JP2002018297A - コーンクラッシャ装置 - Google Patents

コーンクラッシャ装置

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JP2002018297A
JP2002018297A JP2000200135A JP2000200135A JP2002018297A JP 2002018297 A JP2002018297 A JP 2002018297A JP 2000200135 A JP2000200135 A JP 2000200135A JP 2000200135 A JP2000200135 A JP 2000200135A JP 2002018297 A JP2002018297 A JP 2002018297A
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cone crusher
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JP2000200135A
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Yukio Moriya
幸雄 森谷
Toru Nakayama
徹 中山
Ko Nishihara
香 西原
Hiroyuki Umeda
博之 梅田
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マントルやコーンケーブの寿命を長くでき、
より圧密破砕効果を高めて良質の骨材を得ることができ
るコーンクラッシャ装置を提供する。 【解決手段】 被破砕材料をコーンクラッシャ(21)に供
給する材料供給部(4)には、コーンクラッシャ(21)へ被
破砕材料を導く先端シュータ(30)を設け、先端シュータ
(30)には、本体部(31)の先端部に外壁部材(32)を設ける
とともに、本体部(31)の底板(33)に排出孔(34)を設け
る。先端シュータ(30)の下面には、排出孔(34)の外周部
を囲う部材(35)を設ける。前記部材(35)の下限(36)は、
コーンクラッシャ(21)の上縁(26)と略等しいか、又は上
縁(26)よりも下方に位置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート骨材
等を生産可能なコーンクラッシャ装置に関し、特には、
コーンクラッシャの上部に設けられた材料ホッパに被破
砕材料を供給する材料供給部の先端シュータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、岩石等を破砕してコンクリート骨
材等を生産するコーンクラッシャの上部に設けられた材
料受け入れ用の材料ホッパに岩石等の被破砕材料を投入
するために、被破砕材料を供給する材料供給部の先端に
は先端シュータが設けられており、この先端シュータに
関しては各種のものが用いられている。その一例として
実用新案登録第2537239号公報に開示されたもの
が知られている。
【0003】図7は同公報に開示された、コーンクラッ
シャの材料受け入れ用のホッパと、材料供給部である振
動篩に取着された先端シュータとの配置関係を示す斜視
図である。図7において、コーンクラッシャ21の上部
には円筒状の材料ホッパ24が取着されている。振動篩
4のコーンクラッシャ21側の端部には、樋状を成す先
端シュータ50が着脱自在に取着されており、先端シュ
ータ50は振動篩4の篩上品が材料ホッパ24を指向す
るように案内するようになっている。材料ホッパ24の
円筒部の一部には切欠部51が形成され、先端シュータ
50の先端部は切欠部51から材料ホッパ24内部に突
出するように設けられている。材料ホッパ24のほぼ中
心部には、コーンクラッシャ21の頂部のディストリビ
ュータ27が配置されている。また、材料ホッパ24の
円筒側面部の一部に溢流口52が設けられ、材料である
原料岩の材料ホッパ24内での高さを規制して先端シュ
ータ50と原料岩とが接触しないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には以下のような問題がある。 (1)コーンクラッシャ21は、円錐台状のマントルを
このマントルの上方に対向して設けたコーンケーブの内
面に沿って偏心回転運動させ、マントルとコーンケーブ
との間の隙間を開閉させることにより原料岩の破砕を行
うものである。そのため原料岩を投入する場合には、で
きるだけマントル頂部のディストリビュータ27の周囲
