JP2002015439A - 光ディスクドライブおよびそれにおけるフォーカスオフセットキャリブレーション方法 - Google Patents

光ディスクドライブおよびそれにおけるフォーカスオフセットキャリブレーション方法

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JP2002015439A
JP2002015439A JP2000197001A JP2000197001A JP2002015439A JP 2002015439 A JP2002015439 A JP 2002015439A JP 2000197001 A JP2000197001 A JP 2000197001A JP 2000197001 A JP2000197001 A JP 2000197001A JP 2002015439 A JP2002015439 A JP 2002015439A
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focus offset
focus
change value
optical disk
signal
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JP2000197001A
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Motoyasu Yumita
元康 弓田
Shinichi Yunoki
進一 柚木
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キャリブレーションによって設定されるフォー
カスオフセットのばらつきを軽減する。 【解決手段】外周テスト領域を使用する第1のモードと
する(ST1)。フォーカスオフセットの各変更値で、1周
内の3セクタ及び4セクタの再生データのエラーレート
の平均を夫々求める(ST2〜ST5)。1周3セクタに係るフ
ォーカスオフセットとエラーレートの2次近似曲線から
最適なフォーカスオフセットを求め、また1周4セクタ
に係るフォーカスオフセットとエラーレートの2次近似
曲線から最適なフォーカスオフセットを求め、それらを
加算平均して最終フォーカスオフセットを求める(ST6〜
ST8)。その後、内周テスト領域を使用する第2のモー
ドとし(ST9,ST10)、同様に最終フォーカスオフセットを
求める。第1、第2のモードで求めた最終フォーカスオ
フセットを用いてディスクの各ゾーンのフォーカスオフ
セットを直線補間等で求め、メモリに設定値として記憶
する(ST11,ST12)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスクに対
する光ピックアップのフォーカスのエラー信号に、フォ
ーカスオフセットに対応した信号を加算し、その加算信
号に基づいてフォーカスサーボを行うようにした光ディ
スクドライブおよびそれにおけるフォーカスオフセット
キャリブレーション方法に関する。詳しくは、光ディス
クの1周内の奇数セクタで実行されたキャリブレーショ
ン結果と、光ディスクの1周内の偶数セクタで実行され
たキャリブレーション結果とに基づいてフォーカスオフ
セットの設定値を得ることによって、フォーカスオフセ
ットの設定値のばらつきを軽減するようにした光ディス
クドライブ等に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクに対する光ピックアッ
プのフォーカスのエラー信号に、フォーカスオフセット
に対応した信号を加算し、その加算信号に基づいてフォ
ーカスサーボを行うようにした光ディスクドライブが提
案されている。このようにフォーカスエラー信号にフォ
ーカスオフセットに対応した信号を加算することで、フ
ォーカスサーボの最適化を図ることができる。
【0003】このフォーカスオフセットを設定するため
に、フォーカスオフセットキャリブレーションが行われ
る。従来、このキャリブレーションは、フォーカスオフ
セットの設定値のばらつきを抑えるために、図12に示
すように、光ディスク200のテスト領域TARの1周
内に存在する3セクタSE1〜SE3を使用して行われ
ている。
【0004】すなわち、フォーカスオフセットを基準値
FR(工場出荷時に不揮発性メモリに記憶される)を中
心に例えば−1μm〜1μmの間で順次変更し、各変更
値にフォーカスオフセットがセットされた状態で、上述
の3セクタSE1〜SE3で再生された再生信号より得
られるデータのエラーレートの平均を求める。そして、
図13に示すエラーレートとフォーカスオフセットとの
関係を示す二次近似曲線を求め、エラーレートが最小と
なるようなフォーカスオフセットを算出し、これを設定
値とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のフォーカスオフセットキャリブレーションは、フォー
カスオフセットの設定値のばらつきを抑えるために、光
ディスク200のテスト領域TARの1周内に存在する
3セクタSE1〜SE3を使用して行われている。しか
し、例えば3000rpmの回転数で光ディスクが回転
していた場合、150Hzの外乱に対しては、キャリブ
レーションを実行するタイミングによって、フォーカス
追従誤差が最大のところでキャリブレーションを実行す
ることもあり、フォーカスオフセットの設定値に大きな
ばらつきを生じる。フォーカスの追従誤差とは、フォー
カスサーボをかけていても取りきれないフォーカスエラ
ー量を意味している。
【0006】フォーカス追従誤差によってキャリブレー
ション結果(フォーカスオフセットの設定値)にばらつ
きが生じる理由について説明する。図14は、150H
z(光ディスクの回転数を3000rpm=50Hzと
したとき、その周波数の3倍)の外乱が入ってきた場合
のフォーカス追従誤差を示している。また、図15は、
