JP7057332B2 - 決定装置、決定方法及び決定プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、決定装置、決定方法及び決定プログラムに関する。
従来、利用者の各種情報から適切な保険料の算出を行う技術が提供されている。このような技術の一例として、走行距離や車種に基づいて保険料を決定する技術が提案されている。
再表WO2017/168883号公報
しかしながら、上述した従来技術では、適切な保険料を決定しているとは言えない場合がある。
例えば、利用者が代車を利用する場合や新たな車両を購入した場合等は、それまで運転していた車両とは異なる運転特性の車両を運転することとなるため、事故が発生する確率が変化すると推定される。しかしながら、上述した従来技術では、利用者が運転する車両の走行距離や車種に基づいて保険料を算出しているに過ぎない。このため、例えば、利用者が新たに運転する車種の事故率が低かったとしても、利用者がそれまでに運転していた車種とは運転特性が異なる場合、事故を起こしてしまう確率が低くなるとは言えないため、適切な保険料を算出することができなくなる。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者に応じた保険料をより適切に決定することを目的とする。
本願にかかる決定装置は、保険料の算出対象となる利用者が操作した移動体の変遷を示す変遷情報を取得する取得部と、前記変遷情報が示す移動体の変遷に基づいて、前記利用者に対する保険料を決定する決定部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、利用者に応じた保険料をより適切に決定することができるといった効果を奏する。
図1は、実施形態に係る決定処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報提供システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る情報提供装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る利用者データベースの一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る車両データベースの一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る決定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図7は、情報提供装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る決定装置、決定方法及び決定プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ説明する。なお、この実施形態により本願に係る決定装置、決定方法及び決定プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において、同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.実施形態〕
図1を用いて、本実施形態の決定装置等により実現される決定処理を説明する。図1は、実施形態に係る決定処理の一例を示す図である。なお、図1では、本願に係る決定装置の一例である情報提供装置10によって、実施形態に係る決定処理などが実現されるものとする。
図1の説明に先立って、図2を用いて、実施形態に係る情報提供システム1について説明する。図2は、実施形態に係る情報提供システムの構成例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る情報提供システム1は、情報提供装置10と、端末装置100とを含む。情報提供装置10及び端末装置100は、ネットワークNを介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。なお、図2に示した情報提供システム1には、複数台の情報提供装置10及び複数台の端末装置100が含まれていてもよい。
情報提供装置10は、車両保険に関する保険情報を利用者に提供する情報処理装置である。例えば、情報提供装置10は、保険情報として、保険料や補償内容、サービス内容などを管理する。また、情報提供装置10は、利用者が運転した車両の変遷を示す変遷情報(例えば、利用者が運転した車両を示す情報や、当該車両を所有していた期間、若しくは、カーリースサービスやカーシェアリングサービス等において当該車両を利用していた期間)、並びに、利用者が車両を運転した際に生じた事故に関する事故情報(例えば、事故内容や、事故が生じたタイミング(日時))を管理する。また、情報提供装置10は、各車両のメーカや属性(性能)を示す車両情報を管理する。なお、情報提供装置10は、各車両のメーカから提供される情報や、利用者による各車両のレビューに基づく情報を車両情報として管理してもよい。
端末装置100は、利用者によって利用される情報処理装置である。端末装置100は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。なお、図1に示す例において、端末装置100は、利用者によって利用されるスマートフォンやタブレット等のスマートデバイスである場合を示す。
