JP2002016129A - 静電チャック - Google Patents

静電チャック

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JP2002016129A
JP2002016129A JP2000197593A JP2000197593A JP2002016129A JP 2002016129 A JP2002016129 A JP 2002016129A JP 2000197593 A JP2000197593 A JP 2000197593A JP 2000197593 A JP2000197593 A JP 2000197593A JP 2002016129 A JP2002016129 A JP 2002016129A
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dielectric layer
electrostatic chuck
volume resistivity
mass
thermal conductivity
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JP2000197593A
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Hiroyuki Matsuo
裕之 松尾
Kazusuke Minamizawa
一右 南澤
Sari Endo
沙里 遠藤
Yukio Kishi
幸男 岸
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Taiheiyo Cement Corp
NTK Ceratec Co Ltd
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Nihon Ceratec Co Ltd
Taiheiyo Cement Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電性を有し、かつ体積抵抗率の変化が少な
く、熱伝導率が高い誘電体層を有する静電チャックを提
供すること。 【解決手段】 ウェハを吸着する吸着面が誘電体層であ
る静電チャックにおいて、該誘電体層が5〜40質量%
の炭化ケイ素または3〜40質量%の酸化チタンを含む
窒化アルミニウム焼結体、あるいは該誘電体層が1〜3
5質量%の炭化ケイ素または1〜20質量%の酸化チタ
ンを含む酸化マグネシウムからなり、かつその体積抵抗
率が108〜1013Ω・cmであって、熱伝導率が30
W/m・K以上であることとした静電チャック。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置な
どにおいて、ウェハを吸着保持、あるいは搬送するため
に用いられる静電チャックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体製造装置などにおいては、
ウェハ等に成膜やエッチングを施すためには、シリコン
ウェハの平坦度を保ちながら保持する必要があるが、こ
のような保持手段としては、機械式、真空吸着式、静電
吸着式等が提案されている。
【0003】これらの保持手段のうち、静電的にシリコ
ンウェハを吸着保持することのできる静電チャックは、
シリコンウェハの平坦度を保ちながら保持することが容
易に実現することができるため、さらにシリコンウェハ
を真空中で加工処理することができるため、半導体の製
造に最も多用されている。
【0004】この静電チャックは、電極層が形成された
セラミックス等からなる基体の上面に電極層を覆うよう
に誘電体層を形成して作製されるが、その誘電体層の材
質としては、従来、アルミナに酸化チタンを含有させて
導電性を持たせたアルミナ焼結体が用いられてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、誘電体
層が上記アルミナ焼結体からなる静電チャックでは、誘
電体層に照射されるプラズマ中の酸素により誘電体層の
体積抵抗率が大きく増加し、安定した静電吸着力が得ら
れないという問題があった。
【0006】また、主成分であるアルミナの熱伝導率が
