JP2002017126A - 畑用農作業機 - Google Patents

畑用農作業機

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JP2002017126A
JP2002017126A JP2000203682A JP2000203682A JP2002017126A JP 2002017126 A JP2002017126 A JP 2002017126A JP 2000203682 A JP2000203682 A JP 2000203682A JP 2000203682 A JP2000203682 A JP 2000203682A JP 2002017126 A JP2002017126 A JP 2002017126A
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Japan
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seedling
pressure
soil
compacting
field
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Application number
JP2000203682A
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English (en)
Inventor
Susumu Shimada
進 嶋田
Yoichi Kanai
洋一 金井
Mitsuo Yoshihisa
三男 吉久
Yuji Kiyono
祐治 清野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】畑圃場に移植或は播種された苗或は種子に覆土
された土を鎮圧する鎮圧装置を備えた畑用農作業機にお
いて、土質等による鎮圧不良が生じないようにし、且
つ、機体の小型化も図れるようにする。 【構成】鎮圧装置27の鎮圧作用部29aが一の鎮圧対
象個所の土に対して複数回押圧するよう上下動する構成
とする。鎮圧装置27の鎮圧作用部29aを板状に設け
る。鎮圧装置27の鎮圧作用部29aが一の鎮圧対象個
所の土に対して押圧する回数を調節可能に設ける。ま
た、鎮圧装置27の鎮圧作用部29aが圃場面に接地し
ながら上下動する構成とする。更に、鎮圧装置27の鎮
圧作用部29aを接地状態を維持するように上下動可能
に設け、該鎮圧作用部或はそれとともに上下動する部材
に鎮圧作用部29aを上下動させる振動装置33Aの振
動駆動部を取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鎮圧装置を備えた
畑用農作業機の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、畑圃場に移植或は播種された苗或
は種子に覆土された土を鎮圧する鎮圧装置を備えた畑用
農作業機がある。一例をあげると、特開平5−6号公報
に示されるような鎮圧装置を備えた苗移植機がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に示される鎮
圧装置は、移植が行われた後の苗の左右両側方の圃場面
を接地ローラが接地転動して鎮圧を行う構成であるが、
土質等により充分な鎮圧が行えない場合があった。充分
な鎮圧が行えるようにするためには、接地ローラの径を
大きくしなければならない。しかし、そうすると機体の
小型化が図りにくくなる。なお、接地ローラの径を大き
くせずに接地ローラの接地圧を大きくすると、接地ロー
ラ前方への土押しが生じて充分な鎮圧が行えない。
【0004】そこで、本発明は、土質等による鎮圧不良
が生じないようにし、且つ、機体の小型化も図れるよう
にすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、以下の手段を講じた。請求項1記載の発
明では、畑圃場に移植或は播種された苗或は種子に覆土
された土を鎮圧する鎮圧装置を備えた畑用農作業機にお
いて、前記鎮圧装置の鎮圧作用部が一の鎮圧対象個所の
土に対して複数回押圧するよう上下動する構成としたこ
とを特徴とする畑用農作業機とした。
【0006】請求項2記載の発明では、前記鎮圧装置の
鎮圧作用部を板状に設けたことを特徴とする請求項1記
載の畑用農作業機とした。請求項3記載の発明では、前
記鎮圧装置の鎮圧作用部が一の鎮圧対象個所の土に対し
て押圧する回数を調節可能に設けたことを特徴とする請
求項1記載の畑用農作業機とした。
【0007】請求項4記載の発明では、前記鎮圧装置の
鎮圧作用部が圃場面に接地しながら上下動する構成とし
たことを特徴とする請求項1或は請求項2又は請求項3
記載の畑用農作業機とした。請求項5記載の発明では、
前記鎮圧装置の鎮圧作用部を接地状態を維持するように
上下動可能に設け、該鎮圧作用部或はそれとともに上下
