JP2008123133A - カーケアシステムおよびカーケアシステム用プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ガソリンスタンドの利用者と経営者の双方に利点のあるシステムを提供する。
【解決手段】ガソリンスタンドにて会員Mが給油時に使用する会員カード4から情報を読み取り、消耗品の交換時期の到来その他の助言ないし提案を店員がおこなえるようにするためのカード読取装置2および店内PC3を含むカーケアシステム1であって、店内PC3は、会員毎に識別情報によって相互に関連づけられた記憶装置と、カード読取装置2から送信された識別情報を入力する識別情報入力部と、当該会員が使用する消耗品の交換必要性の程度を記憶装置に記憶された交換推奨時期に基づいて判定する交換必要性判定部と、交換必要性判定部により判定された交換必要性の程度を会員または店員が認識可能に出力する出力制御部を具備したカーケアシステム1。
【選択図】図1

Description

本発明は、カーケアシステムおよびカーケアシステム用プログラムに関し、特に、店側にとっても会員にとってもガソリン給油を含めて車に関するトータルサポート・トータルサービスの提供ないし享受が可能なカーケアシステムおよびカーケアシステム用プログラムに関する。
ガソリンスタンドは、旧来のフルサービス型に加えて、近年ではセルフサービス型のガソリンスタンドが増えつつある。セルフサービス型のガソリンスタンドでは、人件費の削減等によりガソリン単価をフルサービス型の場合より数円安く提供することが可能となり、広くユーザに利用されている。
一方、フルサービス型のガソリンスタンドでは、ガソリン単価はセルフ型より数円高いものの、給油のみならず、窓ふき、灰皿交換、無料のオイル点検、空気圧点検など、各種のサービスを提供してもらうことができ、こちらも広くユーザに利用されている。
特開平7−132802
しかしながら、従来の技術では以下の問題点があった。
まず、利用者の観点に立つと、ガソリン価格のみに着目すればセルフ型が好ましいのであるが、セルフ型のみを利用し続けると、エンジンオイルの点検や、タイヤの目減りなど、他の消耗品に対して注意を払うことを失念してしまい、結果として、車を適正な状態に保てなくなる場合があるといった問題点が発生する。
一方、フルサービス型の場合は、消耗品の状態を店員が無料で点検してくれるので、総合的には割安な給油サービスを受けているという利点があるものの、頻繁に「○○点検しましょうか?」と問い合わせてくるためかえって煩わしく、また、交換時期にはまだ早いかもしれないのに、結局は勧められるまま不要な出費をしている場合がある、また、そのように懐疑心を抱く場合がある、といった問題点があった。
また、ガソリンスタンドの経営という点からは、セルフ型は確かに人件費はかからないものの、専用装置の導入といった初期投資が高く、また、商品がほぼガソリン(一部洗車)に限られ利益率が高くないなど、フルサービス型に比して収益面では実際には大きなアドバンテージになるわけではないという問題点があった。
反対に、フルサービス型の場合には、対面サービスをおこなうので細かな助言ないし提案ができ、利益率の高い商品販売・サービス提供の機会があるものの、店員の知識と資質に成果が依存するという問題点があった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、ガソリンスタンドの利用者にとっても経営者にとっても双方に利点のあるシステムを提供することを目的とする。
より、具体的には、利用者にとっては、セルフ型のガソリンスタンドを利用する場合でもガソリン以外の消耗品等に注意を払うことができ、フルサービス型を利用する場合であっても消耗品点検が煩わしくなく、結果として、煩雑な思いをすることなく車を適正な状態に保つことが可能となり、また、ガソリンスタンド側(経営者)にとっては、店員の資質と知識に依存せずに高収益経営および高度な車両管理(換言すれば、店員のサービス活動における情報支援・情報共有)が可能となることを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載のカーケアシステムは、ガソリンスタンドにて会員が給油時に使用する会員価格適用のための識別体から情報を読み取り、消耗品の交換時期の到来その他の助言ないし提案を店員がおこなえるようにするための、識別体読取装置および情報処理装置を含むシステムであって、識別体読取装置が、識別体から会員の識別情報を読み取る識別情報読取手段と、識別情報読取手段により読み取られた識別情報を情報処理装置に送信する識別体情報送信手段と、情報処理装置から送信された少なくとも氏名情報と累積ポイントとを表示する読取側表示手段と、を備え、情報処理装置が、会員毎に識別情報によって相互に関連づけられた記憶部であって、会員の獲得している累積ポイントを格納する累積ポイント記憶部と、会員の氏名情報を記憶した顧客情報記憶部と、会員の使用しているエンジンオイルの型番ないしグレードおよび交換推奨時期、タイヤの型番ないしグレードおよび交換推奨時期、バッテリーの型番ないしグレードおよび交換推奨時期、その他の消耗品の型番ないしグレードおよび交換推奨時期を記憶した交換情報記憶部と、を少なくとも有した記憶手段と、識別体情報送信手段により送信された識別情報を入力する識別情報入力手段と、識別情報入力手段により入力された識別情報に基づいて、該当する会員についてポイントを加算し累積ポイント記憶部に記憶させるポイント制御手段と、ポイント制御手段により加算された当該会員の累積ポイントを累積ポイント記憶部から、当該会員の氏名情報を顧客情報記憶部から、それぞれ抽出し、識別体読取装置に送信する抽出送信手段と、当該会員が使用する消耗品の交換必要性の程度を交換情報記憶部に記憶された交換推奨時期に基づいて判定する交換必要性判定手段と、を備え、システム内に、交換必要性判定手段により判定された交換必要性の程度を会員または店員が認識可能に出力する出力手段を具備したことを特徴とする。
すなわち、請求項1にかかる発明は、会員価格が適用になり識別情報という簡単かつそれ自体は個人情報漏洩に結びつかない識別体を利用して、入会時等において収集された情報に基づいて構築されたデータベースを用いる結果、会員は少なくとも会員価格にての給油が可能となり、かつ将来の商品サービス還元の期待感を生ぜしめるポイントを累積でき、店側は結果としてリピータ客を獲得でき、両者の利に資する。更に、データベースに基づいて、ガソリン(燃料)以外の消耗品の交換時期を適時にアドバイスないし管理できるので、会員にとっては店員の案内が煩わしく感じられることなく、店にとっては店員個人の資質に依存せずに好適な助言ないし提案が可能となる。従って、ガソリンに加えて、それ以外の消耗品に関しても、会員と店の相互にメリットが生じ、システム全体として重畳的にメリットを生じさせるシステムが構築できる。
ポイントとは、将来の会員への商品やサービスの還元の際に基準となる点数をいう。たとえば、ポイント○○以上の場合は、洗車無料、ポイント△△以上は、エンジンオイル500円引き、ポイント××以上の場合は、次回満タン給油時ガソリン単価更に2円引き、など、適宜店側から設定されるものである。このポイントは、来店回数や給油回数、または、給油量に従って加算される。累積ポイントは、必ずしも常に累計され続けるものではなく、適宜、商品サービスの還元によりリセットされる場合も含むものとする。この意味において、累計ポイントとは、現在の獲得ポイントということができる。
また、型番ないしグレードとは、消耗品の絶対的な品質は型番で管理する方が都合がよい場合があることを意図したものである。具体的には、通常、消耗品等は、複数メーカが提供するため、あるメーカの中品質のものが、別のメーカの高品質と謳っているものより高品質である場合がある。すなわち、必ずしもメーカの品質表示を鵜呑みにして会員に提案するのが適切ではない場合があり、型番で管理した方が好ましいことを意図したものである。また、タイヤのようなそもそも車種や年式により適合規格がある場合には、型番管理の方が優れる都合もある。以上から、型番ないしグレードとは、消耗品の交換時期を管理するための識別子ということもできる。
