JPWO2019123568A1 - 支払アカウント管理サーバ、支払アカウント管理システム、支払アカウント管理方法、及び支払アカウント管理プログラム - Google Patents

支払アカウント管理サーバ、支払アカウント管理システム、支払アカウント管理方法、及び支払アカウント管理プログラム Download PDF

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Abstract

車両を利用する利用者に当該車両に係るサービスを提供するサービスシステム管理サーバの各々から、当該利用者の支払アカウントIDと前記サービスの料金とを関連付けた課金情報を受け付ける課金情報受付部と、前記支払アカウントIDに基づいて、前記利用者別の前記サービスの料金の支払処理を前記サービスに関連付けられた金融機関の各々に行う支払処理部と、前記支払アカウントIDにおける前記サービスの料金を合計し、前記サービスの料金の合計を示す利用明細情報を前記利用者に通知する利用明細情報通知部と、を備える。

Description

本発明は、支払アカウント管理サーバ、支払アカウント管理システム、支払アカウント管理方法、及び支払アカウント管理プログラムに関する。
近年、車両を利用する利用者が車両に係るサービスを利用した場合に、携帯電話等の端末装置を利用してサービス提供者にサービスの料金を支払う技術が開発されている。例えば、自動車配車サービスを利用する利用者は、所持する携帯電話に当該自動車配車サービスのアプリケーションをインストールし、当該アプリケーションを利用してサービスの料金(出発地点から目的地点までの通行料金)を支払う技術が知られている。また、例えば、特許文献1には、車両の利用者が所持する携帯電話と、高速道路等の有料道路に設けられた専用のゲートを介して携帯電話会社のシステムに接続されたサーバとが通信し、高速道路等の有料道路の通行料金を携帯電話会社経由で利用者から徴取する技術が開示されている。
特開2003−187281公報
しかしながら、車両に係る料金を支払う従来技術では、車両の利用者によるサービス提供者の各々への支払いは互いに独立している。例えば、利用者が自動車配車サービスを利用して出発地点から目的地点まで移動する際に高速道路を経由した場合には、自動車配車の料金の支払いと、高速道路の通行料金の支払いとは別々の支払いとして独立して処理される為、統合された情報が存在しない。この為、車両の利用者は、車両に係る料金を総合的に把握することが難しい。従って、車両の利用者によるサービス提供者の各々への支払いを関連付けることのできる技術が望まれている。
上記課題に鑑みて、本発明は、車両の利用者によるサービス提供者の各々への支払いを関連付けることのできる支払アカウント管理サーバ、支払アカウント管理システム、支払アカウント管理方法、及び支払アカウント管理プログラムを提供する。
本発明の第1の態様によれば、支払アカウント管理サーバ(4)は、車両(2)を利用する利用者(U)にサービスを提供するサービスシステムを管理するサービスシステム管理サーバ(3)の各々から、当該利用者の支払アカウントIDと前記サービスの料金とを関連付けた課金情報を受け付ける課金情報受付部(401)と、前記支払アカウントIDに基づいて、前記利用者別の前記サービスの料金の支払処理を前記サービスに関連付けられた金融機関(5)の各々に行う支払処理部(402)と、前記支払アカウントIDにおける前記サービスの料金を合計し、前記サービスの料金の合計を示す利用明細情報を前記利用者に通知する利用明細情報通知部(404)と、を備える。
このように、車両の利用者によるサービス提供者の各々への支払いを支払アカウント管理サーバを通じてサービスに関連付けられた金融機関(金融機関のシステム)の各々に対して行うことにより、車両の利用者によるサービス提供者の各々への支払いを関連付けて統合化することができる。
さらに、利用明細情報通知部が、支払アカウントIDにおけるサービスの料金を合計し、サービスの料金の合計を示す利用明細情報を前記利用者に通知することにより、車両の利用者は、車両に係るサービスの料金を総合的に把握できる。
また、本発明の第2の態様によれば、本発明の第1の態様に記載の支払アカウント管理サーバ(4)において、前記サービスは、高速道路のサービス、駐車場のサービス、エリア課金のサービス、タクシーのサービス、及び自動車配車サービスの少なくともいずれかを含む。
このようにすることで、支払アカウント管理サーバは、車両に係る多種多様なサービスについての統合化が可能であるため、車両の利用者による車両に係るサービスの料金の総合的な把握がより容易となる。
また、本発明の第3の態様によれば、本発明の第1の態様又は第2の態様に記載の支払アカウント管理サーバ(4)において、前記支払処理部(402)は、前記支払アカウントIDに基づいて、前記金融機関(5)の各々に前記利用者(U)別の前記サービスの料金の請求情報を送信することにより前記サービスの料金の支払処理を行う。
このようにすることで、支払アカウント管理サーバの支払処理部は、サービスに関連付けられた金融機関(金融機関のシステム)の各々に利用者別のサービスの料金の請求情報を送信する処理だけを行うので、処理負荷を低く抑えることができ、処理機能の実装が容易となる。この為、支払アカウント管理サーバとして低スペックのサーバを用いることができ、支払アカウント管理サーバの導入が非常に容易である。また、支払アカウント管理サーバから請求情報を送信された金融機関(金融機関のシステム)の各々は、各々が任意の手順で利用者からの実際の金銭的な処理を行うことができるので処理の自由度を高めることができる。
また、本発明の第4の態様によれば、支払アカウント管理システム(1)は、本発明の第1の態様から第3の態様のいずれかの態様に記載の支払アカウント管理サーバ(4)と、前記サービスシステム管理サーバ(3)と、前記サービスシステム管理サーバに前記課金情報を送信する料金決定装置(10)と、を備える。
このようにすることで、各サービスシステム管理サーバが料金決定装置を介して同一の利用者(車両の利用者)から課金情報を受信し、受信した課金情報を支払アカウント管理サーバに送信して集約させることができる。これにより、車両の利用者によるサービス提供者の各々への支払いを支払アカウント管理サーバを通じて行うことにより、車両の利用者によるサービス提供者の各々への支払いを関連付けて統合化することができる。
また、本発明の第5の態様によれば、本発明の第4の態様に記載の支払アカウント管理システム(1)において、前記料金決定装置(10)が、前記車両(2)に搭載されるトランスポンダ(10A)と前記車両の利用者(U)が所持する端末装置(10B)とを有し、前記料金決定装置は、前記トランスポンダと前記端末装置との連携が終了したタイミングで、前記サービスシステム管理サーバ(3)に前記課金情報を送信する。
このようにすることで、トランスポンダと端末装置との連携が終了したタイミングでサービスシステム管理サーバに課金情報を送信するようにしているので、利用者に提供されるサービスが終了した正確なタイミングでサービスの料金を決定し、正しい課金情報をサービスシステム管理サーバに送信して適切な支払処理をすることができる。
また、本発明の第6の態様によれば、支払アカウント管理方法は、車両を利用する利用者にサービスを提供するサービスシステムを管理するサービスシステム管理サーバの各々から、当該利用者の支払アカウントIDと前記サービスの料金とを関連付けた課金情報を受け付ける課金情報受付ステップ(S112)と、前記支払アカウントIDに基づいて、前記利用者別の前記サービスの料金の支払処理を前記サービスに関連付けられた金融機関の各々に行う支払処理ステップ(S113)と、前記支払アカウントIDにおける前記サービスの料金を合計し、前記サービスの料金の合計を示す利用明細情報を前記利用者に通知する利用明細情報通知ステップ(S123)と、を備える。
また、本発明の第7の態様によれば、支払アカウント管理サーバとしてのコンピュータを、車両を利用する利用者にサービスを提供するサービスシステムを管理するサービスシステム管理サーバの各々から、当該利用者の支払アカウントIDと前記サービスの料金とを関連付けた課金情報を受け付ける課金情報受付部と、前記支払アカウントIDに基づいて、前記利用者別の前記サービスの料金の支払処理を前記サービスに関連付けられた金融機関の各々に行う支払処理部と、前記支払アカウントIDにおける前記サービスの料金を合計し、前記サービスの料金の合計を示す利用明細情報を前記利用者に通知する利用明細情報通知部として機能させる。
上述の支払アカウント管理サーバ、支払アカウント管理システム、支払アカウント管理方法、及び支払アカウント管理プログラムによれば、車両の利用者によるサービス提供者の各々への支払いを関連付けることができる。
第1の実施形態に係る支払アカウント管理システムの全体構成を示す概略図である。 第1の実施形態に係る支払アカウント管理システムの機能構成を説明するブロック図である。 第1の実施形態に係る支払アカウント情報の例を示す説明図である。 第1の実施形態に係る支払アカウント管理システムの動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る支払アカウント管理システムの全体構成を示す概略図である。 第2の実施形態に係る支払アカウント管理システムが備える料金決定装置の機能構成を説明するブロック図である。 第2の実施形態に係る支払アカウント管理システムの動作を示すフローチャートである。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。すべての図面において同一または相当する構成には同一の符号を付し、共通する説明は省略する。
(第1の実施形態に係る支払アカウント管理システムの全体構成)