動する部材に鎮圧作用部を上下動させる振動装置の振動
駆動部を取付けたことを特徴とする請求項4記載の畑用
農作業機とした。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明によると、鎮圧装置は、畑
圃場に移植或は播種された苗或は種子に覆土された土を
鎮圧する。このとき鎮圧装置の鎮圧作用部は、一の鎮圧
対象個所の土に対して複数回押圧するよう上下動する。
【0009】請求項2記載の発明によると、請求項1記
載の発明の上記作用に加えて、板状に設けた鎮圧作用部
が鎮圧作用するものとなる。請求項3記載の発明による
と、請求項1記載の発明の上記作用に加えて、前記鎮圧
装置の鎮圧作用部が一の鎮圧対象個所の土に対して押圧
する回数を、適宜調節できるものとなる。
【0010】請求項4記載の発明によると、請求項1或
は請求項2又は請求項3記載の発明の上記作用に加え
て、前記鎮圧装置の鎮圧作用部が圃場面に接地しながら
上下動するものとなる。請求項5記載の発明によると、
請求項4記載の発明の上記作用に加えて、圃場面の凹凸
等により前記鎮圧装置の鎮圧作用部の支持高さが上下に
変動しても、前記鎮圧装置の鎮圧作用部は圃場面への接
地状態を維持するように上下動でき、しかも、その鎮圧
作用部が上下動しても、振動装置の振動駆動部が鎮圧作
用部或はそれとともに上下動する部材に取付けているの
で、鎮圧作用部の上下の振幅は変わらず、鎮圧作用は均
等に継続できる。
【0011】
【発明の効果】請求項1記載の発明により、鎮圧装置の
鎮圧作用部が一の鎮圧対象個所の土に対して複数回押圧
するよう上下動して充分な鎮圧が行えて土質等による鎮
圧不良が生じにくく、しかも、鎮圧作用部を大きくしな
くてもそれが可能になり機体の小型化も図れる。
【0012】請求項2記載の発明により、請求項1記載
の発明の上記効果を奏するうえに、更なる機体の小型化
が図れる。請求項3記載の発明により、請求項1記載の
発明の上記効果を奏するうえに、土質等に応じて適当な
鎮圧状態になるよう適宜調節できる。
【0013】請求項4記載の発明により、請求項1或は
請求項2又は請求項3記載の発明の上記効果を奏するう
えに、前記鎮圧装置の鎮圧作用部の上下動幅を小さく設
定できて機体の小型化が更に図れ、また、鎮圧作用部の
上下振動数を大きくすることが容易に行えて、鎮圧作用
の調節範囲を拡大し圃場適用性の向上が容易に図れる。
【0014】請求項5記載の発明により、請求項4記載
の発明の上記効果を奏するうえに、圃場面の凹凸等によ
り鎮圧作用部の支持高さが上下に変動しても鎮圧作用は
均等に継続でき、よって、更に良好な鎮圧が行える。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の一実施例としての玉ね
ぎの苗の苗移植機を以下に説明する。まず、玉ねぎの苗
は、以下のような苗箱Cにて育苗する。苗箱Cは、図1
に示すように、小さなポット状のセル1を多数縦横に整
列した状態で形成したものとしている。各セル1の底部
1aにはその中心部の丸孔から放射状に3本切れ目が形
成した底孔1bを設け、その底部1aから上側の側部1
cが互いに独立し、一方、各セル1の開口部1dは隣接
するセルの開口部1dと連結し、苗箱全体の外周縁が平
面視長方形となるように形成している。苗箱Cの長手方
向に沿う左右の縁部には、セル1の長手方向のピッチに
合わせてセル1を一列づつ移送するための苗箱送り用角
孔2を設けている。また、この苗箱Cは、ポリプロピレ
ン等の合成樹脂により一体的に成型して可とう性を有す
るものとなっている。このため、苗箱Cを移送するとき
屈曲して移送可能となる。そして、図2に示すように、
上記のような苗箱Cの各セル1内に床土3を詰めて種子
4をまき更にその上に覆土して播種を行い、それを育苗
ハウス内などの育苗圃場5上に置いて育苗する。適宜育
苗することで、各セル1では、種子4から芽が出て上方
に茎葉部6が伸び、一方、根7がセル1内の床土3内を
下方に向かって伸び、更に、底孔1bを抜けて育苗圃場
5の土中にも伸びていく。このようにして育苗した苗
を、以下に述べる苗移植機8に苗箱Cごと供給して畑圃
場に移植する。なお、以下、苗の符号はNと記し、苗の
根がはる床土部分である床部の符号はNa、苗の茎葉部
の符号はNbと記す。
【0016】苗移植機8は、図3に示すように、移植装
置9を走行車体10に装着した構成として、該走行車体
10により自走しながら移植装置9が圃場に苗Nを移植
していくようになっている。走行車体10は、所謂農用
トラクタといわれるもので、左右一対の駆動回転する前
輪11・11と左右一対の駆動回転する後輪12・12
を備え、操縦者が座る座席13と、該座席13の前方に
配置されて操縦者が走行車体10の進行方向を変更操作
するために左右一対の前輪11・11を左右に変向操作
する操縦ハンドル14を備えている。また、車体後部に
油圧駆動にて上下回動するリフトアーム15により昇降
