JP4369678B2 - 車両に係るサービス提供システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両を所有するにあたって必要とされるサービスを提供する車両に係るサービス提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車を所有するにあたっては、自動車販売サービスに加え、自動車保険,車両の点検整備や車検整備,車両の損傷修理,ロードサービスといった様々な付帯サービスを受ける必要がある。
【0003】
従来、自動車を所有しようとする者又は自動車の所有者は、上記した各サービスの提供を受ける場合には、夫々のサービスを提供する個別の事業体との間で、現状に鑑みたサービス内容に係る契約を交わし、サービスの代金を支払わねばならない。
【0004】
例えば、或る者が自動車を購入する場合には、自動車販売会社との間で販売契約を結び、代金を支払う。また、自動車の購入にあたって自動車保険に加入する場合には、保険会社との間で保険契約を結び、保険料を支払う。或いは、自動車の整備又は修理を行う場合には、自動車の整備会社との間で整備又は修理に係る契約を結び、代金を支払う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
現状では、各サービスに対する料金は、サービスに係る契約を結んだ時点で個別に支払っている。このため、或る者が複数種類のサービス契約を結び、各サービスの代金をローンにより支払おうとすると、各サービスの代金に対するローン契約を結ばなければならなかった。このため、サービスを受ける者は、複数のローン契約内容を把握・管理しなければならないので煩雑であった。
【0006】
また、整備会社との間で整備サービスの提供を受ける契約を結んだ者は、その整備会社でしか整備サービスを受けることができなかった。これに対し、整備サービスの利用者は、事前に自動車の整備サービスの契約を料金前払いで締結しておき、その後、整備サービスの提供を受ける時期に、そのときの都合で複数の整備会社の中から何れかを選択し、選択した整備会社において契約に従った自動車の整備サービスを受けたいという要望があった。
【0007】
本発明の目的は、上記問題に鑑みなされたものであり、車両に係る複数種類のサービスを受ける場合に、複数種類のサービスの代金の支払いを一元化することができる車両に係るサービス提供システムを提供することである。
【0008】
また、本発明の目的は、複数の整備サービス業者から顧客が選択した何れの整備サービス業者においても、同じ料金且つ同じ整備内容で整備サービスを受けることを可能にする整備サービスの提供システムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため以下のようにした。
即ち、本発明の第1の発明は、車両に係るサービス提供システムであり、車両の販売,自動車保険,車両保険,車両のメンテナンス,自動車検査サービス,ロードサービスのうち二種類以上のサービス提供を契約するための情報を顧客に提示する提示手段と、顧客が提示された情報に従って同時に複数種類のサービス提供を契約する場合に、契約対象の各サービスの料金を算出する料金算出手段と、前記料金算出手段によって算出された各サービスの料金を含む顧客の支払合計金額を算出する合計額算出手段と、前記合計額算出手段によって算出された支払合計金額を対象として、ローン契約による借入金の返済条件を設定するローン契約設定手段とを備える。
【0010】
また、本発明の第2の発明は、車両の整備サービス提供システムであり、料金の前払いを条件に含む車両の整備サービスの提供の契約を顧客に提示する提示手段と、提示された整備サービス契約が締結された場合に、締結された整備サービス契約の内容を記憶する記憶手段と、車両の整備を依頼された場合に、前記記憶手段に記憶された整備サービス契約の内容に基づいて当該車両を対象とする整備サービス契約が締結されているか否かを判定する判定手段と、整備サービス契約が締結されている場合に、整備サービス契約の内容に従った整備内容を出力する出力手段とを備える。
【0011】
【発明の実施の形態】
〔本発明の詳細〕
以下、上記した本発明による第1及び第2の発明の詳細を説明する。
【0012】
本発明による第1の発明は、車両に係るサービスの提供システムであり、車両に係るサービスの提供を受ける契約を支援するシステム(車両に係るサービスの提供契約の支援システム(方法))として機能する。
【0013】
本発明において、「車両」は、乗用車(軽自動車を含む),貨物車(軽貨物車を含む)等の自動車,自動二輪,特殊車両等を含む概念である。「車両に係るサービス」は、例えば、車両の販売,自動車保険,車両保険,車両のメンテナンス(例えば、定期メンテナンス),自動車検査サービス,ロードサービスである。その他に、車両をサービスの客体(対象)とするあらゆるサービスを含む。
【0014】
図17は、第1の発明を説明するフローチャートである。図17において、本システムは、顧客に対し、車両の販売,自動車保険,車両保険,車両のメンテナンス,自動車検査サービス,ロードサービスのうち二以上のサービスについて提供を受けるための契約を結ぶための情報を顧客に提示する(S01)。次に、本システムは、顧客が提示された情報に従って同時に複数種類のサービス提供を契約する場合に、契約対象の各サービスの料金を算出する(S02)。次に、本システムは、算出した各サービスの料金を含む顧客の支払合計金額を算出する(S03)。次に、本システムは、算出した支払合計金額を対象として、ローン契約による借入金の返済条件を設定する(S04)。
【0015】
このように、第1の発明のシステムによると、顧客が契約を所望した複数の各サービスの料金を含む支払合計額がローンの対象となる。従って、顧客は、車両に係る複数種類のサービスを受ける場合に、その代金の支払いを一元化することができる。
【0016】
本システムは、上述したS01〜S04のステップを実現するにあたって、コンピュータシステム又はコンピュータネットワークシステムを用いる。例えば、本システムは、提示手段,記憶手段,料金算出手段,合計額算出手段及び返済条件設定手段を或るコンピュータが備える構成としても良い。或いは、複数のコンピュータがネットワークを通じて接続されたネットワークシステムにおいて、各コンピュータが上記した手段の少なくとも1つを備え、各手段が各コンピュータで実現されるようにしても良い。このとき、各コンピュータが上記手段を実現するための情報又はデータを他のコンピュータから得るようにしても良い。また、複数のコンピュータが料金算出手段を有し、各サービスの料金が異なるコンピュータにて算出されるようにしても良い。さらに、本システムは、設定されたローンの返済条件を審査する審査手段(を有するコンピュータ)をさらに備えていても良い。
【0017】
提示手段,料金算出手段,合計額算出手段及び返済条件設定手段は、例えば、CPU,MPU等のプロセッサ装置が記録媒体に記録されたプログラムをメインメモリにロードして実行することにより実現される。提示手段を備えるコンピュータは、各サービスの提供場所に設置されるコンピュータであっても良く、顧客が所有又は占有する(例えば家庭に設置された)コンピュータであっても良い。
【0018】
提示された情報に対し、例えば、契約に必要な情報として、顧客の個人情報,サービスの客体(対象)となる車両に係る情報,提供を受けるサービスの内容に係る情報を入力するようにする。また、ローン契約を結ぶ場合に、ローンの返済条件を決定するための情報を入力するようにする。
【0019】
記憶手段は、例えば、RAM,EPROM,EEPROM,不揮発性メモリ,フロッピーディスク,ハードディスク等の磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の読み書き可能な記録媒体を用いることができる。
【0020】
本システムは、S02において、料金算出手段が、顧客が同時に複数種類のサービス提供を契約する場合に、契約対象のサービスのうち少なくとも一つのサービスの料金を、そのサービスのみが契約される場合よりも低い金額で算出する構成とすることができる。
【0021】
また、本システムは、S02において、料金算出手段が、顧客が自動車保険を契約する場合に、自動車保険の対象車両が保険料割引対象に該当する安全装備を有するときには、当該安全装備がない場合に比べて低い金額の自動車保険料を算出する構成とすることができる。
【0022】
また、本システムは、S03において、料金算出手段は、顧客が同時に自動車保険とロードサービスとを契約する場合に、自動車保険の料金をロードサービスが契約されない場合よりも低い金額で算出する構成とすることができる。
【0023】
また、本システムは、提示手段が、顧客が車両を購入する(車両の販売サービスの提供を受ける(契約する))場合に、料金の前払いを条件に含む販売対象の車両に対する自動車保険の契約を促す情報を提示する構成とすることもできる。
【0024】
また、本システムは、提示手段が、顧客が車両を購入する場合に、料金の前払いを条件に含む販売対象の車両に対する車両保険の契約を促す情報を提示する構成とすることもできる。
【0025】
また、本システムは、提示手段が、顧客が車両を購入する場合に、料金の前払いを条件に含む販売対象の車両に対するメンテナンスの契約を促す情報を提示する構成とすることもできる。
【0026】
また、本システムは、提示手段が、顧客が車両を購入する場合に、料金の前払いを条件に含む販売対象の車両に対する自動車検査サービスの契約を促す情報を提示する構成とすることもできる。
【0027】
また、本システムは、提示手段が、顧客が車両を購入する場合に、料金の前払いを条件に含む販売対象の車両に対するロードサービスの契約を促す情報を提示する構成とすることもできる。
【0028】
また、本発明は、顧客が車両の買い戻し条件付き販売契約によって車両を購入する場合に、販売対象の車両の所定の買い戻し時期における残存価格を算出する残存価格算出手段をさらに備え、残存価格算出手段は、顧客が車両の買い戻し条件付き販売契約と同時に販売対象車両に対する料金の前払いを前提としたメンテナンス及び/又は自動車検査サービスを契約する場合に、買い戻し時期における前記車両の残存価格を、メンテナンス及び/又は自動車検査サービスが契約されない場合よりも高い金額で算出する構成とすることもできる。
【0029】
また、本システムは、車両の販売,自動車保険,車両保険,車両のメンテナンス,自動車検査サービス,ロードサービスのうちの二種類以上のサービス提供について顧客が契約するための情報を提示するとともに、顧客が提示された情報に基づいて契約を所望する複数種類のサービスを選択し且つ選択された各サービスの契約に必要な情報を入力するための入力画面の情報を、要求に応じて出力する画面情報出力手段をさらに備える構成とすることもできる。
【0030】
画面情報出力手段は、例えば、プロセッサ装置によるプログラム実行によって表示される。出力された入力画面の情報は、画面情報出力手段を備えるコンピュータに接続された表示装置(CRTやLCD)に表示される,或いは、ネットワークを通じて他のコンピュータに与えられ、当該他のコンピュータに接続された表示装置に表示される。例えば、画面情報出力手段は、入力画面の情報を、インターネットを通じて伝送されWWWブラウザにて閲覧されるホームページの情報として出力(送信)する。
【0031】
また、第1の発明は、車両の販売,自動車保険,車両保険,車両のメンテナンス,自動車検査サービス,ロードサービスのうち二種類以上のサービス提供を契約するための情報を顧客に提示し、顧客が提示された情報に従って同時に複数種類のサービス提供を契約する場合に、契約対象の各サービスの料金を算出し、算出した各サービスの料金を含む顧客の支払合計金額を算出し、算出した支払合計金額を対象として、ローン契約による借入金の返済条件を設定することを含む車両に係るサービス提供方法として特定できる。
【0032】
本方法は、顧客が同時に複数種類のサービス提供を契約する場合に、契約対象のサービスのうち少なくとも一つのサービスの料金を、そのサービスのみが契約される場合よりも低い金額で算出する構成とすることもできる。
【0033】
また、本方法は、顧客が自動車保険を契約する場合に、自動車保険の対象車両が保険料割引対象に該当する安全装備を有するときには、当該安全装備がない場合に比べて低い金額の自動車保険料を算出する構成とすることもできる。
【0034】
また、本方法は、顧客が同時に自動車保険とロードサービスとを契約する場合に、自動車保険の料金をロードサービスが契約されない場合よりも低い金額で算出する構成とすることもできる。
【0035】