図1は、第1の実施形態に係る支払アカウント管理システム1の全体構成を示す概略図である。図1を用いて第1の実施形態に係る支払アカウント管理システム1の全体構成について説明する。
支払アカウント管理システム1は、図1に示すように、車両2を利用する利用者Uが所持する料金決定装置10、サービスシステム管理サーバ3、及び支払アカウント管理サーバ4を備えている。第1の実施形態では、「利用者Uが車両2を利用する」という表現が、「利用者Uがタクシーである車両2のタクシーサービスの提供を受ける」ことを意味する場合について説明するが、「利用者Uが車両2を利用する」という表現は、「利用者Uが車両2に乗車して運転する」こと、「利用者Uが自動車配車サービスに係る車両2の自動車配車サービスの提供を受ける」こと、「利用者Uがレンタカーである車両2のレンタカーサービスの提供を受ける」こと、及び「利用者Uが自動運転車である車両2の自動運転サービスの提供を受ける」こと等、利用者Uが車両2を利用するその他の状況の全てを意味する。
サービスシステム管理サーバ3は、後述するように、車両2を利用する利用者Uに特定のサービスを提供するサービスシステムを管理する管理サーバである。第1の実施形態では、図1に示すように、支払アカウント管理システム1が2台のサービスシステム管理サーバ3を有している。第1の実施形態では、2台のサービスシステム管理サーバ3が、タクシーのサービスを提供するサービスシステムを管理する車両配車システム統合サーバ3A(第1のサービスシステム管理サーバ3A)と、高速道路の通行料金の支払い等の高速道路のサービスを提供する高速道路のサービスシステムを管理するETCシステム統合サーバ3B(第2のサービスシステム管理サーバ3B)とである場合について説明する。なお、サービス提供者がサービスシステム管理サーバ3を用いて提供するサービスは、例えば、高速道路のサービス、駐車場のサービス、エリア課金のサービス、タクシーのサービス、及び自動車配車サービスのいずれかであってよいし、その他のサービスであってもよい。支払アカウント管理システム1は、3台以上のサービスシステム管理サーバ3を有していてよい。また、サービスシステム管理サーバ3は、上述したサービスシステム管理サーバ以外の、例えば、駐車場のシステム統合サーバ、ERPのシステム統合サーバ、自動車配車のシステム統合サーバ、及び自動運転車のシステム統合サーバ等であってよい。
サービスシステム管理サーバ3(3A、3B)は、各々、車両2を利用する利用者Uが所持する料金決定装置10と通信を行い、後述するように、料金決定装置10から、所定のサービスについて利用者Uが利用する車両2に係る料金(サービスの料金)と、料金決定装置10に予め記憶されている支払アカウントIDとを関連付けた課金情報を受信するように構成されている。第1の実施形態では、第1のサービスシステム管理サーバ3Aの管理するサービスシステムが提供するサービスはタクシーのサービスであり、上述したサービスの料金はタクシーの利用料金である。また、第2のサービスシステム管理サーバ3Bの管理するサービスシステムが提供するサービスは高速道路のサービスであり、上述したサービスの料金は高速道路の通行料金である。なお、上述したサービスの料金は、利用するサービスに応じて、例えば、駐車場の利用料金、ERPの課金料金、レンタカーの利用料金、自動車配車サービスの利用料金、及び自動運転車利用料金等であってよい。
サービスシステム管理サーバ3(3A、3B)は、各々、受信した課金情報を記憶すると共に、受信した課金情報を支払アカウント管理サーバ4に送信するように構成されている。なお、第1の実施形態では、説明の簡略化するために、サービスシステム管理サーバ3(3A、3B)が、利用者U別の課金情報の受信、記憶、及び送信の処理のみを行う場合について説明するが、サービスシステム管理サーバ3(3A、3B)は、例えば、利用者U別の課金情報の照合を行う等、サービスシステムを管理するためのその他の処理が行われてよい。
支払アカウント管理サーバ4は、図1に示すように、サービスシステム管理サーバ3(3A、3B)の各々に接続されている。また、支払アカウント管理サーバ4は、図1に示すように、金融機関のシステム5(5A、5B)の各々に接続されている。第1の実施形態では、支払アカウント管理サーバ4が2つの金融機関のシステム5A及び5Bに接続されている場合について説明するが、支払アカウント管理サーバ4が接続されている金融機関のシステムは3以上であってよい。また、第1の実施形態では、金融機関のシステム5Aがクレジットカード会社(例えば、図3に示すABCクレジットカード会社)のシステムであり、金融機関のシステム5Bが銀行(例えば、図3に示すXYZ銀行)のシステムである場合について説明するが、金融機関のシステム5は、その他の金融機関のシステムであってよい。
支払アカウント管理サーバ4は、後述するように、利用者Uの支払アカウントを管理し、サービス提供者の各々への支払いを関連付ける管理サーバである。支払アカウント管理サーバ4は、サービスシステム管理サーバ3(3A、3B)の各々から課金情報を受け付けると、支払アカウント情報に基づいて利用者Uが契約している金融機関のシステム5(5A、5B)にサービスの料金の支払処理を行うように構成されている。第1の実施形態では、支払アカウント管理サーバ4は、記憶している支払アカウント情報に基づいて、受け付けた課金情報に含まれる利用者U別のサービスの支払アカウントIDからサービスの料金の支払手段となる金融機関である支払金融機関を特定する。次に、支払アカウント管理サーバ4は、特定した支払金融機関のシステムに利用者U別のサービスの料金の請求情報を送信することによりサービスの料金の支払処理を行っている。これにより、請求情報を受信した支払金融機関のシステム5によって、例えば、利用者Uの口座からサービスの料金に相当する金額をサービス提供者の口座に振り込む等の実際の金銭的な処理が行われる。
なお、支払アカウント管理サーバ4は、例えば、支払アカウント管理サーバ4自体が金融機関のシステム5が行う処理と同様の処理を行う等、利用者U別のサービスの料金の請求情報を送信する処理以外の処理をサービスの料金の支払処理として行ってもよい。支払アカウント管理サーバ4は、各サービスの料金の支払処理を行った後に、各サービスの料金の合計を示す利用明細情報を利用者Uに通知するように構成されている。
第1の実施形態では、車両2を利用する利用者Uが所持する料金決定装置10は、GNSS(Global Navigation Satellite System、全球測位衛星システム)の複数の衛星(図示せず)からの電波を受信し、車両2を利用する利用者Uが所持する料金決定装置10の位置を車両2の位置として算出して決定するように構成されていてよい。なお、料金決定装置10を所持する利用者Uが車両2に搭乗している場合だけでなく、車両2の付近にいる場合についても利用者Uの所持する料金決定装置10の位置が車両2の位置として算出されてよい。
料金決定装置10は、車両2の利用者Uが所持するスマートフォン、携帯電話、PDA端末及びその他の通信可能なモバイル電子機器等であり、後述するようにアプリケーションをインストールして起動できるようにプログラムの実行、記憶、及び演算が可能であってよい。第1の実施形態では、料金決定装置10がスマートフォンである場合について説明する。料金決定装置10は、ライト、画像、及びマーク等の表示、音声認識、サウンド機能等によるユーザインタフェースを備えていてよい。料金決定装置10は、後述するように、例えば、3G回線網、4G回線網、及びLTE回線網等の通信網Nを介してサービスシステム管理サーバ3と通信できるように構成されている。
第1の実施形態では、料金決定装置10は、後述するようにアプリケーションがインストールされていて、プログラムの実行、記憶、及び演算が可能であってよい。料金決定装置10は、ライト、画像、及びマーク等の表示、音声認識、サウンド機能等によるユーザインタフェースを備えていてよい。料金決定装置10は、後述するように、例えば、3G回線網、4G回線網、及びLTE回線網等の通信網Nを介してサービスシステム管理サーバ3(3A、3B)の各々と通信できるように構成されている。
(第1の実施形態に係る支払アカウント管理システムの機能構成)
図2は、第1の実施形態に係る支払アカウント管理システム1の機能構成を説明するブロック図である。図2には、支払アカウント管理システム1が備える料金決定装置10、サービスシステム管理サーバ3(3A、3B)、及び支払アカウント管理サーバ4の詳細な機能構成が示されている。図2を用いて、支払アカウント管理システム1が備える料金決定装置10、サービスシステム管理サーバ3(3A、3B)、及び支払アカウント管理サーバ4の機能構成を説明する。
<料金決定装置の機能構成>
料金決定装置10は、設定情報記憶部101(101A、101B)、車両情報管理部102(102A、102B)、料金決定用情報取得部103(103A、103B)、料金決定部104(104A、104B)、及び課金情報送信処理部105(105A、105B)を備える。第1の実施形態では、第1のサービスシステム管理サーバ3Aと協働するタクシーサービスのアプリケーションが第1のアプリケーションとしてスマートフォンである料金決定装置10にインストールされ、この第1のアプリケーションが車両情報管理部102A、料金決定用情報取得部103A、料金決定部104A、及び課金情報送信処理部105Aとして機能してよい。同様に、第1の実施形態では、第2のサービスシステム管理サーバ3Bと協働する高速道路のサービスのアプリケーションが第2のアプリケーションとしてスマートフォンである料金決定装置10にインストールされ、この第2のアプリケーションが車両情報管理部102B、料金決定用情報取得部103B、料金決定部104B、及び課金情報送信処理部105Bとして機能してよい。なお、車両情報管理部102(102A、102B)、料金決定用情報取得部103(103A、103B)、料金決定部104(104A、104B)、及び課金情報送信処理部105(105A、105B)は、アプリケーションとして導入されずに最初から料金決定装置10が備えていてもよい。