動する三点リンク機構16を備え、該三点リンク機構1
6にて移植装置9を昇降動可能に装着している。
【0017】また、移植装置9は、苗箱Cを収容して苗
取出し手段PUに向けて搬送する苗箱供給手段17と、
該苗箱供給手段17が供給する苗箱Cの各セル1から順
次苗Nを取出す苗取出し手段PUと、該苗取出し手段P
Uが取出した苗Nを一つ一つ圃場に植付けていく苗植付
け手段PTを設けた構成としている。したがって、上記
のごとく各セル1で育成した苗Nを有する苗箱Cを苗箱
供給手段17に装填すれば、苗箱Cの各セル1の苗Nは
苗取出し手段PUによって順次自動的に苗Nが取出され
ていって、そして、その取出された苗Nは苗植付け手段
PTによって一つ一つ畑圃場に植付けられていく。移植
装置9の各手段は、具体的には、以下のように構成す
る。
【0018】苗箱供給手段17は、具体的には、機体側
面視で走行車体10の座席13の後側近傍に配置され走
行車体10に搭乗した作業者が苗箱Cを装填する個所と
なる苗箱装填部17aと、該苗箱装填部17aに装填さ
れた苗箱Cを、後下がりに苗箱Cを搬送し、続いて屈曲
搬送し、更に、苗取出し手段PUによる苗取出し位置p
1に向けて下方に搬送する苗箱供給搬送部17bと、該
苗箱供給搬送部17bにより搬送され苗取出し手段PU
により苗が取出されて空になった苗箱CをU字状に屈曲
搬送し、更に苗箱装填部17aの下方位置に向けて上方
に搬送する空箱搬送部17cを設けた構成としている。
苗箱装填部17aに装填される苗箱Cは、その苗箱Cの
長手方向が前後方向に向く姿勢で、しかも、上面側(セ
ル1の開口部1d側)が上方に向く姿勢で装填される。
したがって、装填された苗箱Cはその苗箱Cの長手方向
に搬送されるものとなり、また、装填された苗箱Cの各
セル1に収容された苗Nは、苗箱装填部17aでは葉茎
部Nbが上方に向って伸びる姿勢となり、苗取出し位置
p1では葉茎部Nbが後方に向って伸び且つ床部Naが
葉茎部Nbに対して前側に位置する姿勢となるように搬
送される。また、この苗箱供給手段17には、空箱搬送
部17cにより搬送されてその搬送端部から排出される
空の苗箱Cを受けて収容する空箱収容部17dを設けた
ものとしている。図中の符号18で示したものは、苗箱
供給手段17を支持する支持フレームであり、該支持フ
レーム18は、その基部が、三点リンク機構16と連結
する連結フレーム19に固定される部材に連結し固定さ
れ、そこから上側部分が苗箱供給搬送部17bと空箱搬
送部17cとの間を上方に伸びて苗箱供給手段17の上
部側を支持する構成としている。
【0019】苗取出し手段PUは、苗をセル1の底部1
a側から押出して取出す構成としている。具体的には、
棒状に設けた苗押出し用のピン20を、苗箱供給手段1
7の下側のU字状搬送部分の中にあってピン20の先端
部分が後方に向かうように配置し、ピン20の先端部が
後方に向かって突出し又前方に向かって引っ込むよう適
宜タイミングで往復動するように設けている。これによ
り、苗押出しピン20が、苗取出し位置p1まで供給さ
れた苗箱Cのセル1の底部1a側からその底部1aに設
けた底孔1b内に突入してセル1内の床部Naを後方に
押し出して、苗Nをセル1から後方に取出すようになっ
ている。
【0020】また、この苗取出し手段PUは、苗Nを列
状に並んだ状態で複数個同時にセル1から取出す構成と
している。即ち、苗取出し位置p1に供給されてきた苗
箱Cの左右横一列(苗箱Cの短手方向)のセル1・・・
のそれぞれに対応して前記の苗押出し用のピン20を横
並びに複数設けて、苗取出し位置p1の横一列の苗を同
時に押し出して取出すように設けている。なお、該苗取
出し手段PUにより取出した複数の苗N・・・は、苗供
給手段NTによって順次一つづつ苗植付け手段PTに供
給する構成とする。
【0021】苗植付け手段PTは、棒状の苗植付け体p
に苗Nを当てて(具体的には、苗Nの床部Naに直接移
動作用を与えて)畑地の移植圃場PGの土中に移動し植
え付けるよう構成したものである。苗植付け手段PTの
具体的な駆動構成は以下のようになっている。まず、走
行車体10の後部に突出させたPTO軸から自在継手を
備えた伝動軸を介して移植装置9の前記連結フレーム1
9に設けた伝動ケース内に入力され、該伝動ケース内の
伝動機構を介して苗箱供給手段17の下部の下方近傍に
配置された伝動ケース20内の機体左右方向に長い伝動
軸21に伝動し、該伝動ケース20から後方にのびるよ
うに設けた複数の副伝動ケース22内の伝動機構を介し
て前記伝動軸21から副伝動ケース22の後部の側方に
向けて突出する植付駆動軸23に伝動する。この植付駆
動軸23に該植付駆動軸23によって回転する円盤状の
回転ケース24を取付け、該回転ケース24の回転外周
側付近の側部にあって回転中心に対し互いに180度離
れた2箇所から側方に突出させた苗植付け体回転軸25
・25のそれぞれに、棒状に形成した前記苗植付け体p
・pを一体回転するように取付けている。苗植付け体回