本発明による第2の発明は、整備サービスの提供システムである。図18は、第2の発明を説明するフローチャートである。図18において、本システムは、料金の前払いを条件に含む車両の整備サービスの提供の契約を顧客に提示する(S11)。次に、本システムは、提示された整備サービス契約が締結された場合に、締結された整備サービス契約の内容を記憶する(S12)。次に、本システムは、車両の整備を依頼された場合に、前記記憶手段に記憶された整備サービス契約の内容に基づいて当該車両を対象とする整備サービス契約が締結されているか否かを判定する(S13)。次に、整備サービス契約が締結されている場合に、整備サービス契約の内容に従った整備内容を出力する(S14)。
【0036】
また、第2の発明は、単数又は複数の第1コンピュータと、第1コンピュータにネットワークを通じて接続された第2コンピュータと、車両の整備場所に設置され第2コンピュータにネットワークを通じて接続された第3コンピュータとを備え、第1コンピュータは、料金の前払いを前提とした車両の整備サービスの提供の契約を提示する提示手段と、提示された整備サービス契約が締結された場合に、締結された整備サービス契約の内容を第2コンピュータに通知する通知手段とを有し、第2コンピュータは、第1コンピュータから通知された整備サービス契約の内容を記憶する記憶手段を有し、第2コンピュータ又は第3コンピュータは、車両の整備を依頼された場合に、記憶手段に記憶された整備サービス契約の内容に基づいて当該車両を対象とする整備サービス契約が締結されているか否かを判定する判定手段を有し、第3コンピュータは、整備サービス契約が締結されている場合に、当該整備サービス契約の内容に従った整備内容を出力する出力手段とを有する整備サービスの提供システムとして特定することができる。
【0037】
第2の発明のシステムによると、提示された情報に従って、料金前払いで整備サービス契約を締結すると、その内容が記憶手段に登録される。その後、顧客が整備業者に整備を依頼すると、記憶手段に登録された情報を用いて整備サービス契約が締結されているか否かが判定される。そして、締結されていれば、その整備内容が表示装置に表示出力,或いは、プリンタから印刷出力される。その後、整備内容に従って、車両に対する整備サービスが施される。
【0038】
ここで、料金は前払いであるので一定である。また、整備は、契約に従った整備内容で行われるので、整備内容も一定である。従って、本システムを用い、車両の整備を依頼する整備サービス業者を複数の中から顧客が選択できるようにすれば、顧客は、何れの整備サービス業者においても、同じ料金且つ同じ整備内容で整備サービスを受けることができる。
【0039】
第2の発明がネットワークシステムで構成される場合、各第1コンピュータは、整備サービス契約の締結を支援するコンピュータとして機能する。第2コンピュータは、各第1コンピュータを用いて締結された整備サービス契約の内容を一元管理するサーバとして機能する。各第3コンピュータは、契約の締結の有無及びその内容を第2コンピュータに問い合わせるコンピュータとして機能する。
【0040】
判定手段及び出力手段は、例えば、プロセッサ装置のプログラム実行によって実現される。第1のコンピュータは、整備サービスの提供場所(整備会社)に設置されるようにしても良いが、その他の場所,例えば、車両販売,保険,ロードサービス等の他のサービスの提供場所に設置されるようにしても良い。第1コンピュータは、顧客に所有又は占有される(例えば家庭に設置される)コンピュータであっても良い。このとき、第1コンピュータを、WWWサーバから整備サービスの情報を含むホームページを受け取るWWWブラウザを備えたコンピュータで構成しても良い。
【0041】
第1コンピュータの数は問わない。また、第1コンピュータ及び第3コンピュータが同じ整備サービスの提供場所に設置される場合には、双方の構成を備えた1つのコンピュータを用いて第1コンピュータ及び第3コンピュータを構成するようにしても良い。
【0042】
第2の発明は、料金の前払いを条件に含む車両の整備サービスの提供の契約を顧客に提示し、提示された整備サービス契約が締結された場合に、締結された整備サービス契約の内容を記憶し、車両の整備を依頼された場合に、記憶された整備サービス契約の内容に基づいて当該車両を対象とする整備サービス契約が締結されているか否かを判定し、整備サービス契約が締結されている場合に、当該整備サービス契約の内容に従った整備内容を出力することを含む整備サービスの提供方法として特定することもできる。
【0043】
また、第2の発明は、単数又は複数の第1コンピュータと、第1コンピュータにネットワークを通じて接続された第2コンピュータと、車両の整備サービスの提供場所に設置され第2コンピュータにネットワークを通じて接続された複数の第3コンピュータとを備え、第1コンピュータは、料金の前払いを前提とした車両の整備サービスの提供の契約を提示し、提示された整備サービス契約が締結された場合に、締結された整備サービス契約の内容を第2コンピュータに通知し、第2コンピュータは、各第1コンピュータから通知された整備サービス契約の内容を記憶し、第2コンピュータ又は第3コンピュータは、車両の整備を依頼された場合に、第2コンピュータに記憶された整備サービス契約の内容に基づいて当該車両を対象とする整備サービス契約が締結されているか否かを判定し、第3コンピュータは、整備サービス契約が締結されている場合に、当該整備サービス契約の内容に従った整備内容を出力することを含む整備サービスの提供方法として特定することもできる。
【0044】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
〔第1実施形態〕
〈車両に係るサービス提供システムの構成〉
図1は、実施形態による車両に係るサービス提供システムをなすコンピュータネットワークシステムの例を示す図である。ネットワークシステムは、車両に係るサービスを提供する複数の事業体からなる共同事業体(フランチャイズチェーン:名称例「カー○○○○倶楽部」)によって運用される。
【0045】
共同事業体は、サービス提供システムの運営会社(運営業者)と、共同事業体への加盟会社(加盟業者)とからなる。加盟会社として、自動車販売会社(車両販売業者),自動車整備・修理会社(整備業者),ロードサービス会社(ロードサービス業者),保険会社(保険業者)及び金融会社(金融業者)が加盟している。
【0046】
ネットワークシステムは、運営会社に設置されたサーバSと、自動車販売会社に設置されたコンピュータ1と、自動車整備・修理会社(整備会社)に設置されたコンピュータ2と、ロードサービス会社に設置されたコンピュータ3と、保険会社に設置されたコンピュータ4と、金融会社に設置されたコンピュータ5とを備える。各コンピュータ1〜5は、ネットワークNを通じてサーバSに接続されている。各コンピュータ1〜5は、クライアントとして、サーバSに保持されているデータベース(DB)10にアクセスすることができる。
【0047】
図2は、サーバSのハードウェア構成図である。サーバSは、パソコン,ワークステーション,これらの上位コンピュータ,或いは専用のサーバマシン等を用いて構成される。サーバSは、CPU6,メインメモリ(MM)7,ハードディスクドライブ(HDD:ハードディスク含む)8,ネットワークNに通信回線を通じて接続された通信制御装置9,入力装置(キーボード,マウス等のポインティングデバイス)11,出力装置(ディスプレイ装置,プリンタ)12等を備えている。
【0048】
HDD8は、各加盟業者に利用されるDB10を保持している。DB10は、図1に示すように、車両諸元DB13と、車両DB14と、用品DB15と、登録諸費用DB16と、メンテナンス費用DB17と、車検費用DB18と、保険DB19と、ロードサービス料金DB20と、支払い条件DB21と、顧客DB22と、メンテナンス契約DB23と、車検契約DB24と、保険契約DB25と、ロードサービス契約DB26と、整備メニューDB27と、請求DB28と、加盟会社DB29とを有している。
【0049】
また、HDD8は、DB10に係る情報処理(DBのメンテナンス等)用のプログラム,サーバSが各コンピュータ1〜5に対するサーバとして機能するためのサーバプログラム,通信プロトコルに係るプログラム等の各種のプログラムを保持している。
【0050】
CPU6は、オペレータの指示入力に応じて、必要なデータをHDD8からMM7にコピーするとともに、指示入力に応じたプログラムを記録媒体からMM7にロードして実行する。これによって、DB10の更新処理,各コンピュータ1〜5からの問い合わせに応じた情報提供処理等の各種の情報処理が実行される。
【0051】
MM7は、CPU6の作業領域として使用される他、出力装置12としてのディスプレイ装置の画面に表示する画像データを記憶するビデオメモリとして使用される。MM7及びHDD8が本発明の記憶手段に相当する。
【0052】
図3は、各コンピュータ1〜5のハードウェア構成例を示す図である。各コンピュータ1〜5は、パソコン,ワークステーション,これらの上位コンピュータ等を用いて構成される。各コンピュータ1〜5は、同じ構成を有しているので、コンピュータ1について説明する。コンピュータ1は、サーバSと同様の構成要素であるCPU6a,MM7a,HDD8a,通信制御装置9a,入力装置11a,出力装置12a等を備えている。
【0053】
各コンピュータ1〜5のHDD8aは、提供すべきサービスに係る情報処理用のプログラム,各コンピュータ1〜5がサーバSに対するクライアントとして機能するためのクライアントプログラム,通信プロトコルに係るプログラム等の各種のプログラムを保持している。
【0054】
CPU6aは、オペレータの指示入力に応じて、必要なデータをHDD8aからMM7aにコピーするとともに、指示入力に応じたプログラムをHDD8aからMM7aにロードして実行する。これによって、サービスの提供に係る処理や、サーバSに対するアクセス(問い合わせ)等の情報処理が行われる。
【0055】
また、各コンピュータ1〜5のHDD8aは、システムの設計等の必要に応じて、各DB13〜29の複製又はサブセットを保持する構成とすることが可能である。
【0056】
MM7a,HDD8aが本発明の記憶手段に相当する。また、CPU6aがHDD8aに保持された各種のプログラムをMM7aにロードして実行することによって、本発明の提示手段,料金算出手段,合計額算出手段,返済条件設定手段,残存価格算出手段,画面情報出力手段が実現される。
【0057】
〈車両に係るサービス提供システムの動作例〉
次に、車両に係るサービス提供システムの動作例を説明する。
(自動車販売会社における車両販売契約)
最初に、自動車販売会社における中古車の車両販売契約(車両の売買契約)の際におけるサービス提供システムの動作例を説明する。自動車販売会社の販売員(販売業者)は、例えば、顧客との商談の際に、コンピュータ1を操作する。
【0058】
販売員は、運営会社のサーバSに接続されたコンピュータ1にて操作を行う。販売員は、入力装置11を用いて図4に示す代金表示画面31((入力画面に相当))の表示指示をコンピュータ1に入力する。すると、CPU6aが、代金表示画面31を出力装置12aとしてのディスプレイ装置の画面に表示する。代金表示画面31は、売買契約の対象となる車両を特定するとともに、車両の代金及び付帯サービスの代金を表示するための画面である。
【0059】
販売員は、代金表示画面31を用いて顧客が購入を望む車両を特定することができる。代金表示画面31には、車両の管理番号の入力・表示領域32と、車両のプレート番号の入力・表示領域33とが設けられている。販売員は、管理番号又はプレート番号を入力した後、検索指示を入力する。すると、CPU6aが、入力された管理番号又はプレート番号を検索キーとして、HDD8a内に設けられた車両DB14の複製(以下、「車両DB14a」と表記)を検索する。
【0060】
図5は、車両DB14a(14)の例を示す説明図である。車両DB14aは、車両の管理番号,プレート番号,メーカ名,車名,型式名,年式,車両価格を含むレコードを保持している。車両DB14aは、管理番号,プレート番号等を検索キーとして検索される。但し、車両が新車である場合には、管理番号及びプレート番号の欄は空欄となっている。なお、車両DB14aは、上記データ項目(要素)を保持し、必要な要素を必要に応じて検出可能にされていれば良く、データ構造は適宜設計可能である。
【0061】
CPU6aは、検索キーに対応するレコードをMM7aに読み出す。続いて、CPU6aは、読み出したレコード中のメーカ名,車名,型式名,年式を、代金表示画面31に設けられた表示領域34〜37に表示する。このとき、販売員が管理番号とプレート番号との一方しか入力していなかった場合には、他方も代金表示画面31に表示される。また、CPU6aは、MM7aに保持されたレコード中の車体価格を、代金表示画面31に設けられた本体価格の表示領域39に表示する。
【0062】
また、販売員は、以下の操作によって車両を特定することができる。即ち、代金表示画面31の各表示領域34〜37の右側には、ボタン34a,35a,36a,37aが設けられている。販売員が入力装置11aの操作(例えば、マウスクリック)によって何れかのボタンを押すと、CPU6aが押されたボタンに対応する選択メニュー(図示せず)をドロップダウン方式で表示する。
【0063】
