JP2002015174A - 車両に係るサービス提供システム - Google Patents

車両に係るサービス提供システム

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JP2002015174A
JP2002015174A JP2000153226A JP2000153226A JP2002015174A JP 2002015174 A JP2002015174 A JP 2002015174A JP 2000153226 A JP2000153226 A JP 2000153226A JP 2000153226 A JP2000153226 A JP 2000153226A JP 2002015174 A JP2002015174 A JP 2002015174A
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computer
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Masashi Onoe
正志 尾上
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Tsubasa System Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両に係る複数種類のサービスの代金の支払い
を一元化することができる車両に係るサービス提供シス
テムを提供する。 【解決手段】車両に係るサービス提供システムによる
と、顧客が同時に複数種類のサービスの契約を所望する
場合に、顧客の個人情報,サービスの客体となる車両に
係る情報,所望の各サービスに係る情報に基づいて各サ
ービスの料金が算出される。次に、各サービスの料金を
含む顧客の支払合計金額が算出される。そして、支払合
計金額を対象としてローンの返済条件が設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両を所有するに
あたって必要とされるサービスを提供する車両に係るサ
ービス提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車を所有するにあたって
は、自動車販売サービスに加え、自動車保険,車両の点
検整備や車検整備,車両の損傷修理,ロードサービスと
いった様々な付帯サービスを受ける必要がある。
【0003】従来、自動車を所有しようとする者又は自
動車の所有者は、上記した各サービスの提供を受ける場
合には、夫々のサービスを提供する個別の事業体との間
で、現状に鑑みたサービス内容に係る契約を交わし、サ
ービスの代金を支払わねばならない。
【0004】例えば、或る者が自動車を購入する場合に
は、自動車販売会社との間で販売契約を結び、代金を支
払う。また、自動車の購入にあたって自動車保険に加入
する場合には、保険会社との間で保険契約を結び、保険
料を支払う。或いは、自動車の整備又は修理を行う場合
には、自動車の整備会社との間で整備又は修理に係る契
約を結び、代金を支払う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現状では、各サービス
に対する料金は、サービスに係る契約を結んだ時点で個
別に支払っている。このため、或る者が複数種類のサー
ビス契約を結び、各サービスの代金をローンにより支払
おうとすると、各サービスの代金に対するローン契約を
結ばなければならなかった。このため、サービスを受け
る者は、複数のローン契約内容を把握・管理しなければ
ならないので煩雑であった。
【0006】また、整備会社との間で整備サービスの提
供を受ける契約を結んだ者は、その整備会社でしか整備
サービスを受けることができなかった。これに対し、整
備サービスの利用者は、事前に自動車の整備サービスの
契約を料金前払いで締結しておき、その後、整備サービ
スの提供を受ける時期に、そのときの都合で複数の整備
会社の中から何れかを選択し、選択した整備会社におい
て契約に従った自動車の整備サービスを受けたいという
要望があった。
【0007】本発明の目的は、上記問題に鑑みなされた
ものであり、車両に係る複数種類のサービスを受ける場
合に、複数種類のサービスの代金の支払いを一元化する
ことができる車両に係るサービス提供システムを提供す
ることである。
【0008】また、本発明の目的は、複数の整備サービ
ス業者から顧客が選択した何れの整備サービス業者にお
いても、同じ料金且つ同じ整備内容で整備サービスを受
けることを可能にする整備サービスの提供システムを提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため以下のようにした。即ち、本発明の第1の発
明は、車両に係るサービス提供システムであり、車両の
販売,自動車保険,車両保険,車両のメンテナンス,自
動車検査サービス,ロードサービスのうち二種類以上の
サービス提供を契約するための情報を顧客に提示する提
示手段と、顧客が提示された情報に従って同時に複数種
類のサービス提供を契約する場合に、契約対象の各サー
ビスの料金を算出する料金算出手段と、前記料金算出手
段によって算出された各サービスの料金を含む顧客の支
払合計金額を算出する合計額算出手段と、前記合計額算
出手段によって算出された支払合計金額を対象として、
ローン契約による借入金の返済条件を設定するローン契
約設定手段とを備える。
【0010】また、本発明の第2の発明は、車両の整備
サービス提供システムであり、料金の前払いを条件に含
む車両の整備サービスの提供の契約を顧客に提示する提
示手段と、提示された整備サービス契約が締結された場
合に、締結された整備サービス契約の内容を記憶する記
憶手段と、車両の整備を依頼された場合に、前記記憶手
段に記憶された整備サービス契約の内容に基づいて当該
車両を対象とする整備サービス契約が締結されているか
否かを判定する判定手段と、整備サービス契約が締結さ
れている場合に、整備サービス契約の内容に従った整備
内容を出力する出力手段とを備える。
【0011】
【発明の実施の形態】〔本発明の詳細〕以下、上記した
本発明による第1及び第2の発明の詳細を説明する。
【0012】本発明による第1の発明は、車両に係るサ
ービスの提供システムであり、車両に係るサービスの提
供を受ける契約を支援するシステム(車両に係るサービ
スの提供契約の支援システム(方法))として機能する。
【0013】本発明において、「車両」は、乗用車(軽
自動車を含む),貨物車(軽貨物車を含む)等の自動車,
自動二輪,特殊車両等を含む概念である。「車両に係る
サービス」は、例えば、車両の販売,自動車保険,車両
保険,車両のメンテナンス(例えば、定期メンテナン
ス),自動車検査サービス,ロードサービスである。そ
の他に、車両をサービスの客体(対象)とするあらゆるサ
ービスを含む。
【0014】図17は、第1の発明を説明するフローチ
ャートである。図17において、本システムは、顧客に
対し、車両の販売,自動車保険,車両保険,車両のメン
テナンス,自動車検査サービス,ロードサービスのうち
二以上のサービスについて提供を受けるための契約を結
ぶための情報を顧客に提示する(S01)。次に、本シス
テムは、顧客が提示された情報に従って同時に複数種類
のサービス提供を契約する場合に、契約対象の各サービ
スの料金を算出する(S02)。次に、本システムは、算
出した各サービスの料金を含む顧客の支払合計金額を算
出する(S03)。次に、本システムは、算出した支払合
計金額を対象として、ローン契約による借入金の返済条
件を設定する(S04)。
【0015】このように、第1の発明のシステムによる
と、顧客が契約を所望した複数の各サービスの料金を含
む支払合計額がローンの対象となる。従って、顧客は、
車両に係る複数種類のサービスを受ける場合に、その代
金の支払いを一元化することができる。
【0016】本システムは、上述したS01〜S04の
ステップを実現するにあたって、コンピュータシステム
又はコンピュータネットワークシステムを用いる。例え
ば、本システムは、提示手段,記憶手段,料金算出手
段,合計額算出手段及び返済条件設定手段を或るコンピ
ュータが備える構成としても良い。或いは、複数のコン
ピュータがネットワークを通じて接続されたネットワー
クシステムにおいて、各コンピュータが上記した手段の
少なくとも1つを備え、各手段が各コンピュータで実現
されるようにしても良い。このとき、各コンピュータが
上記手段を実現するための情報又はデータを他のコンピ
ュータから得るようにしても良い。また、複数のコンピ
ュータが料金算出手段を有し、各サービスの料金が異な
るコンピュータにて算出されるようにしても良い。さら
に、本システムは、設定されたローンの返済条件を審査
する審査手段(を有するコンピュータ)をさらに備えてい
ても良い。
【0017】提示手段,料金算出手段,合計額算出手段
及び返済条件設定手段は、例えば、CPU,MPU等の
プロセッサ装置が記録媒体に記録されたプログラムをメ
インメモリにロードして実行することにより実現され
る。提示手段を備えるコンピュータは、各サービスの提
供場所に設置されるコンピュータであっても良く、顧客
が所有又は占有する(例えば家庭に設置された)コンピュ
ータであっても良い。
【0018】提示された情報に対し、例えば、契約に必
要な情報として、顧客の個人情報,サービスの客体(対
象)となる車両に係る情報,提供を受けるサービスの内
容に係る情報を入力するようにする。また、ローン契約
を結ぶ場合に、ローンの返済条件を決定するための情報
を入力するようにする。
【0019】記憶手段は、例えば、RAM,EPRO
M,EEPROM,不揮発性メモリ,フロッピー(登録
商標)ディスク,ハードディスク等の磁気ディスク,光
ディスク,光磁気ディスク等の読み書き可能な記録媒体
を用いることができる。
【0020】本システムは、S02において、料金算出
手段が、顧客が同時に複数種類のサービス提供を契約す
る場合に、契約対象のサービスのうち少なくとも一つの
サービスの料金を、そのサービスのみが契約される場合
よりも低い金額で算出する構成とすることができる。
【0021】また、本システムは、S02において、料
金算出手段が、顧客が自動車保険を契約する場合に、自
動車保険の対象車両が保険料割引対象に該当する安全装
備を有するときには、当該安全装備がない場合に比べて
低い金額の自動車保険料を算出する構成とすることがで
きる。
【0022】また、本システムは、S03において、料
金算出手段は、顧客が同時に自動車保険とロードサービ
スとを契約する場合に、自動車保険の料金をロードサー
ビスが契約されない場合よりも低い金額で算出する構成
とすることができる。
【0023】また、本システムは、提示手段が、顧客が
車両を購入する(車両の販売サービスの提供を受ける(契
約する))場合に、料金の前払いを条件に含む販売対象の
車両に対する自動車保険の契約を促す情報を提示する構
成とすることもできる。
【0024】また、本システムは、提示手段が、顧客が
車両を購入する場合に、料金の前払いを条件に含む販売
対象の車両に対する車両保険の契約を促す情報を提示す
る構成とすることもできる。
【0025】また、本システムは、提示手段が、顧客が
車両を購入する場合に、料金の前払いを条件に含む販売
対象の車両に対するメンテナンスの契約を促す情報を提
示する構成とすることもできる。
【0026】また、本システムは、提示手段が、顧客が
車両を購入する場合に、料金の前払いを条件に含む販売
対象の車両に対する自動車検査サービスの契約を促す情
報を提示する構成とすることもできる。
【0027】また、本システムは、提示手段が、顧客が
車両を購入する場合に、料金の前払いを条件に含む販売
対象の車両に対するロードサービスの契約を促す情報を
提示する構成とすることもできる。
【0028】また、本発明は、顧客が車両の買い戻し条
件付き販売契約によって車両を購入する場合に、販売対
象の車両の所定の買い戻し時期における残存価格を算出
する残存価格算出手段をさらに備え、残存価格算出手段
は、顧客が車両の買い戻し条件付き販売契約と同時に販
売対象車両に対する料金の前払いを前提としたメンテナ
ンス及び/又は自動車検査サービスを契約する場合に、
買い戻し時期における前記車両の残存価格を、メンテナ
ンス及び/又は自動車検査サービスが契約されない場合
よりも高い金額で算出する構成とすることもできる。
【0029】また、本システムは、車両の販売,自動車
保険,車両保険,車両のメンテナンス,自動車検査サー
ビス,ロードサービスのうちの二種類以上のサービス提
供について顧客が契約するための情報を提示するととも
に、顧客が提示された情報に基づいて契約を所望する複
数種類のサービスを選択し且つ選択された各サービスの
契約に必要な情報を入力するための入力画面の情報を、
要求に応じて出力する画面情報出力手段をさらに備える
構成とすることもできる。
【0030】画面情報出力手段は、例えば、プロセッサ
装置によるプログラム実行によって表示される。出力さ
れた入力画面の情報は、画面情報出力手段を備えるコン
ピュータに接続された表示装置(CRTやLCD)に表示
される,或いは、ネットワークを通じて他のコンピュー
タに与えられ、当該他のコンピュータに接続された表示
装置に表示される。例えば、画面情報出力手段は、入力