交換推奨時期とは、本願では3ヶ月毎、1年毎、といった期間のみならず、3000km毎、6000km毎、といった距離も含めた概念をいう。また、交換の必要性の程度とは、段階的に設定されている態様も含む。たとえば、交換推奨時期が6ヶ月と設定されており、交換必要性程度が、レベル1(助言開始時期到来)、レベル2(交換時期間近)、レベル3(要交換)として3段階に設定されている場合については、交換時期の45日前になった場合はレベル1、交換時期の20日前になった場合はレベル2、交換時期7日前以降(期間途過を含む)になった場合はレベル1と判定する。
また、出力手段とは、後述するように、店員が認識可能に出力する態様としては、ガソリンスタンド店舗屋内(店員控室、管理室を含む)の情報処理装置(コンピュータ)のモニタや、店員が携行するPDAや、店員が装着するイヤホンマイクなどを挙げることができ、会員が認識可能に出力する態様としては、識別体情報読取装置の読取側表示手段から出力する態様を挙げることができる。
なお、識別体とは、会員をそれぞれ識別する識別情報を持ち合わせれば特にその態様は限定されないが、たとえば、カードやキーホルダを挙げることができる。また、会員が給油時に使用する会員価格適用のための識別体とは、会員が給油時に使用できる識別体を意味し、通常であれば会員価格が適用されるものの、場合によっては給油をしない来店(例えば部品交換やポイント還元など)もあるため、給油時のみに使用される識別体に限定されず、広く、会員が来店の際に使用する識別体を意味する。この点で、会員が給油時に使用する会員価格適用のための識別体、とは、会員にとって来店契機となる会員価格での給油が可能なカード、ということができる。なお、カードの場合は、専用カードであってもよく、クレジットカードまたはクレジットカードも合わさったマルチカードであっても良い。クレジットカードで決済する場合には、更に単価を割り引くサービスを提供しても良い。
また、請求項2に記載のカーケアシステムは、請求項1に記載のカーケアシステムにおいて、前記記憶手段が、更に、エンジンオイル、タイヤ、バッテリー、その他の消耗品を店側が提供可能なグレード毎に記憶したグレード記憶部を有し、消耗品の交換必要性の程度が所定以上のレベルである場合には、当該会員の使用しているグレードとその前後に位置づけられるグレードの消耗品に関する情報であるところの選択情報をあわせて出力手段から出力するようにしたことを特徴とする。
すなわち、請求項2にかかる発明は、選択情報によりユーザの選択肢を広げ、たとえば、現在使用しているタイヤの目減りが早かったと感じる場合は、ランクを前後させて様子をみることができるようになり、店員においては特に困難なく現在の前後のグレードを照会できるようになる。なお、前後に位置づけられるグレードとは、現在のグレードよりワンランク上とワンランク下の2つのみを指すのではなく、たとえば、3ランク上までの3つであってもよいし、2ランク上と1ランク下の3つであってもよい。要は、現在使用している消耗品を中心としたある範囲内にあるものを意味する。また、グレード記憶部は、統一的なスケールによりグレードを管理してもよいが、たとえば、同一メーカのグレード毎、ある特性(たとえばエンジンオイルにあっては寒冷地仕様)に基づいて、適宜ソートが可能になっている態様であってもよい。
また、請求項3に記載のカーケアシステムは、請求項1または2に記載のカーケアシステムにおいて、前記記憶手段が、更に、会員の使用している車の車検情報を記憶した車検情報記憶部、および、会員の加入している保険情報を記憶した保険満期情報記憶部を有し、車検または保険の更新時期を、車検情報記憶部または保険満期情報記憶部にそれぞれ記憶された情報に基づいて判定する更新時期判定手段を備え、更新時期が近づいた場合には、更新時期の到来をあわせて出力手段から出力するようにしたことを特徴とする。
すなわち、請求項3にかかる発明は、会員にとっては、重大な影響を及ぼす期間途過が生じないように車検や保険の期限管理をしてもらうことができ、また、店にとっては、利益率の高いサービスを受注可能となる。なお、このとき、ポイントに応じて保険や車検の手数料を割り引くようにしてもよい。ここで、車検情報や保険情報には、当該ガソリンスタンド、系列ガソリンスタンドで取次ぎ予約を入れているか否かの情報も含めることにより店舗側の収益要素としての管理も可能となる。
また、請求項4に記載のカーケアシステムは、請求項1,2または3に記載のカーケアシステムにおいて、前記記憶手段が、更に、会員の使用している車の型式、使用年数または走行距離を記憶した車両情報記憶部を有し、前記出力手段が、車両情報記憶部に記憶された情報に基づいて、車の買換えの推奨に関する情報をあわせて出力するようにしたことを特徴とする。
すなわち、請求項4にかかる発明は、会員にとっては、それまでの交換情報の履歴もみて総合的に判断し、車を買い換えた方が経済的であるか否かの判断ないし提案が可能となり、店にとっては、利益率および利益額の大きな営業が可能となる。なお、このとき、ポイントに応じて購入価格を割り引くようにしてもよい。ここで、車両情報記憶部に車両の購入履歴も含ませておけば、会員の趣向に併せた車販営業も可能となる。
また、請求項5に記載のカーケアシステムは、請求項1〜4のいずれか一つに記載のカーケアシステムにおいて、前記出力手段が、ガソリンスタンドの店内モニタ、店頭モニタ、店員が携帯するPDA、または、識別体読取装置の読取側表示手段であることを特徴とする。
すなわち、請求項5にかかる発明は、たとえば、フルサービス型のガソリンスタンドの場合は、店舗内(または店頭)の情報処理装置(PC)のモニタをみて給油場に出ている店員に必要な情報を伝達することができ、また、店員の限られたセルフ型のガソリンスタンドにおいては、店員が適宜PDAを携行して、来店した会員に助言ないし提案・声かけをすることができる。
また、請求項6に記載のカーケアシステムは、請求項1〜5のいずれか一つに記載のカーケアシステムにおいて、前記顧客情報記憶部が、会員の氏名情報に加えてメールアドレスを有し、前記出力手段が会員の所有する携帯電話またはコンピュータであることを特徴とする。
すなわち、請求項6にかかる発明は、累積ポイント数、消耗品の交換時期、その他各種サービスを、対面説明の煩わしさの感じられないメールにて提示可能となる。
また、請求項7に記載のカーケアシステム用プログラムは、ガソリンスタンドにて会員が給油時に使用する会員価格適用のための識別体から当該会員の識別情報を識別体読取装置から読み取り、消耗品の交換時期の到来その他の助言ないし提案を店員がおこなえるようにするためシステムに適用するコンピュータプログラムであって、店側のコンピュータには、あらかじめ、会員毎に識別情報によって相互に関連づけられた記憶部であって、会員の獲得している累積ポイントを格納する累積ポイント記憶部と、会員の氏名情報を記憶した顧客情報記憶部と、会員の使用しているエンジンオイルの型番ないしグレードおよび交換推奨時期、タイヤの型番ないしグレードおよび交換推奨時期、バッテリーの型番ないしグレードおよび交換推奨時期、その他の消耗品の型番ないしグレードおよび交換推奨時期を記憶した交換情報記憶部と、を少なくとも有した記憶装置が内蔵され、当該コンピュータを、給油の際に使用される識別体から当該会員の識別情報を入力する識別情報入力手段、識別情報入力手段により入力された識別情報に基づいて、該当する会員についてポイントを加算し累積ポイント記憶部に記憶させるポイント制御手段、ポイント制御手段により加算された当該会員の累積ポイントを累積ポイント記憶部から、当該会員の氏名情報を顧客情報記憶部から、それぞれ抽出し、識別体読取装置に送信する抽出送信手段、当該会員が使用する消耗品の交換必要性の程度を交換情報記憶部に記憶された交換推奨時期に基づいて判定する交換必要性判定手段、交換必要性判定手段により判定された交換必要性の程度を会員または店員が認識可能に出力する出力手段、として機能させることを特徴とする。
