JP2009009617A - 光ヘッドと光情報装置とコンピュータと映像記録再生装置と映像再生装置とサーバーとカーナビゲーションシステム - Google Patents

光ヘッドと光情報装置とコンピュータと映像記録再生装置と映像再生装置とサーバーとカーナビゲーションシステム Download PDF

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Hidehiko Wada
秀彦 和田
Yoshiaki Kaneuma
慶明 金馬
Keiichi Matsuzaki
圭一 松崎
Toshiyasu Tanaka
俊靖 田中
Akimasa Sano
晃正 佐野
Kanji Wakabayashi
寛爾 若林
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Abstract

【課題】少なくとも2つの対物レンズを搭載するヘッドにおいて、2つの対物レンズを有するどちらの光学系のコマ収差も調整することができ、どちらの対物レンズから出射される光のスポット特性も良好にし、再生および記録特性が良好となる光ヘッドを提供することを目的とする。
【解決手段】2つの対物レンズをレンズホルダーに直接固定して一方の対物レンズを有する光学系のコマ収差調整は対物レンズをレンズホルダーごと傾けて行い、もう一方の対物レンズを有する光学系のコマ収差調整はコマ収差補正手段を用いて補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ヘッド及び光記録再生装置及びこれを用いたコンピュータ、映像記録再生装置、映像再生装置、サーバー、カーナビゲーションシステムに関するものである。
近年、ディジタルバーサタイルディスク(DVD)はディジタル情報をコンパクトディスク(CD)に対して約6倍の記録密度で記録できることから、大容量の光記録媒体として注目されている。しかしながら、情報の大容量化に伴い更なる高密度な光記録媒体が要望されている。ここで、DVD(波長660nm、開口数(NA)0.6)よりも高密度化を達成するには光源の波長をより短く、対物レンズのNAをより大きくすることが必要となる。例えば405nmの青色レーザーを使用してNA0.85の対物レンズを使用することでDVDの5倍の記録密度が達成されるBlu−rayディスク(BD)がある。このような3種類のディスクに対して再生及び記録を行うためには異なる波長を異なる記録媒体に集光する対物レンズが必要であるが、上記3種類の記録媒体に1つの対物レンズで対応することは非常に困難である。そこで、たとえば光ヘッドにBD対応の対物レンズとDVD及びCDに対応する対物レンズの2つが搭載されている光ヘッドを考える。このような2つの対物レンズを光ヘッドに搭載する場合、それぞれのレンズを調整しなければ大きな収差、特に対物レンズの傾きに起因するコマ収差が発生し再生や記録特性が劣化することになる。この課題に対応した2つの対物レンズが搭載され2つのレンズの相対傾きを調整する事が可能な光ヘッドが特許文献1に提案されている。
ここで図面を参照しながら、上述した従来の光ヘッドの2レンズの傾き調整機構の一例について説明する。
図15は従来の光ヘッドの2レンズの傾き調整機構構成を示す模式図である。ここで、151は第1の対物レンズ、152は第2の対物レンズ、153は傾動ホルダー、154はレンズホルダーである。
第1の対物レンズ151は第1の波長の光を第1の記録媒体に集光するレンズである。第2の対物レンズ152は第1と波長が異なる第2の波長の光を第1の光記録媒体と基材厚や記録容量が異なる第2の光記録媒体に集光するレンズである。傾動ホルダー153は第2の対物レンズが搭載され、底面の一部が球面をなしており第2の対物レンズの傾きを変化させることができるホルダーである。レンズホルダー154は第1及び第2の対物レンズが搭載され、光記録媒体の記録面に光を集光するために光軸方向及び光軸に垂直な方向に制御される図示しない対物レンズアクチュエータに搭載されるホルダーである。
このように構成された傾き調整機構について説明する。2つの対物レンズのうち一方の対物レンズである第1の対物レンズ151はレンズホルダー154に直接搭載され、レンズホルダー30に対する傾き調整はできないのに対して、他方の対物レンズである第2の対物レンズ152は傾動ホルダー153を介してレンズホルダー154に搭載されレンズホルダー154に対して傾き調整が可能である。傾動ホルダー153は底面の一部が球面をなしており、その中心は第2の対物レンズ152の主点位置近傍にある。レンズホルダー154側には球面あるいは円錐面が形成された凹部が設けられ、傾動ホルダー153を摺動可能に保持する。従って第1の対物レンズ151を基準にして第2の対物レンズ152の傾きを調整することで両者の光軸を平行にすることが可能となる。
このような構成にすれば、2つの対物レンズを搭載した光ヘッドにおいて2つの対物レンズの相対角度を調整することができ、どちらの対物レンズで集光される光も収差の少ない良好な光スポットが光記録媒体の記録面上で形成されることができるので安定な再生および記録を行うことができる。
特開平10−11765号公報
しかしながら、上記のような構成の光ヘッドでは、2つの対物レンズの相対角度を調整するために傾動ホルダー153上に接着された第2の対物レンズ152を第1の対物レンズの傾きに合わせるように傾けてレンズホルダー154に接着固定されている。このような構成の場合、対物レンズアクチュエータに搭載される部品が数多くの接着剤で固定されているため、対物レンズアクチュエータの特性、特に高次共振が問題となる。また、上記したように傾けて第2の対物レンズをレンズホルダーに接着固定しているため、温度変化等の環境変化でレンズの傾きが変化してコマ収差が発生し記録再生するときのスポットが劣化し記録再生特性が劣化する。
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、第1及び第2の対物レンズを直接レンズホルダーに搭載し、相対角度を調整する代わりに片方の対物レンズが搭載されている光学系中にコマ収差補正手段を搭載することで相対角度を調整することを行い、どちらの対物レンズで集光される光も収差の少ない良好な光スポットが光記録媒体の記録面上で形成されることができるので安定な再生および記録を行うことができ、さらに対物レンズが直接レンズホルダーに搭載されているので対物レンズアクチュエータの高次共振の問題がなく温度変化等の環境変化があっても対物レンズの傾きは変化しない光ヘッドを提供することを第1の目的とする。また、この光ヘッドを用いることにより記録再生性能が良好な光記録再生装置を提供することを第2の目的とする。また、これを用いることにより記録再生性能が良好なコンピュータ、映像記録再生装置、映像再生装置、サーバー、カーナビゲーションシステムを提供することを第3の目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の光ヘッドは、少なくとも2種類の光記録媒体に対して信号の記録または再生を行う光ヘッドであって、前記光ヘッドは第1の光源と、前記第1の光源と波長が異なる第2の光源と、前記第1の光源から出射された光を前記光記録媒体のうちの第1の光記録媒体に集光する第1の対物レンズと、前記第2の光源から出射された光を前記光記録媒体のうちの第1の光記録媒体と種類が異なる第2の光記録媒体に集光する第2の対物レンズと、前記第1の光源と前記第1の対物レンズとの間に配置され、コマ収差を補正するコマ収差補正手段とを有し、前記光ヘッドにおいて、前記第2の対物レンズは前記第2の対物レンズで形成される光スポットのコマ収差が略0になるように所望の角度だけ傾けられ、前記第1の対物レンズで形成される光スポットのコマ収差が略0になるように前記コマ収差補正手段がコマ収差を発生することを特徴とする。これにより、光源を2つ以上有しているので複数種類の光記録媒体に対応が可能である。さらに、高倍速時の記録及び再生特性が良好である。
上記光ヘッドでは、前記第1の光源の波長は前記第2の光源の波長より長いことが好ましい。これにより、コマ収差補正手段の特性が良好となる。
上記光ヘッドでは、前記第1の光源の波長は450nm以上であることが好ましい。これにより、コマ収差補正手段の特性が良好となる。
上記光ヘッドでは、前記第2の光源の波長は450nm以下であることが好ましい。これにより、高密度の光記録媒体に対応することが可能となる。
上記光ヘッドでは、前記第1の光源と前記第1の対物レンズの間もしくは前記第2の光源と前記第2の対物レンズの間に球面収差を補正する球面収差補正手段が配置されていることが好ましい。これにより、記録及び再生特性がさらに良好となる。
上記光ヘッドでは、前記コマ収差補正手段はラジアル方向及びタンジェンシャル方向のどちらの方向にもコマ収差を発生することが好ましい。これにより、2方向の収差を補正できるので記録及び再生特性が良好となる。
