JP2002014314A - 光学素子および光ヘッドおよび光記録再生装置 - Google Patents

光学素子および光ヘッドおよび光記録再生装置

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JP2002014314A
JP2002014314A JP2000194648A JP2000194648A JP2002014314A JP 2002014314 A JP2002014314 A JP 2002014314A JP 2000194648 A JP2000194648 A JP 2000194648A JP 2000194648 A JP2000194648 A JP 2000194648A JP 2002014314 A JP2002014314 A JP 2002014314A
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optical element
optical
voltage
electrode
recording medium
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JP2000194648A
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English (en)
Inventor
Hidehiko Wada
秀彦 和田
Seiji Nishino
清治 西野
Tetsuo Hosomi
哲雄 細美
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶パネルに電圧を印加する電極のパターン
を細かく分割して球面収差の補正効果を高めるととも
に、外部から与える制御信号の数を増やさない、小型で
低コストの光学素子を提供する。 【解決手段】 複数のセグメント電極3A〜3Gからな
るセグメント電極部13aと、導電性物質からなり外部
から印加された電圧を導電性物質の抵抗によって分圧し
て複数のセグメント電極への印加電圧を生成する電圧制
御部13bと、セグメント電極部と電圧制御部とを接続
する導通部13cと、導通部間のショートを防ぐ絶縁部
19とを有する電圧印加電極13を備え、複数のセグメ
ント電極と対向電極との間の電圧差を変化させること
で、電圧印加電極と対向電極との間に配置された位相変
化材料からなる位相変化層に入射した光の位相を変化さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光情報処理又は光
通信等に用いられ、特に収差補正を行う光学素子に関わ
り、光学素子を用いた光ヘッド及び光記録再生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタルビデオディスク(DV
D)は、ディジタル情報をコンパクトディスク(CD)
に対して約6倍の記録密度で記録できることから、大容
量の光記録媒体として注目されている。ここで、高密度
のDVDを再生するために光源の波長をCDより短くし
(CDは780nmだが、DVDは650nm)、対物
レンズの開口数(NA)をCDより大きく(CDは0.
45だが、DVDは0.6)している。しかし、上記し
たように波長を短く、対物レンズのNAを上げているた
め、光ディスクの反り等による光軸に対する垂直からの
ずれ(チルト)に対するマージンや、光ディスクの基材
厚のずれに対するマージンがCDに比べて小さくなる。
このように、各収差発生要因に対してのマージンが小さ
くなっている。
【0003】この問題を解決するため、特開平9−12
8785号公報には、液晶パネルを利用して波面収差を
補正する光ヘッドが提案されている。また、特開平11
−351222号公報においては、外部信号により位相
を制御され収差を補正する光学素子(例えば、液晶を用
いた光学素子)内に薄膜抵抗で分圧部を作ることによ
り、外部から印加する信号の本数を少なくして波面収差
を補正することができ、さらに光ヘッドの小型化を可能
とすることが述べられている。
【0004】ここで図面を参照しながら、上述した従来
の光ヘッドに用いられている光学素子の一例について説
明する。
【0005】図10は、従来の光学素子の構成を示す斜
視図であり、図11は、図10に示す従来の光学素子の
断面図である。図10および図11において、101は
第1の基板、102は第1の基板101と略平行に配置
された第2の基板、103は第1の基板101と液晶1
07との間に配置された電圧印加電極、104は電圧印
加電極103に対向するように電圧印加電極103と略
平行に配置された対向電極、105は電圧印加電極10
3を覆うように形成された透光性樹脂膜、106は対向
電極104を覆うように形成された透光性樹脂膜、10
7は透光性樹脂膜105と106との間(電圧印加電極
103と対向電極104との間)に配置された液晶、1
08は液晶107を囲むように透光性樹脂膜105と1
06との間に配置された封止樹脂である。