画面の情報を、インターネットを通じて伝送されWWW
ブラウザにて閲覧されるホームページの情報として出力
(送信)する。
【0031】また、第1の発明は、車両の販売,自動車
保険,車両保険,車両のメンテナンス,自動車検査サー
ビス,ロードサービスのうち二種類以上のサービス提供
を契約するための情報を顧客に提示し、顧客が提示され
た情報に従って同時に複数種類のサービス提供を契約す
る場合に、契約対象の各サービスの料金を算出し、算出
した各サービスの料金を含む顧客の支払合計金額を算出
し、算出した支払合計金額を対象として、ローン契約に
よる借入金の返済条件を設定することを含む車両に係る
サービス提供方法として特定できる。
【0032】本方法は、顧客が同時に複数種類のサービ
ス提供を契約する場合に、契約対象のサービスのうち少
なくとも一つのサービスの料金を、そのサービスのみが
契約される場合よりも低い金額で算出する構成とするこ
ともできる。
【0033】また、本方法は、顧客が自動車保険を契約
する場合に、自動車保険の対象車両が保険料割引対象に
該当する安全装備を有するときには、当該安全装備がな
い場合に比べて低い金額の自動車保険料を算出する構成
とすることもできる。
【0034】また、本方法は、顧客が同時に自動車保険
とロードサービスとを契約する場合に、自動車保険の料
金をロードサービスが契約されない場合よりも低い金額
で算出する構成とすることもできる。
【0035】本発明による第2の発明は、整備サービス
の提供システムである。図18は、第2の発明を説明す
るフローチャートである。図18において、本システム
は、料金の前払いを条件に含む車両の整備サービスの提
供の契約を顧客に提示する(S11)。次に、本システム
は、提示された整備サービス契約が締結された場合に、
締結された整備サービス契約の内容を記憶する(S1
2)。次に、本システムは、車両の整備を依頼された場
合に、前記記憶手段に記憶された整備サービス契約の内
容に基づいて当該車両を対象とする整備サービス契約が
締結されているか否かを判定する(S13)。次に、整備
サービス契約が締結されている場合に、整備サービス契
約の内容に従った整備内容を出力する(S14)。
【0036】また、第2の発明は、単数又は複数の第1
コンピュータと、第1コンピュータにネットワークを通
じて接続された第2コンピュータと、車両の整備場所に
設置され第2コンピュータにネットワークを通じて接続
された第3コンピュータとを備え、第1コンピュータ
は、料金の前払いを前提とした車両の整備サービスの提
供の契約を提示する提示手段と、提示された整備サービ
ス契約が締結された場合に、締結された整備サービス契
約の内容を第2コンピュータに通知する通知手段とを有
し、第2コンピュータは、第1コンピュータから通知さ
れた整備サービス契約の内容を記憶する記憶手段を有
し、第2コンピュータ又は第3コンピュータは、車両の
整備を依頼された場合に、記憶手段に記憶された整備サ
ービス契約の内容に基づいて当該車両を対象とする整備
サービス契約が締結されているか否かを判定する判定手
段を有し、第3コンピュータは、整備サービス契約が締
結されている場合に、当該整備サービス契約の内容に従
った整備内容を出力する出力手段とを有する整備サービ
スの提供システムとして特定することができる。
【0037】第2の発明のシステムによると、提示され
た情報に従って、料金前払いで整備サービス契約を締結
すると、その内容が記憶手段に登録される。その後、顧
客が整備業者に整備を依頼すると、記憶手段に登録され
た情報を用いて整備サービス契約が締結されているか否
かが判定される。そして、締結されていれば、その整備
内容が表示装置に表示出力,或いは、プリンタから印刷
出力される。その後、整備内容に従って、車両に対する
整備サービスが施される。
【0038】ここで、料金は前払いであるので一定であ
る。また、整備は、契約に従った整備内容で行われるの
で、整備内容も一定である。従って、本システムを用
い、車両の整備を依頼する整備サービス業者を複数の中
から顧客が選択できるようにすれば、顧客は、何れの整
備サービス業者においても、同じ料金且つ同じ整備内容
で整備サービスを受けることができる。
【0039】第2の発明がネットワークシステムで構成
される場合、各第1コンピュータは、整備サービス契約
の締結を支援するコンピュータとして機能する。第2コ
ンピュータは、各第1コンピュータを用いて締結された
整備サービス契約の内容を一元管理するサーバとして機
能する。各第3コンピュータは、契約の締結の有無及び
その内容を第2コンピュータに問い合わせるコンピュー
タとして機能する。
【0040】判定手段及び出力手段は、例えば、プロセ
ッサ装置のプログラム実行によって実現される。第1の
コンピュータは、整備サービスの提供場所(整備会社)に
設置されるようにしても良いが、その他の場所,例え
ば、車両販売,保険,ロードサービス等の他のサービス
の提供場所に設置されるようにしても良い。第1コンピ
ュータは、顧客に所有又は占有される(例えば家庭に設
置される)コンピュータであっても良い。このとき、第
1コンピュータを、WWWサーバから整備サービスの情
報を含むホームページを受け取るWWWブラウザを備え
たコンピュータで構成しても良い。
【0041】第1コンピュータの数は問わない。また、
第1コンピュータ及び第3コンピュータが同じ整備サー
ビスの提供場所に設置される場合には、双方の構成を備
えた1つのコンピュータを用いて第1コンピュータ及び
第3コンピュータを構成するようにしても良い。
【0042】第2の発明は、料金の前払いを条件に含む
車両の整備サービスの提供の契約を顧客に提示し、提示
された整備サービス契約が締結された場合に、締結され
た整備サービス契約の内容を記憶し、車両の整備を依頼
された場合に、記憶された整備サービス契約の内容に基
づいて当該車両を対象とする整備サービス契約が締結さ
れているか否かを判定し、整備サービス契約が締結され
ている場合に、当該整備サービス契約の内容に従った整
備内容を出力することを含む整備サービスの提供方法と
して特定することもできる。
【0043】また、第2の発明は、単数又は複数の第1
コンピュータと、第1コンピュータにネットワークを通
じて接続された第2コンピュータと、車両の整備サービ
スの提供場所に設置され第2コンピュータにネットワー
クを通じて接続された複数の第3コンピュータとを備
え、第1コンピュータは、料金の前払いを前提とした車
両の整備サービスの提供の契約を提示し、提示された整
備サービス契約が締結された場合に、締結された整備サ
ービス契約の内容を第2コンピュータに通知し、第2コ
ンピュータは、各第1コンピュータから通知された整備
サービス契約の内容を記憶し、第2コンピュータ又は第
3コンピュータは、車両の整備を依頼された場合に、第
2コンピュータに記憶された整備サービス契約の内容に
基づいて当該車両を対象とする整備サービス契約が締結
されているか否かを判定し、第3コンピュータは、整備
サービス契約が締結されている場合に、当該整備サービ
ス契約の内容に従った整備内容を出力することを含む整
備サービスの提供方法として特定することもできる。
【0044】以下、図面を参照して本発明の実施形態を
説明する。 〔第1実施形態〕 〈車両に係るサービス提供システムの構成〉図1は、実
施形態による車両に係るサービス提供システムをなすコ
ンピュータネットワークシステムの例を示す図である。
ネットワークシステムは、車両に係るサービスを提供す
る複数の事業体からなる共同事業体(フランチャイズチ
ェーン:名称例「カー○○○○倶楽部」)によって運用
される。
【0045】共同事業体は、サービス提供システムの運
営会社(運営業者)と、共同事業体への加盟会社(加盟業
者)とからなる。加盟会社として、自動車販売会社(車両
販売業者),自動車整備・修理会社(整備業者),ロード
サービス会社(ロードサービス業者),保険会社(保険業
者)及び金融会社(金融業者)が加盟している。
【0046】ネットワークシステムは、運営会社に設置
されたサーバSと、自動車販売会社に設置されたコンピ
ュータ1と、自動車整備・修理会社(整備会社)に設置さ
れたコンピュータ2と、ロードサービス会社に設置され
たコンピュータ3と、保険会社に設置されたコンピュー
タ4と、金融会社に設置されたコンピュータ5とを備え
る。各コンピュータ1〜5は、ネットワークNを通じて
サーバSに接続されている。各コンピュータ1〜5は、
クライアントとして、サーバSに保持されているデータ
ベース(DB)10にアクセスすることができる。
【0047】図2は、サーバSのハードウェア構成図で
ある。サーバSは、パソコン,ワークステーション,こ
れらの上位コンピュータ,或いは専用のサーバマシン等
を用いて構成される。サーバSは、CPU6,メインメ
モリ(MM)7,ハードディスクドライブ(HDD:ハー
ドディスク含む)8,ネットワークNに通信回線を通じ
て接続された通信制御装置9,入力装置(キーボード,
マウス等のポインティングデバイス)11,出力装置(デ
ィスプレイ装置,プリンタ)12等を備えている。
【0048】HDD8は、各加盟業者に利用されるDB
10を保持している。DB10は、図1に示すように、
車両諸元DB13と、車両DB14と、用品DB15
と、登録諸費用DB16と、メンテナンス費用DB17
と、車検費用DB18と、保険DB19と、ロードサー
ビス料金DB20と、支払い条件DB21と、顧客DB
22と、メンテナンス契約DB23と、車検契約DB2
4と、保険契約DB25と、ロードサービス契約DB2
6と、整備メニューDB27と、請求DB28と、加盟
会社DB29とを有している。
【0049】また、HDD8は、DB10に係る情報処
理(DBのメンテナンス等)用のプログラム,サーバSが
各コンピュータ1〜5に対するサーバとして機能するた
めのサーバプログラム,通信プロトコルに係るプログラ
ム等の各種のプログラムを保持している。
【0050】CPU6は、オペレータの指示入力に応じ
て、必要なデータをHDD8からMM7にコピーすると
ともに、指示入力に応じたプログラムを記録媒体からM
M7にロードして実行する。これによって、DB10の
更新処理,各コンピュータ1〜5からの問い合わせに応
じた情報提供処理等の各種の情報処理が実行される。
【0051】MM7は、CPU6の作業領域として使用
される他、出力装置12としてのディスプレイ装置の画
面に表示する画像データを記憶するビデオメモリとして
使用される。MM7及びHDD8が本発明の記憶手段に
相当する。
【0052】図3は、各コンピュータ1〜5のハードウ
ェア構成例を示す図である。各コンピュータ1〜5は、
パソコン,ワークステーション,これらの上位コンピュ
ータ等を用いて構成される。各コンピュータ1〜5は、
同じ構成を有しているので、コンピュータ1について説
明する。コンピュータ1は、サーバSと同様の構成要素
であるCPU6a,MM7a,HDD8a,通信制御装
置9a,入力装置11a,出力装置12a等を備えてい
る。
【0053】各コンピュータ1〜5のHDD8aは、提
供すべきサービスに係る情報処理用のプログラム,各コ
ンピュータ1〜5がサーバSに対するクライアントとし
て機能するためのクライアントプログラム,通信プロト
コルに係るプログラム等の各種のプログラムを保持して
いる。
【0054】CPU6aは、オペレータの指示入力に応
じて、必要なデータをHDD8aからMM7aにコピー
するとともに、指示入力に応じたプログラムをHDD8
aからMM7aにロードして実行する。これによって、
サービスの提供に係る処理や、サーバSに対するアクセ
ス(問い合わせ)等の情報処理が行われる。
【0055】また、各コンピュータ1〜5のHDD8a
は、システムの設計等の必要に応じて、各DB13〜2
9の複製又はサブセットを保持する構成とすることが可
能である。
【0056】MM7a,HDD8aが本発明の記憶手段
に相当する。また、CPU6aがHDD8aに保持され
た各種のプログラムをMM7aにロードして実行するこ
とによって、本発明の提示手段,料金算出手段,合計額
算出手段,返済条件設定手段,残存価格算出手段,画面
情報出力手段が実現される。
【0057】〈車両に係るサービス提供システムの動作
例〉次に、車両に係るサービス提供システムの動作例を
説明する。 (自動車販売会社における車両販売契約)最初に、自動車
販売会社における中古車の車両販売契約(車両の売買契
約)の際におけるサービス提供システムの動作例を説明
する。自動車販売会社の販売員(販売業者)は、例えば、
顧客との商談の際に、コンピュータ1を操作する。
【0058】販売員は、運営会社のサーバSに接続され
たコンピュータ1にて操作を行う。販売員は、入力装置
11を用いて図4に示す代金表示画面31((入力画面に
相当))の表示指示をコンピュータ1に入力する。する
と、CPU6aが、代金表示画面31を出力装置12a
としてのディスプレイ装置の画面に表示する。代金表示
画面31は、売買契約の対象となる車両を特定するとと
もに、車両の代金及び付帯サービスの代金を表示するた
めの画面である。
【0059】販売員は、代金表示画面31を用いて顧客
が購入を望む車両を特定することができる。代金表示画
面31には、車両の管理番号の入力・表示領域32と、
車両のプレート番号の入力・表示領域33とが設けられ
ている。販売員は、管理番号又はプレート番号を入力し