に均等に供給することが望まれる。しかしながら、前記
実用新案登録第2537239号公報に開示された構成
においては、先端シュータ50の先端部はディストリビ
ュータ27の周囲の一方向、即ち図7では振動篩4の方
向からしか原料岩が投入されないので、原料岩が一か所
に偏ってしまう。従って、マントルやコーンケーブの磨
耗が均一化せず、局所的にマントルやコーンケーブが摩
耗し、寿命を短くするという問題がある。
【0005】(2)コーンクラッシャ21はマントルと
コーンケーブとの間に所定量の原料岩を貯溜し、この貯
溜した原料岩どうしで互いに摩擦させ、これにより骨材
製品の形状を良質の球形に近い形状にするものである。
そのためには材料ホッパ24に投入された原料岩によっ
て下方に圧力を加え、原料岩を圧密したほうが良質の製
品が得られることが知られている。ところが前記実用新
案登録第2537239号公報に開示された構成におい
ては、材料ホッパ24に溢流口52を設けてあり、その
位置が低いため材料ホッパ24内に貯留する原料岩の量
が少なく、したがって原料岩の圧密の度合いが低く、良
質の骨材が得られないという問題がある。
【0006】(3)さらに、コーンクラッシャ21のな
かでも過負荷防止機付のものがあり、このタイプは、鉄
片等の異物や大きな原料岩が混入し、又は原料岩の貯溜
量が多くなって過負荷となった場合には、コーンクラッ
シャ本体の上部のコーンケーブが自動的に上昇して負荷
を逃がすようになっている。このため、材料ホッパ24
の大きさが制限され、多量の材料を貯留できない。従っ
て、前述の圧密破砕が行われ難いので、良質の粒形の製
品を得ることは非常に困難である。 (4)また一般的なサイモンズタイプのコーンクラッシ
ャにおいては、マントルとコーンケーブとの間の隙間を
調整するためにコーンケーブ及び材料ホッパ24が上下
移動可能に構成されており、従って材料ホッパ24の大
きさが制限され、多量の材料を貯留できない。
【0007】本発明は、上記の問題点に着目し、マント
ルやコーンケーブの寿命を長くでき、より圧密破砕効果
を高めて良質の骨材を得ることができるコーンクラッシ
ャ装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段、作用および効果】上記目
的を達成するために、本発明に係るコーンクラッシャ装
置の第1発明は、被破砕材料を破砕するコーンクラッシ
ャと、被破砕材料をコーンクラッシャに供給する材料供
給部とを備えたコーンクラッシャ装置において、材料供
給部には、コーンクラッシャへ被破砕材料を導く先端シ
ュータを設け、先端シュータには、本体部の先端部に外
壁部材を設けるとともに、本体部の底板に排出孔を設け
た構成としている。
【0009】第1発明によると、先端シュータの本体部
の先端部に外壁部材を設け、また底板に排出孔を設けた
ため、この排出孔の外周部には原料岩等の材料の投入流
れがいくつかでき易い。これにより、一方向からだけで
なく、前記排出孔の略全周方向からコーンクラッシャの
投入口全域に均一に材料を供給することができる。した
がって、マントルやコーンケーブの磨耗を均一化し、寿
命を長くすることができる。また、偏磨耗が無いことに
よりマントルとコーンケーブとの隙間が均一になるの
で、骨材等の製品の粒度をより均一化できると共に、同
程度の粒度の製品を効率良く生産できるので生産性を向
上できる。
【0010】第2発明は、第1発明に基づき、先端シュ
ータの下面には、排出孔の外周部を囲う部材を設けてい
る。第2発明によると、先端シュータから供給される材
料が、排出孔の外周部を囲う部材によって外部に散らば
らずにコーンクラッシャ内に導かれるので、無駄無く破
砕物を生産できる。またコーンクラッシャの材料投入口
周辺及び下方の部材及び機器等の破損を防止できる。
【0011】第3発明は、第2発明に基づき、前記部材
の下限は、コーンクラッシャの上縁と略等しいか、又は
上縁よりも下方に位置させた構成としている。第3発明
によると、排出孔の外周部を囲う部材の下限をコーンク
ラッシャの上縁と略等しいか、又は上縁よりも下方に位
置させたため、材料の原料岩がコーンクラッシャの破砕
室上方の材料を貯える室(ホッパに相当する)の開口部
から溢れ出すことはない。これにより、原料岩をコーン
クラッシャの上縁よりもさらに高い位置まで貯溜するこ
とができるので、圧密効果により良質の骨材製品を製作
できる。また、前記部材により材料の飛散も防止でき
る。さらに、コーンクラッシャ単独よりも多量の材料を