以下、図1を用いて、情報提供装置10が行う決定処理について説明する。なお、以下の説明では、端末装置100を利用する利用者に応じて、端末装置100を端末装置100-1~100-N(Nは任意の自然数)として説明する。例えば、端末装置100-1は、利用者ID「U1」により識別される利用者(利用者U1)により利用される端末装置100である。また、以下では、端末装置100-1~100-Nについて、特に区別なく説明する場合には、端末装置100と記載する。また、以下の説明では、端末装置100を利用者と同一視する場合がある。すなわち、以下では、利用者を端末装置100と読み替えることもできる。
まず、情報提供装置10は、各利用者(運転者)が運転した車両の変遷と、事故が生じたタイミングとを収集する(ステップS1)。例えば、図1の例において、情報提供装置10は、各運転者が運転した車両の変遷を示す変遷情報と、事故が生じたタイミングを示す事故情報とを、各運転者が利用する端末装置100や、各運転者が利用する車両に設置された車載装置、各運転者にカーリースサービスやカーシェアリングサービスを提供する事業者によって管理される外部サーバなどから収集する。
なお、図1の例において、情報提供装置10は、運転者D1が運転した車両が車両#1(車種「小型自動車」)から車両#2(車種「大型自動車」)に変遷し、車両#2に変遷した後所定の期間(例えば、1ヶ月、3ヶ月)内に事故を起こしていないことを示す情報を収集したものとする。また、情報提供装置10は、運転者D2が運転した車両が車両#3(車種「大型自動車」)から車両#4(車種「小型自動車」)に変遷し、車両#4に変遷した後所定の期間内に事故を起こしたことを示す情報を収集したものとする。
続いて、情報提供装置10は、車両の変遷と、事故の発生確率との相関を学習する(ステップS2)。例えば、図1の例において、情報提供装置10は、ステップS1において収集した情報を学習データとして、車両の変遷を示す変遷情報が入力された場合に事故の発生確率を出力するよう学習されたモデル(以下、「学習モデル」と記載する場合がある)を生成する。ここで、図1の例において、運転した車両が車両#1から車両#2に変遷した運転者D1が、車両#2に変遷した後所定の期間内に事故を起こしていないため、運転した車両が車両#1から車両#2に変遷したことに起因する事故は生じにくいと想定される。また、運転した車両が車両#3から車両#4に変遷した運転者D2が、車両#4に変遷した後所定の期間内に事故を起こしているため、運転した車両が車両#3から車両#4に変遷したことに起因する事故は生じやすいと想定される。したがって、情報提供装置10は、運転者D1の車両の変遷と類似する変遷情報が入力された場合に事故の発生確率を低く出力し、運転者D2の車両の変遷と類似する変遷情報が入力された場合に事故の発生確率を高く出力する学習モデルを生成する。
なお、モデルの学習には、任意の公知技術が適用可能であり、収集される情報に応じて適宜選択された学習手法が用いられてもよい。例えば、モデルの学習には、機械学習に関する種々の従来技術(例えば、SVM(Support Vector Machine)等の教師あり学習の機械学習に関する技術)を用いて行われてもよい。また、モデルの学習には、深層学習(ディープラーニング)の技術が用いられてもよい。例えば、モデルの学習には、RNN(Recurrent Neural Network)やCNN(Convolutional Neural Network)等の種々のディープラーニングの技術が用いられてもよい。また、情報提供装置10は、ルールベースで事故の発生確率を出力する学習モデルを生成してもよい。
ここで、図1の例において、保険情報の提供要求を利用者U1が情報提供装置10に行ったものとする。この場合、情報提供装置10は、利用者U1が運転した車両の変遷を示す変遷情報を取得する(ステップS3)。なお、図1の例において、情報提供装置10は、利用者U1が運転する車両が車両#5(車種「小型自動車」)から車両#6(車種「大型自動車」)に変遷したことを示す変遷情報を、端末装置100-1や、利用者U1が利用する車両に設置された車載装置、利用者U1にカーリースサービスやカーシェアリングサービスを提供する事業者によって管理される外部サーバなどから取得したものとする。
続いて、情報提供装置10は、利用者U1の変遷情報に基づいて、事故の発生確率を推定し、推定した発生確率に応じた保険料を決定する(ステップS4)。例えば、図1の例において、情報提供装置10は、ステップS2において生成した学習モデルを用いて、利用者U1の変遷情報から事故の発生確率を推定する。具体的な例を挙げると、学習モデルは、利用者U1の変遷情報が運転者D1の車両の変遷と類似するため、利用者U1が車両#6を運転した場合の事故の発生確率を「低(例えば、事故の発生確率が30%未満)」と出力する。そして、情報提供装置10は、端末装置100-1に提供する保険情報に予め設定されていた保険料から、利用者U1の事故の発生確率「低」に応じた所定の割合を減算した額を、利用者U1の保険料と決定する。
続いて、情報提供装置10は、利用者U1に保険料を通知する(ステップS5)。例えば、図1の例において、情報提供装置10は、利用者U1からの提供要求に対応する保険情報であって、保険料をステップS4において決定した保険料に更新した保険情報を端末装置100-1に提供する。