例えば、メーカ名に対応するボタン34aが押されると、メーカ名が一覧表示された選択メニューが表示される。販売員は、顧客によって選択されたメーカ名を選択・確定することで、メーカ名を特定することができる。
【0064】
販売員は、上記操作と同様の操作で、車名,型式及び年式を特定することができる。そして、メーカ名,車名,型式及び年式が確定されると、CPU6aが上記と同様の手法で車両DB14aから車両価格(代金)をMM7aに読み出し、表示領域39に表示する。代金表示画面31の各表示領域に表示された情報(車両の特定情報)は、MM7aに保持される。
【0065】
代金表示画面31には、詳細入力ボタン38が設けられている。販売員が入力装置11aの操作(例えば、マウスクリック)によって詳細入力ボタン38を押すと、CPU6aが、図6に示す顧客情報画面40((入力画面に相当))をディスプレイ装置の画面に表示する。
【0066】
販売員は、顧客情報画面40を用いて、顧客の氏名,ふりがな,性別,住所,電話番号,FAX番号,電子メールアドレス,現在の保険等級,年収,居住建物の所有の別,勤務先住所,勤務先電話番号等の顧客の個人情報を入力することができる。現在の保険等級は、上記したドロップダウン方式の選択メニューにより選択することができる。入力された個人情報は、MM7aに保持される。なお、販売員は、顧客情報画面40に設けられた「閉じる」ボタンを押すことで、顧客情報画面40をディスプレイ装置の画面から消去する(閉じる)ことができる。
【0067】
図4に戻って、代金表示画面31には、付属品検索ボタン41が設けられている。付属品検索ボタン41は、顧客が車両の付属品を購入する場合に入力装置11aの操作によって押される。付属品検索ボタン41が押されると、CPU6aは、代金表示画面31に表示されている型式名及び年式名を検索キーとして、HDD8a内に保持された用品DB15の複製(以下、「用品DB15a」と表記)を検索する。
【0068】
図7は、用品DB15a(15)の例を示す説明図である。用品DB15aは、管理番号,付属品名,型式名,年式,製品名,メーカ名,価格を含む要素からなるレコードを保持している。用品DB15aは、価格を除く要素を検索キーとして検索することができ、複数の要素を用いて絞り込み検索することもできる。
【0069】
なお、用品DB15aに格納されるレコードは、付属品が車両メーカの純正であるか、サードパーティによるものかを問わない。また、管理番号及びメーカ名はなくても良い。用品DB15aは、付属品名,型式,年式,価格を保持し、必要な要素を必要に応じて検出可能にされていれば良く、そのデータ構造は適宜設計可能である。
【0070】
CPU6aは、用品DB15aを検索し、検索キーとしての型式及び年式を含むレコードをMM7aに読み出すとともに、ディスプレイ装置に図示せぬ付属品選択画面を表示し、検出したレコードの内容を列挙する。このとき、付属品選択画面には、少なくともレコード中の付属品名及び価格を表示する。
【0071】
販売員は、顧客によって選択された付属品を入力装置11aの操作によって選択・確定することができる。すると、CPU6aは、付属品選択画面をディスプレイ装置から消去する(閉じる)とともに、選択された付属品の価格(代金)を、代金表示画面31に設けられた付属品価格の表示領域42に表示する。このとき、複数の付属品が選択された場合には、CPU6aは、選択された付属品の合計価格を算出し、その合計価格を表示領域42に表示する。
【0072】
また、代金表示画面31には、登録諸費用の表示領域43が設けられている。CPU6aは、代金表示画面31にて車両が特定された場合に、その車両を陸運支局に登録するにあたって必要な諸費用を、HDD8a内に保持された車両諸元DB13の複製(以下、「車両諸元DB13a」と表記)と、登録諸費用DB16の複製(以下、「登録諸費用DB16a」と表記)とを用いて算出する。
【0073】
図8は、車両諸元DB13aの例を示す説明図である。車両諸元DB13aは、自動車の種別,用途,車名,型式,総排気量又は定格出力,車両重量,乗用定員,原動機の型式等の自動車検査証に記載されるデータ項目を含むレコードを保持している。車両諸元DB13aは、例えば、型式或いは車名及び型式を検索キーとして検索される。
【0074】
登録諸費用DB16aは、図示しないが、車両の総排気量と自動車税とを対応づけたテーブルと、車両重量又は車両総重量と自動車重量税とを対応づけたテーブルと、車両の取得価格に応じた自動車取得税とを保持している。
【0075】
CPU6aは、代金表示画面31に表示されている車名(メーカ名)及び型式を検索キーとして車両諸元DB13aから検索キーに対応する総排気量,車両重量又は車両総重量をMM7aに読み出す。
【0076】
続いて、CPU6aは、総排気量に対応する自動車税の金額を登録諸費用DB16aから検出するとともに、車両重量又は車両総重量に対応する自動車重量税の金額を登録諸費用DB16aからMM7aに読み出す。
【0077】
ここで、代金表示画面31にて特定されている車両が軽自動車又は乗用車である場合には、CPU6aは、車両諸元DB13aから車両重量を読み出し、これに対応する自動車重量税(2年車検分)を取得する。これに対し、車両が貨物自動車である場合には、CPU6aは、車両諸元DB13aから車両総重量を読み出し、これに対応する自動車重量税(1年車検分)を取得する。
【0078】
また、CPU6aは、自動車税及び自動車重量税の取得とともに、車両の取得価格(本体価格)に応じた自動車取得税(本体価格の3%又は5%)を、登録諸費用DB16aから読み出す。
【0079】
そして、CPU6aは、自動車税,自動車重量税及び自動車取得税の合計金額を算出し、この合計金額を代金表示画面31に設けられた諸費用の表示領域43に表示する。
【0080】
なお、上記例では、自動車税,自動車重量税及び自動車取得税のテーブルを用意している。これに対し、自動車税,自動車重量税,自動車取得税の算出式を予めHDD8aに保持され、CPU6aが車両重量又は車両総重量,総排気量,車両の取得価格と上記算出式とを用いて自動車税,自動車重量税,自動車取得税の金額を算出するようにしても良い。また、上記例は、納車に必要な試験走行・整備に係る費用や燃料(ガソリン,軽油等)代を諸費用に含まない(無料)ようにしているが、これらの金額を諸費用に含めるようにしても良い。
【0081】
次に、販売員は、代金表示画面31に設けられたサービス選択ボタン45を入力装置11aの操作により押す。すると、CPU6aは、図9に示す付帯サービス選択画面46((入力画面に相当))をディスプレイ装置に表示する。
【0082】
付帯サービス選択画面46は、顧客に対し、自動車保険,車両保険,定期メンテナンス,車検サービス及びロードサービス(事故等の際におけるレッカー車移動等)の各種付帯サービスの契約を促し、且つ顧客が契約を所望するサービスを選択し、選択したサービスに係る情報を入力するための画面である。
【0083】
販売員は、契約を所望するサービスの種類,サービスの契約期間(3年又は5年),保険プランの種別(基本プラン又は充実プラン),車両保険契約を結ぶ場合はその金額,定期メンテナンスや車検サービスのコース(デラックスコース又はエコノミーコース)を車両の購入者から聞き、その内容を入力装置11aを操作して付帯サービス選択画面46に記入する。この記入内容は、MM7aに保持される。
【0084】
その後、販売員は、付帯サービス選択画面46に設けられた再計算ボタン47aを押す。すると、CPU6aが、通信制御装置9aを制御してコンピュータ1とサーバSとの間で、所定の通信プロトコルに従った通信回線を接続する。続いて、CPU6aは、通信制御装置9aを制御して代金表示画面31にて特定された車両に係る情報(メーカ名,車名,型式名,年式,存在する場合には管理番号及びプレート番号)と、顧客情報画面40に記入された顧客の個人情報と、付帯サービス選択画面46に記入(表示)された付帯サービスの内容に係る情報(サービスの内容に係る情報)とをサーバSへ送信する。ここでは、説明の便宜のため、顧客が全ての付帯サービスの提供を所望したものとする。
【0085】
サーバSがコンピュータ1から情報を受信すると、CPU6は、サーバSと保険会社のコンピュータ4との間で、所定の通信プロトコルに従った通信回線を接続し、コンピュータ1から受信した情報のうち、少なくとも車両のメーカ名及び型式,お客様氏名,ふりがな,性別,住所,電話番号,FAX番号(記入されている場合),電子メールアドレス(記入されている場合),現在の保険等級,付帯サービスの契約期間,保険プランの種別,車両保険の金額,ロードサービスの選択の有無をコンピュータ4に送信する。
【0086】
保険会社のコンピュータ4では、サーバSから情報を受信すると、所定の計算手法で保険料を計算する。保険料の算出には様々な手法があるが、車両の大きさ、車種(スポーツタイプ/ファミリータイプ)等の車両情報によって保険料クラスが複数設けられ、補償の対象(対人、対物、搭乗者...)或いは保険金額毎に料金テーブルが作成されることが多い。
【0087】
本実施形態では、コンピュータ4のHDD8aは、自動車保険及び車両保険の保険料クラスを割り出すための車両諸元DB13aと、自動車保険料及び車両保険料を割り出すための保険DB19の複製(以下、「保険DB19a」と表記)とを保持している。
【0088】
コンピュータ4のCPU6aは、受信した車両のメーカ名及び型式を用いて車両諸元DB13aを参照し、車両諸元DB13aから当該メーカ名及び型式に対応づけて格納されている保険料クラスをMM7aに読み出す。このとき、CPU6aは、車両諸元DB13aに当該メーカ名及び型式に対応づけて保険料割引の対象となる安全装備(エアバッグ等)の情報が格納されている場合には、その安全装備情報もMM7aに読み出す。
【0089】
続いて、CPU6aは、読み出した保険クラス及び保険プランの種別を用いて保険DB19aを参照し、これらに対応づけて格納されている自動車保険料の金額をMM7aに読み出す。これに対し、CPU6aは、車両諸元DB13aから安全装備情報を取り出している場合には、保険クラス,保険プランの種別及び安全装備情報に対応づけて保険DB19aに格納されている自動車保険料の割引料(安全装備割引料)の金額をMM7aに読み出す。
【0090】
また、CPU6aは、コンピュータ1から受信したロードサービスの選択の有無が「有」である(ロードサービス契約を結ぶことが選択されている)か否かを判定し、選択されている場合には、保険クラス及び保険プランの種別を用いて保険DB19aを参照し、これらに対応づけて格納されている自動車保険料の割引料(ロードサービス契約割引料)の金額をMM7aに読み出す。
【0091】
このように、ロードサービス契約が選択された場合には、保険料に対して所定額又は所定割合のロードサービス契約割引料が求められる。これは、ロードサービス契約が結ばれていない場合には、事故発生時に、その連絡を受けた保険会社がロードサービス会社にレッカー車の手配等を行うため、そのコストが発生する。これに対し、予めロードサービス契約が結ばれていれば、事故発生時における保険会社の上記作業に対するコストがなくなるので、そのコスト分を割り引くようにしているのである。
【0092】
そして、コンピュータ4のCPU6aは、保険DB19aから読み出した自動車保険料の金額,或いは、この自動車保険料の金額から安全装備割引料及び/又はロードサービス契約割引料を差し引いた金額を、自動車保険料として確定し、MM7aに保持する。
【0093】
なお、上記構成に代えて、コンピュータ4のHDD8a内に保険料クラスと車両型式を対応づけた保険料クラス判定用のテーブルを設け、このテーブルを用いて保険クラスが割り出されるようにしてもよい。
【0094】
続いて、コンピュータ4のCPU6aは、コンピュータ1から受け取った情報に基づいて車両保険の金額を算出する。車両保険の保険料は、自動車保険と概ね同様の手法で保険クラスを求め、この保険クラスと車両保険の金額とに対応する車両保険の保険料を保険DB19aからMM7aに読み出すことで算出することができる。
【0095】
コンピュータ4のCPU6aは、自動車保険の保険料及び車両保険の保険料,或いは自動車保険の保険料を算出すると、算出した保険料の金額をサーバSに送信する。
【0096】
サーバSは、自動車保険,車両保険の保険料を受信した後,或いは、上記した自動車保険,車両保険の保険料算出をコンピュータ4に依頼するのと並行して、以下の処理を行う。
【0097】
即ち、CPU6は、車検費用DB18にアクセスし、車両の型式,サービスの契約期間,及び選択されたコースに基づいて、車検サービス料金を車検費用DB18からMM7に読み出す,或いは、CPU6が、型式,契約期間及びコースに基づいて車検サービス料金を算出する。具体的には、CPU6は、初年度登録年月と契約年数に基づき、契約期間中に何回車検時期が到来するかを算出し、得られた回数を乗じる。
【0098】
