送用筒体の
    側壁外側にそれぞれ複数個設けられていることを特徴と
    する微生物を用いた有機性廃棄物の処理装置。
  9. 【請求項9】 有機性廃棄物及び該有機性廃棄物を分解
    する微生物を担持している微生物担体を収納し処理を行
    なう竪型容器と、該竪型容器の中央部分に設けられ内部
    に撹拌フィーダを備えた搬送用筒体とを有する微生物を
    用いた有機性廃棄物の処理装置において、前記有機性廃
    棄物を含む前記微生物担体を前記竪型容器内を上から下
    へ前記搬送用筒体の周囲を旋回しながら移動する移動流
    を形成する複数の混合フィーダが前記竪型容器の側壁上
    側に移送方向を前記搬送用筒体の外壁と前記竪型容器の
    内壁との間を向けて設けられていることを特徴とする微
    生物を用いた有機性廃棄物の処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の微生物を用いた有機性
    廃棄物の処理装置において、前記混合フィーダが前記竪
    型容器に上下方向に、しかも、段違いに複数設けられて
    いることを特徴とする微生物を用いた有機性廃棄物の処
    理装置。
  11. 【請求項11】 有機性廃棄物及び該有機性廃棄物を分
    解する微生物を担持している微生物担体を収納し処理を
    行なう竪型容器と、該竪型容器の中央部分に設けられ内
    部に撹拌フィーダを備えた搬送用筒体とを有する微生物
    を用いた有機性廃棄物の処理装置において、前記撹拌フ
    ィーダに上流側から下流側に向かうにつれて搬送体積が
    増加するスクリュー構造を有するスクリューコンベアを
    使用することを特徴とする微生物を用いた有機性廃棄物
    の処理装置。
  12. 【請求項12】 有機性廃棄物及び該有機性廃棄物を分
    解する微生物を担持している微生物担体を収納し処理を
    行なう竪型容器と、該竪型容器の中央部分に設けられ内
    部に撹拌フィーダを備えた搬送用筒体とを有する微生物
    を用いた有機性廃棄物の処理装置において、前記撹拌フ
    ィーダに付着している前記有機性廃棄物を含む前記微生
    物担体を掻き落す掻き落とし手段が前記搬送用筒体の上
    方に複数個設けられていることを特徴とする微生物を用
    いた有機性廃棄物の処理装置。
  13. 【請求項13】 有機性廃棄物及び該有機性廃棄物を分
    解する微生物を担持している微生物担体を収納し処理を
    行なう竪型容器と、該竪型容器の中央部分に設けられ内
    部に撹拌フィーダを備えた搬送用筒体とを有する微生物
    を用いた有機性廃棄物の処理装置において、前記竪型容
    器の内面に付着している前記有機性廃棄物を含む前記微
    生物担体を取り除くための加振手段が前記竪型容器の側
    壁外側に複数台設けられていることを特徴とする微生物
    を用いた有機性廃棄物の処理装置。
  14. 【請求項14】 有機性廃棄物及び該有機性廃棄物を分
    解する微生物を担持している微生物担体を収納し処理を
    行なう竪型容器と、該竪型容器の中央部分に設けられ内
    部に撹拌フィーダを備えた搬送用筒体とを有する微生物
    を用いた有機性廃棄物の処理装置において、前記搬送用
    筒体の出口の下側の前記搬送用筒体の外周面と前記竪型
    容器の内壁面との間に前記竪型容器の内壁側に向かうに
    つれて篩目が次第に広くなるフィルターが前記搬送用筒
    体側を高く、かつ、前記竪型容器の内壁側を低くして取
    付けられていることを特徴とする微生物を用いた有機性
    廃棄物の処理装置。
  15. 【請求項15】 有機性廃棄物及び該有機性廃棄物を分
    解する微生物を担持している微生物担体を収納し処理を
    行なう竪型容器と、該竪型容器の中央部分に設けられ内
    部に撹拌フィーダを備えた搬送用筒体とを有する微生物
    を用いた有機性廃棄物の処理装置において、前記竪型容
    器内の湿度調整を行なうための複数の湿度調整手段が前
    記竪型容器の上部に設けられていることを特徴とする微
    生物を用いた有機性廃棄物の処理装置。
  16. 【請求項16】 有機性廃棄物及び該有機性廃棄物を分
    解する微生物を担持している微生物担体を収納し処理を
    行なう竪型容器と、該竪型容器の中央部分に設けられ内
    部に撹拌フィーダを備えた搬送用筒体とを有する微生物
    を用いた有機性廃棄物の処理装置において、前記竪型容
    器内に収納されている微生物担体中に破砕した前記有機
    性廃棄物を直接装入する密閉式装入手段が前記竪型容器
    に設けられていることを特徴とする微生物を用いた有機
    性廃棄物の処理装置。
JP2000204900A 2000-07-06 2000-07-06 微生物を用いた有機性廃棄物の処理方法及びその装置 Withdrawn JP2002018404A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000204900A JP2002018404A (ja) 2000-07-06 2000-07-06 微生物を用いた有機性廃棄物の処理方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000204900A JP2002018404A (ja) 2000-07-06 2000-07-06 微生物を用いた有機性廃棄物の処理方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002018404A true JP2002018404A (ja) 2002-01-22

Family