第1の実施形態では、第1のアプリケーション及び第2のアプリケーションのいずれのアプリケーションについても利用者Uがスマートフォンである料金決定装置10を操作し、料金決定装置10にアプリケーションの起動命令を入力することにより、アプリケーションが起動する。同様に、利用者Uが料金決定装置10にサービス開始命令を入力することによりアプリケーションのサービスが開始し、サービス終了命令を入力することによりアプリケーションのサービスが終了する。
設定情報記憶部101(101A、101B)は、料金決定装置10を所持する利用者U別のサービスの支払アカウントIDと、利用者Uに提供されたサービスの料金を決定するための料金決定用情報とが記憶されるように構成されている。詳述すると、設定情報記憶部101Aは、料金決定装置10を所持する利用者U別のタクシーサービスの支払アカウントIDと、タクシーサービスのサービスの料金を決定するための料金決定用情報とが記憶されるように構成されている。同様に、設定情報記憶部101Bは、料金決定装置10を所持する利用者U別の高速道路のサービスの支払アカウントIDと、高速道路のサービスの料金を決定するための情報である料金決定用情報とが記憶されるように構成されている。
第1の実施形態では、例えば、料金決定装置10にアプリケーションをインストールする際に、利用者Uが自分の支払アカウントIDを料金決定装置10に入力することで設定情報記憶部101(101A、101B)に利用者Uの支払アカウントIDが記憶されてよい。即ち、料金決定装置10に第1のアプリケーションをインストールする際に利用者Uのタクシーサービスの支払アカウントIDが記憶され、料金決定装置10に第2のアプリケーションをインストールする際に利用者Uの高速道路のサービスの支払アカウントIDが記憶されてよい。支払アカウントIDは、例えば、利用者Uの氏名、メールアドレス、クレジットカード番号、銀行口座番号、及びプリペイドカード情報等、利用者Uを特定できる情報であってよい。
第1の実施形態では、料金決定用情報が、利用者Uが利用中の車両2の走行経路及び走行距離である場合について説明するが、料金決定用情報は、例えば、車種、ナンバープレート情報、及び車検情報等、利用者Uに提供されたサービスの料金を決定するためのその他の情報であってよい。車両2の走行経路及び走行距離は、後述する車両情報管理部102(102A、102B)によって決定され、例えば、定期的に設定情報記憶部101(101A、101B)に記憶されてよい。
車両情報管理部102(102A、102B)は、車両2の車両情報を管理するように構成されている。第1の実施形態では、例えば、車両情報管理部102(102A、102B)は、電波受信インタフェース(図示せず)を介して受信したGNSS衛星からの電波の情報に基づいて、車両2を利用する利用者Uが所持する料金決定装置10の位置を車両2の現在位置として定期的に算出し、算出した車両2の現在位置の変化量から、車両2の走行経路及び走行速度を決定してよい。車両情報管理部102A及び102Bは、決定した車両2の走行経路及び走行速度を料金決定用情報として、各々、設定情報記憶部101A及び101Bに記憶してよい。
料金決定用情報取得部103(103A、103B)は、利用者Uに提供されたサービスの料金を決定するための料金決定用情報を取得するように構成されている。第1の実施形態では、料金決定用情報取得部103A及び103Bは、設定情報記憶部101A及び101Bを各々参照して料金決定用情報を各々取得してよい。料金決定用情報取得部103A及び103Bは、各々、取得した料金決定用情報を料金決定部104A及び104Bに入力するように構成されている。第1の実施形態では、料金決定用情報取得部103(103A、103B)が料金決定用情報を定期的に取得する場合について説明するが、料金決定用情報取得部103(103A、103B)による料金決定用情報の取得が不定期に行われてもよい。
料金決定部104(104A、104B)は、料金決定用情報取得部103(103A、103B)が取得した料金決定用情報に基づいて利用者Uに提供されたサービスの料金を決定するように構成されている。第1の実施形態では、料金決定部104Aは、利用者Uに提供されたタクシーのサービスの料金を決定するように構成されており、料金決定部104Bは、利用者Uに提供された高速道路のサービスの料金を決定するように構成されていてよい。
第1の実施形態では、利用者Uから料金決定装置10にアプリケーションのサービス終了命令が入力されたタイミングで、料金決定部104(104A、104B)が料金決定用情報に基づいてサービスの料金を決定する場合について説明するが、料金決定部104(104A、104B)がその他のタイミングでサービスの料金を決定してもよい。例えば、料金決定用情報取得部103(103A、103B)が料金決定用情報を定期的に取得して、料金決定用情報を料金決定部104(104A、104B)に入力するタイミングで、料金決定部104(104A、104B)が定期的にサービスの料金を決定してもよい。料金決定部104(104A、104B)は、決定したサービスの料金の情報を課金情報送信処理部105(105A、105B)に入力するように構成されている。
課金情報送信処理部105(105A、105B)は、料金決定部104(104A、104B)から決定されたサービスの料金の情報が入力されると、設定情報記憶部101(101A、101B)に予め記憶されている利用者Uの支払アカウントIDを取得し、サービスの料金の情報と支払アカウントIDとを関連付けて課金情報としてサービスシステム管理サーバ3(3A、3B)に送信するように構成されている。詳述すると、課金情報送信処理部105Aは、利用者U別のタクシーサービスの料金の情報と、利用者Uのタクシーサービスの支払アカウントIDとを関連付けて課金情報として第1のサービスシステム管理サーバ3Aに送信するように構成されている。同様に、課金情報送信処理部105Bは、利用者U別の高速道路のサービスの料金の情報と、利用者Uの高速道路のサービスの支払アカウントIDとを関連付けて課金情報として第2のサービスシステム管理サーバ3Bに送信するように構成されている。
<サービスシステム管理サーバの機能構成>
サービスシステム管理サーバ3(3A、3B)は、課金情報受信処理部301(301A、301B)、課金情報記憶部302(302A、302B)、及び課金情報送信処理部303(303A、303B)を備える。第1のサービスシステム管理サーバ3A及び第2のサービスシステム管理サーバ3Bは、同様に構成されており、同様に機能するので、以下では、第1のサービスシステム管理サーバ3Aについて説明する。
サービスシステム管理サーバ3Aの課金情報受信処理部301Aは、通信網Nを介して料金決定装置10の課金情報送信処理部105Aから送信された課金情報を受信するように構成されている。課金情報受信処理部301は、料金決定装置10から課金情報を受信すると、受信した課金情報を課金情報記憶部302Aに記憶すると共に、課金情報送信処理部303Aに入力するように構成されている。
サービスシステム管理サーバ3Aの課金情報送信処理部303Aは、課金情報受信処理部301Aから課金情報が入力されると、入力された課金情報を支払アカウント管理サーバ4に送信するように構成されている。
<支払アカウント管理サーバの機能構成>
支払アカウント管理サーバ4は、課金情報受付部401、支払処理部402、支払アカウント情報記憶部403、及び利用明細情報通知部404を備える。
支払アカウント管理サーバ4の課金情報受付部401は、サービスシステム管理サーバ3(3A、3B)の各々から送信された課金情報を受け付けるように構成されている。課金情報受付部401は、サービスシステム管理サーバ3(3A、3B)の各々から課金情報を受け付けると、受け付けた課金情報を支払処理部402に入力するように構成されている。
支払アカウント管理サーバ4の支払処理部402は、課金情報受付部401から課金情報が入力されると、支払アカウント情報記憶部403を参照し、入力された課金情報に含まれる利用者U別のサービスの支払アカウントIDからサービスの料金の支払い手段となる支払金融機関を特定するように構成されている。また、支払処理部402は、利用者U別のサービス料金の支払処理として、特定した金融機関のシステム5(5A、5B)に利用者U別のサービスの料金の請求情報を送信するように構成されている。支払処理部402は、利用者U別のサービスの料金の支払処理を行った後に、利用者U別のサービスの料金の請求情報を利用明細情報通知部404に入力するように構成されている。
支払アカウント管理サーバ4の支払アカウント情報記憶部403は、支払アカウント情報を記憶するように構成されている。図3は、第1の実施形態に係る支払アカウント情報の例を示す説明図である。第1の実施形態に係る支払アカウント情報記憶部403は、図3に示す支払アカウント情報を記憶していてよい。図3に示すように、支払アカウント情報は、例えば、特定の利用者U別の支払アカウント情報が関連付けられるように構成されていてよい。図3に示す場合には、1行目に利用者U1(U)の支払アカウント情報が含まれており、2行目に利用者U2(U)の支払アカウント情報が含まれており、以下、同様にして各行に特定の利用者Uの支払アカウント情報が含まれている。また、図3の各列の項目名に示されているように、支払アカウント情報は、例えば、利用者Uの氏名、メールアドレス、クレジットカード番号、銀行口座番号、及び利用者U別の各サービスの支払手段となる支払金融機関の情報を含んでいてよい。支払アカウント情報は、上述した情報以外にも、プリペイドカード情報等、特定の利用者U別に関連付けられた情報が含まれてよい。