すなわち、請求項7にかかる発明は、会員価格が適用になり識別情報という簡単かつそれ自体は個人情報漏洩に結びつかない識別体を利用して、入会時等において収集された情報に基づいて構築されたデータベースを用いる結果、会員は少なくとも会員価格にての給油が可能となり、かつ将来の商品サービス還元の期待感を生ぜしめるポイントを累積でき、店側は結果としてリピータ客を獲得でき、両者の利に資する。更に、データベースに基づいて、ガソリン(燃料)以外の消耗品の交換時期を適時にアドバイスないし管理できるので、会員にとっては店員の案内が煩わしく感じられることなく、店にとっては店員個人の資質に依存せずに好適な助言ないし提案が可能となる。従って、ガソリンに加えて、それ以外の消耗品に関しても、会員と店の相互にメリットが生じ、システム全体として重畳的にメリットを生じさせるシステムが構築できる。
また、請求項8に記載のカーケアシステム用プログラムは、請求項7に記載のカーケアシステム用プログラムにおいて、前記記憶装置が、更に、エンジンオイル、タイヤ、バッテリー、その他の消耗品を店側が提供可能なグレード毎に記憶したグレード記憶部を有し、前記出力手段を、更に、消耗品の交換必要性の程度が所定以上のレベルである場合には、当該会員の使用しているグレードとその前後に位置づけられるグレードの消耗品に関する情報であるところの選択情報をあわせて出力する出力手段、としても機能させることを特徴とする。
すなわち、請求項8にかかる発明は、選択情報によりユーザの選択肢を広げ、たとえば、現在使用しているタイヤの目減りが早かったと感じる場合は、ランクを前後させて様子をみることができるようになり、店員においては特に困難なく現在の前後のグレードを照会できるようになる。なお、グレード記憶部は、統一的なスケールによりグレードを管理してもよいが、たとえば、同一メーカのグレード毎、ある特性(たとえばエンジンオイルにあっては寒冷地仕様)に基づいて、適宜ソートが可能になっている態様であってもよい。
また、請求項9に記載のカーケアシステム用プログラムは、請求項7または8に記載のカーケアシステム用プログラムにおいて、前記記憶装置が、更に、会員の使用している車の車検情報を記憶した車検情報記憶部、および、会員の加入している保険情報を記憶した保険満期情報記憶部を有し、店側のコンピュータを、更に、車検または保険の更新時期を、車検情報記憶部または保険満期情報記憶部にそれぞれ記憶された情報に基づいて判定する更新時期判定手段、として機能させると共に、前記出力手段を、更に、更新時期が近づいた場合には、更新時期の到来をあわせて出力する出力手段、としても機能させることを特徴とする。
すなわち、請求項9にかかる発明は、会員にとっては、重大な影響を及ぼす期間途過が生じないように車検や保険の期限管理をしてもらうことができ、また、店にとっては、利益率の高いサービスを受注可能となる。なお、このとき、ポイントに応じて保険や車検の手数料を割り引くようにしてもよい。
また、請求項10に記載のカーケアシステム用プログラムは、請求項7,8または9に記載のカーケアシステム用プログラムにおいて、前記記憶装置が、更に、会員の使用している車の型式、使用年数または走行距離を記憶した車両情報記憶部を有し、前記出力手段を、更に、車両情報記憶部に記憶された情報に基づいて、車の買換えの推奨に関する情報をあわせて出力する出力手段、としても機能させることを特徴とする。
すなわち、請求項10にかかる発明は、会員にとっては、それまでの交換情報の履歴もみて、総合的に判断して、車を買い換えた方が経済的であるか否かの判断ないし提案が可能となり、店にとっては、利益率および利益額の大きな営業が可能となる。なお、このとき、ポイントに応じて購入価格を割り引くようにしてもよい。
また、請求項11に記載のカーケアシステム用プログラムは、請求項7〜10のいずれか一つに記載のカーケアシステム用プログラムにおいて、前記顧客情報記憶部が、会員の氏名情報に加えてメールアドレスを有し、前記出力手段を、更に、会員の所有する携帯電話またはコンピュータにメール送信するメール送信手段としても機能させることを特徴とする。
すなわち、請求項11にかかる発明は、累積ポイント数、消耗品の交換時期、その他各種サービスを、対面説明の煩わしさの感じられないメールにて提示可能となる。
なお、本システムないしプログラムでは、交換や更新、または、点検などの履歴を管理するようにしても良い。履歴を把握することにより、店舗側で細やかかつ重複のない営業を円滑におこなうことが可能となる。
本発明によれば、利用者(会員)にとっては、セルフ型のガソリンスタンドを利用する場合でもガソリン以外の消耗品等に注意を払うことができ、フルサービス型を利用する場合であっても消耗品点検が煩わしくなく、結果として、煩雑な思いをすることなく車を適正な状態に保つことが可能となり、また、ガソリンスタンド側(経営者)にとっては、店員の資質と知識に依存せずに高収益経営および高度な車両管理(換言すれば、店員のサービス活動における情報支援・情報共有)が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。ここでは、本発明のプログラムをインストールした情報処理装置であるパーソナルコンピュータ(PC)を、セルフ型のガソリンスタンド内の事務所に配置し、給油場にいるイヤホンマイクを装着した店員がPDAを携行して、給油をしに来た会員に消耗品に関するアドバイスないし営業をおこなう態様について説明する。なお、識別体としてはRFIDカードを適用した態様について説明する。
<システムの概要>
図1は、本発明であるカーケアシステムが適用されたガソリンスタンドの概念図である。セルフ型のガソリンスタンドには、給油装置Oと、事務所Jと、があり、図では、会員Mが会員価格で車Cに給油するため、会員カード4を給油装置Oのカード読取装置2にかざしている様子が示されている。会員カード4がかざされると、事務所Jでは、店内PC3により来店者が会員Mであると識別され、車C等に関する必要な情報を屋内店員Siが把握し、必要な指示を屋外店員Soの携行するPDA5およびイヤホンマイク6に出力する。必要な指示を受け取った屋外店員Soは、会員Mに消耗品の交換など必要な助言ないし提案をおこない、状況に応じて、たとえば、車Cのオイル交換などをおこなう。また、重要な情報に関しては、給油装置Oの表示画面に自動表示させるようにしている。以上のように、本実施の形態におけるカーケアシステム1は、カード読取装置2と、店内PC3と、会員カード4と、PDA5、イヤホンマイク6などにより構成されている。
なお、店内PC3は、メールにより会員Mへポイントの還元に関する情報やセール情報を送信し、また、メンテナンスの時期の到来なども送信する。図では、会員Mの携帯電話Kにメールが送信されている様子が示されている。
<給油装置の概要>
続いて、給油装置Oについて説明する。
図2は、セルフ型の給油装置Oの概略構成図である。給油装置Oは、図示したように、レギュラーガソリン、ハイオクガソリン、軽油の給油ノズルと、油種選択や給油量決定などをおこなうタッチパネルと、ガイドスピーカと、現金投入口と、プリペイドカード挿入口と、レシート吐出口と、を有すると共に、カード読取装置2により構成されている。
カード読取装置2は、給油装置Oに内蔵され、会員カード4をかざす照合部201と、会員名および累積ポイントその他の必要な情報を表示する表示部202と、屋内店員Siと必要に応じて通話するためのスピーカ203とマイク204とにより構成される。
