JP2002017267A - ソフトクリーム及びその製造方法 - Google Patents
ソフトクリーム及びその製造方法Info
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Abstract
保し得るソフトクリーム及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 保形性及び風味を付与する保形性風味改
良剤を含有することにより不脂肪性とする。原料を混合
し、ろ過し、滅菌又は殺菌し、この滅菌又は殺菌の前後
に乳化処理することなく、その後、強制冷却して液状ソ
フトミックスを製造する。
Description
びその製造方法に関するものであり、詳細には、不脂肪
性のソフトクリーム及び液状ソフトミックスの製造方法
に関する。
かで、口当たりが非常に良いため、アイスクリームの中
で最も美味しい食べ方とされている。これは、ハードア
イスクリームと異なって、ソフトクリームはフリージン
グ後に硬化されないため、ハードアイスクリームよりも
製品の温度が−5℃〜−7℃と高く、水分の氷結量が少
なく、かつ氷の結晶が小さいからである。
と」がソフトクリームの大きな特徴であるが、溶け難く
型くずれしないもの、すなわち「保形性」が要求され
る。
分特性について以下に説明する。
を滑らかにし、特有の組織を作る。また、無脂乳固形成
分は、フリージング時の起泡性を高め、風味にこくを与
える。
甘味をつけるとともに、その嗜好性を良くし、さらには
固形分を与える目的を有している。主として、砂糖、水
あめを使用しているが、最近では、ぶどう糖と果糖との
混合液糖等の異性化糖も使用されるようになってきてい
る。
があり、これは植物性脂肪を使用することによって、風
味的にさわやかに仕上がること及び口溶けが良くなるこ
と並びに保存中の変質、特に酸化が少なく、安定してい
る等の理由による。使用する植物油脂としては、ヤシ油
が主流である。
分になじみを与え、味の落ちつきに役立ち、製品の組織
と保形性を良好にするために用いる。
ば、少量の油を水に加えて激しくかき混ぜると、油の細
滴が水に分散した状態となる。このような状態を作り出
すことを乳化、この状態にある液を乳化液と呼んでい
る。この乳化剤は、乳化をより容易に行い、より均一か
つ安定して行うために使用する。
及び役割としては、特に、以下の事項が挙げられる。
を起こさないよう安定性を出す。
の凝集現象すなわちチャーニング現象を起こさないよう
にする。
クスの起泡性を高め、気泡を細かく安定したものとす
る。
性を良くするように補助する。
における液状ソフトミックスを製造するための従来の製
造工程は、図2に示すように、原料を混合し、ろ過し、
滅菌又は殺菌した後、均質化を行い、冷却、エージング
を経て充填、包装、貯蔵される。なお、滅菌又は殺菌の
前に均質化が行われることもある。
工程においては、均質化の工程が必須である。
他の粗大な粒子を細かく破砕し、均一な乳化状態にする
ことをいう。
程は、詳細には50℃〜70℃の高温均質器内で行われ
る。これにより、牛乳やクリーム中の脂肪球は、直径6
μm〜8μmであるが、正しく均質化すると直径2μm
以下となる。
って、ソフトクリームでは、以下の効果がある。
の浮上や凝集を防止する。
フリージングにおけるオーバーランを定させる。 iii) 製品の組織を滑らかにし、保形性を向上させる。
の後、安定した乳化が得られるために、数時間、製品を
寝かせておく工程をいう。すなわち、エージングは、液
状ソフトミックスの脂肪球を固化し、タンパク質や安定
剤を水和するために行う。
でに数日かかることから省略されたり、貯蔵と同視され
ることがある。製造後直ぐに商品化される場合にはエー
ジングが必要となる。
来のソフトクリーム及びその製造方法では、主として脂
肪分によりクリームの保形性及び滑らかなテクスチャー
が付与されるが、脂肪の存在は、ソフトクリームのカロ
リーを高めるという問題点を有している。
ームを提供する場合は、油の凝集(チャーニング現象)