200Hz(光ディスクの回転数を3000rpm=5
0Hzとしたとき、その周波数の4倍)の外乱が入って
きた場合のフォーカス追従誤差を示している。
【0007】図14に示すように150Hzの外乱によ
るフォーカス追従誤差があるとき、キャリブレーション
の実行タイミングによっては、「+」方向にフォーカ
ス追従誤差が最大の状態(○で図示)、フォーカス追
従誤差が0の状態(△で図示)、「−」方向にフォー
カス追従誤差が最大の状態(●で図示)でキャリブレー
ションが行われる。との状態では、フォーカス追従
誤差に2Aの開きがある。これに対して、図15に示す
ように200Hzの外乱によるフォーカス追従誤差があ
るとき、上述のと同じタイミングでキャリブレー
ションが実行される場合、いずれのタイミングであって
も、3セクタにおけるフォーカス追従誤差の総和は0と
なる。以上から、奇数セクタでキャリブレーションを実
行すると、(50×奇数)Hzの外乱によるフォーカス
追従誤差によってキャリブレーション結果(フォーカス
オフセットの設定値)に大きなばらつきが生じることが
わかる。
【0008】なお、図16に示すように、200Hzの
外乱によるフォーカス追従誤差があり、1周4セクタで
キャリブレーションを実行するときは、キャリブレーシ
ョンの実行タイミングによっては、「+」方向にフォ
ーカス追従誤差が最大の状態(○で図示)、フォーカ
ス追従誤差が0の状態(△で図示)、「−」方向にフ
ォーカス追従誤差が最大の状態(●で図示)でキャリブ
レーションが行われる。との状態では、フォーカス
追従誤差に2Bの開きがある。これに対して、図17に
示すように150Hzの外乱によるフォーカス追従誤差
があり、1周4セクタでキャリブレーションを実行する
ときは、上述のと同じタイミングでキャリブレー
ションが実行される場合、いずれのタイミングであって
も、4セクタにおけるフォーカス追従誤差の総和は0と
なる。以上から、偶数セクタでキャリブレーションを実
行すると、(50×偶数)Hzの外乱によるフォーカス
追従誤差によってキャリブレーション結果(フォーカス
オフセットの設定値)に大きなばらつきが生じることが
わかる。
【0009】そこで、この発明では、キャリブレーショ
ンによって設定されるフォーカスオフセットのばらつき
を軽減し得る光ディスクドライブ等を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、光ディスク
に対する光ピックアップのフォーカスのエラー信号に、
フォーカスオフセットに対応した信号を加算し、その加
算信号に基づいてフォーカスサーボを行うようにした光
ディスクドライブにおいて、フォーカスオフセットを複
数の値に順次変更するフォーカスオフセット変更手段
と、フォーカスオフセットの各変更値のうち、光ディス
クより光ピックアップで再生された光ディスクの1周内
の奇数セクタで得られた再生信号の品質が最良となる第
1の変更値を求める第1の変更値取得手段と、フォーカ
スオフセットの各変更値のうち、光ディスクより光ピッ
クアップで再生された光ディスクの1周内の偶数セクタ
で得られた再生信号の品質が最良となる第2の変更値を
求める第2の変更値取得手段と、これら求められた第1
および第2の変更値に基づいて、記録時または再生時に
使用されるフォーカスオフセットの設定値を得るフォー
カスオフセット取得手段と、この得られたフォーカスオ
フセットの設定値をメモリに記憶する記憶手段とを備え
るものである。
【0011】また、この発明は、光ディスクに対する光
ピックアップのフォーカスのエラー信号に、フォーカス
オフセットに対応した信号を加算し、その加算信号に基
づいてフォーカスサーボを行うようにした光ディスクド
ライブにおけるフォーカスオフセットキャリブレーショ
ン方法において、フォーカスオフセットを複数の値に順
次変更するステップと、フォーカスオフセットの各変更
値のうち、光ディスクより光ピックアップで再生された
光ディスクの1周内の奇数セクタで得られた再生信号の
品質が最良となる第1の変更値を求めるステップと、フ
ォーカスオフセットの各変更値のうち、光ディスクより
光ピックアップで再生された光ディスクの1周内の偶数
セクタで得られた再生信号の品質が最良となる第2の変
更値を求めるステップと、これら求められた第1および
第2の変更値に基づいて、記録時または再生時に使用さ
れるフォーカスオフセットの設定値を得るステップと、
この得られたフォーカスオフセットの設定値をメモリに
記憶するステップとを備えるものである。
【0012】この発明において、フォーカスオフセット
キャリブレーション時には、フォーカスオフセットを複
数の値に順次変更していく。フォーカスオフセットを変
更した場合、そのフォーカスオフセットに対応した信号
がフォーカスエラー信号に加算され、その加算信号によ
ってフォーカスサーボが行われる。フォーカスオフセッ
トの変更は、例えば予め与えられた基準値を中心に変更
される。
【0013】そして、フォーカスオフセットの各変更値
のうち、光ディスクより光ピックアップで再生された光
ディスクの1周内の奇数セクタ、例えば3セクタで得ら
れた再生信号の品質が最良となる第1の変更値が求めら
れる。また、フォーカスオフセットの各変更値のうち、
光ディスクより光ピックアップで再生された光ディスク
の1周内の奇数セクタ、例えば4セクタで得られた再生
信号の品質が最良となる第2の変更値が求められる。再
生信号の品質は、例えば再生信号より得られるデータの
エラーレートに基づいて判断される。
【0014】そして、第1および第2の変更値に基づい
て、例えば第1および第2の変更値が加算平均されてフ
ォーカスオフセットの設定値が得られ、メモリに記憶さ
れる。このように、光ディスクの1周内の奇数セクタで
実行されたキャリブレーション結果と、光ディスクの1
周内の偶数セクタで実行されたキャリブレーション結果
とに基づいてフォーカスオフセットの設定値を得るもの
であり、双方のキャリブレーション結果が互いに補完し
