JP2002013285A - 樹脂製長尺体の壁パネルへの取付構造 - Google Patents
樹脂製長尺体の壁パネルへの取付構造Info
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- JP2002013285A JP2002013285A JP2000197247A JP2000197247A JP2002013285A JP 2002013285 A JP2002013285 A JP 2002013285A JP 2000197247 A JP2000197247 A JP 2000197247A JP 2000197247 A JP2000197247 A JP 2000197247A JP 2002013285 A JP2002013285 A JP 2002013285A
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- resin
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- wall panel
- screws
- screw
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ビスをきつく締めても、従来のように熱膨脹
および収縮により波打つような変形が生ずることのない
樹脂製長尺体の壁パネルへの取付構造の提供を目的とす
る。 【構成】 所定間隔で長孔3が形成された樹脂製長尺体
2を、長孔3内にビス4を入れて壁パネル1に固定する
取付構造において、ビス4は、頭部4aの裏に段部4b
を有する段付きビスを使用し、段部4bを介しビス4の
頭部4aの樹脂製長尺体2に対する当接強度を緩和させ
て、樹脂製長尺体2を熱膨脹,収縮による移動を許容し
た状態で壁パネル1に固定する。
および収縮により波打つような変形が生ずることのない
樹脂製長尺体の壁パネルへの取付構造の提供を目的とす
る。 【構成】 所定間隔で長孔3が形成された樹脂製長尺体
2を、長孔3内にビス4を入れて壁パネル1に固定する
取付構造において、ビス4は、頭部4aの裏に段部4b
を有する段付きビスを使用し、段部4bを介しビス4の
頭部4aの樹脂製長尺体2に対する当接強度を緩和させ
て、樹脂製長尺体2を熱膨脹,収縮による移動を許容し
た状態で壁パネル1に固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、樹脂製長尺体を壁パ
ネルへ取り付ける取付構造に関するものである。
ネルへ取り付ける取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、図3に示すように、
壁パネル51と天井52にそれぞれ樹脂製長尺体53を
ビス54で固定し、この固定した樹脂製長尺体53,5
3に対し図4に示すようにモール55を取り付けて、モ
ール55により例えば浴室内等の天井コーナー部を化粧
処理しており、従来では、樹脂製長尺体53は図5の拡
大断面図で示すように、樹脂製長尺体53に所定間隔で
形成された長孔53a内に室内側からビス54を通し
て、ビス54を壁パネル51に締め付け、ビス54の頭
部54aを樹脂製長尺体53に押し付け、ビス54の頭
部54aで樹脂製長尺体53を壁パネル51に密着状に
固定させており、取付後に、樹脂製長尺体53が熱膨脹
または熱収縮を生じた際に、ビス54で樹脂製長尺体5
3は強固に固定されているため、樹脂製長尺体53が変
形して、壁パネル51に対し樹脂製長尺体53が波打つ
ような変形となり、異音が発生する不具合が生じてしま
うという問題点があった。
壁パネル51と天井52にそれぞれ樹脂製長尺体53を
ビス54で固定し、この固定した樹脂製長尺体53,5
3に対し図4に示すようにモール55を取り付けて、モ
ール55により例えば浴室内等の天井コーナー部を化粧
処理しており、従来では、樹脂製長尺体53は図5の拡
大断面図で示すように、樹脂製長尺体53に所定間隔で
形成された長孔53a内に室内側からビス54を通し
て、ビス54を壁パネル51に締め付け、ビス54の頭
部54aを樹脂製長尺体53に押し付け、ビス54の頭
部54aで樹脂製長尺体53を壁パネル51に密着状に
固定させており、取付後に、樹脂製長尺体53が熱膨脹
または熱収縮を生じた際に、ビス54で樹脂製長尺体5
3は強固に固定されているため、樹脂製長尺体53が変
形して、壁パネル51に対し樹脂製長尺体53が波打つ
ような変形となり、異音が発生する不具合が生じてしま
うという問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、熱膨脹,収縮が生じて
も波打つような変形が生じることのない樹脂製長尺体の
壁パネルへの取付構造を提供せんことを目的とし、その
要旨は、所定間隔で長孔が形成された樹脂製長尺体を、
前記各長孔にビスを入れて壁パネルに固定する取付構造
において、前記ビスは、頭部の裏に段部を有する段付き
ビスを使用し、該段部を介しビス頭部の長尺体に対する