が発生するため、液状ソフトミックスのpHが限定され
るという問題点を有している。
代替物として、デキストリン、スターチ、結晶セルロー
ス及びタンパク質を使用するものがあるが(国際公開番
号WO9213465号公報等)、これらによって保形
性を持たせると、味が粉っぽくなる又はメレンゲのよう
なテクスチャーになってしまうという問題点を有してい
る。
たものであって、その目的は、脂肪を使用することなく
保形性及び風味を確保し得るソフトクリーム及びその製
造方法を提供することにある。
リームは、上記課題を解決するために、保形性及び風味
を付与する保形性風味改良剤を含有することにより不脂
肪性としたことを特徴としている。
保形性及び風味を付与する保形性風味改良剤を含有する
ことにより不脂肪性となっている。なお、風味とは、ソ
フトクリームとしての滑らかなテクスチャー及び食味の
両方をいうものとする。
リーとなり、所謂ダイエット食品として好適である。
クリームに必要とされる滑らかなテクスチャー及び食味
をも満たされるので、アイスクリームとは異なるソフト
クリームに好適である。
性及び風味を確保し得るソフトクリームを提供すること
ができる。
題を解決するために、請求項1記載のソフトクリームに
おいて、保形性風味改良剤は、不溶性固形物からなるこ
とを特徴としている。
は、不溶性固形物からなる。
よって、脂肪と乳化剤との乳化工程及びエージング工程
が不要となる。
により、製造時間の短縮、ひいては製造コストの削減を
図ることができる。
題を解決するために、請求項1又は2記載のソフトクリ
ームにおいて、保形性風味改良剤は、食物繊維からなる
ことを特徴としている。
は、食物繊維からなる。
易に手に入るものであるので、製造コストの増大を抑制
することができる。
題を解決するために、請求項1、2又は3記載のソフト
クリームにおいて、保形性風味改良剤は、大豆食物繊
維、コーンファイバー、米ぬか、果実繊維又はキトサン
からなることを特徴としている。
は、大豆食物繊維、コーンファイバー、米ぬか、果実繊
維又はキトサンからなる。
肪を使用することなく保形性及び風味を確保し得るソフ
トクリームを提供することができる。
題を解決するために、請求項1、2又は3記載のソフト
クリームにおいて、保形性風味改良剤として、0.03
重量%以上かつ1.2重量%以下の大豆食物繊維を含有
することを特徴としている。
して、0.03重量%以上かつ1.2重量%以下の大豆
食物繊維を含有する。
に、確実に、脂肪を使用することなく保形性及び風味を
確保し得るソフトクリームを提供することができる。
は、上記課題を解決するために、保形性及び風味を付与
する保形性風味改良剤を含有することにより不脂肪性と
する一方、原料を混合し、ろ過し、滅菌又は殺菌し、こ
の滅菌又は殺菌の前後に乳化処理することなく、その
後、強制冷却して液状ソフトミックスを製造することを
特徴としている。
保形性及び風味を付与する保形性風味改良剤を含有する
ことにより不脂肪性とするものである。
リーとなり、所謂ダイエット食品として好適のソフトク
リームを提供することができる。
には、原料を混合し、ろ過し、滅菌又は殺菌し、この滅
菌又は殺菌の前後に乳化処理することなく、その後、強
制冷却して液状ソフトミックスを製造する。
の液状ソフトミックスの製造において滅菌又は殺菌の前
後に必須であった乳化工程が不要となる。さらに、冷却
後に必要とされる乳化安定のためのエージング工程も不
要となる。
より、製造時間の短縮、ひいては製造コストの削減を図
ることができる。
クリーム製造装置にて製造する際に、pHによっては乳
化破壊が発生するので、pHの制御が重要であるが、本
発明では、pHの制御について考慮する必要がなくな
る。
乳化剤による風味の悪化もない。さらに、輸送保管中の
温度変化による乳化破壊も生じない。
の製造方法を提供し、かつ品質の安定したソフトクリー
ムを提供することができる。
は、上記課題を解決するために、請求項1、2又は3記
載のソフトクリームの製造方法において、保形性風味改
良剤は、大豆食物繊維、コーンファイバー、米ぬか、果