また、CPU6は、メンテナンス費用DB17にアクセスし、車両の型式,契約期間及び選択されたコースに基づいて、メンテナンス料金をメンテナンス費用DB17からMM7aに読み出す。なお、CPU6がメンテナンス料金を型式,契約期間,コースの各情報と、予め用意した所定の算出式とを用いて算出するようにしても良い。
【0099】
さらに、CPU6は、ロードサービス料金DB20にアクセスし、車両の型式及び契約期間に基づき、該当するロードサービス料金をロードサービス料金DB20からMM7に読み出す。なお、CPU6がメンテナンス料金を型式及び契約期間と、予め用意した所定の算出式とを用いて算出するようにしても良い。
【0100】
上記のようにして、CPU6は、顧客の所望するサービスの料金(自動車保険,車両保険の保険料,メンテナンス料金,車検サービス料金,ロードサービス料金のうちの少なくとも1つ)を取得すると、取得したサービス料金をコンピュータ1へ送信する。
【0101】
このとき、CPU6は、コンピュータ1での消費税計算の便宜のため、各サービス料金に対し、課税/非課税を区別するための情報を付加する。また、CPU6は、車検サービス料金を法定費用と部品代・工賃とに分けて送信する。
【0102】
コンピュータ1のCPU6aは、サーバSからサービス料金を受信すると、図9の付帯サービス選択画面46に設けられた表示領域47に自動車保険の保険料を表示する。また、表示領域48に車両保険の保険料を表示する。また、表示領域49に定期メンテナンス料金を表示する。また、表示領域50に車検サービス料金を表示する。また、表示領域51にロードサービス料金を表示する。そして、表示領域52に各表示領域47〜51に表示された料金の合計金額を表示する。
【0103】
このようにして、各サービスの料金及びその合計金額が表示されると、販売員は、付帯サービス選択画面46を顧客に提示し、この料金で良いか否かを顧客に確認する。このとき、顧客が料金の変更を求める場合には、選択するサービス,プランの種別,コースの種別を変更して再計算ボタン47aを押すことにより、上述した手法によって新たな各サービス料金及び合計金額が取得され、各表示領域47〜52に表示される。そして、販売員は、サービス料金及び合計金額に対して顧客が納得した場合に、確定ボタン53を押す。
【0104】
すると、コンピュータ1のCPU6aは、付帯サービス選択画面46に代わって代金表示画面31が前面に出てくる状態とする。CPU6aは、代金表示画面31に設けられた表示領域54に、付帯サービス選択画面46にて選択されたサービスの料金の合計金額を表示する。
【0105】
また、CPU6aは、本体価格,付属品の代金,諸費用及びサービス料金の合計金額のうち、課税対象となる金額を算出し、その算出結果を表示領域55に表示するとともに、非課税対象となる金額を表示領域56に表示する。また、CPU6aは、車両本体,付属品,諸費用,及びサービスに対する消費税を算出し、その消費税額を表示領域57に表示する。
【0106】
そして、CPU6aは、各表示領域39,42,43,54,57に表示された本体価格,付属品の代金の合計金額,諸費用額,サービス料の合計金額,消費税額の合計金額を支払合計金額として表示領域58に表示する。
【0107】
すると、販売員は、代金表示画面31を顧客に提示することで、顧客に対して支払合計金額を提示する。ここで、顧客がローンによる支払いを所望する場合には、販売員は、代金表示画面31に設けられたローン選択ボタン59を入力装置11aの操作によって押す。
【0108】
すると、コンピュータ1のCPU6aは、図10に示すローン契約条件設定画面60をディスプレイ装置に表示する。ローン契約条件設定画面60は、ローン契約の対象となる金額の表示領域61と、頭金の表示領域62と、返済回数の表示領域63と、ボーナス併用額の表示領域64と、利率の表示領域65と、月払い額の表示領域66と、支払合計金額の表示領域67と、計算ボタン68と、審査ボタン69と、登録ボタン70とが設けられている。
【0109】
表示領域61には、ローンの対象となる金額(ローン対象額)として、代金表示画面31の表示領域58に表示された支払合計金額が表示される。販売員は、顧客にローン契約条件として、頭金の額(0でも良い),返済回数,ボーナス併用額(なくても良い)を聞き、回答された金額及び回数を各表示領域62〜64に記入する。
【0110】
そして、販売員が計算ボタン68を押すと、CPU6aがHDD8a内に設けられた支払条件DB21の複製(以下、「支払条件DB21a」と表記)にアクセスし、ローン対象額,返済回数,頭金の金額,ボーナス併用額等に基づき、月毎の返済額(月支払い額:ボーナス月含む)と、金融会社に対する全支払額(支払い対象金額に利子及び手数料を加えた額)を算出する。
【0111】
返済額の算出にあたって、支払条件DB21aに支払いの詳細条件ごとにテーブルを作成しておいても良いし、支払条件DB21aに返済回数と利率のみをテーブル化し、一般的な算出手法により算出しても良い。
【0112】
CPU6aは、月支払い額及び全支払額を算出すると、月支払い額を表示領域66に表示する。このとき、表示領域66には、ボーナス月の支払額が括弧内に表示され、ボーナス月以外の月の支払額が括弧外に表示される。また、CPU6aは、全支払額を表示領域67に表示するとともに、ローン対象額に対する全支払額の利率を表示領域65に表示する。ローン契約条件設定画面60に表示された各情報(ローン契約条件の情報)は、MM7aに保持される。
【0113】
そして、販売員は、ローン契約条件設定画面60を顧客に提示することで、ローン契約による支払いの見積(返済条件:返済回数及び月毎の支払い額)を顧客に提示する。その後、見積に対して変更を求める場合には、頭金の額,返済回数,ボーナス併用額の少なくとも1つを再記入(変更)した後、計算ボタン68を押すことで、何度でも見積額のシミュレーション結果を顧客に提示することができる。
【0114】
その後、販売員は、提示した見積を顧客が承認した場合には、審査ボタン69を押す。すると、CPU6aが、最終的に顧客が選択した返済条件で金融会社のコンピュータ5に申込データを送信する。このようにして、自動車の本体価格,付属品価格,諸費用及び各サービス料金をまとめた支払合計金額を対象としたローンの返済条件が設定される。
【0115】
コンピュータ5に送信される申込データには、顧客の氏名,住所,電話番号,契約条件,サービスごとの金額(本体価格,付属品の価格,諸費用,自動車保険料,車両保険料,メンテナンス料,車検サービス料,ロードサービス料),返済条件,年収,所有不動産情報等が含まれる。
【0116】
金融会社のコンピュータ5のCPU6aは、受信した申込データに基づき審査を行い、その結果をコンピュータ1に通知する。コンピュータ1は、コンピュータ5から審査結果として、当該顧客の与信が得られた場合に、審査を通過した旨をディスプレイ装置に表示する。
【0117】
すると、販売員は、設定画面60の登録ボタン70を押す。これに対し、顧客が上述したローン契約を結ばない場合(現金一括支払いの場合)には、代金表示画面31に設けられた登録ボタン70aを押す。
【0118】
登録ボタン70又は登録ボタン70aが押されると、コンピュータ1のCPU6aは、代金表示画面31,顧客情報画面40,付帯サービス選択画面46に表示された各情報(顧客の個人情報,車両の特定情報,各サービスに係る情報)をHDD8a内に設けられた販売顧客DB(図示せず)に登録する。登録ボタン70が押された場合には、CPU6aは、さらに、ローン契約条件設定画面60に表示された情報(ローンの返済条件に係る情報)を販売顧客DB登録するとともに、金融会社のコンピュータ5へ契約を結ぶ旨のデータを送信する。
【0119】
続いて、コンピュータ1のCPU6aは、代金表示画面31の車両の特定情報を用いて車両諸元DB13aにアクセスし、車両登録申請書に記入すべきデータ項目をMM7aに取得し、取得したデータ項目をもって出力装置12aのプリンタに印刷指示を与える。すると、プリンタがデータ項目を車両登録申請書の用紙の該当個所に印刷・出力する。
【0120】
なお、代金表示画面31にて特定された対象車両が中古車であって、車両DB14aに車検証記載項目が登録されている場合には、印刷のためのデータを車両DB14aから取得することができ、車両諸元DB13aへのアクセスは不要である。
【0121】
その後、販売員は、陸運支局に赴いて車両登録手続(車両登録,プレート取得)を済ませると、自動車検査証の記載内容に基づいてコンピュータ1の販売顧客DBに車両のプレート番号および納車日時を格納する。そして、納車に必要な整備や試験走行を行った後、納車日時に車両を顧客に引き渡す。
【0122】
コンピュータ1の販売顧客DBに保持された情報は、サーバSへ送信され、サーバSのCPU6は、コンピュータ1から受信した情報をHDD8内の顧客DB22,メンテナンス契約DB23,車検契約DB24,保険契約DB25,ロードサービス契約DB26の夫々に登録する。
【0123】
即ち、CPU6は、コンピュータ1から受信した情報のうち、少なくとも顧客情報画面40に表示された情報を顧客DB22に格納する。また、メンテナンス契約DB23,車検契約DB24,保険契約DB25及びロードサービス契約DB26には、少なくとも顧客の氏名(契約者氏名)と、車両の特定情報(少なくともプレート番号)と、サービスの契約期間と、契約したコース,プラン又は車両保険の金額と、サービス料金(保険料)を格納する。
【0124】
ところで、金融会社のコンピュータ5は、コンピュータ1から契約を結ぶ旨のデータを受信すると、自動車販売会社の口座を管理しているコンピュータ(図示せず)にネットワークNを通じてアクセスし、車両本体価格,付属品価格及び諸費用(消費税含む)を自動車販売会社の口座に振り込む。また、保険会社の口座を管理しているコンピュータ(図示せず)にネットワークNを通じてアクセスし、自動車保険料及び車両保険料(消費税含む)を保険会社の口座へ振り込む。そして、運営会社の口座を管理しているコンピュータ(図示せず)にネットワークNを通じてアクセスし、貸出金額から上記金額を除いた残余(定期メンテナンス料金,車検サービス料金,ロードサービス料金(消費税含む))を運営会社の口座へ振込む。この振り込み作業は人手によるものであっても良い。
【0125】
これに対し、顧客が支払合計金額を現金一括払いで支払う場合には、例として以下の手法を採ることができる。即ち、顧客は運営会社に支払合計金額を渡し、運営会社が本体価格,付属品価格及び諸費用(消費税含む:「本体価格等」という)を自動車販売会社に渡し、自動車保険料及び車両保険料(消費税含む:「自動車保険料等」という)を保険会社に渡す。或いは、自動車販売会社が顧客から支払合計金額を受け取り、本体価格等を差し引いた額のうち自動車保険料等を保険会社に渡し、残りを運営会社に渡す。或いは、自動車販売会社が顧客から受け取った支払合計金額から本体価格等を運営会社に渡し、運営会社が自動車保険料等を保険会社に渡す。
【0126】
以上の動作において、各コンピュータ1及び4は、車両諸元DB13a,車両DB14a,保険DB19a等のデータベースの複製を持たず、必要に応じてサーバSのDB10にアクセスするようにしても良い。また、各コンピュータ1は、サーバSから各画面の情報や、各サービスの料金や支払合計金額の計算結果を受け取って表示する,即ち、画面の表示機能及びデータ又は情報をサーバSに伝達する機能のみを備えるものであっても良い。例えば、各コンピュータ1がWWWブラウザとして機能し、サーバSがWWWサーバとして機能するようにしても良い。また、コンピュータ2〜5が上述したコンピュータ1と同じ機能を有していても良い。
【0127】
さらに、上述した車両の販売サービスは、インターネットのWebサイトを用いた無店舗販売型式で提供することもできる。例えば、サーバS又はコンピュータ1が、自動車販売会社のコンピュータ1が持つコンテンツ(代金表示画面31,顧客情報画面40,付帯サービス選択画面46,ローン契約条件設定画面60)等を、Webページ(ホームページ)として管理するWeb(WWW)サーバとして機能する。
【0128】
そして、サーバS又はコンピュータ1のCPUは、自動車の購入者(ユーザ)のコンピュータ(Web(WWW)ブラウザ)からの要求に応じて入力画面のホームページを提供する((画面情報出力手段に相当))。提供されたホームページに対し、ユーザ自らがWebサーバから提供された各画面31,40,46,60に対して必要なデータを入力する。
【0129】
車両の特定や、本体価格,付属品価格,諸費用,保険費用等の各料金の算出は、ユーザが入力したデータが自動車販売会社又は運営会社に設置されたゲートウェイを通じてサーバSのDB10にアクセスされ、サーバSにて取得又は算出され、取得又は算出された車両の特定データや料金のデータがユーザのコンピュータに返信・表示されることによって行われる。
【0130】
ゲートウェイは、サーバS及びコンピュータ1に接続されており、サーバSに対するファイアウォールとして機能するとともに、コンピュータ1がユーザからのDB10へのアクセス状況をチェックするために用いられる。
【0131】