使用に関しては、まず、会員Mが、給油に際し、通常価格より数円単価の安い会員価格が適用になる会員カード4を照合部201にかざす。会員カード4は、RFID(Radio Frequency Identification)カードからなり、会員の識別情報(会員ID)を記憶している。照合部201は、この識別情報を読み取り、店内PC3に送信する。また、会員カード4がかざされると、給油装置Oは、給油単価を会員価格に設定し、その旨をタッチパネルに反映する。会員Mは、案内に従って、現金ないしプリペイドカードを投入し、タッチパネルを操作しながら、油種および給油量を決定し、車Cにセルフで給油する。
また、店内PC3からは、会員Mの氏名とこれまでの累積ポイントを送信し、表示部202はこれを表示する。累積ポイントを来店毎に表示することにより、会員Mに自分の獲得ポイントを常時認識させることができ、ポイント還元を有効に利用してもらうことが可能となり、また、店にとってはリピータ客が形成されることとなる。なお、表示部202は、このほかポイント還元サービス内容の表示をおこなうこともでき、このほか、車Cの消耗品の交換時期も表示してもよい。また、重要な情報は自動表示されるようにしている。このとき、表示部202は、面積や解像度の制限があるため、店内PC3で表示される項目(後述)より少ない情報しか表示できないが、適宜優先順位の高いものから表示するものとする。
なお、この例では、屋外店員Soが会員Mへ消耗品等の交換時期案内などをおこなうが、屋外店員Soが他の会員への対応をおこなっているときなどは、屋内店員Siがスピーカ203から直接声かけし、会員Mはこれに答えてマイク204を用いて屋内店員Siと会話するようにする。
また、この例では、カード読取装置2が給油装置Oに内蔵されている態様を説明したが別体でも良い。このとき、給油装置Oの近傍にカード読取装置2設置されていれば利便性が増す。
<店内PCの外観構成>
図3は、店内PC3の外観構成の一例を示した説明図である。店内PC3は、会員のカーケアをおこなうべく、種々の情報を格納し、また、必要な情報を抽出等する本体装置301と、屋内店員Siが、来店中の会員Mの車Cに関する様々な情報を表示するモニタ302と、キーボード303と、マウス304と、屋内店員Siが会員Mまたは屋外店員Soと会話するためのマイク305とスピーカ306とにより構成される。図示したように、スピーカ306は、モニタ302に内蔵されている。
<店内PCのハードウェア構成>
図4は、店内PC3のハードウェア構成の一例を示した図である。店内PC3は、そのハードウェア構成として、CPU401と、ROM402と、RAM403と、ハードディスク(HD)404と、グラフィックスカード405と、モニタ406と、キーボード(K/B)407と、マウス(MOUSE)408と、サウンドカード409と、マイク410と、スピーカ411と、ネットワークインターフェイスカード(NIC)412と、を有する。なお、説明の便宜上、図3に示したモニタ302、キーボード303、マウス304、マイク305、および、スピーカ306は、それぞれ図4におけるモニタ406、キーボード407、マウス408、マイク410、および、スピーカ411と同一のものである。以降においては、ハードウェア的な観点から既述する場合には、後者の符号を主として用いるものとする。
CPU401は、後述のOSとともに店内PC3全体を制御し、また、各種のソフトウェアの処理制御をおこなう。具体的には、たとえば、CPU401は、ハードディスク404やROM402に格納されているプログラムに従って、カード読取装置2から送信される識別情報に基づいて、情報の抽出、消耗品や保険等の交換更新についての判断が可能となる資料作成を実行する。また、CPU401は、グラフィックスカード405のVRAM(画像RAM)に対する描画制御、サウンドカード409に対する音声制御あるいはハードディスク404に格納されている作業データをRAM403に一時保存する制御等もおこなう。
ROM402は、ブートプログラム等を記憶する。使用の態様によっては、ROM402は、各種ソフトウェアを格納しておいてもよい。RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用する。具体的には、ハードディスク404から読み出された各種プログラムが一時的に格納される。このほか、RAM403は、カード読取装置2からから受け取った識別情報を一時的に格納する。この情報は、各種DBから当該会員や車両にかかる情報を抽出するためなどに使用される。
ハードディスク404は、オペレーティング・システム(OS)、アプリケーションプログラム、ドライバ等の各種ソフトウェアプログラム(ソフトウェア)を記憶する。また、会員や車両や消耗品や保険などに関するDBも格納する。なお、ハードディスク404の格納内容については後述する。
グラフィックスカード405は、モニタ406へ出力すべき画像信号を送出する。グラフィックスカード405は、出力すべき画像信号を格納するVRAMと、処理された画像信号をモニタ406へ出力する画像出力インターフェース(画像出力I/F)も備える。動作としては、画像出力I/Fは、VRAMに展開されているRGB画像データをモニタ406へ出力する。
サウンドカード409は、マイク410とスピーカ411を接続し、店内PC3とカード読取装置2との間、または、店内PC3とイヤホンマイク6との間の音声授受をおこなう。NIC412は、他のPCや他店舗のPCと接続し広域管理をおこなう。なお、図示は省略するが、店内PC3にはフレキシブルディスクドライブ装置、CD−ROMドライブ装置、MOドライブ装置等を搭載することも可能である。
次にハードディスク404の内容について説明する。ハードディスク404は、アプリケーション部440とデータベース部(DB部)450からなる。アプリケーション部440は、OS441と、情報入出力プログラム442と、会員情報管理プログラム443と、ポイント管理プログラム444と、消耗品管理プログラム445と、車検保険管理プログラム446と、メーラ447と、を有する。
OS441は、店内PC3の情報の入出力、画像制御、音声制御、情報処理、プログラム制御、ハードウェア管理など、統括的な制御をおこなう。
情報入出力プログラム442は、カード読取装置2から送信された会員Mの識別情報を入力し、また、適宜抽出された情報ないし加工された情報をモニタ406に表示する制御をおこない、また、必要に応じてPDA5に表示する制御やイヤホンマイク6との間で音声授受の制御をおこなう。また、表示すべき項目が多い場合には、表示すべき優先順位が高い順に内容を選択し、出力する制御をおこなう。
会員情報管理プログラム443は、識別情報に一対一に対応した会員の氏名、住所、連絡先(電話番号)、メールアドレス、性別、生年月日、免許証番号など、会員の基本的な情報を管理する。
ポイント管理プログラム444は、会員の獲得したポイントを加算累積し、また、適宜当該会員がポイントが還元されるサービス等を利用した場合には、使用ポイント分を減算する制御をおこなう。ポイントは、本実施の形態では、給油回数、すなわち、会員カード4をカード読取装置2にかざしたときに累積されるものとする。なお、使用の態様によっては、給油量により累積するようにしてもよい。
消耗品管理プログラム445は、会員毎に消耗品を管理する。後述するように、消耗品の品目としては、エンジンオイル、タイヤ、バッテリーが主だったものであるが、このほか、エアーエレメント、パワーステアリングオイル、ATF(オートマチック・トランスミッション・オイル)、ブレーキオイル、バッテリー液、ベルト類、ラジエータ液、ワイパーブレード、ウォッシャー液、オイルエレメント、マフラーなどを挙げることができる。
消耗品を管理するとは、前回の交換からの時期ないし走行距離と、現在使用している消耗品の交換推奨時期と、に基づいて、交換時期が迫っているかを段階的に判断し、また、販売元への発注処理や発注期限管理をおこなう。このほか、消耗品管理プログラム445は、各消耗品について、型番ないしグレード、または規格毎に、または、単価毎に、ソート可能に情報管理をおこない、会員Mが選択できるような情報に加工する制御をおこなう。なお、交換時期は路面凍結期のように季節として管理してもよい。また、消耗品管理プログラム445は、DBとして各種の消耗品情報を格納、整理する制御もおこなう。