【0006】ここで、第1の基板101および第2の基
板102は、例えばガラスからなり、透光性である。
【0007】電圧印加電極103は液晶107に所望の
電圧を印加するための電極である。電圧印加電極103
は、第1の基板101の内側(液晶107側)の主面上
に形成されている。
【0008】対向電極104は、電圧印加電極103と
ともに、液晶107に所望の電圧を印加するための電極
である。対向電極104は、第2の基板102の内側
(液晶107側)の主面上に形成されている。対向電極
104は、封止樹脂108の一部に形成された導電性樹
脂(図示せず)を介して、第1の基板101上に形成さ
れた電極109に接続される。電極109は、例えばグ
ランド(GND)に接続される。対向電極104は、透
光性であり、例えばITOからなる。なお、対向電極1
04は、第2の基板102の内側の主面のうち、少なく
ともセグメント電極部103a(図12に示す)に対向
する部分に略均一に形成される。
【0009】透光性樹脂膜105および106は、液晶
107を所定の方向に配向させるための配向膜であり、
例えばポリビニルアルコール膜からなる。透光性樹脂膜
105または106をラビング処理することによって、
液晶107を所定の方向に配向させることができる。
【0010】液晶107は、入射した光の位相を変化さ
せる位相変化層として機能する。液晶107は、例えば
ネマチック液晶からなる。電圧印加電極103と対向電
極104との間の電圧差を変化させることによって、液
晶107の屈折率を変化させることができ、これによっ
て入射した光の位相を変化させることができる。
【0011】封止樹脂108は、液晶107を封止する
ためのものであり、例えばエポキシ樹脂からなる。
【0012】また、電圧印加電極103は、図12に示
すように、セグメント電極部103aと電圧制御部10
3bからなる。
【0013】次に、このように構成された光学素子の動
作について、図12を参照して説明する。
【0014】外部から制御電圧(V1及びV2)が、電
圧印加電極103の電圧制御部103bに印加され、電
圧制御部103bの抵抗(r1からr4)によって分圧
され、セグメント電極部103aにそれぞれ所望の電圧
Va、Vb、Vc、Vd、Veが印加されることにな
る。また、外部から制御電圧(グランド(GND))が
対向電極104に印加される。このように外部から制御
電圧(V1とV2およびグランド)が光学素子に印加さ
れると、セグメント電極部103aと対向電極104と
の間に電圧差が生じ、その電圧差に応じて各セグメント
電極下の液晶の屈折率がそれぞれ変化し、この光学素子
を透過する光に部分的に異なる位相を与えることが可能
となる。
【0015】従って、セグメント電極部103aを、例
えば、図12のようにコマ収差と同じようなパターン形
状にしておけば、この光学素子を透過する光にコマ収差
を生じる位相分布を与えることができ、この収差を用い
ることにより、光ディスクが傾く等により光ヘッドで生
じるコマ収差を補正することができる。ここで、パター
ン形状を他の収差の位相分布に対応するようにすれば、
他の収差を補正することができる。また、各セグメント
電極に印加する電圧を電圧制御部103bで分圧を用い
て生成しているため、外部から光学素子に電圧を印加す
るための信号線の数を3本(V1、V2、グランド)に
することができ、光ヘッドの小型化に適している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成の光学素子では、より精度良く収差を補正し
ようとした場合、収差のパターンによっては光学素子に
印加する信号の信号線を少なくできない場合がある。こ
のことについて、次に詳細に述べる。例えば、光ディス
クの基材厚が設計値よりずれることにより生じる球面収
差を補正する場合を考える。光の波長650nm、対物
レンズのNA0.6に対して基材厚が設計値(0.6m
m)より40μmずれたときに生じる位相分布を計算す
ると、図13に示すように、所定の位相範囲(0.04
ラジアン)毎に同心円状の位相分布となる。そのため、
球面収差を補正するためのセグメント電極部103aの
パターン形状は、図14に示すような同心円状になる。
この場合、セグメント電極部103aを4領域に分割し
た場合、図13に示す位相分布を補正するためには、セ
グメント電極14Bに電圧を印加して生じる位相が一番
大きく、ついでセグメント電極14Aに電圧を印加して
生じる位相とセグメント電極14Cに電圧を印加して生
じる位相が同じ大きさで2番目に大きく、セグメント電
極14Dに電圧を印加して生じる位相が一番小さくすれ
ばよい。また、基材厚が反対にずれた時は、上記の順で
位相を大きくすればよい。従って、電圧制御部103b
からセグメント電極部103aへの導通部は図14に示
したように形成すればよい。
【0017】しかし、より詳細に収差を補正するため、
セグメント電極部103aを図15に示すように7領域
に分割した場合を考える。この場合、図13の位相分布