例えば、図3に示す場合には、一行目を左から右に見ていくと分かるように、ある利用者U1(U)の支払アカウントIDは、氏名が「YAMADA TAROU」であり、メールアドレスが「ym@xxxx.xxx」であり、クレジットカード番号が「4XXXXXXXXXXXXXXX」であり、銀行口座番号が「000XXXXYYYYYYY」である。また、図3に示す場合には、利用者U1(U)の第1のサービスの支払金融機関が「ABCクレジットカード会社」であり、第2のサービスの支払金融機関が「XYZ銀行」である。
さらに、図3に示す場合には、二行目を左から右に見ていくと分かるように、別の利用者U2(U)の支払アカウントIDは、氏名が「INOUE HANAKO」であり、メールアドレスが「inoue_h@yyy.zzz」であり、クレジットカード番号が「5YYYYYYYYYYYYYYY」であり、銀行口座番号が「999AAAABBBBBBB」である。また、図3に示す場合には、利用者U2(U)の第1のサービスの支払金融機関が「DEF銀行」であり、第2のサービスの支払金融機関が「OPQクレジットカード会社」である。
第1の実施形態では、第1のサービスシステム管理サーバ3Aにおける支払アカウントIDが利用者Uの銀行口座番号であり、第2のサービスシステム管理サーバ3Bにおける支払アカウントIDが利用者Uのメールアドレスである場合を想定しており、図3に示す支払アカウント情報には、第1のサービスシステム管理サーバ3A及び第2のサービスシステム管理サーバ3Bにおける支払アカウントIDが含まれている。従って、図3に示す支払アカウント情報は、各サービスシステム管理サーバ3における利用者Uの支払アカウントIDに関連付けられた情報になっている。
支払アカウント管理サーバ4の利用明細情報通知部404は、支払処理部402から入力された利用者U別のサービスの料金(の請求情報)を合計し、サービス料金の合計を示す利用明細情報を利用者Uに通知するように構成されている。第1の実施形態では、利用者Uに利用明細情報を記載した電子メールを送信することで利用者Uへの通知が行われるが、例えば、特定のWEBサイトに掲載する等のその他の方法によって利用者Uへの通知が行われてもよい。
(第1の実施形態に支払アカウント管理システムの動作の処理フロー)
図4は、第1の実施形態に係る支払アカウント管理システム1の動作を示すフローチャートである。図4を用いて第1の実施形態に係る支払アカウント管理システム1の動作を説明する。図4では、支払アカウント管理システム1が備える料金決定装置10、第1のサービスシステム管理サーバ3A、第2のサービスシステム管理サーバ3B、及び支払アカウント管理サーバ4によって行われる処理を、利用者Uの処理と共に示している。
第1の実施形態では、利用者Uが、タクシー(第1のサービス)を利用し、高速道路(第2のサービス)を経由して所定の出発地点から所定の目的地まで向かう場合についての支払アカウント管理システム1の動作の処理フローを説明する。
出発地点にいる利用者Uは、乗車するタクシー(車両2)が目的地点に向けた走行を開始する前に、所持している料金決定装置10であるスマートフォンを操作し、料金決定装置10にインストールされた第1のアプリケーション(タクシーのサービスを提供するアプリケーション)を起動し、第1のアプリケーションのサービス開始命令を入力する(ステップS101)。これにより、第1のアプリケーションのサービスが開始される(ステップS102)。第1の実施形態では、利用者Uの入力する第1のアプリケーションのサービス開始命令が、タクシーの料金を支払う為のサービスを開始するというサービス開始命令である場合について説明する。従って、第1のアプリケーションのサービス開始命令の入力により、タクシーの料金を支払う為のサービスが開始される。
上述したように、第1のアプリケーションのサービスが開始されたことにより、利用者Uの乗車した車両2が出発地点から目的地点に向けて走行している間、料金決定装置10の車両情報管理部102は、GNSS衛星から受信した電波の情報に基づいて、車両2を利用する利用者Uが所持する料金決定装置10の位置を車両2の現在位置として定期的に算出し、算出した車両2の現在位置の変化量から、車両2の走行経路及び走行速度を決定し、設定情報記憶部101Aに記憶する。
利用者Uは、料金決定装置10を利用して車両2で走行する高速道路の通行料金を支払う為に、高速道路に入る前に、所持する料金決定装置10を操作し、料金決定装置10にインストールされた第2のアプリケーション(高速道路のサービスを提供するアプリケーション)を起動し、第2のアプリケーションのサービス開始命令を入力する(ステップS103)。これにより、第2のアプリケーションのサービスが開始される(ステップS104)。第1の実施形態では、利用者Uの入力する第2のアプリケーションのサービス開始命令が、高速道路の通行料金を支払う為のサービスを開始するというサービス開始命令である場合について説明する。従って、第2のアプリケーションのサービス開始命令の入力により、高速道路の通行料金を支払う為のサービスが開始される。
上述したように、第2のアプリケーションのサービスが開始されたことにより、利用者Uの乗車した車両2が高速道路を走行している間、料金決定装置10の車両情報管理部102は、GNSS衛星から受信した電波の情報に基づいて、車両2を利用する利用者Uが所持する料金決定装置10の位置を車両2の現在位置として定期的に算出し、算出した車両2の現在位置の変化量から、車両2の走行経路及び走行速度を決定し、設定情報記憶部101Bに記憶する。
利用者Uは、車両2が高速道路から出た後等の所定のタイミングで、所持する料金決定装置10を操作し、料金決定装置10の第2のアプリケーション(高速道路のサービスを提供するアプリケーション)のサービス終了命令を入力する(ステップS105)。これにより、第2のアプリケーションのサービスが終了される(ステップS106)。第1の実施形態では、利用者Uの入力する第2のアプリケーションのサービス終了命令が、高速道路の通行料金を支払う為のサービスを終了するというサービス終了命令である場合について説明する。
第2のアプリケーションのサービス終了命令が入力されると、料金決定装置10の料金決定用情報取得部103Bは、設定情報記憶部101Bを参照し、利用者Uに提供された第2のサービスの料金(高速道路の通行料金)を決定するための料金決定用情報を取得し(ステップS106)、料金決定部104Bに入力する。なお、第1の実施形態では、料金決定装置10の車両情報管理部102Bが、料金決定用情報を設定情報記憶部101Bに非常に短い時間間隔で定期的に記憶する場合について説明する。従って、上記ステップS106の処理で料金決定用情報取得部103Bが設定情報記憶部101Bを参照する前に料金決定用情報を記憶する必要はないが、料金決定用情報をより最新な情報にするように、上記ステップS106の処理で料金決定用情報取得部103Bが設定情報記憶部101Bを参照する前に、車両情報管理部102Bが受信したGNSS衛星からの電波の情報に基づいて算出した料金決定用情報を設定情報記憶部101Bに記憶してもよい。
料金決定装置10の料金決定部104Bは、料金決定用情報取得部103Bから料金決定用情報が入力されると、入力された料金決定用情報に基づいて、利用者Uに提供された第2のサービスの料金(高速道路の通行料金)を決定する(ステップS107)。例えば、料金決定部104Bは、料金決定用情報に含まれる「走行経路」及び「走行距離」に基づいて「車両2が高速道路の所定の入口から所定の出口まで100kmの距離を走行している」と判定し、普通車が高速道路を100kmの距離走行した場合に適用される通行料金を車両2が走行した高速道路の通行料金として決定してよい。料金決定部104Bは、決定した高速道路の通行料金の情報を第2のサービスの料金の情報として課金情報送信処理部105Bに入力する。
料金決定装置10の課金情報送信処理部105Bは、料金決定部104Bから決定された第2のサービスの料金の情報が入力されると、設定情報記憶部101Bに予め記憶されている利用者U別の第2のサービス(高速道路のサービス)の支払アカウントIDを取得し、入力された第2のサービスの料金の情報と支払アカウントIDとを関連付けて第2の課金情報として第2のサービスシステム管理サーバ3B(ETCシステム統合サーバ3B)に送信する(ステップS108)。例えば、利用者Uが提供された第2のサービスの料金が「4000円」であり、利用者U別の第1のサービスの支払アカウントIDが利用者Uのメールアドレス「ym@xxxx.xxx」である場合には、課金情報送信処理部105Bは、第2のサービスの料金の情報である「4000円」と利用者Uの支払アカウントID「ym@xxxx.xxx」とを関連付けたデータを第2の課金情報として第2のサービスシステム管理サーバ3Bに送信してよい。以上により、第2のアプリケーションのサービスが終了する(ステップS109)。
第2のサービスのサービスシステム管理サーバ3Bの課金情報受信処理部301Bは、料金決定装置10から送信された第2の課金情報を受信する(ステップS110)。課金情報受信処理部301Bは、第2の課金情報を受信すると、受信した第2の課金情報を課金情報記憶部302Bに記憶すると共に、課金情報送信処理部303Bに入力する。第2のサービスのサービスシステム管理サーバ3Bの課金情報送信処理部303Bは、入力された第2の課金情報を支払アカウント管理サーバ4に送信する(ステップS111)。