合う関係となり、フォーカスオフセットのばらつきが軽
減される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、光磁気デ
ィスクドライブ100の構成を示している。このドライ
ブ100で取り扱う光磁気ディスク111は、図示せず
も、データ記録面上にスパイラル状に形成されたグルー
ブを有し、このグルーブと、グルーブ間のランドの双方
をトラックとして情報の記録再生が行われる。
【0016】図2は、光磁気ディスク111のレイアウ
トを示している。この光磁気ディスク111は、ゾーニ
ングされており、外周側から内周側にかけてゾーン0〜
ゾーン15までの16ゾーンの記録領域を備えている。
そして、各ゾーンには、円周方向に複数のセクタが含ま
れている。例えば、ゾーン0には30セクタが含まれ、
ゾーン15には15セクタが含まれている。
【0017】図3は、各ゾーンの詳細情報を示してい
る。ここで、光磁気ディスク111は3000rpmで
回転され、20msで1回転する。また、各セクタはI
D等が含まれ、ピットによってプリフォーマットされた
ヘッダ部分と、データフィールドやバッファ等が含まれ
るその他の部分とからなっている。図3におけるID長
は、各セクタのヘッダ部分の時間長を示し、図3におけ
るID間隔は、あるセクタのヘッダ部分と次のセクタの
ヘッダ部分との時間間隔を示している。図4は、ゾーン
0およびゾーン15におけるID長、ID間隔を比較し
て示している。
【0018】また、図2に戻って、光磁気ディスク11
1は、ゾーン0のさらに外周側に第1のテスト領域TA
R1が設けられていると共に、ゾーン1のさらに内周側
に第2のテスト領域TAR2が設けられている。これら
テスト領域TAR1,TAR2は、後述するフォーカス
オフセットキャリブレーション等を実行する際に使用さ
れる。
【0019】また、図1に戻って、ドライブ100は、
上述した光磁気ディスク111を回転駆動するためのス
ピンドルモータ113を有している。光磁気ディスク1
11は、記録時および再生時には3000rpmで回転
駆動される。スピンドルモータ113の回転軸には、そ
の回転速度を検出するための周波数発電機114が取り
付けられている。
【0020】また、ドライブ100は、バイアスマグネ
ット(BM)115と、半導体レーザ、対物レンズ、光
検出器等から構成される光ピックアップ117と、この
光ピックアップ117の半導体レーザの発光を制御する
レーザドライバ118とを有している。バイアスマグネ
ット115と光ピックアップ117は光磁気ディスク1
11を挟むように対向して配設されている。
【0021】レーザドライバ118には、後述するサー
ボコントローラ141よりレーザパワー制御信号SPCが
供給され、光ピックアップ117の半導体レーザより出
力されるレーザ光のパワーが、記録時には記録パワーP
Wとなり、再生時には記録パワーPWより低い再生パワー
PRとなるように制御される。また、バイアスマグネッ
ト115からの外部磁界の発生動作もサーボコントロー
ラ141によって制御される。
【0022】データ書き込み時(記録時)には、後述す
るようにレーザドライバ118に、NRZI(Non Retu
rn to Zero Inverted)データとしての記録データDr
が供給され、半導体レーザより出力されるレーザビーム
がその記録データDrによって変調され、バイアスマグ
ネット115からの外部磁界との共働により光磁気ディ
スク111に記録データDrが記録される。
【0023】図5は、光ピックアップ117の光学系の
構成を示している。光ピックアップ117は、レーザビ
ームLBを得るための半導体レーザ200と、この半導
体レーザ200より出力されるレーザビームLBを発散
光より平行光に整形するためのカップリングレンズ20
1と、レーザビームを透過光と反射光の2つに分離する
ためのビームスプリッタ202と、レーザビームの光路
を変更するためのミラー203と、ビームスプリッタ2
02を透過してくるレーザビームを光磁気ディスク11
1の記録面に照射するための対物レンズ204とを有し
ている。
【0024】また、光ピックアップ117は、光磁気デ
ィスク111の記録面で反射され、ビームスプリッタの
202の反射面で反射されて外部に出てくるレーザビー
ムを透過光と反射光の2つに分離するためのビームスプ
リッタ205と、このビームスプリッタの205の反射
面で反射されて外部に出てくるレーザビームを集光する
ための集光レンズ(凸レンズ)206と、この集光レン
ズ206より出射されるレーザビームを、互いに偏光面
が直交した2つの偏光成分、つまりs偏光成分およびp
偏光成分に分離する偏光ビームスプリッタ207と、こ
の偏光ビームスプリッタ207を透過してくるp偏光成
分が照射されるフォトディテクタ208と、偏光ビーム
スプリッタ207の反射面で反射されて外部に出てくる
s偏光成分が照射されるフォトディテクタ209とを有
している。
【0025】また、光ピックアップ117は、ビームス
プリッタ205を透過してくるレーザビームを集光する
ための集光レンズ(凸レンズ)210と、この集光レン
ズ210より出射されるレーザビームの光路を変更する
ミラー211と、このミラー211で光路が変更された
レーザビームを透過光と反射光の2つに分離するための
ハーフプリズム212と、このハーフプリズム212の
反射面で反射されて外部に出てくるレーザビームが照射
されるフォトディテクタ213と、ハーフプリズム21
2を透過してくるレーザビームが照射されるフォトディ
テクタ214とを有している。
【0026】ここで、フォトディテクタ213はジャス
トフォーカス時におけるレーザビームの焦点より近くに
配置され、逆にフォトディテクタ214はその焦点より
遠くに配置されている。また、これらフォトディテクタ
213,214は、ジャストフォーカス時には、照射さ
れるレーザビームのスポット径が等しくなるように、上
述のジャストフォーカス時の焦点に対して対称な位置に