ここで、図1の例において、保険情報の提供要求を利用者U2が情報提供装置10に行ったものとする。この場合、情報提供装置10は、利用者U2が運転した車両の変遷を示す変遷情報を取得する(ステップS6)。なお、図1の例において、情報提供装置10は、利用者U2が運転する車両が車両#7(車種「大型自動車」)から車両#8(車種「小型自動車」)に変遷することを示す変遷情報を取得したものとする。
続いて、情報提供装置10は、利用者U2の変遷情報に基づいて、事故の発生確率を推定し、推定した発生確率に応じた保険料を決定する(ステップS7)。例えば、図1の例において、情報提供装置10は、ステップS2において生成した学習モデルを用いて、利用者U2の変遷情報から事故の発生確率を推定する。具体的な例を挙げると、学習モデルは、利用者U2の変遷情報が運転者D2の車両の変遷と類似するため、利用者U2が車両#8を運転した場合の事故の発生確率を「高(例えば、事故の発生確率が70%以上)」と出力する。そして、情報提供装置10は、端末装置100-2に提供する保険情報に予め設定されていた保険料から、利用者U2の事故の発生確率「高」に応じた所定の割合を加算した額を、利用者U2の保険料と決定する。
続いて、情報提供装置10は、利用者U2に保険料を通知する(ステップS8)。例えば、図1の例において、情報提供装置10は、利用者U2からの提供要求に対応する保険情報であって、保険料をステップS7において決定した保険料に更新した保険情報を端末装置100-2に提供する。
以上のように、実施形態に係る情報提供装置10は、それまでに利用者が運転した車両からの変遷に応じて、当該利用者が車両を運転した場合の事故の発生確率を推定し、事故の発生確率に応じた保険料を決定する。すなわち、実施形態に係る情報提供装置10は、利用者に応じた保険料をより適切に決定することができる。
〔2.情報提供装置の構成〕
次に、図3を用いて、情報提供装置10の構成について説明する。図3は、実施形態に係る情報提供装置の構成例を示す図である。図3に示すように、情報提供装置10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
(通信部20について)
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部30について)
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図3に示すように、記憶部30は、利用者データベース31と、車両データベース32と、学習モデルデータベース33を有する。
(利用者データベース31について)
利用者データベース31は、利用者(運転者)に関する各種情報を記憶する。ここで、図4を用いて、利用者データベース31が記憶する情報の一例を説明する。図4は、実施形態に係る利用者データベースの一例を示す図である。図4の例では、利用者データベース31は、「利用者ID」、「属性情報」、「変遷情報」、「事故情報」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者を識別するための識別情報を示す。「属性情報」は、利用者が利用する車両に設置された車載装置や、端末装置100が有する各種センサ(例えば、GPS(Global Positioning System)センサや、加速度センサ、ジャイロセンサ)により検出される車両の挙動に基づいて推定される、利用者の運転に関する属性を示す。
「変遷情報」は、利用者が運転した車両の変遷を示し、例えば、「期間」、「車両」といった項目を有する。「期間」は、車両を運転した期間を示す。「車両」は、「期間」の項目に格納された期間において利用者が運転した車両を示す。
「事故情報」は、利用者が車両を運転した際に生じた事故に関する情報を示し、例えば、「日時」、「事故内容」といった項目を有する。「日時」は、事故が生じた日時を示す。「事故内容」は、生じた事故の内容を示す。
すなわち、図4では、利用者ID「UID#1」によって識別され、属性情報「属性#1」である利用者が期間「期間#1」において車両「車両#1」を利用し、日時「日時#1」に事故内容「事故内容#1」である事故が生じた例を示す。
(車両データベース32について)
車両データベース32は、各車両に関する各種情報を記憶する。ここで、図5を用いて、車両データベース32が記憶する情報の一例を説明する。図5は、実施形態に係る車両データベースの一例を示す図である。図5の例では、車両データベース32は、「車両ID」、「メーカ」、「属性情報」といった項目を有する。
「車両ID」は、車両を識別するための識別情報を示す。「メーカ」は、車両のメーカを示す。「属性情報」は、車両に関する属性を示し、例えば、車両の車格(車両の種別や、車両の重さ、大きさなど)をスコアリングした「車格スコア」、車両のハンドリングに関する特性(例えば、ハンドルサイズ、ハンドルの重さ、速度に応じたハンドルの重さの変化、最小回転半径など)をスコアリングした「ハンドリングスコア」、車両のアクセルに関する特性をスコアリングした「アクセルスコア」、車両のブレーキに関する特性をスコアリングした「ブレーキスコア」、車両のトランスミッションをスコアリングした「トランスミッションスコア」などといった項目を有する。
すなわち、図5では、車両ID「車両#1」によって識別され、メーカ「メーカ#1」の車両の車格スコアが「5」、ハンドリングスコアが「3」、アクセルスコアが「1」、ブレーキスコアが「2」、トランスミッションスコアが「1」である例を示す。