当接強度を緩和させて、長尺体を熱膨脹,収縮による移
動を許容した状態で壁パネルに固定することである。
点に鑑み案出したものであって、熱膨脹,収縮が生じて
も波打つような変形が生じることのない樹脂製長尺体の
壁パネルへの取付構造を提供せんことを目的とし、その
要旨は、所定間隔で長孔が形成された樹脂製長尺体を、
前記各長孔にビスを入れて壁パネルに固定する取付構造
において、前記ビスは、頭部の裏に段部を有する段付き
ビスを使用し、該段部を介しビス頭部の長尺体に対する
当接強度を緩和させて、長尺体を熱膨脹,収縮による移
動を許容した状態で壁パネルに固定することである。
【0004】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、壁パネルにビス4を介して樹脂製長尺体
を取り付けた状態の断面拡大構成図であり、また図2
は、図1の正面構成図である。
する。図1は、壁パネルにビス4を介して樹脂製長尺体
を取り付けた状態の断面拡大構成図であり、また図2
は、図1の正面構成図である。
【0005】樹脂製長尺体2は、押出成形等で長手方向
に長い形状に樹脂で形成されたものであり、長手方向に
沿って所定間隔で長孔3,3,3が形成されており、こ
の各長孔3内にビス4を通して、ビス4を壁パネル1に
ネジ込んで固定するのであるが、本例では、ビス4は、
頭部4aの裏側に段部4bが形成された段付きビスが使
用されるものであり、段付きビス4に形成された段部4
bは、長孔3内に挿入することができる外形寸法に形成
され、その段部4bの高さ寸法は、樹脂製長尺体2の長
孔3の部分の肉厚よりも僅かに大きい寸法に設定された
ものとなっている。
に長い形状に樹脂で形成されたものであり、長手方向に
沿って所定間隔で長孔3,3,3が形成されており、こ
の各長孔3内にビス4を通して、ビス4を壁パネル1に
ネジ込んで固定するのであるが、本例では、ビス4は、
頭部4aの裏側に段部4bが形成された段付きビスが使
用されるものであり、段付きビス4に形成された段部4
bは、長孔3内に挿入することができる外形寸法に形成
され、その段部4bの高さ寸法は、樹脂製長尺体2の長
孔3の部分の肉厚よりも僅かに大きい寸法に設定された
ものとなっている。
【0006】即ち、ビス4のネジ部4cを壁パネル1に
ネジ込み、きつくビス4を締め付けた状態で、ビス4の
頭部4aが長孔3の表面側に軽く当接する程度に締め付
けられるものであり、見かけ上は樹脂製長尺体2は壁パ
ネル1にほぼ密着された状態で取り付けられるのである
が、従来のように頭部4aにより強固に樹脂製長尺体2
は壁パネル1に押し付けられていないために、樹脂製長
尺体2に熱による膨脹または収縮の応力が生じた時に、
樹脂製長尺体2は良好に長手方向に沿って膨脹したり収
縮することができるものであり、長孔3の長手方向寸法
分は良好に膨脹,収縮により長手方向へ移動できるもの
であり、従って熱による膨脹,収縮が生じた時にも従来
のように波打つように壁パネル1から浮き上がるような
変形が生ずることはなく、樹脂製長尺体2は良好に壁パ
ネル1にほぼ密着した状態で膨脹,収縮により移動する
ことができ、従来のような異音が発生することがなくな
る。
ネジ込み、きつくビス4を締め付けた状態で、ビス4の
頭部4aが長孔3の表面側に軽く当接する程度に締め付
けられるものであり、見かけ上は樹脂製長尺体2は壁パ
ネル1にほぼ密着された状態で取り付けられるのである
が、従来のように頭部4aにより強固に樹脂製長尺体2
は壁パネル1に押し付けられていないために、樹脂製長
尺体2に熱による膨脹または収縮の応力が生じた時に、
樹脂製長尺体2は良好に長手方向に沿って膨脹したり収
縮することができるものであり、長孔3の長手方向寸法
分は良好に膨脹,収縮により長手方向へ移動できるもの
であり、従って熱による膨脹,収縮が生じた時にも従来
のように波打つように壁パネル1から浮き上がるような
変形が生ずることはなく、樹脂製長尺体2は良好に壁パ
ネル1にほぼ密着した状態で膨脹,収縮により移動する
ことができ、従来のような異音が発生することがなくな
る。
【0007】従って、施工の際にビス4をきつく締めて
も樹脂製長尺体2の拘束が緩和されており、樹脂製長尺
体2は壁パネル1に強固に密着されることはないため
に、熱による膨脹,収縮による移動を許容された状態で
良好に壁パネル1に固定されることとなる。
も樹脂製長尺体2の拘束が緩和されており、樹脂製長尺
体2は壁パネル1に強固に密着されることはないため
に、熱による膨脹,収縮による移動を許容された状態で
良好に壁パネル1に固定されることとなる。
【0008】
【発明の効果】本発明は、所定間隔で長孔が形成された
樹脂製長尺体を、各長孔にビスを入れて壁パネルに固定
する取付構造において、ビスは、頭部の裏に段部を有す
る段付きビスを使用し、段部を介しビス頭部の長尺体に
対する当接強度を緩和させて、長尺体を熱膨脹,収縮に
よる移動を許容した状態で壁パネルに固定することとし
たため、施工時にビスをきつく締め込んで樹脂製長尺体
を壁パネルに取り付けても、その後の熱による膨脹,収