上記光ヘッドでは、前記コマ収差補正手段が透明な導電性薄膜を有する一対の基板間に配置された位相変化層を含む光学素子であることが好ましい。これにより、コマ収差をメカ的な可動手段を用いることがなくコマ収差を補正することが可能となるためコマ収差補正手段が小型化でき、これにより光ヘッドの小型化が可能となる。
上記光ヘッドでは、前記位相変化層は屈折率が変化する材料であることが好ましい。これにより入射した光の位相を容易に変化させることができる。
上記光ヘッドでは、前記位相変化層が液晶であることが好ましい。これにより入射した光の位相を変化させるために印加する電圧が小さくてすむ。
上記光ヘッドでは、前記位相変化層は体積が変化する材料であることが好ましい。これにより、入射した光の位相を容易に変化させることができる。また、偏光方向には依存せず位相を与えることが可能となる。
上記光ヘッドでは、前記位相変化層がPLZTであることが好ましい。これにより、コマ収差補正手段を薄くすることができる。
上記光ヘッドでは、前記球面収差補正手段が1つのレンズ群で構成されていることが好ましい。これにより、往路、復路どちらにも球面収差補正が可能となり、光ヘッドの性能が向上する。
上記光ヘッドでは、前記球面収差補正手段が正レンズ群と負レンズ群で構成されていることが好ましい。これにより、往路、復路どちらにも球面収差補正が可能となり、光ヘッドの性能が向上する。
上記光ヘッドでは、前記球面収差補正手段が透明な導電性薄膜を有する一対の基板間に配置された位相変化層を含む光学素子であることが好ましい。これにより球面収差をメカ的な可動手段を用いることがなく球面収差を補正することが可能となるためで球面収差補正手段が小型化でき、これにより光ヘッドの小型化が可能となる。
上記光ヘッドでは、前記位相変化層により入射された光を発散光もしくは収束光に変換することが好ましい。これにより対物レンズがシフトしても他の収差が発生しないので光ヘッドの性能が劣化しない。
上記光ヘッドでは、前記第1の光源から前記第1の対物レンズの間もしくは前記第2の光源から前記第2の対物レンズの間もしくは前記第1の光源から前記第1の対物レンズの間及び前記第2の光源から前記第2の対物レンズの間にn/4波長板(nは1以上の奇数)を配置したことが好ましい。これにより、光の利用効率を高くすることが可能となる。
上記光ヘッドでは、前記n/4波長板(nは1以上の奇数)は表裏認識マーカーを設けたことが好ましい。これにより、n/4波長板の表裏を間違うことなく光ヘッドに搭載することが可能となる。
上記光ヘッドでは、前記表裏認識マーカーは切りかきであることが好ましい。これにより、n/4波長板を所望の大きさに切断するときと同じ工程でつけることが可能となるので均一な位置に形成できる。また低コスト化につながる。
上記光ヘッドでは、前記表裏認識マーカーはパターニングされたマーカーであることが好ましい。これにより、さらに表裏判別が容易になる。
上記光ヘッドでは、前記第1の光記録媒体もしくは前記第2の光記録媒体が記録層を2つ以上有する多層光記録媒体であることが好ましい。これにより、記録密度の高密度化に向く。
上記光ヘッドでは、前記第1の対物レンズもしくは前記第2の対物レンズのNAが0.7以上であることが好ましい。これにより、記録密度の高密度化に向く。
上記光ヘッドでは、前記NAが0.7以上である対物レンズにおいて傾斜角度が大きい面には単層の反射防止膜を、傾斜角度が小さい面には多層の反射防止膜を設けたることが好ましい。これにより、対物レンズのスポット径を小さくすることが可能となり、光ヘッドの再生及び記録特性が良好となる。
上記光ヘッドでは、前記コマ収差補正手段は第1の光記録媒体が傾いたときに発生するコマ収差を補正する補正手段をかねることが好ましい。これにより、さらに再生及び記録特性が良好となる。また、別の手段を用いずに光記録媒体が傾いたときに発生するコマ収差を補正することができるので光ヘッドの小型化に向く。
上記目的を達成するため、本発明の光ヘッドの組み立て方法は、少なくとも2種類の光記録媒体に対して信号の記録または再生を行う光ヘッドの組み立て方法であって、前記光ヘッドは第1の光源と、前記第1の光源と波長が異なる第2の光源と、前記第1の光源から出射された光を前記光記録媒体のうちの第1の光記録媒体に集光する第1の対物レンズと、前記第2の光源から出射された光を前記光記録媒体のうちの第1の光記録媒体と種類が異なる第2の光記録媒体に集光する第2の対物レンズと、前記第1の光源と前記第1の対物レンズとの間に配置され、コマ収差を補正するコマ収差補正手段とを有し、前記光ヘッドは前記第2の対物レンズは前記第2の対物レンズで形成される光スポットのコマ収差が略0になるように所望の角度だけ傾けられ、前記第1の対物レンズで形成される光スポットのコマ収差が略0になるように前記コマ収差補正手段はコマ収差を発生させて組み立てられていることを特徴とする。これにより、光源を2つ以上有しているので複数種類の光記録媒体に対応する光ヘッドを組み立てることが可能となる。さらに、高倍速時の記録及び再生特性が良好となる。
上記目的を達成するため、本発明の光情報装置は、光記録媒体に対して信号の記録または再生を行う光情報装置であって、前記光記録媒体に信号の記録または再生を行う請求項1から23のいずれかに記載の光ヘッドを備えることを特徴とする。これにより、記録再生性能が良好な光情報装置を実現することが可能となる。
上記目的を達成するため、本発明のコンピュータは、請求項25記載の光情報装置を外部記憶装置として備えることを特徴とする。これにより、記録再生性能が良好なコンピュータを実現することが可能となる。
上記目的を達成するため、本発明の映像記録再生装置は、請求項25記載の光情報装置を備え、光記録媒体に映像を記録し、および再生することを特徴とする。これにより、記録再生性能が良好な映像記録再生装置を実現することが可能となる。
上記目的を達成するため、本発明の映像再生装置は、請求項25記載の光情報装置を備え、光記録媒体から映像を再生することを特徴とする。これにより、再生性能が良好な映像再生装置を実現することが可能となる。
上記目的を達成するため、本発明のサーバーは、請求項25記載の光情報装置を外部記憶装置として備えることを特徴とする。これにより、記録再生性能が良好なサーバーを実現することが可能となる。
上記目的を達成するため、本発明のカーナビゲーションシステムは、請求項25記載の光情報装置を外部記憶装置として備えることを特徴とする。これにより、記録再生性能が良好なカーナビゲーションシステムを実現することが可能となる。
以上のように本発明によれば、2つの対物レンズをレンズホルダーに直接固定して一方の対物レンズを有する光学系のコマ収差調整は対物レンズをレンズホルダーごと傾けて行い、もう一方の対物レンズを有する光学系のコマ収差調整はコマ収差補正手段を用いて補正することで2つの対物レンズを有するどちらの光学系のコマ収差を調整することができどちらの対物レンズから出射される光のスポット特性は良好になり再生および記録特性が良好となる。また、レンズホルダーに2つのレンズが直接接着固定されているので対物レンズアクチュエータの特性が良好となり、高倍速時の記録及び再生特性が良好になる。また、温度変化等の環境変化があっても傾きが変化することがないので環境変化時の再生および記録特性が良好である。
また、この光ヘッドを用いることで、高性能な高密度記録/再生が可能な光情報装置を実現することが可能となる。
さらに、この光情報装置を用いることにより記録再生性能が良好なコンピュータ、映像記録再生装置、映像再生装置、サーバー、カーナビゲーションシステムを実現することが可能となる。
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における光ヘッド装置の線図的概略説明図、図2は本発明の実施の形態1における光ヘッド装置の概略斜視図である。
図1において、1は第1の光源、2はビームシェーパ、3は偏光ビームスプリッタ、4は第1のコリメータレンズ、5は立ち上げプリズム、6は1/4波長板、7は回折レンズ、8は第1の対物レンズ、9は第1の光記録媒体、10は第1の回折格子、11は検出レンズ、12は第1の光検出器、13は第1の集積ユニット、14は前光ホログラム、15はウェッジビームスプリッター、16は第2のコリメータレンズ、17はコマ収差補正手段、18は偏光ホログラムユニット、19は第2の対物レンズ、20は第2の光記録媒体、21は第3の光記録媒体、22は第2の集積ユニット、23はリレーレンズ、24は第2の光源光量制御用光検出器、25は第1の光源1から出射された光、26は第1の集積ユニット13から出射された光、27は第2の集積ユニット22から出射された光、28は対物レンズ駆動手段(対物レンズアクチュエータ)であり、第1のコリメータレンズ4と図示しない1軸アクチュエーターとで球面収差補正手段を構成している。