(学習モデルデータベース33について)
学習モデルデータベース33は、車両の変遷を示す変遷情報が入力された場合に事故の発生確率を出力するよう学習された学習モデルを記憶する。
(制御部40について)
制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報提供装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、図3に示すように、収集部41と、学習部42と、取得部43と、決定部44とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
(収集部41について)
収集部41は、各利用者が操作した移動体の変遷を示す変遷情報と、事故が生じたタイミングとを収集する。例えば、図1の例において、収集部41は、各運転者が運転した車両の変遷と、事故が生じたタイミングとを、各運転者が利用する端末装置100や、各運転者が利用する車両に設置された車載装置、各運転者にカーリースサービスやカーシェアリングサービスを提供する事業者によって管理される外部サーバなどから収集し、利用者データベース31に格納する。具体的な例を挙げると、収集部41は、利用者が過去に各車両を運転した回数や、利用者が過去に各車両を運転した期間の長さ、利用者が過去に各車両を運転した順番などの情報を収集する。
また、収集部41は、移動体に関する情報として、各移動体のメーカや属性を示す情報を収集してもよい。例えば、図1の例において、収集部41は、各車両のメーカから提供される情報や、利用者による各車両のレビューに基づく情報を車両情報として収集し、車両データベース32に格納する。また、収集部41は、移動体の種別や、移動体の操作に関する特性(例えば、ハンドリングに関する特性、加減速に関する特性(エンジン排気量、トルク、加速性能、ブレーキ性能など)、移動体のトランスミッションの種別など)、移動体の大きさなどの情報を収集する。
(学習部42について)
学習部42は、収集部41により収集された情報をモデルに学習させる。例えば、図1の例において、学習部42は、収集部41により収集された情報を学習データとして、車両の変遷を示す変遷情報が入力された場合に事故の発生確率を出力するよう学習させたモデルを生成し、学習モデルデータベース33に格納する。具体的な例を挙げると、学習部42は、車両の各種属性をスコアリングし、スコアの変遷と、事故の発生確率との間の相関を学習データに学習させる。
(取得部43について)
取得部43は、保険料の算出対象となる利用者が操作した移動体の変遷を示す変遷情報を取得する。例えば、図1の例において、取得部43は、保険情報の提供要求を行った利用者U1及びU2が運転した車両の変遷を示す変遷情報を取得する。
また、取得部43は、さらに、利用者が新たに操作する移動体に関する情報を取得してもよい。
(決定部44について)
決定部44は、変遷情報が示す移動体の変遷に基づいて、利用者に対する保険料を決定する。例えば、決定部44は、保険料の算出対象となる利用者が現在運転する車両の事故の発生確率であって、収集部41により収集された情報と、当該利用者の変遷情報とに基づく事故の発生確率に応じて、当該利用者の保険料を決定する。具体的な例を挙げると、決定部44は、学習部42が生成した学習モデルと、取得部43が取得した変遷情報とに基づいて利用者の事故の発生確率を推定し、推定した事故の発生確率に応じた保険料を決定する。
また、決定部44は、利用者が操作した各移動体の属性を特定し、特定した属性の変遷に基づいて、利用者に対する保険料を決定してもよい。例えば、決定部44は、車両データベース32を参照して変遷情報が示す各車両の属性を特定し、特定した属性の変遷に基づいて利用者に対する保険料を決定する。具体的な例を挙げると、決定部44は、変遷情報が示す各車両の属性をスコアリングし、利用者が現在運転する車両の属性のスコアと、それまで利用者が運転した車両の属性のスコアとの差が所定の閾値以上となる場合、当該利用者に対する保険料を高く決定する。また、決定部44は、利用者が現在運転する車両の属性のスコアと、それまで利用者が運転した車両の属性のスコアとの差が所定の閾値以内となる場合、当該利用者に対する保険料を低く決定する。
また、決定部44は、移動体の属性として、当該移動体の種別を特定し、特定した種別の変遷に基づいて、利用者に対する保険料を決定してもよい。例えば、決定部44は、保険料の算出対象となる利用者の変遷情報が示す車両(例えば、SUV(Sport Utility Vehicle)、セダン、ミニバンなど)の種別を特定し、特定した種別の変遷に基づいて利用者に対する保険料を決定する。具体的な例を挙げると、決定部44は、利用者が現在運転する車両の種別が、それまで利用者が運転した車両の種別と異なる場合、当該利用者に対する保険料を高く決定する。また、決定部44は、利用者が現在運転する車両の種別が、それまで利用者が運転した車両の種別と同一である場合、当該利用者に対する保険料を低く決定する。