支払アカウント管理サーバ4の課金情報受付部401は、第2のサービスのサービスシステム管理サーバ3Bから送信された第2の課金情報を受け付ける(ステップS112)。課金情報受付部401は、受け付けた第2の課金情報を支払処理部402に入力する。支払処理部402は、課金情報受付部401から第2の課金情報が入力されると、支払アカウント情報記憶部403を参照し、入力された第2の課金情報に含まれる利用者U別のサービスの支払アカウントIDからサービスの料金の支払手段となる支払金融機関を特定する。
例えば、第2の課金情報が上述したように第2のサービスの料金の情報である「4000円」と利用者Uの支払アカウントID「ym@xxxx.xxx」とを含んでいる場合には、支払処理部402は、支払アカウント情報記憶部403に記憶された図3に示す支払アカウント情報を参照し、第2の課金情報に含まれる支払アカウントID「ym@xxxx.xxx」に基づいて、利用者Uが図3の1行目に記載の利用者U1であることと、利用者U1の第2のサービス支払金融機関が「XYZ銀行」であると特定する。
支払処理部402は、特定した第2のサービスの支払金融機関である「XYZ銀行」のシステム5Bに、利用者U別の第2のサービスの料金の請求情報を送信することにより支払処理を行う(ステップS113)。具体的には、支払処理部402が送信する請求情報には、例えば、第2の課金情報に含まれている利用者Uに提供された第2のサービスの料金の情報(4000円)と、図3に示す支払アカウント情報を参照して取得した利用者Uの氏名(YAMADA TAROU)、及び利用者Uの銀行口座番号(000XXXXYYYYYYY)等が含まれていてよい。支払アカウント管理サーバ4から請求情報を受信した金融機関のシステム5Bは、受信した請求情報に基づいて、例えば、利用者Uの口座から第2のサービスの料金に相当する金額を第2のサービスのサービス提供者の口座に振り込む等の実際の金銭的な処理を行う。以上により、第2のサービス(高速道路のサービス)の料金の支払いが完了する。
次に、利用者Uは、タクシーである車両2が目的地点に到達した等の所定のタイミングで、所持する料金決定装置10を操作し、料金決定装置10の第1のアプリケーション(タクシーのサービスを提供するアプリケーション)のサービス終了命令を入力する(ステップS114)。なお、第1の実施形態では、利用者Uの入力する第1のアプリケーションのサービス終了命令が、タクシーの料金を支払う為のサービスを終了するというサービス終了命令である場合について説明する。
第1のアプリケーションのサービス終了命令が入力されると、料金決定装置10の料金決定用情報取得部103Aは、設定情報記憶部101Aを参照し、利用者Uに提供された第1のサービスの料金(タクシーの料金)を決定するための料金決定用情報を取得し(ステップS115)、料金決定部104Aに入力する。なお、第1の実施形態では、料金決定装置10の車両情報管理部102Aが、料金決定用情報を設定情報記憶部101Aに非常に短い時間間隔で定期的に記憶する場合について説明する。従って、上記ステップS115の処理で料金決定用情報取得部103Aが設定情報記憶部101Aを参照する前に料金決定用情報を記憶する必要はないが、料金決定用情報をより最新な情報にするように、上記ステップS115の処理で料金決定用情報取得部103Aが設定情報記憶部101Aを参照する前に、車両情報管理部102Aが受信したGNSS衛星からの電波の情報に基づいて算出した料金決定用情報を設定情報記憶部101Aに記憶してもよい。
料金決定装置10の料金決定部104Aは、料金決定用情報取得部103Aから料金決定用情報が入力されると、入力された料金決定用情報に基づいて、利用者Uに提供された第1のサービスの料金(タクシーの料金)を決定する(ステップS116)。例えば、料金決定部104Aは、料金決定用情報に含まれる「走行経路」及び「走行距離」に基づいて「タクシーである車両2が所定の出発地点から所定の目的地点まで150kmの距離を走行している」と判定し、タクシーが乗客を150kmの距離搬送した場合に適用される料金を車両2に係るタクシーの料金として決定してよい。料金決定部104Aは、決定したタクシーの料金の情報を第1のサービスの料金の情報として課金情報送信処理部105Aに入力する。
料金決定装置10の課金情報送信処理部105Aは、料金決定部104Aから決定された第1のサービスの料金の情報が入力されると、設定情報記憶部101Aに予め記憶されている利用者U別の第1のサービス(タクシーのサービス)の支払アカウントIDを取得し、入力された第1のサービスの料金の情報と支払アカウントIDとを関連付けて第1の課金情報として第1のサービスシステム管理サーバ3A(車両配車システム統合サーバ3A)に送信する(ステップS117)。例えば、利用者Uが提供された第1のサービスの料金が「10000円」であり、利用者U別の第1のサービスの支払アカウントIDが利用者Uの銀行口座番号「000XXXXYYYYYYY」である場合には、課金情報送信処理部105Aは、第1のサービスの料金の情報である「10000円」と利用者Uの支払アカウントIDである「000XXXXYYYYYYY」とを関連付けたデータを第1の課金情報として第1のサービスシステム管理サーバ3Aに送信してよい。以上により、第1のアプリケーションのサービスが終了する(ステップS118)。
第1のサービスのサービスシステム管理サーバ3Aの課金情報受信処理部301Aは、料金決定装置10から送信された第1の課金情報を受信する(ステップS119)。課金情報受信処理部301Aは、第1の課金情報を受信すると、受信した第1の課金情報を課金情報記憶部302Aに記憶すると共に、課金情報送信処理部303Aに入力する。第1のサービスのサービスシステム管理サーバ3Aの課金情報送信処理部303Aは、入力された第1の課金情報を支払アカウント管理サーバ4に送信する(ステップS120)。
支払アカウント管理サーバ4の課金情報受付部401は、第1のサービスのサービスシステム管理サーバ3Aから送信された第1の課金情報を受け付ける(ステップS121)。課金情報受付部401は、受け付けた第1の課金情報を支払処理部402に入力する。支払処理部402は、課金情報受付部401から第1の課金情報が入力されると、支払アカウント情報記憶部403を参照し、入力された第1の課金情報に含まれる利用者U別のサービスの支払アカウントIDからサービスの料金の支払手段となる支払金融機関を特定する。
例えば、第1の課金情報が上述したように第1のサービスの料金の情報である「10000円」と利用者Uの支払アカウントID「000XXXXYYYYYYY」とを含んでいる場合には、支払処理部402は、支払アカウント情報記憶部403に記憶された図3に示す支払アカウント情報を参照し、第1の課金情報に含まれる支払アカウントID「000XXXXYYYYYYY」に基づいて、利用者Uが図3の1行目に記載の利用者U1であることと、利用者U1の第1のサービス支払金融機関が「ABCクレジットカード会社」であると特定する。
支払処理部402は、特定した第1のサービスの支払金融機関である「ABCクレジットカード会社」のシステム5Aに、利用者U別の第1のサービスの料金の請求情報を送信することにより支払処理を行う(ステップS122)。具体的には、支払処理部402が送信する請求情報には、例えば、第1の課金情報に含まれている利用者Uに提供された第2のサービスの料金の情報(10000円)と、図3に示す支払アカウント情報を参照して取得した利用者Uの氏名(YAMADA TAROU)、及び利用者Uのクレジットカード番号(4XXXXXXXXXXXXXXX)等が含まれていてよい。支払アカウント管理サーバ4から請求情報を受信した金融機関のシステム5Aは、受信した請求情報に基づいて、例えば、利用者Uのクレジット口座から第1のサービスの料金に相当する金額を引落として第1のサービスのサービス提供者の口座に振り込む等の実際の金銭的な処理を行う。以上により、第1のサービス(タクシーのサービス)の料金の支払いが完了する。
(作用、効果)
以上のとおり、第1の実施形態に係る支払アカウント管理システム1が備える支払アカウント管理サーバ4は、車両2を利用する利用者Uにサービスを提供するサービスシステムを管理するサービスシステム管理サーバ3(3A、3B)の各々から、当該利用者Uの支払アカウントIDとサービスの料金とを関連付けた課金情報を受け付ける課金情報受付部401と、支払アカウントIDに基づいて、利用者U別のサービスの料金の支払処理をサービスに関連付けられた金融機関5の各々に行う支払処理部402と、支払アカウントIDにおけるサービスの料金を合計し、サービスの料金の合計を示す利用明細情報を利用者Uに通知する利用明細情報通知部404と、を備える。
このように、車両2の利用者Uによるサービス提供者の各々への支払いを支払アカウント管理サーバ4を通じてサービスに関連付けられた金融機関5の各々に行うことにより、車両2の利用者Uによるサービス提供者の各々への支払いを関連付けて統合化することができる。特に、支払アカウント管理システム1が、支払アカウント管理サーバ4と、サービスシステム管理サーバ3と、サービスシステム管理サーバ4に課金情報を送信する料金決定装置10と、を備える構成とすることにより、各サービスシステム管理サーバ3が料金決定装置10を介して同一の利用者U(車両2の利用者U)から課金情報を受信し、受信した課金情報を支払アカウント管理サーバ4に送信して集約させることができる。これにより、上述したように支払アカウント管理サーバ4によって車両2の利用者Uによるサービス提供者の各々への支払いを関連付けて統合化することができる。
さらに、利用明細情報通知部404が、支払アカウントIDにおけるサービスの料金を合計し、サービスの料金の合計を示す利用明細情報を前記利用者Uに通知することにより、車両2の利用者Uは、車両2に係るサービスの料金を総合的に把握できる。
さらに、第1の実施形態に係る支払アカウント管理システム1が備える支払アカウント管理サーバ4において、サービスは、高速道路のサービス、駐車場のサービス、エリア課金のサービス、タクシーのサービス、及び自動車配車サービスの少なくともいずれかを含んでいてよい。