た後、検索指示を入力する。すると、CPU6aが、入
力された管理番号又はプレート番号を検索キーとして、
HDD8a内に設けられた車両DB14の複製(以下、
「車両DB14a」と表記)を検索する。
【0060】図5は、車両DB14a(14)の例を示す
説明図である。車両DB14aは、車両の管理番号,プ
レート番号,メーカ名,車名,型式名,年式,車両価格
を含むレコードを保持している。車両DB14aは、管
理番号,プレート番号等を検索キーとして検索される。
但し、車両が新車である場合には、管理番号及びプレー
ト番号の欄は空欄となっている。なお、車両DB14a
は、上記データ項目(要素)を保持し、必要な要素を必要
に応じて検出可能にされていれば良く、データ構造は適
宜設計可能である。
【0061】CPU6aは、検索キーに対応するレコー
ドをMM7aに読み出す。続いて、CPU6aは、読み
出したレコード中のメーカ名,車名,型式名,年式を、
代金表示画面31に設けられた表示領域34〜37に表
示する。このとき、販売員が管理番号とプレート番号と
の一方しか入力していなかった場合には、他方も代金表
示画面31に表示される。また、CPU6aは、MM7
aに保持されたレコード中の車体価格を、代金表示画面
31に設けられた本体価格の表示領域39に表示する。
【0062】また、販売員は、以下の操作によって車両
を特定することができる。即ち、代金表示画面31の各
表示領域34〜37の右側には、ボタン34a,35a,
36a,37aが設けられている。販売員が入力装置1
1aの操作(例えば、マウスクリック)によって何れかの
ボタンを押すと、CPU6aが押されたボタンに対応す
る選択メニュー(図示せず)をドロップダウン方式で表示
する。
【0063】例えば、メーカ名に対応するボタン34a
が押されると、メーカ名が一覧表示された選択メニュー
が表示される。販売員は、顧客によって選択されたメー
カ名を選択・確定することで、メーカ名を特定すること
ができる。
【0064】販売員は、上記操作と同様の操作で、車
名,型式及び年式を特定することができる。そして、メ
ーカ名,車名,型式及び年式が確定されると、CPU6
aが上記と同様の手法で車両DB14aから車両価格
(代金)をMM7aに読み出し、表示領域39に表示す
る。代金表示画面31の各表示領域に表示された情報
(車両の特定情報)は、MM7aに保持される。
【0065】代金表示画面31には、詳細入力ボタン3
8が設けられている。販売員が入力装置11aの操作
(例えば、マウスクリック)によって詳細入力ボタン38
を押すと、CPU6aが、図6に示す顧客情報画面40
((入力画面に相当))をディスプレイ装置の画面に表示す
る。
【0066】販売員は、顧客情報画面40を用いて、顧
客の氏名,ふりがな,性別,住所,電話番号,FAX番
号,電子メールアドレス,現在の保険等級,年収,居住
建物の所有の別,勤務先住所,勤務先電話番号等の顧客
の個人情報を入力することができる。現在の保険等級
は、上記したドロップダウン方式の選択メニューにより
選択することができる。入力された個人情報は、MM7
aに保持される。なお、販売員は、顧客情報画面40に
設けられた「閉じる」ボタンを押すことで、顧客情報画
面40をディスプレイ装置の画面から消去する(閉じる)
ことができる。
【0067】図4に戻って、代金表示画面31には、付
属品検索ボタン41が設けられている。付属品検索ボタ
ン41は、顧客が車両の付属品を購入する場合に入力装
置11aの操作によって押される。付属品検索ボタン4
1が押されると、CPU6aは、代金表示画面31に表
示されている型式名及び年式名を検索キーとして、HD
D8a内に保持された用品DB15の複製(以下、「用
品DB15a」と表記)を検索する。
【0068】図7は、用品DB15a(15)の例を示す
説明図である。用品DB15aは、管理番号,付属品
名,型式名,年式,製品名,メーカ名,価格を含む要素
からなるレコードを保持している。用品DB15aは、
価格を除く要素を検索キーとして検索することができ、
複数の要素を用いて絞り込み検索することもできる。
【0069】なお、用品DB15aに格納されるレコー
ドは、付属品が車両メーカの純正であるか、サードパー
ティによるものかを問わない。また、管理番号及びメー
カ名はなくても良い。用品DB15aは、付属品名,型
式,年式,価格を保持し、必要な要素を必要に応じて検
出可能にされていれば良く、そのデータ構造は適宜設計
可能である。
【0070】CPU6aは、用品DB15aを検索し、
検索キーとしての型式及び年式を含むレコードをMM7
aに読み出すとともに、ディスプレイ装置に図示せぬ付
属品選択画面を表示し、検出したレコードの内容を列挙
する。このとき、付属品選択画面には、少なくともレコ
ード中の付属品名及び価格を表示する。
【0071】販売員は、顧客によって選択された付属品
を入力装置11aの操作によって選択・確定することが
できる。すると、CPU6aは、付属品選択画面をディ
スプレイ装置から消去する(閉じる)とともに、選択され
た付属品の価格(代金)を、代金表示画面31に設けられ
た付属品価格の表示領域42に表示する。このとき、複
数の付属品が選択された場合には、CPU6aは、選択
された付属品の合計価格を算出し、その合計価格を表示
領域42に表示する。
【0072】また、代金表示画面31には、登録諸費用
の表示領域43が設けられている。CPU6aは、代金
表示画面31にて車両が特定された場合に、その車両を
陸運支局に登録するにあたって必要な諸費用を、HDD
8a内に保持された車両諸元DB13の複製(以下、
「車両諸元DB13a」と表記)と、登録諸費用DB1
6の複製(以下、「登録諸費用DB16a」と表記)とを
用いて算出する。
【0073】図8は、車両諸元DB13aの例を示す説
明図である。車両諸元DB13aは、自動車の種別,用
途,車名,型式,総排気量又は定格出力,車両重量,乗
用定員,原動機の型式等の自動車検査証に記載されるデ
ータ項目を含むレコードを保持している。車両諸元DB
13aは、例えば、型式或いは車名及び型式を検索キー
として検索される。
【0074】登録諸費用DB16aは、図示しないが、
車両の総排気量と自動車税とを対応づけたテーブルと、
車両重量又は車両総重量と自動車重量税とを対応づけた
テーブルと、車両の取得価格に応じた自動車取得税とを
保持している。
【0075】CPU6aは、代金表示画面31に表示さ
れている車名(メーカ名)及び型式を検索キーとして車両
諸元DB13aから検索キーに対応する総排気量,車両
重量又は車両総重量をMM7aに読み出す。
【0076】続いて、CPU6aは、総排気量に対応す
る自動車税の金額を登録諸費用DB16aから検出する
とともに、車両重量又は車両総重量に対応する自動車重
量税の金額を登録諸費用DB16aからMM7aに読み
出す。
【0077】ここで、代金表示画面31にて特定されて
いる車両が軽自動車又は乗用車である場合には、CPU
6aは、車両諸元DB13aから車両重量を読み出し、
これに対応する自動車重量税(2年車検分)を取得する。
これに対し、車両が貨物自動車である場合には、CPU
6aは、車両諸元DB13aから車両総重量を読み出
し、これに対応する自動車重量税(1年車検分)を取得す
る。
【0078】また、CPU6aは、自動車税及び自動車
重量税の取得とともに、車両の取得価格(本体価格)に応
じた自動車取得税(本体価格の3%又は5%)を、登録諸
費用DB16aから読み出す。
【0079】そして、CPU6aは、自動車税,自動車
重量税及び自動車取得税の合計金額を算出し、この合計
金額を代金表示画面31に設けられた諸費用の表示領域
43に表示する。
【0080】なお、上記例では、自動車税,自動車重量
税及び自動車取得税のテーブルを用意している。これに
対し、自動車税,自動車重量税,自動車取得税の算出式
を予めHDD8aに保持され、CPU6aが車両重量又
は車両総重量,総排気量,車両の取得価格と上記算出式
とを用いて自動車税,自動車重量税,自動車取得税の金
額を算出するようにしても良い。また、上記例は、納車
に必要な試験走行・整備に係る費用や燃料(ガソリン,
軽油等)代を諸費用に含まない(無料)ようにしている
が、これらの金額を諸費用に含めるようにしても良い。
【0081】次に、販売員は、代金表示画面31に設け
られたサービス選択ボタン45を入力装置11aの操作
により押す。すると、CPU6aは、図9に示す付帯サ
ービス選択画面46((入力画面に相当))をディスプレイ
装置に表示する。
【0082】付帯サービス選択画面46は、顧客に対
し、自動車保険,車両保険,定期メンテナンス,車検サ
ービス及びロードサービス(事故等の際におけるレッカ
ー車移動等)の各種付帯サービスの契約を促し、且つ顧
客が契約を所望するサービスを選択し、選択したサービ
スに係る情報を入力するための画面である。
【0083】販売員は、契約を所望するサービスの種
類,サービスの契約期間(3年又は5年),保険プランの
種別(基本プラン又は充実プラン),車両保険契約を結ぶ
場合はその金額,定期メンテナンスや車検サービスのコ
ース(デラックスコース又はエコノミーコース)を車両の
購入者から聞き、その内容を入力装置11aを操作して
付帯サービス選択画面46に記入する。この記入内容
は、MM7aに保持される。
【0084】その後、販売員は、付帯サービス選択画面
46に設けられた再計算ボタン47aを押す。すると、
CPU6aが、通信制御装置9aを制御してコンピュー
タ1とサーバSとの間で、所定の通信プロトコルに従っ
た通信回線を接続する。続いて、CPU6aは、通信制
御装置9aを制御して代金表示画面31にて特定された
車両に係る情報(メーカ名,車名,型式名,年式,存在
する場合には管理番号及びプレート番号)と、顧客情報
画面40に記入された顧客の個人情報と、付帯サービス
選択画面46に記入(表示)された付帯サービスの内容に
係る情報(サービスの内容に係る情報)とをサーバSへ送
信する。ここでは、説明の便宜のため、顧客が全ての付
帯サービスの提供を所望したものとする。
【0085】サーバSがコンピュータ1から情報を受信
すると、CPU6は、サーバSと保険会社のコンピュー
タ4との間で、所定の通信プロトコルに従った通信回線
を接続し、コンピュータ1から受信した情報のうち、少
なくとも車両のメーカ名及び型式,お客様氏名,ふりが
な,性別,住所,電話番号,FAX番号(記入されてい
る場合),電子メールアドレス(記入されている場合),
現在の保険等級,付帯サービスの契約期間,保険プラン
の種別,車両保険の金額,ロードサービスの選択の有無
をコンピュータ4に送信する。
【0086】保険会社のコンピュータ4では、サーバS
から情報を受信すると、所定の計算手法で保険料を計算
する。保険料の算出には様々な手法があるが、車両の大
きさ、車種(スポーツタイプ/ファミリータイプ)等の
車両情報によって保険料クラスが複数設けられ、補償の
対象(対人、対物、搭乗者...)或いは保険金額毎に
料金テーブルが作成されることが多い。
【0087】本実施形態では、コンピュータ4のHDD
8aは、自動車保険及び車両保険の保険料クラスを割り
出すための車両諸元DB13aと、自動車保険料及び車
両保険料を割り出すための保険DB19の複製(以下、
「保険DB19a」と表記)とを保持している。
【0088】コンピュータ4のCPU6aは、受信した
車両のメーカ名及び型式を用いて車両諸元DB13aを
参照し、車両諸元DB13aから当該メーカ名及び型式
に対応づけて格納されている保険料クラスをMM7aに
読み出す。このとき、CPU6aは、車両諸元DB13
aに当該メーカ名及び型式に対応づけて保険料割引の対
象となる安全装備(エアバッグ等)の情報が格納されてい
る場合には、その安全装備情報もMM7aに読み出す。
【0089】続いて、CPU6aは、読み出した保険ク
ラス及び保険プランの種別を用いて保険DB19aを参
照し、これらに対応づけて格納されている自動車保険料
の金額をMM7aに読み出す。これに対し、CPU6a
は、車両諸元DB13aから安全装備情報を取り出して
いる場合には、保険クラス,保険プランの種別及び安全
装備情報に対応づけて保険DB19aに格納されている
自動車保険料の割引料(安全装備割引料)の金額をMM7
aに読み出す。
【0090】また、CPU6aは、コンピュータ1から
受信したロードサービスの選択の有無が「有」である
(ロードサービス契約を結ぶことが選択されている)か否
かを判定し、選択されている場合には、保険クラス及び
保険プランの種別を用いて保険DB19aを参照し、こ
れらに対応づけて格納されている自動車保険料の割引料
(ロードサービス契約割引料)の金額をMM7aに読み出
す。
【0091】このように、ロードサービス契約が選択さ
れた場合には、保険料に対して所定額又は所定割合のロ
ードサービス契約割引料が求められる。これは、ロード
サービス契約が結ばれていない場合には、事故発生時
に、その連絡を受けた保険会社がロードサービス会社に
レッカー車の手配等を行うため、そのコストが発生す
る。これに対し、予めロードサービス契約が結ばれてい
れば、事故発生時における保険会社の上記作業に対する
コストがなくなるので、そのコスト分を割り引くように
しているのである。
【0092】そして、コンピュータ4のCPU6aは、
保険DB19aから読み出した自動車保険料の金額,或
いは、この自動車保険料の金額から安全装備割引料及び