ユーザがローン契約条件設定画面60に対して支払い条件を入力し、審査ボタン69を押した場合には、申込データがゲートウェイを通じて自動車販売会社のコンピュータ1に送信される。
【0132】
すると、自動車販売会社の販売員は、申込データをコンピュータ1から読み出して参照し、申込データをチェックする。このとき、販売員は、他のコミュニケーション手段(電話,FAX,電子メール,郵便等)でユーザに連絡を取り、ユーザの申込データの内容確認や必要な場合には申込データの修正を依頼する。その後、販売員は、審査を依頼する場合には、申込データをコンピュータ1から金融会社のコンピュータ5へ送信する。以降の動作は上記と同様である。
【0133】
なお、ユーザから入力された申込データが直接コンピュータ5に送信されるようにしても良い。
(定期メンテナンス)
本サービス提供システムによって車両が販売された場合において、付帯サービスとして定期メンテナンス契約が結ばれている場合には、運営会社のサーバSで以下の動作が行われる。
【0134】
即ち、運営会社のサーバSのCPU6は、周期的又は定期的に、或いはオペレータからの指示に応じて、メンテナンス契約DB23及び顧客DB22を参照し、納車日/車両登録日等を基準として、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月、18ヶ月...等の定期メンテナンスの時期が近づいている顧客の情報として、少なくとも顧客の氏名,住所又は電子メールアドレス,車両の特定情報(メーカ名,車名,型式,年式等),プレート番号,定期メンテナンスの時期の各データをMM7に読み出す。
【0135】
ところで、自動車整備・修理会社によっては、特定メーカの車両を中心にしている場合があり、車種によっては定期交換部品の在庫がない場合がある。このため、CPU6は、対象車両の特定情報と顧客の住所とに基づいて加盟会社DB29を検索し、対象車両の定期メンテナンスを実施可能な自動車整備・修理会社の所在地及び連絡先をMM7に読み出す。
【0136】
そして、CPU6は、読み出した情報を用いて、図11に示す文書を含む定期メンテナンスを受けることを促すダイレクトメール(DM)葉書を印刷・出力する。DM葉書は、郵便又は宅配便によって顧客に配送される。DM葉書の代わりにDMが同封された封筒が配送されても良い。
【0137】
或いは、CPU6は、上記した手法によって、図11に示す文書をメール本文とする電子メールを作成し、検出した電子メールアドレスへ送信する。なお、上記例では、DM葉書又は封筒の作成又はDM電子メールの作成・送信は、サーバSが自動で行っているが、オペレータによるサーバSの操作により行っても良い。
【0138】
整備会社では、DM葉書又は封筒或いはDM電子メールを受け取った顧客が来店すると、オペレータがコンピュータ2を操作して運営会社のサーバSにアクセスする。すると、サーバSからコンピュータ2に対し、車両のプレート番号の入力画面(図示せず)が提供される。
【0139】
これに対し、オペレータは、コンピュータ2の入力装置11aを操作してプレート番号を入力する。すると、コンピュータ2のCPU6aは、入力されたプレート番号をサーバSに送信する。
【0140】
サーバSのCPU6は、プレート番号を受信すると、そのプレート番号でメンテナンス契約DB23を検索し、プレート番号に対応する対象車両のレコード(整備サービス契約の内容)があるか否かを判定し、該当するレコードがある場合には、そのレコードをMM7に読み出す。
【0141】
続いて、CPU6は、検出したレコードの内容に応じて整備メニューDB27を参照し、契約に応じた整備項目(整備内容)をMM7に読み出す。そして、CPU6は、各DB23,27から読み出した情報をコンピュータ2に送信する。
【0142】
すると、コンピュータ2のCPU6aは、図12に示す整備画面71を出力装置12aとしてのディスプレイ装置に表示出力する。オペレータは、整備画面71に設けられた印刷ボタン72を押して、出力装置12aのプリンタに整備画面71を印刷出力させ、整備画面71が印刷された紙を自動車整備・修理会社の整備員に渡す。
【0143】
整備員は、整備画面71に示された内容に従って、対象車両に定期メンテナンスの整備を施す。もっとも、整備員はディスプレイ装置に表示出力された整備画面71に従って整備を行っても良い。
【0144】
その後、各整備項目に対する整備が終了すると、コンピュータ2のオペレータは、整備画面71をディスプレイ装置の画面上に呼び出し、整備画面71に設けられた完了ボタン73を押す。すると、コンピュータ2のCPU6aは、対象車両に対する定期メンテナンスが終了した旨の通知をコンピュータ2からサーバSへ送信する。
【0145】
すると、サーバSのCPU6は、コンピュータ2から通知を受信すると、その通知に含まれたプレート番号,車名,顧客氏名,整備メニュー,整備項目,部品代金,数量,工賃を、請求DB28に登録する。なお、上記通知に含まれた各データ項目は、各整備会社に個々に設けられた販売管理のコンピュータシステムのDB中に売掛データとして登録されるようにしてもよい。
【0146】
運営会社のサーバSのCPU6は、所定の締日になると、請求DB28から自動車整備・修理会社毎の請求データを読み出して集計し、加盟している自動車整備・修理会社に対する納金表を作成する。
【0147】
そして、CPU6は、納金表に基づき、加盟会社DB29から料金を振り込むべき自動車整備・修理会社の支払口座の特定情報を取得し、支払口座を管理するコンピュータにネットワークを通じてアクセスし、支払額を当該支払口座に振込む。なお、この振り込み作業はマニュアルで行われても良い。
【0148】
なお、自動車検査サービス契約が締結されている場合にも、定期メンテナンスとほぼ同様の処理が行われる。
(ロードサービス)
本サービス提供システムによって車両が販売された場合において、付帯サービスとしてロードサービス契約が結ばれている場合には、以下の動作が行われる。ロードサービス契約が結ばれた場合には、運営会社又は保険会社が事故受付電話窓口となる。
【0149】
運営会社が顧客から事故発生の連絡を受けた場合、運営会社の担当者は、顧客から車両情報(少なくともプレート番号),事故発生地,顧客情報(氏名,住所,電話番号等),レッカー手配の有無等を聞き出す。
【0150】
これに対し、保険会社が連絡を受けた場合、保険会社の担当者は、運営会社の担当者と同様に顧客から上記情報を聞き出し、当該情報を運営会社に連絡する。このとき、レッカー車の手配が必要な場合には、上記情報とともに運営会社にレッカー手配を依頼する。
【0151】
運営会社では、オペレータ(例えば、事故処理の担当者)がサーバSを操作して、顧客から聞き出した或いは保険会社から連絡された情報を用いて顧客DB22を参照し、顧客の住所や、車両の特定情報をディスプレイ装置に表示させる。続いて、オペレータは、加盟会社DB29の内容をディスプレイ装置に表示させ、顧客の住所や事故発生地の情報と対比して適切な自動車整備・修理会社を選択する。
【0152】
このとき、オペレータは、顧客の住所優先,或いは事故発生地優先等の所定の条件により自動車整備・修理会社を決定する。但し、上記自動車整備・修理会社の選択処理は、サーバSのCPU6が自動的に行うようにしても良い。
【0153】
次に、運営会社の担当者は、ロードサービス会社に連絡を取り、顧客情報、事故発生地、修理会社,保険会社,保険事故か否か等の各情報とともに出動指示を通知する。また、運営会社の担当者は、自動車整備・修理会社に連絡を取り、顧客情報,車両情報とともに当該車両が入庫する旨を通知する。さらに、顧客からの連絡を運営会社が受け取った場合には、保険会社に連絡を取り、事故発生の旨,顧客情報,車両情報,保険事故か否かの情報等を通知する。
【0154】
ロードサービス会社では、事故発生地へレッカー車を出動させるとともに、コンピュータ3のオペレータが、運営会社から通知された顧客情報(顧客の氏名,住所等)及び車両情報(プレート番号)に基づき、サーバSのロードサービス契約DB26を参照する。
【0155】
このとき、顧客情報及び車両情報に対応するロードサービス契約の情報がロードサービス契約DB26からMM7に読み出され、コンピュータ3に与えられた場合には、コンピュータ3のオペレータは、運営会社と当該顧客との間で当該車両についてのロードサービス契約が結ばれているものとして、運営会社に対する費用請求データを作成する。
【0156】
そして、コンピュータ3のオペレータは、運営会社に対する費用請求データを作成した場合には、その費用請求データをサーバSへ送信する。サーバSが費用請求データを受信すると、CPU6が加盟会社DB29から料金を振り込むべきロードサービス会社の支払口座の特定情報を取得し、当該支払口座を管理するコンピュータにネットワークを通じてアクセスし、請求額を当該支払口座に振込む(或いは振込処理を依頼する)。なお、費用請求額の振り込み作業はマニュアルで行われても良い。
【0157】
これに対し、顧客情報及び車両情報に対応するロードサービス契約の情報がロードサービス契約DB26になく、サーバSからコンピュータ3へ該当する情報がない旨が伝達された場合には、コンピュータ3のオペレータは、運営会社と当該顧客との間で当該車両についてのロードサービス契約が結ばれていないものとして、以下の処理を行う。
【0158】
即ち、オペレータは、当該事故が保険事故である場合には、保険会社に対する費用請求データを生成する。一方、当該事故が非保険事故である場合には、当該顧客に対する費用請求データを生成する。そして、保険会社又は顧客に対し、費用請求データに基づく費用請求を行う。保険会社又は顧客は、ロードサービス会社からの費用請求に対して当該費用を支払う。
【0159】
〈第1実施形態の作用〉
第1実施形態によると、顧客が自動車の販売契約と複数種類の付帯サービス契約を同時に結び、且つその代金をローンにより返済する場合には、自動車の本体価格,付属品の代金,諸費用と、契約を結ぶ付帯サービスの料金の合計額と、消費税とを含む支払合計金額が算出され、この支払合計金額を対象としてローン契約における返済条件が設定される。
【0160】
従って、顧客は自動車本体と各付帯サービスとについて個別のローン契約を結ばなくて済む。このように、車両の所有者(顧客)に対して支払が一元化された複数種類のサービスを提供することができる。
【0161】
また、顧客は、車両の所有に係る複数種類の付帯サービス契約を同時に契約できるので、定期メンテナンスや車検の時期に自動車整備・修理会社に赴いてこれらのサービス契約を結ぶといった手間や、保険会社に連絡をとって自動車保険や車両保険契約を結ぶ手間や、事故発生時にロードサービス会社に連絡をとる手間等の、各サービスの契約に係る手間を省くことができる。
【0162】
また、複数種類のサービスを統合した状態で顧客に提供することができるので、サービス間における重複作業(例えば、顧客の個人情報や車両の特定情報の記入作業)を排除できる。これによって、付帯サービス料金自体を低く設定することができる。
【0163】
また、定期メンテナンス,車検サービス,ロードサービスの各料金は前払いで支払われているので、車両の所有者がこれらのサービスの提供を受けるに当たり、料金を支払う必要がない。このため、従来のようにこれらのサービスの料金が所有者にとって臨時の出費となることはない。また、車両の所有者が車両所有に関わる概ねのトータルコストを把握することができる。
【0164】
なお、第1実施形態では、自動車の販売契約及び付帯サービスの契約が同時に結ばれる場合にこれらの支払合計金額がローン契約の対象となる場合について説明したが、複数種類の付帯サービスの契約が同時に結ばれる場合についてもこれらの支払合計金額がローン契約の対象となる。
【0165】
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態による車両に係るサービスの提供システムを説明する。第2実施形態は、第1実施形態と共通点を有するので、主として相違点について説明する。第2実施形態は、自動車販売の際に、買い戻し条件付き販売契約(残存価格設定ローン)を設定することが可能な点で第1実施形態と異なる。
【0166】
近年、3年後或いは5年後の残存価格を設定し、車両価格から残存価格を差し引いた金額についてローンを設定することが行われている(残存価格設定ローン)。中古車の価格は手入れの状況により上下30%程度の変動が生ずる(相場100万の中古車であればプラスマイナス15万円程度)。
【0167】
第1実施形態による自動車販売システムによると、自動車販売の際に料金前払いで定期メンテナンス契約を締結した場合、所有者の多くは既に支払った料金を惜しんで定期メンテナンスを適正に受けるものと考えられる。これにより、車両の状態が経年劣化を除いて適正に維持されると考えられる。従って、残存価格を高い状態で維持できるものと期待でき、残存価格の変動のリスクを縮小可能と考えられる。
【0168】
第2実施形態における自動車販売会社のコンピュータ1は、HDD8a内に、図13に示す残存価格基本テーブル74と、図14に示すサービスランク検索テーブル75と、図15に示すサービスランク別残存価格上昇率のテーブル76とを保持している。