縮が生じた際に良好に長尺体は長手方向へ移動すること
ができるため、従来のように樹脂製長尺体が壁パネルに
対し波打つように変形することがなく、異音の発生を防
げるものとなる。
樹脂製長尺体を、各長孔にビスを入れて壁パネルに固定
する取付構造において、ビスは、頭部の裏に段部を有す
る段付きビスを使用し、段部を介しビス頭部の長尺体に
対する当接強度を緩和させて、長尺体を熱膨脹,収縮に
よる移動を許容した状態で壁パネルに固定することとし
たため、施工時にビスをきつく締め込んで樹脂製長尺体
を壁パネルに取り付けても、その後の熱による膨脹,収
縮が生じた際に良好に長尺体は長手方向へ移動すること
ができるため、従来のように樹脂製長尺体が壁パネルに
対し波打つように変形することがなく、異音の発生を防
げるものとなる。
【図1】壁パネルに樹脂製長尺体をビスを介し取り付け
た状態の断面構成図である。
た状態の断面構成図である。
【図2】図1の正面構成図である。
【図3】従来、ビスで樹脂製長尺体を壁パネルと天井に
固定する前の分解図である。
固定する前の分解図である。
【図4】固定した樹脂製長尺体間にモールを取り付けた
状態の従来構成図である。
状態の従来構成図である。
【図5】従来の壁パネルにビスを締め付けて樹脂製長尺
体を固定した状態の断面拡大構成図である。
体を固定した状態の断面拡大構成図である。
1 壁パネル 2 樹脂製長尺体 3 長孔 4 ビス 4a 頭部 4b 段部 4c ネジ部
Claims (1)
- 【請求項1】 所定間隔で長孔が形成された樹脂製長尺
体を、前記各長孔にビスを入れて壁パネルに固定する取
付構造において、前記ビスは、頭部の裏に段部を有する
段付きビスを使用し、該段部を介しビス頭部の長尺体に
対する当接強度を緩和させて、長尺体を熱膨脹,収縮に
よる移動を許容した状態で壁パネルに固定することを特
徴とする樹脂製長尺体の壁パネルへの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000197247A JP2002013285A (ja) | 2000-06-29 | 2000-06-29 | 樹脂製長尺体の壁パネルへの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000197247A JP2002013285A (ja) | 2000-06-29 | 2000-06-29 | 樹脂製長尺体の壁パネルへの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002013285A true JP2002013285A (ja) | 2002-01-18 |
Family
ID=18695595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000197247A Pending JP2002013285A (ja) | 2000-06-29 | 2000-06-29 | 樹脂製長尺体の壁パネルへの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002013285A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006113191A (ja) * | 2004-10-13 | 2006-04-27 | Canon Electronics Inc | 液晶ポリマーフィルムおよびこれを用いた遮光羽根およびその製造方法ならびに光路開閉装置 |
WO2009010134A1 (de) * | 2007-07-19 | 2009-01-22 | Kathrein-Werke Kg | Antenneneinrichtung |
-
2000
- 2000-06-29 JP JP2000197247A patent/JP2002013285A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006113191A (ja) * | 2004-10-13 | 2006-04-27 | Canon Electronics Inc | 液晶ポリマーフィルムおよびこれを用いた遮光羽根およびその製造方法ならびに光路開閉装置 |
WO2009010134A1 (de) * | 2007-07-19 | 2009-01-22 | Kathrein-Werke Kg | Antenneneinrichtung |
US8164540B2 (en) | 2007-07-19 | 2012-04-24 | Kathrein-Werke Kg | Antenna device |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040603 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050607 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051018 |