車検保険管理プログラム446は、会員の所有する車の車検時期や任意保険の満期の期限管理をおこなう。これにより、滅多に時期が来ないため、失念してしまいやすいが、途過すると会員Mに重大な影響を及ぼす車検・保険を管理できることとなる。
メーラ447は、現在の累計ポイントやポイント還元に関する商品やサービス内容や、消耗品の交換時期の到来、車検時期や保険満期などを携帯電話Kへメール送信する制御をおこなう。消耗品の交換時期が近接している場合には、タイトル表示で分かるようにしたり、メール本文においても、当該項目の記載順序を上位に配置するなどの制御もおこなう。
次にデータベース部450について説明する。データベース部450は、顧客データベース(顧客DB)451と、交換データベース(交換DB)452と、車検保険データベース(車検保険DB)453と、消耗品データベース(消耗品DB)454と、車両データベース(車両DB)455と、履歴データベース(履歴DB)456と、を有する。なお、各DBは、識別情報を含めて、いくつかの情報が重複していてもよい。
顧客DB451は、識別情報に対応した会員毎に、氏名、住所、連絡先(電話番号)、メールアドレス、性別、生年月日、車種、免許証番号、累計ポイント、前回給油日時を記憶している。顧客DB451により、会員に関する基本的な情報が構築され、特に、累積ポイント管理、消耗品の交換やポイント還元サービスなどの連絡管理が可能となる。
交換DB452は、識別情報毎に、当該会員の使用している消耗品の型番ないしグレード、または、規格を記憶する。消耗品の品目としては、前述したのと同様に、エンジンオイル、タイヤ、バッテリーが主だったものであるが、このほか、エアーエレメント、パワーステアリングオイル、ATF(オートマチック・トランスミッション・オイル)、ブレーキオイル、バッテリー液、ベルト類、ラジエータ液、ワイパーブレード、ウォッシャー液、オイルエレメント、マフラーなどを挙げることができる。交換DB452により、留意すべき交換品目を把握可能となる。
車検保険DB453は、識別情報毎に、当該会員の使用している車の車検の期限と、加入している任意保険の期限、保険会社、保険のタイプを記憶する。車検保険DB453を備えることにより、時期を途過することなく(店側にとっては商機を逸することなく)、利益率および利益額の高い営業ないし斡旋が可能となる。
消耗品DB454は、消耗品を種別毎に、メーカ別、品質ないしグレード順、および、販売金額順にソート可能なように記憶したデータベースである。また、各消耗品には、推奨交換時期(期間、走行距離)があるため、消耗品DB454は、この情報も記憶する。加えて、当該消耗品の使用期間などの許容範囲(安全率)ないし参考情報も記憶する。消耗品DB454により、店側にとっては、店員の資質によることなく広範な営業ができ、会員にとっては、選択肢を広げることが可能となる。
たとえば、あるエンジンオイルの交換推奨時期が5000km毎であるとしても、7000kmまでは製品品質が特に劣化しないが、7000km以降は燃費が急に悪くなる、というような場合には、許容範囲をプラス2000kmにすると共に、参考情報として備考欄には、「7000km以降は急激に品質劣化→燃費悪」、というようにノウハウを格納する。同様に、タイヤに関しては、タイヤの溝に形成されている△印が一応の交換時期の目安であるが、これとともに、「プラス500kmでワイヤが露出→パンクの危険」というように情報を格納する。このようにすれば、経験の少ない店員であっても、極めて適切な判断情報を会員に伝えることができるようになる。
車両DB455は、識別情報毎に、当該会員の使用している車の車種、年式、排気量、タイヤの適合型番、購入年、以前乗用していた車種を記憶する。車両DB455により、適時車の買換えの助言ないし提案が可能となり、利益額の最も高い営業ないし斡旋が可能となる。
履歴DB456は、識別情報毎に、当該会員の車の消耗品の交換履歴、車検・保険の更新履歴、および車種の変遷に関する情報を記憶する。履歴DB456により、店側にとっては、過去の会員の嗜好に基づいて的確な助言ないし提案・営業が可能となり、また、会員にとっては、交換時期を機に、今回使用していた消耗品の性能や使い勝手を顧みて、現状維持か変更かを判断して、結果として自分の車を状況に合わせて適切な状態とすることができる。
<システムの機能的構成>
次に、カーケアシステム1の機能的構成について説明する。図5は、システムを含めた機能的構成の一例を示した説明図である。カーケアシステム1は、機能的構成として、識別情報読取部501と、カード情報送信部502と、会員側出力部503と、識別情報入力部511と、ポイント制御部512と、抽出送信部513と、交換必要性判定部514と、記憶装置515と、履歴管理部516と、更新時期判定部517と、出力制御部518と、店内PC表示部519と、通話部520と、PDA表示部521と、音声入出力部522と、を有する。
識別情報読取部501は、会員カード4から当該会員の識別情報を読み取る。会員カード4は、RFIDカードであるので、そのカードに記録されている識別情報を非接触にて読み取られる。また、カード情報送信部502は、識別情報読取部501により読み取られた識別情報を店内PC3に送信する。送信方式は、有線無線を問わず、たとえば、無線LANによってもよい。会員側出力部503は、少なくとも会員の氏名と現在の累積ポイントを必須情報として表示し、このほか、消耗品等の交換時期に関し、優先順位の高いものから順に表示する。また、必要に応じて、屋内店員Siの音声案内を出力する。
識別情報読取部501、カード情報送信部502、会員側出力部503は、カード読取装置2によりその機能が実現されるが、識別情報読取部501は、図2に示した照合部201によりその機能を実現し、会員側出力部503は、主として、表示部202、スピーカ203、および、マイク204などによりその機能を実現する。
識別情報入力部511は、カード情報送信部502により送信された識別情報を入力する。入力方式は、カード情報送信部502の送信方式に依存する。識別情報入力部511は、たとえば、NIC412と、RAM403と,OS441と、情報入出力プログラム442などによりその機能を実現する。
ポイント制御部512は、識別情報入力部511により入力された識別情報に基づいて、該当する会員についてポイントを加算し顧客DB451に記憶させる。また、サービス還元に際してポイントを使用した場合には、累積ポイントを減じる制御もおこなう。ポイント制御部512は、たとえば、OS441と、ポイント管理プログラム444と,顧客DB451などによりその機能を実現する。
抽出送信部513は、ポイント制御部512により加算された当該会員の累積ポイントと当該会員の氏名情報を顧客DB451またはRAM403から抽出し、会員側出力部503に送信する。抽出送信部513は、たとえば、会員情報管理プログラム443と、ポイント管理プログラム444と,OS441と、顧客DB451などによりその機能を実現する。
交換必要性判定部514は、会員が使用する消耗品の交換必要性の程度を消耗品DB454に記憶された交換推奨時期に基づいて判定する。交換必要性判定部514は、たとえば、消耗品管理プログラム445と、交換DB452と、RAM403と、消耗品DB454などによりその機能を実現する。なお、判定に関しては、適宜履歴DB456を参照してもよい。
記憶装置515は、図4に示したHD404内のDB部450を機能的に表したものであり、顧客DB451、交換DB452と、車検保険DB453と、消耗品DB454と、車両DB455と、履歴DB456などにより構成される。