貯溜するので、材料バッファーとしても使用できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るコーンクラ
ッシャ装置の実施形態について、図面を参照して詳述す
る。
【0013】図1は、本発明の一例であるコーンクラッ
シャ装置20を搭載した移動式破砕装置1の側面図であ
る。図1において、走行装置3を有するフレーム2の長
手方向のほぼ中央部には、コーンクラッシャ21が搭載
されている。コーククラッシャ21の前方には、破砕材
料から骨材製品を選別するとともに、選別されず残った
材料を被破砕材料としてコーンクラッシャ21に供給す
る振動篩4が、コーンクラッシャ21に向けてやや下向
きに傾斜して配設されている。振動篩4の被破砕材料排
出口の先端部には、コーンクラッシャ21に向けて開口
する先端シュータ30が設けられている。コーンクラッ
シャ21の後方には動力源6が配設され、フレーム2の
側方には振動篩4に材料を供給する供給コンベア10が
前方上向きに傾斜させて配設されている。さらに振動篩
4の下方には、前記選別された骨材製品を外部に搬出す
る製品コンベア11が前方上向きに傾斜させて配設され
ている。コーンクラッシャ21の下方には、破砕された
材料を搬送して供給コンベア10の後端部に戻すリター
ンコンベア12が後方上向きに傾斜させて配設されてい
る。
【0014】上記構成の移動式破砕装置においては、図
示しない積込機等により骨材の材料である原料岩を供給
コンベア10の後端部に積み込んで供給コンベア10に
より振動篩4に搬送し、振動篩4により骨材製品を選別
する。振動篩4のスクリーンにより選別された骨材製品
は製品コンベア11により外部に搬出され、残った原料
岩は先端シュータ30からコーンクラッシャ21に投入
されて破砕される。そして、破砕された原料岩はリター
ンコンベア12により供給コンベア10に戻され、前記
積込機等で積み込まれた原料岩とともに供給コンベア1
0により再度振動篩4に搬送され、振動篩4により骨材
製品が選別される。以上の動作を繰り返して骨材製品が
生産されるようになっている。
【0015】図2は第1実施形態のコーンクラッシャ装
置の先端シュータの側面図であり、図3はその平面図で
ある。図2、図3において、振動篩4はフレーム2に固
設された枠体7にバネ8を介して振動自在に取着されて
おり、振動篩4には骨材製品をふるい分けるスクリーン
5が装着されている。振動篩4のコーンクラッシャ21
側供給口には、先端シュータ30が取着されている。先
端シュータ30の樋形状をした本体部31の先端部の外
周には外壁部材32が設けられており、前記先端部の底
板33には排出孔34が形成されている。先端シュータ
30の平面視の形状は、前記排出孔34に向けて幅が徐
々に狭くなるテーパ形状を成すとともに、先端部が略円
弧状を成している。これにより、原料岩を排出孔34に
スムースに導くと共に、排出孔34の全周方向から均一
に排出されるようにしている。先端シュータ30の先端
部の下面には、排出孔34の周囲を囲むように囲繞部材
35が取着されている。囲繞部材35は、例えばゴムの
ような弾性体又は可撓性のある部材により構成するのが
好ましい。
【0016】図4は、先端シュータ30とコーンクラッ
シャ21との位置関係を示す断面図である。図4におい
て、コーンクラッシャ21は円錐台型のマントル22
と、マントル22の上方を覆うようにマントル22にほ
ぼ対向して設けられたコーンケーブ23とを有し、コー
ンケーブ23の上部には原料岩を受け入れる材料ホッパ
24が設けられている。尚、材料ホッパ24は、別構成
品としてあるということだけではなく、マントル22と
コーンケーブ23との間の破砕室の上方に材料を貯える
室を有することを意味しており、別構成品でなくてもよ
い。マントル22はコーンケーブ23に対して偏心した
回動孔22aを有しており、この偏心回動孔22aに主
軸28が挿入されている。またマントル22下部の偏心
回動孔22aの外周部にはギア22bが取り付けられて
おり、ギア22bは駆動軸29に噛合している。図示し
ない駆動モータによって駆動軸29及びギア22bを介
してマントル22を回転駆動することにより、マントル
22は主軸28の回りに偏心して回動し、このためにマ
ントル22とコーンケーブ23との間に入った原料岩と
の摩擦力により公転しながら自転するようになってい
る。また、先端シュータ30の排出孔34は材料ホッパ
24の材料投入用の開口部25のほぼ全域にわたる上方
に開口しており、囲繞部材35の下縁36は、材料ホッ
パ24の上縁26よりも所定長さSだけ下方に位置して
いる。
【0017】次に、本実施形態の作用、効果について説