また、決定部44は、移動体の属性として、当該移動体の操作に関する特性を特定し、特定した特性の変遷に基づいて、利用者に対する保険料を決定してもよい。例えば、決定部44は、車両データベース32を参照して変遷情報が示す各車両の運転に関する特性を特定し、特定した特性に基づいて利用者に対する保険料を決定する。具体的な例を挙げると、決定部44は、変遷情報が示す各車両が示す車格や、ハンドリング、アクセル、ブレーキ、トランスミッションなどの特性に基づき各車両の運転のしやすさをスコアリングし、利用者が現在運転する車両のスコアが、それまで利用者が運転した車両のスコアよりも所定の閾値以上低い場合(すなわち、利用者が現在運転する車両の方がそれまで利用者が運転した車両よりも運転しにくい場合)、当該利用者に対する保険料を高く決定する。また、決定部44は、利用者が現在運転する車両のスコアが、それまで利用者が運転した車両のスコアよりも所定の閾値以上高い場合(すなわち、利用者が現在運転する車両の方がそれまで利用者が運転した車両よりも運転しやすい場合)、当該利用者に対する保険料を低く決定する。
また、決定部44は、移動体の操作に関する特性として、ハンドリングに関する特性の変遷に基づいて、利用者に対する保険料を決定してもよい。例えば、決定部44は、保険料の算出対象となる利用者の変遷情報が示す各車両のハンドリングの特性をスコアリングし、各車両のハンドリングの特性のスコアに基づいて利用者に対する保険料を決定する。具体的な例を挙げると、決定部44は、利用者が現在運転する車両のハンドリングの特性のスコアと、それまで利用者が運転した車両のハンドリングの特性のスコアとの差が所定の閾値以上となる場合、当該利用者に対する保険料を高く決定する。また、決定部44は、利用者が現在運転する車両のハンドリングの特性のスコアと、それまで利用者が運転した車両のハンドリングの特性のスコアとの差が所定の閾値以内となる場合、当該利用者に対する保険料を低く決定する。
また、決定部44は、移動体の操作に関する特性として、加減速に関する特性の変遷に基づいて、利用者に対する保険料を決定してもよい。例えば、決定部44は、保険料の算出対象となる利用者の変遷情報が示す各車両の加減速に関する特性をスコアリングし、各車両の加減速に関する特性のスコアに基づいて利用者に対する保険料を決定する。具体的な例を挙げると、決定部44は、利用者が現在運転する車両の加減速に関する特性のスコアと、それまで利用者が運転した車両のスコアとの差が所定の閾値以上である場合、当該利用者に対する保険料を高く決定する。また、決定部44は、利用者が現在運転する車両の加減速に関する特性のスコアと、それまで利用者が運転した車両のスコアとの差が所定の閾値以内である場合、当該利用者に対する保険料を低く決定する。
また、決定部44は、移動体の操作に関する特性として、各車両のトランスミッションの種別の変遷に基づいて、利用者に対する保険料を決定してもよい。例えば、決定部44は、利用者が現在運転する車両のトランスミッションの種別が、それまで利用者が運転した車両の種別と異なる場合、当該利用者に対する保険料を高く決定する。また、決定部44は、利用者が現在運転する車両のトランスミッションの種別が、それまで利用者が運転した車両のトランスミッションの種別と同一である場合、当該利用者に対する保険料を低く決定する。
また、決定部44は、移動体の属性として、当該移動体の大きさを特定し、特定した大きさの変遷に基づいて、利用者に対する保険料を決定してもよい。例えば、決定部44は、利用者が現在運転する車両の大きさと、それまで利用者が運転した車両の大きさとの差が所定の閾値以上である場合、当該利用者に対する保険料を高く決定する。また、決定部44は、利用者が現在運転する車両の大きさと、それまで利用者が運転した車両の大きさとの差が所定の閾値以内である場合、当該利用者に対する保険料を低く決定する。
また、決定部44は、利用者が新たに操作する移動体の属性と、利用者が直前まで操作していた移動体の属性との差に基づいて、利用者に対する保険料を決定してもよい。例えば、決定部44は、車両データベース32を参照して利用者が新たに運転する車両の属性と、利用者が直前まで運転していた車両の属性とを特定し、特定した属性に基づいて利用者に対する保険料を決定する。具体的な例を挙げると、決定部44は、各車両の属性をスコアリングし、利用者が新たに運転する車両の属性のスコアと、利用者が直前まで運転していた車両の属性のスコアとの差が所定の閾値以上となる場合、当該利用者に対する保険料を高く決定する。また、決定部44は、利用者が新たに運転する車両の属性のスコアと、利用者が直前まで運転していた車両の属性のスコアとの差が所定の閾値以内となる場合、当該利用者に対する保険料を低く決定する。
また、決定部44は、利用者が新たに操作する移動体の属性と、利用者が過去に操作した移動体のうち最も長い期間操作していた移動体の属性との差に基づいて、利用者に対する保険料を決定してもよい。例えば、決定部44は、利用者データベース31を参照して、利用者が過去に運転した車両のうち最も長い期間運転していた車両を特定する。そして、決定部44は、利用者が新たに運転する車両の属性と、特定した車両の属性とに基づいて利用者に対する保険料を決定する。
また、決定部44は、さらに、利用者が過去に各移動体を操作した回数に基づいて、利用者に対する保険料を決定してもよい。例えば、決定部44は、利用者データベース31を参照して利用者が過去に運転した各車両の属性を特定し、特定した属性に対し利用者が運転した回数に応じた重み付けを行い、保険料を決定する。