悪いため、使用中に誘電体層の表面が極めて高い温度と
なり、強い熱衝撃を受けて誘電体層が破損したり、ある
いはプラズマ集中による局所加熱により誘電体層の一部
が溶融して欠陥(ポア)が発生し、誘電体層が破損に至
ることがあるという問題があった。
【0007】本発明は、上述した静電チャックが有する
課題に鑑みなされたものであって、その目的は、導電性
を有し、かつ体積抵抗率の変化が少なく、熱伝導率が高
い誘電体層を有する静電チャックを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成するため鋭意研究した結果、誘電体層の材質を炭
化ケイ素または酸化チタンを含む窒化アルミニウム焼結
体、あるいは炭化ケイ素または酸化チタンを含む酸化マ
グネシウム焼結体とすれば、導電性を有し、かつ体積抵
抗率の変化が少なく、熱伝導率が高い誘電体層を有する
静電チャックが得られるとの知見を得て本発明を完成す
るに至った。
【0009】即ち本発明は、(1)ウェハを吸着する吸
着面が誘電体層である静電チャックにおいて、該誘電体
層が5〜40質量%の炭化ケイ素を含む窒化アルミニウ
ム焼結体からなり、かつその体積抵抗率が108〜10
13Ω・cmであって、熱伝導率が30W/m・K以上で
あることを特徴とする静電チャック(請求項1)とし、
(2)ウェハを吸着する吸着面が誘電体層である静電チ
ャックにおいて、該誘電体層が3〜40質量%の酸素欠
損を有する酸化チタンを含む窒化アルミニウム焼結体か
らなり、かつその体積抵抗率が108〜1013Ω・cm
であって、熱伝導率が30W/m・K以上であることを
特徴とする静電チャック(請求項2)とし、(3)ウェ
ハを吸着する吸着面が誘電体層である静電チャックにお
いて、該誘電体層が1〜35質量%の炭化ケイ素を含む
酸化マグネシウム焼結体からなり、かつその体積抵抗率
が108〜1013Ω・cmであって、熱伝導率が30W
/m・K以上であることを特徴とする静電チャック(請
求項3)とし(4)ウェハを吸着する吸着面が誘電体層
である静電チャックにおいて、該誘電体層が1〜20質
量%の酸素欠損を有する酸化チタンを含む酸化マグネシ
ウム焼結体からなり、かつその体積抵抗率が108〜1
13Ω・cmであって、熱伝導率が30W/m・K以上
であることを特徴とする静電チャック(請求項4)と
し、(5)前記誘電体層のハロゲン系腐食ガスプラズマ
に対するエッチングレートが、10nm/min以下で
あることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の
静電チャック(請求項5)とすることを要旨とする。以
下さらに詳細に説明する。
【0010】上記で述べたように、本発明の静電チャッ
クとしては、ウェハの吸着面である誘電体層を5〜40
質量%の炭化ケイ素を含む窒化アルミニウム焼結体から
なるとし、かつその体積抵抗率を108〜1013Ω・c
mとし、熱伝導率を30W/m・K以上とする静電チャ
ックとした(請求項1)。
【0011】静電チャックとして、その誘電体層の材質
を炭化ケイ素を含む窒化アルミニウム焼結体としたの
は、先ず熱伝導性の良好な窒化アルミニウムを主成分と
することで熱伝導率が高い誘電体層となり、それに導電
性のある炭化ケイ素を含ませることで導電性を有する誘
電体層となり、同時に含ませた炭化ケイ素が窒化アルミ
ニウム中に固溶されることにより体積抵抗率の変化が少
ない誘電体層となることによる。
【0012】その炭化ケイ素の含有率としては、5〜4
0質量%が好ましく、5質量%より少ないと体積抵抗率
が高くなって導電性が失われ、被吸着物を吸着保持し難
くなり、静電チャックとしての性能が得られない。逆に
40質量%より多いと体積抵抗率が低くなってリーク電
流が発生し、吸着した被吸着物に損傷を与えかねず、さ
らに、体積抵抗率の変動が大きくなる。
【0013】また、その体積抵抗率としては、108
1013Ω・cmが好ましく、108Ω・cmより低いと
発生したリーク電流によって吸着した吸着物にダメージ
を与えかねず、逆に1013Ω・cmより高いと被吸着物
が吸着保持し難く静電チャックとしての性能が得られな
い。
【0014】さらに、その熱伝導率としては、30W/