配置されている。フォトディテクタ213,214は、
図6Aに示すように、それぞれ3分割フォトダイオード
で構成されている。
【0027】図5に示す光ピックアップ117の光学系
の動作を説明する。半導体レーザ200から放射される
発散光としてのレーザビームLBは、カップリングレン
ズ201によって平行光に整形されてビームスプリッタ
202に入射される。ビームスプリッタ202を透過し
たレーザビームはミラー203で光路が変更され、対物
レンズ204を介して光磁気ディスク111の記録面に
照射される。
【0028】また、光磁気ディスク111の記録面で反
射されるレーザビームは対物レンズ204およびミラー
203を介してビームスプリッタ202に入射される。
そして、ビームスプリッタ205を透過して出てくるレ
ーザビームは集光レンズ(凸レンズ)206を介して偏
光ビームスプリッタ207に入射される。そして、この
偏光ビームスプリッタ207を透過して出てくるp偏光
成分はフォトディテクタ208に入射され、一方偏光ビ
ームスプリッタ207の反射面で反射されて外部に出て
くるs偏光成分はフォトディテクタ209に入射され
る。
【0029】ここで、光磁気ディスク111の記録面で
反射されるレーザビームの偏光面は、記録膜の磁化の向
きに従って時計方向または反時計方向にわずかに回転
し、偏光ビームスプリッタ207より出射されるp偏光
成分とs偏光成分の光量に、その向きに従った大小関係
が生じる。そのため、これらp偏光成分とs偏光成分の
光量を検出し、その差をとることで光磁気記録部分の再
生信号を得ることができる。また、これらp偏光成分と
s偏光成分の光量の和は光磁気ディスク111の記録面
で反射されるレーザビームの光量に対応するため、これ
らp偏光成分とs偏光成分の光量を検出し、その和をと
ることでピットが形成されたプリフォーマット部分の再
生信号を得ることができる。
【0030】フォトディテクタ208,209の検出信
号をそれぞれSp,Ssとするとき、光ピックアップ1
17の増幅回路部(図示せず)で以下の演算が行われ、
光磁気記録部分の再生信号(差信号)SMOおよび和信号
SRFが生成される。 SMO=Sp−Ss SRF=Sp+Ss
【0031】また、ビームスプリッタ205の反射面で
反射されて出てくるレーザビームは集光レンズ(凸レン
ズ)210、ミラー211を介してハーフプリズム21
2に入射される。そして、ハーフプリズム212の反射
面で反射されて外部に出てくるレーザビームはフォトデ
ィテクタ213に入射され、一方ハーフプリズム212
を透過して出てくるレーザビームはフォトディテクタ2
14に入射される。
【0032】ここで、対物レンズ204が光磁気ディス
ク111に対してジャストフォーカス位置にあるとき
は、図6Aに示すように、フォトディテクタ213,2
14に照射されるレーザビームのスポット径は等しくな
る。また、対物レンズ204が光磁気ディスク111に
対してジャストフォーカス位置より近づいた位置にある
ときは、図6Bに示すように、フォトディテクタ213
に照射されるレーザビームのスポット径はフォトディテ
クタ214におけるそれより大きくなる。逆に、対物レ
ンズ204が光磁気ディスク111に対してジャストフ
ォーカス位置より離れた位置にあるときは、図6Cに示
すように、フォトディテクタ213に照射されるレーザ
ビームのスポット径はフォトディテクタ214における
それより小さくなる。
【0033】そのため、図6Aに示すように、フォトデ
ィテクタ213のフォトダイオードA,Cの検出信号の
合成値からフォトディテクタ214のフォトダイオード
A′,C′の検出信号を減算することでフォーカスエラ
ー信号SFEを得ることが可能となる。このフォーカスエ
ラー信号SFEは、ジャストフォーカス時(図6Aの状
態)には0となり、近づき過ぎのデフォーカス時(図6
Bの状態)には負となり、さらに離れすぎのデフォーカ
ス時(図6Cの状態)には正となる。
【0034】また、対物レンズ204より光磁気ディス
ク111に照射されるレーザビームのスポットがオント
ラックとなるときは、フォトディテクタ213,214
にそれぞれ照射されるレーザビームのスポットの左右の
光強度分布は対称となり、一方対物レンズ204より光
磁気ディスク111に照射されるレーザビームのスポッ
トがデトラックとなるときは、フォトディテクタ21
3,214にそれぞれ照射されるレーザビームのスポッ
トの左右の光強度分布は非対称となる。
【0035】そのため、図7に示すように、フォトディ
テクタ213のフォトダイオードAの検出信号およびフ
ォトディテクタ214のフォトダイオードC′の検出信
号の合成値から、フォトディテクタ213のフォトダイ
オードCの検出信号およびフォトディテクタ214のフ
ォトダイオードA′の検出信号の合成値を減算すること
でトラッキングエラー信号STEを得ることが可能とな
る。このトラッキングエラー信号STEは、オントラック
時には0となり、デトラック時にはずれの方向に応じて
正または負となる。
【0036】フォトディテクタ213のフォトダイオー
ドA,Cの検出信号をSa,Scとし、フォトディテク
タ214のフォトダイオードA′,C′の検出信号をS
a′,Sc′とすると、光ピックアップ117の増幅回
路部(図示せず)で以下の演算が行われ、フォーカスエ
ラー信号STEおよびトラッキングエラー信号STEが生成
される。 SFE=(Sa+Sc)−(Sa′+Sc′) STE=(Sa+Sc′)−(Sc+Sa′)
【0037】また、図1に戻って、ドライブ100は、
CPU(central processing unit)を備えるサーボコ
ントローラ141を有している。このサーボコントロー
ラ141には、光ピックアップ117で生成されるフォ
ーカスエラー信号SFE、トラッキングエラー信号STEお
よび和信号SRF、さらに上述した周波数発電機114よ
り出力される周波数信号SFGが供給される。