【0169】
図16は、第2実施形態における付帯サービス選択画面46aの画面表示例を示す図である。図14に示すように、付帯サービス選択画面46aは、第1実施形態における画面構成(図9参照)に加え、サービスランクの表示領域81と、新車価格比の表示領域82とが設けられている。
【0170】
第2実施形態におけるコンピュータ1のCPU6aは、各付帯サービスの選択状況によりサービスランクを求め、各テーブル74〜76を用いて残存価格を決定し、付帯サービス選択画面46aに表示する。
【0171】
即ち、CPU6aは、付帯サービス選択画面46aにて付帯サービスが選択され、再計算ボタン47aが押された場合に、第1実施形態にて説明した各サービス料の計算とともに、以下の処理を行う。
【0172】
即ち、CPU6aは、代金表示画面31にて特定された車両のメーカ名及び型式と、付帯サービス選択画面46aにて選択された契約期間とを用いて残存価格基本テーブル74を検索し、該当する車両の新車価格比を検出する。例えば、対象車両がメーカ名“AAAA”且つ型式“XXX”である場合には、新車価格比“60%”が検出される。
【0173】
次に、CPU6aは、定期メンテナンス契約の選択の有無と、選択されている場合にはそのコースとを特定するとともに、車検サービスの選択の有無と、選択されている場合にはそのコースとを特定し、特定した内容に対応するサービスランクをサービスランク検索テーブル75から検出する。
【0174】
例えば、図16に示すように、定期メンテナンス及び車検サービスが選択され、且つ双方のデラックスコースが選択されている場合には、CPU6aは、サービスランク“A”をサービスランク検索テーブル75から検出する。
【0175】
さらに、CPU6aは、サービスランク検索テーブル75から検出したサービスランクに対応する残存価格の上昇率をテーブル76から検出する。上記例に従えば、検出されたサービスランク“A”に対応する上昇率“+10%”が検出される。
【0176】
そして、CPU6aは、サービスランク検索テーブル75から検出したサービスランク“A”を付帯サービス選択画面46aの表示領域81に表示するともに、残存価格基本テーブル74から検出された新車価格比“60%”に上昇率“+10%”を加えた新車価格比“70%”を、付帯サービス選択画面46aの表示領域82に表示する。
【0177】
その後、CPU6aは、代金表示画面31に表示された本体価格(新車価格)と、検出された新車価格比とを用いて契約期間経過後の残存価格を算出する。例えば、CPU6aは、上記例で示したサービスランクAのサービス契約を伴うメーカ名"AAAA"型式"XXX"の車両の契約期間(3年)経過後の残存価格を、残存価格=[新車価格]×(60+10)%
或いは、
残存価格=[新車価格]×60% ×(100 + 10)%
の算出式を用いて算出する。
【0178】
なお、上記した「新車価格」は、車両を買い戻さない場合の本体価格を指し、車両が新車であるか中古車であるかを問わない。勿論、販売対象車両が新車である場合には「新車価格」がメーカ希望小売価格と同額となることもある。また、「新車価格比」も上記「新車価格」に対する価格比であり、必ずしもメーカ希望小売価格に対する価格比を指すものではない。
【0179】
そして、CPU6aは、「新車価格」から残存価格を減じた額を、車両の本体価格として、代金表示画面31の表示領域39に表示する。また、CPU6aは、ローン契約条件設定画面60に示されるローン対象額の表示領域61に、“「新車価格」:車両を買い戻さない場合の本体価格”を“「新車価格」−残存価格:車両を買い戻す場合の本体価格”に置き換えた場合の支払合計金額を表示する。その後は、この支払合計金額を対象として、第1実施形態と同様の手法によってローン契約が締結される。
【0180】
第2実施形態によれば、買い戻し条件付き販売契約を結ぶと同時に定期メンテナンス契約及び又は車検サービス契約を結ぶことで、買い戻し時期における車両の残存価格が上昇し、本体価格を減少させることができる。このため、定期メンテナンスや車検サービスの契約を顧客に対して喚起することができる。
【0181】
なお、第2実施形態では、サービスランクは定期メンテナンスと車検サービスとの選択状況によって決定される構成としたが、サービスランクの決定要因として自動車保険,車両保険,ロードサービスの少なくとも1つがさらに含まれる構成としても良い。
【0182】
〔第3実施形態〕
次に、本発明による第3実施形態を説明する。第3実施形態は、本発明による整備サービスの提供システムの実施形態である。第3実施形態は、第1実施形態と共通点を有するので、主として相違点について説明する。
【0183】
図19は、第3実施形態による整備サービスの提供システムのネットワーク構成例を示す図である。図19において、ネットワークシステムは、サーバS1と、複数のコンピュータとがネットワークN(例えば、インターネット)を通じて接続されることにより構成されている。サーバS1((第2コンピュータに相当))は、自動車の整備・修理のサービスを提供する共同事業体の運営会社(運営場所)に設置され、各コンピュータ1A((第1及び第3コンピュータに相当))は、自動車の整備や修理を行う整備会社(整備サービスの提供場所)に設置されている。コンピュータ1B((第1コンピュータに相当))は、サービスの利用者(ユーザ)によって使用される。
【0184】
サーバS1は、第1実施形態におけるサーバSとほぼ同じハードウェア構成を有している(図2参照)、HDD8は、CPU6によって実行される各種のプログラムを保持しており、CPU6は、プログラム実行によって、整備契約に係る情報処理,通信プロトコルに係る処理等の各種処理を実行する。
【0185】
また、HD8aは、第1実施形態にて説明したメンテナンス費用DB17と、車検費用DB18と、ロードサービス料金DB20と、支払い条件DB21と、顧客DB22と、メンテナンス契約DB23と、車検契約DB24と、ロードサービス契約DB26と、整備メニューDB27と、請求DB28と、加盟会社DB29とを有するDB10Aを保持している。
【0186】
各コンピュータ1A,1Bは、第1実施形態における各コンピュータ1〜5とほぼ同じハードウェア構成を有している(図3参照)。各コンピュータ1AのCPU6aは、HDD8aに保持された各種のプログラムを実行することによって、整備契約に係る処理を実行する。コンピュータ1Bは、整備契約の締結を所望するユーザ(顧客)によって操作される。
【0187】
〈動作例〉
次に、第3実施形態によるサービス提供システムの動作例を説明するとともに、各CPU6,6aによる処理を説明する。
【0188】
(整備サービス契約)
最初に、自動車の自動車検査に係る整備サービス(車検サービス)や定期メンテナンス(整備サービス)の契約を結ぶ際における動作例(整備サービス契約支援処理)を説明する。整備サービスの契約を所望する顧客は、共同事業体に加盟している整備会社に赴き、整備サービス契約の締結を整備会社の担当者に依頼する。担当者は、整備会社に設置されたコンピュータ1Aを操作して、整備サービス契約を締結する。
【0189】
具体的に説明すると、最初に、担当者は、入力装置11aを用いて代金表示画面31Aの表示指示を入力する。すると、CPU6aが、図20に示す代金表示画面31Aをディスプレイ装置に表示する。代金表示画面31Aは、第1実施形態における代金表示画面31から、本体価格,付属品価格,諸費用に関する内容が削除された画面構成を有している。
【0190】
担当者は、整備サービス契約の対象となる車両の特定情報として、プレート番号,メーカ名,車名,形式,年式を顧客から聞き出し、各入力・表示領域33〜37に入力する。CPU6aは、入力された車両の特定情報をMM7aに保持する。
【0191】
次に、担当者は、入力装置11aの操作(マウスクリック)によって詳細入力ボタン38を押す。すると、CPU6aが、図6に示す顧客情報画面40をディスプレイ装置に表示する。担当者は、個人情報として顧客から氏名,ふりがな,性別,住所,電話番号を聞き出して顧客情報画面40に記入する。
【0192】
また、担当者は、必要に応じて顧客からFAX番号,電子メールアドレス,現在の保険等級,年収,居住建物の所有の別,勤務先住所,勤務先電話番号等を個人情報として聞き出し、顧客情報画面40に記入する。入力された個人情報は、MM7aに保持される。なお、販売員は、顧客情報画面40に設けられた「閉じる」ボタンを押すことで、顧客情報画面40をディスプレイ装置の画面から消去する(閉じる)ことができる。
【0193】
次に、担当者は、代金表示画面31Aに設けられたサービス選択ボタン45を押す。すると、CPU6aは、図19に示すサービス選択画面46Aをディスプレイ装置に表示させる。サービス選択画面46Aは、契約すべき定期メンテナンス及び/又は車検サービスを決定するための画面であり、第1実施形態における付帯サービス選択画面46(図9参照)から自動車保険,車両保険に係る内容が削除された画面構成を有している。
【0194】
担当者は、契約を所望するサービスの種類,サービスの契約期間(3年又は5年),サービスのコース(デラックスコース又はエコノミーコース)を顧客から聞き、その内容を入力装置11aを操作し、サービスの内容に係る情報としてサービス選択画面46Aに記入する。このサービスの内容に係る情報は、MM7aに保持される。
【0195】
その後、担当者は、再計算ボタン47aを押す。すると、CPU6aは、コンピュータ1とサーバS1との間で、所定の通信プロトコルに従った通信回線を接続し、代金表示画面31Aに表示された車両に係る情報(メーカ名,車名,型式名,年式,存在する場合には管理番号及びプレート番号)と、顧客情報画面40に記入された顧客の個人情報と、サービス選択画面46Aにて選択された(表示された)サービスの内容に係る情報とをサーバS1へ送信する。ここでは、説明の便宜のため、顧客が定期メンテナンス及び車検サービスの契約を所望したものとする。
【0196】
サーバS1がコンピュータ1Aから情報を受信すると、CPU6は以下の処理を行う。即ち、CPU6は、車検費用DB18にアクセスし、車両の型式,サービスの契約期間,及び選択されたコースに基づいて、車検サービス料金を車検費用DB18からMM7に読み出す,或いは、CPU6は、型式,契約期間及びコースに基づいて車検サービス料金を算出する。具体的には、CPU6は、初年度登録年月と契約年数に基づき、契約期間中に何回車検時期が到来するかを算出し、得られた回数を乗じる。
【0197】
また、CPU6は、メンテナンス費用DB17にアクセスし、車両の型式,契約期間及び選択されたコースに基づいて、定期メンテナンス料金をメンテナンス費用DB17からMM7に読み出す。なお、CPU6が定期メンテナンス料金を型式,契約期間,コースの各情報と、予め用意した所定の算出式とを用いて算出するようにしても良い。
【0198】
上記のようにして、CPU6は、顧客が所望するサービスの料金(定期メンテナンス料金及び/又は車検サービス料金)を取得すると、取得したサービス料金をコンピュータ1Aへ送信する。このとき、CPU6は、コンピュータ1Aでの消費税計算の便宜のため、各サービス料金に対し、課税/非課税を区別するための情報を付加する。また、CPU6は、車検サービス料金を法定費用と部品代・工賃とに分けて送信する。
【0199】
コンピュータ1AのCPU6aは、サーバS1から各サービス料金を受信すると、サービス選択画面46Aの表示領域49に定期メンテナンス料金を表示し、表示領域50に車検サービス料金を表示し、表示領域52に各表示領域49,50に表示された料金の合計金額を表示する。
【0200】
各サービスの料金及びその合計金額がサービス選択画面46Aに表示されると、担当者は、サービス選択画面46Aを顧客に提示し、この料金で良いか否かを顧客に確認する。このとき、顧客が例えば料金の変更を求める場合には、選択するサービス,コースの種別を変更して再計算ボタン47aを押す。
【0201】
すると、上述した手法によって新たな各サービス料金及び合計金額が取得され、各表示領域49,50,52に表示される。担当者は、顧客がサービス料金及び合計金額に対して了承した場合に、確定ボタン53を押す。
【0202】
すると、コンピュータ1AのCPU6aは、代金表示画面31Aを前面に表示する。CPU6aは、代金表示画面31Aの表示領域54に、サービス選択画面46Aにて選択されたサービスの料金の合計金額を表示する。
【0203】
また、CPU6aは、サービス料金の合計金額のうち、課税対象となる金額を算出し、その算出結果を表示領域55に表示するとともに、非課税対象となる金額を表示領域56に表示する。また、CPU6aは、サービスに対する消費税を算出し、その消費税額を表示領域57に表示する。そして、CPU6aは、各表示領域54,57に表示されたサービス料の合計金額及び消費税額の合計金額を支払合計金額として表示領域58に表示する。
【0204】