m・K以上が好ましく、30W/m・Kより低いと使用
中に誘電体層の表面が極めて高い温度となり、強い熱衝
撃を受けて誘電体層が破損したり、プラズマ集中による
局所加熱により誘電体層の一部が溶融して欠陥(ポア)
が発生し、誘電体層が破損に至る場合がでてしまうこと
となる。
【0015】上記とは別の静電チャックとしては、ウェ
ハの吸着面である誘電体層を3〜40質量%の酸素欠損
を有する酸化チタンを含む窒化アルミニウム焼結体から
なるとし、かつその体積抵抗率を108〜1013Ω・c
mとし、熱伝導率を30W/m・K以上とする静電チャ
ックとした(請求項2)。
【0016】窒化アルミニウムに酸素欠損を有する酸化
チタンを含ませることとしたのは、酸化チタンが酸素欠
損となると導電性のある酸化チタンとなるので、それを
含ませることで導電性を有する誘電体層となり、同時に
含ませた酸化チタンが理由は分からないが、体積抵抗率
の変化にあまり影響しないため体積抵抗率の変化が少な
い誘電体層となることによる。
【0017】その酸化チタンの含有率としては、3〜4
0質量%が好ましく、3質量%より少ないと体積抵抗率
が大きくなって被吸着物を吸着保持し難くなり、静電チ
ャックとしての性能が得られず、逆に40質量%より多
いと体積抵抗率が小さくなってリーク電流が発生し、吸
着した被吸着物に損傷を与えかねず、また、体積抵抗率
の変動が大きくなる。
【0018】さらに別の静電チャックとしては、ウェハ
の吸着面である誘電体層を1〜35質量%の炭化ケイ素
を含む酸化マグネシウム焼結体からなるとし、かつその
体積抵抗率を108〜1013Ω・cmとし、熱伝導率を
30W/m・K以上とする静電チャックとした(請求項
3)。
【0019】酸化マグネシウムに炭化ケイ素を含ませる
こととしたのは、前述したと同様の理由で熱伝導性の良
好な酸化マグネシウムを主成分とすることで熱伝導性が
高い誘電体層となり、それに導電性のある炭化ケイ素を
含ませることで導電性を有する誘電体層となり、同時に
含ませた炭化ケイ素が理由は分からないが、体積抵抗率
の変化にあまり影響しないため体積抵抗率の変化が少な
い誘電体層となることによる。
【0020】さらにまた別の静電チャックとしては、ウ
ェハの吸着面である誘電体層を1〜20質量%の酸素欠
損を有する酸化チタンを含む酸化マグネシウム焼結体か
らなるとし、かつその体積抵抗率を108〜1013Ω・
cmとし、熱伝導率を30W/m・K以上とする静電チ
ャックとした(請求項4)。
【0021】酸化マグネシウムに酸素欠損を有する酸化
チタンを含ませることとしたのは、これも前述したと同
様の理由で導電性を有する誘電体層となり、同時に含ま
せた酸化チタンが、これは前述したとは違い酸化マグネ
シウムと化合してMgTiO 3-x、Mg2TiO4-x、M
gTi25-x等の複合酸化物が形成されることにより体
積抵抗率の変化が少ない誘電体層となることによる。
【0022】以上述べた誘電体層は、いずれもハロゲン
系腐食ガスプラズマに対し耐食性が高く、その耐食の度
合いとしては、ハロゲン系腐食ガスプラズマに対するエ
ッチングレートで、10nm/min以下になるとした
(請求項5)。これにより極めて耐食性に強い静電チャ
ックともなる。
【0023】
【発明の実施の形態】静電チャックの作製について述べ
ると、先ず誘電体層を形成するために窒化アルミニウ
ム、炭化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化チタン粉末、
必要があればイットリア粉末等の焼結助剤を用意する。
これら原料の調合は、従来法に準じて調製すればよい。
例えば、先に述べた原料粉末を所定の割合で配合し、そ
の原料粉末にアルコール等の有機溶媒または水を加え、
ボールミルで混合後、乾燥する方法、所定の配合の塩
類、アルコキシド等の溶液から共沈物を分離し乾燥する
方法等がある。
【0024】これらの混合物には、より緻密化を容易に
するため、常用の焼結助剤を添加してもよい。添加する
形態については、粉末、塩類、アルコキシド等でよく、
特に限定されるものではない。
【0025】得られた混合粉末を一軸プレスまたは冷間
等方圧プレス等によって所定形状に成形する。得られた
成形体を還元雰囲気中で炭化ケイ素粉末または酸化チタ