ここで、第1の光源1は、例えばGaN系の半導体レーザー素子(波長390〜450nm)で構成され、第1の光記録媒体9の記録層に対し、記録再生用のコヒーレント光を出力する光源である。ビームシェーパ2は凸面と、その反対側に凹面の両シリンドリカル面を持つレンズであり、第1の光源1から出射された楕円形の光を円形に変換するレンズであり、光の利用効率を高めることができる。偏光ビームスプリッタ3はある直線偏光に対しては5%の透過率、95%の反射率を有し、前記直線偏光に対して直交する直線偏光に対しては100%の透過率を有する特性である。第1のコリメータレンズ4は第1の光源1から出射された発散光を平行光に変換するレンズである。また、球面収差補正手段は第1の光記録媒体9の基材厚が最適基材厚より異なったときに生じる球面収差を補正するためのものであり、第1のコリメータレンズ4と図示しない一軸アクチュエータで構成されており、第1のコリメータレンズ4の位置を変えることで上記球面収差を補正することが可能である。立ち上げプリズム5は5a面と5b面を有し、どちらにも多層膜が形成されており、5a面で第1の光源1から出射された光を100%反射させ、5b面で第1及び第2の集積ユニット13及び22から出射された光を100%反射させ、それぞれの光を第1から第3の光記録媒体9、20、21の方向に向かわせる光学素子である。1/4波長板6は複屈折材料で形成されており、直線偏光を円偏光に変換する光学素子である。回折レンズ7は回折格子がレンズ面上に形成されており、たとえば再生から記録への切り替え時に第1の光源1の波長が変わったときの屈折率変化による第1の対物レンズ8の焦点距離変化を抑えることができる。第1の対物レンズ8は第1の光記録媒体9の記録層に光を集光するレンズであり、開口数(NA)が0.85である。第1の回折格子10(パターンは図示しない)は透過率が80%で、±1次回折効率が8%の特性で回折光を用いてトラッキング誤差信号を得ることができる。検出レンズ11は、入射面が円筒面で、出射面がレンズ光軸に対し回転対称面になっており、入射光に対していわゆる非点収差法によるフォーカス誤差信号の検出を可能とするための非点収差を与えるものである。第1の光検出器12は第1の光記録媒体9の記録層で反射された光を受光して光を電気信号に変換するものである。第1の集積ユニット13は第2の光源13a(波長640〜680nm)と第2の光検出器(図示しない)と第1の光源光量制御用光検出器(図示しない)とが内蔵されている素子である。前光ホログラム14は一部に反射型のホログラムが形成されており、このホログラムで反射された光が第1の集積ユニット13の中の第1の光源光量制御用光検出器に集光され第1の光源光量制御用光検出器から出力される電気信号をもとに第2の光源13aのパワーを制御する。ウェッジビームスプリッター15は第1の集積ユニット13から出力された光は100%反射し、第2の集積ユニット22から出力される光は95%透過し5%反射する波長選択素子である。この素子は透過した発散光の収差を補正するために透過する2つの面が非平行になっている。第2のコリメータレンズ16は第1の集積ユニット13から出射された発散光を平行光に変換するレンズである。コマ収差補正手段17は後で詳細に述べるが液晶で形成されており、入射した光にコマ収差を与える光学素子である。偏光ホログラムユニット18は偏光ホログラム18aと第2の光源13aの波長に対しては1/4波長板としての特性で第3の光源22aの波長に対しては4/4波長板としての特性を有する複屈折材料、たとえば水晶や樹脂で形成されている波長板18bを貼り合わせた光学素子である。ここで、偏光ホログラム18aは特開平6−27322号公報に開示されているので詳細には述べないが、複屈折を有するニオブ酸リチウム基板の所定の一部をプロトン交換し、そのプロトン交換部をエッチングして構成され、異常光線の透過率を100%、常光線に対しては回折格子として作用する光学素子である。第2の対物レンズ19は第2の光源13aから出射された光を第2の光記録媒体20の記録層に集光し、第3の光源22aから出射された光を第3の光記録媒体21の記録層に集光するレンズであり、第2の光源13aの光に対して開口数(NA)が0.6である。第2の集積ユニット22は第3の光源22a(波長760〜800nm)と第3の光検出器(図示しない)と3ビーム用回折格子22bとが内蔵されている素子である。リレーレンズ23は第2のコリメートレンズ16の光の取り込み効率を変化させるレンズである。第2の光源光量制御用光検出器24はウェッジビームスプリッター15で反射された光を受光し出力される電気信号をもとに第2の集積ユニット22中の第3の光源22aのパワーを制御する。対物レンズ駆動手段(対物レンズアクチュエータ)28は、第1及び第2の対物レンズ8と19を、第1から第3の光記録媒体9、20、21の記録面と直交するフォーカシング方向Fおよび光記録媒体のトラッキング方向Tの両方向に、移動可能である。
このように構成された光ヘッドの動作について説明する。図1において、方向Tは第1及び第2の対物レンズ8及び19の光軸に対して垂直であり、かつ、第1から第3の光記録媒体9、20、21のトラック溝延伸方向に対して略垂直な方向(紙面に垂直方向)、方向Fは第1または第2の対物レンズ8または19の光軸方向すなわちフォーカシング方向である。また、T軸は、第1から第3の光記録媒体9、20、21の内周、外周を記録再生する際に光ヘッドを動かす方向である。Y軸はT軸に垂直な方向であり、また、第2の対物レンズ19の位置において、第1から第3の光記録媒体9、20、21のトラック溝延伸方向に対して略平行な方向でもある。これらの軸表示は、立ち上げプリズム5から第1から第3の光記録媒体9、20、21の範囲に関して表示している。他の部分は、描きやすさのためY軸回りに90°回転して表示している。位置関係は図2において、より明確に表した。
第1の光源(短波長光源で例えば青色光源)1から放射された光25はビームシェーパ2により楕円形状から円形状にビーム整形され、偏光ビームスプリッタ3で95%は反射され、第1のコリメートレンズ4によって平行度を変換し、断面が略3角形の立ち上げプリズム5の斜面5aによって反射され光軸を記録密度の高い第1の光記録媒体9(たとえばBlu−rayディスク)に対して直角の方向に折り曲げる。立ち上げプリズム5で反射された光は1/4波長板6により直線偏光から円偏光に変換され、回折レンズ7を透過し、第1の対物レンズ8により第1の光記録媒体9の記録面上に収束される。ここで、第1のコリメートレンズ4は平行度を緩くする、すなわち、発散度を緩和する事が望ましいが、2枚の凹凸レンズを組み合わせてもよい。あとで述べる様に球面収差を補正するために第1のコリメートレンズ4をその光軸方向に動かす際には、第1のコリメートレンズ4を2枚の凹凸レンズで構成するのであれば、2枚の内の1枚だけを移動すればよい。また、第1の光記録媒体9の記録面にて反射された円偏光の光は第1の対物レンズ8、回折レンズ7を透過し、1/4波長板6により円偏光から第1の光源1から出射された直線偏光と直交する方向の直線偏光に変換される。この直線偏光の光は立ち上げプリズム5で反射され、第1のコリメートレンズ4を透過し、偏光ビームスプリッタ3の接合面を透過して最終面で反射しその光軸方向を直交させ、第1の回折格子10により80%が透過され、±1次光あわせて16%が回折する。この透過光及び回折光は検出レンズ11を透過して非点収差が与えられ、第1の光検出器12に入射される。第1の光検出器12によって光電変換され、情報信号、サーボ信号(焦点制御のためのフォーカス誤差信号や、トラッキング制御のためのトラッキング誤差信号)を得るための電気信号を得る。また、第1の光源1から出射された光のうちで偏光ビームスプリッタ3を透過した5%の光は図示していない光源光量制御用光検出器で受光し、光源光量制御用光検出器から出力される電気信号をもとに第1の光源1のパワーを制御する。なお、立ち上げプリズム5の断面は3角形であるが、頂点(プリズム全体としてみれば稜線)を面取りして、チッピング(欠け)を防止してもよい。この場合を含め、断面は略3角形と称する。
また、第2の集積ユニット13中に内蔵されている第2の光源13a(例えば赤色光源)から放射された光26は前光ホログラム14を透過し、ウェッジビームスプリッター15で反射され、第2のコリメートレンズ16によって平行度を変換(例えば略平行光へ)され、立ち上げプリズム5の、上記とは別の面5bによって光軸を記録密度の低い第2の光記録媒体20(例えばDVD)に対して直角の方向に折り曲げる。立ち上げプリズム5で反射された光はコマ収差補正手段17により必要とするコマ収差を与えられ、偏光ホログラムユニット18の偏光ホログラム18aを透過し、波長板18bにより直線偏光から円偏光に変換され、第2の対物レンズ19により第2の光記録媒体20の記録面上に収束される。第2の光記録媒体20の記録面にて反射された光は、第2の対物レンズ19を透過し、偏光ホログラムユニット18の波長板18bにより円偏光から第2の光源13aから出射された直線偏光と直交する方向の直線偏光に変換され、偏光ホログラム18aによりほとんどが回折され、この回折光はコマ収差補正手段17を透過し、立ち上げプリズム5を反射され、第2のコリメートレンズ16を透過し、ウェッジビームスプリッター15で反射され、前光ホログラムを透過し第1の集積ユニット13中の第2の光検出器(図示しない)に入射される。図示していない第2の光検出器(例えば光源と光検出器の集積ユニット13に内蔵)によって光電変換され、情報信号、サーボ信号(焦点制御のためのフォーカス誤差信号や、トラッキング制御のためのトラッキング誤差信号)を得るための電気信号を得る。光検出器は、例えば光源と光検出器の集積ユニット13に内蔵すれば、光ヘッドの小型、薄型化を実現でき、安定性を得ることができる。また、第2の光源13aから出射された光の一部は前光ホログラム14で反射され、第1の集積ユニット13中に内蔵されている第1の光源光量制御用光検出器(図示しない)に集光され第1の光源光量制御用光検出器から出力される電気信号をもとに第2の光源13aのパワーを制御する。