また、決定部44は、さらに、利用者が過去に各移動体を操作した期間の長さに基づいて、利用者に対する保険料を決定してもよい。例えば、決定部44は、利用者データベース31を参照して利用者が過去に運転した各車両の属性を特定し、特定した属性に対し利用者が運転した期間に応じた重み付けを行い、保険料を決定する。
また、決定部44は、さらに、利用者が過去に各移動体を操作した順番に基づいて、利用者に対する保険料を決定してもよい。例えば、決定部44は、変遷情報が示す各車両の属性をスコアリングし、利用者が過去に運転した車両が、スコアが低い車両からスコアが高い車両に変遷している場合(すなわち、運転しにくい車両から運転しやすい車両に変遷している場合)、当該利用者に対する保険料を低く決定する。
また、決定部44は、変遷情報が示す移動体の変遷に基づいて、利用者の操作に関する能力を推定し、推定した能力に基づいて、当該利用者に対する保険料を決定してもよい。例えば、決定部44は、変遷情報が示す各車両の属性をスコアリングし、スコアが所定の閾値以下である車両(すなわち、運転しにくい車両)を運転した期間や、当該車両を運転した回数に応じて利用者の運転に関する能力を推定し、推定した能力に基づいて当該利用者に対する保険料を決定する。
また、決定部44は、さらに、利用者の操作に関する属性に基づいて、当該利用者に対する保険料を決定してもよい。例えば、決定部44は、利用者データベース31を参照して利用者の運転に関する属性を特定し、特定した属性に応じた重み付けを行った保険料を決定する。
〔3.決定理のフロー〕
ここで、図6を用いて、実施形態に係る情報提供装置10の決定処理の手順について説明する。図6は、実施形態に係る決定処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、情報提供装置10は、各利用者が運転した車両の変遷を示す変遷情報と、事故の有無とを収集する(ステップS101)。続いて、情報提供装置10は、車両の各種属性をスコア化(スコアリング)する(ステップS102)。続いて、情報提供装置10は、スコアの変遷と、事故の発生確率との間の相関を学習することで、車両の変遷と事故の発生確率との関係性を学習する(ステップS103)。
続いて、情報提供装置10は、処理対象(保険料の決定対象)となる利用者の変遷情報を取得したか否かを判定する(ステップS104)。処理対象となる利用者の変遷情報を取得していない場合(ステップS104;No)、情報提供装置10は、処理を終了する。
一方、処理対象となる利用者の変遷情報を取得した場合(ステップS104;Yes)、情報提供装置10は、変遷情報から、事故の発生確率を推定する(ステップS105)。例えば、情報提供装置10は、車両の変遷と事故の発生確率との関係性を学習したモデルを用いて、変遷情報から事故の発生確率を推定する。続いて、情報提供装置10は、推定した事故の発生確率に基づいて、保険料を決定し(ステップS106)、処理を終了する。
〔4.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
〔4-1.保険料の決定処理について〕
上述の実施形態において、決定部44が、利用者が運転した車両(自動車)の変遷に基づき、当該利用者に対する保険料を決定する例を示したが、決定部44の機能はこのような例に限定されない。例えば、決定部44は、利用者が操作した各種の移動体の変遷に基づき、当該利用者に対する保険料を決定してもよい。具体的な例を挙げると、決定部44は、バイクを運転した利用者に対するバイク保険の保険料や、自転車を運転した利用者に対する自転車保険の保険料、航空機を操縦した利用者に対する航空機保険の保険料、船を操作した利用者に対する船舶保険の保険料、ドローンを操作した利用者に対するドローン保険の保険料などを決定する。
〔4-2.変遷情報について〕
上述の実施形態において、決定部44が、移動体の属性(例えば、車格、ハンドリングなど)や種別(例えば、車種)などの変遷に基づいて保険料を決定する例を示したが、決定部44の機能はこのような例に限定されない。例えば、決定部44は、事故を誘因することが想定される移動体の各種の特徴の変遷に基づいて保険料を決定してもよい。
具体的な例を挙げると、利用者が現在操作する移動体の視認性がそれまで利用者が操作した移動体よりも低下する場合(例えば、移動体の色が暖色系から寒色系に変遷する場合や、移動体の色が明度の高い色から明度の低い色に変遷する場合)、決定部44は、当該利用者に対する保険料を高く決定する。一方、利用者が現在操作する移動体の視認性がそれまで利用者が操作した移動体よりも向上する場合(例えば、移動体の色が寒色系から暖色系に変遷する場合や、移動体の色が明度の低い色から明度の高い色に変遷する場合)、決定部44は、当該利用者に対する保険料を低く決定する。
また、利用者が現在操作する移動体を構成する構成物の属性(例えば、移動体に付属するミラーの種別や大きさ、ボンネットの大きさ、シートの大きさ、移動体の操作を支援するシステムの数や種別など)がそれまで利用者が操作した移動体のものと同一でない場合、決定部44は、当該利用者に対する保険料を高く決定する。一方、利用者が現在操作する移動体を構成する構成物の性質がそれまで利用者が操作した移動体のものと同一である場合、決定部44は、当該利用者に対する保険料を低く決定する。