ン粉末を含む窒化アルミニウム粉末では1600〜20
00℃で、炭化ケイ素粉末または酸化チタン粉末を含む
酸化マグネシウム粉末では1200〜1700℃の温度
で焼結する。なお、酸化チタン粉末を含む酸化マグネシ
ウム粉末では、1200〜1700℃の温度で大気中で
焼結した後、1200〜1700℃の還元雰囲気中で熱
処理してもよい。
【0026】焼結時間は特に限定しないが、2〜4時間
程度でよい。焼結温度は先の温度より低いと、緻密化が
不十分であり、体積抵抗率が大きくばらつく。一方、先
の温度より高いと、分解してしまう。
【0027】得られた誘電体層を電極層を形成したセラ
ミックス基体の上面に接着して静電チャックを作製す
る。なお、この静電チャックの製造方法は、この方法ば
かりでなく、例えば、ドクターブレード法で作製したシ
ートを積層して誘電体層の成形体としてもよいし、特に
限定するものではなく、通常の方法を用いることができ
る。
【0028】以上述べた方法で静電チャックを作製すれ
ば、導電性を有し、かつ体積抵抗率の変化が少なく、熱
伝導率の高い誘電体層を有する静電チャックが得られ
る。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例と共に具体的
に挙げ、本発明をより詳細に説明する。
【0030】(実施例1〜13) (1)静電チャックの作製 表1に示す原料粉末を表1に示す割合で合計200g配
合し、それをポリエチレンポット中に入れ、同時にメタ
ノール200gとφ10mmの鉄芯入りナイロンボール
250gを入れ、16時間混合した。得られたスラリー
をロータリーエバポレーターで減圧乾燥した後、得られ
た粉末を#100のナイロンメッシュでメッシュパスを
行った。
【0031】この粉末をφ70mmの金型に挿入し、1
0kg/cm2の圧力で厚さ6mmに一次成形した後、
その成形体を1200kg/cm2の圧力で冷間等方圧
プレス成形した。得られた成形体を表1に示す雰囲気中
で表1に示す温度で2時間焼結した。得られた焼結体を
φ50×t2mmに加工し、それを電極層を形成したア
ルミナ基体の上面に無機系の接着剤で接着して静電チャ
ックを作製した。
【0032】(2)評価 得られたφ50×t2mmに加工された各焼結体10個
の体積抵抗率を3端子法で、熱伝導率をレーザーフラッ
シュ(真空理工社製)で測定し、それを平行平板型RI
Eエッチング装置を用いてCF4+O2(20%)ガス
(流量:50secm、圧力:50mToor)中にお
いて、周波数:13、56MHz、出力:1W/cm2
のプラズマに10時間暴露した(プラズマ処理中の試料
温度は室温)後、その体積抵抗率を測定した。その結果
を表1に示す。
【0033】また、得られたφ50×t2mmに加工さ
れた各焼結体10個のエッチングレートを焼結体表面の
一部にポリイミドテープでマスキングし、それに先と同
様プラズマ照射し、マスクのある面とない面との段差を
接触式表面粗さ計で測定することで求めた。その結果も
表1に示す。さらに、得られた静電チャックに1kVの
電圧を印加してφ50mmのシリコンウェハを吸着さ
せ、シリコンウェハにリークした電流が検出されるかど
うかをシリコンウェハ上に形成された回路が破損するか
否かで調べた。さらにまた、静電チャックを下に向けて
ウェハが落下するかをみて吸着が十分であるかどうかを
調べた。それらの結果も表1に示す。
【0034】(比較例1〜6)比較のために比較例1、
2では、誘電体層中のSiCの含有量を本発明の範囲外
した他は実施例3と同様に、比較例3、4では、誘電体
層中のTiO2の含有率を本発明の範囲外にした他は実
施例9と同様に、比較例5、6では、誘電体層を従来の
酸化チタンを含むアルミナ焼結体とした他は実施例8と
同様に静電チャックを作製して同様に評価した。それら
の結果も表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】表1から明らかなように、実施例全てが誘
電体層である焼結体の体積抵抗率は、プラズマ処理して
もやや変わる程度であまり変わらなかった。また、熱伝
導率、エッチングレートも良好で本発明の範囲内にあ
り、耐リーク電流性も、シリコンウェハ吸着性も良好で
あった。このことは、本発明の静電チャックとすれば、