【0038】サーボコントローラ141の動作は、後述
するシステムコントローラ151によって制御される。
このサーボコントローラ141によって、トラッキング
コイルやフォーカスコイル、さらには光ピックアップ1
17を半径方向(ラジアル方向)に移動させるための送
りモータを含むアクチュエータ145が制御され、トラ
ッキングやフォーカスのサーボが行われ、また光ピック
アップ117の半径方向への移動が制御される。また、
サーボコントローラ141によってスピンドルモータ1
13の回転が制御され、上述したように記録時や再生時
に光磁気ディスク111が3000rpmで回転するよ
うに制御される。
【0039】また、ドライブ100は、CPUを備える
システムコントローラ151と、データバッファ152
と、ホストコンピュータとの間でデータやコマンドの送
受を行うためのホストインタフェース、例えばSCSI
(Small Computer System Interface)153とを有し
ている。システムコントローラ151はシステム全体を
制御するためのものである。
【0040】また、ドライブ100は、ホストコンピュ
ータからインタフェース153を通じて供給される書き
込みデータに対して誤り訂正符号の付加を行うと共に、
後述するデータ復調器160の出力データに対して誤り
訂正を行うためのECC(error correction code)回
路154と、このECC回路154で誤り訂正符号が付
加された書き込みデータのデータビット列をRLL(Ru
n Length Limited)変調ビットに変換し、その後にNR
ZIデータに変換して記録データDrを得るデータ変調
器155とを有している。
【0041】ここで、RLL変調としては、例えば
(1,7)RLL変調が使用される。この(1,7)R
LL変調は、2ビットのデータを3チャネルビットに変
換することにより、チャネルビットの1と1との間に入
る0の数を1から7までの間に制限したものである。そ
して、NRZIデータは、チャネルビットの1を極性反
転、0を極性非反転に対応づけたものである。この場
合、極性反転の間隔は、2チャネルビットから8チャネ
ルビットの間となる。
【0042】また、ドライブ100は、光ピックアップ
117より得られる再生信号SMOや和信号SRFに対し
て、波形等化処理、2値化処理およびデータ検出処理等
をして、ヘッダ部分や光磁気記録部の再生データDpを
得る読み出し処理回路156と、この再生データDpに
対して復調処理等をしてアドレスデータ(トラック番号
およびセクタ番号の情報)や読み出しデータを得るデー
タ復調器160とを有している。データ復調器160で
得られるアドレスデータは、システムコントローラ15
1に供給され、記録位置や再生位置の管理に使用され
る。
【0043】次に、図1に示す光磁気ディスクドライブ
100の動作を説明する。ホストコンピュータよりシス
テムコントローラ151にデータライトコマンドが供給
される場合には、データ書き込み(記録)が行われる。
この場合、インタフェース153で受信されてデータバ
ッファ152に格納されているホストコンピュータから
の書き込みデータに対して、ECC回路154で誤り訂
正符号の付加が行われ、さらにデータ変調器155でR
LL変調ビットへの変換やNRZIデータへの変換が行
われる。
【0044】データ変調器155よりレーザドライバ1
18にNRZIデータとしての記録データDrが供給さ
れ、光磁気ディスク111のターゲット位置としてのデ
ータフィールドに記録データDrが記録される。この場
合、光磁気ディスク111の記録膜がキュリー温度に達
するような高いパワーのレーザビームが光ピックアップ
117から光磁気ディスク111に照射される。
【0045】また、ホストコンピュータよりシステムコ
ントローラ151にデータリードコマンドが供給される
場合には、光磁気ディスク111のターゲット位置より
データ読み出し(再生)が行われる。この場合、光ピッ
クアップ117により、光磁気ディスク111のターゲ
ット位置としてのデータフィールドより再生信号SMOが
得られる。この再生信号SMOに対して読み出し処理回路
156で波形等化処理、二値化処理、データ検出処理等
が行われて再生データDpが得られる。
【0046】この再生データDpに対して、データ復調
器160で復調処理が行われ、さらにECC回路154
で誤り訂正が行われて読み出しデータが得られる。この
読み出しデータはデータバッファ152に一旦格納さ
れ、その後に所定タイミングでインタフェース153を
介してホストコンピュータに送信される。
【0047】次に、図8を参照して、サーボコントロー
ラ141内のフォーカスサーボ系300の構成について
説明する。
【0048】このフォーカスサーボ系300は、この系
の動作を制御するコントローラとしてのCPU(Central
Processing Unit)301と、フォーカスエラー信号SF
Eにヘッダ部分の信号が漏れ込むのを防止するサンプル
ホールド回路302と、このサンプルホールド回路30
2の出力信号より低域成分(例えばカットオフ周波数が
3kHz)を抽出するローパスフィルタ303と、2軸
アクチュエータの高次共振を抑制するために、ローパス
フィルタ303の出力信号より20kHz付近のゲイン
を落とすノッチフィルタ304と、このノッチフィルタ
304の出力信号に対して低域での位相遅れ補償をする
位相補償回路305とを備えている。
【0049】また、フォーカスサーブ系300は、位相
補償回路305より出力されるフォーカスエラー信号S
FE、または、CPU301よりD/Aコンバータ306
を介して出力される、フォーカス引き込み動作時に対物
レンズを強制的に移動させていくためのサーチ信号SSR
Tと、CPU301よりD/Aコンバータ307を介し
て出力されるフォーカスオフセット信号(オフセットバ
イアス)SFOFとを加算するための加算器308と、こ
の加算器308の出力信号によってアクチュエータ14