を補正するためには、セグメント電極15Dに電圧を印
加して生じる位相が一番大きく、次いでセグメント電極
15Cに電圧を印加して生じる位相とセグメント電極1
5Eに電圧を印加して生じる位相が同じ大きさで2番目
に大きく、セグメント電極15Bに電圧を印加して生じ
る位相とセグメント電極15Fに電圧を印加して生じる
位相が同じ大きさで3番目に大きく、セグメント電極1
5Aに電圧を印加して生じる位相とセグメント電極15
Gに電圧を印加して生じる位相が同じ大きさで一番小さ
くすればよい。このような位相状態になるように電圧制
御部103bからセグメント電極部103aに電圧を印
加するためには、その間の導通部を交差させる必要があ
る。従って、上記の構成の光学素子では、より詳細に収
差を補正する場合、その補正パターンによっては線数を
減らすことができなくなる。そのために、液晶素子と液
晶駆動回路の接続が困難になる。さらに、光ヘッドを小
型化する上で大きな支障となる。
【0018】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、液晶パネルに電
圧を印加する電極のパターンを細かく分割して球面収差
の補正効果を高めるとともに、外部から与える制御信号
の数を増やさない、小型で低コストの光学素子を提供す
ることにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る光学素子は、複数のセグメント電極か
らなるセグメント電極部と、導電性物質からなり外部か
ら印加された電圧を前記導電性物質の抵抗によって分圧
して前記複数のセグメント電極への印加電圧を生成する
電圧制御部と、前記セグメント電極部と前記電圧制御部
とを接続する導通部と、前記導通部間のショートを防ぐ
絶縁部とを有する電圧印加電極と、前記電圧印加電極に
対向するように前記電圧印加電極と略平行に配置された
対向電極と、前記電圧印加電極と前記対向電極との間に
配置された位相変化材料からなる位相変化層とを含み、
前記複数のセグメント電極と前記対向電極との間の電圧
差を変化させることによって、前記位相変化層に入射し
た光の位相を変化させることを特徴とする。
【0020】この光学素子によれば、絶縁部を設け、外
部から印加される電圧を分圧して形成した電圧を、交差
配置された導通部を介して細かく分割した所望のセグメ
ント電極に印加することで、どのような収差であって
も、最小限の信号線を介した外部電圧で補正することが
可能になる。
【0021】上記光学素子では、前記位相変化層の位相
変化材料は、前記電圧差によって屈折率が変化する材料
であることが好ましい。この構成によれば、入射した光
の位相を容易に変化させることができる。
【0022】上記光学素子では、前記位相変化材料は液
晶であることが好ましい。この構成によれば、入射した
光の位相を変化させるために印加する電圧が小さくてす
むという利点がある。
【0023】上記光学素子では、前記位相変化層の位相
変化材料は、前記電圧差によって体積が変化する材料で
あることが好ましい。この構成によれば、入射した光の
位相を容易に変化させることができる。
【0024】上記光学素子では、前記位相変化材料はP
LZTであることが好ましい。この構成によれば、素子
を薄くすることができる。
【0025】上記光学素子では、前記絶縁部は薄膜から
なることが好ましい。この構成によれば、信頼性の高い
光学素子を実現することができる。
【0026】上記光学素子では、前記絶縁部は樹脂から
なることが好ましい。この構成によれば、低コストの光
学素子を実現することができる。
【0027】上記光学素子では、前記絶縁部は、前記導
通部同士が交差する箇所にのみ形成されていることが好
ましい。この構成によれば、絶縁部に必要とされる材料
が少なくてすむという利点がある。
【0028】上記光学素子では、前記絶縁部は、前記導
通部の複数にまたがる箇所に形成されていることが好ま
しい。この構成によれば、光学素子の製作が容易とな
る。
【0029】また、前記の目的を達成するため、本発明
に係る光ヘッドは、光記録媒体に記録された情報を光に
よって読み出す光ヘッドであって、光源と、前記光記録
媒体と前記光源との間に配置された光学素子とを含み、
前記光学素子は、本発明に係る上記光学素子であること
を特徴とする。
【0030】この光ヘッドによれば、本発明に係る上記
光学素子を含むため、入射した光に対する補正効果が高
く、かつ製造が容易な光ヘッドが得られる。
【0031】また、前記の目的を達成するため、本発明
に係る光記録再生装置は、光記録媒体に対して信号の記
録または再生を行う光記録再生装置であって、前記光記
録媒体に対して信号の記録または再生を行う光ヘッドを
備え、前記光ヘッドは、光源と、前記光記録媒体と前記
光源との間に配置された光学素子とを含み、前記光学素
子は、本発明に係る上記光学素子であることを特徴とす
る。
【0032】この光記録再生装置によれば、本発明に係
る上記光学素子を含むため、入射した光に対する補正効
果が高く、かつ製造が容易な光記録再生装置が得られ