転軸25・25は、回転ケース24が植付駆動軸23に
よって回転するのに伴って動作する回転ケース24内の
カムやギヤを用いた伝動機構を介して回動するようにし
て、苗植付け体p・pの先端部が設定した軌跡p2を描
くように設けている。
【0022】苗植付け体p・pは、苗植付け体pが苗に
直接移動作用を与えて移植圃場PGの土壌中まで苗を移
動する間は、回転ケース24の回転中心からの放射方向
に向かう姿勢となるようにし、そして、苗植付け体pの
先端部が移植圃場PGの土壌中に入り込んだ状態では略
直立姿勢となって、棒状の苗植付け体pに棒状の苗Nが
添う状態で、且つ苗Nの床部Naが苗植付け体pの先端
部側で、葉茎部Nbが苗植付け体pの基部側となる姿勢
で移動された苗Nを、移植圃場PGに直立姿勢に植付け
ることになる。そして、苗植付け体pは、その先端部が
軌跡p2の最下端位置を通過すると、回転ケース24が
回転しても苗植付け体pはできるだけ土壌面に対して略
直立姿勢を維持するように苗植付け体pを回転ケース2
4に対して回動させる。これにより、植付け直後に苗植
付け体pが土壌に植付けた苗Nを後方に蹴り出すことが
なくなる。苗植付け体pの先端部が、土壌面上方に上昇
し、しかも機体の前進によって植付けた苗Nから前方に
ある程度離れたら、回転ケース24の回転中心からの放
射方向に向かう姿勢に戻るよう回転ケース24の回転に
ともない苗植付け体pを回転ケース24に対して回動さ
せる。なお、この苗植付け手段PTに対し、その前方位
置に、苗Nの床部Naが前側で葉茎部Nbが後側で前後
に水平状に横たわる姿勢で前記苗取出し手段PUによっ
て取出された苗Nを供給する。このように供給された苗
Nに対して苗植付け体pが上方から下方に回動していっ
て、苗Nの床部Naに対して苗植付け体pが直接作用し
て移植圃場PGの土壌中へ移動させる。
【0023】また、苗植付け手段PTの苗植付け体p・
pは、前記のように前後水平状に横たわる姿勢の苗N
を、弧を描くような軌跡で移動させて、移植圃場PGの
土壌に至ったとき苗Nが直立した姿勢となるように移動
させる。このように苗植付け体p・pが苗Nを弧を描く
軌跡で移動させるために、その苗植付け体p・pの軌跡
p2の左右に位置してまたその軌跡p2に沿って下方に
のびる苗ガイド体26を設けている。この苗ガイド体2
6は、左右のガイド板26a・26aを、苗植付け体p
・pの左右巾より広く、且つ、苗Nの床部Naの左右巾
より若干狭い間隔をあけてを配置し、且つ、前後水平状
に横たわる姿勢で苗Nが供給される位置から移植圃場P
Gの土壌表面上方近傍まで軌跡p2に沿って下方にの
び、この左右のガイド板26a・26aの間を苗植付け
体p・pが通過していくように設けている。そして、左
右のガイド板26a・26aを拡張可能に設けると共
に、その拡張時に左右のガイド板26a・26aを狭め
る方向に付勢するスプリング等の付勢体26bを設けて
いる。これにより、苗植付け体pが苗Nの床部Naを後
押しするようにして苗Nを移植圃場PGに移動させると
きに、左右の苗ガイド板26a・26aが付勢体26b
の付勢を受けて苗Nの床部Naを弾性的に挟み込むよう
に作用するものとなる。よって、苗Nは、苗植付け体p
によって下方に叩き落されることなく、左右の苗ガイド
板26a・26a内を前後水平状の姿勢から上下に直立
する姿勢に向けて姿勢変化しながら、苗植付け体pとと
もに弧を描くように移動していくことになる。
【0024】そして、本件発明により、この苗移植機8
は、以下のような鎮圧装置27を備える。即ち、鎮圧装
置27の鎮圧作用部29aが一の鎮圧対象個所の土に対
して複数回押圧するよう上下動する構成とする。これに
より、充分な鎮圧が行えて土質等による鎮圧不良が生じ
にくく、しかも、鎮圧作用部を大きくしなくてもそれが
可能になり機体の小型化も図れる。
【0025】また、鎮圧装置27の鎮圧作用部29aを
板状に設けることで、更なる機体の小型化が図れるもの
となり、鎮圧装置27の鎮圧作用部29aが一の鎮圧対
象個所の土に対して押圧する回数を調節可能に設けるこ
とで、土質等に応じて適当な鎮圧状態になるよう適宜調
節できるものとなる。
【0026】更に、鎮圧装置27の鎮圧作用部29aが
圃場面に接地しながら上下動する構成とする。これによ
り、鎮圧装置27の鎮圧作用部29aの上下動幅を小さ
く設定できて機体の小型化が更に図れ、また、鎮圧作用
部29aの上下振動数を大きくすることが容易に行え
て、鎮圧作用の調節範囲を拡大し圃場適用性の向上が容
易に図れる。
【0027】そして、鎮圧装置27の鎮圧作用部29a
を接地状態を維持するように上下動可能に設け、該鎮圧
作用部或はそれとともに上下動する部材に鎮圧作用部を
上下動させる振動装置の振動駆動部を取付けるものとす
る。これにより、圃場面の凹凸等により鎮圧作用部29
aの支持高さが上下に変動しても、鎮圧作用部29aは
圃場面への接地状態を維持するように上下動でき、しか
も、そのように鎮圧作用部29aが上下動しても、振動