また、さらに上記2種の光記録媒体よりも記録密度の低い第3の光記録媒体21(例えばコンパクトディスク:CD)の再生または記録を行うためには、第2の集積ユニット22中に内蔵されている第3の光源22aを備えて、第3の光源22a(例えば赤外光源)から放射された光27をリレーレンズ23を透過し、ウェッジビームスプリッター15を95%透過、5%反射し、透過光は第2のコリメートレンズ16により平行度を変換(例えば略平行光へ)し、立ち上げプリズム5の、面5bによって光軸を記録密度の低い第3の光記録媒体21に対して直角の方向に折り曲げる。立ち上げプリズム5で反射された光はコマ収差補正手段17を透過しコマ収差が与えられ、偏光ホログラムユニット18の偏光ホログラム18aを透過し、波長板18bを透過し(入射した光の偏光方向は変換されない)、第2の対物レンズ19により第3の光記録媒体21の記録面上に収束される。第3の光記録媒体21の記録面にて反射された光は第2の対物レンズ19を透過し、偏光ホログラムユニット18の波長板18bでは偏光は変換されず、そのため偏光ホログラム18aでは回折されず透過することになる。偏光ホログラムユニット18を透過した光はコマ収差補正手段17を透過し立ち上げプリズム5を反射し第2のコリメートレンズ16、ウェッジビームスプリッター15、リレーレンズ23を透過しホログラム22bなどの分岐手段によってはじめとは別の方向に分岐され、図示していない第3の光検出器(例えば光源と光検出器の第2の集積ユニット22に内蔵)によって光電変換され、情報信号、サーボ信号(焦点制御のためのフォーカス誤差信号や、トラッキング制御のためのトラッキング誤差信号)を得るための電気信号を得る。また、第3の光源22aから出射された光の一部はウェッジビームスプリッター15で反射され、第2の光源光量制御用光検出器24に集光され第2の光源光量制御用光検出器24から出力される電気信号をもとに第3の光源22aのパワーを制御する。光検出器は、例えば光源と光検出器の集積ユニットに内蔵すれば、光ヘッドの小型、薄型化を実現でき、安定性を得ることができる。
また、上記において分岐手段はそれぞれ異なるものを例示したがいずれを用いても構成可能である。
次に、コマ収差補正手段17について詳細に述べる。ラジアル方向及びタンジェンシャル方向の直交するコマ収差を補正することができる光学素子が特開平11−110802号公報に開示されており、この光学素子について簡単に述べる。図3に上記光学素子の断面図を、図4に光学素子に用いられているパターン図を示す。図3において、31は第1の基板、32は第1の基板31に略平行に配置された第2の基板、33は第1の基板31と液晶37との間に配置された第1の電圧印加電極、34は第1の電圧印加電極33に対向するように第1の電圧印加電極に略平行に配置された第2の電圧印加電極、35は第1の電圧印加電極33を覆うように形成された透光性樹脂膜、36は第2の電圧印加電極34を覆うように形成された透光性樹脂膜と、37は透光性樹脂膜35及び36の間(第1の電圧印加電極33と第2の電圧印加電極34との間)に配置された液晶、38は液晶37を囲むように透光性樹脂膜35及び36の間に配置された封止樹脂である。ここで、第1の基板31及び第2の基板32は、たとえばガラスからなり、透光性である。また、第1の電圧印加電極33は液晶37に所望の電圧を印加するための電極である。第1の電圧印加電極33は、第1の基板31の内側(液晶37側)の主面上に形成されている。また、第2の電圧印加電極34は、液晶37に所望の電圧を印加するための電極であり、第1の電圧印加電極33とともに、液晶37に第1及び第2の電圧印加電極を用いて合成された所望の電圧を印加する。第2の電圧印加電極34は、第2の基板32の内側(液晶37側)の主面上に形成されている。第1及び第2の電圧印加電極33及び34は、透光性であり、たとえばITOからなりそれぞれ所望の電圧を与えるためにパターンが形成されている。また、透光性樹脂膜35及び36は、液晶37を所定の方向に配向させるための配向膜であり、たとえばポリビニルアルコール膜からなる。透光性樹脂膜35または36をラビング処理することによって、液晶37を所定の方向に配向させることができる。また、液晶37は、入射した光の位相を変化させる位相変化層として機能する。液晶37は、たとえばネマチック液晶からなる。第1の電圧印加電極33と第2の電圧印加電極34との間の電圧差を変化させることによって液晶37の屈折率を変化させることができ、これによって入射した光の位相を変化させることができる。また、封止樹脂38は、液晶37を封止するためのものであり、たとえばエポキシ樹脂からなる。また、第1及び第2の電圧印加電極33及び34は図3(それぞれa及びb)に示したようなセグメント電極で構成されている。このように構成された光学素子の動作について説明する。外部から制御電圧が光学素子の第1及び第2の電圧印加電極33及び34のセグメント電極のそれぞれに印加され、本発明の光学素子に入射される光にパターンに対応した位相を与えるようにする。図4に示したパターンでは入射した光にラジアル及びタンジェンシャル方向のコマ収差の波面を与えることが可能となる。
次に、上記した光学素子17を用いて光ヘッドを調整することについて述べる。図5に対物レンズアクチュエータ28に搭載されるレンズホルダーとレンズホルダーに搭載されている第1及び第2の対物レンズ8及び19の断面図を示す。図5において51はレンズホルダーである。2つの対物レンズ8及び19はレンズホルダー51に直接接着固定されている。また、レンズホルダー51は対物レンズアクチュエータ28に接着固定されている。ここで、たとえば、第1の光源1から出射される光の第1の対物レンズ19を出射後のコマ収差を干渉計等の収差測定器でモニターしてこのコマ収差が0になるように対物レンズアクチュエータ28を傾ける。レンズはその作製誤差によりレンズそのものにコマ収差があり、レンズを透過した光はコマ収差を有することになる。本発明の光学系ではビームシェーパ2、第1のコリメートレンズ4、回折レンズ6、第1の対物レンズ8がコマ収差を有しておりこの第1の光源1から出射される光を第1の光記録媒体9に集光する光学系トータルでは大きなコマ収差を有することになる。また、第1の対物レンズ8は入射する光の光軸に対して傾けることでコマ収差が発生するので第1の対物レンズ8を傾けることで発生するコマ収差を用いて光学系が有するコマ収差を補正することが可能となる。このように第1の光源1から出射された光に対して対物レンズアクチュエータ28を傾けてしまうので、第2及び第3の光源13a及び22aから出射された光に対して第2の対物レンズ19もある傾きになる。従って、第2の対物レンズ19を傾けて発生するコマ収差を用いて第2の対物レンズ19を有する光学系のコマ収差を補正することができなくなる。そこで、第2の対物レンズ19の傾きや第2の対物レンズ19を有する光学系が有するコマ収差の総和を上記したコマ収差補正手段17を用いて補正することで第2の対物レンズ19を有する光学系のコマ収差調整を行う。ここで、調整時にコマ収差補正手段17に印加した電圧の情報についてはこの光ヘッドを搭載する装置で管理する。そのためにはたとえば、光ヘッドにメモリを搭載しこのメモリに記憶すればよい。このようにすれば、従来例で述べたように対物レンズを傾動ホルダー等の別部材に接着固定した物をレンズホルダーに接着固定するような接着が多い状態を構成することがないため対物レンズアクチュエータの特性、特に高次共振特性が良好となり高倍速時の再生及び記録特性が良好となる。また、レンズホルダー51に傾いた状態で対物レンズを取り付けないので温度変化等の環境変化で傾きが変化することはない。
次に、液晶を用いたコマ収差補正手段17の搭載箇所について述べる。液晶を用いたコマ収差補正手段17は図3に示した構成であるが、電圧印加電極はITO膜で構成されており、この膜は450nm以下では吸収があるため電圧を印加して駆動するコマ収差補正手段17は450nm以下の波長の光に対する透過率が悪くなる。そこで、上記のコマ収差補正手段17は長波長光源に対応する光学系中に配置することが望ましい。