このように、支払アカウント管理サーバ4は、車両2に係る多種多様なサービスについての統合化が可能であるため、車両2の利用者Uによる車両2に係るサービスの料金の総合的な把握がより容易となる。
さらに、第1の実施形態に係る支払アカウント管理システム1が備える支払アカウント管理サーバ4において、支払処理部402は、支払アカウントIDに基づいて、金融機関(金融機関のシステム5)の各々に利用者U別のサービスの料金の請求情報を送信することによりサービスの料金の支払処理を行ってよい。
このように、支払アカウント管理サーバ4の支払処理部402は、サービスに関連付けられた金融機関(金融機関のシステム5)の各々に利用者U別のサービスの料金の請求情報を送信する処理だけを行うので、処理負荷を低く抑えることができ、処理機能の実装が容易となる。この為、支払アカウント管理サーバ4として低スペックのサーバを用いることができ、支払アカウント管理サーバ4の導入が非常に容易である。また、支払アカウント管理サーバ4から請求情報を送信された金融機関(金融機関のシステム5)の各々は、各々が任意の手順で利用者Uからの実際の金銭的な処理を行うことができるので処理の自由度を高めることができる。
<第2の実施形態>
図5は、第2の実施形態に係る支払アカウント管理システム1の全体構成を示す概略図である。図6は、第2の実施形態に係る支払アカウント管理システム1が備える料金決定装置10の機能構成を説明するブロック図である。図7は、第2の実施形態に係る支払アカウント管理システム1の動作を示すフローチャートである。図5〜図7を用いて、第2の実施形態に係る支払アカウント管理システム1について説明する。なお、第2の実施形態に係る支払アカウント管理システム1が備える各構成要素は、特に言及する場合を除き、第1の実施形態に係る支払アカウント管理システム1が備える各構成要素と同様に構成され、同様に機能するので、重複する説明については省略する。
第2の実施形態に係る料金決定装置10は、図5に示すように、車両2に搭載されたトランスポンダ10Aと、車両2を利用する利用者Uが所持する端末装置10Bとを備えている。
第2の実施形態では、車両2に搭載されたトランスポンダ10Aは、GNSS(Global Navigation Satellite System、全球測位衛星システム)の複数の衛星(図示せず)からの電波を受信し、車両2の位置を算出して決定するように構成されていてよい。トランスポンダ10Aは、車両2と一体型であり、取り外し及び載せ替えができないように構成されている。例えば、トランスポンダ10Aは、車両2から物理的に取り外すことができないようにケンジントンワイヤ等の固定具で固定されていてよい。また、例えば、トランスポンダ10Aは、RFID(Radio Frequency Identification)を利用して認証され、RFID技術のタンパー機能等によって車両2から取り外したことをソフトウェア的に検知できるように構成されていてよい。
第2の実施形態では、端末装置10Bは、車両2の利用者Uが所持するスマートフォン、携帯電話、PDA端末及びその他の通信可能なモバイル電子機器等であり、後述するようにアプリケーションをインストールして起動できるようにプログラムの実行、記憶、及び演算が可能であってよい。第2の実施形態では、端末装置10Bがスマートフォンである場合について説明する。端末装置10Bは、ライト、画像、及びマーク等の表示、音声認識、サウンド機能等によるユーザインタフェースを備えていてよい。端末装置10Bは、車両2に搭載されたトランスポンダ10Aと通信できるように構成されている。また、端末装置10Bは、例えば、3G回線網、4G回線網、及びLTE回線網等の通信網Nを介してサービスシステム管理サーバ3(3A、3B)と通信できるように構成されている。
(第2の実施形態に係る料金決定装置の機能構成)
第2の実施形態に係る料金決定装置10は、第1の実施形態に係る料金決定装置10の備えていた機能がトランスポンダ10A及び端末装置10Bに分散されている点で、第1の実施形態に係る料金決定装置10と異なっている。例えば、図2に示す第1の実施形態では、利用者Uの所持する料金決定装置10が車両情報管理部102A及び料金決定部104Aを共に備えていたのに対し、図6に示すように、第2の実施形態に係る料金決定装置10は、車両2に搭載されたトランスポンダ10Aが車両情報管理部1005を備え、車両2を利用する利用者Uが所持する端末装置10Bが料金決定部2003を備えている。
<トランスポンダの機能構成>
トランスポンダ10Aは、識別ID記憶部1001、識別ID送信処理部1002、料金決定用情報記憶部1003、料金決定用情報送信処理部1004、車両情報管理部1005、電波受信インタフェース1010、及び通信インタフェース1020を備える。
識別ID記憶部1001は、車両2に搭載されたトランスポンダ10Aを一意に識別可能な識別IDを記憶するように構成されている。例えば、識別IDは、トランスポンダ10Aに対し、当該トランスポンダ10Aを搭載する車両2の製造番号と1対1に関連付けて一意に付与される数字、英字、及び記号等の少なくともいずれかを含む固有の文字列であってよい。これにより、トランスポンダ10Aの識別IDから、当該トランスポンダ10Aが搭載されている車両2を識別することが可能である。なお、トランスポンダ10Aと車両2の製造番号との関連付けを示す情報は、トランスポンダ10Aの製造会社等の特定の機関が保持していてよい。
識別ID送信処理部1002は、識別ID記憶部1001に記憶されている識別IDを取得し、通信インタフェース1020を介して車両2の利用者Uの所持する端末装置10Bに送信する送信処理を行うように構成されている。
料金決定用情報記憶部1003は、車両2に係る料金を決定するための料金決定用情報を記憶するように構成されている。第2の実施形態では、料金決定用情報が、利用者Uが利用中の車両2の走行経路、走行距離、車種、ナンバープレート情報、及び車検情報等を含む場合について説明するが、料金決定用情報は、車両2に係る料金を決定するためのその他の情報であってよい。車両2の走行経路及び走行距離は、後述する車両情報管理部1005によって決定され、例えば、定期的に料金決定用情報記憶部1003に記憶されてよい。また、車両2の車種、ナンバープレート情報、及び車検情報は、例えば、トランスポンダ10Aが車両2に搭載される前に予め料金決定用情報記憶部1003に記憶されていてよい。
料金決定用情報送信処理部1004は、料金決定用情報記憶部1003に記憶されている料金決定用情報を取得し、端末装置10Bとトランスポンダ10Aとが連携している間に、取得した料金決定用情報を、通信インタフェース1020を介して車両2の利用者Uの所持する端末装置10Bに送信する送信処理を行うように構成されている。具体的には、第2の実施形態では、料金決定用情報送信処理部1004は、通信インタフェース1020を介して端末装置10Bの識別ID受付部2001からトランスポンダ10Aを受け付けた旨の受付通知信号を受信すると、トランスポンダ10Aと端末装置10Bとの連携が開始され、料金決定用情報の取得と端末装置10Bへの送信を行うように構成されている。以後、トランスポンダ10A及び端末装置10Bの接続が切断されるまで、料金決定用情報送信処理部1004による料金決定用情報の取得と端末装置10Bへの送信が定期的に行われてよい。なお、料金決定用情報送信処理部1004による料金決定用情報の取得と端末装置10Bへの送信とが不定期に行われてもよい。
車両情報管理部1005は、車両2の車両情報を管理するように構成されている。例えば、車両情報管理部1005は、電波受信インタフェース1010を介して受信したGNSS衛星(図示せず)からの電波の情報に基づいて車両2の現在位置を定期的に算出し、算出した車両2の現在位置の変化量から、車両2の走行経路及び走行速度を決定してよい。車両情報管理部1005は、決定した車両2の走行経路及び走行速度を料金決定用情報として料金決定用情報記憶部1003に記憶してよい。
電波受信インタフェース1010は、GNSS衛星(図示せず)からの電波を受信できるように構成されている。
通信インタフェース1020は、トランスポンダ10A及び端末装置10Bの間の通信を可能とするインタフェースである。第2の実施形態では、通信インタフェース1020は、例えば、トランスポンダ10A及び端末装置10Bの間でブルートゥース(Bluetooth(登録商標))の規格に準拠した無線通信が行われるように構成されている場合について説明するが、赤外線通信、WiFi通信等、その他の規格での無線通信が行われるように構成されていてもよい。また、通信インタフェース1020は、例えば、トランスポンダ10A及び端末装置10Bの間で有線通信が行われるように構成されていてもよい。
<端末装置の機能構成>
端末装置10Bは、識別ID受付部2001、料金決定用情報取得部2002、料金決定部2003、課金情報送信処理部2004、設定情報記憶部2005、第1の通信インタフェース2010、及び第2の通信インタフェース2020を備える。第2の実施形態では、サービスシステム管理サーバ3(3A、3B)と協働するアプリケーション(第1のアプリケーション及び第2のアプリケーション)がスマートフォンである端末装置10Bにインストールされ、このアプリケーションが識別ID受付部2001、料金決定用情報取得部2002、料金決定部2003、及び課金情報送信処理部2004として機能してよい。なお、識別ID受付部2001、料金決定用情報取得部2002、料金決定部2003、及び課金情報送信処理部2004は、アプリケーションとして導入されずに最初から端末装置10Bが備えていてもよい。