装置の振動駆動部が鎮圧作用部或はそれとともに上下動
する部材に取付けているので、鎮圧作用部29aの上下
の振幅は変わらず、鎮圧作用は均等に継続でき、よっ
て、更に良好な鎮圧が行える。
【0028】また、鎮圧装置27の鎮圧作用部29a
は、苗植付け位置p3の左右両側近傍に位置して圃場面
に接地しているので、以下に述べる効果がある。即ち、
苗が移植圃場PGの土壌中まで移動する間に苗植付け体
pと苗の床材2部分とが互いに密着状態となるが、この
とき、床材2部分が湿っていたり、床材2部分をその崩
れ防止のために粘結剤で予め固めていたりしていると、
苗の床材2部分が苗植付け体pに粘着してしまうことが
ある。すると、苗植付け体pが、その先端部が移植圃場
PGの土壌中に入り込んで苗を移植圃場PGの土壌に直
立姿勢に植付けた後、移植圃場PGの土壌中から上方に
抜け出ていくとき、苗も一緒に上昇してしまって、せっ
かく土中に植付けた苗が持ち上げられて適正な姿勢に植
付けられないことが生じる。しかし、前記のように鎮圧
作用部29aが、苗植付け位置p3の左右両側近傍に位
置して圃場面に接地して上下動する構成としていること
により、苗植付け体pが苗植付け位置p3から上昇しよ
うとするときに、植付けられた苗は、左右の鎮圧作用部
29a・29aによって上から押え付けられた土によっ
て苗植付け体pとともに上昇しようとするのが引き止め
られ、上記のような問題が解消される。
【0029】鎮圧装置27の具体的な構成は、図4、図
5に示すようなものとしている。即ち、まず、副伝動ケ
ース22の前側下部に回動自在に設けた横軸28の一側
部に、全体が下方に湾曲し後部側が左右に分かれて二股
状に形成された鎮圧プレート29を一体的に取付ける。
この鎮圧プレート29の後部側は、苗植付け位置p3の
左右両側近傍で苗植付け位置p3の前後にわたって接地
する板状の鎮圧作用部29a・29aとなる。また、横
軸28の他側部に、作動アーム30を一体的に取付け、
作動アーム30と鎮圧プレート29とが一体的に横軸2
8回りに回動するように設けている。更に、作動アーム
30には、鎮圧作用部29a・29aが土壌面から上方
に離れるよう回動する方向に付勢するスプリング等の付
勢体31を取付けている。そして、この作動アーム30
は、前記伝動ケース20の側部から突出させた前記伝動
軸21に一体回動するよう取付けた振動駆動部32の回
転外周面に付勢体31に付勢されて接当するように設け
ている。振動駆動部32は、円盤状部材の外周にベアリ
ング32aを複数個(本例では8個)等間隔で取付けた
ものとし、伝動軸21が駆動回転されて苗植付け手段P
Tが駆動されるとともに、この振動駆動部32が回転し
て一つのベアリング32aに接当するたびに作動アーム
30が揺動して鎮圧プレート29が揺動し鎮圧作用部2
9a・29aが上下動するようになっている。そして、
鎮圧作用部29a・29aの上下動は、回転ケース24
が1/2回転(半回転)して一つの苗植付け体pが苗植
付け動作する1植付けサイクルの間に複数回、具体的に
本例では4回、上下動するように設けている。これによ
り、機体が前進しながらも、鎮圧作用部29aの下動に
よって押圧された土壌の前側部分が次の鎮圧作用部29
aの下動時に再び押圧されるようになり、従って、鎮圧
装置27の鎮圧作用部29aが一の鎮圧対象個所の土に
対して複数回押圧するよう上下動するものとなる。な
お、振動駆動部32は、前記伝動軸21であって植付け
株間変速部(図示省略)の伝動下手側の伝動軸に連動し
て回転するものとしているから、作業速度を変更したり
苗植付け株間を変更しても、苗植付け体pの1植付けサ
イクルにおける鎮圧作用部29aの設定した上下動回数
は変動しない。よって、鎮圧作用部29aを苗植付け体
pの駆動系から取出した動力を用いて動作する構成とし
て鎮圧作用部29aの駆動構成が容易になるとともに、
苗植付け株間を変更しても鎮圧状態が変わらず良好な鎮
圧が行える。また、図示はしていないが、伝動軸21か
ら変速操作可能な変速部を介して振動駆動部32の回転
軸に伝動する構成として、鎮圧装置27の鎮圧作用部2
9aが一の鎮圧対象個所の土に対して押圧する回数を調
節可能に設けることができる。更に、移植装置9の移植
圃場面に対して適宜高さに設定或は制御して上記鎮圧作
用部29aが圃場面に常時接地するようにして作業する
ものとし、これにより、鎮圧作用部29aは圃場面に接
地しながら小さく上下振動して鎮圧していくものとす
る。
【0030】また、上記の構成に換えて図6或は図7に
示すようなものとすることができる。即ち、図6に示す
ように、上例の振動駆動体32に換えて、電動式の振動
駆動体32Aによって鎮圧作用部29aを上下動させる
構成とすることができる。また、作動アーム30に取付
けるスプリング等の付勢体31aは、鎮圧作用部29a
が下動する方向に付勢するよう取付けていて、圃場面の
凹凸等により鎮圧作用部29aの支持高さが上下に変動
しても、鎮圧作用部29aは接地状態を維持するように