また、高NAの対物レンズである第1の対物レンズ8はその作製が難しく大きなコマ収差を有することになる。そこで、第1の対物レンズ8を有する光学系はコマ収差が大きい。そのため、第1の対物レンズ8を有する光学系のコマ収差を補正するために対物レンズアクチュエータ28を傾けて補正する場合大きく傾ける必要がある。ここで、高NAの対物レンズの光記録媒体までの距離(作動距離)は小さくなるため対物レンズアクチュエータを大きく傾ける場合作動距離の確保が困難となる。そこで、コマ収差補正手段は高NAの対物レンズを有する光学系中に搭載することが望ましい。
以上述べたように、2つの対物レンズをレンズホルダーに直接固定して一方の対物レンズを有する光学系のコマ収差調整は対物レンズをレンズホルダーごと傾けて行い、もう一方の対物レンズを有する光学系のコマ収差調整はコマ収差補正手段を用いて補正することで2つの対物レンズを有するどちらの光学系のコマ収差を調整することができどちらの対物レンズから出射される光のスポット特性は良好になり再生および記録特性が良好となる。また、レンズホルダーに2つのレンズが直接接着固定されているので対物レンズアクチュエータの特性が良好となり、高倍速時の記録及び再生特性が良好になる。また、温度変化等の環境変化があっても傾きが変化することがないので環境変化時の再生および記録特性が良好である。
なお、コマ収差補正手段17を光記録媒体が傾いたときに発生するコマ収差を補正することと兼用すればさらに再生及び記録特性が良好となる。
ここで、1/4波長板6について述べる。光ヘッドの薄型化のために1/4波長板6を薄型化するため水晶1枚で構成した場合を考える。この場合、1/4波長板6に入射する光の入射角度や入射方向(表及び裏)により1/4波長板6の特性が変化することが知られている。すなわち、1/4波長板6の取り付け方を間違えた場合、入射する直線偏光が円偏光に変換されなくなり、第1の光記録媒体9からの反射光のほとんどが第1の光源1から出射された直線偏光と同じ直線偏光になるため偏光ビームスプリッタ3を透過せず第1の光検出器12に光が入射されない状態になり、第1の光記録媒体9の再生及び記録ができなくなる。この課題に対応するため図6に示したように波長板に表裏識別マーカーを設ける。本実施例では表裏識別マーカーとして波長板の一部に切りかきをいれている。また、切りかきの付け方は1/4波長板6を所望の大きさに切断する際に切断する刃の入れる深さを変えて切りかきを形成すれば作製工程が同じになるため切りかきの位置が一定の場所に作ることができばらつき要因が無くなる。また切りかきをつけてもコストアップにつながらない。なお、パターニングを行い表裏識別マーカーを形成しても何ら問題はない。上記1/4波長板は第1の光源1と第1の対物レンズ8の間に配置されている場合について述べたが第2もしくは第3の光源13aもしくは22aから第2の対物レンズ19の間に配置される場合であっても表裏を判別することのできる本発明の1/4波長板を用いることは有効である。
また、第1及び第2の対物レンズ8、19は、対物レンズアクチュエータ28の所定の位置にそれぞれ固定されている。対物レンズ8と19はY方向つまり光記録媒体のトラック溝の延伸方向に略平行に並べることが望ましい。これと直角方向に並べると、光記録媒体の最外周や最内周へアクセスしたときに使っていない対物レンズが内側の、光記録媒体を回転させるモータにぶつかったり、外側は機器の外装と干渉する恐れがある。Y方向に対物レンズ8と19を並べることにより、光記録媒体を回転させるモータなどに光ヘッドがぶつかることなく異種光記録媒体の互換が可能である。
図2は先に述べたように本発明の実施の形態1における光ヘッドの概略斜視図である。光記録媒体9、20、21は簡単のため省略した。30は図1では省略してあったスピンドルモータ(光記録媒体を回転させるモータ)である。また、第1の対物レンズ9はNA0.85またはより大きな開口数である。開口数が大きいので、光記録媒体に対して記録あるいは再生を行う場合、光記録媒体に光が入射する面から記録面までを満たす透明基材の厚みに対して球面収差が顕著に発生する。本実施例では第1のコリメートレンズ4を第1のコリメートレンズ4の光軸方向へ移動することにより第1のコリメートレンズ4から第1の対物レンズ8へと向かう光の発散収束度を変化させる。第1の対物レンズ8に入射する光の発散収束度が変化すると球面収差が変化するのでこれを利用して基材厚差に起因する球面収差を補正する。29は、第1のコリメートレンズ4を第1のコリメートレンズ4の光軸方向へ移動するための駆動手段である。具体的にはステッピングモーターやブラシレスモーターなどを用いることができる。図では省略しているが、第1のコリメートレンズ4を保持するホルダと、駆動手段29の駆動力をホルダへ伝える歯車を備える。第1のコリメートレンズ4を保持するホルダは、第1のコリメートレンズ4と一体成型すれば、部品点数の削減を図ることもできる。なお、追記型DVDにおいても2層ディスクが存在し、このディスクに対応するために球面収差補正手段を配置すればさらに再生及び記録特性は良好になる。そこで第2の光源から第2の対物レンズの間に球面収差補正手段を設けても良い。
ここで、球面収差補正を第1のコリメートレンズの位置を変えて行うため偏光ビームスプリッタ3と立ち上げプリズム5の距離は大きな空間が必要である。この空間を確保しながら光ヘッド全体の大きさを小さくする必要がある。ここで、第2の光源13aもしくは第3の光源22aから第2の対物レンズ19の集光点までの距離が第2及び第3の光源13a及び22aの発振器長の整数倍であるとき第2及び第3の光源13a及び22aへの戻り光で大きなノイズが発生し再生及び記録特性が劣化する。通常これを回避するために光学系の全長を発振器長の整数倍からはずれるように設計するが本発明の光ヘッドでは球面収差補正のために大きな空間を確保しかつ光ヘッドの大きさをできる限り小型化するために上記の光学長の変化のためにある厚さを有したガラス板を搭載することで対応する事ができる。これはある空間にガラスがあるとその屈折率分だけ光学長がのびるからである。搭載場所は収束光中や平行光中の何処でも何ら問題ないが第2の光源13aと第3の光源22aに対応する光学系の共通部の所に搭載すれば2つの光学系のどちらも光学長を変えることができ部品点数を減らすことが可能となり、共通でないところに搭載すれば光学系個々に光学長を変えることができ光学長の微調が可能となる。
ここで、第1及び第2の対物レンズ8及び19を光記録媒体の内周側(半径20mm程度)まで移動可能にするためには、スピンドルモータ30との間を小さくしておく必要がある。そのためには、球面収差補正のために第1のコリメートレンズ4を移動させる駆動手段29を、第1のコリメートレンズ4の光軸を中心にして、R方向に関して、スピンドルモータ30の反対側へ配置する。あるいは、球面収差補正のために第1のコリメートレンズ4を移動させる駆動手段29を、第1及び第2の対物レンズ9及び19の中心を結ぶ線を中心にして、R方向に関して、スピンドルモータ30の反対側へ配置する。言い換えると、光記録媒体の外周側へ駆動手段30を配置する。このようにすることにより、球面収差の補正と内周側への移動を両立することができる。
また、第1のコリメートレンズ4の光軸をY軸に略平行にすることにより第1及び第2の対物レンズ8及び19や複数の波長の光源を含む光学系をT方向に細くして、光記録媒体の、より内周側での再生や書き込みを実現することが可能になる。
青色LD光源は駆動電圧が5V程度以上である。赤色LD光源が3V程度であるのに比べると駆動電圧が高いため、消費電力が多く、それだけ発熱も多いため、温度上昇に注意が必要である。さらに、電気ノイズが信号に乗る前に増倍することによって信号/雑音の比率を高くするために、光検出器と信号増幅用のアンプを同じチップ上に作り込むことが望ましいが、アンプも通電により発熱するため青色と近接すると青色LD光源の温度上昇を加速するという課題に対しては、図1や図2に示したように、青色LD光源1と、第1の光検出器12を第1のコリメートレンズ4の光軸に対して、T軸方向に関して反対方向に配置する。これによって、光検出器とアンプを集積化して高い信号/雑音比を得ると共に、青色LD光源の温度上昇を防止できるという効果を得ることができる。
さらに、青色光源や赤色光源を使う光記録システムは短い波長を使用することにより記録密度を上げ、大容量の記録再生を行うことを目的としている。大容量の情報を扱うためには情報の記録再生速度も速くする必要があり。特に記録する際には、出射光強度を高速に変化させて高速に記録を行う必要がある。すなわち光強度を高速に変調するために、青色LD光源を発光させるために流す電流を高速に変調する必要がある。さらにそのためには電流を制御する回路あるいは大規模集積回路(LSI)を光源に近接して配置する必要がある。発光電流を制御する回路は青色も赤色も共通部分が多いので、単一のLSIで構成することが、回路の小型化のために必要である。以上のことをまとめると発光電流を制御する回路を単一のLSIで構成し(図では省略)、かつその近傍に青色光源と赤色光源を配置することが望ましい。また、光記録媒体のより内周側まで記録再生を可能にするために、これら光源は光記録媒体の外周側へ配置することが望ましい。