/又はロードサービス契約割引料を差し引いた金額を、
自動車保険料として確定し、MM7aに保持する。
【0093】なお、上記構成に代えて、コンピュータ4
のHDD8a内に保険料クラスと車両型式を対応づけた
保険料クラス判定用のテーブルを設け、このテーブルを
用いて保険クラスが割り出されるようにしてもよい。
【0094】続いて、コンピュータ4のCPU6aは、
コンピュータ1から受け取った情報に基づいて車両保険
の金額を算出する。車両保険の保険料は、自動車保険と
概ね同様の手法で保険クラスを求め、この保険クラスと
車両保険の金額とに対応する車両保険の保険料を保険D
B19aからMM7aに読み出すことで算出することが
できる。
【0095】コンピュータ4のCPU6aは、自動車保
険の保険料及び車両保険の保険料,或いは自動車保険の
保険料を算出すると、算出した保険料の金額をサーバS
に送信する。
【0096】サーバSは、自動車保険,車両保険の保険
料を受信した後,或いは、上記した自動車保険,車両保
険の保険料算出をコンピュータ4に依頼するのと並行し
て、以下の処理を行う。
【0097】即ち、CPU6は、車検費用DB18にア
クセスし、車両の型式,サービスの契約期間,及び選択
されたコースに基づいて、車検サービス料金を車検費用
DB18からMM7に読み出す,或いは、CPU6が、
型式,契約期間及びコースに基づいて車検サービス料金
を算出する。具体的には、CPU6は、初年度登録年月
と契約年数に基づき、契約期間中に何回車検時期が到来
するかを算出し、得られた回数を乗じる。
【0098】また、CPU6は、メンテナンス費用DB
17にアクセスし、車両の型式,契約期間及び選択され
たコースに基づいて、メンテナンス料金をメンテナンス
費用DB17からMM7aに読み出す。なお、CPU6
がメンテナンス料金を型式,契約期間,コースの各情報
と、予め用意した所定の算出式とを用いて算出するよう
にしても良い。
【0099】さらに、CPU6は、ロードサービス料金
DB20にアクセスし、車両の型式及び契約期間に基づ
き、該当するロードサービス料金をロードサービス料金
DB20からMM7に読み出す。なお、CPU6がメン
テナンス料金を型式及び契約期間と、予め用意した所定
の算出式とを用いて算出するようにしても良い。
【0100】上記のようにして、CPU6は、顧客の所
望するサービスの料金(自動車保険,車両保険の保険
料,メンテナンス料金,車検サービス料金,ロードサー
ビス料金のうちの少なくとも1つ)を取得すると、取得
したサービス料金をコンピュータ1へ送信する。
【0101】このとき、CPU6は、コンピュータ1で
の消費税計算の便宜のため、各サービス料金に対し、課
税/非課税を区別するための情報を付加する。また、C
PU6は、車検サービス料金を法定費用と部品代・工賃
とに分けて送信する。
【0102】コンピュータ1のCPU6aは、サーバS
からサービス料金を受信すると、図9の付帯サービス選
択画面46に設けられた表示領域47に自動車保険の保
険料を表示する。また、表示領域48に車両保険の保険
料を表示する。また、表示領域49に定期メンテナンス
料金を表示する。また、表示領域50に車検サービス料
金を表示する。また、表示領域51にロードサービス料
金を表示する。そして、表示領域52に各表示領域47
〜51に表示された料金の合計金額を表示する。
【0103】このようにして、各サービスの料金及びそ
の合計金額が表示されると、販売員は、付帯サービス選
択画面46を顧客に提示し、この料金で良いか否かを顧
客に確認する。このとき、顧客が料金の変更を求める場
合には、選択するサービス,プランの種別,コースの種
別を変更して再計算ボタン47aを押すことにより、上
述した手法によって新たな各サービス料金及び合計金額
が取得され、各表示領域47〜52に表示される。そし
て、販売員は、サービス料金及び合計金額に対して顧客
が納得した場合に、確定ボタン53を押す。
【0104】すると、コンピュータ1のCPU6aは、
付帯サービス選択画面46に代わって代金表示画面31
が前面に出てくる状態とする。CPU6aは、代金表示
画面31に設けられた表示領域54に、付帯サービス選
択画面46にて選択されたサービスの料金の合計金額を
表示する。
【0105】また、CPU6aは、本体価格,付属品の
代金,諸費用及びサービス料金の合計金額のうち、課税
対象となる金額を算出し、その算出結果を表示領域55
に表示するとともに、非課税対象となる金額を表示領域
56に表示する。また、CPU6aは、車両本体,付属
品,諸費用,及びサービスに対する消費税を算出し、そ
の消費税額を表示領域57に表示する。
【0106】そして、CPU6aは、各表示領域39,
42,43,54,57に表示された本体価格,付属品の
代金の合計金額,諸費用額,サービス料の合計金額,消
費税額の合計金額を支払合計金額として表示領域58に
表示する。
【0107】すると、販売員は、代金表示画面31を顧
客に提示することで、顧客に対して支払合計金額を提示
する。ここで、顧客がローンによる支払いを所望する場
合には、販売員は、代金表示画面31に設けられたロー
ン選択ボタン59を入力装置11aの操作によって押
す。
【0108】すると、コンピュータ1のCPU6aは、
図10に示すローン契約条件設定画面60をディスプレ
イ装置に表示する。ローン契約条件設定画面60は、ロ
ーン契約の対象となる金額の表示領域61と、頭金の表
示領域62と、返済回数の表示領域63と、ボーナス併
用額の表示領域64と、利率の表示領域65と、月払い
額の表示領域66と、支払合計金額の表示領域67と、
計算ボタン68と、審査ボタン69と、登録ボタン70
とが設けられている。
【0109】表示領域61には、ローンの対象となる金
額(ローン対象額)として、代金表示画面31の表示領域
58に表示された支払合計金額が表示される。販売員
は、顧客にローン契約条件として、頭金の額(0でも良
い),返済回数,ボーナス併用額(なくても良い)を聞
き、回答された金額及び回数を各表示領域62〜64に
記入する。
【0110】そして、販売員が計算ボタン68を押す
と、CPU6aがHDD8a内に設けられた支払条件D
B21の複製(以下、「支払条件DB21a」と表記)に
アクセスし、ローン対象額,返済回数,頭金の金額,ボ
ーナス併用額等に基づき、月毎の返済額(月支払い額:
ボーナス月含む)と、金融会社に対する全支払額(支払い
対象金額に利子及び手数料を加えた額)を算出する。
【0111】返済額の算出にあたって、支払条件DB2
1aに支払いの詳細条件ごとにテーブルを作成しておい
ても良いし、支払条件DB21aに返済回数と利率のみ
をテーブル化し、一般的な算出手法により算出しても良
い。
【0112】CPU6aは、月支払い額及び全支払額を
算出すると、月支払い額を表示領域66に表示する。こ
のとき、表示領域66には、ボーナス月の支払額が括弧
内に表示され、ボーナス月以外の月の支払額が括弧外に
表示される。また、CPU6aは、全支払額を表示領域
67に表示するとともに、ローン対象額に対する全支払
額の利率を表示領域65に表示する。ローン契約条件設
定画面60に表示された各情報(ローン契約条件の情報)
は、MM7aに保持される。
【0113】そして、販売員は、ローン契約条件設定画
面60を顧客に提示することで、ローン契約による支払
いの見積(返済条件:返済回数及び月毎の支払い額)を顧
客に提示する。その後、見積に対して変更を求める場合
には、頭金の額,返済回数,ボーナス併用額の少なくと
も1つを再記入(変更)した後、計算ボタン68を押すこ
とで、何度でも見積額のシミュレーション結果を顧客に
提示することができる。
【0114】その後、販売員は、提示した見積を顧客が
承認した場合には、審査ボタン69を押す。すると、C
PU6aが、最終的に顧客が選択した返済条件で金融会
社のコンピュータ5に申込データを送信する。このよう
にして、自動車の本体価格,付属品価格,諸費用及び各
サービス料金をまとめた支払合計金額を対象としたロー
ンの返済条件が設定される。
【0115】コンピュータ5に送信される申込データに
は、顧客の氏名,住所,電話番号,契約条件,サービス
ごとの金額(本体価格,付属品の価格,諸費用,自動車
保険料,車両保険料,メンテナンス料,車検サービス
料,ロードサービス料),返済条件,年収,所有不動産
情報等が含まれる。
【0116】金融会社のコンピュータ5のCPU6a
は、受信した申込データに基づき審査を行い、その結果
をコンピュータ1に通知する。コンピュータ1は、コン
ピュータ5から審査結果として、当該顧客の与信が得ら
れた場合に、審査を通過した旨をディスプレイ装置に表
示する。
【0117】すると、販売員は、設定画面60の登録ボ
タン70を押す。これに対し、顧客が上述したローン契
約を結ばない場合(現金一括支払いの場合)には、代金表
示画面31に設けられた登録ボタン70aを押す。
【0118】登録ボタン70又は登録ボタン70aが押
されると、コンピュータ1のCPU6aは、代金表示画
面31,顧客情報画面40,付帯サービス選択画面46
に表示された各情報(顧客の個人情報,車両の特定情
報,各サービスに係る情報)をHDD8a内に設けられ
た販売顧客DB(図示せず)に登録する。登録ボタン70
が押された場合には、CPU6aは、さらに、ローン契
約条件設定画面60に表示された情報(ローンの返済条
件に係る情報)を販売顧客DB登録するとともに、金融
会社のコンピュータ5へ契約を結ぶ旨のデータを送信す
る。
【0119】続いて、コンピュータ1のCPU6aは、
代金表示画面31の車両の特定情報を用いて車両諸元D
B13aにアクセスし、車両登録申請書に記入すべきデ
ータ項目をMM7aに取得し、取得したデータ項目をも
って出力装置12aのプリンタに印刷指示を与える。す
ると、プリンタがデータ項目を車両登録申請書の用紙の
該当個所に印刷・出力する。
【0120】なお、代金表示画面31にて特定された対
象車両が中古車であって、車両DB14aに車検証記載
項目が登録されている場合には、印刷のためのデータを
車両DB14aから取得することができ、車両諸元DB
13aへのアクセスは不要である。
【0121】その後、販売員は、陸運支局に赴いて車両
登録手続(車両登録,プレート取得)を済ませると、自動
車検査証の記載内容に基づいてコンピュータ1の販売顧
客DBに車両のプレート番号および納車日時を格納す
る。そして、納車に必要な整備や試験走行を行った後、
納車日時に車両を顧客に引き渡す。
【0122】コンピュータ1の販売顧客DBに保持され
た情報は、サーバSへ送信され、サーバSのCPU6
は、コンピュータ1から受信した情報をHDD8内の顧
客DB22,メンテナンス契約DB23,車検契約DB2
4,保険契約DB25,ロードサービス契約DB26の夫
々に登録する。
【0123】即ち、CPU6は、コンピュータ1から受
信した情報のうち、少なくとも顧客情報画面40に表示
された情報を顧客DB22に格納する。また、メンテナ
ンス契約DB23,車検契約DB24,保険契約DB25
及びロードサービス契約DB26には、少なくとも顧客
の氏名(契約者氏名)と、車両の特定情報(少なくともプ
レート番号)と、サービスの契約期間と、契約したコー
ス,プラン又は車両保険の金額と、サービス料金(保険
料)を格納する。
【0124】ところで、金融会社のコンピュータ5は、
コンピュータ1から契約を結ぶ旨のデータを受信する
と、自動車販売会社の口座を管理しているコンピュータ
(図示せず)にネットワークNを通じてアクセスし、車両
本体価格,付属品価格及び諸費用(消費税含む)を自動車
販売会社の口座に振り込む。また、保険会社の口座を管
理しているコンピュータ(図示せず)にネットワークNを
通じてアクセスし、自動車保険料及び車両保険料(消費
税含む)を保険会社の口座へ振り込む。そして、運営会
社の口座を管理しているコンピュータ(図示せず)にネッ
トワークNを通じてアクセスし、貸出金額から上記金額
を除いた残余(定期メンテナンス料金,車検サービス料
金,ロードサービス料金(消費税含む))を運営会社の口
座へ振込む。この振り込み作業は人手によるものであっ
ても良い。
【0125】これに対し、顧客が支払合計金額を現金一
括払いで支払う場合には、例として以下の手法を採るこ
とができる。即ち、顧客は運営会社に支払合計金額を渡
し、運営会社が本体価格,付属品価格及び諸費用(消費
税含む:「本体価格等」という)を自動車販売会社に渡
し、自動車保険料及び車両保険料(消費税含む:「自動
車保険料等」という)を保険会社に渡す。或いは、自動
車販売会社が顧客から支払合計金額を受け取り、本体価
格等を差し引いた額のうち自動車保険料等を保険会社に
渡し、残りを運営会社に渡す。或いは、自動車販売会社
が顧客から受け取った支払合計金額から本体価格等を運
営会社に渡し、運営会社が自動車保険料等を保険会社に
渡す。
【0126】以上の動作において、各コンピュータ1及
び4は、車両諸元DB13a,車両DB14a,保険D
B19a等のデータベースの複製を持たず、必要に応じ
てサーバSのDB10にアクセスするようにしても良
い。また、各コンピュータ1は、サーバSから各画面の
情報や、各サービスの料金や支払合計金額の計算結果を
受け取って表示する,即ち、画面の表示機能及びデータ
又は情報をサーバSに伝達する機能のみを備えるもので
あっても良い。例えば、各コンピュータ1がWWWブラ