実繊維又はキトサンからなることを特徴としている。
は、大豆食物繊維、コーンファイバー、米ぬか、果実繊
維又はキトサンからなる。
く保形性及び風味を確保し得るソフトクリームの製造方
法を提供することができる。
1に基づいて説明すれば、以下の通りである。
含まないものとなっている。しかしながら、このように
脂肪を含まないとしたときには、保形性及び風味をどの
ようにして付与するかが問題となる。
味を付与するために、生物由来の難消化性不溶性固形物
を保形性風味改良剤として使用する。
は、後述する実施例の結果により、例えば、呈味が少な
い大豆食物繊維、コーンファイバー、米ぬか、果実繊
維、キトサン等の不溶性食物繊維を使用する。これら
は、いずれかを単独で用いて良いが、いずれかを複数選
んで使用することも可能である。なお、上記の果実繊維
としては、例えば、オレンジ繊維又はアップル繊維が挙
げられるが、その他の果実の繊維であっても良い。
により、0.03重量%以上かつ1.2重量%以下の含
有量とすることが好ましい。
リームとして保形性及び風味を満足することができる。
なお、風味とは、滑らかなテクスチャー及び食味の両方
をいうものとする。
汁、脱脂粉乳等乳製品、可溶性固形分(糖類)、ローカ
ストビーンガムやカラギーナン等の単一又は2種類以上
の混合製剤からなる増粘多糖類、香料を使用することが
可能である。
説明する。
ら、先ず、従来の液状ソフトミックスの製造において滅
菌又は殺菌の前後に必須であった乳化工程が不要とな
る。
に、先ず、配合表に基づき原料を正確に秤量する。次
に、原料を液状化して調合タンク内にて混合する。粉乳
等の溶解し難い粉体の溶解は、例えば、連続式瞬間高速
混合ポンプを使用する。
してろ過することにより、異物や不溶解物を除去する。
ば、UHT(Ultra High Temperature)超高温滅菌法にて
行い、例えば130℃〜150℃の温度にて1〜4秒間
の滅菌を行う。なお、pHの低い製品又はシェルフライ
フの短いチルド製品に関しては、95℃、5分の低温殺
菌を行う。
となく直ちに強制冷却を行い、例えば2℃〜10℃程度
の温度に戻す。この強制冷却は、一般的には、バキュー
ム冷却か、又は冷却プレート中を通過させる強制冷却法
をとる。
がないので、乳化の安定を保つために従来存在していた
エージング工程も省略することができる。
後、直ちに、図示しない容器に充填する。その後、自動
充填機にて容器に充填し包装し、製品をダンボール箱に
詰め出荷準備のために低温にて貯蔵しておく。これによ
って、製品としての液状ソフトミックスが完成した状態
となる。
状態で店舗に搬送され、ソフトクリーム製造装置にて、
このオーバーランを伴う例えば−5℃〜−7℃のフリー
ジングを行うことにより、冷菓としてのソフトクリーム
が完成する。
ムは、保形性及び風味を付与する保形性風味改良剤を含
有することにより不脂肪性となっている。なお、風味と
は、ソフトクリームとしての滑らかなテクスチャー及び
食味の両方をいうものとする。
リーとなり、所謂ダイエット食品として好適である。
クリームに必要とされる滑らかなテクスチャー及び食味
をも満たされるので、アイスクリームとは異なるソフト
クリームに好適である。
性及び風味を確保し得るソフトクリームを提供すること
ができる。
保形性風味改良剤は、不溶性固形物からなる。
よって、脂肪と乳化剤との乳化工程及びエージング工程
が不要となる。
により、製造時間の短縮、ひいては製造コストの削減を
図ることができる。
は、保形性風味改良剤は、食物繊維からなる。
易に手に入るものであるので、製造コストの増大を抑制
することができる。
は、保形性風味改良剤は、大豆食物繊維、コーンファイ
バー、米ぬか、果実繊維又はキトサンからなる。
て、確実に、脂肪を使用することなく保形性及び風味を
確保し得るソフトクリームを提供することができる。
は、保形性風味改良剤として、0.03重量%以上かつ
1.2重量%以下の大豆食物繊維を含有するものとなっ
ている。
場合に、確実に、脂肪を使用することなく保形性及び風
味を確保し得るソフトクリームを提供することができ