上下動できるものとなる。更に、当該鎮圧作用部或はそ
れとともに上下動する部材に前記振動駆動部32aを取
付ける。本例では、作動アーム30に取付ける。これに
より、鎮圧作用部29aが圃場面への接地状態を維持す
るよう上下動しても、鎮圧作用部29aの上下の振幅は
変わらず、鎮圧作用は均等に継続できるものとなる。な
お、鎮圧作用部29aが設定下限位置よりも下動しない
ように規制する規制体を設けて、非作業時に移植装置9
を上昇させたときに鎮圧作用部29aが下方に大きく垂
れ下がって機体移動時の邪魔にならないようにする。
【0031】図7に示した例において、上記図6に示し
た例と異なる点は、鎮圧プレート29に換えて、横軸2
8に苗植付け位置p3を左右間に挟むようにして苗植付
け位置p3の後方へ水平状にのびる2つの支持フレーム
29A・29Aを一体的に取付け、その支持フレーム2
9A・29Aの後端部に、それぞれ回転自在の輪体で構
成した鎮圧作用部である鎮圧輪29Aa・29Aaを取
付けている。これにより、マルチフィルムで覆った移植
圃場PGで作業する場合、鎮圧輪29Aa・29Aaが
常時接地していても該鎮圧輪29Aa・29Aaは転動
していくのでマルチフィルムを引き破ったりすることが
生じにくくなり、よって、マルチフィルムで覆った移植
圃場PGでの鎮圧も良好に行えるようになる。
【0032】また、図6に示す例のように設けた電動式
の振動駆動体32Aを、制御装置CTLによってその振
動を容易に制御できるものとしている。具体的には、苗
植付け手段PTへの伝動を入り切りする操作具L1を苗
植付け手段PTへの伝動を入りに(伝動状態となるよう
に)切換え操作したのを検出して振動駆動体32Aが振
動停止状態から振動状態に切換わるように構成する。こ
れにより、非作業時に不要な振動駆動体32Aの振動を
自動的に停止できて、非作業時における機械の振動の増
大を抑制し、機械の寿命短縮を防止できる。また、例え
ばダイヤル式の振動数設定操作具L2を設けて苗植付け
体pの1植付けサイクルあたりの振動駆動体32Aの振
動数を任意に設定でき、最適な鎮圧状態になるよう細や
かに調節できるものとなる。また、苗植付け体pの回転
数に比例して振動駆動体32Aの振動数を変動させて苗
植付け体pの1植付けサイクルあたりの振動駆動体32
Aの振動数が設定した振動数となるように制御する構成
とする。具体的な例としては、図示のように苗植付け体
pを駆動する前記伝動軸21の回転数を検出する回転セ
ンサS1を設け、該回転センサS1の検出値を制御装置
CTLに入力して振動駆動体32Aの振動数を適宜制御
する構成とする。よって、作業速度を変更したり苗植付
け株間を変更しても、苗植付け体pの1植付けサイクル
における鎮圧作用部29Aa・29Aaの上下動回数は
変動せず、均等な鎮圧が継続できる。
【0033】ところで、この移植機8は、苗植付け体p
の先端部の軌跡p2の前側下半分の軌跡に対して前方の
土中に潜り込んで土をほぐす土ほぐし体33を備える。
この土ほぐし体33は、棒状の苗植付け体pの先端側部
分の左右幅より若干幅広にした板状部材で構成してお
り、苗植付け位置p3の前方の土壌中に潜り込んで前進
すると、この土ほぐし体33の後方にほぐされた土が直
ぐにまわりこんできて、その土ほぐし体33によりほぐ
された該土ほぐし体33の後方にまわりこんだ土gの中
に苗植付け体pが突入していくようになっている。
【0034】したがって、この移植機8は、図8に示す
ように、棒状の苗植付け体pに苗Nを当てて畑地の移植
圃場PGの土中に移動し植え付けるよう構成した苗植付
け手段PTを備えるとともに、前記苗植付け体pの苗移
動時の軌跡に対して前方の土中に潜り込んで土をほぐす
土ほぐし体33を設けて、該土ほぐし体33によりほぐ
された土gの中に前記苗植付け体pが突入して苗Nを植
え付けるように構成したものである。ゆえに、棒状の苗
植付け体pは該苗植付け体pに苗Nを当てて畑地の移植
圃場PGに移動し、土ほぐし体33は苗植付け体pの苗
移動時の軌跡に対して前方の土中に潜り込んで土をほぐ
す。そして、土ほぐし体33によりほぐされた土gの中
に苗植付け体pが突入して苗Nを植え付ける。よって、
苗植付け体pに当てられて移動する苗Nは、土ほぐし体
33によりほぐされた土gの中に突入し、このときに受
ける抵抗で苗Nが棒状の苗植付け体pに適度に押し当て
られながら移動することになり、従って、苗Nが棒状の
苗植付け体pに弾かれたりして離れてしまうようなこと
は生じにくくなって適正な姿勢に植え付けられる。な
お、棒状の苗植付け体pによって苗Nを土中に移動し直
立姿勢になったら、苗Nから離れて土中から上方に抜け
出ていくが、このとき苗植付け体pは棒状であるため土
中からの抜け跡は小さくて直ぐに埋まってしまうので、
植付けた苗Nが姿勢を大きく乱すことは生じ難い。以上
のように、苗植付け手段PTは、棒状の苗植付け体pに
よって苗Nを移植圃場PGに移動し植え付けるという簡
略な構成となって容易に高速植付け動作できるものとな