履歴管理部516は、会員の来店履歴、給油履歴、消耗品の交換履歴、車検・保険の更新履歴、所有車の変遷を、会員毎に記録し、必要に応じてソート、抽出、更新をおこなう。これにより、会員の嗜好を判断できるようになる。履歴管理部516は、たとえば、履歴DB456と、顧客DB451と、交換DB452と、車検保険DB453と、車両DB455、ポイント管理プログラム444と、消耗品管理プログラム445と、車検保険管理プログラム446などによりその機能を実現することができる。
更新時期判定部517は、車検または保険の更新時期を、車検保険DB453に記憶された情報に基づいて判定する。判定は、画一的におこなうのではなく、消耗品の場合と同様に段階的にレベル判断をおこなうようにする。更新時期判定部517は、たとえば、車検保険管理プログラム446や、車検保険DB453と、車両DB455などによりその機能を実現することができる。
出力制御部518は、交換必要性判定部514により判定された交換必要性の程度を会員または店員が認識可能に出力する。このとき、消耗品の交換必要性の程度が所定以上のレベルである場合には、当該会員の使用している消耗品のグレードとその前後に位置づけられるグレードの消耗品に関する情報であるところの選択情報をあわせて出力する。また、車検や保険の更新時期が近づいた場合には、更新時期の所定レベルの到来も出力する。このほか、車の買換えの推奨に関する情報をあわせて出力する。更には、会員へ種々の情報をメール送信する。出力制御部518は、たとえば、情報入出力プログラム442と、消耗品管理プログラム445と、車検保険管理プログラム446と、メーラ447と、RAM403と、モニタ406または表示部202、PDA5などによりその機能を実現することができる。なお、比較的頻繁に交換される、または、問い合わせないしニーズの多い、エンジンオイル、タイヤについては、常時出力しておく。
店内PC表示部519は、出力制御部518により出力される情報をモニタ406で表示されるように制御する。店内PC表示部519は、たとえば、OS441と、グラフィックスカード405などによりその機能を実現することができる。
通話部520は、屋内店員Siと屋外店員Soが通話可能となるように機器を制御する。通話部520は、たとえば、サウンドカード409と、スピーカ411と、マイク410などによりその機能を実現する。
PDA表示部521は、出力制御部518から出力された情報を表示する。表示の態様は特に限られないが、たとえばhtmlファイルの送受信により画像表示するようにしてもよい。音声入出力部522は、通話部520を介してPDA5と店内PC3との間で通話を可能とする。PDA表示部521および音声入出力部522は、PDA5によりその機能を実現できる。
<店内PC3の画面構成>
次に、店内PC3の画面構成について説明する。図6は、モニタ302に表示される画面構成の一例を示した図である。図示したように、メインウィンドウ600は、会員Mの氏名を表示する氏名表示部601と、累積ポイントと主要キャンペーン内容を1行で表示するポイントキャンペーン表示部602と、消耗品管理の細目情報を表示するメンテナンス履歴表示部603と、その中で、特に交換品度の高いまたは利益額・利益率のよいオイル情報を表示するオイル表示部604と、タイヤを表示するタイヤ表示部605と、メモないし備考を書きこみ表示するメモ部606と、来店日や担当店員を記録する対応表示部607と、消耗品の交換日または交換を促す営業を設定し、場合によってはメール送信で案内するお知らせ内容表示部608と、会員の連絡先を表示するお客様情報表示部609と、会員の車の基本的な情報を表示する車両情報表示部610と、車検や保険の更新代行等の予約の有無を表示する車検保険表示部611と、を有する。
特に、メンテナンス履歴表示部603では、主要な消耗品リストが掲載されている。各消耗品は、あらかじめ設定されている交換推奨時期と前回の交換からの経過時期に基づいて、「良好」「3ヶ月以内に要交換」「早急に要交換」「今回交換」という内容の色分け表示をしている。
また、メンテナンス履歴表示部603の中の、エンジンオイルとタイヤについては、それぞれ、オイル表示部604と、タイヤ表示部605に表示されている。これらについては、交換時期に関わらず、ユーザ(会員)の関心が高く、問い合わせに的確かつ迅速に回答するために別枠としている。使用の態様によっては、バッテリーも別枠表示してもよい。図7は、オイル表示部604をマウス304にてクリックしたときにメインウィンドウ600とは別ウィンドウとして表示されるエンジンオイル詳細表示ウィンドウである。図示したように、現在会員が使用しているオイルに加えて前後のランクのオイルとその内容説明ないし特性が表示されている。
これらの情報は、会員Mの問い合わせに応じて、屋外店員Soからイヤホンマイク6を介して屋内店員Siに照会し、これに基づいて屋内店員SiがPDA5に表示させる。この一連の流れが本システムでは円滑に即時的におこなえるので、質のよい回答が可能になる。なお、図示した例では、前後のグレードを表示したが、このほか、メーカ別価格別などの表示に切替え可能に構成してもよい。
また、同様に、タイヤ表示部605をマウス304にてクリックしたときは、タイヤに関する別ウィンドウ(タイヤ詳細表示ウィンドウ)が表示される。図8は、タイヤ詳細表示ウィンドウの一例を示した図である。図示したように前後のランクのタイヤとその内容説明ないし特徴が表示されている。
図9は、メモ部606をマウスでクリックしたときに別ウィンドウで表示されるメモ詳細表示ウィンドウの構成例を示した図である。メモ詳細表示ウィンドウは、会員の車に関するメモないしコメントを記録するウィンドウであり、メインウィンドウでは必ずしも的確に管理できない細やかな情報を補完的、備考的に記載する。図では、あるとき会員が屋外店員Soに「今すぐにというわけではないけれども、冬が来る前にスタッドレスタイヤの見積りだけちょうだい」と伝えた場合に、屋外店員Soがイヤホンマイク6を介して屋内店員Siに伝達し、「冬前にスタッドレス見積り」という内容が記録された様子が表示されている。このように、本システムによれば、いわば、屋外店員Soが必ずしも毎回同じ人でなくても(すなわち、店員と会員がなじみでなくても)会員の細やかな要望を管理可能となる。
なお、図では、車両に関する情報や、コメントないしメモを記載した店員、作成日も記載され、また、店員が適時にアドバイスする時期(アクション予定年月)も同様に設定可能となっている。これらは、適宜プルダウンメニューにより、選択可能としている。
図10は、お知らせ内容表示部608をマウスでクリックしたときに別ウィンドウで表示されるお知らせ内容編集ウィンドウの構成例を示した図である。図示した内容は、お知らせ内容として「オイル交換」を選択し、メールで送信する場合にはその送信時期を30日後に設定している様子を示している。このお知らせ内容は、定型文が送信できるように設定されている。図11は、各種マスタを編集する際に使用する作業画面の構成例を示した図である。図示したように、お知らせメールマスタは、お知らせ内容として「オイル交換」が図10のプルダウンメニューで選択された場合の本文内容を表示している。このマスタを編集することにより、多数の会員にサービス案内を簡便に送信できる。特に、キャンペーン事項を一括送信する際に利便性が高い。
なお、図10または図11に示したオイル交換のほか、洗車案内や、ワックス案内など、種々のお知らせ内容をプルダウンメニューによって編集可能としていることは言うまでもない。なお、図6ではオイル交換のお知らせ内容となっているが、優先順位の高いものから、順に10秒毎に内容を切り替えるように表示させてもよい。
図12は、お客様情報表示部609をマウスでクリックしたときに別ウィンドウで表示される会員情報設定ウィンドウである。図示したように、このウィンドウは会員登録する際に使用され顧客DB451に主として記憶される。図では、顧客氏名、カナ表記、郵便番号、住所、自宅電話番号、携帯電話番号、FAX番号、PCメールアドレス、携帯メールアドレス、勤務先、勤務先電話番号、性別、生年月日、免許証番号、などを編集および登録可能となっている。