明する。振動篩4のスクリーン5によってふるい分けら
れた原料岩は、振動篩4及び先端シュータ30のコーン
クラッシャ21側に向けた傾斜と振動篩機能に起因する
振動とによって先端シュータ30の排出孔34側にスム
ースに送られる。そして、送られた原料岩は、排出孔3
4の外周部の全方向から投入される。即ち、原料岩は排
出孔34の手前側から投入されると共に、先端シュータ
30の本体部31先端に設けた略円弧形状の外壁部材3
2に沿って流れて排出孔34の左右側及び先端側からも
投入され易くなる。従って、原料岩は排出孔34の全周
方向から均一に材料ホッパ24内に投入される。この
後、囲繞部材35内で、材料ホッパ24の上縁26より
もさらにHだけ高い位置まで貯留される。
【0018】したがって、マントル22とコーンケーブ
23との間に進入した原料岩は、材料ホッパ24及び囲
繞部材35内に貯溜された多量の岩石で圧密化され、マ
ントル22の回転に伴って互いに摩擦し合い、角がとれ
て球状化し、良質な骨材となってコーンクラッシャ21
の下部から図示の矢印のように排出される。また、原料
岩は排出孔34の全周方向から均一に材料ホッパ24内
に投入されるため、マントル22とコーンケーブ23と
の間には均等に原料岩が供給され、よってマントル22
及びコーンケーブ23の磨耗は均一化して、寿命を長く
することができる。さらに、囲繞部材35の下縁36は
材料ホッパ24の上縁26よりも所定長さSだけ下方に
位置しているため、原料岩が材料ホッパ24の開口部か
ら溢れだすことはない。さらにまた、原料岩の材料ホッ
パ24への投入量が増加しても、原料岩は囲繞部材35
内に貯溜されるため、飛散を防止できると共に、材料バ
ッファーとしても使用できる。
【0019】また、囲繞部材35を弾性体により構成し
たため先端シュータ30に大きな荷重がかからず、先端
シュータ30を軽量化できるので取付及び取外しが非常
に容易となる。これにより、マントル22やコーンケー
ブ23等の磨耗部品を交換するときに先端シュータ30
を取り外して楽にコーンクラッシャ21の上方からの交
換作業が可能となり、作業性が良い。さらにまた、コー
ンクラッシャ21の過負荷時、及びマントル22とコー
ンケーブ23との間の隙間調整時に、コーンケーブ23
及び材料ホッパ24が上方に移動しても囲繞部材35は
これらに押されて容易に逃げることができるので、コー
ンケーブ23及び材料ホッパ24の上記移動に負荷がか
からずスムーズに移動できる。
【0020】尚、本実施形態では移動式破砕装置に搭載
したコーンクラッシャ装置について説明したが、本発明
は定置式破砕装置のコーンクラッシャ装置に適用しても
よい。また、本実施形態では先端シュータ30は振動篩
4に取着してあるが、振動篩以外の材料供給部に取着し
ても差し支えない。また、先端シュータ30の先端部外
壁部材は円弧状に限らず、例えば多角柱状面や滑らかな
自由局面を有する形状でも構わない。さらに、囲繞部材
は、ゴム等の弾性体に限定されず、例えばプラスチッ
ク、鉄製鎖、チェーン、ベルト等でスダレ状やのれん状
に形成しても差し支えない。あるいは、例えば内側に設
けた鉄製鎖と外側に設けた弾性体スダレとの組み合わせ
等のように、これらを2重、3重にして組み合わせて構
成してもよい。これにより、先端シュータから投入され
た原料岩の当接や衝突等に対して、囲繞部材は柔軟に追
随して大きな力は受けない。したがって、破損や損傷の
可能性が少なくなり、また埃及びこぼれを防止でき、騒
音を遮断して騒音低減にも有効である。また、内側を鉄
製鎖や鉄製チェーン等で構成すると、原料岩との接触に
よる磨耗を低減できる。
【0021】図5は、第2実施形態のコーンクラッシャ
装置の先端シュータ30aの斜視図である。第1実施形
態のものと同一部材には同一符号を付して説明は省略
し、異なる部分についてのみ説明する。先端シュータ3
0aの底板33の、振動篩4側から排出孔34の外周部
にわたった位置に、三角錐状に上方に凸で、かつ排出孔
34に近づくにつれて幅方向に滑らかに広がった形状を
有する分流部材37を設ける。これにより、原料岩の流
れを図示の矢印のように左右に分けるので、原料岩は排
出孔34の全周から均等に落下し、一か所への集中投入
を避けることができる。従って、マントル22及びコー
ンケーブ23の寿命を長期化できる。
【0022】図6は、第3実施形態のコーンクラッシャ
装置の先端シュータ30bの斜視図である。第1実施形
態のものと同一部材には同一符号を付して説明は省略す
る。先端シュータ30bの底板33の、先端シュータ3