り、しかも、その苗植付け体pが土ほぐし体33により
ほぐされた土gの中に突入して苗Nを植え付ける構成と
なって、植付け姿勢が乱れが生じにくいものとなり、よ
って、高速で且つ適正な姿勢で苗を移植できる苗移植機
が得られる。
【0035】また、苗植付け体pが苗Nを土中まで移動
する間に、苗Nに接触して苗Nの移動に抵抗を付与し且
つ苗Nの移動を案内する苗ガイド体26を設けたものと
している。従って、苗Nを土中まで移動する間は苗ガイ
ド体26を通過するようになって、ここで苗Nは抵抗を
受けて棒状の苗植付け体pに適度に押し当てられながら
移動することになり、よって、このときの移動時にあっ
ても苗Nが棒状の苗植付け体pに弾かれたりして離れて
しまうことを生じにくくなって、更に適正な姿勢で苗を
移植できるようになる。
【0036】この土ほぐし体33は、前後位置調節可能
に取付けている。これにより、土質によって土ほぐし体
33の後方への土のまわりこみが良好に行われない場合
に、土ほぐし体33を適宜前後位置調節して、苗植付け
体pが土ほぐし体33によってほぐされた土の中に適確
に突入するようにして良好な姿勢に苗の植付けができる
よう調節できる。具体的な取付け構成は、適宜構成でき
るが、本例では、土ほぐし体33の上部に前方にのびる
取付け軸33aを固定し、その取付け軸33aを伝動ケ
ース20の下部に固定の取付け筒33bに挿入し、取付
け筒33bの側部に設けた孔と取付け軸33aの側部で
前後方向に複数設けた孔33c・・・の一つを位置合わ
せし双方の孔を貫通するようにボルト33dを取付けて
固定するものとしている。そして、取付け軸33aの位
置を前後にずらして別の孔33cにボルト33dを貫通
させれば、土ほぐし体33の前後位置を変えて取付けら
れる。
【0037】なお、土ほぐし体33は、側面視で、苗植
付け体pの先端部の軌跡p2の前側下半分の軌跡の外側
近傍で該軌跡に沿うように湾曲するナタ状の形状として
いるので、土ほぐし体33の土中への潜り込み時及び土
ほぐし体33の土中での前進時における抵抗ができるだ
け小さくなるようにしている。
【0038】前記苗供給手段NTは、具体的には、左右
両端側に駆動回転するよう設けた駆動ローラ34・34
と左右中央側に回転自在に設けた従動ローラ35・35
と両ローラ34・34,35・35に巻き掛けた苗供給
ベルト36・36とを備えた構成としている。これによ
り、前記苗取出し手段PUにより取出されて左右横一列
に列状に並んだ状態の複数個の苗N・・・を左右に並設
された左右の搬送ベルト36・36の上に載せ、そし
て、横一列の苗N・・・の左半分を左側の搬送ベルト3
6の駆動回転で左方に搬送し、右半分を右側の搬送ベル
ト36の駆動回転で右方に搬送し、左右の駆動ローラ3
4・34の左右外側方に設けた各苗ガイド体26の左右
ガイド板26a・26aの上端部側(苗供給部26c・
26c)に、苗Nの床部Naを一づづつ供給する。この
ようにして一つづつ供給された苗Nを左右の各苗供給部
26c・26cに対応してそれぞれ設けた左右の苗植付
け手段PT・PTの苗植付け体p・pが、供給されてき
た苗N・Nに向かって上方から移動してきて、苗Nの床
部Naを左右ガイド板26a・26aの間を通過させな
がら移植圃場PGの土壌中に移動させて苗を植付けてい
くものとなる。なお、苗供給ベルト36の外周面の前端
部側には、ベルト回転方向に設定間隔で突起36aを設
けていて、該突起36aの左右間のベルト上面に苗Nの
床部Naが一つづつ載せられるようになっていて、これ
により苗供給ベルト36の上面に載せた苗を適確に一つ
づつ苗供給部26cに供給できるものとなっている。
【0039】ところで、苗取出し手段PUにより取出し
た苗Nが苗供給手段NTの苗供給ベルト36・36上に
直接載るように設ける構成もあるが、この実施例では、
苗供給手段NTが苗箱供給手段17の下方に入り込むよ
うに配置し、そのように配置した苗供給手段NTに苗取
出し手段PUにより取出した苗N・・・を移送する苗移
送手段NT2を設けて、苗供給手段NTが苗箱供給手段
17の後方に突出せず移植装置9の前後長が短くなるよ
うに構成している。
【0040】上記苗移送手段NT2は、苗取出し手段P
Uの苗押出しピンp・・・によって押出された横一列の
苗N・・・の各床部Na・・・が係合する苗係合部37
a・・・を備えた苗ホルダ37を設けていて、この苗ホ
ルダ37を駆動回動するリンク38にて前記苗取出し位
置p1と苗供給ベルト36・36の上方前方側近傍の苗
受け渡し位置p4とを往復移動させるように設けてい
る。これにより、苗押出しピンp・・・が苗押出し作動
して横一列の苗N・・・が各セル1・・・から押出され
ると、苗取出し位置p1に位置する苗ホルダ37の各苗
係合部37a・・・に苗Nの床部Na・・・が係合して
保持される。そして、苗ホルダ37がリンク38の回動
により下方回動して前記苗受け渡し位置p4に移動す
る。このとき各苗係合部37a内に水平後方に軸心が向
く姿勢で固定された第二の苗押出しピン39・・・の先