ID=18702084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000204900A Withdrawn JP2002018404A (ja) 2000-07-06 2000-07-06 微生物を用いた有機性廃棄物の処理方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002018404A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107897990A (zh) * 2017-12-11 2018-04-13 淮北市普兰克饲料有限公司 一种乳猪粉包粒教槽料的生产装置
KR20180122907A (ko) * 2017-05-04 2018-11-14 주식회사 군장종합건설 유기성폐기물을 생물학적으로 처리하기 위한 장치
JP2020104071A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 株式会社クボタ 発酵適物投入装置
CN115253794A (zh) * 2022-07-14 2022-11-01 东莞市智力输送机械有限公司 一种能提高搅拌效率的真空搅拌吸料斗
CN117339464A (zh) * 2023-12-04 2024-01-05 广东旺大集团股份有限公司 基于分层加料的清洁饲料混合装置及其使用方法
CN117482820A (zh) * 2024-01-03 2024-02-02 山东吉隆达生物科技有限公司 一种硫酸钾镁盐添加剂饲料生产用搅拌式混合装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180122907A (ko) * 2017-05-04 2018-11-14 주식회사 군장종합건설 유기성폐기물을 생물학적으로 처리하기 위한 장치
KR101951277B1 (ko) * 2017-05-04 2019-02-22 주식회사 군장종합건설 유기성폐기물을 생물학적으로 처리하기 위한 장치
CN107897990A (zh) * 2017-12-11 2018-04-13 淮北市普兰克饲料有限公司 一种乳猪粉包粒教槽料的生产装置
JP2020104071A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 株式会社クボタ 発酵適物投入装置
JP7128737B2 (ja) 2018-12-28 2022-08-31 株式会社クボタ 発酵適物投入装置
CN115253794A (zh) * 2022-07-14 2022-11-01 东莞市智力输送机械有限公司 一种能提高搅拌效率的真空搅拌吸料斗
CN117339464A (zh) * 2023-12-04 2024-01-05 广东旺大集团股份有限公司 基于分层加料的清洁饲料混合装置及其使用方法
CN117339464B (zh) * 2023-12-04 2024-03-05 广东旺大集团股份有限公司 基于分层加料的清洁饲料混合装置及其使用方法
CN117482820A (zh) * 2024-01-03 2024-02-02 山东吉隆达生物科技有限公司 一种硫酸钾镁盐添加剂饲料生产用搅拌式混合装置
CN117482820B (zh) * 2024-01-03 2024-04-30 山东吉隆达生物科技有限公司 一种硫酸钾镁盐添加剂饲料生产用搅拌式混合装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1203029C (zh) 制备含有机组份的混合物的方法和装置
KR101498606B1 (ko) 유기성 폐기물 발효 감량장치
KR101921692B1 (ko) 슬러지와 가축분뇨와 음식물쓰레기와 음폐수의 교반 소멸장치
KR100646165B1 (ko) 음식물 쓰레기를 이용한 비료 및 사료 제조장치
JP2002018404A (ja) 微生物を用いた有機性廃棄物の処理方法及びその装置
CA2842986C (en) Method and device for the mechanical or mechanical-biological treatment of waste
KR101219729B1 (ko) 유기성 폐기물의 호기성 발효장치
KR102083014B1 (ko) 유기성 슬러지 교반장치 및 이를 이용한 유기성 슬러지 감량 및 소멸화 시스템
US7736419B2 (en) Purification of polluted air
JP2020006325A (ja) 有機廃棄物発酵処理装置及びその処理方法
KR20160095489A (ko) 유기성 폐기물 발효 감량장치
KR200455199Y1 (ko) 슬러지 고화 처리장치 및 이를 이용한 슬러지 처리 시스템
CN107140755A (zh) 污水净化处理装置
KR101801910B1 (ko) 밀폐 순환형 고속 유기물 발효장치
JP2000354897A (ja) 有機固形廃棄物の好気発酵方法とその装置
KR100900766B1 (ko) 유기성 폐기물 처리장치
US4451372A (en) Method and installation for purifying contaminating water
JP2010142742A (ja) 嫌気性処理装置およびこれを備える廃棄物処理システム
KR20220074597A (ko) 퇴비화 장치
JP3011129U (ja) 有機物の分解消化装置
JP3549001B2 (ja) 有機質廃棄物処理システム
CN215696699U (zh) 食物残渣处理装置
KR200166520Y1 (ko) 음식물쓰레기처리장치
JP2004313766A (ja) 汚物のバイオ処理装置及びバイオ処理システム
JPH08173945A (ja) 有機物の分解消化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071002