ウザとして機能し、サーバSがWWWサーバとして機能
するようにしても良い。また、コンピュータ2〜5が上
述したコンピュータ1と同じ機能を有していても良い。
【0127】さらに、上述した車両の販売サービスは、
インターネットのWebサイトを用いた無店舗販売型式
で提供することもできる。例えば、サーバS又はコンピ
ュータ1が、自動車販売会社のコンピュータ1が持つコ
ンテンツ(代金表示画面31,顧客情報画面40,付帯
サービス選択画面46,ローン契約条件設定画面60)
等を、Webページ(ホームページ)として管理するWe
b(WWW)サーバとして機能する。
【0128】そして、サーバS又はコンピュータ1のC
PUは、自動車の購入者(ユーザ)のコンピュータ(We
b(WWW)ブラウザ)からの要求に応じて入力画面のホ
ームページを提供する((画面情報出力手段に相当))。提
供されたホームページに対し、ユーザ自らがWebサー
バから提供された各画面31,40,46,60に対して
必要なデータを入力する。
【0129】車両の特定や、本体価格,付属品価格,諸
費用,保険費用等の各料金の算出は、ユーザが入力した
データが自動車販売会社又は運営会社に設置されたゲー
トウェイを通じてサーバSのDB10にアクセスされ、
サーバSにて取得又は算出され、取得又は算出された車
両の特定データや料金のデータがユーザのコンピュータ
に返信・表示されることによって行われる。
【0130】ゲートウェイは、サーバS及びコンピュー
タ1に接続されており、サーバSに対するファイアウォ
ールとして機能するとともに、コンピュータ1がユーザ
からのDB10へのアクセス状況をチェックするために
用いられる。
【0131】ユーザがローン契約条件設定画面60に対
して支払い条件を入力し、審査ボタン69を押した場合
には、申込データがゲートウェイを通じて自動車販売会
社のコンピュータ1に送信される。
【0132】すると、自動車販売会社の販売員は、申込
データをコンピュータ1から読み出して参照し、申込デ
ータをチェックする。このとき、販売員は、他のコミュ
ニケーション手段(電話,FAX,電子メール,郵便等)
でユーザに連絡を取り、ユーザの申込データの内容確認
や必要な場合には申込データの修正を依頼する。その
後、販売員は、審査を依頼する場合には、申込データを
コンピュータ1から金融会社のコンピュータ5へ送信す
る。以降の動作は上記と同様である。
【0133】なお、ユーザから入力された申込データが
直接コンピュータ5に送信されるようにしても良い。 (定期メンテナンス)本サービス提供システムによって車
両が販売された場合において、付帯サービスとして定期
メンテナンス契約が結ばれている場合には、運営会社の
サーバSで以下の動作が行われる。
【0134】即ち、運営会社のサーバSのCPU6は、
周期的又は定期的に、或いはオペレータからの指示に応
じて、メンテナンス契約DB23及び顧客DB22を参
照し、納車日/車両登録日等を基準として、1ヶ月、3
ヶ月、6ヶ月、12ヶ月、18ヶ月...等の定期メン
テナンスの時期が近づいている顧客の情報として、少な
くとも顧客の氏名,住所又は電子メールアドレス,車両
の特定情報(メーカ名,車名,型式,年式等),プレート
番号,定期メンテナンスの時期の各データをMM7に読
み出す。
【0135】ところで、自動車整備・修理会社によって
は、特定メーカの車両を中心にしている場合があり、車
種によっては定期交換部品の在庫がない場合がある。こ
のため、CPU6は、対象車両の特定情報と顧客の住所
とに基づいて加盟会社DB29を検索し、対象車両の定
期メンテナンスを実施可能な自動車整備・修理会社の所
在地及び連絡先をMM7に読み出す。
【0136】そして、CPU6は、読み出した情報を用
いて、図11に示す文書を含む定期メンテナンスを受け
ることを促すダイレクトメール(DM)葉書を印刷・出力
する。DM葉書は、郵便又は宅配便によって顧客に配送
される。DM葉書の代わりにDMが同封された封筒が配
送されても良い。
【0137】或いは、CPU6は、上記した手法によっ
て、図11に示す文書をメール本文とする電子メールを
作成し、検出した電子メールアドレスへ送信する。な
お、上記例では、DM葉書又は封筒の作成又はDM電子
メールの作成・送信は、サーバSが自動で行っている
が、オペレータによるサーバSの操作により行っても良
い。
【0138】整備会社では、DM葉書又は封筒或いはD
M電子メールを受け取った顧客が来店すると、オペレー
タがコンピュータ2を操作して運営会社のサーバSにア
クセスする。すると、サーバSからコンピュータ2に対
し、車両のプレート番号の入力画面(図示せず)が提供さ
れる。
【0139】これに対し、オペレータは、コンピュータ
2の入力装置11aを操作してプレート番号を入力す
る。すると、コンピュータ2のCPU6aは、入力され
たプレート番号をサーバSに送信する。
【0140】サーバSのCPU6は、プレート番号を受
信すると、そのプレート番号でメンテナンス契約DB2
3を検索し、プレート番号に対応する対象車両のレコー
ド(整備サービス契約の内容)があるか否かを判定し、該
当するレコードがある場合には、そのレコードをMM7
に読み出す。
【0141】続いて、CPU6は、検出したレコードの
内容に応じて整備メニューDB27を参照し、契約に応
じた整備項目(整備内容)をMM7に読み出す。そして、
CPU6は、各DB23,27から読み出した情報をコ
ンピュータ2に送信する。
【0142】すると、コンピュータ2のCPU6aは、
図12に示す整備画面71を出力装置12aとしてのデ
ィスプレイ装置に表示出力する。オペレータは、整備画
面71に設けられた印刷ボタン72を押して、出力装置
12aのプリンタに整備画面71を印刷出力させ、整備
画面71が印刷された紙を自動車整備・修理会社の整備
員に渡す。
【0143】整備員は、整備画面71に示された内容に
従って、対象車両に定期メンテナンスの整備を施す。も
っとも、整備員はディスプレイ装置に表示出力された整
備画面71に従って整備を行っても良い。
【0144】その後、各整備項目に対する整備が終了す
ると、コンピュータ2のオペレータは、整備画面71を
ディスプレイ装置の画面上に呼び出し、整備画面71に
設けられた完了ボタン73を押す。すると、コンピュー
タ2のCPU6aは、対象車両に対する定期メンテナン
スが終了した旨の通知をコンピュータ2からサーバSへ
送信する。
【0145】すると、サーバSのCPU6は、コンピュ
ータ2から通知を受信すると、その通知に含まれたプレ
ート番号,車名,顧客氏名,整備メニュー,整備項目,
部品代金,数量,工賃を、請求DB28に登録する。な
お、上記通知に含まれた各データ項目は、各整備会社に
個々に設けられた販売管理のコンピュータシステムのD
B中に売掛データとして登録されるようにしてもよい。
【0146】運営会社のサーバSのCPU6は、所定の
締日になると、請求DB28から自動車整備・修理会社
毎の請求データを読み出して集計し、加盟している自動
車整備・修理会社に対する納金表を作成する。
【0147】そして、CPU6は、納金表に基づき、加
盟会社DB29から料金を振り込むべき自動車整備・修
理会社の支払口座の特定情報を取得し、支払口座を管理
するコンピュータにネットワークを通じてアクセスし、
支払額を当該支払口座に振込む。なお、この振り込み作
業はマニュアルで行われても良い。
【0148】なお、自動車検査サービス契約が締結され
ている場合にも、定期メンテナンスとほぼ同様の処理が
行われる。 (ロードサービス)本サービス提供システムによって車両
が販売された場合において、付帯サービスとしてロード
サービス契約が結ばれている場合には、以下の動作が行
われる。ロードサービス契約が結ばれた場合には、運営
会社又は保険会社が事故受付電話窓口となる。
【0149】運営会社が顧客から事故発生の連絡を受け
た場合、運営会社の担当者は、顧客から車両情報(少な
くともプレート番号),事故発生地,顧客情報(氏名,住
所,電話番号等),レッカー手配の有無等を聞き出す。
【0150】これに対し、保険会社が連絡を受けた場
合、保険会社の担当者は、運営会社の担当者と同様に顧
客から上記情報を聞き出し、当該情報を運営会社に連絡
する。このとき、レッカー車の手配が必要な場合には、
上記情報とともに運営会社にレッカー手配を依頼する。
【0151】運営会社では、オペレータ(例えば、事故
処理の担当者)がサーバSを操作して、顧客から聞き出
した或いは保険会社から連絡された情報を用いて顧客D
B22を参照し、顧客の住所や、車両の特定情報をディ
スプレイ装置に表示させる。続いて、オペレータは、加
盟会社DB29の内容をディスプレイ装置に表示させ、
顧客の住所や事故発生地の情報と対比して適切な自動車
整備・修理会社を選択する。
【0152】このとき、オペレータは、顧客の住所優
先,或いは事故発生地優先等の所定の条件により自動車
整備・修理会社を決定する。但し、上記自動車整備・修
理会社の選択処理は、サーバSのCPU6が自動的に行
うようにしても良い。
【0153】次に、運営会社の担当者は、ロードサービ
ス会社に連絡を取り、顧客情報、事故発生地、修理会
社,保険会社,保険事故か否か等の各情報とともに出動
指示を通知する。また、運営会社の担当者は、自動車整
備・修理会社に連絡を取り、顧客情報,車両情報ととも
に当該車両が入庫する旨を通知する。さらに、顧客から
の連絡を運営会社が受け取った場合には、保険会社に連
絡を取り、事故発生の旨,顧客情報,車両情報,保険事
故か否かの情報等を通知する。
【0154】ロードサービス会社では、事故発生地へレ
ッカー車を出動させるとともに、コンピュータ3のオペ
レータが、運営会社から通知された顧客情報(顧客の氏
名,住所等)及び車両情報(プレート番号)に基づき、サ
ーバSのロードサービス契約DB26を参照する。
【0155】このとき、顧客情報及び車両情報に対応す
るロードサービス契約の情報がロードサービス契約DB
26からMM7に読み出され、コンピュータ3に与えら
れた場合には、コンピュータ3のオペレータは、運営会
社と当該顧客との間で当該車両についてのロードサービ
ス契約が結ばれているものとして、運営会社に対する費
用請求データを作成する。
【0156】そして、コンピュータ3のオペレータは、
運営会社に対する費用請求データを作成した場合には、
その費用請求データをサーバSへ送信する。サーバSが
費用請求データを受信すると、CPU6が加盟会社DB
29から料金を振り込むべきロードサービス会社の支払
口座の特定情報を取得し、当該支払口座を管理するコン
ピュータにネットワークを通じてアクセスし、請求額を
当該支払口座に振込む(或いは振込処理を依頼する)。な
お、費用請求額の振り込み作業はマニュアルで行われて
も良い。
【0157】これに対し、顧客情報及び車両情報に対応
するロードサービス契約の情報がロードサービス契約D
B26になく、サーバSからコンピュータ3へ該当する
情報がない旨が伝達された場合には、コンピュータ3の
オペレータは、運営会社と当該顧客との間で当該車両に
ついてのロードサービス契約が結ばれていないものとし
て、以下の処理を行う。
【0158】即ち、オペレータは、当該事故が保険事故
である場合には、保険会社に対する費用請求データを生
成する。一方、当該事故が非保険事故である場合には、
当該顧客に対する費用請求データを生成する。そして、
保険会社又は顧客に対し、費用請求データに基づく費用
請求を行う。保険会社又は顧客は、ロードサービス会社
からの費用請求に対して当該費用を支払う。
【0159】〈第1実施形態の作用〉第1実施形態によ
ると、顧客が自動車の販売契約と複数種類の付帯サービ
ス契約を同時に結び、且つその代金をローンにより返済
する場合には、自動車の本体価格,付属品の代金,諸費
用と、契約を結ぶ付帯サービスの料金の合計額と、消費
税とを含む支払合計金額が算出され、この支払合計金額
を対象としてローン契約における返済条件が設定され
る。
【0160】従って、顧客は自動車本体と各付帯サービ
スとについて個別のローン契約を結ばなくて済む。この
ように、車両の所有者(顧客)に対して支払が一元化され
た複数種類のサービスを提供することができる。
【0161】また、顧客は、車両の所有に係る複数種類
の付帯サービス契約を同時に契約できるので、定期メン
テナンスや車検の時期に自動車整備・修理会社に赴いて
これらのサービス契約を結ぶといった手間や、保険会社
に連絡をとって自動車保険や車両保険契約を結ぶ手間
や、事故発生時にロードサービス会社に連絡をとる手間
等の、各サービスの契約に係る手間を省くことができ
る。
【0162】また、複数種類のサービスを統合した状態
で顧客に提供することができるので、サービス間におけ
る重複作業(例えば、顧客の個人情報や車両の特定情報
の記入作業)を排除できる。これによって、付帯サービ
ス料金自体を低く設定することができる。
【0163】また、定期メンテナンス,車検サービス,
ロードサービスの各料金は前払いで支払われているの
で、車両の所有者がこれらのサービスの提供を受けるに
当たり、料金を支払う必要がない。このため、従来のよ
うにこれらのサービスの料金が所有者にとって臨時の出
費となることはない。また、車両の所有者が車両所有に
関わる概ねのトータルコストを把握することができる。
【0164】なお、第1実施形態では、自動車の販売契
約及び付帯サービスの契約が同時に結ばれる場合にこれ