る。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0034】(実施の形態1)実施の形態1では、本発
明に係る光学素子の一例について説明する。
【0035】図1は、本発明の実施の形態1による光学
素子10の構成を示す斜視図であり、図2は、図1に示
す光学素子10の断面図である。
【0036】図1及び図2において、11は第1の基
板、12は第1の基板11と略平行に配置された第2の
基板、13は第1の基板11と液晶17との間に配置さ
れた電圧印加電極、14は電圧印加電極13に対向する
ように電圧印加電極13と略平行に配置された対向電
極、15は電圧印加電極13を覆うように形成された透
光性樹脂膜、16は対向電極14を覆うように形成され
た透光性樹脂膜、17は透光性樹脂膜15と16との間
(電圧印加電極13と対向電極14との間)に配置され
た液晶、18は液晶17を囲むように透光性樹脂膜15
と16との間に配置された封止樹脂、19は絶縁部であ
る。
【0037】ここで、第1の基板11および第2の基板
12は、例えばガラスからなり、透光性である。
【0038】電圧印加電極13は液晶17に所望の電圧
を印加するための電極である。電圧印加電極13は、第
1の基板11の内側(液晶17側)の主面上に形成され
ている。
【0039】対向電極14は、電圧印加電極13ととも
に、液晶17に所望の電圧を印加するための電極であ
る。対向電極14は、第2の基板12の内側(液晶17
側)の主面上に形成されている。対向電極14は、封止
樹脂18の一部に形成された導電性樹脂(図示せず)を
介して、第1の基板11上に形成された電極20に接続
される。電極20は、例えばグランド(GND)に接続
される。対向電極14は、透光性であり、例えばITO
からなる。なお、対向電極14は、第2の基板12の内
側の主面のうち、少なくともセグメント電極部13a
(図3に示す)に対向する部分に略均一に形成される。
【0040】透光性樹脂膜15および16は、液晶17
を所定の方向に配向させるための配向膜であり、例えば
ポリビニルアルコール膜からなる。透光性樹脂膜15ま
たは16をラビング処理することによって、液晶17を
所定の方向に配向させることができる。
【0041】液晶17は、入射した光の位相を変化させ
る位相変化層として機能する。液晶17は、例えばネマ
チック液晶からなる。電圧印加電極13と対向電極14
との間の電圧差を変化させることによって、液晶17の
屈折率を変化させることができ、これによって入射した
光の位相を変化させることができる。
【0042】封止樹脂18は、液晶17を封止するため
のものであり、例えばエポキシ樹脂からなる。
【0043】また、電圧印加電極13は、図3に示すよ
うに、セグメント電極部13aと電圧制御部13bと導
通線部13cとからなり、電圧制御部13bとセグメン
ト電極部13aとを接続する導通線部13cは、絶縁部
19を介してそれぞれ交差している。ここで、セグメン
ト電極部13a、電圧制御部13b、および導通線部1
3cは例えばITOからなり、絶縁部19は例えばタン
タルオキサイド膜からなる。また、セグメント電極部1
3aのパターン形状は、球面収差を補正するためのパタ
ーン形状をとり、より詳細な補正を行うため7領域(セ
グメント電極3A〜3G)に分割されている。
【0044】このように構成された光学素子の動作につ
いて、図3を参照して説明する。
【0045】図3において、外部から制御電圧(V1及
びV2)が電圧印加電極13の電圧制御部13bに印加
され、電圧制御部13bの抵抗(r1〜r3)によって
分圧される。このとき、電圧制御部13bにより電圧V
a、Vb、Vc、Vdが生成される。
【0046】ここで、図4に示すような位相分布を補正
するために、位相の大きさの順から、セグメント電極3
Aおよび3GにはVaを印加し、セグメント電極3Bと
3EにはVbを印加し、セグメント電極3Cと3Fには
Vcを印加し、セグメント電極3DにはVdを印加す
る。この場合、導通線同士の交差が起こるが、この交差
部に絶縁部19を形成して電極で導通線を橋渡しするこ
とで、交差しても導通線同士がショートしないようにな
っている。なお、図3に19で示す絶縁部は、交差する
導通線の下のみに形成されている。したがって、各セグ
メント電極(3A〜3G)に所望の電圧を印加すること
が可能となり、所望の位相分布を形成することができ
る。
【0047】図3に示すような7セグメント電極のパタ
ーン形状で球面収差を補正した場合、100mλを10
mλまで補正することができ、4セグメント電極での補
正では30mλまでしか補正できなかったことから、パ
ターン形状を細分割したことによる効果が現われてお
り、さらに外部からの信号線は3本(対向電極14への
信号線も含む)で良いことになる。
【0048】従って、電圧制御部13bとセグメント電
極部13aとの間を結ぶ導通線部13cが絶縁部19を
介してそれぞれ交差していることにより、どのようなパ
ターン形状であっても電圧制御部13bでの分圧を用い