なお、第1の光源1から出射される光25と、第2の光源13aから出射れる光26、あるいは、第3の光源22aから出射れる光27が立ち上げプリズム5へ入射する光軸は互いに平行であることが望ましい。それによって、反射面5aと反射面5bを、ともに紙面に対して垂直に設定し、かつ、対物レンズへの入射角度を対物レンズの光軸と平行にできる。反射面5aと反射面5bを、ともに紙面に対して垂直に設定できるので、立ち上げプリズム5は紙面に垂直方向に長く作成したバーを切断して効率よく作成することが可能になり、低コストに作成可能となる。
また、第2の対物レンズ19は光記録媒体の略中心を通り光ヘッドを内外周へとシーク動作によって移動する線上に配置させることが望ましい。こうすることによって例えば、ホログラム22bの部材の一部に回折格子を形成し、サブビームを形成し、これを利用して3ビーム法によるトラッキング誤差信号検出を行うことが可能であり、安定な信号検出を行うことができる。また、このとき、第1の対物レンズ8は光記録媒体の略中心を通り光ヘッドを内外周へとシーク動作によって移動する線上からはずれることになるので、サブビームを用いない1ビーム法によってトラッキング誤差信号を検出することが望ましい。
なお、図示しているように、第1の光源1を半導体レーザにする場合、その側に凸の、反対側に凹の両シリンドリカル面を持つレンズを光源1の近傍に設けることにより、光源1から放射される光ビームの遠視野像が楕円形であるところをより円形に近づけて光の利用効率を高めることができる。また、凸レンズ作用を持つ回折レンズ6を光路中に設けることにより、波長が変わったときの屈折率変化による第1の対物レンズ8の焦点距離変化を抑えることができる。ここで、回折レンズ7を、曲率を持った面上に作製することにより、0次回折光、すなわち、回折レンズの作用を受けなかった光が生じたときに、平面で反射して迷光を生じることを防ぐことができる効果がある。
さらに、1/4波長板6を設けることにより、偏光ビームスプリッタ3における光利用効率を向上させることができる。さらに、第1の対物レンズ8の開口数(NA)を0.8以上の大きなものにする場合、第1の光記録媒体9の基材厚み誤差により球面収差が大きく変動するので、第1のコリメートレンズ4を光軸方向に移動するための駆動手段を設けることにより、情報再生や記録を安定に行うことを可能にできる。
さらに、第2の光源13aと第3の光源22aを別個のもので構成する場合にはウェッジビームスプリッター17を用いることによって、両光源から出射される光の利用効率を高めることができる。なお、光源13aと光源22aを単一の半導体チップに集積化することにより、ウェッジビームスプリッター15を省略し、部品点数削減も可能である。
なお、実施形態1では球面収差補正手段としてコリメータレンズを可動させる方式を用いているが特開2000−131603号公報に開示されている正レンズ群と負レンズ群を用いても何ら問題はない。また、球面収差補正手段としてレンズを用いない方式であっても良い。例えば、特願2001−221927号公報に開示されている位相変化層を用いた方式であっても良い。この方式に使われる光学素子について簡単に述べる。図6に位相変化層として液晶を用いた光学素子の断面図を、図8に光学素子に用いられているパターン図である。図6において、61は第1の基板、62は第1の基板61に略平行に配置された第2の基板、63は第1の基板61と液晶67との間に配置された電圧印加電極、64は電圧印加電極23に対向するように電圧印加電極に略平行に配置された対向電極、65は電圧印加電極63を覆うように形成された透光性樹脂膜、66は対向電極64を覆うように形成された透光性樹脂膜と、67は透光性樹脂膜65及び66の間(電圧印加電極63と対向電極64との間)に配置された液晶、68は液晶67を囲むように透光性樹脂膜65及び66の間に配置された封止樹脂である。ここで、第1の基板61及び第2の基板62は、たとえばガラスからなり、透光性である。また、電圧印加電極63は液晶67に所望の電圧を印加するための電極である。電圧印加電極63は、第1の基板61の内側(液晶67側)の主面上に形成されている。また、対向電極64は、電圧印加電極63とともに、液晶67に所望の電圧を印加するための電極である。対向電極64は、第2の基板62の内側(液晶67側)の主面上に形成されている。対向電極64は、透光性であり、たとえばITOからなる。なお、対向電極64は、第2の基板62の内側の主面のうち、少なくともセグメント電極に対向する部分に略均一に形成される。また、透光性樹脂膜65及び66は、液晶67を所定の方向に配向させるための配向膜であり、たとえばポリビニルアルコール膜からなる。透光性樹脂膜65または66をラビング処理することによって、液晶67を所定の方向に配向させることができる。また、液晶67は、入射した光の位相を変化させる位相変化層として機能する。液晶67は、たとえばネマチック液晶からなる。電圧印加電極63と対向電極64との間の電圧差を変化させることによって液晶67の屈折率を変化させることができ、これによって入射した光の位相を変化させることができる。また、封止樹脂68は、液晶67を封止するためのものであり、たとえばエポキシ樹脂からなる。また、電圧印加電極63は図8に示したように、同心円状のセグメント電極で構成されている。このセグメント電極は透光性であり、たとえばITOからなる。このように構成された光学素子の動作について説明する。外部から制御電圧が光学素子の電圧印加電極のセグメント電極のそれぞれに印加され、本発明の光学素子に入射される光にパワー成分の位相を与えるようにする。このように入射された光の発散度合いを変化することが可能となり、この非平行な光が対物レンズに入射することで球面収差が発生し、この球面収差で光記録媒体の厚さが設計基材厚からずれたときに生じる球面収差を補正することとなる。ここで、位相変化層として電圧に応じて屈折率が変化する液晶を用いたが、電圧に応じて厚さ(体積)が変化するPLZT(酸化鉛、ランタン、酸化ジルコニウム、酸化チタンを含むペロブスカイト構造の透明結晶体)を用いてもよい。さらにPLZTは固体であるので液晶のように基板や封止樹脂は必要ではないため、光学素子を薄くすることが可能である。実施の形態1で述べた方法では、レンズで構成されているため、往路は当然として復路においても光記録媒体の基材厚に起因する収差を補正することが可能であるため、安定した制御信号を得ることができる。また、ここで述べた方式では位相変化層を用いた光学素子で光記録媒体の基材厚に起因する収差を補正しているので光ヘッドの小型化に向いている。また、レンズ方式及び上記位相変化層を用いた方式のどちらも収束光及び発散光を用いて球面収差を補正するので対物レンズがレンズシフトしても球面収差補正性能が劣化しない。
また、上記実施形態では対物レンズへ向かう光が光源から出射される光の95%になるように光源から出射された光の偏光方向の直線偏光に対しプリズムの反射率が95%、透過率が5%になっているが、光源の出力を安定に検出するためには透過率が50%以下であることが望ましい。また、対物レンズへ向かう光を大きくロスすることなく光源の出力を安定に検出するためには透過率が20%以下であることがより好ましい。
ここで、高NAの対物レンズについて述べる。NAが0.7をこえる単一の対物レンズは有効径内の傾斜角度が50度をこえるものになるため、その透過率が問題となる。すなわち、レンズの中心部を透過する光の透過率に対し、レンズの有効径最外周においては透過率がかなり小さくなる。ここで、対物レンズで集光された光のスポット径は光の中心の強度に対する光の端の強度の比が小さいとスポット径は大きくなる。この場合、スポット径が大きくなるので光ヘッドの再生性能や記録性能が悪くなる。この課題に対応するため、特開2001−6204号公報では対物レンズの反射防止膜において光源側の面は単層の反射防止膜を設け対物レンズの中心の透過率に対する最外周の透過率の比をできるだけ1に近づけるもしくは1より大きくすることが提案されている。ここで、光ディスク側の反射防止膜については言及されていないが、光ディスク側の面は大きな傾斜角度はないがNA0.85の場合、58度の角度で光が対物レンズに入射してくる。このため、光源側の傾斜角度が大きい面と同様の現象が生じる。ここで、光ディスク側の面は大きな傾斜角度がないため蒸着をした場合の膜厚の厚さむらは生じないため光ディスク側の面については均一な膜厚の多層膜を形成することが可能となり対物レンズの中心の透過率に対する最外周の透過率の比を1より大きくすることが可能となる。これに対し、光源側の傾斜角度の大きい面は蒸着時の膜厚が均一にならないので上記公報にも提案されているように単層の反射防止膜を設けることが良い。すなわち、反射防止膜の作製の観点から対物レンズの傾斜角度の大きい面は単層の反射防止膜を設け、傾斜角の小さい面は多層の反射防止膜を設けて対物レンズの中心の透過率に対する最外周の透過率の比をできるだけ1に近づけるもしくは1より大きくすることで光ヘッドの再生及び記録特性を良化させることが可能となる。この対物レンズを第1の実施例の光ヘッドに用いることで光ヘッドの再生及び記録特性を良化させているが、1つの高NA対物レンズが搭載されている光ヘッドであっても同等の特性が得られることは言うまでもない。