第2の実施形態では、第1の実施形態の場合と同様に第1のアプリケーション及び第2のアプリケーションが端末装置10Bにインストールされる場合について説明するが、端末装置10Bにインストールされるアプリケーションは、利用者Uが利用する特定のサービスに応じたその他のアプリケーションであってよい。
識別ID受付部2001は、利用者Uが利用の対象とする車両2に搭載されたトランスポンダ10Aから送信され、第1の通信インタフェース2010を介して受信した識別IDを受け付けるように構成されている。識別ID受付部2001が識別IDを受け付けることにより、利用者Uが利用する車両2に搭載されたトランスポンダ10Aが識別され、従って、トランスポンダ10Aと1対1に関連付けられた車両2が識別される。識別ID受付部2001は、利用者Uが利用する車両2に搭載されたトランスポンダ10Aの識別IDを受け付けた旨の受付通知信号を第1の通信インタフェース2010を介してトランスポンダ10Aに送信するように構成されている。
料金決定用情報取得部2002は、端末装置10Bとトランスポンダ10Aとが連携している間に、車両2に係る料金を決定するための料金決定用情報を取得するように構成されている。第2の実施形態では、料金決定用情報取得部2002は、車両2に搭載されたトランスポンダ10Aから送信された料金決定用情報を、第1の通信インタフェース2010を介して受信することにより、料金決定用情報を取得してよい。料金決定用情報取得部2002は、取得した料金決定用情報を料金決定部2003に入力するように構成されている。第2の実施形態では、料金決定用情報取得部2002がトランスポンダ10Aの料金決定用情報送信処理部1004から定期的に送信される料金決定用情報を、料金決定用情報取得部2002が定期的に取得する場合について説明するが、料金決定用情報取得部2002による料金決定用情報の取得が不定期に行われてもよい。
料金決定部2003は、料金決定用情報取得部2002が取得した料金決定用情報に基づいてサービスの料金を決定するように構成されている。第2の実施形態では、トランスポンダ10Aと端末装置10Bとの連携が終了したタイミングで、料金決定部2003が料金決定用情報に基づいてサービスの料金を決定する場合について説明する。
課金情報送信処理部2004は、料金決定部2003から決定された料金の情報が入力されると、設定情報記憶部2005に予め記憶されている利用者Uの支払アカウントIDを取得し、料金の情報と支払アカウントIDとを関連付けて課金情報としてサービスシステム管理サーバ3(3A、3B)に送信するように構成されている。
設定情報記憶部2005は、端末装置10Bを保持する利用者Uの支払アカウントIDが記憶されるように構成されている。第2の実施形態では、例えば、端末装置10Bにアプリケーションをインストールする際に、利用者Uが自分の支払アカウントIDを端末装置10Bに入力することで設定情報記憶部2005に利用者Uの支払アカウントIDが記憶されてよい。
第1の通信インタフェース2010は、トランスポンダ10A及び端末装置10Bの間の通信を可能とするインタフェースである。第1の通信インタフェース2010は、上述したトランスポンダ10Aの通信インタフェース1020と同じ規格に準拠した通信が行われるように構成されている。第2の実施形態では、例えば、トランスポンダ10A及び端末装置10Bの間でブルートゥース(Bluetooth(登録商標))の規格に準拠した無線通信が行われるように構成されているが、通信インタフェース1020にと同様に赤外線通信、WiFi通信等、その他の規格での無線通信が行われるように構成されていてもよい。また、第1の通信インタフェース2010は、例えば、トランスポンダ10A及び端末装置10Bの間で有線通信が行われるように構成されていてもよい。
第2の通信インタフェース2020は、端末装置10B及びサービスシステム管理サーバ3(3A、3B)の間の通信を可能とするインタフェースである。第2の実施形態では、第2の通信インタフェース2020は、例えば、3G回線網、4G回線網、及びLTE回線網等の通信網Nに接続され、通信網Nを介してサービスシステム管理サーバ3(3A、3B)と通信できるように構成されている。
(第2の実施形態に係る支払アカウント管理システムの動作の処理フロー)
図7に示す第2の実施形態に係る支払アカウント管理システム1における処理と、図4に示す第1の実施形態に係る支払アカウント管理システム1における処理との相違点は、ステップS201及びS202の処理が追加されている点である。他の処理については、図4に示す第1の実施形態に係る支払アカウント管理システム1の処理フローと同様であるので説明を省略する。
第2の実施形態では、利用者Uがタクシーである車両2に乗り込む際に料金決定装置10が備えるトランスポンダ10Aと端末装置10Bとが連携を開始する(ステップS201)と、第1のアプリケーションのサービス(タクシーのサービスを提供するアプリケーション)が開始される(ステップS102)。例えば、利用者Uがタクシーである車両2に乗り込む際に車両2に搭載されたトランスポンダ10Aと、利用者Uが所持する端末装置10Bとの間でブルートゥース(Bluetooth(登録商標))の規格に準拠した無線通信により相互認証が行われると、トランスポンダ10Aと端末装置10Bとの連携が開始されてよい。なお、トランスポンダ10Aと端末装置10Bとの連携は、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))の規格に準拠した無線通信以外の方法で、例えば、利用者Uが端末装置20Bを用いてQRコード(登録商標)を読み込んでトランスポンダ10Aを認証することでトランスポンダ10Aと端末装置10Bとの連携が開始されてもよい。
また、第2の実施形態では、タクシーである車両2が目的地点に到達した等の所定のタイミングで、利用者Uが所持する端末装置10Bを操作して端末装置10Bの第1のアプリケーション(タクシーのサービスを提供するアプリケーション)のサービス終了命令を入力する(ステップS114)。第1のアプリケーションのサービス終了命令が入力されると、端末装置10Bの料金決定用情報取得部2002は、設定情報記憶部2005を参照し、利用者Uに提供された第1のサービスの料金(タクシーの料金)を決定するための料金決定用情報を取得し(ステップS115)、料金決定部2003に入力する。次に、トランスポンダ10A及び端末装置10Bの間でブルートゥース(Bluetooth(登録商標))の規格に準拠した無線通信による相互認証が解除され、トランスポンダ10Aと端末装置10Bとの連携が終了する(ステップS202)。
次に、端末装置10Bの料金決定部2003は、トランスポンダ10Aと端末装置10Bとの連携が終了したタイミングで料金決定用情報取得部2002から入力された料金決定用情報に基づいて、利用者Uに提供された第1のサービスの料金(タクシーの料金)を決定する(ステップS116)。料金決定部2003は、決定したタクシーの料金の情報を第1のサービスの料金の情報として課金情報送信処理部2004に入力する。課金情報送信処理部2004は、料金決定部2003から決定された第1のサービスの料金の情報が入力されると、設定情報記憶部2005に予め記憶されている利用者U別の第1のサービス(タクシーのサービス)の支払アカウントIDを取得し、入力された第1のサービスの料金の情報と支払アカウントIDとを関連付けて第1の課金情報として第1のサービスシステム管理サーバ3A(車両配車システム統合サーバ3A)に送信する(ステップS117)。以上により、第1のアプリケーションのサービスが終了する(ステップS118)。以降、第1の実施形態の場合と同様に処理が進められる。
なお、図7に示すフローチャートでは、利用者Uが所持する端末装置10Bを操作して端末装置10Bの第1のアプリケーションのサービス終了命令を入力する(ステップS114)ことにより、料金決定用情報の取得(ステップS115)、第1のサービスの料金の決定(ステップS116)、第1の課金情報の第1のサービスシステム管理サーバ3A(車両配車システム統合サーバ3A)への送信(ステップS117)の処理が行われる場合について説明した。しかしながら、例えば、タクシーである車両2が目的地点に到達した後、端末装置10Bを所持する利用者Uが、トランスポンダ10Aの搭載された車両2から降車して所定距離以上、離れることにより、トランスポンダ10A及び端末装置10Bの間でのブルートゥース(Bluetooth(登録商標))の規格に準拠した無線通信による相互認証が解除され、トランスポンダ10Aと端末装置10Bとの連携が終了することにより、上述したステップS115〜S117の処理が行われてよい。
また、例えば、図2に示す第1実施形態の場合と同様に、端末装置10Bにも車両情報管理部102を設け、トランスポンダ10Aの車両情報管理部1005により算出された車両2(トランスポンダ10A)の現在位置の情報と、端末装置10Bの車両情報管理部102により算出された車両2(端末装置10B)の現在位置の情報とを料金決定用情報取得部2002が取得し、第1のサービスシステム管理サーバ3Aに定期的に送信するようにしてよい。これにより、例えば、第1のサービスシステム管理サーバ3Aは、トランスポンダ10Aの現在位置と端末装置10Bの現在位置とを照合し、トランスポンダ10Aと端末装置10Bとの連携が維持されているか否かを定期的に確認してよい。例えば、第1のサービスシステム管理サーバ3Aは、トランスポンダ10Aの現在位置と端末装置10Bの現在位置との間の距離が所定の距離以下である場合には、トランスポンダ10Aと端末装置10Bとの連携が維持されており、所定の距離を超過している場合には、トランスポンダ10Aと端末装置10Bとの連携が維持されておらず、連携が終了していると判断してよい。例えば、第1のサービスシステム管理サーバ3Aは、トランスポンダ10Aと端末装置10Bとの連携が維持されていないと判定した場合には、この判定結果を端末装置10Bに送信し、端末装置10Bが当該判定結果に基づいて、トランスポンダ10Aと端末装置10Bとの連携が終了している(ステップS202)場合の次の処理であるステップS116を行ってもよい。