て外部からの信号線を減らすことが可能となり、光ヘッ
ドの小型化を実現することができる。
【0049】なお、本実施形態では、絶縁部19として
タンタルオキサイド膜を用いたが、絶縁が可能であれば
他の膜を用いても何ら問題はない。さらに絶縁部19は
UV硬化樹脂等の樹脂層や絶縁シートであってもよい。
【0050】また、絶縁部19の箇所は導通部13cの
交差する箇所のみに設けたが、図5に示すように、絶縁
部19を交差する箇所より広い面積で設けてもよい。こ
の場合は、絶縁部19の位置合わせがラフとなり形成が
容易になる。
【0051】また、本実施形態では、球面収差を補正す
るパターン形状について述べたが、他のどのような収差
であっても、本発明を適用することが可能である。
【0052】また、本実施形態では、電圧印加電極13
や対向電極14に、透明電極としてITO膜を用いた
が、光を透過させ更に電気を通す膜であればどのような
膜であっても問題はない。
【0053】また、液晶17の配向の制御は、ポリビニ
ルアルコール膜を布で擦るラビング法で制御している
が、これ以外の方法、例えば斜め蒸着膜など、膜そのも
のに配向性を有するものを使う方法や、基板に溝を形成
する方法であっても何ら問題はない。
【0054】また、本実施形態では、電圧制御部13b
をITO膜で形成して、それにより外部からの信号を分
圧したが、電圧制御部13bにトランジスタを形成して
外部からの信号を昇圧してもよく、更に、電圧制御部1
3bに位相遅延回路を形成して対向電極と収差補正用の
セグメント電極に印加する電圧の位相を変化させても良
い。
【0055】また、本実施形態では、位相変化層として
電圧に応じて屈折率が変化する液晶を用いたが、電圧に
応じて厚さ(体積)が変化するPLZT(酸化鉛、ラン
タン、酸化ジルコニウム、酸化チタンを含むペロブスカ
イト構造の透明結晶体)を用いてもよい。さらに、PL
ZTを用いた場合、PLZTは固体であるので液晶のよ
うに基板や封止樹脂が不要になるため、光学素子を薄く
することが可能である。
【0056】(実施の形態2)実施の形態2では、本発
明に係る光ヘッドの一例について説明する。
【0057】図6は、本発明の実施の形態2による光ヘ
ッド60の構成を示す模式図である。なお、本実施形態
による光ヘッド60は、実施の形態1による光学素子を
備えている。
【0058】図6において、61は光源、62は回折格
子、63はコリメータレンズ、64は実施の形態1の光
学素子である。なお、本実施形態では、光学素子64に
より基材厚ずれを補正するものとして説明する。65は
対物レンズ、66は光記録媒体、67は光学式の基材厚
センサ、68は光学素子駆動回路、69は第1の光検出
器、70は第2の光検出器である。ここで、集光光学系
は、コリメータレンズ63と対物レンズ65より構成さ
れている。
【0059】ここで、光源61は、例えば半導体レーザ
素子で構成され、光記録媒体66の記録層に対し、記録
再生用のコヒーレント光を出力する光源である。回折格
子62は、ガラス表面にフォトリソグラフィーを用いて
所望のパターンをパターニング後エッチングして形成さ
れたグレーティングであり、その特性は0次回折効率が
ほぼ50%で±1次回折効率がほぼ50%である。
【0060】光学素子64は、図3に示したように、セ
グメント電極部13a、電圧制御部13b、および導通
部13cを有し、導通部13cは絶縁部19によりそれ
ぞれショートしないように構成され、各セグメント電極
3A〜3Gに所望の電圧を与えて液晶の屈折率を可変さ
せることにより、各セグメント電極下の液晶の位相を変
えて収差補正を行う素子である。
【0061】対物レンズ65は、光記録媒体66の記録
層に光を集光するレンズである。第1の光検出器69
は、光記録媒体66の記録層で反射された光のうち、回
折格子62で回折された+1次光を受光して光を電気信
号に変換するものであり、第2の光検出器70は、光記
録媒体66の記録層で反射された光のうち、回折格子6
2で回折された−1次光を受光して光を電気信号に変換
するものである。光学式の基材厚センサ67は、例え
ば、特開平10−334575号公報に述べられている
ものである。光学素子駆動回路68は、光学素子64に
3つの信号線を介して電圧を印加する回路である。
【0062】次に、このように構成された光ヘッドの動
作について、図6を用いて説明する。
【0063】光源61から出射された直線偏光のうちの
一部は回折格子62を透過しコリメータレンズ63に入
射し、コリメータレンズ63により平行光に変換され、
光学素子64に入射する。
【0064】ここで、光記録媒体66の基材厚が設計値
よりずれている場合、そのずれ量に応じた信号を基材厚
センサ67は出力し、その信号は光学素子駆動回路68
に入力され、光学素子駆動回路68は、光記録媒体66
の基材厚がずれたときに生じる球面収差を補正するよう
な球面収差を生じるように、3つの信号線を介して必要
な電圧値を光学素子64に供給する。これにより、光学
素子64に入力された光は、光学素子64を透過した際