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報提供装置10は、収集部41と、学習部42と、取得部43と、決定部44とを有する。収集部41は、各利用者が操作した移動体の変遷を示す変遷情報と、事故が生じたタイミングとを収集する。学習部42は、収集部41により収集された情報をモデルに学習させる。取得部43は、保険料の算出対象となる利用者が操作した移動体の変遷を示す変遷情報を取得する。決定部44は、変遷情報が示す移動体の変遷に基づいて、利用者に対する保険料を決定する。
これにより、実施形態に係る情報提供装置10は、移動体の変遷と、事故の発生確率との間の相関を学習し、処理対象の利用者の移動体の変遷から推定した事故の発生確率に応じた保険料を決定できるため、利用者に応じた保険料をより適切に決定することができる。
また、実施形態に係る情報提供装置10において、例えば、決定部44は、利用者が操作した各移動体の属性を特定し、特定した属性の変遷に基づいて、利用者に対する保険料を決定する。また、決定部44は、移動体の属性として、当該移動体の種別を特定し、特定した種別の変遷に基づいて、利用者に対する保険料を決定する。また、決定部44は、移動体の属性として、当該移動体の操作に関する特性を特定し、特定した特性の変遷に基づいて、利用者に対する保険料を決定する。また、決定部44は、移動体の操作に関する特性として、ハンドリングに関する特性の変遷に基づいて、利用者に対する保険料を決定する。また、決定部44は、移動体の操作に関する特性として、加減速に関する特性の変遷に基づいて、利用者に対する保険料を決定する。また、決定部44は、移動体の操作に関する特性として、各移動体のトランスミッションの種別の変遷に基づいて、利用者に対する保険料を決定する。また、決定部44は、移動体の属性として、当該移動体の大きさを特定し、特定した大きさの変遷に基づいて、利用者に対する保険料を決定する。
これにより、実施形態に係る情報提供装置10は、各種の情報に基づいて利用者に対する保険料を決定するため、利用者に応じた保険料をより適切に決定することができる。
また、実施形態に係る情報提供装置10において、例えば、決定部44は、利用者が新たに操作する移動体の属性と、利用者が直前まで操作していた移動体の属性との差に基づいて、利用者に対する保険料を決定する。また、決定部44は、利用者が新たに操作する移動体の属性と、利用者が過去に操作した移動体のうち最も長い期間操作していた移動体の属性との差に基づいて、利用者に対する保険料を決定する。
これにより、実施形態に係る情報提供装置10は、利用者がこれから操作する移動体に基づいて保険料を決定できるため、利便性を向上することができる。
また、実施形態に係る情報提供装置10において、例えば、決定部44は、さらに、利用者が過去に各移動体を操作した回数に基づいて、利用者に対する保険料を決定する。また、決定部44は、さらに、利用者が過去に各移動体を操作した期間の長さに基づいて、利用者に対する保険料を決定する。また、決定部44は、さらに、利用者が過去に各移動体を操作した順番に基づいて、利用者に対する保険料を決定する。また、決定部44は、変遷情報が示す移動体の変遷に基づいて、利用者の操作に関する能力を推定し、推定した能力に基づいて、当該利用者に対する保険料を決定する。また、決定部44は、さらに、利用者の操作に関する属性に基づいて、当該利用者に対する保険料を決定する。
これにより、実施形態に係る情報提供装置10は、利用者が操作した移動体の変遷に付随する各種の情報に基づいて保険料を決定できるため、利用者に応じた保険料をより適切に決定することができる。
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る情報提供装置10は、例えば、図7に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報提供装置10を例に挙げて説明する。図7は、情報提供装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が情報提供装置10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。また、HDD1400には、情報提供装置10の記憶装置内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した情報提供装置10は、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、収集部は、収集手段や収集回路に読み替えることができる。
10 情報提供装置
20 通信部
30 記憶部
31 利用者データベース
32 車両データベース
33 学習モデルデータベース
40 制御部
41 収集部
42 学習部
43 取得部
44 決定部
100 端末装置

Claims (17)

  1. 利用者が操作した移動体の変遷を示す変遷情報が入力された場合に事故の発生確率を出力するよう学習させたモデルを記憶する記憶部と、
    保険料の算出対象となる利用者が操作した移動体の変遷を示す変遷情報を所定の外部装置から取得し、前記記憶部に格納する取得部と、
    前記記憶部を参照し、前記モデルと、前記取得部により取得された前記変遷情報が示す移動体の変遷に基づいて、保険料の算出対象となる前記利用者の事故の発生確率を推定し、推定した事故の発生確率に応じた保険料を前記利用者に対する保険料として決定する決定部と
    を有することを特徴とする決定装置。