らの支払合計金額がローン契約の対象となる場合につい
て説明したが、複数種類の付帯サービスの契約が同時に
結ばれる場合についてもこれらの支払合計金額がローン
契約の対象となる。
【0165】〔第2実施形態〕次に、本発明の第2実施
形態による車両に係るサービスの提供システムを説明す
る。第2実施形態は、第1実施形態と共通点を有するの
で、主として相違点について説明する。第2実施形態
は、自動車販売の際に、買い戻し条件付き販売契約(残
存価格設定ローン)を設定することが可能な点で第1実
施形態と異なる。
【0166】近年、3年後或いは5年後の残存価格を設
定し、車両価格から残存価格を差し引いた金額について
ローンを設定することが行われている(残存価格設定ロ
ーン)。中古車の価格は手入れの状況により上下30%
程度の変動が生ずる(相場100万の中古車であればプ
ラスマイナス15万円程度)。
【0167】第1実施形態による自動車販売システムに
よると、自動車販売の際に料金前払いで定期メンテナン
ス契約を締結した場合、所有者の多くは既に支払った料
金を惜しんで定期メンテナンスを適正に受けるものと考
えられる。これにより、車両の状態が経年劣化を除いて
適正に維持されると考えられる。従って、残存価格を高
い状態で維持できるものと期待でき、残存価格の変動の
リスクを縮小可能と考えられる。
【0168】第2実施形態における自動車販売会社のコ
ンピュータ1は、HDD8a内に、図13に示す残存価
格基本テーブル74と、図14に示すサービスランク検
索テーブル75と、図15に示すサービスランク別残存
価格上昇率のテーブル76とを保持している。
【0169】図16は、第2実施形態における付帯サー
ビス選択画面46aの画面表示例を示す図である。図1
4に示すように、付帯サービス選択画面46aは、第1
実施形態における画面構成(図9参照)に加え、サービス
ランクの表示領域81と、新車価格比の表示領域82と
が設けられている。
【0170】第2実施形態におけるコンピュータ1のC
PU6aは、各付帯サービスの選択状況によりサービス
ランクを求め、各テーブル74〜76を用いて残存価格
を決定し、付帯サービス選択画面46aに表示する。
【0171】即ち、CPU6aは、付帯サービス選択画
面46aにて付帯サービスが選択され、再計算ボタン4
7aが押された場合に、第1実施形態にて説明した各サ
ービス料の計算とともに、以下の処理を行う。
【0172】即ち、CPU6aは、代金表示画面31に
て特定された車両のメーカ名及び型式と、付帯サービス
選択画面46aにて選択された契約期間とを用いて残存
価格基本テーブル74を検索し、該当する車両の新車価
格比を検出する。例えば、対象車両がメーカ名“AAA
A”且つ型式“XXX”である場合には、新車価格比
“60%”が検出される。
【0173】次に、CPU6aは、定期メンテナンス契
約の選択の有無と、選択されている場合にはそのコース
とを特定するとともに、車検サービスの選択の有無と、
選択されている場合にはそのコースとを特定し、特定し
た内容に対応するサービスランクをサービスランク検索
テーブル75から検出する。
【0174】例えば、図16に示すように、定期メンテ
ナンス及び車検サービスが選択され、且つ双方のデラッ
クスコースが選択されている場合には、CPU6aは、
サービスランク“A”をサービスランク検索テーブル7
5から検出する。
【0175】さらに、CPU6aは、サービスランク検
索テーブル75から検出したサービスランクに対応する
残存価格の上昇率をテーブル76から検出する。上記例
に従えば、検出されたサービスランク“A”に対応する
上昇率“+10%”が検出される。
【0176】そして、CPU6aは、サービスランク検
索テーブル75から検出したサービスランク“A”を付
帯サービス選択画面46aの表示領域81に表示すると
もに、残存価格基本テーブル74から検出された新車価
格比“60%”に上昇率“+10%”を加えた新車価格
比“70%”を、付帯サービス選択画面46aの表示領
域82に表示する。
【0177】その後、CPU6aは、代金表示画面31
に表示された本体価格(新車価格)と、検出された新車価
格比とを用いて契約期間経過後の残存価格を算出する。
例えば、CPU6aは、上記例で示したサービスランク
Aのサービス契約を伴うメーカ名“AAAA”型式“X
XX”の車両の契約期間(3年)経過後の残存価格を、 残存価格=[新車価格]×(60+10)% 或いは、 残存価格=[新車価格]×60% ×(100 + 1
0)% の算出式を用いて算出する。
【0178】なお、上記した「新車価格」は、車両を買
い戻さない場合の本体価格を指し、車両が新車であるか
中古車であるかを問わない。勿論、販売対象車両が新車
である場合には「新車価格」がメーカ希望小売価格と同
額となることもある。また、「新車価格比」も上記「新
車価格」に対する価格比であり、必ずしもメーカ希望小
売価格に対する価格比を指すものではない。
【0179】そして、CPU6aは、「新車価格」から
残存価格を減じた額を、車両の本体価格として、代金表
示画面31の表示領域39に表示する。また、CPU6
aは、ローン契約条件設定画面60に示されるローン対
象額の表示領域61に、“「新車価格」:車両を買い戻
さない場合の本体価格”を“「新車価格」−残存価格:
車両を買い戻す場合の本体価格”に置き換えた場合の支
払合計金額を表示する。その後は、この支払合計金額を
対象として、第1実施形態と同様の手法によってローン
契約が締結される。
【0180】第2実施形態によれば、買い戻し条件付き
販売契約を結ぶと同時に定期メンテナンス契約及び又は
車検サービス契約を結ぶことで、買い戻し時期における
車両の残存価格が上昇し、本体価格を減少させることが
できる。このため、定期メンテナンスや車検サービスの
契約を顧客に対して喚起することができる。
【0181】なお、第2実施形態では、サービスランク
は定期メンテナンスと車検サービスとの選択状況によっ
て決定される構成としたが、サービスランクの決定要因
として自動車保険,車両保険,ロードサービスの少なく
とも1つがさらに含まれる構成としても良い。
【0182】〔第3実施形態〕次に、本発明による第3
実施形態を説明する。第3実施形態は、本発明による整
備サービスの提供システムの実施形態である。第3実施
形態は、第1実施形態と共通点を有するので、主として
相違点について説明する。
【0183】図17は、第3実施形態による整備サービ
スの提供システムのネットワーク構成例を示す図であ
る。図17において、ネットワークシステムは、サーバ
S1と、複数のコンピュータとがネットワークN(例え
ば、インターネット)を通じて接続されることにより構
成されている。サーバS1((第2コンピュータに相当))
は、自動車の整備・修理のサービスを提供する共同事業
体の運営会社(運営場所)に設置され、各コンピュータ1
A((第1及び第3コンピュータに相当))は、自動車の整
備や修理を行う整備会社(整備サービスの提供場所)に設
置されている。コンピュータ1B((第1コンピュータに
相当))は、サービスの利用者(ユーザ)によって使用され
る。
【0184】サーバS1は、第1実施形態におけるサー
バSとほぼ同じハードウェア構成を有している(図2参
照)、HDD8は、CPU6によって実行される各種の
プログラムを保持しており、CPU6は、プログラム実
行によって、整備契約に係る情報処理,通信プロトコル
に係る処理等の各種処理を実行する。
【0185】また、HD8aは、第1実施形態にて説明
したメンテナンス費用DB17と、車検費用DB18
と、ロードサービス料金DB20と、支払い条件DB2
1と、顧客DB22と、メンテナンス契約DB23と、
車検契約DB24と、ロードサービス契約DB26と、
整備メニューDB27と、請求DB28と、加盟会社D
B29とを有するDB10Aを保持している。
【0186】各コンピュータ1A,1Bは、第1実施形
態における各コンピュータ1〜5とほぼ同じハードウェ
ア構成を有している(図3参照)。各コンピュータ1Aの
CPU6aは、HDD8aに保持された各種のプログラ
ムを実行することによって、整備契約に係る処理を実行
する。コンピュータ1Bは、整備契約の締結を所望する
ユーザ(顧客)によって操作される。
【0187】〈動作例〉次に、第3実施形態によるサー
ビス提供システムの動作例を説明するとともに、各CP
U6,6aによる処理を説明する。
【0188】(整備サービス契約)最初に、自動車の自動
車検査に係る整備サービス(車検サービス)や定期メンテ
ナンス(整備サービス)の契約を結ぶ際における動作例
(整備サービス契約支援処理)を説明する。整備サービス
の契約を所望する顧客は、共同事業体に加盟している整
備会社に赴き、整備サービス契約の締結を整備会社の担
当者に依頼する。担当者は、整備会社に設置されたコン
ピュータ1Aを操作して、整備サービス契約を締結す
る。
【0189】具体的に説明すると、最初に、担当者は、
入力装置11aを用いて代金表示画面31Aの表示指示
を入力する。すると、CPU6aが、図18に示す代金
表示画面31Aをディスプレイ装置に表示する。代金表
示画面31Aは、第1実施形態における代金表示画面3
1から、本体価格,付属品価格,諸費用に関する内容が
削除された画面構成を有している。
【0190】担当者は、整備サービス契約の対象となる
車両の特定情報として、プレート番号,メーカ名,車
名,形式,年式を顧客から聞き出し、各入力・表示領域
33〜37に入力する。CPU6aは、入力された車両
の特定情報をMM7aに保持する。
【0191】次に、担当者は、入力装置11aの操作
(マウスクリック)によって詳細入力ボタン38を押す。
すると、CPU6aが、図6に示す顧客情報画面40を
ディスプレイ装置に表示する。担当者は、個人情報とし
て顧客から氏名,ふりがな,性別,住所,電話番号を聞
き出して顧客情報画面40に記入する。
【0192】また、担当者は、必要に応じて顧客からF
AX番号,電子メールアドレス,現在の保険等級,年
収,居住建物の所有の別,勤務先住所,勤務先電話番号
等を個人情報として聞き出し、顧客情報画面40に記入
する。入力された個人情報は、MM7aに保持される。
なお、販売員は、顧客情報画面40に設けられた「閉じ
る」ボタンを押すことで、顧客情報画面40をディスプ
レイ装置の画面から消去する(閉じる)ことができる。
【0193】次に、担当者は、代金表示画面31Aに設
けられたサービス選択ボタン45を押す。すると、CP
U6aは、図19に示すサービス選択画面46Aをディ
スプレイ装置に表示させる。サービス選択画面46A
は、契約すべき定期メンテナンス及び/又は車検サービ
スを決定するための画面であり、第1実施形態における
付帯サービス選択画面46(図9参照)から自動車保険,
車両保険に係る内容が削除された画面構成を有してい
る。
【0194】担当者は、契約を所望するサービスの種
類,サービスの契約期間(3年又は5年),サービスのコ
ース(デラックスコース又はエコノミーコース)を顧客か
ら聞き、その内容を入力装置11aを操作し、サービス
の内容に係る情報としてサービス選択画面46Aに記入
する。このサービスの内容に係る情報は、MM7aに保
持される。
【0195】その後、担当者は、再計算ボタン47aを
押す。すると、CPU6aは、コンピュータ1とサーバ
S1との間で、所定の通信プロトコルに従った通信回線
を接続し、代金表示画面31Aに表示された車両に係る
情報(メーカ名,車名,型式名,年式,存在する場合に
は管理番号及びプレート番号)と、顧客情報画面40に
記入された顧客の個人情報と、サービス選択画面46A
にて選択された(表示された)サービスの内容に係る情報
とをサーバS1へ送信する。ここでは、説明の便宜のた
め、顧客が定期メンテナンス及び車検サービスの契約を
所望したものとする。
【0196】サーバS1がコンピュータ1Aから情報を
受信すると、CPU6は以下の処理を行う。即ち、CP
U6は、車検費用DB18にアクセスし、車両の型式,
サービスの契約期間,及び選択されたコースに基づい
て、車検サービス料金を車検費用DB18からMM7に
読み出す,或いは、CPU6は、型式,契約期間及びコ
ースに基づいて車検サービス料金を算出する。具体的に
は、CPU6は、初年度登録年月と契約年数に基づき、
契約期間中に何回車検時期が到来するかを算出し、得ら
れた回数を乗じる。
【0197】また、CPU6は、メンテナンス費用DB
17にアクセスし、車両の型式,契約期間及び選択され
たコースに基づいて、定期メンテナンス料金をメンテナ
ンス費用DB17からMM7に読み出す。なお、CPU
6が定期メンテナンス料金を型式,契約期間,コースの
各情報と、予め用意した所定の算出式とを用いて算出す
るようにしても良い。
【0198】上記のようにして、CPU6は、顧客が所
望するサービスの料金(定期メンテナンス料金及び/又
は車検サービス料金)を取得すると、取得したサービス
料金をコンピュータ1Aへ送信する。このとき、CPU
6は、コンピュータ1Aでの消費税計算の便宜のため、
各サービス料金に対し、課税/非課税を区別するための
情報を付加する。また、CPU6は、車検サービス料金
を法定費用と部品代・工賃とに分けて送信する。
【0199】コンピュータ1AのCPU6aは、サーバ
S1から各サービス料金を受信すると、サービス選択画
面46Aの表示領域49に定期メンテナンス料金を表示