に光記録媒体66の基材厚が設計値からずれたときに生
じる球面収差を補正するような球面収差が与えられる。
【0065】次に、光学素子64を透過した光は対物レ
ンズ65により光記録媒体66上に集光される。ここ
で、光記録媒体66の基材厚がずれたときに生じる球面
収差を補正するような球面収差を有する光が対物レンズ
65で集光されるので、光記録媒体66上では収差のな
い、すなわち回折限界まで絞られた光スポットが形成さ
れる。
【0066】次に、光記録媒体66から反射された光
は、光記録媒体66の基材厚がずれたときに生じる球面
収差を有する光になるが、光学素子64により球面収差
が補正される。光学素子64を透過した光は、コリメー
タレンズ63を透過し、回折格子62により回折され、
+1次回折光は第1の光検出器69に入射され、−1次
回折光は第2の光検出器70に入射される。第1の光検
出器69は、光記録媒体66上における光の合焦状態を
示すフォーカス誤差信号を出力し、また所望のトラック
中心に対する光の照射位置を示すトラッキング誤差信号
を出力する。
【0067】フォーカス誤差信号は、図示しないフォー
カス制御手段に与えられ、フォーカス誤差信号に基づ
き、フォーカス制御手段は、常に光が合焦状態で光記録
媒体66上に集光されるように、対物レンズ65の位置
をその光軸方向に制御する。また、図示しないトラッキ
ング制御手段が、トラッキング誤差信号に基づき、光を
光記録媒体66上の所望のトラック中心に集光されるよ
うに、対物レンズ65の位置を制御する。また、第2の
光検出器70からは、光記録媒体66に記録された情報
も得ている。
【0068】次に、光学素子駆動回路68の構成および
動作について述べる。
【0069】図7は、光学素子駆動回路68の構成図で
ある。図7において、71は第1の信号源、72は第2
の信号源であり、第1及び第2の信号源71及び72は
ほぼ1kHzの矩形波を出力する。73はオペアンプで
あり、そのゲインは可変できるようになっている。74
は遅延回路であり、信号V1とV2の位相が同相になる
ように位相を調整する。75はスイッチであり、第1の
信号源71からの信号がV1になるときは、第2の信号
源72からの信号がV2に、また、第1の信号源71か
らの信号がV2になるときは、第2の信号源72からの
信号がV1になるように選択する。
【0070】次に、光学素子駆動回路68の動作につい
て、図7を用いて説明する。
【0071】例えば、基材厚が厚くなったときの収差分
布が図13のようになるとする。このとき、収差を補正
するために、図3に示すセグメント電極3Dの位相を一
番小さくして、順番にセグメント電極3Cと3E、セグ
メント電極3Bと3F、セグメント電極3Aと3Gの順
番で位相を大きくしていく必要がある。そこで、第1の
信号源71から出力される信号を図3のV1とし、第2
の信号源72から出力される信号をV2として光学素子
64に加えることで、収差を補正することができる。
【0072】また、基材厚のずれの方向が同じで大きさ
だけ異なる場合は、オペアンプ73のゲインを変えるこ
とにより対応することができる。また、基材厚のずれの
方向が逆になった場合は、スイッチ75の選択を切り替
えて、第1の信号源71からの出力をV2とし、第2の
信号源72からの出力をV1として、ずれの大きさに応
じたゲインをオペアンプ73が選択して、信号V1とV
2を光学素子64に加えれば収差を補正することができ
る。
【0073】ここで、図8に、光学素子64を用いて球
面収差の補正を行った場合のジッタの測定結果を示す。
図8で明らかなように、光学素子64を用いて球面収差
の補正を行うことによって、ジッタ量を抑制する、すな
わちジッタマージンを大きくすることができる。
【0074】以上のように、本実施形態による光ヘッド
60は、実施の形態1による光学素子を含むため、光記
録媒体66に記録された信号を信頼性よく読み出すこと
ができる。
【0075】また、本実施形態によれば、ジッタマージ
ンが大きくなるため、製造が容易で低コストな光ヘッド
が得られる。
【0076】さらに、光学素子64に外部から加える信
号線数を減少させることができるため(どのパターンで
あっても信号線数が3本であるため)、小型で製造が容
易な光ヘッドが得られる。
【0077】(実施の形態3)実施の形態3では、本発
明に係る光記録再生装置の一例について説明する。
【0078】図9は、本発明の実施の形態3による光記
録再生装置90の構成を示す模式図である。
【0079】図9において、光記録再生装置90は、光
ヘッド60と、光学素子制御回路68と、モータ91
と、処理回路92とを備える。光ヘッド60は、実施の
形態2で説明したものであり、実施の形態1で説明した
光学素子64を備える。
【0080】光ヘッド60および光学素子駆動回路68
については、実施の形態2で説明したものと同様である
ため、重複する説明は省略する。
【0081】次に、光記録再生装置90の動作について
説明する。
【0082】まず、光記録再生装置90に光記録媒体6