る。また、本実施の形態のソフトクリームの製造方法
は、液状ソフトミックスを製造するときには、原料を混
合し、ろ過し、滅菌又は殺菌し、この滅菌又は殺菌の前
後に乳化処理することなく、その後、強制冷却して液状
ソフトミックスを製造する。
の液状ソフトミックスの製造において滅菌又は殺菌の前
後に必須であった乳化工程が不要となる。さらに、冷却
後に必要とされる乳化安定のためのエージング工程も不
要となる。
より、製造時間の短縮、ひいては製造コストの削減を図
ることができる。
クリーム製造装置にて製造する際に、pHによっては乳
化が破壊されるので、pHの制御が重要であるが、本実
施の形態では、pHの制御について考慮する必要がなく
なる。
乳化剤による風味の悪化もない。さらに、輸送保管中の
温度変化による乳化破壊も生じない。
の製造方法を提供し、かつ品質の安定したソフトクリー
ムを提供することができる。
造方法では、保形性風味改良剤は、大豆食物繊維、コー
ンファイバー、米ぬか、果実繊維又はキトサンからな
る。
く保形性及び風味を確保し得るソフトクリームの製造方
法を提供することができる。
その製造方法では、例えば、店舗に搬送され、ソフトク
リーム製造装置所謂ソフトサーバーにて、冷菓としての
ソフトクリームが完成するものとして説明したが、必ず
しもこれに限らず、例えば、ソフトクリーム製造装置に
かけなくても、ソフトクリームを押し出すタイプ又はバ
ルクタイプのソフトクリームにも適用可能である。
は、アイスクリームのように予め凍らせておいたソフト
クリームを例えば約−10℃程度の低温で解凍し、押出
機にてコーンカップに盛り付けるタイプのソフトクリー
ムをいう。
は、チューブ状、袋状又はジャバラ状等のバルク容器に
て凍らせておいたソフトクリームを例えば約−10℃程
度の低温で解凍しそのまま押し出すものをいう。
る。
例6においては、大豆繊維、コーンファイバー、米ぬ
か、オレンジ繊維、アップル繊維、キトサン等の各種保
形性風味改良剤を用いて、ソフトクリームの保形性及び
風味について評価した。なお、比較例1〜比較例4とし
て結晶セルロース、スターチ、ペクチン、小麦繊維につ
いても評価した。
されているものを用いた。上記の大豆繊維は大豆繊維と
しての市販されているものであるが、「おから」を用い
ることも可能である。また、上記米ぬかは、脱脂ぬか又
は精選乾燥脱脂米ぬかである。さらに、オレンジ繊維又
はアップル繊維は、オレンジパルプ又はアップルパルプ
として市販されているものである。
繊維は25〜50μm、米ぬかは100μm前後、キト
サンは30〜300μm、結晶セルロースは25〜75
μm、小麦繊維は150〜250μmである。
各種保形性風味改良剤を0.07〜0.37重量%添加
する一方、その他の材料としては、例えば、水分を50
〜75重量%の他、以下のものを使用した。
ンク内で混合したものを、UHT超高温滅菌機を用いて
130℃〜150℃にて1〜4秒間殺菌後、直ちにバキ
ューム冷却した後、アイスクリーム製造装置にて空気を
吹き込みながら約−9℃にて連続的にソフトクリーム化
した。オーバーラン(含気量)は、例えば、約40%程
度とした。ただし、必ずしもこれに限らず、例えば、3
5〜60%でも良い。
すように、大豆食物繊維、コーンファイバー、米ぬか、
オレンジ繊維、アップル繊維及びキトサンについて、保
形性は良好であった。
維、実施例2のコーンファイバー、実施例4のオレンジ
繊維、実施例5のアップル繊維は、良好であった。
キトサンは、少し味に出る点でやや良好とする評価が得
られた。ただし、ソフトクリームとしての適用としては
充分に可能なものである。
施例5のアップル繊維は、味に出るが、フルーツソフト
の場合には呈味を引き立たせるのでプラス側に作用する
ものである。
示すように、結晶セルロース、スターチ、ペクチン及び
小麦繊維について保形性が得られるが、風味つまりソフ
トクリームに必要な滑らかなテクスチャーと食味につい
ては、ザラツキ感や粉っぽさが出たり、食味の点でソフ
トクリームに適さないものであった。具体的には、結晶