端部が入り込んで各苗係合部37a・・・内に係合され
た苗Nの床部Na・・・が後方に押出されて苗供給ベル
ト36・36上に落とされるようになる。なお、第二の
苗押出しピン39・・・により各苗係合部37a・・・
内に係合された苗Nの床部Na・・・が後方に押出され
たとき、くし状に設けた苗押し下げ部材40が下降し
て、該部材40が押出された各苗Nの床部Na・・・を
押し下げ、迅速且つ適確に苗が苗供給ベルト36・36
上に載置されるように設けている。
【0041】図3中の符号41を付した部分は、各苗植
付け手段PTによる各苗植付け位置p3の前方の移植圃
場PGの表土面を均平する整地ローラーである。また、
上記移植装置9は、一つの苗箱供給手段17に、該苗箱
供給手段17に装填された苗箱Cから横一列づつ苗N・
・・を取出す苗取出し手段PUと、該苗取出し手段PU
により取出された苗N・・・を苗供給手段NTに受け渡
す苗受け渡し手段NT2と、該苗受け渡し手段NT2に
より受け渡された横一列の苗N・・・を左右に設けた苗
植付け手段PT・PTに供給する苗供給手段NTと、そ
して、該苗供給手段NTにより供給された苗Nを移植圃
場PGに植付けていく左右の苗植付け手段PT・PTと
を備えて一つの苗箱Cから2条植えする構成としたもの
であり、このように構成した移植ユニットを左右に2体
設けることで、4条植えに構成でき、また、n体設ける
ことで2×n条植えに構成できるものとなっている。
【0042】本件発明の実施例として玉ねぎの苗の移植
機について説明したが、他の苗の移植機において実施し
たものであっても良いし、また、畑圃場に播種された種
子に覆土された土を鎮圧する鎮圧装置を備えた畑用播種
機において、実施したものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗箱を示す斜視図。
【図2】セルへの播種・育苗状態を示す断面側面図。
【図3】苗移植機の全体を示す側面図。
【図4】苗移植機の要部を示す側面図。
【図5】苗移植機の要部を示す背面図。
【図6】別構成とした苗移植機の要部を示す側面図。
【図7】別構成とした苗移植機の要部を示す側面図。
【図8】苗移植機の要部の作業状態を示す側面図。
【符号の説明】
1:セル 8:苗移植機 27:鎮圧装置 29:鎮圧プレート 29a:鎮圧作用部 30:作動アーム 32a:振動駆動部 C:苗箱 N:苗 Na:床部 Nb:茎葉部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清野 祐治 北海道札幌市手稲区新発寒五条一丁目5番 1号 株式会社アグリランド内 Fターム(参考) 2B060 AA02 AC02 AD07 AE01 BA04 BB05 CA19 CB17 CC09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】畑圃場に移植或は播種された苗或は種子に
    覆土された土を鎮圧する鎮圧装置を備えた畑用農作業機
    において、前記鎮圧装置の鎮圧作用部が一の鎮圧対象個
    所の土に対して複数回押圧するよう上下動する構成とし
    たことを特徴とする畑用農作業機。
  2. 【請求項2】前記鎮圧装置の鎮圧作用部を板状に設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の畑用農作業機。
  3. 【請求項3】前記鎮圧装置の鎮圧作用部が一の鎮圧対象
    個所の土に対して押圧する回数を調節可能に設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の畑用農作業機。
  4. 【請求項4】前記鎮圧装置の鎮圧作用部が圃場面に接地
    しながら上下動する構成としたことを特徴とする請求項
    1或は請求項2又は請求項3記載の畑用農作業機。
  5. 【請求項5】前記鎮圧装置の鎮圧作用部を接地状態を維
    持するように上下動可能に設け、該鎮圧作用部或はそれ
    とともに上下動する部材に鎮圧作用部を上下動させる振
    動装置の振動駆動部を取付けたことを特徴とする請求項
    4記載の畑用農作業機。
JP2000203682A 2000-07-05 2000-07-05 畑用農作業機 Pending JP2002017126A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008283903A (ja) * 2007-05-17 2008-11-27 Iseki & Co Ltd 苗移植機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008283903A (ja) * 2007-05-17 2008-11-27 Iseki & Co Ltd 苗移植機

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