また、上記実施形態ではn/4波長板として1/4波長板を使用しているが、nが奇数であれば何ら問題はない。
また、上記実施形態では対物レンズは単レンズを用いているが高いNAを有する組レンズであっても何ら問題はない。
また、上記実施形態では無限系の光ヘッドを示したが、コリメータレンズを用いない有限系の光ヘッドであっても良い。
また、上記実施形態では偏光光学系の光ヘッドを示したが、無偏光光学系の光ヘッドであっても良い。
また、上記実施形態では光を対物レンズに向かわせるために立ち上げプリズムを用いたが、立ち上げミラーを2つ用いても何ら問題がない。さらに第1から第3の光源から出射された光は異なる方向から立ち上げプリズムに入射されているが一方向から立ち上げプリズムに向かっても問題はない。
(実施の形態2)
実施形態2では、本発明の光情報装置の一例について説明する。実施形態2の光情報装置は、光記録媒体に対して信号の記録及び再生または再生のみを行う装置である。
図9に実施形態2の光情報装置90の構成を模式的に示す。図9において91は光ヘッド、92はモータ、93は電気回路、94はターンテーブル、95はクランパー、96は光ヘッドの駆動装置である。光ヘッド91については、実施形態1で説明したものと同様であるため、重複する説明は省略する。
図9において光記録媒体9(あるいは20、21)は、ターンテーブル94に乗せられ、モータ92によって回転される。実施の形態1に示した光ヘッド91は、前記光ディスクの所望の情報の存在するトラックのところまで、光ヘッドの駆動装置96によって粗動される。
前記光ヘッド91は、また、前記光記録媒体9との位置関係に対応して、フォーカス誤差信号やトラッキング誤差信号を電気回路93へ送る。前記電気回路93はこの信号に対応して、前記光ヘッド91へ、対物レンズを微動させるための信号を送る。この信号によって、前記光ヘッド91は、前記光記録媒体9に対してフォーカス制御と、トラッキング制御を行い、前記光ヘッド91によって、情報の読みだし、または書き込み(記録)や消去を行う。
以上のように光ヘッドとして実施形態1の光ヘッドを用いているため、単一の光ヘッドによって、記録密度の異なる複数の光記録媒体に対応することができるという効果を有する。また、2つのどちらの対物レンズから出射される光のスポット特性は良好になり再生および記録特性が良好である光情報装置が実現できる。また、対物レンズアクチュエータの特性が良好であり、高倍速時の記録及び再生特性が良好な光情報装置が実現できる。さらに、温度変化等の環境変化があっても再生および記録特性が良好な光情報装置が実現できる。
(実施の形態3)
実施形態3では、本発明の光ディスクドライブ(光情報装置)を具備した、コンピュータの一例について説明する。
図10に実施形態3のコンピュータの構成を模式的に示す。コンピュータは実施の形態2の光ディスクドライブ101と、情報の入力を行うための入力装置であるキーボード102と、情報の表示を行うための出力装置であるモニター103と前記入力装置から入力された情報や、前記光ディスクドライブ101から読み出した情報などに基づいて演算を行う中央演算装置(CPU)などの演算装置104とを備える。ここで、入力装置はマウス、タッチパネルであってもよく、出力装置はプリンターであっても良い。
上述の実施の形態2の光ディスクドライブを外部記憶装置として具備したコンピュータは、光ディスクに情報を安定に記録あるいは再生でき、広い用途に使用できるという効果を有するものとなる。光ディスクドライブはその大容量性を生かして、コンピュータ内のハードディスクのバックアップをとったり、メディア(光ディスク)が安価で携帯が容易であること、他の光ディスクドライブでも情報が読み出せるという互換性があることを生かして、プログラムやデータを人と交換したり、自分用に持ち歩いたりすることができる。また、DVDやCD等の既存のメディアの再生/記録にも対応できる。
(実施の形態4)
実施形態4では、本発明の光ディスクドライブ(光情報装置)を具備した、光ディスクレコーダー(映像記録再生装置)の一例について説明する。
図11に実施形態4の光ディスクレコーダー(映像記録再生装置)の構成を模式的に示す。光ディスクレコーダー111は実施の形態2の光ディスクドライブ(図示せず)を内蔵しており、記録している映像の表示を行うためのモニター112と接続されて使用される。
上述の実施の形態2の光ディスクドライブを具備した、光ディスクレコーダー111は、光ディスクに映像を安定に記録あるいは再生でき、広い用途に使用できるという効果を有するものとなる。光ディスクレコーダーはメディア(光ディスク)に映像を記録し、好きな時にそれを再生することができる。光ディスクではテープのように記録後や再生後に巻き戻しの作業が必要なく、ある番組を記録しながらその番組の先頭部分を再生する追っかけ再生や、ある番組を記録しながら以前に記録した番組を再生する同時記録再生が可能となる。メディアが安価で携帯が容易であること、他の光ディスクレコーダーでも情報が読み出せるという互換性があることを生かして、記録した映像を人と交換したり、自分用に持ち歩いたりすることができる。またDVDやCD等の既存のメディアの再生/記録にも対応する。
なお、ここでは光ディスクドライブだけを備える場合について述べたが、ハードディスクを内蔵していても良いし、ビデオテープの録画再生機能を内蔵していても良い。その場合映像の一時退避や、バックアップが容易にできる。
(実施の形態5)
実施形態5では、本発明の光ディスクドライブ(光情報装置)を具備した、光ディスクプレーヤー(映像再生装置)の一例について説明する。
図12に実施形態5の光ディスクプレーヤー(映像再生装置)の構成を模式的に示す。液晶モニター122を備えた光ディスクプレーヤー121は実施の形態3の光ディスクドライブ(図示せず)を内蔵しており、光ディスクに記録された映像を液晶モニター121に表示することができる。上述の実施の形態2の光ディスクドライブを具備した、光ディスクプレーヤーは、異なる種類の光ディスクの映像を安定に再生でき、広い用途に使用できるという効果を有するものとなる。
光ディスクプレーヤーはメディア(光ディスク)に記録された映像を、好きな時に再生することができる。光ディスクではテープのように再生後に巻き戻しの作業が必要なく、ある映像の任意の場所にアクセスして再生することができる。またDVDやCD等の既存のメディアの再生にも対応する。
(実施の形態6)
実施形態6では、本発明の光ディスクドライブ(光情報装置)を具備した、サーバーの一例について説明する。
図13に実施形態6のサーバーの構成を模式的に示す。サーバー131は実施の形態2の光ディスクドライブ132と、情報の表示を行うためのモニター133と、情報の入力を行うためのキーボード134とを備え、ネットワーク135と接続されている。
上述の実施の形態2の光ディスクドライブ132を外部記憶装置として具備した、サーバーは、異なる種類の光ディスクに情報を安定に記録あるいは再生でき、広い用途に使用できるという効果を有するものとなる。光ディスクドライブはその大容量性を生かして、ネットワーク135からの要求に応じ、光ディスクに記録されている情報(画像、音声、映像、HTML文書、テキスト文書等)を送出する。また、ネットワークから送られてくる情報をその要求された場所に記録する。また、DVDやCD等の既存のメディアに記録された情報も再生が可能であるので、それらの情報を送出することも可能となる。
(実施の形態7)
実施形態7では、本発明の光ディスクドライブ(光情報装置)を具備した、カーナビゲーションシステムの一例について説明する。
図14に実施形態7のカーナビゲーションシステムの構成を模式的に示す。カーナビゲーションシステムは実施の形態3の光ディスクドライブ(図示せず)を内蔵しており、地形や行き先情報の表示を行うための液晶モニター141と接続されて使用される。
上述の実施の形態2の光ディスクドライブを具備した、カーナビゲーションシステムは、異なる種類の光ディスクに映像を安定に記録あるいは再生でき、広い用途に使用できるという効果を有するものとなる。カーナビゲーションシステムはメディア(光ディスク)に記録された地図情報と、地上位置確定システム(GPS)や、ジャイロスコープ、速度計、走行距離計等の情報を元に、現在位置を割り出しその位置を、液晶モニター上に表示する。また行き先を入力すると、地図情報や道路情報をもとに行き先までの最適な経路を割り出し、それを液晶モニターに表示する。