セルロースでは、ザラツキ感や粉っぽい等の風味とな
り、スターチではメレンゲ様の風味となり、ペクチンで
はバニラソフトクリームに類似するが、フルーツソフト
クリームでは風味が引き立たないものであり、また、小
麦繊維ではザラツキ感、粉っぽい、味に出る等の風味と
なるものであった。
フトクリームの保形性と風味との関係について、大豆繊
維添加量を変えて保形性と風味とについてそれぞれ評価
した。
%以上添加した場合に保形性が得られ、0.25重量%
以上の添加量によってやや良好の保形性が得られ、好ま
しくは0.35重量%以上の添加量によって良好の保形
性が得られた。ただし、上限は、1.2重量%以下の添
加量によって良好の保形性が得られるが、1.5重量%
以上の添加量では却って保形性が良くないことが分かっ
た。
0.01重量%以上添加した場合に風味が良いことが分
かった。ただし、上限については、1.2重量%以下の
添加量によってまあまあの風味が得られるが、好ましく
は0.75重量%以下の添加量によってやや良好の風味
が得られ、さらに好ましくは0.55重量%以下の添加
量によって良好の風味が得られることが分かった。
合、添加量は少なくなると保形性が悪くなる傾向があ
り、逆に添加量が多くなるに伴って風味が悪くなる傾向
があることが分かった。
量は0.35重量%以上かつ0.55重量%以下であっ
た。
は、以上のように、保形性及び風味を付与する保形性風
味改良剤を含有することにより不脂肪性としたものであ
る。
リーとなり、所謂ダイエット食品として好適である。
クリームに必要とされる滑らかなテクスチャー及び食味
をも満たされるので、アイスクリームとは異なるソフト
クリームに好適である。
性及び風味を確保し得るソフトクリームを提供すること
ができるという効果を奏する。
以上のように、請求項1記載のソフトクリームにおい
て、保形性風味改良剤は、不溶性固形物からなるもので
ある。
固形物を使用することによって、脂肪と乳化剤との乳化
工程及びエージング工程が不要となる。
により、製造時間の短縮、ひいては製造コストの削減を
図ることができる。
ように、請求項1又は2記載のソフトクリームにおい
て、保形性風味改良剤は、食物繊維からなるものであ
る。
易に手に入るものであるので、製造コストの増大を抑制
することができるという効果を奏する。
以上のように、請求項1、2又は3記載のソフトクリー
ムにおいて、保形性風味改良剤は、大豆食物繊維、コー
ンファイバー、米ぬか、果実繊維又はキトサンからなる
ものである。
確実に、脂肪を使用することなく保形性及び風味を確保
し得るソフトクリームを提供することができるという効
果を奏する。
以上のように、請求項1、2又は3記載のソフトクリー
ムにおいて、保形性風味改良剤として、0.03重量%
以上かつ1.2重量%以下の大豆食物繊維を含有するも
のである。
確実に、脂肪を使用することなく保形性及び風味を確保
し得るソフトクリームを提供することができるという効
果を奏する。
造方法は、以上のように、保形性及び風味を付与する保
形性風味改良剤を含有することにより不脂肪性とする一
方、原料を混合し、ろ過し、滅菌又は殺菌し、この滅菌
又は殺菌の前後に乳化処理することなく、その後、強制
冷却して液状ソフトミックスを製造する方法である。
リーとなり、所謂ダイエット食品として好適のソフトク
リームを提供することができる。
には、原料を混合し、ろ過し、滅菌又は殺菌し、この滅
菌又は殺菌の前後に乳化処理することなく、その後、強
制冷却して液状ソフトミックスを製造する。
の液状ソフトミックスの製造において滅菌又は殺菌の前
後に必須であった乳化工程が不要となる。さらに、冷却
後に必要とされる乳化安定のためのエージング工程も不
要となる。
より、製造時間の短縮、ひいては製造コストの削減を図
ることができる。
クリーム製造装置にて製造する際に、pHによっては乳
化の破壊が発生するので、pHの制御が重要であるが、
本発明では、pHの制御について考慮する必要がなくな
る。
乳化剤による風味の悪化もない。さらに、輸送保管中の
温度変化による乳化破壊も生じない。