(作用、効果)
以上のとおり、第2の実施形態に係る支払アカウント管理システム1は、料金決定装置10が、車両2に搭載されるトランスポンダ10Aと車両2の利用者Uが所持する端末装置10Bとを有し、料金決定装置10は、トランスポンダ10Aと端末装置10Bとの連携が終了したタイミングで、サービスシステム管理サーバ3(3A)に課金情報を送信する。
このように、トランスポンダ10Aと端末装置10Bとの連携が終了したタイミングでサービスシステム管理サーバ3(3A)に課金情報を送信するようにしているので、利用者Uに提供されるサービスが終了した正確なタイミングでサービスの料金を決定し、正しい課金情報をサービスシステム管理サーバに送信して適切な支払処理をすることができる。これにより、例えば、利用者Uが車両2から降車した後にもサービスの料金が誤って課金されてしまう事態を回避することができる。
さらに、トランスポンダ10Aと端末装置10Bとの連携が終了することにより、上述したステップS115〜S117の処理が行われるようにした場合には、利用者Uがサービスの終了命令を入力する手間を省くことができると共に、利用者Uに提供されるサービスが終了したより正確なタイミングでサービスの料金を決定し、正しい課金情報をサービスシステム管理サーバに送信して適切な支払処理をすることができる。さらに、上述したように、サービスシステム管理サーバ3が、トランスポンダ10Aと端末装置10Bとの連携が維持されているか否かを確認するようにした場合には、トランスポンダ10Aと端末装置10Bとの連携が終了したタイミングをより正確に把握することができる。
図8は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ9は、CPU91、主記憶装置92、補助記憶装置93、インタフェース94を備える。
上述の支払アカウント管理サーバ4は、コンピュータ9を備える。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置93に記憶されている。CPU91は、プログラムを補助記憶装置93から読み出して主記憶装置92に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。例えば、上述した課金情報受付部401、支払処理部402、及び利用明細情報通知部404は、CPU91であってよい。
また、CPU91は、プログラムに従って、上述したデータベースに対応する記憶領域を主記憶装置92または補助記憶装置93に確保する。例えば、上述の支払アカウント管理サーバ4の支払アカウント情報記憶部403が補助記憶装置93に確保されてよい。
さらに、上述の料金決定装置10は、コンピュータ9と同様のコンピュータを備えていてよく、料金決定装置10車両情報管理部102、料金決定用情報取得部103、料金決定部104、及び課金情報送信処理部105がCPU91と同様のCPUであってよい。さらに、料金決定装置10の設定情報記憶部101は、補助記憶装置93と同様の補助記憶装置に確保されてよい。
さらに、上述のサービスシステム管理サーバ3は、コンピュータ9と同様のコンピュータを備えていてよく、サービスシステム管理サーバ3の課金情報受信処理部301、及び課金情報送信処理部303がCPU91と同様のCPUであってよい。さらに、サービスシステム管理サーバ3の課金情報記憶部302は、補助記憶装置93と同様の補助記憶装置に確保されてよい。
補助記憶装置93の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(SolID State Drive)、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。補助記憶装置93は、コンピュータ9のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース94または通信回線を介してコンピュータ9に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ9に配信される場合、配信を受けたコンピュータ9が当該プログラムを主記憶装置92に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、補助記憶装置93は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置93に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
上述の支払アカウント管理サーバ、支払アカウント管理システム、支払アカウント管理方法、及び支払アカウント管理プログラムによれば、車両の利用者によるサービス提供者の各々への支払いを関連付けることができる。
1 支払アカウント管理システム
2 車両
3、3A、3B サービスシステム管理サーバ
4 支払アカウント管理サーバ
5、5A、5B 金融機関のシステム
9 コンピュータ
10 料金決定装置
10A トランスポンダ
10B 端末装置
91 CPU
92 主記憶装置
93 補助記憶装置
94 インタフェース
101、101A、101B 設定情報記憶部
102、102A、102B 車両情報管理部
103、103A、103B 料金決定用情報取得部
104、104A、104B 料金決定部
105、105A、105B 課金情報送信処理部
301、301A、301B 課金情報受信処理部
302、302A、302B 課金情報記憶部
303、303A、303B 課金情報送信処理部
401 課金情報受付部
402 支払処理部
403 支払アカウント情報記憶部
404 利用明細情報通知部
1001 識別ID記憶部
1002 識別ID送信処理部
1003 料金決定用情報記憶部
1004 料金決定用情報送信処理部
1005 車両情報管理部
1010 電波受信インタフェース
1020 通信インタフェース
2001 識別ID受付部
2002 料金決定用情報取得部
2003 料金決定部
2004 課金情報送信処理部
2005 設定情報記憶部
2010 第1の通信インタフェース
2020 第2の通信インタフェース
N 通信網
U 利用者

Claims (7)

  1. 車両を利用する利用者にサービスを提供するサービスシステムを管理するサービスシステム管理サーバの各々から、当該利用者の支払アカウントIDと前記サービスの料金とを関連付けた課金情報を受け付ける課金情報受付部と、
    前記支払アカウントIDに基づいて、前記利用者別の前記サービスの料金の支払処理を前記サービスに関連付けられた金融機関の各々に行う支払処理部と、
    前記支払アカウントIDにおける前記サービスの料金を合計し、前記サービスの料金の合計を示す利用明細情報を前記利用者に通知する利用明細情報通知部と、
    を備える支払アカウント管理サーバ。
  2. 前記サービスは、高速道路のサービス、駐車場のサービス、エリア課金のサービス、タクシーのサービス、及び自動車配車サービスの少なくともいずれかを含む
    請求項1に記載の支払アカウント管理サーバ。
  3. 前記支払処理部は、前記支払アカウントIDに基づいて、前記金融機関の各々に前記利用者別の前記サービスの料金の請求情報を送信することにより前記サービスの料金の支払処理を行う
    請求項1又は請求項2に記載の支払アカウント管理サーバ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の支払アカウント管理サーバと、
    前記サービスシステム管理サーバと、
    前記サービスシステム管理サーバに前記課金情報を送信する料金決定装置と、
    を備える支払アカウント管理システム。
  5. 前記料金決定装置が、前記車両に搭載されるトランスポンダと前記車両の利用者が所持する端末装置とを有し、
    前記料金決定装置は、前記トランスポンダと前記端末装置との連携が終了したタイミングで、前記サービスシステム管理サーバに前記課金情報を送信する
    請求項4に記載の支払アカウント管理システム。
  6. 車両を利用する利用者にサービスを提供するサービスシステムを管理するサービスシステム管理サーバの各々から、当該利用者の支払アカウントIDと前記サービスの料金とを関連付けた課金情報を受け付ける課金情報受付ステップと、
    前記支払アカウントIDに基づいて、前記利用者別の前記サービスの料金の支払処理を前記サービスに関連付けられた金融機関の各々に行う支払処理ステップと、
    前記支払アカウントIDにおける前記サービスの料金を合計し、前記サービスの料金の合計を示す利用明細情報を前記利用者に通知する利用明細情報通知ステップと、
    を備える支払アカウント管理方法。
  7. 支払アカウント管理サーバとしてのコンピュータを、
    車両を利用する利用者にサービスを提供するサービスシステムを管理するサービスシステム管理サーバの各々から、当該利用者の支払アカウントIDと前記サービスの料金とを関連付けた課金情報を受け付ける課金情報受付部と、
    前記支払アカウントIDに基づいて、前記利用者別の前記サービスの料金の支払処理を前記サービスに関連付けられた金融機関の各々に行う支払処理部と、
    前記支払アカウントIDにおける前記サービスの料金を合計し、前記サービスの料金の合計を示す利用明細情報を前記利用者に通知する利用明細情報通知部と、
    して機能させる支払アカウント管理プログラム。
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