導電性を有し、かつ体積抵抗率の変化が少なく、熱伝導
率が高い誘電体層を有する静電チャックとなることを示
している。
【0037】これに対して、比較例1では、誘電体層中
のSiCの含有量が少なすぎたので、体積抵抗率が高す
ぎ、シリコンウェハの吸着が十分でなく、比較例2で
は、SiCの含有量が多すぎたので、体積抵抗率が低す
ぎ、かつその変動も大きく、リーク電流が検出され、シ
リコンウェハの吸着も十分でなかった。また、比較例3
では、TiO2の含有量が少なすぎたので、同様体積抵
抗率が高すぎ、シリコンウェハの吸着が十分でなく、比
較例4では、TiO2の含有量が多すぎたので、体積抵
抗率が低すぎ、かつその変動も大きく、リーク電流が検
出され、シリコンウェハの吸着も十分でなかった。さら
に、比較例5、6では、誘電体層が従来の酸化チタンを
含むアルミナ焼結体であるので、体積抵抗率の変化が極
めて大きく、特に比較例5では、プラズマ処理前では本
発明の範囲内にあったものが本発明の範囲外になってし
まっていた。その他の熱伝導率、エッチングレートも極
めて悪く、比較例5、6とも本発明を満足できなかっ
た。
【0038】
【発明の効果】以上の通り、本発明にかかる静電チャッ
クであれば、従来より体積抵抗率の変化が少なく、熱伝
導率が高く、しかも腐食ガスを含む耐プラズマ性にも強
い誘電体層を有する静電チャックとすることができるよ
うになった。このことにより、半導体製造工程で用いら
れる極めて優れた静電チャックを提供することができる
ようになった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 沙里 宮城県仙台市泉区明通三丁目5番 株式会 社日本セラテック本社工場内 (72)発明者 岸 幸男 宮城県仙台市泉区明通三丁目5番 株式会 社日本セラテック本社工場内 Fターム(参考) 3C016 AA01 CE05 GA10 4G001 BA13 BA22 BA36 BB13 BB22 BB36 BD01 BD23 BD37 BD38 4G030 AA07 AA16 AA47 BA09 BA21 BA33 5F031 CA02 HA02 HA16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェハを吸着する吸着面が誘電体層であ
    る静電チャックにおいて、該誘電体層が5〜40質量%
    の炭化ケイ素を含む窒化アルミニウム焼結体からなり、
    かつその体積抵抗率が108〜1013Ω・cmであっ
    て、熱伝導率が30W/m・K以上であることを特徴と
    する静電チャック。
  2. 【請求項2】 ウェハを吸着する吸着面が誘電体層であ
    る静電チャックにおいて、該誘電体層が3〜40質量%
    の酸素欠損を有する酸化チタンを含む窒化アルミニウム
    焼結体からなり、かつその体積抵抗率が108〜1013
    Ω・cmであって、熱伝導率が30W/m・K以上であ
    ることを特徴とする静電チャック。
  3. 【請求項3】 ウェハを吸着する吸着面が誘電体層であ
    る静電チャックにおいて、該誘電体層が1〜35質量%
    の炭化ケイ素を含む酸化マグネシウム焼結体からなり、
    かつその体積抵抗率が108〜1013Ω・cmであっ
    て、熱伝導率が30W/m・K以上であることを特徴と
    する静電チャック。
  4. 【請求項4】 ウェハを吸着する吸着面が誘電体層であ
    る静電チャックにおいて、該誘電体層が1〜20質量%
    の酸素欠損を有する酸化チタンを含む酸化マグネシウム
    焼結体からなり、かつその体積抵抗率が108〜1013
    Ω・cmであって、熱伝導率が30W/m・K以上であ
    ることを特徴とする静電チャック。
  5. 【請求項5】 前記誘電体層のハロゲン系腐食ガスプラ
    ズマに対するエッチングレートが、10nm/min以
    下であることを特徴とする請求項1、2、3または4記
    載の静電チャック。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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