6がセットされると、処理回路92はモータ91を回転
させる信号を出力し、モータ91を回転させる。次に、
処理回路92は、光源61を駆動して光を出射させる。
光源61から出射された光は、光記録媒体66で反射さ
れ、第1および第2の光検出器69および70に入射す
る。第1の光検出器69は、光記録媒体66上における
光の合焦状態を示すフォーカス誤差信号と、所望のトラ
ック中心に対する光の照射位置を示すトラッキング誤差
信号を処理回路92に出力する。これらの信号に基づ
き、処理回路92は対物レンズ65を制御する信号を出
力し、これによって光源61から出射された光を光記録
媒体66上の所望のトラック上に集光させる。また、処
理回路92は、第2の光検出器70から出力される信号
に基づいて、光記録媒体66に記録されている情報を再
生する。
【0083】次に、光記録媒体66の基材厚が設定値か
らずれている場合の制御について説明する。
【0084】光記録媒体66の基材厚がずれている場合
には、光記録媒体66の基材厚のずれに応じた信号が基
材厚センサ67によって処理回路92に出力される。処
理回路92は、入力された信号に応じて光学素子駆動回
路68を制御し、これによって、光記録媒体66の基材
厚のずれによって生じる球面収差を補正するために必要
な制御信号が、光学素子駆動回路68から光学素子64
に出力される(詳細については、実施の形態2を参
照)。このようにして、光記録媒体66の基材厚がずれ
ても、光記録媒体66に記録された情報信号は正しく再
生される。
【0085】本実施形態の光記録再生装置90では、実
施の形態1の光学素子によって、光記録媒体の基材厚の
ずれによって生じた球面収差が補正される。
【0086】従って、本実施形態によれば、光記録媒体
66に記録された情報信号を信頼性良く再生できる光記
録再生装置が得られる。
【0087】また、実施の形態1の光学素子を用いるこ
とによって、光記録媒体66の基材厚のずれに対する許
容度が大きくなるため、製造が安価かつ容易である光記
録再生装置が得られる。
【0088】なお、本実施形態では情報信号の再生につ
いて述べたが、情報信号を記録する場合でも、再生と同
様に光学素子の制御が行われるため、信頼性良く情報信
号を記録することができる。
【0089】以上、本発明の実施の形態について例を挙
げて説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されず
本発明の技術的思想に基づく他の実施形態にも適用する
ことができる。
【0090】例えば、上記実施形態では球面収差の補正
について述べたが、他の収差であってもそれを補正する
パターンを形成すればそれに対応する収差を補正するこ
とができる。
【0091】また、上記実施形態では無偏光光学系を用
いたが、偏光光学系を用いても何ら問題はない。
【0092】また、上記実施形態では本発明の光学素子
をコリメータレンズと対物レンズの間の平行系中に配置
したが、光源とコリメータレンズの間の発散系中に配置
しても何ら問題はない。
【0093】また、上記実施形態では無限系の光ヘッド
を例示したが、コリメータレンズを用いない有限系の光
ヘッドであっても良い。
【0094】また、上記実施形態では基材厚ずれを、セ
ンサを用いて検出したが、あらかじめ基材厚ずれを学習
して光学素子に電圧を印加する方式でもよい。
【0095】また、上記実施形態では、光記録媒体から
の反射光を、回折格子を用いて光源からの光路と分離し
て光検出器に入射させたが、ハーフミラー等の分離用光
学素子を用いて光源からの光路と分離して光検出器に入
射させても何ら問題はない。
【0096】また、上記実施形態では、光のみによって
情報を記録する光記録媒体について述べたが、光および
磁気によって情報を記録する光磁気記録媒体について
も、本発明の光学素子を用いれば同様の効果が得られる
ことはいうまでもない。
【0097】また、上記実施形態では、光記録媒体がデ
ィスク状である場合について説明したが、カード状の光
記録媒体などでも、類似の機能を実現する光学的情報記
録再生装置に適用することができる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光学素子に外部から加える信号線の数を増やすことなく
収差補正効果を高めることができる(補正パターンによ
らず信号の数は3本でよい)ので、光学素子にフレキシ
ブル基板を接着する工程が簡単になる。従って、低コス
トの光学素子を実現することができる。
【0099】また、本発明の光学素子を光ヘッド及び光
記録再生装置に用いると、ジッタマージンが広がり、更
に外部から加える信号線の数を減らすことができるの
で、小型化に適した光ヘッド及び光記録再生装置を実現
することができる。その上、収差補正用の光学素子がフ
レキシブル基板の接着工程を含めて安くなるので、光ヘ
ッドおよび光記録再生装置の低コスト化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による光学素子の構成
を示す斜視図