5(図1参照)を構成するフォーカスコイル310を駆
動するドライブ回路309とを有している。ここで、位
相補償回路305と加算器308との間には接続スイッ
チ311が挿入されると共に、D/Aコンバータ306
と加算器308との間には接続スイッチ312が挿入さ
れている。
【0050】また、フォーカスサーボ系300は、ロー
パスフィルタ303で帯域が制限されたフォーカスエラ
ー信号SFEを閾値Vth1と閾値−Vth1との間にあるか否
かを検出するコンパレータ313と、和信号SRFが閾値
Vth2より大きいか否かを検出するコンパレータ314
とを有している。これらコンパレータ313,314の
検出信号はCPU301に供給され、後述するフォーカ
ス引き込み時の動作において使用される。
【0051】図8に示すフォーカスサーボ系300にお
いて、フォーカス引き込み時の動作は、以下のように行
われる。まず、接続スイッチ311をオフとしてフォー
カスサーボループをオープンとする。次に、接続スイッ
チ312をオンとし、サーチ信号SSRTを徐々に変化さ
せていき、対物レンズを光磁気ディスク111に対して
離れた位置から近づく方向に移動させていく。
【0052】CPU301は、コンパレータ313,3
14の検出信号に基づいて、和信号SRFが閾値Vth2よ
りも大きく、かつフォーカスエラー信号SFEの振幅がV
th1より小さくなって、引き込み領域に入ったと判断す
るとき(図9参照)、接続スイッチ311をオンとして
サーボループを閉じると共に、接続スイッチ312をオ
フとする。これにより、フォーカスサーボが動作し、フ
ォーカスの引き込み動作が完了する。
【0053】上述したように、光磁気ディスク111
は、ゾーン0〜ゾーン15までの16ゾーンの記録領域
を備えている。上述したフォーカスサーボ系300にお
いて、CPU301よりD/Aコンバータ307を介し
て出力されるフォーカスオフセット信号SFOFは、光ピ
ックアップ117が位置するゾーンに対応した値とされ
る。各ゾーンにおけるフォーカスオフセットは、フォー
カスオフセットキャリブレーション時に設定され、メモ
リ315に格納されている。なお、書き込み時とリード
時で必要とするフォーカスオフセットは異なるが、書き
込み時のフォーカスオフセットは読み出し時のフォーカ
スオフセットを一定値だけシフトしたものとなるため、
フォーカスオフセットキャリブレーション時には、読み
出し時に必要とするフォーカスオフセットのみ求められ
る。
【0054】図10のフローチャートを参照して、CP
U301における、フォーカスオフセットキャリブレー
ションの動作を説明する。まず、ステップST1で、外
周テスト領域(第1のテスト領域TAR1)を使用する
第1のモードとする。そして、ステップST2で、フォ
ーカスオフセットをセットする。この例では、フォーカ
スオフセットを基準値FR(工場出荷時に不揮発性メモ
リ(図8には図示せず)に記憶されている)を中心に例
えば−1μm〜1μmの間で順次変更していくものと
し、最初はFR−1μmにセットされる。この場合、図
8に示すフォーカスサーボ系300において、CPU3
01よりD/Aコンバータ307を介して出力されるフ
ォーカスオフセット信号SFOFは、セットされるフォー
カスオフセットだけ対物レンズを移動させるのに必要な
レベルの信号となる。
【0055】次に、ステップST3で、フォーカスオフ
セットがFR−1μmにセットされ、かつフォーカスサ
ーボが動作している状態で、光ディスク200の第1の
テスト領域TAR1の1周内に存在する3セクタSE1
〜SE3(図11A参照)で再生された再生信号より得
られるデータのエラーレートの平均を求める。この場
合、エラーレートの情報は、システムコントローラ15
1より供給される。同様に、ステップST4で、光ディ
スク200の第1のテスト領域TAR1の1周内に存在
する4セクタSE1〜SE4(図11B参照)で再生さ
れた再生信号より得られるデータのエラーレートの平均
を求める。
【0056】次に、ステップST5で、全てのフォーカ
スオフセット(FR−1μm、FR−0.8μm、FR
−0.6μm、FR−0.4μm、FR−0.2μm、
FRμm、FR+0.2μm、FR+0.4μm、FR
+0.6μm、FR+0.8μm、FR+1μm)につ
いてエラーレートの平均を求めたか否かを判定する。全
てのフォーカスオフセットについてエラーレートの平均
を求めていないときは、ステップST2に戻って、次の
フォーカスオフセットをセットして上述した動作を繰り
返し実行する。
【0057】ステップST5で、全てのフォーカスオフ
セットについてエラーレートの平均を求めているとき
は、ステップST6に進む。このステップST6では、
1周3セクタに係るフォーカスオフセットとエラーレー
トとの関係を示す二次近似曲線を求め、エラーレートが
最小となるようなフォーカスオフセットを求める(図1
3参照)。同様に、ステップST7で、1周4セクタに
係るフォーカスオフセットとエラーレートとの関係を示
す二次近似曲線を求め、エラーレートが最小となるよう
なフォーカスオフセットを求める。
【0058】次に、ステップST8で、1周3セクタで
求めたフォーカスオフセットと、1周4セクタで求めた
フォーカスオフセットとを加算平均して、最終フォーカ
スオフセットとする。なお、単なる加算平均ではなく、
重み付けをして平均することも考えられる。
【0059】次に、ステップST9で、第2のモードで
あるか否かを判定する。第1のモードであるときは、ス
テップST10に進み、内周テスト領域(第2のテスト
領域TAR2)を使用する第2のモードとし、ステップ
ST2に戻り、上述した第1のモードと同様の動作を繰
り返し実行し、ステップST8で、第2のモードに係る
最終フォーカスオフセットを得るようにする。
【0060】ステップST9で、第2のモードであると
きは、第1および第2のモードにおける最終フォーカス
オフセットを求める処理が終了しているので、ステップ