し、表示領域50に車検サービス料金を表示し、表示領
域52に各表示領域49,50に表示された料金の合計
金額を表示する。
【0200】各サービスの料金及びその合計金額がサー
ビス選択画面46Aに表示されると、担当者は、サービ
ス選択画面46Aを顧客に提示し、この料金で良いか否
かを顧客に確認する。このとき、顧客が例えば料金の変
更を求める場合には、選択するサービス,コースの種別
を変更して再計算ボタン47aを押す。
【0201】すると、上述した手法によって新たな各サ
ービス料金及び合計金額が取得され、各表示領域49,
50,52に表示される。担当者は、顧客がサービス料
金及び合計金額に対して了承した場合に、確定ボタン5
3を押す。
【0202】すると、コンピュータ1AのCPU6a
は、代金表示画面31Aを前面に表示する。CPU6a
は、代金表示画面31Aの表示領域54に、サービス選
択画面46Aにて選択されたサービスの料金の合計金額
を表示する。
【0203】また、CPU6aは、サービス料金の合計
金額のうち、課税対象となる金額を算出し、その算出結
果を表示領域55に表示するとともに、非課税対象とな
る金額を表示領域56に表示する。また、CPU6a
は、サービスに対する消費税を算出し、その消費税額を
表示領域57に表示する。そして、CPU6aは、各表
示領域54,57に表示されたサービス料の合計金額及
び消費税額の合計金額を支払合計金額として表示領域5
8に表示する。
【0204】担当者は、代金表示画面31Aを顧客に提
示することで、顧客に対して支払合計金額の了承を求め
る。顧客が支払合計金額に対して了承すると、代金表示
画面31Aに設けられた登録ボタン70aを押す。
【0205】登録ボタン70aが押されると、コンピュ
ータ1のCPU6aは、MM7aに保持された車両の特
定情報,個人情報及びサービスに係る情報をHDD8a
内に設けられた契約顧客DB(図示せず)に登録する。
【0206】コンピュータ1Aの契約顧客DBに保持さ
れた情報は、サーバS1へ送信される。サーバS1のC
PU6は、コンピュータ1から受信した情報をHDD8
内の顧客DB22,メンテナンス契約DB23,車検契約
DB24の夫々に登録する。
【0207】即ち、CPU6は、コンピュータ1から受
信した情報のうち、少なくとも顧客情報画面40に表示
された個人情報を顧客DB22に格納する。また、メン
テナンス契約DB23及び車検契約DB24には、少な
くとも顧客の氏名(契約者氏名)と、車両の特定情報(少
なくともプレート番号)と、サービスの契約期間と、契
約したコースと、サービス料金とを格納する。
【0208】顧客は、整備契約を締結した際に、その支
払合計金額を運営会社に対して前払いする。この支払方
法は、運営会社の金融機関の口座に対する振込、運営会
社への現金書留や為替の送付,コンピュータ(例えば、
コンピュータ1A)を用いた電子決済等の既存の支払方
法の何れをも採用することができる。或いは、整備会社
の担当者が顧客から支払合計金額を受け取り、運営会社
に渡すようにしても良い。
【0209】また、顧客は、インターネットのWebサ
イトを用いて整備契約を締結することもできる。サーバ
S1は、コンピュータ1Aが持つコンテンツ(代金表示
画面31A,顧客情報画面40,サービス選択画面46
A)等をWebページ(ホームページ)として管理するW
ebサーバとして機能する。また、ユーザ(顧客)が使用
するコンピュータ1Bは、上記ホームページに対しネッ
トワークN(インターネット)を通じてアクセスするWe
bブラウザとして機能する。
【0210】サーバS1のCPU6は、コンピュータ1
B(Webブラウザ)からの要求に応じてホームページを
提供(送信)する。顧客は、サーバS1から提供され(受
信し)、コンピュータ1Bのディスプレイ装置に表示さ
れたホームページ中の代金表示画面31A,顧客情報画
面40,サービス選択画面46Aを用いて上述した契約
の対象に該当する車両に係る情報,個人情報及びサービ
スの内容に係る情報を入力する。
【0211】その後、顧客は、入力した車両に係る情
報,個人情報及びサービスの内容に係る情報の送信指示
をコンピュータ1Bに入力する。すると、コンピュータ
1BからサーバSへ車両の特定情報,個人情報及びサー
ビスの内容に係る情報が送信される。
【0212】サーバS1がコンピュータ1Bから情報を
受信すると、CPU6は、当該情報をMM7に保持する
とともに、各サービスの料金,合計金額,課税対象額,
非課税対象額,課税額及び支払合計金額を上述した手法
によって算出し、コンピュータ1Bに送信する。
【0213】コンピュータ1BがサーバS1から各金額
を受信すると、CPU6aは、各金額を代金表示画面3
1Aの各表示領域54〜58と、サービス選択画面46
Aの各表示領域49,50,52に表示する。これに対
し、顧客が確定ボタン53を押し、続いて登録ボタン7
0aを押すと、契約成立の旨がサーバS1に送信され
る。この場合にも顧客は、支払合計金額を上述した支払
方法の何れかを用いて前払いする。
【0214】サーバS1が契約成立の旨を受信すると、
CPU6は、MM7に保持した車両の特定情報,個人情
報及びサービスの内容に係る情報を、DB10の車両D
B14,顧客DB22,メンテナンス契約DB23,車検
契約DB24の夫々に登録する。これによって、整備サ
ービス契約(定期メンテナンス契約又は車検サービス契
約)の内容が、メンテナンス契約DB23又は車検契約
DB24に記憶される。このようにして、サーバS1
は、各コンピュータ1Aから通知された定期メンテナン
ス契約の内容又は車検サービス契約の内容を受け取り、
DB10Aのメンテナンス契約DB23又は車検契約D
B24に登録し、一元管理する。
【0215】以上説明したように、整備サービス契約の
締結を求める顧客は、共同事業体に加盟している何れか
の整備会社(加盟店)に赴き、整備会社に設置されたコン
ピュータ1Aを用いて料金前払いによる整備サービス契
約を締結することができる。また、コンピュータ1Bを
用いてサーバS1にアクセスし、料金前払いの整備サー
ビス契約を締結することもできる。
【0216】(定期メンテナンス又は車検サービス)上述
した整備サービス契約が締結された場合には、運営会社
は、サーバS1を操作して、第1実施形態とほぼ同様の
手法を用い、定期メンテナンスや自動車検査の時期が近
づいている顧客にDMを送付し、定期メンテナンスや車
検サービスの提供を受けることを促す。
【0217】顧客は、DMによる要請,或いは自発的
に、共同事業体の加盟店に該当する何れかの整備会社に
赴き、定期メンテナンスや車検サービスの提供を依頼す
ることができる。このとき、顧客が赴く整備会社は、加
盟店であれば何処でも良い。
【0218】但し、第1実施形態で説明したように、整
備会社によっては、交換部品の在庫がない場合がある。
もっとも、顧客は、整備契約車両の車庫から或る程度の
範囲に存する(例えば、最寄りの)整備会社に赴くことが
殆どである。このため、或る程度の範囲にある加盟店が
必要な部品を用意するようにし、且つ当該加盟店への来
店をDMで勧める。また、顧客が運営会社に整備会社を
指定し、その整備会社が顧客が赴く日までに必要な部品
を用意するようにする。
【0219】整備会社では、整備サービス契約を締結し
ている顧客が来店し、車両の整備の依頼を受けると、オ
ペレータ(整備会社の担当者)がコンピュータ1Aを操作
して運営会社のサーバS1にアクセスする。すると、サ
ーバS1からコンピュータ2に対し、サービスの種別
(定期メンテナンス,車検サービス)及び車両のプレート
番号の入力画面(図示せず)が提供される。
【0220】これに対し、オペレータは、コンピュータ
1Aの入力装置11aを操作し、顧客が依頼するサービ
スの種別と持ち込んだ車両のプレート番号を入力する。
すると、コンピュータ1AのCPU6aは、入力された
プレート番号をサーバS1に送信する。
【0221】サーバS1のCPU6は、サービスの種別
及びプレート番号を受信すると、そのサービスの種別に
対応するDBを参照する。即ち、サービスの種別が定期
メンテナンスである場合には、メンテナンス契約DB2
3を参照し、サービスの種別が車検サービスである場合
には、車検契約DB24を参照する。続いて、CPU6
は、参照対象のDB(メンテナンス契約DB23又は車
検契約DB24)から受信したプレート番号に対応する
対象車両のレコードを検索し、該当するレコード(整備
サービスの内容)があるか否かを判定する。
【0222】このとき、該当するレコードがある場合に
は、CPU6は当該レコードをMM7に読み出す。続い
て、CPU6は、検出したレコードの内容を用いて整備
メニューDB27を参照し、レコードに対応する(契約
に応じた)整備項目をMM7に読み出す。そして、CP
U6は、DB23又はDB24と、DB27とから読み
出した情報をコンピュータ1Aに送信する。
【0223】すると、コンピュータ1AのCPU6a
は、サーバS1から受信した情報を表示した整備画面7
1(図12参照:但し、図12は定期メンテナンスの場
合の内容を図示)をディスプレイ装置に表示出力する
((出力手段に相当))。
【0224】これに対し、コンピュータ1Aのオペレー
タが、整備画面71に設けられた印刷ボタン72を押す
と、CPU6a((出力手段に相当))の制御によって出力
装置12aのプリンタが整備画面71を所定の用紙に印
刷出力する。オペレータは、整備画面71が印刷された
用紙を対象車両の整備員に渡す。
【0225】整備員は、整備画面71に示された内容に
従って、対象車両に定期メンテナンス又は車検サービス
の整備を施す。もっとも、整備員はディスプレイ装置に
表示された整備画面71に従って整備を行っても良い。
【0226】その後、各整備項目に対する整備が終了す
ると、コンピュータ1Aのオペレータは、整備画面71
をディスプレイ装置上に呼び出し、整備画面71に設け
られた完了ボタン73を押す。すると、コンピュータ1
AのCPU6aは、対象車両に対する定期メンテナンス
が終了した旨の通知をコンピュータ1AからサーバS1
へ送信する。
【0227】すると、サーバS1では、第1実施形態と
同様に、通知に含まれたプレート番号,車名,顧客氏
名,整備メニュー,整備項目,部品代金,数量,工賃
を、請求DB28に登録する。なお、上記通知に含まれ
た各データ項目は、各整備会社に個々に設けられた販売
管理のコンピュータシステムのDB中に売掛データとし
て登録されるようにしてもよい。
【0228】運営会社のサーバS1のCPU6は、所定
の締日になると、請求DB28から整備会社毎の請求デ
ータを読み出して集計し、各整備会社に対する納金表を
作成する。そして、納金表に基づき、加盟会社DB29
から料金を振り込むべき整備会社の支払口座の特定情報
を取得し、支払口座を管理するコンピュータにネットワ
ークを通じてアクセスし、支払額を当該支払口座に振込
む。なお、この振り込み作業はマニュアルで行われても
良い。
【0229】一方、サーバS1のCPU6は、コンピュ
ータ1Aから受信したサービスの種別及びプレート番号
に対応するレコードがメンテナンスDB23及び車検契
約DB24にないと判定した場合には、整備サービス契
約が結ばれていない旨の通知をコンピュータ1Aに送信
する。コンピュータ1AのCPU6aは、上記通知をサ
ーバS1から受信した場合に、整備サービス契約が結ば
れていないと判定し((判定手段に相当))、その旨をディ
スプレイ装置に表示する。
【0230】この場合には、当該顧客と当該整備会社と
の間で、従来と同様に、定期メンテナンス又は車検サー
ビスの契約が結ばれ、契約内容に応じた整備が対象車両
に施される。
【0231】〈第3実施形態の作用〉第3実施形態によ
ると、各コンピュータ1A又はコンピュータ1Bの操作
によって、顧客が料金前払いを条件に含む整備サービス
契約(定期メンテナンス契約,車検サービス契約)を締結
する。加盟店に該当する整備会社は、顧客が整備サービ
ス契約に基づくサービスの提供を受けるために来店する
と、コンピュータ1Aを用いてサーバS1にアクセス
し、料金前払いの整備契約が締結されているか否かを確
認(判定)し、締結されている場合には、締結された整備
サービス契約の内容に従った整備内容で整備サービスを
提供する。
【0232】第3実施形態によれば、顧客は、整備会社
で整備サービス契約を結ぶ場合には、加盟店に該当する
どの整備会社に赴いても同じ条件の整備契約を結ぶこと
ができる。また、顧客は、自宅に設置したコンピュータ
1Bを用いて整備サービス契約を結ぶこともできる。
【0233】また、整備サービス契約を結んだ顧客は、
加盟店に該当する何れの整備会社においても、契約内容
に即した整備内容で定期メンテナンスや車検サービスを
受けることができる。即ち、顧客は、どの整備会社に赴
いても、同じサービス料金で同じ内容のサービスを受け
ることができる。
【0234】顧客は、サービス料金を前払いしているの
で、定期メンテナンスや車検の時期において、これらの
サービス料金を臨時の出費と感じなくて済む。また、顧
客は、サービス料金の前払いにより、サービス料金を惜
しんで定期メンテナンスを受けるようになる。
【0235】〈変形例〉なお、代金表示画面31Aに表
示されたローン選択ボタン59を押すことで、第1実施
形態にて説明した手法と同様の手法によって、整備契約
に対する支払合計金額を対象とするローン契約が結ばれ
るようにしても良い。この場合、金融会社から運営会社