地図情報を記録するために大容量の光ディスクを用いることで、一枚のディスクで広い地域をカバーして細かい道路情報を提供することができる。また、その道路近辺に付随する、レストランやコンビニエンスストア、ガソリンスタンドなどの情報も同時に光ディスクに格納して提供することができる。さらに、道路情報は時間がたつと古くなり、現実と合わなくなるが、光ディスクは互換性がありメディアが安価であるため、新しい道路情報を収めたディスクと交換することで最新の情報を得ることができる。またDVDやCD等の既存のメディアの再生/記録にも対応するため、自動車の中で映画を見たり音楽を聴いたりすることも可能である。
以上、本発明の実施形態について例を挙げて説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されず本発明の技術的思想に基づく他の実施形態に適用することができる。
また、上記実施形態では、光のみによって情報を記録する光記録媒体について述べたが、光および磁気によって情報を記録する光記録媒体についても同様の効果が得られることはいうまでもない。
また、上記実施形態では、光記録媒体が光ディスクである場合について説明したが、カード状の光記録媒体など、類似の機能を実現する光学的情報記録再生装置に適用することができる。
本発明にかかる光ヘッドは、記録再生性能が良好なコンピュータ、映像記録再生装置、映像再生装置、サーバー、カーナビゲーションシステムとして有用である。
本発明の光ヘッドについて一例を示す模式図 本発明の光ヘッドについて一例を示す斜視図 位相変化層を有するコマ収差補正手段の一例を示す断面図 位相変化層を有するコマ収差補正手段の電極パターンの一例を示す図 レンズホルダー上に2つの対物レンズが搭載されている状態を示す図 1/4波長板の斜視図 位相変化層を有する球面収差補正手段の一例を示す断面図 位相変化層を有する球面収差補正手段の電極パターンの一例を示す図 本発明の光情報装置について一例を示す模式図 本発明のコンピュータについて一例を示す模式図 本発明の映像記録再生装置について一例を示す模式図 本発明の映像再生装置について一例を示す模式図 本発明のサーバーについて一例を示す模式図 本発明のカーナビゲーションシステムについて一例を示す模式図 従来の光ヘッドにおけるレンズホルダー上に2つの対物レンズが搭載されている状態を示す図
符号の説明
1 第1の光源
2 ビームシェーパ
3 偏光ビームスプリッタ
4 第1のコリメータレンズ
5 立ち上げプリズム
6 1/4波長板
7 回折レンズ
8 第1の対物レンズ
9 第1の光記録媒体
10 第1の回折格子
11 検出レンズ
12 第1の光検出器
13 第1の集積ユニット
14 前光ホログラム
15 ウェッジビームスプリッター
16 第2のコリメータレンズ
17 コマ収差補正手段
18 偏光ホログラムユニット
19 第2の対物レンズ
20 第2の光記録媒体
21 第3の光記録媒体
22 第2の集積ユニット
23 リレーレンズ
24 第2の光源光量制御用光検出器
25 第1の光源1から出射された光
26 第1の集積ユニット13から出射された光
27 第2の集積ユニット22から出射された光
28 対物レンズアクチュエータ

Claims (30)

  1. 少なくとも2種類の光記録媒体に対して信号の記録または再生を行う光ヘッドであって、
    前記光ヘッドは第1の光源と、
    前記第1の光源と波長が異なる第2の光源と、
    前記第1の光源から出射された光を前記光記録媒体のうちの第1の光記録媒体に集光する第1の対物レンズと、
    前記第2の光源から出射された光を前記光記録媒体のうちの第1の光記録媒体と種類が異なる第2の光記録媒体に集光する第2の対物レンズと、
    前記第1の光源と前記第1の対物レンズとの間に配置され、コマ収差を補正するコマ収差補正手段とを有し、
    前記光ヘッドにおいて、前記第2の対物レンズは前記第2の対物レンズで形成される光スポットのコマ収差が略0になるように所望の角度だけ傾けられ、前記第1の対物レンズで形成される光スポットのコマ収差が略0になるように前記コマ収差補正手段がコマ収差を発生することを特徴とする光ヘッド。
  2. 前記第1の光源の波長は前記第2の光源の波長より長いことを特徴とする請求項1記載の光ヘッド。
  3. 前記第1の光源の波長は450nm以上であることを特徴とする請求項2記載の光ヘッド。
  4. 前記第2の光源の波長は450nm以下であることを特徴とする請求項2記載の光ヘッド。
  5. 前記第1の光源と前記第1の対物レンズの間もしくは前記第2の光源と前記第2の対物レンズの間に球面収差を補正する球面収差補正手段が配置されていることを特徴とする請求項1記載の光ヘッド。
  6. 前記コマ収差補正手段はラジアル方向及びタンジェンシャル方向のどちらの方向にもコマ収差を発生することを特徴とする請求項1記載の光ヘッド。
  7. 前記コマ収差補正手段が透明な導電性薄膜を有する一対の基板間に配置された位相変化層を含む光学素子であることを特徴とする請求項1に記載の光ヘッド。
  8. 位相変化層は屈折率が変化する材料であることを特徴とする光ヘッド。
  9. 前記位相変化層が液晶である請求項8に記載の光ヘッド。
  10. 位相変化層は体積が変化する材料であることを特徴とする光ヘッド。
  11. 前記位相変化層がPLZTである請求項10に記載の光ヘッド。
  12. 前記球面収差補正手段が1つのレンズ群で構成されていることを特徴とする請求項5に記載の光ヘッド。
  13. 前記球面収差補正手段が正レンズ群と負レンズ群で構成されていることを特徴とする請求項5に記載の光ヘッド。
  14. 前記球面収差補正手段が透明な導電性薄膜を有する一対の基板間に配置された位相変化層を含む光学素子であることを特徴とする請求項5に記載の光ヘッド。
  15. 前記位相変化層により入射された光を発散光もしくは収束光に変換することを特徴とする請求項14に記載の光ヘッド。
  16. 前記第1の光源から前記第1の対物レンズの間もしくは前記第2の光源から前記第2の対物レンズの間もしくは前記第1の光源から前記第1の対物レンズの間及び前記第2の光源から前記第2の対物レンズの間にn/4波長板(nは1以上の奇数)を配置したことを特徴とする請求項1に記載の光ヘッド。
  17. 前記n/4波長板(nは1以上の奇数)は表裏認識マーカーを設けたことを特徴とする請求項16に記載の光ヘッド。
  18. 前記表裏認識マーカーは切りかきであることを特徴とする請求項17に記載の光ヘッド。
  19. 前記表裏認識マーカーはパターニングされたマーカーであることを特徴とする請求項17に記載の光ヘッド。
  20. 前記第1の光記録媒体もしくは前記第2の光記録媒体が記録層を2つ以上有する多層光記録媒体であることを特徴とする請求項1に記載の光ヘッド。
  21. 前記第1の対物レンズもしくは前記第2の対物レンズのNAが0.7以上であることを特徴とする請求項1に記載の光ヘッド。
  22. 前記NAが0.7以上である対物レンズにおいて傾斜角度が大きい面には単層の反射防止膜を、傾斜角度が小さい面には多層の反射防止膜を設けたことを特徴とする請求項21記載の光ヘッド。
  23. 前記コマ収差補正手段は第1の光記録媒体が傾いたときに発生するコマ収差を補正する補正手段をかねることを特徴とする請求項1に記載の光ヘッド。
  24. 少なくとも2種類の光記録媒体に対して信号の記録または再生を行う光ヘッドの組み立て方法であって、
    前記光ヘッドは第1の光源と、
    前記第1の光源と波長が異なる第2の光源と、
    前記第1の光源から出射された光を前記光記録媒体のうちの第1の光記録媒体に集光する第1の対物レンズと、
    前記第2の光源から出射された光を前記光記録媒体のうちの第1の光記録媒体と種類が異なる第2の光記録媒体に集光する第2の対物レンズと、
    前記第1の光源と前記第1の対物レンズとの間に配置され、コマ収差を補正するコマ収差補正手段とを有し、
    前記光ヘッドは前記第2の対物レンズは前記第2の対物レンズで形成される光スポットのコマ収差が略0になるように所望の角度だけ傾けられ、前記第1の対物レンズで形成される光スポットのコマ収差が略0になるように前記コマ収差補正手段はコマ収差を発生させて組み立てられていることを特徴とする光ヘッドの組み立て方法。
  25. 光記録媒体に対して信号の記録または再生を行う光情報装置であって、
    前記光記録媒体に信号の記録または再生を行う請求項1から23のいずれかに記載の光ヘッドを備えることを特徴とする光情報装置。
  26. 請求項25記載の光情報装置を外部記憶装置として備えるコンピュータ。
  27. 請求項25記載の光情報装置を備え、光記録媒体に映像を記録し、および再生する映像記録再生装置。
  28. 請求項25記載の光情報装置を備え、光記録媒体から映像を再生する映像再生装置。
  29. 請求項25記載の光情報装置を外部記憶装置として備えるサーバー。
  30. 請求項25記載の光情報装置を外部記憶装置として備えるカーナビゲーションシステム。
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