ST11に進む。このステップST11では、第1およ
び第2のモードで求めた最終フォーカスオフセットを用
いて、光磁気ディスク111のゾーン0〜ゾーン15ま
での記録領域におけるフォーカスオフセットを、例えば
直線補間等の処理によって求める。
【0061】そして、このように求めた各ゾーンのフォ
ーカスオフセットを、ステップST12で、読み出し時
のフォーカスオフセットとしてメモリ315に記憶し、
フォーカスオフセットキャリブレーションの動作を終了
する。
【0062】なお、上述したフォーカスオフセットキャ
リブレーションの動作は、例えば、一定時間毎に周期的
に行われ、あるいは所定の温度変化がある毎に行われ、
さらには読み出しや書き込みの動作が行われる直前に行
われる。
【0063】以上説明したように、本実施の形態におい
ては、光磁気ディスク111の1周内の3セクタで実行
されたキャリブレーション結果(150Hzの外乱によ
るフォーカス追従誤差によって大きなばらつきが生じ
る)と、光ディスクの1周内の4セクタで実行されたキ
ャリブレーション結果(200Hzの外乱によるフォー
カス追従誤差によって大きなばらつきが生じる)とを加
算平均等して最終的なフォーカスオフセットの設定値を
得るようにしたので、双方のキャリブレーション結果が
互いに補完し合う関係となり、設定されるフォーカスオ
フセットのばらつきを軽減できる。
【0064】なお、上述実施の形態においては、再生信
号の品質を、再生信号より得られるデータのエラーレー
トより判断するものを示したが、再生信号のジッタやア
シンメトリ等によって、あるいはそれらを組み合わせて
判断するようにしてもよい。
【0065】また、上述実施の形態においては、1周内
の3セクタおよび4セクタでキャリブレーションを実行
するものを示したが、一般的に1周内の奇数セクタおよ
び偶数セクタでキャリブレーションを実行することで、
同様の作用効果を得ることができる。
【0066】また、上述実施の形態においては、光ディ
スクが光磁気ディスク111であるものを示したが、こ
の発明は、その他の光ディスクを取り扱う光ディスクド
ライブにも同様に適用することができる。
【0067】また、上述実施の形態においては、フォー
カスサーボ方式として、いわゆるビームサイズ検出方式
を採用したものを示したが、この発明はその他の方式に
よるフォーカスサーボが行われるものにも同様に適用で
きる。
【0068】
【発明の効果】この発明によれば、光ディスクの1周内
の奇数セクタで実行されたキャリブレーション結果と、
光ディスクの1周内の偶数セクタで実行されたキャリブ
レーション結果とに基づいてフォーカスオフセットの設
定値を得るものであり、フォーカスオフセットの設定値
のばらつきを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としての光磁気ディスクドライブの
構成を示すブロック図である。
【図2】光磁気ディスクのレイアウトを示す図である。
【図3】光磁気ディスクの各ゾーンの詳細情報を示す図
である。
【図4】光磁気ディスクのゾーン0、ゾーン15のID
長、ID間隔を比較して示す図である。
【図5】光ピックアップの光学系の構成を示す図であ
る。
【図6】フォーカスエラーの検出原理を説明するための
図である。
【図7】トラッキングエラーの検出原理を説明するため
の図である。
【図8】フォーカスサーボ系の構成を示すブロック図で
ある。
【図9】フォーカス引き込みを説明するための図であ
る。
【図10】フォーカスオフセットキャリブレーションの
動作を示すフローチャートである。
【図11】キャリブレーションの実行位置を説明するた
めの図である。
【図12】従来のキャリブレーションの実行位置を説明
するための図である。
【図13】フォーカスオフセットとエラーレートとの関
係を示す図である。
【図14】フォーカス追従誤差(外乱150Hz時)が
ある場合における3セクタによるキャリブレーションを
説明するための図である。
【図15】フォーカス追従誤差(外乱200Hz時)が
ある場合における3セクタによるキャリブレーションを
説明するための図である。
【図16】フォーカス追従誤差(外乱200Hz時)が
ある場合における4セクタによるキャリブレーションを
説明するための図である。
【図17】フォーカス追従誤差(外乱150Hz時)が
ある場合における4セクタによるキャリブレーションを
説明するための図である。
【符号の説明】
100・・・光磁気ディスクドライブ、111・・・光
磁気ディスク、115・・・バイアスマグネット、11
7・・・光ピックアップ、118・・・レーザドライ
バ、141・・・サーボコントローラ、145・・・ア
クチュエータ、151・・・システムコントローラ、1
52・・・データバッファ、153・・・ホストインタ
フェース、154・・・ECC回路、155・・・デー
タ変調器、156・・・読み出し処理回路、160・・
・データ復調器、300・・・フォーカスサーボ系、3
10・・・フォーカスコイル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクに対する光ピックアップのフ
    ォーカスのエラー信号に、フォーカスオフセットに対応
    した信号を加算し、その加算信号に基づいてフォーカス
    サーボを行うようにした光ディスクドライブにおいて、 上記フォーカスオフセットを複数の値に順次変更するフ
    ォーカスオフセット変更手段と、 上記フォーカスオフセットの上記各変更値のうち、上記
    光ディスクより上記光ピックアップで再生された上記光
    ディスクの1周内の奇数セクタで得られた再生信号の品
    質が最良となる第1の変更値を求める第1の変更値取得
    手段と、 上記フォーカスオフセットの上記各変更値のうち、上記
    光ディスクより上記光ピックアップで再生された上記光
    ディスクの1周内の偶数セクタで得られた再生信号の品