に対して支払合計金額が支払われ、顧客は金融会社に対
して借り入れ金を返済する。
【0236】また、第3実施形態の構成に代えて、メン
テナンス契約や車検サービスの料金算出がコンピュータ
1Aにて実行されるようにしても良い。また、サーバS
1が上記したコンピュータ1Aと同じ機能を備え、運営
会社において料金前払いの整備契約が締結できるように
しても良い。
【0237】また、図17に示したロードサービス料金
DB20,ロードサービス契約DB26,図19に示し
たロードサービス契約に係るマンマシンインターフェイ
スを用いて、料金前払いのロードサービス契約が締結さ
れるようにしても良い。
【0238】
【発明の効果】本発明による車両に係るサービス提供シ
ステムよれば、自動車に係る複数種類のサービスの代金
の支払いを一元化することができる。
【0239】また、本発明による整備サービスの提供シ
ステムによれば、複数の中から顧客が選択した何れの整
備サービス業者においても、同じ料金且つ同じ整備内容
で整備サービスを受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による自動車に係るサービス
提供システムのネットワークシステム構成図
【図2】図1に示したサーバのハードウェア構成図
【図3】図1に示したコンピュータのハードウェア構成
【図4】代金表示画面の画面表示例を示す図
【図5】車両データベースの例を示す図
【図6】顧客情報画面の画面表示例を示す図
【図7】用品データベースの例を示す図
【図8】車両諸元データベースの例を示す図
【図9】付帯サービス選択画面の画面表示例を示す図
【図10】ローン契約条件設定画面の画面表示例を示す
【図11】ダイレクトメールの文書例を示す図
【図12】整備画面の画面表示例を示す図
【図13】残存価格基本テーブルの例を示す説明図
【図14】サービスランク検索テーブルの例を示す説明
【図15】サービスランク別残存価格上昇率テーブルの
例を示す説明図
【図16】第2実施形態における付帯サービス選択画面
の画面表示例を示す図
【図17】本発明を説明するフローチャート
【図18】本発明を説明するフローチャート
【図19】整備サービスの提供システムの構成例を示す
【図20】代金表示画面の画面表示例を示す図
【図21】サービス選択画面の画面表示例を示す図
【符号の説明】
S,S1 サーバ 1〜5,1A,1B コンピュータ 6,6a CPU 7,7a メインメモリ(MM) 8,8a ハードディスクドライブ(HDD) 9,9a 通信制御装置 10,10A データベース 11,11a 入力装置 12,12a 出力装置 13 車両諸元データベース 14 車両データベース 15 用品データベース 16 登録諸費用データベース 17 メンテナンス費用データベース 18 車検費用データベース 19 保険データベース 20 ロードサービス料金データベース 21 支払条件データベース 22 顧客データベース 23 メンテナンス契約データベース 24 車検契約データベース 25 保険契約データベース 26 ロードサービス契約データベース 27 整備メニューデータベース 28 請求データベース 29 加盟会社データベース 31,31A 代金表示画面 40 顧客情報画面 46,46a 付帯サービス選択画面 46A サービス選択画面 60 ローン契約条件設定画面 71 整備画面 74 残存価格基本テーブル 75 サービスランク検索テーブル 76 サービスランク別残存価格上昇率テーブル

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の販売,自動車保険,車両保険,車両
    のメンテナンス,自動車検査サービス,ロードサービス
    のうち二種類以上のサービス提供を契約するための情報
    を顧客に提示する提示手段と、 顧客が提示された情報に従って同時に複数種類のサービ
    ス提供を契約する場合に、契約対象の各サービスの料金
    を算出する料金算出手段と、 前記料金算出手段によって算出された各サービスの料金
    を含む顧客の支払合計金額を算出する合計額算出手段
    と、 前記合計額算出手段によって算出された支払合計金額を
    対象として、ローン契約による借入金の返済条件を設定
    するローン契約設定手段とを備えた車両に係るサービス
    提供システム。
  2. 【請求項2】前記料金算出手段は、顧客が同時に複数種
    類のサービス提供を契約する場合に、契約対象のサービ
    スのうち少なくとも一つのサービスの料金を、そのサー
    ビスのみが契約される場合よりも低い金額で算出する請
    求項1記載の車両に係るサービス提供システム。
  3. 【請求項3】前記料金算出手段は、顧客が自動車保険を
    契約する場合に、自動車保険の対象車両が保険料割引対
    象に該当する安全装備を有するときには、当該安全装備
    がない場合に比べて低い金額の自動車保険料を算出する
    請求項1又は2記載の車両に係るサービス提供システ
    ム。
  4. 【請求項4】前記料金算出手段は、顧客が同時に自動車
    保険とロードサービスとを契約する場合に、自動車保険
    の料金をロードサービスが契約されない場合よりも低い
    金額で算出する請求項1〜3の何れかに記載の車両に係
    るサービス提供システム。
  5. 【請求項5】前記提示手段は、顧客が車両を購入する場
    合に、料金の前払いを条件に含む販売対象の車両に対す
    る自動車保険の契約を促す情報を提示する請求項1〜4
    の何れかに記載の車両に係るサービス提供システム。
  6. 【請求項6】前記提示手段は、顧客が車両を購入する場
    合に、料金の前払いを条件に含む販売対象の車両に対す
    る車両保険の契約を促す情報を提示する請求項1〜5の
    何れかに記載の車両に係るサービス提供システム。
  7. 【請求項7】前記提示手段は、顧客が車両を購入する場
    合に、料金の前払いを条件に含む販売対象の車両に対す
    るメンテナンスの契約を促す情報を提示する請求項1〜
    6の何れかに記載の車両に係るサービス提供システム。
  8. 【請求項8】前記提示手段は、顧客が車両を購入する場
    合に、料金の前払いを条件に含む販売対象の車両に対す
    る自動車検査サービスの契約を促す情報を提示する請求
    項1〜7の何れかに記載の車両に係るサービス提供シス
    テム。
  9. 【請求項9】前記提示手段は、顧客が車両を購入する場
    合に、料金の前払いを条件に含む販売対象の車両に対す
    るロードサービスの契約を促す情報を提示する請求項1
    〜8の何れかに記載の車両に係るサービス提供システ
    ム。
  10. 【請求項10】顧客が車両の買い戻し条件付き販売契約
    によって車両を購入する場合に、販売対象の車両の所定
    の買い戻し時期における残存価格を算出する残存価格算
    出手段をさらに備え、 前記残存価格算出手段は、顧客が車両の買い戻し条件付
    き販売契約と同時に販売対象車両に対する料金の前払い
    を前提としたメンテナンス及び/又は自動車検査サービ
    スを契約する場合に、買い戻し時期における前記車両の
    残存価格を、メンテナンス及び/又は自動車検査サービ
    スが契約されない場合よりも高い金額で算出する請求項
    1〜9の何れかに記載の車両に係るサービス提供システ
    ム。
  11. 【請求項11】車両の販売,自動車保険,車両保険,車
    両のメンテナンス,自動車検査サービス,ロードサービ
    スのうちの二種類以上のサービス提供について顧客が契
    約するための情報を提示するとともに、顧客が提示され
    た情報に基づいて契約を所望する複数種類のサービスを
    選択し且つ選択された各サービスの契約に必要な情報を
    入力するための入力画面の情報を、要求に応じて出力す
    る画面情報出力手段をさらに備えた請求項1記載の車両
    に係るサービス提供システム。
  12. 【請求項12】車両の販売,自動車保険,車両保険,車
    両のメンテナンス,自動車検査サービス,ロードサービ
    スのうち二種類以上のサービス提供を契約するための情
    報を顧客に提示し、 顧客が提示された情報に従って同時に複数種類のサービ
    ス提供を契約する場合に、契約対象の各サービスの料金
    を算出し、 算出した各サービスの料金を含む顧客の支払合計金額を
    算出し、 算出した支払合計金額を対象として、ローン契約による
    借入金の返済条件を設定することを含む車両に係るサー
    ビス提供方法。
  13. 【請求項13】顧客が同時に複数種類のサービス提供を
    契約する場合に、契約対象のサービスのうち少なくとも
    一つのサービスの料金を、そのサービスのみが契約され
    る場合よりも低い金額で算出する請求項12記載の車両
    に係るサービス提供方法。
  14. 【請求項14】顧客が自動車保険を契約する場合に、自
    動車保険の対象車両が保険料割引対象に該当する安全装
    備を有するときには、当該安全装備がない場合に比べて
    低い金額の自動車保険料を算出する請求項12又は13
    記載の車両に係るサービス提供方法。
  15. 【請求項15】顧客が同時に自動車保険とロードサービ
    スとを契約する場合に、自動車保険の料金をロードサー
    ビスが契約されない場合よりも低い金額で算出する請求
    項12〜14の何れかに記載の車両に係るサービス提供
    方法。
  16. 【請求項16】料金の前払いを条件に含む車両の整備サ
    ービスの提供の契約を顧客に提示する提示手段と、 提示された整備サービス契約が締結された場合に、締結
    された整備サービス契約の内容を記憶する記憶手段と、 車両の整備を依頼された場合に、前記記憶手段に記憶さ
    れた整備サービス契約の内容に基づいて当該車両を対象
    とする整備サービス契約が締結されているか否かを判定
    する判定手段と、 整備サービス契約が締結されている場合に、整備サービ
    ス契約の内容に従った整備内容を出力する出力手段とを
    備えた整備サービスの提供システム。
  17. 【請求項17】第1コンピュータと、第1コンピュータ
    にネットワークを通じて接続された第2コンピュータ
    と、車両の整備場所に設置され第2コンピュータにネッ
    トワークを通じて接続された複数の第3コンピュータと
    を備え、 前記第1コンピュータは、料金の前払いを前提とした車
    両の整備サービスの提供の契約を提示する提示手段と、
    提示された整備サービス契約が締結された場合に、締結
    された整備サービス契約の内容を前記第2コンピュータ
    に通知する通知手段とを有し、 前記第2コンピュータは、前記第1コンピュータから通
    知された整備サービス契約の内容を記憶する記憶手段を
    有し、 前記第2コンピュータ又は前記第3コンピュータは、車
    両の整備を依頼された場合に、前記記憶手段に記憶され
    た整備サービス契約の内容に基づいて当該車両を対象と
    する整備サービス契約が締結されているか否かを判定す
    る判定手段を有し、 前記第3コンピュータは、整備サービス契約が締結され
    ている場合に、当該整備サービス契約の内容に従った整
    備内容を出力する出力手段とを有する整備サービスの提
    供システム。
  18. 【請求項18】料金の前払いを条件に含む車両の整備サ
    ービスの提供の契約を顧客に提示し、 提示された整備サービス契約が締結された場合に、締結
    された整備サービス契約の内容を記憶し、 車両の整備を依頼された場合に、記憶された整備サービ
    ス契約の内容に基づいて当該車両を対象とする整備サー
    ビス契約が締結されているか否かを判定し、 整備サービス契約が締結されている場合に、当該整備サ
    ービス契約の内容に従った整備内容を出力することを含
    む整備サービスの提供方法。
  19. 【請求項19】第1コンピュータと、第1コンピュータ
    にネットワークを通じて接続された第2コンピュータ
    と、車両の整備場所に設置され第2コンピュータにネッ
    トワークを通じて接続された複数の第3コンピュータと
    を備え、 前記第1コンピュータは、料金の前払いを前提とした車
    両の整備サービスの提供の契約を提示し、提示された整
    備サービス契約が締結された場合に、締結された整備サ
    ービス契約の内容を前記第2コンピュータに通知し、 前記第2コンピュータは、前記第1コンピュータから通
    知された整備サービス契約の内容を記憶し、 前記第2コンピュータ又は前記第3コンピュータは、車
    両の整備を依頼された場合に、前記第2コンピュータに
    記憶された整備サービス契約の内容に基づいて当該車両
    を対象とする整備サービス契約が締結されているか否か
    を判定し、 前記第3コンピュータは、整備サービス契約が締結され
    ている場合に、当該整備サービス契約の内容に従った整
    備内容を出力することを含む整備サービスの提供方法。
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