図13は、車両情報表示部610をマウスでクリックしたときに別ウィンドウで表示される車両情報設定ウィンドウである。図示したように、このウィンドウは車両に関する情報を登録する際に使用され、車両DB455に主として記憶される。図では、メーカ名、車名、グレード、色、走行距離、ミッション/オートマ、車検満了日、ナンバー情報を記録できる。
また、会員種別についても設定できる。会員種別は、たとえば、通常会員と、ゴールド会員のように分け、通常会員は、通常の登録手続により入会できる会員であり、ゴールド会員は、次回の車検を当該店舗にておこなうと約して入会できる会員である。このとき、ガソリン店頭価格(非会員価格)が100円/リットルである場合、通常会員であれば、99円/リットル、ゴールド会員であれば、98円/リットル、というように差を設けるようにする。このようにすれば、会員にとっては、どのみちどこかで受けなければいけない車検を予約するだけで、非会員よりそして通常会員よりも低廉に給油可能となり、このほか様々なサービスを受けることができるメリットが生じる。また、店側からすると、他に客が逃げることなく利益額の高い営業が可能となり、平時にはリピータとなってくれるので売上げ増につなげることが可能となる。なお、図13では、車検時の資料とするため、車検に必要な詳細情報も記入できるようになっている。
図14は、車検保険表示部611をマウスでクリックしたときに表示される見込み設定ウィンドウである。図示したように、このウィンドウは車検や保険の当該店舗実施ないし当該店舗取次ぎの見込みに関する情報の登録に使用され、車検保険DB453に主として記憶される。図では、会員に関する情報、車両に関する情報のほか、車検満了日、車検の見込みランク(必ず当店に依頼する=A,おそらく当店に依頼する=B,不明=C,予約はしているが依頼する可能性低い=D)、依頼結果を、設定、記録できるようにしている。保険についても、任意保険の満了日、保険の見込みランク、現在の保険代理店、保険会社、保険金の払い方、依頼結果を、設定、記録できるようにしている。
以上説明したように、本カーケアシステム1によれば、店側にとっても会員側にとっても双方にメリットを生じトータルカーライフサポートが可能となる。特に、店側にとっては、消耗品のストック管理ができるので、バックヤードを小さくすることもでき、給油場所を更に確保・拡大することも可能となる。なお、この例では、セルフ型のガソリンスタンドについて説明したが、フルサービス型でも同様なサービスを提供できる。
なお、上記は一実施の形態に過ぎず、種々の実施態様が考えられる。たとえば、図6に示した画面は、ある一会員の詳細情報を把握する際に利用される画面であるが、ガソリンスタンドには通常複数の給油装置があるため、同時に複数の会員が給油に訪れる場合がある。このようなときは、給油装置(カード読取装置)の台数分に画像を分割して簡略表示させるようにしても良い。図15は、店内PCのモニタの別の画面構成例を示した図である。
図では、会員二人の来店があり3号給装置と4号給油装置とで給油をおこなっている状態が表されている。ここで、3号機については、今来店した会員「山下京子」氏に関する主要項目の簡略表示が示されている。4号機については、通常表示をおこなっている。このような表示の切替えは、店内店員Siが店内PC3を操作しておこなうことができる。また、会員がカードをかざしたときに数秒間簡略表示をおこない、その後通常表示にするように設定しても良い。
なお、3号機について、枠で囲ってある部分は重要度が高い部分である。このように峻別できるような表示とすることにより店内店員Siの作業効率が上昇する。たとえば以前送信したメールが相手に未受信である旨が表示されているので、メールアドレスの確認が必要であることが分かる。また、洗車に関しても前回が9月であり、次回が10月であるが未実施であることが識別できる。車検については、満期日とともに当店に予約を入れてもらっている表示がなされている(白抜き文字が完了を意味する)。同様に板金も見積りを渡し、それが既に実施されたことが確認できる。また、保険については他店で予約されているので、当店の予約に切り替えてもらえるように適宜営業をかける必要があることが分かる。また、車販の情報や、スタッドレスタイヤの見積りを葉狩店員が受けた旨が表示されている。
以上の例では、一店舗の営業形態について説明したが、本ビジネスモデルは多店舗経営にも適用可能である。図16は、フランチャイズ経営などの多店舗経営において、中央の管理システムにコンピュータが備わった様子の概念図である。図において、店舗1〜店舗Nは、本体装置3’で集中管理され、会員カード4がかざされることにより、適宜DBから必要な情報を抽出、表示し、該当店舗の店員に必要な情報を伝えるようにすることもできる。このとき、各店では、イヤホンマイクやPDAを店員が携行してもよいことはいうまでものない。
本発明であるカーケアシステムが適用されたガソリンスタンドの概念図である。 セルフ型の給油装置の概略構成図である。 店内PCの外観構成の一例を示した説明図である。 店内PCのハードウェア構成の一例を示した図である。 システムを含めた機能的構成の一例を示した説明図である。 モニタに表示される画面構成の一例を示した図である。 オイル表示部をマウスにてクリックしたときにメインウィンドウとは別ウィンドウとして表示されるエンジンオイル詳細表示ウィンドウである。 タイヤ詳細表示ウィンドウの一例を示した図である。 メモ部をマウスでクリックしたときに別ウィンドウで表示されるメモ詳細表示ウィンドウの構成例を示した図である。 お知らせ内容表示部をマウスでクリックしたときに別ウィンドウで表示されるお知らせ内容編集ウィンドウの構成例を示した図である。 各種マスタを編集する際に使用する作業画面の構成例を示した図である。 お客様情報表示部をマウスでクリックしたときに別ウィンドウで表示される会員情報設定ウィンドウである。 車両情報表示部をマウスでクリックしたときに別ウィンドウで表示される車両情報設定ウィンドウである。 車検保険表示部をマウスでクリックしたときに表示される見込み設定ウィンドウである。 店内PCのモニタの別の画面構成例を示した図である。 フランチャイズ経営などの多店舗経営において、中央の管理システムにコンピュータが備わった様子の概念図である。
符号の説明
1 カーケアシステム
2 カード読取装置
3 店内PC
4 会員カード
5 PDA
6 イヤホンマイク
201 照合部
202 表示部
203 スピーカ
204 マイク
301 本体装置
302 モニタ
303 キーボード
304 マウス
305 マイク
306 スピーカ
404 ハードディスク
405 グラフィックスカード
406 モニタ
408 マウス
409 サウンドカード
410 マイク
411 スピーカ
440 アプリケーション部
441 OS
442 情報入出力プログラム
443 会員情報管理プログラム
444 ポイント管理プログラム
445 消耗品管理プログラム
446 車検保険管理プログラム
447 メーラ
450 データベース(DB)部
451 顧客DB
452 交換DB
453 車検保険DB
454 消耗品DB
455 車両DB
456 履歴DB
501 識別情報読取部
502 カード情報送信部
503 会員側出力部
511 識別情報入力部
512 ポイント制御部
513 抽出送信部
514 交換必要性判定部
515 記憶装置
516 履歴管理部
517 更新時期判定部
518 出力制御部
519 店内PC表示部
520 通話部
521 PDA表示部
522 音声入出力部
600 メインウィンドウ
601 氏名表示部
602 ポイントキャンペーン表示部
603 メンテナンス履歴表示部
604 オイル表示部
605 タイヤ表示部
606 メモ部
607 対応表示部
608 お知らせ内容表示部
609 客様情報表示部
610 車両情報表示部
611 車検保険表示部
J 事務所
C 車
M 会員
O 給油装置
Si 屋内店員
So 屋外店員
K 携帯電話

Claims (11)