担当者は、代金表示画面31Aを顧客に提示することで、顧客に対して支払合計金額の了承を求める。顧客が支払合計金額に対して了承すると、代金表示画面31Aに設けられた登録ボタン70aを押す。
【0205】
登録ボタン70aが押されると、コンピュータ1のCPU6aは、MM7aに保持された車両の特定情報,個人情報及びサービスに係る情報をHDD8a内に設けられた契約顧客DB(図示せず)に登録する。
【0206】
コンピュータ1Aの契約顧客DBに保持された情報は、サーバS1へ送信される。サーバS1のCPU6は、コンピュータ1から受信した情報をHDD8内の顧客DB22,メンテナンス契約DB23,車検契約DB24の夫々に登録する。
【0207】
即ち、CPU6は、コンピュータ1から受信した情報のうち、少なくとも顧客情報画面40に表示された個人情報を顧客DB22に格納する。また、メンテナンス契約DB23及び車検契約DB24には、少なくとも顧客の氏名(契約者氏名)と、車両の特定情報(少なくともプレート番号)と、サービスの契約期間と、契約したコースと、サービス料金とを格納する。
【0208】
顧客は、整備契約を締結した際に、その支払合計金額を運営会社に対して前払いする。この支払方法は、運営会社の金融機関の口座に対する振込、運営会社への現金書留や為替の送付,コンピュータ(例えば、コンピュータ1A)を用いた電子決済等の既存の支払方法の何れをも採用することができる。或いは、整備会社の担当者が顧客から支払合計金額を受け取り、運営会社に渡すようにしても良い。
【0209】
また、顧客は、インターネットのWebサイトを用いて整備契約を締結することもできる。サーバS1は、コンピュータ1Aが持つコンテンツ(代金表示画面31A,顧客情報画面40,サービス選択画面46A)等をWebページ(ホームページ)として管理するWebサーバとして機能する。また、ユーザ(顧客)が使用するコンピュータ1Bは、上記ホームページに対しネットワークN(インターネット)を通じてアクセスするWebブラウザとして機能する。
【0210】
サーバS1のCPU6は、コンピュータ1B(Webブラウザ)からの要求に応じてホームページを提供(送信)する。顧客は、サーバS1から提供され(受信し)、コンピュータ1Bのディスプレイ装置に表示されたホームページ中の代金表示画面31A,顧客情報画面40,サービス選択画面46Aを用いて上述した契約の対象に該当する車両に係る情報,個人情報及びサービスの内容に係る情報を入力する。
【0211】
その後、顧客は、入力した車両に係る情報,個人情報及びサービスの内容に係る情報の送信指示をコンピュータ1Bに入力する。すると、コンピュータ1BからサーバSへ車両の特定情報,個人情報及びサービスの内容に係る情報が送信される。
【0212】
サーバS1がコンピュータ1Bから情報を受信すると、CPU6は、当該情報をMM7に保持するとともに、各サービスの料金,合計金額,課税対象額,非課税対象額,課税額及び支払合計金額を上述した手法によって算出し、コンピュータ1Bに送信する。
【0213】
コンピュータ1BがサーバS1から各金額を受信すると、CPU6aは、各金額を代金表示画面31Aの各表示領域54〜58と、サービス選択画面46Aの各表示領域49,50,52に表示する。これに対し、顧客が確定ボタン53を押し、続いて登録ボタン70aを押すと、契約成立の旨がサーバS1に送信される。この場合にも顧客は、支払合計金額を上述した支払方法の何れかを用いて前払いする。
【0214】
サーバS1が契約成立の旨を受信すると、CPU6は、MM7に保持した車両の特定情報,個人情報及びサービスの内容に係る情報を、DB10の車両DB14,顧客DB22,メンテナンス契約DB23,車検契約DB24の夫々に登録する。これによって、整備サービス契約(定期メンテナンス契約又は車検サービス契約)の内容が、メンテナンス契約DB23又は車検契約DB24に記憶される。このようにして、サーバS1は、各コンピュータ1Aから通知された定期メンテナンス契約の内容又は車検サービス契約の内容を受け取り、DB10Aのメンテナンス契約DB23又は車検契約DB24に登録し、一元管理する。
【0215】
以上説明したように、整備サービス契約の締結を求める顧客は、共同事業体に加盟している何れかの整備会社(加盟店)に赴き、整備会社に設置されたコンピュータ1Aを用いて料金前払いによる整備サービス契約を締結することができる。また、コンピュータ1Bを用いてサーバS1にアクセスし、料金前払いの整備サービス契約を締結することもできる。
【0216】
(定期メンテナンス又は車検サービス)
上述した整備サービス契約が締結された場合には、運営会社は、サーバS1を操作して、第1実施形態とほぼ同様の手法を用い、定期メンテナンスや自動車検査の時期が近づいている顧客にDMを送付し、定期メンテナンスや車検サービスの提供を受けることを促す。
【0217】
顧客は、DMによる要請,或いは自発的に、共同事業体の加盟店に該当する何れかの整備会社に赴き、定期メンテナンスや車検サービスの提供を依頼することができる。このとき、顧客が赴く整備会社は、加盟店であれば何処でも良い。
【0218】
但し、第1実施形態で説明したように、整備会社によっては、交換部品の在庫がない場合がある。もっとも、顧客は、整備契約車両の車庫から或る程度の範囲に存する(例えば、最寄りの)整備会社に赴くことが殆どである。このため、或る程度の範囲にある加盟店が必要な部品を用意するようにし、且つ当該加盟店への来店をDMで勧める。また、顧客が運営会社に整備会社を指定し、その整備会社が顧客が赴く日までに必要な部品を用意するようにする。
【0219】
整備会社では、整備サービス契約を締結している顧客が来店し、車両の整備の依頼を受けると、オペレータ(整備会社の担当者)がコンピュータ1Aを操作して運営会社のサーバS1にアクセスする。すると、サーバS1からコンピュータ2に対し、サービスの種別(定期メンテナンス,車検サービス)及び車両のプレート番号の入力画面(図示せず)が提供される。
【0220】
これに対し、オペレータは、コンピュータ1Aの入力装置11aを操作し、顧客が依頼するサービスの種別と持ち込んだ車両のプレート番号を入力する。すると、コンピュータ1AのCPU6aは、入力されたプレート番号をサーバS1に送信する。
【0221】
サーバS1のCPU6は、サービスの種別及びプレート番号を受信すると、そのサービスの種別に対応するDBを参照する。即ち、サービスの種別が定期メンテナンスである場合には、メンテナンス契約DB23を参照し、サービスの種別が車検サービスである場合には、車検契約DB24を参照する。続いて、CPU6は、参照対象のDB(メンテナンス契約DB23又は車検契約DB24)から受信したプレート番号に対応する対象車両のレコードを検索し、該当するレコード(整備サービスの内容)があるか否かを判定する。
【0222】
このとき、該当するレコードがある場合には、CPU6は当該レコードをMM7に読み出す。続いて、CPU6は、検出したレコードの内容を用いて整備メニューDB27を参照し、レコードに対応する(契約に応じた)整備項目をMM7に読み出す。そして、CPU6は、DB23又はDB24と、DB27とから読み出した情報をコンピュータ1Aに送信する。
【0223】
すると、コンピュータ1AのCPU6aは、サーバS1から受信した情報を表示した整備画面71(図12参照:但し、図12は定期メンテナンスの場合の内容を図示)をディスプレイ装置に表示出力する((出力手段に相当))。
【0224】
これに対し、コンピュータ1Aのオペレータが、整備画面71に設けられた印刷ボタン72を押すと、CPU6a((出力手段に相当))の制御によって出力装置12aのプリンタが整備画面71を所定の用紙に印刷出力する。オペレータは、整備画面71が印刷された用紙を対象車両の整備員に渡す。
【0225】
整備員は、整備画面71に示された内容に従って、対象車両に定期メンテナンス又は車検サービスの整備を施す。もっとも、整備員はディスプレイ装置に表示された整備画面71に従って整備を行っても良い。
【0226】
その後、各整備項目に対する整備が終了すると、コンピュータ1Aのオペレータは、整備画面71をディスプレイ装置上に呼び出し、整備画面71に設けられた完了ボタン73を押す。すると、コンピュータ1AのCPU6aは、対象車両に対する定期メンテナンスが終了した旨の通知をコンピュータ1AからサーバS1へ送信する。
【0227】
すると、サーバS1では、第1実施形態と同様に、通知に含まれたプレート番号,車名,顧客氏名,整備メニュー,整備項目,部品代金,数量,工賃を、請求DB28に登録する。なお、上記通知に含まれた各データ項目は、各整備会社に個々に設けられた販売管理のコンピュータシステムのDB中に売掛データとして登録されるようにしてもよい。
【0228】
運営会社のサーバS1のCPU6は、所定の締日になると、請求DB28から整備会社毎の請求データを読み出して集計し、各整備会社に対する納金表を作成する。そして、納金表に基づき、加盟会社DB29から料金を振り込むべき整備会社の支払口座の特定情報を取得し、支払口座を管理するコンピュータにネットワークを通じてアクセスし、支払額を当該支払口座に振込む。なお、この振り込み作業はマニュアルで行われても良い。
【0229】
一方、サーバS1のCPU6は、コンピュータ1Aから受信したサービスの種別及びプレート番号に対応するレコードがメンテナンスDB23及び車検契約DB24にないと判定した場合には、整備サービス契約が結ばれていない旨の通知をコンピュータ1Aに送信する。コンピュータ1AのCPU6aは、上記通知をサーバS1から受信した場合に、整備サービス契約が結ばれていないと判定し((判定手段に相当))、その旨をディスプレイ装置に表示する。
【0230】
この場合には、当該顧客と当該整備会社との間で、従来と同様に、定期メンテナンス又は車検サービスの契約が結ばれ、契約内容に応じた整備が対象車両に施される。
【0231】
〈第3実施形態の作用〉
第3実施形態によると、各コンピュータ1A又はコンピュータ1Bの操作によって、顧客が料金前払いを条件に含む整備サービス契約(定期メンテナンス契約,車検サービス契約)を締結する。加盟店に該当する整備会社は、顧客が整備サービス契約に基づくサービスの提供を受けるために来店すると、コンピュータ1Aを用いてサーバS1にアクセスし、料金前払いの整備契約が締結されているか否かを確認(判定)し、締結されている場合には、締結された整備サービス契約の内容に従った整備内容で整備サービスを提供する。
【0232】
第3実施形態によれば、顧客は、整備会社で整備サービス契約を結ぶ場合には、加盟店に該当するどの整備会社に赴いても同じ条件の整備契約を結ぶことができる。また、顧客は、自宅に設置したコンピュータ1Bを用いて整備サービス契約を結ぶこともできる。
【0233】
また、整備サービス契約を結んだ顧客は、加盟店に該当する何れの整備会社においても、契約内容に即した整備内容で定期メンテナンスや車検サービスを受けることができる。即ち、顧客は、どの整備会社に赴いても、同じサービス料金で同じ内容のサービスを受けることができる。
【0234】
顧客は、サービス料金を前払いしているので、定期メンテナンスや車検の時期において、これらのサービス料金を臨時の出費と感じなくて済む。また、顧客は、サービス料金の前払いにより、サービス料金を惜しんで定期メンテナンスを受けるようになる。
【0235】
〈変形例〉
なお、代金表示画面31Aに表示されたローン選択ボタン59を押すことで、第1実施形態にて説明した手法と同様の手法によって、整備契約に対する支払合計金額を対象とするローン契約が結ばれるようにしても良い。この場合、金融会社から運営会社に対して支払合計金額が支払われ、顧客は金融会社に対して借り入れ金を返済する。
【0236】
また、第3実施形態の構成に代えて、メンテナンス契約や車検サービスの料金算出がコンピュータ1Aにて実行されるようにしても良い。また、サーバS1が上記したコンピュータ1Aと同じ機能を備え、運営会社において料金前払いの整備契約が締結できるようにしても良い。
【0237】
また、図19に示したロードサービス料金DB20,ロードサービス契約DB26,図21に示したロードサービス契約に係るマンマシンインターフェイスを用いて、料金前払いのロードサービス契約が締結されるようにしても良い。
【0238】
〈その他〉
(付記1)
車両の販売,自動車保険,車両保険,車両のメンテナンス,自動車検査サービス,ロードサービスのうち二種類以上のサービス提供を契約するための情報を顧客に提示する提示手段と、
顧客が提示された情報に従って同時に複数種類のサービス提供を契約する場合に、契約対象の各サービスの料金を算出する料金算出手段と、
前記料金算出手段によって算出された各サービスの料金を含む顧客の支払合計金額を算出する合計額算出手段と、
前記合計額算出手段によって算出された支払合計金額を対象として、ローン契約による借入金の返済条件を設定するローン契約設定手段と
を備えた車両に係るサービス提供システム。
【0239】
(付記2)
前記料金算出手段は、顧客が同時に複数種類のサービス提供を契約する場合に、契約対象のサービスのうち少なくとも一つのサービスの料金を、そのサービスのみが契約される場合よりも低い金額で算出する