0bの基端部から排出孔34の外周部にわたった位置
に、排出孔34の中心とスクリーン5の幅方向のほぼ中
心点とを結ぶ線Xを稜線とし、かつ幅方向外方に向けて
下り坂となる傾斜面38,38を形成する。これによ
り、原料岩は矢印のように左右に分流して排出孔34の
全周から均等に落下するので、一か所への集中投入を避
けることができる。したがって、マントル22及びコー
ンケーブ23の寿命を長期化できる。
【0023】以上説明したように、本発明によると、以
下の効果を奏する。 (1)材料供給部の先端シュータを樋状に形成し、その
先端部の底板に排出孔を形成し、外周部に外壁部材を設
けたから、岩石等の材料が排出孔の全周方向から落下す
るように流れが形成され、一か所に集中しないでコーン
クラッシャに材料を投入できる。これにより、マントル
及びコーンケーブが均一に摩耗するので、寿命を長期化
できると共に、製品の粒度のより均一化や生産性の向上
を図ることができる。
【0024】(2)先端シュータの排出孔の外周部を囲
う囲繞部材を設け、囲繞部材の下縁位置を材料ホッパの
上縁よりも下方にしたので、原料岩を材料ホッパの上縁
よりもさらに高い囲繞部材内の所定位置まで貯留でき、
これによって圧密破砕を効果的に行ってより良質の、即
ち整った球状粒径の骨材製品を効率良く製作できる。ま
た、材料の原料岩が材料ホッパの開口部から溢れ出すこ
とはなく、囲繞部材により材料の飛散も防止できる。さ
らに、囲繞部材内に貯溜するから材料ホッパ単独よりも
多量の材料を貯溜でき、材料バッファーとしても有効で
ある。囲繞部材を弾性体で構成すると、損傷を受ける可
能性が少なく寿命を長くでき、また騒音を低減できる効
果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコーンクラッシャ装置を搭載した移動
式破砕装置の側面図である。
【図2】第1実施形態のコーンクラッシャ装置の先端シ
ュータの側面図である。
【図3】同先端シュータの平面図である。
【図4】本発明に係る先端シュータとコーンクラッシャ
との位置関係を示す側面断面図である。
【図5】第2実施形態のコーンクラッシャ装置の先端シ
ュータの斜視図である。
【図6】第3実施形態のコーンクラッシャ装置の先端シ
ュータの斜視図である。
【図7】従来の先端シュータとコーンクラッシャとの配
置関係を示す斜視図である。
【符号の説明】
20:コーンクラッシャ装置、21:コーンクラッシ
ャ、24:材料ホッパ、25:開口部、26:上縁、3
0,30a,30b:先端シュータ、31:本体部、3
2:外壁部材、33:底板、34:排出孔、35:囲繞
部材、36:下縁、37:分流部材、38:傾斜面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅田 博之 神奈川県川崎市川崎区中瀬3−20−1株式 会社小松製作所建機第3開発センタ内 Fターム(参考) 4D063 BB06 BB17 GA07 GC05 4D067 EE02 GA02 GB04 4G068 AA03 AB21 AC10 AC14 AD01 AD30 AF19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被破砕材料を破砕するコーンクラッシャ
    (21)と、被破砕材料をコーンクラッシャ(21)に供給する
    材料供給部(4)とを備えたコーンクラッシャ装置におい
    て、 材料供給部(4)には、コーンクラッシャ(21)へ被破砕材
    料を導く先端シュータ(30)を設け、 先端シュータ(30)には、本体部(31)の先端部に外壁部材
    (32)を設けるとともに、本体部(31)の底板(33)に排出孔
    (34)を設けたことを特徴とするコーンクラッシャ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコーンクラッシャ装置に
    おいて、 先端シュータ(30)の下面には、排出孔(34)の外周部を囲
    う部材(35)を設けたことを特徴とするコーンクラッシャ
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のコーンクラッシャ装置に
    おいて、 前記部材(35)の下限(36)は、コーンクラッシャ(21)の上
    縁(26)と略等しいか、又は上縁(26)よりも下方に位置さ
    せたことを特徴とするコーンクラッシャ装置。
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