  1. ガソリンスタンドにて会員が給油時に使用する会員価格適用のための識別体から情報を読み取り、消耗品の交換時期の到来その他の助言ないし提案を店員がおこなえるようにするための、識別体読取装置および情報処理装置を含むシステムであって、
    識別体読取装置は、
    識別体から会員の識別情報を読み取る識別情報読取手段と、
    識別情報読取手段により読み取られた識別情報を情報処理装置に送信する識別体情報送信手段と、
    情報処理装置から送信された少なくとも氏名情報と累積ポイントとを表示する読取側表示手段と、
    を備え、
    情報処理装置は、
    会員毎に識別情報によって相互に関連づけられた記憶部であって、
    会員の獲得している累積ポイントを格納する累積ポイント記憶部と、
    会員の氏名情報を記憶した顧客情報記憶部と、
    会員の使用しているエンジンオイルの型番ないしグレードおよび交換推奨時期、タイヤの型番ないしグレードおよび交換推奨時期、バッテリーの型番ないしグレードおよび交換推奨時期、その他の消耗品の型番ないしグレードおよび交換推奨時期を記憶した交換情報記憶部と、
    を少なくとも有した記憶手段と、
    識別体情報送信手段により送信された識別情報を入力する識別情報入力手段と、
    識別情報入力手段により入力された識別情報に基づいて、該当する会員についてポイントを加算し累積ポイント記憶部に記憶させるポイント制御手段と、
    ポイント制御手段により加算された当該会員の累積ポイントを累積ポイント記憶部から、当該会員の氏名情報を顧客情報記憶部から、それぞれ抽出し、識別体読取装置に送信する抽出送信手段と、
    当該会員が使用する消耗品の交換必要性の程度を交換情報記憶部に記憶された交換推奨時期に基づいて判定する交換必要性判定手段と、
    を備え、
    システム内に、交換必要性判定手段により判定された交換必要性の程度を会員または店員が認識可能に出力する出力手段を具備したことを特徴とするカーケアシステム。
  2. 前記記憶手段は、更に、エンジンオイル、タイヤ、バッテリー、その他の消耗品を店側が提供可能なグレード毎に記憶したグレード記憶部を有し、
    消耗品の交換必要性の程度が所定以上のレベルである場合には、当該会員の使用しているグレードとその前後に位置づけられるグレードの消耗品に関する情報であるところの選択情報をあわせて出力手段から出力するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のカーケアシステム。
  3. 前記記憶手段は、更に、会員の使用している車の車検情報を記憶した車検情報記憶部、および、会員の加入している保険情報を記憶した保険満期情報記憶部を有し、
    車検または保険の更新時期を、車検情報記憶部または保険満期情報記憶部にそれぞれ記憶された情報に基づいて判定する更新時期判定手段を備え、
    更新時期が近づいた場合には、更新時期の到来をあわせて出力手段から出力するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載のカーケアシステム。
  4. 前記記憶手段は、更に、会員の使用している車の型式、使用年数または走行距離を記憶した車両情報記憶部を有し、
    前記出力手段は、車両情報記憶部に記憶された情報に基づいて、車の買換えの推奨に関する情報をあわせて出力するようにしたことを特徴とする請求項1,2または3に記載のカーケアシステム。
  5. 前記出力手段は、ガソリンスタンドの店内モニタ、店頭モニタ、店員が携帯するPDA、または、識別体読取装置の読取側表示手段であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のカーケアシステム。
  6. 前記顧客情報記憶部は、会員の氏名情報に加えてメールアドレスを有し、
    前記出力手段は会員の所有する携帯電話またはコンピュータであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のカーケアシステム。
  7. ガソリンスタンドにて会員が給油時に使用する会員価格適用のための識別体から当該会員の識別情報を識別体読取装置から読み取り、消耗品の交換時期の到来その他の助言ないし提案を店員がおこなえるようにするシステムに適用するコンピュータプログラムであって、
    店側のコンピュータには、
    あらかじめ、会員毎に識別情報によって相互に関連づけられた記憶部であって、
    会員の獲得している累積ポイントを格納する累積ポイント記憶部と、
    会員の氏名情報を記憶した顧客情報記憶部と、
    会員の使用しているエンジンオイルの型番ないしグレードおよび交換推奨時期、タイヤの型番ないしグレードおよび交換推奨時期、バッテリーの型番ないしグレードおよび交換推奨時期、その他の消耗品の型番ないしグレードおよび交換推奨時期を記憶した交換情報記憶部と、
    を少なくとも有した記憶装置が内蔵され、
    当該コンピュータを、
    給油の際に使用される識別体から当該会員の識別情報を入力する識別情報入力手段、
    識別情報入力手段により入力された識別情報に基づいて、該当する会員についてポイントを加算し累積ポイント記憶部に記憶させるポイント制御手段、
    ポイント制御手段により加算された当該会員の累積ポイントを累積ポイント記憶部から、当該会員の氏名情報を顧客情報記憶部から、それぞれ抽出し、識別体読取装置に送信する抽出送信手段、
    当該会員が使用する消耗品の交換必要性の程度を交換情報記憶部に記憶された交換推奨時期に基づいて判定する交換必要性判定手段、
    交換必要性判定手段により判定された交換必要性の程度を会員または店員が認識可能に出力する出力手段、
    として機能させることを特徴とするカーケアシステム用プログラム。
  8. 前記記憶装置は、更に、エンジンオイル、タイヤ、バッテリー、その他の消耗品を店側が提供可能なグレード毎に記憶したグレード記憶部を有し、
    前記出力手段を、更に、
    消耗品の交換必要性の程度が所定以上のレベルである場合には、当該会員の使用しているグレードとその前後に位置づけられるグレードの消耗品に関する情報であるところの選択情報をあわせて出力する出力手段、
    としても機能させることを特徴とする請求項7に記載のカーケアシステム用プログラム。
  9. 前記記憶装置は、更に、会員の使用している車の車検情報を記憶した車検情報記憶部、および、会員の加入している保険情報を記憶した保険満期情報記憶部を有し、
    店側のコンピュータを、更に、
    車検または保険の更新時期を、車検情報記憶部または保険満期情報記憶部にそれぞれ記憶された情報に基づいて判定する更新時期判定手段、
    として機能させると共に、
    前記出力手段を、更に、
    更新時期が近づいた場合には、更新時期の到来をあわせて出力する出力手段、
    としても機能させることを特徴とする請求項7または8に記載のカーケアシステム用プログラム。
  10. 前記記憶装置は、更に、会員の使用している車の型式、使用年数または走行距離を記憶した車両情報記憶部を有し、
    前記出力手段を、更に、
    車両情報記憶部に記憶された情報に基づいて、車の買換えの推奨に関する情報をあわせて出力する出力手段、
    としても機能させることを特徴とする請求項7,8または9に記載のカーケアシステム用プログラム。
  11. 前記顧客情報記憶部は、会員の氏名情報に加えてメールアドレスを有し、
    前記出力手段を、更に、
    会員の所有する携帯電話またはコンピュータにメール送信するメール送信手段としても機能させることを特徴とする請求項7〜10のいずれか一つに記載のカーケアシステム用プログラム。
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