付記1記載の車両に係るサービス提供システム。
【0240】
(付記3)
前記料金算出手段は、顧客が自動車保険を契約する場合に、自動車保険の対象車両が保険料割引対象に該当する安全装備を有するときには、当該安全装備がない場合に比べて低い金額の自動車保険料を算出する
付記1又は2記載の車両に係るサービス提供システム。
【0241】
(付記4)
前記料金算出手段は、顧客が同時に自動車保険とロードサービスとを契約する場合に、自動車保険の料金をロードサービスが契約されない場合よりも低い金額で算出する
付記1〜3の何れかに記載の車両に係るサービス提供システム。
【0242】
(付記5)
前記提示手段は、顧客が車両を購入する場合に、料金の前払いを条件に含む販売対象の車両に対する自動車保険の契約を促す情報を提示する
付記1〜4の何れかに記載の車両に係るサービス提供システム。
【0243】
(付記6)
前記提示手段は、顧客が車両を購入する場合に、料金の前払いを条件に含む販売対象の車両に対する車両保険の契約を促す情報を提示する
付記1〜5の何れかに記載の車両に係るサービス提供システム。
【0244】
(付記7)
前記提示手段は、顧客が車両を購入する場合に、料金の前払いを条件に含む販売対象の車両に対するメンテナンスの契約を促す情報を提示する
付記1〜6の何れかに記載の車両に係るサービス提供システム。
【0245】
(付記8)
前記提示手段は、顧客が車両を購入する場合に、料金の前払いを条件に含む販売対象の車両に対する自動車検査サービスの契約を促す情報を提示する
付記1〜7の何れかに記載の車両に係るサービス提供システム。
【0246】
(付記9)
前記提示手段は、顧客が車両を購入する場合に、料金の前払いを条件に含む販売対象の車両に対するロードサービスの契約を促す情報を提示する
付記1〜8の何れかに記載の車両に係るサービス提供システム。
【0247】
(付記10)
顧客が車両の買い戻し条件付き販売契約によって車両を購入する場合に、販売対象の車両の所定の買い戻し時期における残存価格を算出する残存価格算出手段をさらに備え、
前記残存価格算出手段は、顧客が車両の買い戻し条件付き販売契約と同時に販売対象車両に対する料金の前払いを前提としたメンテナンス及び/又は自動車検査サービスを契約する場合に、買い戻し時期における前記車両の残存価格を、メンテナンス及び/又は自動車検査サービスが契約されない場合よりも高い金額で算出する
付記1〜9の何れかに記載の車両に係るサービス提供システム。
【0248】
(付記11)
車両の販売,自動車保険,車両保険,車両のメンテナンス,自動車検査サービス,ロードサービスのうちの二種類以上のサービス提供について顧客が契約するための情報を提示するとともに、顧客が提示された情報に基づいて契約を所望する複数種類のサービスを選択し且つ選択された各サービスの契約に必要な情報を入力するための入力画面の情報を、要求に応じて出力する画面情報出力手段をさらに備えた
付記1記載の車両に係るサービス提供システム。
【0249】
(付記12)
車両の販売,自動車保険,車両保険,車両のメンテナンス,自動車検査サービス,ロードサービスのうち二種類以上のサービス提供を契約するための情報を顧客に提示し、
顧客が提示された情報に従って同時に複数種類のサービス提供を契約する場合に、契約対象の各サービスの料金を算出し、
算出した各サービスの料金を含む顧客の支払合計金額を算出し、
算出した支払合計金額を対象として、ローン契約による借入金の返済条件を設定する
ことを含む車両に係るサービス提供方法。
【0250】
(付記13)
顧客が同時に複数種類のサービス提供を契約する場合に、契約対象のサービスのうち少なくとも一つのサービスの料金を、そのサービスのみが契約される場合よりも低い金額で算出する
付記12記載の車両に係るサービス提供方法。
【0251】
(付記14)
顧客が自動車保険を契約する場合に、自動車保険の対象車両が保険料割引対象に該当する安全装備を有するときには、当該安全装備がない場合に比べて低い金額の自動車保険料を算出する
付記12又は13記載の車両に係るサービス提供方法。
【0252】
(付記15)
顧客が同時に自動車保険とロードサービスとを契約する場合に、自動車保険の料金をロードサービスが契約されない場合よりも低い金額で算出する
付記12〜14の何れかに記載の車両に係るサービス提供方法。
【0253】
(付記16)
料金の前払いを条件に含む車両の整備サービスの提供の契約を顧客に提示する提示手段と、
提示された整備サービス契約が締結された場合に、締結された整備サービス契約の内容を記憶する記憶手段と、
車両の整備を依頼された場合に、前記記憶手段に記憶された整備サービス契約の内容に基づいて当該車両を対象とする整備サービス契約が締結されているか否かを判定する判定手段と、
整備サービス契約が締結されている場合に、整備サービス契約の内容に従った整備内容を出力する出力手段と
を備えた整備サービスの提供システム。
【0254】
(付記17)
第1コンピュータと、第1コンピュータにネットワークを通じて接続された第2コンピュータと、車両の整備場所に設置され第2コンピュータにネットワークを通じて接続された複数の第3コンピュータとを備え、
前記第1コンピュータは、料金の前払いを前提とした車両の整備サービスの提供の契約を提示する提示手段と、提示された整備サービス契約が締結された場合に、締結された整備サービス契約の内容を前記第2コンピュータに通知する通知手段とを有し、
前記第2コンピュータは、前記第1コンピュータから通知された整備サービス契約の内容を記憶する記憶手段を有し、
前記第2コンピュータ又は前記第3コンピュータは、車両の整備を依頼された場合に、前記記憶手段に記憶された整備サービス契約の内容に基づいて当該車両を対象とする整備サービス契約が締結されているか否かを判定する判定手段を有し、
前記第3コンピュータは、整備サービス契約が締結されている場合に、当該整備サービス契約の内容に従った整備内容を出力する出力手段とを有する
整備サービスの提供システム。
【0255】
(付記18)
料金の前払いを条件に含む車両の整備サービスの提供の契約を顧客に提示し、
提示された整備サービス契約が締結された場合に、締結された整備サービス契約の内容を記憶し、
車両の整備を依頼された場合に、記憶された整備サービス契約の内容に基づいて当該車両を対象とする整備サービス契約が締結されているか否かを判定し、
整備サービス契約が締結されている場合に、当該整備サービス契約の内容に従った整備内容を出力する
ことを含む整備サービスの提供方法。
【0256】
(付記19)
第1コンピュータと、第1コンピュータにネットワークを通じて接続された第2コンピュータと、車両の整備場所に設置され第2コンピュータにネットワークを通じて接続された複数の第3コンピュータとを備え、
前記第1コンピュータは、料金の前払いを前提とした車両の整備サービスの提供の契約を提示し、提示された整備サービス契約が締結された場合に、締結された整備サービス契約の内容を前記第2コンピュータに通知し、
前記第2コンピュータは、前記第1コンピュータから通知された整備サービス契約の内容を記憶し、
前記第2コンピュータ又は前記第3コンピュータは、車両の整備を依頼された場合に、前記第2コンピュータに記憶された整備サービス契約の内容に基づいて当該車両を対象とする整備サービス契約が締結されているか否かを判定し、
前記第3コンピュータは、整備サービス契約が締結されている場合に、当該整備サービス契約の内容に従った整備内容を出力する
ことを含む整備サービスの提供方法。
【0257】
【発明の効果】
本発明による車両に係るサービス提供システムよれば、自動車に係る複数種類のサービスの代金の支払いを一元化することができる。
【0258】
また、本発明による整備サービスの提供システムによれば、複数の中から顧客が選択した何れの整備サービス業者においても、同じ料金且つ同じ整備内容で整備サービスを受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による自動車に係るサービス提供システムのネットワークシステム構成図
【図2】図1に示したサーバのハードウェア構成図
【図3】図1に示したコンピュータのハードウェア構成図
【図4】代金表示画面の画面表示例を示す図
【図5】車両データベースの例を示す図
【図6】顧客情報画面の画面表示例を示す図
【図7】用品データベースの例を示す図
【図8】車両諸元データベースの例を示す図
【図9】付帯サービス選択画面の画面表示例を示す図
【図10】ローン契約条件設定画面の画面表示例を示す図
【図11】ダイレクトメールの文書例を示す図
【図12】整備画面の画面表示例を示す図
【図13】残存価格基本テーブルの例を示す説明図
【図14】サービスランク検索テーブルの例を示す説明図
【図15】サービスランク別残存価格上昇率テーブルの例を示す説明図
【図16】第2実施形態における付帯サービス選択画面の画面表示例を示す図
【図17】本発明を説明するフローチャート
【図18】本発明を説明するフローチャート
【図19】整備サービスの提供システムの構成例を示す図
【図20】代金表示画面の画面表示例を示す図
【図21】サービス選択画面の画面表示例を示す図
【符号の説明】
S,S1 サーバ
1〜5,1A,1B コンピュータ
6,6a CPU
7,7a メインメモリ(MM)
8,8a ハードディスクドライブ(HDD)
9,9a 通信制御装置
10,10A データベース
11,11a 入力装置
12,12a 出力装置
13 車両諸元データベース
14 車両データベース
15 用品データベース
16 登録諸費用データベース
17 メンテナンス費用データベース
18 車検費用データベース
19 保険データベース
20 ロードサービス料金データベース
21 支払条件データベース
22 顧客データベース
23 メンテナンス契約データベース
24 車検契約データベース
25 保険契約データベース
26 ロードサービス契約データベース
27 整備メニューデータベース
28 請求データベース
29 加盟会社データベース
31,31A 代金表示画面
40 顧客情報画面
46,46a 付帯サービス選択画面
46A サービス選択画面
60 ローン契約条件設定画面
71 整備画面
74 残存価格基本テーブル
75 サービスランク検索テーブル
76 サービスランク別残存価格上昇率テーブル

Claims (2)

  1. 第1コンピュータと、第1コンピュータにネットワークを通じて接続された第2コンピュータと、車両の整備場所に設置され第2コンピュータにネットワークを通じて接続された複数の第3コンピュータとを備え、
    前記第1コンピュータは、料金の前払いを前提とした整備サービス契約の対象となる車両の特定情報及びサービスの種別を前記第2コンピュータに通知する通知手段を有し、
    前記第2コンピュータは、前記車両の特定情報及び整備サービス契約の内容の情報を記憶したデータベースをサービスの種類毎に保持する記憶手段を有し、
    前記第2コンピュータは、車両の整備を依頼され、前記車両の特定情報及びサービスの種別が入力された場合に、入力された前記サービスの種別によってデータベースを選択し、選択したデータベースに前記車両の特定情報と対応する整備サービス契約の内容の情報が記憶されているか否かを判定する判定手段を有し、該当する整備サービス契約の内容の情報が記憶されている場合に当該整備サービス契約の内容の情報と対応する整備項目を整備メニューデータベースから読み出して第3コンピュータに送信し、
    前記第3コンピュータは、前記第2コンピュータから受信した整備項目を出力する出力手段を有する
    整備サービスの提供システム。
  2. 第1コンピュータと、第1コンピュータにネットワークを通じて接続された第2コンピュータと、車両の整備場所に設置され第2コンピュータにネットワークを通じて接続された複数の第3コンピュータとを備え、
    前記第1コンピュータは、料金の前払いを前提とした整備サービス契約の対象となる車両の特定情報及びサービスの種別を前記第2コンピュータに通知し、
    前記第2コンピュータは、前記車両の特定情報及び整備サービス契約の内容の情報をサービスの種類毎のデータベースに記憶し、
    前記第2コンピュータは、車両の整備を依頼され、前記車両の特定情報及びサービスの種別が入力された場合に、入力された前記サービスの種別によってデータベースを選択し、選択したデータベースに前記車両の特定情報と対応する整備サービス契約の内容の情報が記憶されているか否かを判定し、該当する整備サービス契約の内容の情報が記憶されている場合に当該整備サービス契約の内容の情報と対応する整備項目を整備メニューデータベースから読み出して第コンピュータに送信し、
    前記第3コンピュータは、前記第2コンピュータから受信した整備項目を出力する
    ことを含む整備サービスの提供方法。
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