【図2】 本発明の実施の形態1による光学素子の構成
を示す断面図
【図3】 図1および図2に示す電圧印加電極13の構
成を示す平面図
【図4】 補正対象の球面収差の位相分布を示す模式図
【図5】 本発明の実施の形態1による光学素子におけ
るセグメント電極部13aの他の構成例を示す平面図
【図6】 本発明の実施の形態2による光ヘッドの構成
を示す模式図
【図7】 本発明の実施の形態2による光ヘッドに用い
られる光学素子駆動回路68の構成を示す回路図
【図8】 本発明の実施の形態2による光ヘッドにおけ
る収差補正の効果を示す図
【図9】 本発明の実施の形態3による光記録再生装置
の構成を示す模式図
【図10】 従来の光学素子の構成を示す斜視図
【図11】 従来の光学素子の構成を示す断面図
【図12】 従来の光学素子における電圧印加電極10
3の構成を示す平面図
【図13】 基材厚ずれ40μmの場合における球面収
差の一例を示す図
【図14】 従来の光学素子における電圧印加電極10
3の他の構成を示す平面図
【図15】 従来の光学素子におけるセグメント電極部
103aの他の構成を示す平面図
【符号の説明】
10 光学素子 11 第1の基板 12 第2の基板 13 電圧印加電極 13a セグメント電極部 13b 電圧制御電極部 13c 導通部 14 対向電極 17 液晶 19 絶縁部 60 光ヘッド 61 光源 64 光学素子 66 光記録媒体 67 基材厚センサ 68 光学素子駆動回路 90 光記録再生装置 91 モータ 92 処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細美 哲雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H079 AA02 AA12 BA03 CA02 DA04 DA08 EB17 GA03 HA11 KA01 2H088 EA47 HA01 HA03 HA24 HA28 MA20 5D119 AA38 BA01 DA01 DA05 EC01 EC13 JA09 JA30 JA54 JB03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセグメント電極からなるセグメン
    ト電極部と、導電性物質からなり外部から印加された電
    圧を前記導電性物質の抵抗によって分圧して前記複数の
    セグメント電極への印加電圧を生成する電圧制御部と、
    前記セグメント電極部と前記電圧制御部とを接続する導
    通部と、前記導通部間のショートを防ぐ絶縁部とを有す
    る電圧印加電極と、 前記電圧印加電極に対向するように前記電圧印加電極と
    略平行に配置された対向電極と、 前記電圧印加電極と前記対向電極との間に配置された位
    相変化材料からなる位相変化層とを含み、 前記複数のセグメント電極と前記対向電極との間の電圧
    差を変化させることによって、前記位相変化層に入射し
    た光の位相を変化させることを特徴とする光学素子。
  2. 【請求項2】 前記位相変化層の位相変化材料は、前記
    電圧差によって屈折率が変化する材料である請求項1記
    載の光学素子。
  3. 【請求項3】 前記位相変化材料は液晶である請求項2
    記載の光学素子。
  4. 【請求項4】 前記位相変化層の位相変化材料は、前記
    電圧差によって体積が変化する材料である請求項1記載
    の光学素子。
  5. 【請求項5】 前記位相変化材料はPLZTである請求
    項4記載の光学素子。
  6. 【請求項6】 前記絶縁部は薄膜からなる請求項1記載
    の光学素子。
  7. 【請求項7】 前記絶縁部は樹脂からなる請求項1記載
    の光学素子。
  8. 【請求項8】 前記絶縁部は、前記導通部同士が交差す
    る箇所にのみ形成されている請求項1記載の光学素子。
  9. 【請求項9】 前記絶縁部は、前記導通部の複数にまた
    がる箇所に形成されている請求項1記載の光学素子。
  10. 【請求項10】 光記録媒体に記録された情報を光によ
    って読み出す光ヘッドであって、 光源と、 前記光記録媒体と前記光源との間に配置された光学素子
    とを含み、 前記光学素子は、請求項1から請求項9のいずれか1項
    に記載の光学素子であることを特徴とする光ヘッド。
  11. 【請求項11】 光記録媒体に対して信号の記録または
    再生を行う光記録再生装置であって、 前記光記録媒体に対して信号の記録または再生を行う光
    ヘッドを備え、 前記光ヘッドは、光源と、前記光記録媒体と前記光源と
    の間に配置された光学素子とを含み、 前記光学素子は、請求項1から請求項9のいずれか1項
    に記載の光学素子であることを特徴とする光記録再生装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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