  2. 前記決定部は、
    前記利用者が操作した各移動体の属性を特定し、特定した属性の変遷に基づいて、前記利用者に対する保険料を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の決定装置。
  3. 前記決定部は、
    前記移動体の属性として、当該移動体の種別を特定し、特定した種別の変遷に基づいて、前記利用者に対する保険料を決定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の決定装置。
  4. 前記決定部は、
    前記移動体の属性として、当該移動体の操作に関する特性を特定し、特定した特性の変遷に基づいて、前記利用者に対する保険料を決定する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の決定装置。
  5. 前記決定部は、
    前記移動体の操作に関する特性として、ハンドリングに関する特性の変遷に基づいて、前記利用者に対する保険料を決定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の決定装置。
  6. 前記決定部は、
    前記移動体の操作に関する特性として、加減速に関する特性の変遷に基づいて、前記利用者に対する保険料を決定する
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の決定装置。
  7. 前記決定部は、
    前記移動体の操作に関する特性として、各移動体のトランスミッションの種別の変遷に基づいて、前記利用者に対する保険料を決定する
    ことを特徴とする請求項4~6のうちいずれか1つに記載の決定装置。
  8. 前記決定部は、
    前記移動体の属性として、当該移動体の大きさを特定し、特定した大きさの変遷に基づいて、前記利用者に対する保険料を決定する
    ことを特徴とする請求項2~7のうちいずれか1つに記載の決定装置。
  9. 前記決定部は、
    前記利用者が新たに操作する移動体の属性と、前記利用者が直前まで操作していた移動体の属性との差に基づいて、前記利用者に対する保険料を決定する
    ことを特徴とする請求項1~8のうちいずれか1つに記載の決定装置。
  10. 前記決定部は、
    前記利用者が新たに操作する移動体の属性と、前記利用者が過去に操作した移動体のうち最も長い期間操作していた移動体の属性との差に基づいて、前記利用者に対する保険料を決定する
    ことを特徴とする請求項1~9のうちいずれか1つに記載の決定装置。
  11. 前記決定部は、
    さらに、前記利用者が過去に各移動体を操作した回数に基づいて、前記利用者に対する保険料を決定する
    ことを特徴とする請求項1~10のうちいずれか1つに記載の決定装置。
  12. 前記決定部は、
    さらに、前記利用者が過去に各移動体を操作した期間の長さに基づいて、前記利用者に対する保険料を決定する
    ことを特徴とする請求項1~11のうちいずれか1つに記載の決定装置。
  13. 前記決定部は、
    さらに、前記利用者が過去に各移動体を操作した順番に基づいて、前記利用者に対する保険料を決定する
    ことを特徴とする請求項1~12のうちいずれか1つに記載の決定装置。
  14. 前記決定部は、
    前記変遷情報が示す移動体の変遷に基づいて、前記利用者の操作に関する能力を推定し、推定した能力に基づいて、当該利用者に対する保険料を決定する
    ことを特徴とする請求項1~13のうちいずれか1つに記載の決定装置。
  15. 前記決定部は、
    さらに、前記利用者の操作に関する属性に基づいて、当該利用者に対する保険料を決定する
    ことを特徴とする請求項1~14のうちいずれか1つに記載の決定装置。
  16. 決定装置が実行する決定方法であって、
    利用者が操作した移動体の変遷を示す変遷情報が入力された場合に事故の発生確率を出力するよう学習させたモデルを記憶部に記憶する記憶工程と、
    保険料の算出対象となる利用者が操作した移動体の変遷を示す変遷情報を所定の外部装置から取得し、前記記憶部に格納する取得工程と、
    前記記憶部を参照し、前記モデルと、前記取得工程により取得された前記変遷情報が示す移動体の変遷に基づいて、保険料の算出対象となる前記利用者の事故の発生確率を推定し、推定した事故の発生確率に応じた保険料を前記利用者に対する保険料として決定する決定工程と
    を含むことを特徴とする決定方法。
  17. 利用者が操作した移動体の変遷を示す変遷情報が入力された場合に事故の発生確率を出力するよう学習させたモデルを記憶部に記憶する記憶手順と、
    保険料の算出対象となる利用者が操作した移動体の変遷を示す変遷情報を所定の外部装置から取得し、前記記憶部に格納する取得手順と、
    前記記憶部を参照し、前記モデルと、前記取得手順により取得された前記変遷情報が示す移動体の変遷に基づいて、保険料の算出対象となる前記利用者の事故の発生確率を推定し、推定した事故の発生確率に応じた保険料を前記利用者に対する保険料として決定する決定手順と
    をコンピュータに実行させるための決定プログラム。
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