の製造方法を提供し、かつ品質の安定したソフトクリー
ムを提供することができるという効果を奏する。
造方法は、以上のように、請求項1、2又は3記載のソ
フトクリームの製造方法において、保形性風味改良剤
は、大豆食物繊維、コーンファイバー、米ぬか、果実繊
維又はキトサンからなる方法である。
く保形性及び風味を確保し得るソフトクリームの製造方
法を提供することができるという効果を奏する。
フトミックスの製造方法を示すフローチャートである。
クスの製造方法を示すフローチャートである。
Claims (7)
- 【請求項1】保形性及び風味を付与する保形性風味改良
剤を含有することにより不脂肪性としたことを特徴とす
るソフトクリーム。 - 【請求項2】保形性風味改良剤は、不溶性固形物からな
ることを特徴とする請求項1記載のソフトクリーム。 - 【請求項3】保形性風味改良剤は、食物繊維からなるこ
とを特徴とする請求項1又は2記載のソフトクリーム。 - 【請求項4】保形性風味改良剤は、大豆食物繊維、コー
ンファイバー、米ぬか、果実繊維又はキトサンからなる
ことを特徴とする請求項1、2又は3記載のソフトクリ
ーム。 - 【請求項5】保形性風味改良剤として、0.03重量%
以上かつ1.2重量%以下の大豆食物繊維を含有するこ
とを特徴とする請求項1、2又は3記載のソフトクリー
ム。 - 【請求項6】保形性及び風味を付与する保形性風味改良
剤を含有することにより不脂肪性とする一方、原料を混
合し、ろ過し、滅菌又は殺菌し、この滅菌又は殺菌の前
後に乳化処理することなく、その後、強制冷却して液状
ソフトミックスを製造することを特徴とするソフトクリ
ームの製造方法。 - 【請求項7】保形性風味改良剤は、大豆食物繊維、コー
ンファイバー、米ぬか、果実繊維又はキトサンからなる
ことを特徴とする請求項6記載のソフトクリームの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000202781A JP4040239B2 (ja) | 2000-07-04 | 2000-07-04 | ソフトクリーム状の冷菓及びその製造方法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010233561A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-10-21 | Ryozo Shiraishi | 氷菓子および氷菓子原料 |
WO2015041211A1 (ja) * | 2013-09-17 | 2015-03-26 | 和宏 室谷 | 固形化物及び固形化調味料の製造方法 |
JP2021090421A (ja) * | 2019-12-10 | 2021-06-17 | ロッテ コンフェクショナリー カンパニー リミテッド | 保形性強化アイスクリーム組成物及びその製造方法 |
KR102365122B1 (ko) * | 2021-08-09 | 2022-02-21 | 주식회사 정.식품 | 두유를 이용한 식물성 아이스크림 제조방법 |
-
2000
- 2000-07-04 JP JP2000202781A patent/JP4040239B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2015041211A1 (ja) * | 2013-09-17 | 2015-03-26 | 和宏 室谷 | 固形化物及び固形化調味料の製造方法 |
JP2021090421A (ja) * | 2019-12-10 | 2021-06-17 | ロッテ コンフェクショナリー カンパニー リミテッド | 保形性強化アイスクリーム組成物及びその製造方法 |
KR102365122B1 (ko) * | 2021-08-09 | 2022-02-21 | 주식회사 정.식품 | 두유를 이용한 식물성 아이스크림 제조방법 |
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