    質が最良となる第2の変更値を求める第2の変更値取得
    手段と、 上記求められた第1および第2の変更値に基づいて、記
    録時または再生時に使用されるフォーカスオフセットの
    設定値を得るフォーカスオフセット取得手段と、 上記得られたフォーカスオフセットの設定値をメモリに
    記憶する記憶手段とを備えることを特徴とする光ディス
    クドライブ。
  2. 【請求項2】 上記フォーカスオフセット変更手段は、
    予め与えられた基準値を中心に上記フォーカスオフセッ
    トを変更することを特徴とする請求項1に記載の光ディ
    スクドライブ。
  3. 【請求項3】 上記第1の変更値取得手段および上記第
    2の変更値取得手段は、それぞれ上記光ディスクのテス
    ト領域より上記光ピックアップで再生された再生信号よ
    り上記第1の変更値および上記第2の変更値を求めるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光ディスクドライブ。
  4. 【請求項4】 上記第1の変更手段および上記第2の変
    更手段は、それぞれ上記再生信号より得られるデータの
    エラーレートより上記再生信号の品質を判断することを
    特徴とする請求項1に記載の光ディスクドライブ。
  5. 【請求項5】 上記光ディスクは、半径方向に分割され
    た複数ゾーンの記録領域を有すると共に、上記テスト領
    域として、最外周側のゾーンの記録領域より外周側に設
    けられた第1のテスト領域と、最内周側のゾーンの記録
    領域より内周側に設けられた第2のテスト領域とを有
    し、 上記第1の変更値取得手段および上記第2の変更値取得
    手段は、それぞれ上記第1のテスト領域より上記光ピッ
    クアップで再生された再生信号より上記第1の変更値お
    よび上記第2の変更値を求めると共に、上記第2のテス
    ト領域より上記光ピックアップで再生された再生信号よ
    り上記第1の変更値および上記第2の変更値を求め、 上記フォーカスオフセット取得手段は、上記第1のテス
    ト領域より再生された再生信号より求められた上記第1
    の変更値および上記第2の変更値と、上記第2のテスト
    領域より再生された再生信号より求められた上記第1の
    変更値および上記第2の変更値とに基づいて、上記複数
    ゾーンの記録領域のそれぞれに対応したフォーカスオフ
    セットの設定値を得ることを特徴とする請求項3に記載
    の光ディスクドライブ。
  6. 【請求項6】 上記奇数セクタは3セクタであり、上記
    偶数セクタは4セクタであることを特徴とする請求項1
    に記載の光ディスクドライブ。
  7. 【請求項7】 上記フォーカスオフセット取得手段は、
    上記第1の変更値および上記第2の変更値を加算平均し
    て上記フォーカスオフセットの設定値を得ることを特徴
    とする請求項1に記載の光ディスクドライブ。
  8. 【請求項8】 上記フォーカスオフセット変更手段、上
    記第1の変更値取得手段、上記第2の変更値取得手段お
    よび上記フォーカスオフセット取得手段を動作させて上
    記フォーカスオフセットの設定値を一定時間毎に得るよ
    うに制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする
    請求項1に記載の光ディスクドライブ。
  9. 【請求項9】 上記フォーカスオフセット変更手段、上
    記第1の変更値取得手段、上記第2の変更値取得手段お
    よび上記フォーカスオフセット取得手段を動作させて上
    記フォーカスオフセットの設定値を所定の温度変化があ
    る毎に得るように制御する制御手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項1に記載の光ディスクドライブ。
  10. 【請求項10】 光ディスクに対する光ピックアップの
    フォーカスのエラー信号に、フォーカスオフセットに対
    応した信号を加算し、その加算信号に基づいてフォーカ
    スサーボを行うようにした光ディスクドライブにおける
    フォーカスオフセットキャリブレーション方法におい
    て、 上記フォーカスオフセットを複数の値に順次変更するス
    テップと、 上記フォーカスオフセットの上記各変更値のうち、上記
    光ディスクより上記光ピックアップで再生された上記光
    ディスクの1周内の奇数セクタで得られた再生信号の品
    質が最良となる第1の変更値を求めるステップと、 上記フォーカスオフセットの上記各変更値のうち、上記
    光ディスクより上記光ピックアップで再生された上記光
    ディスクの1周内の偶数セクタで得られた再生信号の品
    質が最良となる第2の変更値を求めるステップと、 上記求められた第1および第2の変更値に基づいて、記
    録時または再生時に使用されるフォーカスオフセットの
    設定値を得るステップと、 上記得られたフォーカスオフセットの設定値をメモリに
    記憶するステップとを備えることを特徴とする光ディス
    クドライブのフォーカスオフセットキャリブレーション
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007114389A1 (ja) * 2006-03-31 2007-10-11 Pioneer Corporation 光ピックアップ及び情報機器
US20120026273A1 (en) * 2009-04-15 2012-02-02 Timothy Wagner Focusing a laser on a label surface of an optical disc

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